#勝手に考察
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moko1590m · 29 days ago
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「思い込み」ってめっちゃ強い力を持っとるんやけど、 それがあるからこそ苦しみも生まれる。 そやから「思い込みを思い込みとして見る力(=メタ認知)」が救いになるんや。
って話やな。
✅ 1️⃣ まず、「思い込み・決めつけ」って何や?
簡単に言うたら:
「これが正しい」
「あの人はこういう人や」
「自分はこういう人間や」
「人生こうなるはず」
って、勝手に頭の中で“決めた型”やな。
🪵 それは何でできる?
過去の経験
親や先生に言われたこと
社会の常識
失敗した時の記憶
自分を守るための理屈
つまり、全部「暫定的なもの」に過ぎんのに、 「真理」やと思い込んでしまう。
✅ 2️⃣ 思い込みの怖さ
思い込みがあるからこそ、人間は便利に生きられる面もある。 でもな、怖いのは「期待」が生まれることや。
たとえば:
「人を助けたら、必ず感謝されるはずや」 → 無視されたら、めっちゃ傷つく
「努力したら絶対報われるはずや」 → 報われへんかったら、絶望する
「結婚したら幸せになるはずや」 → すれ違ったら、「裏切られた」って思う
「親は無条件に愛してくれるはずや」 → 拒絶されたら、トラウマになる
つまり、
「期待」は「思い込み」から生まれる。 期待が外れると、失望・落胆・怒り・悲しみになる。
これが心をめっちゃ苦しめる。
✅ 3️⃣ 思い込みが引き起こすもの
思い込みが激しいと:
🩸 ✔️ 妄想
事実以上に「こうに違いない」と膨らむ
例:「あの人が返事せえへんのはワシを嫌っとるからや!」
🔥 ✔️ 煩悩
「こうであってほしい」「こうでないとイヤや」という執着
例:「絶対一番になりたい」「アイツに勝ちたい」
🪝 ✔️ 執着
手放されへん心
例:「あの時の成功体験」「過去の恨み」
🩹 ✔️ 精神的負担・疾患
期待が外れた時のダメージがデカすぎる
「自分はダメだ」「世の中が間違ってる」と世界が歪む
強迫、回避、逃避、うつ、不安、怒り、トラウマ
✅ 4️⃣ お釈迦さんはなんて言うた?
お釈迦さんは、
「すべては空や。固定的なものはないで。」
と言うた。
「無常」:すべては変わる
「空」:実体がない
「縁起」:条件によって仮に生じてるだけ
つまりやな、
「思い込みも、期待も、全部“仮”やで」
ってことや。 固定化したら苦しむんや。
✅ 5️⃣ メタ認知=思い込みを「仮のもの」と見る習慣
メタ認知は、まさにこの仏教的な態度や。
たとえば:
👁️ 「今の自分の考えを眺める」
「あ、ワイ“こうなるはず”って思ってたな」
「それ、ほんまにそうなんか?」
🌿 「感情をただ観察する」
「今イライラしとるな。なんでやろ」
「期待外れたからやな」
「期待したのはワイやな」
🪞 「防衛機制を自覚する」
「人のせいにして逃げてるな」
「カッコつけて合理化してるな」
🌀 「暫定的と受け止める」
「まあ、今はこう思っとるけど、変わるかもしれん」
「この考えは仮説や」
✅ 6️⃣ メタ認知的生活習慣の実例
日記を書く → 自分の考えを外に出して眺める
「なんでそう思うた?」と自分に聞く
「ほんまにそうか?」を口癖にする
感情が湧いたら「お、来たな」と観察
「絶対」という言葉を疑う
失敗したら「どんな思い込みがあった?」を振り返る
人に「こうあるべき」を押し付けそうになったら止まる
「今この瞬間」に意識を戻す(マインドフルネス)
✅ 7️⃣ まとめのまとめ
✅ 思い込み → 期待 → 失望・苦しみ ✅ 期待は「仮」やと気づく ✅ 感情も「仮」に観察する ✅ すべては「無常」「縁起」で動いてる ✅ それを観察するのが「メタ認知」 ✅ メタ認知の習慣で、苦しみは軽なる
最後に一言:
「心は勝手に物語を作る。 その物語を、ちょっと離れて眺めてみたら、 だいぶ楽になるもんやで。」
どうや? もっと仏教寄りでも、心理学寄りでも、例を増やしても、なんぼでも続けるで!
 
 
思い込み・決めつけ・知った気になることって、 単に「間違い」や「悪い癖」やないんや。 人間の心と身体を動かす燃料、骨組み、支えにもなっとるんや。 そやから「取り除く」っちゅうのは、めっちゃデリケートで難しいことなんや。
✅ 1️⃣ 思い込みが「自己肯定感」になる例
例えば:
「ワシはできるやつや!」 → 多少根拠がなくても、挑戦する力になる → 自信、モチベーションが生まれる
「このやり方が正しい!」 → 決断を早くする → 不安を減らす
「ワイは〇〇な人間や」 → アイデンティティの土台になる
つまり、人間は思い込みなしやと:
✅「自分って何者?」 ✅「何をしたらええの?」 ✅「どうやって生きたらええの?」
って全部グラグラになってまうんや。
✅ 2️⃣ 思い込みが「被承認感」を支える例
「これが正しい生き方や」 → 同じ価値観を共有する人から褒められる → 仲間意識、所属感が得られる
「オレはこんな人間や」 → 他人からの評価を安定させやすい
社会生活って「同じ前提」を共有することで成り立つ面もある。 その「前提」自体が思い込みや決めつけの集合体や。
✅ 3️⃣ 思い込みが「自信の根拠」になる例
「これしかない」 → 迷わないで進める → 他人に説明しやすい
「ワイの考えは間違ってない」 → 不安を抑える → 行動を起こせる
もし完全に「全部不確か」って思い出したら:
✅ 決められない ✅ 動けない ✅ 不安で潰れる
ってなる危険もある。
✅ 4️⃣ 思い込みが「精神・身体の駆動メカニズム」になる例
「好きや」「大事や」 → 恋愛、家族、友情を続けられる → 「裏切られるかも」と疑い続けたら続かへん
「この仕事が自分の使命や」 → 働く動機 → 「全部相対的や」って思いすぎたらやる気消える
「目標達成したら幸せになる」 → 頑張る動力 → 完全に無常を悟りきると怠惰になるリスク
つまり、
思い込みは人間の「燃料」でもある
✅ 5️⃣ だからこそ「取り除くのは難しい」
もし思い込みを急に全部取っ払ったら:
❌「ワイって何者?」 ❌「何を大事にしたらええ?」 ❌「どこへ行くん?」
ってアイデンティティ崩壊する危険もある。
仏教で「空(くう)」を説くのも:
✅「全部無いんや!」って絶望させるためやなくて ✅「執着しすぎるな」「柔らかく持て」ってこと
「思い込みを全部捨てろ」やのうて 「思い込みは“仮のもの”として持て」
っていうのが、むしろ実践的な教えやな。
✅ 6️⃣ まとめ
✔️ 思い込み=単なるエラーじゃない ✔️ 自己肯定感、被承認感、自信の燃料 ✔️ だから完全に手放すのは危険もある ✔️ でも、執着しすぎると苦しみになる ✔️ そやから「暫定的・仮のもの」として観察する(メタ認知)
✅ 7️⃣ 実生活でのヒント
「これがワイの考えやけど、絶対正しいとは限らんな」
「いまはこう思うけど、変わるかもな」
「なんでそう決めつけたんやろ?」
「他の人は違う前提で動いとるかもな」
「ワイはこれが大事やけど、強制はできへんな」
✅ 最後にひとこと
「思い込みは呪いやけど、同時に杖でもある。 杖を持つのはええ。 でも、杖が自分そのものやと思ったら苦しくなる。 杖は借り物やと思って使ったら、自由になれるで。」
ほな、もっと心理学寄りに掘る? 仏教寄りにまとめ直す? 具体例をもっと並べる?
