Tumgik
#パパと親父のウチご飯
modernheavy · 1 year
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今日読んだ漫画 2023年8月7日(月)
LaLa 2023年9月号
🐈『夏目友人帳』緑川ゆき
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花とゆめ2023年17号
😼『~贄姫と獣の王スピンオフ~ 白兎と獣の王子』友藤結
👑『ザーフィラ陛下と黒と白』もといも
マーガレット2023年17号
✨『はじめまして あなたが好きです』杏野まこ
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🦖『パパと親父のウチご飯』豊田悠
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littleeyesofpallas · 2 years
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Papa to Oyaji no Uchi Gohan[パパと親父のウチご飯]: Papa and Daddy's Home Cooking
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rodbert · 3 years
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今みたいな騒ぎが起きるなんて、全く想像もつかなかった昨年の秋、私は学生時代からの長い付き合いである友人の実家に泊めてもらった。朝御飯の時、友人のお父さんが台所へやって来た。そして一言、こう言ったのだ。 「おーい、母さん、飯炊けてるか?」と。それに対し、友人のお母さんは、誰に聞かせるとでもなく、かといって客の私にもハッキリと聞こえる音量で、こうまくしたてながら、ご飯をよそって言った。 「飯炊けてるか?って、私が一日でも飯を炊かない日があった?雨の日も雪の日も、どんなに具合が悪くても、毎日炊いてますが。逆に聞きたい。私が飯を炊かなかった日が、ここ数十年で一日でもあるか?ってね!!!」 友人のお父さんは、そんな嫌味にはすっかり慣れているようで、うるせえな、という顔を一瞬したのみで、決して反抗せず、かといって「そうだな、悪かった」とか、「いつも飯炊いてくれて、ありがとう」などと言うわけもなく、黙ってご飯をかきこんでいた。その話を我が母親にしたら、我が母親もうっすら涙さえ浮かべて「分かるわ、その気持ち!」と完全同意していた。客観的に見れば、友人父に悪気は全くなく、「おはよう」と同義くらいの挨拶として聞いているわけだ。長年の信用と実績で、飯が炊けてることなんて分かっている。それでも、友人母からすると「飯が炊けてることが当たり前だと思うなよ。いや、当たり前にしてやってんのに、いちいち聞くんじゃねえわ」ということだ。 「女の言うことはいつも正しい、だけど、小うるせえ」……思考的に男性度数高めな私は、改めてそう感じたものだ。 それから現在……このコロナ禍に於いて、テレワークという形態がとれている身の上は恵まれている、という大前提は分かってはいても、本当に本当に、会社の女たちは、とにかく男どもにキレまくっている。CMなんて見ますと、洒落たカシミアのセーターの袖をまくったヤンエグ(死語)パパが、綺麗なリビングのソファに座り、片手はパソコンをいじり、もう片手で赤ん坊の頭をなで、その横では私立小学校に通う聡明そうな女児がオンライン授業を受けており、それを対面キッチンから見守る美人妻。「家族との時間を共有しながら、仕事も円滑に行う。これぞ、新しい生活様式……」とか言ってるが、すいません、チーン……もしかしたら、日本のどこかにはそんな素敵なパパも1人か2人いるのかもしれないが、私が目撃した世のパパたちは、常に妻や同僚や部下の女にキレられている。 まず、話にならない窓際オヤジ。コロナ騒ぎが起きる前から、東京五輪開催時対策として、会社としてテレワークの整備をし、社員は練習を積まされてきたのに、「俺はテレワークなんてしない。客のところに足を運んでナンボで生きてきた営業マンだから」と、既に足を運ぶべき客なんていないくせに、頑なにテレワークを拒んできたツケで、いざ、出勤禁止期間となっても、テレワークが出来ないオヤジ。「何をどうすればいいんだ?」と聞かれましても、そもそも「家にWi-Fiがない」とか言い出す。「ビックカメラに行ってWi-Fi買って来い。ビックカメラのお兄さんに説明聞いてこい。buffaloってどれですか?って聞いてこい!」頭に来るあまり、ものすごい雑な女たちの暴言を真に受け「ビックカメラ。Wi-Fi。buffalo」と、そのまま黒手帳にメモっちゃって、もう手がつけられない。が、彼はその言いつけを守り、buffaloを家に設置し、無事にWi-Fiを開通させた。そして、オンライン部会に彼がヌボっと顔を出した時には「出た!!やるじゃないか!」といった意味で、女たちから拍手が飛び出した。オヤジの家の背景が、案外と洗練されていたことも女たちを萌えさせた。低レベル。 無責任男。このような非常事態になると、本当に責任感のある男と、とにかく出来るだけサボってやろうという男の二極化が激しかった。無責任男は、「ねえ、会議に入れないんだけど」などと平気で電話してくるが、そこで女たちにキレられる。「はぁ??あなたをオンライン会議のホストに設定したって私、言いましたよね?書きましたよね?あなたが開始しないから入れないんじゃないですか!大体、自分で会議招集して欲しいんですけど!そこを人にやらせておいて、入れないってなんですか?」「あ……そういうこと?ごめん、ごめん。ど、どうすればいいの?」「英語読めないんですか?『If you are host, start meeting』って文字見えません???」「あ、はいはい、スタートしますぅ」……ここでも男に悪気はなく、ただ受け身なだけなのに、とにかくキレられる。 上記のような明らかなダメンズだけでなく、組織の長と言われるおじさんたちも受難。「あの!全社通達は先ほどこのように出ましたが、当組織としては、明日からの勤務体系につき、どのように致しますか?組織長として意思表明をなさった方がいいかと思います!」などと秘書にキレられ、「えーーでもさ、他の組織はどうしてるんだろう?」などとモゴモゴ言おうものなら「他の組織は他の組織ではないでしょうか。とっとと決めてください!」とすごまれ、「出社出来る人は出社して、テレワーク出来る人はテレワークで。まあ皆、自分のやりやすい方でいいよ」なんて曖昧なことしか出てこない。その曖昧な結果にキレた秘書は、組織全員に一斉メールとして通達する際も「ハッキリしないことで申し訳ありませんが、以下が組織長のご判断です」と、ハッキリと組織長を公開処刑。 その他、ダラダラとWEB飲み会をしている夫にキレているであろう妻が、何度もPCの背後で皿を落とした?ような、ガチャン!という嫌がらせのような音を立てる瞬間にも何度も遭遇。妻にしたら、日ごろ全く家にいない夫が、いきなり毎日家にいて、場合によっては自分の部屋ではなくリビングを占拠し仕事をし、朝・昼・晩とご飯を食べるのだ。無理。その上、WEB飲み会だ?ふざけんな!という気持ちはよく分かる。が、「ウチの妻、嫉妬深いからさ。WEB飲み会に女子の参加者がいると、不機嫌になるんだ」……え???そっち???はぁ????こっちも、おたくの旦那とWEB飲み会なんて時間の無駄の極致で本当はしたくないんですけどね、社内コミュニケーションの一環でメンバーになっちゃってるだけなんすわ。嫉妬のあまり皿を背後でガチャガチャやる必要、ほんと1000%皆無なので!と叫びたいが、その声がPCを通じて聞こえたら聞こえたで地獄が繰り広げられるのでしょうね。 というわけで、小さな小さな私調べでは、「新しい働き方」なんて言いましても、実態は、女がキレまくって、男が謝りまくってる、ダサめのテレワーク2020でしかないです……でもこれも、月日が経てば、ドタバタと小競り合いを繰り広げながも、皆で何とか会社を回したなぁという思い出になるんでしょうか。
狂乱のテレワーク|henzutsuu|note
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jaguarmen99 · 3 years
