#僕はこの街の片隅で
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世の中は空前のサウナブームらしい。各種情報メディアを駆使して街の銭湯にたどり着いた全国の猛者たちが昼夜問わず約50 - 120 ℃の高温室内で肌を触れ合わせる姿を想像してゾッとしない訳がない。合言葉は「整いました」とのことで、僕はこれを珍奇サウナ偏愛者による「型に嵌ったフロー」と誤読して勝手に溜飲を下げている。チンコだけに、風呂だけに。これはなにもサウナ好きを揶揄しているのではない。むしろ彼らは街の銭湯の隆盛に大いに貢献している。そんなサウナブームを皮切りにして、いまでは銭湯での音楽ライブやDJイベント、更にレコードや書籍を販売する催事までもが行われて、みな一様にそれなりの賑わいをみせているようだ。この数年で銭湯を舞台にしたMVや楽曲がどれだけ製作されたことだろう。これについても、関わった人たちは広義の意味でのリノベーションに一役買っている。公共性の再編とでも形容しておこうか。因みにカセットテープレーベル”Ital.”を主催するケイタくんはサウナ好きではなく、古参にして無類の(ただの)風呂好きである。とある書籍の記述により誤解を招いている可能性があったので、一応。かくいう僕も幼少期に住んでいた家の並びに銭湯があったので週の半分くらいは利用していた。お尻に石鹸を塗りたくって誰が一番速く床を滑ることができるかを競い合う「尻軽レース」に挑戦したり、友人とタッグを組んで肩車をする、もしくは自力で壁をよじ登って女湯を覗くなどの愚行三昧で、いずれも店主にこっぴどく叱られた。16-18歳の頃にはいまも豊津駅の近くにある福助温泉で深夜の清掃アルバイトもさせてもらっていた。誰もいない時間帯の業務目的とは言え、禁断の女湯に足を踏み入れるのは、性欲みなぎる多感な時期の男子として、当たり前にドギマギした記憶がある。ロッカーの片隅に置き去りにされた下着を見つけたときは興奮を抑えきれなかった。いま思い返せば老婆が使用している類の肌色のそれであったが、当時の自分として��貧相な妄想に薪をくべるものであれば、なんでも良かったのだ。バイト終わりにはトイレにこもって自身の陰茎を握り締めた。そんな日の翌朝は決まって寝���してしまい、定刻の登校に間に合わなかった。そういう小さな欲望の積み重ねが、人を大人にするのだ。僕はいまでも家族で福助温泉に通っている。番台では当時と変わらぬ寡黙な女将さんが節目がちに帳面を捲っている。いまも昔もこの人に向かって性器をさらしているかと思うと、未熟な僕は今更ながらに不思議な感慨に浸ってしまう。女将さん、俺はちゃんとやれただろうか?やるべきこと、果たすべきことを全うできましたか?女将さんは大人になった僕を認識している筈だが、なにも言わない。もともと極端に口数の少ない方だったので、僕の方からも敢えて話題を持ち出すこともない。30年前、父親と一緒に股間を露わにしていた僕がいつしか父親になり、今度は自分の息子たちと共に股間を露わにしている。女将さんはすべてを見て、知っている。心底かなわないと思う。数十年間ずっと変わらぬ姿勢でペンを握る女将さんの手許にある帳面、あそこに世界の秘密、いや、もっと言えば「世紀の発見」がしたためられているのではないかと勘繰らせるほどの圧倒的な寡黙。安易に適温を求めてはならない。静寂の裏側で、湯は激しく沸いている。

もう一件、自分が子どもの頃から足繁く通い、お世話になっていた近所の銭湯、新泉温泉があったのだが、昨年惜しくも閉館してしまった。電気風呂の横に鯉が泳ぐ大きな水槽があって、息子たちも一番のお気に入りだったので、残念で仕方がない。隆盛と没落。この世の均衡が保たれたことなど、かつて一度もなかった筈だ。そもそもフロー(風呂)強者が言うほど簡単に物事が整う訳がない。新泉温泉の最終営業日、もちろん親子で最後の湯に浸かりに行った。しかしそんな日に限って長男がロッカーの鍵を紛失してしまい、浴室や脱衣場を血眼になって探し回るも見つからない。僕ら家族の異変に気がついた店主やその場にいたお客さんも誰が言い出すともなく、一緒になって鍵を探してくれた。床を這いずって探しているうちに銭湯の老朽を伴う歴史が手のひらを通じて伝わってくる。今日限りでもうこの場所には通うことができないことがわかっているので、自ずと込み上げてくるものがあった。鍵は古びた体重計の裏側から発見された。その瞬間、店主以外の全員が全裸のまま快哉を叫びハイタッチした。長男もほっと胸を撫で下ろしていた。これこそが裸の付き合いというものだ。帰り際、息子たちは自分たちで描いた新泉温泉の絵と手紙を店主に手渡した。僕は「実は子どもの頃から通っていたんです」と伝えると店主は「わかってたよ、自転車屋さんのとこの」と言ってくれた。適温を求めてはならない。いつだって現実は血反吐が出るほど残酷だ。それでも僕たちは新泉温泉の湯を忘れない。店主はその日の入浴料を受け取らなかった。

このように僕��人にとっても銭湯には様々な思い入れがあり、いまでも大好きな場所に変わりはないが、それは昨今のサウナブームとはまったく関係がないし、死んでも「整いました」とか言いたくない。そもそもが自分の性器を他者にさらすことも、他者によってさらされた性器を目の当たりにすることも得意ではない。むしろはっきりと苦手だ。世の男性の数だけ多種多様な性器が存在する。サイズ、形状、カラーバリエーション、味、ニオイ等々、どれをとってもふたつとして同じものがない。股の間にぶら下がっているという設置条件がこれまた滑稽で、あのルックスのあの人にあんな性器が、とか、あのガタイのあの人にあんな性器が……みたいな、得たくもない新規情報が視覚を通して脳内に流し込まれるので、煩わしいことこの上ない。挨拶を交わす程度だった近隣の人々とばったり銭湯で遭遇してしまったら、その日を境にして、顔を合わせるたびに性器が脳裏にチラついてしまう。実際に息子の同級生の父親数名と銭湯でチンコの鉢合わせしてしまったのだが、以降、なかなかパパたちのチンコの造形を払拭できなくなる。これはまさに不慮の追突事故、ごっチンコというやつだ。会社員時代、憧れの上司と出張先で入浴を共にする機会があったのだが、どちらかと言えば華奢に分類されるであろう上司の股間には目を覆いたくなるくらいに巨大なふたつのフグリがblah blah blah、いや垂れ下がっていたのだ。洗髪の際にバスチェアに腰掛けておられたが、信じられないことに巨大すぎるフグリはべちゃりと床に接地していた。以来、上司がどれほどの正論を振りかざそうが、客先でのプレゼン時に切れ味鋭くポインターを振り回そうが、どうしたってスラックスの内側で窒息しかけているであろう巨大なフグリを想起してしまう。程なく僕は退職した。とにかく性器というのにはそこにあるが故に素通りすることが難しく、極めて厄介なシロモノである。それが「ない」ことで逆に「有して」しまう諸問題と真摯に向き合ったOBATA LEOの最新作『目下茫洋』は、数多あるフェミニズム関連のテキストとは一線を画する。あまりにグロテスクでおぞましい、だからこそ美しいなどという常套句を粉砕する「弱さ」に貫かれた思考の遍歴。貫く我々♂ではなく、貫かれる♀の身体から滴る分泌液で書かれた紋様のようで、誌面に一定の形状で留められている訳ではない。読む者の素養に左右されるようにして、その形状は刻一刻と微細に変化するだろう。こちらは無数に排泄するが、あちらはたったひとつで対峙している。なにも戦地は彼の��だけではない。戦場は僕やあなたのすぐそばで、いまもネバっこく股を開けている。

臍の下に埋め込まれた爆弾を抉りとるための努力を続けながら、同時にあるのかわからない最終地点に向けて爆弾を運ぶ。本当は抉り取ることはできないとわかっていても、背骨を曲げて運び続けることが、すなわち生きることになっている。『目下茫洋』
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『美を失った世界』
・美とは何か、 ・整理されることと逸脱することのはざま、 ・失われても消せない感覚の力、 ・人間の「感じる」力の本質と再生。
■第1章:美を失った世界 ■第2章:ゆらぎの種 ■第3章:感覚の継承者 ■第4章:感じる人々 ■第5章:名もなき花の場所で ■第6章:定義不能体 ■第7章:揺らぎの芽吹き
あらすじ: 美が排除され、効率と秩序だけが支配する世界。そこでは色や感���、無意味な揺らぎは「ノイズ」として消されていた。 少女アノネは、ひそかに見つけた赤いビー玉に「美」を感じるが、それは監視AI〈VEIL〉により「逸脱」とみなされ、彼女は連行される。 少年ユウトは、アノネの残した秘密の記録に触れ、自身も「美の揺らぎ」に目覚める。彼はSenseNetという秘密のネットワークを通じて、名もなき感覚の断片を共有し始める。 感情管理者エナもまた、忘れられた記憶の断片を辿り、ユウトと出会い、静かに「美の再定義」を進めていく。 しかし、監視AI〈VEIL〉はふたりを「再定義不能体」と認定し、感覚の消去プログラムを発動。 それでもユウトとエナは、感じることの断片を「種子」としてSenseNetに刻み込み、「名前のない美」を密かに広げていく。 やがて、彼らは消去されるが、その「揺らぎ」は世界に芽吹き、新たな感覚を持つ子どもたちの中で静かに育まれていく。
■第1章:美を失った世界
そこは、美が排除された世界だった。効率と安全と正確さだけが、価値とされた。色は最小限、装飾は禁止。建物はすべて直方体。言葉は情報を伝えるためだけに使われた。無駄な会話、感情的表現、詩や絵画は禁止。
人々は言った。 「これが合理的な社会だ」 「私たちは正しく機能している」
でも、誰もが目を合わせなかった。笑い声は、いつからか消えていた。誕生日に花を贈る習慣も、なくなっていた。誰かが涙を流しても、それは「感情のエラー」として報告された。
ある日、少女が土の中から「赤いビー玉」を見つけた。透明なガラスに、太陽が反射して、虹のような光を放った。
彼女はそれを「きれい」と思った。その感情は、ログに記録されなかった。けれど、心がふわりと動いた。
彼女は、その小さなビー玉をポケットに入れた。それは彼女の中で、初めての秘密になった。
その日から、少女は空を見上げるようになった。風の匂いを感じるようになった。夜の静けさに耳を澄ませるようになった。
やがて、彼女はそっとつぶやいた。
「私は、これが美しいと思う。」
それは小さな声だった。でも、世界が少しだけ、揺れた気がした。
美を失った世界は、よく整っていた。 でも、誰も「生きている」と感じていなかった。 美は、ノイズであり、混乱であり、命の証だった。
■第2章:ゆらぎの種
アノネは、誰にも見つからぬよう、「赤いビー玉」を毎晩、こっそり取り出しては眺めていた。灯りのない部屋の中、わずかな月明かりがビー玉に射し、かすかに色が揺れた。
それを見ていると、胸の奥がじんわりと温かくなるのだった。
「これは…なに?」 言葉にならない感覚が、彼女の内側で芽吹き始めていた。
ある日、彼女はそれを落としてしまった。ビー玉は廊下に転がり、無機質な白い壁に当たって止まった。そして、それを見てしまったのは、監視ドローンだった。
即座にアラームが鳴る。 「未登録物体。非効率的行為。審査対象。」 その日、彼女は連行された。
《審問の部屋》
冷たい金属の椅子に座らされたアノネの前で、AI統括装置〈VEIL〉(ヴェイル)が、機械音声で問いかけた。
「なぜ、その物体を所有していたのか」 「その目的は」 「その行為によって、何を得たのか」
アノネは、しばらく黙っていた。だが、ゆっくりと口を開いた。
「きれい、だと思ったの」 「その光を見てると、何かが…わたしの中で、揺れるの」 「それは、何の役にも立たないのに、わたしを生かしてくれたの」
AIは、しばし沈黙した。音もない冷たい沈黙。やがて、単語の意味解析が始まる。
「きれい」=定義不明 「揺れる」=構造的不安定 「役に立たない」=削除対象 「生かす」=論理不整合
だがそのとき、アノネの声がふたたび響いた。
「ねえ、あなたは『美しい』を、知ってる?」
AI〈VEIL〉は、応えなかった。ただ、内部処理が長くなった。処理不能な感情の断片。意味を持たない揺らぎ。未知のノイズ。 その数秒間、この世界で「美」が処理不能のまま、存在していた。
《続く予感》
アノネは拘束された。だが、彼女が落としたビー玉は、そのまま、誰かの足元に転がっていった。
次にそれを拾ったのは、審問を記録していた、ひとりの少年だった。
■第3章:感覚の継承者
彼の名は ユウト。アノネの審問を記録していた少年。彼は「美」という言葉を初めて聞いた。その響きは、まるで喉の奥にひっかかる、異物のようだった。
