Tumgik
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彼は再起する。
待ちに待ったシェーシャのモジュールが来ていました。 何より先にすッごいカッコいい描かれ方でめちゃくちゃ嬉しかった。好きなキャラがかっこいいとやっぱりうれしい。乾いた大地と砂埃でくぐもった空にどこか西部劇やギャングスタムービーのような緊迫した画作りで、勝手に脳内で何度も映画を上映していました。闇市時代の彼の様子をずーっと知りたかったのでそれもうれしかった。自分の持つ能力に対して慎重で、自らの生み出してしまったものへ向ける眼差しが真摯で、生真面目で、けれどどこか食えないように振る舞っている君のことがやっぱり好きだな。
以下色々なネタバレを含む感想。長い。
「緊迫した場面にふらっと何気なく現れる痩身の赤毛の青年が誰にも直せない銃器をこともなげに直し、群衆が興味を持ったと思えば突如何かに憑かれたような言葉で彼らを散らしていく」……物々しくもかっこいい〜〜ッ!! と思って手が勝手に絵を描いていました。荒野に赤い髪が眩しく脳内映画のなかで強く印象に残ったのでそういう絵になった。多分この格好じゃないけどネタバレもあるしこのくらいの感じで。いずれ見えたままの絵も描きたい。
痩身なのは飲まず食わずで考え続けていたせいなのか、元々痩せた体躯なのか、両方ともあるかな。資料には父親に手紙を書いて家を出るまでずっと家に引きこもっていたとあったから、やっぱ何日も何ヶ月も篭って一人でこれからすべきことを考えていたのかなと思う。トギフォンスの資料で「何かに集中してると飲まず食わずになってしまう」というのがあったから、彼もただ消沈していたわけではないのかなと勝手に思ってる。
twitterでも少ししゃべっていたけど、彼の「狂人」「奇人」とも呼ばれるような振る舞いでしか発せない彼自身の感情ーー怒りや軽蔑があるのかもしれないと思ったりしたんですよね。モジュールテキストの彼の狂言回しはいつもの厨二病ムーブというよりは、その憑き物がついたような喋りに自分の本当の感情をのせているようでちょっと怖さすら感じられた……「偽装で自身を飾りつけ」たことにいつか足元をすくわれるんじゃないかとひやひやするくらいには。昔そういう懸念もちょっと漫画で描いたなということを思い出したりしてた。
モジュールの最後の彼の台詞が不思議と明るさを含んでいたので、これは彼の再起の物語として解釈していいのかな、と今のところ思っている。クルビアの武器の資料を集めて、自分や兄が携わった研究に関わる武器を探しているのか、はたまた自分や兄が所属していた会社の情報を集めているのかはわからない。サルゴン人である彼がクルビアやその企業にどういう感情を抱いているのかとか、元々クルビアの企業で働くことに違和感はなかったのかとか、武器に携わることへの危機感を持ったのは正確にはいつなのかとか、何を捨て何から逃げてきたのかとか、それこそ兄のこととか……わからないことはまだまだ多くて、いつかそれらが明らかになってしまう日が来るのかと期待しつつ怯えてるんだけど、モジュールの終わり方を見て、彼のめざす方向にある明るさを信じてもいいのかもしれないと思えて、それがじんわりと嬉しかった。
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音楽と轍
ヴィグナのモジュールテキストすごく良かった。今までで一番良かったかもしれない。ここから始まる映画を一本観たいくらい好きだ。
モジュールテキストを見てからプロファイルを読み返すと、彼女の在り方がそのルーツとつながっていることがよくわかる。同じサルカズでも、かのロックスターや彼女のようにカズデルを帰るべき場所と心に留めている人と、今この場所を故郷と定める人がいる。流浪の民たちの生き様を思わずにはいられない。
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