#クリーム白玉ぜんざい
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12/08/2023






2週間に1回のペースで必ず訪問するあこ食堂🍴🥬
いつ訪問しても癒しの空間で大好きな場所✨





そこからの名もなき小さなケーキ店🍰
前日にInstagramのDMで予約はしていたので、スイーツは取り置きしてもらっています♬駐車場は満車、イートインコーナーも満席なので、しばらく店内撮影しながら、他のお客さんとカヌレについて喋っていました笑
間借り時代のToRoRiからのお祝いの花も🌼名もなきが間借り時代の頃にもToRoRiのオーナーに未だに会ったことないけれど、一度はお会いしてみたいです🥺


タルト・ペッシュ 桃活継続中ですよ笑

クリーム白玉ぜんざい
砂糖の甘さは控えめで小豆の甘みが強調されたぜんざい。
ぜんざいで感動するのは生まれて初めてです。
パティシエの土川さんはこの日も一人でせっせと厨房で作業しているので、帰りに店員さんにぜんざいで感動したのは生まれて初めてだったことを伝言して帰りました笑

こちらはtake awayした紅茶のカヌレ。
先月末、イオンモール鹿児島に出店したときにイベント用に作ったそうです。紅茶も薩摩川内市のお茶屋さんの紅茶を使用しているそうです。
#photography#備忘録#kyushu#japan#kagoshima#reminder#美味しさは正義です#スイーツには夢がないとダメ#sweets#あこ食堂#vegetable lunch#vegetable foods#vegetable#ベジランチ#lunch#タルト・ペッシュ#クリーム白玉ぜんざい#cakes#cake#桃活#桃活鹿児島#桃活2023#桃活継続中
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「新春恒例、雀踊りで甘味」
本当は、餅入りぜんざいをいただく予定だったのですが、店内が暑過ぎて、���たい系になりました。
小倉クリーム白玉(黒蜜、きな粉)ここの小豆は間違いなく美味!白玉も程よい弾力で、やや大きめサイズですが、スルッといただけます。
帰り際に干支ハガキをいただきました。おみやの、ミニ生ういろうもね😋
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(いちごの白玉クリームぜんざい)
Strawberry Shiratama Cream Zenzai
Shiratama cream zenzai topped with two slices of fresh strawberries cut in half. Enjoy the bean paste made with Hokkaido red beans, whipped cream with Hokkaido fresh cream, and chewy shiratama dumplings.
#japanese sweets#family mart#konbini#sweets#japanese convenience store#konbini sweets#japanese traditional sweets
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スガキヤ

東海地区になくてはならないあのお店にあの素敵スイーツを頂いて参りました。
定期的に食べたい【スガキヤ】さんの『クリームぜんざい』(以降略してクリぜん)。
どなたか白玉クリぜんを覚えていませんか?なぜ白玉はなくなってしまったのか…。たまーに他のスイーツメニューに白玉がのっているのか…。それなのにクリぜんに乗ってないのか…。トッピングシステムで追加できないのか。心の底から悲しんでいる。
覚えていらっしゃる方、語り合いたい。
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リコール・自主回収情報 食品 南貨物自動車「チャーシュー&メンマ」(誤った温度設定で配送) (2025/2/28 - 12 Clicks) 【該当商品】 商品: ・チャーシュー&メンマ ・焼き餃子 ・ジューシー肉焼売 ・TVオーガニック緑豆もやし ・ヤクルトY1000 ・ヤクルト 豆乳の力プレーン ・MSカフェラテグランテ ・キリンエッセンシャルマルチ ・リプトンミルクティー450ml ・伊藤園 ビタミン野菜200ml ・伊藤園 1日分の野菜 ・伊藤園 栄養強化型 一日分の野菜 ・伊藤園 鉄分野菜 ・雪印10Gに切れてる北海道バター ・ダノン オイコスプロテインD ・カゴメ 野菜生活Sビタミンスムージー ・カゴメ 野菜生活オリジナル ・カゴメ 野菜1日これ1本トリプル ・カゴメ 野菜生活ベリー ・カゴメ 野菜一日これ一本 ・カゴメ 野菜生活グリーンスムージー ・カゴメ トマトジュース食塩無添加 ・MSカフェラテ ・MSのむヨーグルトブルーベリー ・南酪 ヨーグルッペ ・丸大砂肝の黒胡椒焼き ・クリーム白玉ぜんざい ・TV北海道石狩牛乳500ml ・TV北海道石狩牛乳1L ・MSキャラメルラテ ・MSカフェラテ ・メイトーのむなめらかプリン ・もっちりたい焼きカスタード ・MS抹茶ラテ290ml ・ピルクル400 455ml ・メグ 1日分の鉄分のむヨーグルト ・メグ Dole100%アップル ・メグ Dole100%オレンジ ・メグ ガセリ菌ヨーグルトドリンク ・ザバスミルクばなな200ml ・ザバスミルクばなな200ml ミルクキャラメル ・森永の焼きプリン ・R-1ドリンク低糖・低カロリー ・おいしい牛乳450ml ・スジャータ いちごミルク 販売地域:青森県内(青森市、弘前市、五所川原市) 販売先:(1)ミニストップ浅虫温泉(2)ミニストップメガガイア青森中央(3)ミニストップ青森油川岡田(4)ミニストップ松島団地(5)ミニストップ弘前土手町(6)ミニストップ弘前高田店 販売日:令和7年2月22日(土) 