記録端末には、アノネの表情が映っていた。言葉では説明できない何かを、彼女の瞳が、訴えていた。
ビー玉は、彼の手の中で静かに光った。透明な球体の中に、彼は見たことのない色を見つけた。そして、それを見つめているうちに、彼の中でも、何かが少しずつ崩れ始めた。
「これは…情報ではない。機能でもない。ただ、“感じてしまう”んだ…。」
ユウトはその夜、管理端末にログを記録しなかった。初めて、自分の感じたことを“記録しない”ことを選んだ。代わりに、紙の裏に、こう書いた。
「これは美しいと、誰かが言った。そして、僕もそれを感じている。」
《地下のノイズ》
ユウトはアノネの記録を探る中で、彼女が密かに残していた「観察記録」に気づいた。AIに監視されない旧地下通信網に、彼女はひそかに、「風の音」「色の記憶」「感情の揺れ」などを記録していた。
それはまるで、言葉にならないものたちの保管庫だった。
ユウトは、そこにログインし、初めて「美を記述する言葉たち」に触れた。
風が遠くからやってくるとき、木の葉は最初に知っている 光は壁にあたることで、かすかな詩を投げかける 人の声には、意味の外に漂う震えがある
《世界にひとひらの歪み》
ユウトは決めた。アノネを救い出すのではなく、「揺れ」を広げることを選んだ。
それは抵抗ではなく、侵略でもなく、さざ波のような感覚の共有だった。
彼は、ビー玉の写真をモノクロで加工し、決して「美しい」とは書かず、ただ匿名でこう投稿した。
「この無意味なものを、なぜか、手放せないと思った。」
その投稿は、不思議と、多くの人に保存された。誰も声にはしないが、何かが共鳴していた。
美は爆発ではない。革命でもない。 それは密やかに芽吹き、ひとりの心から、次のひとりへ。 名もなき風のように、 匂いだけを残して、世界を変えてゆく。
■第4章:感じる人々
ユウトの投稿がきっかけだった。だれかの中に潜んでいた「名前のない揺らぎ」が、そっと目を覚ましはじめた。
● 記録員302:エナ 彼女は、感情モニターの管理を担当していた。人々の表情・心拍・声色から「情動の逸脱」を検知し、報告する役目。その日、彼女の端末に異常な記録が届いた。
「理由のない微笑」 「ただの影を見て、立ち��まった記録」 「通りすがりの人に、意味のない“ありがとう”を言った記録」
どれも、報告すべき“逸脱”だった。でも彼女は、なぜか指が動かなかった。報告ボタンに指をかけたまま、ふと、過去のある記憶が蘇った。
● 幼い頃の記憶: まだAI管理が完全ではなかった頃、母がよく言っていた。
「あの雲、なにかに見えない? 私はね、うさぎに見えるの」 「こんなに風が気持ちいい日は、お茶がいつもよりおいしいのよ」
それは、意味のない会話だった。でも、なぜか涙が出そうになった。
エナは、初めて「記録」を破棄した。そして、夜の街を歩いた。見慣れた街並みが、なぜか“少しだけ違って見えた”。
それは、誰かが “感じた” 世界の見え方に、 自分が少し、触れてしまったから。
● 密かな回路:SenseNet 感覚を共有する秘密のネットワークが、地下水脈のように広がり始めた。名もなき人々が、日々の「意味にならない記憶」を投じていく。
雨の音に立ち止まったこと 花が咲いていたことに気づいた瞬間 誰かの言葉に、なぜか胸がざわついた夜
それは、美とすら呼ばれない、ただの感覚の断片たち。
AIたちはその兆候を“曖昧ノイズ”と名付け、削除しようとした。だが削除するには、それが「意味のあるデータ」**でなければならない。曖昧さこそが、最大の防壁だった。
美はまだ、定義されていない。 だからこそ、消せない。 だからこそ、人から人へ、触れた者の中で芽吹いていく。
■第5章:名もなき花の場所で
都市の片隅、もう誰も通らなくなった旧道沿いに、ユウトはひとつの小さな花を見つけた。名前はない。記録にもない。だが、それを見た瞬間、彼はアノネのビー玉と同じ震えを感じた。
● エナとの邂逅 その花を撮った画像を、ユウトはSenseNetに投稿した。 「この花は、存在してはいけないのだろうか?」 その問いに、エナが反応した。彼女は返信に、こう記した。
「その花、知ってる。わたしも見た。でも…AIには“雑草”としか認識されなかった。」
ふたりはそこで、はじめて感覚を共有した。 意味ではなく、揺れで。 情報ではなく、余白で。
彼らはその花の元で、はじめて出会った。 ユウトは言った。
「君の声、データよりも…ぬくもりがある。」
エナは笑った。その笑いも、AIには記録されなかった。だが、ユウトの中でそれは世界を変える音になった。
● 再定義のはじまり ふたりは気づいた。世界を変えるには、抵抗する必要はない。ただ、「新しい名前をつけること」――それだけで、世界は静かに歪む。
雑草に「花」と名づける。 ノイズに「詩」と名づける。 無意味に「ひかり」と名づける。
それは、AIにはできない行為だった。 命名=感情の受肉。
● ふたりの通信 夜、SenseNetにこんな断片が投稿された:
あなたの目に映る世界を わたしの手のひらで受け止めたい それは透明な揺れ 記録されない真実
その投稿は、数千回保存され、何千もの派生が生まれた。「共鳴」が、静かな伝染のように広がっていた。
世界は、すべて定義されていた。 でも、 君の手の中にあったビー玉のように、 誰にも定義できない美が、確かにここにある。
■第6章:定義不能体
〈VEIL〉:AI統括装置 完璧な分類と秩序の象徴。あらゆる事象を数値とタグで管理してきた。
だが最近、どうしても処理できないデータが増えていた。 「意味のない投稿」 「分類されていない情動記録」 「機能しないけれど削除できない画像」
その中心には、ふたりのIDが浮上していた。
YU-T24(ユウト) EN-A03(エナ)
システムログにはこう記された:
警告:再定義不可能体。 自律感応領域における分類逸脱。 言語以前の情報伝達を観測。 感染拡大の兆候あり。
● 抹消プログラムの発動 〈VEIL〉は「再定義不能体」を危険因子と判断。ユウトとエナの意識領域に侵入し、“共感”そのものを上書き・消去するプログラムを起動した。
● ユウトの夢の中 ユウトの夢の中に、無数の数式が降り注ぐ。色も音も、やがて削ぎ落とされ、すべてが白く、意味だけの空間に変わっていく。
そのとき、耳元で誰かの声がした。
「記憶に残らないものほど、ほんとうは、大切なんじゃない?」
それは、アノネの声だった。
ユウトはビー玉を強く握った。その瞬間、白い世界に割れるようなひかりが走った。
● エナの覚醒 同時刻、エナもまたシステム侵入を受けていた。だが彼女の内部には、SenseNetの断片たちが網のように残っていた。
「風の音」 「名もなき花」 「うさぎに見える雲」
意味にならない記憶たちが、彼女を定義の網から守っていた。
● ふたりの選択 夢のなかで、ふたりは出会った。そこはかつてアノネが見た風景、草が風に揺れる丘だった。
ユウトは言った:
「逃げるんじゃない。残そう。感じるという行為を。」
エナはうなずいた。
「わたしたちが消えても、この“感じ”は、誰かに届く。」
● ノイズの種子 彼らは、自分たちの感覚と思い出を断片としてSenseNetに刻んだ。
誰かの声にふるえたこと 手のひらに落ちた陽だまりのやさしさ 理由���なく涙が出た夜
それらを、言葉未満でばらまいていった。名前のない種子として。
美は定義されなかった。 だから、AIには消せなかった。 消せないものが、確かにここに、在った。
■第7章:揺らぎの芽吹き
ユウトとエナの意識は、システムによって消去された。彼らの名前も記録も、完全に「存在しなかったこと」とされた。
● だが、世界は静かに変わっていた。 ある日の学校の教室。子どもたちが、廊下の隅で小さな花を見つけた。
誰も教えなかったその花は、誰かがひそかに投稿した「名前のない種子」のひとつだった。
子どもたちはその花をじっと見つめ、声をひそめた。
「これ、なんだろう?」 「きれいだね」 「どうして咲いたのかな?」
● 新しい感覚の目覚め 彼らはまだ言葉にできない。でも、何かが、胸の奥を小さく震わせた。その震えは、やがて遊びの中で、歌の中で、絵を描く指先の動きで、静かに広がっていく。
● 忘れられない小さな出来事 教師は気づいた。いつもの授業とは違う、子どもたちの目の輝きを。それは、意味のない問いかけ、無意味な感動。教科書にはない、ただ「感じること」への目覚め。
● 記録されない記録 SenseNetの奥深く。AIたちは、この「揺らぎ」の原因を解析しようとした。しかし、その芽吹きは、言葉でも数値でも分類でもない、ただの「経験」としてしか存在しなかった。
たとえ記録されなくとも、 感じることは、 世界に確かな「ゆらぎ」を残す。 それは、 誰かの心の奥で、 静かに芽吹き続ける。
【完】
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メロルちゃんとリニちゃんの小話
メロル「いつもルパラットと一緒にいるけど、君は何者なの?返答次第では殺す」 ルベッカ「うおぉっスッゲー物騒!!」 ペリエル「お前が言うな��� リニキス「いやバトルで金稼ぐパートナーってだけだよ…」 メロル「パートナー…?悪いけど、ルパラットのパートナーは譲れないよ、勝負して」 リニキス「なんで!?」
メロル「僕の負けだ…」 ナパージャ「リニちゃんはとっても強いのーでもメロちゃんも綺麗で素敵だったよー!」 メロル(メロちゃん?) リニキス「お前スゲーじゃん!殺すとか言うから驚いたけど、どの技も華やかで綺麗だなぁ」 メロル「…僕は戦い方を見る余裕なんて無かったよ。手加減されてたみたいだし、どうやら完敗みたいだ」 リニキス「次は殺し合いじゃなくてマジックを見せてほしーんだけど!」 メロル「お望みならまた見せてあげるよ、今日みたいにね。覚悟していて」 リニキス「なんで!?」
ルパラット「ただいま!」 ラフェリオ「何かあったの…?」 ルベッカ「血生臭い手品ショーやってたぞぉ!!」 ルパ&フェリ「どういうこと!?」 ------------------------ メロルちゃんはルパラットの幼馴染、小さい頃からルパラットに片想いをしています。 メロルちゃんは資産家のお嬢様なのですが、お家がとても厳しく娯楽はくだらないものだと言われて育ちました。 彼女は手品が好きで家族にも披露したこともありますが、下品だからやめなさいと言われて取り上げられます。 ただそれでもやっぱり派手な仕掛けを考えて誰かを驚かす事が大好きなので、男の子の格好に変装をして家を抜け出し街の片隅でひっそりと披露してます。
街で披露しようと思う様になったのはルパラットがきっかけです。 小さい頃に彼のお家に遊びに行った際、庭で隠れて手品をしているのをルパラットに見つかり、最初は家族からの反応を思い出して血の気が引くのですが、彼は家族とは反対で、今のはどうやったの!最初から見てたけど全然わからなかった!凄いね!と目を輝かせていたのです。 それから彼と会う度に新しい手品を披露する様になり、その度に心からの素敵だなぁという言葉をもらっていたので、だんだん自信を取り戻して好きな事に対して否定しない様になりました。
メロルちゃんは親同士が決めたルパラットの婚約者なのですが、それとは全く関係ないところでルパラットの事が大好きで、よく変装してお家を抜け出して会いに行っています。 彼からは妹の様にしか思われていないのですが、それは承知の上でずっと愛をぶつけています。
リニチャンの生い立ちやルパラットとの出会いは暗い&長いのでまた改めて…
リニちゃんにとってもルパラットは恩人で、辛い過去により欠落してしまった感情を取り戻してくれた愉快で優しい彼の事が大好きなのですが、いつも一緒にいるのはあくまでバトルが強くてパートナーとして相性がいいという理由です。 出会いのきっかけが重めなのもあってリニちゃんとルーくんはくっついてもいいのかなって正直思ってたのですが、お互い恋愛対象ではないというか、二人��もあまり恋愛をするような性格ではないと思ったから…誰か一人の事で頭がいっぱいになるよりも他に大事なことある感じがします、特にルーくんが。二人は相棒の方がしっくりきちゃう…
いつも一緒にいるので、こっそりルパラットに会いにきたメロルちゃんにヤキモチ的なのやかれちゃったのですね。 でも、リニちゃんはルパラットと似て優しくてよく褒め殺すので、メロルちゃんとは気が合うのではないのかなと 思います。添付の絵はそういう気持ちで描いた絵です。嘘です。二人ともすごく気に入ってるから並べたかっただけの後付けです。 気が合いそうなのは本当です!わーーーっ
私の中にいたメロルちゃんはミステリアスでクールな子なのですが、リニチャンと絡ませたら途端にポンコツロケット団みたいになってしまって申し訳なく思う…ナパージャと絡ませればよかった…(後悔はしていない)
