#冷蔵庫の残り物炒め
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hrkwakrtxt · 1 month ago
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されど遠き窓
1年同棲した恋人のリリコに去られたヒロセ。
かつての遊び仲間たちとの再会を機に、自分を見つめなおしていく。
※性的描写があります。
 
 鼓膜をつんざくようなけたたましい音で三分経過したことが告げられた。iPhoneに入っているタイマー音はどれも、うるさすぎたり間が抜けていたりで、どうもいい塩梅にいかない。かといって好きな曲を設定するというのも、気取っていてなんだか嫌だし、なんて考えている間に、麺がどんどんのびてしまう。ここ一週間食べ続けているカップラーメンの新しい味をコンビニで見かけたのでついまた買ってしまったのだった。さすがに体に悪いか、と思わなくもないけれど、仕事が繁忙期だし、怒る人ももういないし、緩やかな自傷行為はだんだんと依存性を帯びてきた。アルミの蓋をぺりぺりと開け、頼りない麺を割り箸でずるずるとすする。想像通り、うまくもまずくもない。こういうのは結局一番最初に出たプレーンな味がいちばん飽きが来ないものだ。香辛料のききすぎたスープを飲み干す気にはなれず、流しに残りを捨てた。麺の欠片や掬いきれなかった具がステンレスに散らばり、排水溝の掃除をする必要があることを思い出して煩わしくなった。ゴミの日に合わせて、明日の夜やることにしよう。ベッドでは三毛猫のミナが僕の就寝を待っているが、寝る前に一杯やりたい。食器棚からグラスを取り出そうとすると、しばらく使っていない器達が無言の圧力をかけてきたので、結局今日もまた缶ビールを開けてじかに呷ることになった。チーズを囓りながら、さっきの残像で食器を数える。ペアグラスかける幾つだ、プレートもお椀もだいたいはお揃いまたは柄違いで二の倍数分あり、だけど今僕はそれらがなくても生活できてしまっている。
 一体、この大量の置き土産を、どうしたらいいのか。リリコがいなくなってから、もう三ヶ月が経とうとしている。一ヶ月めは現実と向き合うのに精一杯で気付かず、二ヶ月めは思い出に浸るために必要で、寂しいのが普通になった今やっと、やはりこのままではまずかろうと、彼女が残していったものを、たびたび眺めてみてはいる。一年も一緒に暮らしていたので、すぐには整理しきれない。リリコは料理好きで、腕をふるった品々を毎食SNSにアップしていたほどなので、食器類は特に数が多いが、それだけではない、いま僕が踏んづけている不思議な模様のラグも、天井からぶら下がっている星の��たちをしたライトもすべて、彼女のセンスで買いそろえたものだ。ぜんぶ置いてけぼりなんて、と何度目かの小さな憤りを感じた勢いで重い腰を上げかけては明日もまた仕事だと言い訳して、ずっと後回しにしてきたのだ。まる二ヶ月。やらなきゃいけない、と思うほど頭と体がぼんやりしてきて、やがて逃げるように眠りについてしまう。この部屋の中のすべてが、彼女のかわりに呼吸しているーーそんな妄想は少々ロマンチック過ぎるにしても、たぶんいつかは断ち切らないといけないものだし、断ち切りたいと僕自身も願っている。ああ、だけど今夜も、五パーセントぶんの酩酊を言い訳にして、ミナの待つ寝床に向かう。
 やっぱ、フリマアプリじゃないっすかねえ。心底どうでもよさそうな風情で煙とともにそう吐き出したのは、新入社員で唯一の喫煙者、塩崎くんだ。僕の若いころに輪をかけてぼーっとしていて、鬱陶しがられているかもしれないけれど、ついつい話しかけたくなってしまう。
「ていうか、広瀬さんも女にふられること、あるんすね」
「そりゃあるよ、ふったことのが少ないよ」
「女になんか全然不自由しなさそうに見えるのに」
「……不自由するかどうかはまた別の話かもね」
 しまった、失言だった。話を聞く限り、塩崎くんには女性経験がないのだ。背も高いし、肌もきれいだし、顔立ちも悪くはないのに、たぶん、ぼーっとしすぎているのだ。どうフォローしようか気を揉む僕をよそに、塩崎くんは、プロの女の子、必要になったら言ってくださいね、とにやついて仕事場に戻っていった。
 取引先からそのまま帰宅すると、宅配ボックスに母から荷物が届いていた。うちは農家でもなんでもないのに、定期的に野菜やら米やらが送られてくるのだ。お礼の電話をかけると、気忙しい母の声のうしろで、子供がはしゃいでいるのが聞こえた。
「まひろ、来てるの?」
「そうそう、今日は誠二が夜勤だから、うちで夕飯でもどうー、って」
 誠二というのは僕の弟だ。僕が秀一、弟が誠二。彼は五年前、二十四で十年近く付き合っていたひとみさんと結婚して、三年前、まひろが生まれた。高卒で消防士になり、地元で気の利く嫁をもらい、実家の近くに住み、可愛い孫の顔まで見せた彼の方に、秀の字がついていたらよかったと思う。
「あんたはどうなの、うちに連れてくるかもって言ってた子は」
「ああ、別れた……」
「あらっ、そうなの」
 数秒のあいだ沈黙があり、母のため息がきこえた気がした���
「まあねえ、おかあさん都会のことはわかんないし、元気でやってればいいのよ」
 優しく慰められ、情けなくなる。両親のことを喜ばせようなどと殊勝なことを思っているわけではないが、のんべんだらりと三十路を過ぎてしまって、なんとなく申し訳ないような気持ちはある。しかし去ってしまったリリコのことはもう、どうすることもできない。たしかに母の言うとおり、都会の三十代はまだまだ若い。正月には帰るから、みんなによろしくと言って電話を切った。ミナが足元に擦り寄ってきた。そういえばミナは、まひろとほぼ同い年だ。僕が会社に行こうとしたら、マンションの植え込みで震えていたのだ。体調不良で、と当時勤めていた会社に嘘をつき、病院に連れていった。三毛猫のミケでは安直すぎるので、ミナにした。漢字で書いたら、三奈だ。まひろは、ひらがなでまひろだ。どちらがペットかわからない。猫はものすごく好きというわけではなかったが、一緒に暮らしてみるとこれほどいい同居相手はいないように思えた。普段はお互い負担にならない距離を保ちつつ、自分がそうしたいときには思いっきり甘えてきて、逆に僕が疲れていれば癒やしを提供してくれる。リリコとミナは最後まであまり馴染まなかったように見えた。彼女は実家でダックスフンドを飼っていると言っていたが、猫にそこまでの思い入れはないようだった。
 ミナがキャットフードを食べている間、自分の夕飯を用意した。母と話したあとで不摂生をするのもなんだか悪い気がしたから、送られてきた野菜を適当に切って、冷蔵庫の隅にあったベーコンと炒めた。だけどそれでは足りなくて、結局買い置きしてあったカップ焼きそばを食べてしまった。ミナと戯れつつ食休みをし、風呂を沸かした。本当はシャワーだけでもいいのだが、リリコが置いていった高そうな入浴剤を入れてみたら案外よく、それから週末の夜はゆっくり湯船に浸かるようにしている。バスミルクやらソルトやらオイルやら、ひと揃い使い切ったら終わる習慣だろうけど。
 風呂から出ると、LINEが五件届いていた。三件は公式アカウントからで、一件は塩崎くんがフリマアプリのまとめ記事を送ってくれたものだった。金曜の夜なのに、暇な男だ。ざっと目を通し、とりあえず一番利用者数の多いアプリをダウンロードした。もう一件は月子さんからだった。明日、新宿で映画を観る用事があるのでそのあとお茶でもどうかという誘いだった。看護師をやっている月子さんが土日に会おうと言ってくるのは珍しかった。確かシフト制で、平日休みのときに声がかかることが多かった。いくつか年上のこの人と、どこで知り合ったかも��まいち思い出せないが、つかず離れずで長年やってきている。リリコと別れて初めての会合だった。
 伊勢丹近くの喫茶店で落ち合うことにした。雑居ビルの地下にあって、コーヒーが一杯千円もするかわり都内いち美味い。価格設定のおかげで店内が落ち着いているのもかなり気に入っているので、約束の時間よりも一時間早めに店に入った。今はナラ・レオンがかかっていて、いい具合に眠くなる。おかげで持ってきた本が全然進まなかった。あとから来た隣の席の男女がタロット占いに興じているのも、僕の気を散らした。壁側に座った髭もじゃの男が占い師らしく、ピンク色の髪をした女の子がぼそぼそと何か相談していた。髭もじゃがカードを切りはじめたころ、月子さんが現れた。とびきり短いショートカットに、真っ黒のワンピースという出で立ちだった。前に会ったときは、日本人形のように長い髪をしていた。
「髪、切ったんだね」
「そう!似合うでしょ」
「うん、すごく」