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444 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:21/09/19(日)17:20:42 ID:3T.9e.L1 [1/8]私が高校生の時に、父親が不倫したそして開き直った父と、その味方をした妹が母親に見放された本当なら父親の不倫が一番の修羅場のはずなのにぼんやりしたオバちゃんに見えた母の別の顔を見たのが、一番恐ろしかった当時父は独立して自分の会社を立ち上げようとしていて同じ道を目指す30代の女性とビジネスパートナーになった。不倫相手はその女性。私も何度か会ったことがあり、好感を持っていたのでショックだったバレた父は開き直り、母に「彼女と俺は志を同じくした同志であり戦友だ。この絆は、お前が言うような汚らしいものではない。お前は働いたことがないから、どうせ理解できないだろう。いいから黙ってろ。俺たちに構うな。家には金を入れるんだから文句ないだろう」と言った。父は母にだけ言ったつもりだろうけど、大声で怒鳴ってたから私・妹・弟に丸聞こえだった母はものすごくショックを受けて、その日から数日間、目を泣きはらしてろくに動けない状態になってけど当時中学3年の妹がそんな母に、「ババアが悲劇のヒロイン気取りでバカみたい!」て言ってしまった妹は反抗期で、前から母のことを「でぶでぶ太ってみっともない」とか「あんな専業主婦にはなりたくない」とか、母を批判するようなことをよく言っていた。もともとお父さん子ってこともあるし、母がショックで動けなくて家事ができず、お弁当も無かったから苛立ってたんだろうけどあまりの言い方に母も私も(弟は不在だった)怒ったら妹もテンパって、「そんなんだからパパに嫌われるんだろ!パパの彼女のほうがずっとキレイだしママみたいにグズグズ泣いたりヒス起こしたり、無いし!もうほんとうにウザい、バカみたい!」とかわめいた実は妹、父の不倫のことを前から知っていて不倫相手と仲良くして、一緒にイベントに行ったりしてたとこをそこで得意げに話し出した不倫相手は、美人でクールでかっこよくて頭がいい、ママと正反対あの人、別にウチの家庭を壊すつもりなんかない��んなんじゃないのに、浮気だ不倫だと責めることしかできないママは古臭いキモイ  って445 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:21/09/19(日)17:51:29 ID:3T.9e.L1 [2/8]そうしたら母の顔が、なんというかすぅーーっと冷静になって「もういい」と、まだギャンギャン言ってる妹を突き放して、寝室に入ってしまった。その日から、母は父と妹の世話をするのをやめてしまった。ご飯だけは家族全員分作ってくれるけど、洗濯とかアイロンとかは無し妹の分だけお弁当も無い。(ただし昼食用のお金が置いてあった)父も妹も、大人げないと怒ったり意地の張り合いみたいに汚れ物を置きっぱなしにしてたけど何を言われても、母は無表情でスルーしてた妹の体操服がカビて黒い点々が付いて泣いてて、父が母を殴ったけど、母は冷たい目で見るだけだったちなみに父は、自分の洋服のアイロンがけを私にやらせようとして私が拒否したら引っぱたこうとしてきた反撃したら驚愕してたな…母は父のことは完全に無視で、妹のことは、話しかけられたり進路のことを相談されても無視はしないけど全く関心ない感じですべて、「私は分からないから、お父さんに相談して」で流してた3か月ぐらいたって、やっと妹が本気でヤバいと焦りだし私が「ちゃんと謝りなよ」と勧めてようやく母に詫びたけど、母は「ああそう」と言うだけだったこのころ、父の仕事が急激にダメになりはじめた448 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:21/09/19(日)18:16:37 ID:3T.9e.L1父は手に職系の人で、友人が興した会社に勤めながら、自分の顧客を抱えていたらしいんだけど太い顧客の何人かが急に離れてしまったそういえば父が母に、「おい!〇●さんのところに、今年も誕生日の何か送ったんだろうな!」とか言い出し母が「はぁ?俺たちに構うなと言ったのはあんたでしょ。あんたの魂のなんちゃらの、絆の戦友にでもやってもらいな」と吐き捨てすてたことがあった(父が殴ろうとしてくるのを、母・私・弟の連合軍で返り討ち)母は父の顧客にマメに挨拶をして、その奥さんやお母さんの電話相談相手になったり母の手紙を楽しみにしてる顧客もいると聞いたことがあるけどそういう母のサポートが無くなったのも影響したのかもしれない父と不倫相手は、仕事はできる人だけど脇を固めてサポートする人がおらず、結局独立は頓挫会社勤めを続けるしかなかったけっこう不義理な形で独立を目論んでいたせいで、職場では不遇になってしまった当然収入も減ったけど母が介護職のパートから正社員に替わり、夜勤もバリバリやりだしてなんとかなったこのころからは、私が家事を手伝うようになり、さすがにかわいそうだから妹の分もやってあげた455 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:21/09/19(日)18:52:01 ID:3T.9e.L1 [5/8]それから1年ぐらい、母は父と妹のことはスルーで妹の入学式にも行かなかった。父だけ行った妹が泣いて抗議しても謝っても「ふーん。あの素敵な人に行ってもらえばいいのに」。1年ぐらいして、やっと母と妹が普通に話すようになって私も、家の中がぎすぎすするのは嫌だったから安心したで、無事大学進学したその2年後、妹が大学進学の相談をしたときに母は「好きにしたらいい。ただ、費用は全部お父さんから出してもらってね」父は独立騒動の時に貯金を使い果たしてる。私の進学費用は、母の婚前の貯金+母が働いてためたお金から出してもらった。もちろん、私自身もバイトしたけど。妹も同様に出してもらえると期待してたみたいでも母はそれをきっぱり断った妹の荒れっぷりはすごかったでも母は、すーーーんと無表情で、それを見て妹はやっと心底後悔したらしくもう本当に、滅茶苦茶泣いて謝って、私や弟にも謝った母はニコニコして、「わかった、もういいのよ」でも、学費は出さなかった。頑として。結局、妹は行きたかった大学を諦めて専門学校に行きバイトに明け暮れてなんとかした今も、表面的には母は妹と普通に話をしているでも、私や弟とは接し方が違う例えば、私は里帰り出産して、母の手厚いサポートで本当に助かったでも妹の里帰りは断った。妹の家に通うのも。456 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:21/09/19(日)19:05:10 ID:3T.9e.L1 [6/8]妹は、「私が本当にバカだった。どうしたら許してもらえるの」と泣く母は、「私はもう何とも思ってないのよ」と言う。一度母と話したことがあるけど、母自身も、あの時ぷつんと切れた気持ちがどうにもならないらしい私は、別のいろいろなこともあって、正直妹とはあまり合わないただ、さすがに家族だし、そこまで冷酷に見放すこともできない母は今はケアマネになって、夜勤もなく楽しそうに働いてる「あたしみたいなオバちゃんには天職」だそうだちなみに父は懲りずにもう一度やらかし今はおとなしく会社勤めしてるなんかギラギラしたものが抜けて、憑き物が落ちたように昔の穏やかで面白いお父さんに戻ってる母とも普通に会話しているので、ああ夫婦ってそういうもんかーと思ってたけどこの間、私とリモートで話してるときに、母が明日の天気の話でもするように「〇男(弟)も独り立ちしたから、お母さん離婚するわー」と言って後ろで父がなんか叫んだところで、画面が切れた。
続・妄想的日常
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douguda · 4 years
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13巻『はじまりのカレーライス[最終回]』感想。千石一家の結論、それから…。著:豊田悠
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itunesjap7 · 6 years
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itunesjap5 · 6 years
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pinoconoco · 8 years
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plunder a  next door neighbor 10(後編) 終
