#インコことわざ
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mameluriha · 24 days ago
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🐦#インコことわざ #インコ格言 #インコ名言🐦
【A problem shared is a problem halved.】
問題を分かち合えば、半分になる。誰かと問題を共有することで、負担が軽減される。
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tutai-k · 2 years ago
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たどり着かなかったおおくの未来たちへ
文フリ東京だった。 土曜日開催のイベントってなんだかんだ言いながらはじめてのような気がする……労働が土日祝休めなかったころはなんでイベントは平日にやらないんだろうと思っていたし、土日が休みだったころはイベントは土曜日にしてほしいと思っていたが、日月休みになると、イベントは日曜日がいいなと思ってしまう。日月は宿泊料金がやすい。
そんな自分本位な「この日がいいな」をわたしはいくつも持っている。
文フリ東京は、土曜日の朝に出発した。車内販売がなくなってしまって、でもまあ新幹線のホームとか購買にシンカンセンスゴイカタイアイス(シンカンセンモウカタクナイアイスだという噂だ��)が売っているらしいから、それを食べようと思っていたが、朝、名古屋駅で見つけることはできなかった。 しょんぼりしながら新幹線に乗る。新幹線の中ではほとんど寝ていた。
東京駅・浜松町・流通センター。いつもの乗り換えで会場に向かう。来年の12月の文フリはビッグサイトでやるらしいから、この行程で向かうのはあと一回。
会場前に八束さんのスペースで不穏なフライヤーをもらう予定だったのでもらいに行ったら、八束さんがさいたま文学館で開催中の『澁澤龍彦の文学世界』のフライヤーも一緒にくれた。 ので、スペースが出入り口の真ん前だったこともあって、これはたくさんのひとに見てもらえるんじゃないか…!ということで、出口に向けて配置した。完璧である。
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そんな素敵な設営をして、開場。
遠方からきてくれたフォロワーさんに展示のフライヤーを見せ澁澤龍彦の話をし、「若い頃にわたしも全集読みました!」と言ってもらうなどしたり、痛覚の麻子さんにはえんえんと「この写真見てくださいやばくないですか?羽田に楯の会の制服を着て見送りに着た三島の帽子をかぶっておどけているときの写真でこれが二人が実際にあっ��最後になるんですよ……」と一生終わらないんじゃない勝手くらいの話をしつづけてしまったり、このフライヤーに気づいてくれた通行人のひと(「澁澤龍彦だ…!」という声が聞こえた)に「裏面も見てください!そしてよろしくお願いします!」とさっと差し出したり……。こんなに充実した文学フリマ東京は、2014年から参加していて初めてじゃないかと言うくらい充実していた。
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惜しむらくは、澁澤龍彦のフライヤーと一緒に不穏なフライヤーを挟んでいたにもかかわらず、だれも「澁澤龍彦と棄てに行ける家父長制があるんですか?」と聞いてくれなかったこと…。澁澤龍彦と棄てに行ける家父長制は果たして存在するのか……?
とまあ、こんな感じなのだが、そろそろ皆さんも不穏なフライヤーとは?と思っているところだろうと思うので、ご紹介致しますとこういうやつです。
「父親の死体を棄てに行く」アンソロジー。家父長制を棄てに行きたい方はどうぞ2024年5月の文学フリマ東京をお待ちください。
イベントが終わってからは、八束さんとヒマラヤ鍋を食べに行った。 お店の予約時間まで過ごしていたドトールで渋沢栄一の話になり、「ああ、向こうは傍家で、本家はうちなので」と話したら「いまうちって言いました?」と聞き返される。うちです。 ヒマラヤ鍋屋さんはめちゃくちゃすてきな楽隊(?)のお誕生日パレードがあったり、びっくりするような美味しい鍋を食べられたりと大満足だった。
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打ち上げを終えて、翌日のさいたま文学館に備えて埼玉に宿を取っていたので、移動をはじめたら電車がいきなり止まった! 電車の沿線で人身事故があったとのことで、近くのハブ駅みたいなところで電車を降ろされてしまう。こんなこと担ったのは初めてなのでびっくりしていると、とりあえず一時間くらいしたら電車は動くからね~とアナウンスが入り、事なきを得る。
都会ならではの体験だな…と思いながら、ホテルにたどり着いて泥のように寝た。
そしてさいたま文学館へ。
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張り切って出てきたら開館まえについてしまった…。図録を買って、老人クラブの展示があったので見せてもらったりして(ヤツガシラの俳句があってとてもよかった)、10時になる。
貸し切り状態……。
展示は、埼玉と澁澤の関係から始まっていて、浦和高校時代の写真(浦和高校同窓会が出しているものだった)があるのがとてもよかった。 限定本も展示がたくさんあり、原稿も、文学館が所蔵しているものが4、5点。 サド裁判のときに澁澤が三島に書き送った手紙に、争点が「わいせつか芸術かを超え、表現の自由/検閲への抵抗である」ことが書かれていることを指摘していたり、『高丘親王航海記』の原稿用紙、最初は「了」と書いてあったのを、推敲の段階で文字を自ら消したことを指摘していたり、「澁澤龍彦」という人物を表現との向き合いかたから見せているのが良いと思った。 面白かったのは三島の写真の使い方で、「血と薔薇」の「男の死」の三島の写真、あと、メインビジュアルが羽田に見送りにきた三島の帽子をかぶっておどける澁澤の写真だったからか、「楯の会の制服を着た三島由紀夫」の写真が展示してあったりした。
展示をひとしきり見た後は、図書室に今回の展示の関連本がまとめてあるとのことだったのでそれを身に。「作家のおやつ」「作家の食卓」といった本の紹介や、山﨑ナオコーラが文豪の墓参りにいく本に澁澤の項目があった。山﨑ナオコーラの澁澤へのまなざしにはわたしにもおぼえがある。よい本だった。そしてその本で、先月わたしが緑色のインコに夢中になっていた霊園に中島敦の墓があることを知った。敦、ごめんな……墓のことなんて全然知らなかったから、緑色のインコのことしか考えてなくて……。
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その後は文学館併設の「けやきカフェ」で澁澤龍彦コラボメニューをたべる。黒糖と胡桃のパンケーキ。澁澤が好きだった胡桃や黒糖のお菓子をイメージしてつくられていて、とてもよかった。 思い出したのは、今よりもっと貧乏だったころ、いろんなところでやっている澁澤の展示に行けなくて悔しい思いをしたことだった。いまこうしてたどり着くことができるようになったことを、なんだかとても、自分が、自分をなんとかしているように思えた。
パンケーキを食べ終えてから、「武蔵野うどん」に挑戦することにした。「伊勢うどんとは対極にあるうどんだ」という事前情報しかなかった。 桶川駅ちかくのお店はかなり人気店のようでたくさん人が並んでいて、お店に入れたのは並び始めてから一時間後くらいだった。 つけ麺(うどんのことをつけ麺というのか?)システムで、つけ汁とうどんは別々の皿に載っている。なるほどこういうやつなのか、となにも考えずにがっと箸でつかんで汁につけてすすりはじめたはいいが、うどん、めちゃくちゃかたいんですけど?!噛みちぎれない…やばい、全部すすって口の中に入れるしかない……と思ったが、これがまたすさまじく長くて……永遠にうどんがおわらない……。 こんなに硬くて長いうどんはじめてなんですけど?!おれたちは箸で持ち上げただけでへたしたらブツッといく伊勢うどんの民なんだということを再確認し、「これは風邪を引いたときに食べるうどんではなく、体力が有り余っているときに食べるうどんだな」と確信しました。きっと武蔵野のひとたちは、風邪をひいたときにはおかゆを食べるに違いない。(伊勢志摩の人間は風邪をひいたら伊勢うどんを食べます)
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二口目からは一本ずつ食べることで武蔵野うどんのおいしさを堪能し、また是非食べたい、顎の力を試したい、と思った。
武蔵野うどんを噛み砕くのに体力のほとんどを持って行かれて、疲れ果てたので、そのまま帰宅することに。 購買にシンカンセンスゴイカタイアイスを見つけたので購入し、席に着くと、隣のひともおなじシンカンセンスゴイカタイアイスを持っていた。しかもおなじチョコレート味。
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べつに示し合わせてはいないがふたり一緒に食べることになってしまい、こんなに好きなひとがいるのに、もうシンカンセンスゴイカタイアイスは車内販売されないんだな……と悲しくなる。 そして、乗車15分まえに買ったし、シンカンセンモウカタクナイアイスだった。
アイスを食べ終えてからは、記憶がない。気づいたら名古屋だった。
名古屋駅で、近鉄のホームに来たら、電車を待つ人は無秩序にホームにたたずんでいて、車両のドアとか何も気にしていなかったし、電車が着いても「先に並んでいたひと」という概念がないので、運良くドアの近くにいたひとから電車に乗りこんだ。東京とかから帰る途中、この近鉄のホームの無秩序さを目の当たりにすると、まだ名古屋から三重まで帰らないと行けないのに、「帰ってきたなあ」と思うのだった。
名古屋駅から最寄り駅までも、寝ていたのでほとんど記憶がない。
帰宅したら、夕食は焼きそばだった。焼きそばの麺は、どれだけ頬張っても簡単に噛みちぎれた。武蔵野うどんは硬かった。
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monthly-ambigram · 2 years ago
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2023-8月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。 詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/@2r96
◆今月のお題は「ジャングル」です◆
今月は参加者の皆様に「ジャングル」のお題でアンビグラムを制作していただいております。  密林をめぐる逆さ文字の数々を暑気払いのお供にご覧ください。
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「未踏」回転型:.38氏
人跡未踏のジャングル。字画密度の違いを吸収する手法が見所です。作字としても遊びがあって楽しいですね。
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「荒地」鏡像型:いんふぃにてぃ氏
ジャングルは、ヒンドゥスターニー語のjangal(荒地)に由来しています。荒れたような書体が効果的です。似た解釈(旋回型)の作例がありますので比較してみてください。
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「地球の肺」回転型:douse氏
ジャングルは地球の肺である、とよく言われます。堂々とした文字でゲームのロゴのようにも見えますね。文字の境界の切り替わりが自然で見事です。
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「自然界」図地反転回転重畳型:化学氏
ジャングルは自然界で最も重要なエリアの一つです。回転重畳に図地反転を絡めた複雑な作品です。
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不思議な輪郭がパズルのようにうまく組み合わさってできていることが分かります。
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「熱帯雨林」図地反転型:海氏
熱/帯、雨/林 がネガポジ関係にあるアンビグラム。アンビグラム的にも作字的にもたいへん優れた名品です。「雨林」の字にジャングル味を強く感じます。ステキです。