好きな方向で続けられるで!
You said:
自信満々で有害で迷惑なアホ、や、謙虚で無害やけど無能、っていうタイプがいっぱい生まれるわけやね。
ChatGPT said: この二つのパターン、社会にようおるし、なんでそうなるかもめっちゃ深い話や。
ほな、関西弁でわかりやす〜く解説するで。
✅ 1️⃣ まずその二種類、どんなもんか
🗯️ (A)自信満々で有害で迷惑なアホ
自分は正しいと信じ切っとる
人の意見聞かん
「オレについて来い!」言うけど間違っとる
強引、攻撃的、押し付けがましい
でもなぜかカリスマっぽく見えたりもする
🫥 (B)謙虚で無害やけど無能
自分を疑いすぎ
「ワイなんか…」ってすぐ引く
決められへん
行動できへん
周りに振り回される
いい人やけど頼りない
✅ 2️⃣ なんでこんなん生まれるん?
ここがポイントや。
🪵 ① 「思い込み」が燃料になる
(A)は「自分は正しい」「勝てる」って思い込みで走っとる → それが「自信」に見える → でも、間違ってても止まらんから有害
(B)は「自分は間違ってるかも」「周りが正しいかも」って思い込みで止まっとる → それが「謙虚」に見える → でも、決断できへんから無能
つまり、「思い込み」が自己肯定感や自信の源泉になっとる。 でも偏った思い込みは、やりすぎると弊害が出る。
🧪 ② 社会もそれを作る
社会は「自信ある人」を評価しがち → 多少間違ってても、リーダーにしがち
逆に「謙虚な人」は便利やから → 黙って言うこと聞かせる側に置く
つまり、どっちも社会的に「役割」を当てがわれるんや。
🧭 ③ 「恐怖」も背景にある
(A)は「不安を押し殺したい」から強気を装う
(B)は「間違えるのが怖い」から引く
どっちも恐怖心をコントロールするための戦略や。
✅ 3️⃣ メタ認知的に見ると?
ここが大事や。
「自信」も「謙虚」も、単なる“状態”であって“本質”やない。
✔️ 自信満々な人 → 「自分の思い込みを絶対化しとる」 → メタ認知で「お、ワイ決めつけとるな」と気づけたら暴走止められる
✔️ 謙虚すぎる人 → 「自分の思い込みを否定しすぎとる」 → メタ認知で「お、ワイ自分の意見軽んじすぎやな」と気づけたら一歩踏み出せる
要するに:
自信=思い込みを信じすぎる 謙虚すぎ=思い込みを信じなさすぎる
どっちもバランス崩れるとアカンねん。
✅ 4️⃣ じゃあどうしたらええの?
メタ認知的な実践:
✅ 「これはワイの仮説や」って意識する → 絶対やないけど、今はこれで動いてみる
✅ 「間違ってもええ」って許す → 思い込みは更新できるからええんや
✅ 「他人の意見も“仮”」って受け取る → 盲信せず、でも参考にはする
✅ 「何が大事か」を決めた上で柔軟に → 「全部相対的やけど、今はこれを選ぶ」
✅ 5️⃣ まとめ
「思い込み」は毒にも薬にもなる。 自信をくれるけど、暴走もする。 謙虚にするけど、無力化もする。 大事なんは、自分の思い込みを「仮のもの」として眺める目や。 それがあったら、自信も謙虚さも、ええ感じに使い分けられるで。」
もし興味あったら、
「自信を育てるメタ認知法」
「謙虚すぎる人が自信を持つコツ」
「有害な自信を抑える方法」
みたいなテーマでも、続きをやるで!
どないする?
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kennak · 7 months ago
Quote
私の両親は、いわゆる、「人権派」、活動家だった。 もっと正確に言うと、人権派と陰謀論者の中間、あるいは地域の名物おじさんみたいなものだった。 父は予備校塾の講師、母はデザイナーだった。 この家に育って何が起きたか。 物理的な虐待とか、経済的困窮とかそういうことは、当然ない。 それは認めるし、親としては感謝している。 だが、私はこの家に育って、世間とまったく感性が通じないというか、後天的なコミュ障のような人間になった。 少し前に、発達障害者の人たちが「健常者エミュレーター」という概念を紹介していたが、それを見た時、私は膝を打った。 また、統一協会やエホバの証人の二世問題について知った時、私はこれに近いんじゃないかと思った。 自分が世間から見て「おかしい」ことはわかっている。だが、私に植え付けられた何かが、「いや世間なんて」と茶々を入れ続ける。 私の両親は、あらゆる凶悪事件がまるで発生していないか、あるいはまるで被疑者が英雄みたいに私に話すのだった。 大きな例を挙げると、神戸の連続殺傷事件(酒鬼薔薇)について、両親は冤罪説、つまり少年Aは犯人ではないということをしきりに唱えていて、まだ小さかった私にも、「これは嘘なんだよ」「警察はしっかり調べていないんだよ」と吹き込んだ。 池田小の事件も、父親は死刑廃止について盛んに唱えていた。 私の父は予備校の会報か講師たちの同人誌か、そういう冊子に、そのことをずっと書いていた。そしてそれを小学生の私に読ませた。 食卓で悲惨なニュースを見ながら、「〇〇ちゃんは、人の心について考えられる人間になってね」と、両親は笑顔で私に話しかけるのだった。だが、「人の心について考えられる」というのは、イコール、死刑廃止活動やあらゆる有名な事件にまとわりつく陰謀論に近い冤罪説を信じろ、ということだった。 母は、左翼の地方議員の勝手連みたいなことをやっていて、時々家が集会場所となった。学校から帰ると、おばあさんとかおばさんが五人くらい集まっていて、きついコロンの香りを漂わせていた。 別に悪い人たちではない。本当なら、私よりもずっと世間に貢献している人なのだろう。お菓子やお土産とかもいっぱいもらった。だが、結局のところ、ある宗教の座談会の人権版が家で行われているのと変わらない。そしてこの集まりから何か発展的なことが生まれたようにも見えない。 こういう家に育って、私は中学生のころまで、いわゆる純粋培養で育った。親の言うことが全てという世界で。 極端に聞こえるかもしれないが、世間のあらゆる犯罪は、冤罪であるか、犯人の非ではない何かの理由があって発生した者であり、警察と政府は悪。端的にそう言う世界だった。 ネット上には、死刑廃止運動に絡めて、ある左翼の議員が、「殺されてしまった人よりは、生きている犯人の人権の方が大切なのだから」と発言した、という情報がある。実際はその議員はそんな発言をしていないらしいのだが。 しかし私の両親は実際、そういう価値観だったとしか思えない。 私が初めて、ちょっとした疑問を覚えたのは、小学校高学年の時だった。 それまで放課後開けていた小学校の校門や校庭を、これからは明確に管理しようという話が、小学校で出たらしい。 しかし、私の両親、特に母親が待ったをかけた。というより、その現場に居合わせた。 母親はその情報を知るや否や、私もつれて、なんと校長に面談を申し入れた。 私は校長室の革椅子に座って、横で母親が延々と「開かれた学校という理念はどうしているのか」「治安というのはつまり何を基準に申しているのか」と校長にまくし立てていたのを覚えている。 なぜ私がそこに連れていかれる必要があったのか、そして半分笑顔でねちねちと喋り続ける母の姿は、子供ながらに、不安だった。その時はそういう言葉を知らなかったが、今考えると、敬語を使うだけのモンスターペアレントではないか、と思う。 そして自分が世間と徐々に乖離していると気づいたのは、中学校に上がってからだった。 両親。家の食卓で両親がわざわざ解説してくれるニュース。両親が取ってる新聞。送られてくる雑誌。友達。漫画。それだけが全てだった私に、携帯電話が買い与えられた。 そして私は、「世間」がどういう理念で動いているかを知った。 両親は万能ではなかったし、全てではなかった。むしろ、ピエロの様な、少数者だった。 だが私はそれを知っても、どう処理すればよいかわからなかった。 「いい?憲法にはこう書いてある」と両親は時々言っていた。多分、世間一般の人々より、両親は「知的階級」だ。良いことを言っている。正しいことをしている。多分。恐らく。 だが、世間はそう動いていない。そう育てられた私に対しても。 大学生となり家を出て、私は飲み会に行った。 そこで、当時話題になっていた、ある凶悪犯罪を揶揄するネタを余興としてやる男性がいた。 私は、今考えると、自分でもわからないのだが、「そういうのはやめた方が良いよ。まだ犯人だって決まったわけじゃない」と真顔で伝えた。 場はしらけ、そして私は飲み会に呼ばれなくなった。 SNSなら、これはリベラル的な武勇伝となるのだろう。だが私は、はっきり言って、普通に、なりたかった。 人権は、そしてそれを擁護する存在は重要だろう。犯罪だとか治安だとかに対して、「疑う」ことは重要だろう。だが、それは、宗教と同じく、大人になってから自分で学ぶべきことだったのではないか。