病院を出て自宅(と言っても繋がっているのだが)に戻る前に、庭に回ってナッツを呼びに行くのが日課だった。 ナッツは家の中で飼っているが、診察中は庭で好きにさせている。賢いナッツは体で時間を覚えているのか、帰る頃にはいつも同じ場所で俺を待っているのだがその日はいなかった。 醤油や酒で何か炒めたようないい匂いがして、あれ?まさか来てるのか?と急いで玄関を開ければ、やはり家の中からナッツが嬉しそうに出��えた。 ナッツにただいま、と頭��ら体を撫でてやって一緒にリビングへと行けば灯りがついていて、台所からお帰り、と低めの優しい声がした。嬉しくてにやけてしまう自分を誤魔化すように素っ気ない素振りで声をかけた。
「なんだ、突然どうしたよ?」 「…………」
いつも必ず家に来る前に連絡を寄越すから 鍵を持っているとはいえ、彼女が突然家に来ていることなど1度もなかった。 彼女が家に来る日は、その日1日楽しみで機嫌が良くなる。 彼女はいつも既にナッツのブラッシングをして足を綺麗に拭いて家にあげて、そして夕飯を作って俺を迎えてくれる。 仕事で疲れていても、彼女のいる日は家全体が暖かい空気や匂いで俺を出迎えてくれる、彼女が待つ家に戻るのがその日1日俺を幸せにした。
だが突然の訪問は違う意味でもっと俺を幸せにした。 帰って適当に飯を食ってナッツの散歩して少しテレビを見て風呂入って寝る、そんないつもの生活に彼女がいるのは同じ事を繰り返すだけの生活が胸が高鳴るほどに嬉しくて、どんなサプライズだよと叫びたいくらいな気持ちになった。
「明日おまえ仕事だろ?今日は帰るのか?」 「…………いて、困るようなら、帰るけど」 「は?」
何だか含んだような言い方に、カウンターに既に置かれていた唐揚げをつまんで食べてから彼女をまじまじと見つめた。 なんとなく、少しだけ怒っているようにも見える。
「なんだ?元気ねぇの?」 「元気だよ」 「嘘だな。突然来るのも怪しいしな」 「……突然来られて困ってるのか?バレたら困るようなものでもあるとかな」 「…………?ん?」
瞬時には言ってる意味すらわからず、とりあえず唐揚げを飲み込んだ。 それから阿保か、とポンポンと頭を撫でながら冷蔵庫から缶ビールを取り出した。
「おまえも飲む?」 「いらぬ」
なんとなくそっけない。 せっかく暇で静かな日常に彼女がいるというのに。
「浮気疑って何もでてこねーからつまんなかったのか?」 「……貴様は巧いからなぁ、どうだろうな?」 「おいコラ」
からかってるのに噛み合わない。 彼女はやはり何かしら不機嫌だ。
「浮気は病気らしいから。再発してても仕方ないが」 「……まだ言うか。しつこいなおまえ」 「そうか。すまぬな」
思えば全然目をあわせないことに気がついた。
「ルキア」
名前を呼んで腕を引いて、胸に収めてぎゅっと抱き締めながら髪の毛にキスをした。 されるがままおとなしいが、背中に手がまわらない。
「怒ってんの?なに?」 「怒ってないよ」 「じゃあなに?」
グイッと後頭部を掴んで顔をあげさせて唇を重ねた。舌でつつくと彼女は唇を開いて簡単に俺を受け入れた。後頭部に回していた手を頬に移し、指で頬やら目元を確かめるようになぶるように触れた。ん、と彼女が逃げようとするのをもう片方の手で腰を押さえ込んで逃げられないようにした。
彼女の事は全て好きだ。 幼稚な言い方だが本当にまるっと全部好きなのだ。 それでも唯一、彼女に腹をたててしまうのが こういうところだ。 何かしら思うところがあるくせに言葉にしないで黙ってしまう。そのくせ、微妙に態度に出てしまっているもんだから俺がイライラとしてしまうのだ。
「…………予想外におまえがいてさ、スゲー嬉しいのに。おまえにそんな態度されてんの嫌なんだけど」 「…………嬉しい?」 「当たり前だろ? そんぐらいわかるだろーが。わかれよばか」
ぴん、とおでこを弾けば彼女はうぅ、と痛そうに顔をしかめた。
「……だって、何でいるとか言うから……いやなのかと」 「あ?」 「…………突然私がここにいたら、一護は喜ぶのか嫌がるのかわからなくて怖かったんだ。……そしたらそんな事言うから……やっぱり嫌なんだなと思って……」
あー …………そういうことか。
「浮気疑った、は本気じゃねぇんだよな?」 「……さぁな」 「俺、浮気したことねぇもん」
そう言うと彼女は、ん、と眉間に皺を寄せて腕を伸ばして俺から離れようとしたが、勿論押さえ込んで逃がさない。嘘つきだな貴様、と小さい声で呟く唇を指で摘まんだ。
「浮気じゃなくて、本気だったから、今もお前をこうして離さないんだろ」 「…………」
唇を指で摘まんでいるから彼女は返事できない。上目遣いに俺を見つめる瞳が少し潤んだ。
「どうしようもなく惚れてるから、離婚したしおまえが別れなくても一人でも、ここでお前が来るのをいつも待ってる。楽しみにしてる。そんなのはおまえだって知ってるくせに。何が怖いだ、何が浮気だこの、ばか」
摘まんだ唇を上下にプルプルと揺らすと、眉毛が頼りなく下がり、目蓋を閉じた。 唇から手を離すとヒクッとしゃくりあげた。
「……ごめんなさい」 「わかりゃいいよ。嬉しいんだから、今日おまえに会えて」 「……ん、」
そう呟いて、彼女はぎゅうと抱きついて胸に顔を押しつけてきた。 よしよし、と頭を撫でてやりながらふと横を見れば、ナッツがエサ皿をくわえて抱き合う俺達を見上げてお座りをしていた。その尻尾は俺と目が合うと、はたはたと揺れた。 思わず笑ってしまう。彼女の肩を叩いて、みてみ、とナッツを指せば彼女も噴き出した。
「飼い主に似て食いしん坊だな」 「そうか?こいつ、頭いいんだぜ?」
ナッツは元は彼女の家族の犬だった。 今じゃかけがえのない俺の相棒だ。 辛いときも寂しいときも 彼女にもう2度と会えないかもしれないと苦しんだときも ナッツは俺の傍にいてくれた。 再び彼女がこの家に来たとき、俺同様に喜んで歓迎したのもナッツだけだ。 勿論、犬だからと言われればそれまでだが
あの頃
彼女と俺を祝福してくれる人など何処にもいないあの頃に ナッツだけは、この家に彼女を連れてきた時に千切れんばかりに尻尾を振って彼女を歓迎した。 俺と彼女の間に嬉しそうに入り込んで全身で甘えてきた。 かずいと離れた俺には、ナッツは相棒であり子供のように愛しい存在になっていた。
ピピッと風呂の沸いた電子音に、風呂沸いたから先入るといい、と彼女がゆっくり俺から離れようとした。その仕草は妙に色っぽくそういや仕事帰りなんだと、ふとどうでもいい事に気づく。 いつもより化粧が濃いし、ブラウスにミニスカートだ。 普段の彼女はほとんど化粧をしないし、ラクな服を好んで着ている。ウチに来るときもいるときも。 だから今日。今、目の前にいる彼女は何だか妙に色っぽく感じた。
「一緒、はいろ?」 「んー、じゃあここ片付けてナッツにご飯をあげたら後からいく、な?」
ニコッと可愛く笑うから俺も同じように笑顔を見せるも、騙されはしない。
「ー!?ぅ、わぁあ!」 「おまえの後からなんてあったことねぇんだよ!」 「おろせ!こわい、おろせー!」
何年一緒にいようと、彼女は一緒に風呂に入るのを恥ずかしがるのだ。後から入ると言ってなんだかんだ言い訳作って来やしない。もしくは俺が長風呂でのぼせてギブアップするのが常だ。だからそうはさせるかと彼女を肩に担いだ。 小さい彼女を肩に担ぐなんてなんてことはない。
「やめ!おろせ!入るから!」 「嘘つきだなてめぇ、おろしたら逃げるか殴るくせに。もーだめ!今日は意地悪もしてきたし許さねぇ。このまま連れてく」
言いながらストッキングと下着両方に手をかけずるりと下ろす。
ぎゃぁああ!?やめろーと色気なく騒ぐから、むき出しの尻をぺちんと叩いてやった。 顔の横で白い尻たぶがふるっと揺れるのが可愛くてそのまま噛みつけば更に悲鳴を上げた
「やめろ!やめろこのスケベ!ガキ!」 「だって可愛いケツが顔の横で揺れんだもん」
そう言って今度は吸い付けば、彼女の悲鳴に甘さが加わった。気をよくしてチュッ、チュッと今度は甘く唇を押し付ければ 彼女の声はどんどん甘い声へと変わり、甘酸っぱい匂いを放出し始めた。 エサ皿を加えたままナッツが風呂場までついてきたから 「お前はちょーっと待っててな?」
そう声をかけて 風呂場の扉を閉めた。
◾ ◾ ◾
彼女を探すよりも、離婚するほうが時間を要するだろうと思っていたが思いがけなく妻はあっという間に離婚を承諾した。 とはいえ、あの時の俺は必死だった。 必死というよりは悪魔のようだったと自分でも思う。 妻が怒るだろう、嫌がるだろうとわかって事を起こした。 妻の、小学校のかずいの友人の父親に相談をしたのだから。 間違ったことはしていない。彼は弁護士だったのだから。 妻はある日血相を変えて、仕事から帰って来た俺を玄関で叩いた。
「汚い男だよね!? なんで、なんで健ちゃんのパパに家のこと話すの!? あたしが、周りのママ達にバカにされていいわけ?」 「だってお前が弁護士って言ってたから。俺、弁護士なんか他知らねえし」 「最低、最低だよパパ。もういい、別れるわよ!こんなとこにもういれないもん!かずいだって恥ずかしくてこんなとこに住めないわよ!一人で生きてけば?もうルキアちゃんもいないのにばかみたい。一人で寂しく生きて後悔すればいいよ!」