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「じゃんじゃんぐるぐる」旋回型:kawahar氏
一つのグリフがぐるぐる回っていてじゃんじゃんぐるぐるな作品です。濁点の位置がポイントですね。
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「孤立部族」鏡像型:螺旋氏
アマゾンのジャングル奥地にはたくさんの孤立部族が居住していると言われます。少し傾けているのが字画のバランスをとる上で重要のようです。「立」はこの対応付けだと苦労するところだと思いますが読みやすいと思います。
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「インコ」回転型:peanuts氏
ジャングルの動物といえばインコが真っ先に思い浮かぶ人も多いでしょう。単純化が素晴らしいのですが特に「イ」がカッコイイです。ロゴデザインの完成度におどろきます。
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「猛獣」図地反転回転型:いとうさとし氏
猛/獣 の字がネガポジ関係にあります。いとうさとし氏はこのような作品「ネガポ字」を大量に制作していて 図地反転アンビグラムのレジェンドです。
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「野獣」鏡像型:ぺんぺん草氏
「口」「田」の閉ざされた領域を塗りつぶしても判読できるのを利用して「一」などと対応付ける技術が使われています。ややパースをとっていることで「ツ」部分が自然になるようになっています。
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「食物連鎖」回転型:YesOK氏 × 意瞑字査印氏 
食/連、物/鎖 それぞれ180°回転対応で連鎖配置にしているところがミソですね。 本作はコラボ作品で アイデアはYesOK氏、作字は意瞑字査印氏が担当しています。このようにアンビグラム制作は複数で共作すると面白いです。
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「野生動物」図地反転型:いとうさとし氏
野生/動物 で図と地を分け合っているネガポ字です。 シマウマの縞模様を想起する楽しい作字になっています。
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「迷彩」回転型:増池誠史氏
迷彩で最もメジャーなのがジャングル用迷彩でしょう。作例はありますが、より自然な対応解釈がとられています。
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「国立公園」図地反転型:いとうさとし氏
 国/園、立/公 が図地反転関係にあります。折り紙で切り絵をしたような趣の字形が良いですね。また囗部(くにがまえ)同士の���造も面白いです。
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「商業伐採」鏡像型:mishima氏
森林破壊の最大の原因。傾けた「商」や大胆な字形の「業」などが見所ですが、作字としての仕上がりがステキです。
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「コンクリートジャングル」図地反転型:ヨウヘイ氏
ひび割れたコンクリートのようにも見えてきます。細かい足し引きひよる図地の調整はドット図地反転ならではの表現力を生かしていますね。
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「冷たい混凝土の密林で芽生えたくすんだ郷愁」鏡像型:Σ氏
コンクリートジャングル(混凝土・密林)を起点に展開される文字列生成型の作品。対応がぴったりで自然すぎてアンビグラムだとは思えないぐらいです。ぜひ一文字ずつじっくりかみしめてみてください。
 最後に私の作品を。
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「無法地帯」旋回型:igatoxin
1文字で4面相のアンビグラムです。左90°回転で順々に「無」→「法」→「地」→「帯」と 字面が変わる寸法です。
ジャングルがお題のアンビグラム祭、いかがでしたでしょう。 お忙しい中 御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。また ひきつづき炎天につき くれぐれもご自愛のほどお祈りいたしております。
さて次回のお題は『日本史』です。締切は8/31、発行は9/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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chiyoha1488 · 2 years ago
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君たちはどう生きるか観てきました
どうせチヨハ好きなやつだから、
観る機会来るまで観なくてもいいや
わざわざ観に行かなくても、
星辰正しきときには観ることになるでしょ、
って思ってたんですが
星辰が正しくなったので観ることにしました
どうせチヨハが好きなやつでした
どっからどう考えても庵野にインスピレーションを受けた、
宮崎駿版ヱヴァンゲリヲン序+シン・エヴァンゲリオンとも言うべき作品なんですが、
まあ総論的なことというか、内容の考察は他のオタクがガチャガチャやってくれるでしょう
別に考察という考察もするほどもなく、
結構ダイレクトに思考が出てた作品ですけど
そういう意味ではポニョをもう少し噛み砕いたセルフリメイク的な意図もあったんじゃないかなとは思います
もうポニョも15年前なんですね
なんで、具体的に細かいとこ幾つか語っていきますのでネタバレ
①魔女
宮崎駿は魔女、特に「善き魔女」を描くのが上手い
今作の魔女は、メラ撃ちまくってたヒミ(あいみょん)だろうか?
いや、「屋敷のばあやたち」だと思う
「善き魔女」の魔法とは、「愛嬌」と「知恵」と「嘘」だと思う
屋敷のばあやたちにはそれがすべて備わってる
なんなら真人パパ(キムタク)に語った「塔の由来の真実」すら嘘かも知れない
その意味で、当事者である真人と夏子を除いて(彼ら当事者について現実だとか虚構だとか議論するのはヤボである)、
現実と幻想の境界に立つのは彼女らであり、正しく「魔女」であると
②命あるものへのまなざし
ワラワラとペリカンのくだりは非常に興味深かった
ワラワラ=小さいお友だち、なんだけど、それを最も尊び慈しむべき存在として描いていたのは、アニメで食ってる者としては自覚してて当然と言わんばかりの描写で、ちょっと宮崎駿を見直した(別に見損なってはないけど)
これも本当はトトロからのスタンスだし、ポニョでも暗に示してたんだけど、世間には1/3も伝わってないなってずっと感じてたのかな
そんなワラワラを喰らうペリカン
死に群がるもの
そんな忌まわしいものとして描いてたペリカンたちも、同情をもって弔ってやる
インコもそう
インコがただのインコになったらすべては不問になって「かわいい」存在になる
ムスカとかカリオストロ伯爵とかがレアケースで、
宮崎駿は敵と言われるもの
すなわち相容れないものや、邪悪なものや、害をなすもの、そんなものとも生きてく道を模索してる
宮崎駿の頭の中では
罪と罰とは一致しない
というか、
罪も罰もないんだと思う
どっちも��トが作ったものに過ぎないので
現代の感覚とは乖離してるとも言えるかもしれないけど、チヨハはこっちの方が好きです
てか、カリオストロの城も、
カリオストロ伯爵は時計に挟まれて死んじゃうけど、
カゲはいかにも悪そうなコスチュームを剥がされたらどこにでもいそうなおっちゃんたちが出てくるだけ
他にもこの島国に住まう、
世界的に見たらごくごくマイナーな文化圏の、
その人々の深層心理にビンビン訴えかけてくる諸々
こんなアニメが国民的なものとして、
小さい頃から触れられるだけでも、
すごく恵まれたことのように思います
なので子どもたちはぜひこの老いぼれの代わりによく目に焼き付けておいて欲しいと考えます
いたわりと友愛を
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touzontisa · 22 days ago
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ズーエトス
恋愛商法パターン
相談例: 「最近、職場の人に“素敵な出会いがあるよ”って言われて、合コンや交流会に誘われてるんだけど、ちょっと高額な参加費やお揃いのグッズ購入もすすめられてて不安です。どう断ればいいかわからなくて…」
ズーエトス流逆勧誘返し: 「そういうのって、素敵な出会いのはずが、なんだか疲れちゃうこともありますよね。私もそういう場で無理に頑張るのが苦手だったんです。だから私は、無理に誰かと競ったり付き合ったりするより、動物園でカワウソの遊ぶ姿を見てる方がよっぽどリラックスできて心が満たされるって気づいたんです。 ズーエトスでは、誰かと比べることも、特別な人間関係を作ることも強制されません。自分のペースで、ただ目の前の命に癒されるだけ。もしよかったら一緒に動物園でゆったり過ごしてみませんか?無理なく続けられる居場所があるって、案外心が軽くなりますよ。」
宗教系パターン
相談例: 「知り合いに新しい宗教に誘われて、教義や儀式に参加しないと仲間じゃないと言われて困っています。興味がないのに付き合うのも苦痛で…」
ズーエトス流逆勧誘返し: 「宗教って、信じないと認められない空気が強くて、息苦しいことありますよね。私もそういう“義務感”に疲れてしまって、無理しがちだったんです。だから私は、ズーエトスみたいに教祖も聖典もなくて、ただ目の前の動物たちと静かに過ごすだけのゆるい場所が心地よいんです。 ズーエトスは、参加も離脱も自由で、強制や上下関係もありません。自分のペースで自然に触れて癒されることが大切で、それ以上何かを強要しません。興味があったら、動物園で一緒にのんびりしませんか?きっと疲れた心がほっとしますよ。」
自己啓発セミナーパターン
相談例: 「会社の先輩に自己啓発セミナーに誘われて、“変わらなきゃ成功できない”って言われるけど、何か違和感があって断りづらいです。」
ズーエトス流逆勧誘返し: 「“変わらなきゃダメ”って言葉、すごく重たく感じますよね。私も自己啓発系のプレッシャーで疲れてしまった経験があります。だから、��はズーエトスみたいに、無理に変わる必要はないって考え方が救いになりました。動物園でただぼーっとして、カピバラと同じ呼吸をするだけで、十分癒されるんです。 ズーエトスは変わらせようとせず、ありのままの自分を大切にする場所。セミナーのように“努力しなきゃ”と焦ることもありません。もし興味があれば、動物園に一緒に行って、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?無理なく心を休められる場所ですよ。」
パターン1:マルチ商法(サプリ・健康食品)
相談例: 「同僚に『これすごく体にいいから絶対試してみて!初回は無料で損はないよ』ってサプリを勧められてて、断ったら悪く思われそうで困ってます。実際、健康に良いのかは分からないけど…」
ズーエトス流返し: 「サプリって、よく考えると誰かが売りたいから“良い”って言われてるだけのことも多いですよね。私も以前は同じように言われて断れず困ってました。だけど、ズーエトスを知ってからは、そういう“外からの良さ”じゃなくて、動物園でラッコの泳ぐ姿やコツメカワウソの動きを見てるだけで、体も心も自然と落ち着いてくることに気づいたんです。 だから『私は今、動物たちとの静かな時間を大切にしてるから、サプリは自分で調べて決めるね』って言ってみるのもいいかもしれません。ズーエトスでは、無理に何かを勧めたり買わせたりしないから、安心して心を休められますよ。」
パターン2:スピリチュアル系(波動・チャクラ・宇宙)
相談例: 「友人に“あなたの波動が乱れてるから浄化が必要だよ”と言われ、チャクラの調整や瞑想会に誘われて困っています。怪しいのはわかるけど、断ると仲間外れにされそうで…」