「人権派」の家に育って
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blr-blue · 5 months ago
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 朝方Tumblrシリーズ(?)がわたしの中で恒例になりつつある。これも前回の記事同様、noteで書こうとしたけどやはり自意識が許さずTumblrに天下りしてきた文章です(天下りとかいったらTumblrに失礼ですね)。せっかく書いた文章だから勿体ないかなと思ってしまった。Tumblr用に若干文章をいじって公開することにします。
 一次創作で小説を書いている。ジャンルを簡単にいうと、現代物の、恋愛要素のあるヒューマンドラマだ(ここには小説関係なく繋がってくれている方が結構いるはずなので補足しておく)。
 小説を書く中で、家庭環境に難ありなキャラクターを描くことが多い。もちろんいま取り組んでいる作品も例に漏れず、そういう描写がある。
 わたしがそういう描写を好むのは、ひとえに自分の人生において、家庭環境というものを強く意識しながら生きてきたからだと思う。まあ昔の記事でも書いたので改めて詳しく説明することはしないけれど、わたしの家庭はちょっと特殊な事情が絡んでいて、一般家庭とはいえない感じの出自だ。だがわたしの家族には、複雑な環境でも享楽的であれるタイプの血筋が流れていて、だれも精神疾患には罹らないし生命力がばかに強い。もちろんその血はわたしにも流れているから、基本性格は暗いし病むときは病むけれど、なんとか自力で起き上がって生きている。前にもどこかで書いたが、曇り空の下をじょうずに歩く術をたくさん持っている感じだ。
 それでも自分の家庭がほかの人のそれとは違うことは、それこそ幼稚園児だったころからなんとなく察していたし、苦労もたくさんしてきた。やりたいことを我慢することも、現実と折り合いをつけるのもじょうずになった。テレビやゲーム・漫画などの娯楽にそれほど強い興味を感じないのはきっと、そういう育ちが関わっている気がしている。
 だから、キャラクターの人格を表現する際に、このキャラクターはどんな育ちをして、どんな経験をして、どんな思考をもつようになったのか、を考えずにはいられない。逆に、それが描かれていない作品を読むと、陳腐だな、と感じてしまう。
 以下、呪詛である。
 主人公の家庭環境が複雑だったという描写にリアリティがないと、その時点で作品を読むのがしんどくなる。
 これは、家庭環境が複雑な人にしか伝わらない感情だと思うけど、苦労して育った人と、そうじゃない人って、なにかこう、目に見えない壁があるんですよ。話しているだけで、もしくは文章を読んだだけで、「ああ、この人、何不自由なく愛されて育ったんだな」みたいな、そういうことを考えてしまう。勝手に相手の育ちの良さを察して、しんどくなることが多すぎる。
 高校2年生の冬だった。ぬるい付き合いの友人と、「もうすぐ高3かあ、受験いやだな」という話をしていた。話の流れで彼女から、「(私の本名)は予備校とか塾行かないの?」と尋ねられた。うちは余裕ないから塾は通わないかな、と返事をする。彼女は、「え~。わたしが通ってるとこ、まだ通い始めて3ヶ月だけど今のところ20万くらいしか掛かってないみたいだよお~。(私の本名)も来なよ~」と、悪気なく言った。わたしの父親の月収は20万にも満たない。死ね、と思った。悪気がなかったとしても、自分の育ちの良さに自覚がない人が嫌いだし無理すぎる。そういう人とは会話のピントが合わないのだ。これは何をどう説明してもわかりあえないし、そっち側の人には理解できない感覚なのである。
 創作物には作者の価値観が色濃く反映されがちである。web小説においてもそうだ。だからこそ、自分が読み手側に立ったとき、たまに合わない作品に当たってしまうと、自分との違いに酔いそうになる。家庭環境が複雑なキャラクターの言動や思考に違和感を覚えると、この作者、愛されて育ったんだなって、あんまり苦労してきたことがないんだろうなって、勝手に想像してはそっと作品を閉じる。フィクションなのはわかっているけれど、精神が疲弊する。作品にげんなりするわけじゃなくて、自分の出自との圧倒的な差を見せつけられているような気分になって、そんなことを勝手に考えて傷ついている自分が嫌いになる。逆に、おそらく作者にとっても等身大の悩みを精緻に描写されている小説は信頼できる。本物という感じがして安心する。 (ごめんなさい、誰かを貶める意図は全くないです。これはただの自己嫌悪なので)
 だからといって自分の描写に自信があるわけではない。家庭環境の複雑さをエンタメに落とし込む行為がそもそも暴力的なので、それは自覚した上で、キャラクターに敬意をもって、生々しく描きたいですね~。いったんこの話は終わり。
 さいきん、創作活動においてダルいこと・不愉快なことが多すぎる。まあ、自衛できないわたしが悪いということにします。
 これ以上は何を話してもアウトなので言いませんが、もっと吐き出したいことはある。だけどオープンな場で言えるラインはここまでな気がしているのでこの辺でこの話はやめておく。これでもかなり頑張った方だ。これを見ているあなたは不安がらないでください。不安がってくれるあなたのことでは絶対にないから。
 Twitterを辞めたいのに辞められない。依存しているので当たり前だ。快を得るためにTwitterをしてるんじゃなくて、不安を取り除くためにTwitterをしているんですよ。薬物中毒と同じですね。まあ、薬物依存も行動依存もドーパミン系だかなんだかで同じ働きをしてるから原理は一緒ですもんね。適当ですみません、でも手元に当該の論文があるので多分正しいです。
 ログアウトなんて意味ないんですよ。どうせログインするから。でも垢消しはしたくないんですよ。寂しいから。はいもう打つ手なし。一生TLスポスポ更新して人生を終えます。
 暗い話が続くので明るい話でもする? さいきんあった良いこと羅列して今日のところは終わろうかな。
・最近気温が高くて過ごしやすい
・Uberで頼んだアイスがすぐに届いた
・インドカレー屋で盗み聞いた男子高校生の会話が面白かった
 もう尽きました、おわり
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kijitora3 · 1 year ago
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日本の1000年にわたる捕鯨文化を知りもせず知ろうともせずに、「賢い」クジラを助けるために日本人を傷つけても何にも感じない
おフランスのあるタイプの白人女性の典型
