Tumgik
Text
解説
ファスビンダーやジョン・カサヴェテスを彷彿とさせる、愛にすがって夜をさまよう若い男女と狂気の中年女性を長回しで追った物語。監督は若手映像作家 UMMMI.として、英テレビBBCやイメージフォーラムフェスティバル、ポンピドゥーセンター主催の映像祭で作品を発表するなど、アートと映像の領域を横断して様々なヴィデオ作品を手がけるイギリス在住の石原海の長編デビュー作。
Tumblr media
0 notes
Text
ストーリー
ひかりは、同棲中の太郎との子供を妊娠したばかり。二人とも大学を卒業後、就職をせずにバイトで暮らしていたが、金銭的な問題が浮上する。太郎はひかりに内緒で、叔母の京子に頼る。しかし叔母である京子は、若くして旦那を亡くして以来、アル中気味で気が狂って奇妙な言動ばかり。ついでになぜか家に何人も若い子を住まわせている。ひかりは太郎に内緒で、叔母の家をひとりで訪れる。これは、崩壊しそうな愛に関する一晩のメロドラマである。
Tumblr media
0 notes
Photo
Tumblr media
1 note · View note
Text
キャスト
ひかり役:篠宮由香利 American Apparelやミキオサカベのモデルを務めるなど、モデル、そしてフォトグラファーとして活動しており、2014年には自身初となるセルフポートレイトをおさめた ZINE『YUKARI SHINOMIYA』をニューヨーク近代美術館・MoMA PS1にて開催されたNY Art Book Fair 2014 Girlfriends Exhibition by Dafy Hagaiで発表した。
太郎役:鈴村悠 出演作に、2016年Suicide Love(大山千賀子監督)夜、逃げる(山田佳奈監督 2016年夏公開) 2015年スピリタス(吉田浩太監督) She-saw(加藤綾佳監督) 舞台に、2016 残響のテロル(演出 奥秀太郎) ロ字ック 荒川、キラーチューン(演出 山田佳奈 2016年6月29〜7月3日東京芸術劇場シアターウエスト、7月9.10日穂の国とよはし芸術劇場PLAT)
京子役:竹下かおり 木村光一主宰の地人会を経て商業演劇で活動、現在は映画を中心にしている。主な作品に、ねこにみかん(戸田彬弘監督)あの電燈(鶴岡慧子監督)彦とベガ(谷口未央監督)かくれんぼ(田中希美絵監督)トロント国際映画祭・短編ノミネートなどがあり、母親役からストリッパー迄幅広い演技で国際映画祭で注目される作品に出演している。
世界役:石田清志郎 1991年生まれ、兵庫県出身。第12 回CO2俳優特待生選出。出演作に、【舞台】『アジェについて』(今泉力哉監督)劇団藤村聖子 第2回公演(作・演出 宝来忠昭)【映画】『ゴーストフラワーズ』主演 (石原貴洋×小林でび監督) 『THE END OF ANTHEM』(東佳苗監督)CO2 助成作品『可視化する心たち』(五十嵐皓子監督)『ハッピートイ』『believers』(平波亘監督)『「トウキョーの夜」の朝』(頃安祐良監督)『脱脱脱脱 17』(松本花奈監督)『She-saw』 (加藤綾佳監督)『千のひとつまえ』(井坂優介監督)『verse1』主演(辻寛之監督)
0 notes
Photo
Tumblr media
0 notes
Text
スタッフ
監督・脚本 / 石原海 (UMMMI.) 愛、ジェンダー、個人史と社会を主なテーマに、フィクションとノンフィクションを混ぜて作品制作をしている。初長編映画『ガーデンアパート』、東京藝大学の卒業制作『忘却の先駆者』がロッテルダム国際映画祭に二作同時選出(2019)。また英BBCテレビ放映作品『狂気の管理人』(2019)を監督。現代芸術振興財団CAF賞 岩渕貞哉(美術手帖編集長)賞受賞 (2016)イメージフォーラムフェスティバルヤングパースペクティブ入選(2016)ポンピドゥーセンター公式映像フェスティバルオールピスト東京入選(2014)など。『ガーデンアパート』は、初めての長編劇映画デビュー作となる。
撮影 / チャーリー・ヒルハウス Charlie Hillhouse 撮影監督作『Faraways』(監督 Audey Lam)がロンドンフィルムフェスティバル2012、ロッテルダム国際映画祭2013に公式出品作として選ばれる。写真家としても国際的に活躍しており、オーストラリアのグリフィス大学美術学部の大学講師を経て渡日。