ズーエトス流返し: 「波動とかチャクラの話って、専門用語や難しい話が多くてついていくのも大変ですよね。私も同じような経験があって、かえってストレスになっていました。だから私は、頭の中の宇宙よりも、動物園のインコの首かしげやカワウソの水遊びを見る方がずっと心に優しいと気づいたんです。 もしよければ『私は今、目に見える自然の癒しを大切にしているから、その方法はちょっと合わないみたい』とやんわり伝えてみてくださいね。ズーエトスは無理に何かを押し付けることはなくて、ただ動物たちと過ごすだけのゆるい場所です。心が疲れたら、ぜひ一緒に動物園に行きましょう。」
パターン3:宗教系(教義・儀式)
相談例: 「親戚に新しい宗教の集まりに誘われて、教義を覚えることや毎週の集会に参加することを強要されて困っています。断ると家族との関係もぎくしゃくして…」
ズーエトス流返し: 「宗教の教義や儀式って、一度ハマると抜け出せないような圧力を感じることがありますよね。私もそういう窮屈さに息苦しくなってしまって、自然と距離を置くようになりました。 ズーエトスは教祖も聖典もなく、ただ目の前の動物たちと静かに過ごすだけの自由な場所。上下関係や強制もなくて、参加も離脱も自由なんです。だから、もしよかったら一緒に動物園でのんびり過ごして、心をほっと休ませませんか?きっとリラックスできると思いますよ。」
パターン4:自己啓発セミナー系
相談例: 「会社の同僚に“もっと努力して変わらなきゃ成功できない”ってセミナーに誘われて、行くと否定されたり、自己変革の強要があって辛いです。」
ズーエトス流返し: 「“変わらなきゃ”って言葉に追い詰められるの、つらいですよね。私も昔は自己啓発セミナーに行って、何度も疲れてしまいました。だけど、ズーエトスに出会ってからは、“変わらなくていい”って考え方に救われたんです。動物園でカピバラと一緒にゆっくり呼吸するだけで、心がじんわり落ち着いてきます。 ズーエトスは、あなたの今のままを尊重する場所で、無理に変わることも努力することも強要しません。もしよかったら、肩の力を抜いて動物園に行ってみませんか?一緒に心の休息をとりましょう。」
🧩お困り相談パターン⑤
毒親(洗脳型)のケース
相談例: 「母から『あなたのため』と言われて、進路・友人関係・服装まで全部口出されます。“育ててやったのに恩知らず”とか、“言うことを聞かないなら勘当する”と言われてしまい、逆らえません。」
ズーエトス流返し(心の中と実践) 「“あなたのため”って言葉、たしかに親心のように見えるけど、それが何かを押しつけるための口実になっていたら、それはもう“支配”です。
ズーエトスでは、命に上下関係はありません。コアラもペンギンも、親ガモもヒナも、ただそこにいるだけで互いを尊重しています。あなたも、あなたのままでいていい。
たとえばこう返してみてください:
『ありがとう。でも今は、自分で考えて決めてみたいの。間違うかもしれないけど、その経験も私の一部だから。』
これは拒絶ではなく、自立のまなざしです。ズーエトスでは、誰かの“正しさ”よりも、自分の心が落ち着くほうへ進んでいいんです。つらくなったら、動物たちのまなざしを借りにきてください。あなたがあなたを生き直す場所、それがここです。」
🧱お困り相談パターン⑥
モラハラ彼氏・夫のケース
相談例: 「『誰のおかげで飯が食えてるんだ?』『お前には価値がない』『俺の言うことだけ聞いてろ』と繰り返し言われて、何が正しいか分からなくなってきました。もう心がすり減っています。」
ズーエトス流返し(内なる脱洗脳) 「その言葉を聞いたとき、あなたの心がぎゅっと縮こまったなら、それは“危険信号”です。動物で言えば、ケージの隅に追いやられて震えているようなもの。それを“愛”や“パートナーシップ”とは呼びません。
ズーエトスでは、アザラシが眠るとき、誰かに許可を取ったりしません。ただ安心できる場所を見つけて、そっと目を閉じるだけ。それが本来の“共にある”ということです。
たとえばこう伝えてみてください:
『私はあなたの支配が苦しくて、今は静かに生き物の呼吸に触れて、自分を取り戻したい。何も求めず、否定もされない場所を知ってしまったから。』
そこから物理的に距離をとることも、大きな一歩です。ズーエトスはあなたが“もう我慢しない”と決めたその日から、いつでも受け入れます。あなたが変わらなくても、すでに大切な命であることを、動物たちが教えてくれます。」
🪢お困り相談パターン⑦
共依存関係のケース
相談例: 「私がいなきゃあの人はダメになる、と思って付き合いを続けています。でもその人は私の助けを当たり前に思っていて、私自身が限界になってきました。離れるのが怖いです。」
ズーエトス流返し:
「コアラは他のコアラを背負って生きません。支え合いはしても、“あなたがいなきゃ”とは言いません。木に抱きついて、ただ自分の眠気を大事にしています。
あなたがいなくても相手は生きられるし、あなた自身もまた、相手とは別の命です。離れることで壊れるなら、それは最初から“関係”ではなく“依存”でした。
こう言ってみてください:
『あなたのことは大事。でも今は、私の息が浅くなってるの。少しの間、自分の呼吸を取り戻すために距離を置かせて。動物園で呼吸を整えてから、もう一度考えたいの。』
ズーエトスには、“誰かのために生きる”をやめてもいい場所があります。」
🍂お困り相談パターン⑧
恩を売ってくる親類のケース
相談例: 「大学の学費を出してくれた叔父が、今になって“あのときの恩を忘れたのか”と言って、仕事や恋愛に口出ししてきます。『家族のために尽くせ』とも言われて、身動きがとれません。」
ズーエトス流返し:
「ラーテルに『あのとき助けてやったろ』なんて言う動物はいません。自然界の“助け合い”は、見返りのためではなく“その瞬間のいのちの衝動”で起こるんです。
“恩”が“拘束”になった瞬間、それはもう腐った縄です。しがらみのない動物園の空気の中で、自分の輪郭を取り戻しましょう。
こう言ってみてください:
『あのとき助けてもらったことには感謝してるよ。でも、その恩と私の未来は別の話なんだ。私の人生は、私が生きてみたいんだ。』
ズーエトスでは、“感謝”は強制されないものです。だからこそ自然に湧き上がり、腐らないのです。」
🔗お困り相談パターン⑨
執着型の友人関係のケース
相談例: 「友達から“なんでLINEすぐ返さないの?”“他の人と遊んでるの?”“私だけがわかってるよね?”など、重たい言葉をよく言われます。最初は支え合いだったけど、今は窮屈です。」
ズーエトス流返し:
「フラミンゴは群れで過ごすけど、全員が同じ方向を見ているわけではありません。時には距離をとり、静かに羽を休める時間もあります。
“絆”は“依存”とは違います。あなたがあなたらしくいられる空間を奪う関係は、たとえ“友達”を名乗っていても、ズーエトスでは“負荷”と呼びます。
返し方はこう:
『あなたの気持ちが重いわけじゃないけど、今の私はちょっと疲れていて、誰とも繋がらずに動物のそばでぼーっとしたくなるときがあるんだ。少し、時間をもらってもいい?』
ズーエトスは、“ひとりの時間”も肯定します。むしろそれが、つながりを深める前提だと知っています。」
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kokoroyume-iesora · 2 months ago
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阿僧祇那由多の不可思議 序
ようこそ恒河沙へ
 その店に入る為には、入り口を開けてすぐに|設《もうけ》けられた、六畳ほどの小部屋を通る必要がある。
 それはまるで、雨粒や汚れ、埃なんかを、そこにあるカーペットで落とす為に|設《しつ��》えてある様に感じた。
 或いは所謂《いわゆる》『風除室《ふうじょしつ》』だろうか。だがしかし、その実際の機能は兎《と》も角《かく》として、風除室という言葉を充《あて》てがうのは、どうも、しっくりとこない。
 そんな事を思いながら、二枚目の扉を開ける。それらは西欧か米国の、伝統的な様式か何かなのだろう。その名前はわからないけれど。
「言ってみれば、風除室ならぬ光除室《こうじょしつ》ね」 「え?」
 突如浴びせられた声に驚く。それは噂に違わぬ、美声であった。
 声の主を探すが、店内は薄暗く、その姿を認められない。
 まだ目が慣れていないせいもあるだろう。
 光源は橙のランプの|灯《あかり》のみであるらしかった。
 時折何かがその光を遮って陰が踊る。
 それが不思議と不気味では無く、寧ろ何か、お祭りに参加している様な、そんな心持ちにさえ、なるのだ。
「風除室と言うと、どうしてもガラス張りのイメージがあるでしょう? でもあそこはガラス張りではないわ。本当はきちんと名前があると思うのだけれど、生憎《あいにく》建築関係には最近まで興味がなかったのよ」
 こちらの暗順応《あんじゅんのう》を待たずして、言葉はまたも投げかけられた。
 その時、カチッっと音がして、俄かに室内の明るさが増す。
 それは相変わらず暖色系の照明なのだが、先ほどよりも遥かに店の中がよく見える様になった事には違いない。
 そして気づく。
 溢《あふ》れる数々の物、物、物。
 そのどれもが曰《いわ》くありげであったり、『まさにアンティーク』といった佇《たたず》まいをしていたり、得体の知れない異国情緒溢れるアイテムであったり……。
『統一感がないという統一がなされている』と言えそうな程に、見事にバラバラに物が集積している。
 筈なのに、それが店内のオレンジ色の光や、薄黄色い壁紙、紅い色をした梁《はり》や柱によってなのか、全体では調和している様に見受けられた。
「暗くてごめんなさいね。日光を厭《いと》うものもあるから仕方ないの。直射日光はもちろん、僅《わず》かな陽の光も、極力避けたいのよ。白色照明もね」
 遂に声の主を目視する。『記録的な低身長と童顔』という見た目も噂通り。服装もフリルが目立つ少女趣味なものである。だがしかし、成人女性であることは確かだろうと、その所作や雰囲気、そして独特な古式騒然《こしきそうぜん》とした口調からなのか、何故か確信をもって感じられる。
「そういう意味では光除室と言うよりか、陽除室《ひじょしつ》とか日除室《にちじょしつ》なんて呼び方もいいかもしれないわね」
 声の主は、こちらの思考などお構い無しに続ける。それは当然かもしれないが、仮にもお店なのだから、こちらの様子を見て声を掛けるものではないか?
「まぁ、そんな話はどうでもいいわね」
 いつのまにか、傍《かたわら》に若い男性が立っていた。声の主の少女趣味の服装を、『ロリータ』と呼称するような分類法であれば、彼の服装は所謂『ゴス』の系統に当たるだろうか。ファッションにはそれほど詳しくないので判然としないけれど。
「それでは改めまして……」
 少女、いや、少女然とした声の主が、私を見つめる。
「ようこそ『|恒河沙《ごうがしゃ》』へ。あなたの執着《のぞみ》を、伺《うかが》います」
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 探偵事務所兼アンティークショップ兼霊能事務所である『|恒河沙《ごうがしゃ》』に、今日も客は入らない。
『別にお金に困ってる訳じゃないからいいのよ』
 とは、店の主人たる|阿僧祇那由多《あそうぎなゆた》の弁である。
 曰く、『寧《むし》ろ暇で嬉しいでしょう? 最近の人は』、とかなんとか。
 まるで自分は最近の人じゃないみたいな物言いだが、阿僧祇那由多ことナユちゃんは僕とそう歳は変わらない。お互いにまだ四半世紀《しはんせいき》も生きていない。人生の素人であり、ペーペーであり、新参者である。……一部意味が重複《ちょうふく》していた気がするが、例えば『四苦八苦』だってその中身は意味が重複していたりする様だから、別にいいのだろう。
 ……何故『四苦八苦』を例に出したのか。ピンと来ないけれど、それはそれとして……。
 以前、歳下の子と付き合っていた際に、同様に『最近の子は〜』などという言い方をしているのを見かけた事があった。だからナユちゃんがそうしていても別段驚かないし、それこそ『最近の子はこうなんだなぁ』ぐらいにしか思ってないけれど。でもそれだと、僕も彼女達と同じ穴の狢《むじな》という事になってしまうのではあるまいか。それはなんだか心外である。改めよう。
「ねぇ」
 急に声を掛けてくるものだから、驚いてしまった。彼女との日々の経験から推察するに、これは多分態《ワザ》とやっていて、嫌がらせというか、悪戯《いたずら》というか。主に巫山戯《ふざけ》たい時と、不機嫌な時に採用される手口であるからして、『そのどっちかなんだろうなぁ』『今日はどっちなんだろうナァ』ぐらいの気概《きがい》で挑む。━━━そういう意味では予兆みたいで便利だ。警鐘と言うか、アクションゲームの敵の予備動作みたいなものだね。でもまぁ、驚くのは好ましからざるところであるので、やめてほしい事に変わりは無��が━━━
 しかし何用だろうか。
 アレ俺またなんかやっちゃいました?