 脚本はいいのに女優の演技がひどくて興ざめだった、というのが今日の映画の感想だった。月子さんは映画や舞台がとても好きだが、誘われたことは一度もない。2人ですることといえば、セックスくらいだ。十年前からそんなふうにしてきて、でも僕がリリコと付き合っている間は指一本も触れずに関係は続いていたので、結局気が合うということなんだろう。月子さんが頼んだキリマンジャロが運ばれてきたところで、恋人が置いていったものを誰かに買ってもらうってどう、と相談してみると、悪趣味、と笑われた。
「そんなの、捨てたらよくない?ぱーって」
「結構高いものが多くて、惜しい」
「じゃあそのまま使ったら」
「いろいろ思い出されて、つらい」
 どんなのがあるの、と聞くので、iPhoneを手渡した。塩崎くんの指南のもと、出品用に写真を撮ってみたのだ。あとはアップロードをするだけなのだが、説明文を考えるのが面倒くさくてやめてしまった。月子さんが真剣な顔つきでフォルダを隅々まで眺めているあいだ、僕はタロット占いの結果が気になってしょうがなかった。タロットは漠然とした悩みというより、誰かとの相性を知りたいようなとき役に立つのだと、昔どこかの飲み屋のママに聞いた。
 すべて見終わった月子さんは、彼女、センスのいい人だったんだね、と感心した。さらに精査したあと、寝室に置いてあるスタンドライトの写真を指差して、これ生で見たい、と言った。じゃあ見にきてよ、と店を出た。新宿三丁目から、都営地下鉄に乗る。
「ヒロセの家、久しぶり」
「そうだね」
「呼んでくれなくなっちゃったもんね」
「そりゃ、呼べないよね」
 リリコとの同棲は、僕のマンションに彼女がやってくる形で始まった。子供のい��い裕福な叔父から譲り受けた、4LDKの部屋だ。付き合って二ヶ月ほどで、リリコの側から、将来のことを考えるためにまずは一緒に暮らしたい、という申し出があったのだった。そう、僕はお試し��間をクリアできず、持ち家というアドバンテージをもってしても捨てられてしまったのだった。
 三十分ほど電車に揺られて、最寄り駅に到着した。月子さんは懐かしい、と言いながら駅からの道をゆっくり歩き、玄関に入るなり、ああ、と感嘆の声を漏らした。
「これは、女がいる家」
「でもいないんだ」
「かわいそうにねえ」
 月子さんは上がり框に座り込んで、金具がいっぱいついた靴を脱いだ。ぴったりとしたスカートがあまりに短く、黒いストッキングに下着が透けそうでどきまぎした。ねぼけまなこのミナが僕を出迎えにやってきたが、月子さんの姿を認めると固まり、必死に記憶の糸を手繰りよせていた。月子さんがミナちゃん久しぶり、やっぱり美人さんだね~、と話しかけると、声で思いだしたのか、上機嫌でしっぽを震わせてこちらに寄ってきたばかりか、久しぶりの客人に背中を撫でさせた。
 お茶でも出そうかと思ったが、さっきまで飲んでたしいいと断られたので、さっそくお目当ての品のもとへ案内した。このライトはアンティークで、びっくりするほど重いので部屋の外に運ぶのが億劫だったのだ。
「ああ、やっぱり欲しいこれ」
ダブルベッドの傍らに置いてあるそれは、傘のところがステンドグラスでできていて、他のところの作りもいちいち凝っていて高級感があって、実際かなりの値段がしたらしいので、捨てるのが惜しいものの筆頭だった。役所に粗大ごみとして引き取りにきてもらう連絡をするのもこの上なく面倒くさかった。
「もらってくれるなら嬉しいよ」
「本当にタダでいいの?さすがに悪い気がする」
「じゃあ、五百円くらいで」
 なかなか食い下がらないので、気が済むようにして、などと言っていたら、月子さんはてきぱきと僕のうしろのドアを閉め、カーテンを下ろし、かわりにステンドグラスのライトをつけた。長い爪を赤く塗った指先がスイッチの紐を引っ張ったのが、妙になまめかしかった。色とりどりのガラスの下に、赤みがかった光が灯る。
「すっごい、ムーディ」
「そう、寝室にしか置けないんだ」
「いつもこうして、してたの?彼女と」
「まあそういうこともあったような」
「久々にしよっか」
 マック行こっか、くらいの軽さで月子さんはそう呟いた。体で払う、ってことか。僕としてももちろん吝かではなく、僕達はまぐわった。薄ぼんやりとした明かりの中で、かつて散々貪ったはずの月子さんの体は天女みたいに神々しく見え、リリコに操を立てる前の数々の奔放な日々を思い出した。会えば挨拶みたいに体を重ねた。おっきい、と途切れる声で言う月子さんのヴァギナと僕のペニスの相性は相変わらずとてもよく、リリコとの性生活で少しずつ積み重なった消化不良に気付かされた。月子さんの細くしなやかな腰を掴み、後ろから責め立てているとき、なめらかで美しいリリコのうなじを思った。月子さんのうなじには、短く整えられた襟足の延長のように細かい産毛がびっしりと生えていて、だけどそれが生命力の強さの、淫蕩さの証に見えて、僕をますます昂らせるのだった。月子さんは僕を煽るのも上手くて、まだ足りないというように自分の性器を弄ったり、卑猥な言葉で強請ったり、この時間を最大限愉しむための努力を、決して惜しまないでいてくれる。リリコが寝転がって僕が前から入る、コンドーム越しの、正しさのかたまりみたいなセックスしか、僕たちはしなかった。リリコがそれを望んでいたから。だけど月子さんは、獣のように喘ぐ。僕も、獣のように求める。本能に駆り立てられるような行為は本当にしばらくぶりで、吐精しながらも力がみなぎってくるのを感じた。
 アキラさんのところに行こう。少し眠ったあと、月子さんが唐突に言い出した。性欲をすっかり発散させてしまったあとの変わり身の早さも、僕が月子さんを好ましく思うところのひとつだった。アキラさん。懐かしい名だった。僕たちが夜遊びばかりしていた頃知り合ったその人は、ある日突然、東京から去っていったのだった。たぶん二年くらい前のこと。僕とリリコが出会う前のこと。きれいで優しい男だった。久々に、声を聞きたい。 「いつ?」 「いまから」 「急に行って、迷惑じゃないの」 「あたしはどのみち今日、行く約束してたの」  一瞬で食べ尽くされてしまうことはわかりながら、ミナの夕飯のために置き餌をしてやり、車を出してくれると言う月子さんのマンションへ向かった。地下鉄で二駅だったので歩くことにした。こんなに近くに住んでたんだね、といまさら笑い合った。月子さんの家でしたことも、数えきれないほどあるのに。空は薄紫色で、呼気は白く曇り、冷たい空気が情事と昼寝のあとの惚けた頭をちょうど良く刺激した。日が落ちる前でも、だいぶ気温が低くなってきた。リリコが出ていったのは、夏の終わりだった。残暑が長かったから、暦の上では秋の始め、と言ってもいいかもしれないけれど。
 初めて見る月子さんの愛車は、真っ赤な外車だった。シャコタン、というのか、車体がものすごく地面に近く、こんなに華奢な女の人がオーナーだとは思えなかった。あたし運転がヘタな男大嫌いなんだよね、と言うからこわくなって、任せることにした。といっても、そもそもこれはマニュアル車らしいから僕には運転できなかった。
「看護師ってね、だいたい働きだしてすぐ高い車買うのよ」
「どうして」 「しんどい仕事やめ��いぞ、っていう、誓いみたいなもん」
「ローンで自分を律してるってこと?」
「そう」
「払い終わったらどうなるの?」
 月子さんはそれには答えず、ため息のような笑いを漏らした。下道でもそんな遠くなさそうだけど、もう遅いから高速で行こうね、と手慣れた様子でカーナビを操作する月子さんに、アキラさんはどこに住んでるんだっけ、と訊ねると、千葉の、山と海がある町らしい、という答えが返ってきた。地元と東京以外の地理に、僕はあまり明るくない。
 初台から首都高に乗った。到着予定時刻は十九時四十五分。なんとなく流していたラジオがあまり面白くなくて、月子さんがspotifyで音楽をかけだした。九十年代ポップスをとりあえずのBGMに、仕事の話の続きが始まった。
「ヒロセは今もまだ、自販機売ってるんだっけ」
「それは前の前で、今は太陽光発電の会社にいる」
「バナナ売ってたのはいつだっけ?」
「青果卸ね、自販機の後だよ」
 ふうん、と興味なさげに月子さんは言い、なんだかもう話すこともあまりなくなった。もともとそんなに話が弾むふたりでもないのだ。丁寧な運転のせいでだんだん睡魔の波が押し寄せてきたので、一眠りしようと目を閉じた。途切れ途切れ、薄い夢を見たが、途中で月子さんが呟いたのは、多分夢ではなかった。
 なんでこう急にいろんなことがどん詰まっちゃうんだろうな。
 聞いてはいけないような気がしてじっとしていたらまた深く眠ってしまって、次に目が覚めると、車は千葉県の国道を走っていた。何度も塗り替えた跡が見えるスーパーの看板が現れ、ああ、田舎の都会だ、と思った。僕の故郷も、こういう街だった。沿道にはチェーンの飲食店やディスカウントストアがまばらにあった。古ぼけたラブホテルもちらほら営業していて、カタカナやアルファベットをかたどったネオンが粗野に光った。シルクロードって名前のラブホテルは、全国にいくつあるんだろう。食事はどうするのかたずねようとした頃に、急に流していた音楽が途切れて、ちゃらちゃらと電話の着信音が流れた。
「え、なに」
