william209
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路地裏事件帖
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いずれ廃墟になるであろう
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william209 · 6 years ago
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旧校舎は語る
 別になにか思い入れがある訳でもないし、かといって自暴自棄になっている訳でもない。したがってこの情景はある種の錯覚であり、ただ明日を見んとする者たちの古びた映写機の音なのだと。
 乾いた冬の晴天に、重く太い銅の鐘の音が響き渡り、ぱたぱたと子供が上履きのゴム底を地面に叩きつける音が過ぎ去っていく。鉛筆で描かれた落書きや、運動場から駆け戻ってきたのであろう泥や砂が簀の上にざらついたままなのを見ると、この木造校舎が建ってから長い年月が経ったことを感じざるを得ない。ロッカー置き場には照明も満足に無く、吊られた裸電球は、時折開けっ放しの窓からの風に吹かれてゆらゆらと泳いでいた。  ずらり、とは言わないまでも、数十と並んだ全校生徒の靴を仕舞い込んだロッカー達。どうやら先程の鐘は1時間目の授業開始のものだったようで、辺りはしんと静まり返っている。 「あぁ、また遅刻か」  ばん、と力無く錆かけたロッカーを叩く音。『かみたに あり』と書かれたシールが貼られている。肩を落とし、叩いた拳を開いてロッカーの扉を開けた。 「だから近道するのやめようって言ったのに」  次いで違う手がその隣の『かみたに まり』と書かれたロッカーを開ける。赤いランドセルが揺れ、慣れた手つきで土足から上履きに履き替えて扉を閉めてから、深いため息をついた。 「だって絶対間にあわなかったよ、いつもの道だと」 「有が欲張ってご飯おかわりとかするから遅れたんだよ」 「毬だって靴履くの遅かったじゃん! 慣れてないのに意地張ってひも靴なんかにするからだよ」 「マジックテープなんて低学年が使うものだよ」 「私達まだ3年生なのに」  顔を見合わせ、にいと笑う。いつ見ても一卵性双生児で産まれた私達の顔は寸分違わず一緒、同級生や先生たちもどちらが有でどちらが毬か未だに分かっていないようである。双子ならではの共通意識。他人に排他的な大きな大きな壁のような何か。自分達以外では誰も自分達を理解できないと思っているような目、心。そんな考えが、彼女たちの登校意欲を削ぎ続けていた。  のろのろと教室へ続く廊下を歩く。ランドセルにつけた給食袋が揺れ、理科室を通り過ぎたところで毬が口を開いた。 「そういえばさ、この学校無くなっちゃうんだってね」 「えーっ、じゃあ私達どうなっちゃうの?」  有の言葉に、毬は前を見たまま首を振る。 「さぁ……。多分だけど、みんな家から一番近い学校に行くことになるんじゃないかな」 「バラバラになっちゃうのか…… あ、でもどうせ全部で23人しかこの学校にいないし、そんなに悲しむことでもないや」  どこか清々しい有の顔に、毬はそうだね、と頷きつつも一抹の不安を抱いていた。  毬より有の方が、まだ子供だ。そう、毬は思っていた。これから誕生日を迎えて大人になるにつれ、双子の共有意識や仲間意識、他者理解の無さはきっと生きていく上で致命的な枷になるだろう。いつも一緒、考えることもやることも一緒、お互いの行動全てが善と信じて疑わない――とても素晴らしいと思う。しかし、幼稚だ。変わらなければならない。考え方を。他人への理解を。社会への適合を。 「じゃあもう無理して学校来ることも無いね」  空き教室や特別教室などを見まわしながら呟く有。『学校』という箱庭が大層お気に召さないようである。そ��は、毬も同感だった。どうして通わなければいけないのか。どうして面白くもない授業を受けなければいけないのか。どうして面倒くさい宿題なんかをしなければならないのか。 「だいぶ古いしね、この学校。4階の図書室の前の廊下なんか、木が腐っちゃってて歩くたびにギシギシ鳴ってきもちわるい。夜とかに踏んだら誰かのうめき声みたいに思われちゃうかも」  『2の1・3の1・4の1』と書かれた立て札が吊られた教室の扉の前に立つ。