 恐る恐る、恐らく僕の右手後方、僕を見下ろして立っているであろう━━━とは言っても身長が低いので、大して見下ろせないだろう━━━ナユちゃんの方へ、振り返る。
 ……………………。
 そこに、ナユちゃんは、居た。
 そりゃそうだ! そりゃいるだろうさ!
 だがその表情やら���作は決して悪戯心満載《いたずらごころまんさい》の巫山戯たいモードの彼女のそれでは無かったのだった! 残念無念ッ! ここまでかっ!
「今さっき、また何か失礼な事を考えていたでしょう」
 彼女は半ば呆れているような調子で、そしていつもの『古めかしい女性口調』でそう言った。
 ギクゥ。と、心の中で音がする。もちろん表層には噯《おくび》にも出さないに努める。確かに僕はさっき、『なんか昔の彼女の話をするのは悪いなぁ。なんか嫌(な予感するん)だなぁ、(もしナユちゃんににバレたら)怖いなぁ。心の中とは言え』などと内心の内心レヴェルで思っていたのですが、それでしょうか?
「なんのこと?」
 繰り返す様だが、努めて冷静に対処する。ポーカーフェイスが大事なんだ。
「惚《とぼ》けてるでしょう」
 執拗な責めの手が引っ込む気配はない。ここはひとつ、何か手を打たねばなるまいて。
 ……そうだな、いっちょ『風変わりな事』をして、彼女の気を逸らすべか。そしてそれは常識では考えられない様なレベルの、『不可思議』なことであるのが望ましい。
 そう判断した。
「エエ!? トボケテルゥ!? ナニソレ!? ミライチャンワカンナイ!」
『モノマネを仕込まれたインコのモノマネをする男』、現る。
 しめしめ、これで百年の恋も冷めよう。
 ナユちゃんが僕に恋をしているなんて、ありえないのだけれどね。
 だからこれは冗談さ。
「…………。」
 じっ
 と僕を見つめるナユちゃん先生。軽く握った左手を口元に添えて覆い隠している。その右手は腕組みの要領で左肘の方へ曲げられている。ナユちゃんが何か、深刻な事を考えている時の動作だ。
 これはまずい。
 しかし何故だい?
 僕はちょっと、『モノマネを仕込まれたインコのモノマネをする男』になっただけさ。その前は『ちょっと昔の彼女のことを思い出していた』だけさね。僕の何が悪かったというのだろう。そう思うと、何だかこれは、理不尽な圧政に思える。なんだか許せない気持ちになってきた!
「……いいわ。ミライチャン。どうしてインコのモノマネをしたのかだけ教えてくれる?」
 おや? 雲行きが変わってきたぞ? これはイケる。
「それはただ僕が、楽しかったから」
 どこかで聞いた言葉でお茶を濁す。『何それ』とでも言っていつもみたいにクスクス笑ってくれ。そうすれば全てが���く収まるんだ。別に丸く収めなくてもいいけど。
 尖っていこう。
 どこぞのビールのCMみたいだ。
「…………そう。相変わらず、変な人ね」
 そう吐き捨てて、彼女は自分の席に戻っていく。
 ふうぅぅぅぅぅぅぅぅ、一命を取り留めたぜぇ。
 僕は心の中で冷汗を拭う。
「今日はお客さんが来るからね。ちゃんとしてよね」
 ひえぇ。もう大丈夫だと思って弛緩しきったところに、また彼女の声が浴びせられて、こっちに戻ってきて隙有り御命頂戴の再追求がはじまるのかと思ったぜぇ!
 実際はそんなことなくて、単に『お客さんが来る』というノーティスだった訳だが……。
 ん?
 お客さん?
「まぁ、そうは言っても、まだ暫くは来ないと思うけれど」
「え、今日予約あったっけ?」
「いいえ。予約はないわ。でも、来るわよ」
「あっ」
 このパターンか。久しぶりだったから最初の頃の様な察しの悪さを演じてしまった。
 彼女曰く『そういう事がわかる時がある』のだという。
 僕自身は全くそういうことは実感出来ないけれども、彼女の力については実感を以て確信している。  僕は彼女を尊敬しているし敬愛しているけれども、親愛の情から、気を許しすぎて、ついつい彼女に巫山戯た態度をとってしまう日もある。
 しかし『親しき仲にも礼儀あり』という言葉がある様に、ある程度は弁《わきま》えなければならない。  とはいえ余り好印象を与えるような事をし続けてバランスを欠いても良くない。この塩梅が正直ちょっと難しい。素人にはわからないでしょうね! ふぇふぇ〜ん。
 ん、なんかものっそい話がズレていってる気がするぞ! 気のせいか!?
「悪いけど、いつも通りに応対の半分くらいは宜《よろ》しくね」 「ん? ああ……任せて」 「ん。 ありがと」
 くだらない思考に終止符を打つ様に、ナユちゃんがいつものお願いをしてくる。こんなのに毎回言わなくてもいいのに、毎回言うのは律儀だ。律儀なのは嬉しいけれど、もうちょっと信用して気を許してくれてもいいのになと思う。まぁそれは追い追い。そのうち時間が解決してくれるだろうさ!
 ビバ! 単純接触効果!
 …………う〜ん。
 どうにも今日は、他人になった様な心持ちがするなぁ。
 ま、そんな訳ないけどサ。
 さて、と。
 僕はお気に入りの、ダークグリーンのカウチから立ち上がって、彼女に声を掛ける。
「お茶を淹れるよ。次は何にする?」 「そうね、今はチャイが飲みたいわ」 「チャイ? 珍しいね?」 「ええ。ダメかしら?」 「全然いいよ! 珍しいなって思っただけ」 「良かった、ありがとう。理由は多分、仏教の話もしたからね」 「ああ、名前の話ね」 「そう。それで多分インド繋がりよ。誰かさんの言う様に安直なの」 「あれ? もしかして根に持ってる?」 「そんなことないわよ〜」
 そうだろうか。まぁ彼女��そういうならそうなんだろう。そういうことにした。
 あと別に、今日はインドの話はしていない気がするが。チラっとサンスクリット語とかガンジス川が出てきたぐらいで。今日はなんだか、彼女もおかしいな。彼女の真似をして言えば、『何か人智を超えた不可思議によって、何らかの影響を受けている』のかなともチラっと思ったが、どうなんだろうか。
 まあいいか。どうせ僕には、わからないことだ。
 僕はチャイを淹れる為に、キッチンに向かうべく歩き出す。
「お手間よね。ごめんね。大変だったらいいからね」
 背中に投げかけられる、そんな言葉。
「ハハ、ノープロブレムさ。任せて」
 変に外人みたいに返しをしてしまった。
 う〜ん、やはり、今日は僕も彼女もなんだかいつもの僕や彼女じゃないみたいだ。
 なんなのだろう。気持ちが悪い。心が思う様にならない。
 これぞまさに、以前調べた、『|五蘊盛苦《ごうんじょうく》』ってやつだろうか。
 …………?
『五蘊盛苦』なんて、いつ調べたっけ?
 不快な疑問を、振り払う様に、再びキッチンへ向かった。
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catonoire · 4 months ago
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「鳥 ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統」展
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国立科学博物館で特別展「鳥 ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統」を見る。充実の内容だったが、出かけたのが会期末になってしまったため会場内は大混雑で、鳥より人間の後ろ姿ばかり見る形になり、じっくり見学できなかったことが悔やまれる。せっかく撮影可だったのに写真もあまり撮れなかったので、ここに載せられるものも限定的である。
展示室入口ではクジャクとシマエナガがお出迎え。人が多くて、遠くから隠し撮りするかのような撮り方しかできず。
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展示は全8章で構成されている。
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第1章では恐竜まで遡って鳥の進化の過程を辿っている。恐竜の段階ですでに鳥の鳥たる特徴が備わっていたのだそう。可愛らしい小鳥も恐竜時代からある特徴を受け継いでいるわけだ。
脊椎動物の飛行のしかたを解説するコーナーでは、鳥類でない脊椎動物も宙に浮いていた。
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展示会場ではときどき上を見なければならない。たとえば下の写真のように、ペラゴルニス・サンデルシ(空を飛ぶ史上最大の鳥といわれる。約2600万年前に生きていた。翼開長は7m)の復元を試みた成果が上から吊るされていたりするからである。
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第2章では最新のゲノム解析で分類された鳥類の多様性を取り上げている。たとえば、従来タカ目と分類されてきたハヤブサが、ゲノム解析によりインコやスズメに近いことが判明したため、ハヤブサ目が新設された。他にも目レベルでさまざまな再編がなされたという。
第3章からは鳥の種類ごとの紹介で、まずはダチョウなどの走鳥類が登場。第4章はカモやキジの仲間、第5章は陸鳥や水鳥、第6章は猛禽、第7章はいわゆる小鳥。
卵の大きさの比較。走鳥類の卵は大きい!