 Bluetoothだよ、さっきまで音楽飛ばしてたでしょ、と月子さんは僕を笑い、僕に通話ボタンをタップさせた。スピーカーにして、というのでその通りにした。相手はアキラさんだった。懐かしい、懐かしい声だった。低く、優しいトーンで、ゆったりと話す。
「広瀬くんも、いるの」
「あ、います」
「久々に会えるね」
 たった一言アキラさんと言葉を交わしたら、こんなに便利な道具があるのに一度も連絡を取っていなかったことが急に薄情に思えた。だけどそれを咎めるような気色が全くなかったことにほっとした。そういうところが、アキラさんらしいのだ。
 あと五分で着くよ、と月子さんは電話を終え、次の信号で細い道に折れた。国道から���れるにつれ、民家が増え、車は住宅地に入った。「あれかな」
 月子さんが指さした先には団地が数棟立ち並んでいた。隣には打ちっ放しのゴルフ場の緑のネットが見え、まだ煌々と営業中のライトが光っていた。建物が近づいてきたのでスピードを落として進んでいると、駐車場の入り口とおぼしき辺りに背の高い男の姿があった。少し猫背で、足が長い。
 僕たちに手を振るアキラさんは、東京で最後に会った時より少し、線が細くなったように見えた。 ここ空いてるから、今日だけなら大丈夫、という言葉を信じ、白い線で区切られた駐車場の一角に車を駐めた。アキラさんはリノベーションされたこの団地の一室を買ったのだそうだ。最近は古い団地の再利用が流行っているそうで、確かに共用部分も新築のようにきれいになっていた。おれ一人ならほんとこのくらいの広さで十分、という十畳ほどのリビングには必要最低限の家具しかなく、よく整頓されていた。荻窪に住んでいた頃の部屋もいつもすっきりとしていたのを、思い出した。
 夕食には宅配のピザを取っていてくれて、酒も一通り用意されていた。パーティーじゃん、と月子さんは大喜びした。アキラさんは紙皿と紙コップを配りながら、洗うのめんどくさいからごめん、と笑っていたが、身軽な暮らしに憧れ、自分の部屋で待っている大量の食器のことを考え、うんざりした。
 酒もあまり回らないうちから、月子さんはけっこう荒れていた。仕事を辞めた、という薄々気付いていた話と、不倫をしていた、という完全に初耳の話とを、かなりの序盤で打ち明けられた。初耳ではあったが、そこまで意外ではなかった。月子さんには、動物みたいなところがあるから。僕の同棲解消については、冒頭で少し話題に上がったもののどこかに消え、まあそれはいいとしてもアキラさんの近況は聞いておきたかった。僕が彼の方を見ると目が合ってしまって、逸らせず、やけに緊張した。彼は面白がるように僕を見ていた。とりあえず月子さんに吠えたいだけ吠えさせようと、頷き合った。
「何回かやっただけの上司の奥さんが職場に乗り込んできたの」
それで居づらくなって、もう十年勤めたし、疲れてしまったし、依願退職した、と話す月子さんは珍しく泣いていた。
「その医者のことそんなに好きだったの?」
「ううん別に、出来心みたいなもん」
「割に合わないね」
「それが腹立たしいのほんと!!」
 そしてわっと大泣きしてはまた愚痴り、というのを間欠泉のように繰り返し、それをアキラさんが宥めていた。いつの間にか煙草を吸っていた。前もよく吸っていた銘柄だった。月子さんの支離滅裂な話から、医者のセックスがよかったということだけはわかったので、せめてもの救いだね、と慰めたつもりだったが、ものすごい目で睨まれた。月子さんが僕一人には甘えてくれないことを、当たり前だと思うとともに、少し情けなく感じた。僕はちびちびウイスキーを飲みながら、相槌を打った。
 泣き疲れて、酔い潰れて、月子さんはテーブルに突っ伏して眠ってしまった。実質アキラさんと二人、という状態になって、ようやくゆっくり話せそうだった。
「……アキラさん、いまはなにやってるの」
「昔のツテでデザインの仕事もらったり、FXやったり、あとはまあ、切り詰めて」
 田舎だからそんなにお金はかからない、家族も今後できることないし。淡々と話すアキラさんは十代の頃、年上の男の恋人に連れられて上京した。地元は宮城で、親は厳しくて、勘当寸前で、学校とか通ってこっちで仕事には就けたけど、その時の男とはすぐ別れちゃって、そんなことを寝物語に聞いたような気がする。
「おれもう、期待したくなくてこっち引っ越したんだ」
「期待?」
「東京、夢あるけど、夢見るのも疲れるからねえ」 
 僕はアキラさんともセックスまがいのことをしていた時期があった。好奇心なんかでは全くなかった。常連の店でいつも穏やかに店員と談笑していたこの男を、気づけば目で追ってしまっていた。仕立てのいいスーツに包まれた身体から滲み出る、どうしようもない諦めの空気が、僕を惹きつけて、不安にさせて、夢中にさせた。月子さんと3人で何度か会ったあと、僕の方から2人で会いたいと言った。やがて恋人同士のような関係になった。自分より体の大きな男に慈しまれると、言いしれぬ安心感と興奮を覚えた。僕たちは、同じ体で愛し合った。だけど男女でするようにはっきりと繋がったことはなかった。それはアキラさんの予防線だったと、今ならわかる。不誠実な僕は、そうしている一方で月子さんをはじめとする女の体を抱くこともあったから。月子さんは僕とアキラさんのことに気付いていたように思うが、だからといって関係が変わることはなかった。なにか言われたことも、詮索されたこともない。僕はあの頃から、自分のことがよくわからなくなっていた。恋ではない、とわかりながら���他人と肌を重ねることで、なにかがすり減っているような気もしていた。アキラさんもそうだったかもしれない。でも、その気持ちを分かち合ってどうにかするような2人にはなれなかったのだ。
「広瀬くんは彼女と別れたって聞いたけど」
 アキラさんがなんでもないことのように言うので、僕もなんでもないことのように話し始めた。こういうとき、リリコとの破局で実はさして傷ついてはいない自分に気づいて、辟易する。
「三十過ぎて、なんか焦って、婚活とかしてみたりしてさ」
 しっかりしなきゃ、と漠然と考えていた当初、運良く出会ったのがリリコだった。僕史上、いちばん礼儀正しく、理性的な交際のはじまりだった。いわゆる普通のおつきあいをうまくやれていると思っていて、自分もようやくそういう流れに乗れるのだと感慨すら抱きながら、給��三ヶ月ぶんには少し届かない指輪を買ってプロポーズもしたが、あなたと家庭を作ることは考えられない、という残酷な答えが返ってきた。数ヶ月の猶予ののちに同棲は解消され、僕たちは正式に別れた。彼女が持ち物を置いていったのは意外だったけれど、すぐに謎は解けて、そのあとわりとすぐ大企業のサラリーマンと婚約したと風の便りで聞いた。
「そういうのがいいならなんで僕と付き合ったのか不思議で」
「ふらふらしてる人の色気ってあるからねえ」
 俺もちょっとやられてたかも、とアキラさんは僕の方を悪戯っぽく見た。アキラさんのほうこそ、ちょっと痩せた肩とか、煙草を弄る長い指とか、相変わらずどうしてなかなか、と思ったけれど言わなかった。今のアキラさんに僕が触れることは失礼な気がした。
「念のため聞くけど、おれと寝てたせいじゃないよね」
「え?」
「別れたって」
「いや全然関係ないよ、知りもしないと思うし、そもそもかぶってないし」
 でも、見透かされてたんだと思う。アキラさんとっていうか、月子さんみたいな女の人たちとつるんでいたこととか、それどころか、やりまくってたこととか、職が続かないこととか、それらをそんなに駄目だと思っていないこととか、ただ自分が安心したいだけで、ほんとうはちっともリリコ自身のことなんか見ていなかったこととか。いつの間にか起きていた月子さんが、ヒロセ、いい人きっと見つかるよ、とまた泣きながら絡んできた。煙草を燻らせながらアキラさんは、人生相談室だな、きょうは、と可笑しそうに呟いた。ちょっと酔いが冷めてから順番でシャワーを借りた。月子さんは客間で、僕はソファで寝かせてもらった。アキラさんは自分の寝室に引き上げていった。
 夜中に肌寒くて目が覚め、体を起こすとベランダで一服するアキラさんのシルエットが見えた。窓を開けて、隣に立った。アルミの手すりと床板がひんやりと冷たかった。
「ねえ、煙草吸いすぎじゃない?」
「前と変わんないよ」
「前も減らしなよって言ってたじゃん」
「唯一の楽しみなんだって」
「……早死にしちゃうよ」
 いいんだよ、べつに。そう呟くアキラさんの横顔は東京にいた頃のままだった。あなたはいったい、あそこに何を捨てて来たの。
  あたりは真っ暗で、ぽつぽつと窓の明かりが見えた。こんな夜更けに活動している人間がいるのだ。風向きが変わるのか、時折、国道から車の走行音がきこえる。僕たちは黙ったまま、並んで立っている。離れていた数年をどうにかして埋めたい衝動がせり上がってきて、でもどうしたってできないから、アキラさんの左肩に、そっと凭れた。アキラさんが、囁くように僕の下の名前を呼んで、呼び終わらないうちに、やめてしまった。ためらいが、愛おしかった。
