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#野菜ルー常習性やばい
sugurukumasaka · 2 years
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@tsunokawafarm は気付けば20年来の仲間である。お互い生来つるめない性質にも関わらず、この20年の間に壊滅的な大喧嘩もしつつ、2人旅なんぞは初めて。ちなみに拘束28時間でおおよそ950キロ。せっかく北海道に来てくれてるし、DEEP札幌も知ってもらいたい。 @ajanta_kawazoe アジャンタ行ってもらって、最高のカレーの称号を彼からもらい喜楽湯、豊平峡、小金湯のコンボを楽しんでもらい、可不可を出たのが日曜の19時。サンドリアを死ぬほど買い込んで。そして、そのまま一気に美幌まで。途中遠軽の道の駅に途中休憩したとはいえ、ほぼノンストップでその日のうちに到着。俺以上に走破能力、踏破能力のあるこの男と、車のコンビネーションに、アメ車の印象変わる。ちょっとほしいぜアメ車。 で、美幌のエルピスで、ランチ→美幌峠→和琴半島(この公園の風呂にフルチンで2人プラスおじさんと)→池の湯(残念ながら掃除中)→砂湯→川湯のお土産屋の倉庫→川湯のめっちゃ熱い公衆浴場→アトサヌプリ。かなり天気悪かったので摩周湖は次回のお楽しみ、って事で、そのまま足寄で松山千春と記念撮影させつつ、一気にインデアンを食わせに帯広へ。やはり持ってる男角川は野菜ルー食べれると言う快挙。 たぬきの湯も行きたかったんだけど、明日、二股ラジウム温泉行かせたい。という事で、苫小牧でいーよ!って言ってんのに、札幌まで送ってくれました。タバコやめたから、隣でずっとタバコ吸ってやがる角の副流煙で、今日は死んでるけど、おじさん2人旅、全然めちゃくちゃ楽しかったのと、北海道の本当の魅力を少し感じてもらえたら最高です。ちなみにあたくし本当今あっちこっちの魅力を掘り返すのにハマってます。神社仏閣に歴史の無い、北海道。で、あるなら巨木や群生地を攻めるのもアリとか思い始めたら地図の見え方がまた変わる。 いろいろ楽しみ方はあるけれど、まずはアメ車買おうかな。って思うくらい、北海道ではアメ車アリだね。長距離高速走行で燃費クソ上がる。そして角川はこの後(さっきラジウム行ってた。えらい。)ラジウム→森町のケルン(ハンバーグ)→ハセストのやきとり弁当と、ラッピでカレーをテイクアウトして時間あれば五稜郭見てもらい、大間に渡るそうです。ぜひ青森では酸ヶ湯温泉と、俺的には十和田湖。十和田湖からの奥入瀬渓谷。ぜひ行ってもらいたいねえ。青森も北海都に負けずにいいよ。下北半島俺まだ未踏なので羨ましい。激烈レポート待ってる。 そして道東やオホーツク。インスタントに回りたい人。アテンドします。無料で。女満別空港から一泊2日。マジでちゃんと見せます。 地元の人にはわからない、関東暮らしのシティボーイ的笑(おじさん)発想のコースメニューちゃんと組みますよ。そもそも北海道の魅力に取り憑かれておりますが、美幌の仕事やらせてもらって益々札幌、じゃなくて北海道。って気持ちになるよ。マジででっかいどう。こんな気づきをくれた @kimjungram マジ感謝。はよ飲み行こう。 28時間950キロおつかれ。東北もでかいしいいよ。そして歴史が深い。俺的には八戸でヒラメ食べてほしいのと、マジでリンゴジュース選手権してほしい! 本当、旅はいいよね。気の合う仲間とグダグダ行けるの最高にいい。そしてたった丸一日と思えないほど色の濃い旅をありがとう。屈斜路湖の景色、こんなもんじゃ無いからまた晴れたら来て。冬もいいから冬も来て。北海道最高です。みんなレッツ道東、オホーツク!です。 @kafuka.bihoro @bihoro_touge @kafuka.sapporo @tsunokawafarm @currymason_r @naomi.ebisawa #道東 #なげえ #オホーツク #カレーの旅 #エルピス一択 #美幌のエルピスマジでうめえ #野菜ルー常習性やばい #帯広もゆっくり回らせたかった #色濃き24時間 #船旅 #俺もしたい #早く旅したい #冬が待ち遠しい (道の駅 美幌峠) https://www.instagram.com/p/CfDVYS5v_xt/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tokudakanpou · 5 years