期待を裏切らない怒り方とそ���言葉に、思わず笑った俺を妻は拳で殴ってきた。 そのときは痛かった。あれは妻の痛みなのだろう。それでも酷い話だが俺はホッとした、安堵したのだ。
やっとだ、 やっと前に進める、と思った。
唯一、胸を痛めたのはかずいの存在だった。 まだ当時8歳のかずいには、何もわからなかった。何もわからないまま、父親という存在をなくし、母と二人になったのだから。 かずいへの融資はするからと言えば、妻は「お金欲しいときにはいつでも言うから。覚悟してて」と捨て台詞を吐くように言った。 でも思えば「離婚」は俺のせいだ。 紛れもなく俺が原因だった。 だから慰謝料も養育費も当然払うつもりでいた。だが妻は途中から、自分から俺を捨てたのだと、お得意の話を変換してしまった。 そうしなければ彼女の気がすまないようだった。
でもそんなのは、どっちでも、よかった
とはいえ、ルキアを探すのは簡単ではなく、かといって諦めることもできなかった。
ルキアは仕事も辞めていた。
だいたいもう都内にいるとも限らなかった。 他所の県に行ってしまってる可能性もあった。 興信所を使ってもすぐには見つからず、おまけに高額な支払いは当時はきつかった。 妻が出ていく時にそれなりに渡していたし、妻は欲しいときは金を要求すると言っていたからだ。 妻云々よりも、かずいを思えば金を使うのは躊躇われた。 かずいには、罪滅ぼしでしかないが金を惜しみたくはなかった。だからある程度の額はどうしても残しておきたかったのだ。
そしてふと、気がついた。
恋次から、探そうと。
あいつの仕事はたぶん変わらないと思ったのだ。 前に勤めていた店に連絡をすれば辞めたと言われた。だがそこの店主が
「自分で店やるとか言ってた」
と言っていたのを覚えていた。 だから彫師やら刺青、タトゥーなど検索して一軒づつ店を訪ねてまわった。 そうして半年程経った頃
彼等を見つけたのだ
阿散井恋次は、一軒家で個人で客をとって仕事をしていた。当然客として彼を尋ねれば 恋次は俺を見て泣きそうな顔をしてから睨み付けてきた。それからまた、悲しそうな顔をした。
「本気だったんだな、おまえ」
恋次はそう言って、お手上げだとわざとらしく両手を上げた。 自分とルキアの間にはもう、男と女の関係はねぇよ、と恋次は言った。 多分、顔に安堵を出したのであろう自分に恋次はそれでも一瞬鋭い目を向けて 俺は諦めきれてないけどな?と笑った。
「それでも、好きな女が悲しい顔してるのを見てるのは嫌なんだ。そんな悪趣味ねぇからな。…………本気だって言うなら連れてってやれ。…幸せにしてやるんならそれで構わねぇ」
恋次の言葉に不覚にも泣きそうな感覚を覚えた。勿論泣くなんてしないし礼を述べるのも違うのだろうかと思ったから
「連れてくよ」
それだけしか言えなかった。恋次は笑った。ルキアが帰るのは7時頃だから、久しぶりに酒でも飲むかと家を案内された。
「誰?」
突然声がして振り向けば、見知らぬ女がいた。
「……ルキアの、男だよ」 「嘘、……迎えにきたの?」 「ルキア、こいつに連れて帰らせるよ」 「そう……でも、苺花が許さないんじゃないの?」 「……あいつには……」
二人の会話が止まる。
そうだった
不覚にも忘れていた。 彼女にとって苺花がどれだけの存在だったのかを。苺花にとっても大事な母親だということを。
「……あたしが、苺花の産みの親です」 「え、」
女が頭を下げたから、俺も条件反射で頭を下げた。そういえば彼女から聞いていた。 彼女が愛した男が、命を失っても助けた女がいてその子供が苺花だと。 この家は女の家だという。出ていけと妻に言われた恋次は行く宛もなく、女を頼る他なかったそうだ。苺花にも本当のことをその時話したのだという。
「だから苺花は、おまえとルキアの事は当然っちゃぁ当然だが何も知らねえ。本当の母親と住むためにここに越してきたと思ってんだ。でもあいつがルキアを離さねぇんだ。……落ち着いたら出てくつもりだったんだけどよ。俺とルキアももう、だめだったし、色々話し合って4人でここに住んでる。歪な家庭環境だけど、まぁそれなりに暮らしてるんだ」
そう話す恋次と女が顔を見合わせて、ふ、と笑った。柔らかい二人のその顔に、本当のことなのだろうと思った。 暫く3人で話していたが、苺花と俺が顔を会わすのは良くないかもしれないというので俺は近くの店で彼女を待つことになった。
待つ間、期待と不安で落ちつかなかった。 この半年で 彼女の気持ちが変わっていてもおかしくはなかった。ここまで想うのは自分だけかもしれなかったし、あんな風に家を追い出されて恨んでいてもおかしくはなかった。
けれど彼女は現れた
走ってきたのかはぁはぁと息を切らして 椅子に座ることなく店の中だというのに 抱きついてきた。およそ彼女らしくないその行動に驚いたが、久しぶりの彼女の匂いと感触に俺も彼女を抱き締めた。
もう、2度と会えないかと思った
そう言って泣く彼女に、俺はあの家にいるからいつでも会えるよと言えば そうか、そうだな、と彼女は泣きながら笑った。
離婚をしたことを話せば、彼女は少し顔を歪めた。家庭を壊して申し訳ないと彼女は頭を下げたから 壊したんじゃなくて、壊れていたんだと言った。彼女はなかなか納得できないようだったが、それが本当の事なのは自分が一番知っていた。だから離婚のことで彼女が自分を責めるのはやめてくれと本心から頼んだ。 その日に彼女を連れてくつもりだったが、彼女は首を縦には振らなかった。 わかってはいたが苺花と離れることは出来ないと言った。 苺花が、自分が本当の母親でないと知っても自分を求めている間は彼女の傍にいたいのだと言った。
だから待つよ、と彼女に言った。
いつか俺の所に来れる日まで 俺はあの家でおまえを待ってる 勿論もう、見つけたからにはたまには会いたい。会わないのは無理だけど。
でも苺花を かずいと同じような思いをさせずにすむのなら もう前みたく凶暴な想いで おまえをあの家から無理矢理にでも奪おうとは思わない いつになるのかわからなくても 待てる、待ってる
素直に気持ちを述べれば彼女は泣いた。
そんなのはだめだと、 家庭を捨てても私を求めてくれた一護と 私は同じ事を私はできない
私は 一護も苺花も両方手にするなんて 調子が良すぎてそんな自分を赦せそうにない 待たせるなんてしたくない してはいけない、そんな資格もない
そう言って泣く彼女の気持ちはわからなくないけれど。
でも不思議なほどにそのときの俺は 自分の決断に迷いもなく 間違っているとも思わなかった
「なぁ、ひとつだけ教えてほしい」 「何?」 「ルキアは、俺が好き?」
彼女はこくん、と頷いた。
「じゃあ、信じて。俺の強さを信じてよ」
待たせてるなんて思わなくていいんだ 俺が勝手に喜んでおまえを待ってるだけだから いつか苺花が嫁に行ってからでもいいじゃねぇか そしたら あの家から出て、俺のところに来てくれよ
それでも頷かない彼女の頑固さに呆れながら、彼女の小さな掌を両手で包んだ
「壊したんじゃないんだ。俺がやり直したいって思うきっかけを、おまえはくれた。やり直したいと思ったら人生はいくつになってでもやり直せるんだってお前の存在がそれを教えてくれたんだ」 「本当に……どうしようもない馬鹿だな」 「馬鹿で結構」
その日は結局、我慢できずに彼女を車に拉致して家に連れ帰った。喜ぶかナッツに彼女はまた泣いた。 だが彼女は
「ナッツがお世話になっているなら、…………たまには世話しに、此所に来ないとな」
と恥ずかしがりながらも、無理矢理な屁理屈を捏ねた。
そうだろ? そうだな たまにでいいから、ナッツの世話しに来いよ うむ、そうさせてもらうよ
そうしてその日から何年も、彼女は俺とナッツに会いに来てくれるようになった
◾ ◾ ◾
風呂から上がり、夕飯を食べてから二人でナッツの散歩に出かけた。
「この間、かずいは私に気がつかなかったであろ?」
彼女が少し笑いながら言った。
そう、一月ほど前にルキアが来ていた日にかずいが突然泊まりに来たことがあった。 かずいとはなんだかんだで時々会う。 別れた妻と仲良くやっているようだが時には喧嘩もするらしく、そうすると俺のところにやってくるのだ。
7年前の記憶はあまりないのか、かずいはルキアに本当に気づいてないようだった。
「……でも、もうばれているぞ?」 「は?」 「苺花と会ったそうだ、受験で」 「本当に? あー、この間の私立か!」 「そう、それで……」
彼女は少し、困ったような顔をした。
「苺花と何を話したのだと思う?」 「……さぁな」 「その日苺花がな、私を追放宣言したんだ」 「……え?」 「追放というか解放するよと言うんだ。お母さんはここから出ていきなさいと」 「どういうことだ?」
彼女はふふ、と笑って話し出す
苺花の誕生日に皆でご飯を食べていた時に 苺花が突然、産みの母親に
