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ずぶとじぶ
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じぶ=中西ちさと(ウミ下着)ずぶ=やかましみさき(ずぶの学校)のおとぼけ二人組。「NAKAYOKU TANOSHII OMOIYARI」をモットーにジャンルを超えた参加型パフォーマンスを模索中♪2017年4月「ひょうたんの踊り場」(大阪・空��)2018年9月「注文の多い小劇場」(大阪・淡路)2018年11月「藝賭せ」(兵庫・新長田)参加が決まりました。商店街でパレード予定!
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zubutozibu · 7 years ago
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注文の多い小劇場1 ディレクターによる勝手な解説と解釈その2
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本企画のディレクターという立場を取らせていただきました、ずぶとじぶの「じぶ」こと中西ちさとです。
旧ずぶ邸という遊び場で、2つの素敵な作品ができました。「ずぶ」ことやかましが企画について詳しい文章を書いたので、私は上演された作品について文章でアーカイブできたらとおもいます。
私は批評���でもなんでもないのですが、一人のダンサーとしての視点で作品を見て、記録できたらと思います。拙い文章ですが、読んでいただけると幸いです。
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今村達紀『もけもけしたものがはみ出てくる』
振付・出演 今村達紀
木村玲奈作品『アラームが鳴るまでは』の余韻がのこるなか、階段下から今村さん(以下敬称略)が登ってくる。
「こんにちは。今村達紀です。転換しながら話をしたいと思います」
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木村の配置した人形を片付けながら、今村は自身の曽祖父の話をする。片腕がなかった曽祖父。唯一孫の中で抱っこしてもらった記憶があるという。
片付けながらも「祖父はお酒が好きだった」と語りながらワンカップを取り出してくる。そのタイミングが絶妙で、気がつけば大量の人形はいなくなり、今村の身体とワンカップだけになった。
普通ショーケースであれば、転換(作品と作品の間、小道具等を片付けたりして元の状態に戻すこと)は暗転したり休憩になったりし、スタッフが片付けたりするのだが、今村はあえて、木村の作品の余韻を残しながらゆっくりと観客を自分のダンスに集中させていった。それは見事なグラデーションで、気がつくと今村の物がたり、そして四肢に注目している自分がいた。
話の後半、おもむろに爆弾?のようなものがワンカップの上にのせられるのだが、その妙なバランスに観客はくすりと笑ってしまう。
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酒と爆弾。妙な取り合わせだ。しかしその笑いはすぐ止む。
もちろん火薬は抜いてあり、危険はないし、作品中明確にそれが爆弾���あることは語られないのだが、少し錆びて、先が尖ったその形状を見ると嫌でも身構えてしまう。この旧ずぶ邸も築80年ということで、戦火を免れたのだということに気付かされる。
2つ���前に語りながら、丁寧に、手を中心にすこしずつ動き出す。
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手のひらを畳の目にかざしたり、この部屋を採寸するかのように動く。丁寧で繰り返されるシンプルな動きによって改めて会場の大きさや質感を感じる。
経年劣化した壁、畳のきしみや色の違い。それらがかつてこの家ですごした住人と、出会ったことのない今村の曽祖父の姿をも想像させる。
一連の動きが終わった後、小型の録音器具が取りだされ、今村は音を採取していく。部屋の中の音を拡大し、反響させていく。このシークエンスがかなり興味深く、一見無作為に音を鳴らしているように増幅させているだけに思われるのだが、聞いていくうちに音は十分に吟味され選別されたもののみが鳴らされていることがわかる。
今村自身が発する声、舌の音から始まり、畳のミシミシと立てる音、窓を開ける音、鍵の開け締め。その行為はまるでこの古い家の記憶の地層を掘り起こすかのようだ。それらがどんどん重なり合って、増幅されていく。
物音がいつの間にか音楽のようになり、その中で今村が踊りだし、空間が満たされていく。
この家で時を過ごし、じっくりと観察されたが故に見えてくる記憶の端々。見慣れた光景を再発見・再確認させられる。
目にも耳にもなんとも心地よく豊かな時間であった。
