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kotabrog · 5 years ago
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パブロフの犬、ヒューリスティック、認知バイアス…人は本当に考えているのか
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好きな食べ物はなんですか?
もしその食べ物の画像が目の前に出されたら、今お腹いっぱいでない限り、きっと食べたくなると思いますし、そのせいで唾液が出てきてしまうかと思います。
しかし、実際に食べられるわけではないのに唾液を出すのは無駄ですし、もちろん意識して出しているわけでもありません。
こんな感じで「意識していないのについしてしまうこと」って、生理的な部分からもっと考えて行われていそうなことまで、結構色々ありますよね。
ということで今回は、そんな人間の心理にまつわる話を以下の書籍を参考に、ご紹介したいと思います。
影響力の武器[第三版]なぜ、人は動かされるのか
パブロフの犬は食いしん坊?
パブロフの犬ってご存知ですか?
結構有名な話なので知っている方もいるかもしれません。
パブロフさんがこんな実験を行いました。
犬に餌やりの合図の音を聞かせる
犬に餌を与える
1,2を繰り返す
すると、犬はその餌やりの合図の音を聞くだけで唾液がでるようになる
最初の話では「画像を見て」唾液がでていましたが、今回は音だけで唾液がでるようになっています。
これは、同じことが繰り返される間に頭の中で「合図の音=餌がでてくる」というふうになって、合図の音だけで勝手に脳が反応してしまった……というメカニズムになっています。
こういう現象は人間にももちろん起こりますし、ゴキブリなん��でも起こるそう。
判断のヒューリスティック
パブロフの犬の実験のように、人は「学習」をして、無意識のうちに、考えることもなく行動できるようになります。
例えば、幼い頃は掛け算ひとつにも苦労していましたが、今では九九なんか考えずに、簡単な掛け算ならすぐできてしまいます。
そんなふうに、本来なら複雑な過程を挟むはずなのに、その過程をふっとばして結論を導き出す方法を「ヒューリスティック」といいます。
例えば、先程「ゴキブリ」という単語を聞いただけでぞっとした人も結構いると思いますが、これもある意味ヒューリスティックが働いて、脳が無意識のうちに反応した結果といえるでしょう。
他にも、なれてきた仕事はそんなに意識せずにこなせるようになりますし、例えば「中国製」と聞くと特に深く考えずに「品質大丈夫?」と感じてしまう人もいるかもしれませんが、これもヒューリスティックの一種です。
ヒューリスティックは結構適当
考えないで判断を下すので、ヒューリスティック的な思考はとても早いです。
しかし、ヒューリスティックは基本的に「経験」に基づくものなので、よく間違えます。
自分の経験なので、バイアス(偏り)があり、そのせいで誤った判断をしてしまうのです。
ですので、判断のミスを減らすために、誤ったヒューリスティックを見つ出したいわけですが、これが結構至難の業です。
なぜなら、人間はできるだけ楽をしたいので、ついついヒューリスティックに物事を考えてしまうのですが、それに気づけるくらいならそもそもヒューリスティックに物事を考えていないからです。
解決方法として、例えば自分が「誤った判断をしたかも……」と思ったときの身体の異変を感じ取ることがあげられます。
ついつい決めちゃった……みたいなとき、後悔の思いがあったりするとお腹が痛くなる……みたいなわかりやすい特徴があれば、それを合図に考えることができます。
そんなわかりやすい特徴ないよ……という方には、例えば今回の投稿のように、バイアスについて学ぶと、バイアスに支配されにくくなります。
過去にもバイアスについての投稿をしているので、もしよろしければそちらも読んでいただければ、結構バイアス対策になるかもしれません。
ということで、パブロフの犬、ヒューリスティック、バイアスという3つの心理学用語に触れて、これで誤った判断を(多少は)見つけやすくなったかと思います。
私はこれらの話を聞いたり、行動経済学などの勉強をするにつれて「本当に人間は考えているのかな?」と思ったりしました。
科学的には「意思」というものはないとか、考えるという行為は結構科学的な反応によるものだ、みたいな結論のようですが(今のところは)、それならその仕組を知れば色々なことが楽になるのではと思うわけです。
参考書籍
影響力の武器[第三版]なぜ、人は動かされるのか
ps
私はメガネフェチなので、メガネをかけていると可愛���見えてしまうのですが、これもヒューリスティックでしょうか。
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kotabrog · 5 years ago
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外向性が高い人はハニートラップに弱い?
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外向的とか内向的とかって言葉は聞いたことがありますか?
「外」と「内」という言葉からなんとなく「明るい」「暗い」と印象を受けるかもしれませんし、そのせいで内向的な方にはネガティブなイメージを持つ方も多いかと思います。
ということで今回は、実は外向的なのがいいとは限らないよ! という話を、以下の本を参考に話していきたいと思います。
パーソナリティを科学する―特性5因子であなたがわかる
最も信頼されているパーソナリティテスト
外向的、内向的ということについて、いろいろ研究されているのですが、そもそも外向的かどうかってどうやって計るの? という話です。
それには最も科学的に信頼されている「ビッグファイブテスト」を用います。特性5因子テストとか、色々な呼ばれ方をしています。
5つの因子は
外向性
神経質傾向
誠実性
調和性
開放性
に分かれていて、今回のメインである「外向的かどうか」は「外向性」が高いかどうかによって調べることができます。
他の因子の内容についての詳しい内容は省きますが、例えば開放性は新しいことにどれだけ寛容か、という指標になっています。
このビッグファイブテストを使って色々な実験が行われていて、それによって外向的って結局どういうこと? ということも調べられています。
外向性が高い……とは?
ということで結局外向性が高いってどういうこと? という話ですが、参考書籍には
外向性とは、ポジティブな情動の反応に見られる個人差である
と書いてあります。
つまり、外向性が高いというのは、報酬への反応が強かったり、楽しいことがより楽しく感じるような性格特性だということですね。
このことから、外向性が高い人は
誘惑に弱い
どちらかというとご褒美があったほうがやる気が出る
ポジティブ
という特徴があったりします。
ですので、外向性が高い人が社交的に感じるのはそのポジティブさ故で、別にコミュニケーション力が特別に高いわけではない、とか、実は世間的なイメージが間違っているということが多いのがこの性格特性でもあります。
ちなみに外向性が低い人……つまり内向的な人はネガティブなの? というとそういうわけではありません。
ネガティブな情動への反応は「神経質傾向」にあらわれるので、外向性という指標はあくまでポジティブな反応に関してなのです。
内向的な方へ
ということで、内向的な人はご安心ください。
外向性が低いこと……つまり内向的なことにはいろいろなメリットがあると言われています。
例えば内向的な方が創造性が高かったり、失敗から学ぶことができたりと、現代の成功をつかみやすい特性を色々と持っています。
内向的な人についてはこちらでもう少し詳しくまとめているのでもしよかったらご覧ください。
内向型の知られざる特性と原因…偏桃体が大きなカギ?
もちろん、内向的な人のメリットが多いからといって外交的なことが全面的に劣っているなんてことは全くなく、あくまで「性格特性」の一つです。
大事なことは、自分の性格特性を活かせるかどうかということ。
ですので、一度自分のビッグファイブをはかってみるのは、おもしろいかもしれません。
参考書籍
パーソナリティを科学する―特性5因子であなたがわかる
ps
私は外向性は中くらいでした。
成功に特に貢献する要素が「開放性」と「誠実性」で、どちらも結構高かったのはちょっと嬉しい。
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kotabrog · 5 years ago
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【ミニマリスト3原則】必要最低限が最も効率的
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最近YouTubeなどでモーニングルーティンの動画が流行っていますよね。
朝は出発までの時間が限られていて何かと忙しかったりすると思いますが、あなたはそんな忙しい自分のモーニングルーティンを1から説明することはできますか?
また、仕事を始めてからのルーティン、帰ってからのルーティンなど、自分の���動を意識してコントロールしていますでしょうか?
説明できなかったり、ルーティンが決まっていない方は、もしかしたら「時間」をミニマムにすることができていないのかもしれません。
今回はそんな様々なものを最も効率的に活用できる「ミニマリスト3原則」を、以下の書籍よりご紹介したいと思います。
デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する
3原則
今回参考にした本は、デジタルなものをミニマム(最小)にすることは、生活を豊かにするよ―という本なのですが、そこに書いてあった「デジタル・ミニマリスト3原則」が、デジタルなもの以外にも活用できそうだったので、「ミニマリスト3原則」としてご紹介したいと思います。
あればあるほどコストがかかる
最適化が成功のカギである
自覚的であることが充実感につながる
多ければいいというわけではない
最初の原則「あればあるほどコストがかかる」についてです。
例えば、クローゼットに大量の洋服があって選び放題……という状況は、オシャレが好きな人にとっては夢のような状態かもしれませんが、その分「服選びの時間」というコストがかかります。
無料だからとたくさんの会員カードをもっていては、その管理が大変だったり、財布が大きくなってしまったり、カードを探す時間がたくさんかかっていたりするかもしれません。
また、代償として払う「時間」も、多すぎれば怠けてしまったり、少ない時間でやりくりしていたときより生産性が落ちてしまったりするかもしれません。
どんなものでも多ければいいというわけではなく、保持しているだけでなんらかのコストが掛かっている、ということは忘れないようにしなければいけないのです。
ミニマリストとはミニマムではなくオプティマイズ
ミニマリストという言葉はもちろんミニマム(最小)からきていますが、ミニマリストとして成功するのであれば実は単に減らせばいいというわけではありません。
例えば
生産性=得られた結果/コスト
なので、生産性を上げるということが目的なのであれば、コストを減らすだけでなく、より良い結果を得ることも重要になってきます。
ですので、コスト5で5の成果より、コスト10で15の成果を得られるのであれば、場合によっては10のコストをとるべきなのです。
このように、ミニマムにすることに囚われていると、成果やチャンスを逃してしまうことがあります。
ですので、実はミニマリストとはミニマムではなく、オプティマイズ(最適化)することだということを忘れないようにしましょう。
ちなみに生産性については以前こちらで詳しく書いています↓
日本人に刷り込まれた「生産性」の誤った考え方
それ、本当に必要?