「私がここにいるのは、あんたが産んでくれたからなんだよね。あんたがいなきゃあたしはここにもいなかったんだ」
そう言ったんだ。 それから、ありがとう、と言って、産みの母親に初めて敬意をみせたのだ。 産みの母親とは、仲良くなってはいたが 今まで苺花はどこか馬鹿にしているというか態度が悪くて。 それは彼女が初めて、産みの母に見せた誠意に感じたよ 私も恋次も彼女も思わず泣いてしまったぐらいだ。
そして苺花は私には優しく追放宣言したんだ
少し、悲しかったのだが その日の夜にな、久しぶりに一緒に寝たいと布団に潜り込んできて
今日かずいと会って 本当のことを聞いたんだ、と言った。 心臓が止まるかと思うくらい驚いたんだが 苺花が
「わたしのせいで、今までごめんね。もう、かずいのお父さんのところに行って?」
そう言ったんだ。 もう隠すことは出来なかった。 私が、苺花の傍にいたかったんだと言えば でもかずいのお父さんの傍にもいたいんでしょ?と言うんだ。
だから
「ありがとう、と言った」
そう言うと彼女は俺の掌を握った。
「だから、今日からは、ここに住んでいいか?」 「ルキア……?」 「もう、連絡を寄越さないで今日みたく、毎日一護の傍にいてもいいか?」
当たり前だろ、と泣きそうになるのを誤魔化すように彼女の手を引いた。
待つと言ったのは俺だ いつかは、と思っていたが途中から考えるのを放棄していた。苺花が成人してからかもしくは結婚するまでは彼女は本当に俺のものにすることは出来ないだろうと思っていたし、会いに来てくれるだけで充分じゃないかと思いもした。 恋次はああ言ってくれていたが、諦めたわけじゃねぇと言う恋次のことも気にしないというのは嘘だったから
「…………いいに決まってんだろ、ばか」 「願いは、叶うのだな。信じていれば」
貴様の強さを信じて、よかった
ルキアは嬉しそうに笑った
帰ろう、と繋いだ手に唇をつけると、彼女も嬉しそうに帰ろう、と言った。
間違いから始まった関係なのは否定しない。間違いを正そうとした元妻の思いも否定しない。自分も間違いを正そうともがいて今日まできたのだから。 ただ、元妻と自分の正しい道が違っていたからお互い苦しんでしまった。 周りも苦しめてしまった。 それでも諦めることもをしなかった。 絶対に諦められない存在だったから。
「俺の強さを信じてよかったろ?」 「ん~、貴様のしつこさを信じてよかったの間違いではないか?」 「ひでぇな、それ」
憎まれ口すら幸せな気持ちになる ルキアとナッツを連れて歩く今日の夜道は 星が綺麗で泣きたくなるほど輝いていた
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junk-yh-blog · 7 years
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読まな備忘録
あさひなぐ
甘々と稲妻
闇金ウシジマくん
アオアシ
ハイスコアガール
働かないふたり
弱虫ペダル
三月のライオン
カケグルイ各種
八雲さんは餌付けがしたい
からかい上手の高木さん
ポプテピ
古味さんはコミュ症です
あひるの空
聖おにいさん
パパと親父のウチご飯
リアル
ミスミソウ
黒沢
カイジ
トネガワ
ハンチョウ
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cruelice · 7 years
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2017-06-28-SeaAir【子育】2歳児
 さて、数日遅れましたが2歳となった息子の近況でも記そうと思うわけです。
 ご存じの通り自分用ですが、最近アンパンマンミュージアムに行ったという話を実家に電話したところ、私の父が「もう読んだ」と言っていたのでどうやら需要はあるようです。
■言葉
 とりあえず当然挙げなければならないのは言葉がめっちゃ増えたことです。増えたし、格段にコピー能力が上がった。意味はさておき言葉を教えると、かなりの精度でおうむ返ししてくる。2歳の誕生日にままごとセットを妻が購入してプレゼントしたのですが、「これはナス」「なすぅ」「これはきゅうり」「きゅうり」「これは…」「だいこぉん!」となぜか大根は知っていたりした。「北大西洋条約機構」「?」ってなったので「Nato」「なと」などと言って遊んでいます。
 あと言葉とは違うけど、誕生日の歌を何度も歌ってあげていたので、「はっびーばーでー、ゆぅ!」とか歌えるようになってた。ある程度の長さでも繰り返せば覚えるわけなのだ。せっかくならやたら長い言葉を毎日毎日毎日繰り返すことで、幼児が覚えてないような長い言葉を一つ覚えさせようぜ!と私が発案して「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」を覚えさせようとしたところ、妻から「イギリスはそのうち呼称が変わる可能性があるから止めといたほうがいい」というあいすを実に納得させる素晴らしい説得を見せてくれました。良さそうなのは一十百千万億兆京垓秭穣溝澗正載極恒河沙阿僧祇那由他不可思議無量大数とかですかね。
 それと、保育園の影響なのか、「おとーさん、おかーさん」ってときどき言うようになった。パパ、ママ、のほうが言葉の発達が早いということで我が家はパパママ呼称だったんだけど、個人的にはお父さんお母さん呼びのほうが好きなのでこのタイミングで徐々に変えてしまうことに。たまに自分が間違うけれど。どっちの呼び方もあるんだーって感じから徐々にお父さんお母さんにシフトすることにします。まぁ、彼はもともとパパママって呼ぶのも遅かったからね。多分私ら夫婦が互いのことをパパママじゃなくて名前で呼んでるからだろうけど。ここは譲れません。
■イヤイヤ期
 2歳児、なんと言っても外せないのはイヤイヤ期でしょう。「なんでも自分の力でやりたい」というと聞こえは良いですが、「なんでも自分の思い通りに事を進めたい」のほうが近く、保育園に行くだけでも、
「朝ごはんのパンをオーブントースターから取り出したい」「着替えはもうちょっと遊んでからにしたい」「家から出るのはもうちょっと後からがいい」「靴履きたくない」「ドアのカギを閉めたい」「エレベーターが来たらドアが閉まる直前に乗りたい」「エレベーターでは足踏みしてドンドン言わせたい」「電車まで行くのは自分出歩きたいし途中で車や気になるものがあったら足を止めたい」「改札のSuicaピッてするのやりたい」「電車とホームの間はけっこう隙間があるけど自分自身だけで乗りたいから手を離せ」「電車にのったら窓の外をみたいから抱っこしろ」「電車が止まったら自分で電車から降りるから抱っこから降ろせ」「階段ではなくスロープから降りるから遠回りする」「改札のSuicaピッてするのやりたい」「保育園まで歩く途中も気になるものがあったら足を止めたい」「保育園の門扉の鍵を閉めたいから抱っこしろ」「保育園の入り口ドアのパスコードロックを解除したいから抱っこしろ(入力は一緒にする)」「靴は自分で脱ぐから触るな」
 というような希望があって、常にこれを守らなければ泣きます。グズるとか泣きべそじゃないからね。可能な限り大声で泣いたほうが要求が通るから大声で泣く。自宅だったら泣けばいいんだけど外出先だと基本的に泣かせないように立ち回ってるなぁ。最近ではきちんと懇々と必要性を説くことで、言うことを聴いてくれるようにもなりつつある。泣いても無駄であることを知らしめつつ、どうしても保育園に行かなければならないということなどを納得してもらうのが一番よいらしい。
 あとそれ以外でも否定されるのがとにかく嫌。朝7時に部屋で足をドンドン踏み鳴らしていたので、「ドンドンすると、他に住んでるひとが嫌な気持ちになっちゃうよ」とか言ったら静かに五体投地してすげー嫌そうな顔をすることも多い。不満表明なのでここからのことの運び方によっては泣く。頑張って理解してもらうしかないなぁ。
■健康
 果たして2歳になるまでこんなに健康な子がいるだろうか、という程度に健康。最後に保育園を熱で休んだのは2016年9月です。共働きだと、子供が熱出しちゃって早退…みたいな話が多い中で大層ありがたいんだけど、平日休日構わず6時台に元気いっぱいで父を叩き起こしにくるのはもう少し控えてくれたら嬉しいなぁ…と思っている。梅雨時期にはいって部屋が暗いほうが目が覚めないらしい。 
 一方で怪我は結構多い。最近あった公園ダッシュ何もないところでヘッドスライディングシャチホコ事件があったけど、ようやっと顔から傷跡が消えそうなくらい。細かい傷はいつもついているし、前見ず走るからよく壁などにぶつかっている。お風呂の浴槽の縁からお風呂にドボーンするのが好きなので私が手を繋いだ状態で何度も登ってドボーンしてたら一度足を滑らせて腹を打つとか。もうこれも「こういうことすると痛い目見る」というのを体感してもらうしかないと思っています。どんどん小さなけがをするといい。