しかしタイトルのもけもけしたものとはなんだろう?ぬいぐるみだろうか?カビだろうか?記憶のことかもしれない。それとも他のなにかだろうか。好奇心を探られるタイトルで、上演前も上演後も、二度美味しい。
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記:中西ちさと
撮影:長井晋
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zubutozibu · 7 years ago
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注文の多い小劇場1 ディレクターによる勝手な解説と解釈その1
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本企画のディレクターという立場を取らせていただきました、ずぶとじぶの「じぶ」こと中西ちさとです。
旧ずぶ邸という遊び場で、2つの素敵な作品ができました。「ずぶ」ことやかましが企画について詳しい文章を書いたので、私は上演された作品について文章でアーカイブできたらとおもいます。
私はダンサーで、批評家でもなんでもないのですが、一人のダンサーとしての視点で作品を見て、記録できたらと思います。拙い文章ですが、読んでいただけると幸いです。
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木村玲奈『アラームが鳴るまでは』 
振付・出演 木村玲奈
本作品は旧ずぶ邸という古民家の持つ暖かさと可愛らしさにコーティングされて入るが、少々の暴力性を持つ。まずタイトルのとおりに、作品中、いたるところでアラーム音が響き渡る。
眠りという快適な時間を阻むアラーム、テストの終わりを告げるアラーム、地震や災害の警報アラーム…アラームにはマイナスイメージがまとわりつく。
アラームが鳴るとどんなことがあっても木村さん(以下敬称略)は次の場所に移動しなければならない。振り付けを行ったのは振付家である木村他ならないが、今までの雰囲気を切り落としてしまうアラーム音が無情に鳴り響くと、木村の体に一瞬の緊張感が走り、見るものもどきりとさせられるのだ。
本作品は4つのシーンに分けられ、いずれもシーンの最後にはアラームが鳴らされ、木村はアラームが鳴るたびに場所を移動していく。本稿ではそのシーンの紹介をしたいと思う。
1、ぬいぐるみを観客に飾られながらゆっくりとポージング
開演前、受付時に観客はスタッフにぬいぐるみを選ばされる。20体ほどあるぬいぐるみは大小様々で、「これを持たされることで何かをさせられるのではないか?」と観客は自然と身構えたはずだ。半強制的に選ばされた観客達はそれぞれ人形を抱えながら古民家の狭く急な階段を登らされ、ある人は抱いて、ある人はそこらに置いて、それなりの時間を過ごす。そして開演してすぐ、アラームが鳴るまでに会場内に人形をかざらせるように指示される。
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観客が置く場所によって作品の���象は変わるだろう。何気なく置く人もいただろうが、責任感を感じたり、置いてからあそこに置いたら良かった等思い悩みながら鑑賞する人もいるかも知れない。木村は観客が置かれていくぬいぐるみたちを愛しく眺めながらゆっくりとポーズをとっていく。
ぬいぐるみは旧ずぶ邸の持ち主でありこの企画の企画者のひとりであるやかましみさきが制作したものだ。やかましは幼少のころよりオリジナルのぬいぐるみ作りをしており、旧ずぶ邸には大小様々なぬいぐるみが点在している。
(木村は「お人形」と語っていた。どちらも正しい。以下、木村に習って「人形」と表記する。)
それらはそれぞれ一体ずつ、物語を内包している。
たとえばダルメシアン柄の犬?のような五匹は「斑入り者たち」と呼ばれ、ハードボイルドな義兄弟ものの物語が紡がれている。
斑入り者とは、差別されている人種、異端者。マイノリティであり、不自由の中で自由に懸命に生きるものたちのことだ。まさに我々アーティストのことではないか?(差別されているかはともかく)
彼らは違った柄のセーターを着用していて、それぞれ設定がある。(写真参考のこと)
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原宿柄のセーター→くるぶし(主人公・都に憧れつつも貧困によりパン工場で不条理な肉体労働を強いられていた)犬柄→ひきわり(パン工場で出会った年長の友。一緒に逃げる約束をしていたが、くるぶしを逃がすため犠牲になり囚われたまま)ボクシング→ゴディバ(不登校の少年、豪邸に住むが一家は怪しいしきたりを持つ)エリ付き白→エテシテ(謎の占い師)エリ付き赤→ヨモヤ(エテシテの双子の兄弟)