人は皆言い訳をすることの天才です。
それに加えて、一度手に入れたものは他のものより価値が高く見えてしまう、というバイアスがあるので、ものを減らすことは結構大変なことです。
ですので、ものを増やすときには「どうして」それを増やすのか、ということをしっかり考えなければなりません。
もちろん、それで新しいことにチャレンジができず、チャンスを失うようなことがあってはいけないので、保守的になれと言っているわけではありません。
大事なことはどれだけそのものを増やすことが「自覚的」であったか、そしてそこにストーリーがあるかです。
例えば最初に話した様々なルーティンについて、その行動一つ一つがあなたが自覚して行っていることであるかはとても重要ですし、もしそうでないならもっと「オプティマイズ」する余地があるかもしれません。
洋服が大量にあって選ぶのに時間がかかるということでも、それが趣味であったり、あらかじめそのための時間を確保している……つまり自覚的に時間を使っているのであれば問題はありません。
また、余暇や遊びの時間も、それが予定されたもので自覚的に休んでいるのであればそれはもちろん大切な時間です。
以上のように自覚的に行動できていれば、自分のストーリーをコントロールしている感覚をうみ、それは幸福感に大きな影響をあたえます。
もちろん人生には予期せぬこともたくさんありますが、普段から自分のストーリーを意識していれば、それも後から考えれば必然であった���のような行動が取れるかと思います。
そんな一貫したストーリーを送って成功するために、コスト、最適化、そして自覚的という3つの言葉を意識して、あなたもミニマリストを目指してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、以前にもミニマリストについての投稿をしているので、あわせてこちらもどうぞ↓
スマホを使ったミニマリスト術
参考書籍
デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する
ps
最適化はときに気味悪がられます。「休みくらい何も考えないでいたいじゃないか」と。
ですが、だらだらとした休日を過ごしたことを後悔していることのほうが、私には気味が悪いように思えるのです。
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kotabrog · 5 years ago
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投資用語としての「ポートフォリオ」から学ぶリスクマネジメント
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私のブログを読んでいる人の多くは「ポートフォリオ」と聞くと「作品集」みたいな意味合いだと感じる人が多いと思います。
例えばWeb開発系の企業に就職したい人だったら、ポートフォリオを作っておくと有利だよ! みたいな話は聞いたことがあるかと思います。
しかし、業界によって「ポートフォリオ」の意味合いが結構変わることをご存知でしょうか?
ということで今回は
ポートフォリオを投資・金融目線で話すとどうなるのか
ポートフォリオ���ら学ぶリスクマネジメント方法
について、以下の書籍を参考に話していきたいと思います。
バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務
ポートフォリオってなに?
ポートフォリオのもともとの意味をご存知でしょうか?
ポートフォリオを日本語に訳すと「書類入れ」みたいな意味になるそうです。
これはファイルみたいにきれいに閉じられたものではなく、雑多に色々な紙が入ったケース……という感じです。
例えばお得意先に営業をしている最中、相手が不意に「こんな感じのもの、そちらにありますか?」と聞いてきたときに「あぁ、それならここに資料が…」とポートフォリオ(書類ケース)から資料を取り出す……みたいなイメージです。
ポートフォリオは「相手に合わせて内容を差し替えていく」ような意味合いがあるので、業界によってポートフォリオの内容は大きく変わったりするのです。
例えばクリエイター系だと、ポートフォリオは「作品集」になります。
そして、金融・投資系だと「株式や不動産など、投資家が保有している金融商品の一覧」となります。
投資家のポートフォリオを覗く
ということで投資家のポートフォリオは金融商品なわけですが、賢い投資家はそのポートフォリオづくりにおいて、あることに気をつけています。それは
「すべての卵を1つのカゴに入れるな」
です。
もし卵を1つのカゴに入れていたら……そのカゴを落としたら、今日の晩御飯はオムライスではなくチキンライスになってしまいます。
もしそんな悲劇的な状況を回避したいのであれば、卵を1つのカゴに入れるのではなく、他のかばんにも忍ばせておくべきでしょう。
いや、そもそも卵が完全に無くなる前に買っておくべきだったかもしれません。
ということで卵の話を熱くしたいわけではなく、悲劇が起きてもその影響が最小限になるように「リスクマネジメント」をしっかりしておくべきだよ、という話なわけです。
この賢い投資家のように、1点集中ではなく、金融商品をいくつかに分けておくことを「ポートフォリオ分散」といいます。
例えば投資だけではなく、現金で持っていたり、海外の銀行に保管しておいたり、保険や不動産等々……様々な方法でバランスよく金融商品をもっておくことが良しとされています。
また、投資一つ見ても、一つの会社や一つの業界だけに投資するのではなく、様々な業界で投資をしたほうがリスクをさけることができます。
投資家はリスクを適切にとることに長けていなければ収益を得続けることができません。
そんなリスク分散のプロに習って、一度きちんとリスク分散ができているか確認してみてはいかがでしょうか?
リスク分散はリスク回避ではない
リスク分散の例をあげると、先程少し話したお金の分散はもちろん投資家でない方にもいえる話です。
日本円で銀行に預けているだけでは、リスク分散という意味ではもちろんあまりよろしくありません。
また、お金以外の話でいうと、仕事も多くの人が一点集中しているかと思います。
変化の多い現代において、その仕事をこれから一生継続していくのは難しいかもしれませんし、やはり副業��専門的な勉強をしたりなど、もしその仕事がなくなっても現状を維持できるような準備はしておいたほうがいいかもしれません。
このように副業や勉強を勧めると一定数出てくるのが
もし失敗したらそこでかけた時間が無駄になるのではないか?
もし起業でもしようものなら、そのリスクはかなり大きいのではないか?
という意見ですが、気をつけなければいけないのは「リスク分散」と「リスク回避」は違うということです。
リスク分散とは、どれかが潰れても他のものが残っているから、全体としてはあまり損失がないような状況を保っておくこと。つまり、ある意味失敗する前提なのです。
それに対してリスク回避は、もちろんある程度は必要なものの、過剰にしてはチャンスまでも失いかねません。
この考え方はもちろん投資家のポートフォリオにも反映されていて、賢い投資家は、安定した投資、少し攻めた投資、ハイリスクハイリターンな投資にバランス良く分けているものです。
もしあなたがなにかにチャレンジできないのであれば、それはこのバランスがうまく保てていないのかもしれません。
しっかり安定した基盤はもちつつ、余力で挑戦し続けるのが投資も人生も成功のコツなのです。
参考書籍
バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務
ps
私は安定した職業につきながら、業務にも役立つ「プログラミング」を勉強し、実際に仕事に役立てつつ、最終的にはエンジニアとして転職することになりました。
いきなり転職することも可能だったかもしれませんが、安定した基盤があったおかげで心に余裕があったことは確かだと思います。
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kotabrog · 5 years ago
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トレードオフ思考があなたのチャンスを奪っているかもしれないという話
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 何か高いものを買うときに「これを買うのを我慢すればあんなことやこんなことができるな…」と考えていたりはしませんか?
それ自体は決して悪いことではなく、衝動的な買い物を抑えたり、本当に必要なものにお金を使うという意味では、むしろ一度くらいはそのように考えたほうがいいかもしれません。
しかし、この「トレードオフ思考」…つまり、「何かを得ると、別の何かを失うというトレードオフな関係を考えること」が行き過ぎてしまうと、チャンスも一緒に失ってしまうかもしれません。
ということで今回は
トレードオフ思考が危険な理由
トレードオフ思考になってしまう条件
上手に使うトレードオフ思考
について以下の本を参考に話していきたいと思います。
いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学
昼食を抜くか、ガチャを100回回すか
トレードオフという言葉は知っている方のほうが多いかと思いますが、念の為確認です。
トレードオフとは、何かを得ると、別の何かを失う、相容れない関係のことである。平たく言うと一得一失(いっとくいっしつ)である。対義語は両立性。トレードオフのある状況では具体的な選択肢の長所と短所をすべて考慮した上で決定を行うことが求められる。
―Wikipedia
 ちなみにトレードオフ思考とは、トレードオフに考えることです(そのままですね)。
例えば、昼食500円を我慢すれば1ヶ月でガチャが100回も回せるとか、高い乾燥機付き洗濯機を買って家事の時間を短縮するとか、日常の色々なところでトレードオフに物事を考えていますよね。
むしろ、何をするにも基本的に「時間」は消費するわけで、常に時間と何かをトレードして生きていると考えれば、ある意味常にトレードオフしているわけです。
ですので、トレードオフ思考は身近なものですし、それを使いこなすことができれば色々なメリットを得ることができます。
例えば時間の使い方が上手い人はしっかり時間を消費していることを意識していたり、お金儲けが得意な人もしっかりと利益とコストのトレードが考えられていたりします。
ですので、普通トレードオフ思考の話をするときは、その大切さが語られるのですが、何事にもデメリットがあって、今回はそこに注目しよう、というわけです。
トレードオフ思考はチャンスを奪う
過剰なトレードオフ思考はむしろチャンスを遠ざけてしまうことがあります。
例えば、生活が苦しく1ヶ月の食事代は1万円……という状況で5000円の勉強会に参加しようとは思いますか?