 イヤイヤ期の影響ともいえるけど最近は夜寝るのがすっかり遅くなってしまった。許してしまうというか認めてしまう我々も我々だけど、お風呂に入ろう?と言ってから彼が部屋遊びをやめるまでにだいたい30分くらいかかるし、そろそろねんねしよう?と言っても嫌がるのである。当然パワーで解決することもできるので強制執行すればいいんだけど、その場合はめっちゃ泣くし、成長につながらないと思うんだよね。だからなるべく説得して、本人がOKを出してから泣かないままで次にうつる訓練をしているのだと思っている。ので、結果的に21時半~になってしまうんだけどそこは精神的に向上してもらうために必要だと思っている。精神的に向上心のないものは馬鹿なのである。
 相変わらず食事はもりもりたくさん食べるマンなんだけど、好き嫌いが非常に激しい。下手したらご飯しか食べない日もある。口に入れても吐き出すので早々に諦めている。ただし保育園では真逆で、家では絶対に食べないほうれん草の白和えとかコールスローサラダとかも漏れなく食べているとのこと。あとお昼寝も文句言わずに寝るらしい。ええー!めっちゃ偉いやんけ!逆に保育園の先生としては自宅だと食べない寝ないが不思議らしい。2歳にして外面と内面を使い分けている…というよりは空気を読んでいるのかも。というわけでお昼寝や給食でちゃんと頑張っているようなので、自宅では好きに甘えさせればいいかなぁという気もしている。
■乗り物
 未だに大好き。ウチの窓からは線路と大通りの道路が見えるので、毎日のように窓の外からでんしゃ!でんしゃ!とかバァスゥ!とかサーシャ!とかッァックー!とか言っている。ミキサー車とトラックはちゃんと言えないまま固定されつつある。ちなみに本物でもトミカでも動画でも、何かを発見してそれを主張しているときは、可能な限り親が同調して「そうだね~バスだね~」とか言ってあげないと同じセリフを何度も何度も繰り返す。多分、上手に言えたことを褒めてほしいんだろうなぁと思う。褒めて伸びる子になってほしいからいいんだけどね。
 あとはついに自転車を買いました。子供乗せられるやつ。電動自転車12万円!がほんとにいるかどうか検討した結果、そこまで坂が多くないし登園に必須というわけでもないし、という理由で6万円くらいで電動じゃないママチャリにしました。小さい子載せる用の重心低くてしっかりしたやつ。自転車に乗る機会はなかったので現状大いに楽しんでいる様子。晴れている日は保育園登園にも使っている。喜んで乗るし乗ってる間はグズらないし、保育園ついてからならどれだけ泣いても大して迷惑じゃないのでとても良い。問題としては、保育園片道だと距離が短すぎてもっと乗っていたい、という主張が出てしまうところ。休日はいつもの公園以外にも遠くの公園に繰り出せるようになったのが素晴らしい。まだ買ったばかりなのでいろいろ行ってみたいけど梅雨であった。
■まとめ
 というわけで元気いっぱいワガママいっぱいという感じですがちゃんと成長しているのでしょう。夫婦で情報交換もきちんと頑張りつつ、うまいこと子育てしてゆきたいものです。また何かのタイミングで成長記録が残せるといいなぁと思います。
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douguda · 5 years
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(『パパと親父のウチご飯 11巻 感想』“未来の話”愛梨にも一夏の恋…? : アニメと漫画と 連邦 こっそり日記から)
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newtitle-comic · 5 years
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2020年3月9日発売!『パパと親父のウチご飯(12)』 / 新潮社 - https://t.co/8wiECUe4GH
2020年3月9日発売!『パパと親父のウチご飯(12)』 / 新潮社 - https://t.co/8wiECUe4GH
— 新刊コミック情報 (@newtitle_comic) March 9, 2020
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itunesjap7 · 6 years
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itunesjap5 · 6 years
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pinoconoco · 8 years
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plunder a  next door neighbor 10(前編)
突然名前を呼ばれて、人混みの中で振り返った。 どこにも知る顔などない。それどころか皆が振り向いた私を見るし、何人かは私のように振り向いている。
でも、今、確かに私の名前を呼ばれた 聞き覚えもない声だったけれど
また前を向いて歩き出したところで、今度は腕を取られて思い切り後ろに引っ張られた。 はぅ!と間抜けな声が出てしまう。
振り向いたあたしの前には、オレンジの髪の毛をした男が、頬を少し紅潮させて怒ったような顔をしていた。
「苺花、阿散井苺花だろ?」
何で? フルネーム知ってるってあんた誰? 恐くて声も出せないでオレンジ頭を凝視した。
「忘れてんじゃねぇよ、ブス」 「……はぁ?なんだとゴラァ」
手を思い切り振り払おうと上に挙げてもその子の手は離れない。気持ち悪くて殴ってやろうと左手で持ってる鞄ごと殴りかかろうとしたらそれも簡単に手で止められた。
「……ッッ」 「殴ろうとかしてんじゃねぇよ、女のクセして」
喧嘩売ってるとしか思えない、何なのこのオレンジ。おまけに周りからさーっと人が退いてあたし達は中央に二人残される形になってしまう。
ダメじゃん!こんなことで落とされたらたまったもんじゃない。今日は入試だ。滑り止めではあるけれど、それでも落ちるのは嫌だ。
「放してよ」 「相変わらず気が強いんだな」 「てか誰だよテメェ!さっきからなんなんだよ!」
その時誰かが井上!なにやってんだよ!と男を呼んだ。男が声に振り向いた一瞬の隙に手を振り払い、あたしは逃げた。
井上? 井上なんて知らない そんな名前の知り合いなんかあたしにはいない。
生まれて初めての高校受験(滑り止めではあるが)は、あわただしく幕開けをした
◾ ◾ ◾
午前が筆記試験、午後は順番に面接だった。 誰もが皆 、色んな中学から一人で受けに来ている為、ほとんどの子達が近くの席になった人とポソポソと喋ったりして、自分の席で静かにお昼ご飯を食べていた。
「あ、いた」
……マジかよ
教室の入り口に、オレンジ頭が不敵な笑顔で立っている。 オレンジ頭が口許を少し歪めてあたしに近寄って来る。 ざわ、と周りの空気が揺れて舌打ちをした。
「飯、一緒食おうと思って」 「…………」 「シカトすんじゃねぇよ」 「……あのさ、あ��た誰?」 「まじ覚えてねえの?」 「知らない、あんたみたいなヤンキー知らない」 「そんな赤髪のヤンキーに言われたくねぇんだけど」 「うるせぇな!地毛だよ!」 「知ってるって。昔から言われたよな、知らないばーさんとかに。子供の髪の毛あんな色にしてとか何とか。失礼だよな地毛なのに」
そう言うとオレンジは鞄から菓子パンを2つ取り出してむしゃ、と食べた。
「……うまそうだな、苺花の」 「ねぇ、いい加減にやめて?皆見てるし」 「何を?つーか、俺はこのガッコ受かっても来ねぇから何も気にしねー」 「あたしだってそーだよ!」 「なぁ、その卵焼きくれよ」
少し、同情した。
あたしのお弁当箱はキティちゃんの2段重ねで、料理の得意なお母さんが「頑張れよ!苺花の好物ばかり詰めたからな」と張り切って作ってくれたのに対して オレンジは菓子パン2つだったからだ。 お弁当を忘れたのだろうか。
「……いいよ、好きなのとって」 「……ありがとう、……あ、旨い」 「あんたお弁当ないの?」 「ウチは母ちゃん、飯作らねえからな」
あまりにサラッととそんな事を言われて悲しくなった。でもそう思うのは失礼なのかもとあたしはそれ以上考えるのを止めた。
「……あ、」 「……何よ」 「……思い出したわ、今」 「?」 「そうだ、この味だ……」
はは、とオレンジは笑ってから下を向いてしまう。何なのだろう、本当に。
「おまえの母ちゃんの飯だ、この味を、知ってたのはそーゆーことか」 「……?」 「おばちゃん、料理旨かったよな、俺、好きだよおばちゃんのこの肉じゃが」
あ!
