#中俣暁生
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pie0822 · 9 years ago
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『本屋で売ってない本』大賞#本屋とデモクラシー第2弾@文禄堂高円寺店
10月29日(土)高円寺フェスと同��くして、文禄堂高円寺店で『本屋で売ってない本』大賞#本屋とデモクラシー第2弾が開催された。開始時間直前、高円寺フェスのメインイベントであるアマチュアプロレスが駅前広場で始まったばかりで、その様子を名残惜しくお店の中に入った。登壇者は発起人の中俣暁生さんに、ゲストの都築響一さん、ミネシンゴさんの並び。結論から言うと、今回のトークイベントで改めて感じたことは、都築さんの感度の鋭さであった。それは編集の最先端と言ってもいいのかもしれない。 
音楽は出版の5年先をいっている!
都築さん曰く、「音楽は出版の5年先をいっている」という。これに関しては、思いっきり僕自身も感じていたところだった。何が?偉そうに言うんじゃないと思うかもしれないけど、これは音楽がもっともデータ量が少ないという点に依るところが大きい。音楽のプラットフォームができた後に書籍・映像などが続く。これについては、以前ホリエモンがラジオで話していた。「音楽業界の流れを見ていれば、その後が大体わかる」と。そのことを思い出しながら、都築さんの話が耳に入ってくる(出版の人間ではない自分は、音楽に置き換えてもらうとわかりやすい)。
素材を次々と見せていく編集スタイル。Web編集とRAPは似ている
そして、もうひとつおもしろかったのがWeb媒体と紙媒体の編集の在り方の話。紙は引き算の編集だが、Webは足し算の編集で、それはリリックやライムでつないでいくRAPと似ていると例えていた。云わば、素材を乗っけて、リンクさせていく編集方法。例えば、ツイッターも140字の制限で編集してるが、それは素材である点でおもしろい。紙媒体を本業とする本屋さんで、構わずイケてることを話していく都築さんはイケていた。そして、持ってきた電子画像集『秘宝館』(缶々に入ったUSB)には、膨大な数のラブホテルの画像。還暦を過ぎ、40年も��間編集をしてきても、おもしろいものに飛びつき、全く懐古していない姿はかっこいい。
懐古主義者は駄作しか生まない。かっこいい人に共通するもの
音楽の話と結び付ければ、清志郎は創造的破壊を繰り返してきた人だった。フォークの初期のRCサクセションから、みんなが知るグラムでロックなRCサクセション。でも、まわりが倣い始めた頃からおもしろくなくなったと清志郎は言った。ファンがみんな一緒の格好し始めたんだぜ、気持ち悪くないかいと。その後、RCを解散した清志郎は、キャリア関係なしの若手バンドを結成する。忌野清志郎 & 2・3' s 当時、清志郎はそこにおもしろさを見出したんだと思う。名曲はたくさんある。今日、話を聞いて地でおもしろいものをつくろうとしている都築さんにもそれを見た気がした。んで、清志郎の亡くなった年よりも、 都築さんの方が上なんだよなと気づいた。
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