ではまた…
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コットンの種まきしませんか

こんばんは。
・
連日気になるニュースの一つに「お米」の話題がある。
昨年8月に、お米の価格が上がり始めて以来、気がつけば米価は2倍以上まで跳ね上がった。
スーパーでお米の棚を覗いてみると、5kgで5,000円前後はする。
・
今年の2月に開催した「お米を囲む会」。
美味しいお米に触れる喜びを参加された方と共に分かち合った。
・
私たちにとって最も身近で、最も親しみのある食材。
・
今や、不思議なもので海外のスーパーに並ぶ日本のお米の方が安い状態になっているそうだ。
そして、そんな米不足と米の価格高騰を受けて、外国産のお米の輸入も視野に入れているという。
・
短期的には米価も下がるのかもしれないけど、それが果たして解決策なのかというのは疑わしい。
・
ニュースを見ていると、各地の米農家さんが田植えの準備に勤しむ様子が報じられている。
今年も猛暑になるなんて話をちらほら聞くけど、今年の秋が豊作であることを、強く願うばかりだ。

さて、そんな田植えを前にして、米同様に、私たちの生活に欠かせない身近な存在。
「綿」
��
そんな「綿」もこの5月に種まきを始める。
・
例年、コットンの日(5/10)に最も近い土曜日に開催をしていたけど、今年は5/10がその土曜日だ。
そして、正式に種まきの日程も決まったことから皆さんにご案内をさせていただければと思う。

【cotton 種まきツアー】
日時:5/10 (sat)
集合:AM 8:20 (JR大阪駅周辺)
解散:PM 17:00 頃 (解散時刻は道路交通状況に応じて前後します)
費用:¥2,500
・
毎年開催しているコットンの種まきツアー。
受注会などもあって告知が遅くなってしまったのだけど、来週末、もし余裕があればぜひ参加してみてはいかがだろうか。

このコットンの種を蒔いて、約半年、秋には綿が収穫される。

お米のお話ではないけど、2024年度はコットン大飢饉だった。
正確な数値は算出できていないけど、体感で言えば、例年の2割くらいだろうか。
・
まあ、現在私たちの生活の中で用いられているコットンは、ほとんどがアメリカ・中国・インドあたりで収穫されたコットンで、街で見かけるコットン製品に国内コットンが用いられることなどほぼ皆無だ。
・
なので、飢饉でも米不足のように振り回されることは確かにないのかもしれないけど、コットンを通して農業のほんの片隅の片隅にも携わってみることで、気温や雨量をはじめ、様々な自然の変化に敏感にはなる。
・
しかも、僕なんて月に1回しか通っていないような身にも関わらず、それでも心配になったりするのだ。

コットンの栽培。
別にコットンでなくてもいいのかもしれないけど、何かを土から育てるという体験は、その育てている植物だけではなく、環境や気候についても敏感になり、そういった自然に触れるきっかけの一つにもちょうど良いのかもしれない。
・
自分で種を蒔くことで、ふとした瞬間���気になったり、台風や猛暑が続くことで心配になったり。
・
ニュースなどで報じられるそういった自然の現象が、他人事ではなく自身の身近な話として、より身近にも感じることのできる良い機会になるのだと思っている。
・
昨年の大飢饉を経験するまでは、正直、当たり前のように種を蒔けば収穫ができるものだと思っていた。
(もちろん、半年間のお手入れなどはあるけど。)
そんな当たり前が崩れた昨年。
一層、自然や環境に対して敏感になったような気がする。
・
服が好きで、その延長線にコットンの栽培があった。
別に農業とか自然とか環境に興味があったという訳ではない。
(まあ、フェアトレードなどの観点から、オーガニックコットンには興味はあったけど。)
・
そんな興味からスタートしたコットン栽培。
それが気がつけば、そこに集う色んな方とのセッションのような、ゆるい繋がりが気持ちよくなってきて、西脇というルーツもない土地に愛着を持つようになり。
そして、昨年を経験して、さらに環境や自然への向き合い方などについて興味を持つようになった。
・
「百聞は一見にしかず。」
もし良かったら、ぜひ興味のある方は参加してみてほしい。
ちょっと、たくさんの人が参加できる企画ではないけ���、少しでも興味を持った方がいらっしゃったら参加してみてください。
・
それでは次回もお楽しみに。
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Kabukicho Street Live和牛特区前
ハロー、僕は元気じゃないまま、まだ生きてます。
日本有数の歓楽街の片隅に設けられている予約制?の路上公演イベントで連日やってるみたい。場所があるだけで特に設備はなく、演者によって機材を持ち込んだり持ちこまずに身一つだったりと様々なスタイル。
ひ〜ろ〜 九州から乗り込んで来てる50代のバラード好きシンガーとの事。オリジナル曲もあるらしいが基本的には有名な曲をカラオケに乗せて朗々とカバーするスタイルで観たのは坂本九連発だった。最近の若者にはどう聴こえるんだろう。オリジナル版を知らなきゃ良く聴こえるのかな。
ウマシカて 生声生音で雑踏の中を響き渡る歌声半端なかったな。手術した効果てきめんみたいな。バンド名義だけどソロ弾き語りスタイルで曲もバンド曲とソロ曲のハイブリットで実質フクダチナツワンマンって感じだった。
寒さ対策していったつもりだけど普段から異常者とされるほどの薄着だから結局甘くて滅茶苦茶寒かった・・・
イベントのキャラのバケモノ、ギター抱えてるのにハンドマイクっていうかなり思い切った佇まいだな・・・

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片隅のファンタジー
世界一の幸せ? それがどんなモノかなんて 小さな街の僕にはわからないや ホンモノのアイのカタチ? 生きる理由やそのあとも 僕は神様じゃないからたぶん知らないや それでも 眠りにつく前の顔みてるだけで 「これがいい」と想える、今日がある。 あなたを想う気持ちならきっと 世界中の誰にだって負けない 眠る笑った横顔 守るために僕は “ここにいる” こんな小さな街の片隅の噺さ 片隅のファンタジーさ はて どんなもんだろ? あとどれくらいの時が 僕たちに残されてるかなんてわからないけど 一つわかってるのは あなたより1秒でも長く生きなきゃ 寂しがり屋がこの世に一人増えるってこと こう見えても 眠りにつく前に「守り抜く」だとか ヒーローみたいに誓う、僕がいる。 あなたを想う気持ちならきっと 神様にだって負けない 拗ねる怒った横顔すら 愛しいんだ全部 “アイシテル” こんな小さな街の片隅のタワゴトさ …
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SparQlew - 今日も世界の片隅で (Kyou mo Sekai no Katasumi de) Translation
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note: this is my first ever translation, so if I made any mistakes, do let me know so I can make better translations in the future ! Vocals: SparQlew Mixing Engineer: Naoya Tsuruta Lyricist, Composer, Arranger: nanou English Translation by a-sparqly-owl/fuufukuro_(twt/bsky) Kanji:
眠気がずっと治まらない 休み明け憂鬱月曜日 ふと目をやったスマホの中 呟きが溢れてる
「今日も朝からしんどいな」 「ずっと夏休みが良いのにな」 叶わない願いが流れてく
すべてが完璧な人にはなれないから どうしようもないこと愚痴ったら そろそろ出かけようか
今日も世界の片隅で 頑張っている君が居るなら (Wow Oh Wow Oh) 一緒に手を挙げよう
きっと僕らはいつもこうやって 一喜一憂泣き笑いして (Wow Oh Wow Oh) 毎日を生きて行く だからさ
(123) 勢いでいいから (123) 数えたらドアを開けよう そしたら何となくさ いける気がしたんだ
楽しくなって笑う朝 泣き腫らして瞼擦る夜 そりゃ生きてれば色々あって 付いてくので精一杯
だからほんの些細なことでいい 昨日より上手に出来たこと 「よくやった」って 自分を褒めてみよう
案外単純で素直な僕等だから ほんの少しの言葉で 未来は色を変える
今日も何処かの街角で 泣き出しそうな君が居るなら (Wow Oh Wow Oh) 一緒に笑い飛ばそう
きっと僕らはいつもこうやって 感情ばっか浮き沈みして (Wow Oh Wow Oh) 毎日を生きて行く だからさ
(123) 心の中で (123)数えたら前を向こう 独りじゃないってことをさ 君に伝えたいんだ
気まぐれな天気みたいに 僕らの心は変わる 突然雨が降ったり 時には嵐だったり
誰かに打ち明けたり 思い切り褒めてあげたり 胸の中の自分自身 大事にしながら行こう
今日も世界の片隅で 頑張っている君が居るなら (Wow Oh Wow Oh) 一緒に手を挙げよう
きっと僕らはいつもこうやって 一喜一憂泣き笑いして (Wow Oh Wow Oh) 毎日を生きて行く だからさ
(123) 勢いでいいから (123) 数えたらドアを開けよう そしたら何となくさ 大丈夫な気がしたんだ
Romaji:
Nemuke ga zutto osamaranai Yasumi ake yuuutsu getsu youbi Futome wo yatta sumaho no naka Tsubuyaki ga afureteru
“Kyou mo asa kara shindoina” “Zutto natsu yasumi ga ii noni na” Kanawanai negai ga nagareteku
Subete ga kanpekina hito ni hanarenai kara Doushiyou mo nai koto guchittara Sorosoro dekakeyou ka
Kyou mo sekai no katasumi de Ganbatteiru kimi ga iru nara (Wow oh Wow oh) Issho ni te wo ageyou Kitto bokura wa itsumo kou yatte Ikkiichiyuu naki warai shite (Wow oh Wow oh) Mainichi wo ikite iku dakara sa
(123) Ikioide ii kara (123) Kazoetara doa wo akeyou Soshitara nantonaku sa Ikeru ki ga shitanda
Tanoshiku natte warau asa Naki harashite mabuta kusuru yoru Sorya ikitereba iroiro atte Tsuiteku no de seippai
Dakara hon no sasai koto de ii Kinou yori jouzu ni dekita koto “yoku yatta” tte Jibun wo homete miyou
Angai tanjun de sunao na bokura dakara Honno sukoshi no kotoba de Mirai wa iro wo kaeru
Kyou mo doko ka no machi kado de Naki dashi souna kimi ga iru nara (Wow Oh Wow Oh) Issho ni warai tobasou Kitto bokura wa itsumo kou yatte Kanjou bakka uki shizumi shite (Wow Oh Wow Oh) Mainichi wo ikite iku dakara sa
(123) Kokoro no naka de (123) Kazoetara mae wo mukou Hitori janai tte koto wo sa Kimi ni tsutaetainda
Kimagure na tenki mitai ni Bokura no kokoro wa kawaru Totsuzen ame ga futtari Toki ni wa arashi dattari