これだけでもわかるようにやかましの作る人形たちはあまりに物語が濃い。黙っていて、愛らしくはあるが、もの言いたげである。人形はやかましの分身であり、ことばにならない想いの集合体にも見える。その濃厚さを知った上で、物語を受け取りながら木村は人形たちを小道具としてではなく「出演者」として捉えた。
2、人形劇場でのカメラ撮影会
奥にある部屋からママンと呼ばれる巨大な母を模した人形を抱いて、木村は観客側にある押し入れを改造した人形劇場に入っていく。「アラームが鳴るまでは、玲奈、チッサ、ミーサ、テラッタ、コニーの写真撮影会です。」というアナウンスがなされ��幕があき、人形劇の人形・チッサたちとともに木村が様々なポーズをとる。
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観客は「え、本当に撮っていいのか?」と困惑しながら鑑賞させられる。木村はそれに対し「撮っていいんですよ」と口角をあげてはいるが笑顔というには不自然な顔を浮かべて人形劇場から乗り出してくる。なんともスリリングなシーンである。
3、床の間での読書とゴンドラ
次に床の間に移動した木村はママンを小さな揺り椅子に乗せ、中勘助の『銀の匙』を読む。朗読しながら座布団にひもをつけたゴンドラをゆっくりと下ろす。
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90年代トレンディドラマの主題歌のようなタイトルだが、この作品には全体的にドラマチックさとノスタルジーに満ち溢れている。
前述の人形劇場での写真撮影タイムに流れる様々な歴代富士フィルムのCMはフィルムで写真を撮っていた時代や写ルンですで何度も失敗したこと、フィルムを巻くときの親指の痛みを思い起こさせられた。また本シーンで座布団でこしらえられたゴンドラに乗り、木村に手動で降ろされるエリス(もちろん、舞姫のエリスだ)とりす(やかましによって木村に似ていると言われる)はバブル時代の結婚式を彷彿させられる。
カーテンレールに紐を通し、手動で下ろすのだが、なにぶん文庫本を膝において朗読しながらだし、時折ぐらついたり、平行に降りずななめになったりしてなかなかの緊張感がある。半開きの口をもったエリスは何を思いながら天井から床に降り立ったのか。
また明るい部屋で読書すべきだとわかっているのに、暗い部屋で小さな明かりを頼りに読む物語は一層深みを増し、物語世界へと飛ばしてくれたことを思い起こされた。 木村の作品は確実に我々の身体と記憶に影響を及ぼしている。
4、再び配置されていくぬいぐるみ
ママンを椅子に乗せながら元いた部屋に戻り、人形を配置し直していく木村。あるものは椅子の上に、あるものは掃除機に乗せられ、ハンモックに乗せて揺らされたりしながら最後集合体のように集められる。アラームが鳴るとすべてを置き去りにし、木村は窓からゆっくりと去っていく。
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木村作品はよく「踊らない」と言われている���
今回の作品も人によっては踊っているのかわからないという人もいるだろう。していることは人形の配置とポージングが主だが、その置き方をいわゆるマイム的なたっぷりとした動きにしたり、くるくると回してみたりジャンプさせたりはしない。クリエーション時、「踊らせようとしたら踊ってくれない」と語っていたが、小手先では踊らない(踊らせない)という木村の強い意思を感じた。
特に大きさも巨大で強烈な存在感のママン人形はいずれのシーンでも木村によって運ばれていくが、最後、頭の重みでなんども倒れる。
後半で木村はママンの膝枕で眠るのだが、ちょうどその顔に覆いかぶさってキスをしているようにも見え、我々は人形が振り付けを超えて踊る瞬間を目撃することになる。
木村の振り付けはシンプルだ。注意深く観ていると、そこかしこに動きが隠れている。我々観客は木村に試されているのかもしれない。
「あなたはどう動かすのか?」
「あなたは写真を撮るのか?撮らないのか?」
「あなたは私を見るのか?見ないのか?」
この作品は見るものにとって挑発的で、しかし温かい 、油断ならない作品なのだ。
中西ちさと・記
長井晋・写真
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zubutozibu · 7 years ago
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注文の多い小劇場 インタビュー集2【木村玲奈さん】
中西から「注文の多い小劇場」に出演される木村玲奈さんへ作品やダンサーとしての質問を投げかけました。 少々荒っぽい質問もありますが、真摯にお答えいただきました。
このやり取りをもう少し突っ込んで、22日の本番のあとのお話会に行えたらと思います。
ぜひご一読ください。
【質問】 幼少からダンスを始められたのことですが、創作活動をする上で、「ダンス」以外の表現ツールは考えたことはありますか?