共同脚本・プロデューサー / 金子遊 批評家・映像作家。著書に『辺境のフォークロア』、編著に『フィルメーカーズ』『クリス・マルケル』『国境を超える現代ヨーロッパ映画250』など。劇場公開映画に『ベオグラード1999』『ムネオイズム』『インペリアル』がある。慶應義塾大学ほか非常勤講師、ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。テレビ番組の脚本、番組構成も多数。
録音 / 川上拓也 1984年、北海道生まれ。エンジニア職を退職後、2010年度映画美学校ドキュメンタリーコースを受講。NHKドキュメンタリー番組の編集助手を経た後、現在はフリーの録音・編集としてドキュメンタリー作品を中心に活動。酒井充子監督『ふたつの祖国、ひとつの愛〜イ・ジュンソプの妻〜』(14)、小林茂監督『風の波紋』(15)に録音として参加。整音担当作品に、田中圭監督『桜の樹の下』(15)、小森はるか監督『息の跡』(17)。録音・編集・整音として酒井充子監督『台湾萬歳』(17)に参加。
音楽 / Cemetery 2015年活動開始。東京で活動するコレクティヴ、CONDOMINIMUMを主宰するKota Watanabeのソロプロジェクト。アンビエントやインダストリアルの質感を残したシンセポップを展開する。2016年6月に1st EP ”DENIAL”をリリース。Tiny Mix TapesやFact Magazineから評価を受ける。2017年5月にEP"Vessels"をアメリカのアンビエントレーベル、〈Sacred Phrases〉からリリース。9月にスペイン・バルセロナのレーベル〈angoisse〉から新作"excoriation 瘢痕"をリリース予定。
音楽 / 戸張大輔・Scraps (Not Not Fun)
1 note · View note
Text
コメント
映画の中の彼女たちは、穏健な日常を維持しようと努める私たちがふだん見て見ぬふりをしているさびしさを、濃厚に、凝縮されたかたちで、こちらに差し出してくる。夜の時間、意図的に照らされるうつくしい光の中で。それはとてもクールで、ロマンティックで、映画的だ。
野中モモ(ライター/翻訳家)
妖しい空間に妖しい住人がいるとして、それを不気味だとか異形だとか狂人だとか名指してしまえば、それは我々の日常からの放逐でしかない。でもどんな存在にも手を差し伸べ寄り添い合えると見せかけることもまた、その存在のリアリティを放逐する行為となる。なぜなら現実と折り合えないのが彼女や彼たちなのだから。この微妙な存在の憂愁を映像化したウミさん。女ファスビンダーが誕生するかもの予感。
渋谷哲也(映画批評/ドイツ映画研究者)
まだ石原海(UMMMI.)が二十歳になるかならないかの頃、彼女の書いたシナリオを読んで驚かされたことをよく憶えている。人は年を重ね、それなりの波乱を生きると、時間と涙を蕩尽してきたのと引き換えに、自分は人生というものの何たるかを識ったのだと思いたがるものだが、石原海の想像力はそれがまったくの勘違いであることを教えてくれた。わたしたちはきっと人生からは大して学べないし、学ばない。孤独に生を耐えることが老人だけの定めでないように、自由を謳歌することもまた若者だけの特権ではない。いつだって間違いだらけであるからこそ、わたしたちは何物からも自由なのだ。ティトノスよろしく身体が老い、クロノスの勝手で時が過ぎようとも、永遠に逃走し続けられることは希望である。石原海の映画にはその希望がある。
山川冬樹(ホーメイ歌手/現代美術家)
強烈に印象に残ったのは、<ひかり>の表情の無さだった。怒りも笑いもしない、強いて言えば、つまらなそうな顔。話し声にも抑揚が無く、感情の動きが感じられない。それでも妙に惹きつけられるものがあり、彼女の動きや声から何かが読み取れるんじゃないかと目が離せなかった。昔、自分もあんな顔をしていたように思う。自分が何をしたいのかわからなかった頃。他人に依存して、期待に応えることで安心していた。都合の良い人を演じて、自分を消すことが愛だと思い込んでいた。依存心が薄れたのは、労働を経験し、経済的自立から責任感と自己肯定感を得たからだったように思う。彼女は今後の人生からそういうものを受け取るんだろうか?労働のない人生を生きている京子さんは?でも、京子さんの部屋には酒と音楽とセックスと、そして愛も確実にあるみたいだった。この映画が提示するのは、例えば偶然流れてきた曲からメッセージを感じてしまう時のような、あやふやで気まぐれだけど完璧な愛の形なのだと思う。
