#ふじ(林檎の品種名)
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フジ
ふじは、リンゴの品種のひとつで、日本で最も広く栽培されている品種です。甘味と酸味のバランスが良く、シャキシャキとした食感と濃厚な味わいが特徴です。1930年代に青森県で「国光」と「デリシャス」を交配して誕生した品種で、1962年に「ふじ」と名付けられました。その後、全国に広まり、現在ではリンゴの生産量の約半数を占めるまでになっています。 ふじの果実は、赤みを帯びた黄色で、果肉は白く、大きさは中くらいです。糖度が高く、酸味とのバランスが良いため、甘みと爽やかさを同時に楽しめます。また、果肉がしっかりしているため、日持ちが良く、長期にわたって味わえることも特徴です。生食だけでなく、ジュースやジャム、パイなどの加工品にも適しています。特に、蜜が入った「蜜入りふじ」は、甘みがより濃厚で、人気があります。また、収穫時期が遅いため、秋から冬にかけてのリンゴの主力品種としても知られています。
手抜きイラスト集
#ふじ(林檎の品種名)#Fuji (a variety of apple)#Fuji (una varietà di mela)#Fuji (una variedad de manzana)#Fuji (eine Apfelsorte)#Fuji (une variété de pomme)#手抜きイラスト#Japonais#bearbench#art#artwork#illustration#painting
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2025年6月1日
youtube
●今日(2025年6月1日)は、晴れ。午前7時過ぎに起床。今日もKARDIの『Not But Disco』をYouTubeで聴く。アマゾンミュージックで購入したい曲なんだけど、なぜかシステムの都合上買えないんだよな。この曲、auの『Music Store』で売ってくれないかな? アジアのU2は日本ではなく韓国から出る方がふさわしいと私は思うが、今の日本のポピュラー音楽界は、ロックよりもシティポップ系の方が元気な印象がある。今時の日本のロックバンドよりも、KARDIの方が「アジアのU2」になり得る可能性がある(女性ヴォーカリストとコムンゴ奏者の存在からして、U2とは違うが)。
●『Not But Disco』だけでKARDIをメタルバンド扱いするのは、『駆け落ち者』だけで椎名林檎をメタルシンガー扱いするのと似たようなものだ。しかし、『Not But Disco』はまさに「深い衝撃」の楽曲だね。いわゆる「K-POP」ブームに対してトドメを出す可能性すらあり得るのが、このKARDIというバンドかもしれない。いわゆる「K-POP」だけが韓国のポピュラー音楽ではないのだ。
●今の日本社会では備蓄米がキーワードの一つだが、私個人は、米そのものにも負けず劣らず、我が家の炊飯機の寿命が心配だったりする。普通のご飯を炊く事自体はまだ出来るが、お粥はまともに炊けない。これでは、かさ増しとしてのお粥炊きは難しい。ある程度、小麦粉や焼きそばなどの「非コメ系主食」に頼らざるを得ない。私は焼きそばにもやしを具として入れるが、たまにはもやし以外の野菜も食べたい。一応、カットトマト缶を4缶ほど買っているが、これはギリシャ料理のストラパッツァーダに使う。この料理は、私が唯一作れるギリシャ料理だが、卵とトマトの炒め物は中華料理にもある。
●私は来月、近所のイオンかビックカメラのいずれかで、居間の電灯を買い替えるつもりである。しかし、来月に何か大事態が起こるという予言があるらしい。それって、総選挙の事でしょ? そして、それは決して「誰がなっても同じ」ものではない。さらに言えば、この「誰がなっても同じ」発言をする人間(私が昔働いていた職場のおばちゃんたちみたいな、いわゆる「普通の人」)はだいたい、政治家には向いていない。その時点で、この言葉は矛盾する。それに、誰にでも出来る仕事なんて存在しないからね。
●ヤリマンやヤリチンが非難されるのなら、「友達100人出来るかな」も同様に非難されて然るべきだと、私は思う。友人の多さを自慢するのには、恋愛自慢と似たような恥ずかしさがある。そして、「友達いないんでしょ?」という言葉が悪口として成り立つ世の中に対して、私は疑問を抱く。恋愛や結婚が「贅沢品」なら、友情も一種の「贅沢品」だと思う。
●私がどこかで知った話。ある「弱者女性」予備軍の女の子が、友達を作るために、他の女の子たちに金品を与えていたが、彼女は単に搾取されていただけである。金品で友情を買おうとするのは、恋愛や結婚を「買う」以上に悲しい事だと、私は思う。大人たちは、安易に子供や若者に対して「友情信仰」をごり押ししてはならない。「孤独」の尊さを貶めるな。人は自らのアイデンティティを確立するためにも、自分の殻に閉じこもる時期を設ける必要があると、私は思う。集団主義相手に「枕営業」などするな。
●映画や名馬以外で「ディープインパクト」と呼べる人や物事は、世に色々とある。現時点で、良い意味で「ディープインパクト」と呼べるのは、前述のKARDIの楽曲『Not But Disco』だが、悪い意味で「ディープインパクト」なのは、ロシア・ウクライナ戦争、イスラエルのパレスチナ侵攻、アメリカのトランプ政権、日本の政界の様々な不祥事などだったりする。他にも、様々な事件や事故などがある。なるほど、「ディープインパクト」とは普遍的��物事なんだな。ちなみに、私自身は良くも悪くも「ディープインパクト」ではない。
●そもそも、歴史というもの自体が様々な「ディープインパクト」が積み重なって成り立つものである。そして、「ディープインパクト」を定義する人の数だけ「ディープインパクト」は存在するのだ。そう、名馬ディープインパクトに対する度外れたアンチの人たち自身も、他ならぬ「ディープインパクト」なのだ。
●「ディープインパクト」の対義語「シャロウバッファー(Shallow buffer)」。私は良くも悪くも「シャロウバッファー」である。
●先月LED電灯取り付けをしてくださった業者さんに、無事に料金を支払えて良かった。とりあえず、今月の心配が一つ減って良かった。あとは、明日の乳がん検診や他の病院2箇所通院、ニュータイプ7月号購入以外には、特別な用事はない。今年は、北大祭に行く余裕は、経済的な意味ではない。来月以降に、居間の電灯を近所のイオンかビックカメラで買い替えたい。電灯交換作業込みで、なるべく格安に抑えたい。
●私が好きな男性ユーチューバーの一人某氏は、自身の過去の不倫事件を否定しない。しかし、彼は昔の某「魔性」女優(ユーチューバー某氏とは無関係)とは違って、悪意を持って開き直る事はしない。そもそも、あの「魔性」女優は、何を言っても「存在自体が悪意の塊」という印象だった。彼女は良くも悪くも「一般的・平均的な日本人女性」からかけ離れた個性の持ち主だったので、余計に非難されたのだ。まあ、一番悪かったのは、彼女の不倫相手だった某大物男性俳優だったのだけどね。
●『ウマ娘』のメジロ家ウマ娘で一番「女子」としての現実味が強いキャラクターはメジロドーベルだと、私は思う。他のメジロ家��マ娘たちは、良くも悪くも大なり小なり、二次元キャラクターらしい極端さがあるが、ドーベルは現実にいそうなキャラクターだ。
●今年の日本ダービーの勝者、多くの人たちの予想と期待通り、クロワデュノールだ。これからG1を何勝するのだろうか?
●YouTubeで、久しぶりに『きまぐれクック』さんの動画を観る。平日は、『一月万冊』さんなどのジャーナリズム系チャンネルの動画を優先して観るので、それ以外は音楽系動画以外は観なくなっていた。他には、読書をある程度優先しているので、『きまぐれクック』さんなどの非ジャーナリズム系チャンネルの動画を観る機会は減っている。
●ファウストラーゼンの「ファウスト」って、マジでファウスト博士の事なのか…。一般名詞の「拳骨(英語でfist)」かと思っていた。まあ、いつかはG1で勝ってほしい。
●現時点での『ウマ娘』において、シンボリルドルフなどの「王様系ウマ娘」はだいたい民主的だが、一人、オルフェーヴルだけは「帝国主義」的なキャラクターである。私はそんな彼女が��嫌いである。しかし、そんなオルフェーヴルの他に「帝国主義系ウマ娘」にされてしまう危険性がある競走馬が何頭かいる。特に、ルーラーシップとロードカナロア辺りが危険だ。「帝国主義系ウマ娘」なんて、オルフェーヴル一人だけで十分である。
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--深海人形特別篇-- 自然は残酷。同じ様に、人間も又、自然の一部なので残酷(※与太SS集)
-- 君と魂の豊かさと傷を見つめ合う物語。
…今は亡きウィンキーソフトによるスパロボの亜種ゲーム『バトルロボット列伝』と『リアルロボット戦線』に出て来る惑星ウルスとデュプリケーターとブランチの設定を知って、「非常に面白い」…と感じたので、ワイも似た様なの考えたのが切っ掛け。
--深海人形-- ※9cm程度では無く25cm程度です(※小人の大きさの話)。リンク →
https://www.tumblr.com/oivgbqiqfz358/753705211513716736/%E6%B7%B1%E6%B5%B7%E4%BA%BA%E5%BD%A2
で書いた謎独自世界観から出来たSS集です。読む人を選ぶ作品ですので、大変御注意下さい(※最悪癖が歪む)。
※閲覧注意
※独自世界観注意。モブキャラとして土着の小人民族や動物達が沢山居るよ。
※オリジナル巨大植物注意
※キャラ崩壊注意
大いなる豊穣〜Rest in nature.
※今話の主要人物:SEEDシリーズのコズミック・イラよりイザーク・ジュール
※P・K・ディック作短編『森の中の笛吹き男』リスペクト
「…本当に、皆、良い林檎だな………。」
彼は、林檎の木の下から眺めながら言う。
…約2.7m位の大きさがある人型の大型ロボットの隣に、其の林檎の木の下に居たのは、25cm程の男の小人----。
…彼の名は、イザーク・ジュール。コズミック・イラに生きて居る人類--コーディネーターと言う、先天的に人間として良くなる様に遺伝子を組み替えられた人類--を元に作られた機動矮人----モビル ミゼット----。
機動矮人----モビルミゼット。機械の場合は、マシンミゼットと呼ばれる。高度な科学技術を持っては居るが細々と素朴に暮らす、多く30cmにも満たない小型人類が生息する此の惑星と世界に適合するサイズながら、こう呼ばれる���は、何方も元の大きさとは大分違う事を、其処の小型人類はよく承知して居る為である。
機械類は、機密文書、映像を始めとした其の世界に纏わる断片的な情報から算出したカタログスペック、設計図データから、生物は、遺伝子情報と其の人間に纏わる逸話(※メタ的に言えばキャラクター設定)を集めそれらを元に作って居る。
イザークは自らが搭乗して居るマシンミゼット、作業用のRGM-79 GMで、林檎を樹から何回も何回ももいで取ってやる。
「…御兄さん、林檎の扱いが繊細だね。…本当に、機械の操縦が上手んだね。」
「…そんな……。褒めて下さるとは……。」
モビルミゼット イザーク・ジュールは軍人でありながら、予備役扱いで、実質休暇中の様な物だった。なので、今は、バイトとして、林檎農家の手伝いをして居る。
仕事の途中、休憩時に林檎農家の人達が、素朴な差し入れを持って来る。
「此処で取れた林檎で作ったジュースだよ。たんまりと飲んでねぇ。」
言われた通りに、少し大きめの瓶に並々と入れられた林檎ジュースを、自分が満足する迄木製のコップに注いで飲む。
「…あぁ、…平和で良いな。」
イザークは溜息を吐く様に、此の平和に感謝した。…そして、此の平和が絶対に何時か終わって終わない様にと、静かに祈る様に平和の余韻に浸る。
……さて、そんなイザークには如何しようもない程の“闇”があった。”闇“を抱えて居た。…もっと言えば、イザーク以外のモビルミゼット達にも。(※…実際は、例外も多いのだが……、)多くのモビルミゼットには、何とも"不可解な"共通点があった。
其れは、自分はそんな経験をした記憶なんて何処にも無いのに、それでも、夢で酷く心身共に傷付く様な、忘れる事の出来ない、忘れられないトラウマでしか無い----特に戦争の、紛争の、抗争の、戦闘の----其の光景を、其の場面を見てしまう。『思い出してしまう』。
彼等は、此れを『魂の傷』と呼んで居た。最早、肉体と精神を超えた『霊魂的な傷』としか思えないからだ。
実の所、時々、イザークも見て居る。…度々見る夢の中で、宇宙戦争の真っ只中に居る自分。敵を次々仕留めて行く自分。”ニコル“の死を受け入れるしか無い自分。自分の機体によって撃墜される民間人の乗った地球への避難シャトル。こうなると、大抵悪夢に魘されながら、目が覚め、起きる。
……戦時とは言えども、余りにも酷い事をしてしまったから。起きて、暫くは、嗚咽と涙が止まらない。…然し、其の夢の続きを見る事がある。とある、高名と言われて居る、遺伝子学者の、良識的な大人に其の罪を不問にして貰える夢。それでも、本当に、あの民間人達を、許されない事を、俺は。
…林檎を収穫する仕事の終わり、その後は、言い様の無い言語化が難しい無垢な好奇心を満たすだけ一択で、イザークは乗り物にも乗らず、生身で深い森の中へ入って行く。奥に入って行けば、入って行く程、其処には、ふかふかの落ち葉とそれが徐々に作り上げて行ったであろう腐葉土があって、とても心落ち着く雰囲気と匂いに満ち満ちて居た。
「…土壌の土って、とっても良い感触だな。…優しい。…こんなにも、暖かかくて、癒される物だったのか……。」
…そうして、柔らかくて心地良い気分の儘、イザークは眠りに付いた。何時か此の“魂の傷”が完全に癒えて欲しい、…と思い耽りながら。
…。
…平和かなぁ……??
ある秋の夜、満天の星空下に、モビルミゼットのディアッカとイザークが居た。イザークは、近くの海で取れた塩、クローブ、シナモンの皮、生姜の皮、干したみかんとリンゴの皮等を袋に入れて、一度煮出してその煮出した汁をも入れ、其れを入浴剤にしたドラム缶風呂式の小型コンテナ風呂に入って居る。其の一方、ディアッカが風呂の火の調整をする。
「…おい、あれから、もう四十分経ってるだろ?そろそろ変われよ。」
「いやいや!未だ未だ浸かる!此の湯は、本当に良い湯過ぎる!!」
(…相変わらずだな…此奴……)。
イザークは何時もの調子とは言え、此の男は何時も横柄だ。日頃から頻繁に見られる全体的な自分に対する態度の悪さもあり、此の時、少し以上、イザークに対して頭に来て居たディアッカ。
----少しちょっかい出すか。
そこで、ディアッカが、何時もの御調子者口調で、意地の悪そうな表情で言う。
「…おーい!未だ気付いてねぇのか?!…今の、お前さぁ、…まるで、生姜とか塩とかの茹で汁で茹でられてる……、…下準備で煮られてる食材みてぇだな!」
「…お、お前ぇえええ!!!冗談じゃない!!!!何て事を言う!!!一気に気分悪くなるだろうが!!!!!!」
だが、今、イザークが居るのは、動けば動く程大火傷の危険性のある、小型コンテナ風呂、其の湯船の中だ。…其れ故、イザークは大きく動こうにも動けず、暴れ様にも暴れられないので、其の場で最小限に動きを抑えて耐えるしか無かった。
…だから、
「…畜生!…後で覚えてろよ……!」
此うして、ある種の捨て台詞を吐くしか無かったのである。
…、
あれから、風呂の火加減を調整する役を交代したイザークとディアッカ。
「おい!良いか!よく聞け��ディアッカ!今のお前はな!少し前の俺と同じ!『下準備で茹でられる食材』だ!!!!」
「ハハッ!何だよ、其りゃ!!…俺には効かねぇなぁ〜!」
然し、其の背後には、二人の事を付け狙うヤマネコが!
…。
ニュータイプと動植物と自然
※今話の主要人物:宇宙世紀よりパプテマス・シロッコとヤザン・ゲーブル、ダンケル・クーパー
※触手ネタ注意(※然し健全 ※ヤってない)。
此の世界に生きるニュータイプは、彼等自身其々の性質に適した生物の心���分かる。しかし、どんなに頑張っても、それ以外の生物のは、中々分からない。
だが、この様な性質は、当のニュータイプ達にとっては、便利で都合が良い。何故なら、宇宙の星の数程にも居る動植物犇く豊かな環境の中、自然の中に居るだけで、ありとあらゆる生物の声を聞いてしまって、頭がパンクする事も無いからだ。
…其う、そして、あの『木星帰り』も……。
…。
其の日、モビルミゼットのヤザンとシロッコが、他愛の無い会話をして居た。
「もしも、植物と会話が出来る様になってしまったら、植物が食えなくなるのだろうか?」
「大丈夫だ。其の時はミノフスキー粒子でも食えば良いじゃねぇか。」
ヤザンは相変わらずだった。…さて、其の時、とある若者が声を掛ける。
「…大尉に大佐。もうすぐ、始業の時間ですよ。」
「今日も今日とて、仕事に出るか。」
「其うだな。」
…。
…資源と薬草を獲る為に、カーキ色で半袖半丈の丈夫な服を着た小人とモビルミゼット(それぞれ身長は30cmにも満たない)の一団が、数台の小人等の大きさに合う大型ジープとマシンミゼット(どれも人型の機械)と共に、今日も、森の中に来た。…如何やら、彼等は、実働バイト要員の様であった。
此処でヤザンが言う。
「兎にも角にも、実入りの良い仕事があって良かったぜ。その上、ダンケルとラムサスも一緒に雇ってくれるなんてよ。」
すると、シロッコがしゃしゃりではじめる。
「…此の高給雇用案件を掴んで来たのは私だ。少し位は、感謝し給え。」
「し無ぇよ。」
「するが良い。さぁ。」
「…でさ、今日、あの女の博士が言ってたぞ。『テンプテーション ツリー』に気を付けろってな。」
其処で、シロッコが無邪気に訊く。
「…其の植物は一体どんな植物なんだ?」
「何処迄も邪悪な食肉植物らしいぜ。」
「ふー?」
「…まぁ、取り敢えず気を付けときな……。」
そして、シロッコ達は何時も通り仕事を初めた。
…。
其んな日常を過ごし、日々仕事をして行く中、シロッコがヤザンに言う。
「最近、頻繁に、女性に誘われる夢を見るんだ。」
…ヤザンは、其れを聞いて只管苦笑する。
「はー?欲求不満か?」
…。
--…ねぇ、今度会いに来て下さいませんか?
「…貴方の様な女性の御願いなら、喜んで聞きます!!!!」
--ふふっ、良かった。歓迎しますわ。
「…嗚呼、何だ夢か……。」
…。
最近、仕事の時も、何かに魅了された様に、シロッコは、何かと恍惚の気持ち(軽度)である事が多くなった。
「…何をシロッコの奴ぼーっとしてんだ?…そう言や、新しい女の噂とかあるか?」
「聞かないですね。」
「如何見ても恋煩いか何かにしか見えねぇがな。訳分かん無ぇ。」
…。
「…嗚呼、あの女性(レディ)が紳士(わたし)を呼んで居る……。」
「…うわぁ……、…未だ、彼奴、色惚けしてんのか……。」
此の日も、ヤザンは、シロッコの異様な色惚け振りに呆れていた。然も、其の色惚振りはまるで本物の恋の様に日の日に増して行く。
…そして、其の日も、彼等は何時もの様に、鉱石資源と薬草採取の仕事をする為に薄暗い森の奥に居た。何時もと同じく、多用な作業をさせる用に、マシンミゼットのジェガンとジムIIIも連れて来てあった。
そうして、何時も通りの仕事が終わり、…やがて、終業の時間になる。…やがて、此処で、空気の質が変わった事に気が付いたヤザンが言う。
「…昨日の今の時間には無かった、熟し過ぎた甘い果物の匂いが強烈にする。こりゃ不吉だな。長居は無用だ。今からでも良いからさっさと帰らねぇとな。……御前等帰るぞ。」
然し、そんなヤザンとは逆に、シロッコは、森の奥へと入って行こうとする。
「…私には、未だ用事がある……。」
思わず、ヤザンはそんなシロッコの肩を掴んで阻止する。
「…シロッコ……。…おい、待てよ……。」
「…大丈夫だ。…私は直ぐに戻る。…君達は先に帰って居て良い。」
…そう言うと、シロッコは、ヤザンを振り切って、森の奥に入って行く。
「…おい!!待てよ!!」
だが、すぐに彼はマシンミゼットのジェガンに乗り込んで、素早く走り去った。…その後、仕事の部下として連れて来たダンケルが訊く。
「…大尉、どうしますか。」
「……そう言や、この森には化けモンがいるんだったな。……持って来といて良かったぜ。火炎放射器。」
…。
あれから、ジェガンと共に、森の奥へと入って行ったシロッコは、『個人的な目的地』に着くと、其のジェガンから降りて、例の女を探しはじめる。
「…何処にいるんだい?」
--此方に来て。花の中に来て欲しいの。
「…花の中?」
彼はそう言われるが儘、大きな植物の幹を超高速でよじ登って、そこに咲き誇る大きな花の中に潜り込む。その中には、沢山の甘い蜜があった。丁度酷く甘い飲み物に飢えていたので、彼は、花の中から分泌されるエキスを、間髪入れずに貪る様に飲む。
「…凄く甘くて美味い。」
--そうでしょう。…貴方の様な雄(おとこ)は、死ぬ程、雌(おんな)から出る分泌液が好きでしょう?もっと飲んで。
…そこで、空腹を満たした彼は、我に帰る。
「…で、…誰だ?」
--何でそんな事を言うの?貴方は、もう、私の花の中に潜り込んでるじゃないの……。
「…まっ、真逆……!!!!」
…動物の雌所か、雌雄異株(しゆういし��)で雌の食肉植物……。
流石のシロッコでも、自分の事を呼び、この自分を「甘い蜜があるから」と彼女が咲かせた巨大な花に誘った相手が動物ですら無い生粋の花を咲かす巨大植物(※然も食肉植物)である事に驚いた。それから、何時の間にか、何だかぬとぬととした沢山の蔦に、シロッコは、花の中から出られなくなり、身動き出来ない程に、体の各所を掴まれて居た。余りの、モビルミゼット人生初って以来の、生命の危険に彼は怯える。…そして、恐る恐る、ニュータイプ特有の精神(テレパシー)波を飛ばし『彼女』に訊く
「…あっ、…あ、あの……、…私の事を呼んでいた女性は……?」
--私の事ですよ。…どうしても、動物性の栄養が欲しくて……。
「…えっえええぇぇ……。」
--嗚呼、実際に会う事が出来て良かった。体を触れば触る程に美味しそうな殿方です。…本当に私は僥倖(しあわせ)者ね。
…丁度、花の下には、大きく裂けたウツボカズラの様な袋があった。ここに来て、彼はこの雌(おんな)の食肉植物に捕食される事を、自らの終わりを覚悟した。
「…あっあっあっ、」
…ダメだ、もう私は絞められて食われてしまう。
其の瞬間、首の部分に蔦が絡む。…すると、一気に強い力が加わりはじめる。
…もう、シロッコには、彼女に抗う術なぞ---彼女の咲かせた巨大な花に入って蜜を貪りはじめた時点で----何も無かった。
…けど、最終的には、火炎放射器搭載のジム IIIに乗ったヤザンに助けられたのでした。
…。
…。
其の後、シロッコを捕食して自らの栄養にしようとした食肉植物をジムIIIの火炎放射器での火炎放射で完全消毒したヤザンが、其の彼を、食肉植物の花の中から、助け出した後、嫌味たっぷりに声を掛ける。
「おい、シロッコ。相変わらず無様だな。シロッコだけに(?)、シロップ塗れになりやがって……。」
…だが、先程迄命の危険に晒されて居たと言うのに、其の相手は通常営業だった。
「だが、蜜は美味かったぞ。君も私についた蜜を舐めてみるか?」
……と言い、シロッコは、蜜に濡れた自分の手を差し出す。
…そして、ヤザンは本気で後悔しはじめる。
「あー……、此んな奴、改めて、助けなきゃ良かった……。」
〜〜おわり〜〜
…。
解説
テンプテーション ツリー
※此の植物は実在しません。
大きいもので3m以上にもなる巨大な植物。本植物は作中でも言われている様に、雌雄異株(しゆういしゅ)の食肉植物で、小型〜中型の哺乳類、陸生甲殻類、陸生貝類、虫類、爬虫類等を捕食します。それらを誘き寄せる為に、雌雄共に、花を咲かせ、蜜を分泌しますが、自らの繁殖と生存戦略に役立つ鳥類は捕食しません。生育速度が速く、湿地の中、森林の中、砂漠等の多種多様な環境にも適応でき、更には、植物でありながら、可也高い知覚、或いは、知性を持つ様で、現地の人類からは、危険植物、害草として扱われ、『悪魔の植物』、『邪悪な植物』と恐れられています。
調理法
甘い蜜は花と共に煮詰めてシロップに。高級珍味と(悪)名高い。葉と茎は非常に硬く、地味に臭いので食用には不向き。
テンプテーション ツリー
和名 オオラセツカズラ
科 ヨミカズラ科
準絶滅
驚異の高等植物
…。
没供養
シロッコの、高精度を誇るニュータイプ能力には博士(♀)も驚いて居たが、シロッコ本人の性格と性質がアレなので、正直、博士も距離を置いて居た。
…。
----Tips
元になった本物とは当然サイズが違うので、元の人間とモビルミゼットとしての感覚に齟齬が生じる事が多くあり、時々、致命的な過失、事故が起きたりもする(※イヌ科、ネコ科、イタチ科の動物、虫等に喧嘩を売る、川の長さを短い、水辺の底が浅い…と思い込む等)。
…。
----Special
※クロスオーバー注意
ビルド次元でガンプラ作りまくるモビルミゼット シロッコの話書きたい。モビルドール サラと会わせたりしたい。で、ビルダー達からは、『生体パプティ人形』とか『何処かの生体研究所から逃げ出して来た実験体』みたいに思われてる。そして、ビルド次元は『gundamシリーズ=世界宗教(※みたいな世界)』なので、迂闊に、シロッコ名乗れないから、偽名「マヒロ・フィサリス(サイサリス)」使ってる。……其んな感じ。
…。
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「虚無への供物」中井英夫 1201
第一章
20虚無への供物(くもつ) 01
さて、藤木田の推理の披露が終わって、皆がそれにいちゃもんをつけます。 ただ、 鴻巣玄次という与太者が、実在するという前提で推理が成り立っているのがね。
久生もそんなことを考えているのか 与太者の美貌を、「泥棒日記」のスティリターノか「蛭川(ひるかわ)博士」の混血児ならいいと、例えます。
『泥棒日記(ジャン・ジュネ)』 の登場人物であるスティリターノは、男色家のようです。 『蛭川博士(大下宇陀児)』の混血児ジュアンは不良ようです。 これもなにかの伏線なんですかね。
まずは、藍ちゃんです。 藤木田の推理の後半は憶測で、 実は、鴻巣玄次は買収されずに紅司さんに打ち明けて、 二人して逆に伯父さんの計画の裏をかくように手段をめぐらした。 十時半に鴻巣玄次が裏木戸から届けてきたかもしれない。
その後、久生も否定しますが、 そう簡単に死体を移動できるとは思えませんね。
次に、久生がいいます。 鴻巣玄次と紅司の相談を黄司が嗅ぎつけて、 もう一つ裏をかいて別な密室トリックを作りあげた考えてもいい。と。 かなりご都合主義ですね。
ただ、これらも、 藤木田老人がトリックを解明できなければいけないと、 いうことで、沈黙してしまます。
さらに、藤木田は、 私の考えたトリックは前例がないと鼻高々です。 それは、乱歩の「続・幻影城」に掲載されている類別トリック集成の密室トリック(3)犯行時被害者が室内にいなかったもの応用だと。 これは、“被害者自らが密室を作るのは、犯人をかばうためか敵の追撃をおそれるためかいずれかである”ことで、 今回、藤木田打考えたのは、 “ひたすら自分の秘密を守ろうとする咄嗟の心理を巧みに利用された” といいます。 微妙ですね。
そして、藤木田は動機について説明します。 それは、橙二郎の子供、緑司の出生の秘密で、それを、紅司君に嗅ぎつけられたからだと。 久生が、その秘密とは、緑司が生まれなかったのではなかといいます。 藤木田は、感心して、その発想はどこからと聞くと、荒正人(あらまさひと)さんではないが、“薔薇のお告げ”だといいます。 荒正人が、海外探偵小説の翻訳や探偵小説の評論などを発表していて、単純にそれを読んでいたということなんでしょう。 「探偵小説小論(荒正人)」なんかを読んだらもっと詳しくわかるかもしれませんね。 緑色の薔薇は存在しないし、これからもできるかどうかもわからない。 だらか、緑司も存在しない。 妙な発想です。
で、藤木田曰く、 橙二郎の子供は死産だった。 予定日が近いのを幸い吉村という衛生兵上がりの子分の女房を亭主ぐるみ抱き込んで同じ病院に入れていて、 橙二郎の方に何かあれば、その子を緑司とすることにしていた。 その秘密に紅司が気がついた。 と、自信満々の調査結果だと、藤木田がいいます。
確かに動機としては有り得そうです。 ただ、状況証拠だけのような気もしますね。
藤木田は物的証拠もないから警察に訴えてもしかたない。 これからどうするかを皆に問います。 向こうが心理的トリックを使ったのだからこちらも同じ方法で、泥を吐かせようと提案します。
方法として、 素人探偵ファイロ・ヴァンスが活躍するカナリヤ殺人事件(ヴァン・ダイン)のポーカーによる心理探偵法と、 アクロイド殺し(アガサ・クリスティ)のジェイムズ・シェパード医師を囲む場面を取り入れ真似てみようといいます。 あれを東洋風にもじって橙二郎と麻雀をやってみようと提案します。
藤木田は、橙二郎と麻雀をやって証拠を掴むと自信満々です。
ここで、今夜の会合は終わりますが、 この提案が実現して暗殺者の驚くべき意図と異様な殺人方法とが暴露される結果になると書かれていますね。 麻雀で何がわかるのか? 楽しみですね。
その後、“アラビク”でひときわシャンソン談義に花が咲きます。 出てくるシャンソンは 「アルフォンソ(リーヌ・クルヴェ)」 「ラ・コンガ・ブリコティ(ジョセフィンベーカー)」 「ラ・ダダダ(リーヌ・クレヴェルス)」 「アリババ(リーヌ・クレヴェルス)」 「恐い病気よりまし(リーヌ・クレヴェルス)」 「紅いさくらんぼと白い林檎の木(ペレス・プラード)」 というところでしょうか。 ちょっと勘ぐると、これも、伏線なんでしょうか? 流石にこれはないでしょうか?
あと、 「怪奇を抱く壁(角田喜久雄)」にでてくる加賀美警部が“アルフォンソ”に聴き入る場面があると書いていますが、 これは、作家が角田喜久雄を好きなのかも。
亜利夫は、 生まれて初めて本当の殺人事件らしいものに直面し、今夜の推理比べで、何を解決したのか?を回想します。 ・蛍光燈の点滅する暗い風呂場に裸のままうつぶせていた紅司の死体。 ・一番の急所に触れたのが藤木田老人らしい。 ・自筆である紅司の日記はなぜ書かれたのか。 ・共犯の鴻巣玄次が実在しているのか。 などです。
亜利夫は、蒼司に相談することを考えます。
藤木田老人が蒼司は、数学者の卵だが僧正(ビショップ)のような殺人哲学は持っていないと言っていたのも思い出します。 「僧正殺人事件(ヴァン・ダイン)」のことでしょうか? この小説の動機は、嫉妬でした。 藤木田老人が蒼司には、嫉妬のような感情はないといっているということでしょうか?
亜利夫は、 塑性(そせい)論の矛盾をめぐって教授と意見が対立し、 ヒヌマ・セオリーとしての発表は沙汰やみになり蒼司が大学院をやめたと聞いています。 アカデミズムの世界はわからない。と、思っています。 紅司の死が氷沼家にもたらした荒廃のせいで、 並みの頭脳とは思えぬ蒼司に相談するのも切り出しにくいと思っています。
ここで、簡単に塑性論について書かれていますが、 このあたりがもし動機になるなら、はあ、そうですか?というくらいで、お手上げです。 まさかですが、そうならないといいな。
事件の後、 橙二郎はほとんど産院に、 蒼司は、���画や小旅行に、 藍ちゃんは試験勉強もほったらかしで麻雀屋に入り浸っているような状態です。
一月の中頃には、 蒼司が二階の部屋全部の改造をしてしまう。 この家を売る話が八田皓吉の世話でだいぶ進んでおり、場所柄、学校や宗教団体にと思っているので、 突飛な装飾は取り払っておきたいとのこと。 “赤の部屋”、“青の部屋”、“緑の部屋”すべて、平凡な部屋に作り替え、 例のオルガン階段もすべて改修した。
亜利夫の問に、 蒼司は「でも仕方がないんです」と悲しそうに答えみたいですけど、 いったいどういう意味があるんでしょうね。
その後、 バラに話が移ります。
蒼司は、亜利夫を庭に誘います。 この二重の垣根で囲まれた日当たりのいい空き地に一本のバラが植えてある。 ただ、バラとは名ばかりで30センチほどの緑色の茎が地面につきささっているだけだった。 何でも枚方(ひらかた)のほうから頒けて貰った試作品の新種だとなっています。
たぶん、 1955年、京阪電鉄が「東洋一のバラ園」を目指し、岡本勘治郎氏にバラ園造営の監督を依頼し誕生したひらかた大バラ園のことだと思います。 ただ、かなり管理が厳しかったみたいですから、 実際には分けてもらえたかかどうか、それともそれほど親しかったということか、あるいはこのバラが何らかの役割を果たすのか。
これが咲いたら、紅司は、“オフランド・オゥ・ネアン(虚無の供物)”にすると行っていたそうです。 ヴァレリーの詩も引用されています。 思わず、おって思いましたけど、これは、作家のお遊びでしょうね。
この場所が気になっている亜利夫に蒼司が、昔ここには花畠や温室があって、 茶色や金茶、スイスジャイアントのパンジーやビオラ、 ヒヤシンス、ラナンキュラスが咲いていたが、 誰かに見せることもせず、 まるで、人を呪う藁人形(わらにんぎょう)をつくるような気持ちでいたらしいといいます。 その相手が戦争で死んでからはふっつり栽培をやめてしまったと。 相手というのはむろん原爆で死んだ黄司であろうと想像します。
祖父の代から氷沼家の人間は名前まで色彩にがんじがらめにされているけど、 本当は色彩ってひどくおそろしいものなんだと蒼司がいいます。 憎しみに支えられて輝きを増すぐらいのことは平気なんだと。 そう考えたから思い切った造作変えをしたと、蒼司は、本心を打ち明けます。
一般の人間にはわからないですね。
蒼司が亜利夫に、親族会議への参加を促します。 親族会議で、この家を売った後のこと等を話したいのだそうです。 と、ここで、牟礼田俊夫のことが話題に出ます。
新聞の支局員を兼ねたラジオの欧州総局にいる牟礼田は、 フランスのピエール・マンデスが1955年2月信任投票により内閣は総辞職、 ソ連のゲオルギー・マレンコフが1955年2月にフルシチョフによる追い落とし工作に遭い首相を辞任、 などありすっかり足止めされていた。
牟礼田が帰ってくるまでの間に、 氷沼家は癲狂院めいた翳りを濃くし始め奇妙な活気を取り戻すことになる。 また事件が起こるってことでしょうね。
癲狂院とは、精神疾患を治療する病院のことで、 この当時はもうそういう表現は使っていなかったみたいなので、比喩なんでしょうね。
それにしても、四人四様ですが、 スッキリした解決にはなっていないですね。 ここまで描写を作家が事実として書いているすると、殺人としては、かなり難しい気がします。
わざと、描写していない部分がまだあるのだとしたら、 それが答えを導くことになるのでしょうね。
つづく
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あんびるやすこさんの「なんでも魔女商会」シリーズ 1-9 を読んだ
今年のブックサンタで鳥井雪さんの「ユウと魔法のプログラミング・ノート」とあんびるやすこさんの「ルルとララのクリスマス」を選んで寄付してきた時に「このルルとララの作者のあんびるやすこさんという人はうちの子が小学生の時に学校の図書館で借りてきていた児童書も書いていた人だなぁ」と思って子とその記憶の話をしていたら読みたくなったので借りて 1巻目を読んでみたところ、これはすごくいいのではと思って通読している。今 1〜9巻目。
なんでも魔女商会の魅力はいくつもあって、まずは文章の簡潔ながら美しいところ。自然の描写や衣服に使う装飾品、ドレスの様子の描写などの言葉の使いかたが教科書みたいに過不足なくわかりやすくそれでいて美しい。お手伝い猫のコットンの言葉遣いがとても丁寧なのもこの印象に拍車をかけている。
主人公はニンゲンのナナだけど主役はおさいほう魔女のシルクで、彼女が衣服のお直しの依頼を受けて書くデザイン画のスケッチブックのを模したページが各巻に必ず登場していて、そこのイラストもだけど利用する装飾のサンプルなどが実物をコピーして映し取ったみたいで(おそらく実際にそうしているのもありそう)リアルで、またデザイン画に描き込まれるコンセプトがこれまた簡潔でわかりやすく、ドレスのどの部分が注目すべきところなのかというのがわかって衣服にそんなに興味がなくても面白く読める。このスケッチブックページがないとこのシリーズの魅力はかなり削がれるだろう。
それからナナとシルクの友情やお手伝い猫のコットンの献身とシルクとの信頼関係などの関係性をうまくストーリーにからめていてグッとくる描写が毎回かならずある。基本ストーリーはシルクが経営しているリフォーム支店に動物や妖精が服のお直しを依頼しにくるのでそれにシルクが対応しナナが手伝う、というものだけど毎回そこになんらかの人間関係の問題の解決などが伴なっていて、ワンパターンながらマンネリを感じさせない良い話が連なっていく。この感情的な部分がすごくいいんだなぁこれが。
シルクは表紙でもめ��たに笑っていなくていつもツンと澄ましているキャラクターで、仕事には誇りを持っているものの若干気分屋でワガママなところもある。コットンはそんなシルクのことを良くわかっていてなおかつとても尊敬しているのでシルクのことを褒められるとわが事のように誇らしく思う。この二人にニンゲンなので魔女や妖精や動物の世界の常識を知らないナナが混じって攪乱することでストーリーが動きシルクにも変化が生まれていく。王道ながらよくできたキャラクター設定だと思う。
それから「リフォーム支店には本当に用のある人しか辿りつけないように魔法がかかっている」「シルクは依頼のあったお直ししかできない(してはいけない)」「裁縫に魔法を使うのは手抜きで安っぽい(これは魔女一般の常識というよりシルクの信条かもしれないけど)」などの「常識」が設定厨にはグッときて世界観を深める手助けをしてくれる。こういうのいいよね。
子と話していてどの巻がどんな話だったかというのを忘れてしまったりしていたので後のための1〜9巻のどんな話だったかざっくり書き残しておく。
1「お洋服リフォーム支店」ナナがはじめてリフォーム支店に迷い込む。ネズミさんが隣人のクマのお嬢さんのために家族からドレスをたくさん集めてたんぽぽカーニバルのためのパッチワークのドレスにお直ししてもらう。ナナは依頼者のねずみさんのために残りのドレスをお直しする。
2「ただいま魔法旅行中。」シルク、コットンとナナは指定の場所に行ける魔方陣シートで連休のバカンスに出掛けようとするが定員オーバーにより旅行支店に付いてしまい、そこで4人の種族も個性も異なるカルテット歌手の舞台衣装のお直しをすることで衣装の意見の違いで離散しようとしていたチームをまとめてコンサートを成功させる。スズランにつく朝露をかためたビーズがアクセント。
3「いちばん星のドレス」雪の女王のコンテストのためにドレスを仕立てる。小柄な雪の女王クリスタにふさわしいいちばん星のブローチをとってそれを付けたドレスでコンテストで優勝したクリスタは他の雪の女王への命令に「まいにちひとりずつお茶をしにくること」という。いつも孤独なクリスタの心にシルクとナナの友情が変化をもたらした。
4「ドラゴンの正しいしつけ方」シルクの叔母のスピカからドラゴンをあずかる。散歩中にアライグマさんのカーデガンのきらきら光るボタンをドラゴンが飲みこんでしまったのでそのお詫びにカーデガンの修復と、旧友に会った時に思い出してもらえるように洋服のお直しを申し出るシルク。林檎の花の下で遊んでいた友人との思い出に重ねて林檎の花弁で飾った洋服を着たアライグマさんの旧友は有名な帽子職人だった。
5「きえた魔法のダイヤ」ある時シルクがいつも使っている魔法のゆびぬきの黒猫の瞳に使われているダイヤが家出をしてしまう。替わりを買うために魔法道具の店に行くシルクについていったナナはそこでかくまって欲しいという妖精の少女とポンチョを交換して目覚めの鈴をもらう。この鈴を家で飼い猫につけたところ外に出てしまって親や近所のひとたちがみな起きてしまうというトラブル。この妖精は 12ヶ月の妖精のひとり 2月の妖精で、他の妖精からドレスのお直しの依頼がくる。ナナが2月の妖精が北のホテルにいることを伝えてそこでドレスを披露して他の姉妹も2月の妖精の重要さに気がついて和解する。黒猫のゆびぬきのダイヤも戻ってくる。
6「コットンの夏休み」今のところピカイチで良い! コットンがお休みをもらってバカンスへ。そのあいだに引越しで置きざりにされたというウサギのぬいぐるみがリフォーム支店にやってくる。コットンは全身黒いのが尊ばれるおてつだい猫のなかにあって手足と口のまわりが白いことをひそかにコンプレックスをもっていてそれを黒くしてくれるというエステみたいなのに挑戦するが変な緑色になってしまって帰るに帰れなくなる。そしてそのあいだにぬいぐるみを失くしてしまったアナグマの少女と出会う。この巻ではぬいぐるみに「いつも世話をしてもらってばかりで、きっと世話が嫌になったんだ」と聞かされたシルクがドキリとしたり、アナグマの少女が「もうわたしと一緒に居るのが嫌になったんだ」と話すのをきいたコットンが同じように不安にかられたりするところが感情の揺さぶりかたがうまくてやばい。そしてコットンのことはお見通しなシルク。完璧な一冊
7「おきゃくさまはオバケ!」シーツおばけの姉弟が長姉の結婚式のためにお直しの依頼にくるが、ナナはこわがって挨拶ができない。それを気にした弟おばけがナナの家までやってきて、ナナは彼等のことをよく知りもしないで怖がって失礼なことをしたと反省する。おばけのシーツは縫うことも染めることもできなかったが、銀の針と銀のクモの糸で縫い、ナナが姉弟から訊きだした方法で飲み物の色に染めることに成功する。姉弟の仕立て直しをみた長姉は自分の結婚式のドレスも直して欲しいと依頼にくるので、この巻はめずらしくスケッチブックのページが 2回出てくる。
8「火曜日はトラブル」フェアリー女王のアイロン係のエルフ、スピネットはいつも火曜日に失敗をしてしまう。ドレスにコゲを作ったスピネットはそれを直して欲しいとリフォーム支店に依頼にくるが、ドレスのデザインは変えてはいけないという。フェアリー女王は何代も前から古いしきたりに従って生活しているという。シルクはそれを変えようとデザインを一新したすばらしいドレスを納品し、またスピネットの楽器の才能を知ってそれをアピールする方法をこっそり伝える。結果フェアリー女王は新しいドレスをきて古いしきたりを捨てて生活することを選び、スピネットは楽隊に入る。このことをフェアリー女王が「シルクはおさいほう魔女のナンバー1」と語ったことが魔女新聞に掲載され、おしたて支店のおさいほう魔女たちが挑戦状をもってくる。
9「ルビーの魔法マスター」前巻でのお仕立て支店のおさいほう魔女たちからの挑戦状を受け取ったシルク。そのコンテストの優勝者には「魔法マスター」という一級の資格のいちばん下のランクとはいえとても貴重な「ルビーの魔法マスター」のバッジが授与されるときいて奮起するも、お客を返してしまい休業中にしてデザインを書くことに集中しようとするが、他のおさいほう魔女の動向が気になって筆が進まない。ナナとも喧嘩をしてしまい次第に反省したシルクは仲直りをしてナナと「旅じたくのドレス」をしあげる。しかしコンテスト前日に以前断わった渡り鳥の妖精の窮地を知りその「羽衣おり」で作られたドレスをあげてしまう。一晩で別の素材で同じデザインのドレスを作ったものの質の差はあきらか。しかしシルクと折り合いの悪かった審査員の先生サージは理由をきかず(きいたけど「あなたは答えないでしょう」と)仕上げ魔法でそのドレスを「羽衣おり」にする。その結果優勝するシルクだが、サージ先生の魔法の力での優勝を良しとせず魔法解除する。そこへ「羽衣おり」のドレスを渡した渡り鳥の精霊が会場に現われる。やはりシルクのドレスが一番、ということになるのだが「ルビーの魔法マスター」のバッジをツバメの一羽がくわえて飛んでいってしまう。
さて、全体的にすばらしい作品なのだけど、ひとつちょっと気になっていることがある。第1巻でナナは学校帰りにリフォーム支店に迷い込むが、このときのナナは「都会から引っ越してきたばかりで学校に友達がいない。友達の輪に入っていけない」ということを悩んでいる。そこでシルクやコットンと出会って彼女らと友情をはぐくむことになるので、それはそれで良いのだが、その後の作品を通してナナの学校生活というのはほとんどといっていいほど描かれない。結局ナナは学校で友達と呼べるような存在はできたんだろうか。少なくとも馴染めてるんだろうか? 「おきゃくさまはオバケ!」でかろうじて「いま学校でこわいはなしが流行っている」というくらいで、それも具体的にだれそれから聞いた、というようなことは言っていない。みんなの流��りを知るくらいには馴染めているんだろうけど、特定の仲良しはいないのかな、と思うと当初の悩みは半分くらい解決してないのかな、とも思う。もちろんリフォーム支店でのシルクやコットンと過ごす時間がそのかわりなのだとは思うのだけど。
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1012自分をはげます
制作活動に限らず、なにかを考えたり、じっと観察することをやりすぎて、それがクセになってしまうということは、「いじわるな人間になる」ということと非常によく似ていると思う。悪意をもって積極的に人を攻撃するような「いじわるな人間」とは違うにしても、常に一定の距離を保って、なにか対象について冷めた視線を自覚的に、意識的に持ち続けるよう自分を調教した人間が、しかも視座が多ければ多いほうがよかろうという批判精神を大切にしてさえいる。……このようにして、「いじわる」という言葉の響きの幼さ、素朴さにむしろ肯定的なにおいを嗅ぎつけたうえで、そのうえでいいますが、観察癖のある人間のいじわるさはすてきだし、いじわるな作品に出会うとうれしい。ソフィ・カルとかやばない?