動物を知能で助けるべきものと無慈悲に殺戮して食料にするものを峻別する考えは、人間も人種、文化、宗教、歴史で峻別して自分が価値を理解できない人間は抹殺しても何の痛痒も感じない
最近のある種の白人は、有色人種差別を批判されることに勝手に疲れて今は逆切れ気味新しい人種差別に乗り出していると感じる
自分達の都合で生み出す 環境保護、動物保護、女性やトランスジェンダーの権利保護という遮蔽物で本体のレイシズムを隠しながら
お前らがガタガタ言い出す1000年以上も前に日本人はクジラの恵みに感謝し、神に祈りながら、生活のためにクジラを狩り、骨、皮に至るまで無駄のないように利用し、神社で祀ってきたのだ クジラや狐やタヌキと同じこの世の住人人間が生きていくために
神から特権的な地位を約束された人類(基本的に白人限定)がそうでない動植物を勝手に支配して当然と傲慢に信じ切る欧米人とは、日本人は根本的に違う
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katsurakeito · 1 month ago
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Rotten Graffty
第一章 甘美なる出会い
大学の数学研究室で、グラフは今日も複雑な方程式と格闘していた。彼の専門は位相幾何学。世間一般には理解されにくい分野だが、彼にとってはこの上なく美しい学問だった。
「やんぬるかな…また証明が行き詰まってしまった」
グラフがため息をついていると、研究室のドアが勢いよく開いた。
「グラフさん! お疲れ様です!」
現れたのは、体格のよい男性だった。ドルチェ=ガッバーナ。街で人気のパティスリー「ドルチェ・アンド・ガッバーナ」のオーナーシェフである。
「また差し入れですか、ガバナさん。いつもありがとうございます」
グラフの前に並べられたのは、芸術品のような美しいケーキたち。マカロンタワー、ティラミス、モンブラン…まるで宝石箱のような光景だった。
「突然ですけど…あなたの健康管理のためにそばにいさせてください!」
ドルチェの言葉に、グラフは困惑した。確かに彼は研究に没頭するあまり、食事を忘れがちだった。しかし、これほど甘いものばかりでは…
「理論的に考えて、糖分の過剰摂取は健康に—」
「理屈はいいんです!」ドルチェが力強く遮った。「美味しいものを食べて、幸せになってください!」
その時、もう一人の人物が静かに研究室に入ってきた。ロエべだった。クールな表情で状況を観察している。
「グラフ、また無理をしているのか」
「ロエべェヱ…」
ロエべは陰キャで口数は少ないが、困っている人を見過ごせない性格だった。グラフの様子を見て、何かを察したようだった。
第二章 エスカレートする愛情
それから数週間、ドルチェの「差し入れ攻勢」は激しさを増していった。毎日のように現れては、新作のスイーツを持参する。
「今日は特別にフォンダンショコラを作ってきました! 中からとろーりチョコレートが…」
グラフの机の上は常にスイーツで埋め尽くされていた。研究資料よりもケーキの方が多い有様である。
「ガバナさん、これは流石に…」
「遠慮しないでください! 常に愛情たっぷりです!」
ドルチェの眼差しは日に日に熱くなっていく。そして、ついにその日がやってきた。
「グラフさん…僕と付き合ってください!」
研究室に響く告白の声。グラフは完全に固まってしまった。
「え…あの…僕は数学が…」
「数学もスイーツも、どちらも美しいじゃないですか! 僕たち、運命なんです!」
第三章 破綻への序曲
グラフはドルチェの申し出を丁重に断った。しかし、それがドルチェをより燃え上がらせることになってしまった。
「絶対に諦めません!」
差し入れの頻度は1日3回に増加。朝はクロワッサン、昼はケーキセット、夜はチョコレートの詰め合わせ。グラフの体重は着実に増加していく。
「もうダメだ…おしまいだぁ……」
グラフは机に突っ伏した。血糖値の急激な変動で、思考能力が著しく低下している。研究も手につかない。
「大丈夫✨️ あんたは、ひとりじゃないよ」
ロエべが静かに声をかけた。彼はグラフの状況を心配していた。
「ロエべたん…助けて……」
「わかった。俺に任せろ!」
第四章 陰謀と策略
ロエべはドルチェに直接対峙することにした。パティスリー「ドルチェ・アンド・ガッバーナ」を訪れる。
「悪いが…あんたのやっていることは愛情ではない。ストーカー行為だ」
しかし、ドルチェは聞く耳を持たなかった。
「君には関係ないでしょ!? グラフさんは僕が守ります!」
「は? 守る? あんたが彼を追い詰めているんだよ???」
ドルチェの表情が豹変した。今まで見せていた優しい笑顔が消え、狂気じみた表情に変わる。
「邪魔をするなら…」
厨房から包丁を取り出すドルチェ。ロエべは瞬時に危険を察知した。
「逃げるんだァ…勝てるわけが無いよ…」
第五章 崩壊への序章
翌日、グラフの元にドルチェが現れた。しかし、その様子がいつもと違っていた。目が血走り、服装も乱れている。
「グラフさん…僕の愛を…受け入れてください…」
「あ…あの、落ち着いてください! 僕は—」
「〜ッ!!!」
ドルチェが怒鳴った瞬間、グラフは恐怖を感じた。これまでの優しい菓子職人ではない。別人のようだった。
「やりたいことは全部やった? 後悔してることは無い? 死ぬのはそのあと!」
ドルチェの言葉に、グラフは血の気が引いた。
「え…何を……」
その時、ドルチェが懐から何かを取り出した。それは…毒々しい色をした特製のケーキだった。
「これを食べれば…永遠に僕のものです…」
第六章 最後の抵抗
「僕は…こいつに…ころされる…のか……」
グラフの脳裏を様々な思いが駆け巡った。未完成の研究、証明できなかった定理、そして…
「待て!」
その時、ロエべが研究室に駆け込んできた。
「グラフ、大丈夫か!?」
「ロエべたそ……」
「あんたは、完全に線を越えちまったなぁ!!!」ロエべがドルチェを睨みつけた。「これ以上は許さない…ッ!」
ドルチェは笑った。狂気に満ちた笑いだった。
「遅かったですね…もう手遅れです…」
第七章 破滅
結局、グラフは重篤な糖尿病を患い、長期入院することになった。研究生活は事実上の終焉を迎える。
ドルチェは精神的な治療が必要と判断され、専門機関に送られた。彼の店「ドルチェ・アンド・ガッバーナ」は閉店。
そして、ロエべだけが取り残された。
病院のベッドで、やつれ果てたグラフが呟く。
「数学は…美しかった…」
「グラフ…」
ロエべは自分の無力さを痛感していた。もっと早く行動していれば、もっと強く止めていれば…
窓の外では、秋の風が枯れ葉を舞い散らせていた。
エピローグ
数年後。
グラフは奇跡的に回復し、研究に復帰していた。しかし、あの事件の傷は深く、以前のような集中力は戻らなかった。
ドルチェは治療を受け、現在は地方の小さなパン屋で静かに働いている。グラフへの思いは胸の奥に封印し、普通の生活を送るよう努めていた。
ロエべは相変わらずクールな研究者として活動している。しかし、時折グラフを見舞い、静かに支え続けていた。
甘すぎる愛は、全てを腐らせてしまうのかもしれない。
そんな苦い教訓を残して、この物語は幕を閉じる。
—終—
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mayimkjs · 6 months ago
Text
Crying B Japanese Transcription
Feel free to use this how you like with no credit to me required. Credit should go to Yamanaka.