その時鮮明にあたしは思い出した。
「いちかちゃんママのにくじゃがすき!」
そう言って嬉しそうに食べる少年を。あたしも自慢に思っていたことを。
「……あんた、かずい?」 「おせーよ、ブス」
ニヤリと笑って、オレンジもといかずいは椅子の背凭れに満足そうに身体を預けた。 そうだかずいだ、ブスなんて酷い言葉を言う子じゃなかったけれどこのオレンジ頭は 大好きだったかずいだ。
「…………久しぶりじゃんか、かずい」 「おぅ。まさかな、と思ったけどその赤髪はお前しかいねぇと思ったんだ」 「元気?ねぇ、何年ぶりだろ?……てかあんたいつのまにそんなデカくなったのよ。昔はあたしより全然小さかったくせに」 「ばっか、いくつになったと思ってんだよ。あのまま小さいままなら悲劇だわ」
そう言って笑うかずいに少しだけ涙が出そうになった。
仲良しだった隣のおうちのかずい 小さくていつもニコニコしていたかずい
「……ずいぶん、変わったなぁ」 「そうか?」 「うん、あの頃は可愛かったのに。あたしのことブスなんて言わないし」 「あの頃はお前もテメェなんて言わない可愛い女の子だったけどな」
へへへ、と二人で顔をくしゃっとさせて笑いあった。
「いきなり会えなくなったんだもんなぁ~毎日一緒にいたのにね、ウチが突然引っ越してさ」 「……そーだな」 「ねぇおじさんたち、元気?」 「元気だよ。離婚したけど」 「え!?」 「……俺と母ちゃんはあの家に今住んでない。親父は今もあそこにいて、今は家で医者やってるよ」 「……そ、そうなんだ……」
かずいはあたしの顔を覗きこむように、じっと見つめた。何故かドキッとして目を反らす。かずいってこんな子だった? なんか同い年と思えない。さっきからあたしなんかより全然大人みたいに感じる。それに、なんか、少しだけ怖い。 笑うと昔のかずいみたいなのに。
くしゃくしゃ、と食べ終わったパンの袋をコンビニの袋に入れると、かずいは徐にあたしのタンブラーを取って勝手に飲んだ。
「ぅえ!甘い!お茶じゃねーのかよ!」 「勝手に飲むなよ!紅茶だよ!」 「……紅茶かぁこれ?」 「シャンパンストロベリー、苺の紅茶」 「なにそれ。あ、苺狩、行ったの思い出した」 「あー!あたしも覚えてるそれ!」
あたし達と、ママとかずいのパパで行ったよね? かずいのパパの車はいい匂いがしたの覚えてる、と言えばかずいは呆れたように笑った。
「なんだよその記憶」 「いや、ウチお父さん煙草吸うから車が臭くて嫌いでねー、でもかずいパパの車は綺麗だし臭くなくて羨ましかったんだ、すごく覚えてる!」
後ろの席にかずいと並んで座ってDSやってたら、お母さんが「車のなかでやると酔うぞ」って助手席から注意してきたのとか 何だか鮮明に思い出した。
「で、あんたは蜜蜂が恐くて苺どころじゃなくて、お父さんにしがみついてばかりいたんだ」 「……ほんと、変なこと覚えてんのな。忘れたねそんなこと」 「覚えてるよー!! あたしとお母さんは苺食べすぎてそのあとお昼食べれなくなったんだもん」 「……それは覚えてる、おまえの母さんの弁当は俺と親父で全部食べた、手羽先が超旨かったんだ」
思わず笑った。 弁当の中身なんて覚えてないよ!と言えばかずいは「感動したから覚えてるんだ」と困った���うな顔をした。 その時放送が流れて、番号1から15番の方は会議室前に集まってくださいと言った。
「あー、面接開始か」
あたしも弁当箱を包み直して鞄にしまった。
「いちかさ、」 「ん?」 「今どこに住んでるの?」 「あたし?ひばり。あー、西東京市」 「……じゃあ一緒に帰ろうぜ、俺もそっちだから」 「いいよ!」
かずいは携帯ある?と聞いてきた。番号をお互い登録すると立ち上がり、
「苺花に会えて、嬉しいわ俺」
そう言ってあとでな、と行ってしまった。
教室を出ていく後ろ姿をみながら、 多分175センチはあるんだろぉなぁと思った。昔は本当に小さかったのに。 とはいえ何年前だ?えーと、確か2年生までだよな?あそこに住んでたの。もう7年も前だもんなぁ。 離婚したって言ってたな。 かずいの親は二人ともきれいな人達だった、と思う。もううろ覚えだけど。お母さんはふわふわのスカートをよく穿いていて、茶色いロングヘアーをいつも結わかないでさらさら靡かせていてすごく羨ましかった。 あの頃は皆、かずいのお母さんが憧れだった。お母さんというよりお姫様みたいで。声も可愛かったし。あたしもお母さんに髪の毛伸ばしてよーとか可愛い服着てよーなんて言って困らせてた気がする。 お父さんもかっこよかった。思えばかずいのお父さんはよく遊んでくれた。お母さんとかずいのお父さんに連れられてよく遊びに行ったなぁ。 うちのお父さんと違って煙草も吸わないし、顔もかっこいいし優しいしおならしないし。 そうだ あの頃は、お母さんとかずいのお父さんがあたしの本当の親ならいいのになんて思ってたっけ。
それを思い出したら突然冷めた気分になり ふふん、と口から無駄な笑いが溢れた。
二人とも全くの他人なのにばかみたい、あたし
校内放送であたしの番号が呼ばれた。 立ち上がって会議室に向かった。
◾ ◾ ◾
校門に行くと、かずいは花壇に座って待っていた。
「お待たせ!」 「んー、じゃあ帰ろ」
二人で並んで歩き出す。 並んで歩くと本当に背が高いのだなとなんだか照れてしまう。 かずいは黙っていて、あたしが何か話しかけると答えてはくれる。 そりゃもう中学生だし昔みたいには喋らないか、と思いながらもじゃあ一緒に帰ろうとか言うなよと思ってしまった。
「……なぁ、あれ、食べたい」 「ん?」
かずいが指したのはファミレスののぼりだった。苺フェアと書かれていてパフェやらクレープの写真が描かれていた。
「食べてく?」 そう聞くとかずいは嬉しそうにこくん、と頷いた。
かずいは苺のパンケーキとコーヒー、あたしはミルクティーと苺パフェを頼んだ。
「また紅茶飲むの?」 「なんでよだめなの?」 「コーヒー飲めないんだろ」 「飲めるわばか」
くっく、とかずいは笑う。その笑いかたにも違和感があって、なんだか別人みたいだなあと少しだけ寂しくなった。
「苺花さ、引っ越してからずっと今の所に住んでるの?」
唐突にかずいが聞いてきた。
「そうだよ?」 「一軒家?」 「……うん、そうだね。ていうか……」
なんて説明しよう、とちょっと悩んで誤魔化すように下を向いた。
「ナッツは親父が飼ってるから安心してよ」
その言葉には顔をあげてしまう。
「ナッツ、ナッツはまだ生きてるの?」 「すげー、元気だよ。親父が可愛がってるから老犬と思えない毛並みの良さだし」 「ナッツ……!」
泣きそうになった。大好きだった、あの子も家族だったのに今の家ではナッツは飼えなかったのだ。あの女が犬が嫌いだから
「おじさんにお礼言って、ありがとう、って」 「……うん、まあ、親父もナッツいるから寂しくないんじゃねーの?」 「……あ、離婚したんだっけ」 「そう」 「最近?」
そう聞くとかずいは眉間に皺を寄せて笑った。
「お前がいなくなって、わりとすぐ」 「そうなの?じゃあ、もう7年も前?」 「そう。春休み中に母さんが俺連れてあの家出たんだ」 「そうなんだ……お母さん、再婚したの?」
そう聞けばかずいは突然吹き出した。
「しねえよ!あの人は仕事の鬼だもん」 「へぇ? あれ、かずいのお母さん働いてたっけ?」 「いや、離婚して働き出したんだ」 「そうなんだぁ」 「……最初はグチグチ毎日毎日言ってた気がする。かわいそうでさぁ。でも何だか途中からすげーイキイキしだして、あたしにこの仕事はまさに天職!とか言い出して。今じゃ支店長補佐だよ、笑えるよ」 「なにやってるの?」 「保険屋。セールスレディから初めて今は統括とか言ってたかな?」 「お母さん、頑張ってるんだねぇ」 「……うん、そーなんだ」 「寂しいの?」 「は?」 「だって、お母さんと二人で暮らしてて、お母さん仕事ばっかで寂しいのかなと思って」
かずいは驚いたような顔をしてから、首を振った。
「昔は、俺がまだ小さい頃は寂しかったけど。今は嬉しい。母ちゃんが楽しそうだからさ。相変わらず家のことなんもしねーけど別にそんなのはいいんだ、俺がやればいいし。それよりは母ちゃんが毎日張り切って仕事に行くほうがなんか安心するんだ」 「……元気、ってこと?」 「うん、すげー元気!男はいらねぇんだと。ってもつきあってる奴いつもいるみたいだけどさ」 「お母さん、美人だったよね」 「覚えてる?」 「うん、なんとなくね? 髪長くていつも可愛い服着てたから」
