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2025年5月3日(土)
帰省する。新幹線の改札に入るまで長蛇の列で、焦る。実家には、妹家族も帰ってきて、久しぶりに賑やかだった。甥っ子は、高2と中2で、ふたりとも180センチを超える長身で、時の経過を感じないわけにはいかなかった。実家では、山菜を取りに行ったり、鯉のぼりをみたり、焼き肉を食べたり、のんびりしつつ、行動的だった。田舎の5月は美しく、緑に溢れていた。深い色の緑、新緑の黄緑、見ていて飽きないほど、山がきらきらと輝いていた。
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2025年4月29日(火)
夕方からテアトルシネマで「カップルズ」をみる。18時からで、ちょっと行くの面倒だなとおもったりもしたが、行ってよかったと心からおもうくらいすばらしかった。なんか、こことここがよかった、とかではなくて、うまく説明できないが、全体を通して、どのシーンも不可欠で、その空気感というか、それぞれの人物像というか、すべてが物語には必要というか、なに言ってるのかわからないけど、こみあげてくるよさがあった。自然発生する心のうごきというか。 ルンルンとマルトが台北の夜の街で対面するラスト、街の喧騒のなか、エンディングロールが流れて、なみだが自然にでるのだった。 青い台北の夜。ああ、台北に行きたい。そして、、90年代を懐かしむ。しかし、チャン・チェンは、あんなにかっこよくていいのか。
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2025年4月27日(日)
ひたすら掃除をしていた週末。出かけたのは、路地でコーヒー豆を買ったくらい。日曜日の夜、月ヶ瀬に行っていたOさんから連絡がって、花をたくさん持って帰ってきたので、くれるとのこと。 大手毬とグラジオラス・トリスティス。小手毬ではなくて大手毬ってあるって知らなかった。部屋がいい香りで溢れる。花屋で買った花じゃなくて、生えている花って、こんなに香りが強いのか。野生味もある強い香りは自然の香りで心地よかった。
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2025年4月20日(日)
gさんと京都へ。nさんと待ち合わせてランチ。10月に考えているイベントのことを話す。お茶して別れて、二条城でやっている「アンゼルム・キーファー:ソラリス展」に行く。チケットが2200円で、二条城の入館料が800円で、合計3000円もして高かったけど、二条城での展示はすごくよかった。まず広いし、作品の雰囲気とよくあってたし、何しろあんまり混んでいなかった。庭とかにも展示があって雨の日はどうするんだろうとおもった。展示をみてたら韓国人に英語で話しかけられ戸惑ったが、なにしろ感動しているようで、へー、とかなるほどーとか同調した。大阪に戻ってきて、Oさんの家に。gさんの誕生日を祝う。K子さんもきた。Oさんはもうすぐこの家を引っ越す。
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2025年4月19日(土)
シネヌーヴォで、小田香の「Underground」を見る。素晴らしい。 最初、映像を見ながら、いろんな考え事(採用面接のこととか、仕事のこととか、この2ヶ月のこととか)がうずまいていたが、すこし経つと、そういった雑念が吹き飛んで、映像の中にひきこまれていた。 日常と、地下と、その空間は実は隔てられてなく、密接に、すぐそばにあるのだとおもった。シネヌーヴォの客席も出てきた。いま、自分が座っている場所から、そこを俯瞰で見るのは不思議だった。おもえば、映画をみることも地下にいるのと似ているのかもしれない。あと、家の近くの商店街も出てきて、あ、とおもう。 言葉がほぼなくて、音と映像とそれだけで、しかし、多くの物語も含まれているようで。その物語というか、誰かの暮らし、誰かの人生が自分のいま生きてる日常のすぐそばにある、それはほんとうに気づかないだけで、道をまがったら鉢合わせる、とか、それくらいのレベルの近さで。ということを感じた。しかし、沖縄のガマの、暗闇は圧倒的な絶望というか、終わらない絶望で、ほんとうにつらいなとおもった。
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2025 年4月11日(金)
退勤後、シンフォニーホールへ。折坂悠太のライブ「のこされた者のワルツ」を見る。ここのところの折坂悠太のライブは義務感で行ってる。無欲だからか席がいつもいい。今回も3列目。終わってみれば、すごくよかったのだった。辻征夫「春の問題」の朗読も、なにより「あけぼの」と「窓」が聞けて大満足。それに弦楽器のアレンジがよかった。いつもの重奏だと、なんか身内感があって、それが好きではないのだけど、今回は、第三者(弦楽器のひとびと)がいて、緊張感があって、よかった。独奏でやるか、緊張感もって、他人と音合わせるか、がいい。仲良しこよしスタイルの重奏じゃないほうがやはりいい。