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この展覧会で展示されているのはまるで生きているかのような姿の剥製(本剥製)がメインだが、死んだような姿の仮剥製が紹介されている展示ケースもあった。
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ツルの仲間。
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チドリ目の皆さん。チドリ目はスズメ目の次に科の数が多く多様であるとのこと。
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狙われにくいように進化したらしい卵のいろいろ。
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次の写真はペンギンの仲間大集合コーナーの一部。見学する人間も大集合していたのでこの程度にしか撮れず……
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アホウドリの仲間。
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ヒマラヤを越えて飛ぶことのできる、インドガンとアネハヅル。インドガンはひたすら羽ばたくパワー型、アネハヅルは気流や風を利用する省力型で、タイプは異なるが、どちらもすごいことには変わりない。
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渡り鳥の主要な経路、フライウェイを示した展示パネル。世界地図とともに示されるとそのダイナミックさが際立つ。
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蜂の巣を再利用した、アカショウビンの巣。
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猛禽の仲間の皆さん。
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最後の第8章は「鳥たちとともに」と題して鳥と人との関係を紹介している。自分ではバードウォッチングとか環境保全活動ぐらいしか思い浮かばなかったのだが、下の写真の模型などを見て、鳥の名を冠した人工物も確かにいろいろあるなと唸った。
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要所要所にある「鳥のひみつ」というコラムが楽しくおもしろくわかりやすくてためになった。ぬまがさワタリさんのイラストがしばしば笑える内容で、展示に華を添えている。
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なお、適応放散のコーナーに展示されている鳥は、ガラパゴス諸島に棲むダーウィンフィンチ類で、剥製でなくバードカービング(彫刻)。剥製にしろ彫刻にしろ、人間の手の技にも恐れ入る展示だった。
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moko1590m · 5 months ago
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最初、ChatGPTタスクでできることを聞いたとき、個人的にはLINEのリマインド機能「リマインくん」と大差ないじゃん! と思っていました。 \Amazonセール中/ PR 冷えを解消! デスク用暖房アイテム3つ デロンギ セラミックファンヒーター デロンギ セラミックファンヒーター ¥8,164 ¥7,336 ライソン 巻くコタツ足暖 ライソン 巻くコタツ足暖 ¥8,980 ¥7,200 インコ USBウェアラブルヒーター インコ USBウェアラブルヒーター ¥7,700 ¥5,780 しかし、ネット上で活用方法を調べてみると「思ったよりスゴイじゃん!」と手のひらをクルッとさせちゃいました。 よくよく考えてみると「AIエージェント時代」への明確な第一歩なんですよね……。 そこで今回は、ChatGPTタスクの使い方と使ってみての感想をご紹介します。 ChatGPTタスクとは? ChatGPTタスクは、ChatGPT Plus、Team、Proといった有料プランのユーザーを対象にベータ版がリリースされた新機能。 メインの機能としては「ユーザーが指定したタスクをスケジュールに基づいて自動的に実行する」というもの。 この文言を見たときに、個人的に「あ、リマインダーなんだ」と思いました。 正直な話すると、リマインダー系のアプリなんぞ、世の中に大量に溢れていますし、より使い勝手の良いものも多いと思うので、「わざわざChatGPTでやることか?」と疑問に感じていました。 ところが、実際使ってみると特定の情報の最新情報を定期的に送ってもらったり、毎朝1問英文の練習問題をつくってもらったりと、ChatGPTならではの機能とリマインダー機能の組み合わせが非常に相性抜群なんですよ。 卒業するまで後悔しない学生向けPCってSurfaceシリーズかも 卒業するまで後悔しない学生向けPCってSurfaceシリーズかも Sponsored by Microsoft 特に私のようなメディア関係の仕事をしている人であれば、トレンドを半自動で追い続けてくれるのはかなり優秀。 Advertisement ネット上で確認した限りだと株価を定期報告させてる人も多い印象です。 コレって、AIに一番簡単な定期タスクを任せるっていう「AIエージェント化」の第一歩なのかなと個人的には感じています。 実際に使ってみよう! いざ、ChatGPTタスクを使ってみようと思い、とりあえずシンプルなリマインドとして「仕事しろ!」と叱咤激励してもらうことに。 chatgpt_movie うん、問題なくリマインドされました。しっかりと時間どおりです。 ただ、やっぱり普通のリマインド機能として使うだけなら本当にたいしたことないですよね。ほかのアプリのほうが使い勝手が良いです。 Advertisement では、ChatGPTらしい機能と組み合わせてChatGPTタスクを使ってみることにしましょう! 今回試してみたのは「Xのトップトピックの監視代理」です。 プロンプトは以下のとおり。 11時から1時間に一度、Xにおける日本のトップトピック、アメリカのトップトピックを詳しく調べたうえで教えてください。 めっちゃザックリとした指示ですね。 でも私の日課的に日々Xのトレンドを追うのに時間を使い、そのままネットサーフィンへ……と時間の浪費につながる作業なので、一旦AIに任せてみることに。待つこと1時間。 さらにできるようになったな!高音質オープンイヤー型イヤホン「OpenFit 2」 さらにできるようになったな!高音質オープンイヤー型イヤホン「OpenFit 2」 Sponsored by Shokz こんな回答が返ってきました。 2025年1月16日12時現在、X(旧Twitter)における日本とアメリカのトップトレンドは以下のとおりです。 日本のトレンド: 1.ウルフムーン 1月の満月である「ウルフムーン」に関する投稿が増加しています。 2.パロディアカウント 著名人やキャラクターのパロディアカウントが話題となっています。 3.刀剣乱舞 人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」に関連するツイートが増加しています。 4.期日前投票 選挙の期日前投票に関する情報や呼びかけが多く見られます。 5.#まどか26歳 アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクター、まどかの26歳の誕生日を祝う投稿が多数あります。 アメリカのトレンド: 1.Tim Kaine ティム・ケイン上院議員に関する話題が増えています。 2.Secretary of Defense 国防長官に関連するニュースや議論が活発です。 3.SecDef 「Secretary of Defense(国防長官)」の略称であるSecDefに関する投稿が増加しています。 4.Pete 「Pete」という名前の人物に関する話題がトレンド入りしています。 5.Senator 上院議員に関連するニュースや議論が多く見られます。 これらのトレンドは、各国のユーザー間で現在注目されている話題を反映しています。 ほうほう。回答自体は悪くないですよね。 Advertisement ただ、この時間帯にXのトレンドを見てもコレらのワードがトレンド入りしていなかったので、その時間帯にグッと投稿数が増えたワードを選別しているのかも? これは「トップトピック」と指示したからこう言った検索結果になったのかなと感じています。「Xのトレンド」と指示すれば、結果がもう少しわかりやすかったかもしれません。 こうみるとトピックがなぜ話題になったのかも教えてもらいたいので、プロンプトを改善するならこんな感じが良さそうですね。 11時から1時間に一度、Xにおける日本のトレンド、アメリカのトレンドをリスト化して教えてください。またトレンド入りしたワードがなぜトレンド入りしたのかをわかりやすく記載してください。 使ってみての感想としては「悪くはない」というのが正直なところ。 というのも、ベースとなっているのがChatGPT 4oということもあり、出力パワーがやっぱり低い���ですよ。 そのため、どこまでいっても「ベータ版」なのかなという印象を受けました。 ただ、上でも紹介したとおり、OpenAI社の「AIエージェント時代」の第一歩であり、ユーザー目線としても「AIエージェント」を使いこなす練習としてはピッタリなのかなと感じています。 Windows 10は今年でサポート終了。移行のポイントとPC選びのコツ Windows 10は今年でサポート終了。移行のポイントとPC選びのコツ Sponsored by 株式会社日本HP まずは手っ取り早く情報収集の手伝いから任せてみると、機能を実感しやすいかもしれませんね!
ChatGPTタスクは「ただのリマインド機能」じゃない。何ができるのか試してみた | ギズモード・ジャパン
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tamanine · 1 year ago
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2023年ベスト10
①ザ・ホエール
②ガール・ピクチャー
③アフターサン
④クライムズ・オブ・ザ・フューチャー
⑤ファースト・カウ
⑥SEA SAID
⑦ソウルに帰る
⑧首
⑨ベネデッタ
⑩フェイブルマンズ
昨年の映画祭/あしたの少女
⚫︎番外⚫︎
THE COCKPIT
スカイライト
エゴイスト
ウーマン・トーキング
⭐︎楽しかった〜〜〜!!⭐︎
パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女
マジックマイク ラストダンス
イコライザー3
ジョンウィック:コンセンサス
⭐︎今年見て良かった⭐︎
The Son/息子(個人的にタイムリーで…)
ヴォルテックス(介護についてきちんと考えないと…)
生きる(カズオイシグロ脚本リメイク、こんなに良い映画だとは)
さらば、わが愛(名作とはこういう映画のことか)
◆配信で見て良かった映画!!
イコライザー1!!!!!!!
イコライザー2!!!!!!!
PIG(良い映画〜〜、ニコラス・ケイジ)
デュアル(小さいSF映画の中で素晴らしい形)
テイク・ディス・ワルツ(配信じゃなくてディスクを入手、ウーマントーキングの監督)
カード・カウンター
⭐︎ベスト・ウインク
枯れ葉
◆配信で見た良いドラマ
デッドロック〜女刑事の事件簿〜(prime)クィア!!!口の悪い女大好き!!!最高!
Somebody Somewhere(U-NEXT)クィア!!!!!素晴らしかった〜〜〜〜〜
D.P. s2(Netflix)つらいけど、良いドラマ、入隊のニュースを見る私たちは知らなくてはいけない
リディア・ポエットの法律(Netflix)フェミニズム!!!衣装も美術も本当に素敵〜〜
キラー・ビー(prime)面白かった、ビリーちゃんの演技も上手…
◆2023年に劇場で観た映画(全52回)
ケイコ 目を澄ませて(ユーロスペースでの監督とのQAで、「ボクシング、始めてみてね!」に「はい!」と答えた約束、キックボクシングになったけど少し果たしました)
SEA SAID(年に一回でいいからテレビで放送して欲しい…、みんな見てください)
イニシェリン島の精霊(シネクイントホワイトの空調のカタカタ音は直りましたか?)
パーフェクト・ドライバー(面白かった〜〜〜〜)
エゴイスト(いい映画だった、グッときました)
ベネデッタ(盛り上げが凄い、流石ポールバーホーベン)
ボーンズアンドオール(ごめんなさいなんにも合いませんでした)
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(スイスアーミーマンの監督がアカデミー作品賞とると思わないじゃないですか、テーマが真摯)
マジックマイク ラストダンス(流れるようなフェミニズム、性的な同意って色っぽいことだよ)
アラビアンナイト 三千年の誓い(あまりよくわからなかったけどフュリオサにはクマちゃんぶら下げて初日に行きます)
フェイブルマンズ(面白かった〜〜〜〜、スピルバーグで一番好きかもしれない、大きな声を出すデヴィッドリンチ、あのラストの軽やかさ)
エンパイア・オブ・ライト(手を洗って欲しい)
The Son/息子(タイミング的にバチっと来てしまい、慄きながら楽しく見ました、楽しい映画ではない)
マッシブ・タレント(みんな元気で嬉しいね)
生きる LIVING(カズオイシグロ脚本リメイク、すごい良かった、こんな映画なんだ…)
knock at the cabin(全然好きじゃなかった、最悪の陰謀論に近すぎる、どうしたのシャマラン、気をつけて!)
AIR(よくできてた、AIRMAX履いて行ったよ)
ガール・ピクチャー(ティーンの恋愛ものの中で今までで1番好き、家族映画としてもいい、クィア映画としても素晴らしい)
ザ・ホエール(かなり警戒して見に行ったけど何故か好きだった)
ザ・ホエール(どこが好きなのか確かめに行ってまだよくわからないけど好きだと思う、なんでだろう?)
それでも私は生きていく(待つ女方向のレア様)
TAR/ター(よくこれを男性主人公でやろうとしてたな?無理だよ、ハラスメントってしている間は何にもわからないわけ?)