【回答】 「ダンス」以外のツールを考えたことは無いです。
【質問】 また「ダンス」でなくてはいけないと考えていらっしゃいますか?
【回答】 はい、そう考えています。
【質問】 ダンスで食べて生きて行けていますか?また食べて生きていきたいと思っていますか?
【回答】 ダンスだけでは食べて生きていけていません。ダンスで食べて生きていきたいかどうかの答えも難しいです。 変な言い方ですけど、どんな手を使ってでもダンスでお金儲けしたいとか思ったことないです。 自分のダンスを真摯に追い求めたいという気持ちが強いので、それをしているとお金儲けにはなかなか繋がらないのが現状です。
【質問】 いわゆるコンテンポラリーダンスという界隈にいらっしゃって、困ったり、変えたいと思ってることはありますか?
【回答】 自分のやっている活動を説明するとき「“ダンス”をしています、もしくは探しています 」と答えたいです。 コンテンポラリーダンスは色々なものが含まれていたはずなのに、なんとなくコンテンポラリーダンスという固定のイメージが定着しているように思うので、「コンテンポラリーダンスをしている」と言うと逆に説明が難しくなってしまう時があります。 新しい名前や呼名を持つことが重要ではないですが、今の時代や諸々の状況を含めて、じゃあ自分たちならどう活動していくのか、を考えたいといつも思っています。
【質問】 「踊れば踊るほどお金がなくなる」と一ヶ月前話されていました。 その現状をかえたいと思われますか?
【回答】 かえたいですね。良い手立てを見つけたいですし、見つけるためにも今は大変でも活動を続けています。
【質問】 この企画でやってみようとしていることなどあれば教えてください。
【回答】 時間旅行。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もっとたくさんお聴きになりたい、作品をご覧になりたい方はぜひ9/22の本番にいらしてください。
『注文の多い小劇場』イベントページはこちら! https://m.facebook.com/events/1823729651028270/?ti=icl
ご予約
チケットフォーム https://www.quartet-online.net/ticket/chu-mon
メール [email protected] 件名にチケット予約とご明記の上、本文に日時・人数・お名前をご明記ください。
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zubutozibu · 7 years ago
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注文の多いインタビュー集1 今村達紀さん
中西から「注文の多い小劇場」に出演される今村達紀さんへ作品やダンサーとしての質問を投げかけました。
このやり取りをもう少し突っ込んで、22日の本番のあとのお話会に行えたらと思います。
ぜひご一読ください。
【質問】
愛媛大学ので生物地球圏科とのことですが、具体的にどのようなことを学ぶ学科なのでしょうか?そして学んだことはダンスにどう影響していますか?
【回答】
生物と地学の学科です。��校で地学を教えているところが少ないので、生物と地学を一緒にして学生を確保しているのではないかと思います。
一方で地学には古生物学など生物と関わりのある分野があるので理にかなっているともいえます。
生物を学びたかったのですが、語学の成績がよろしくなく堆積学を専攻しました。郡中層の堆積層序が卒論のテーマです。堆積している石の向きなどから水の流れの方向を考えたり、泥、砂、礫の堆積の順序などから昔の環境を考えたりすることをしていました。
ダンスに影響しているかはわかりません。
でも、ダンスの先生に「大人になってからダンスをはじめるなら頭を使いなさい」と言われた記憶があって、そういう意味では影響していると思います。
【質問】
大学のときに演劇をされて、そこから踊りを始められたということですが、なぜ、踊りだったのでしょう?
【回答】
大学時代は愛媛県松山市にいて、当時は演劇よりもダンスの方がさかんでした。
卒業後は演劇とダンスどちらも平行してやっていたのですが、劇団をお休みするきっかけがあってダンスの比重が大きくなりました。
【質問】
ダンスで食べて生きて行けていますか?また食べて生きていきたいと思っていますか?
【回答】
ダンスだけでは食べて生きていけてないです。
でも芸術とエンターテイメントに関わることだけで食べて生きていけてます。年金も払えているし健康保険も払えています。
【質問】
いわゆるコンテンポラリーダンスという界隈にいらっしゃって、困ったり、変えたいと思ってることはありますか?