各店舗での対象商品の販売数量(期限、販売個数): (1)ミニストップ浅虫温泉店 ・ジューシー肉焼売(2/28、2個) ・もっちりたい焼きカスタード(2/26、2個) ・クリーム白玉ぜんざい(2/26、1個) ・TV北海道石狩牛乳1L(3/5、1本) ・MS抹茶ラテ290ml(不明、3本) ・ピルクル400 450ml(3/9、1本) (2)ミニストップメガガイア青森中央店 ・MSカフェラテ(不明、6本) ・メイトーのむなめらかプリン(6/3、2個) (3)ミニストップ青森油川岡田店 ・クリーム白玉ぜんざい(2/26、1個) ・TV北海道石狩牛乳1L(3/5、3本) ・MSキャラメルラテ(不明、3本) ・南酪 ヨーグルッペ(5/27、1本) ・丸大砂肝の黒胡椒焼き(3/12、1個) (4)ミニストップ松島団地店 ・キリンエッセンシャルマルチ(不明、3本) ・リプトンミルクティー450ml不明、3本) ・伊藤園 ビタミン野菜(不明、3本) ・伊藤園 1日分の野菜(不明、3本) ・カゴメ 野菜生活Sビタミンスムージー(不明、3本) ・カゴメ 野菜一日これ一本(不明、3本) ・南酪 ヨーグルッペ(5/27、1本) ・MSのむヨーグルトブルーベリー(不明、1本) (5)ミニストップ弘前土手町店 ・チャーシュー&メンマ(2/26、2個) ・焼き餃子(3/2、2個) ・ジューシー肉焼売(2/28、2個) ・もっちりたい焼きカスタード(2/26、1個) ・クリーム白玉ぜんざい(2/26、2個) ・メグ 1日分の鉄分のむヨーグルト(不明、3本) ・メグ Dole100%アップル(不明、3本) ・メグ Dole100%オレンジ(不明、3本) ・メグ ガセリ菌ヨーグルトドリンク(不明、3本) ・ザバスミルクばなな200ml(不明、3本) ・ザバスミルクばなな200ml ミルクキャラメル(不明、3本) ・森永の焼きプリン(不明、3本) ・R-1ドリンク低糖・低カロリー(不明、3本) ・おいしい牛乳450ml(不明、3本) ・スジャータ いちごミルク(不明、3本) ・ヤクルト 豆乳の力プレーン(不明、3本) ・ヤクルトY1000(不明、3本) ・TV北海道石狩牛乳500ml(不明、3本) ・伊藤園 栄養強化型 一日分の野菜(不明、3本) ・伊藤園 鉄分野菜(不明、3本) ・カゴメ 野菜生活オリジナル(不明、3本) ・カゴメ 野菜生活ベリー(不明、3本) ・カゴメ 野菜一日これ一本(不明、1本) ・カゴメ 野菜生活グリーンスムージー(不明、3本) ・カゴメ ���マトジュース食塩無添加(不明、3本) ・MSカフェラテ(不明、3本) ・雪印10Gに切れてる北海道バター(不明、1個) ・ダノン オイコスプロテインD(不明、3個) (6)ミニストップ弘前高田店 ・TVオーガニック緑豆もやし(2/26、1個) ・ヤクルトY1000(3/11、1本) ・MSカフェラテグランテ(不明、1本) 【理由】 要冷蔵10℃以下で保存の商品を20℃設定で配送したため。 【対策】 回収・返金 【問い合わせ先】 ミニストップお客さまサービスコールセンター フリーダイアル 0120-865-132 受付日時:9:00〜17:30(土日を除く) ※販売店にて回収。回収後、返金対応。 食品
南貨物自動車「チャーシュー&メンマ」(誤った温度設定で配送):クロネコヤマトのリコールドットjp
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モッツァレラ
DECEMBER 1st
本当に美味しいモッツァレラチーズを食べている。
Google mapで「リトルイタリ���」と調べると、ロワーマンハッタンのリトルイタリーが出てくるのだけれど、教えてもらった松浦弥太郎さんのエッセイに出てくるのはブロンクスのリトルイタリーだった。
日曜日の朝、よく寝てよく目覚め、走りに行こうにも寒さと格闘しながら布団を出れずにいる中でふと、リトルイタリーの話を思い出して調べてみた。すると行ってみたいと思いつつ逃している植物園の近くだったので、合わせて行ってみようと走らない方向で起き出した。 トーストをかじって身支度をして、マイナス2℃の世界を45分、漕いでいく。ちなみに電車だと58分の所要時間。ブリッジを渡って、初めてのブロンクス。
にわかにスパイク・リー映画が好きな私にとってブロンクスに行かない手はなかったのだけれど、中々出かけるきっかけもなかった。橋を渡った先はマンハッタンともブルックリンとも、また違った空気、街並みだ。漕げば漕ぐだけ移り変わっていく変化、知らない景色に侵入していく感覚が楽しくて、冬になったけれどまだ自転車に乗れそうだと嬉しくなった。とても久しぶりにマクドナルドがあった。ちょっと例えが合っているのかわからないけれど、東京で言うところの練馬みたいな立ち位置のような雰囲気だった。かなり独断と偏見でものを言っている上に、大して練馬を知らないのだけれど。
植物園にはいつか5月にまた来ようと決心した。とても素敵な森や川があったり、テーマごとのガーデンがあったり、素敵な場所だったけれど、なぜか私は頑なに、ここには5月に来てみたい、そう思った。
植物園からリトルイタリーのアーサーアヴェニューまではほんの5分くらい。あっという間に目指していた生パスタを買えるというお店に着いたのだけれど、残念!本日は日曜日につきお休み!ちゃんと調べなかったな〜と思いながらもまた来れば良いさ、と前向きな気分の私。ふとそのそばにそそられる小さなお店があった。「Casa Della Mozzarella」という白い文字が質の良い緑の地に印字されていて、小さなお店にぎっしりとイタリアンな食材が詰まっている。 先日スーパーで買ったPomiのトマト缶の味が、ほんの少しばかり気に食わなかったので、ここは一つ、パッサータを買って帰ろうか、ということで入店してみた。店内はその狭さと良い、ぎっしりと詰まったイタリアンな食材たちに、あれもこれもと目移りして際限なく楽しい。
