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yunourayou · 7 years
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「つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー」に参加しました。
今週末は勝田で踊りましょう!! 「つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー!!」 12/15(金)@STORMY MONDAY(茨城) OP18:30 ST19:00 出演 Yunomi feat.nicamoq YUC'e yobai video 予約はリプライ、DMにて! #未来茶ツアー #つきあたり pic.twitter.com/IKEJu0X7XN
— つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー!! (@mitocalyunohana)
2017年12月10日
素晴らしいパーティーに参加してきました! 最初はツイートにまとめようと思ったけど 140文字じゃ無理!Tumblrに起こせ! って感じで書いてます。
Yunomi&YUC'e両氏主宰されている 未来茶レコードさんのアフターツアー「未来茶ツアーアフターパーティー!!」 参加してきました。
最近はおぐらみつきくんの影響でよく future bassをよく聞いていたので 自分のとしても良いタイミングでイベントあったなと…。 このイベントは今後の自身のDJイベントに 影響を及ぼすんじゃないかなと思います。
楽しそうな様子をツイート ハッシュタグつきあたりから引用しつつ 思ったことを綴りたいと思います。
つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー始まりました!!1組目はyobai video!! #未来茶ツアー #つきあたり pic.twitter.com/ENqL4WGu25
— つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー!! (@mitocalyunohana)
2017年12月15日
一番手はyobai videoさん。 ゆのいっちーさんが言うにはぼくと歳が近いかた(現在23歳)多いらしく 親近感が勝手に沸いたバンドさん。
自分としては シンセで色んな音を弾きながら 従来のバンドサウンドのバンドはあまり聞いたことが無い (あまりバンド現場行かないのもあるけど) なのでとても新鮮に写りました。 凄い、今のトレンドもしっかり取り入れているような気がしました。
物販ではCD付き本を買いました! あかりさん、ステッカーおまけしてくださってありがとうございました! PCDJに貼ったろ!w そしてサウンドも凄くツボだったので じっくりCD聞きます。
YUC'eさんの師匠はゆよゆっぺさんなのか #つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
YUC'eさんの師匠はゆよゆっぺさんなのか #つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
未来茶ツアーアフターパーティー!!YUC'eさんレア曲祭り過ぎてやばい!! #未来茶ツアー #つきあたり
— 湯ノ浦ユウ-ゆの- (@yunourayuno)
2017年12月15日
アフターパーティーも最高してる😂#未来茶ツアー pic.twitter.com/gysI32LS9J
— 🍵🍼あんどぅ🌱🍑🍄 (@put159)
2017年12月15日
#未来茶ツアー pic.twitter.com/U98JPO9HvP
— えもやま (@homonne_mayuge)
2017年12月15日
YUC'e #未来茶ツアー pic.twitter.com/0DEvE9nDX7
— きりえ(kyrie) (@kyrie_ym)
2017年12月15日
Cosmosをきけるなんて思ってもいませんでした #未来茶ツアー pic.twitter.com/hIDzZ6oivY
— きりえ(kyrie) (@kyrie_ym)
2017年12月15日
シュレッダーも久しぶりだったなあ #未来茶ツアー pic.twitter.com/6mquYFVmpU
— きりえ(kyrie) (@kyrie_ym)
2017年12月15日
Internet bxxchも久しぶりだったし良い意味でアフターパーティーなんなん?って感じだったほんと #未来茶ツアー pic.twitter.com/XF55sYH39x
— きりえ(kyrie) (@kyrie_ym)
2017年12月15日
Future Cαndy! #未来茶ツアー pic.twitter.com/qysE5PJtzA
— きりえ(kyrie) (@kyrie_ym)
2017年12月15日
そうなんですよ ゆーしえさん、ロッキンジャパンに毎年のように出演されている ゆよゆっぺことDJ'TEKINA//SOMETHING氏の楽曲歌ってくださって ほんと最高以外の何者でもありませんでした……。
イベントの数週間前に ゆーしえさんの1stアルバム「future cake」を購入して 予習ばっちりで挑んだのでとても乗れて楽しかった!
テキサムさんの「4番弟子」に当たるみたいで(本人談) 元々テキサムさん好きなぼくにはマッチしますよね、そりゃ。 ゆーしえさんの音楽好きです。 自分で曲描いて歌う女の人フェチのぼくにはもってこいです(?
物販では持っていなかった「Magical Mixer」を購入しました! サインまでいただきました! ゆーしえさんありがとうございます!!!!! M3とか即売会ちょいちょい行ってるから 今度お邪魔してみようと思いました。 もちろんライブもまた聞く機会に恵まれるように色々と頑張りましょう。自分。
つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー!!最後はYunomi feat.nicamoq with きあと!! #未来茶ツアー #つきあたり pic.twitter.com/UyFKNVmnRe
— つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー!! (@mitocalyunohana)
2017年12月15日
アフターパーティー、茨城にて描きました🎄ありがとうございました!#未来茶ツアー #つきあたり pic.twitter.com/naAtU4RPI5
— きあと🍼 (@_kiato)
2017年12月15日
Yunomiさん楽しそう☺️#未来茶ツアー pic.twitter.com/1iUH1y0mPz
— 🍵🍼あんどぅ🌱🍑🍄 (@put159)
2017年12月16日
恋愛サーキュレーション!!ゆのもきゅバージョン!! (>人<;) pic.twitter.com/hdZWZvnGtt
— フ〜ミンはとにかく色々な音が好き♪ (@fumi_fumi_23)
2017年12月15日
ゆのもきゅ pic.twitter.com/Ozntsy3Bpe
— えもやま (@homonne_mayuge)
2017年12月15日
DJ Yunomi Vo nicamoq VJ きあと 3氏で構成されたライブパート、とても踊れました。
Yunomiさんとnicamoqさんは7月のつきあたりのときも 出演されていたので観るのは自身2回目でした。 ちなみにnicamoqさんはBPM15Qの活動を1度だけ見たことあったので 何かと縁を勝手に感じましたね…w
Yunomi feat.nicamoqさんのアルバム「ゆのもきゅ」 これまた購入して予習していたのでおどれ(ry
多彩な音、 弾くキックの音だったり ゆったりとしたBPMから繰り出されるbass系のメロディだったり BPM200くらいありそうな激しい曲だったり まぁ聞いてもらったほうが早いんですけど 本当多彩なメロディから nicamoqさんの幼気な声をメロディに乗っけるのは 個人的にツボでした…。
アルバム「Future Cαke」の曲順について語るゆーしえさん #未来茶ツアー pic.twitter.com/XuhZTcs60W
— きりえ(kyrie) (@kyrie_ym)
2017年12月15日
きあとさんも未来茶ツアーお疲れ様でした🍼〰️#未来茶ツアー pic.twitter.com/LWTtJla1Rv
— 🍵🍼あんどぅ🌱🍑🍄 (@put159)
2017年12月16日
YUNOMIさん、にかもきゅさんにライブ中ハンドサインを送っていたが、にかもきゅさんには意味が通じていなかった問題 #つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
YUNOMIさんの守護礼のアートワークは、茨城の自然がイメージ #つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
YUNOMIさんの守護礼のアートワークは、茨城の自然がイメージ #つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
年末年始の予定 にかもきゅ「なんもないです」 YUNOMI「カウントダウンパーティでカウントダウンしてます」 きあと「コミティア同人誌の入校」 YUC'e「トラックメーカーというイベントにでたり、イベントの人たちと初詣」#つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
にかもきゅさんが次はバンドで来てくれる!#つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
YUNOMIさん、YUC'eさん 「「アニソン作りてぇなぁ…」」#つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
YUC'e「未来茶でロッキンでたい!」#つきあたり
— 字暗2017(DJ AZ) (@azakura1889)
2017年12月15日
最後はトークライブで締めくくりでした。 終電の都合で最後までいられなかったのが辛い! あざくらさんのツイート遡る感じだと ここでしか聞けない話満載ですね。 レポートありがとうございます!