【回答】
みんな子供みたいに素直に反応してよくなるといいなと思います。
【質問】
この企画でやってみようとしていることなどあれば教えてください。
【回答】
昔の記憶とお化けのことになると思います。当日全然違うことしてたらすいません。
………………………
もっとたくさんお聴きになりたい、作品をご覧になりたい方はぜひ9/22の本番にいらしてください。
『注文の多い小劇場』イベントページはこちら!
https://m.facebook.com/events/1823729651028270/?ti=icl
ご予約は
https://www.quartet-online.net/ticket/chu-mon
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zubutozibu · 7 years ago
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!新企画!注文の多い小劇場
注文の多い小劇場は、アーティストができるだけ創作活動に没頭できること、またできるだけアーティストに利益が還元されるようになる仕組みを模索する場です。
奮ってご参加ください。
『注文の多い小劇場 vol.1』
9月22日(土) 14時~/18時~
■参加アーティスト
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今村達紀
木村玲奈
(50音順)
■観���料
1500円
■会場
旧ずぶ邸(ずぶの学校) 
〒533-0022 大阪市東淀川区菅原6-24-17
阪急淡路駅より徒歩6分
■スタッフ
ディレクター 中西ちさと
小屋主 やかましみさき
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【お客様へ】
当劇場は注文の多い小劇場ですのでどうかそこはご承知ください。
当劇場はとても小さな劇場です。築80年の古民家で、20人ほどしか入りませんので早めのご予約をお願いします。
観覧料として1500円をいただきます。
劇場はその半分をいただき、残りの半分はすべてアーティストにお渡しします。
上演が終わったあとは自由にお話会にご参加ください。
お帰りの際、お気に入りの作品、アーティストがございましたら応援料をお包みください。
(お名前の有無はおまかせします。記名された場合、後日アーティストよりご案内やお礼のお手紙がくるかもしれません。この応援料はすべてダンサーに還元します。)
【アーティストの方へ】
当劇場は注文の多い小劇場ですのでどうかそこはご承知ください。
照明や音響はほぼほぼありません。古民家の雰囲気を活かしたパフォーマンスをお願いします。
会場となる旧ずぶ邸の二階部分をパフォーマンスエリアとします。公演をする前の実験の場としてダンサーは当劇場をお使いください。(稽古場としての利用は、ご相談ください。)
アーティストは公演後お話会にご参加ください。
アーティストには入場料の売上の5割(1人2.5割)と、応援料のすべての額をそれぞれお渡しします。
積極的な広報協力をお願いいたします。
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■旧ずぶ邸とは?
ことばと創作のゆるいまなびや「ずぶの学校」のゆるいあそびや、創作文学民芸館。阪急淡路駅近くの築80年の古民家。open 木曜15時~19時/土曜13時~18時頃
運営メンバー/ざぶ(写真家・記録係)/ぼぶ(絵描き・夢想家)/じぶ(振付家・ダンサー)/ずぶ(校長・ポエマー)
■ずぶとじぶとは?
ダンサー・振付家である中西ちさと(ウミ下着・主宰)と、ことばの美術家赤松みさき(ずぶの学校・校長)によるパフォーマンスユニット。
主な作品に大阪・空堀地域での探検型パフォーマンス「ひょうたんの踊り場」がある。
https://zubutozibu.tumblr.com/
【ご予約・問い合わせ】
!チケットフォームできました!
https://www.quartet-online.net/ticket/chu-mon
件名にチケット予約とご明記の上、本文に日時・人数・お名前をご明記ください。
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zubutozibu · 8 years ago
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ひょうたんの踊り場をじぶが振り返る
どたばたしてるうちに5月になってしまってびっくりです。早すぎませんか?