おそらく、多くの人は食費の2分の1と考えるとかなりの高額に感じられるのではないかなと思います。
しかし、その勉強会に参加し続けることで知識が身についたり交友関係が広まって大きなチャンスに巡り合うことができる��もしれません。
もちろん、勉強会に参加することを特別に勧めているわけではありませんが、このように、トレードオフ思考によって行動が制限されてしまうと、チャンスを失ってしまう可能性があります。
だからトレードオフ思考なんてやめてとにかくチャンスに食らいつくんだー! という根性論の話をしたいわけではもちろんありません。
トレードオフ思考がときに危険な理由は主に以下の2つです。
そもそもすべての長所・短所を考慮できてはいない
長所や短所の比較はたくさんのバイアスに左右される
先程あげたトレードオフの定義の中に
トレードオフのある状況では具体的な選択肢の長所と短所をすべて考慮した上で決定を行うことが求められる。
と書いてありました。
しかし、現実的に考えるとすべての長所と短所を考慮することは不可能です。
例えば先程の例だと、その勉強会で本当に良い交友関係が広げられるかはわかりませんし、勉強はなんの約にも立たないかもしれません。
ちゃんと比較するために、成功する確率や期待値を計算して、それをお金に換算するといくらで……というのももちろん難しいでしょう。
つまり、トレードオフ思考をしているつもりでも、あくまでそれは完璧なものではないということです。
さらにこのトレードオフの計算をややこしくしているのがたくさんのバイアスです。
例えば、1ヶ月後にもらえる1万1000円より、今日もらえる1万円の方が魅力的に感じる人のほうが多いそうです。
でもよく考えると、1ヶ月で10%が約束された投資なんてなかなかないわけで、とってもおいしい話なわけですが、目先のメリットに囚われてしまうという「バイアス」のせいで今日もらえるお金のほうが魅力的に思えてしまうのです。
さらに、人は言い訳の天才なので、自分の都合の良いトレードオフを考えてしまいがちです。
このようなバイアスがたくさんかかった状況で、不確かな未来も含めてトレードオフについて正確に判断するのはなかなか困難です。
欠乏はトレードオフ思考を強いる
以上のように、真のトレードオフ思考にはなかなかな判断力やバイアスに関する知識が必要なわけです。
ですので、通常時でも判断が難しいわけですが、それがもし時間がないような状況だったり、お金があまりなかったりしたら、チャンスをふいにするようなネガティブな判断をしてしまう可能性が高くなります。
さらに、何かが「欠乏」していて普段だったらしないような選択をするときには、言い訳をしたくなるのが弱い人間の性なので、不完全なトレードオフ思考に逃げてしまったりするわけです。
このように、欠乏は「不完全な」トレードオフ思考を強いて、誤った判断を正当化してしまうような心理状態にしてしまいます。
欠乏とは例えば
お金がない
時間がない
親しい交友関係がない
などといったことですが、こんなとき、人はその悩みやストレスによって脳の考える部分の一部をもってかれてしまいます。
例えば机の上が散らかっていたらその上で作業するのは難しくなってきますが、脳も同じ様にストレスや悩みによって散らかっていると考えるスペースがなくなってしまうのです。
ですので、危険なトレードオフ思考でネガティブな行動をしないようにするためにも、「欠乏」への対策が必要になります。
トレードオフ思考とうまく付き合っていく方法
欠乏している感覚はトレードオフ思考を強いるわけですが、あくまでそれは主観の話です。
つまり、平均年収より低いからお金がない、という話ではなく、お金がないという感覚が脳を圧迫して正常な判断ができないようにしてしまうわけです。
ですので欠乏対策としては
まずそういうバイアスがあることを知ること(この記事でとりあえずOK)
他人との比較をしない
ないことのデメリットではなくメリットに注目してそれを活かす
ということが大事です。
最後については、例えば欠乏はクリエイティブさにつながることがあって、アーティストも完全に自由なテーマで何かを創作するより、あえて自分でルールをつくって不自由な状態にした方がアイデアがでてきやすかったりするそうです。
このように、何事も長所と短所があるので、できるだけ長所に注目するようにしましょう。
また、欠乏に限らず、正しいトレードオフ思考をするためのコツとして
正常なときにシンプルなルールをつくる
色々なバイアスを知る
限られた選択肢の中のトレードではなく、どちらを選んでもメリットが得られるような大きな共通の目標を意識する
がいいでしょう。
バイアスについては、とにかく知ることが一番対策になるそうです。
また、正常な判断ができる間にシンプルでいつでも思い出せるようなルールを作っておけば、それを軸に判断ができるでしょう。
例えばよく衝動的に行って失敗するのであれば、「一度ゆっくり考える時間をつくる」というふうにすれば、衝動買いやあまり気の進まない飲み会を防げるかもしれません。
この2つについてはおすすめの書籍があるのですが、そんなおすすめの書籍をまとめた記事を以前出しているので、もしよろしければこちらも御覧ください。
【今年の9選】100冊から選んだ本当におすすめしたい良書
また、最後の「大きな共通な目標」についてですが、これは例えば「遊びたいけど時間がない…」というようなときに有効です。
この時間がないという感覚は例えば、もっと勉強や仕事をしたいから時間がない、というように他に時間を使うものがあるから起こる欠乏感です。
ですので、「ある程度の遊びは気分を晴らしてむしろ効率を高めてくれる」とか、「様々な新しい経験はクリエイティブさを高めてくれる」といったように、勉強や仕事などのメリットになることを意識すれば、欠乏感を回避することができます。
回避できれば、たとえ遊びすぎたとしても、それは必要な時間だったのだと思って、ストレスや焦燥感に苛まれることを防ぐことができます。
そして、過ぎた時間に影響されずにその後は正しい判断をすることができ、欠乏とトレードオフ思考の負のループを脱することができるわけです。
こういう発想の転換は、最初は難しいかもしれません。
ですが、「欠乏感を感じたら一旦落ち着いて発想の転換を試してみる」というようなシンプルなルールを作ってそれを続けていけば、少しずつでも変わっていくことができると思います。
もしどうしてもうまくいかなかったら、自分の中に発想の種がないだけかもしれないので、色々な本を読んで発想のアイデアをもらいましょう。
参考にした本には、欠乏についてももっと詳しく書いているので、気になった方はぜひ手にとって見てみてください。
参考書籍
いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学
ps
私はやりたいことがいっぱいあるので、そのどれかを選んでどれかを捨てるのではなく、自分の中の共通の大きな目標を意識して、それに向かって色々と平行に頑張っているんだと思うようにしています。
大事なのはストーリーなのです。
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kotabrog · 5 years ago
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「学ぶ」ことは幸せにつながるということが進化心理学的にもいえるという話
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何かを学ぶことを常日頃からしていますか?
私のブログを見ている人の多くは、学びたいという意欲が強い方々だと思いますが、それは「進化心理学」的にも幸福につながる良い感覚だとされています。
もちろん、学び続けることにはいろいろなメリットがあるわけですが、今回は以下の本を参考に
学びは「進化心理学的」にも大切であること
そもそも進化心理学とは
について話していきたいと思います。
われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略
幸せって
あなたにとって人生の指針にしているものは何でしょうか?
唐突にこんな質問から始めてみましたが、私にとっての人生の指針は「幸せになること」です。
その理由は単純で、人生楽しいほうがいいじゃないか、という感じなのですが、じゃあ幸せって何? と考えると、結構難しくて、一見幸せになりそうなことでも実際には不幸せにつながっていたりします。
例えば、犯罪をして大金を稼いでも幸せになることはなかなか���しいでしょう。
また、一日中ベッドでごろごろとした生活をしていても、最初は幸せな気持ちでも、長期的にそれを続けられる人は少ないでしょう。
このように、今求めているものが直接的に幸せをもたらしてくれるとは限らないので、何が幸せをもたらしてくれるかは、人から聞いたり、しっかりと考えたり、実験してみたり、学んでいかなければなかなか知ることはできないわけです。
「人」という種の一生に対する農耕時代はまだ新人の中の新人
そこでそんな一癖ある「幸せ」を理解するために、例えばそもそも人間という種がどんなふうに進化してきたのかを知るというのは、有効な手段でしょう。
それは例えば、プログラミングをもっとできるようになるためにPCの仕組みについて調べたり、テスト勉強のために基礎を固めるのに似ているかもしれません。
仕組みがわかれば応用もしやすいですからね。
ということで人間がどんなふうに今の姿になったのか……というのを調べていくと
約600万年(諸説あり)狩猟生活 →約1万年間の農耕生活 →数百年前くらいの産業革命 →ここ数十年のインターネットの登場
というような流れ出になります(めちゃくちゃざっくりですが)。
こう見ると、狩猟生活がいかに長く、今のような生活が始まったのがいかに最近かがわかるかと思います。よくあるやりかたですが、狩猟生活を100年としたときの比較をしてみましょう。
狩猟生活:100年(600万年で計算)
農耕生活:2ヶ月(1万年で計算)
産業革命:1.5日(240年で計算)
インターネット:4時間(約25年で計算)
ということで、狩猟生活をやめたのは歴史的に見ると本当に最近のことで、まだ人間という種は今の職業(インターネットを使うもの)になれるどころか、いまだに最初の職業(狩猟)のやり方を引きずっている状況といえるでしょう。
ですので、狩猟生活時代において「幸せ」だったことが、もちろん今も幸せに感じることは多く、そしてこのようなアプローチで人間の心理を探求するのが「進化心理学」なのです。
幸せとは餌
ということで、狩猟時代などに培ってきた身体的、精神的な色々を、そんな短い期間の間に変えられるはずもないので、何百万年と過ごしたその時代について考えれば、現代の人間についても様々なことがわかるわけです。
例えば、浮気症な男がいい、という女性はそんなにいないと思いますが、一方でそういった男性がなんだかんだ子孫を残すことができたので、現代でも「浮気」という文化が残っているとも言えます。
また、女性の方も、家を守ってくれる、という意味での優しいパートナーと、能力が高く優秀そうである人とは必ずしも一致しないので、実は他の人との子供なのにあたかもパートナーとの子供である…と見せかけることは、DNA鑑定ができるようになった今では減ったかもしれませんが、結構あった話のようです。
このように、理性的に求めているものと、本能的に求めているものの違い���ども、進化の過程を見たり、狩猟時代の生活を考えると見えてきたりします。
そしてそのように考えると、今回のテーマの一つである「幸せ」とは、「狩猟時代に得られると生き残ることができたものに対する餌」、みたいなものだと考えることができます。
幸せを感じるならそれを求めるわけで、そういう趣向を持つ人が生き残った結果が現代の人間なのですから。
ですので、狩猟時代には貴重だった「甘いもの」には強烈な幸福を得ることができますし、子孫を残すことができる性行為にも快感を得るというわけです。
学びは幸せ?
