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youhei-pottery · 3 years
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youhei-pottery · 3 years
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初めまして。
札幌で陶芸家として、主に食の器を作っている岩山陽平と申します。
僕の器について、ご説明をするページを作ろうと思い
今回書かせて頂きました。
土の配合、釉薬の調合、器の製作、焼成、仕上げ、宣伝、発送など
様々な仕事を僕1人で行っておりまして完全な手作りにて器を作っております。
なぜ食器を作っているかというと、まずは『食』が大好きです。
食べることも、作ることも(決して料理上手ではありません)好きですし
食に関する漫画も大好きです。
その中でもクッキングパパが小学生の頃から好きで、あんな温かな世界に
憧れて、大人になったら僕もこんな家庭を作りたい、と考えておりました。
学生の頃、勉強は大嫌いでしたが、教科書に載っている『食』に関する
ページだけは興味津々に読んでいました。
そんな僕が食器を作っているのは自然な流れかもしれません。
しかし実は陶芸の世界に足を踏み入れたころ、今から14年前の20歳代前半は
粘土で食器は作らず、アート的なものばかり作っていたのです。
「食器は100均で買えるしなぁ、俺が作る必要はないよなぁ」
と、本気で考えていたのです。
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youhei-pottery · 3 years
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youhei-pottery · 3 years
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20歳~24歳まではそんな考えのもと、アート的な作品を作っていたのですが
25歳くらいから段々と器が作りたくなってきました。
そんな時に友人から
「土鍋を作ってよ」
と、お願いされ、その一言をきっかけに器作りを勉強しようと決意したのです。
まずは札幌で土鍋を作れそうな陶芸教室をネット検索し、
土鍋の作り方を教わるべく、陶芸教室へアポ無し訪問を敢行しました。
そこで出会った陶芸家の方は、見た目はアウトローで凄くかっこよくて、僕の知っている陶芸家とはかけ離れていました。
しかし、突然現れた若者に対しても凄く丁寧に、親切に対応をして下さいました。
しかも置いてあるうつわがカッコイイ!金色の器!!カッコイイ!!!
衝撃を受けた僕は、ここで教わりたい旨を伝えたところ、残念ながら教室の生徒は募集していないとの事。
ガーン!!!!
しかし
「プロの陶芸家になりたいの?じゃぁ明日からアシスタントとしておいで」
の急展開な一言により、僕の陶芸家人生は再スタートを切るのでした。
それが僕の師匠、橋本忍さんとの出会いでした。
橋本さんに弟子入りしたのをきっかけに、どんどんと
器の世界にハマっていったのです。
器の世界は、僕が思っているよりも、ずっとずっと、カッコイイ世界でした。
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youhei-pottery · 3 years
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youhei-pottery · 3 years
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修行期間を終え、独立する事にした26歳の秋。
工房を構え、電気窯を購入し、プロの陶芸家のスタートです。
しかし独立してから数年間、ご飯を食べれるようになるには程遠く
アルバイトをしながら器を作る生活に。
作っているものも今思うと、とても稚拙で、師匠のパクリとも呼べないような
完成度の低いパクリの器を作っていました。
あの時に購入して下さった方のほとんどが、応援の意味を込めてのご購入だったろうなと思います。
本当に感謝です。
そこから抜け出すきっかけになったのが
【黒】
の器を作った事でした。
今まではずっと【白】の器を作っていたのですが、【黒】を作ることにより
その対比がきっかけとなり、頭の中にファンタジーの世界がグワーッと広がったのです。
【白き世界に住む、白銀の王国の家庭の食卓に並ぶ器】
【黒い器を好んで使う魔法使いたちの食卓に並ぶ器】
明確には決めていませんが、頭の中に広がった
魔法と剣とモンスターと、そんな世界に並ぶうつわ達が作りたい
そこから段々と、自分の器の世界が広がっていったのです。。
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youhei-pottery · 3 years
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youhei-pottery · 3 years
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そして現在、僕が作っている器のシリーズは5種類あります。
白い粘土に白い化粧土をかけ、透明釉をかけた【粉引】
黒い土の上から、黒い釉薬をかけた【黒】
まるで木の皮を剝いたような景色の【marble】
淡いモスグリーンでマットな質感の【緑】
深緑色の釉薬を施した、直火でもお使い頂ける【耐熱シリーズ】
これらのシリーズ達を、僕の世界観に落とし込み、製作しています。
皆様の食卓で、まるでクッキングパパの世界のような
幸せな食卓になる事を望みながら。
そして器を作る時に意識していることはもう一つ。
自分を出しすぎない事。
僕がどんな想いで作ろうが、主役は使う方々です。
僕の哲学みたいな物が全面に出てきた器はきっと、料理の邪魔になると思うのです。
あくまでも食器として、毎日使って欲しい。
なるべくシンプルに、を心掛けるようにしています。
それでもどうしても出て来てしまう癖みたいな物が僕の器の個性なんだと思います。
長々と書きましたが、こんな経験で器作りを続けて参りました。
ですが誰にも何も押し付けたくはありません。
僕の器を使う時は是非、楽しく、そして自由に、お使い下さい。
これからも、器作りに精進して参ります。
岩山陽平
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youhei-pottery · 3 years
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