さんざっぱらのんびり物色したくせにトマトパッサータを一瓶だけレジに置く私。物色中にもクセの強すぎる英語で話しかけてくれてたおじちゃんは、「ほんとにこれだけ?フレッシュモッツァレラは?」と。最初はうんこれだけ、と断るも、「ほんとに?美味しいよ、できたてのモッツァレラ。小さいのかってく?」と、とてもとてもちょうど良い押し売りにいともあっさりと流されるわたくし。「うんじゃぁ小さいのください」「そうこなくっちゃ」とにっこり笑ったおじちゃんは、モッツァレラチーズを作っているガラスの仕切りの向こうに袋を持って入って行って、帰ってきた時にはどっぷりと一玉持って帰ってきた。ちゃんと測って、14.51ドル、全然ちっちゃくなんかなかった。
買い物は、楽しい。立派なモッツァレラを買ってしまったなぁ〜と楽しくなり、献立を考えながらアーサーアヴェニューを歩いた。おしゃれなパリジェンヌというカフェが混んでいた。お目当てのカンノーリのあるパン屋さんはもっと混んでいた。とても賑わっていてぼんやり順番待ちをしていると、突如目に入る「Cash Only」の文字。ここに来て現金の罠!しまった!1銭たりとて現金を要しない生活をしていて、本当に手持ちがない。唯一財布に入っているのは2ドルで、それはなんとモロッコ出張の余りなのです。モロッコを出る時余った3ドル、いつか使うでしょ、とそのままにしていて、まさか遥々ニューヨークまで来た。路上演奏に1ドル入れて、残った2ドル。スーパーの前にいたホームレスに入れちゃおうと思っていた2ドル。本屋を堪能して出てきたらもういなくなっていたホームレス。財布に眠り続けていた2ドル。
ATMを探そうと思ったけれど、そもそもカンノーリがいくらなのか聞かなくちゃ、と今度はぼんやりしないで列に並んだ。カンノーリを手に持って列に並んでいるパパがいたのでいくら?と聞いたら、「ありえないほど安いんだよ、2ドルちょっととか3ドルくらい」とのこと。くぅぅぅ、惜しい。
ブルーのアイシャドウが素敵なママンが、「へいお次!」と呼んだので、カンノーリの値段を知りたい、と聞けば、大きいの?小さいの?と。じゃぁ小さいの、と言ったら2ドルだった!パチパチ👏 無事に一つだけゲットして、ホクホクしながら外に出る。
カンノーリと言えば。
NYへの出発前夜、仕事終わりのかすみんと東京駅で落ち合った。昔は3ヶ月って結構大きなことだったのに、今じゃすぐだろうなって思うね、という年を感じるねという話をした以外にはどんな話をしたっけ。丸ビルのイタリアンで、本日のデザートにヘーゼルナッツクリーム��カンノーリ、とあって、「カンノーリって何だっけ」となった二人。出てきたカンノーリは、二人して「あぁこれか!」となるのだった。あの雨の夜の一瞬がまさかこんな風に繋がってくるのが面白い。買ったまま全然書いても出せてもいないクリスマスカードに、カンノーリのくだりでも書いてみようか。(NYの郵便局員があまりにもやる気のない人間たちで、郵便局に行くことがそもそも億劫になってしまったが故。)
そんなこんなを思い巡らせながら12月1日、日曜日の路上でMADONIA Bakeryのカンノーリを堪能した!濃厚だけれど後腐れの無い少し硬め(とろけていない、との意味)なクリームが、溢れんばかりというよりは最早圧倒的に溢れていて、パリサクなクッキーのようなパイに収まっている、いや収まってはいないけれど、入っている。お砂糖は?と聞かれて、答える時には既に振られていたお砂糖を感じながら、そう言えば今年はシュトーレンを食べていないなと気がついた。シュトーレン、今年は食べる機会があるのだろうか。あぁ、冬だなぁ。
満足この上なくそのままプラプラし、適当に気になったお店に入る。イタリアンって、どれもこれもパッケージが可愛いから、みているだけで楽しい。このお店でも陽気なママンが「元気〜?」とハスキーボイスで話しかけてきた。お店の中ではグレーの猫が悠々自適に過ごしていた。みんな陽気に話しかけてくれるんだけれど、イタリア訛りの英語って結構聞き取りづらいものですねぇ、フランスのH問題とはまた違った聞き取りづらさがあった。
ケッパー。荷物のリストに書いてはいたけれど、最後はバタバタして結局めんどくさくなってケッパーを小分けにして持ってくることを諦めた。もう何回後悔したかは知れない。3ヶ月くらいケッパーなくたって何とかなるさ、と行く前のめんどくさがりはそう思ったのだけれど、私の自炊はかなりケッパーに頼っているところが大きいらしい。アメリカのスーパーには酢漬けは多いけれど塩漬けは少ない。あっても中々の大瓶で、無駄な買い物はしない、と我慢に我慢を続けてきている。
ハスキーボイスに老眼鏡をちょこんと鼻の上に置いて、レンズの上から見て話すママンに、「ケッパーの一番小さい瓶はこれ?」と聞くと、「そうよ〜ん」とご機嫌に返事をされた。別に安くも無いだろうし、極小でもないし、でも何だか、状況に飲まれるタイプの私はケッパーを買うのだった。もうモッツァレラのくだりで完全に財布の紐が壊れちゃっている私。そもそもこのお店にはピザ生地を探しに入ったのだった。モッツァレラから全ての流れが変則的になっている。なぜにケッパー。あんなに我慢し続けたケッパー。レジでピザ生地を買えそうなところを聞いたら、パン屋にあるよと言われた。結局ピザ生地は見つからなかった。
パッサータとフレッシュモッツァレラとケッパーを詰めたリュックサックを背負ってマンハッタンに向かってまたひたすらに漕いで帰った。荷物を置いてそのままWhole Foodsにでかけ、ピザ生地とトマトを買う。
マルゲリータとカプレーゼを用意して、大変に満腹な日曜日なのでした。
跳び上がらんばかりの美味しいモッツァレラなのでありました。




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雨濡れ色のペトル 雨笠煙蓑
期待と諦観の邂逅あるいは金属板の踏み鳴らし
傷みかけた林檎が皮付きのまま、四等分に切られて出てきたとき、ジーナ・チャイカは、ひくりと頬を引き攣らせた。
都会への憧れで、故郷から延々と、かつてあった鉄道の跡を歩いていた中で、ようやく雨に降られていなかった町に出た。そこで、唯一無事らしい飲食店の店主に哀れまれた彼女は、到底年頃の女の子が使うようなものではない、物置のような寝床が提供された。