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糖質制限食の材料〜健康食材〜
糖質制限食の材料〜健康食材〜 https://ift.tt/2BnnwQI 現代の糖質中心の食生活が、糖尿病や自律神経のバランス異常、ホルモンバランスの異常などの生活習慣病や不定愁訴を多発させているといっても言い過ぎではないと思います。 ここで取り上げている食材には、それぞれ問題のある(有害な添加物等の使用)ものはありますので「糖質制限に特化」として書いてみました。 どうも、体調が悪い・・・ 血液検査や画像診断等で別にオカシイって言われていないけど、なんだか変だよなぁ~という方にもお勧めできます。 日本人はシュガージャンキーなんて言われている人が沢山いるんですよね。 砂糖は脳を幸せにする一番手に入りやすい麻薬なんて言う先生もいます。 辛いものやしょっぱいものをヤメてくださいね! って言うと・・・ はい!!了解です!!って二つ返事なのに・・・ 今日から砂糖が入ったものを激減させてくださいって提案しますと・・・ えぇ~!!ヤメられるかな~とか・・・ そんなの無理!!とか・・・ 〇〇(砂糖の使われている食材)なら良いでしょ?とか意味のわからん返事をしたり・・・ 結構言い訳が出るのがその証拠♪ 酒やタバコをやめるくらい辛い感覚が生まれるんですよ。 砂糖って。 砂糖が持つ「幸せ感」を捨てなきゃならんのですから。 依存性が高い嗜好品に匹敵してますね。 多くの病や症状に繋がっていそうな・・・ 砂糖依存は危険なのではないですかね? ここまで読んでいて・・・ 砂糖の何が悪いの? 砂糖の良い所を探そうと必死になった貴方は・・・ お気をつけ頂いた方が良いかもしれません。 でも、気にしてみようかな・・・ という方はここから先を参考に食事を組み立てて頂ければ糖質由来の体調不良や肥満等の解消に役立つのではないかと思います。 前置きが長くて失礼。 では早速♪ 糖質制限食の全容 要注意食品  ↓ 食べて良いもの という順番で列挙しております。 『要注意食品』 肉類 味付け缶詰 魚介類 つくだ煮類、練り製品、味付け缶詰 乳製品 牛乳、ヨーグルト(加糖) 豆類 大豆(煎り豆)、きな粉、小豆、いんげん豆(金時豆、うずら豆など) 野菜類 かぼちゃ、レンコン、ゆり根、そら豆、とうもろこし、くわい、人参(控えめ) 甘酢漬けなどの甘い煮付けの漬物、人参ジュース 種実類 ぎんなん、とちの実、栗、はすの実、ピーナッツバター 藻類 佃煮類(佃煮のりなど) 調味料 ウスターソース、とんかつソース、コンソメ、オイスターソース、ケチャップ 顆粒風味調味料、チリソース、カレールー、ハヤシルー、シチューのルー 酒かす、砂糖、蜂蜜、甘味噌(白みそ)、焼肉のたれ、ポン酢 嗜好飲料 清酒、ビール、発泡酒、ワイン(赤ワインは控えめだと良い)、梅酒、白酒 いも類 さつまいも、くずきり、マロニー、じゃがいも、かたくり粉、くず粉、春雨里芋、 コーンスターチ、山芋 穀類 米(御飯、かゆ、餅)、小麦(パン類、麺類、小麦粉、ギョーザの皮)、蕎麦 コーンフレーク、ビーフン 果実類 アボガド、いちご、夏みかん、りんご、びわ、その他果実全般は控えめに ドライフルーツ、缶詰類、ジュース類は良くないです。 菓子類 砂糖の入った菓子���、スナック類、米菓子 その他、清涼飲料水(100%果汁、スポーツ飲料) 『食べてよい食品』 肉類 牛肉、豚肉、鶏肉、加工品(ハム、ベーコン、ソーセージ、コンビーフ) 魚介類 魚類、貝類、水煮缶詰、えび、かに、たこ、いか 乳製品 チーズ、生クリーム、バタ、、) 卵 鶏卵、鶉卵 豆類 大豆(ゆでたもの)、大豆製品(豆腐、油揚げ、湯葉、納豆、おから) 野菜類 あさつき、ごぼう、たけのこ、パセリ、グリーンアスパラ、小松菜、たまねぎ ピーマン、ホワイトアスパラ、しそ、ししとう、ふき、ブロッコリー、うど、冬瓜 トマトジュース、ほうれん草、枝豆、春菊、トマト、三つ葉、絹さや、しょうが ミニトマト、みょうが、ずいき、なす、もやし、おくら、せり、菜の花、セロリ モロヘイヤ、かぶ、ニラ、レタス、カリフラワー、ぜんまい、ねぎ、サラダ菜 