たくさんツイート引用させていただきました。 ありがとうございました。 こう振り返ると物凄く濃密な時間だったなと思いますね。
そしてそして つきあたりの実験室の企画 ゆのさん、いっちーさん、ゆっけさん お疲れ様でした。 本当に楽しいパーティーでした。
つきあたりのイベントは面白いです。 お世話になってる3方だから 贔屓目入っているかもしれないけど 極力抜いても楽しいイベントだって胸張って言えます。
3氏が全力でイベント楽しむ楽しむ姿、好きだなぁ。
また、楽しい時間を過ごせるように…。 素晴らしい時間だったので 書き残しました。
改めて 皆さん、お疲れ様でした。
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yunourayou · 7 years
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2017年よく聴いた音楽感想メモ
 沢山というわけではないのですが、2017年も終わりに近づいてきたので、今年聴いた音楽の中から気になった作品を幾つかピックアップしてまとめていきたいと思います。
 昨年はサボってしまったので毎年こうやってしっかり残していきたいですね。
それではサクサク紹介していきます。
・tofubeats「FANTASY CLUB」
 今年とにかく感動的だったアルバム。音楽シーンを批評的な視点から見た歌詞や、その逆に中身のないように全て振り切ってしまったtofubeatsの狂気的な一面も見え、混沌としていて良い。音作りもミニマルな方向にも行きつつ、メジャーに行ってから一番印象的な一枚でした。これは思い返したようにずっと聴き続けられるアルバム。超名盤。
・QQIQ「QQIQ0000-0000」
 昨年、僕が主催している「つきあたりの実験室」にも出演してくれたQQIQの最後のアルバム。過去の楽曲や前身ユニットTWIMY時代の楽曲もリアレンジしてくれている。解散という形にはなってしまいましたが、QQIQが打ち出そうとしたネット上での新しい音楽活動のフォーマットは確実に今後も影響し続けると思います。またどこかで橋爪さんといなさんの音楽が聴けるといいな。
・V.A「VOCALOID夢眠ネム」
 でんぱ組のねむきゅんはご存知でしょうか?僕の大好きな方です。実はボカロに関わっていたのです。参加アーティストはemon、kz(livetune)、純愛の巨人P、玉屋2060%(Wienners)、tilt-six、Tom-H@ck、ナユタン星人、八王子P、PandaBoY、MOSAIC.WAV、ゆうゆ、ゆよゆっぺ、と豪華ラインナップ。素晴らしい愛のかたまりのようなアルバムです。何枚でも買いたい。
・台風クラブ「初期の台風クラブ」
 いやはや、今年もこんな良質なポップスのあるバンドに出会えて本当に良かったです。京都のバンドなのですが、茨城で行われた「あの頃フェス」に出演。無事に初めてライブを見ることができました。伊香賀さんありがとうございます。ロックンロールが好きな人は是非。泥臭さや温かさがたくさんあります。
・集団行動「集団行動」
 元相対性理論でお馴染みの真部さんと西浦さんの新バンド。ボーカルにはミスiD2016ファイナリストの齋藤里菜さん。メジャーシーンで再びこのサウンドが聴けるのは嬉しい。
・fhána「Hello!My World!!」
 もうずっと追い続けているfhánaですがこのシングルに収録されているカップリング曲「reaching for the cities」はとても爽やかなナンバーかつ、towanaさんが初めてラップに挑戦していて、表題曲のタイトル通り、新しい世界の拡張に成功しているシングルです。
・小沢健二「流動体について」
 今年の重大ニュースの一つオザケンの新曲がリリース。テレビへの出演や、フジロックでのライブが代表曲だらけと、今年の活動はとても明るかったですね。スチャダラとの絡みも多く、フジロックとMステのコールアンドレスポンスは良きですね。個人的にフジロック出演時ライブの内容をTwitterに張り付いて追っていたのですが、ネットで情報がリアルタイムで届く今なのに頑張って調べても体感として伝わらないものがどこかで行われている、自分もそこに行きたい、と思わされることって一つの価値だなー、と。
・サニーデイ・サービス「桜 super love」
 とても真っ直ぐなタイトルで胸が撃ち抜かれます。2016年にリリースされたアルバム「DANCE TO YOU」にも収録されていた「桜 super love」を表題曲にリリースされたEP。ラブリーサマーちゃんによるremixはチャイムの音が楽曲内で鳴り響いていてとてもエモーショナル。RCサクセションの「春うらら」のカバー、そして「DANCE TO YOU」ツアー2016 の最終公演のライブ音源と、全10曲、50分のボリューム。発売の形態としても新しい試みを感じる一枚。ジャケットイラストには岡崎京子さん、素晴らしいに尽きます。
・DE DE MOUSE「dream you up」
 懐かしい空気のデデさんのダンスチューンが全面に帰ってきた一枚。とにかく踊れる楽曲が多い。今回の「dream you up tour 2017」ではLITEの山本晃紀(Dr)、Sawagiの観音(G)と雲丹亀卓人 (B)をバックメンバーに起用したバンドスタイルで行われ、楽曲のアウトプット、解放、発散の仕方が国内のトラックメイカーを見ても完全にデデさんらしさになっていて良いですね。フジロックで昼間の時間帯に出演していましたが、VJで花火の映像が流れている、という映像をTwitterで見つけて泣きそうでした。こういうバンド形態の時に「Track operate」と表記するのは海外とかだと流行ってきているのかな。コヤマシゲトさんのジャケットの近未来感も堪らないですね。
・長谷川白紙「アイフォーン・シックス・プラス」
 白紙くんの鍵盤の指さばきも好きなのですが、僕は歌声もとても好きです。「横顔S」の曲の展開は圧巻です。ラストに向けての歌詞と歌メロがドラマチックです。満を持してマルチネレコーズからリリースの作品。是非ライブを拝見したいです。
・YUC'e「Future Cake」
 Yunomiさんと共に設立した「未来茶レコード」よりリリースされた一枚。全国ツアーも行いfuture bassの日本国内での認知度も更に浸透していますね。「Future Cake」はfuture bassを基軸にハイブリッドに様々なジャンルにまたがった良質なポップスが多いと思います。アルバム制作にあたって新規書き下ろしの楽曲もあり、曲ごとにキャラクターを使い分けた歌い方、YUC'eさんの「Future」シリーズの集大成ということもって、コンセプチュアルにも感じ取れる一作。「つきあたりの実験室で未来茶ツアーアフターパーティー!!」では大変お世話になりました。貴重な一時間のライブセットを見せて頂きました。
・New side capter「GRAVITY」
 茨城、水戸に関わりがあるバンドで今年出た音源の中ではNew Side Chapterのアルバムが本当に素晴らしかったです。曲の構成や展開、歌メロの乗せ方が面白いのももちろん、意図的に日本語を混ぜて耳馴染みよく聴かせてるのが何とも憎い。バンド畑じゃないところからの発想がとにかく沢山詰め込まれている曲ばかり。あとは発見されればすぐに売れてしまうバンドだと思うので是非今のうちに。全国流通してますので。僕は「The World Inside Out」が特に好きでした。
・スカート「20/20」
 主催している「つきあたりの実験室」に出て頂いたこともある澤部さんのバンドプロジェクトスカート。昨年カクバリズムからもリリースしましたが、とうとう今年はメジャーのポニーキャニオンからリリース。スピッツの後ろで口笛を吹く人でも一躍有名になりましたが、年に一度アルバムをリリースしている制作スピードもすごい……。毎年ポップが極まっていきますね。ツアーグッズのTシャツのデザインがとてもシンプルで欲しいんですよね……。
・yule「Symbol」
 このクオリティーで結成2年くらいなんですよね……。6人編成で、マンドリンやグロッケンも使っていて、ファンタジーや物語性の質が高い楽曲群。浮遊感、違う世界に迷い込んでしまったような。エレクトロなアレンジも耳馴染みが良いです。ジャケットの写真とアートワークは僕も沢山お世話になっている写真家の瀬能啓太くんが担当しています。こちらも是非チェックを。
・銀杏BOYZ「恋は永遠」
 朝ドラでも峯田さんは話題になりましたね。正直最近気持ちが離れていたのですが三ヶ月連続シングルの最後にリリースされたこの曲で再び気持ちが再燃しました。その理由に、この連続リリースのシングルでは今までの銀杏の曲から歌詞のフレーズを引用していることが多く見られたからで、「恋は永遠」の中にはBABY BABYの「月面のブランコは揺れる」という一節が使われています。カップリングにはクリープハイプの「二十九、三十」のカバーも収録されていて、メンヘラ感から童貞感への変換を見事に成功させているカバーです。
・V.A「モグラキレイヴ」
 MOGRAで開催されているパーティー「モグラキ県」に出演しているDJ陣で制作されたコンピレーション。共演させて頂いたことのあるDJさんも多数参加しています。KUMAさんの「GINKOIN」とても良きです。
・SUNNY CAR WASH「週末を待ちくたびれて」
 恐れず言いますと「andymori」が好きな人の耳に届いて欲しいバンドです。タワレコメンにも選ばれ、勢いに乗る宇都宮出身のバンド。生活感のある歌詞っていいですよね。
・the oto factory「recruit」
 オトファクまだ全員学生なんですよね。JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUBやPistachio Studio、ぷにぷに電機などがゲスト参加。フリーダウンロード出来る作品なのでシティポップ好きの皆さんお見逃しなく。関西の音楽シーンもどんどん出てきていて楽しそうな文化ですよね。
・V.A「Less than A4」
 イラストレーター大島智子さんの画集に収録された音源。参加アーティストは大島さんがアートワークを担当した、泉まくら、禁断の多数決、宇宙ネコ子の三組。媒体は違えど作品がリンクして、寄り添っているような。イメージの連鎖が心地よいですね。画集も大島さんの作品が多数見れるのでとても素晴らしいです。
・Base Ball Bear「光源」
 僕らは二周目の青春を外側から見ることができる。それは美化、とは少しずれた本当の現実なのだと思います。ベボベは年を重ねるごとに深みにハマっていきますね。アルバム「二十九歳」以降、言葉も音も世界観もいい年の取り方をしれいて救いが更新されていきます。
・For Tracy Hyde「he(r)art」
 地方都市を念頭に置いていたデビュー作「Film Bleu」から「都会」をコンセプトとした今作へ。フォトハイは手触がないというか、創作的というか、架空の世界に触れる気持ちになる。地方も都会も僕らと変わらず幻を抱いているのではないだろうか。フィルター越しの世界、虚構。永遠が流れてるみたいだ。
・アンテナガール「赤色のタイムマシーン」
 ヒラオコジョーさんプロデュースで制作された作品。アンテナさんの声が美しい。声が言葉に色をつけていくイメージを強く感じるEP。ストリングスや鍵盤との相性も心地よい。途中で抜けて聴こえてくるパーカスの音も。リリースパーティーをモナレコで開催し、バンドセットでライブしていましたが、今後も生演��へのアプローチに期待してしまう意欲的な音源。とても秋めいている。てらおかさんのアートワークも可愛い……。
 ということでまとめてみたら20作品を超えていました……!!
 泣く泣く書ききれなかった作品もあるのですが、ひとまずこんなところで。
 2017年、今年も音楽豊作の年でしたね。また来年もまとめられたらいいな……。
 皆さんの今年の音楽事情も聞かせてくださいね。
 それではまたー。
 湯ノ浦ユウ
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yunourayou · 7 years
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DOTS出演について
 12月21日水戸ライトハウスにて行われたROCK DJイベントDOTSに出演しました。
 ROCKと名のついたDJイベントにお呼ばれしたのは初めてのことで、結果的にも自分なりにイベントの趣旨から外れすぎず、尚且つ冒険もちゃんとしている、というところに落とし込めたかと思っています。
 これまで四つ打ちを中心に、ネットレーベル関連の楽曲やアニリミを中心にDJをしていたのですが、今年に入ってみにすかさんの「NIGHT FLOAT」やスーパーアイラブユーの片貝さんが企画する「カタデーナイトフィーバー」、そしてカケルタくんの「ハミダシモノ」と元々好きでよく聞いているインディーロックをかけさせてもらえる機会が増えました。
 単純にアプローチを変えさせてもらえるイベントに沢山出会えたことは今年とても恵まれていたと思います。楽しさの幅が広がりました。
 水戸で活動しているROCK DJの方達を見て、自分には縁遠いと思っていたし、ROCK DJは出来ないと、それがずっとコンプレックスになっていました。
 ロックを聴きに来るお客さんはフェスに出ているバンドへの嗅覚がすごい分、「盛り上がる」「知ってる」「歌える」「みんなで合わせられる」は、かける曲に対して求められることだと考えていて、その要求にハマるDJが出来る自信がありませんでした。
 DOTSのオファーを頂いた時に、「自分でいいのか?」という気持ちもありました。僕がDJをする時にいつも大事にしていることは「提案すること」「心地よさ」なのですが、恐らくそのスタンスはお客さんと噛み合わないのでは……と。しかし、まあ、イッソウさんから「ロックの精神があれば何をやってもらってもいいです」と言って頂けていつも通りやってやろうと思えましたし、やってよかったと思います。
 DOTSの開催自体が本当に久しぶりのことで、ライトハウスで開催したのは2年ぶりとのことです。きっと、当時来ていた人も大学生になっていたり、社会人になっていたり、県外に出ていたり、恋人ができていたり、結婚していたり、他に夢中になれるものが出来ていたり、あの時のまま変わらず好きなものが残っていたり。
 兎にも角にも2年という月日は人の環境を変えるのに充分過ぎる時間なんですよ。それにも関わらず当時のことを懐かしんで足を運んでくれた人もいれば、当時の思い出話を聞いて開催を待ちわびていた新しいお客さんもいたと思います。それが何より素晴らしい空間でした。マイマイ、sanoziくん、タベイくん、yuskさん、カケルタくんのDJを見て、それぞれの色が出ていることはもちろんのことですが、僕が想像する今までのDOTSの系譜にあったものと、新しいものとが交差しているような気がして嬉しかったです。
 僕は中学生ぐらいの頃からバンドを聴き漁るようになり、高校生の頃はコピーバンドを組んでライトハウスでもライブをしたりもしました。今は「つきあたりの実験室」というライブイベントを主催したり、ハローサマー・グッドバイというユニットでシンセを弾いたり詩を書いたり、DJをしたり、そして音楽をテーマにした小説を書いて出したり、と僕にとっては全部、全部、人生を豊かにしてくれた音楽への恩返しのつもりです。
 今回のDOTS出演を通してまたDJもコツコツ頑張っていきたくなりました。また来年ライトハウスでDJがしたいです。見てくれた方々本当にありがとうございました。誘ってくれたイッソウさんも。
 楽しいことどんどんやって行きましょう…!!