最後に「学び」について考えていきましょう。
人間がここまで繁栄したのは、「好奇心」によるものでしょう。
不思議なものがあったらとりあえず試したり、使ってみたりする。その飽くなき探究心が、他の動物がほとんど用いない「道具」を手にするきっかけになったり、その他一見危ない「火」なんかを扱うきっかけになったりしたわけです。
ですので、人は好奇心が満たされたとき、なにか新しいことを知ったときに幸福感を得るようにできています。その幸福感が餌なわけです。
その他にも、人間は「社会性」を大切にするようにできています。
社会性がなければ、群れから追放されてしまい、一人になった無力な人間は生き残ることができなかったでしょう。
そして、学ぶことで得た技術は、この社会性に貢献してくれます。
例えば、他人に認められるようになったり、誰かの役に立つことができるからです。
また、自分が「成長している」という感覚も同様です。
成長は生き残るために必要だからです。
他にも理由は考えられますが
好奇心
社会性
成長
という3つの観点から、「学び」は人間にとって大きな幸福につながる要素になるわけです。
ただ、逆にこの3つを満たすための「学び」なので、これらを欠いた学びはあまり幸福に繋がりません。
ですので、何かを学びたいと思ったら、これらのことを意識すれば、学ぶことがより楽しくなれるかもしれません。
ということで、これからもどんどん色々なことを学んで、狩猟時代に培われた報酬系をハックしていきましょう。
参考書籍
われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略
ps
このブログでは、色々な本を読んで得た知識について書いています。
そんなに文量もないので、もしさらっと知識を得たいと思ったら、もしよければ他の投稿も見てみてくださいm(_ _)m
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kotabrog · 5 years ago
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【アイデア→ビジネス】ビジネスモデル・キャンバスの作り方
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アイデアはダイヤの原石みたいなもので、磨かないと輝かない。
という言葉がありますが……嘘です、今考えました。
まぁそんな名言があるかは置いておいて、とりあえずその考え方は多くの方が言っていることです。
そこで今回は、アイデアをビジネスに変える方法について、以下の本を参考にご紹介したいと思います。
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
また、この方法は、アイデア次第でビジネス以外に応用することも可能です。
この方法をもとに、ぜひとも自分の中に眠るアイデアを形にしてみてください。
ビジネスモデル・キャンバス
今回ご紹介するのは「ビジネスモデル・キャンバス」という手法です。
この方法は簡単にいうと「アイデアを形にする設計図を作る」ようなイメージです。
早速その手順を見てみましょう。
9つの要素を書き出す
足りない部分を補う
清書する
以上の3ステップによって、アイデアを形にするための設計図が出来上がるイメージです。
それでは1ステップずつ詳しく見ていきましょう。
アイデアをビジネスにするための9つの要素
最初のステップは、以下の9つの要素について、書き出していく作業です。
アイデアを形にするために、ふわっとしたイメージを言語化していく作業になります。
9つの要素、聞いたことある言葉も結構あると思いますし���もしかしたら名前だけ知っていて意味はよくわからない、というものもあるかもしれません。
まずは9つのリストをあげていきます。
CS:顧客セグメント(Customer Segment)
CR:顧客との関係(Customer Relation)
CH:チャネル(CHannel)
VP:価値提案(Value Proposition)
KA:主要活動(Key Activity)
KR:主なリソース(Key Resource)
KP:キーパートナー(Key Partner)
RS:収益の流れ(Revenue Stream)
CS:コスト構造(Cost Structure)
ということで以上が9つの要素になります。 それぞれについて少し詳しく見ていきましょう。
―CS:顧客セグメント― 価値を提供する相手。例えば自分のアイデアを役立てたいと思っている相手や、メインのターゲット。
―CR:顧客との関係― 顧客と��のような関係を構築するのか。例えば、ビジネスパートナーのような関係なのか、一緒にサービスを盛り上げていこうというような関係なのか。
―CH:チャネル― 価値を届ける方法や経路。例えば、サービスサイト、アプリ、Webセミナー、自社メディアなど。
―VP:価値提案― 提供する価値。何を提供するのか。例えばサービスや商品の簡単な内容。
―KA:主要活動― ビジネスモデルを機能させるために組織が行うこと。例えば、商品を作ること、マーケティング、プラットフォーム開発など。
―KR:主なリソース― 価値提供のために必要となる資源。例えば、プラットフォーム、決済手段、売買ノウハウ。
―KP:キーパートナー― 外部委託や調達先。例えば、スキル習得のための支援サービス、ノウハウを持つ企業など。
―RS:収益の流れ― 収益を得る方法。例えば、登録は無料だがより優良なサービスを得るためには有料になったり。
―CS:コスト構造― 必要なコスト。例えば、プラットフォーム開発や管理、広告運営費、材料費など。
ということで、まずは以上の9つの要素を書き出すところから始めましょう。
もしかしたら、以下のようなくくりで考えると書きやすいかもしれません。
「誰に何をどうやって」 CS:顧客セグメント CR:顧客との関係 CH:チャネル VP:価値提案
「組織の体制」 KA:主要活動 KR:主なリソース KP:キーパートナー
「収支」 RS:収益の流れ CS:コスト構造
足りない部分を補う
書き出しが終わったら次は足りない部分を補う作業をします。
おそらく書き出し作業を行っている間に、アイデアがふわっとしている部分や、アイデアを実現するために何が必要かいまいちわからない部分も出てくるかと思います。
そういう部分がでてきたら、調査を行う必要があります。
調査方法については色々ありますが、例えばターゲットについてうまく絞れていないのであれば、ペルソナ分析をするのも一つの手です。
ペルソナ分析については過去に詳しく書いているのでもしよろしければこちらも↓
ペルソナ入門。1人に刺されば1万人に刺さる
清書
最後に9つの要素を一枚の紙に書き出します。
この清書した紙が、ビジネスの設計図になるので、しっかり練って書きましょう。
もちろん、事業を進行している間に、また新しい問題が出てきて変更をする必要が出てくるかと思います。
その際には、「核となる部分」はできるだけ残しておきながらも、できるだけ臨機応変に、最初の決定に縛られないようにしていきましょう。
ということで、以上の3つのステップでアイデアをビジネスにするための「設計図」ができた段階です。
その先は実際に行動に移さなければ、もちろんそのアイデアは現実のものになることはありません。
設計図ができれば何をすればいいかも具体的になりますし、何より自分の頭の中にあったアイデアが形になってきて、モチベーションも大きく上がることかと思うので、その興奮が冷めないうちに、しっかりと行動するようにしましょう。
あと、そもそもアイデアが思いつかない……という方は、もしよろしければ以前書いたアイデア出しの投稿があるので、そちらを実践してみてください。
アイデアを手に入れたいなら、��ずはアイデアの手に入れ方から
参考書籍
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
ps
考えすぎもよくないですし、行動が何より大事だとは言いますが、その行動による失敗を学ぶことができなければ、いつまでも失敗し続けてしまいます。 そして、その失敗を活かすためには、今自分の脳にある知識をフルに活用していかなければいけないので、やはり考えることも大事なわけです。
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kotabrog · 5 years ago
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【経済学入門】結局経済を語る上で必要なことは「3つ」だけという話
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「経済」って単語はもちろん知っていると思いますが、「経済学」って何勉強しているの? と思う人は結構多いと思います。
それに、普段耳にする割には、経済って遠い話というか、馴染みがない感じがすると思います。
ということで今回は、そんな経済の問題は結局この3つに行き着くことが多いから、とりあえずこれだけ知っておこう! という話をしていきたいと思います。
今回は以下の本を参考にしました。とても砕けた口調でわかりやすく学ぶことができるので、結構おすすめです。
クルーグマン教授の経済入門
経済を語るうえで大切な3つの問題
ということで、とりあえずこれが大事なんだなーということだけ知っておこうという3つの問題をご紹介していきます。
生産性
所得分配
失業
3つの単語はまぁ聞いたことくらいはあると思います。
というかこれだけで本当にいいの? と思うかもしれませんが、とりあえずはこれが一番核になる問題なので、知らない経済用語もこれらにつなげて考えられれば理解しやすくなると思います。
例えば、インフレだってアホみたいに膨れ上がらなければ直接的には影響はないそうですが、何が問題かというと間接的に生産性を下げることにあるそうです。
こんな感じで以上の3つの問題「生産性、所得分配、失業」に帰着できることが多いので、入門としてはとりあえずここを覚えておきましょう、というわけです。
それでは個別に少しずつ見ていきましょう。
生産性
生産性は特に大事な問題で、ある国が長期的にみて生活水準をあげられるかは、労働者の生産性をどれだけあげられるかに(ほとんど)かかっているそうです。
そもそも生産性とは……という話ですが、こちらの投稿で少し詳しく書いているのでもしよかったら御覧ください。
日本人に刷り込まれた「生産性」の誤った考え方
かんたんにいうと、「得られた結果/投入した資源」が生産性です。
もちろん生産性も無限に増やせるわけではなく、既存の市場だけだと限界があるので、ここで貿易とか海外市場の問題が絡んでくるわけです。
逆にいうと、海外市場の話とかが出てきたら「そうだよね、国内だけじゃ生産性の問題的に限界があるもんね」と適当に話しておけば、もしかしたら「おっ、この人少しはわかるかな」と思ってもらえるかもしれません(さすがにかなり暴論ですね)。
所得分配
所得の不公平感は大きな不満となります。
構造的に所得が高い人の方が少なくなるわけですし、不満を持った人が増えたらそれはもちろんあまり良い状態ではありません。
それに、例えば所得がとっても高いAさんにとっての収入100万円アップは雀の涙のようなものかもしれませんが、もともとの所得が300万円くらいの人にとってはかなり大きなものになります。30%アップです。
それが全低所得者に起これば、全体として大きな「率」で所得が上がるわけですが、もし同じ金額で高所得者の所得がアップしても良い影響はあまりないでしょう。
失業
失業も所得分配と同様、社会の不満が大きくなる原因の一つです。
それに、失業率が高いということは、働けるのに働けない人がいるというわけで、つまり資源があるのに活用できないという非生産的な状態にあるともいえます。
3つの問題はわかった。じゃあ解決策は?