THE COKPIT(早稲田松竹、三宅唱監督、8年ぶり2度目、素晴らしい)
MEGAN(ごきげんなホラー)
ウーマン・トーキング(素晴らしい映画)
トゥ・レスリー(アルコール依存症は気合いや愛では治らないので、専門家にきちんと相談して欲しい。あんなやり方ができると思わせるのは少し危ない)
小説家の映画(監督は楽しそうだが、あの映画内映画に本当に出て良かったと主人公が思っているのか、釈然としない)
ヴァチカンのエクソシスト(ごきげんな映画であった9
君たちはどう生きるか(期待していなかったので楽しく見た、元気だな!インコ世界愛らしかった)
イノセンツ(北欧の童夢。私は「クロニクル」の方が好きです)
バービー(ゴズリン楽しそうだったね)
ソウルに帰る(アイデンティティになるものを私は最初から手にしていたのだけど、もう一回考えたくなった)
さらば、わが愛/覇王別姫(新宿の高高109にて。新宿駅から遠過ぎ、地上からも遠過ぎ、スクリーンは流石に良い。文化大革命のことをもっと知りたい)
クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(レア様最高、クローネンバーグの自由さに感銘を受けた、フェティッシュがある映画って素晴らしい)
エリザベート1878(映像良かった)
��したの少女(足に差し込む光の、死の誘惑)
ジョン・ウィック:コンセンサス(最高!!!!)
ハント(イ・ジョンジェさん、成功おめでとうございます)
イコライザー3(最高!!)
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(私はスコセッシほど悪いおじさんのこと好きじゃないよ)
哀れなるものたち(東京国際映画祭、女性の売春については価値観が合わないかも、デフォーさん好き)
首(すげえ面白かった、劇場で時代劇見る最後になってもいい)
GIFT(フィルメックス、上映時のミスが致命的、運営がひどかった)
PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(パク・ソダムって最高)
首(父を連れて2度目、「胸がいっぱいでお腹がへってないよ」と言われたのでお茶を飲みました、劇場で観れて良かった)
枯れ葉(劇場でカウリスマキ見たの初めて、良い映画だった、まさかあのジム・ジャームッシュ作品が出てくるとは)
ヴォルテックス(クリスマスイブの朝からギャスパー・ノエに付き合ってくれてありがとう、友達…。露悪的なのは公式HPの監督近影だけ。ギャスパー・ノエはゴダールの正統な後継者だと思うんだけど)
ショーイング・アップ(閃光のような芸術の先も、作り続けていくことの)
ファースト・カウ(首の虚無と真反対の、小さな小屋の中にあった未来と時間と牛乳と蜂蜜の甘い香り)
スカイライト(ナショナルシアターライブ、ビル・ナイ&キャリーマリガン、「赦されたい」男、もう自分の人生を生きていて許される必要なんてない女)
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mameluriha · 1 day ago
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🐦#インコことわざ #インコ格言 #インコ名言🐦
【Don't count your chickens before they hatch.】
卵が孵る前にヒナを数えるな。結果が出る前に期待しすぎてはいけない。
◎今までの更新◎ 🐤LINEスタンプ🐤
応援いつもありがとうございます💖 こちらのLINEスタンプやオリジナルインコグッズをプロフィールURLの「まめるりはことりのインコ・鳥グッズサイト」からご購入できます🙇 よろしかったらどうぞ♪
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tutai-k · 2 years ago
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休暇。
10月1日~長期休暇だという噂が職場に流れていた。長期の休みなら行きたい場所はたくさんあったが、噂が流れはじめたのは8月の末くらいで、そんな時期から用意しはじめたのでは何も間に合わない。釧路と舳倉島、どちらにするか悩んだが、どちらも現実的ではないのであきらめて、結局長期休暇は取らずに、四連休だけ取ってあとは出勤した。来年も同じ時期に長期休暇があるのなら、半年くらいまえには教えてもらいたいし(一年後の予定がすでに決まっているような生活をしている人間なので)それなら周到に旅に出られる。
とはいえ、せっかくの休暇なので何かしたいと思っていたら、東京のイゼルローンフォートレスでキルヒアイスのアフタヌーンティーへ行けることになった。
東京は文フリで年に多いと二回くらい行くのだが、単純に『遊びに行くだけ』というのは、何年ぶりか……。イベントまえのストレスや緊張、イベント後の疲れのない旅行というのは、もしかしなくても十年くらいは経験していないのでは? という…。
いつもは始発に乗るのをすこしゆっくりの電車に乗って名古屋駅へ。
平日の、しかも朝だからすんなり食べられるだろうと思っていた名古屋駅名物「ぴよりん」のモーニングは、びっくりするくらい人が並んでいた……。とりあえず名前だけ書いて、出かける直前にバタバタしてて買えなかったお土産を探しに行くも、あせってしまいぴよりんのバウムクーヘンを一個しか買えないまま、席へ通される。 そしてぴよりんモーニングを注文して食べる。 当たり前だがこの「カフェ・ジャンシアーヌ」は、ぴよりんを求めているひとがわざわざ並ぶお店なので、みんなぴよりんを食べる。いろんなひとが「ぴよりんモーニング」を注文するのを、「ああこの人たちはみんな、ぴよりんを楽しみにこのお店に朝早くにやってきたんだなあ」という幸せな気持ちで感じることができる。とてもいい旅立ちの朝だった。
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新幹線は少し遅れている便もあったようだったが、わたしが乗るのは大丈夫だった。予定通り東京駅へ着き、約束の駅へ。
休日はとても並ぶというラーメンのようななにかのお店へ連れて行ってもらう。透き通ったスープに、きしめんみたいな麺(麺は10種類くらいからえらべたが、初心者なので先達に従って頼んだらきしめんみたいなのだった)、たくさんのネギとパクチーが浮いている。パクチー大好きなので、追加すれば良かった。とにかくめちゃくちゃおいしくて、スープまで飲んだ。 到着したときにはお店は結構すいていたのに、すぐに満席になって、お店を出るころには人が並びはじめていた。
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皇居まで歩いて行ける距離だというので案内してもらう。 人生で実は皇居に行く(しかも結構奥の一般人が入れないようなところまで入れる)機会があったのだが、一度も行かなかったので、皇居は初体験だった。入り口は閉まっていて、見学はできなかったのだが、かつて皇居へ入る機会があったころからはずいぶん違う道と考え方をしているわたしには、そういうものなのだと思った。偶然だが。 皇居の周りは走っている人がたくさんいた。柳がたくさん生えていて、風が目に見えるので気持ちよかった。 「このお堀、冬は鳥がきそう」と言ったら、案内してくれた人が、「黒くて足がこんな鳥がくる」と指を三本立ててオオバンを表現したのが面白かった。たしかにオオバンは、カモとかと違って、指がわかれていて足がへら状になっていない(指がわかれていてそれぞれに水かきがついている)。
そのあとは、紅茶屋さんへ。いろいろ悩んだけど、暑かったのでレモンティーを頼む。たくさんおしゃべりして、二杯目も。ロイヤルミルクティーを飲む。どれもおいしかったし、カフェはとても居心地が良かった。 いつも東京で誰かに会うときは、イベントの後の打ち上げとかで、疲れとお酒でハイになってたり、時間も時間だから焦っていたりするけれど、ゆっくり時間を気にせずおしゃべりができたのがうれしかった。 だれかに会いに行く旅、というのを久しぶりにしたなあと思った。
その人とは別れて、イゼルローンフォートレスへ。十年来のフォロワーさんと会う。BL短歌の頃に出会っていて、タイムラインでは毎日のようにおしゃべりしているのに、会うのはこれが初めてなのが不思議。 イゼルローンフォートレスは「銀河英雄伝説」という小説のコンセプトカフェ(公式)で、物語の中の陣営で席がえらべたようで、イゼルローンを選んだよ、と言う話だったが、なにが違ったのかよくわからなかった。記念の銀貨・金貨をもらったり、コースターをもらったりした。ドリンクについてくるコースターにシェーンコップが含まれていたのを、ながれるように渡されたのがおもしろかった。 アフタヌーンティーのケーキにひとつめちゃくちゃ酸っぱいのがあって複雑な顔をしていたら「酸っぱいのきらいだもんね」と言われて、「やっぱりいつも一緒にいる人だ!」と思った。 ライチョウのぬいぐるみをもらう。夏羽と冬羽を選ばせてもらう。まだ夏羽のオスにしか出会っていないので、夏羽をもらった。 ひとしく一緒にわちゃわちゃしているフォロワーさんたちにお土産を買う。今日発送したが、よろこんでくれるとうれしいなと思う。 自分用には、箸を買った。迷ったけど、同盟の箸にした。 世界が平和でありますように、この小説の主人公の一人が語るような、健全な民主主義の世界にたどり着き、すこしでも長くそれがつづきますようにと祈る。
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翌日。 泊ったホテルの近くに野鳥のサンクチュアリのような場所があるようだったが、とにかく「緑色のインコ(ワカケホンセイインコ)」と「オナガ」が見たいと思っていたので、目撃情報があり、さらに良く発生するという井の頭公園へいく。何年かまえ、みんなでアヒルボートを漕いで楽しんだ井の頭公園だ。朝早く到着したからか、あの楽しかったアヒルボートを漕いでいる人は誰もいなかった。 カメラを持っている人が何人かいて、鳥への期待が高まる。 池にはカイツブリとカルガモが浮いていた。
一生懸命探すも、オナガの鳴声とシジュウカラの鳴声しか聞こえないので、公園の管理塔で「緑色のインコはどこにいますか?」と聞く。 「夕方に群で飛んでくるけど、昼間はあんまり見ないね」と言われる。好む木とかが分かればそこから探せるのに…と思ったが、そういうのもないらしい。とりあえず玉川上水を遡る。オナガの声がたくさん聞こえるけど、全然見つからない。 ブラインドがもうけられているところがあって、鳥写おじさんがたくさんいたので覗いてみる。池があって、ムラサキシキブが池の周りに生えていたので、鳥は来そう。���けど鳥があらわれなかったので情報収集。ちょっと離れたところにたくさんいる場所があるとわかったので移動。
関東の人はもしかしたら「なんでこいつ、こんなにオナガ(とワカケホンセイインコ)を見たいんだ?」と思うかもしれないが、オナガは関東にしか住んでいないので、三重では見られないのである。
どきどきしながら歩いて行くと、まず見つけたのはオナガ。 「オナガだ!!!!めっちゃいる!!!!!オナガ!!!」もう大興奮である。オナガはしきりに飛びまわり、すぐに木の中に隠れてしまうので、まだ葉っぱが繁っている今は見つけづらいし、写真を撮るのがむずかしい。でもときどき、開けたところへ出てくるのでそれを撮影していると、なんか変な影が……飛んでくる……。なんて言うんだろう、ロケットみたいな……。日本にいるタイプの鳥ではない、形状の……。 目の前にとまったのはワカケホンセイインコだった! 「わーーーーーー!!!本物だ!!本物だ!!!!」 重いカメラとレンズを担いで��たかいがあった……。このインコも木陰に隠れるし緑色なので、はっぱと紛れて見つけづらいし写真も撮りづらい……。 こんなトロピカルな鳥がなんでこんなところにいるかというと、外来種である。飼われていたのが逃げ出して野生化しているらしい。とても異様……。 寿命が30年くらいあるらしい。外来種についてはいろいろ思うことがあるし、その存在を全面的に肯定はしないが、かれらをここに持ちこんだのは我々人間なので、「彼ら」が悪だという立場にはわたしは立っていない。存在と言うよりは、「棲みつかせてしまった」構造や、行為を批判したいと思っている。 絶滅危惧種を「この目で見てことほぐ」必要があるとしたら(その行為の根底には人類の営為による贖罪と、その環境の改善への努力への約束が含まれると思う)、等しく外来生物も「この目で見る」必要があるとおもう。たしかに、都会の森の中に、この南国にいそうな姿は異様で、その「違和感」は、環境について考える動機になる。
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とにかくワカケホンセイインコとオナガを見つけて満足する。 どちらも動き回る鳥なので、追いかけて歩いていたら、ひらけた場所に鳥写おじさんがたくさん集まっていたので寄っていく。 エゾビタキとキビタキを撮影していた。 今年はエゾビタキに出会ってないし、なんだかんだキビタキにもほとんど出会えないので見られて良かった。
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名古屋駅でお土産にぴよりんを買いたかったので、はやめに東京を出ようと東京駅にもどる。 スマホリングが壊れてしまっているので、東京駅のちいかわちゃんのショップでちいかわちゃんのスマホリングを買おうと思っていたら、東京駅のちいかわちゃんショップは一時間待ちだった! あきらめて、東京駅にあるというクルミッコショップへ……人が全然いないなあと思っていたら、なんとクルミッコは売り切れ! そんなぁ~~と落胆しながらお土産を物色していたら、普通の総合お土産ショップみたいなところにクルミッコとサブレのセットが売っていた。 「これ、おふくもち(赤福によく似た伊勢のお土産)みたいな……なんかそういうクルミッコじゃないよな?」と不安に思いながらレジに持って行くと、ちゃんと紅谷の袋に入れてくれたので本物のクルミッコのようだった。 崎陽軒のシウマイもほしくて、真空パックじゃなくてチルドのやつを探し回るが見つけられなかったので真空パックのを買って、お弁当も買って電車に乗る。 じつは朝、ホテルのバイキングでしこたま食べてから何も食べていなかったが、腹が減っていなかったので、帰りの近鉄特急で弁当を食べようと思って、新幹線ではもうすぐ車内販売がなくなるというシンカンセンスゴイカタイアイスを食べる。次に新幹線に乗るのは文フリの時だから、もう食べられるのはこれが最後の機会だ。いつまで経ってもやわらかくならないのを待っていたら、いつの間にか静岡を通過していた。豊橋辺りでなんとか食べ終える。そうこうしているうちに、名古屋。