カナイフユキ(イラストレーター・コミック作家)
つめたさとあつさの両輪による平静さの獲得を試みる若者たちの群像。
自分自身の身体がそこに存在する限りは“自分自身の街”として描き出される一瞬一瞬のイメージの克明さ。
映像表現そのものに、映像になる前の祈りが灯されるシーンの連続に、石原海監督の狂おしい聡慧さが光り輝いていました。
山戸結希(映画監督)  
「愛は映画みたいなもので、政治みたいなもので、料理みたいなもので、庭みたいなものだ」。という若い女性の呟くようなモノローグで始まる『ガーデン・アパート』は「愛について」の映画だ。  愛を諦められない女と愛を信じられない女。夫を亡くした中年女と妊娠中の若い女。絶望と哀しさを、過去と記憶に生きるために酒におぼれる中年女と不確かな存在と宙ぶらりんの恐怖から逃れるために妊娠に賭ける若い女る。この対照的な二人の女はどちらも愛を探している。傷つきながら、絶望しながら、生きていくことは愛すること、だと信じたいと思いつつ、信じられない自分を、信じていない恋人から逃避し、それでも結局また立ち戻ってくる自分を見つける。  青い部屋、赤い部屋、赤い下着、白いシャツ。「幸せは楽しいとは限らない」という台詞が、突然に屋上に現れるマットレスが、このほろ苦い甘さと醒めた情熱を抱え持つ映画が、ファスビンダーとアケルマンの世界に呼応していることを垣間見せる。孤独と愛は背中合わせの絶望と希望だと知っている二人の監督。  私は中年女の京子から目を離せなかった。60年代のアングラ女優を思わせる彼女の肢体があられもなく、その太ももを見せる時、性と生をむさぼる中年女の妙な色気が画面に強烈に漂ってくる。こんな個性的な中年女を日本映画のスクリーンで最近は見かけなかった気がする。そして妊娠しているにもかかわらず、愛を求めるからこそ一人になろうとする光の若さゆえの傲慢さと脆さゆえの強さにも心惹かれた。  映像美の探究とストーリーの要望に揺れ動き、バランスを失いそうになる映画の弱さは、作家の若さと誠実さと裏返しになっている。触覚的な映像と音楽と対照的な不器用な語り口がかえって愛おしい。それは微かに奇妙な官能性を帯びる。  初めての長編映画に挑戦した石原海は歩み始めた。もう後戻りはできない。さて、この次にどんな興味深い女を描いてくれるのか。 斎藤綾子(映画研究家)
1 note · View note
Text
劇場情報
6月7日(金) ー 6月13日(木) テアトル新宿ほか、全国順次ロードショー
Tumblr media
6月7日(金) ー 6月13日(木) テアトル新宿 https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/ TEL.03-3352-1846
6月15日(土) ー 16日(日) 京都シネマ https://www.kyotocinema.jp TEL.075-353-4723 7月12日(金)ー7月18日(木) アップリンク吉祥寺 https://joji.uplink.co.jp/movie/2019/2607 TEL. 0422-66-5042 7月13日(土)〜 シアターセブン http://www.theater-seven.com TEL.06-4862-7733 8月17(日)〜23(金) 名古屋シネマテーク http://cineaste.jp/ TEL. +81 52-733-3959 9月17日(火) 福岡KBCシネマ https://kbc-cinema.com/schedule/ TEL. +81 92-751-4268 10月26(土)〜11月1(金) 元町映画館 https://www.motoei.com/ TEL. +81 78-366-2636 11月 横浜シネマ・ジャック&ベティ http://www.jackandbetty.net/ TEL. +81 45-243-9800
0 notes
Photo
Tumblr media
0 notes
Text
ガーデンアパート  2018年 / 日本 / 77分 /カラー / 16:9 /ステレオ © Umi Ishihara
0 notes