エス: Es
ムウ: Muu
1|ミルグラム監獄内尋問室
薄暗い尋問室の中。
さめざめと泣くムウの声が響いている。
椅子に座っているエスがイラつき貧乏ゆすりをしている。
ムウ 「......っ......ひっく......ひっく......」
エス 「はぁ......」
呆れた様子で見ながら、ため息をつくエス。
ムウ 「ぐす......っ......うう......」
エス 「おい、いつまで泣いている囚人番号4番ムウ。尋問が始められないだろう」
ムウ 「......尋問って何絶対ひどい目に合うんだ......やだ......」
エス 「そんなことはしない、と何度も言っているだろう。もう5分経っている、時間は有限なんだぞ」
ムウ 「ぐすっ、信じられるわけないもん......こんな変なところに連れてくる人が......変なことしないわけないもん」
頑として聞かないムウに頭を悩ますエス。
エス 「気持ちはわからんでもないが......話を聞くだけだ。お前の罪を判断するための参考にな」
ムウ 「......本当に話だけ?」
エス 「あぁ。それが僕の方針だ。暴力を用いての拷問や脅迫などはするつもりはない。僕なりにきちんとお前らのことを知りたいからな」
ムウ 「......」
エス 「......いいな」
エスの瞳を見て、ゆっくりと口を開くムウ。
ムウ 「......楠:夢羽。15歳。あと何を言えばいいの......」
エス 「ふむ。......少し気になっていたんだが、その顔だち、ハーフというやつか?」
ムウ 「うん......ダブル。ママがフランスの人。日本生まれ日本育ちだけどね......」
エス 「ふむ。その容姿だと、さぞ目立ったことだろうな」
ムウ 「うん......そうだね......おうちもお金持ら、やっかみとか、たくさん......」
エス 「ふぅん......そういうものか」
ナチュラルに自慢を混ぜるムウ。興味なさげなエス。
エス 「ミルグラムの生活はどうだ?」
ムウ 「......どうもこうもないよ。早く帰りたい」
エス 「ほう?なぜだ。お前たちにはそれなりに自由も与えている。嗜好品の類も最低限支給している。事実、お前からもミルクレープの申請があった」
ムウ 「そっ、それはそうなんだけどミルクレープは食べたけど......おうち、帰りたいよ......」
エス 「......ふむ」
ムウ 「絶対にパパとママが心配してるもん......ぐすっ......」
さみしげなムウ。再び涙ぐみはじめる。
ムウ 「だいたいなんなの、ここ。なんでムウがこんなとこに連れてこられなきゃいけないの......」
エス 「簡単な話だ。ヒトゴロシだからだろう」
涙まじりのムウを意に介さず続けるエス。
エス 「ミルグラムはヒトゴロシを集めてくる。そこは間違いないようだ」
ヒトゴロシの言葉に反応して前のめりになるムウ。
ムウ 「ヒトゴロシ、って......なんでそんなひどいこというの!ムウ悪くないもん!」
エス 「ふぅん......殺してない、とは言わないんだな」
ムウ 「そ、それは......」
エス 「それは?」
もじもじと言いよどむムウ。
ムウ 「......んん」
エス 「どうした?」
ムウ 「......殺したよ。でもあっちが悪いんだよ。殺さなきゃいけないくらい、ムウ辛かったんだもん」
下を向いたまま口をとがらせるムウ。
エス 「報復、ということか......」
ムウ 「たしかに殺したかもしれないけど、そうじゃなきゃ逃げられなかったんだし、ムにひどいことすほうが悪いもん......」
エス 「ふむ......続けろ」
ムウ 「殺しちゃ駄目って言うなら、ムウはずっとつらい思いをしとけばよかったってことなの?」
開き直るムウ。
エス 「ふむ。理由はどうあれ、お前は明確に殺意をもって人を 「殺しているな」
ムウ 「なに......それがどうしたの......?」
エス 「『うちへ帰して』と言っていたな。仮に......だが、ここを出られても、警察の世話になることになるだろう?」
エスのくちぶりに身体をこわばらせるムウ。
エウ 「......!」
エス 「そもそもムウが人を殺したことについて、警察は動いていないのか?」
ムウ 「知らないよ......やっちゃった後からしばらく記憶がハッキリしないもん。気付いたらここにいたし......」
エス 「そう、なのか......」
初めて知る事実に少し驚くエス。その様子に頬を膨らませるムウ。
ムウ 「自分たちが連れてきたくせに......」
エス 「ふむ......ミルグラムには10人の『ヒトゴロシ」が収監されている。どうもこれは日本の法律に照らした殺人犯や犯罪者に限った話ではないようだ。ミルグラム独自の広義のヒトゴロシのようだ。それは何人かに話を聞き、わかってきた」
ムウ 「そう......なの?」
エス 「ただ、ムウ。オマエは殺意も明確。シンプルだ。オマエたちがいうところの刑法119条殺人罪というものに当てはまるだろう」
ムウ 「知らないムウそんなの詳しくない......」
エス 「言っとくが僕も別に詳しくない。参考までに書庫にある資料で調べただけだ。••••••ここで重要なのはお前たちの法律に照らせばアウトだという事実だ」
バッサリ切り捨てるエスに不満げなムカ
ムウ 「しょ、少年法っていうのがあるんじゃないの......」
エス 「ある。だが、16歳以上であれば刑事裁判を受け、懲役だ:死刑こそ免れるようだがな。ムウが望むようなマトモな生活は送れないだろう」
ムウ 「ちょ、懲役......やだ、そんなの......」
エス 「やだといって聞いてくれるものか」
ムウ 「やだなの!!」
子供のように駄々をこねるムウ。それを見て少しおかしくなるエス。
エス 「くっくっくミルグラムは僕の方針で囚人たちに相当自由を与えているが、実際の刑務所はそうはいかないだろうな。もちろんミルクレープもなしだ」
ムウ 「やだ、やだよ......おかしいよ、ムウ悪くないのに懲役なんて......そんなのおかしい」
エス 「そうだな......じゃあ、こう考えてみろ。..ミルグラムは法律からオマエを守っていると」