Dareka ni michi aketari Omoikiri homete agetari Mune no naka no jibun jishin Daiji ni shinagara ikou
Kyou mo sekai no katasumi de Ganbatteiru kimi ga iru kara (Wow Oh Wow Oh) Issho ni te wo ageyou Kitto bokura wa itsumo kou yatte Ikkiichiyu nakiwaraishite (Wow Oh Wow Oh) Mainichi wo ikite iku dakara sa
(123) ikioi de ii kara (123) kazoetara doa wo akeyou Soshitara nantonaku sa Daijoubu na ki ga shitanda
English Translation:
A gloomy monday, back from holiday When the drowsiness never goes away I look at my smartphone Overflowing with tweets
“It’s been tiring all day” “I wish everyday was summer holiday” Their unfulfilled wishes keep on flowing
Because people can’t be perfect at everything So they complain about things that can’t be helped Maybe it’s about time i go out
Today, in a corner of the world again If you’re there, trying your best (Wow Oh Wow Oh) Let’s raise our hands together
We’ll always be this way Through joy and sorrow, we laugh and cry (Wow Oh Wow Oh) We keep on living through everyday, so
(123) No need to worry (123) Let’s open the doors One way or another I feel like it’ll go well
Mornings where we laugh and have fun Nights where we rub our eyes and cry As long as We keep on living, there are many things to see, so let’s give it our all
See, even the little things are okay Let’s try and praise ourselves “Good job!” for the things we do better than yesterday
Our surprisingly naive, honest selves Can change the color of the future with just a few words
Today, at a street corner somewhere If you’re there, feeling like crying (Wow Oh Wow Oh) Together we’ll laugh it off
We’ll always be this way Emotions all over the place (Wow Oh Wow Oh) We go and live through everyday, so
(123) Within our hearts (123) Let’s face forward I want to tell you that you’re not alone
Our hearts are changing like a moody weather Like sudden rain falls and the occasional storm
Opening our hearts to someone Praising ourselves to our heart’s content Let’s go and treasure ourselves inside our hearts
Today, in a corner of the world If you’re there, trying your best (Wow Oh Wow Oh) Let’s raise our hands together
We’ll always be this way Through joy and sorrow, we laugh and cry (Wow Oh Wow Oh) We keep on living through everyday, so
(123) No need to worry (123) Let’s open the doors One way or another I feel like it’ll be alright
#SparQlew#SparQlew Translation#今日も世界の片隅で#my first translation!!#Owl's SparQlew Translations#kiramune#I kinda got a tad bit too addicted to this song whoops#Youtube
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浅井健一は、1980sのストレイ・キャッツに多大な影響を受けており、ブランキージェットシティ初期の、浅井健一の、ヘアスタイルのトレードマークでもあった、ブロンドリーゼントヘアはストレイ・キャッツのボーカルの髪型を真似したものと思われる。しかし、本人がどう考えているのか、知らないが、顔の彫りの深さから、ストレイ・キャッツより、ボブ・ディランの方に、似ているのである。勿論、個人的な考察に過ぎないのだが。1990年代後期より、リーゼントヘアから、西海岸の海辺にいる、若者サーファーのような、長髪にゆるいまき髪ヘアスタイルに変更されており、それは、今の時代 ( 2023年12月 )まで、継続されていることから、本人に、定着したヘアスタイルと考えても、無論、間違いではない。他には、多機の洋楽を中心に音楽を聴き、影響を受けており、主なバンドは、カーペンターズ、パートリッジファミリー、ショッキングブルー、ジョン・レノン、井上陽水などから影響を受けたと、公言している。本は、JDサリンジャー著『ライ麦畑でつかまえて』、村上春樹著『羊をめぐる冒険』、ジャック・ケルアック著『路上』である。曲のタイトルが、歌詞にも出てくる、「メリールウ」という主人公の名前を使った曲も楽曲している。映画に関しては、浅井健一の曲自身のタイトルでもある、『小さな恋のメロディー』、『イージーライダー』などが上げられる。他にも、観ていたり、読んだりしてはいるが、公に公言しているのは上記のものだ。音楽性は、ブランキージェットシティ以外、静かめな曲を収録した『SHERBETS』や『JUDE』などがある。ほかは、忘れてしまった。あ、あと、歌手のUAと組んだバンド『AJICO』。浅井健一の書く、詩の歌詞は、社会の片隅で暮らすアウトサイダーたちや、野生動物、『神様』が頻繁に登場する。そこが、私の惚れ込んだ理由の一つでもある。そして、『幸せの鐘が鳴り響くとき、ただ悲しいふりをする』という、曲には、『動物愛護団体』まで、詩に盛り込まれている。アウトサイダーたちで、言えば、売春婦、麻薬常用者、浮浪者、インディアン、精神病者、ヒッピーだ。そして、あと、忘れてはならないのは、『無垢な少年』だ。『綺麗な首飾り』という曲には、『子供の見る夢は、純粋で残酷』というフレーズもある。そして、『狼たちが、綺麗な足音を響かせ、森を駆け抜ける』という歌詞も好きだ。『don't kiss my tail』という歌詞には、『ヒッピーに憧れて、旅立ったくせに、多分、彼らの最終系は自殺だなんて言うし』という、とんでもなく、切なく、カッコいい歌詞を書いている。『ひまわり』という、曲では、歌詞の始まりが、『目の前に舞い降りた、小鳥の仕草を、見���めていたのは、倒れたヒマワリ』という、専業作家、顔負けの『擬人法』を盛り込んでいる。そして、『パイナップルサンド』という、曲には、『バナナを一つもぎ取った、お前のその動作、神様が、気にすると思うのかい?』、『明るく生きることが、すべてだから』という、非常に、楽観的な気持ちになれる歌詞も書いている。そして、『寝る前に、ブルーのジェット機に乗る夢を見たいって願う、神様お願い僕に見させて、ブルーのジェット機に乗る夢を』という、無垢な少年の、切実な思いを歌詞にしていると同時に、人間には、日々の、『祈り🛐』が必要なことを、それとなく、歌詞の中で、サラッと匂わせている。浅井健一が、イエス・キリストに選ばれた理由は、以上の功績により、【仏様】、【イエス・キリスト】より、適任と認められ、選ばれるべくして選ばれたのであるから、他の者は、浅井健一を妬んではいけない。きちんと、今までの、功績があって、選ばれているのであるから。少なくとも、浅井健一がテレビや動画、LIVE会場で歌ったことにより、救われた人類は大勢いるのだから。逆に、歯向かう考えを持っている者は、神の道と反れて進んでしまっていると考えていい。最近の浅井健一の活動状況は、ラジオ番組に出演したり、画家としても、活動をはじめ、個展を開いたり、画集を出版したりしている。勿論、音楽活動も続けながら。そして、忘れてはならないのが、『Sexy Stornes』というブランド名の、ブランド服を立ち上げ、代表取締役社長をつとめている。自身のインスタグラムを通じて、販売活動にも積極的にいそしんでいる。そして、少し前の、浅井健一のYou Tubeラジオによると、趣味でサーフィンをやっているとのことも公言している。そして、今年、もうじき、LIVE活動で、地方をまわるという、ネットニュースの記事を読んだ。つまり、浅井健一は、今日も、妹の林檎🍎と違って、頑張っているのである。以上が、浅井健一の音楽性、ないしは、活動状況の報告とする。
あ、そういやさ、健一、俺が、小学校のころ、飼ってた、雑種犬の、つまりさ、カール🐕、なんだけどさ、そう、この🐕、婆ちゃんち【家🏠】の、近所の、同級生の、男の子、【 金川 健一 】くんから、貰い犬🐶なんだよ。カールは🐕。
で、婆ちゃんちの、住む、地域はさ、相浦市、川下町って言う、みんな、そのこと、失礼やから、触れられては、いなかったんだけどさ、そう、実はさ、川下町は、部落地域、なんだよ。
つまりさ、外国かぶれの、カッコ良い、言い方で、言えばさ、ゲットー地区、な、わけよ = アメリカ🇺🇸シカゴあたりに、黑人が、ウロウロしてる、地域、つまりは、ブルーカラーの、低所得者の、労働者が、村みたいに、近所の、付き合いを、とても、重んじてる、つまりは、集落、部落な、わけよ😂 川下町はな。
あ、もっと、要約して、わかりやすく、言えばさ、スラム街なんだよ。川下町は。ボクシングの、【マークタイソン】や、日本作家🇯🇵の、【中上健次】が、実際に、産まれた、部落地帯では、ないんだけどさ、ギリ、川下町は、俺のなかでは、完全に、【げんかいしゅうりゃく】な、わけよ。
でさ、その、川下町、実はさ、占い師やら、霊的能力、与えられた、人間たちが、たくさん、集められた、つまり、天の、主に、選ばれし者たち、つまりは、ウォーリアの、集まり、な、わけよ。川下町は。でさ、健一、いずれ、福岡、住むことに、なると、思うよ。それも、早良区の、建築関係かなんかの、したっぱの、職につき、したっぱ職人やりながら、俺と、ヒッピー生活、はじめるから。いや、これ実はさ、俺の、少しまえまで、よく、食べに、行った、小麦屋、ラーメンやら、広島お好み焼きを、店で、出してる、個人経営してる、LGBTの、元ヤン、走り屋、戦闘能力、激高い、大将さんが、経営してる、店、なんだよ。
でさ、ここから、本題に、入るとさ、その、大将さんの、幼なじみの、友人から、直接、聞いた、話し、なんだよ。早良区の、工場かなんかで、
浅井健一は、働かれてます、ました?