(五年前に拾った手紙)
そうそう、ソフィ・カルに限らず、写真をつかったアート作品はなにかと、「絵画」とか「カメラ」の構造や制度について自己言及的・自己批判的・メタ的なふるまいをすることが多い。(ジェフ・ウォールかっこいい)メタ的な視点を持つこと(それをこうしてピックアップしちゃう注意力が身についていること)は、コーゾーシュギっちゅう時代の趨勢の残響のなかに生きているからこそかもしれんし、まあ平たくいってそういう視点にすぐ立てる身のこなしを得意とする人のこと「頭がいい」なんて表現したりするけど、ともかく、「メタ視点」への移動を可能にするのも「いじわるさ」な気がする。「ある種のいじわるさ」じゃなくて、むしろそれこそが「いじわるさ」のど真ん中な気がする。
「気がする」連呼しているのは「いじわるさ」への自信がないからで、それは裏を返せば、「いじわるになりたい」って考えているって話。いじわるになりたいし、いたずら、迷惑行為や犯罪行為、意味や主張のあることではなく、いたずら、がしたい。とは思うんだけど、「自分なりの条件にあてはまるいたずら行為をやりたい、というのがまず先にある」状態でなにをしても、それは「自分なりの条件」からはずれてしまう。いたずらができない。
蛭子能収さんが、単行本のタイトルを相談した編集者の提案「私はバカになりたい」を「まるでオイが天才みたいやからいいね」つっておおよろこびしたて話を思い出しましたけど、わたしはね、いじわるになりたいなあ、いじわるになりたい。意地が悪くなってみたいもんだよ。