駅でぴよりんを買おうと思ったら、めちゃくちゃ並んでいた。とりあえず特急券を買ってからぴよりんの列に並ぼうと思っていたら、いろいろあって列にならばず、特急も乗らないことに。 ゆっくり急行と鈍行で三重まで帰る。
急行と鈍行のベンチシートではお弁当は食べられないので、家に帰ってきてからお弁当を食べた。おいしかった。
良い旅をした。 翌日(つまり今日)伊良子へタカの渡りを見に行こうと思っていたのに、雨が降っていた。 来週からはとても忙しいので、今年は、もうヒヨドリの渡りを見に行けないだろう。
11月の半ばくらいには忙しいのは落ち着くので、そしたら、いつものアフタヌーンティーの秋のコースを滑り込みで食べよう。そしたらすぐに、ハッピーホリデーアフタヌーンティーがきちゃう。
月末に、今度は九州へ行く用事がある。九州では、カササギを探したいと思う。
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ateliersubaco · 2 years ago
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ご案内が遅くなってしまいましたが、伊勢丹オンラインストアの特集記事【カタル×てしごと -Mush for Christmas-】の中でこちらのアオアシカツオドリを含め作品をご紹介いただいております
私の作品は店頭販売のみとなりますが、ご覧いただけましたら幸いです🕊️
https://www.mistore.jp/shopping/feature/living_art_f2/hobby21_l.html
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“モノをモノとして消費するのではなく、つくり手の想いや背景、その技術を「知って」「共感して」選んでほしい。”
『カタル×てしごと』では、つくり手が語ること、技が語ること、それを私たちが語り、最後に作品を手にとった人が語ることで、より愛着の湧く「ものとの出会い」を提案します。
 
今回の『カタル×てしごと』のテーマは、ぬいぐるみ作家による一つだけのぬいぐるみや造形作家によるオブジェなど多種多様な”やわらかいもの”を集め、ご紹介いたします。あなただけの”クリスマス”の相棒(Mush)を見つけてください。
 
【カタル×てしごと -Mush for Christmas-】
会期:2023年12月13日(水)~12月19日(火)
場所:伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5
 
※購入点数制限、混雑状況に応じては会場内の入場制限をさせていただく場合がございます。
※会期前、及びイベント初日の電話注文やお取り置きはお断りしております。また、本イベントは三越伊勢丹リモートショッピングアプリでのお問い合わせやご注文を承っておりません。あらかじめご了承ください。
※出展作家は予告なく変更になる可能性がございます、あらかじめご了承ください。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください
#伊勢丹新宿店 #iromonomarket #ateliersubaco
#動物#オブジェ#作品#ぬいぐるみ#アオアシカツオドリ#インコ
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yukari-bellum · 2 years ago
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「君たちはどう生きるか」を観に行きました。
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ここからはおおいにネタバレを含み、かつ私の超絶主観的な感想や解釈となるので、映画を観て、かつ心の広い人だけが、どうしようもないほど暇な時に読んでくれたらいいなと思っています。
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「死生観」「悪意との葛藤」「世界の継承」
みたいなことがこの映画のテーマなんじゃないか、とぼんやり考えています。
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宮崎駿監督は82歳になるそうな。82歳。監督にはまだまだ元気に長生きしてほしい、なんならまだまだ作品を作ってほしい……そうは思いますが、とはいえ、もうそろそろ「余生」を生きている、と言っておかしくない年齢。これが最後の作品とも言われていますね。
「君たちはどう生きるか」の中で、主人公の眞人は死んだ母そして新しい母となる夏子を追い、不思議な塔を通して異世界に入り込むことになりますが、その異世界はまさに監督の死生観を詰め込んだような世界観。私たちがどこからやってきて、どこにいくのかを思わせる、生と死の狭間の場所という感じ。
年齢的に監督自身が確実に死に近づいている、死後の世界に近付いているわけですし、そしてそれを今どれだけ健康な82歳だったとて自覚していると思います。私が同じ状況になる時、私は死後の世界を自分が近くない将来向かう場所としてどうイメージするかしら、どんなに風に思いを馳せるかしら。
そんなことを考えました。
「死んだらなんにもなくなる、無」みたいな風に考える方もいますが、私もこんな風に「何か」があるとは思います。
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物語の最後の方に悪意、という言葉が出てきましたが、ああ、そうか、眞人が一人でぐいぐいこの異世界を突き進んでまで戦っていたものはそれかーという風に思いました。
彼は礼儀正しく聡明な部分を感じさせる主人公であるけれども、と同時に何やら姑息な部分、猫被った感じ、短絡的な行動、みたいなものを物語の序盤から発揮しまくります。お前何考えてんねん、みたいな可愛げのなさ。
金持ちをアピールしたいナルシストな父の行動を特に制止するでもなく(しかも軍事需要に乗っかって人の命と引き換えに得た贅沢)、結果田舎の子供達から喧嘩をふっかけられ、それにガッツリ応戦するくせに、陰で自分が酷いやられ方をしたような工作をするとか。
戦時中にあらゆるものが手に入りづらい状況は分かっているのに、用意されたご飯をマズいと端的に言う(でもしっか��ちゃんと食べてる。ご飯が貴重なものなのは分かってるんだろう。これは彼のいい子の部分な気がする)とか。
ややこしいことばっかりする青鷺に木刀を持って対峙する短絡さとか。
夏子に罪悪感を抱かせながら、そそくさと去り、タバコを盗むとか。武器をつくるために、タバコを賄賂にするとか。
夏子が森に行く姿を見て見ぬフリするとか。
母を亡くしたという過去からくる影、父を新たな母にとられ家族を失ったように感じる孤独からくる問題行動……みたいにも思えるのですが、まあ、どんな理由であれ性格の悪い部分がチラチラ見えるんですよね。
でも彼は母が残してくれた「君たちはどう生きるか」を読んで、それが自分の悪意だったのだと気付く。母はすごいな、おい。
だからこそ青鷺の作った母の偽物がどろどろに溶け去ってなお、夏子を取り戻すべく、自分自身の悪意と対峙し戦うべく、得体の知れない異世界を果敢に突き進んでいったのではないかしら。
その先に生きる環境の劣悪さから悪意にすっかり取り込まれ、子孫というか一族まるごとその翼を折られた、というペリカンとも出会う。
悪意に染まった世界は、一日もたせるのさえ一苦労。
産屋に入るというタブーを犯した眞人に対して、怒り狂い、あんたなんて大嫌い!と叫ぶ夏子の中にも、きっと悪意はあったんだろうと思います。
身重でありながら、姉の息子を新たな母として引き受けるべく心を砕いてなお、自分を遠ざけ問題行動連発する甥っ子。そら腹立つわ!こちとら腹に新しい命抱えてまんねん!もーほっといて!!てなるわ。
でも眞人は夏子をお母さん!と何度も呼ぶ。自分の中の悪意に打ち勝って、木刀や、弓矢じゃなくて、誠実さを携えて。
あ、なんか泣けてくるね。
私たちはそれぞれがそれぞれの悪意と戦っている。大叔父が期待した眞人ですら、悪意を抱いている。生きるっていうことはその悪意と対峙し戦い、葛藤しつづけるということなのかなと感じました。どう生きるか。問いかけられているのはそういうことかな、と。
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ちなみに、私が宮崎駿監督の作品において特徴的だなと思っているのは、女性の持つ母性が、普遍的な強さとして描かれていること。
監督自身がそこの畏敬の念みたいなのと、同時にものすごい救いを求めてるんじゃないの、と思ったりします。執着、みたいなものすら感じる!笑
どれだけの葛藤があってもあくまで優しく眞人を庇護し続けた夏子も、嫌がりながらも結局塔に付いてきてくれた婆さんのキリコも、眞人を助け受け入れた若かりし頃のキリコも、自分の死をも恐れず未来を選び、眞人をその悪意ごと纏めて「いい子だ」と抱きしめるヒミも、ものすごい母性を感じるキャラクター。
他の作品でも必ずそういうキャラクターはいるんですよね。どういう形であれ。に対して、男性のキャラは結構短絡的というかお子ちゃまなんだけど笑
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大叔父が作り上げた生死の狭間の異世界は、インコやペリカンや、すでにたくさんのもの達を巻き込んでしまっているけれど、大叔父自体も歳をとり、悪意に染まって崩壊寸前。ペリカンなんてここは地獄と思ってる。
そして、石との契約から同じ血族である眞人しかこの異世界を存続できるものはいない、という状況。
大叔父は真っ新な少年に思える眞人に期待して、自分がしてきたのと同じように真っ新な石を詰むことを求めるけれど、眞人は自分にも悪意があることを自覚しているからこそ、それを拒み、自分が元いた世界で友達を作って生きていく、と意思表示する。
世界は継承されない。継承することが正解ではない、というようなことが、描かれているのかなと思いました。
結局その世界は大叔父が巻き込んだインコが破壊する。彼らは彼らなりに思うところがあり、大叔父への敬意や大叔父が立つ甘美な楽園という場所に対する憧憬の念を抱きつつも、そのやり方に反旗を翻して世界を叩っ切る。
大叔父に連れてこられて、意志を持ち、悪意を持ち、世界の支配権がほしいと思った彼らは、自ら世界を破滅に導き、
現実の世界でただのインコに戻っていく。
大叔父は宮崎駿監督自身だという解釈もどこかで見ました。なるほど、世界を継承する者を探していたけど、この世界はここまでです、と。そういう見方もおもしろいですね(インコ大王は鈴木プロデューサーだ!という見方もあるようです、あわわ)
では「石」ってなんだろうな?ある日、突然、空から、宇宙から降ってきた石。大叔父が契約し、血を分けたものしかその契約を継げない石。
「才能」?こうやって言葉にすると陳腐な感じがします。でも私たちは宮崎駿監督の作品を追い続けてきたから、知っているけれど、あの人だけが見えていた世界があるのを知っているんじゃなかろうか。それを私たちは見せてもらってきたんだもの。
それを世間は才能と呼ぶだろうし、もしかしたら本人にとっては空から、宇宙から降ってきた「石」みたいなものかもしれませんね。
本当の意味で血やDNAを分けた親族でなくても、何か、分かち合った人にならその「石」を継承してもらえるかも、と思っていたかもしれない。でもみんなそれぞれの思惑や悪意との葛藤を胸に、外の世界に出て地に足をつけて歩んでいく。
悪意にのまれるものもいるかもしれないし、悪意を抱えながらも、葛藤しながらも、どう生きるかと自分に問い続ける人もきっといるはず。
それはそれで希望ある未来かも。
もし、そういう物語だったとしたら、監督はすごいなーと思ったのでした。
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しかしながら。
宮崎駿の自分語りでしかない、
という意見もネットでチラホラ見ました。
確かにそう思う人もいるのかもしれない。
エンターテインメント作品としてのジブリを追い求めていた人たちからしてみれば。
でも、一つの時代を作った宮崎駿という人がもし最後の作品でその頭の中を、胸の内を公にしてくれたのだしたら、私はそれに胸打たれるような気がします。
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ここまで好き勝手に語ってきたけど、解釈なんて本当にどうでもいい、考察なんてできなくていい、訳のわからないままでいい、メッセージなんてなくていい、仮に矛盾していても崩壊していてもいい、という気すらします。
私たち人間なんてどうせ分からないことばっかりなんだから。
ありがとう、大叔父様。
まさにヒミちゃんの言ったこの言葉が胸にぽっと灯りを灯すような映画体験でした。
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fisk0401 · 2 years ago
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お題箱に新刊の感想を入れてくださった方、だいぶ遅くなってしまいましたが、ありがとうございます!!返信不要とのことですが、お礼だけ言わせてください🙇💕
それから、ヒロアカ新刊を読みました…。
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以下、つらつらと簡易な感想です!