「アキラさんのこと、すごく好きだったよ」
「……わかってるよ」
     煙草を持っていない方の手が、僕の頬を撫でた。��はすべすべしていて、冷たくて、泣けてきた。アキラさんが少しだけ身体を屈めてきて、煙たい匂いが鼻を掠めたかと思うと、かさついた唇が一瞬だけ触れた。目の前には、あの諦めたような優しい笑顔があった。
 翌朝は三人とも九時前にきちんと起きて、目が覚めちゃうなんてなんか年取った感じするな、と言いながらファミレスでモーニングセットを食べた。僕は食器のカチャカチャいう音を聞きながら、肝心のことを相談し忘れていたことを思い出した。
「恋人の置いてったものって、どうしたらいいと思う?」
 月子さんは、あたしは一個もらってあげるの、と恩着せがましくアキラさんに報告した。アキラさんは少し考えたあと、おれなら、と前置きして、こう続けた。
 全部捨てる。一回全部きれいにしてあげないと、なかなか成仏してくれないとと思うから、残留思念みたいなもんが。
 帰りもまた、月子さんが運転することになった。昨日よくわかんなかったけど、車イケてるね、とアキラさんが褒めた。乗る前にすればいいのに、乗り込んだ後で窓を開けて別れを惜しんだ。出発した後、僕たちが曲がるまでずっと手を振ってくれていたアキラさんを見て、月子さんがまた来ようね、と言った。僕は頷いた。僕だけに向けられているんじゃないとわかっていながらも、またいつでもおいで、という帰り際の彼の言葉に、甘えてしまいそうだと思った。
 日曜日の高速道路はそこそこ混んでいて、痺れを切らした月子さんの判断により途中で降りて下道を走った。
「そういえばライト、持って帰る?」
「……やっぱいいや、知らない女のザンリューシネン要らないし」
「だよねえ……あれって粗大ゴミかな」
「そりゃそうでしょ、でかいもん」
 めんどいなあ、とぼやく僕に、月子さんは、めんどいけど、向き合わなきゃだめってことでしょ、と自分にも言い聞かせるように口にした。それはたしかに人生を前に進めるために必要なステップなんだろうけど、いまの僕にとってはリリコとの二年間より、この二日間のあらゆる場面の方がつよく胸に迫ってくるのだった。
 十五時前に家に着いた。一日空けた部屋は静まりかえって、知らない匂いがした。ミナはソファのクッションの上で丸くなって寝ており、僕がただいまを言うと片方の目だけ開けてまた眠ってしまった。飼い主が一晩いないくらい、どうってことないらしい。冷蔵庫の横に貼ってあるゴミの日カレンダーを見た。年始にもらったっきり、ほとんど使っていなかった。燃えないゴミ、火金。危険ゴミ、隔週水曜。粗大ゴミ、市役所に連絡。ため息。とりあえず窓を開け、空気を入れ換える。コーヒーでも飲みたくなって、お湯を湧かす。待っている間に、アキラさんからお裾分けに持たせてくれた蜜柑をざくざく剥く。皮を受け皿に、白い筋がたくさんついたままふ���房頬張った。リリコは夕食後、必ず果物を出してくれた。重たいガラスのボウルに、冷たくてきれいな水で洗って一粒ずつしっかり拭いた葡萄、その正しさは誇らしくて面白かったけれど、僕はそんなこと、ちっとも望んじゃいなかったと思う。
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myonbl · 5 months ago
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2025年1月12日(日)
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三重県紀北町・奥川ファームから隔週に届く定期便、平飼い有精卵(30個)・特別栽培米・畑無農薬野菜、今回は白菜・大根・キャベツ・レタスと意外にも葉物が多かったのは嬉しい。今回のスペシャルは<干し芋>、一見焼き茄子のようにも見えるが、甘い物が嫌いな私にも本当に美味しくいただける甘さなのだ。手打蕎麦は冷凍して、明日から朝食にいただこう。奥川さん、いつもありがとうございます!
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6時起床。
洗濯開始。
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朝食は昨日の処分品の焼きそばを温めて頂く。
珈琲いれる。
洗濯物を干す。
8時45分、奥川定期便届く。
蕎麦は冷凍庫へ、タマゴは冷蔵庫へ、野菜は消費順を考えて新聞紙にくるんで段ボール箱に入れてベランダに出す。
<共生社会と人権>のコメントチェック、受講生毎に1枚のシートにコピペする。
11時、クロネコが2件配達してくれる。
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ランチは2色スパゲッティ、昨晩の残りの鶏ムネ肉とピーマンのクリームソース・玉葱とベーコンのトマトソース+🍷。
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皇后盃女子駅伝は12時30分スタート、🍷なめながらテレビで応援、京都が圧勝。
軽く午睡。
佐川が Mac mini を集荷に来てくれる。
<共生社会と人権>の評価作業の続き。
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早めの夕飯、特売の鰹のたたき・豚バラ肉と白菜とエリンギの炒め物・レタスとトマトとキュウリのぬか漬け。頂き物の白ワイン、本当に美味しい、今夜は味見だけ、明晩は息子たちにも飲んで貰おう。
録画番組���聴
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片付け、入浴、体重は50g減。
角のハイボール舐めながら日誌書く。
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今日は家から一歩も出なかった。
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yo---dan · 1 year ago
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2024/06/26(水)-29
昨日作ったカレー味のゴーヤチャンプルがおいしかった。ゴーヤが半分残っているし、なすもズッキーニもあるので近々夏野菜カレーを作りたい。ドライカレーもいい。うちには大きなカレー粉の缶がある。冷蔵庫の食材がほとんどなくなってしまうけれど。
午前中買い物に行き、フードロス削減にご協力くださいコーナーから半額のフランスパンを買って、サンドイッチ切りにして冷凍。
大きめの虫と一緒に帰宅してしまう。全ての部屋の扉を閉める判断をし、玄関から追い出すことに成功したのはとてもすごいことですね。
午後はたくさん刺繍をした。クーラーが効きすぎて小学校の頃の冬の下校とおやつの時間を思い出す。
夜ご飯、えびチリと炒飯。
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akitakuronekoya · 25 days ago
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【今シーズンスタート】茶立ての清水直売所
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↑茶立ての清水直売所の裏にあるガーデン。地域のみなさんが集まって花植えをしました。
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↑生保内から玉川へ向かう途中にあるので、通りがかりにガーデンを見ることができます。
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↑みんなで力を合わせてスムーズ作業。きれいに植わさりました!
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↑「みんなで育てよう茶立ての花畑」
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↑本日6月1日より、ばばも出品している茶立ての清水直売所が通常営業になりました。
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↑茶立ての清水直売所の営業日カレンダーはこちら。営業時間は9:00~12:00までです。
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↑自作した直売所看板を掲示して、いざオープン!