わたしは嫌いなやつを自作の小説のなかに登場させ、そいつを殺したことがあるんですが、そういえば蛭子能収さんも、学歴の自慢をしてきた編集者を漫画に登場させて殺していた。これはこの記事を書いていて思い出したこと。蛭子さんと共通点が複数あること、あまりうれしくない。(漫画は好き)

さて前回の記事の最後に書いていた、友人と中華街を歩いた話から続けて日記を書きます。
彼は甥っ子がとにかく大好きで、仕事帰りにはいつも甥っ子の動画像をみたいのだけど、電車のなかでみてしまうとニコニコのニヤニヤになってしまうからそれが恥ずかしくて悩んでいる。ところがこの半年以上、甥っ子に会えていない。ということを、ほんとうにさみしそうにそう語る。「小さい子の半年は長いからね、もう忘れられてるかもね、誰にでもなつっこい時期や、誰にでも人見知りする時期が子供にはあるというし、いま会いに行っても相手してくれないかもね」追い打ちをかけておれは、ニコニコのニヤニヤでいじめます。数日後、連休を見つけた彼は突発的に帰省していました。「久々の甥っ子どうだった?忘れられてなかった?」と訊いたら、「そんなことはなかった!」とうれしそう。久しぶりのおじさんによろこんでくれた甥っ子に「絵本読んで!!!」とねだられて、いいよいいよって応えたら、甥っ子の持ってきたのはおもちゃのカタログだったそうです。トミカが欲しいらしい。それか仮面ライダーのなにか。このおじちゃんは甥っ子にはなんでも買ってしまう。甥っ子はそれをわかっている。話すテンポはゆっくりじゃないけど、「かわいい」という言葉だけすごくタメて言う(〇〇は〇〇ですよね、〇〇だったりして〇〇って〇〇じゃない? 〇〇みたい。ははっ、か~~~わ~~~い~~~い~~~~~)人だから、甥っ子の話のときは滞空時間が増える。
その友人、もちろん好きですけど、どこが好きかというと、きちんとしていなくても構わないっていう部分については徹底的にぼんやりしているところ。めちゃくちゃ隙がある。見た目はむしろちょっといかついくらいなはずなのだけど、ひとりで都心にでると��回に一回は必ず宗教勧誘を受ける。それでも善人なので、たとえばちょっと困ってそうな人がいると自分から声をかけて手助けすることもある。夏には、新宿で荷物を運んであげたおじいさんから日本酒が二瓶送られてきていた。けどそんな「いい話」はとても珍しく、たいていは何らかの勧誘につながっている。みなさん!都心で急に「このへんで、いいラーメン屋知りませんか?」と話しかけられたら要注意ですよ。

赤レンガ倉庫でビールをあけて、「このあいだ話」に興じます。彼の鼻の穴に血の乾いたあとがあるのを見つけました。今朝がた鼻血をだしたのかもしれない。
ワールドポーターズをぬけてコスモワールドの方向へ。固有名詞というか、ローカル名詞ばっかですみません、桜木町駅にむかって移動しているということです。ワールドポーターズっていうのはショッピングモールで、丸見えになるポイントがあるとは知らないんであろう場所でそこそこの年齢の男女が、エレベーターを待っているにしてはやりすぎなスキンシップをしているさまをふたり見下ろして、ちょっとひいたあと、露出狂というか、野外で性的な行為に及ぶ自分を人に見て欲しいというタイプの人がインターネット上にアップロードしていた、横浜の夜景をバックにはしたない姿になっている自分自身の写真がかなりきれいな写真で、画質もそうだが横浜の夜景がきれいで、あまりの美しさに笑ってしまった、みたいな話をしていました。ビールはあけたけどお互いひと缶ずつだけだし、とっても穏やかな調子で話しています。「おもしろ」になるかと思って書いているだけですが、この話の強烈さが印象つよ��て、ほかの話題は思い出せないな。僕はそのとき、去年末にまた別の友人とワールドポーターズ通り抜けてたときのことを思い出したりしていた。そのときは、椎名林檎の文体はほかの人がつかうとクソ寒くなるよねって話をした。その話をしているとき、わたしは「無罪モラトリアム」のバンドスコアの質感を思い出していた。それから、カラオケで福山雅治をいれる人がきらい、みたいなことを(話し相手が)していた。大森靖子さんやパフュームやあいみょんの話がされていた気がします。これはなんの伏線でもない。
時空を戻す。甥っ子大好きぼんやり人間の彼と歩く横浜、桜木町駅の近く、「日本丸(日本丸メモリアルパーク)」のところでアイドルっぽい人らが握手会っぽいことをしていた。ファンっぽい人たちが群れてたので近寄ってみたけど、ポスターのひとつも掲示されていない。あとで「横浜 握手会」などでツイッターを検索したら、NON STYLEみたいな名前のアイドルさんらが握手会してたみたい。
それを見送って道を渡ると、ショッピングビルの中庭的広場で大道芸人が「最後の大技」をしていました。机や椅子を重ねた上に立ち、火を飲んだりしていました。
横浜美術館の外観(トリエンナーレ仕様になっている)すらみずにランドマークタワーのあたりのビルにはいる。ジェラート屋さんの列で子供が走りまわる。彼はハンディアイロンと一般的なアイロンと、両方持っているがあまり使わない。今日着ているディーゼルの上着にはアイロンをかけている。高かったから。彼は翌日の予定を面倒がる。忙しさの波が激しい職場で、かなりヒマなとき机に突っ伏して寝る先輩がいる。「海上散歩」を読み間違えて「陸上散歩一時間800円だって」と看板を音読する。桜木町駅前を、彼は写真に撮る。兄が「ゆず」のファンだから、ゆずの聖地に立ち寄ったという自慢をしたいらしい。けれど、駅を知っている人はわかると思うが桜木町駅前って別に写真に撮ってわかりやすいような感じじゃない。桜木町駅にきたことのない人が写真だけぱっとみて「あ!あそこね!」ってなるようなものじゃない。まあ、わたしの知ったことではない。
以上のように事細かに、「話題はなんであったか」「どのような言い間違いがあったか」「どのような仕草があったか」「そのとき、なにを思い出していたか」などを書き留めてしまうのは、自分がなんらかの時間を過ごしたという歯ごたえに「この人と一緒にどこどこにいきました」という情報だけでは不満足が残るからだ。はっきりくっきり、どうでもいい情報をこそ記しておかなければならない。という焦りを持っているためです。とはいえ、律儀に書き残すことを近年ほとんどしていないのだけど。相手のプロ���ィールなど、つまり出身地や家族構成、勉強していたことや部活について、あるいは恋愛歴や読書歴は、なるべくメモするようにしている。見返すこともないのだけど。
桜木町から乗る電車はそのまんま和光市までゆく、東横線と副都心線のつながったやつ。車内で彼は、甥っ子が遊園地の、パンダの乗り物に乗っている動画をみてニコニコしています。わたしは、NON STYLEが好きという彼のその振る舞いをみながら、姪っ子のことになると涙腺がもろくなりすぎてしまうオードリーの春日さんのことを連想していました。

わたしはいま、映像作品をふたつ作っています。そのうちのひとつは、さまざまな人へインタビュー取材をさせていただき、収集したものを編集する、というもの。この制作のためのインタビューを撮らせていただくため、中華街の翌日、出演者の人に会いに行きました。場所は自由が丘です。ロケ場所が自由が丘であるということがわかるショットが欲しかったのですが、駅前では謎のイベントをしており、この音がうるさい。だから駅前を撮影しても都合が悪い。八代亜紀さんの新曲が云々、という声が聞こえたので一瞬、「え!八代亜紀さんがきているの!??うそ??」と期待しましたが、うそでした。駅前で、電波にのせずにラジオをやっているような状態。大音量でただ曲を流す。曲と曲の間に司会者によるトークがはいる。「去年は誰々さんをスペシャルゲストとして呼ばせていただいておりました!しかし台風のために中止になりました。それで、フィナーレを迎えることができませんでした!それでは次の曲です!」つって阿部真央的な感じの曲が鳴り響いていました。
AマッソのTシャツを着た出演者からたっぷりインタビューを搾りだし、小雨から逃げつつオムライスを食べて夜に解散。どのようなことをして、どのような話を聞いたのか、これは作品に関わることですしあまり書きませんが、それはそうとこの「作品」をどうしたものか。発表のアテがないのでふわふわ、はらはら、しています。この映像はいったいなんなのか。
しかしこの週末の日曜日にも、やはり同じ作品のためのインタビュー撮影を行った。ZOOMを利用しての録画です。というか、出演者8名のなか、7名はZOOMでの録画であります。自由が丘までロケしにいったのはかなり特別なシーン。背景や、写っているひとの胴体が動く映像が欲しかったのです、ZOOM録画映像だけだと視覚的にあまりに単調なのでね。とはいえこの日曜の録画は特別であった。なぜならインタビュー出演者は映像制作に携わっている人だから知識がある、それ以上に、部屋に機材がある。ほんでもってバッキバキにキマった画面になるってえワケ。
発表のあてのない作品制作を重ね、僻みでしかない被害妄想を膨らませ、自分の制作活動を呪いつつ、まあどうせいつか死ぬからいっか、と自分に言い聞かせてすごしています。ほんとうは金沢21世紀美術館に展覧会をみにいった話まで書きたかったんだけど分量的にこれでおしまい。お元気で。