これまで全く感じなかった疲労と、眠気、そして空腹感を覚えたジーナは、文句も言わずに眠りに落ちる。いつの間にか、黒いブラウスは白に戻っていて、綺麗な青のリボンも褪せた臙脂色になっている。それらの原因は、雨の外だからだ、と漠然と彼女は悟っていた。
そして、目覚めたばかりの彼女に提供された食事が、傷みかけた林檎だったのだ。
タダで提供された、一文なしの彼女は文句など言えない。それでも、少し躊躇うように手が伸ばされた。
一口、喉を通り過ぎれば、それまでほとんど感じていなかった渇きを実感した。先程までの忌避感などなかったかのように、次々と口に含む。が、それは唐突にやってきた乱暴者たちによって止められた。
ジーナよりも少しばかり年上の、二十歳そこそこの青年たちが、凶悪な顔をして店主へと詰め寄る。
曰く、隣町への道のりを教えろ。
曰く、そこでの殺し合いを勝ち抜けばジープが手に入る。
曰く、そうすればすぐに大陸から���出できる。
曰く、そのためにも食料品を渡せ。
ジーナは彼らの言い分が馬鹿馬鹿しいと思っていた。楽観的で、行き当たりばっかりで、何も考えていないような彼らの態度に、彼女は冷ややかな視線を向ける。
その侮蔑の感情に気づいたのか。青年たちの一人がジーナに近づいてきた。そして、脅しのように彼女の頬を殴りつける。
店主が慌てたように駆け寄ろうとするが、それを男たちが許すわけもなかった。どころか、ジーナを人質のようにして、これ以上の暴力を認めたくなければ食料品を出せと告げる。
歳のわりには痩せたジーナは、綺麗に吹き飛ばされて、店の壁に叩きつけられた。ゆらりと立ち上がった彼女は、どうにか自制心で舌打ちを我慢した。けれど、その反骨芯あふれる視線を隠すことはできなかった。
馬鹿の一つ覚えのように、先程殴ってきた男が、再度ジーナに暴力を振るおうと近づく。
痛みは、雨の中では勝手に薄れる。
怪我は、雨の中では自然に治る。
こんな低俗な連中も、雨の中ではジーナの足元にも及ばない。
それがわかっているだけに、彼女は少しばかり自分の無力さを噛み締める。選別を突破したにも関わらず、こんな事態になるだなんて不甲斐ないと思っていた。
そんな彼女の相手にしていない、見下した態度が、男の琴線に触れたのだろう。何考えてやがると怒鳴りがらも、大ぶりなモーションで彼女の顔を狙った。
が、ビシリと小さな何かが彼の手の甲に当たる。ギャッと汚い悲鳴が店内に響いたと同時に、パチンコ玉が一つ、床に落ちた。
「よぉ、久しぶりだなぁ」
その一声でようやく、全く毛色の違う男がいつの間にかいたことに全員が気づいた。真っ赤な布地のアロハシャツ、クリーム色のズボン、白いパナマ帽、カラコロとなっておかしくない下駄に、感情を読ませないサングラス。見目は派手だし、その言動もまた、まともな大人だとは思えない。そして、静かに開け放たれた店の扉の前に立つ偉丈夫の登場に、青年たちはたじろぐ。
「あ、あんたは……」
先程まで店主を詰めていた男が、青白い顔色をしたまま、偉丈夫を指差す。
ニヤリと笑った突然の闖入者は、次の瞬間ジーナには見えないほどのなめらかさでーーそして男たちが反応できないほどの速度で、力を振るった。
一人は顎を砕かれ、一人は足を踏みつけられて鈍い音をさせ、先程ジーナを殴った人物など手の甲に穴が開けられていた。最後の一人は、襟元を締め上げるようにして持ち上げられている。
ヒッと持ち上げられた男の口から、小さな悲鳴があがった。
「報告だぜぇ。お前たちが引っ掻き回してくれたお陰で、もうあの集団はダメだ。ほぼほぼ壊滅、リーダー以外は全員雨の下だ」
爛々とした目が、横顔のためにわずかに見えた。
その怒気なのか、覇気なのかわからない男のオーラに当てられて、か細い声で「許して」と持ち上げられた青年は零した。が、派手な見目の男は、懇願を聞き遂げる様子は全くなく、さらに持ち上げる。
「俺が怒っていると思ったか? いいや、これは諦観だよ。お前たちの未来を俺は諦めたんだ」
青年が何か弁明をしようとした、ようにジーナは見えた。が、男は躊躇なく手にした人間を壁に叩きつけた。ずりずりと叩きつけられた青年が力なく倒れていけば、壁に血の痕が、適当に筆を滑らせた絵の具のように残る。
青年たち全員が床に崩れ落ちたのを確認して、男は店主に向かって「悪りぃな、汚しちまった」と謝罪した。先程までの恐ろしさが形を潜め、カラリとした笑みを浮かべる彼が、逆に異様に思えるほどだった。現に、店主は青白い��をして、肩を小刻みに震えさせている。
怯えているのを感じ取った男が、再度謝った。
「見苦しいもんだったな、すまねぇ」
そして、彼はようやくジーナを見た。
男のサングラス越しの目が何色なのか、分からない。今、どのような感情を浮かべているのか、それさえも分からない。
「嬢ちゃんも、怖い思いさせて悪かったな。殴られたところは、難しいかもしれないが、よく冷やしておきな」
他意はないつもりだったのだろうが、男のジーナを子供扱いした言動に苛つきを覚えた。強ばった表情のまま、彼女は「大丈夫よ」と返す。「そうかい」と言った彼は、そのまま青年たちを引きずって店の外に出ていった。
大丈夫か、と店主の心配する言葉に、ジーナは再度安心するように問題ないと告げる。そして丁寧に礼を告げると、彼女は足早に先程の人物の後を追いかけた。
店の外には、もう誰もいない。……が、昨晩はなかった車の轍が続いている。
ジーナは、その轍の上を走る、走る、走る、息切れしながら、走る。徐々に雨雲に近づいていき、町の建物は閑散としている……というよりも崩壊の度合いが激しくなっていった。そして、車が乗り捨てられているのを見つけ、さらに彼女は雨雲へと足を進める。
雨の幕が張る境界の手前に、一人の大人が立ち尽くしている。先程の、派手な見目の男ではない。
ジーナは走るのをやめて、ゆっくりと背後からその人間へと近づいた。何かあれば、雨の中に逃げ込もうと思いつつも、驚かせないように声を掛ける。