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2025年3月29日(土)
3月も終わりなのに寒い一日。gさんと姫路へ。昼ごろに着く。カフェ・ラ・ダダというお店でアーモンドトーストを食べようとしたのだけど、ランチが美味しそうで、パスタランチを食べる。gさんは赤ワインを飲んでいた。姫路文学館に移動して、「生誕120年記念 詩人 坂本遼展」を見た。『たんぽぽ』(復刻版)の赤色の表紙を眺める。 メモとか手紙とか、こういう展示を見ると、遺族はちゃんと保管しててすごいなとおもった。それにしても、竹中郁のお坊ちゃん感、というか、貴族感がすごい。結構歩いて疲れたので、フリーダという喫茶店で休憩した。いい店だった。その後、あまかわ文庫に行った。お店はカレー屋の2階で靴を脱いであがるスタイルだった。一人だったらちょっと怖気付いて入れない。いい本がたくさんあった。でも、高過ぎず安過ぎずの設定で隙がない。あと、持ってるなーというのもけっこうあった。で、持ってないのはちょっと手がでない、という感じ。 丸山豊「愛についてのデッサン」を買った。前から欲しかった。けっこう歩いた。
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2025年3月21日(金)
gさんと京都へ。長岡京で降りて、喫茶フルールでランチ。純喫茶ブームで平日でもたくさんの人がいた。いろんなメニューがあって、あれもこれも食べたかった。で、大山崎山荘美術館で「松本竣介ー街と人」展をみる。「特別な一日」の表紙絵(単行本も新書も)、両方見ることができてよかった。松本竣介、37歳で亡くなったこと、改めて早いなあとおもった。でもお子さんがたくさんいて(早く亡くなった子もいるけど)子孫を残すってすごいなと同時におもった。子孫だけじゃなくて、作品を残すことも。大山崎の美術館は狭いけど、雰囲気が作品とすごくあっていた。図録はなくて残念。美術館のカフェでケーキとコーヒー。帰りがけに水瀬で降りて長谷川書店へ。実は初めての訪問。すごくいい書店とは前々から聞いていたが、想像以上にいい書店で、驚いた。gさんが「aちゃんが書店を褒めるのはめずらしい」と嫌なことを言っていた。まずは立地がいい。駅直結。客層は老若男女。特に子どもが多い。雑誌、学参、ナンプレ、時刻表、絵本、漫画、旅行本、なんでもあるのに、わたしが欲しいなとおもう文学、詩集、も一通りあり、外国文学(少ないにしても)もあり、人文、社会学系、最近出た新書もちゃんとあって、大型書店だったら、いろいろ探さないといけないのに、コンパクトに揃っている。最近の独立系書店は、どこへ行っても同じような品揃えで、そもそも点数がすくなすぎて残念だとおもうことがあるのだけど、そこまで広くない店内にここまでたさくん並べられているのはなぜだろうと不思議だった。漫画もね、ちゃんとある。ジャンプもリボンのコミックも。子供が絵本を読む小ぶりなスペースまである。ご婦人(70代くらい)が「時刻表どこある?」と聞いて、店主が、「その後ろ、ぐるっとまわって」みたいに答えてておもしろかった。店主は淡々と、すこし冷たいような口調で、でも親切な雰囲気で、そのバラン��が絶妙だった。「最近、時刻表が高くなってねえ」みたいな世間話。「時刻表を見て、安くいろんなところに行くの」みたいなことも言ってて微笑ましい。本を買わない子供も、レジでちょっとしゃべっていくという感じで、なんだかよかった。
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2025年3月20日(木)
無駄に4連休。京都へ。nさんとランチしてから喫茶店へ。Yさんと待ち合わせ。少し前に黒川さんと荒井さんと「もういいか」の合評会をした話を聞く。北村順子さんを再読している話などしたかったはずなのに、なかなかいい話題が出せず、いつも適当にうなずいていて、ちょっと久しぶりに落ち込む。でも、nさんの豊富な話題で、助かった。お元気そうでよかった。
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2025年3月9日(日)
歩いて梅田のユニクロまで。人が多い。すぐに立ち去る。歩いて、テンポエスカルゴでりんごのタルトを買う。また家まで歩く。が、疲れすぎ、南所豆花に久しぶりに立ち寄る。松たか子がここの亀ゼリーをテレビで紹介したとか。このお店で松たか子に遭遇したら、そりゃ驚く。
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2025年3月8日(土)