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新フレーバー”Perique”詳細
前略。

12/22(日)AM9:30に、新フレーバーのPeriqueをバリキラボウェブストアにて先行販売させて頂きます。
代理店様での一般販売は来年成人の日の1/13(月)AM0:00からとなります。
読み方は「ペリック」です。その他ペリーク、ペリケ、ヤギさんなどお好きなように。
ラベルデザインはお馴染みKAYO AOYAMAさんです。いつもありがとうございます!
その名の通り、アメリカンスピリットのペリックブレンド(黒い箱のやつね)をイメージしたフレーバーとなります。
ペリックとは、 収穫のあとウイスキー樽で数か月熟成された独特の酸味がある煙草葉の事です。
youtube
ラタキア葉を軸として、少し甘味のあるトスカーナ煙草、灰、木酢を合わせたいわゆる「酸っぱタバコ」な感じです。
クエン酸的なトゲのある酸っぱさではないのでご安心を。どちらかと言えばしらふしスタウトに似た酸味です。
今回もBack Bar Brew同様、VGPG比率は50:50です。この配合気に入ったので今後もコレで行くかも。
酸味に違和感あるな~と感じたら、開封後1週間ほどスティープして貰えれば酸味に丸みが出るので吸いやすくなると思います。
推奨環境はシングルコイル0.5~0.8Ωで16~20Wぐらい。コットンのほうが味がまとまります。
今回はフルーツ系香料も清涼剤も使っていない(構成上は)極シンプルな煙草系フレーバーです。
意図せずともバリキラボらしい一癖ある複雑系フレーバーになりましたので、皆様何卒宜しくお願い致します。美味しいよ!
販売情報は冒頭に書いた通りですが、先行販売は恐らく50本程しかご用意できないと思いますので、お買い求めの方はどうかお忘れなく!
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ここから余談
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早いもので、来年の令和2年2月でバリキラボ創設3年目に突入することになりそうです。
これもひとえにバリキラボをご愛飲(ご愛喫?)頂いているお客様、そして販売促進して頂いている代理店の皆様のお陰です。
そんなわけで、ここらで一度全フレーバーのおさらい(というか開発に至ったバックグラウンド)を書いていこうかと思います。
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Gotland Pepparkakor (ゴットランドペッパカーカ)2017年2月~
現在は廃番。後釜は2019年7月発売のPepparkakor
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Guld Kvällsfika(グルドクヴェルスフィーカ) 2017年4月~
「名前が長すぎる」「なんと読むのかわからない」「公式がウムラウトを省略するとはどういうことか」
そんな罵詈雑言を浴びながら発売したフレーバー。販売を発表した当初は想像もできませんでしたが、今やバリキラボの屋台骨を支える主力フレーバーとなりました。コーヒー・タバコ・バニラ・キャラメル・バーボンをミックスした、その後のバリキラボの代名詞となる「複雑系」の一代目です。
メインのコーヒー香料がフィーカ販売開始と同時に生産中止となり、また代替可能な香料が無いほど特徴的なものだったのでこの世の終わりだと嘆いていましたが、製造元に問い合わせると(最低ロットの縛りはあるものの)特別に製造してくれるという奇跡が起きました。世界中でこの香料を所有しているのはバリキラボだけなので、フィーカのクローンは例えレシピが流出しても製造が不可能ということは少し誇りに思っています。(空き巣に入られたら流石にアウトだけど)
元々、当時大人気だったWAKONDAというコーヒー系リキッドを真似て遊びの一環で作っていたのですが、みるみる内に「あれ?これ美味しいんじゃない?皆にも吸って欲しい!」と思い最初は仲間内で販売していたのが始まりです。まあその当時WAKONDA吸ったことなかったんですけど...
その後口コミが口コミを呼び、発売から2年8ヶ月経つ今でもラインナップの中でぶっちぎりで累計出荷本数・受注頻度共に最多のフレーバーです。
あとこれこぼれ話なんですけど、当初はフィーカを「The Gentleman」という名前で出そうとしていました。スウェーデン語っていいじゃんと思ってフィーカに変えて、後発のELKにくっつけた流れです。
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Lychee Bak(リシェバック)2017年6月~
当時まだ外回り営業サラリーマンだった私は、エアコンが壊れている12万キロ走行の軽バン社用車の中でフィーカをRDAでふかしていました。ジリジリと上がっていく気温の中、フィーカの甘味料であるスクラロース(現在はステビアを使用)が車内のホコリっぽい熱気と混ざり合い、「う、うおおおおおおおお!!!!!人は、人の罪とは!!!!!!!!!」と発狂しそうになっていました。
そうだ、夏用のリキッドを作ろう。フルーツ系香料(作るのも吸うのも)苦手だから、この機会に自分で克服してみよう。
そんな閃きが始まりでした。当時は香料の知識なぞ狭いものだったので、とりあえず自分のイメージでミストにすると美味しそうな物から始めた記憶が���ります。結果的に今でもその手法は変わってないんですけど。
ライチ・ラム・リキュールにキャラメルRY4をブレンドしそこに清涼剤を足した、フィーカとは対を為す「軽さ」を重視したフレーバーです。
リシェバをきっかけにフルーツ香料の特性、コイルビルドとの相性、スティープの影響なんかをより深く考えていったように思います。
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shirafu shirazu(シラフシラズ)2017年11月~
ツイッターの繻子さんが主体となって今も継続的に行われている「自作リキッド交換企画」というものに当時参加させて頂き、そこで出したリキッドを皆の意見を聞きながら煮詰めて世に出したリキッド。
この頃から「バリキラボ味」と言われていたように思います。
ブランデー・パイプ煙草・バニラカスタードに少し柑橘系の花の香りを足したフレーバーです。
説明しても足りないからとりあえず吸ってくれ!と発売したこのフレーバーは、予想通り皆様の混乱を招きました。
「これは美��しい」「こういうのを待ってた」というご意見もあれば、「結局何味なんだ」「漢方臭がダメだ」というご意見もありました。
これがきっかけで、人の嗅覚・好みとはこんなに違うもので、だからこそ自分は人の評価に振り回されることなく作りたいものを作っていいんだな、と変な自信を持つことができました。
この頃からフレーバー調合に関して「引き算」というものを意識し始めます。
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ELK (the gentleman)(エルクザジェントルマン)2018年2月~
苺煙草味のリキッドは結構あるのに、好みのものがない。
だったらいつものように自分で作ろうと思い開発したリキッドです。
既製品の苺煙草リキッドに物足りなさを覚えたのは、苺と煙草の割合。苺8:煙草2ぐらいのものばかりだったので、もう少し煙草香料を増やしてみようと調合しました。
バージニア葉をメインに、葉巻香料、そして2種の苺香料を足して、煙草香料メインのアロマ感が強いリキッドになりました。
発売当初は「吸う森」「苺狩りに行って間違えて草を食べてしまったような味」「子供の頃に寝そべった草むらの汁」など、この人たち天才かというような面白いレビューを頂いてめちゃくちゃ笑った記憶があります。
ジェネシスビルドで吸って頂くとより草感が強くなり、苺の透明感が増し本領を発揮するので、ELKだけは是非ジェネシスで吸って頂く事を強くオススメします。
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shirafu shirazu STOUT(シラフシラズスタウト)2018年5月~
先発のshirafu shirazu(以下しらふし)の兄弟分として発売したものです。
しらふしの花の香料を抜いて、そこに木酢香料、ローストアーモンド香料を足してスモーキー感を押し出したものです。
しらふしに比べるとよりエッジが効いたものになって、煙草系やリキュール系リキッドが好きな人にはとても好評です。
バリキラボの中ではGuld Kvallsfikaに続き2番目に人気の高いリキッドです。
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Lychee Bak with Mint(リシェバックウィズミント)2018年8月~
既存のLychee Bakに入っている清涼剤(メントール)には僅かな苦みがあります。またリキッドが口や鼻に付くと若干の刺激があります。
前々からそういった意見もあり、確かにそうだよなと思うところもあったので、清涼剤をユーカリミントに変更したバージョンを作りました。
ユーカリミントは少量でも(自分にとっては)清涼感が強めなので、ただ清涼剤を抜いてユーカリミントを足すだけではなく、配合全体のバランスを再調整する必要がありました。
暑い時期には特にスッキリと吸って頂けるリキッドです。
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Vegas(ベガス)2018年10月~
桃かぁ、桃ねぇ、ううむ、桃…
そんな感じでウンウン悩みながら開発したフレーバーです。
ジュースみたいにならず、桃香料特有の粘土みたいなエグみを出さず、かつ煙草系香料と上手く組み合わせるには?
最終的に、バーレー葉・トスカーナ煙草に桃を少しだけ加え、エキゾチックなアロマを押し出すフレーバーに仕上げました。
灰感を感じる香料も足しているので、そこまでジューシーにならずあくまで深みのある煙草主体になっていると思います。
これはジェネシスで吸っても美味しい。
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Pepparkakor(ペッパカーカ)2019年5月~
今まで3ヶ月ぐらいのスパンで新作を出していたのに急に7か月も開いちゃってますね(書いてて気づいた)。これはおそらくコーヒーの焙煎にハマってたからかと...
Guld Kvallsfikaの2か月前に出した、事実上バリキラボ初のリキッドであるGotland Pepparkakorの改良版になります。
前作はジンジャークッキータバコというフレーバーでしたが、本作はジンジャークッキーにサンダルウッドと林檎の香料を加えています。
このサンダルウッド(白檀)香料というのがクセモノで、少量加えるだけで仏壇の前に座らされているようなお線香の香りに包まれます。
この香料をなんとか攻略しようと奮起した実験的なフレーバーです。
開発途中で白檀に嗅覚を殺されるという紆余曲折もありましたが、なんとか無事完成に至りました。
白檀を使っている市販のリキッドは中々ないんじゃないかと思います。海外の方には面白がられます。
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Back Bar Brew(バックバーブリュー)2019年7月~
今までずっとVGPG比を70:30でやってきたバリキラボですが、本作で初めて50:50になりました。というのも、作っている途中でどうしてもVGの甘味が全体を重くしている気がしたからです。
4種の葉巻&煙草香料をボディに置いて、スパイス、2種のミントなどなど気づけばバリキラボ最多の9種の香料を使用するリキッドになりました。
どこかのYouTuberの方が(すいません失念しました)、「おじいちゃんの腰に貼ってあるサロンパスを嗅いだ時の香り」とレビューしていて、これは中々良い表現だなと思わず��を打ちました。
ただストレートにミント煙草のような香りだけでなく、スパイシーでくぐもったような香りも表現できていると思います。
「アイコスのミント味に似ている」というレビューもありました(アイコス吸った事無いのでわかりませんが)。
これも一癖二癖ある一言では表現できない複雑系リキッドだと思います。
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以上です。非常に長くなってしまった。
ここまで読んで頂いた方、お付き合いありがとうございます。
今後もゆる~くやっていきますので、ゆる~くお付き合いの程宜しくお願い致します。
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今年のナイスアルバム2019 ~後編~
わたくし史上初の二部構成���なってしまいました。張り切っております。ここからは9月以降のリリース作品を振り返っていきます。
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9/7 People In The Box『Tabula Rasa』

https://youtu.be/GzY2h2mj4mM
こちらはライヴ会場限定での販売と、後から加えて通販サイト限定での販売となったアルバム。
今年は流通に載���ないで、自分たちの手で作品を売っていくという動きをよく見かけた気がする。いよいよCDショップという装置もお役御免の日が近いのかもしれない。こうした音楽に対して真摯な姿勢を取り続けているミュージシャンがこのような決断を下しているということを、業界も重く受け止めなければならないのではないだろうか。
話が逸れてしまったが、今作は非常に詞に意識を持っていかれる、重量感のあるアルバムだった。曲数は8曲、合計37分なのだが、前作『Kodomo Rengou』にひけを取らないほどの密度を持っている(Kodomo Rengouは12曲、合計1時間1分)。
後期ピープルの特徴のひとつである、ピアノのアレンジがふんだんに取り入れられた楽曲が並ぶ。『Talky Organs』以降顕著な、生活と直結した社会への危惧を発するような不穏さを纏った楽曲たち。
美しい和音とその不穏さのバランス感覚の緻密さに思わず息を止めてしまう場面が何度もある。
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9/11 No Buses『Boys Loved Her』

https://youtu.be/WJZx6p_2MNU
インディーロックファンたちの心を見事に鷲掴みにしたNo Buses待望の1stアルバム。
レトロなヴィジュアルと気怠げなサウンド、ライヴでは結構アグレッシヴ。Strokes、Arctic Monkeysなんかを彷彿とさせる。そりゃあバンド名がNo Busesだもの、まんまアクモンの曲名じゃないか。ええ曲ですよ、No Buses。
サウンドは前述のバンドにサイケなゆらぎを足して田舎っぽくした感じ。絶妙な塩梅。
ファジーなギターサウンドともったりしたヴォーカル、いなたいリズム隊。これこれ、こういうのが無性に欲しくなる時あるよな…!!
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9/11 The Man Ray『Naked』

https://youtu.be/qdIUjx0fm94
これも今年衝撃を受けた印象深い一枚。繰り返し聴いたな。これもインディーロック。ブルース色、ガレージ色強めの感じです。
英詞の楽曲と日本語詞の楽曲がまばらにあるんですけど、どちらも上手い具合にバランスが取れてるんですよね。英語かと思って聴いてたら気づくと日本語、日本語かと思って聴いてたら英語…と何の違和感もなく2言語を使い分けて、音楽に滑らかに落とし込んでいる。これは中々上手くできることじゃない。スゴい。
言語を自在に行き来できるということは、つまりサウンド面に於いてもボーダーレスということ。日本人が海外の真似事をしました!という感じが無いんですよね。
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9/25 FINAL SPANK HAPPY『mint exorcist』

https://youtu.be/T3rvUTVKjF0
小田朋美のそっくりさん「OD」と菊地成孔のそっくりさん「BOSS THE NK」によるテクノポップユニット。ほとんどの楽曲を2人で構成し、ライヴでは作った音源に合わせてリップシンクで踊る。ただただ踊る。歌わない。踊る。その踊りが時にコミカルで、時にセンシュアルで、そして切ない。
そして何より楽曲のクオリティが非常に高い。聴けば天才の仕業だとすぐに分かる。
You Tubeで「エイリアン・セックスフレンド」のフジロックでの映像が公開され、たちまちに話題を呼び、アルバムのリリースツアーでは完売の日程も出るほど。
このアルバムは12/30現在も菊地成孔の通販サイトと会場での手売りのみの販売となっている。流通に乗っていないため、街のレコードショップでは基本的に買うことができないので注意されたし。
ストリーミングで聴くことはできるが、「アンニュイ・エレクトリーク」「共食い」の2曲は未収録となっているため、アルバムの全容を知りたいのであれば、CDを買おう。俺は「アンニュイ・エレクトリーク」を聴くためだけでも3,000円を払う価値はあると思う。
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10/4 DIIV『Deceiver』

https://youtu.be/YWk1v5YSGUY
インディーロックではこれもよかった。シューゲイズっぽさもありつつ、コードの不穏な感じはオルタナティブでもありつつ。Sonic Youthがチラついていいですねえ。特に言うことはないな…。
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10/9 V.A. 『Chillhop Radio〜Beats to Relax to〜』

https://youtu.be/bebuiaSKtU4
チルホップの楽曲を集めたコンピです。チルホップは関ジャムでも取り上げられた、今話題のジャンル。nujabesに代表されるようなジャジィなヒップホップのトラックメイクを基盤とするもので、オランダのChillhopというレーベルがムーブメントの火付け役となっています。
同レーベルはYouTubeで24時間上記の楽曲を配信しているチャンネルもあり、今回は待望の円盤化といったところです。盤に同封されているライナーノーツも読み応え満点なので、是非買って、読んでくださいませ。
L’indécis というフランスのアーティストの楽曲が特に良いです。イエイ。このアルバムで気に入ったアーティストがいれば是非ディグっていってみてほしい。
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10/11 Kim Gordon『No Home Record』

https://youtu.be/TJl_9a6dp4g
言わずと知れたSonic Youthのベースヴォーカル、キム・ゴードンのソロアルバム。まさか今キム・ゴードンがソロを出すとは。まったく予想していなかったのでノーガードでしたが、メチャクチャ良い。後期ソニックユースのあの屈折した、前衛的な感じを思いっきり引きずっており、アバンギャルドな音楽やノイズがお好きな方は飛び跳ねて喜ぶことでしょう。
Twitterでキム・ゴードンのパフォーマンス映像が流れてきたけど、かなり尖ってて、流石です姐さん!って感じでした。
俺は「Air BnB」が一番好きです。サビで「Air BnB~」って延々と繰り返すのが狂気じみていてたまらない。
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10/23 Slow Hollows『Actors』

https://youtu.be/npv_v7PKH0Q 前作はかなりインディーロックな���合いが強かったが、今作はエレクトロポップさも加わっていて、サウンド的にもより豊かに。
これはジャケットもとてもいいですねえ…!アルバム名が『Actors』で、一曲目が「Actress」で、そしてこのジャケット!
ヴォーカルのオースティン・アンダーソンのヴィジュアルとカリスマ性もいい。上にリンクを貼っているスタジオライヴの映像が超セクシー。必見。前のアルバムの時の映像なんですけども。
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11/5 SuperM『SuperM - The 1st Mini Album』

https://youtu.be/pAnK1y7qjuE K-POP(中でもSM entertainment)の各グループ、EXO, NCT127, SHINee, Way Vから選抜されたメンバーによる、まさにドリームチーム。
鳴り物入りで登場したその期待に反さない、圧倒的なクオリティの楽曲が並んだ豪華なミニアルバム。
特に「2 Fast」の2ステップライクなビートとチルなサウンドメイク、EDMの融合はたまらなく気持ちがいい。m-floとかを思い出すな。これに合わせて歌って踊るのだから、もう無敵。インヴィンシブル!
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11/13 さよならポニーテール『ROM』

https://youtu.be/luQgVYDJzfM
名前は高校生の頃から知っていたが、イマイチ食指が動かず、聴いていなかった。こんなに良いなんて聞いてないぞ!
さよならポニーテールは5人のヴォーカルと複数人の楽曲製作者による音楽グループだ。公式では12人組と紹介されている(https://www.sonymusic.co.jp/artist/sayonaraponytail/profile/)。
過日の青春をくすぐるような甘く切ない詞の世界観と、メロディアスでこれまた切なく美しいサウンドで心を奪いにくる。アイドル的な聴き方もできる一方で、初期の楽曲は相対性理論や女性SSWが好きな人にはブッ刺さること請け合いだ。
今回の『ROM』はさよポニ活動10周年を記念したベストアルバムである。3枚組となっており、さよぽにの楽曲を制作している複数人の名義ごとにディスクが分かれている。これまでは各アルバムごとにそれぞれの作曲者の楽曲が散りばめられていたものがひとつになっているため、世界観や楽曲のクセがよく分かる。
11月のリリースだが、Apple Musicの再生回数の分析では、さよポニがぶっちぎりの一位だった。それくらいにはハマった。
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11/13 長谷川白紙『エアにに』

https://youtu.be/TbRoIhHySWY
次世代のJ-POPシーンを担う若き才能たちのひとりです。間違いなく。他には崎山君や諭吉佳作/men、君島大空などが俺の頭に浮かんでいます。
前作の『草木萌動』も十分に話題を呼びましたが、見事にアップデートしてきてます。ジャジィな和音にマスロック過激派か?というくらいの凄まじい変拍子、その上を飄々と飛び回るヴォーカル。そして、そう、何より音が良い…。レコーディングのクオリティがメッチャ高い…。良い音ってそれだけで音楽的な評価を押し上げる要因になりうるんです…。
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11/22 Beck『Hyperspace』

https://m.youtube.com/watch?v=NXrlWw3yhW4 2年ぶりのベックのアルバム。これまでのサウンドの変遷を随所に感じる、ある意味でベストアルバム的な風合い。オーガニックなサウンドとエレクトロなサウンドの混ぜ方がとても上手い。「Saw Lightning」なんかはその極致では。今回は主にファレル・ウィリアムスと共同での制作。
これもジャケットが超良い。LPでほしい。 ・
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11/27 V.A.『井上陽水トリビュート』

https://youtu.be/-6FrjhFNQwY
井上陽水の音楽活動50周年を記念して企画された一枚。(恐らく)ユニバーサル所属のミュージシャンが多種多様なアプローチで陽水の楽曲をアレンジしていく、さながら闘技場のようなアルバムだ。
参加ミュージシャンはヨルシカ、槇原敬之、King Gnu、椎名林檎、宇多田ヒカル、ウルフルズ、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、福山雅治、細野晴臣、iri、SIX LOUNGE、斉藤和義、オルケスタ・デ・ラ・ルス、ACIDMAN、KREVA。世代もジャンルも縦横無尽。バトルロイヤル。
本当にどのカヴァーも素晴らしいのだが、オススメなのはヨルシカ「Make-up Shadow」、槇原敬之「夢の中へ」、King Gnu「飾りじゃないのよ涙は」、KREVA「最後のニュース」、宇多田ヒカル「少年時代」、ACIDMAN「傘がない」辺りだろうか。全く絞れていないけれど。
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11/30 EXO『OBSESSION - The 6th Album』

https://youtu.be/uxmP4b2a0uY
前半はギャングスタラップ的な攻撃的かつダークなサウンド���後半からは美メロ炸裂のポップスのオンパレード…見事な切り返しで、違和感もなく、飽きさせない。
歌詞は韓国語を読むことができないので、youTubeの自動翻訳を頼りにするしかないのですが、すごくヤングだなあと思いました。
K-POPアルバムではブッチギリのベストアルバム。ダンスも超カッコいい。
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12/18 小袋成彬『Piercing』