かずいは、はは、と渇いた笑い声を溢した。
「無い物ねだり、だよなぁ。俺はおまえの母ちゃん羨ましかったからさ」 「え?そーお?どこが?」 「一緒に遊んでくれるし、御飯たくさん作ってくれるし。あと、話を聞いてくれるだろ」 「話を聞く?」 「俺の母ちゃん話聞かねえもん!!自分が話したいこと一方的に話すだけだから」
アハハハと二人で笑ってしまう。 そうだったかも。そういえば「みてみてー!」と言ってるイメージが強かった。
「……でも、俺の母親だし。今はうるせえくらい元気だし、いいんだ」 「……そっか」
俺の母親だし、か。
「苺花は?」 「え?」
「あれからも、ずっと、お前んとこは皆あんな感じなの?」
あんな感じって何かな、と拗ねた返事をしてしまいそうなのを堪える。いや別に、拗ねてなんかいないけど。 人に話すような話じゃないからー
「おまえんとこのこと、少しは聞いてる」 「……え?」 「ていうか、なんでお前ん家が引っ越したかは おまえ、しってんの?」 「え、なに?」
かずいは笑ってなかった。 何を言ってるのかわからないでいるあたしを、正面から見つめてそれから目を反らした。
「ごめん、なんでもねぇ」 「何が?今変な言い方したじゃん!」 「なんでもねえよ」 「嘘! 知ってるのね?あたしがお母さんの子供じゃないこと!」
かずいはまた眉間に皺を寄せた。
知ってたの? そうだよあの日から私達は、私の本当のお母さんの家に住んでる。ばかでかい家に。 あたしの本当のお母さんが結婚して離婚して慰謝料に貰ったという御屋敷に。 お父さんとお母さんと本当のお母さんと私の4人で暮らしてる。 部屋がありすぎて、私達は全員1人部屋を持っている。 本当のお母さんは自宅の一室で占いの仕事をしていて お父さんも今は家で彫師の仕事をしている。 お母さんは前とは違う職場で働いている。 ここに来る前に1度だけ お父さんがお母さんを叩いたのを見た。 怖かった、別れちゃうのかと思ってあたしは泣いた。 お母さんも泣いていた。 次の日にはこの家を出ることになって 今の家に来たんだ その日に言われた
「おまえを産んだ、本当のおかあさんだよ」
って。 そのときのお母さんはすごく悲しい顔をしていて、まるで次にさよならを言うように感じた。だからあたしは生みの親を受け入れられなくて。 だって あたしとずっといたのはお母さんだもん 今更産んだからだから何?って思った。 あたしにとってのお母さんはお母さんだけだからって、産みの母親に言ってやった。 そしたらその女もお母さんも、悲しい顔をしたんだ。 どうして? お母さんまで悲しい顔をするのかな
「あたしを、捨てるの?」 「捨てるなんて言葉を使うな!……そんな事できるわけないだろう?わたしも、おまえのお母さんも……」
お母さんはそう言って泣いた。 本当のお母さんも悲しそうに俯いていた。 だからあの日から 私は父親と二人の母親と暮らしているんだ
あたし達はこれが「家族」なんだ
◾ ◾ ◾
かずいはきちんと話を聞いてくれていた。
つまんない話してごめんね、と言うと 「……ちがう、知らなかった、ごめん」 と首を振った。
「……で、ずっと4人で暮らしてんの?」 「うん。 もう、慣れたし、不思議と違和感ないよ。でも、お父さんとお母さんは前とは違う」 「……離婚したの?」 「してない……と。思う。でもよくわかんない。……」 「いつまで、そうやってるんだ?」 「……なんで?おかしい?変って言いたいの?」 「……」
かずいはまた黙った。
「あのさ」 「うん」 「小さい頃、よくお互いの家で遊んでたじゃん」 「うん」 「俺、へんなものみたことあるんだ」 「へんなもの?」 「うん。俺の親父が、おまえのお母さん触るのとか」 「…………え?」 「そのときは、そんなには変とか思わなくて。でも、よく、あったんだ。だいぶ最近になって、あれやらしいことしてたよなって」 「……えええー?」
さすがに笑ってしまう。 なにそれ不倫してたとか?そう言って笑うとかずいは笑いもしないで頷いた。
「そうだよ、そうだからおまえんち、引っ越したんだ」
と、言った。
え?
「……母ちゃんが酔っぱらってさ、何度か言うの聞いた。パパがあの女に手を出したからとかあの女はうちのパパをたぶらかしたとか。……だからあたしが追い出したって」
嘘でしょ?
さすがに笑えない。お母さんが不倫?浮気?
大好きな優しいお母さんは ドラマとかの悪い女とおなじなの? そんなの嘘だよ
「……だから、憎んでた、おまえのお母さんのこと。母ちゃん泣かしたのも離婚も全部おまえの母ちゃんのせいにしてた。……ずっと憎らしかったんだ」 「…………」
言葉がでない。あたしは、謝らなきゃいけないのかもわからない。
「でも、浮気とかじゃ、ないのかも」
かずいの声が優しくなって、おまけにあたしの頭を撫でた。 恥ずかしくて思わず身体を動かした。
「かわいくねえなぁ。泣いてるかと思ったから撫でたのに」 「……泣いて、ない」
「……この間母ちゃんと喧嘩してさ、親父の家に泊まりに行ったんだ、アポなしで。そしたら親父なんかさ、小綺麗にしててなんか変だな?と思ったんだ。そしたら女がいてさ。すっげぇ小さな綺麗な女。御飯出してくれてそれで今日は帰る、って帰っちまったんだけど」 「はぁ」 「親父ごめんな~とか言いながら用意してくれた飯食ったんだけど、そしたらすげー旨くて。旨いし懐かしい味がしたんだ。……で、さっきの苺花の肉じゃが食べて、思い出した」 「何?」 「おまえの、母ちゃんだって」 「え?は?」 「今も、俺の親父とおまえの母ちゃんは会ってたんだ。……ずっと、好きなんだろ二人とも」
かずいの顔も声も それは優しくて 自分の父親と私の母親を 認めてる、赦してる そう言いたいのだと わかってしまった。
「…………俺、母ちゃんだけじゃなくて、親父も好きだから。家庭壊したのは親父だし死ねとか思ってたこともあるけどさ、今は……ずっと同じ女を好きな親父、ちょっと一途でカワイイとか思ってんだ」
へへへ、と照れくさそうに笑うかずいに、今度はたまらなくなってあたしが頭を撫でた。 かずいはあたしみたくその手を避けることなく、犬のようにそれこそナッツのように嬉しそうにみえた。
お母さんを縛り付けているのは自分なんだという自覚はあった。
ずっとそばにいて!いちかのおかあさんでいて!
そう言って泣いてすがったのは私だから。
お父さんに殴られたお母��ん 本当のあたしの親と暮らすお母さん お父さんを裏切ったお母さん 自分の子でもないあたしを愛してくれているお母さん
そのお母さんは かずいのお父さんと今でも会っていた これっぽっちも私に気づかれることもなく
あたしは? かずいのように 受け入れなければいけないのだろうか?
◾ ◾ ◾
いつのまにかすっかり夕方になっていた。 あたしはなんだかうまく気持ちの整理ができないまま、かずいと駅まで歩いた。
「苺花」
かずいに呼ばれて顔をあげると、かずいはニコニコと昔のような笑顔を見せた。
「今度ウチ来いよ。あ、お前が知ってる家のことな?」 「あ、うん」 「ナッツに会いたいだろ?」 「会いたいよ、あの子にごめんね言わなきゃ。あんたのお父さんにはお礼言わなきゃいけないし」 「約束な。……母ちゃんと来いよ二人で」 「……ぇ、」 「約束だぞ。俺と親父で待ってるからさ」
今度ラインするな!
そう言うとかずいは反対方向のホームへ上がる階段を登って行った。
あたしは動けなくて 駅の雑踏の中に立ちすくんでいた
懐かしい気持ちや苦しさや悲しみを 受け入れるにはまだあたしは子供な気がした。 でも かずいは受け入れていた。 同い年のかずいが受け入れてるのにあたしが悩むのは少し悔しい、と思った。
そのときラインの受信音がした。
【 忘れてた、誕生日おめでとう!誕生日はプレゼント貰う日じゃねぇぞ?親に産んでくれてありがとう、と感謝する日なんだってさ 】
はは、と思わず声を洩らしてかずいからのその文面を読んだ。覚えてたのか、あたしの誕生日。謀ったようなこの内容にあたしは笑った。
何かに背中を押されたのがわかった あたしは漸く、家に帰ろうと歩き出した
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