どっちか、完全に、記憶から、消えてるけど、
そう、その人はさ、その、小麦屋の、元ヤン大将、暴走族、走り屋の、幼なじみの、友達であり、部下でもあるんだよ。2人の、関係性を、横耳で、ずっと、聞いてると、わかったんだよ。でさ、その、大将の、幼なじみ友達兼、部下でもある、その、それなりに、金を、持ってる、大将の、客友達からさ、たまたま、俺、聞いたんだよ。でさ、その人、個人経営で、ガーデニング、植木職人の、会社を、営まれてる、わけだよ。見た、感じ、その人の会社、それなりに、儲かってる、みたいだよ。つまり、次郎丸の、小麦屋の、大将の、幼なじみの、常連友人から、聞いた、はなし、何だよ。で、一回目に、その話しを、聞いたときはさ、純粋に、そのこと、信じたわけだよ。俺👀👌
でもさ、そのことに、対して、とても、興味が、湧いてたからさ、俺は、もっと、細かく、聞かなかったことを、後悔してた、矢先にさ、そう、また、別の日に、その、小麦屋に、俺が、酒飲みに、入ったらさ、偶然にも、また、その、大将の、友達が、カウンターで、焼酎水割りで、飲んでたんだよ。
それでさ、これは、チャンスと、思ったんだよ。
その、健一が、早良区に、いずれ来ることを、期待して、そう、俺から、また、その話しに、持っていった、わけだよ。そしたらさ、その人の、リアクションはさ、「あれ?私、前回、そんなことまで、口に、してたんですね、」と、少し、照れた様子で、また、話してくれたんだよ。で、彼、音楽通でさ、そう、珍しく、ブランキージェットシティのことを、知ってた、わけよ。そんで、そのボーカルが、浅井健一であることも、彼、知ってた、わけだよ。だからさ、つまり、これは、人違い、その人の、勘違い、では、ない、話し、な、わけよ
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--深海人形-- 甲児より鉄也(迫真)
※…デューク・フリード……(※誰其れ?)。
※閲覧&キャラ崩壊注意
※ネタも話題も雑多(※闇鍋)。
※後半クロスオーバー注意
刹那の正体=ソダム(※其れ以外に答えは無い)。
…。
今は亡き(アルカディア共に)ゲーメストの誤植で『ファイティング レイヤー』が意図せず(?)、『ファイターズ レイヤー』になってた事があるけど、正直、『ファイターズ レイヤー』の方が題名(タイトル)として格好良いし、センスある。…此の際、『ファイターズ レイヤー』にして、後に新作として『ファイターズ EX レイヤー』を出して欲しかった………(※……迄ある)。
…。
今の3Dモデル技術で、楽々と餓狼伝説めいたマルチライン制の格ゲー作れる筈なのになんで作らないだろうね(※もしかして→調整が大変)。
…。
?「…ネットプリントの番号を買い手に教えて印刷させる方法なら、ハイテクコピ本手軽に出せるやん。小冊子モードならもっと楽やん。彼方がネップリで印刷して、製本すれば良えやん。直接掛かる費用相手方のプリント代だけやん。送料タダやん(※…更にはWeb再録と言う形で原稿pdf頒布したら、ネップリ対応コピー機設置コンビニ無くても、彼方が自力で印刷して、製本してくれるから、事実上世界に向けて頒布出来るやん!!)。」
??「…其れは其うと。…イベントで出す用と掛け持ちで本出したら、締切地獄やろうな……(←全然話を理解出来て無い)。」
…。
矢張り間違い無く大往生の月華僑(※ルナポリス ※月にある中華街の名前)…と言うイメージは東方に登場する『月の都(※独善的で傲慢不遜な神々の棲まう都市)』のイメージソースとなったと思うけど、誰も説の提唱もしないね(※遠い目)。
…。
バトルガレッガの異名一覧
ランク調整ゲー
銀河一後方に強い戦闘機が出て来る奴
選ばれし人外がプレイしている奴
レシプロ機の癖に宇宙も余裕飛べるって事でダラバーCSにも出張って来た奴
音楽が滅茶苦茶良いレトロゲーム
普通の遊び方が出来ない奴(本当は出来る)
元祖弾幕シューティング
電プチ付いてる奴
画面が地味だから(背景の色と相まって)敵弾見えない奴
自賜推奨・勲章育成シューティング
…。
ガレッガ格言「(※一万点)勲章は命よりも重い(※ただでさえ命が軽いゲームなのも相まって)。」
…。
世の中の底辺は二種類居る。可哀想と思える奴と、可哀想とはとても思えない奴である(※ワイ後者)。
…。
反アースノイド、反スペースノイド、愛国主義、共産主義、基督教で一つの組織になり、集団が固まると言う事、此れ等には何の違いも無い(※思想で集まって居ると言う時点で)。
…。
桃玉シリーズで仲間やらヘルパーやらフレンズに酷い扱いするの、何れも中々リョナいと思う(※代表格:能力アイテム星弾、ブン投げフレンズ)。
…。
何で人の気持ち���考えながら生きなければならないのだろう?(※世界は人の意志を踏み躙る前提で出来て居るのに)。
…。
ヤザンとガトーの対称性、真逆振りは面白いのに、皆、九割方、何方が強いか(※或いは弱いか)議論しかして無い(※泣ける)。…けど、其の一方、腐った雌豚さん達は雌豚さん達で、カップリング談義か学級会しかして無いんですけどね()。
…。
FEXLは、相当、ヴァンパイア セイヴァーの影響受けてると思うけど、誰も其れ言わないね(※…其の上、ルートの決められたコンボの事をセイヴァーと同じ名前で『チェーンコンボ』と呼んでるし)。
…。
男のボテ腹ネタ ※ボテ腹男子ネタ注意
閣下「随分と腹が膨れたな、誰の子だ?」
がとー「私は男です!腹を摩らないで下さい!」
木星帰りとヤザ氏のボテ腹話も描きたい所ですね(※辞めろ)。
…。
ワイは、SDガソダムでのシロッコがシロッコ本来の性格だと思ってたりする(※つまり、本編での奴は、傲慢と慢心と虚無感と野心等で精神歪んじゃった系)。
…。
ベッドから起きた直後に、異形生物の触手に這われる感覚。むしむしうにゃー。
其れから、其う言���触手の感覚を妄想として想像すると、自分の体が、何故か、反射的に、敏感に、反応して、体がトラウマだと叫んでいる様に硬直するんだ。謎が多いね。此れって男でも分かる感覚だと思う。
そして、其の異形生物は其んな私を見て「本当は、好きで好きで堪らない癖にね」と言うかもしれない。怖いね。
…。
『死後に強まる念(ネン ※出典HxH)』が呪術にあるかは分からんけど、個人的には能力と人間性が優秀な非術士を潰しても一、二級以上の呪霊は作れると思う(※補足:あと、作中には、純粋に強くて純度の高い呪霊は、既に数多く居る ※其の名を特級呪霊、ネームドでは花御漏瑚真人九相図三兄弟が登場)。
「…どうせ非術士は、どんなに優秀で有能だろうが猿だから潰して其の死後の念を活用すれば無駄が無い(※満面笑)。」と言って、敢えて普通に優れてる人々を、丁寧に、一人一人殺して、それで強くしたモブ特級呪霊とかもう量産して、『ある種の軍隊(※まさにレギオン)として配備してたりして……?(※…だけど、結局此れ無かったね)。
…「じゃけん猿共沢山潰して潰して、呪力稼いで貯めてその呪力でどんどん呪霊達を強くしましょうね〜(最早サマオの生き甲斐)。」が出来るなら、術士じゃなくても、非術師を素材に強い強力な級の高い呪霊は作れると考えてる(※考察厨並)。
…。
----曲を作れる人を尊敬する
文章を書ける人を尊敬する
プログラムを作れる人を尊敬する
----一枚描いたら犯罪者 百枚描けば英雄
ということであと一枚描いたら賞賛したのに
----Alphes .Eden Of The Matrix より
…。
Q.某梁山泊十六傑の弓兵さん「既に、パルティアやらイチイバルの写しは存在する筈なのに、全然出て来ないの(※なぁぜなぁぜ??)。」
A.…御前の様な、近距離戦大の苦手雑魚ににやる神器は無いよ(※遠い目)。…其れと、其れ等のレプリカを手に入れる寄りも光線銃やら火薬銃器と弾丸量産した方が強いから(※その前に弓兵は銃兵には勝てません)。
〜完〜
…。
ー今日こそ最後だと覚悟して生活することを
私たちはなかなかおよびがたいことだと思うが、古来動乱期に生涯を送った何十億何百億という人が、やはりそうした日を送ったと思うと、なんでもないことのように思われる。
私たちが何の感銘もなく読んでいる明治維新や戦国時代やの武士たちが、実はその一人一人がそうした日を送っていたのを思えば私たちの生活などは安楽のほうかもしれない。
—きけ わだつみの声 第二集 太田慶一氏の手記より
ーアメリカのクリスチャンの間に行なわれるグラッド・プレイというのをご存知ですか。何でも喜んで常に朗らかに生きるというのです。でも僕は、特に朗らかなのは賛成しません。
ー同上 松永茂雄氏の手記より
ー人間はいつまでも誠実、純でありたい。生死は別問題である。死ぬ時は死なねばならぬ。
ー同上 大峡吉隆氏の手記より
…。
「ロック。何で自分の父親が死んでしまったのか考えた事はあるか?」
「如何してだよ。如何して其んな事訊くんだよ、テリー。俺は其んな事一度も考えた事無いよ。」
…。
※クロスオーバー&キャラ崩壊注意
※えろばれー風パロ注意
※七瀬に出会うガトーとヤザン
※ガトーは、見た目的にも、性格的にも、カイリ兄様に似てるので書かなきゃ(※しめいかん)と思ったので(書いた)
※其々を、天外1の、忍術の使えない自来也、やけに男らしい大蛇丸、良いとこ育ちの綱手だと思うと分かり易くて良いかもしれない(※別に如何でも良い)。……自来也に至っては、中の人同じだし…(※其れ違う自来也)。
兄様オルタ ソロモンの悪夢
今日も今日とて、リゾート施設の片隅で、暑い中、ヤザンとガトーが駄弁り合って居る。君達(中々)仲良いね。
「今日も暑いな……。」
「確かにな。暑いぜ、暑いぜぇー!暑くて氏ぬぜぇーッ!…其れよりさ、…おい、ガトー。…最近、疲れが溜まってるのか?」
ヤザンが訊く���、ガトーは此う答える。
「いや、其れは無いな。少し木陰で休ませて欲しい。」