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yunourayou · 7 years
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つきあたりの実験室Ⅳ-rìːtéɪk-2017/08/26
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出演
club'89
アンテナガール(back DJ Yunomi)
Yunomi feat nicamoq
しまだあすか(GUEST 大谷修登)
春ねむり
@ストーミーマンデー(ひたちなか)
 8月26日はつきあたりの実験室Ⅳ-rìːtéɪk-にご来場頂き本当にありがとうございました。
 今回も無事に会場直前にソールドアウトになりました。
 今回はいつも一緒にイベントを企画しているいっちー君がお休みでゆっけさんと二人で当日まで色々と準備をしてきたんですけど、夢のような夜にすることが出来ました。
 あんなに楽しかったのにもっと違ったアプローチが出来るんじゃないかって余韻もあって、これから先のワクワクがまた待ち遠しいです。
 1組目に出演してくれたclub'89は地元茨城から。良質なポップスを届けてくれました。新曲の嵐で、これまた攻めっ気のあるステージ。爽やかな土曜の夜の幕開けを切ってくれました。
 2組目はアンテナガール。空中分解での活動も行なっているアンテナさんのソロ名義での活動。YunomiさんがバックDJにつくのは初めてとのことでした。そして茨城でのライブも初めてとのことでしたが、始まりの時点で既にアンテナさんの空気になっていて、ホーム感ある優しく、そして激しい、歌の力に溢れたステージでした。
 3組目、Yunomi feat.nicamoq。昨年11月の「つきあたりの実験室Ⅲ」にも出演してくれたゆのもきゅの二人。今回も熱量に満ちたダンスフロアに変えてくれました。にかもきゅさん発案!?の勝田ダンスの煽りがいい感じでしたね…!
 4組目はしまだあすか GUEST 大谷修登。僕のリクエストに応えてもらった地元茨城で活動するシンガーソングライター2人の特別な時間。二人が共作した「slow」そしてMARQUEE BEACH CLUBの「escape」もセルフカバーしてくれました。
 5組目、トリを飾ってくれたのは春ねむり。セカンドミニアルバム「アトム・ハート・マザー」のリリース。そしてRO JACK優勝を果たしてつきあたりの実験室に帰ってきてくれました。ロックンロールの精神性は今ここにあるんだと、打ち付けてくる。何を隠そう今回のつきあたりの実験室をまたやれたのは春ねむりさんがきっかけでした。本当にありがとうございました。
 今回イベント全体を瀬能啓太くんに撮影していただきました。本当素敵な写真ばかり…!
 イベントの最後に「つながりは目に見えないけれど、今日観れたものに嘘はないので」的なことを恥ずかしながら言ってしまったのですが、それくらい楽しかったし、これから先に繋がっていく1日に出来たんじゃないかと思います。
 またこれからどんどん楽しいことしていきましょう。
 また、つきあたりの実験室を見つけてくださいね。
 湯ノ浦ユウ-ゆの-
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yunourayou · 7 years
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ane-mone復活祭2017/08/27
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 少し時間が経ってしまいましたがハロサマのライブの振り返りを。
 個人的にはこのane-mone復活祭のあたりからハロサマの雰囲気を一新してライブが出来始めたかな、と思うきっかけがたくさんありました。
 何というか、舞台の演出も含めて30分の時間が作れるようになってきた感じがしました。
 僕は修登くんの作る曲が好きだし、ane-moneのみんなの作り出す音がとても好きです。繊細でいて激しくて、湿っているのにどこか乾いている。その間にある揺らぎの部分の感情を汲み取るのが上手いバンドだなー、といつも思っています。復活おめでとう。また対バンしたいな。
 今日この日、このイベントに誘ってもらえたから書けた詩が2つ。
「アネモネの咲く丘」「日々の波間に花束を」
 これから大切にライブでやっていきます。
 
 セットリスト
1.アネモネの咲く丘
2.アイスクリームが溶けないうちに
3.つきあたりの実験室
4.日々の波間に花束を
5.夜と校舎と小さな約束
6.Logic Logic
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yunourayou · 7 years
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2017/07/17ハローサマー・グッドバイライブ感想メモ
「謡(うたげ)〜其の三十三 海の日スペシャル'17@渋谷喫茶SMILE"」遊びに来て頂きありがとうございました。共演の廣川さん、角森さん、大島さん、ザマさん、The Punky's Dilemmaの皆さん、ありがとうございました。参考にしたいもので頭がいっぱいです…!
 不可思議さんに衝撃を受けて、水戸という土地でポエトリー、スポークンワード、朗読文化の右も左も分かっていないところからスタートさせたハローサマー・グッドバイでしたが、昨日のライブに招いて頂けて本当に嬉しかったです。カズちゃんさん、ありがとうございました!
 今でも僕はハロサマでやっている音楽をジャンルで括ろうとするとなんなのかって、自分でも分からないままです。言葉と音楽と物語の実験を感じてもらうための自由自在な方法論がまだまだあるなー、と昨日は痛感しました!まだまだ楽しくなる。
 廣川ちあきさんは朗読者という役を演じるスイッチが、強弱をつけて効果的に切り替わっていく印象があって素敵だったなぁ。
 The Punky's Dilemmaのライブは聴くって感覚に幾つか種類があることを自覚させられました。意識して聴き始めると、たたみ込まれた瞬間すごいスピードで頭に言葉と音が流れ込んで来てしまって、いつの間にか全部飲み込まれてしまう。
 ライブの中で笑いの要素を何とか入れられないものかと試行錯誤したり、未だに悩んでいる部分だったので、大島健夫さんの朗読が見れて良かったです。緊張と緩和が丁寧で、包み込まれ、引き込まれ。あんな風に聞き手との対話が出来たなら、みんなの頭のイメージを箱の中に満たせるんだ。
 僕は今まで不可思議/wonderboyさんのことを音源や映像でしか知らなかったのですが、生前の不可思議さんのことを知っている人たちの話を聞くことで、僕の中でイメージでしかなかった人物像が更新されていく。これは映画の時にも感じた。去年の個展の時にも感じた。生き返るってこと。
 大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、ここまで連れて来てもらった気がしていて、ありがとうと言いたいです。これからもたくさん詩を、小説を、書きます。
「7月17日、謡(うたげ)〜其の三十三 海の日スペシャル'17@渋谷喫茶SMILE"」
セットリスト
1.prologue
2.つきあたりの実験室
3.夜と校舎と小さな約束
4.Logic Logic
5.狭い世界の夜想曲
6.epilogue
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yunourayou · 7 years
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参丁目劇場について 感想メモ
 2017年5月27日をもって水戸参丁目劇場が閉店して、もう一ヶ月が経ってしまうんだなー、と。
 今になってあの空間でこんなことが出来たな、あんなことしてみたかったな、とアイディアが溢れてくるのも、お店が無くならないと分からなかったことなのかもしれない。
 僕がこのお店でどんな関わり方をしていたか、簡単に残しておきたいのでまとめます。
 まず僕が生まれて初めて人前でDJをしたのが参丁目劇場で開催されていた「音流し(第四回)」というイベントでした。その後、参丁目企画の参丁目DJイベント、しばらnight、に参加しつつ、たやんくんと合同企画したROCK中心のDJイベントGrowing Upを開催したり、他にも参丁目デッドボール、みとかる等、音流しも第十回からレギュラーに加えてもらい、参丁目劇場との関わりは増えていきました。
 最初から僕はエレクトロ中心にネットレーベル、アニリミ、ボカロ、アイドルといった選曲をしていて、参丁目でのDJを見ていた人からお誘い頂いてクラブでもDJが出来るようになりました。そういう意味でも参丁目を間口にしてライブハウスやクラブに活躍の場を移していく人も多かったわけです。
 ふとした時に参丁目劇場に戻ってきてDJやライブが出来る。そういう場所。入場無料のイベントも多く、ご飯を食べたり話しながらまったり過ごせる居心地の良い空間でした。
 僕はDJ以外にライブイベントも企画しているのですが、そのスタートも参丁目劇場でした。
「みとかる」から「つきあたりの実験室」と。今でも続けているイベントはこの場所があったからです。
 本当に友人や仲間が増えました。繋がりのおかげでハローサマー・グッドバイの活動も始まりました。
 お店に色々と返せることをしていきたい、音流しはこの場所でずっと続けていきたい、と思っていたのですが……。やっぱり寂しいですね。ずっと続いていくために、守り方の選択肢が他にもあったのかもしれない。どんなに良い箱でも、良いイベントでも、双方のバランスが取れなければ継続は難しいことなんですよね。
 音楽活動の場であったり、人との繋がりの場であったり、そんな入り口がなくなってしまうと思うとゾッとします。少なくとも僕はそれに救われていたので。
 また僕みたいな人間が現れた時に参丁目のような活動の入り口があったことを覚えている人たちが残っていれば出来ることってあると��うんですよね。
 大層なことは出来ませんが、見えない流れみたいなものが残っていけばなぁ、と。
 最後に、参丁目劇場での最後のDJは色々と感謝を込めたので、数年ぶりにmixを録りました。よかったら聴いてみてください。
 
https://www.mixcloud.com/yunourayu/参丁目ラストdj/