季節によって、採れたて山菜・野菜・漬物・菓子等を販売しております。
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↑本日のサラメシ。冷蔵庫の奥底で眠っていた残りものこしあぶらと、規格外で出荷しない小さい根曲がり竹で、あまじょっぱ味噌炒めを作りました。簡単一品料理。こしあぶらは冷蔵庫で一週間ほど保存できますが、長く置けば置くほど香りは飛ぶし固くなってしまうので、届いてすぐにお召し上がりいただくのをおすすめします。が、残ってしまった場合は、このような調理方法で美味しく食べることができます。
■■■おまけ■■■
↑今日はちゃとらーず日記より、るりちゃん&ようちゃんの朝のひとときをご紹介。父さんにブラッシングしてもらっているるりちゃん。おもむろにカットインしてくるようちゃん。ようちゃんの舌がぺろりんちょしております。
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kyuaoi · 5 months ago
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2025年2月9日(日)
 朝、おかわりフムス。今日は白味噌とねりごまを3杯ずつに減らしてみた。この前初めてつくったときに1人前では2杯ずつだったものを、2人前だからと倍の4杯ずつ入れて食べてみたところ、味が濃すぎたための3杯ずつだった。1人前で記されているレシピを2人前つくるとき、記されている全ての分量を倍にすればいいと思っていたが、どうやらそんな単純なことではないそうだった。『ユリイカ』の3月号の特集が自炊のようで、少しだけ気になっている。
 ふと、福尾匠さんが高校国語の教員情報誌という、東京書籍が発行している冊子に昨年エッセイを寄稿されていたことを思い出し、なぜか久しぶりにそれを読み返したくなったので読んだ。
 僕は日記を書くうえで、ひとつだけルールを決めていた。それは「今日は何もなかった」とは絶対に書かないということだ。毎日生きていれば特段書くべきことがない日のほうが多いのは当たり前だ。しかしその「書くべきこと」のなさだけが、「書くはずのなかったこと」への通路になる。そうして自分が思い込んでいた「べき」のありかたすら、不埒に変転していき、その軌跡が自分の意識の外で記録されていく。なぜか。今日の日記は昨日の日記の続きを書くわけではないし、今日書いたことを頭に置きながら明日を生きるほど、人間の頭は­——少なくとも僕の頭は——よくできていないからだ。 福尾匠「長続きしないことについて」 『「国語」vol.42(2024年秋号)』所収(東京書籍)p.13
 「書くべきこと」のなさだけが、「書くはずのなかったこと」への通路になる。そこからそう言えばみたいな感じで、未読だった『文藝 2025年春季号』の滝口さんの論考「日付を書けばいい」も読む。面白い。その後、『水平線』。面白い。あぴちゃんと何か映画を観ようとなり、Netflixで『メタモルフォーゼの縁側』を鑑賞。面白い。メタモルフォーゼってなんだろうとずっと考えていて、その意味は作中では一切語られなかった。あらすじでは、BL漫画を通して女子高生と老婦人が関係性を育んでいくような様子が描かれていたから、メタモルフォーゼというのはてっきり漫画のタイトルか何かなのかなと予想していたがそうではなく、映画が終わって調べてみると「変化、変身」とあり、なるほど、となった。古川琴音を久しぶりに見た。
 冷蔵庫にはひじきとチヂミの残りがあり、あとは主菜と汁物を一品ずつ用意すれば今日はなんとかなりそうで、葱と人参としめじと厚揚げを取り出して味噌炒めにした。あぴちゃんが味噌汁をつくってくれた。
 22時、HANAの新曲のMVを観る。赤い衣装の謎は回収されなかった。MOMOKAとMAHINAのふたりのラッパーのバランス感がいい。MOMOKAは、おそらく普段から聴いているのであろうHIPHOPの中でもこういうラップが自分は好きですという、そういう生活感みたいなものの下敷きが歌声やふとした仕草からなんとなく伝わってくる。MAHINAは、オーディションのときにちゃんみなからラップの才能に期待されていて、それまではラップを自分のアイデンティティとは認識していなかったはずなんだけど、だからこそ発露できるフレッシュな貫通力をちゃんみながプロデュースできている感じがする。
 ここ最近、K-POPの新曲ではサビに入ると何かしらの単語が繰り返される傾向があるということをあぴちゃんから聞き、おそらくマーケティングの一種というか、InstagramやTikTokでファンダムの人たちとかがそこを歌いやすく、真似しやすくしようという意志が働いていて、確かに最近よく耳にする「アーパツアパツ」がそうだった。そこまでしっかりと言葉を紡いで積み重ねられてきたメッセージの情報量がサビで一気に消えてしまう、消えてしまうことはなくとも、単純さや単調さみたいな脇道を通るのはちょっと誠実じゃないと思ってしまう。その単純さや単調さによってそれまでのメッセージに強度が与えられるならまだしも、「一旦マーケ入りま〜す」みたいな打算的な資本主義が入っちゃうと途端に気が滅入る���
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dietcooking · 5 months ago
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2025/01/21 夕ごはん
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ひらたけとピーマンのトマトパスタ
夕ごはんは、つくる前に気合とモチベーションが必須なので(?)帰ってきたらまずおなかに飲み物と軽いものを入れた後で取りかかります。この日はノンアルビールと6Pチーズ、ゆず大根をつまんでから。(一気にたくさん食べたくなるのを抑制するためです。炭酸は一気に飲めないのでそれもいい感じ)なのでさすがにこれだけで夕食済ませてはいません。
生パスタを茹でてる間に、別フライパンでにんにくスライスとひらたけバラしたものを炒めて、冷蔵庫から見つかったピーマンをカットして加えて炒めてから、残ってたオレガノ風味のトマトソースを加えて馴染ませます。茹で上がったパスタ加えて和えてできあがり。タバスコと粉チーズは撮影後にたっぷりと。
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usamierina · 9 months ago
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Trip to Korea, September 2024 - Day 1: from Bangkok to Seoul
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Late summer vacation, second half. I left Thailand and spending the rest of my summer vacation in South Korea.
遅めの夏休み。タイから移動して、後半は韓国で過ごします。
深夜便のバンコク〜ソウルのフライトから、大荷物を持ってオフィスへ。夏休み中ですがミーティングに参加。いつものオンラインの向こう側に、今回は私がいるのがちょっと面白い違和感w
ミーティングが終わってから、「お昼連れて行ってほしい〜〜」というオーラを出していた私。(確信犯) 「何食べたい?」と聞かれてリクエストしたのは「ブデチゲ」! そこでランチに連れて行っていただいたのがこちら。
◾️サムボプデチゲ 삼보부대찌개
📍서울 서초구 효령로68길 102 선민빌딩
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こちらは、昔は焼酎会社のオフィスの近くにお店があったそうなのですが、焼酎会社とビール会社が合併してオフィスの場所が変わった時に、一緒に移転してきたという超老舗。平日のお昼なので、お店にいるのもほとんど会社の人でした。
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ほとんどの人がブデチゲを頼むからか、テーブルにデフォルトで麺が置いてあるw さっぱりタイプの水キムチも♡おいしい。
みなさんは平日のお昼ですが、私はプライベートなので、ランチからビールいただきます!TERRAビール🍺 ゲヘゲヘ
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ブデチゲだけでなく、贅沢にステーキも頼んでくださったので、遠慮なくいただきます。\ワーイワーイ/
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ジュージュー!🥩 ワーイワーイ!🥩
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ステーキはいいお肉で美味しかった!じゃがいももうまい。
こちらが名物のブデチゲ!5人分なのでめちゃくちゃ大鍋です。
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韓国は麺がしっかりしてて美味しい。煮込むの専用で麺が作られてるから、煮崩れないし食べ応えしっかりのモチモチ麺です。
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ソーセージとハムがたっぷりでお腹いっぱいです。美味しかった〜
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ランチなのに、夜の飲み会が終わったかのようなテーブルw
その後、おすすめの喫茶店で猫に癒されながらコーヒーブレイク。 🐈(ねこさんは繋がれてないけど、どんなお客さんにもクールに対応していて爆キャワでした)
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その後、ホテルに移動して荷物置いて、ちょっと休憩。 成田〜仁川のフライトの友人とソウル駅で合流して、晩御飯へ。
サムギョプサルが食べたかったので、Twitterで評判のモクサル屋さん(豚バラ焼肉=サムギョプサル、豚肩焼肉=モクサル)へ向かったのですが、残念ながらめちゃくちゃ混んでいた...
▼行きたかった方
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「2Fにもお店あります」と書いてあったので、てっきり同じサムギョプサル屋さんかな?と思ってそちらへ。...入ったら全然違った...苦笑
◾️60年伝統新村黄牛ホルモンカンナム駅直営店 60년전통신촌황소곱창 강남역직영점
📍서울 강남구 강남대로100길 13
とはいえ、木曜日の夜とはいえ結構混んでいる中で入れただけラッキーかも。ホルモン鍋のお店でした!