ということで以上の3つが経済において最も重要な問題になります。
ここで一つ問題なのが、問題はわかっているけど、その完全な解決策は未だに解明されていないということです。
……というか解明されていたら「経済」なんて単語を聞くこともなくなってしまっているかもですけどね。
ですので、「こうすれば生産性の問題は解決!」なんておいしい話はまだないんだということは覚えておきましょう。
また、個人的な「生産性」と国や世界全体の「生産性」を上げることはまた少し違った話になります。
個人的にであったり、自分の会社やグループなんかの小さなコミュニティであれば、いろいろな方法を試して自分にあったものを探してい��ば、きっと生産性をあげていくことができるでしょう。
しかし、それがもっと大きな単位になったら……試すのも大変ですし、なかなか難しいことは想像できると思います。
ということで政府や学者が集まってもなかなか解決しない現状は、仕方がないことなのかもしれませんね。
参考書籍
クルーグマン教授の経済入門
ps
最近更新を1週間に一度にしました。
楽しみにしている方がいたら申し訳ないです。
今はこういった本からのアウトプットではなく、プログラミング等のアウトプットが忙しい状態にあります。
なんらかの形でお見せできる状態になったらここでも告知したいなと思っています。
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kotabrog · 5 years ago
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機械学習エンジニアになるまでとそれから
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今まで「目標や習慣を公言して自分を追い込む作戦」を続けてきたわけですが、今回もそれです……が、ただ垂れ流しているだけでは読んでいただいた方に申し訳ないので、
機械学習エンジニアになるのに必要そうなこと
42Tokyoについて(試験を泳ぎ切った感想)
あたりについては参考になるかな? ということもお話しできればなと思います。
その辺に興味はないけど見てやってもいいよ! という方は、加えてTwitter等で「あれ、あいつ目標公言してたのにさぼってないか?」と生暖かい目で見守っていただけたらなおのことうれしいです。
あとは、1年近く続けているブログの今後等々についてもお話します。
4月から
4月��(ありがたいことに)機械学習エンジニアとして就職することが決まっていて、それと42Tokyoに通うことも考えているので(受かっているはず…!)、4月以降はそれらでとても忙しくなると思いま���。
特に仕事の方は研修が充実しているとはいえ、戦力としてできるだけ早く貢献できるようになりたいので、その準備をしっかりして4月を迎えたいと思っています。
1月まで(42について)
ということで今後の方針を……という前に、ちょっとこれまでについて話させてください。
1月は42Tokyoの入学試験、Piscineに参加してきました。
42はフランス発祥のエンジニア養成機関で、「無料」で参加できることや、学生同士で課題を解決する「ピアラーニング」を採用していることなどが特徴的です。
その42の入学試験は、Webテストと4週間ぶっ続けで行われるPiscineです。 Piscineでは、一緒に参加する仲間とともに課題を解決したり、テストがあったり……という感じなのですが、詳しい内容は残念ながらお話しできません。
ということで、ここからは感想になります。
Piscineは「泳ぐ」という表現をよく使います。
「溺れないように協力しよう!」とか、「最後まで泳ぎ切ろう!」とか言ったりします。
感想としては、この「泳ぐ」という言葉がぴったしだったな、という印象でした。
例えば、泳ぎきるためにはもちろん前に進まなければなりません。
浮かんでいるだけでは体力が持っていかれるだけです。
また、一人で泳ぐより、仲間と協力した方が、泳ぎ切れる確率は高まります。
それは足がつったとき(つまりつらいとき)に助けてもらえるという意味もありますし、そもそもPiscineは広い海で進む方向が分からないこともしばしばあるので、一人で進んでいると間違えたときに道を修正することができなくなります。
そして、4週間という長期間で行われるため、ペース配分はとても大事になってきます。
最初から全力で泳いだら、途中で息切れしてしまうかもしれません。
ということで、もし参加を考えている方がいたら、とりあえず泳ぎ切るために、予定の調整と体調管理を気をつけてください。
ちなみに42の日本での開催は今年が初で、最初のPiscineの募集はもう締め切られています(1, 2, 3月でそれぞれ開催されます)。
Webテストは今でも受けられるそうなので、次回参加を狙っている方は受けておくのもよいかもしれません。
ちなみに私はちょうど前職をやめていたので、Piscine中は友達と近くに家を借りて、一日15時間くらいプログラミングしていました。
機械学習エンジニアに必要なこと
機械学習とは……みたいなことはちょっと省かせていただきます。
端的にいうと、今最も注目されているAI開発の分野、という感じでしょうか。
仕事にするには数学の知識やもちろんプログラミングもできないといけないので、結構やることはたくさんあります。
とりあえず私はこれまで
Pythonの入門
数学(大学が数学科)
Kerasなどを使ったディープラーニングなどの勉強
を少しかじっているので、4月になるまでは復習と基礎固め、あとは少しコンテストにも挑戦したいと思っています。
会社から勧められたものなどはあまり言わない方がいいかな? と思ったので、それ以外で4月までにやりたいと思っていることを列挙していきます。
―数学について―
新体系高校数学の教科書 →統計Web
私は数学科出身なので、数学は思い出すような感じになります。
ということで、高校数学を網羅的に、かつ数1,2,3などのカテゴリーに関係なく書かれていてちょっと違った視点で読める「新体系高校数学の教科書」を読んでみようかなと思っています。
その後は「統計Web」というサイトで統計検定2級くらいの知識をつけたいと思っています。
このサイト、無料なのにめちゃくちゃ詳しく書いてあって驚きました。 統計も勉強したことがあるので、参考書を買うかどうかは一通り読んだ後に決めたいと思います。
―機械学習について―
人工知能は人間を超えるか →AI白書 →深層学習など →kaggle
機械学習については、一番メインに勉強すべきことなので、それで何ができるかや、歴史、動向、そしてもちろん理論も含めて勉強していきたいと思っています。
ですので、まずはG検定(ディープラーニングを事業で「使う」うえで必要な知識)を所得するのに必要そうなことを勉強し、そのあとで実際にプログラムを書いていきたいと思います。
G検定でググってみると、最初の3冊がおすすめらしいので、とりあえずこの3冊を2,3週間で読みたいと思っています。
人工知能は人間を超えるか、は入門というか読み物的な感じかな、という印象です。
まずはここで概要をつかみます。
そのあとにAI白書というなかなか分厚い本を読みます。 これはまさにAIについて色々色々書いているよ、という感じだそうです。
最後の深層学習は数学的な内容も載っているそうで、多くのかたはこれが一番苦しいそうです(数式が好きな私的には多分むしろこれが一番読みやすそう)。
そのあとは、もう少し専門的な勉強をして、kaggleという機械学習コンテストをのぞきに行きたいと思っています。
本当はいきなりkaggleに挑もうかとも思ったのですが、基礎が大事な分野らしいので(経験者に聞いた)、ある程度基礎を勉強してから挑みたいと思います。
―プログラミングについて―
DataCamp
以前DataCampという海外の学習サービスに登録していたので、そこでPythonの勉強をしたいと思っています。
とはいっても、Pythonは一応結構勉強しているので、どちらかというと英語の勉強という感じです。
海外の論文も読まないといけなくなるので、専門用語は海外のものでも慣れておいた方が良いでしょう。
機械学習のコースもあるので、英語とプログラミング、そして機械学習の勉強もできて一石三鳥という感じです(その分多分苦労��3倍)。
―+α―
後は、AtCoderという競技プログラミングのサイトで、C++の勉強をしつつ、コーディング力をつけていきたいと思います。
これは42のためでもありますし、仕事のためでもありますし、あとは純粋に楽しそう、と思ったからです。
ブログについて
最後に、ブログ等々今までやってきた活動についてです。
以上の課題を2,3月ですべてこなすのは結構大変そうなので、更新頻度を落とそうと思っています。
もし読んでくださっている方がいて、万が一楽しみにしているということであればとても申し訳ないです(そんな熱心なファンがいるのであればお声掛けいただきたい。励みになります)。
おそらく読書は週に1冊、ブログも1投稿だと思います。
名言は変わらず毎日投稿するつもりです。
それに伴って、投稿の形も少し変えました。
名言:Tumblrのみ(Twitterは本アカとは別で配信) ブログ:Tumblr、note両方
名言をnoteで見ていた方は申し訳ないのですが、TwitterとTumblrで引き続き投稿しているのでご覧ください。
ということで、エンジニアとして頑張るためにそれ以外を結構削った形になりました。
落ち着いたらプログラミング関係の記事や、本から得た知識についてのブログもまた増やしていきたいと思っています。
それまで頻度は減りますが、応援していただけたら嬉しく思います。
ps