 参丁目でイベント終わりに日付をまたいでからみんなでグダグダ話し続けるの本当に大好きでした。
 忘れません。
 またいつかあんな集まりをしたいですね。
 ありがとー。お疲れさまでした。
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yunourayou · 7 years
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ごじゃっぺ音楽祭2017感想メモ
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 今年もごじゃっぺ音楽祭が無事に終わりました。毎度のことながら良い続けますが、ハロサマの初ステージは2015年のごじゃっぺ音楽祭の第一回でした。
 当時ハロサマを結成する前の僕といっちーくん(ジョズエーーー)に、FUNAさんが「今サーキットイベントを企画しているので二人で出てくれませんか?」と言ってきたので、「何で出ればいいんですか?」と聞くと「ライブをしてください」と即答され、じゃあ、とひめちゃんを誘い、lastweekを誘い、始まったのがハロサマのきっかけでした。
 今年僕らはManbooという会場でイベントのトップバッターをやらせて頂きました。イベントのスタートが似合うユニットかどうかは分かりませんが、楽しくできました。
 会場の雰囲気もとても良くて、名前も「喫酒店Manboo」って素晴らしいネーミングですよね。お酒が進む。狐火さん曰くとても地団駄が踏みやすいと絶賛されてました。
 当日は朝、雨の音で目が覚め、「あー、やっぱり雨振っちゃったかー」と二度寝をして、起きたら、少し晴れ間も見えていて、FUNAさんの人徳のなせる技か、なんて。
 MCでも話したのですが、今回ハロサマで初めてカバー曲をやりまして、電気グルーヴの虹を披露しました。天気も相まって良い選曲になってくれていたら嬉しいです。
 あの曲だけは同期も使わず完全に即興で合わせているので、ハロサマ的にも新境地になりました。
 久しぶりに自分の個人誌「いたちごっこは青春ごっこ」という小説を作り、この日から販売スタートしました。これから各会場にてお手に取ってもらえたら嬉しいです。
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 しかし、まあ、今回プロアマ問わず52組のアーティストがひたちなかの街にやってきてくれて、ひたちなか市も公認してくれて、新聞やラジオとFUNAさんもたくさんのメディアに出て、盛り上がったわけですよ。
 これだけの熱量を持った人ならば、大きなイベントを、沢山の人を動かせるのは納得だって、FUNAさんと関われば直ぐに思ってしまうんですよね。
 打ち上げの席で僕は合間合間、記憶が飛ぶくらい飲んでしまったんですが、真面目に話したことは覚えていて、この先にまだまだ沢山やりたいことがあるんだって話を聞きました。
 みんな言うけれどFUNAさんは優しそうな顔をして、ハートはいい意味でとてもクレイジーな人です。自分の「面白い」「良い」の判断基準に正直な人です。目に曇りがない人です。とても気高いと思っています。
 だから僕も微力ながら手伝えたら嬉しいです。
 ここから先、FUNAさんが好きな人、ごじゃっぺ音楽祭が好きな人、まだイベントに来たことがない音楽好き、お酒好き、楽しい場所が好きって人、みんなが集まれたらもっと素敵な場所になっていくんだろうなってワクワクしています。
 
 余談ですが打ち上げで狐火さんがいっちーくんのこと観音クリエイションさんに似てるって弄り出した時、笑いの神が降りてきました。本当に良い一日でした。ありがとう。
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6/25 ごじゃっぺ音楽祭
ハローサマー・グッドバイ
セットリスト
1.虹(電気グルーヴcover)
2.Logic Logic
3.アイスクリームが溶けないうちに
4.夜と校舎と小さな約束
5.つきあたりの実験室
6.epilogue
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yunourayou · 7 years
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6月3日ごじゃっぺ音楽祭プレイベント感想メモ
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 6月3日はFUNAさんが企画する「ごじゃっぺ音楽祭」のプレイベントにハローサマー・グッドバイとして出演しました。内原イオンで開催された昼の部、そしてペーパームーンへ場所を移しての夜の部と1日3本のライブをしました。
 内原イオンもペーパームーンも初めてやる会場で���たし、1日3本というのも未知の体験で、沢山の出会いがあった1日でした。初めて撮影も入れて、ボカミトでもご一緒しているΘくんに手伝ってもらいました。昨年自分たちで企画をしている「つきあたりの実験室」に出ていただいた狐火さんと1日ご一緒できたのも嬉しかったなぁ。
 僕らのライブはといえば「Logic Logic」という新曲を初披露でした。トラックは「狭い世界の夜想曲(https://soundcloud.com/yumemiruongakushitsu/kj5gucyyqjy0)」に引き続き元BxAxGのサイトウカズキくんに制作、提供して頂きました。近日中にサンクラ、夢見ル音楽室の方で公開したいと思います。法則や方法論を崩して新しいものを作るために、と詩を書きました
 FUNAさんの企画するイベントは柔らかい空気というか、懐の広さがいつも垣間見得て、底が見えないというか、既定路線なことや暗黙了解の壊し方が上手いというか、とにかく目から鱗なことが多いです。
 でもそれが今、エンターテイメントが溢れた時代だからこそ、FUNAさんがやっていることはロックンロールの精神であったり、カウンターカルチャーだと僕も思っているから、関わっていて居心地が良いんです。
 ハローサマー・グッドバイは朗読、ポエトリーリーディングと呼ばれるジャンルの音楽なんだろうな、と思って僕はライブをやっているし、そのつもりで詩を書いて、演出等々も考えています。
 でもジャンルや枠組みに拘りはないというか、まだどこにも当てはまっていない感情を揺さぶれるものに出来たら良いなー、と。
 だから気持ちはロックであり、カウンターです。そのつもりです。
 ハロサマは前身ユニットの頃から考えると、2年前のごじゃっぺ音楽祭初年度に出演するために結成したユニットでした。FUNAさんの無茶振りから始まった活動でしたが、ここまで続いています。
 僕は毎年のごじゃっぺ音楽祭で、そこにぶつけられるもの、返せるものを作りたいです。今年も良いライブをして美味しいお酒を飲みたい!去年のあの雰囲気が脳裏に焼き付いています。初夏の夜の匂いでごじゃっぺ音楽祭のワンシーンを思い出します。ワクワクします。
 ごじゃっぺ音楽祭本祭は6月25日。チケットは僕らからもお買い求め頂けます。購入特典としてハロサマ通信(新聞)をプレゼントします。よろしければ是非。
 遊びに来られる方、是非ハロサマのステージ来てくださいー!よろしくお願いします。
 湯ノ浦ユウ-ゆの-
ごじゃっぺ音楽祭プレイベント昼の部1ステージ目セットリスト
1.〜prologue〜
2.つきあたりの実験室
3.まひるのゆめのくに
4.アイスクリームが溶けないうちに
5.夜と校舎と小さな約束
6.Logic Logic
7.〜epilogue〜 
ごじゃっぺ音楽祭プレイベント昼の部2ステージ目セットリスト
1.〜prologue〜
2.Logic Logic
3.夏の声、君の声
4.夜と校舎と小さな約束
5.アイスクリームが溶けないうちに
6.つきあたりの実験室
7.〜epilogue〜
ごじゃっぺ音楽祭プレイベント夜の部セットリスト@ペーパームーン
1.〜prologue〜
2.狭い世界の夜想曲
3.夜と校舎と小さな約束
4.Logic Logic
5.つきあたりの実験室
6.〜epilogue〜
https://twitter.com/hashtag/ハロサマ?src=hash
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yunourayou · 7 years
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春ねむりさん、ゲリラライブ
 一昨日、4月27日。
 春ねむりさんが茨城県ひたちなか市にあるストーミーマンデーというライブハウスのオープンマイクに突如参加する、という話をTwitterで目にして家で大きめの声を上げたことをまず記しておきます。
 こんな片田舎の土地に住んでいるとゲリラライブという言葉はあまりにも馴染みがないものなんだなー、と実感しました。
 仕事を終え、お酒を少々嗜んだところで情報をキャッチした僕は、一昨日ほどお酒と法律を恨んだことはないかもしれません。
 そしてどうして僕の周りには晩酌する人しかいないのでしょう。
 しかし、まあ、やはり、去年の11月に主催した「つきあたりの実験室」のことを思い出しました。
 イベント開催に向けてブッキングを開始していた頃、茨城でDJをしているyuskさんから神聖かまってちゃんのカバーコンテストに参加している面白いラッパーの女の子がいると勧められて動画を観たのが春ねむりさんとの出会いでした。
 動画を見て、大好きなLOW HIGH WHO?に所属していることも知り、すぐさま連絡を取りたいと思い、追いかけ始めると、オーディションを通過してのベイキャンプへの出演、ファーストミニアルバム「さよなら、ユースフォビア」のリリースと立て続けに大きなニュースが飛び込んできました。これは早く連絡を取らなくは……!
 という経緯があって「つきあたりの実験室」に出演頂いた春ねむりさん。今は6月にセカンドミニアルバム「アトム・ハート・マザー」(うおーー!ピンク・フロイドだーー!!)の発売も控え、クラウドファンデイングでのPV制作と精力的。7月には水戸内原イオンのHMVにてインストアライブもあるとのこと。
 昨年初めてのライブ遠征に僕らのイベントを選んでくれたことが嬉しかったし、今回みたいにひたちなかやストーミーマンデーを意識してくれていたり、大切にしてくれていることが伝わってきて、ただただ嬉しいです。イベンター冥利に尽きます……!