https://youtu.be/dt3rVUthkXQ
配信でリリースされたアルバム。前作『分離派の夏』が2018年4月25日リリース。1年8か月ぶりだが、なんだかすごく久々のリリースな気がする。
前作に比べてコンセプチュアルさが薄まり、群像劇のようなアルバムに仕上がっていると思う。アルバム名のごとく、もちろん作品全体を貫くものは存在しているが、前作は曲間に語りが入り、没入感を促すような作品であることに比べて、今作は油断していると一瞬で作品を聴き終えてしまうように捉えどころがない。慌てて二周目を聴き始める。一周目で聴き逃していたえげつないサブベースのサウンドや歌詞の機微が見えてくる。もう一度と三周目を聴き始める。この作品を貫く哲学の輪郭が朧げに見え始める。四周目…といった具合に聴き重ねていってしまった不思議なアルバムだった。
そしてやはり、音が良い。音にこだわっているミュージシャンよ、本当にありがとう…。
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終わりに
今年iTunesに追加したアルバム数は、CDとアルバムによる重複、シングル、過去に聴いた作品の再追加なども含めると798枚、うち今年リリースのものは重複抜きで291枚でした。数えている最中に、アッこのアルバムもあったがレビューし損ねた…!というものがいくつもありました。chelmicoとか、Jay Somとか、Esperanza Spaldingとか、Niightsとか、Creepy Nutsとか…。
2018年にレコードプレーヤーを手に入れ、さらに年末には実家のレトロだが高音質なCDプレーヤーも母親との交渉の末に手に入れることができ、音楽人生がさらに充実したと同時に、いよいよこの道以外では食っていけないのでは?ともう後戻りができない気にもなった一年でした。
今年も良い音楽が沢山リリースされ、もちろんそれらの全てを聴き切ることなどできず、嬉しくもあり悔しくもありますが、この聴覚が限界を迎えるその日までは音楽をディグり続けていきたいと思います。
今年も素晴らしい音楽に出逢えることを願ってやみません。
いえ、願うだけでなく、自ら出逢いに行きます。
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アーカイブ
これまでのアーカイブはこちら。もうかれこれ6年目。よくこんなに長く続けているな。
2018年
https://sekitoh.tumblr.com/post/182572122895/2018%E5%B9%B4%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0-%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%81%AFep%E5%90%AB%E3%82%81%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%E8%A8%88116%E6%9E%9A%E3%81%AE%E6%96%B0%E8%AD%9C%E3%82%92%E8%81%B4%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F
2017年
https://sekitoh.tumblr.com/post/182021623105/2017%E5%B9%B4%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0
2016年
https://sekitoh.tumblr.com/post/155145488960/2016%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%A7%81%E7%9A%84%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0
2015年 https://sekitoh.tumblr.com/post/137844396890/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF2015%E3%82%AA%E3%83%96%E4%BF%BA
2014年 https://sekitoh.tumblr.com/post/108451505025/%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A02014
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ホームタウン全曲解説 M6 UCLA
Q.歌詞の内容から若者特有の鬱憤や不満、不安感などが垣間見えるのですが、それらを歌詞の中に上手くまとめて入れ込むのは至難の業かと思います。ボーイズ&ガールズもそうですが、こういった類の曲を作るにあたり重きを置くことは何か教えて頂けると幸いです。
特別なことは特に意識していないです。若者の何らかの心情を代弁するつもりもないですし。「若者特有の〜」と読めるかどうかは、書き手が何を思って書いたのかというより、読み手がどう読むかというところに尽きると僕は思います。
詩や歌詞って、かなり読み手に委ねられた表現物だと思うんですよね。
どんな曲でも、一番重きを置いているのは「歌っていて違和感がないか」ということです。すっと身体に馴染むメロディや言葉かどうか。それがチグハグだと、録音の段階でなんだか恥ずかしいような気持ちになります。ムズムズします。そうした違和感を身体が感じないことが大事かなと。
頭のなかで「変わった言葉だな」と思うことはそんなに問題じゃないんです。どんなに素敵な言い回しでも、「歌ってみると嫌」みたいな感覚を信用しているだけで。
だから、こう見えて身体については、鍛えるのではなく、整える努力をしています。嫌がるのは身体なので。
Q.前半の歌詞(「わたしはわたしを抱きしめたいだけ」)までは「わたし」ひとりの世界の歌詞なのに対しそれ以降は「君」と呼びかける他社の目線が入る構成が面白いなと思いました。何か歌詞で意識した点はあるのでしょうか?
僕の考えでは、男の子の視点で「UCLA」は始まります。次にスマホの画面の向こう側の、ガールフレンドの心情���吐露がある。そして、そのふたりとは別の、俯瞰の視点が入ってきます。
「わたし」から始まるブロックも、その前のブロックとのつながりを考えると決して「わたし」だけの世界に閉じていないと僕は思います。
はじめのふたつのブロック(ヴァースと呼んでいます)でやり取りされていること。その裏側でそれぞれが何を思っているのか。書いた本人でも把握できない広がりがあります(「作者は何を思ってこの文を書きましたか?」という国語のテストの無意味さよ。笑)。
歌詞を書くときに意識しているのは、アングルの数ですかね。
シーンが転換したほうが、詩として複雑になると思うんです。いろいろな角度から読むことができるようになる。それは作品の豊かさにもつながることだと考えています。
Q.女性ボーカルを入れると決めた経緯を知りたいです。アジカンの歌詞で「わたし」という一人称が出てくるのは初めてな気がします。
前にTVで秋元康さんと対談したときに、秋元さんが「女性の視点で歌ったら面白いんじゃないか」とアドバイスしてくださいました。その言葉が自分のなかにずっと残っています。
そのアドバイスが直接的に影響を与えたわけではないと思いますが、歌詞を書いているうちに、ふたつめのブロックの一人称が「わたし」になりました。
最初は自分で歌っていたんですけれど、どうも広がりがないように感じたんですね。誰かに歌ってもらったほうがいいなと思うようになりました。建さんのことも考えたんですけれど、出会った頃の透明な感じが最近はなくなってしまって、なんていうんですかね、場末のスナックで数時間カラオケに興じた後、みたいな声になってしまったんですね。経年のものなので仕方ないのですが、「わたし」とは遠い。笑。
それで誰かいい人いないかしらと考えているうちに、Homecomingsの畳野さんがいいなと思いました。
畳野さんの声はまだ世間的にシグネチャーの印象がついていないと思うんです。例えば、椎名林檎さんとか、宇多田ヒカルさんとか、Aikoさんとか、歌ったそばからその人の顔がズン!と出てきます。強い声ですよね。
そういう向きではなくて、「わたしの声かもしれない」と聴いた人が思うかもしれない声がいいなと思ったんですね。まだ匿名性の高い、それでいて「特別な声」がよかったというか。
Q.「迷子犬と雨のビート」にリンクする歌詞というようなお話をされていたと思います。それを聞いてから、聴くと新たな発見があって楽しかったです。リンクするような歌詞を書こうと思ったきっかけ等あれば聞きたいです。
この曲の<怒鳴るような太陽>は「迷子犬と雨のビート」のなかに出てくる<止めどない日差しが路地を怒鳴りつけている>とリンクしているように読めますよね。
自分が書いてきた言葉やイメージを再利用するのも面白いかなと思ったんです。そうすることで、つながったり広がったりすることもあるのかなと
常々、新しいイメージや言葉を使いたいという欲望を持って表現に取り組んでいますけれど、自分がかつて作ったものをもう一度使ってはいけないというルールを設ける必要もないなと思うんです。
見たこともないイメージや景色に出会えるならば、使い古しの言葉も新しさとして再生産できるかもしれない。今はそんなふうに考えています。どのみち、自分が使っている言葉なんて丸ごと、文化や風土が育ててきたもので、誰かが使ってきたものですから。
あとまあ、アルバムタイトルが『ホームタウン』なので。笑。これまでの活動の伏線を回収するみたいなことをしても面白いのかなと思いました。当時は伏線張ってるつもりはなかったですけれど。笑。
Q.新譜の中でも一番好きな曲です 珍しいハイハットの使い方が印象に残っていますが、あれはヒップホップでいうトラップなどから影響を受けてのものですか?
(特に欧米の)多くの音楽がトラップミュージックの細かいハイハットフレーズを取り入れていますよね。僕もデモ音源の段階ではかなり影響を受けていました。
それをバンドなりに消化していった感じですね。
トラップミュージックがやりたかったわけではないので、潔の生のハイハットをサンプリングして、左側に聞こえるハイハットのループを作っています。でも、これはトラップ的な使い方ではないですよね。縮んだり伸びたりせずに、ミニマルなループになってる。
それに対して、左で潔が生で叩いているハイハットのほうがトラップ的なフレーズを採用しています。とはいえ、匂わす程度ですが。「ボーイズ&ガールズ」のハイハットも生ですけれど、トラップを経た考え方のフレーズが時々登場します。
トラップミュージックのハイハットワークは、このディケイドの欧米のポップ・ミュージックに大きな影響を与えたと思います。避けては通れないというか。70年代のパンクロックくらい大きなブームだと思います。発明品。
距離の測り方はそれぞれだと思うんですけれど、アジカンだとこれくらいかな、みたいなことをUCLAでは確かにやってますね。まあ、大したことではないです。
ちなみにNetflixの『RAPUTURE』という番組があるんですけれど、これのシーズン1の第5話、2Chainzの回でトラップのことが出てきます。トラップって何?ということについても理解が進むかなと思うので、おすすめです。
Q.曲名の由来を、レコーディング時にメンバーが着てたシャツから取った、と聞いたのですが本当でしょうか? もしも本当なら、そうじゃなかった場合に考えていた名前を教えて欲しいです もしも違うなら、本当の名付け理由等を教えて欲しいです。
本当です。
潔のセーターかスウェットにプリントされていた「UCLA」が曲の仮タイトルになって、そのまま曲のタイトルとして採用されました。
「そうじゃなかった場合」が考え付かないから、「UCLA」になったというところもあります。誰かがある日に着ていたセーターの文字くらいのほうが、この曲にはふさわしいのかなと。何か特別なタイトルをつけると、歌詞と相まってなんだか仰々しい感じになってしまうなと。
何につけ「意味」が求められることって、なんだか重いなって思うんです。意味がなかったらダメなのかな、と。そうしたある種の重さから逃れるためのタイトルでもありますね。なんでもなくないけれど、なんでもないことだよ、的な。
Q.アルバムをはじめて聴いた時から一番印象に残った曲です。 私は女ですが、自分の中の男っぽさを意識することが最近よくあるのです。後藤さんは女性パートの歌詞を書く時に自分の中にある女性らしさみたいなものを感じますか?別人格が立ち上がる感じですか?
男らしさとか、女らしさとか、幻想じゃないかなと最近は思います。
いろいろな性質が性別に依拠しているとは限らないですよね。ただ単に、その人の個性なんじゃないかなと思うことが増えました。ましてや、性別に関するアイデンディティーが多様であることがどんどん認知されている時代にあって、男らしさや女らしさという言葉は、ちょっと古びているように思います。
さらには、同性愛が犯罪である国もあることを考えると、性別にらしさを結びつけるのは、すごく政治的な言葉にも思えてきます。恐ろしいことです。
歌詞を書くときは、もっとパーソナルなところを想像しますね。大雑把な言葉や性質で区切らないで、登場人物のことを考えます。そして、そのパーソナルな部分を切り取る眼差しで、社会を捉えていたいなと思います。
詩はときどき、言葉とイメージをシンプルに結びつけることがあるんですけれど、場合によっては危険だと思うんですよね。そういう意味では、スローガンやキャッチコピーなんかとは別の、書くことで言葉とイメージを複雑にしてゆく役割を担いたいなと僕は思っています。
Q.ヒップホップを意識された「新世紀〜」のように、ビートルズの「Tomorrow〜」やベックの「Loser」のような音のアプローチを感じました。実際に、この曲もこれらの曲を意識して作られたのですか?また、アルバムの随所でブッチャーズのようなヨレヨレ感も感じましたが、そこら辺は意識しましたか?
ラップミュージックのことは、かれこれ10年は意識し続けています。やっぱり、表現方法として無視できないですよね。ポップ・ミュージックにおける大発明のひとつですから。
僕はメロディメイカーで、歌うことが大好きですけれど、ラップミュージックの持つ情報量とリズム、文体が持つ切実さみたいなものと渡り合っていかなければ生き残れないだろうなと随分前に思いました。肉薄しないと、やってゆけないだろうと。
でも、手法を丸ごと拝借するのは何かが違う。僕は僕の身体のなかで、ラップを咀嚼しないといけない。そんな風に思いました。
それで、僕は詩人になるのが一番いいなと思いました。ビート文学まで戻って、そこから始める。日本古来の歌垣でもいいかもしれない。そのうえでヒップホップを通過しないで、音楽上の言語表現として横に並ぶ。
そして、ラップと歌唱と朗読を行ったり来たりするような方法を見につけたいなと。そうすることで、別の文化から泥棒しないでラップ的な表現ができるようになるんじゃないかなと。日本語でラップをはじめたオリジネイターに対する尊敬が僕にはあって、彼らの苦悩の成果を横からかっさらうのではなくて、僕自身も苦悩して方法を見つけないといけないと思ったというか。
若い子たちは、かっさらえばいいんです。先人を真似して、ブラッシュアップして自分のものにしてしまえばいい。尊敬があれば遠慮なんていらないと思います。ちょっと上の先人たちを出し抜いて、追いやるぐらいがちょうどいい。
でも、僕はオリジネイターたちの少し後ろの同時代を生きてきました。日本語でラップをはじめるチャンスもあった。だからこそ、ちゃんと自分なりに咀嚼しないとみたいな気持ちが��るんだと思います。
この挑戦はこれからも続きますね。自分がラップするとき、常に立ち上がる後ろめたさと向き合いながら、それでも恥ずかしくない作品が作れたらなと思います。
「ブッチャーズのヨレヨレ感」は、90年代前半のロックの発明でもあるし、人力の音楽というのはもともとヨレているものなんです。それに正直だった時代の音楽ですよね。ポップ・ミュージックから「ヨレ」が追放されて久しい。そんな感じがします。
どこまでもコンピューターで修正できる時代ですけれど、アジカンのアジカンらしい演奏じゃないと、バンドでやってる意味ないよねと思います。そのうえで、フレッシュな音像を作りたい。でもこれ、難題です。
僕は人間らしくどこかがヨレている音楽が好きです。
ハードに打ち込んでも、その人のヨレみたいな何かが伝わることもあるので、これはタイミングやピッチだけの話じゃないんですが。人間味のあるテクノとか、その人にしか作れないEDMとか、存在するんですよね。そういうところが音楽の面白さかなと。
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きこ・ちび
祖母の四十九日でもらった十万石まんじゅうを、もう賞味期限は切れているのだが、ゆっくりひとつずつ食べている。餡が多くて甘いので、あまり何個も食べられない。賞味期限は3月13日と書いてあるからもう半月くらい経つけれども、まだしっとりとしているしうまい。餡が奥歯にしみるので、虫歯かもしれない。奥歯はぜんぶ虫歯をやっているはずなのだが、かぶせものが白いためよくわからなくなっている。舌でつつくとあまりつるつるしていないのが虫歯の治療跡なのだとは思う。真横に埋まったまま生えてこない親知らずがまだあるが、これは放っておいていいですとずいぶん前に歯医者に言われたきりそのままだ。
平成という元号が発表されたとき、わたしは祖母のうちにいた。母がいて祖母がいて祖父がいて伯父がいた。小渕さんが平成という紙を掲げたとき、なんだかまがぬけた感じだねえ、ヘーセーだって、と母や伯父がくちぐちに笑った。井上陽水の「お元気ですか?」というCMが自粛され、テレビには昭和天皇の容態をしらせるテロップがはりつき、小さい子どもだったからあまりよくおぼえていないけれども、なんとなくおおごとなんだなという空気はわたしにもわかった。 あたらしい元号が発表されたまさにそのとき、わたしはめちゃくちゃ腹が痛かった。おなかを抱えてうずくまり、歯を食いしばっていた記憶だ。テレビは食卓の、祖父の席の横にあり(祖父は酔っ払うといすをふたつ並べて横になり、時代劇を見た)、誰がどこに座るかはなんとなく決まっていた。わたしは隣の畳の部屋で脂汗をながしていた。みんなテレビを見ているのだからとがまんしていたのだが、やがて耐えられなくなり泣きわめいた。母たちは振り向き、みんな驚いて、大慌てで病院に運ばれた。べつにたいしたことはなく、食べすぎだか便秘だかそんなようなものだった。五歳だった。父の転勤で住まいは大阪にあったころだから、そのときはたまたま母と帰省していたのだろう。おごちそうをたくさん食べさせてもらったのか。祖母のうちにはもちつき機があって、ぐるぐるまわるのがおもしろかった。もち米を炊いてもちにする前のかたいごはんが好きだったので、もちの前にいつも一膳平らげた。つきたてのもちにはなにもつけずに食べるのが好きだったが、祖母がきなこや大根おろしをたくさん用意してくれたのでそれにしたがった。またそのころは祖父の工務店もまだやっていたころだったから、職人さんたちが幾人も出入りしており、わたしは熱燗のとっくりを運ぶなど祖母の手伝いをしていた。からくり人形みたいだと職人さんたちにかわいがられていた。さしみとかうどんとかお菓子とか、たらふく食べたと思う。 ともかく浣腸されておしまいだった。盲腸じゃなくてよかったと母が言った。妹は、生まれてしばらく脱臼をやっていて、やっとなにもつけずに歩き始めたころだったと思う。わたしが連れてこられたのは、妹が通院していたおおきな病院だった。浣腸というものをされたのはおぼえているかぎり初めてだった。すごく痛くて、尻の穴に固形のせっけんを入れられたのだと思った。おおきくてかたい、つめたいかたまりのように感じたから、せっけんだと思ったのか。だから、わたしはながらく浣腸のことをせっけんのかたちだと思い込んでいたのだが、のちに液体だと知りおどろいた。 その少しあと、祖父母は猫を飼い始め(ひとからもらった猫だったろうか)、祖父により「きこ」と名づけれられた。紀子さまにちなんでいたのだが、うやまっていたのだかそうでないのだかよくわからない。きこは三毛猫で、わりあいわたしたちと距離をとりたがる猫だった。伯父はきこをかまいたがり、ノミをよくとった。 それと前後するころに伯父は結婚し、わたしはおよめに来た伯母をなんとなく紀子さまと——3LDKのプリンセスだとか平成のシンデレラといわれた紀子さまと——ごっちゃにしていたところがあった。伯父と伯母の結婚式、わたしはブーケを渡す役をおおせつかったのだがあまりよくおぼえていない。神道のお式の、祝詞だとか榊だとかがなんとなくこわくて、途中で寝てしまった。そのあとドレス姿になったときほっとした。おぼえているのはそういうきれぎれの細部だ。絵本をよく読む子どもだったので(ましかくの、アニメの絵の童話絵本をいっさつずつ買い集めていた)、お姫さまやおよめさんというのはフリルがたくさんのドレスを着たすがたであると思っていた。ことし一月に亡くなった祖母の葬式で、出棺のさい、わたしは伯父に言われてかんおけに花束をのせる役をやり、「お花はいつもあっちゃんの仕事ね」と伯母が笑った。読経のさい、わたしはなにもこわくはなかったのだが、やはり寝てしまった。
和暦は、西暦と併記したり書類によっては和暦中心だったりと不便で厄介なので(金融機関はいまだ和暦で面倒だ)、なくてもいいんじゃないかなと思っている。まあ、あることはあってもいいかもしれないが、公的な書類では西暦にしちゃったほうがラクなんじゃないかと思っている。正直言って、このタイミングで廃止にしなかったことに驚いたし、元号にからめていろんなことが盛り上がっているのにもびっくりした。めでたいムードに面食らった。ずいぶんまえの歌だけど、GLAYが「平成の世を駆ける君よ」とか、Dragon Ashが「日出ずる国に僕ら生まれ育ち」「仲間たち親たちファンたちに今日も感謝」とか歌ったときもたいそうぎょっとしたし、当時音楽誌なんかでも「大丈夫か?」的に話題になった記憶がある。ポップカルチャーが「そういったもの」をわりあい軽いノリであつかうようすが、90年代後半くらいからちょこちょこ見られるけれども、正直いってあんまりのれない。いや面白がったこともないではないけれども、反省がある。いまだ椎名林檎が旭日旗のような旗を��らせる演出にはついてゆけないなあと思っている。 このあたりは話すと長くなるし、多分にわたしのアレルギー反応だとは思う。そうして、あんまりこういうくくりは好きじゃないけれども、世代のようなものもあるのだろう。ものごころついたときから平成生まれ平成生まれといじめられた世代は、そりゃあ、ある種のふしめのように感じるよな。「今年の新入社員はぜんいん平成生まれだって」とかつて目をまるくし、ため息をつき、にやにや笑っていたおねえさまは、「むかし半ドンの日、みんなでディズニーランドに行ったのよ」と思い出ばなしを語ってくれた。オープンしたばかりのディズニーランドだ。1983年。うちの車は赤色のシティーで、おしりにTOKYO DISNEYLAND GRAND OPENというステッカーを貼っていた。父か母が貼っ��ものだ。母の運転するシティーに乗って、千葉の家と埼玉の祖父母の家をよく往復した。シティーにはしばらく乗っていたが、大阪に引っ越してからやがてプレセアに乗り換えた。エンブレムをずらすとトランクの鍵穴があらわれ、テクマクマヤコンみたいで好きだった。車の尻穴はかくされていた。1990年のことだ。わたしは友だちの影響で大阪弁を話すようになり、伯父に「子どもの大阪弁はかわいくねえなあ」とかわいがられた。 猫のきこは長生きした。死んだからだは畑に埋められた。祖父母はすぐあとに茶トラのオスを飼い始め、こんどは誰にもちなまずに「ちび」と名づけられた。暴れん坊のちびはすぐ死んでしまい、けっきょくいちばん長生きしたのは祖母だった。くちをあけると銀歯がたくさんあったが、晩年は部分入れ歯になり、かえってきれいな白だった。