わけぎ、きゅうり、大根、白菜、わらび 種実類 アーモンド、かぼちゃの種、松の実、ひまわりの種、ゴマ、くるみ、ピーナツ マカデミアナッツ きのこ類 えのき、マッシュルーム、まいたけ、しいたけ、ひらたけ、しめじ、き��らげ まつたけ、エリンギ、なめこ 藻類 あらめ、ワカメ、ところてん、のり、コンブ、ひじき、寒天 調味料 醤油、マヨネーズ、みそ(白みそは除く)塩、香辛料、酢、みりん 油脂類 サラダ油、ゴマ油、ラード、バター、ヘッド 嗜好飲料 焼酎、ウォッカ、ウイスキー、ジン、ブランデー、ラム、コーヒー(砂糖なし) 紅茶(砂糖なし) いも類 こんにゃく 以上になります。 糖質制限食は比較的、しっかり食べることができます。 糖質だけ気をつけて下さい。 但し、何でも食べ過ぎれば、別の意味でアウトになるという事は各自で承知しておいてくださいね。 それから・・ 普段の食事に酢の物を一品加えるだけで、糖尿病対策になります。 皆様に健康を♪ 生涯修行 匡正堂齋藤整骨院 葛飾院長 鍼灸 via 気・血・水を正す。        TORA'S Blog https://ift.tt/2xtCEZQ October 18, 2019 at 02:40AM
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basement-6 · 7 years
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[ゴロリじゃないよ、コルリだよ]
今回のカレーは見た目が普通なわりには作る工程でいままでにない試みをしているので、ざっくりと文章化をしてしたいと思う。で、ここであらかじめ断らなきゃならんのですが、僕はいわゆる「料理人」ではなく「カレーが好きなヒト」なだけなので、きちんとしたレシピの掲載は控えたいと思います。つまり「ふだん家でカレーを作る人が読んだら楽しい筆者の見地」には出来るようにまとめたいのですが、人に「教える」と言うのは恐れ多いと言うか、まだ出来ないです。あくまでも自分が楽しめることを追求しているだけなので。とはいえ、素人(筆者)のレシピくらい、プレゼントとして読んでくれている方々に載せたいものですが。いやあ、まだまだですね。
【今回の牛すじカレーについて】
1.玉ねぎを炒める。
多くの人がオーソドックスなスパイスカレーを作る時、恐らく気にすることのひとつが最初の「玉ねぎ炒め」ではないだろうか。欧州カレーの人気店なんかだと、これがブイヨンだったりするみたいなんだけど、別に長い「カレー論」を書くわけじゃないし、どっちも大事だせ、と言われたらそれまでなんだけど(どっちもですよね)。まあ、言葉のあやです。知る人ぞ知る、カレー研究家・水野仁輔氏(以下水野氏)によると「玉ねぎは何時間もかけて炒める必要はない。少し焦げるくらいの火で15分炒めれば充分」らしいのだが(やり方がある。15分炒めれば大丈夫なのは恐らく普遍的ではないかもしれない)、今回は時間があり且つ、「シンプルな作り方の延長上にあるカレー」をぼんやりとイメージしていたため、じっくりと炒めることにした。でも単体では40分くらいかな? その後にんにくと生姜をすりおろして入れる。その後トマトなどを入れベースを整える。
2.牛すじを時間をかけて煮込む
牛肉に塩、胡椒、いろいろで味付けをして、余っていた赤ワインを使ってじっくり煮込む。煮込めば煮込むほど柔らかくなり、食感が増すので焦らず気長に煮込む。
2.スパイスを焼いてみる
これが初の試み。上記の水野氏による「カレーの奥義」と言う本を読んだ。これは氏と一流店の料理長10人との対談形式の本で、それぞれの章でテーマごとにカレーについて語り合うと言う内容の本である。(まだ行ったことないけど)東京の「デリー」とかも出てくる。この本の中の「レストラン吾妻」の竹山正昭氏の作り方が興味深くて、今回は真似をしてみたわけだ(もちろん成功したとは言いがたいけど)。氏は玉ねぎを初めにベースとするカレーは「玉ねぎを炒める。うん、それは手抜きだよ」と一喝する。 これは、多くの「ベースとしての玉ねぎを大切にする」シェフたちにとってはこわいくらいの反逆的な発言だけど、それとは別の(カレースター)水野氏を含め、既存の「自分独自の、うまいカレーを作ろう」と考える「プロではないけれどプライドがあるカレーアマチュア料理人」たちにも衝撃を与えた。なぜかと言うとみんな、「オリジナルカレー=まず、玉ねぎを炒める」の公式を頭に入れていたわけである。あえて例えるならば、それは「地球は四角だ」と唱える学者が世の大半を占めた時代に「いや、もしかすると丸もありうるんじゃあなーいの?」と、言うくらい(一部のカレー界において)異を唱える事件だった。