 こんなこと言ったらおこがましいかもしれませんが、あの日の出来事がきっかけで何か変わったり、今日に繋がっていたんだとしたらこんなに嬉しいことはないですね。
 あっ、そういえば僕の友人が春ねむりさんの静岡でのライブに行った時の様子がねむりさんのクラウドファンディング内の文章に載っていて個人的にはとても腑に落ちて、ニコニコしてしまいました。
 初めて直接お会いした時は、ステージで見せるヒリヒリした空気を想像していたのですが、とてもやわらかい雰囲気で、そのギャップもまた魅力的なので是非ライブに来てみんな心を撃ち抜かれてしまったらいいのに。
 いのちになってくれるはずです。
 湯ノ浦ユウ-ゆの-
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yunourayou · 7 years
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「でかあに」から「でかぱ」
 先日のこと。「でかぱ」という水戸VOICEで行われたアニクラに出演しました。
 水戸で開催されている「でかあに」というイベントがあるのですが、これがなかなか水戸で活動しているアニソンDJを一同に会したようなイベントでして、有難いことに主催しているしゅぷれさんに声をかけて頂いて僕も出演しています。初回はラウンジのトップバッターでまったりやりましたね。2回目は予定が合わず不参加。
 そして今回が数えて3回目の開催になりますかね。水戸の「でかあに」仙台の「あんせむっ!」群馬の「A.P.P」によるコラボイベント。
 僕は普段のDJではアニソンのリミックスを中心に曲をかけるのですがこうやってアニソン原曲中心のイベントにリミックスの枠でも呼んでもらえて嬉しい限りです。
 今回もいつもと変わらずな選曲で挑みました。出番はラウンジの最後。
 どことなく反省というか、もう少し原曲に寄せた面白いDJが出来るんじゃないかな、と思うきっかけが多かった気がしてます。
 今まで原曲だけでDJをやることに対して、自分がやっても面白いことが出来ないんじゃないかって苦手意識みたいなものがあって、避けていた部分がありました。
 やっと、念願叶って見れた蕨くんのDJでだいぶ価値観を変えられまして…。間とか空気とか、スケールが大きくて、映像と曲の親和、愛して曲をかけているのが伝わってきてとてもドラマチック。物語がすぐそこまで溢れていてヒリヒリする感覚。何これ楽しい。どこまで連れて行ってくれるの。
 僕もこんなDJがしてみたい。
 差し引きのエッヂの効いた原曲でのDJを近いうちにやるぞー。
「でかぱ」は出演者含めると100人以上あの空間にいたとのことです。まだまだ楽しいことやれそうですね。
 僕もまったり出来ることを増やしておきます。
 湯ノ浦ユウ-ゆの-
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yunourayou · 8 years
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込める秘め事
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 ※昨年、2016年のこめひめ3周年記念イベント内で二人にプレゼントした記念冊子の僕の小説部分のみを抜粋しました。
文章
湯ノ浦ユウ
https://twitter.com/yunourayu?lang=ja
表紙イラスト
琴葉とこ
https://twitter.com/kotohatoko0804?lang=ja
http://kotohatoko.web.fc2.com
「込める秘め事」
       ♪
  殺伐とした風景の中に一つ。
 いつも視界に映る。教室の窓側、一番後ろの席。
 肩よりも伸びた綺麗な黒い髪が揺れる。
 放課後の時間になると決まってその娘の手はページをめくって、物語を進めていく。
 私は教室の前方に友達と集まって他愛無い話をしながら横目でその娘の様子を盗み見た。
 文字を追う大きな瞳に吸い込まれそうになる。
「本、好きなのかな?」
「えっ、なにー?」
 隣にいた友達が反応する。私は慌てて取り繕う。
「わっ、ごめん、ごめん。なんでもなーい」
 いけない、いけない。思わず声に出てしまっていた。
 この学校に入学して二週間ばかり。徐々にクラス内のグループが固まり始めたり、入部する部活が決まったり。私はやっとのことクラスメイトの顔と名前を半分くらい覚え始めたところ。
 早速、時間の経過においてきぼりにされそうだ。
 いつも本を読んでいるあの娘の名前は確か……。「ひめ」って周りから呼ばれていた気がする。
 あんなに夢中になんの本読んでいるのだろうか。
 私の無駄に旺盛な好奇心が「気になる、気になる」と心の中で連呼して揺さぶりをかけてくる。
 なんとも生きづらい性格である。
「でさー、話聞いてるー?」
「えっ?」
「だから、今日この後一緒に甘いものでも食べに行く?」
「あーっと、今日はやめておこうかなー」
「そっかー、分かったー。じゃあまた今度ねー」
 曖昧な態度に見えただろうか。少し怒らせてしまったかもしれない。流石に目の前にいるのに上の空だったな。私のいけないところだ。
 興味のあるものに目を惹かれると、周りが見えなくなってしまう。
 そんな感情が浮かんでは消え、その繰り返し。
 グループのみんなは私を残して教室から消えていく。
 私とその娘だけの空間。
 校庭からは部活動の声が重なってノイズみたいに聴こえて来る。
 窓の外を見ると雲一つない空が広がっていて、なんて運動日和だろうか。皮肉だなぁ。
 私はなるべく不自然な様子がないように、あまり足音も立てることなく近づく。
「ねえ」
 思い切って口を開いてみた。
 その娘は上目遣いで私を見る。当たり前の話だけれど目があってしまい、私は目の外し方が分からなくなってしまう。
 自分の想像以上に心臓はギリギリと音を立てていた。
 錆びた機械みたいだ。今すぐにでも油を差してもらわないとネジが飛んでしまいそう。
「なに?」
 凛としていて、優しそうな声。
 幼くもない、大人びてもいない、不思議な声だった。
 私はチラッと手元のブックカバーの掛かった本を見る。
「何読んでるの?」
 その娘は目を丸くした。
「本、好きなの?」
 質問に質問で返されてしまった。
「ああ、ごめんなさい。あまり本が好きそうなイメージがなかったから意外で……」
「あははー、そうかなー、そうだよねー。実際その通りなんだけどさー」
「じゃあ、尚更どうして聞いてきたの?」
「いやー、そのー、入学してからずっとそうやって本を読んでるから、本というよりあなたが気になったっていうか。そんな感じかなー」
「なにそれ、可笑しい」
「あっ」
 彼女は綺麗に笑った。
 あどけなくて、さっきまでの緊張感が和らいだ。
「変な娘ね」
「ずーっと、そうやって本を読んでるあなたもね」
「私は教室で誰かと喋らなくても変に思われないために読んでいるだけなの。ちゃんと本も好きだけどね」
「何それ」
 お互いクスクスと笑みが溢れた。
「夜は短し歩けよ乙女」
「何それ?」
「私が読んでいた本」
「やっぱり知らないや」
「読み終わったら貸してあげる。もう私何回か読んだから」
「何回も読むんだ!」
「まあ、気が向いた時に。漫画も読み返したりするでしょ?」
「そういえばそっか!」
「何それ……」
 私の稚拙な返答に必死に笑いを堪えている姿が愛らしい。
「私でも読めるかな」
「うん、読みやすいから大丈夫だよ」
「そっか、それなら読んでみようかな」
 満足気に二度、三度と頷いてみせる。コロコロと表情が変わっていく娘で、見ていて飽きない。
「そうだ、本を貸してもらう代わりに私のとっておきの場所を教えてあげる」
 私はそう言うと、その娘の手を引き、教室を飛び出す。
 初めは驚いていた様子だったが、走り始めてすぐ繋いだ手を強く握り返してくれた。
 突拍子もない行動だったかもしれないと反省しつつ、その反応だけで十分だった。
 鼓動のリズムが跳ねていく。
 廊下を駆け抜けて、階段を駆け上がった、その先へ。
        ♪
  殺伐とした風景の中にも、彩る何かを見つけられたなら日常もそんなに悪くないものなんだろうな。
 卒業するまでに素敵なものに出会えたら、なんて考える。
 階段を登りきり、扉を開ける。
 先程までぼやけて聴こえていた運動部の声が鮮明になった。
 外の空気を目一杯吸い込むと、汗ばんだ体に染み込んでいくのが分かった。
「屋上がとっておきの場所?」
 その娘は息を荒げながら、目をパチクリさせて私を見る。
「たまにはね、本の中の文章だけじゃなくて、外の景色を眺めるのも悪くないもんだよ」
「そっか、うん、そうだよね」
 沈んで行く夕日が眩しい。オレンジ色の光を全身で浴びているような感覚。
「私でよかったら、どこでも連れていってあげるから」
「そうしたら、私はあなたに本の中の世界を教えてあげる」
「おっ、それ、名案だね」
「おあいこ、だね」
 私達はまた控えめな笑いが溢れてしまう。私達、意外と相性が良いのかもしれない。
「私、ひめ。これからよろしくね」
 差し出された手をギュッと握り返す。
「私はこめつぶ、よろしく」
「それって本当の名前?」
「さあ、どうだろう?」
 伝えなければ動かないきっかけもある。
 私はそんなものが動き始めたんじゃないかって……。
 大袈裟かなぁ。
 隣にいるひめの顔を眺める。
 遠くを見つめている。
 どこまでも伸びていく影が目に映る。
 時間が止まったみたいだ。
 今いる世界の外側を夢見て。
 やがて未来を空想する。
        ♪
  廊下がザワザワしている。
 うとうと、うとうと。
 意識は夢に霞む。
 今日は、えっと、なんだっけ……。
 何か大切な日だった気がする。
 それより眠気にやられてしまいそう。
 いいや、このまま……。
 ……。
 ……。
 グー。
 ……。
 ……。
 うーん。
 あー。
 そうだ、今日は卒業式だった。
 朝礼の後、先生から別れの挨拶として一人一人に言葉を送られて、それから急に眠気に襲われて……。
 教室には誰の姿もない。
 気がついたら時計は十一時を指している。
 もう、式始まってるし。
 誰も声かけてくれなかったんだな。
 三年間、本ばかり読んでいてまともに友達も作れなかったしね。
 自業自得といえばそれまで。
 仕方の無いこと。
 私はひとまず伸びをして曲がった背筋を正す。
「うーん、どうしようかな」
 教室に私の声だけが響く。
 世界に一人になったみたいだ。
 今から式に出るのも気が進まない。このまま帰ってしまおうか。
 私は机の傍に掛かったカバンを取り、足を進める。
 当たり前だけど、廊下にも誰もいない。
 通り過ぎる人も、すれ違う人もいない。
 高校生活と例えるわけではないけれど、三年間過ごしてみて、偶然でも人と関わる瞬間っていうのは奇跡的なものなんだな、と今になって思った。
 別に感傷的になったわけではない。
 でも、少しだけ体育館、見てみようかな。
 私は足早に向かうと、前方入り口の隙間から館内を覗き込む。
 そこにはクラスメイト達がいて、泣いている人もいれば、期待に満ちた真っ直ぐな目をしている人もいた。
 あっ……。
 一人の少女が目に飛び込んでくる。
 あれは確か……。「こめつぶちゃん」って言ったっけな。クラスのみんなはそう呼んでいた気がする。