Piscineでは、一緒に参加した方々の助けもあって、なんと1月期MVP(スコア一位)を取ることができました。
今後どうなっていくかはわかりませんが、その称号に恥じない活躍をしていきたいです。
という堅いあいさつで締めるのもあれなので、最近使っている保湿クリームはニベアです。
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kotabrog · 5 years ago
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仕事が終わらないから休憩をとらない、は悪手である件
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納期など、何かタイムリミットなどがあるときには、休憩時間や睡眠時間を削って仕事をすることももしかしたらあるかもしれません。
しかし、この行為は基本的に悪手である……というはなしを今回はしていきたいと思います。
徹夜すべき仕事
例えば休憩時間や睡眠時間を削るときとは、もちろん時間が足りないと感じているときです。
もしそれが、単純作業で物理的にどうしても時間がたらない……というようなものだったら、休憩時間を削る選択もやむをえないかもしれません。
しかし、もしそれが集中力を必要とする作業の場合、結局しっかり休んだ時とそんなに変わらない結果になってしまうかもしれません。
何故なら、メリハリのない作業は集中力をそいでしまうからです。
ですので、今行う作業が本当に時間を増やすことでしか解決できないのか、ということはきちんと考える必要があるでしょう。
休憩は作業効率をあげる
ということで、すべての作業が徹夜したり休憩時間をはぶいたりすることが最善手ということではないわけですが、それを理解していてもやはりメリハリのない時間を過ごしてしまう人は多いと思います。その理由はもしかしたら
効率のいい休憩の取り方をしらない
作業していないと不安
などかもしれません。
休憩のとりかたは色々あるので、少しご紹介しようと思うのですが、やはり一番いいのは自分に合う方法を探すことです。
ですので、いくつかあげる方法の中から、ぜひとも自分に合う方法を見つけ出してください。
27分3分のリズムで作業と休憩を行う。
こまめに「水」を飲む
休憩作業を作る
メリハリタイマーを使う
まずは時間を計るタイマーを使うようにしましょう。
なったら休憩、なったら作業、というように、「If-thenプランニング」に落とし込めれば、習慣にすることもそんなに難しくありません。
(If-thenプランニングについては過去投稿でまとめています)
そのタイマーを使って、「27分3分」の周期で休憩をはさむ、という方法があります。
コツとしては、3分間の間にスマホは見ないことです。しっかり脳を休めましょう。
しっかりと休むのは……と思った方は、15分おきくらいで少量の水を飲むだけでも集中力等が落ちにくくなることがわかっています。
また、全然違う仕事を、例えば30分おきごとに行うことも、メリハリをつけることができて、より効率的に作業を行うことができます。
不安との戦い
以上のようにメリハリをつけるための休憩は、休んだ時間以上の効果を生み出してくれます。
そうだと思っていてもなかなか休憩できない人は、もしかしたら「不安」によって休憩ができない状態になっているかもしれません。
この「時間がない」という感覚からくる不安は、脳の考えるスペースを圧迫し、作業効率を落としてしまいます。
ですので、休憩���含めた計画をたてたり、不安対策をすることで対処する必要があります。
過去に不安対策や、計画をたてるコツ(大きな目標と小さなステップなど)についても投稿しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
ということで、休憩は大事、という話でした。
ps
ちなみに睡眠時間は、個人差もありますが、7時間程度は必要であると言われています。
いわゆるショートスリーパーは、ごく少数しかおらず、「私は寝なくても大丈夫」と思っている人のほとんどが集中力ガタ落ちしているので、気をつけてください。
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kotabrog · 5 years ago
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やる気がないのは当たり前。それでも実行するための方法
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やる気が出ない……と悩んでいる人は多いと思いますが、それは普通のことです。
いつだってやる気がある人なんて、きっといないでしょう。
とはいっても同じ量の仕事なのにすぐに手を付けて短い時間で終わらせてしまうような人もいるわけで、そんな人たちとは何が違うのか……という話を今回はしていきたいと思います。
やる気が出ないのは当たり前
私はあまり「やる気」というものを信じていません。
たとえばいつも一緒にいる人たちがみんな何かに熱中して頑張っていたら、きっと自分も頑張ろうと思えるだろうし、そうでなければ一緒にだらけてしまうし……といったように、やる気は環境によって左右されてしまいます。
また、普段から勉強している人にとっては、勉強なんてやる気がなくてもできてしまうものですが、1年に1冊も本を読まないような人が分厚い専門書を読むのは至難の業でしょう。
やる気は結局相対的なものですし、ちょっとしたことで変わったりするものなので、そんなものに頼っていては身が持たないというのが、私がやる気をあてにしない理由です。
やる気が出���い時こそ
やる気なんてあてにならないので、やる気がないときにどれだけできるか……というのが勝負の分かれ目になります。
これにはいくつか方法があります。
やらなければならないような気持にさせてくれる環境に身を置く
習慣にする
大きな目標と小さなステップを意識する
例えば勉強がしたいのであれば、仕事終わりに必ずカフェに立ち寄るという習慣を作れば、他に誘惑がない環境に身を置くことができますし、習慣なので意志の力が弱くなっていてもとりあえず立ち寄って勉強のスタートのきっかけを得ることができます。
それに、勉強とかって始めるときが一番しんどいわけですが、この問題についても
仕事が終わる→カフェに立ち寄る→勉強を始める
というスモールステップに分かれているので、とりかかりやすくなっています。
さらに、そのカフェに向かう道中で、自分の大きな目標や、その目標に向けて自分が取り組んできた成果について考えれば、モチベーションも高めることができます。
ということで仕事終わりにカフェに行こう、というような内容になってしまいましたが、もちろんカフェである必要はなくて、先ほどの3つのポイントを意識していけば、やる気がないときでも行動にうつすことができるようになるかと思います。
それぞれについて詳しくは過去にも投稿しているので、もしよろしければそちらもご覧ください。
例えば、習慣化についてはこちらでまとめています。
月10冊を8カ月続けて考えた本当におすすめの習慣術
ということで、これを読むくらいのやる気がある今のうちに、さっそく実行して、大きな目標への一歩を踏み出しましょう。
ps
人間がやる気がありまくる生き物だったら、きっとこんなに文明は発達しなかったのではと思います。
狩りがめんどくさい、畑作業がめんどくさい……と思える人がいたから今があるのではないでしょうか。
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kotabrog · 5 years ago
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目指せ健康体。とりあえずとっておくべきなファイトケミカル
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これを読んでいる方の中には、例えば夜中まで仕事をしたりと体に無理をさせながら頑張っている方もいるかと思います。
こういった方が特におろそかになってしまうのが食事と睡眠。
しかし、元気な状態でなければ本来のパワーは発揮できないので、パフォーマンスの点でもやはり健康でいることは大切なことです。
ということで、今回は頑張っているときこそ適当になりがちな「食事」において、これは結構大事だよーという「ファイトケミカル」のご紹介を、以下書籍よりしていきたいと思います。
最高のパフォーマンスを実現する超健康法
ファイトしていたファイトケミカル
健康体でいるためには、食事にももちろん気をつけなければなりません。
しかし、何から改善していけばいいかわからない……という方も多いと思います。
ということで、とりあえずこれだけは意識して摂取するといい、というものを一つご紹介します。
それは「ファイトケミカル」です。
ファイトケミカルとは植物がつくる自衛物質、つまり植物が自分を守るために作り出した物質です。
この物質は、体にたまると悪さをする「活性化酸素」と戦ってくれるので、とりあえず摂取すべきだというわけです。
ファイトケミカルが入っている食べ物
そんな体に良い食べ物がどこにはいっているのかというと、実は結構いろんな野菜や果物の中に入っています。
「植物が作り出す自衛物質」といっているので、当然といえば当然ですね。
気をつけるべきは、加熱に弱いことと、断面などから空気中にファイトケミカルが逃げていってしまうことです。
例えば、大根やわさびの辛味成分は放置しておくとどんどんなくなってしまうのですが、この辛味成分の正体はファイトケミカルです。
ですので、すりおろしたあとは、できるだけ早く食べたほうがいいわけです。
どれだけの野菜が必要?