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きのう、なんのかんのぐずぐずしながらもしんちょーーのしんじんしょーーに応募し、ちょっとほっとした。公募は、おととしの暮れ太宰治賞に「人魚とオピネル」を出して3次落ちし、またやりたいなあと思いながらもぜんぜんやれずにいた。きょねんの太宰治賞にはまにあわず出せなかったのだけど、ちょっと前に通過者の発表があって、落選するより出せなかったほうがさみしいものなんだなあとしみじみ思った。そういうわけで、とても審査を通るようなものではないけれども(これは謙遜ではなくさすがにわかる、じぶんの文章なので)、ともかく出すだけ出せて、よかった。またなにか書いて出したいし、同人誌も作りたいです。ちょっと落ち着いたので、テキレボのレポを書こうかなとか、文フリになんかコピ本つくろうかなとか、すっきりした気持ちになっている。年度の始めとも改元ともかんけいなく、わたしはわたしの作品と生活により季節をあらためたいつもりでいるが、まあ、あんまりそうでもない、いろいろまざりあって生活していることには、うすうす気づいている。
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2022年11月25日
出世望まぬ公務員「勉強時間ない」「昇進よりも家庭」 自治体は苦悩:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASQB040W1Q6XULEI006.html
「マイナ保険証が義務化なら閉院するしか…」高齢医師の声も 日弁連の集会で医師団体が訴え - 弁護士ドットコム https://www.bengo4.com/c_18/n_15297/
汚され、壊され、暴言も…マナーが悪すぎてトイレ撤去 お寺の住職が苦渋の決断「数十年悩まされました」|まいどなニュース https://maidonanews.jp/article/14774987
「泣ける漫画ランキング」発表 3位『SLAM DUNK』、2位『鬼滅の刃』、1位は? - ITmedia ビジネスオンライン https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2211/22/news144.html
すき焼きに白菜を入れる?実は「入れない」が正解・・・?!【すき焼きの新しい定番】 | 株式会社メディアエクシード https://mediaexceed.co.jp/monitoring/1408/
朝から幸せな気分、早朝出勤の会社員と始発で通う清掃員の会話が話題 「日々感謝です」「心温まるツイート」|まいどなニュース https://maidonanews.jp/article/14771603
こんなの「猫神家」じゃん...! 華麗なジャンプの結果、飼い主のカバンにぶっ刺さるニャンコが激写される(全文表示)|Jタウンネット https://j-town.net/2022/11/23340964.html?p=all
河北麻友子、第1子妊娠を発表 夫とおそろいのデニム姿で「Mom&Dad」:中日スポーツ・東京中日スポーツ https://www.chunichi.co.jp/article/587571
子宮移植、慶応大が計画申請 承認されれば国内初の実施へ | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20221122/k00/00m/040/086000c
椎名林檎の5年ぶり全国ツアー2023「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」東京・大阪ほか10都市で - ファッションプレス https://www.fashion-press.net/news/96441
CREATURE CREATUREさん「『Death Is A Flower』(2017年)のサブスクリプションが解禁がされました。」 https://twitter.com/CREATURE_C/status/1595238550102241283
MORRIEさん「サブスクリプション解禁です。 『HARD CORE REVERIE』(2014年) 『光る曠野』(2019年)」https://twitter.com/nowherenobodygu/status/1595238497585364992
巧-𝚃𝙰𝙺𝚄𝙼𝙸-さん「【Recommend songs】 GROW 低脳パレード/silhouette https://t.co/v3JGDF5U3i ANOTHER CHRONICLE Glory https://t.co/bi61iwzANy」https://twitter.com/grow6tak/status/1576373266167390208
Bar ROSIERさん「明日から月曜までバースデーイベント開催致します。是非ROSIERに遊びに来てね~ https://t.co/uF5Qj1qIYL」https://twitter.com/BarROSIER/status/1595641687485059072
ヴィジュアル博士のる@監��オムニバスCD2種発売中さん「そもそも前略プロフって一般層もだけどバンギャル界隈というかヴィジュアル系界隈に浸透してたよね!?みんなやったことあるよね!?」https://twitter.com/vr_noru/status/1595662818015318017
【Phobia】 KISUIさん「Phobia/abyssの集い https://t.co/VDvIUMRQ7r」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1595619610128445440
Lottoさん「本日、梟 北参道GRAPES だいすけ君の誕生日パーティーです。 宜しくお願いします! https://t.co/ieFE8wGWou」https://twitter.com/Lotto_drums/status/1595676494642417664
十三月 紅夜さん「🌹🔔万物教会 おみやげ情報🔔🌹 公演パンフレット・・・1000円 枚数限定シングルCD・・・1500円 ステッカーセット・・・1500円 ガチャポン・・・1回500円 上演前後はおみやげ屋さんが開店します! ご参加の際は是非お立ち寄り下さい❣️ #万物教会 #百眼 https://t.co/gKSDWOEplz」https://twitter.com/jusangatsukouya/status/1595420805663723520
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ヨドバシカメラ 梅田店さん「【#ヨドバシ梅田 リリイベ情報🎤】 12/4(日)B2Fヨドバシホールにて、「#SUGIZO」様によるベストアルバム「THE COMPLETE SINGLE COLLECTION」発売記念🎉サイン会を開催‼️ 3F音楽映像・ソフト売場で対象商品ご購入の方に先着で整理番号付サイン会参加券をお渡しします💡 ご来店をお待ちしております✨ https://t.co/J8zTsZXgte」https://twitter.com/yodobashi_umed/status/1594969768192188416
金髪豚野郎K助(偽殿下)さん「明日は午前中からメタるからもう寝よう フライヤのデザインは終わらん 一生終わらんと思う (°_°)」https://twitter.com/goldenpigdrumer/status/1595431402778296320
源 依織さん「興奮冷めやまんので明日旅に出ます。」https://twitter.com/prin_guitarist/status/1595434070187847680
紅日毬子さん「因みに、リクガメさんのおべべをアンナに襤褸にしたのは僕です。 経年劣化加工なら任せろ。浪漫のある奴にしか成し得ないと自負してゐる。 背中にはウツスラ、アレの影が…?! #百眼 #万物教会 https://t.co/l1lXGsYLiV」https://twitter.com/akahimariko/status/1595437302989611008
紅日毬子さん「#百眼 #万物教会 二日目二公演、ありがたう存じました‼️ けふ、此の指輪を忘れてかなしかツた… ユリイカはひとが作ツたホムンクルスなので、賢者の石をイメエヂしてるンだよ。耳飾りもちいさな賢者の石がついてるの。ユリイカ本人は知らないンだけどね。 叉あした! https://t.co/iGI2X5fxvM」https://twitter.com/akahimariko/status/1595418466827149312
こもだまり|昭和精吾事務所さん「#仮面劇犬神 丁寧な感想ありがとうございます! 寺山さんと同じ12/10生で、代わりにケーキの蝋燭吹き消してもらった寺山修司誕生日公演もザムザ阿佐谷でしたね。 長く見てくださってるので気づいていなかったのですが、ジァン・ジァンの頃はまだ出会ってない(犬神見てない)んですね!」https://twitter.com/mari_air/status/1595444503976235009
航跡kou-seki(大概 梶原航)さん「生きている実感や生きた心地、存在の証明 。仮面劇犬神も舞台TRIANGLEも、偶然にも根底に流れている大きなテーマは近いものがある。 包み込む手のひら一つで、生きていること全てを肯定することが出来ると信じさせてくれる。そういうのは物語より現実の方が容易だったり。【雑記】」https://twitter.com/wataru_kaji/status/1593220256214188032
松本大さん「音楽監督 西邑卓哲さん なんで #万物教会 へ! 初 #百眼 ❗️ 他では観られないグイグイ来る #紅日鞠子 さん 楽しそう?な #こもだまり さん 存在感が圧倒的な #薔子 さん 西邑さんの姿をずっと探していたが ギターではなく まさかのドラムだったとは⁉️ #ザムザ阿佐谷 にて 是非❗️ https://t.co/te24rDIKsR」https://twitter.com/61k61z61k61z/status/1595218577665462272
シウ 【画集が発売されました!】さん「「万物教会」絶賛公演中です!おみやげも充実しております💕俳優さんのチェキ販売もあります!大盛況ですがまだチケットが間に合うので気になっている方は是非観にきてね!🧙 https://t.co/5A3Ntj0DPB」https://twitter.com/shiuriri/status/1595441097760710659
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「最終調整しております✌️✨ 2022.11.25 吉祥寺SHUFFLE UNCLOCK LOVER ONE MAN LIVE 『Time for a change』 ■会場:東京:吉祥寺SHUFFLE ■OPEN/START:18:00/19:00 ■Ticket Adv¥4000/Day¥4500 予約はこちら↓ https://t.co/XHoyQwGMyB ■配信Ticket¥2500 https://t.co/lKqyX93d3n https://t.co/0rec4WlYbD」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1595448884314398720
nao 首振りDollsさ��「英語がちゃんとわかってない私でもわかった。 血よりも濃い遺伝子を遺した類稀なる偉大なギタリスト、 世界中の子どもたちがきっと弾き継ぎます。 ご冥福をお祈りします。」https://twitter.com/kubihuri_nao/status/1595450344712318976
こもだまり|昭和精吾事務所さん「最優先事項は何か、どこまで追求するか、どう伝えるか、または諦めるか、など たくさんの選択をしながら生きていくんですね。 そしていま選択すべきは、 お風呂か睡眠か食事か洗濯かだ(ダジャレではない)。 バターしょうゆ味のポテチ買って帰ったら家のハッピーターンがバター醤油味だった😳」https://twitter.com/mari_air/status/1595451445444505603
Ivy darknessさん「もうすぐマクラカ壊死ライブだ 11/26ライブだ 猛烈準備しなくちゃなぁ 今月の最後は二万電圧に闇を感じに来ればいい 最近創造ばかりだから破壊もしなければ」https://twitter.com/IVY_DOPE_SHOW/status/1595452754423869441
こもだまり|昭和精吾事務所さん「爆音天使・ミカを演じる君崎友梨夏さん。衣裳も道具もすごく似合ってて、チェキ人気出そう…って思ってたらやはり大人気らしい!! 細い身体なのによく(声が)鳴ってる。喉が強いのかな? なぜかみんな「ミカ」って呼んでる。 #万物教会 #百眼」https://twitter.com/mari_air/status/1595454356333416449
こもだまり|昭和精吾事務所さん「つつつ、通販出し忘れてた…」https://twitter.com/mari_air/status/1595454592602763264
つきみのな@観劇雑多さん「本筋の外側にいる「魔女組」と「深海組」の交錯によって、物語が外側から埋められて行く(関係の暗示と道の提示)のが面白い構成だなと思ったし、内側が奴婢訓(よりは統制取れてるけど)的なごっこ遊びで成り立っているところに百眼感を覚えました。神は代替可能なんだなあとか思ったり。」https://twitter.com/nona_tsukimi/status/1595034328198938624
横山企画室さん「多分日に日にヘアスタイルは変わるのでしょう^^b https://t.co/UF0yhgQXoJ」https://twitter.com/yokodile01/status/1595456027222081544
横山企画室さん「https://t.co/OGjZvddCFU」https://twitter.com/yokodile01/status/1595456034998321159
シウ 【画集が発売されました!】さん「魔女が手下を教育する話が4周年ですね🧙♀️以前投稿した1話からまとめたものよかったら読んでください❤️ #pixiv https://t.co/UddmedkVaz https://t.co/f00hF6jOog」https://twitter.com/shiuriri/status/1584121856012865541
シウ 【画集が発売されました!】さん「魔女が手下を教育する話【短編集】 | シウ*単行本発売中 #pixiv https://t.co/Z4NkQBMN1D 魔女が手下を教育する話の短編をまとめました✨一気に読みやすいよー!」https://twitter.com/shiuriri/status/1153258476258205696
ラジオのアナ~ラジアナさん「今日のNACK ヴァージン #首振りDolls の ドラム #ナオ さんの紹介で #中尊寺まい さんにお越しいただきました✨ ありがとうございました‼️ #raji795 #nack5 #西田好孝 #ゆりこ 詳しい情報はこちらをチェック! https://t.co/C8MCsIkxbF」https://twitter.com/raji795/status/1595454586768457728
lucy+peter=esolagoto / 中村真悟さん「先程の地震でPC横の棚から単3電池が落下、PCに挿さっていたeLicenserに見事にヒットしcubaseが落ちた。 もう森へ帰ろう。 https://t.co/WczXdu2yRg」https://twitter.com/lucy_peter/status/1595477174781636608
長谷川すずなさん「12/22 下北沢rpm 川尻歩くん@jiri_jiri_b ホストリーダーの日に、なんとセッションホストとして参加させて頂きます…! 予約なし。演奏者、初心者も見学者も全員超超ウェルカムです💁♀️ ぜひふらっと遊びに来てください! https://t.co/pFtP29NiZz」https://twitter.com/hsgwszn/status/1595397621484589056
十三月 紅夜さん「2日目終宴✨❣️ ご参加ありがとうございました! アンコールもありがたきおん🌹 明日は19時に万物教会の扉が開きます。 君の為のレゾンデートル創世記、見届けに来て! 『万物教会』 11月22日〜28日 於・ザムザ阿佐谷 https://t.co/F8Wzwt9K3i 🔔ご予約 https://t.co/KH0P68N4NY #万物教会 #百眼 https://t.co/4Abz3mYCZx」https://twitter.com/jusangatsukouya/status/1595411254662799362
【貴族】Shinpei Mörishigeさん「ケビンちゃんの2014年くらいのサムライ時代の衣装を彷彿とさせる・・・。 私も万物教会に行きます💒」https://twitter.com/KIZOKU_0927/status/1595484767499476992
mikeintokyorogersさん「The World Famous Mike Rogers Show! Love FM 76.1 NOW ON AIR! Palastleben - Neon Escape #mrskor https://t.co/bO6VrnLKy8」https://twitter.com/mikeintokyo2004/status/1595429714482659328
Yoshikiさん「少しでも協力できれば #YOSHIKI IOMによると、#ウクライナ で自宅を追われるなどした人は直近で650万人に上り、さらに帰還してきた590万人が緊急の #人道支援 を必要としている。冬場を迎え、支援の必要性が増しているとしてIOMは協力を訴えている@IOMJapan @UNmigration https://t.co/0I5XNujHNW」https://twitter.com/YoshikiOfficial/status/1595518523807129600
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「【ヴィジュアル系今日は何の日】 LUNACYが目黒ライブステーションでのワンマンライブよりLUNA SEAに改名した日。 (1990.11.24) https://t.co/DICMq3bJ1u」https://twitter.com/vr_noru/status/1595537930403352577
ryoさん「@yokodile01 @karyu_official 新曲もコツコツと🤘」https://twitter.com/ryo_dalli/status/1595539679629438976
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「lynch.の武道館も観てないし日本が勝つ瞬間も生で見てないし、なんだか自分が非国民な気がしてきたゾ」https://twitter.com/vr_noru/status/1595550086159036416
Ryuichi Kawamuraさん「https://t.co/BScbiLypVE」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1595551720809336835
Ryuichi Kawamuraさん「https://t.co/sNGr5yv6Rm」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1595560541640359936
MIYAVIさん「You checkin #MIYAVIVERSE ?Any fav track? みんな、ゲワイってる?お気に入りはどれ?💿」https://twitter.com/MIYAVI_OFFICIAL/status/1595579190409326593
びじゅなびさん「【H.U.G】 Angelo、ex.D’ESPAIRS RAYのKaryuセッションバンド「H.U.G」、YouTubeチャンネルを開設! 記事はこちら▶️https://t.co/N8qIPWEq30 H.U.G YouTubeチャンネル https://t.co/1mFEylawXV https://t.co/M519juhXmC」https://twitter.com/visunavi/status/1595250894882635776
DI:GA ONLINE編集部さん「Angelo、ex.D’ESPAIRS RAYのKaryuセッションバンド「H.U.G」YouTubeチャンネル開設! #Karyu https://t.co/PMTs3A3EXY」https://twitter.com/diga_online/status/1594990244084199424
静かの海_official 7月1日 GRAND OPENさん「いよいよ明日、aieさんと春さんによる 「名古屋の春、ゴッドソロ」開催! 11月25日(金) OPEN 18:30 / START 19:00 内容:アコースティックライブ 前売りチケットの販売は、本日23:59 までです。お見逃しなく☆ [イベント詳細] https://t.co/OSOADHZZW1 #aie #春 #アコースティックライブ #静かの海 https://t.co/0qcLaBVEVs」https://twitter.com/shizuka_n_osu/status/1595583729044697088
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. おはようございます! スタッフまこです🐰 スコーンフェス最終日🍁 秋らしい食材をふんだんに使用しました。 昨日は売り切れの商品も出てきました! いちじくジャムと柿ジャムはいい勝負ですね、、、 昨日はいちじくが先に売り切れました🥹 ���日は焚火カフェ最終日でした。 今回たくさんのお客様にご来店いただき、 ありがとうございました☺️ 寒い日に温まる焚火を見て癒されましたでしょうか? またこの様な機会がありましたら よろしくお願いいたしますあき😌🌿 お写真は撮っていただいて大丈夫ですが、 他のお客様のご迷惑にならないようにお願いいたしますね😌 資源の削減の為にマイバッグのご持参のご協力を お願い致します!! 店内の広さの割に駐車場が6台ほどしかないので お車は乗り合わせでお願い致します🙇♀️ ※焼き菓子のご予約は当日受け取りのみと させていただいております。 数が多い場合はご相談ください。 morning 8:00-10:00 lunch 11:00-14:00 cafe 8:00-18:00 ※新型コロナウイルス感染予防の為 下記のご協力お願い致します。 . ●店内利用は1テーブル4名様までとさせていただきます。 ●入店時はマスクの着用をお願いします。 (※店内でお食事以外にはマスクの着用) ●入口に手指の消毒と検温のご協力をお願いします ●ソーシャルディスタンスの確保 ●感染症対策のためお席の滞在時間は2時間以内でお願いします ●少しでも体調の優れない場合はご来店をお控えください . 本日のline up🍃 ●muffin ・抹茶オレオ ・チョコオレオ ・れもんとアールグレイ ・チョコチップバナナ ●焼き菓子 ・ビスコッティ ・スノーボールクッキー ・スコーン全粒粉とプレーン2個で1セット ・フィナンシェ ・バナナケーキ ・エスプレッソとチョコ ●スコーン ・自家製いちじくジャムとクリームチーズサンド ・自家製柿ジャムとクリームチーズサンド ・珈琲とチョコ ・抹茶ホワイトチョコ ・ほうじ茶と栗の渋皮煮 ・岩塩ダブルショコラ ・林檎とアールグレイ ・五郎島金時のスイートポテト ・スイートパンプキン ・ラムレーズンとくるみ ・シナモンロール ●ケーキ🍰 ・かぼちゃのスパイスベイクドチーズケーキ ・テリーヌショコラ ・ラフランスのタルト ・スイートポテトタルト ●パニーニ ・エビとブロッコリーのクリームソースパニーニ ・スモークチキンバジルライムパニーニ ・プルコギチーズパニーニ ・三種のビーンズ挽肉サルサソースパニーニ ・スモークベーコンとしめじ醤油バターパニーニ ・ハムチーズサンド ●コーヒー豆☕️ ・オールプレスブレンドのフィルターとホール ・シングルオリジンニカラグア ・ドリップコーヒドリップバック ご来店の際はお気をつけてお越しください🕊 お待ちしております!! #pit21cafe#ピット21カフェ #バイカーズカフェ#バイク #ライダースカフェ #バイク好きの人と繋がりたい #allpressespresso#coffee #cake#cafe#パニーニ#ランチ #コーヒー#エスプレッソ #マフィン#焼き菓子 #金沢ランチ#金沢カフェ #金沢モーニング #スコーンフェス #いちじくジャムサンド #柿ジャムスコーン (Pit21-Cafe) https://www.instagram.com/p/CkUNMAwvCAO/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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☆ランチ☆ 喫茶つるがた さん @cafe_turugata フォローされたので興味を持ち 近くて面白そうなので 伺ってみた レトロ感満載の店内は 見ていて飽きない 作家さんスペースもあって 作品を展示販売させてもらえる かなり先まで予約でいっぱいとか レコード盤も飾ってあったり 紅茶の茶葉がいっぱい並んでたりと ゆっくり座って眺めるより 立って近づいて見る方が 楽しくて正解な気がする お昼時に伺ったので ナポリタンにしたけど 12時12分までの 限定11食モーニングもイける時間だったかな? 何種類があるモーニング その中の1つ ホットドッグを熱犬って表現 そんな名前のお店があったなって 思わずニヤけてしまった ナポリタンはサラダ付き なんだかデザートでも載ってそうな器で サラダはやってきた ゆで卵があると嬉しくなる卵好き やってきたナポリタン モッチり太麺 食べ進めるうちに お腹の中で膨らんでいくヤツでした そして食後の紅茶は 日替わりミステリー茶 飲むまで紅茶の種類は内緒っていう ちょっとミステリアスな遊び心あり ティポットから注がれた紅茶は ふんわり香りが立ち上がりカップに広がる 甘いフルーティな香り 飲んでも優しい甘さの フレーバーティー アプリコットのような 濃厚なフルーツの香りで 林檎のような少し爽やかさを感じる どちらも違ってて正解は桃 アプリコットと林檎の中間は桃なのかも カップに注いだあとのポットは 冷えないように 帽子を被って保温 居たせり尽くせりだわ 喫茶つるがた @cafe_turugata 倉敷市鶴形1-2-15 鶴形ビル1階 086-427-6506 9:30~17:30 定休���:月曜日 駐車場🅿️なし #岡山ランチ #倉敷ランチ #岡山カフェ #倉敷カフェ #レトロ喫茶 #喫茶つるがた #ナポリタン #フレーバーティー #紅茶 #桃 #おかやまグルメ #おかやまハレ旅 #おかやまナツ旅 #find_new_okayama #sumasumatai_love #日本を元気にしたい · · · 岡山えーな @okayamaeena のチラシが置かれてました そしてしっかり頂きました 9月2日~9月4日までらしく 倉敷天満屋4階特設会場にてあるので タイミングが合う方は是非 ⤴︎ ⤴︎⤴︎ POST間に合ったな笑笑 (喫茶つるがた) https://www.instagram.com/p/Ch_1Ii5O9zH/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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我々とは何か