 あまり関わることもなかったなー。
 三年間で挨拶程度を交わしたくらいか。
 ちょっと話しかけてみたい人ではあったんだけどね、残念。
 私は一通りクラスメイトの顔を見渡すと、もう満足だった。
 最後に、この学校に、思い出でも作ってから帰ろうかな。
 三年間、興味はあったけど結局行けなかったあの場所。
 学園生活と言えば付き物の、あの場所。
 私は校舎に戻り、階段をゆっくりと登る。
 踊り場を抜け、床の模様が変化していくのを目で追いながら、最上階の扉の前へ。
 ドアノブに手をかけた時のことだった。
 ああ、そうだ。思い出した。
 ここでよく顔を合わせている大切な人がいるじゃない。
 そこで視界は真っ暗になって、私は安心した。
 ここは逃げ水の中。
 もう、すぐに、溶けて、覚める世界。
        ♪
 「うーん」
 意識が戻る。夢を見���いたみたいだ。
 こうやって今みたいにこめつぶちゃんと話すことのなかった世界。
 三年という時間が無くなってしまった世界での出来事。
 夕日が目にしみる。もうこんな時間。風が少し肌寒い。
「起きた?」
 私は隣から飛んでくるその声でホッと胸を撫で下ろす。
「うん、怖い夢を見たの」
「どんな?」
「えっとー」
 私は迷った末に、人差し指を唇に当てる。
「秘密っ!」
 こめつぶちゃんは目を丸くする。手を握られて屋上に連れて来られた、いつかの私みたいだ。
「どうして?」
「怖い夢を現実にしないために、さ」
 本当は不快な思いをさせたくなかった。
「そっかー。うんうん、なるほどねー、了解。気になるけど聞かないでおく」
「卒業式の日にでも話すよ」
 私が可笑しなことを言っているのか、こめつぶちゃんは妙に嬉しそうだ。
「何それー、まだまだ先の話だよー」
「大丈夫、三年なんてあっという間だよ。そう遠くないよ」
 私の言葉を聞いて深く首肯する。
「じゃあ、三年後にちゃんと聞かせてね」
「うん、もちろん」
「それが聞けて安心した」
「どうして?」
 こめつぶちゃんはにんまりと笑う。これ以上ないってくらいに。
 そして言い放つ。
「だって、私達三年後も一緒にいるってことでしょう」
 その言葉を聞いて自分の顔が熱くなっていくことがすぐに理解できた。
 私は次の言葉、何を伝えればいいのか困ってしまう。
 ううっ……。
「えっと、えっと」
 あー、なんだろう。
 きっと、この人は人を喜ばせる天才なんだろうな。
 なんとも例え難い気持ち。
 でもこれだけは言える。
 これだけはどう転んでも間違いない。
 その言葉を聞いて本当に安心したのは私の方なんだ。
   込める秘め事/了
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yunourayou · 8 years
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狭い世界の夜想曲
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 表紙イラスト
 ゆずさ
 https://twitter.com/sushicream_?lang=ja
「狭い世界の夜想曲」
        ♪
 青い星から月にレールが繋がった頃。  人は生まれた土地を離れようとする。  旅立つ日、星屑が降る列車の窓から見た風景を鮮明に覚えている。  この世界の果てをまだ誰も知らない。 「星には寿命があるのよ」  そう、少女がぽつりとつぶやいた。
        ♪
 銀河鉄道駅前広場のすぐ隣にある小さな丘の上。  空は一日中暗いままだけれど、その代わり、星がずっと輝いてくれている。  この場所からは、地球を背景に列車がよく見えるけれど、僕は目の前に広がるこのレールの先に行ったことがない。  青く光る向こう側。 「光、ここにいたんだね」  僕の名前を呼ぶ、透き通った声。  ゆっくりと歩いてこちらに向かってくる少女、幼馴染の音理衣だ。  肩よりも伸びた黒い髪は風に揺れていて、緑色のカーディガンが良く似合っている。  寝ぼけ眼なのか、目がはっきりと開いていない。  いつも気怠そうに、僕の話を最後まで聞いてくれる。 「また銀河鉄道を待っていたの? 本当に好きだよね、ここからの景色」 「好きってわけじゃないよ。このレールを僕の父さんが作ったって知ってから余計に気になってね」 「それ前にも聞いたよ。光って異常なくらいお父さんのこと好きよね?」 「えーっと……」 「ちょっと否定しなさいよ」 「いやー、音理衣にはそう言われてもおかしくない気がしてさ」 「そうね。気がする、だけじゃないわね」 「ごめん」 「いやいや、謝らないでよ。本気で怒ったりしてないんだから」 「ごめん」 「だ、か、ら!」  音理衣はいつもこうして僕の話を最後まで聞いてくれる。 「ほら来たよ、銀河鉄道」  汽笛がメロディーを鳴らす。  シャンシャンと音を立てて走る。 「ねえ、光」 「んっ?」 「星の寿命もそう。終わりなんていつだって唐突なものよ」 「うん」 「だから混乱なんてしてない。順番が来たらこうやって月に移り住む。ただそれだけのこと」 「……」 「だからあなたのお父さんがレールを完成させたことが青い星を殺してしまったことにはならないわ」 「そうかな」  青い星の寿命に伴って作られたレール。  銀河鉄道には一度に乗車できる人数に限りがあって、何十年という歳月をかけて、繰り返し往復し、全員を月に送り届ける。  なんて果てがなく、途方もないことだろう。  僕と音理衣がこちらに来て十年が過ぎ、僕らは十四歳になっていた。  またいつか、同じように違う場所へ移らなくちゃいけなくなるのかな?  そんなことさえ分からないままだ。  膨大な手触りのない不安だけが胸を締め付ける。 「ねえ、光」 「うん?」 「私はずっと光の隣にいるからね」 「えっ?」 「星が寿命を迎えても一緒にいるから」  凛とした声。  いつもの優しさを残しながらも、真っ直ぐ、僕に突き刺さる。 大した返事も浮かばず、俯いてしまった僕は、目を合わせることが出来���かった。
        ♪
 カーテンの隙間から差し込む朝の光で目が覚める。  今日も胸に手を当てて生きていることを確認する。  いつからか身についてしまった癖だ。  今ではすっかり月の暮らしが好きになってしまって、こんな暮らしがずっと続けばいいとさえ思った。  しかし、僕等が移り住んできてから二十年余り、月は素っ気なく僕らの生活へ余命を告げた。  丘の上にやってきて銀河鉄道が走るのを眺める。  目的地が変わってしまったけれど、銀河鉄道は何も変わらず走り続けている。  きっと明日も明後日も。 「光」  背中から僕を呼ぶ声に反応して振り向くと、そこには見慣れた顔があった。 「どうしたの、音理衣」  走ってきたのか息を切らし、肩を上下に揺らしている。 「今日はー、仕事も休みだから、あの子の面倒を一緒に見てくれるって約束でしょ?」 「あー、ごめん……」 「まったく……。やっと仕事も一段落着いたんだから」  僕はあれから銀河鉄道に関わる仕事に就いた。  父さんとは違ってレールを敷く仕事ではなく、敷くためのレールを作る仕事だ。 「パパー!」  家の方からドタドタと大袈裟な足音が聞こえてくる。  それは僕の元へとやってきて、思い切り胸に飛びつく。 「パパー! 今日は遊んでくれるって約束でしょー!」 「ごめん、ごめん」  言葉を書き留めることしか出来ないから。  思いを伝えることしか出来ないから。  人はまたこの金色に輝いていた星さえ捨てて、また新しい場所を探す。  僕と音理衣は時間の許す限りここに残ることを決断した。  二人共大人になっていたから誰も反対する人はいなかった。  そして、やがて、子供を授かった。  名前は明日、元気な男の子。  気怠そうな目付きは音理衣にそっくりで、真っ直ぐに言葉をぶつけられるのも、またよく似ていた。 「パパー! 今日は星がいつもより綺麗に見えるよー!」  こうやって幸せに僕達は三人で暮らしている。  僕等の思い。  夢とか希望なんてはっきりしたものじゃないかもしれないけれど、そんな素粒子の集まりがいつか大きくなっていく。  偶然、偶然、偶然。 「星は宇宙の塵や埃が集まって偶然できるんだ。僕等が出会えたことも星が出来ることと同じくらいの可能性だったんだ」  一瞬の沈黙のあと。 「ねえ、明日。パパが恥ずかしいこと言ってるわよ」 「パパー、恥ずかしいのー?」  返す言葉の無い僕は自然と俯いてしまう。  それを見かねた音理衣の言葉はいつも以上に優しく感じた。 「でもね、光。私達は偶然一緒に死ぬわけじゃない。死ぬ時もそばにいられるのは、偶然じゃないわ」  空には今日も花が咲いている。  僕はここからの風景が好きだけれど、もう間もなく選択を迫られるだろう……。  月への移住の時にも、青い星を愛して、どうしても離れられず、似たようなことを考えた人がいるかもしれない。  ふと、そんなことを思った。  そうやって、きっと、ずっと、繰り返す。 「音理衣、僕、思うんだ」 「うん」 「あと少し、ほんの少しでも、星の物語を最後まで見届けて、もし気に入ってくれたなら、キミはずっと覚えていてくれるかな? ここでの時間を」  音理衣は静かに頷いて見せ、「あたりまえだよ」と頬を染めてつぶやく。  その後はいつものように、何も変わらず、僕の話を最後まで聞いてくれた。
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yunourayou · 8 years
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2月25日は音流しでした!かれこれ34回目! ゆるっと長く、音流しはライフワークみたいになって来ましたね。 個人的にも久しぶりに2日続けてのDJイベントだったので、ワクワクな2日間でしたー!
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yunourayou · 8 years
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先日はエレシャワお疲れ様でした! 久しぶりのヒトリトロニカset楽しく遊べました。 エレシャワはとても楽しげなアプローチのイベントなので次回以降もよろしくお願いしますー!刺激的!
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yunourayou · 8 years
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少女I
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表紙イラスト
嘘子
https://twitter.com/usokotyan?lang=ja
「少女I」
       ♪
  誰も知らない音楽なんてどこかにあるのかな。
 時代の片隅。
 世界の隅っこ。
 ウェブの波に見え隠れしているような。
 すごく退屈そうにしている歌。
 愛も、恋も、騙し合いも。
 誰も知らない音楽なんてどこにもない。
 コミュニティーってある意味世界?
 くだらない。
 そんなのどーでもいい。
 出来れば家からは出たくないし。
 画面越しの現実を見ていたいよ。
 インターネット。
 鍵穴。
 再生回数?