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▲結構混んでた!ということは正解のお店だと思う(確かに美味しかったし)
みんなが頼んでいるものを注文すれば大丈夫だろ、ということでメニューを翻訳して確認。
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ん、基本的にはホルモンの部位が違うだけで、鍋なのは変わらなそうだな、ということで、「生盛り合わせ(2人)」を注文。 (こういう時、naver papagoがめちゃくちゃ翻訳精度が良くて便利!)
お鍋は、お店の人が「いいよって言うまでちょっと待ってね」と言いながら大きなホルモンをカットしてくれました。ちょっと煮込んで出来上がり!
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ホルモンなので、脂がすごいw 超グツグツです。
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大量のニラが脂をまとって、これもまたうまい。
味わいはちょっとだけ醤油のすき焼きっぽさがありつつも、どちらかというと胡椒系。味濃いめなので、酒が進むぜ!
最初にTERRA飲んで、その後に新商品のTERRA Light飲んで、
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ガッツリ4本楽しみました🍺
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最後にご飯を追加して、炒め飯にしていただき、、、
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(▲おばちゃんが豪快に混ぜ混ぜしてくれた)
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ガッツリ完食!ごちそうさまでした。
「せっかくだから1日1ビアバーだな」ということで、腹パンですがビアバーに移動。お店とホテルの間にあったこちらへ。
◾️アートモンスター カンナム駅店 아트몬스터 강남역점
📍서울 강남구 테헤란로1길 28-3
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入口可愛い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! 香港的な看板で、めちゃくちゃいい。可愛い。 アートモンスターは前回別のお店(乙支路店)に行ったけど、そっちはそっちで可愛いんだよなあ。テーマがある内装で素晴らしい。
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お店の中も可愛い!
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ここのお店は、全員リストバンドをつけてもらって、後から精算する「注ぎ量り売り」のタイプ。タップの上のセンサーにピッとしてから注ぐと、量によって〇〇ウォンって表示される仕組みです。
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タップは結構本数多いし、自社のものと海外ものといろいろあって良い。とはいえ、私はせっかくだからここのお店のが飲みたいと、
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美味しい〜
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結構いろいろ飲んだけど、ちょっとずつだったのもあったし、かなりリッター単価割安だったのもあって、1人2500円くらいで収まりました。大満足だお。
ということで初日はこれにてお開き。 晩ごはんのホルモン鍋の脂がしっかりしてたので、だいぶ早めに終了しました。脂に弱くなったなあ...苦笑
◾️江南アールヌーボーホテル 강남아르누보씨티
📍서울 서초구 서초대로74길 49
今回のホテルはこちら。2人宿泊で、できるだけ広めなお部屋で、かつ1泊10000円を目安にして、かなりリストアップして選択。
▼クリスタルツインルーム(29平米)
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想像していたよりリビングエリアが広いw キッチンあり、洗濯機あり、めちゃくちゃ大きいビルトインの冷蔵庫...など、そこはかと「田舎の金持ち」感のある謎の内装でした。 でもお値段の割に広いしよかったかも。
ちょっと駅から歩くのがネックかな。 江南駅周辺は繁華街で便利だけど、なんだかんだ私は乙支路・鐘路エリアの方が好き❤️笑
【2024年9月 ソウルの旅】 ・Day 1 👈THIS └ サムボプデチゲ 👈THIS └ 60年伝統新村黄牛ホルモンカンナム駅直営店 👈THIS └ アートモンスターカンナム店 👈THIS ・Day 2 └ DMZツアー  └ 臨津閣平和ヌリ公園・都羅展望台  └ 第3トンネル・統一村 └ Seoul Gypsy └ プチョンユッケ ・Day 3 └ 神仙ソルロンタン └ Seoul Brewery └ タルメクスーパー └ Chillhops Itaewon Project └ トヤジンガ └ Craftbros Taproom └ オダリチプカンジャンケジャン ・Day 4
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jinsei-pika-pika · 10 months ago
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フォロワー20万人超の91歳、亡くなる前日も晩酌 伝え続けた日常
寺崎省子2024年9月14日 8時30分
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博子さん(前列中央)の90歳のお誕生日。娘の夕湖さん(前列左)と夕湖さんの娘(後列左)ら家族で=家族提供  「生かされているうちは喜怒哀楽を楽しみたい」。シニアのインフルエンサー、大崎博子さん=東京都練馬区=が7月23日、亡くなりました。91歳。10年以上にわたって日常をXで発信し、注目されていました。
    ◇
 Xのフォロワー数21万8千人。「高貴香麗者」と称し、「だれも傷つけない」が、つぶやきの信条だった。
 茨城県出身。6人きょうだいの第3子として育った。高校卒業後、東京へ。結婚し、一人娘が誕生した後に離婚。女手一つで育て上げた。
 「好奇心旺盛で、人といるのが大好きでした」と娘の夕湖さん(55)。「三日坊主でいいから、やってみることが大切。やってみないと、好きかどうかわからないじゃない」。よくそう話していたのを覚えている。
 〟機械オンチ〝の博子さんが「Mac」デビューしたのは2010年末、78歳のときだ。少し前に胃がんの手術を受けた。国際結婚し、家族とロンドンで暮らす夕湖さんから「インターネット電話なら、顔も見られて通話は無料よ」と聞いた。ノートパソコンを買い、教室に通った。
2011年に始め��ツイッター  2011年3月、東日本大震災の直後にX(当時はツイッター)も始めた。東京都内の公営団地で一人暮らし。花を飾り、趣味の太極拳や散歩、健康麻雀(マージャン)、ネトフリ(Netflix)で大好きな韓国ドラマを楽しむ暮らしぶりをつづった。戦争体験の投稿には数多くの反響があり、伝えないといけないと、力を込めていた。
 その年の12月31日、こう振り返った。
 「去年の暮れから始めたMac! 震災後に始めたTwitter! 私の様(よう)な高貴香麗者に沢山(たくさん)の方々からフォロー頂き、励まされ、学ばさせて頂きありがとうございました。素晴らしい年を送れましたことに心から感謝です!!」
 負けず嫌いなところもあった。ある健康麻雀の日は「今日も負けたくない。勝ちに行きます。楽しみながら脳トレでーす♪」とつぶやき、負けると悔しさをにじませた。
フォロワーは国内外に  「ツイッターで前向きに発信している80代のおばあさんがいる」と評判になり、2022年2月、「89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作り方」(宝島社)が出ると、フォロワーはさらに増えて国内外に広がった。デジタルを使いこなし、楽しみを見つけて発信する姿は、大きな反響を呼んだ。出版後すぐに重版が決まり、10刷累計5万部を突破した。
 毎晩のように350ミリリットルの缶ビールや発泡酒、グラスワインで晩酌を楽しみ「私の主治医はお酒は適量なら良いという医者です。美味(おい)しく頂けるうちは飲みます」「最近晩酌が美味しい。体調が良いのだと思う。美味しいと飲み過ぎないように注意です」とつづることも。
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7月6日のXに投稿した晩酌の友。「つけ過ぎのぬか漬けを塩抜きして炒めました」=家族提供
 今年6月から「今宵(こよい)の晩酌の友」と題しておかずの写真を毎日のように投稿すると、それを楽しみに待つフォロワーも。健康のため野菜中心のメニューで、赤・黄・緑の彩りに気を配り、「Xに載せるから、ミニトマトを切ってのせたのよ」と夕湖さんに話していたという。
 もちろん、残り物ですませたり、お弁当やお総菜を買う日も。それでもサラダを用意し、お皿に盛りつけた。そして「今日は麻雀で遅くなったので買い弁当です。野菜はたっぷりです」「残りものにプラスしました」などと書き添えた。
「皆さんとの繫がりが生きがい」  90歳を超えると「無理をしない」とつぶやくことも。出かける用事がある日は太極拳を休んだり、朝から暑い日は太極拳の後の散歩をやめたり。Xでの何げないやりとりや「喜愛(きあい)で!」とのエールの送りあいは欠かさず「91歳の私Xは生活の一部です!」「皆さんとの繋(つな)がりが生き甲斐(がい)です!」と、つづっていた。
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亡くなる前日の投稿。「これから友人とランチです。久々の自撮りです」=家族提供
 「おやすみなさいませ」
 最後のつぶやきは7月22日午後9時34分。「おやすみなさい」という、あるフォロワーからの書き込みへの返信だった。
 この後、亡くなった。死因は脳出血と推定される、という。冷蔵庫には、その日の晩酌の友、赤いパプリカ入りのゴーヤチャンプルーの残りが、ラップをかけて入れてあった。部屋のカレンダーには、先々の予定も書き込まれていた。