古びた木の引き戸はわずかに隙間を残して閉じられており、中で授業をしている先生の声がくぐもって聞こえていた。 「……落ちたら死んじゃうのかな」  有が沈着に、冷静に、平然と、平静と、淡々と言葉を投げた。 「……」  毬は答えない。 「……いいや別に。死んでも」  自嘲めいた諦めの言葉は、引き戸を開ける音にかき消された。    くだらなくて面白くも無い国語の授業を受けた後、先生からくだらない読書感想文という宿題を嫌々するために、私達は先程噂していたばかりの図書室へ向かった。相変わらず有はぶつくさ言っていたものの、本は好きなようで、図書室に着くなりランドセルを放り出して棚に刺さっている数々の本の背表紙を眺め始めた。毬はランドセルを机の上に置き、『小学生推薦図書』と書かれた本を適当に手にとって開き、あらすじを読んでは戻し、読んでは戻しを繰り返す。  しばらくして有は『人物でんき:エジソン』というなんだか変なおじさんが描かれた表紙の本を選んできた。毬は江戸川乱歩シリーズの一冊を借り、ランドセルに入れて廊下に出た。 「エジソンって電気の人だったっけ?そんなんで感想文書けるのー?」 「毬こそ江戸川乱歩って、なーんか大人ぶってるー」  けらけらと笑い、有が楽しそうに「けんけんぱ」をしながら無邪気に元来た廊下を歩く。  そんな有を見ながら、毬は思わず苦笑する。 「ちょっと、危ないよ、そこの床、今にも抜けそうなんだから――」  瞬間。 「え――」  傷んで脆くなっていた木の廊下は有の跳ねる重さに耐えきれず、ばき、みしみしと音を立てながら割れ、有を呑みこんでいく。 「有!」  駆けだすも間に合わず、有は踏み抜いた廊下の穴に消えた。  ガクガクと震えだす足を踏み出し、駆け寄って穴を覗きこむ。穴の下には、また穴。どうやら落下した先の3階の廊下も、衝撃を受け止めきれずそのままさらに貫通して落ちたのであろう――  2階分の高さからの落下。 「そんな……有……」  知らず涙が溢れてくる。どうしていいのかわからない状況、動けない足、見えない有。なにも起こらなかったという事にはできないのだろうか。何もできないのだろうか。 私は、私は――  ぐっと目を閉じ、消えろ消えろと心で叫ぶ。下校時刻の鐘の音が校舎全体に鳴り響いて、
「あぁ、また遅刻か」
 次に目を開いた時には、ロッカー置き場だった。  重く太い銅の鐘の音。先程図書室前の廊下で聞いたものと、全く同じ音。 「……え?」  毬は今、ランドセルを背負って、土足のまま、その場所に立ちすくんでいる。  ばたん、と乱暴にロッカーを閉める音。閉められたロッカーには、『かみたに あり』と書かれたシールが貼られている―― 「どうしたの、毬。ぼーっとしちゃって」  顔を覗きこんでくるのは、さっき目の前で落下したはずの、有。神谷有その人が、毬の目の前に立って、心配そうにこちらを見ていた。  そんな馬鹿な。さっきまで、図書室にいたじゃないか。遅刻して教室に向かって、国語の授業を受けて、宿題が出て、図書室に行って、本を借りて、そして――有が落ちたではないか。  目の前で起こった事実、頭の中に残る事実と、今起きている事の整理がつかず、毬はその場から動けずにいた。  これがデジャヴ、というものなのだろうか。既視感……それは記憶している事柄に似たような事柄が起こった時、脳が勘違いをして「これが起こった事実を私は知っている」と錯覚する現象。それを今、私は体験しているのであろうか。 「なにしてんの毬。1時間目国語だよ。早く行こ」  有。何事も無かったかのように存在している。落ちた事実など無かったかのように。まるで同じ日を繰り返しているかのように。  唖然とする毬の横を素通りして、赤いランドセルは教室への道を歩き始める。条件反射のように、毬も慌ててその後を追うしかなかった。  そして、授業は難なくこなされ、宿題もきちんと出た。「本を読んで読書感想文を書きなさい」だ。全く同じ。先程と、寸分違わぬ『今日』が、もう一度やってくる――  偉人伝記:エジソンを選んだ有、跳ねる有、訝しげにそんな彼女を見つめていた。そんなまさか。同じ日が繰り返し起こるなんてありえない。これはなにかの間違いだ。夢を見ているに違いない。有は落ちない。落ちたらどうする? 私はどうすればいい? 何ができる? 