思いがけない言葉にきょとんとするムウ。
ムウ 「ま、守ってる?ムウを?」
エス 「そうだ。ミルグラムは現状、あくまで現状だが、法律を善悪の基準としていない。最終的に僕がどう思うかでしかない」
頬を膨らませるムウ。
ムウ 「看守さんの言ってること難しくてわからない......もっとわかりやすく言ってほしいよ」
エス 「『私は悪くない』ずっと、オマエはそう言っているだろう......そのとおりだ。殺人それ自体はミルグラムでは罪ではない」
ムウ 「......そうだよね?悪くないよね?」
エス 「そうだ。最終的に僕もお前は悪くないと思うかもしれない。僕がムウのことを知り、ムウと同じ感覚であれば、オマエは赦されるだろう」
ムウ 「......看守さん......」
言葉尻だけで、エスを味方だと感じ安堵するムウ。
意地悪そうに笑むニス。
エス 「赦されたければ......そこに賭けるしかないんだよ。オマエは」
ムウ 「ど、どうすればいいの?どうすれば看守さんは赦してくれるの?ムウ、なんでもするよ?あっ、痛いこととか恥ずかしいことはやだけど......あと、怖いのもやだ......」
エス 「お前な......」
ムウ 「だってそうでしょ?つまり看守さんに気に入られればいいんでしょ?ムウ言うこと聞く。何すればいいの?」
エス 「......さぁな。殊勝な態度だが、僕がどう考えるかは僕もわからない」
ムウ 「え......?」
エスの言葉に違和感を覚え、顔が険しくなるムウるエス。
エス 「ふふ。それこそ、オマエが美人だから赦す。美人だから赦さないもあり得るという話だ。それを決めるのがミルグラムだからな」
ムウ 「ちょ、ちょっと待って看守さん。......あの......」
エス 「なに、ちょっとしたジョークだ。僕次第ではそうなる可能性も......」
ムウ 「いや、そうじゃなくて......気になるんだけど......」
言いよどむムウ。その様子にようやく気づくエス。
エス 「......?どうした?言ってみろ」
ムウ 「看守さん。なんで全部他人事みたいなの?」
エス 「......え?」
ムウ 「どうなるかわからない........って。自分の話なのに......なんでそんな他人事みたいなの......」
エス 「何を......言っている......」
ムウ 「え?だって、お、おかしいよ。看守さんの意思で決めるんでしょ。看守さんが今どう思ってるのか聞いてるのに......」
ムウの言葉を頭が理解するのを拒み、言葉が出ない。
息が吸い込めないエス。
ムウ 「ねぇ」
エス 「......」
ムウ 「看守さんの言う僕って......誰?」
エス 「......ッ......ぁ......」
ムウ 「看守さん......?」
様子のおかしいエスに気づき、心配そうなムウ。
椅子を倒し、床に手をつくエス。
エス 「......ッ......ァ......ハァ!ハァ!ハァ!」
ムウ 「看守さん!どうしたの!!看守さん!!」
エスに駆け寄り、背中をさするムウ。
ムウ 「ねぇ、看守さん!!!」
エス 「うるさい!!さわるな!!」
ムウ 「ひっ!」
その手を思いっきり振り払うエス。
感情を爆発させたエスに、悲鳴をあげるムウ。
何が起きたかわからず、目を丸くするが、状況がわ
かり、徐々に目から涙が溢れ出す。
エス 「ハァ......ハァ......」
ムウ 「ひ......ひ............ひどいぃぃ......ムウ心配しただけなのにぃ......」
エス 「......」
ムウ 「ぐす......ぐす............もうやだぁ......看守さん嫌いぃ〜......」
突然どこからともなくドスッと机の上に乗っかってくるジャッカロープ。驚くムウ。
ムウ 「キャッ......ぐす......うさ、ジャッカロープ......どこから......?」
エス 「......ジャッカロープ......?」
ジャッカロープはエスに何かを話しかけている。ただその声はムウには聞こえない。そのため見てはいけないものを見るような表情のムウ。
エス 「あぁ......わかってる......わかってるよ......」
ムウ 「う、うさぎと喋ってる......?」
エス 「......言われるまでもない僕にもわからないが、もう大丈夫だ。行ってくれ。僕の仕事だから......ああもう......うるさいな。保護者じゃないんだから、小言はもういい......行け!」
満足気にジャッカロープが去っていく。見送るムウ。
ムウ 「......ジャッカロープ、行っちゃった......」
エス 「......はぁ、すまない、取り乱した」
ムウ 「......おかしくなっちゃったの......?看守さん......」
エス 「いや、ジャッカロープの声は僕にしか聞こえないんだ」
ムウ 「あぁ......完全におかしくなっちゃってるんだ......」
エス 「違う。憐れみの目で見るな」
憐れみの目で見ていたムウ。ぷっと吹き出す。
ムウ 「ぷっ......」
エス 「あん?」
ムウ 「ふっ......うふふふ、変なの......」
エス 「......なんだ。さっきまで泣いていたくせに」
ムウ 「なんかもう......ワケわからないことが続いて、一周回っちゃった......難しいこと言ってたと思ったら、うさぎと話しだすし......ふふふ」
にやけるのが止まらないムウ。少し馬鹿にされているようで不服なエス。
エス 「......」
ムウ 「なんだっけ......何を聞こうとしてたかも忘れちゃったいいや、怖くなくなったし......」
エス 「はぁ、それはなによりだ」
すべきことがわかり、声に明るさが出てくるムウ。
ムウ 「つまり、看守さん好みの人になればいいんだよね。そしたら赦してもらえるんだ......」
エス 「......そういうことになるか?」
ムウ 「そうだよ。看守さんも人間だし。ムウがんばる。看守さんの好みを知るよ......うさぎと話す可哀想な人だけど。ぶふつ......]