「我々は何処から来たのか 我々とは何者か 我々は何処へ行くのか」(P.ゴーギャン 1897)
ゴーギャンの晩年における畢生の大作であるこの絵と、有名な絵の題名の言葉は、深く私たちの心に突き刺さる。題名のこの言葉が、回答の宣言の文型ではなく疑問の文型であることは象徴的だ。この根元的な問いは、わからないままに私たちの中にはつねにあるような気がする。この南洋の森の中のような薄暗い絵は、そのことに関するゴーギャンの無言の回答、ということなのだろうか。
「我々は何処から来たのか 我々とは何者か 我々は何処へ行くのか」
我々とは何者か
しかし、「我々とは何者か」と問うときの「我々」とは何を指しているのだろうか。この絵をしばし離れて考えてみたい。
禅問答のように聞こえるかもしれないが、「我々とは何者か」と問うときに、問う者と応える者の間で最低限「『我々』という観念」は共有されていなければならない。そうでなければ、それは何か?と問うこともできない。 私たちがそれぞれ「私である」と思っているものは、実は「私の意識」のことではないか。「あれをした」とか「これをした」といった行為や経験の主体は、私そのものというより、その経験をしたことを覚えていて、考えを巡らし、ときに振り返る「私の意識」である。そして「私の意識」が、経験したことをあれこれと意義づける。
「我思うゆえに我あり」とデカルトは言ったが、このときの「思う我」とはまさに「私の意識」のことである。つまり、「私の意識」=〈意識〉とは、私たち自身である、と言ってもよいと思える。
しかし、大きくとらえれば「私」なのだが、「私の意識」と呼べない部分も、私の中には実はある。身体性の問題がその一つである。「私の身体」は、ほとんど「私の意識」の外にあるといえないだろうか。 痛みでもないかぎり、私は、私の「臓器」の存在をほとんど意識することができない。まして臓器の動きをコントロールすることなどできない。これらは、意識的にコントロールできないという意味の「不随意筋」によって動いている。意のままに動かせる「随意筋」で動いている手足や指は、たしかに意識的に動かすことはできる。しかし、スポーツや楽器演奏などの高度で繊細な筋肉のコントロールを、意識がおこなってはいるとは言いがたい。むしろ意識は、往々にしてスムーズな動きの邪魔をする。そういった筋肉の繊細な使い方を上達させるために、アスリートや音楽家は、意識を消し去ることを長い時間をかけて訓練をする。また訓練を越えて上手な人は、普通の人はどんなに意識的に頑張っても及ばない「天才」と呼ばれる。 特別に高度なことでなくても、普通の人が自転車に乗ることもやはり意識的にやっているわけではない。どう自転車でバランスを取っているか、言葉を使って意識的に説明することはむずかしい。あるいは表情筋を意識的に動かして、表情を作ることはできなくないが、顔の表情の多くは無意識に現れてしまうものである。
■〈私〉と〈自分〉 トール・ノーレットランダージュは、「私の意識」を〈私〉、その〈私〉も含む全体としての自分を〈自分〉と呼んだ(または、self1とself2と呼んでいる)。〈私〉は〈自分〉の一部である。
人間は、視覚や聴覚、触覚などを通して、絶えず外界から情報を取り込んでいる。その情報量を計算すると1000万ビット/秒ほどになるという。一方人間があれこれ考えごとをするとき、つまり意識の中でどれくらいの情報量を処理しているかというと10ビット/秒程度であるという。ということは〈自分〉として取り込んでいる情報の100万分の1ほどしか、〈私〉は使っていないということになる。逆にいうと、私であるところの〈私〉が知らされていない100万倍の情報を〈自分〉は受け取っているのに、それを〈私〉は教えてもらえない。しかし〈私〉は、渡された毎秒10ビットの情報を、〈私〉が経験した、すべての、「生な」情報、と思い込んでいる。(→「会話の木」)
〈自分〉は、その多量な情報をいったいどうしてしまうのだろうか。 〈自分〉は多量な情報から、〈私〉=私の意識が扱えるように、ごく少量の情報へ、気づかれないように裏でこっそりダウンコンバートしている。その処理の過程で落とされた情報のうち、いくらかが無意識の底に沈み、多くの情報は完全に捨て去られる。無意識の底にサブリミナル情報としてとらえる作用は「閾下知覚」と呼ばれている。
コンピュータ的に言えば、〈私〉というアプリケーションは、OSからマウスや画面タッチの情報をイベントとして受け取って動いている。しかし実際には、OSのさらに下にあるBIOSがハードウェアからの電気信号パターンを常時監視/処理してマウスの位置やクリック、何本かの指でのピンチ操作という、仮想の意味を創作して上へ返している。そういった状況に似ている。
ジュリアン・ジェインズは〈意識〉に関しての卓越したこんな比喩を語っている。 〈意識〉は懐中電灯のようなものである。暗闇に置かれた懐中電灯に部屋の様子を報告させたら、部屋は明るくて何でも日中のように見えていることになるだろう。懐中電灯が見ようとするものには、常に光が当たっているから。 〈意識〉に心の中を報告させれば、すべてが自明のことのように映るだろう。しかし実際には意識が差し向けられていない心の物陰で、多くの心の事態は動いている。 「だるまさんがころんだ」(「ぼんさんが屁をこいた」)のようでもある。
つまりわれわれは〈意識〉に閉じ込められている、とも言えるのではないかとわたしは思う。
これまでのこと���まとめると、私が私自身と考えている〈私〉とは、私の意識であり、マクロに見ると高度な楽器演奏もできないし、自転車に乗ることすらもできないほどたよりない。またミクロに見ても、〈自分〉というハードウェアが経験から得られる生な情報のうちの、ほんの少しの調理済みの情報だけを、もらっているに過ぎない。でも、やっぱり〈私〉こそが私のすべてだと思って生きている。
もちろん、こういった〈意識〉によって、人間は他の動物とは決定的にちがう文化、文明、芸術、科学、宗教などを生み出して、はるかな髙みに立つことができたわけであるが。
〈意識〉の起源
ジェインズは、この〈意識〉の起源と本質のありようについて、大胆な仮説を提示する。ここではジェインズにそって〈意識〉がどうやって生まれたのかを追ってみよう。
ジェインズによれば、人間が他の動物とはまったく異なる精神生活を始めたきっかけは「言葉(話し言葉)」にあったという。 言葉は、呼び声からはじまり次に修飾詞そして命令、最後に名詞の順にできていった。言葉のもっとも重要なエンジンは「比喩」の機能である。何のようか、という視点である。それによって語彙はじょじょに増えていった。
■〈二分心〉の時代 たがいにある程度の意思疎通のできるまで言葉を獲得した頃、人の精神生活/心の在り様はどんなものだったのだろうか。ジェインズはその時代を〈二分心〉の時代と名付けている。 その時代の人々の心(脳)は、二つの役割に大きく分かれていたという。一つは発起する心であり、自分の行為や行動を想起し、自分自身に命令をくだす心である。もう一つは、第一の心の命を受けて、それを忠実に実行しようとする心である。この第二の心は冷静で、客観的/論理的/合理的な判断をくだすことができる。それに対して第一の心は、情動的ないし欲望的な存在である。これらの二つは具体的には、右脳(脳の右半球)と左脳(左半球)に対応している。
〈二分心〉"Bicameral mind" の直接の意味は、「二つの部屋(箱)の心」である。また「二院制の心」という意味でもある。二院制(上院/下院ないし衆議院/参議院)は、二段階の手続きで人がなすべきことを決めて実行していく体制、といった意味合いであろう。しかし役割から考えると、二院制よりも立法と行政という二権による運営に近いように自分には思える。
右脳は、一種の「神」として、「人」である左脳に君臨していた。この命令する声=内なる神は、いわゆる現代の宗教における神とは違うが、働きとしてはほぼ同じである。絶対的に正しく、疑うことなく人が実行すべきことを人に示すものである。左脳は、疑うことなくただこれに従った。
■内なる神の声 その頃の人たちは、群れによる狩猟採取の生活をしていたと考えられている。群れの中にはリーダーとして、ほかの者に命令をする者もいただろう。このリーダーの声も、多くの群れの中の者たちは、同じように従うべきものとして聴いたことだろう。そしておそらく自分の内なる声よりは、リーダーの声に従ったのだろうと思う。そうしなければ、群れが存続していくことがむずかしくなってしまう。どうしても従えない者は、群れを出て行くしかない。 現代の感覚から言えば、群れの中の人たちは何に従うべきか、葛藤が生じたのではないかと想像される。しかし実際にはそうではなかった。なぜならば、人にはまだ「葛藤」するための〈意識〉が芽生えていなかったのだ。人はまだ、ほかの動物たちと同じように、素直な存在だった。何かを疑うことはまだ学んでいなかった。 たとえば人から見ると狡猾そうに見える、ハイエナなどの動物はたしかにいる。しかし実際のところは、ほかの動物に比べて少しだけ頭の回転の早い動物が、うまく立ち振る舞っているにすぎない。
ジェインズによれば、この〈二分心〉の時代は、言葉を獲得した数万年前からほんの3000年ほど前まで続いていたという。その間ずっと、人はこの〈二分心〉という形で精神的な生を送っていた。 これはにわかには信じがたいことであるが、さまざまな事例でジェインズはこれを裏付けていく。
私たちホモ・サピエンスは、今から1万年ほど前に狩猟採取の生活から農耕生活に移ったとされる。最古の文明であるメソポタミアは、8000年〜6000年前、つまり3000年前の2倍ほどさかのぼった頃のことである。その他のいくつかの古代文明も、3000年前ころには成立していた。 つまり都市ができ、文明が成立するころ、人はまだ〈意識〉もなく暮らしていたということになる。〈意識〉もなく、文明といった多くの人が参加するような社会が本当に運営できるのだろうか。また文明の中には、多くの複雑な制度や道具、発明品などの人工物があった。そういったものを自覚的な〈意識〉抜きで、作り出せるものなのだろうか。その理由もさまざまに述べられている。
では〈二分心〉の時代は、どうやって次の時代へ移行していったのだろうか。そして移行した先の時代とはどういう時代だったのか。
■〈意識〉の時代 文明の中でなした多くの発明品の中に、「文字」というものがあった。文字は交易のための覚書から始まった。誰それにどれほどの貸しがあるかを、両者が目に見える物理的な印として残すことは有効であったにちがいない。そしてその有用性は、さまざまなものの「記録」に波及していった。そしてその時その時のできごとを客観的に記録することもできるようになった。またその「記録」によって過去のできごとをありありと思い出すことができた。 この言葉による「記録」という「過去の記憶」は、人が明日とるべき行動の指針ともなった。それにしたがえば、ときに右脳やリーダーの声以上に、まちがいがなかった。さらにその指針は自分一人のための覚え書きとしてだけでなく、多くの人に世代を超えて伝わっていく有効なものとなっていったはずである。言葉は、過去の記憶を記録にとどめだけでなく、未来を想像し計画することを可能にした。
こうして過去と未来を、つまり「時間」を今までにない新たなかたちで人は手に入れ直した。私という意識にとって、時間はキーとなる観念である。過去にこうあって、未来にこうなるものとして、はじめて「私のアイデンティティ」という物語りが立ち上がる。 また時間によって、反省や悔恨、夢や希望といった感情を育んでいったことだろう。その過程で思いやりや嫉妬も学んだ。
ジェインズによれば、情動(affect)は動物も持ちうるもので、恐怖、恥、交尾、怒り、興奮、親和などがその代表である。これらはやがて、不安、罪悪感、セックス、憎しみ、喜び、愛へ変化していった。そして感情(emotion)とは、過去や未来の情動に対する意識(awareness)であるという。ということはつまり、人間がとても大切にしている「感情」すら、意識によってもたらされたものであって、〈二分心〉の時代には「感情」はなかったということになる。
〈意識〉によって、人は合理的な思考や哲学的な思考を深めていくとともに、たくさんの知識や知恵を手にしていった。ギリシャ時代の多くの哲人や思考家は、それをもっとも象徴するものである。今あるほとんどの学問の原点はギリシャにある。 しかしその一方、人々は同時に大いなるものを失ってもいった。右脳から発せられる内なる神の声である。お役御免となった内なる神の声は、ときとともに途切れ途切れになり、ついには神々は沈黙した。神を失った人々が、新たな、自らの統治者として選んだものこそが〈意識〉であった。
これが〈意識〉の起源である。 〈二分心〉時代の次なるこの時代を〈意識〉の時代と呼ぶことができるだろう。そして〈意識〉の時代は、たった今も続いている。
〈二分心〉の時代の人々の精神的な暮らしぶりとは、どんなものであったのか。その頃の人は蒙昧といえばたしかに蒙昧だったのかもしれない。しかしそれは今の私たちから見た相対的なものであって、むしろ後悔もなく、憂いもない、幸せな時代であったような気もする。そういった想像は、野生の動物たちが幸せかと問うのに似ている。 しかし一方、現在も進行中の〈意識〉の時代は、〈二分心〉の時代とくらべて、はたしてどれほど幸せな時代といえるだろうか。
■〈二分心〉という発想 ところでジェインズは、どうやって〈二分心〉という想を得たのだろう。 ジェインズは、人類最古の著作「イーリアス」を詳細に紐解いた。そしてこの長編の神々を語る叙事詩の中に、意識や心が語られていないことを発見した。一見して意識や精神活動を表すような単語も詩中に見えるが、その言葉の使われ方を吟味すると、まだ精神性を表すような意味では使われていないという。たとえば「プシケー」という「魂」や「心」を洗わす言葉は、その言葉の原義である「血」や「息」という意味でしか使われていない。 日本の能楽師である安田登氏も、漢字において同様の指摘をしている。孔子による「論語」の中には「心」という漢字ばかりでなく、心を表す「忄」(りっしんべん)のつく漢字も出現しないという。まだそれらの漢字は作られていなかった。文字がないということは、その観念が人々の中に根づいていなかったことを意味している。だからこそ孔子は、生まれようとしている「心」の正しい用い方を説いたのだという。
これら書物による〈二分心〉の考察は、一つの検証でしかない。他にも古代の墓や偶像などから、帰納統合(→コンシリエンス)的に〈二分心〉が導かれている。
〈二分心〉の残照
〈二分心〉の時代から〈意識〉の時代への移行は、世界中で起きた。��る地域では比較的早く、ある地域ではかなり遅く。近い地域どうしでは、移行が伝播もしていった。そしてもちろんどの移行も一瞬にして起こったわけではない。
■預言と宗教 神々の声がじょじょに聞こえなくなっていったとき、困った人たちは預言者らを頼った。託宣者、預言者や巫女、あるいは口寄せの術を使う者は、神の声が小さくなっていった時代にあって、神の声を“まだ”聴くことのできる少数の人たちだった、と考えられる。人々は必死の思いで、これらの人に頼ったにちがいない。 また、消えゆく神の声をなんとか留めようと言葉にまとめたものは宗教の聖典となった。大まかではあるが、宗教もそんなふうにはじまっていったと考えることができる。
ところで旧約聖書に、イブが悪魔の化身のヘビから知恵の林檎を食べさせられて、以後知恵とともに羞恥心などを覚えて楽園から追放された、というくだりがある。これは「知恵の林檎」を「意識」に置き換えると、これまで書いてきたことに深く符合するのは非常に興味深い。
■詩、音楽、芸術 「イーリアス」がそうであるように、初期の書物の多くは詩という形式で書かれている。 詩とは韻律を持つ文である。おそらく内容は文に書かれる前に、口頭で伝承してきたと考えられる。口で覚えて伝えるためには韻律をもっていた方が有利であるし、韻律(音楽)を司る右脳は、元々神の居座であった。 詩、音楽、そしてほとんどの芸術は、失ってしまった内に生きていた神を指向していると考えられる。
■統合失調症、憑依 また、統合失調症や憑依、催眠といった心理学的な現象についても、〈二分心〉の名残りという観点から説明が可能であるとしている。
■科学、真実 ジェインズのさまざまな論考は、基本的には「科学」をベースに置いたものである。しかしついに、その科学についてさえ、ジェインズは〈二分心〉の崩壊に対する反応のひとつと読み解いてみせる。 人の活動のほとんどは「内なる神」の確実性を追い求めることであった。宗教は「内なる神」から、造物主やすべてを統べる存在としての「神」を、直接求める活動であった。科学の出発点は、「神」を求める過程で分離したプロテスタントが帯びた合理主義的側面の先にあった。そうして科学革命がはじまり、今にいたっている。(もちろんこれはキリスト教史的な見方で、それですべてとはいえないが、大筋は納得できる。)
本書の最後一文は、以下のように結ばれている。 「真実という概念そのものが、文化に与えられた指針であり、大昔の確実性に対して誰もが抱く根深いノスタルジアの一部なのだ。(真実を)世界中を巡って探し求めることができるという考えそのものが、失われた神々を求めてきた直接の結果だ。」
あわいの時代
前述の安田氏は、〈二分心〉から〈意識〉の時代へ移ろう中間の時を「→あわいの時代」と呼んだ。そして〈あわいの時代〉で起きたことを、身を以て演じることによって読み解こうとしている。
さらに、ジェインズや安田氏はこんな予感を綴っている。それは現代という時代は〈意識〉の時代からさらにその次の時代へいたる第二の〈あわい時代〉ではないか、と。 〈意識〉の次の時代がどのようなものかは、まだ誰にも描けていない。それはすぐにでもやってくるものなのか、それともこの100年世紀あるいは1000年世紀をかけて起こることなのだろうか。
■次なる時代 〈二分心〉が、左脳と右脳のプリミティブな協調の時代で、〈意識〉の時代が左脳優位の合理を指向した時代であったとすると、次の時代の在り様は以下のような3つが考えられるだろうか。
右脳の時代。感覚や感性の時代。
右脳と左脳の、新たな関係性がもたらす時代。
左脳でも右脳でもない、第三の何か新しいものの優位となる時代。
3.は、まさに想像を超えたものであり何とも言いようがないが、1.または2.であるとすると、いずれにしても、しばらく力を発揮できなかった右脳の進展に関するものとなる。さて、どうなのだろうか。
■自律した言葉 「話し言葉」によって〈二分心〉の時代が開かれ、「書き言葉」によって〈意識〉の時代が開かれたのだとしたら、次の時代がどういうものであるにせよ、それはコンピュータとネットワークという技術(ICT)によって開かれるものであることは、まちがいのないように感じる。旅の行き先はわからないが、出発のきっかけはおそらくそこにある。
歯車やスチームエンジンの延長にあるコンピュータという「機械」によって人間が変えられてしまう、というイメージに違和感を抱くのなら、こう言いかえてもよい。「言葉の自律」が次の時代が開くと。
左脳が生み出したおそらく最大の発明品であるICTのベースは、数学理論に裏付けられたものである。ベースがそうであるにせよ、ICTが結果として実現したものとは、言葉それ自体が生命をもって生きていけるダイナミックな仕掛けとしてのメディアだったのではかいか。 文学的な「生きた言葉」という言い方があるが、まさにICTによって、言葉は舞台上の俳優のように「生きた」ものとなり、自らの役割を自律的に演じることができる。
ICTによって言葉を制御するものは、歯車やエンジンではなく、プログラミングという言語である。つまり言語を生かすための仕組みもやはり言語であったということである。言語はもともとそのような再帰的な自律性を秘めていたということなのだろう。
「話し言葉」とは、実体としてみれば空気の震えでしかない。「書き言葉」も、粘土や紙に印されたシミでしかない。ICTが実現しようとすることは、そのシミに生命を与えて動き出させることである。 雪舟は室町時代の伝説的な水墨画家であるが、少年雪舟が自らの涙で床に描いた鼠は、あまりにリアルでついには動き出したという。そんなイメージがする。
こうしてふり返ると、我々という人=ホモ・サピエンスは、「言葉」を生み出した動物というより、「言葉」によって形作られてきた動物である、といえるのかもしれない。
■ひずみ いつでも人は、自分のいるその時その時を、特別な時代と感じるものなのかもしれない。しかし、それでもやはり、この20世紀の終わりから21世紀はじめという時代は、さまざまなひずみをはらんだ時代、あるいはひずみが露わになった時代のように感じる。
よく言われるように、技術(左脳の作り出したもの)そのものが悪いわけではないとわたしも思う。しかし、それを誤って使う人が悪いのだ、という言説にはわたしは賛同できない。たんに人が、この技術の進展の早さについて来られなかったためのひずみであったのだとわたしは思う。
原子力という安全に制御するにはあまりに大きすぎる力、戦争と原水爆弾による危機、つもりに積もった世界規模の人工の自然破壊、ICTという有効な道具があるというのに起きている意思疎通に関する不具合、AIのシンギュラリティは我々を天国に導くのかそれとも地獄へ導くのか。どの技術についても、自らの左脳が生んだ道具の有能さに、我々自身が追いつけていないうようだ。
このような世界で起きているさまざまなひずみを見ていると、どれも〈意識〉の限界を示唆しているような気が強くするのである。
これが〈意識〉の時代の終焉を示すものであるなら、次に起きることはこれを解消するものでなければならないだろう。そう考えると少しは希望もわいてくるのであるが。
■ふたたびゴーギャン さて、ふたたびゴーギャンの問いにもどろう。 わたしがこれまで述べてきたことは、「我々とは何か」というものであり、「どこから来たのか」であり、そして「どこへ行くのか」であった。わたしがというより、ゴーギャンやジェインズ、安田登、そしてノーレットランダージュという人たちが表したことであり、わたしもそれに共振したにすぎない。でもかれらの指摘は、どれもわたしがこれまでほとんど聴いたこともなかった重要な問いかけであり、読み解きの物語りであった。そしてそれはわたしを夢見させた。結局はまだ解けない謎でもあるけれども。
デザインと〈意識〉
デザイナーとしてのわたしは、ここまで事情があきらかになれば、何か先も見えるのではないかと無謀に夢想した。誰もわからないのだから、大いにこの問いを楽しみたいと思った。たとえ〈私〉には、100万分の1しか事実���知らされていないのだとしても。
あまりに大きな話なので、デザインとこれまで述べてきた〈意識〉がどういう関係にあるのか、自分でもなかなかうまくまとめられない。しかしデザインは、新米とはいえ芸術や科学を親に持つ営みであるのだから、〈意識〉とまったく関係がないとはいえない。いや大いに関係があるはずである。 しかし寡聞にして、デザインと〈意識〉が、このように結びつけて語られるのを聴かない。
わたしはデザインをスタイリングの問題とは思わない。しかしまた、認知に関わる、わかりやすさや使いやすさの問題とも考えない。この二つの側面はたがいに対立するものではないし、どちらも等しく重要なものである。むしろデザインは、それらを大きく包み、それらの向こうにあるものだと思う。
それは「認識」の問題と捉えるべきなのかもしれない。 デザインとは、広い意味での道具(道具、メディア、制度)を、人がどのように認識するものとして作るのか、を問題意識とする行為ではないのか。 認識という作用それ自体は、意識下〈私〉のものであるが、それが対象としているのは、無意識や身体性を含む全体としての〈自分〉である。 認識の問題は、コインの裏表として表現と現象の問題と響きあっている。
デザインのことを考えていく中で、〈意識〉の問題に行き当たったのであるけれど、なんだかどうも、デザインの「��」をぶち抜いてしまったような気もしている。この上自分は、デザインの上に立っていられるのだろうか。
(180221)
「ユーザーイリュージョン」 ー 意識という幻想(トール・ノーレットランダージュ) 「神々の沈黙」ー 意識の誕生と文明の興亡(ジュリアン・ジェインズ) 「あわいの時代の『論語』」ー ヒューマン2.0(安田登)
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【青森一人旅】青森土產大集合,蘋果天堂A-FACTORY店員推薦人氣商品五選!