あらためて、ずぶとじぶ「ひょうたんの踊り場」にご来場いただきありがとうございました! 応援頂いた方も、ありがとうございます。また是非。
さて、ひょうたんメンバーがつぎつぎといい振り返りの投稿をしているなかなかなかまとまった文章がかけずにいたんですが、今やっとほっとできたので書きます。
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そもそもこの企画、結構急に思いついた企画でして。
2月の末、赤松さんに「物語をテーマっていうか、物語からダンスを作りたいんだよね」という話をしたところ、 「こんな企画があるよ!」と物語する芸術祭のサイトを教えてもらい、 「一緒にやれるんでない?」 「やるならこんなのがいい」 「からほりだと物語もダンスもすぐ産まれそう!」 とトントン拍子に話が進んで行ったのでした。
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最初はどこか空き店舗やスペースで踊ることを考えていたのですが、場所を案内していただいているうちに外で踊りたい欲がむくむく。
「劇場へようこそ!」でも使ったツアー形式で作品を作ろう!という話に。
そこからダンサーさん3人にオファーし、谷町6丁目の街を歩くうちにどんどんと踊りや物語ができていきました。
作っていくうちに案内人のない、豆本をたよりに探検する探検型公演に。 観客の方の自主性や、冒険心、また自分だけの物語を発見していただく…というのがねらいでした。
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公演の日は予報では晴れ時々曇り、ところにより雷雨という恐ろしい状況でして、10年ぶりくらいにてるてる坊主を作りました。
知り合いから「今日するの?!」という不安の混じったメールや電話がきましたが、 私は「晴れるよ。大丈夫!」と謎の自信をもったことばをかけ続け、 現場での「雨ぱらついてきた!」というスタッフの声にも「いや晴れるから」と洗脳のように言って聞かせ、 それがきいたのかなんなのか、毎回祈り続けた「けやき大明神」様や、路地裏のお地蔵さんのおかげなのか、2回とも晴れ間の中公演できたのでした。
初の試みでしたので、お客様が豆本を見る暇があんまりなかったり、小さな路地を覗き込んでみるタイプのコーナーでは遠慮がちな人には少し不親切だったかもしれません。
この経験を生かしてまた練り直し、また探検できたらなと思います。
長くなってきたのでこの辺で。 次回、内容に触れたことをかけたらと思います。
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じぶ
写真撮影:田添 幹雄
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zubutozibu · 8 years ago
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「ひょうたんの踊り場」終了しました
29日、物語する芸術祭 in からほり。 ずぶとじぶ「ひょうたんの踊り場」
お天気で、けが人もなく無事終了しました。 今とても達成感があり、ほっとしています。 観に来てくださった方、協力してくださった方、 空堀の住民の方々、ありがとうございました。
この作品は、参加者が絵と文(物語)がかかれた豆本をたよりに 商店街や路地を歩きながら踊りを探すという 前衛的なまち歩き(!)、探検型公演でした。
最初の路地では玄関の前をお掃除する住民の方のすぐ前で、 4人で「炭酸水の歌」を歌いながら踊っている図が とても印象的でした。
商店街は道幅が狭い上に、ひとがたくさんいるので 参加者以外の方々の巻き込み力がすごかった。 しかし空堀の方々は寛容で 「ああ、まちあるきやな~」 と温かく見守ってくださりました。 いつの間にか、知らない少年が���転車で 追いかけてきている姿も美しかった。
自ら興味を持って追いかけるって すばらしい能力だと思います。
高校横の細道では、 ダンサーさんがスタンバイしていたのですが、 すぐ近くにいながら気が付��ていない参加者もいて、 後ろの方でうふふと思っていました。
仕掛けの全てを見つけられるわけじゃないのも いとをかし。 むしろ、参加者ではないゴルフクラブを肩に構えた住民の方が 発見して目を丸くして、くるくるきょろきょろしている様子が ダンスに見えてきたり……
そうして仕掛けじゃないものがその場で生まれたり、 仕掛けじゃないまちの魅力を自ら発見していらっしゃる方も たくさんいて、それは予想外の喜びでした。
練の庭は、最初にお邪魔した三月の頃よりも ますます緑が生い茂って、奥の方などは ほとんどモザイクになって見えないのに、 それでもダンス踊ってる(たぶん)って…… 見えなくても特に気にならないって…… まちでやる公演ならでは。 そもそも場所の力がすごくあるんですね。
えのき(老木)のあるミニ公園の前には長堀通があって、 自転車も多く、 信号を渡るのは危険かなぁと思ったりもしましたが、 なんのその。 信号を渡るということが冒険的でよかった。 (結果オーライかもしれませんが 危険を恐れていては何もできないと思った! 危ないからだめ!ってすぐ言っちゃうかも…… いやいや、梅山さんに感謝です。) しかも信号の向こう岸に 仁王立ちのダンサーさんが見えているのだ…… これは!!あっちだ!と気持ちがはやる……