大丈夫だ、あれは夢だ。予知夢なんて、見るはずがない。 「ちょっと、危ないよ、そこの床、今にも抜けそうなんだから――」  言って、思わず口を押さえる。この言葉も、言った覚えがある。まさにさっき。さっき、有が落ちる前に発した言葉――  ばきん 「有!」  有は落ちた。現実的に、今、落ちた。先程と同じように、同じ格好で、同じ状況で、穴に呑み込まれていった。 「そんな…… あれは夢じゃ……」  頭の回転が、完全に停止する。  二度も、有が落ちる夢を見ているのだろうか。これも、夢なのだろうか。夢の中で夢を見ているなんて、なんてファンタジーなのだろう。だったらこれも夢のまた夢のまた夢なのではないだろうか。思考が混乱し、息が荒くなる。頭が痛い。叫びたくなる。重く太い銅の鐘の音が、校舎中に響き渡って――
「あぁ、また遅刻か」
 瞬きをして次に目を開けた時、またしても目の前はロッカーだった。全く同じ。3度目のロッカー置き場。乱暴に閉められるロッカーの音。『かみたに あり』。  私は、私は、気付いてしまった。幾度とな��繰り返される『今日』の、からくりに。  誰か魔法使いに襲われた訳でもなく、誰かに洗脳されているわけでもなく、これは物語でもなく、ただの現実と空想として処理されているのだと。  きっとまた、有は『今日も』落ちるだろう。明日も明後日も、これからもずっと、ずっと。  同じ『今日』を繰り返す。この空間……この学校はいつだって。  確かにこれは夢だ。間違いなく、繰り返し見ている、夢。でも、私が見ている夢じゃない。もちろん、有が見ている夢でもない。双子だからわかる。これは確実だ。  だとしたら、誰が見ている夢なのだろう。ずっと来ない明日を心待ちにするが故に、『今日』に張り付けられてしまって動けない誰か。『今日』で時間が止まってしまったが故に、同じ事柄を繰り返し、夢を見続ける誰か。  もう何度繰り返しただろう。この、『今日』という日を。  私は、相変わらず1時間目の国語の授業へと向かうべく、有と肩を並べて歩く。そうして、いつも同じ言葉を、有に投げるのであった。
「そういえばさ、この学校、無くなっちゃうんだってね」
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william209 · 6 years ago
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 蝉が喚き始めた。  複雑な音色は本格的な夏が近付くにつれて激しさを増し、それは立派な騒音となってこの狭隘な六畳間に響く。  毎日突貫工事の石を砕く音が聞こえ、急に現代化が進み始めたこの街に住んでもう半年にもなる。街の偉い人は何を考えているのかいまいか、あちらこちらに首の長い工事車や土を抉る装甲車みたいな機械を配置し、発展だなんだと言って背の高い建物や道路の整備を行っていた。僕の住むアパートの横にも、近いうちにマンションが建つらしい。  そんな未来の無いアパートの、暗鬱としたこの狭い空間に死んだように四肢を投げ出して転がり、ひたすら天井の木目を睨んでいた。この部屋に越すと決め、半世紀生きた両親に立地が悪いと躁狂な声で難色を示されもしたが、今では立派な僕の家だ。  まだ昼前だというのに、蛍光灯を点けないこの空間は酷く濁っていた。軋んだ雨戸を半分まで閉め、少しでも日差しを浴びまいとする。日光は……何となく、苦手だ。  扇風機��はまだ命が入っていない。使い古された首が折れて下を向いている。基盤に手を伸ばそうとして、やめた。暑さを我慢できない訳でもない。非常に無意味に思えたのだ。  汗が汗腺からじわりじわりと滲み出ていく。ぬるいコーラを浴びたかのような不愉快な感覚に、しかし僕は起き上がろうとはしない。  目の端が痙攣を起こす。気怠さを覚え、開いていた目を閉じた。  真っ暗な空間。赤や緑が散って消えてを繰り返す、目の裏の世界。  思考なんてただの重りだ。  考えれば考えるだけ重力を増す。  なら、何も思わない方がいいのに。  寝返りを打ち、そっと目を開ける。思考の回路が砂の様に消えて混ざり、僕の部屋の一員となる。  そうやってこの部屋は散らかってきた。  いつだって、今だって。
【暗転】
 赤い自転車のあの子。  ぼくはずっと見ていた。  毎日毎日。  いつも同じ道を通るものだからつい、  見蕩れていた。