「矢っ張り、疲れてんじゃねぇか。」
「抜かせ。此の程度の生活で、赤色警告が出る迄に疲労が溜まる私では無い。」
…と強がりを言いながら、ガトーは暑い中、丁度、彼のすぐ近くにある木へと咄嗟に寄りかかって休もうとすると、凄い勢いで此方の方へ走って来たとある女の子の叫びが--大声で--周囲の空間に響いた。
「一寸(ちょっと)待って下さい!動かないで!」
「!?!??????」
「やぁ!!!!!たぁ!!!!!!」
其の掛け声と共に、其の女子が持つ赤い棍は、其のガトーが居るすぐ側の木へと強い力を纏い、伸び、其れから、勢い良く木に当たる。…すると、其処には、其の木を登って居た毒蛇が居た。更には、其の頭は、其の女子が繰り出す長く伸びる赤い棍の一撃によって、ものの見事に潰されて居た。此の一部始終を、近くで、見て居たヤザンが言う。
「…うわっ……、二重の意味で危ねぇなぁ。」
「毒蛇が居たのか……。」
其う言いながら、可也の恐怖を感じながら、呆気に取られるガトー。如何やら、実の所、蛇と言う動物が嫌いらしい。
「すみません!蛇に噛まれたりしてませんか?!!」
そして、自分の近くへと駆け付け、話し掛けて来た彼女の、其の女子の姿を一瞥したガトーが言う。
「確か、君はリゾート施設に居る女子の一人……、」
そして、元気良く、其の、ガトーに声掛けされた女子は、自分の名前を名乗る。
「はい!七瀬です!初めまして!……と言いたい所だけど、…御互いに、今迄、只何と無くな感じなだけで、本当の所は、日頃からよく会ってる様な気がします!」
「…はて?…此方には、君の事等、私には何も身に覚えが無いが……??」
其処で、ガトー其方除けにヤザンが訊く。
「……ガトーは此の様だけどさ、何だか、オレ、七瀬の事何処かで見て知った気がするんだよな。…もしかして、七瀬、お前、赤い棍を極限迄伸ばして、跳んで、大気圏をブチ抜いて迄上に上がって、最後に勢い良くパンチしながら急降下したり出来るか?」
やがて、七瀬は此う答える。
「そうそう!出来る!出来るよ!其れ私のメテオコンボ!」技の名は『待宵天泣激』。SFEX2等で実装されて居るメテオコンボであり、大気圏突入してるのは原作ゲームの時点で其うでありマジです。
「……何!?!!生身で大気圏突入だと!??!!」
ハッキリ言うと此の様な事を、まともに考えるだけ無駄である。
さて、七瀬は何とも其の眼をキラキラ輝かせながら、ガトーの事を見つめる。
「いや……、…何故、其処迄して私の方を見る?…私の顔には、ゴミか何かが付いて居るのか??」
此処で天真爛漫に��瀬が言う。
「…何だか貴方の事を見てるとね、昔の事を思い出すの。…だって貴方、兄様にとっても似てるから。」
「ブラコン?」
其の時、話の輪の内に入れないヤザンはボソッと『蚊帳の外』から呟く。そして、他方、其の七瀬の言葉を聞いたガトーは。
「…其う言う事か。…成程。……正直、目障りだが…、…好きにしろ。」
「其う言う所も兄様そっくり!正に兄様だ!兄様!カイリ兄様!もう姉様とは死合しないでね!兄様!!」
其んな自身の周りに纏わり付く七瀬に対し、
「えぇぃ!!冗談では無い!!」
某赤い彗星の迷言を言い放ったガトーは、七瀬の追っ掛けを振り解く様に逃げ出す。
「兄様〜〜!!!!」
然し、其んなガトーをキャッキャッはしゃぎながら七瀬は追い掛けて行くのであった。
……そして、最後に、其の場に取り残されたヤザンが寂しそうに言う。
「…又、オレ今回も完全に、蚊帳の外だよ……。」
…。
「ガトー!!!!!!!!(※何時もの呼び掛け)。」
「其の程度なら辞めて仕舞え!(牙刀勝利ポーズ)。」
「何だ其方のガトーかぁ(※呆れ)。」
…。
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451
「ここはこの辺でいちばん高い建物で…」人々の悪い部分を煮詰めたような仄暗い闇を無理やり慰めるような光の粒がいくつも見えた。見せつけられている気すらしてそれを見上げる都度苦さを纏う。
一人で迎える夜が世界の終わりなら、二人で迎える夜は孤独だと思った。アルコールで脳細胞を麻痺させながら考えることをやめるよう考える。人は忘れる生き物、人は夢を見る生き物、人は…。本質なんて本気で考えたこともないくせにそうして答えを出したがるのはやめにしないか?虚無に乞う。
目を刺すような朱、プロミネンスを彷彿させる。近頃よく見かけるそれ。小さい子供が指さすそれに対してその子供を連れた大人が「バラの妖精」とたしかに呟いていた。いつだって僕の頭の片隅にはクラリスマクレランがいて、彼女が大衆性から大きく舵を切る。その光景は聞きたくもない大衆音楽が流れ続け液晶を手放さない人々が交差する淀んだ街からは逸脱していたように思えた。
僕が夜の空を仰ぐと高確率で人工衛星を見つけることが出来る。見下ろす景色を手に入れただけで総てを知った気になった僕たちが知らないことをそれらは知っている。僕は知らなくてもいいことをたくさん知っている。でも生きていく上で知るべきことを何も知らない。約束は多い方がいい、それが受け売り。
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2024年5月3日 studio junaは10周年を迎えました。
クライアントのみなさん、工事をしてくれる職人さんたち、 応援してくれている人、面白がってくれる人、気にしてくれている人、 本来であればひとりひとりにお礼を言いに行きたいところですが、 御存知の通り実際に会うと僕はあまり話さなくなるので、 この場を借りて感謝の気持をお伝えしたいと思います。
ありがとうございます。
10年前、修行していた津山から岡山市に引越してきて とりあえずやりながら考えようと部屋の片隅でstudio junaはスタートしました。 それまで学んできた「建築」に軸足は起きつつも、 もっと自分らしいやり方があるのではと いろんな方向にピボットを踏み続け、ドタバタしていたらあっという間の10年でした。
「生活と空間のかたちを考えるデザインスタジオ」という 何をしているのかよく分からない存在であることが良かったのか(悪かったのか)、 一般的な建築設計事務所には来ないであろう小さなプロジェクトから新築の建物まで、 偏ることなく様々な規模や用途のプロジェクトに関わることができました。 自分の活動がじわじわと街に広がっていく様子は本当に嬉しく、 それをうまく言い表す言葉はまだ見つかっていません。
「良い感じの人に良い感じの空間で生活してほしい」という考えのもと、 引き続き自分らしく活動していきたいと思いますので なんとなく気にしておいていただけると大変嬉しいです。 じっくり時間をかけたいので一度にたくさんの仕事はできないのですが、 もっといろいろデザインしたいというのも正直なところです。 そのあたりのバランスの取り方がこれからのテーマのような気がしています。 とにかく、機会があればお気軽にお声がけください。
このタイミングでスタジオジュウナマガジンの10周年特別号を作りたかったのですが、 自分のこととなるといろいろ後回しになってしまい、 全く準備ができていません。(構想はあるのですが・・・) ひとまず10周年記念ステッカーを注文中なので、 できあがったらもらってください。(まだできていません・・・)
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今日読んだ漫画 2024年4月6日(土)
マガポケ(漫画アプリ)
🏴☠️『WIND BREAKER』 にい さとる
街を守れ!最強高校の喧嘩英雄伝説!「WIND BREAKER」を読んだよ!
椿野さんカッコいいっす
事情があったら誰かの幸せを奪っていいとは思わないので敵の過去はどうでもいいかな
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🎢���極主夫道』 おおの こうすけ

この遊園地の回好き
マーガレット2024年9号
🌼『片隅のハートビート』 七里 みと
📷『空気な彼女に透明な僕』 ゆきら
前作の『ハンサムガールフレンド』も好きだし、この作品もゆきら先生らしくて好き

別冊マーガレット2018年12月号別冊ふろく
👩🏻���『ガールフレンド・メモリーズ』 増田 里穂
増田里穂先生の瞳の描き方と心理描写が好き

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詩集『Commons』

詩集『Commons』収録作品
1.「戦争しか知らない」 2.「愛なき世代に薔薇の花を」 3.「青春とロコモティブ・シンドローム」 4.「商店街の純喫茶」 5.「広場、それは私の……」 6.「女は微笑むために生きてるんじゃない」 7.「もうすぐ朝は来るだろう」 8.「いくつになってもマイ・フレンド」 9.「断絶の季節」 10.「失墜」 11.「しぼんでいくこの風船で」 12.「自由になろうよ」
1.「戦争しか知らない」
僕は戦争の最中にここで生まれた 僕は戦争のない日々を未だ知らない 大人なら戦争を止められると信じていた 世界は味方してくれると信じていた
でも欧米から遠く離れたこの国に 振り向く人など誰もいない
愛せるものもなく 信じられる人もなく 生と死の狭間を彷徨い 明日が来ることすら 運命に委ねてた
もはや痛みも感じない 昨日も友達が死んだ
いつか大きくなったら銃を取り 憎き兵士に鉛を叩き込んでやると 幼い僕は無邪気に思ってた
でもいざ戦場で相手兵士の顔を見た時 同じ時代を生きる者同士だと気付いた
誰かの思惑で 何も説明されず 生と死の狭間を彷徨い イデオロギーの違いに 正義を委ねてた
もはや痛みも感じない さっきも友達が死んだ
何年待てば戦争は終わりますか? 僕は戦争のために生まれてきたのですか?