緩慢な動作で振り向いたのは、随分と顔色の悪い男だった。これまでジーナが見てきたどんな人間よりも、青白い顔、真っ黒な隈、生気をなくした唇を持ったその人は、彼女の姿を認識すると「どこに行くんだい?」と、掠れがかった声で尋ねてきた。
「ここは、危険だよ。雨が全て��奪っていく、何も残らないんだ。君はまだ若いんだから、すぐにここから逃げるべきだ」
どうやらジーナを自殺志願者だと勘違いしたらしい。その幼児に語りかけるような口調に、彼女は言葉では何も言わず、胸を張って雨の幕へと入っていく。ジーナを止める言葉を吐きながら、けれど彼女の歩みを指一本動かさずに眺めていた彼は、まざまざと彼女の変化を観察できた。
期待の文字が頭の上から滑り落ちる。目を閉じ、意識を遠くへ持っていき、一瞬だけ眠るような夢心地になれば、傷もまた薄れていく。いくつもの期待が、彼女の頭から滑り降り、その跡が黒くなっていった。一筋、一筋と染まっていく彼女の身から、白はなくなり、黒に染め上げられ、そして特徴的な目がきらりと光った。それはロゴスが起きてから、久しく見ることのなかった色だ。真夏の青空、昼の容赦ない陽光を宿した色。
呆然とした男は、やはり何も言わずに立ち尽くしていた。ジーナは一瞥し、さらに先に進む。
何もない場所だ。
ただ、雨が降り続けるだけの場所で、その存在はすぐに分かった。
何かの結晶の山を見下す男の姿は、ジーナと同様に、黒く染め上げられている。黒いパナマ帽、鮮やかなパイナップルが目立つ黒地のアロハシャツ、黒スキニーに下駄の鼻緒さえも黒だった。
ジーナが雨音に交えて、水溜りを踏んだ。規則正しく、一定のリズムの中での水音が崩れる。その音に反応して、男が振り向いた。
やはりジーナからは、サングラス越しのその目は見えない。だが、何か呟いた男は、目を隠し続けたものを取った。
鮮烈な色がそこには収まっていた。キラキラと太陽のように輝く、炎を彷彿とさせる色だ。赤ではない。燃えるように煌めく、その色の名前をジーナは知らない。
「さっきぶりだな、お嬢ちゃん。傷はもうよさそうだ」
男が笑って挨拶をしてきた。それにジーナもまた答える。
「ええ、先程ぶりですね。こんな風なので、心配は無用でしてよ」
同族との邂逅に、ジーナは精一杯の口調で、対等に見せかける。
互いに笑い合って、そうして男から名乗りをあげた。
「諦観、の円城寺吾郎だ。お嬢ちゃんは?」
「期待、のジーナ・チャイカです」
互いになるほどと思ったが、同時に疑問も抱く。
「期待のわりには、物悲しそうな雰囲気だ」
「なら、諦観にしては前向きすぎませんか」
両者ともに答えがないのは、一瞬にして理解できた。自分たちは、そういう者だと既に知っている。そこに、それ以上を求める意味などなかったのだ。
「初めてです、同じ選別をくぐり抜けた人に出会えたのは」
「俺も同じ存在がいるとは思ってたが、会ったのは初めてだな。なんだ、一人でここまで来たのか」
「ええ、そうです。見かける人は、殆どロゴスに耐えられなかった。私以外、誰も」
「そいつは難儀な旅路だ。……失うだけの光��だったのか」
吾郎の同情するような眼差しに、凛とした顔でジーナは言い返す。
「失うだけでしたが、それも選別の結果なのでしょうがないです」
「……さっきから、お嬢ちゃんはロゴスのことを選別って言ってんな。なんだ、その選別って」
「なんでも何も、ロゴスは選別でしょう?」
「ほう、なんでまたそんな風に思ったんだ」
吾郎の纏う雰囲気が変わった。彼の態度の変化に、ジーナは嬉々として得られるものがあり、選ばれるのたる理由を述べていく。
「だって、この世の中にある、大半の下らない物を全て無くしてくれましたから。ロゴスは不要なものは全てなくすのです、私たちの飢えも、傷も何もかも」
ニヤリと彼は笑う。笑うだけで、なんだか本当に、心の底からの喜びのようには、彼女は感じなかった。ただ、顔を歪めたような印象を抱く。
「じゃあ、お嬢ちゃんは大切な身内を失った連中に、それらが不要だって言うのか?」
ジーナは、吾郎の質問に、なんだそんなことかと思った。
「私も母が選別に通らなかったことが悲しいです。でも、それがあの人の精一杯で、限界だっただけ」
「俺たちみたいなのは選ばれたって思っているのか」
「思っているも何も、それが事実でしょう。だから私はロゴスに、私たちと同じ存在に期待するんです。新しい時代、新しい世界がやってきたのだから、私たちは使徒になれるのです」
起きた出来事は事実として解釈し、そこから先を向いていく。過去は変えようもなく、失われたものは戻らない。失われた理由を、失われても問題のない理由を、誰もが探しているのだ。
ジーナは、だからこそあれが選別なのだと思っている。
彼女の故郷は、誰一人として生き残らなかった。彼女だけが生き延びたその理由は、世界が彼女を必要だった、からだ。だが、彼女と相対する男は、その考えをハッキリと否定する。
「俺はロゴスによる新しい世界だなんて思わねぇ。ロゴスは天災だ。どうしようもねえ部分はあるが、俺たちのような存在は、その天災を鎮めるための手段であり、駒だ。英雄でも使徒でもねぇし、そんな大層な役割ができるはずがない」
ある意味、自らの力を弁えた発言であった。諦観の灯り言に相応しい評価だ。だが、天災を鎮めると願うほどの期待と自信が込められた言葉でもあった。ついでに、彼の思った以上に冷酷な側面も見られる。
「冷めていらしてるのね」
「諦観の通りだ」
「雨が憎いのかしら?」
「憎いとは思わない。天災だから、しょうがねぇって思ってるだけだ」
「けれど、今は雨を利用していますわ」
「……ああ、そうだな」
文字の山が何を意味するのかなど、ジーナはよく知っていた。彼女は、山を生み出したこともあるし、道中でいくつも似たようなものを見ている。吾郎が連れていった四人の姿はなく、文字だけがあるのならば、もう答えは出ていた。
しばしの沈黙。やがて、吾郎が戻ろうと言う。雨の外に、人を待たせているから、と。彼は振り向きもせずに、雨の外へと歩きだす。ジーナは、それ以上何か発言することはなく、男の後を追った。
雨の切れ目。あるいは、世界を隔てる銀幕。選別の違えた道。選ばれた者だけの大地、選ばれなかった者の土地。なんだっていい、なんだって本質は変わらない。ただの切れ目なのだ。