【暗転】
 目を覚ましてようやく起き上がった。体は重力に逆らわずこのまま寝転んでいたいと文句を言っていたが、黙殺して財布を手に取りおざなりに家を出た。  安っぽい家の鍵を手の中で持て遊びつつ、発展途上の道を行く。よれたシャツにジーパン、サンダルという傍から見れば少し近寄りがたい風貌である。自転車のタイヤの空気を手動で入れる自転車屋の主人の横を通り、煙草の自動販売機の前で屯する高校生の集団を避けて通る。相変わらず地鳴りと共に工事の音はそこら中に響いていたが、耳が慣れてしまったのかそれはもうただの環境音と化していた。  二つ角を曲がったところにある、行きつけのコンビニエンスストア。安っぽい入店音と店員のいらっしゃいませは環境音にかき消され、何も気にすることなく雑誌コーナーへ向かう。確か今週発売の少年誌が出ていたはずだ。 「唐揚げ買おー」 「太るよー」 「今日はテスト頑張ったから御褒美なの!」  若い女の子達の黄色い会話が聞こえる。雑誌を立ち読みしながら、しかし耳はそちらへ向いていて。 「テスト難しくなかったー?」「やばい超金無い」「バイトしてぇー」「チーズ味1つ」  少女達の話のベクトルがあちらこちらに交錯しており、土を削る機械の音よりも雑音に近い。
あの子も。 いや、あの子は。 雑音なんて発したこと、なかった。 あの子が最後に発した『音』は――
 コンビニエンスストアで水と明日食べる菓子パンを購入し、白いビニール袋に入れて店を後にする。帰り道は先程とは違う道を行くことにした。  生垣を整える庭師を横目に見つつ、ゆるやかに下る道を遮る、黒と黄色の遮断機。  僕はその前に立つ。  別に遮断機が下りている訳でも、何かを待つ訳でもない。  熱気が鉄と混じり、陽炎が揺れる。線路の遥か向こうをきちんと認識できない程度に。  そして、遠くから徐々に近づいてくる、滑車が線路を滑る音と、踏切の警告音。どうやらもうすぐ電車が通るのであろう。  思わず一歩後ずさる。  あの時の情景が脳裏に焼き付いている。  もう、やめてくれ。
 思い出したくも、ないのに。
 電車と警告音が、僕の前の踏切までやってきた。
 後の祭り。  僕はあの時から動けないままでいる。
 【暗転】
 雨の日だった。前日から降り続いた雨は少しも勢いを弱めることなく、この街を沈めていた。  独特の濁った湿気の感覚。纏わりつく水分は、しかしどこか心を落ちつかせる。  僕は踏切の横にひっそりと生えた雑草の上に居た。あの頃も今と変わらず、非活動的な体。  記憶は残っている。珍しく。本当に、稀なことなのだろう。  彼女が傘を差しながら自転車を転がし坂から下りてくる。いつもとなんら変わらない光景。違うと言えば、傘を差している事ぐらいであろう。  彼女は僕に気付いていない様で、少し慌てているのか顔が緊張している。  と、突如雨の音を掻き消して警告音が鳴り響いた。  鉄を殴りつけるかのような、激しくて耳の痛くなるような音。近付く者は許さないと言わんばかりの拒絶の音色。  遮断機が下り、だんだんと近づいてくるのは鉄がごうごうと動く音。  僕は彼女から目を逸らせずにいた。  彼女の白い手は、拙い握力で自転車のブレーキを握りしめている。  雨で濡れたブレーキのゴム部分が滑って、タイヤの回転を必死に止めようとする。  坂で勢い付いた速さは、最早留まるところを知らない。  加速し続け、  やがて、
 彼女は拒絶の向こう側へいった。
 【暗転】
 赤色を今も覚えている。  彼女を救いたかった。  その直後降り注いだ彼女の断片により、僕も命を落としている。  珍しく思った。生前の記憶が残っているなんて。  電車が通り過ぎ、警告音は何かに斬られたかのようにすっぱりと聞こえなくなる。同時に遮断機がのろのろと上がり、何事も無かったかのように陽炎の景色が戻ってきた。  僕は踵を返して元来た道を上っていく。  のろのろと、とろとろと。
 彼女の残した『重さ』が、今でも背中に張り付いて離れない。  
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william209 · 13 years ago
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