 最近は何かそれも……。
 でも、何度でも作るよ。
 どうでもいいし、どうしようもないからね。
        ♪
  夢から覚めてないみたいな毎日。
 明かりの悪い部屋で今日もひきこもり。
 ここから外側に繋がれる方法もあるみたいだけど。
 簡単ではないね。
 この部屋の中だけで完結させるのも難しい。
 そういう納得の仕方を持ち合わせてはいなかった。
 夕暮れ時、食事の準備は後回し。
 恍惚とした液晶に手をあてる。
 都会からは少し外れた、四畳半でもないこの部屋。
 ここからどこかに行けるかと、繰り返す。
 他のことには興味ないし。
 これしかなかったっていうのも大きいのかな、続けていられるっていうのは。
 出来れば連れ出して欲しいし、世界を作り替えて欲しい。
 だけど――――。
 言葉にしてしまうと陳腐なものだけど。
 絶望を巡り巡って。
 もう一度信じてみたくて。
  今日も画面越しのあの娘を見つめてる。
  暗闇になった部屋でチカチカと光っている。
 ガガガガガッ♪
 ノイズを作曲しているみたいにパソコンが鳴いている。
        ♪
  夕暮れ時間。
 玄関を開けると遮光のカーテンの隙間から差すオレンジの光が部屋の中いっぱいに広がっている。
 目が染みる。
 朝からのバイトを終え、ようやく帰宅。夕飯は帰り道で済ませてきた。
 一日の夏の暑さが閉じ込められた部屋には重たい空気が流れている。陽炎でも見えそうだ。
 現在僕は誰かに決められたわけじゃない、押し迫ったスケジュールに縛られていた。
 バイト以外の時間はこうやって作業に追われていることが大半だ。
 何の作業かといえば単純に説明すれば音楽を作ることで、近々通販なんかで発売するアルバムの製作中。
 今までも動画サイトに曲をアップしたりしていて、それをまとめた作品になる。
 そんなわけでパソコンとにらめっこするために電源のボタンを押す。
 本格的な音楽を始めるために一人暮らしを始めたわけだけれども、生まれてからずっと地元の田舎から出たことがなかった僕に都会の生活は現実性のないものだった。
 考えてみればここまで生きてきて現実的だったことなんて一つもないかもしれない。
 最近だと余計に、ね。
 パソコンを見ればデスクトップにアイコンが乱立している。それとお気に入りのイラストレーターが描いた美少女の壁紙が迎えてくれた。
 いつも素敵な笑顔で安堵感に包まれる。
 さて、と……。
 カーソルを合わせ作曲ソフトをクリックする、起動するまでにはそう時間を要さなかった。
 そして先ほどまでとは違う少女の姿が現れる。
 肩にかからないくらいの黒髪ボブカットの少女はつまらなそうにこちらを横目で見ている。
 顔は幼く見えるし、白のセーラー服から恐らく女子中学生ではないかと思われる。定かではないが体も華奢で小柄に感じる。
 顔立ちは整っていて確実に可愛いいに分類されるだろう。そして知り合いにどこか雰囲気が似ているのが何とも……。
 表情は不機嫌というか、不貞腐れているというか。
「待たせて悪かったよ」
 僕の声に反応して画面の中の女の子は腕組みをしながら正面を向く。
「早く帰るって言ったじゃない」
「だから悪かったって」
 どうやら帰ってきた時間が不服だったようだ。
「謝れば済むと思っているでしょう?」
「そんなことないって」
「そんなことあるわよ。顔を見ればなんとなく考えていることが分かるもの」
 ご立腹である。
「とにかく、明日はバイトもないし、今から集中してやるから」
「分かったわ、二日間徹夜の刑で許してあげる。それか死刑でも良いわよ」
 目を閉じ、優しく微笑みながら口から出てきた言葉はとてもとても尖ったものだった。
 パソコンの作曲ソフトとお喋りする二十代後半になる男というのも、傍から見たら非常に奇妙な光景に映るだろう。
 警察を呼ばれても何も否定に使える武器がない。
 しかし、まあ、やばいやつというレッテルは世間的に間違っていないかもしれないな。
 こんな姿は少なくとも家族や友人には見せられないな。まだ「頭は正常な人間」だという評価は得ていたい。
 この少女との出会いというか、この現象に巻き込まれたというか、自分が病気でこんなものが見え始めたのかは分からないが、知り合ったのは今の作曲ソフトに変えてからになるから二ヶ月前くらいからのことだ。
 ネット上で評判の良かった作曲ソフトを通販で購入したところ、届いたものが全然違うものだった。最初は返品しようと連絡しようともしたのだけれど、見たこともないソフトだったし、ジャケットのイラストがどこか知り合いに似ているし、ネットの検索にもまるで引っかからなくて興味本位で使い始めてしまったわけなんだけれども……。
 インストールした途端に話し始めて最初はこういった仕様なのかと思っていたけれど、どうやら少し違う。
 会話は成立するし、意志の主張も凄まじい。画面上で食事もすれば体調だって崩す。生きている人間と変わらない。
 これがこのソフトの仕様なのだとしたら時代もとんでもないものを生み出したな、と賞賛したい。
 この良く出来すぎた育成シミュレーション付きの音楽ソフトとの出会った経緯はこんなところだろうか。
 ギターのコード譜の展開を打ち込んでいくと、女の子は画面の片隅でギターを弾いてくれている。
「あら、あなた、メロディーの作り方上達したじゃない。コードの展開も悪くないわ」
「さいですか」
「珍しく褒めてあげているんだからもっと喜びなさいよ」
 確かに、この上から目線のアドバイスに心を折られながらも上達したに違いない。
 それは、間違いないだろうなー。
「ねえ」
「何だよ」
「一つ聞いていい?」
「質問の内容による」
 意地悪く答えてみる。たまにくらい反撃しておかないと。やられっぱなしも嫌だからな。
「まだあなたに聞いていなかったと思って。音楽を作り始めた理由」
 想定していない質問が飛んできて目を丸くしてしまった。
「何よ、真面目な質問だってするのよ」
「そっ、そうか」
「それでどうなの?」
「始めたのは高校の時くらいかなー、理由は何となく……。憧れているものの真似事で始めただけだよ」
「それじゃあ、今はどうして作っているの? こんなにスケジュールを詰めて。誰かに聴いてもらいたいから? 私は知らないのだけれど、そんなに楽しみにしてくれる人がいるの?」
 ドキリと胸の音が鳴ったのが自分でも分かった。
 汗ばんだ手を握り締める。
 僕は苦笑いをしたように、
「質問攻めだな」
 なんて返事しかできなかった。
 それを見兼ねた女の子は目を伏せた。
「気分を損ねたならこの質問は撤回するわ。ごめんなさいね」
「いや、いいよ。別に――――」
 そんな時だった。
 ピンポーン、ピンポーン。
 玄関の呼び鈴が二回。
 ああ、そうか。今日は知人が来る約束をしていた日だった。
「悪い、ちょっと眠っていてくれ」
「あっ、ちょっと待ちなさいよ」
 作業を保存しソフトを閉じる。後で散々怒られることは覚悟しておかないと。
 玄関越しから、ふわふわとした声が聞こえてくる。
「――――さーん? 帰ってますかー?」
「今開けるから少し待っていてくれ」
 慌てて身の回りを確認して散らばっていた漫画やら小説を積み上げて応急処置して、玄関に駆け寄る。
 ドアを開けると、
「約束忘れてどこか寄り道でもしているのかと思いましたよ」
「そんな、忘れるわけないだろう。こっちから頼んだのに」
 肩にかからないくらいの黒髪ボブカットの少女は疑いの眼差しでこちらを見ている。
 顔は幼く、整っている。体は華奢で小柄に感じる。
 白いTシャツに水色のスカートがとても軽やかで夏らしい。
 つい先程もこんな���を見ていたような気がするのは恐らく何かの勘違いだろう。
 この娘とはネット上で知り合って……。
 知り合ったというよりはこちらから半ば強引にお近づきになったわけなのだけれど……。
 彼女が動画サイトで弾き語りの動画を上げていてそれが気に入って連絡を取り合ったことがきっかけだった。
「そうですか、それじゃあ、サクサク済ませちゃいましょう」
 迎え入れたはずの僕を置き去りにして家に侵入してくる女の子が一人。
 こんな夢のある展開はそうそうないと思うが、この展開の中に夢は詰まっていない。
 何をサクサク進めるのかというと、今まさにやっていたことの続きだ。
 この娘に歌を入れてもらうために来てもらった。
 部屋を振り返ると、作業スペースの隣にちょこんと正座をしている。
「何か飲む?」
「じゃあココアを」
「夏だけど……」
 冷房を入れていないこの部屋でホットの注文は強者としか思えなかった。
「夏でもホットコーヒーとか飲みたくなるじゃないですか。私、今まさにその心境です」
「ふーん」
「ないんですか?」
「準備しますよ」
 台所でお湯を沸かす。麦茶って言ってくれれば面倒なことなかったんだけどな。
「今日はこの前デモをもらった曲の歌録りでいいんですよね?」
「うん、お願いします」
「そういえば会うの、久しぶりですよね。PV撮影以来ですかね」
 僕等は動画サイトで曲と一緒にPVも一緒に付けて上げているため、毎回曲ができると撮影をしに色々な場所へ繰り出している。
「そうだっけ? もうそんなに経つ?」
「経ちますよ。その辺りのこと本当に無頓着ですよね。まあ、らしいといえばらしい部分ですけど」
「ありがとう」
「褒めてないですから」
 ヤカンがキューっと合図を出し、喫茶店のマスターにでもなったかのような錯覚を起こすこともなく、ただただ面倒だが台所に移動し、お湯を注ぐ。
「ほら、ココア」
「ありがとうございます」
 小動物のようにちびちびココアをすする姿は中学生に見えてしまいそうだが、この娘は列記とした大学生だ。
 何の冗談だろうか。
 やっぱりあの娘と似すぎている……。
 あー、やっぱり僕が病的なのかもしれない。
「あの、そういえば」
「んっ、なに?」
「もう一緒に活動して二年くらい経ちましたけど、まだ聞いていませんでしたよね」
「何だよ、もったいぶって」
 嫌な予感がした。
 数分前にも同じことがあったからだ。
「どうして音楽を作ろうと思ったんですか?」
 そんな……。
 どうして、何度も……。
「始めたのは高校の時くらいかなー、理由は何となく……。憧れているものの真似事で始めただけだよ」
 こほん、と一呼吸を置き「それでは」と付け加えた。
「どうして今は音楽を作っているんですか?」
 嫌な予感っていうのは大概的中する。昔からそうだった。
「どうしてそんな事聞くんだよ!」
 気が付いたときには声を荒げ、震えている自分がいた。
 ぽつりと呟きが聞こえてくる。
「どうして……?」
 目の前の女の子は表情を変えることもなく、ただ淡々とそこにいる。少しだけ哀しそうな顔付きにも見えた。
「それはさっき、あなたが答えてくれなかったから」
 意味を理解するには頭の処理が追いついてくれなかった。
「この娘の姿で言えば教えてくれるかと思ってね」
「どういうことだよ……」
「私が実在しているって本当に思っていた?」
 世界が無音になって、スローモーションになっていく。何か走馬灯みたい。
 どこかで疑っていることはあった。
 自分の視界にあるもの、どれが本物で、どれが偽物なのか。
 実在するもの、しないもの。目に見えるもの、見えないもの。
 目に見えるのに実在しないもの、見えないのに実在するもの。
 そんなことをよく考えていた。
 でも、彼女は確かにここにいて目の前にいる。
 血の気が引いて行くのが分かる。
 あれ、徹夜明けでバイトに行ったツケが回ってきたかな。
 意識がぼんやりとしていく。体がゆっくりと倒れていく。思うように動かない。
「――――さん! ――――さん! 大丈夫ですか!」
 遠くから呼びかけられている気がする。
 これって、あれ。そうか、もしかして白昼夢?
 あれ――――?