そこにいたのは、先程と同じように立っているだけの男。顔色の悪さも、先刻と何も変わっていない。
吾郎は男の名前を呼んだ。男の視線が吾郎へと向けられて、しかしすぐにジーナへと移る。
「君は」
「同類ってヤツさ」
吾郎の説明で、男は納得したようだった。
「そうか……そうだな。コイツのようなヤツが他にいてもおかしくないのか。だが、こんな子供が」
「子供扱いしないでください」
「……すまない。少し、娘に似ていたものだから、つい」
素直に謝ったので、それ以上ジーナは何も言わなかった。男は首を一度だけ横に振り、何かの雑念を払う。そして、今度は吾郎を真っ直ぐに見て、問うた。
「終わったのか」
「ああ、終わったよ」
その過程や様子を一切省略した、簡潔すぎる返答に、男は一歩、二歩と後退り、そして力を抜いて座り込んだ。
「そうか……そうか、そうか! 終わった、終わったんだな」
顔を手で覆い、同じ言葉ばかりを口にしながらも、やがて音は変化し、嗚咽ばかりとなっていく。大人の、それもたった今まで冷静に話していた人間が、あっという間に幼児のように泣き崩れる様を見たジーナは、少しばかり居心地が悪い。
対し吾郎は、慰めるように男のそばにより、肩を優しく叩いていた。苦楽を共にした仲のように、互いの傷を知り合った彼らの言葉にならない情動は、ますます彼女の疎外感を煽る。
だが、その疎外感は思ったほど長くは続かなかった。
鼻を啜り、掠れ切った声で「もういい」と告げた男は、腫れぼったくなった目を何度も拭いて、立ち上がる。
「すまない、少し感情的になってしまった」
そうして、先程とは真逆に大人の顔を男はする。
「円城寺もここまでありがとう。あんなにも我々の手助けをしてくれたというのに、こんな結末になってしまって、すまない」
「どうってことはねぇよ。旅は道連れ、世は情けって言うだろう。それに、最後は俺も謝るべきだ。すまねぇな、お前以外……助けられなかった」
吾郎の言葉に、男は「しょうがないことだった」と慰める。
「それと、円城寺と同じ存在のお嬢さん。最後の最後で、君を巻き込んでしまったようだ。騒がしくしてしまったようで、申し訳ない」
「いいえ、大丈夫ですわ。あの騒動のおかげで、同じパドルに出会えましたもの」
ジーナの零したパドルの言葉に、男は満足そうに微笑む。
「なるほど、君たちはパドルというのか。円城寺は頑なに教えようとしなかったから」
スッと視線を向けられた吾郎は、そのまま顔を逸らし、弁明した。
「パドルって存在に、変に期待されたくはなかったからな。俺にだって限界はあるし、人間であることは変わらねぇぜ」
「……そういうことにしておくさ」
穏やかなやりとりに、先程までの悲壮感は感じられない。男の、今にも倒れそうなほどの、鬼気迫る雰囲気はなくなり、それほどまでに終わったものの重さは測り知れない。
何があったのだろう、とジーナの好奇心がもたげたが、先刻までのなりふり構わない号泣の様子を見れば、さすがに遠慮した。
「それで」
男が微笑みながらも、話を続ける。
「君たちは、これからどうするんだい」
これからの一語に、ジーナと吾郎は互いに視線を合わせる。それはまだ確認していないことだったが、しかし二人とも同種であるが故に、ほぼ確信していた未来でもあった。
「漠然とだが、行くべきだと思っている場所がある。お嬢ちゃんも、そうだろう?」
「ええ、同じく。でもその前に、お嬢ちゃん、て呼び方辞めてくださらない? 私には、ジーナという名前がありますわ」
「じゃあ、ジーナ嬢ちゃん」
「馬鹿にしているのかしら」
「そのつもりはないさ。俺の歳からすれば、お嬢ちゃん呼びの方がしっくりくるだけだ」
「まるきり、子供扱いなのですね」
「ジーナ嬢ちゃんは正真正銘ガキだろう」
ざわりと嫌なものがジーナの喉を通り過ぎた。圧倒的なまでの余裕の表情を浮かべて、それでいて軽薄な様を見せつける諦観のパドルに、無性に苛つく。
スッと彼女の目が細められるも、吾郎はその様子を無視する。
「で、話を戻そうか。俺も、ジーナ嬢ちゃんも、漠然とだがロゴスの中心へ行くべきだと感じている。感じると言うよりも、呼ばれるってのが正確だがな」
吾郎の説明に、男が無言でジーナを見た。期待に応える様に、ジーナもまた頷く。
「ええ、私も感じています。あちらの方に向かうべきだと」
ジーナが指さした方角は、雨雲が広がっていた。それを見た男は「真逆だな」と呟いた。この言葉に、もしかして着いてくる気だろうか、と一瞬だけジーナは心配した。だが、即座に吾郎が心配の芽を摘み取る。
「お前は、さっさとここから脱出した方がいい。もうなりふり構ってはいられない程度には、雨の侵食は進んでいるようだ」
この町自体どの程度保つか、と三人の背後に広がる何もない場所を見て呟く。
「分かっているさ。私はパドルじゃない、人間だ」
「なら、いいんだが」
大人たちの睨み合いに、ジーナは肩をすくめる。冷静なはずの彼らのやり取りは、時に回りくどく、そして面倒だ。
「パドルの私たちは向かうべき場所があり、人間のあなたはそこへは向かえない。なら、合理的に考えましょうよ」
「……ジーナさんに言われたら、もう諦めるさ」
「大変素直でよろしくてよ」
ふふふ、と笑う彼女の様子に、吾郎は何か言おうとして、けれど全く別のことを話し始めた。
「それで、だ。今後の移動手段とやらで、確認したいことがある。俺たちが乗ってきた車は、そのままお前が使え」
「だが、」
「ああ、ああ。気にするな、移動手段はもう目処がついてる。あいつらが言ってただろう? 隣町では、殺し合いで優勝したやつにジープを一台進呈ってな」
その話は、ジーナも覚えていた。あの不快な四人組の男たちが言っていた情報。
「あんな与太話を信じていらっしゃるの? しかも勝ち上がるつもりだなんて、諦観らしくないわ」
雨の中でなら、ジーナとて自信がある。だが、未だ町として体裁が整っているのならば、まず間違いなく雨の外だ。その場合、パドルである彼女たちは、特殊な力を思う存分奮えない。もしかしたら、吾郎は何かしらの自信があるのかもしれないが。
「そうだな、諦観らしくねぇ。とは言っても、こんな指摘をするジーナ嬢ちゃんだって、期待らしくはねぇな」