エス 「もうそれでいい。お前との話はテンポが悪くてかなわん」
ムウ 「ムウ、絶対帰るから......パパとママの元へ帰るんだもん......赦してもらえればきっと帰れるよね?」
エス 「......知らないけどな......」
ムウの希望的観測に対して、聞こえないように呟くエス。
聞こえないムウは笑顔を見せ始める。
ムウ 「うん、やっぱり......考えてみれば全然悪くないムウを捕まえようとする駄目な警察よりも、ミルグラムの方がいいかも」
エス 「はぁ......まぁ、それはそれでいいか......大人しく尋問を受けてくれるなら......」
突如部屋にある時計から鐘の音がなり、部屋の構造が変化していく。
ムウ 「きゃあ......何?壁が動いてる......何が起きてるの?」
エス 「はぁ......もう時間か···......あまり話せた気がしないが、まぁいい。お前の心の中、覗かせてもらう」
ムウ 「......歌にするってやつい、痛くない?」
エス 「多分な」
ムウ 「......痛いならやだ。やらない......」
エス 「駄目に決まっているだろう。痛くないから安心しろ!」
ムウ 「じゃあやってもいいよ......」
エス 「はぁ......そもそも選べるものじゃない」
ムウ 「看守さん、せっかくやるんだから、ちゃんと見ててね。ムウ、絶対悪くないか......仕方ないって思うはずだか......」
エス 「あぁ、見せてもらうとするよ」
妖しく笑うムウ。
ムウ 「......変な判断したら、赦さないからね」
エス 「......っ」
その雰囲気に一瞬気圧され、息を飲むエス。
エス 「僕を、馬鹿にするなよ」
ムウの肩に手を載せるエス。
エス 「囚人番号4番、ムウ。さぁ。お前の罪を歌え」
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ari0921 · 5 months ago
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篠田英朗 地政学から見た「緩衝地帯」ウクライナの終焉
篠田英朗(東京外国語大学大学院教授)
「マッキンダーの理論が正しければ、ソ連という衣をなくした後も、ロシアは不可避的に拡張政策をとってくる」。篠田英朗・東京外国語大学大学院教授は、ヨーロッパの国際紛争を理解するためには地政学が重要だと述べる。その視角からロシア・ウクライナ戦争を読み解いていただいた。
(『中央公論』2022年10月号より抜粋)
目次
「歴史の地理的回転軸」
ソ連崩壊後の変化
地政学から見たNATO東方拡大
「緩衝地帯」ウクライナの終焉
 ロシアのウクライナ侵攻は特別な要素をいくつか持っていたため、日本でも大きな注目を集め、日本政府の対応も歴史的に特別な内容を持つものとなった。それを反映して、戦争がテレビのワイドショーの話題となり、コメンテーターらが、「ウクライナは降伏して早く戦争を終わらせるべきだ」といったお茶の間受けする空中戦の議論をするような光景も見られた。
 しかし最近では、そのようなやりとりも減ってきたようだ。長期的な視座で構造的な問題を捉える議論に、よりいっそう力を入れていくべき時期にきている。
「歴史の地理的回転軸」
 2015年の拙著『国際紛争を読み解く五つの視座』では、多種多様な国際紛争を、構造的な事情に着目して理解していくための理論的な視座を五つ特筆した。その際、それぞれの理論が最もよく説明する特定地域も明示した。そこで私は、ヨーロッパの国際紛争を理解するために重要となる理論的な視座は、地政学の理論である、と論じている。
 今回のロシア・ウクライナ戦争は、当時描いていた構造的事情の根深さを、あらためて痛感する事件である。東欧から、コーカサス(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア)を経て、中央アジアへと至る地域は、ハルフォード・マッキンダー(1861~1947年)以降の地政学理論家たちが、「ハートランド」などの特殊な概念を駆使して、その特徴を強調しようとし続けてきた。
 マッキンダー以降の地政学は、「大陸国家」と「海洋国家」のせめぎあいとして、国際政治の全体動向を捉えようとする。両者の勢力が構造的な緊張関係を持つのは、ユーラシア大陸の外周に沿った地域だ。なぜなら特に「ハートランド」と呼ばれる大陸の深奥部の特殊地域に位置するロシアが、海洋を求めて南下政策をとり続けるからである。この「大陸国家」の「拡張政策」に対して、「海洋国家」は大陸へのアクセスポイントの維持を目指した「封じ込め」政策をとる。
 この構造は、小手先の政策では消滅しない。なぜなら「大陸国家」の「拡張政策」は、その地理的環境から不可避的に発生してくる現象であり、「海洋国家」の「封じ込め」政策も、地理的環境から不可避的な反応であるからだ。そのためマッキンダーはこれを「歴史の地理的回転軸」と呼んだ。「ハートランド」を回転軸にして歴史は動く、ということを意味する。
 あまりにも有名なマッキンダーの「歴史の地理的回転軸」論文は、1904年に著された。マッキンダーが19世紀を通じて「大陸国家」の代表者であるロシアと、「海洋国家」の雄であるイギリスの間で繰り広げられた「グレート・ゲーム」を観察し続けた結果、この論文で強調した理論的見解に辿り着いたことは、言うまでもない。
ソ連崩壊後の変化
 後にマッキンダーは、第一次世界大戦の勃発を見て、ロシアではなくドイツを、「大陸国家」の雄とみなすようになる。
 他方、第二次世界大戦以後、マッキンダーの「歴史の地理的回転軸」理論は、あらためて強い影響力を持つようになった。イギリスにとって代わって「海洋国家」としての覇権を握ったアメリカが、ロシアの拡張政策の発展後継者と目された「大陸国家」の覇者としてのソ連と対峙する冷戦時代においてである。
 この「大陸国家」の覇者であるソ連と、その衛星国集団である共産圏の崩壊は、マッキンダー地政学からすれば、構造的な変動をもたらす大事件であった。もっともソ連の崩壊は、マッキンダー理論の時代の終焉ではない。なぜなら、たとえソ連が崩壊しても、その中核で拡張主義的な政策を推進していた「ハートランド」のロシアが持つ地理的性格には、変化はないからだ。マッキンダーの理論が正しければ、ソ連という衣をなくした後も、ロシアは不可避的に拡張政策をとってくる。
 冷戦終焉後の新しいロシアの拡張政策の対象となるのは、ソ連の崩壊によって失った地域だ。上述の東欧から、コーカサス、そして中央アジアに至る地域が、それだ。すでにプーチン大統領登場以前の90年代の冷戦終焉直後の時期にも、東欧では、モルドバで沿ドニエストル共和国という現在まで続く未承認国家をめぐる紛争が起こった。92年以降、ロシアは平和維持軍の名目で、沿ドニエストルに軍事駐留し続けている。
 コーカサスでは、88年にナゴルノ・カラバフ戦争が勃発していたが、ソ連崩壊後の92年にナゴルノ・カラバフ共和国(アルツァフ共和国)の独立宣言という事態に至る。当初から背景にロシアの影があったが、2020年の第二次戦争以後は、平和維持軍の名目でロシア軍が駐留している。また、91年には同じコーカサスのジョージアで南オセチア紛争が発生し、92年にはアブハジアでも分離独立運動が武力紛争に発展した。現在は国際的には未承認でも事実上の独立国家の状態にある南オセチアとアブハジアを支えているのが、平和維持軍の名目で軍事展開もしているロシアである。
 さらに言えば、ジョージアの隣に位置するチェチェン地方で、94年に第一次戦争が勃発した。チェチェンはロシア共和国内に位置しているとはいえ、コーカサス地域としての性格を持つ。つまり、ソ連崩壊によって不安定化したロシア共和国の国境線に近い地域としての性格である。