元々、英国から伝わった日本のカレーは紆余曲折経て、今の大まかな(しかし全体を見ると全くまとまりのない)スタイルになっていったのだが、黎明期の洋食屋さんのカレーのルーと言うのは多くの店が「焼いていた」らしい。スパイス(粉)を焼く?どういうこと?と、あなたはおっしゃるかもしれない。この焼き方と言うのは(竹山氏の場合)いたってシンプルで、調合した(クミン、コリアンダー、ターメリック…etc. )スパイスをバターを入れ、小麦粉を加え、ペースト上にしてオーブンで4時間(!)じっくりと焼くらしい。ただ悲しいことに、今回は自宅に温度調節が出来るオーブンがないので、我流でフライパンを使い焼くことにした。
3.再び玉ねぎを炒める
前回まであまり玉ねぎに関して意識して考えなかった。が今回は玉ねぎを2度の場面で使おうと考えた。
今までは単にベースとして使う、刻んだ玉ねぎだけだったからで、混ぜた時に玉ねぎそのものうまみや歯触りは他の食材(トマトやリンゴ、バナナなど)に混ざり合い、隠れてしまった。それはそれで良い。今回もベースは刻んだ玉ねぎだ。その上で、今回は歯触りとしても、玉ねぎを選ぶことにした。そしてそれはニンジンやじゃがいも等のがっちりとした具ではなく、もっとシンプルに(まだ経験が浅いのだから)、僕が今後考えるルーの流れの理解した野菜であるべきだ。そしてそれは玉ねぎだ。他の野菜は足し算でどうとでもうまくなる。玉ねぎは、謎が残る。他の野菜にも謎はある。しかし僕が作るカレーのベース(刻み玉ねぎ)を引き継いでくれるのは今は玉ねぎ(スライス)だ。飛び級は才能がある者がすることだ。僕はひとつひとつ間違いながら段を登るしかない。
4.上記を考え、足して行く出汁はコンソメを加え(次回の目標はブイヨン)、自分なりの配合で隠し味を加え、混ぜ合わせる。カレーの出来上がりである。
カレーには謎がある。よくわからない。よくわからない。でも僕は、よくわからないことが世の中で一番好きなのだ。
【水野仁輔氏についての短文】
去年くらいから自分の生活スタイルを見直そうとわりと真剣に考えていて、そこで自分の中で結論付いたのは「下手くそでもいいから自炊してみよう。それを癖付けよう」だった。その上で真っ先に思ったのは「上手・下手、うまい、マズイ、出来る・出来ない、得意・苦手」を頭から取っ払って(これが僕の場合ひとより時間がかかるんだけど)まず「自分が楽しいと思えること、好きだと思うことに焦点を合わる」で、それはやはりカレーだった。とりあえず市販のルーを使い時間を掛けて手順を踏めば大きな間違いにはならない。保存も利くし、スーパーで売っているルーの技術はすごいから、まずくはならない。これが自分の中で楽しかった(そりゃ昔もたまに自分でバーモントカレーくらいは作ったりしていたが、『料理が下手、つまらない』と言う先入観が勝っていたから特に何も思わなかった)。「僕は料理人のひとのようなセンスはないが、とりあえず自分は楽しい」スタートはこれで、ようやく30㎝くらい自炊道の道を進めたのだろう。それから魚の煮物を作ったり、きんぴらごぼうを作ったり、家庭料理を下手くそながらもマイペースに続けている。
話が逸れてしまった。題はカレー研究家、水野氏についての短文のはずだ。でも僕自身、筋を守る話に(その話にもよるが)あまりおもしろ味を感じない性格なので、修正せずに続けようと思う。
水野氏は現在43歳の現役バリバリの「カレー研究家」で、その書籍は数十冊に及ぶ。まあ、この辺の略歴はインターネットが発達した昨今、いくらでも自分が興味が出たと思えば調べられるので省く。僕がこの人が面白い感覚だなと(恐縮ながら)興味を持ったのは、おいしいカレーを作る方法はないかなと考えながらネットサーフィンをしていて、たまたま読んだ「ほぼ日刊イトイ新聞(糸井重里の『ペンギニストは眠らない/1980年』とか、良かったな)」のある記事だった。