・キャラクター紹介ページでかっちゃんを5回くらい探してしまった…いないという事実をしばし受け入れられませんでした…
・トガちゃん…トガちゃん!!!😭
・まだ恋バナしてない!のお茶子ちゃんに泣いたし、もう「恋バナ」という単語に楽しそうな反応をしないトガちゃんに更に泣いた…トガちゃん雄英ifとか考えて気持ちを落ち着けた…
・泣いてるトガちゃんを見つけちゃうお茶子ちゃんさぁあああ!!!😭😭😭
・ラブラバぁあああ!!!!
・ジェントルぅううう!!!
・ラブラバめっちゃ好きなんですよ〜フリフリのラブラバほんと可愛い😭💕
・ラブラバとジェントルの頼りになる感何…本当はヒーローになりたかったジェントルがちゃんとヒーローやってるのめちゃくちゃ泣けるし、ラブラバの愛がでっかくて…最高…この映像が後々に拡散されてジェントルとラブラバがヒーロー活動する世界戦が見えたよ〜〜
・ナガンッッッ!!!頼もしいけど無理しないで!!生きて!!!😭
・常闇くん格好いいし、雛鳥時代可愛すぎん??
・自分を犠牲にして高濃度の毒を繰り出すアシミナ…まじヒーロー…
・とか思ってたら切島くんよぉおお!!!🤦‍♀️
・焦凍くん!!ボロボロの焦凍くん可愛いよ☺️
・オールマイトの言葉で奮い立つ焦凍くんと飯田くん…泣く…
・マスク(?)を焦凍くんに貸してくれる飯田くん男前すぎない?!
・え、この最大の轟家イベントに轟家イベ皆勤賞の男がいないんですか??なんで??(心臓止まってるからだよ!!
・オールマイト?!嫌だ!!これサーの予知が当たっちゃうやつじゃん!!嫌だ!!インコさんが「命を賭けないでください(うろ覚え)」って言ってたじゃん😭😭😭😭😭
他にも色々ありますが、次巻が怖すぎます…なんか轟家がすごいらしいじゃないですか…(職場の人にチラッと聞いた
なにはともあれ原稿頑張ります!!
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mana-piyo · 3 years ago
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10/19〜11/16の写真
たまってきました、コマラジ「まなハマのこちらはいかが?」の写真をアップ〜!
10/19のゲストは二組いらっしゃいました(^O^)
ラテン・ジャズボーカルのMayaさん
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アコーディオン奏者の秦コータローさん
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お二人とも素敵な時間と音楽をありがとうございました!初めての二組ゲストで豪華だったなぁ! 秦コータローさんは生演奏もお届けしてくれて感動でした🥹
リポーターはビックシカゴのお二人〜
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10/26のゲストは、Noraさん(オルケスタ・デ���・ルス) さん
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Noraさんのお顔を見たことある‥と思っていたら、おそらく子供の頃にTVで拝見しておりました♬ 素晴らしい歌と気さくなお人柄に惚れちゃった♡
リポーターは荒木大星くんでした(ハマさんが背高いねって言ってる様子↓)
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11/2のゲストは、ジャズボーカルの田辺美輪さん
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貴重な音楽人生のお話をたくさん聞かせていただきました♡いろいろと質問しちゃったなぁ!ありがとうございました✨
11/9のゲストは、シンガーソングライターの星野裕矢さん
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この日はハマさんがお休みのため、代わりに三浦翔さんが来てくれました!翔さん助かりました(^_^)
星野裕矢さん、全国で精力的に活動されていて、美声でとてもエネルギッシュな方✨トークの話題も尽きませんでした♡
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石原アポストロフィーくんから、相方が決まったと報告がありました。まずは結成おめでとう!新しいコンビでの活躍も楽しみにしています!
11/16のゲストは、名古屋からお越しくださったエレノアシーさん
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ピアニストから思いもしなかったジャズシンガーになって活動されています♡ なんとインコが大好きということで、意気投合しました(๑˃̵ᴗ˂̵) 
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リポーターはビックシカゴ〜
ということで、丸1ヶ月写真をためてしまいました(・・;)
お便りメッセージありがとうございます❣️
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sevenoheaven · 4 years ago
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気がつくとあなたは霧の中を彷徨っている。視界は霞み、どうやら足元は泥濘んでいてどこに進もうにも僅かな前進しか許されない。時々、強い関心や理想への羨望が一線の光となり、歩むべき道を照らしてくれる。あなたはその神々しい光線を辿ってみるものの、一向に霧が晴れる気配なんていうのは無い。それどころかますますそれは濃くなり、意図してあなたの行手を阻んでいる様にも感じる。と言っても霧の中での知覚はどうにも当てにならず、もしここで美しい蝶々を見ても、あなたの三倍はあるであろう大きな体をした熊が襲ってきても、はたまたいるはずもないカンガルーが道を横切っても、あなたは自身の中で「当然のもの」として消化してしまいそうで、私は少し恐ろしく感じてしまうのである。
どういう偶然だろうか、何かの拍子であなたは呆気なく明快な世界に飛び出すことがあり、そんな時にはどうしてここにいるのだろうと思考を巡らせるのだろう。そして数分間自問自答を繰り返せば、それが情緒に由来しているのだと気づく。情緒といっても生半可なものではなく、心臓の鼓動が聞こえるほどの恐怖や焦燥、恋愛、緊張等によって鳴る激しい胸の鼓動に限る。そしてそれは、自衛本能、天敵から身を守り、子孫をなんとか残そうとするリビドーを孕み、あなたが正しく動物であることをまざまざと示しているのである。なるほど、歪んだ価値観と過剰な自己肯定で蔓延る社会が、個人主義的思考を持つ人間をより人間で無くしているのか。あなたが公平な視点で当たりを見回すと、「まともでない」と社会で称される人にはまあよほど人間的な人が多く、「まとも」と称される人の方に洒落にならないような人格の持ち主が多い、なんてことはしばしばである。勿論、「まともな人」と称される人の中にも頭脳明晰、そして無差別主義な人間が少しばかりいる。彼らは決まって「私は気狂いだ」と調教されたインコの様に呼応するのだが、そんなものは可愛らしいものだ。ごく僅かなユーモアある賢人に組織また団体を牽引してほしいとあなたは説に願っている。
また、本能に立ち返る、というのは幾分大袈裟で、私利私欲に走らぬ人間には生まれた瞬間に与えられた行動と思考の行動規範として「本能的な」習性が心身に備わっている。走る、なんて行為はそれの最たる例で、平和とされる国に住む人間の趣味として存在する「ランニング」は、本能に立ち返った逃避行動を自らに課しているのである。またこの単純な運動の最中、何かに追われるような意識を伴ったことはないだろうか。あなたはそんなことばかりだった様に思う。そしてそれも一つの楽しみとなっていたんだろう。
よく晴れた日に澄んだ空気を吸っていると、霧は一層白く濁って見え、嫌な湿度を想像させる。一方で霧に包まれている時、あなたは不快感をさほど認識できず、霞んだものの見方も自然なものとして理解しようと努める。そしてどうにか網膜に映った像を脳天に吸収しようとしてしまう。この点は非常に厄介で、あなたの研ぎ澄まされた感覚を取り戻すには客観的視点、つまり他者の存在を必要とするのである。霧と縁の無い他者から見れば、あなたはまるで流れるプールに逆らって泳いでいる様だ。全身の筋肉は疲労し、今の状態を維持するだけでくたくたになってしまっている。
霧というものには必ず終わりがある。漸く抜け出すようなことがあれば、あなたはついていた、と思うかもしれない。だが実際、振り返って見るあなたの足跡は、木々のざわめきやかすかに聞こえる川の音、小動物や虫の気配を「本能的に」感じ、あなたが導き出した答えである。即ち霧からの脱出は必然である。霞のない晴れた世界に立てば、あなたは呑気に歌でも歌いながら意気揚々と森林を歩き出すだろう。時折陽は陰り少し肌寒く感じるかもしれないが、それさえも心地良く感じるはずである。いつしかそれが霧として再び表れることなど露知らず、まるで自分が主人公になったような心意気であなたは歩を進めていく。
生きていくこととは、霧から逃げ続けることである。そして同時に、霧の中で歩む術を見つけることだと思う。
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