ということで、ファイトケミカルが大事だという話なわけですが、意識するのが面倒であれば、とりあえず野菜をたくさん食べるというのがシンプルです。
とはいっても、野菜は一日350gが摂取目標であると言われていて、それだけ毎日取れている人はなかなかいないでしょう。
ですので、最初はどんな野菜をどんなふうにとるか……ということを考える前に、とにかく野菜を食べる習慣を作るのがいいかもしれませんね。
なれてきたら、ファイトケミカルや、いろいろな種類の野菜を食べることを意識して、バランスよく摂取していくのがいいかと思います。
参考書籍
最高のパフォーマンスを実現する超健康法
ps
私も最近また野菜を食べることを心がけるようにしました。
できるだけ多くのことを学びたい……けど、効率を上げるなら寝不足ながらも頑張るより、健康体でしっかり集中するほうが大事。
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kotabrog · 5 years ago
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スマホを使ったミニマリスト術
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捨てられない、片付けられない、という悩みは誰もが抱えたことがあるものだと思います。
今回は、そんな悩みに誰しもが持っている「スマホ」を使って解決しようじゃないか、というお話になります。
参考にしたのは以下の書籍です。
より少ない生き方 ものを手放して豊かになる
思い出を違う形に
スマホを使った片付け術。その方法は「写真」を使ったものになります。
次の3ステップで行います。
片付けたいエリアを決める
使っていないものを、写真を撮ってダンボールなどの箱につめる
期限を決めて、その期限がきたらとっておくか捨てるかを決める
まずは片付けたいエリアを決めます。
よく使うところから片付けると、片付けた気分になれますし、何が今使っているかもイメージがつきやすいのでおすすめです。
とっておくものと捨てるもの
次に、使っていないものを捨てるか、箱に詰めます。
そのときのポイントは2つ。
写真をとる
使うもの、とっておくもの、捨てるものの3パターンを意識する
まずは2つめについてから。
使うものはよいですが、とっておくものと捨てるもの、という2つのくくりを作ります。
そうすると全てとっておいてしまうのでは? と思うかもしれませんが、もし捨てるか使うかの2通りだったら、結局捨てられなくなってしまうでしょう。
2軍を用意するようなイメージで、「とりあえずとっておくもの」というカテゴリーを作っておくと、「使うもの」というカテゴリーから本当は使わないものをとりあえず追い出すことができます。
そのとき、写真をとっておくのが今回の一番のポイントです。
もし写真を撮っておけば、箱の中にしまったものを写真で確認することができます。
必要なものがでてきたときに、写真があれば探しやすくなるでしょう。
また、写真に残しておくことで、思い出があるからという理由でとってあるものも捨てやすくなります。
期限と選択
写真に残しておくことにはもう一つメリットがあります。
それは、箱につめた日がわかることです。
例えば一年間全く触っていなかったのであれば、きっとそれはいらないものでしょう。
だからといって一つずつ手書きで日付管理するのは大変なので、写真の日付を見ようという話なわけです。
以上の3ステップで行えば、ものが減らせるだけでなく、「本当に必要なもの」が見えてくることでしょう。
人生において本当に必要なものってそんなに多くないので、スマホを使ったミニリマリスト術からそれを少しでも理解できたら嬉しいです。
その他にも、スマホを使ったミニマリスト術としては、電子書籍を利用する、といったものもあります。
これについては紙で読むメッリトもあるので、なかなか難しいところ。
こういった様々な片付け方法などが、参考書籍にはもっと詳しくのっているので、今年はきちんと片付けたいという方はぜひ読んでみてください。
参考書籍
より少ない生き方 ものを手放して豊かになる
ps
私は片付けが結構好きなのであまり片付けについては悩まないですが、今後はもっと少ないもので生きていけるようになりたいなと思っているので、結構参考になりました。
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kotabrog · 5 years ago
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習慣化のための「20秒ルール」
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何か身になることをしよう……と決意したものの、結局続かない、なんてことはよくあることだと思います。
でもそれはしょうがないことで、人間だれしもさぼろうとしてしまうようになっています。
ですので意志に頼らずに行動できるようになること……つまり習慣化がとても大事になってくるわけです。
今回はそんな習慣化の手法の一つである「20秒ルール」について、以下の本を参考にご紹介していこうと思います。
短期間で“よい習慣"が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術
20秒ルール
新しいことを始めるのであれば、できるだけすぐにとりかかれるような状況にした方がよいです。
例えば散らかった中から目当ての本を探し出して読む……という状況だったら、「探す」ということが障壁になって、なかなか手が付けられないでしょう。
ということで、この障壁をできるだけなくそうというのが「20秒ルール」です。
20秒ルールとは……
やりたいと思っていることを、普段の状況より20秒早くできるようにする
先ほどの例のように、例えば出しやすい場所に作業道具を用意しておくとか、最初から机の上に準備しておくとか、そのようにしてできるだけ早く行動に移すことができるようにします。
何事も行動をしている間はそんなに苦ではないですが、始めるときは結構意志の力がいるので、この20秒ルールでやり始めの障壁を減らそうという作戦です。
一回だけで終わらない
20秒という目安があると、それを目標に短縮をはかることができます。
しかし、20秒の短縮をしたら終わり……というわけではありません。
その後も改善を繰り返して、より短時間で行動に移すことを心がけるべきです。
そうやって数値目標があれば、比較もしやすいですし、前に進んでいる感じもしてモチベーションを上げることもできます。
習慣を辞めたいときには
ということで20秒ルールはやり始めの障壁を下げるという意味で大きな力を発揮し、習慣化を行いやすくしてくれます。
逆��、習慣をやめたいときには、20秒の手間を増やすとよいです。
例えば、ゲームをやらないようにしたいのであればゲームを取り出しにくい場所においておくとか、ついスマホを見てしまう癖を直したいのであればスマホを遠くにおいておくとか。
このように、20秒という時間の増減で習慣をコントロールすれば、意思の力に頼らずに自分が求める行動をおこなうことができます。
他にも習慣化についてはこちらで詳しくまとめているので、あわせて読んでみてください。
人生を変える最強の習慣術「if-thenプランニング」
参考書籍
短期間で“よい習慣"が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術
ps
私は習慣化のおかげでたくさんのことが変わりました。
なりたい自分になるためには、気合ではなく、気持ちがのらないときでもいかに願う行動が行える環境を作れるかが大事だと思います。
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kotabrog · 5 years ago
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読書は準備が大事!モチベーションと効率があがる「メンタルマップ」
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いつのまにか読まなくなってしまった途中の本ってありませんか?
普段本を読まない人だとなおのこと最後まで読み切るのは大変なものです。
それに、とりあえず読んだけど内容が全然頭に入っていない……なんて経験をした人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな読書の悩みを解決に近づけてくれる方法を以下の本より一つご紹介します。
知識を操る超読書術
メンタルマップ
今回ご紹介する、読書をスムーズに行う方法は、「メンタルマップ」というものです。
メンタルマップはその本を読む目的などを明確にして、視覚化したもののことです。
例えば、何をやらされているのかわからないような仕事では、あまりモチベーションがわかないですよね?
読書ももちろん同じで、自分がなんのためにその本を読んでいるかをいつでも思い出せるようにしておくことで、読むモチベーションを維持することができるのです。
具体的には以下の3つの質問について考えます。
なぜ、この本を読もうと思ったのか
この本から何を得たいのか
読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか
この3つの質問の答えを箇条書きにして、本を読むときにいつでも見えるようにしておきます。例えば
書いたメモを本の間にはさむ
スマホにメモをしておく
などとすれば、いつでも見ることができるでしょう。
このようにして、最初の「読みたい!」と思った気持ちをいつでも思い出せるようにするのがメンタルマップです。
メンタルマップはモチベーションを上げるだけではない
目的をもって読書をすることは、モチベーションアップだけではなく、読書効率を上げてくれる効果もあります。
もちろんそれはモチベーションがあがったから効率が上がった……という意味ではありません。
例えば、一度やってみて頂きたいのですが、「今日は赤いものだけに注目しよう」と決めて家を出ると、いつもと違うように色々なものが目に入ると思います。
こんなところにポストなんてあったっけ? とか、ここのお店おいしそう! など色々な発見があることでしょう。
どうしてこんなことが起こるのかというと、普段はたくさんのものが目に入っていて、すべてを処理しきれないので、必要な情報以外を脳がシャットアウトしているからです。
それが「赤は注目する」というスイッチを入れることで、赤いものをシャットアウトしなくなった、というわけです。
この現象には「カラーバス効果」という名前がついているのですが、読書にも同じことがいえます。
もし目的を持っていたら、その目的にそう内容がより頭に入ってくるようになるでしょう。
そういう意味でも、本を読む目的などをメンタルマップに書き込み、そしていつでも見れる状態にしておくのがいいのです。
読書のすすめ
ということで、今回は読書をスムーズに行うための準備、「メンタルマップ」のご紹介でした。
今では動画で多くの事を学ぶことができますが、やはりしっかり精査されまとめられた本にはまたそれ特有の価値があります。
もし「最近本読んでないなぁ」という方がいたら、ぜひ今年を「読書の年」にしていただけたらうれしいなぁなんて思っていたりします。
でも、どんなものを読んだらいいかわからない……というかたは、まず読書のしかたから学ぶのもありだと思うので、今回参考にした本をおすすめしておきます。
また、去年100冊以上読んだ中で特におもしろかった本などをまとめているので、こちらもぜひ参考にしていただけたらなと思います。
【今年の9選】100冊から選んだ本当におすすめしたい良書
参考書籍
知識を操る超読書術
ps
目的は勉強用の本だけではなく、小説なんかでも効果があると思います。
もちろん、読書に限らず、普段から何かを意識することは大切です。
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kotabrog · 5 years ago
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【限界費用ゼロ化】これからのビジネスの形
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限界費用ってご存知ですか?