実はまた、ピラティスに通っている。しかも、マシーンピラティスの個人レッスン。効果はあるのか。。会社の近くで、会社終わりに行こうとおもったけど、なんか、平日は無理で、土日に行ってる。なんで、土日まで会社近くに行かないといけないのか。土日なら家の近くがいい。レッスン後に、「喫茶古月」に立ち寄る。古いビルの地下。もともとあった純喫茶を若者がひきついだとか。静かで暗くて、読書するにはいいけど、すこし古い水の匂いがするのが気になった。
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2025年3月5日(水)
寒さがすこしやわらいだ気がする。久しぶりに「のざき」へ。会社のMさんと、元会社のIさん。いつも、会社に行くのがぎりぎりなんだよね、というどうでもいい話をすると、10分早く家を出るといいですよ、とあたりまえのことをIさんに言われた。でも、そうか、と10分前に出ようと心に強く誓った。
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2025年3月2日(日)
あたたかい週末。とうとう3月になった。gさんと「行先」というアジア雑貨屋へ。もうすぐ移転するとか。その後、大正の「井尻珈琲」へ。ずっと行きたいとおもってたけど、大正ってあんまり行かない。すごくいい店だった。わたしとgさんは小声というかヒソヒソ声で話していたが、けっこう目立っていたとおもう。夜は谷四でイタリアン。aさんとtちゃんも。aさんとgさんは白ワインをたくさん飲んでいた。aさんは美味しい美味しいと言って食べていたけど、きっと、この中で、最も美味しいものを食べているとおもう。作るのも上手だしね。盛りだくさんの1日。
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2025年2月22日(土)
仕事で広島へ。広島へ行くのは久しぶりかもしれない。会場が平和公園内にあったので、原爆ドームも久しぶりに見た。2泊3日の仕事が、けっこう疲れる年齢になってきた。
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2025年2月11日(火)
きょうも寒い。夜から雨が降るとか。 アルモドバルの新作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』を見る。ティルダ・スウィントンは本当に綺麗で、身につけているビビッドな色の服も本当に似合っていた。ピンクとか緑とか、黄色とか。インテリアも素敵。登場人物は、ほぼティルダとジュリアン・ムーアのみ。 二人ともいい暮らししているのよね。ティルダの死が近いことより、そのことばかり考えてた。ちょっと眠くなった。夜はK子さんとスエヒロでご飯を食べて、カラオケへ。「踊り子」を歌った。
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2025年2月10日(日)
伊東2日目。木下杢太郎記念館に行く。(二度目)前に行った時も驚いたけど、木下杢太郎の生家は海の本当にすぐそば。伊東の街を適当に歩いて、まといというお店で鰻を食べる。香ばしくて美味しかった。わかばというお店でソフトクリーム。これもまたうまかった。伊東銘菓「ホール・イン」を買って大阪に戻る。
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2025年2月8日(土)
伊東旅行。新大阪駅に着くと新幹線が遅れている情報が。問題なく新幹線は来るが、京都を過ぎると大雪。減速して、熱海に大幅に遅れて到着する。熱海は、関東方面から来ただろう若者たちで溢れている。10年くらい前はかなり閑散としていたのだが。駅前のフルヤで昼食を、とおもっていたが、開店すぐ満席。熱海の街を適当に歩いて、ボンネットという古い喫茶店でハンバーガーを食べる。後ろの席に、最近、東京へ転勤になったという若い女の子と、酒焼けしたしゃがれた声のマダムが「ひさしぶり〜」みたいに親しく話していて、どういう関係なんだろうとずっと話を聞いていた。熱海を後にして伊東へ。今回の旅の目的��、ハトヤに行くこと。『SUPER HAPPY FOREVER』を見ていきたくなった。(でも、映画のロケは違うホテルとのおと)冬のハトヤはけっこう閑散としていて、寂しい感じだったけど、それがよかった。布団を敷きにきたのが、ベトナムからの実習生の女の子二人で、ずっと楽しそうに笑っていた。『SUPER HAPPY FOREVER』にもベトナムからの実習生の女の子ができて、同じだとおもった。しかし、これをエモいとおもうのは違う。でも、女の子たちが楽しそうに笑っていたのはほんとうのこと。外は寒いけど、すこし伊東の街を歩いた。「つぐみ」というレコードと本を扱っているお店に行く。若い女の子が「どこから来たのですか」と聞いたので、大阪、と答えると、大阪のお客さんははじめて!と関西のレコード屋事情を話し始めたけど、わたしはレコード屋は全然知らないのであった。ハトヤに戻り、温泉、温泉、温泉。
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