ここは練習の時、信号の向こうから ランドセルをしょったこどもたちが 「マジックや~!!マジックやってる~!!」 と叫びながら走ってきて、 「マジックちゃうやん~」と言って 後ろで踊っているのも気にせず、 遊びの相談を始めるという 奇跡が起こった場所。
結構目立つし、老若男女の人通りも多くて、 いつも面白いことになるのでした。 本番の最中にも、宅配のおじさんが 「すんません~」 と言って普通に通り過ぎた様子もすてきでした。
最後の公園のグラウンドではもこもこした犬が ダンサーさんの後ろを走り出し これまたのどかでした。 二回目は遊んでいたこどもたちが一緒に鑑賞してくれて 「どうやって終わるんやろ~」 と興味深々の様子もほほえましかった。
空間の中に違和感のある動きが存在することで、 何気ない日常の光景を際立たせ、 当たり前が本当は当たり前ではないことを突きつけられる。 変なもの、自分と異なる(と見える)もの、 「なんじゃこりゃ~」なもの、ひと、ことの 世の中における必要性を再確認。
最初の路地では引き気味に見ていたお客さんも 最後の路地では奥へ奥へと率先して入り込んでしまい (道路から路地をのぞき込む予定でした) いつの間にか驚くべき勇敢さを持っていて びっくりでした。
作品に対する、その自発性が嬉しくもありました。 思った通りにはいかない 何が起こるか分からないのは教室と同じ。 でも思い通りにならないからこそ、 発見があり、喜びもある。
みんなでするライブっていいなぁ。
振付・おどり担当のの中西さんは高校の同級生です。 彼女の作品を見続けてきて、 場所や人間を生かすのがとても上手だと思っていた。 そして今回は、 自力で公演することの大変さが身に染みて感じられるとともに、 彼女のアグレッシブでやさしく ひとをひっぱる力にも感動しました。 「絶対面白い公演になるから自信を持っていこう!」 「雨は、降らない!」 などなど数々の名言、すてきなリーダーだと思った。 さすが、じぶどのです。
さて私は絵と文と司会でコラボ―レーションしましたが どうだったでしょうか。 私がいることで、幸か不幸か、 全体的に少しまぬけな色合いが濃くなるという 結果にはなったかもしれません。
私にできることってどんなことかなぁ 他にもあるかなぁ
誰かと何かをするとき ついていくのではなく、 ともに作るひとでありたいのです。
長らく机にじっと座って受け身で生きてきた私ですが、 主体性を持とうというキャンペーンはまだまだ続いています。
こんなん面白いんちゃう?!っていつも話してること 独創的な(突拍子のない)ことを みんなで一緒に実現できるのが、とても愉快でした。 ひとりではできない。
こんなふうに本当は授業も同志と一緒にやりたいのだが。
みんなで駆け回ったまちを後にするとき、 空堀の風景はとても懐かしい、 愛着のあるものになっていました。ふるさと…… もう暗くなっていましたが、 街灯の光がいい感じに差していて、 ……夜公演もええな…… などとたくらむずぶとじぶ とダンサーさんたちなのでした。
(次回の公演につづく)
ずぶ(赤松みさき)
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zubutozibu · 8 years ago
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ふりにのってみる
絵と文を担当しているずぶです。
コラムを書きました。
RPGゲームでは、敵と戦うより、町をうろうろし、ひとに話しかけまくるのが好きだ。勝手に家に入ってタンスを開けるのも好きだ。「発見」が楽しい。じわりじわりと見えてくる筋を見つけながら、筋に沿って冒険する。人生ゲームですね。
ゲームを皆で作ってみて、世界には「導き」があふれているのだという思いが強くなった。どのひとのことばも、行動も、あるいはそこにあるもの、見たものも、私を、私の筋へやわらかく導くもの。まさに「ふり」だ。行けないときは行かなくていい、行ける方へ行くのよ���ということなのだ。やさしい先生が、そこかしこにいるのだ。
今回はじめて風景画にチャレンジしました。私はやっぱり町が好きだ。空堀のように古い町はなおさら。町の空気、ひとの様子、いつもの世界。その中にいつもと違うもの、動きがあると、なんだかいつもと違う感じ、むしろいつもの世界が別段当たり前でもなかったことに気づかされる。なぜ、そこにそんなものがあるのか。長い歴史の一点に過ぎない今、ここにあるものの存在の不確かさ(そして確かさ!)にぎょっとする。劇場に足を運ぶのもいいが、何気なくおどりがあり、物語があり、「なんじゃこりゃ!」があるかもしれない世界はとてもわくわくするのだ。
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zubutozibu · 8 years ago
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炭酸水のうた