「余計なお世話だわ」
ふん、と鼻を鳴らしたジーナと、カラカラと笑う吾郎のやり取りを興味深そうに男は眺めていた。
「まぁ、さすがにそんなもんに参加するつもりはねぇよ。ただ、その噂話は結構広まっていたようでな。ちょいと、調べてみたことがあったんだ。そうすると、」
「なにかしら」
わざと区切った彼に焦ったくなって、ジーナが問いただす。その様子を確認した吾郎は……。
「ジーナ嬢ちゃん、今の世界情勢ってヤツは分かるか?」
と、全く違うことを話し始めたように思えた。
「突然なんですか」
「いや、ジーナ嬢ちゃんはロゴスを選別って言ってるからな。選別は選別らしく、現状の勢力図を理解してんのかと思って」
「私は、ほとんど人に出会ってないのですよ。数少ない出会った人々のほとんどは、パドルでもなく、雨に消えていきました。町についたのもここが初めてでしたし」
ジーナの説明に、それまで黙って聞いていた男は口を挟む。
「円城寺。お前が何に警戒しているのかは分からないが、何でもかんでも察してもらえると思うな。話を進めたらどうだ」
その指摘に、吾郎は小さな声で「すまん」と謝ったあと、すぐさま説明した。
「現状から考えてみれば、大国ナルツィアーゾは崩壊したとみていい。となると、序列的にはロヴィエが世界の王者にきて、その次がクリザミアだろう。向こうは、ほとんど被害がないって話だしな。これまで四カ国は、仲良しこよしで成り立っていたし、長いこと戦争なんかねぇ。なら、軍隊ってヤツは必要なかった。でも、国を超えた警察組織はあるし、組織犯罪ってのもなくならねぇ。組織犯罪の中には思想犯てヤツもいて、ここで国に煙たがられるのは、何だと思う?」
再度の問いかけに、ジーナは考えてみた。そして、ロゴスが起きる前に見た映画を思い出す。
「……できあがった国家体制への反抗」
「そうだ、不平不満は誰だってあるし、完璧な国家なんてもんはない」
そこまで説明して、ようやく本題へと戻ってくる。
「何が言いたいかってことなんだがな、こんな大混乱な最中でも、ジーナ嬢ちゃんみたいな考え方ーーロゴスが選別であり、そこに選ばれた連中がいる--は、そう珍しくもないってことだ。終末思想とでも言うのか、大変換への憧れか、或いは強制的な変化への希望かは知らんが、一定数の共感者たちがいる。その中には、表じゃ大成功している人間もな。だからこそ、ここへやってくる連中がいるし、ここでことを始めようとする連中もいる」
吾郎は、そのまま耳にした如何様にでも捉えられる教義と演説を脳裏に思い出した。だが、それ���目の前にいる、真っ先に共感しそうな少女には伝えない。
「隣町の件も、おそらくこの手の奴らが裏で動いてる。でなけりゃ、こんな状況で垂涎もののジープをアッサリと手放すかよ」
ついでに、と続く吾郎の言葉で、ようやくジーナは彼の狙いがわかった。
「あいつらが持っているのは、少なくともジープ一台じゃねぇだろうな」
その後の話1
「そういえば君の目は、雨の中だと随分と鮮やかな青になるのだね」
「そうですの? 私、鏡を見ていなかったので気づきませんでしたわ。いったい、どんな色なのかしら」
「真夏の空の色のようだよ。透き通るような海ではないし、ただただ突き抜けるほどの真っ青な色だ。アウィンに似ているな」
「アウィン?」
「美しい石の名前だよ。アピスラズリの主成分でもあるんだ」
「まぁ、素敵」
「君たちパドルの目は、本当に美しい宝石のような目だね。円城寺の雨の中の目も見たことがあるんだが、ファイアオパールのようだと思ったさ。できれば、ずっとその色なら良かったのに、残念だ。ああ、雨の中で奪われたなら、もしかしてずっとその色のままなのだろうか。先程、君の頬にあった傷は治っているが、もしかして雨の中なら治癒するのかい? そうなら、目を貰えないだろうか」
「え、あの……え?」
「ジーナ嬢ちゃん、そうなったら離れときな。この大災害の中で、ネジが外れちまっただけだ。普段はリーダーらしい奴なんだが、どうにも俺たちの目に関してはこうなりがちでなぁ。始めは口説かれてるのかと思ったが、途中でこれは違うって気付いたんだよ……」
「円城寺の目は本当に綺麗だからなぁ。妻と観に行く予定だった宝石展の目玉の一つだったんだ。なぁ、本当にダメなのか? どうにかして美しいままに保てないか努力するから。ああ、ジーナさんの目もダメなのかい? その色は娘の好きな色だったから」
「……���理です」
「ほら、ジーナ嬢ちゃん泣きそうだぞ。やめろや」
「酷いなぁ、私はただ君たちの目の色が本当に美しくて好きなだけだよ」
その後の話2
「本当に予想通り、車があるとは思いませんでしたわ」
「予感的中ってな」
「そういえば、運転は吾郎おじ様がなさるのですよね」
「ジーナ嬢ちゃんは免許持ってんのか?」
「持っていませ���わ。でも今この時に、それが重要と思いですの?」
「そりゃそーだ……興味あるなら、道中どこかで運転してみるか」
「良いのですか」
「こんな状況で物損も人身事故もねえだろ」
「ふふふ、車の運転は映画を見てて憧れていました」
「へぇ、どんな映画がジーナ嬢ちゃんのお眼鏡に叶ったんだか」
「崖の間際でのカーチェイス」
「うーん、やっぱり辞めさせようか」
実際問題、普通にジーナは壁にぶつけたし、おそらく何もなくても免許はとれないんじゃないかと吾郎は思った
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クリーム白玉ぜんざい✨ 八女抹茶アイスのせ(*^^*) かき氷もいいけど、、 ちょっと酷暑で疲れた体に 優しい味わいの抹茶スイーツ🍰 牛島製茶 @ushijimaseicha https://www.yame.co.jp Matchacocoro @matchacocoro matchacocoro.com #クリーム白玉 #白玉 #抹茶アイス #八女抹茶 #ほうじ茶 #クリーム白玉ぜんざい #和スイーツ #抹茶スイーツ #日本茶カフェ #八女茶カフェ #リーフハート #八女茶 #筑後市 #八女市 #久留米市 #matcha #matchasweets #ushijimaseicha #matchaice #matchacocoro #yame #chikugo #kurume #fukuoka #japanesegreenteacafe #tourisum (牛島製茶 けやき通り店) https://www.instagram.com/p/B0ru0oThg6i/?igshid=1awzsrgq7bnmq