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亡くなる前夜、7月22日のXに投稿された「晩酌の友」=家族提供  「娘です。23日に母が永眠いたしました。ここでたくさんのフォロワーさんたちから毎日元気をいただいておりました」
 25日に夕湖さんがそう投稿すると、瞬く間にリポストされた。「新しいことを始めるのに年齢は関係ないということを教えていただいた」「素敵(すてき)でハッピーに溢(あふ)れていました」「飾らぬ言葉に何度も励まされました」「自分もこの様な年齢の重ね方がしたいと思っていました」。博子さんの死を悼み、感謝をつづる数千のメッセージが国内外から寄せられた。
 毎朝の投稿がなく、晩酌時にかかってくる博子さんからのLINE通話がこない――。夕湖さんが心配しはじめたとき、LINE通話の着信音が鳴った。博子さんの自宅近くに住む女性からだった。
 初めて出した著書を読んだ女性が、博子さんも通う太極拳の会に参加するようになって意気投合、友人として親交を重ねていた。
 女性は「Xへの投稿がなく、夜になっても電気がつかない」と案じ、夕湖さんに連絡をとりながら、博子さんが万が一に備えて自宅の鍵を預けていた団地の住人らと安否確認すべく尽力してくれた。
 葬儀は博子さんが通い、納骨の準備もすませていた教会で執り行った。参列者には普段着で来てもらった。連日の猛暑もあったが、「亡くなったことを悲しむのではなく、これまで母が生きてきたことを祝う日にしたい」との願いからだ。
 「私、有名人みたい」。博子さんがそう話したことがあったという。でも「Xへの投稿もちゃんと見ていなかった。もっと喜ん��あげればよかった」と悔やむ夕湖さん。母のXのアカウント(@hiroloosaki)は「削除せず、残しておきたい」という。(寺崎省子)
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mizuki-ui · 1 year ago
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案だし
・冷蔵庫の残り物で作る名前のない料理(炒め物系、スープ系で2種類)
・オリジナルスイーツ
・その辺の雑草
・ゴミ捨て場にあるどこかの家のゴミ袋(燃えるゴミと燃えないゴミで2種類)
・地球温暖化による異常気象
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dinersdetouslesjours · 1 year ago
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冷しゃぶ
サラダ(キャベツ、人参、きゅうり、パプリカ)
グラタン(ズッキーニ、ジャガイモ、しめじ、鮭)
前までグラタンはホワイトソースを別鍋で作っておったが、最近は具材を炒めて、そこにバターと小麦粉を加えて一緒に炒め、そこに牛乳を加える方法に変えた。
ワンパンでいけて簡単になるのと、ホワイトソースに具材の出汁が混ざって美味しくなると知ったからだ。とはいえ、じゃがいもだけは別鍋で牛乳で茹でて最後に混ぜたんだけど。(結局ワンパンではなくなってしまっているww)
結構大きめのズッキーニまるまる一本を使ったけど、じっくり野菜を炒めると、かさが減るので4人分(と、翌日のお弁当分に取り分けて)でちょうどだった。
今日は夕方早めに帰宅できたので、この他に明日のための鯵の干物を仕込み、ヴィシソワーズを作って冷やし、そして、レバーのパテを下ごしらえした。今牛乳に浸されたレバーが冷蔵庫にいる。
これからレバーペーストに取り掛かるとするか。レバーペーストは家族の誰も食べないので、まるまる私の胃に入ることとなる。ワインのつまみによし、パンに塗って軽食によし。さて、もうひと頑張り。
大量のほうれん草ももらったのでケークサレも体力が残っていれば作ろうかな。
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tabemonokai · 1 year ago
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gohanasahiruyoru · 1 year ago
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myonbl · 9 months ago
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2024年10月12日(土)
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三重県紀北町・奥川ファームから隔週に届く定期便、今日もちゃんとやってきた。今回はお米が休みなので、その分パンと餅がたくさん入っている。手作りの蕎麦用かえしも同梱、なるほど重量制限を最大限活用するわけだ。牛蒡に海老芋、根菜がやってくるとようやく本格的な秋に入ったようで嬉しい。奥川さん、いつもありがとうございます。
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5時起床。
朝のあれこれ。
6時にツレアイ起床、洗濯始める。
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朝食をいただく。
洗濯物を干す。
珈琲を淹れる。
彼女は月一の奈良の太鼓練習日、京都駅まで送る。
戻ったのは8時過ぎ、すでにゆうパックが奥川定期便を届けてくれていた。次男が対応してくれたようで、助かった。
まずは仕分け、蕎麦としめ鯖は冷凍庫へ、パンと餅も冷凍したいが余裕がないので冷蔵庫に押し込む。
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落語会や映画の記録、もちろんtumblrにはアップしているが、春から始めたTNRへのアナログレポートをしばらく怠っていた。昨日の映画から初めて9月の落語会へ、これはこれで楽しい作業だ。
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50%引きとのうたい文句につられて注文した萩の蒲鉾が届く、なるほど一部商品の賞味期限が近づいているのが安売りの理由か。
セントラルスクエア花屋町店へ買物、鶏もも肉・タコ・鱈。
息子たちのランチ、残りご飯で炒飯。
彼女から連絡、いつもより1本早い快速に乗れたとのこと、京都駅まで迎えに行く。
彼女のランチは伊勢うどん、私は炒飯の残り。
録画番組視聴、とっておき!朝から笑タイム
あさわら漫才スペシャル(3)
初回放送日:2024年10月12日 土曜の早朝は関西の笑いをたっぷりと!▽あさわら漫才スペシャルパート3!桂小留の落語「ん廻し」と海原はるか・かなた&シンデレラエキスプレスの漫才でお楽しみください
刑事コロンボ
第44話「攻撃命令」/ How to Dial a Murderシーズン 1, エピソード 44 心理学者のエリック・メイスン博士は、2匹のドーベルマンを調教し、亡き妻ロレーンの愛人だった助手のチャーリーの殺害を企てる。定期健診の日、メイスンはチャーリーをテニスに誘い、自分が戻るまでの間、自宅で待機してほしいと伝える。電話のベル音で襲撃の訓練をした犬達に彼を襲わせる計画だった。
SOU・SOUからメール、先日購入した商品に一部伸縮性に欠ける生地が使われていたとのこと。どうりで、首が通りにくいと思ったわけだ。返品対応とのことで、早速クロネコヤマトに集荷を申し込む。
彼女はあちこち買物に、私は軽く午睡。
夕飯前に、ココに点滴。
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息子たちの夕飯、鱈のムニエル・平飼い有精卵卵焼き・タコキュウ・トマト・辛子明太子、冷や奴、けんちん汁、リンゴ、スパークリングワイン。
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柳家小ゑん「ミステリーな午後」「春宵値千金」を楽しむ。
片付け、入浴、体重は400g増、昼間の🍷が効いている。
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歩数は物足りないが、なんとか3つのリング完成。
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recipe-cookingclass · 1 year ago
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『自家製パラっと美味しいチャーハン』
あるお家でも『チャーハンが一番おうちごはんでおいしい!』とか
『家ではチャーハンが一番うまい!』
などなど聞きます。
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チャーハンって料理を一つ、考えてみましょう。
そもそも、『焼飯、炒飯』は中国が発祥ですよね。
もちろん、冷蔵庫もない時代からでしょうし。
ごはんというものは、時間が経ち、冷えるとタンパク質が固まり、水分が飛ぶことでパラパラっとなります。冷蔵庫に入れるとわかるでしょう。米一粒がパラっとなるものです。
気温が低いと常温だとしてもお米のパサつきは出るものです。
品種改良が進み、冷めても美味しいもち米の要素を取り入れたお米も増えましたが、それらの欠点は、美味しいチャーハンには、なりえないということです。
もち米の要素を取り入れたお米では、かえって美味しさを阻害する。
アミロペクチンが多いことで、チャーハンには向かないですしね。
そういった点でもコシヒカリなどは、やはり向かないものです。
ササニシキぐらいが、料理もしやすく。そこら➕料理技術で決まります。
そして油が多いチャーハンはパラっとはしやすいのですが、後味もギトギトした
ものが残ります。
油においても良い塩梅とフライパンとの相性が必要です。
けれど、さほど、技術なくても美味しいチャーハンは仕上がるものです。
それにおいては多くの飲食店がメニューとして出しているのが、結果でしょう。
けれど『これ本当に美味しい!』という声はなかなかでして(笑)
でも私からすれば、お店で注文するもの?という場面もしばしば。
チャーハンというものは、そもそも家庭料理ですし。
そもそもグルメも家庭料理から、ちょーっと発展してきた事実もございます。
原価で考えても150円〜 素材をあげれば高くもなりますけど。
技術力を足すのが、華僑さん系の中華料理です。
ですが、美味しいチャーハンは作れるものです。
わざわざ食べに行くほどもないって思えると、素晴らしいと思いませんか?