青森站不能錯過的超級地標,就是A-FACTORY蘋果工廠! 裡面販售各式青森產的伴手禮與土產, 琳瑯滿目,絕對可以滿足不同旅客的購物需求!
A-FACTORY蘋果工廠距離青森車站一分鐘,
旁邊紅通通的建築「睡魔之家」也是青森知名的景點, 「睡魔之家」展示著大型的睡魔ねぶた(每年八月青森睡魔祭典中的大型燈籠), 是青森很具代表性的傳統! 如果有時間的朋友可以兩個點排在一起喔~

一進到A-FACTORY蘋果工廠,
就被時髦明亮的店面給吸引,
不過真正讓人在裡面忘記時間的是數不清的點心!

這裡有販售新鮮的青森產蘋果,
不同的蘋果品種,可以依據喜好自己挑選,
在現場就看到很多外國背包客,買了蘋果坐在旁邊的休息區直接享用!

除了新鮮蘋果外,還有蘋果製的酒類、氣泡水等飲料,
光是蘋果汁就有十多種選擇,
如果有選擇障礙的朋友,真的要多留一些時間在這邊。

這次的一人小旅行,特別帶著小法寶ili翻譯機同行,
所以就拿出來詢問店員,看看店內最受歡迎的商品有哪些!
之後順利得到了店內的人氣商品資訊~

糕點師的蘋果棒 Patissier's apple stick(パティシェのりんごスティック)
首先店員帶我來到滿滿的蘋果點心禮盒區,
指著這個長條狀的蘋果派, 現場幾乎大家的藍子中都有它的蹤影,
除了禮盒包裝,現場也有販售單個的包裝!
這個蘋果派有獲得Monde Selection連續三年金賞的榮耀, 打開後可以直接食用, 帶回家放入烤箱或是冰到冰箱都有不同的風味!
不過我覺得直接吃就很好吃,
派皮沒有什麼調味,搭配甜甜的蘋果內陷,整體不甜不膩,非常好吃!

蘋果點心脆片 apple snack ( アップルスナック )
接著店員帶我走向另一區,
這邊有彩色包裝的蘋果脆片!
有紅色、橘色、粉紅色跟綠色,(又是一陣選擇障礙)
所以用翻譯機問了店員哪個賣最好, 店員指著紅色說這是NO1、橘色NO2,
後來發現是品種不同,紅色的是喬納金(ジョナゴールド ),口味比較偏酸
橘色的是富士(ふじ),口味比較甜~

蘋果香茶 りんご香茶
接著店員推薦的是蘋果香茶! 一個個的小鐵盒內有五包茶包, 這個商品上有貼一個推獎的貼紙, 應該也是一個獲獎商品~ 茶包的成分很簡單, 只有青森產的蘋果跟紅茶, 實際沖泡有蘋果淡淡的甜味, 不過因為沒有加糖,如果喜歡甜的朋友, 可以自己加糖或蜂蜜下去!


蘋果切片果醬 APPLE SLICE JAM
這個很有復古氛圍的果醬是我意想之外的推薦物, 畢竟果醬類商品實在不輕, 不過因為太想吃吃看味道如何, 所以也是放入背包揹回來了! 甜甜的果醬,最特別的是裡面是一條條的蘋果丁, 配上土司或麵包都很適合, 是好吃又樸實的果醬。


整顆蘋果派 気になるリンゴ
這個也是現場的大熱門,
用一整顆蘋果做成的蘋果派, 不管是外型跟口味都非常有賣點,
因為之前吃過了,所以這次就沒買了,因為背包已經超重了! 推薦大家除了直接吃, 也可以放入烤箱,加上一球冰淇淋一起享用~

一個人旅行在選購土產時拿不定主意, 記得詢問一下店員店內的人氣商品, 通常都不會買到地雷商品喔!!!

除了店員推薦的人氣五選外,同場加映:
蘋果巧克力 (林檎ショコラ)
這個是店內的新商品,新食感的蘋果巧克力, 因為剛好在做活動,所以有提供試吃, 蘋果丁上裹著薄薄的巧克力粉, 蘋果QQ的吃起來有種麻糬的Q感! 除了巧克力,也有其他口味。 很喜歡這個商品的包裝夾鏈袋, 一次沒吃完,還可以下次繼續品嚐!

青森大蒜仙貝 (にんにく せんべい)
因為買了太多甜的,怕家中長輩不愛, 所以特別選了一個鹹的大蒜仙貝! 吃起來像是蝦餅,口味讓人很熟悉, 也是可以一口接一口的好吃零嘴!


買完各種青森名產,還可以到旁邊的青森灣看看美麗的海景~

以上,是蘋果天堂A-FACTORY的推薦商品與實際品嚐心得, 未來如果要去青森旅遊的朋友記得先存起來喔! A-FACTORY 地址: 青森縣青森市柳川1-4-2 營業時間:購物9:00〜20:00餐廳1F 11:00〜20:00 餐廳2F 11:00〜21:00 官網:http://www.jre-abc.com/ 交通:青森站東口步行一分鐘 更多日本有趣事物,歡迎加入日本多多ALOT JAPAN
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日本多多 ALOT JAPAN

【青森一人旅】青森土產大集合,蘋果天堂A-FACTORY店員推薦人氣商品五選!

【東京】日本郵便局好逛又好買,來去東京中央郵便局收集風景印!

【青森一人旅】用JR東日本PASS,從東京到青森JR交通總覽

【青森一人旅】帶著翻譯蒟蒻ili來趟青森小旅行,東京青森四天三夜旅行總表!
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各地句会報
花鳥誌令和2年1月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和元年10月2日 立待花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
焼栗や問はず語らず炉辺の黙 世詩明 風の消す蜀の火侘し秋彼岸 ただし 曼珠沙華墓場の艶や蕊拡げ 輝一 丑三つの厠の閑や蚯蚓鳴く 輝一 泣きじやくり駄々こねる子の秋祭 誠 母の忌の近づく仏間障子貼る すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月3日 うづら三日の月��会
坊城俊樹選 特選句
旧国道沿ひに一群彼岸花 柏葉 青空のやがて銀色秋深し 由季子 入日受け銀に輝く芒の穂 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月5日 零の会
坊城俊樹選 特選句
秋の沖浜の一舟戻り来ず 眞理子 色街の名残りの白き曼殊沙華 三郎 金風に熟寝や朝の屋形船 梓渕 鳥渡る品川宿を大森へ 和子 纜の秋潮を曳く齢かな 三郎 踏切の音をまだらに秋の風 小鳥 舟だまりとは秋水のどんづまり 要 釣船の朽ちし窓辺の赤とんぼ 炳子 秋の薔薇へと古井戸の水滲み 慶月 舟宿の香り漂ふ曼殊沙華 三郎 金風の抜けて寂れし路地の井戸 要 秋蝶の千本鳥居へ行つたきり 光子
岡田順子選 特選句
金風に熟寝や朝の屋形船 梓渕 来し人に林檎すすめる青果店 小鳥 草紅葉残してかつて私娼館 光子 小鳥来る宮大工より木の香して 光子 登高の杜に赤子の宮詣り はるか 長屋にも零余子あふるゝ実りかな いづみ 舟宿の閑かな秋の灯の白く 三郎 鰯雲を沖へ見送る鯨塚 光子 百五十年目の秋を履物屋 淸流 運動会よく聞こえたる木賃宿 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月8日 萩花鳥句会
戦時下の稲刈奉仕なつかしむ 祐子 水鏡壊さぬやうに紅葉舟 美恵子 揺れ動く心のごとき稲の波 吉之 テレビ席昼間のビールでタブル杯 健雄 角打ちの常連さんや古酒の酔 克弘
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令和元年10月11日 鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
冷えてくる膝を離さず十三夜 栄子 海原へ白き竜飛ぶ秋の空 佐代子 銀杏の実落ちる頃なり夫の墓 佐代子 花野ゆく赤いリュックに手を振つて 幸子 カーラジオのジャズと見渡す秋夕焼 栄子 やはらかき遺影の眼差菊かをる 都 柴栗を貰ひてさてと剥く覚悟 史子 彼岸花あやかし色の畦を踏む 都 色付くは覗かるゝことさねかづら 史子 箔打ちの音路地に洩れ秋時雨 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月12日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
裏庭の一画照らす曼珠沙華 三四郎 竹を背にかぐや姫なる菊人形 昭子 永訣の警笛深秋の空へ 昭女 壮大な羊の群れや秋の雲 三四郎 己が影曳きて流るる木の葉髪 世詩明 端正な喪主の絶句や残る蟬 昭女 君偲び杖につまづく花野かな 清女 薄幸にも見えて山田の案山子かな 昭女 鰯雲こんなに遠く広ごりて 錦子 裸婦像の息づく胸に秋黴雨 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月14日 なかみち句会
栗林圭魚選 特選句
秋雨や陽子姉眠る古刹に来 和魚 句碑守りし陽子姉偲ぶ秋の雨 あき子 名刹の雨に包まれ秋の声 せつこ 秋雨や年尾句碑守るひと逝きて 秋尚 冷ややかな雨に信女の文字深く 三無 木犀の香り秘めたる寺の黙 三無 秋明菊住み古りし庭抜きんでて 和魚 暗闇坂灯す山茶花咲き初むる 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月16日 福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
野分きて大切な人連れ去りし 和子 神無月口々に君を悼む句座 和子 みぎひだり頰吹き分けて野分過ぐ 昭子 神隠してふ失せ物や十三夜 清女 遠くとは河のむかうや小鳥来る 啓子 女坂いろどるほどの曼珠沙華 よしのり 城跡を出て首塚へ曼珠沙華 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月17日 伊藤柏翠俳句記念館
坊城俊樹選 特選句
玄関に見覚えの無き時雨傘 英美子 空席の一つ師の席露けしや 英美子 逝きし父だけが知りたる茸山 英美子 後の月色ある如く無き如く 雪 生垣に誰が忘れたる捕虫網 雪 コスモスの影をとどめぬ無人駅 ただし 蘭の香の衣の襖に合掌す ただし コスモスの一億本の中に立つ かづを 赤すぎる色の淋しや曼珠沙華 かづを コスモスの花に奈落のある如し 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月20日 風月句会
坊城俊樹選 特選句
稲埃上げ少年の昂りて 佑天 くぐり萩頰に触れ来てくちびるも ゆう子 キャラメルのエンジェルマーク小鳥来る 久子 木の葉降る肩に微かな音触れて 秋尚 義貞の駿馬踏みしむ草紅葉 慶月 現世を後に花野に入りにけり 佑天 暗がりにてらてら媚びを売る菌 千種 かの人の欅紅葉を降らすかな 慶月
栗林圭魚選 特選句
防人の歌碑に寄り添ひゑのこ草 眞理子 万葉の歌碑より展け秋深む 斉 木犀の垣に包まれ竈焚く 芙佐子 少しづつ青き空見え小鳥来る 幸子 赤蜻蛉多摩横山の空を占め 三無 金風やかつて内井戸ありし門 久子 透明に金木犀の香が過る 斉 稲扱の小さな音を箕に集め 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月21日 鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
虫塚に蝶を放ちて虫供養 雪 小さきは小さき音に芋水車 雪 芋水車ことこと廻り主留守 雪 曼珠沙華一乗谷に紅蓮の火 雪 さう云へば三日月に顔ある様な 雪 穴まどひ佐々成政城趾なる 雪 空の青露草の藍足触る 直子 秋空に真赤なシャツの御仁かな 直子 秋高し負けてはならぬ気比鳥居 昭子 設へて香具師おもむろに秋祭 一涓
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月21日 九州花鳥会
坊城俊樹選 特選句
大空や色鳥はやも風となり 朝子 恋愛が下手で夜長のシューベルト 由紀子 身に入むや濡衣塚と云ふだけで 豊子 秋澄めり被爆マリアの泪あと 寿美香 六道の辻にて迷ふ秋の暮 伸子 菊人形にも愛憎のひと欠片 美穂 雨あとの夜目にもしるき女郎花 阿佐美 花野来て今宵の花でありにけり 喜和 身に入むや好きも嫌ひも女偏 寿美香 スープと愛とろ火に煮込む夜長かな 伸子 身に入むや波濤鎮めて沖の宮 かおり 一閃の落暉芒の中に棲む 朝子 身に入むや形見の帯をまけば鳴る 孝子 身に入むや痴人の愛に見る我が身 勝利 鳥渡る天上の紺海の紺 豊子 あれほどの夜々のちちろの行方かな 孝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
さくら花鳥会
岡田順子選 特選句
弔電を娘の糺す秋時雨 令子 道を掃く母の後ろは秋の山 登美子 遅生りの無花果を捥ぎ古翁 同 萩刈の時期となりゐし古寺訪へば 紀子 バス待つ子一緒に並ぶ秋桜 紀子 また来るね母の後ろの柿赤く あけみ 竹の春知らぬ言葉を辞書に引き 光子 古寺や萩の主と談義せむ 紀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
花鳥さゞれ会
辞書古りて膏薬だらけの秋灯下 匠 秋風の白し左内の立像に 匠 鰯雲三国へ流れ左内の忌 雪子 天高し左内の像は影もたず 啓子 柏翠の忌日に露の身を正す かづを 底曳きに海猫騒ぎゐる柏翠忌 笑 鳴き果てて虫の浄土となる古刹 希 一匹のきりぎりすもて眠れぬ夜 清女 柏翠忌秋水自在の書を掲ぐ 天空 刈り入れのすみし田んぼや左内の忌 天空
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