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今日のおやつ。 #大きな白玉クリームぜんざい #Famima #Famimasweets #Famimacafe #ファミマ #ファミマスイーツ https://www.instagram.com/p/ClNtEqFSalx/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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本日はデザートはセブンイレブンのわらび餅&白玉クリームぜんざいを♪ ずっと探してたんですがいっつも売り切れだったんよね(´;ㅿ;`) ラッキーなことに今日はひとつだけ見つけて即買い✩°。⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝ 美味しかった〜(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜ #セブンイレブン #セブンイレブンスイーツ #わらび餅白玉クリームぜんざい #カロリーは美味しい #甘いものは別腹 #甘い物好き https://www.instagram.com/p/B7YhJMpFM1b/?igshid=m0tiq4mwl2hj
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06/08/2023




久しぶりのあかね雲。直前に12人のグループが訪問したそうで、注文からまさかの1時間待ち…。しかし、味は相変わらず美味しかったです。



食後はいつも通り、名もなき小さなケーキ店♪どうしても食べたいものがあったのでOpen前に電話して全て取り置きしてもらいました。

こしきの塩のフラッピンス🧂🍧
薩摩川内の甑島の職人の塩を使用したそうです。青はバタフライピー🍃
海のような綺麗な青色が綺麗すぎるし、美味しすぎます!🏖🌊


左)こしきの塩のフラッピンス+クリーム白玉ぜんざい
右)こしきの塩のフラッピンス+季節のタルト(シャインマスカット)
ちなみにここのパティシエのあんこ大好物🥰和菓子職人も掛け持ちしてよさそうなレベルです。
#photography#備忘録#kyushu#japan#kagoshima#美味しさは正義です#reminder#スイーツには夢がないとダメ#sweets#くつろぎ茶屋あかね雲#あかね雲#satsumasendai#名もなき小さなケーキ店#namonaki okashiya#季節のタルト#クリーム白玉ぜんざい#こしきの塩のフラッピンス
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月内に2度も行ってきました、雀おどり総本店。
今回は、何度もリピしている、「白玉クリームぜんざい」
間違いのない味!食後のお茶と塩昆布がいいですね🎵☺️
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10時のおやつに

2021.08.14
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今日は10時のおやつに白玉クリームぜんざいを
作りました🍨
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昨日、無性に食べたくなって、スーパーで白玉
粉を探しましたが売り切れ…😱
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もうひとつのスーパーに行ったら売ってまし
て、あんことアイスクリームも購入。
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ほんとは抹茶アイスクリームが欲しかったけ
ど、スーパーカップの抹茶が売ってなかったの
でバニラ味で。
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美味しかったです✨
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昨日は夜、これはこっちに進むべきでしょう
か、それとも方向を変えるべきでしょうか、と
神さまにお祈りして聖書の通読箇所を開くとド
ンピシャな御言葉が!
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「向きを変えなかった。」と書いてあり、そう
か、このまま進んでいいんだ、って思わされま
した。
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さらに確認は必要ですが、ひとつ確認が与えら
れたことを感謝します😆
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神さまはやはり求める時に答えてくださるって
嬉しくなりました!
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これぞ和スイーツ。食べても食べてもあんこと白玉が出てくる感じ(個人の感想です)。 #大きな白玉クリームぜんざい #ファミマスイーツ https://www.instagram.com/p/Bykl-c6gcG3/?igshid=1lzqv3dxt497e
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