料理力が低下する日本ですが、自炊は物価高騰で増加しております。
ですが、自炊が料理に発展するほどではない。
それには、教養さえ持てる機会があれば、ずい分と変わるはずです。
味のセンスにおいては経験などはあるとは言えども
お店以上のお料理がご家庭で作れるかも知れない。
グルメこそっていうのもうーん、、、、ちょっとなぁ。
家庭料理が美味しいご家庭こそ、親の知恵と工夫があり、そこには教養がみえる。だからこそ、やっぱり素敵だなと思える。
チャーハンもですが、パパッと手際よく、お店より極上にできる。
ぜひ料理を楽しんで。
料理研究家 指宿さゆり
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#料理研究家指宿さゆり
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harinezutaka · 2 years ago
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二年前日記46(2021年11/12〜11/18)
11月12日 夜中、ピカッと光ったかと思ったら雷がなり、ザーッと雨が降ってはすぐに止んだりを繰り返す。雨かなと思っていたら晴れていたので、朝、散歩に出掛ける。いよいよ冬という感じの気温。出産の入院の時はなるべく身軽な格好のほうがいいのかなーと思っていたけど、12月って寒いんだったな。子は靴下とかがいるんだろうか。服も新生児のサイズは足りない気もするけど、そのときは大きめのを着せたらいいのかな。今日はもらったサンプルの整理などをして、あと買わないといけないものの洗い出し。あとは哺乳瓶関係と布団ぐらいかなぁ。おむつとミルクは生まれてから買って帰ってもいいかも。日中、特に誰からも連絡がなく、一人で考えていると何だか不安になってきた。産後はお世話が大変というよりも、メンタルが不安定なかで、一人でいるのがきっと大変なんだろうな。考えすぎたからか朝も昼も軽めだったからか過食っぽくなり、夕方に焼いた大きな芋をひとりで食べてしまった。晩ご飯は、鶏団子とほうれん草の鍋、ひじきの白和え、茹で落花生。
11月13日 前駆陣痛っぽいのが時々ある。これ、結構早く産まれたりしないのかな。まだ布団も買ってないので今だとまぁ困るのだけど。ピッチあげてこう。朝、三宮へ。三宮に行くのもこれでしばらくは無理だろうなと思いながら街を歩く。まずは版画の作品を取りに行く。そのあと、思い立って眉カットに。そろそろ自分で整えないといけないなと思っていたのでやってもらえてよかった。スリーコインズで、タイツ、洗面器を買い、ユニクロでカットソー、阪急でコンシーラーを買う。お昼は前、ネスカフェのカフェだったところのお店へ。店内はわりと混んでいたので、外のテラス席で食べようとしたところ机が不安定で飲み物がほとんどこぼれてしまった。あーあ。まぁ、ノンカフェインじゃなかったので、飲むのは少しだけにしようとは思っていたのだけど。帰りに、危ないので使えないようにしたほうがいいですよと店員さんに伝えた。いかりスーパーで、晩ご飯の足しになりそうなものなどを買う。ヤクルトのよく効くと噂のやつも売ってたので買った。帰りはバスで帰ろうと時間を見ると1時間以上あったので、元ダイエーをうろうろする。マンガを買ったりイオンで使いさしのワオンカードの残高をゼロにしたり。管理する自信がないので、もうあらゆるポイントはどこかで一括して徳に交換されればいいのになと思う。晩ごはんは、ステーキ、水餃子、ポテトサラダ。食後にお茶を入れて家族会議をした。「出産、立ち合いするよね?」と一応確認すると、「夜勤の中日とかだったら厳しいかも」みたいなことを言うので、「私死ぬかもしれないんだよ。親が危篤だったら仕事でも病院行くでしょ」などと淡々と言ってみた(ネットで助産師さんが書いてたことの受け売り)。実際のところ誰も来なくても産めるものなんだろうか。病院で聞いてみよう。それにしても、なかなか温度差があるもんだな。バースプラン考えるのってやっぱり大事。気持ちのすり合わせ。夫も無理なく来れるタイミングで、ほどよく苦しんでいるところも見てもらい、何とかさくっと産めるように祈ろう。
11月14日 午前中、ベビーベッドを組み立ててもらう。義理の妹から譲ってもらったもの。ベッドでは寝てくれないとみんな言うので、いらないかなぁと思っていたけれど、設置してみるとなかなかしっくりきた。狭い家ほど大きな家具を買うほうがいいという人もいるしな。お昼はパスタをつくり、食べた後に久しぶりに二人で実家に行く。母は昔の話ばかりしていた。灘でガラス工場をしていた頃の話や、大阪のおじさんが鯉をとってきて捌いて食べた話など。真ん中の姉から電話があって、「私の子どもの世話なんかできるの」と聞かれ、「そりゃ大丈夫よ」と言ったと言っていた。西松屋で布団やら授乳グッズを買い、とりあえずはひと通り揃ったかなという感じ。夫は試験勉強をしないといけないのでサイゼリヤに移動。私は本を読む。晩ごはんは、豚肉のケチャップ炒め、味噌汁。
11月15日 朝、句具句会の結果を開けてみたら思いがけなくも高得点だった。びっくり。犬の句を出したので、犬にあやかって安産でいきたいものだ。午前中検診。入院のための預かり金を預ける。今日はエコーはなしで、心音だけ。血圧は少し高めだったけど、再度測ってもらったら、少し下がった。かなり体に負担はかかってるわけだし、少し上がるのは仕方ないと思うけど。産むときはもっとあがるんだろうから、普段はもっと気をつけなさいよということだな。今日の助産師さんはちょっと怖かった。赤ちゃんは結構下の方に降りてきてるみたい。でもここからのスピードは人それぞれとのこと。順調に進んでるみたいでよかった。帰り、夫に頼まれていた無印の棚のパーツを注文する。駅前の喫茶店でランチを食べ、バスで少し遠くのスーパーへ。ダイソーで買えるグッズがいろいろ欲しくて。爪切り、湯温計、お尻ふきケースなど。ミスドで少し休憩し、食料品を買って帰宅する。いろいろ書類を書かないといけなかったので、それらをすませて少し仮眠した。夫は義実家に寄ってくるそう。晩ご飯はレトルトカレー、温野菜サラダ、煮卵。
11月16日 今日は家でゆっくりする。昨日は14000歩も歩いていたので。あまり動きすぎても陣痛が起こりにくいらしい。力を入れるよりも抜くほうがむずかしいもんな。お産はふだんの生活の延長上にあるものなんだろうな。とはいっても、冷蔵庫の整理がしたくてクッキーを焼いたり、黒豆や牛すじを炊いたりした。死んだ後見られるものとして、下着よりも管理ができてない冷蔵庫のほうが私は恥ずかしいと思ってしまうみたい。それから本を読んで、断捨離のテレビを見て、図書館から借りていた本を返して、年末調整の書類を書いた。図書館通いもこれで少しお休み。晩ご飯は、鮭の西京焼き、煮卵、きゅうりの柴漬け、牛すじを炊いたのを今日は汁物として食べた。食後にキャロットケーキ。
11月17日 朝、鍼に行く。体重の乗せかたが左に偏っているのはずーっと言われている身体の癖。スマホもよくないんだろうな。次で産前は最後になるけど、夫に送ってもらうので駅から歩いてこの辺りにゆっくり来ることもしばらくないかなぁと和菓子屋さんで地元の銘菓らしいお餅のお菓子を買った。箱入りだと400円で簡易包装だと200円だとのこと。なんとまぁ。お昼は、ルーロー飯のランチ。ルーロー飯美味しいなぁ。最寄り駅のイオンでワンピースを買い、スタバで読書して買い物をして帰宅。晩ご飯は、牛肉と里芋の煮込み、エスニックサラダ。うーんと思う電話があってダメージを受ける。今の自分はいろいろと敏感になっているので、しばらくは、ちょっとシャットアウトさせてもらったほうがお互いのためだな。今日は臨月第三水曜日だと思いながら雪舟えまのCDを聞いていた。夫は最初一緒に聞いていたが途中から怖いといって別室に避難していた。
11月18日 朝、ルーチン家事、読書、少しうとうとする。昼からは、来年の確定申告を少し、コープの注文、選句などする。片付けをしてから、少しだけ散歩。晩ご飯は、ししゃも、なす田舎煮、牛すじ煮のスープを使った茶碗蒸し、ナムル、ごぼう唐揚げ。ご飯を炊いてなくて、思わずガンダムの主題歌の替え歌で「ご飯がない」と歌った。
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dietcooking · 10 months ago
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2024/09/05 朝ごはん
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玄米ごはん(梅干し 切り胡麻) めかぶ+おくら+温玉 なすのひき肉炒め 緑茶
納豆切らしてしまった。残りもの、あるものでほどほどの腹七分目で朝を始めましょう。
冷蔵庫内を少し片付けて、生物を減らす時期に入っています。
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