聴きなれない方の方が多いかと思います。
今回はビジネスやこれからのことを考えるのにも役立つ「限界費用ゼロ化」ということについて、以下の書籍やインターネットの情報を参考にご紹介します。
2030年の世界地図帳  あたらしい経済とSDGs、未来への展望
限界費用ゼロ
限界費用とは
生産量を1単位だけ増加させたとき、総費用がどれだけ増加するか
ということです。
例えば、パソコンの製造機に1000万円かかっているとして、パソコンの材料費として一台で5万円かかるとします。
このとき、
パソコン1台→総費用1000万円+5万円
パソコン2台→総費用1000万円+10万円
……
となるわけです。
そして、もちろんパソコンを1台作るごとに、材料費として5万円かかるので、今回の場合限界費用は5万円ということになります。
つまり、限界費用ゼロ化とは、生産量を増やしても費用が変わらない状態をさします。
こんなものあるの?
と思うかもしれませんが、例えばインターネットにあるものは基本的に限界費用ゼロです。
整備などが必要な場合は別ですが、ただのデータなどであれば、簡単にコピーして…しかもそのコピーはプログラムして自動で行うことができます。
コピーであれば追加費用はかからないので、限界費用がゼロだというわけです。
限界費用ゼロは必要なのか
なぜ限界費用ゼロを目指すべきなのかと言うと……例えばエネルギー生産の限界費用がゼロになれば、初期投資だけであとはずっとエネルギーを生み出してくれる仕組みを作った……ということになります。
そんな仕組みがあったら石油王もびっくりですね。
そうやって自動化が進んだ先には、もしかしたら、必要最低限の生活はAIによってすべてまかなわれるような未来があるかもしれません。
そうしたら、より自由に皆過ごせるようになるかもしれませんが……それはさすがにまだ先の話でしょう。
それでも、追加費用がかからない状態というのは魅力的なものなので、なにかビジネスを考えるのであれば参考にするのがいいかもしれません。
循環する仕組み
現在私は42Tokyoという学校の試験を受けています。
この学校は学費、入学費等一切無料でなりたつ不思議な学校です。
それでも成り立つのはなぜか……というと、お金が循環する仕組みができているからです。
42はフランス発の世界各地にある学校で、各地での最初はオーナーがお金を出すものの、その後の資金は卒業生の寄付で成り立っているそうです。
最初の資金以外はかからないので、これはまさに限界費用ゼロな状態に近いです。
もちろん、42という学校は営利目的…とはちょっと違うので、少しニュアンスは違いますが、このようなお金が循環するようなシステムを作れば、限界費用をおさえることができるかもしれません。
そして費用をおさえる……つまりコストをおさえることは、生産性の向上にもつながるわけで、ビジネスモデルの一つとして、お金が回るシステムは結構使えるわけですね。
ということで今回は
限界費用ゼロ化
についての話でした。
他にも関連したものとして、
生産性について
の投稿を以前しているので、ご興味あれば読んでみてください。
日本人に刷り込まれた「生産性」の誤った考え方
参考書籍
2030年の世界地図帳  あたらしい経済とSDGs、未来への展望
ps
42tokyoの試験がきつくて、わりとブログを続けるか迷っていますが、ひとまずがんばります。
やめるのは、いつだってできる。だから、続けようと思う
―キノ(キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series)
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kotabrog · 5 years ago
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【エクリチュールの囚人】誰しもが選択をしていると思い込んでいる
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あなたは自分がどこまで「選択」をしていると考えていますか?
例えば、あなたが選んで使っている数々の言葉は、本当にあなた一人の個人的な判断によって選ばれた言葉なのでしょうか。
普段はビジネス書等から使える知識を紹介していますが、今回はちょっと毛色を変えて、現代思想の入門書を参考に、そんな「言葉」についての考え方をご紹介します。
寝ながら学べる構造主義
ついでにちょっとだけ現代思想の専門用語と人の名前が出てくるので、「私最近現代思想の勉強してるんだ~」と自慢できるかもしれません。
出てくる単語
ラング
スティル
エクリチュール
ロラン・バルト
言葉を構成する3つの規則
まずは単語の説明です。
退屈ですね。
ですが、単語を理解するということは、その短い言葉に隠れた「概念」を理解するということですから、結構馬鹿にできないわけです。
というか単語の説明がメインでちょろっとそこから得られる考え方を話す、という感じなので、できるだけ退屈にならないように書いていきます。
まずは話している対象をはっきりさせるために、言葉の3つの規則について考えます。
先に名前を言っておきます。
ラング
スティル
エクリチュール
ラングとスティルは無意識的なものであり、エクリチュールは一部意識的なものです。
ということで、ほとんど無意識的に言葉を選択して使っているのですが、それについて話すのは最後にします。
外部的な「ラング」、内部的な「スティル」
ラングとはこの分野でとても有名なロラン・バルトさんによると
ある時代の書き手全員に共有されている規則と習慣の集合体
なんですが、とっても難しいです。これだけでは全然ぴんときません。
ざっくりいうと、「日本語」とか「スペイン語」とかをラングといいます。
ただし、「国の言葉」に限りません。共有されている言葉ならラングです。
このラングは自分の「外側」から与えられているものです。
例えば日本に生まれたから日本語を話している……みたいな感じです。
一方「スティル」は自分の内側の規則です。
スティルとは、ざっくりいうと個人的な好みです。
例えば話すときなら、速度、リズム感、音感、韻律、息つかい……など、何故そうなのかと説明がつきにくい、個人的な好みとしか言いようがないような感覚で決まるものをスティルといいます。
ということで、外側から決まるラングと、内側から決まるスティルです。
残る言葉の規則はエクリチュール。
集団的選択―エクリチュール
「エクリチュール」とは、ざっくりというと「言葉づかい」のことです。
あれ、スティルと変わらなくない? と思った方は鋭いです。
スティルは個人的な好みから決まるもの
エクリチュールは集団的な好みから決まるもの
という大きな違いがあります。
例えば子供のころ、男の子であれば誰しもが経験する「僕から俺への変化」。もちろん僕で突き通す人もいますが、いつのまにかみんなが「俺」と言っていて、なんだか僕って言っている自分がダサい! みたいなノリで「俺」と言うようになる人が多いと思います。
この場合「俺」と言う「選択」をしていることにはなりますが、あくまで「俺」は集団の好みです。
ちょっと整理すると
ラングとスティルは無意識的なもの
エクリチュールは選択はしている
という違いがあります。
もちろん「俺」という言葉に限らず、おらおらした感じとか、おしとやかな感じとか、カタカナ用語ばかり使う感じとかは、参考にしている集団に結構左右されるものです。
エクリチュールの囚人
エクリチュールとは集団的な好みから決まる言葉の規則でした。
そして、エクリチュールは一応自分で選択をしているという点で、ラングやスティルとは異なります。
しかし、そのエクリチュールもすべてを選択しているわけではありません。
例えば、「俺」という言葉を使うようになった少年は、「俺」にふさわしいような行動や言葉づかいをするようになります。
可愛らしかった少年は、いつのまにかおらおらしてみせたり、口調が荒くなったりするかもしれません。
このように、一度参考にする集団を選択すると、その後はその集団の好みに流されて、その集団の一員になってしまいます。
このことについてラング・バルトは
エクリチュールが自由であるのは、ただの選択の行為においてのみであり、ひとたび持続したときには、エクリチュールはもはや自由ではなくなっている
と言っています。皆エクリチュールの囚人なわけです。
そして、ほとんどの人は自分が自由でなくなっていることに気づかず、あくまで自分で選択していると思い込んでいます。
中立的だと思っていることこそ疑おう
ラング、スティル、エクリチュールがだいぶ馴染みある言葉になってきたのではないでしょうか。
さて、エクリチュールの囚人である私たちは、それゆえに気をつけなければならないことがあります。
普段の何気ない言葉は、どこかの集団の好みであり、それを使うということはその他のエクリチュールもその集団の好みに左右される可能性がある、ということです。
もしかしたら、たとえ意識していなくとも、選択した言葉を持つ集団が好む偏った思想等も反映されてしまうかもしれません。
そして特に注意すべきは、一見中立そうに見えるものです。
その言葉自体は中立に見えても、その集団が中立的でない可能性は十分に考えられます。
一度エクリチュールを選択し持続すれば、選択したものが中立的でもその後はその集団の好みに「気づかずに」流されてしまいます。
このように簡単に、そして無意識的に人は流されてしまうので、どんな情報を信じればいいかは、きちんと吟味する必要がありますね。
幸い、考えないよりはちゃんと論理的に考えた方が正しい選択はできる、という研究があるそうです。
疑ってばかりでは大変かもですが、何か自分の核となるものを意識して、取捨選択できるといいですね。
ということで今回は現代思想の一端に触れたわけですが、
ラング
スティル
エクリチュール
という言葉はぜひ覚えていってください。そして今度ぜひ「それが君のエクリチュールなんだね」と言ってみてください。(どうなるかは保証しません)
それと、正しいものを見極めるための方法として、自分の中に核となるものを持っていた方がいい……という話をしましたが、そういった「シンプルなルール」は人生の様々なところで役に立ちます。
シンプルルールについて詳しく書かれた本も紹介しているこちらの投稿もぜひ参考にしてみてください。
【今年の9選】100冊から選んだ本当におすすめしたい良書
参考書籍
寝ながら学べる構造主義
ps
人は無意識的な部分で多く左右されるといいますが、科学的にはそもそもみんなが思うような「意志」というものは存在しない方向だそうです。
私はそれをよく「りんごが木から落ちるように思考する」と言ったりします。
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