ずぶとじぶのずぶ、赤松みさきです。物語を担当します。
春は出会いと別れの季節などと言われますが、
私にとっては別れの色が濃い、切ない季節です。
ひとり過去を引きずる「失恋」、
二度と戻らない過去を思う「喪」の時間です。
満開の桜、散る桜を見ると、いやがうえにも喪失感が募ります。
春は「サヨナラダケガ人生ダ」とかいって
やけ酒を飲みたい気持ちにもなりますな。
今回の公演は、
「今の私」が「過去の私」を見つける物語になっています。
皆さんとともに、いつも一緒にいる過去の自分が、
今回は目に見えるかたち(おどり)になって現れます。
町の、日常の中に。
「思い出す」ということは、過去を弔う、供養するということは、
クリエイティブな営みで、愉快な発見だと思います。
ダンスに詞をつけました。
こどもにとってはジュースですが、
おとなにとってはお酒ですね、炭酸水。
酔うたら、空も飛べるはず。
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炭酸水のうた
                           作詞 ずぶ
  ぱち ぱち ぱち ぱち
 (ヒョー)
 たんたんたんたん たんさんすい
 しゅわっち しゅわっち しゅわっち しゅわっち
(ヒック)
 のんのんのんのん のんだくれ
 しゅわっち しゅわっち しゅわっち しゅわっち
 あい きゃん ふらい  ゆー きゃん ふらい
 あわ あわ あわ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご予約はこちら https://www.quartet-online.net/ticket/zubutozibu
https://www.facebook.com/events/170196806830122/
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zubutozibu · 8 years ago
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ずぶとじぶのじぶ、中西ちさとです。
踊りを担当します。 はーるのーうらーらーのー隅田川ー♪
と歌いたくなる日々ですね。昨日今日寒いけど。 4月29日(土)に大阪は谷町六丁目にある空堀地域にて踊ります。 空堀商店街という歴史ある商店街の路地裏や公園で
お客様は物語を読みながら、街を巡り、
ダンスを発見していきます。 それは路地裏だったり
それは公園だったり
それは道端だったり そこには子供の頃の自分が遊んでいるかもしれない 子供のころ、踊り場を秘密基地にしたりおままごとの場にしたりした。
小さな空間から無限のように広がる世界。 鈍臭く俊敏で
ダサくてカッコいい
古臭くて新しい
そんな作品です。 子供のころの自分に会いにきてください。 
ご予約はこちら
https://www.quartet-online.net/ticket/zubutozibu https://www.facebook.com/events/170196806830122/
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zubutozibu · 8 years ago
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ずぶとじぶです
こんにちは。
「ずぶ」こと赤松みさき(ずぶの学校校長)と
「じぶ」こと中西ちさと(ウミ下着主宰)による新ユニット
「ずぶとじぶ」(ぐりとぐら的に)
が発足しました。
芸術・教育・福祉etc…の枠を超えた、
おもしろい作品を作っていきたいと目論んでおります。
よろしくお願いします。
早速ですが、来る4月29日(土)に
「物語する芸術祭in空堀」で公演します。
「物語」をテーマに踊るという新しい試み。
こちらでも「物語」を更新していきたいと考えています。
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ずぶとじぶ 「��ょうたんの踊り場」 コンテンポラリーダンサー・振付家である中西ちさと(ウミ下着・主宰)と、ことばの美術家赤松みさき(ずぶの学校・校長)によるパフォーマンスユニット・ずぶとじぶの初企画。 大阪・空堀地域をめぐりながらダンスと物語を探す探検型作品です。 振付  中西ちさと 物語・美術  赤松みさき 出演 内田結花 川瀬亜衣 藤原美加 中西ちさと 4/29(土)12:00〜/15:00〜 ※各回定員15名 集合場所;からほり複合文化施設 萌      ※開演時間までにお越しください。開演時間を過ぎますと、ご案内できない可能性があります。 チケット 1500円 持ち物 時計や携帯電話など時間のわかるもの ご予約 https://www.quartet-online.net/ticket/zubutozibu     発売日3/25〜 お問い合わせ [email protected] twitter @zubutozibu
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