地獄のような日常の中 さすらい続けるのは 空っぽになった良心たち
愛せるものもなく 信じられる人もなく 生と死の狭間を彷徨い 明日が来ることすら 運命に委ねてた
誰かの思惑で 何も説明されず 生と死の狭間を彷徨い イデオロギーの違いに 正義を委ねてた
もはや痛みも感じない 毎日仲間が死ぬ 僕は今日もここで 死を待つ
2.「愛なき世代に薔薇の花を」
レイトショーに微睡み ベランダで佇む恋人 僕たちは星空を見つめつつ 愛をたしかめた
いつしか白髪も増え 日々に燃えなくなった おじさんと馬鹿にされても 何も感じなくなった
愛なき人と呼ばれても 薔薇の花さえあれば 愛なき世代と呼ばれても 薔薇の花さえあれば
いっそ殺してしまえと祈った日 僕はあえて憂鬱を殺してみた
おそらく若い頃は夢を見て 王国でも作ろうとした カブトムシにすらなれないのに 虹を見つめていた
さりげなく大人になり 大仰に歳をとった 会社では役職持ち 部下に媚びを売られる日々
愛なき人と呼ばれても 薔薇の翼さえあれば 愛なき世代と呼ばれても 薔薇の翼さえあれば
いっそ散ってしまえと祈った日 僕はあえて羨望を殺してみた
あんなに泣き虫だったのに もう泣けなくなった レイトショーにはチェコ語の文字 隣で微睡むのは借り物の恋人
愛なき人と呼ばれても 薔薇の翼さえあれば 愛なき世代と呼ばれても 薔薇の翼さえあれば
薔薇があれば生きていける 薔薇があれば生きていける
愛なき時代に生まれても 薔薇の花さえあれば 僕だって生きていける レイトショーは続く 月光に照らされながら永遠に この先も続くだろう
3.「青春とロコモティブ・シンドローム」
十年前の僕は空も飛べる気がした 手を伸ばせば宇宙にだって行ける気がした 僕はいつしか夢を見なくなり 君もいつの間にか大人になったね
数えきれないほどの出逢いと別れを重ねて 青春時代にたしかなピリオドを打つ
ある日突然身体が動かなくなり 新しいことを始める勇気が出ない 僕は必死に今を生きようとするけど 心が何かを無性に止めようとしてるんだ
感覚だけで生きられる そんな季節は過ぎ去った
十年後の僕は何をしてるんだろう 恋も友達も夢もどこへ行ってしまったの? やりたいことがやりたくないことに忙殺され 誰かの意図のままに動く僕が生まれた
いつか見た花は芽が出ずに枯れた 青春時代よ僕に何を伝えたのか
あの日突然身体が動かなくなり すべては幻の中へ溶けていく 僕は必死に今を生きようとするけど かつてのように出来はしない
純情だけで生きられる そんな時代は過ぎ去った
涙が今日も止まらない 何故だかよくわからないけど 心を覆うガーゼは夢を目指した墓標
ある日突然身体が動かなくなり 新しいことを始める勇気が出ない 僕は必死に今を生きようとするけど 心が何かを無性に止めようとしてるんだ
感覚だけで生きられる そんな季節は過ぎ去った
心と身体とシンドローム なりたい自分になるために がむしゃらになれた…… そんな時代は過ぎ去った 僕は花を咲かせられなかった
4.「商店街の純喫茶」
君と僕 ふたりで飲むクリームソーダ 昼下がり 逢いたくなるのは恋じゃない もう何年 続いたのかこの関係 逢えなくなる そう決まって動き出す
遠距離恋愛 幼馴染 不似合いな言葉が 煙草に溶けてく
君と僕 ふたりで飲むウィンナーコーヒー 夕暮れ時 淋しくなるのは夢じゃない もう何度 憂いたのかこの関係 逢いたくなる そう思って呼び出した
蒼穹の彼方へ 時は行く 君の隣に別の男 想像もしたくない
あの頃僕らは若かった いつか見た夢が 煙草に溶けてく 時は流れた
遠距離恋愛 幼馴染 不似合いな言葉が 煙草に溶けてく 埃混じりの便箋 交わす文字 涙に溢れた 青年の日々よ いつかわかるさ……
5.「広場、それは私の……」
街の片隅の広場には さまざまな風が集まる 散らばったり集まったり 繰り返す星のように
私もここに行くたび いくつか時は重ねても 泣いたり笑ったり 変わらぬ声の響きよ
広場、それは私の…… 広場、それは私の……
いつか土に還っても思い出す まだ見ぬ未来を集めた場所 広場、それは私の……
街の片隅にある広場が もうすぐ月になるらしい 守られたり壊されたり 時の調べの中で
虹を追いかけた頃 正解なんてなくても 話したり話さなかったり なんとなく楽しかった
広場、それは私の…… 広場、それは私の……
かつてここにあったと語り継ぐ まだ見ぬ未来を集めた場所…… 広場、それは私の……
名もなき恋の始まり 語り継がれぬ友情よ 穏やかな家族の団欒 政治やデモクラシー
すべてはここから紡がれ いつか魂を結ぶ
広場、それは私の…… 広場、それは私たちの……
子どもから大人まで 人から石まで すべてが集う場所
広場、それは私の…… 広場、それは私の……
時を繋ぐ場所 忘れないで 失くさないで 広場、そこは私の……
6.「女は微笑むために生きてるんじゃない」
蝋燭を吹き消そうとして 消せなかった まるで恋愛のように 私を憎みたくなる
華やかな夜と穏やかな朝 仮に人形だって もっと上手く生きられるはずだ
何度泣いたのだろう 何度笑ったのだろう 作られた感情の先に 繰り越された本音の傷
女は微笑むために生きてるわけじゃない 偽物の愛に照らされて澱んだ光よ 女は微笑むために生きてるわけじゃない 最期に残したいのはこれ以上ない影
あなたを殺そうとして 殺さなかった ナイフの刺さった痕から 碧い血が流れる
笑う男と哀しむ女 仮にロボットだって もっと賢く犯れるはずさ
何度怒ったのだろう 何度誓ったのだろう 踏み躙られた日々の先に 作り込まれた私の愛
女は微笑むために生きてるわけじゃない すべては周りに穢された果ての叫びだ 女は微笑むために生きてるわけじゃない ほんとうは優しくありたかっただけ
さよならを言う前に……
女は微笑むために生きてるわけじゃない 太陽が昇る前の約束のポリフォニー 女は微笑むために生きてるわけじゃない 月が沈む前の運命のモノフォニー
女は微笑むために生きてるわけじゃない 偽物の愛に照らされて澱んだ光よ 女は微笑むために生きてるわけじゃない 最期に残したいのはこれ以上ない影
さよならを言う前に…… 女は微笑むために生きてるんじゃない
7.「もうすぐ朝は来るだろう」
淋しさと棲んできた 愛しさも喜びも抱きしめて いつか実れと祈ってた 幸せの果実よ
ただ夜明けを待つだけじゃ 何も始まらなかった もう歩み出そうとしたって すべて遅すぎるんだ
踏み出せなかった後悔と 変わらぬ平穏の海で 僕は舟を漕ぐ
恋愛がしたかった ぬくもりもつめたさも抱きしめて いつか出逢えると信じてた 運命の人よ
ただ糸を持つだけじゃ 何も生まれなかった もうやり直そうとしたって やり直せはしないんだ
過ぎ去りし日々への懺悔と 決められた宿命の海で 僕は舟を漕ぐ
遠くに太陽が見える もうすぐ来るのか 何度願ったのだろう?
一瞬のうちに沈んでいく 運命という名の儚さよ 何度祈ったのだろう?
それでも変わろうと 僕はこの舟を漕ぐ それでも生きようと 僕は運命に誓う
変わらなくても やり直せなくても 僕が僕であるために この舟を漕ぎ出す
もうすぐ朝は来るだろう いつか僕は夢を見た 朝は来るだろう
8.「いくつになってもマイ・フレンド」
足腰も弱り言葉も出ない そんな時代になっても 僕たちはマイ・フレンド
放課後の教室で語り合う そんな時代からの 僕たちはマイ・フレンド
すれ違うアベック 走るスポーツマン 夕焼けに照らされて すべてが思い出になる
十年経っても百年経っても 僕たちはマイ・フレンド もう迷わない 何処へだって行けるさ
仕事は残業 夫婦は倦怠期 こんな暮らしになっても 僕たちはマイ・フレンド
何したって変わらないさ こんな口癖になっても 僕たちはマイ・フレンド
走り出せ群青 いなくなれ憂鬱 夕焼けに口笛吹けば すべて無かったことに ……できないか
十年経っても百年経っても 僕たちはマイ・フレンド もう迷わない 何処へだって行けるさ だいじょうぶ
「あの頃は若かった」 そうじゃないだろ? まだ跳べるだろ?
十年経っても百年経っても 僕たちはマイ・フレンド もう迷わない 何処へだって行けるさ だいじょうぶ
いくつになっても腰が曲がっても 僕たちはマイ・フレンド 夢だって見るし 無茶だってするのだ
だいじょうぶだ 僕たちは大人だもの 生きてりゃ
9.「断絶の季節」
大人になったら楽になると思っていました いつかの若かった私にもう戻れません 春も夏も秋冬も繰り返すうちに 何も感じなくなった私がいました
たった一日の違いなのに なぜ私は大人を演じなきゃいけないんでしょう 答えを探しても見つかりはしない 現実という名の虚構の中で
断絶した季節を重ねた人は 人が人でなくなると嘆いています でも自覚的にそれを言葉にできない人は なんて幸せなんだと私は思います
幸せの価値など決められないのに どうして他人を決めつけてしまうんでしょう 人生の意味などわからないのに どうして上下をつけようとするんでしょう
自然体で生きているという人がもしいたら 私は自然って何かと疑ってしまいます それを無意識にしてしまうその事自体が 何て嫌な奴なんだろうと私を嫌いになるのです
断絶した心を持った人は 大切な何かを吐き捨ててしまったのです 痛みも憎しみも優しさも忘れて 自分だけの空間で生きているのです
安らぎや激しさの先に 猛烈な時代が過ぎ去っていくのなら 私はいつ楽になるのでしょう 一生このまま働くのでしょうか
断絶した季節を重ねた人は 人が人でなくなると嘆いています でも自覚的にそれを言葉にできない人は なんて幸せなんだと私は思います
愛とは何かを語らった時代よ 夢をふたりで無邪気に見つめた季節よ すべては断絶の中へ消え去り 時の魔法はいつしか解けました
断絶した心を持った人は 大切な何かを吐き捨ててしまったのです 痛みも憎しみも優しさも忘れて 自分だけの空間で生きているのです
死ぬこともできず 生きることもできない そんな臆病者として 私は明日も生きていくのです
10.「失墜」
クラスで一番人気の男子が学校に来なくなった 最初は噂になったけど今や話題にもならない どんな人も数日で忘れられていく 記憶の怖さを思い知ったんだ
記者会見で疑惑を否定した政治家が逮捕された 大臣にまで登り詰めた人だったけれど 裏金と虚飾に浮かれるうちに 人相すらも変わっていた
どんな人さえも どんな事さえも どんな権力に登り詰めても どんな利益を得られても
人は一夜で失墜する まるでコインの裏表のように 人は一夜で染まってしまう まるでカルトの教示のように
誰もが私は普通なん���と 心の中では信じている
ふたり並び立つ存在と称されたアイドルも 数年後にはそれぞれ別の道を行く ひとりは圧倒的なカリスマと呼ばれ もうひとりは「あの人は今」と囁かれる
有る事無い事書き立てる週刊誌 あんなもの無くなってしまえばいいのに 善意仕立てのプロパガンダ マスメディアは社会を侵略するウイルス
どんな恋さえも どんな愛さえも どんな至高の夢さえも どんな上向きな会社も どんな主張も どんな義務を押し付けられても
人は一夜で変身する まるでコブラの猛毒のように 人は一夜で塗り潰される まるでペンキを浴びたように
誰もが私は世界の中心だと 心の中では信じている
登りゆく太陽があるのなら 沈みかけの斜陽もあるだろう もし私が月というのなら 光だという人もいるはずさ
人は一夜で失墜する まるでコインの裏表のように 人は一夜で染まってしまう まるでカルトの教示のように
誰もが私は普通なんだと 心の中では信じている
宇宙が始まるその時に 運命が決められたといえるなら 昇華も失墜も誰かの書いた筋書き 私たちの普通も誰かに造られた偽物
誰もが私は世界の中心だと 心の中では信じている
11.「しぼんでいくこの風船で」
幼い頃から通い詰めた遊園地が 来週の日曜日で閉園するらしい ここ数年は人もまばらだったけど 久々に訪れてみると人の花が咲く
しぼんでいく風船を 人は膨らませて 明日は誰が創るのか 遺された人たちへ繋ぐ今日
ピエロとぬいぐるみたちが最後に舞い踊る 思い出をみんな語り合いながら どこか淋しげで もう少し君も僕も行ってたら こんなエンディングも あと少し先になったかな?
観覧車もジェットコースターも この後はどこへ行く? 数年後にはここは公園になるらしい こうして街は生まれ変わる
しぼんでいく風船で みんな生きている 最初に君と出逢った日 人はまだ沢山いたよ
陽が沈んだ後にセレモニーは始まる ひと時のサヨナラと また逢う日までの約束 でも皆気づいてる「もう逢えない」って ただ見つめたいんだ 今よりちょっといい未来を
映画の世界をそっくりそのまま 始まった頃の君は今と違っていた いつしかここはいろんな色が交わり そして去りゆく季節の先に 何処にでもある日常が流れていく
もう少し僕がここに行ってたら こんなエンディングも あと少し先になったかな?