氏はここで、「自分の肩書きがわからない」「どういった呼び名でも呼ばれたくないのだが、仕方なく『カレー研究家』で通している」とのことを言っている。「フムフム…」と文字を追う。こういったタイプひと…他人に「なに言ってんの」「よくわからない」と思われようが、そんなもの関���なしに自分自身でいる人に、僕は少なからず興味と共感を覚えてしまうので、つい(もともと深く考えず自分がわかるものに共感しているだけなんだけど)耳を傾けてしまう。氏は続ける。
「僕はカレーになりたいんですよ」
これだ、久しぶりに僕は他人の文章(口述)を読んでレンズに焦点が合った。
「僕はカレーになりたいんですよ」
これ。これほど最近の僕の心臓をえぐった言葉はない。
なぜなら僕も街を歩いていてふと、「ああ、カレーになりたいな…」と呟いていたクチであるからである。店を経営したいとかではなく(そりゃ色々考えたが)単純にカレーになりたい。
追求し出すとまわりの人々はあるいは結果としての、着地点を求める。それは「自分なりの究極なカレーの店」であったり「100軒や200軒なりの店の味を渡り歩いて総評したデータ=レビュー的な本」である。「そこまで情熱があるなら自分のビジネスモデルをある程度見極めて、店舗を作ったり展開していったりして事業として広げていったら?」これは大多数の意見だと思う。理にもかなっている。でも水野氏はそれを単純に否定するではなく、やんわりと否定している。それこそが僕が氏に対して敬するところなんだけど。それは氏によると(以下引用)
「例えば、こんなことをそうぞうしてみる。ある日突然、神様が僕の目の前に現れて、こう言うんだ。君にどちらか一つの願いをかなえてやろう。極上のカレーをつくれる腕前が欲しいか、それともカレーの秘密を教えて欲しいか。腕前が欲しければ永遠にカレーの謎は解明されない。秘密をすべて知りたければ、死ぬまで極上のカレーを作ることばできない。 カレーとは何かを解明したい。常に僕はそう考えている。それは、おいしいカレーをつくりたいという気持ちとはちょっと違う。カレーという料理はなぜおいしいのか、何をしたらおいしくなるのか、そのメカニズムを解き明かしたいのだ。結果、抜群にうまいカレーをつくれるようになるのは、他の誰かでもいい。そう、つまり神様への答えは決まっていることになる。『カレーの奥義 / 2016年』」
僕はこの言葉にすっかり感銘を受けた。なぜかと言うと、この人は「何かを得ること」に執着を置くタイプではなくて「何かを得たあとそれを捨て、そこから再構築」して行くタイプの人だと認識したからである。つまり水野氏にとってのカレーは(いささか大げさかもしれないが)自分の探求心をくすぐる愛すべきツールであり、旅であり、その周りに浮かぶ「出店しなよ」や「食べ歩きエッセイはどう?」への声は自身の自然で自由な探求への足かせになり、いまのところ(これ以上稼ぐ必要もないし)捨てているのである。もちろん、著作数が数多いことからわかる通り、この人は「カレーついて」で日々のごはんを食べていて、本人が好む好まざる関係なしに、あるいは不自由な足かせを付けて活動しているのも確かなのだが。でもみんなそうじゃないですか。その中で水野氏は「より自由とは何か(わたくしが自由とかはではなくカレーが)」「よりカレーであることとは何か(より人間であるということは、よりくだらなさを知らなくてはいけない)。私はカレーになりたい」を的確にくるしくなく、突き詰めている人だと思う。まあ僕は、おいしいカレーを作りたいだけなんだけど。
氏は続ける。「肩書きを周りに提示する意味が本当にわからない」と。名乗らなかったら「とりあえず変な人」だとまとめられるから周りが言う肩書きを名乗っているだけだと。これは、本当によくわかる。周りが求めているのは探求した先の「結果」で、わかりやすい「そいつ」はつまり「利益」である。僕も氏に見習って、どんどん解りにくい人間になりたいと思う。
…そんな氏の「カレーの学校」が6月に京都で初めて開かれる。二日間で受講料が三万三千円くらいだったかな。行きたいけどまあ、行けない。どなたか、レポート待ってます。
※「ほぼ日刊イトイ新聞/水野仁輔ってどんなひと?」を載せます。興味のある方はどうぞ↓
http://www.1101.com/j_mizuno/
2017.5.22(mon )
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