 今ってもう夜じゃん。
 現実と夢の区別もつかなくなってきた。ここ数日はアルバム制作の追い込みでスケジュールがとんでもなかったからな。
 やっぱり睡眠って大事。今ここで痛感してどうするんだって話だけど。
 体がふわふわしていく。
 眠る直前みたいに。
 そんな一瞬の隙間に、また少女の声が聞こえてきた気がした。
 ふと、隣に目をやると、あの娘が不安そうにこちらを覗き込んでいた。
 そして、また声が聞こえる。
「どうして音楽を作っているの?」
 大丈夫、答えられるよ。だから不安そうな顔しないでくれ。
 そんなの決まっていたんだ、最初から。
 決まってるじゃないか。
 そんなの――――。
 ――――。
「そんなの、跡形もなくなるためだよ」
  夢は叶えば跡になる。
 さて、消える準備でもしよう。
 覚えていることはそこまでだった。
 暗転――――。
        ♪
  白昼夢をみた。
 電車を降りて駅を出る。体は空でも飛べそうな感覚で、視界はぼんやりと曇りがかっている。
 犬の銅像と地下鉄の入口と、大きな横断歩道、そこを渡ろうと信号待ちをする無数の人達。
 うだるような暑さに目眩がする。
 くらくら、くらくら……。
 うつら、うつら……。
 遡ること数年前。
 ときめきをくれた口数の少ない女の子。
 思い返せばあの瞬間ってなんだったのだろうと。
 尖りきった音は乾いた夏の暑さの中に冷たい汗を幾つか落として。
 血が通っていないふりをするあの娘はセンター街のビルの隙間に吸い込まれるように進んでいく。
「ねえ、君は本当にどこかにいるの?」
 彼女は呆れたように笑って、大きく息を付く。
 横断歩道の途中まで、人を掻き分けながら歩いて行った。
 そして振り向きざまにこんなことを答える。
「私はどこにでもいるわ」
「そっか」
「あなたこそ、本当にどこかにいるのかしら?」
「茶化さないでくれよ」
 クスクスと少女は笑う。控えめに、口元を隠しながら。
「それにね、いてもいなくても、嘘でも本当でも、そんなに変わりはないのよ」
 僕は強く握り締めた拳を解いた。
 張り詰めていた緊張が消えていく。
 更に少女は不敵に笑い、こんな言葉を続ける。
「ざまーみろ」
 あの娘は微笑む。
僕の更に後ろへ向けて――――。
                少女I/了
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yunourayou · 8 years
Text
つきあたりの実験室
Tumblr media
 表紙イラスト
 秋岾すなお
 https://twitter.com/pikap5?lang=ja
「つきあたりの実験室」
       ♪
 実験器具の擦れる音が鳴る。
 それは決まって昼下がり。
 教室と下駄箱の間。授業と休み時間の隙間。
 ふわりと体が浮いたようになる日。
 世界から取り残されたような気になって。
 まるで白昼夢みたいだ。
 白い光が螺旋になって反射する。
 渡り廊下を抜けて、階段の踊り場を通って。
 繰り返し、繰り返し、日々は巻き戻らなくて、やがて私は行き着く、つきあたる。
 日々、生きているだけで私はつきあたる。
 目の前に現れる壁を迂回出来る器用な人間ではなかったからだ。
 ただ、目を凝らして見るとそこには扉があって、私はそんな場所を見つけることが得意だった。
 そんな不用意に現れる非日常への扉に手をかけてしまうのが、私の直せない癖。
 実験室の扉に手をかける。
 ふと、開ける直前になって窓の外を眺めた。
 世界はとても狭く、つきあたるような角のない、幸せそうな世界に見えた。
 私が喜びにある時、彼は悲しみにあって。私が悲しみにある時、彼は喜びにあるのだと、思い出したように痛感する。こんな決まりごと、どうでもいい。
 実験器具の擦れる音が聴こえる。
 フラスコとかビーカーがコツコツと鳴っている。
 それはいつも決まって昼下がり。
 私が俯いて歩いた廊下の先に現れる。
 今日も私は実験室の扉を開く。
        ♪
  今生きている時間が現実なのか夢の中なのか、たまに分からなくなることがある。
 それくらい私にとって現実ってヤツは想像以上に平坦で、想像以上に山あり谷ありなのだ。
「もういっそのこと死んでやる……」
 午前の授業が終わり、心臓の鼓動を跳ねさせ、期待に胸を膨らませ私がとった行動は大いに見誤りがあった。
 結果母親の作る毎日手の込んだお弁当も食べず、昼休みの一幕を迎え、私は危うい願望をほのめかすような、そんなことをつぶやいた。
 旧校舎の一階にあるつきあたりの実験室。
 教室にいたくない時、授業から抜け出したい時、私はだいたいここに来てしまう。
 なんとなく自然と足が伸びてしまう。きっと居心地が悪くはないのだろう。
 残暑も一段落し、ようやく空気が秋めいてきた。もう来月には文化祭なんてものもある。
 準備に明け暮れている人もいるが私にはそんなこと関係のない世界だ。
 窓の外からは校庭ではしゃぐ声。気持ちのいい風が実験室の中に入ってくる。
 肩にかかるくらいに切り揃えられた私の髪が揺れる。
 金木犀の香りが鼻をかすめた。
「そんなこと言わないの」
 凛とした優しい声がする。
 その方向を向くと、高校生の男子にしたら身長は高くもなく低くもないくらいだけれど、宙に舞い上がってしまいそうなくらい細身な男の姿である。何とも羨ましい。
 顔立ちも整っていて、髪は耳にかかるくらいに短く幼さが残る。この人は性格で損しているな、といつも思う。まあ、私が言えたことではないのだけれど。
 実験室の前方にあるガスバーナーと三角フラスコを使ってコーヒーを入れている、この見るからに愉快な人は私の一学年上の先輩だ。
 悔しいけれど良い香りがしてきていることが、さっきから気になってしまっていた。
「先輩は口下手で人との関わりを投げ捨てた学園生活を謳歌していて羨ましいです」
「あれ、もしかして今、僕パーソナルな部分をえぐられているよね?」
「そんなことないです」
 私は口を尖らせて先輩から視線を外す。
「そんな、無下に扱わなくたっていいじゃないかー。別に今でなくたって僕みたいな人はいじるか、いじめられるかすぐに出来るんだから」
「あら、自覚があるんですね。それはよかった」
「ちょっと皮肉を込めたつもりではあったんだけどなー」
 先輩は苦笑いをきめながら頬をかく。
 この人を困らせることが私は好きだった。
「スパイスの入れ方が足りませんね、せめて原作好きを悶絶させるくらいの実写作品くらいにスパイスを効かせないと、先輩の性格からして伝わりませんよ」
「それはそれで吊るし上げられるレベルだよね……」
「怖いことを恐れていては何もできませんよ!」
「それはそうかもしれないけれど」
「人生つきあたってこそですっ!」
 私は誇らしげに胸に手を当てて語った。熱弁と言っても相違ないだろう。
 つい先程も私の眼の前には壮大な壁が立ち塞がった。
「そういう君は、何かつきあたっているのかな? まあ、そうでないとこんな所へは足を運ばないか」
 冷たい汗が頬を伝う。こんなこと話すつもりなんてなかったのに……。
 そう、これが所謂「墓穴を掘る」というやつだ。
「話を聞くよ」
 先輩は無邪気そうに笑いながら、私に体を向けて椅子に腰掛けた。
 こうなったこの人からは、どうしたって逃げられはしないのだろうな……。
 ため息とともに諦めもついて、私もすぐ近くにあった椅子に腰を下ろした。
「それでなにがあったの?」
「何から話せばいいですか?」
「質問に質問で返さないでもらってもいいかな」
 あー、スイッチが入った時にだけ強気になるのずるいな。
「実は私、二ヶ月程前に年上の殿方に告白されたんですよ」
「これは君を爆発させればいいって案件かな?」
「非モテの非道な発言は慎んでくださいよ」
 先輩は「こほん」と一息呼吸を正す。
「すまないね、この手の話には敏感なんだ」
「先輩がモテるためにはまずそこから直していかないとですね」
「モテないからこうなったんだよ」
「そんな因果性のジレンマみたいな話に格上げしないでもらえますか?」
「完全に誘導尋問じゃないかっ!」
 珍しく先輩は声を荒げる。少しやり過ぎてしまっただろうか。急に不安が過ってしまい私は、
「嫌でしたか?」
「別に嫌いではないけど」
「受け、もしくはヘタレ攻めの認定を差し上げましょうか?」
「丁重にお断りさせて頂きます」
「断ってもキャラ設定はつきまといますよ」
 この人はやはり根っからの優男で、どんなにからかっても怒るってことを知らない人なのだと思う。
 ただ、他の誰かによって悪意のある攻撃を受けてしまった時、先輩は消えて無くなってしまうのではないだろうか。
 そんな風にさえ感じてしまう。危うい優しさがあるような気がした。
「それで年上の殿方っていうのは何歳年上なんだい?」
「私の一つ上です」
「僕と同い年じゃないか! 年上の殿方なんて含みのある言い方するから完全に大人の人だと思ったよ!」
「なんですかー? 年が離れていたら心配でもしてくれたんですか?」
 流石に疲れてきたのか先輩の対応にも呆れが混じり始める。
「あー、はい、そうそう、心配してあげたの」
「そんな簡単にあしらわないでくださいよ」
「ちゃんと話そうとしない君が悪いんじゃないか」
「まあ、そうなんですけどね」
「それで一つ上の先輩に告白されている君がどうしてつきあたっているのさ」
 私は躊躇う。しかし、目の前にはにこやかな笑顔。
 話さざるを得ないのだろうな、と本日二度目の諦めモードに突入する。
「ふってしまったんです」
「はっ?」
 ボソボソと喋ってしまったためか聞き返されてしまう。
 こんなこと二度も言いたくないのに。
「断ってしまったんです」
 先輩は目を丸くする。
「どうして?」
「驚いてしまって」
「驚くって?」
「いや、いきなりだったので付き合うとか、付き合わないとか考えられなくて。そんな話したことある人でもなかったしー」
「要するに考える間も無く、反射的に断ってしまったと」
 突きつけられた現実。
 混じりっ気なしの核心。
 ぐうの音も出ない。
「だから私、しばらく考えたんです。どうしてあの人は私なんかのこと良いと思って、好きになってくれたのかなって」
「ふむふむ」と先輩は顎に手を当てて聞いてくれる。まるで紛い物の探偵みたいだ。
「その後、告白してくれたその人がどんな人なのか気になって」
「気になって見ているうちにいつの間にか好きになってしまったと」
「先輩はいちいち人の行動に先回りしてきますよね」
「それはどうも」
「褒めてないですから。デリカシーどこに置いてきたんですか」
「それでどうしたの?」
 どうしたらそんなに簡単に距離を飛び越えられるのか。本当に誰かこの人の落し物を届けに来て欲しい。
「今日告白してきたんです。それで見事に玉砕してきました。それがさっきここに来る前の出来事です」
 一頻り会話が終わり、先輩は頭の中で内容を整理しているのか目を閉じて「うんうん」と頷いてみせた。
「それは、それは……。どこのマンガのストーリーだい?」
「何ですか、文句ありますか? ダメだしですか? 承りますけど」
「いやいや、そんなんじゃないけど……。随分とつきあたっているね」
「そうですね、でも今日は話せて少しだけ軽くなった気がします」
「そう言ってくれると僕もここにいた甲斐があるよ」
 キーンコーンカーンコーン。予鈴のチャイムが鳴る。
「あっ、もうこんな時間……。それじゃあ、私そろそろ行きます」
 私は先輩を背に元来た場所へ帰るために出口へと向かう。
「うん、また来ると良いよ」
「出来れば来たくはないんですけどね。先輩はここから出ないんですか?」
「僕はここに残って文化祭の準備をしないといけないんだ」
 振り向きざま先輩に向けて舌を出す。
「それじゃあ、また」
 つきあたりの実験室を出ると、いつもと同じ風景が流れて、私は定まらない薄ぼんやりとした視界の中、また歩き出す。
 振り返ってみても、もうそこには実験室の扉は跡形もなく消えていて、まるで最初から何もなかったよう。
 私はこんなありもしない実験室へ迷い込む体験を何度か繰り返している。
 その度に決まってあの名前も知らない先輩がいてくれて私の話を聞いてくれる。
 不思議な時間と空間はいつまでも続かない。
 つきあたった時にだけしか実験室の扉は現れない。
 休み時間のほんの一瞬。
 でも何故だろうか、また会えるようなそんな気がしてならないのは。
 次に顔を合わせたならきっと。
 私は、先輩の名前だけでも聞いてあげるんだ。
            つきあたりの実験室/了
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