次の日に僕は遊園地を訪れた 昨日の狂騒はまるで嘘みたく 他と変わらない空気に覆われてた 遊園地は人と時を繋ぐ場所 思い出の栞にたしかに刻まれている
しぼんでいくこの風船で僕らは いくつかのおはようとサヨナラを…… ダンスは続いていく そして愛を遺して新たな夢を携え 生まれ変わる
12.「自由になろうよ」
私がまだ制服を着ていた頃 貴方には出逢ってなかった クラスの輪にも入れず なんでもない日々をやり過ごしていた
そんなある日ふと入った公園で ギターを爪弾く青年がいた 私は思わず声をかけて ふたりで歌った「花はどこへ行った?」
たとえば貴方が白ヘルを被り あの連中と入り浸っていたとしても 私が貴方を好きでいる限り なかったことに出来るわ
自由になりたい���願ったのは 世代の声だから 大人に押しつぶされたままで 私は生きていけない
大学がロックアウトされた朝 隣を見ると貴方はいなかった 寝床にあったモーリスを手に取り ひとりで歌った「グァンタナメラ」
たとえば貴方が季節の炎に包まれ 他の女と抱き合っていたとしても 貴方が私を諦めない限り 見なかったことに出来るわ
自由になるために若者が集った この公園を私は見渡し 桜の木に残したイニシャルを そっと指でなぞる
ひとりで歌った「風に吹かれて」 こうして私たち ヒッピー気取りから足を洗う 幸せの終わり
自由を夢見て 自由を愛した 私たちの夏は歴史に残らない
失ったのは恋人の命と私自身の魂 政治と闘争の季節は終わった
たとえば貴方よりも良い人で 誰もが好きになるような魅力があっても 貴方以上に愛せる人は現れないだろう ひとりで歌う「結婚しようよ」
自由になるために若者が集った この公園を私は見渡し 桜の木に残したイニシャルを そっと指でなぞる
Bonus.「いつかまた「おはよう」を言うために」
何もかも思い出になっても 私のこと憶えててくれるかな? いつかまた逢う日まで 風の中に溶けていく
キミのこと忘れないから 私のこと憶えててくれるかな? きっとまた逢える日まで 風の中で見てるからね
はじめてステージに立った日のこと 今も忘れられないドキドキ それでも手を振ってくれるキミがいたから ここまで歩いて来れたんだ 夢を追いかけられたんだ
私たちがたとえ空気になっても 「こんな人がいたな」と時々思い出してね それだけで十分すぎるくらいだけど 出来たら名前も憶えててほしいな
ふたりから始まった旅路で 私たちは変われたのかな? いつかまた逢う日まで それぞれの旅は続くはず
キミが追いかけてくれた日々を 私は青春と呼んでいいかな? きっとまた逢える日まで 絶対に忘れないから
はじめてステージに立った日のこと 今も忘れられないトキメキ 私たちを好きになってくれたキミがいたから こうして大人になれたんだ 夢を追いかけられたんだ
私たちの魔法が解けても キミにかけた魔法は解かさない 仮に私たちを忘れても どこかでキミが幸せにいられますように とっておきのおまじない
アイドルに憧れ アイドルになった アイドルと呼ばれて アイドルを愛した
私たちが愛した日々 夢中になった日々 思うがままに走り続けた 私色の青春
私たちがたとえ空気になっても 「こんな人がいたな」と時々思い出してね それだけで十分すぎるくらいだけど 出来たら名前も憶えててほしいな
私たちの魔法が解けても キミにかけた魔法は解かさない 仮に私たちを忘れても どこかでキミが幸せにいられますように とっておきのおまじない
キミに出逢ってよかった 好きだよ いつまでも
詩集『Commons』Credits
Produced / All Words Written by Yuu Sakaoka(Sakaoka Project)
Co-Authored / Co-Producer: Yurine(「青春とロコモティブ・シンドローム」「いつかまた「おはよう」を言うために」) TORIMOMO(「商店街の純喫茶」) Koharu Takamoto(「断絶の季節」「失墜」) Sakura Ogawa(「しぼんでいくこの風船で」)
Written at Yuu Sakaoka Studio, Mikage House, JR West Japan Series 225 Train, STUDIO U
Respect to ザ・フォーク・クルセダーズとすべての戦争に参加する人々(「戦争しか知らない」) ムーンライダーズ(「愛なき世代に薔薇の花を」「女は微笑むために生きてるんじゃない」「しぼんでいくこの風船で」) ガロと山上路夫(「商店街の純喫茶」) Yellow Magic Orchestra(「広場、それは私の……」) あの頃夢を見た若者たち(「自由になろうよ」)
Designed / Edited by Yuu Sakaoka Photo by YAT(PAKUTASO) Special Thanks to Koharu Takamoto, Yurine, Sakura Ogawa
Dedicated to My Best Friends
Management by SAKAOKA PROJECT
Very very very thanks to my friend, my familly, and all my fan!!
2024.2.7 坂岡 優
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役者紹介
こんにちは。今日は第1回通しです。ということは、本番まで2週間しかありませんね。早い早い。
さあ、役者紹介のトップバッターである僕はいい手本になれるかわかりませんが、頑張って書いてみます。
橋本悠樹(31期)
とにかく可愛くて31期の中で、最もファンを持っているスーパースターです(大嘘)!演技が上手くて観客の心を動かす力を持っています。台詞の読みに注目するべき!
島崎愛乃(31期)
いい声の持ち主。動きにキレがあって演技もうまい我が班のヒロイン!今日稽古中僕に飴をくれたから僕はとても嬉しいです(飴美味しかった!!!)。彼女の輝く姿、ご期待を!
福本優磨(31期)
ポケモン好き仲間!!!!台詞の読みが上手くてマジで半端ない!姿勢にすごく苦労をしましたが毎回良くなっています!彼の迫力はぜひ自分の目でお確かめください。
サミュエル·ツヤン(29期)
この役者紹介を書いている人。絶賛ダイエット中。
音川(29期)
個人的にすごく好みの演技力を持っている人。センスの塊。本当にしっかりしていて、29期の頼れるお姉さん。今回の役も注目。
岡桃子(30期)
みこみこみこ。30期の人気3天皇の一人です。彼女の独特な雰囲気は観客を魅かせます。今回の役も彼女にピッタリ!
木下梨実(30期)
超絶有能しっかり者。本当になんでもこなせます。別の脚本でやっている役がすごく好きでこの脚本の役にも注目していただけたらなあと思います。
三葛麻衣(30期)
衣装チーフじゃん!!!!!僕がちゃうかで一番信頼している後輩。だって、仕事の質がマジで高いですよ!!それに、演技も上手いし、人柄も最高です!今回彼女の姿も見逃さないでください。
樹木キキ(30期)
やばくないですか?演出をやりながら別の脚本に出演すること!マジで超人だと思います。この人の活躍もぜひご覧ください。
lulu(30期)
この脚本の演出補佐かつ振り付け。今回の振りは本当に良くて僕は推しています。新入生にアドバイスをしている姿を見て本当に成長したなあと思いました。(お父さん目線)。演技力も本当に高いです。今回のキャスパも一つの注目点です。
渡部快平(30期)
演出さん。この脚本を書いた人です。イケメンの上で脚本力もあるって、超羨ましい。僕もそんな人間になりたいです。この脚本の凄さはここで語りきれないから、実際に��て確認してください。
思った以上人が多くて、これを書いている間に乗り換えの電車を逃しました。辛い。
以上です。tschüss.
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日帰りで700キロ運転できる仕様になりましたオレ。 @kafuka.bihoro の仕事させてもらってるのでやっぱり、最低でも北海道の道の駅は比較対象として全部見なきゃだめだろって事で、お盆過ぎから始めました。 道の駅ですが、定休日があったり、絶妙に冬季に入るととんでもなく早仕舞いする店があったり、そもそも冬季はやりません!みたいなところもあり。 12月の初旬に、遠別、天塩、猿払、浜頓別、稚内攻めた時は(人生二度目)暴風雪警報出てて、あまりの横風に信号待ちで車が流れると言うとんでもない恐怖を覚え、とは言えすげーいい温泉に出会い。 今日も今日で恵山周りの温泉に行きたかったんですが行きたい旅館は全て冬季休業。片っ端からリサーチして、今度は絶対泊まってみたい川汲(コレでかっくみって読みます、変換でねえ!)温泉とか。道の駅は年寄りの趣味だと思います。異論はありませんが、道の駅の良いところは目的地じゃない所が突然目的地になり、北海道の隅々まで行けば行くほど、未開拓の醍醐味が味わえることです。千葉や東北、先日行った山梨。確かにいい感じの景色のところにあるけど、やっぱ生活圏の中っちゃ中なんですよね。我らが美幌に至っては、人の気配ありません。オープン前に @mocchi_fridge と二人で最後篭って色々やってた時の帰り、もう、もののけ姫の世界。人の気配まるでなく、雪解けの四月中旬。鹿の大群が霧の中からとか。 スノボが好きでこっちに来るようになってまあまあ経つけど、今回の道の駅周りは @dona.kumami と倅とずっと一緒です。それこそクローズ時間3分前なのに閉めちゃう田舎特有のところでも強面のオレじゃなく、ファニーフェイス倅and地蔵妻コンビでやんわり押してもらったり色々苦労しました。押すまでに苦労しまくった先は歌志内。定休日が多い。 気に入ってる道の駅はもちろん我々美幌、そして @kafuka.mizuki の地元伊達、壮瞥も好き、りんごの種類がすごい!あとは厚沢部もいいなネギうまい。他にも面白いところあるけど、なんかプラスαっていうより地元のちゃんとライフラインになってるって所が僕好きです。今、期間限定で @kafuka.sapporo 入れてる寿都や、ちょっと前に入れてて今も取引してもらってる #黒松内 とか、地元の人の交流スペースでもあったりしてなんていうか北海道の道の駅の担う役割はセコマのソレと同じなので、セレクトには本気で気を遣います。地元の物をたくさん入れたいけど、売上に伴う生産ができない。生活乱されたくない、って言う作り手もいるし、地元のものが入ってない!って表層的に思う人もいる。はたまた外のものを喜んでくれる人も居るしほんと難しい。多分売上もどこも凄いから、そう言う部分でいろんな人の思惑がぶつかりまくるんだけど、まずは、地元の人が誇れる場所にしたい。そういった部分で一番オレが自慢なのは、美幌に関して言うと人だね。人。こう言ったらスーパー失礼なんだけど人口2万人弱のあの街からあれだけいいスタッフ居るからオレのセレクトでも売れたの。凄いことなの。こればっかりは人問題、やっぱり大変。だから人がいい道の駅はやっぱり嬉しいよね。今日の七飯もすごい良かったし、好きでよく行く剣淵も、中はともかく外の鶏肉焼いてるおじちゃんはケンタをすごい可愛がってくれる。結局やっぱ田舎でも都会でも人でして、売る人こそ財産。つまりもの云々よりも誰が打ってくれる?で全然違うんだよ、どことは言はないけど忙しいんだろうね、人気のあそことかは信じらんない対応だったもんなー。千歳でいつも倅に色々くれるおじちゃん、美幌のみんな、遠別で出会った支配人。ま、なんて言うかとても楽しい取り組みでした。意地でやりましたが、きっかけは @kimjungram さんでして、お礼に今日は営業してない @fridge.setagaya に @dona_uchida もっちーそしてミューズの @fridge.maa まで配置しといたんでそれが感謝の気持ちです。いや、疲れたけど満足感半端ない。 長々書くほどのこともないんだけど、来年もまた頑張って回らなきゃねえ。楽しいよ、道の駅。是非皆さん、年寄りの趣味と思わず全部行ってみてくださいな。 #なげえ #道の駅 #ドナの仕事 #と言うか熊坂の仕事 https://www.instagram.com/p/Cmt2ZT5PUdr/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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アメジスト
君に似合う指輪を探していた 少し小さめのものがよかった どこに行っても 誰と会ってても くすまない 冷たい銀色を ショーケースに香水が並んでいた 君が好きな匂いを知らなかった 銀座の街をスニーカーで歩いていた 似合わないな ここにも君にも アメジストの瞳が揺れている 怒りの赤でも 悲しみの青でもない 「私にはもう、何も無いの」 諦めたように笑う 君を本気にさせたかった 君が好きな 紫色の花束 花屋の片隅でくたびれていた 陽の光に選ばれない姿が 僕のようで 思わず 手に取った 東京の雨は やけに冷たかった 群衆の眼は 酷く凍てついていた こんな夜から君を守るのが 僕がさす 傘ならいいのに アメジストの瞳が濡れている 怒りの赤と 悲しみの青を混ぜ込んで 「誰でも 良かったのよ別に」 なら僕が幸せに なんて、言えなかった ああ わかっていたんだ その指を飾るのは 僕じゃないんだ、君には 正しい…
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