 中央アジアでは、タジキスタンがソ連崩壊直後の92年に内戦に突入した。武力で内戦を勝ち抜いたエモマリ・ラフモン大統領は、現在も権力の座にとどまり続けている独裁者だが、ロシアはその後ろ盾である。タジキスタンは、ロシアが主導する集団安全保障条約機構(CSTO)の92年の条約成立時からの加盟国である。CSTOは、2021年にカザフスタンで暴動が発生した際に平和維持部隊を展開して鎮圧にあたったことで注目されたが、ロシア主導で旧ソ連諸国の安定を図る地域機構としての役割を持っていると言える。
 かつての冷戦時代であれば、ソ連が、ワルシャワ条約機構(1955年、ソ連と東欧の8ヵ国が、西側のNATO=北大西洋条約機構に対抗して結成した軍事同盟)の名目を掲げて、共産主義諸国の政治的不安定化に対処するために、軍事介入をするのが常であった。冷戦終焉後の世界では、ロシアが、旧ソ連諸国の争乱に軍事的手段も含めて介入するのが常となっている。
 マッキンダー地政学からすれば、冷戦期から冷戦終焉後の時代への転換で生まれた変化は、表層的な問題である。構造的な核心は、「ハートランド」に位置するロシアは、ほぼ運命的に拡張政策をとる、という点である。したがって、マッキンダー理論から見ると、ソ連の崩壊は、ロシアと国境を接する旧ソ連構成地域の恒常的な不安定化を意味する。
地政学から見たNATO東方拡大
 こうした情勢を考慮すると、NATOの東方拡大でロシアがウクライナへの軍事介入にまで追い込まれた、といった見方の信憑性が疑われる理由がわかるだろう。NATO東方拡大は、共産主義政権の崩壊という体制変動を経験した旧ワルシャワ条約機構の東欧諸国からの要請にしたがって、進展したからである。
 当初、アメリカのクリントン政権は、NATO東方拡大に消極的だった。しかしロシアの潜在的な脅威を恐れる東欧諸国を「力の空白(何者かが事象の統制を失い、誰もそれに代わることができない)」状態に置き続けることは、かえって地域の不安定化につながるという見方が政権内部で大勢を占めることになり、第2期クリントン政権の99年から東方拡大が実現し始めた。
 東方拡大を進めるにあたってNATOが採用した政策は、ほとんどマッキンダー理論にしたがったものであった。ロシアを恐れる東欧諸国の懸念に、NATOは、歴史的・地理的裏付けを見出した。そして、東欧諸国をNATOに吸収して「力の空白」から脱出させた。ただしその一方で、ロシアが「近い外国」とみなす旧ソ連を構成していた諸国については、拡大の対象とはしない、という方法をとった。ロシアの「勢力圏」の考え方に配慮したのである。
 今やワルシャワ条約機構を構成していた旧ソ連諸国以外の全ての国が、NATO加盟国となっている。他方、旧ソ連を構成していた地域の独立国が、NATOに加入した例はない。バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)は、もともとソ連に併合されたこと自体が無効だったという理解が公式見解であるだけでなく、ソ連崩壊前に分離独立したという点で、旧ソ連を構成していた地域として位置づけられないと考えることができる。
 不可避的なロシアの拡張政策に脅かされる東欧諸国は、「力の空白」から救い出された。しかしどこかに線引きがなされなければならない。そこでロシアの拡張政策の核心と想定される旧ソ連地域に対してまでは、NATOは拡大していくことをしない、という不文律が生まれた。
 これは、冷戦終焉後の世界に不可避となった政策的修正を施しつつも、マッキンダー理論における「歴史の地理的回転軸」を完全否定することまではしない、という政策的見取り図であったと言える。
「緩衝地帯」ウクライナの終焉
 ただし、マッキンダー理論を意識したからといって、NATOとロシアとの関係が安定したものになるわけではない。むしろマッキンダー理論の意識化とは、「恒常的なせめぎあい」が不可避であることを受け入れる諦念のことでもある。そのせめぎあいの管理の困難から逃れることはできない。
 もともとウクライナを典型例とする「緩衝地帯」に曖昧な位置づけが与えられたのは、それぞれの国の内部に、たとえばロシア語話者が多数存在しているなど、ソ連時代の影響の残滓が色濃くあるからでもあった。ウクライナでは、東部地域と西部地域の政治的対立は、2014年頃まで国内政治の基本的な性格であった。それは、国際政治における「緩衝地帯」としての位置づけとも連動していた。アメリカなどのNATO構成諸国のみならず、ロシアもまた、ウクライナ国内の「親欧派」または「親露派」への支援を欠かさないようにしつつ、ウクライナ国内の複雑な事情を理解していた。
 14年の「マイダン(ウクライナ語で広場の意)革命」で首都キーウにおける国内政治が、「欧州派」優勢で進んでいくようになったとき、まず国内政治の「バランス」が崩れた。首都における政変を見たロシアのプーチン大統領は、クリミアの併合と、東部地域における分離独立運動への支援という形で、明確にウクライナ領土の分割と自国の「勢力圏」の具体的な確保へと動いた。これによって起こったのは、ウクライナの残りの地域における「親欧派」の勢力基盤の確立であった。特に首都キーウの政治情勢は、一気に「親欧派」優位の方向へと動いた。
 この国内政治の動きが、国際政治に連動しないはずはなかった。なぜならロシアの介入による東部地域の紛争の長期化と、国家としてのウクライナの欧米への傾斜は、ほとんど不可分一体だったからだ。ロシアが東部地域を自国の「勢力圏」として固めれば固めるほど、ウクライナは、かつてないほど明確に、NATO及びEUへの加盟を目指すようになった。
 この情勢の帰結は、実態としてのウクライナ東部の分離と、ウクライナ国家の欧州化であった。つまり「緩衝地帯」としてのウクライナの終焉であり、地政学的なせめぎあいの最前線としての混乱であった。
 今回の侵攻に至るまでのプーチン大統領の考えは、詳細には明らかになっていない。しかしプーチン大統領が、「緩衝地帯」としてのウクライナの終焉を好ましく思っておらず、これを阻止しようとしたことは明らかだろう。ウクライナ東部地域を自国の一部として併合したうえで、残りのウクライナ地域を限りなく自国の「勢力圏」に近いものとして残そうとした。
 戦争原因には様々な要素がある。一つの要素が戦争原因の全てだ、という状況はほとんどありえない。そうだとしても、プーチン大統領の思考に、自国に有利な地政学ゲームを遂行する意図があっただろうことは、否定できない。
 そこで本稿では、���シア・ウクライナ戦争を理解する際に求められる、国際政治を構造的に捉える視点を提供する。特に焦点を当てるのは、伝統的な地政学の理論と、ロシア・ウクライナ戦争との関係である。
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quotejungle · 2 months ago
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1897 年の画期的な研究で、心理学者ノーマン・トリプレットは自転車競技者の記録を調べた際に奇妙な点に気づきました。それは、アスリートは単独で走るときよりも、他の選手と競争しているときの方が速く走れるようだ、というものでした。その「仲間」が単なる機械式ペースメーカーであっても同じことが言えます。 偶然?競争?勝つためのプレッシャー? トリプレットは考えました。それはレースそのものではなく、外部の存在によるものかもしれない、と。 そこで彼は、シンプルながらも革新的な実験でこのアイデアを研究室に持ち込みました。子供たちに釣り用のリールを巻いてもらいました。中には一人で巻く子もいれば、直接競争はせずに他の子と並んで巻く子もいました。 結果? 他の人の前で課題を行った子どもたちは、より早く課題を終えました。 トリプレットはこの現象を「社会的促進」と呼びました。これは、他者の存在そのものがパフォーマンスに影響を与えるという考えに基づいています。これは人間に限ったことではありません。後に、アリの穴掘り(チェン、1937年)やニワトリの食事(トールマン、1964年)にも同様のパターンが観察されました。これは人間に特有の特性ではありません。
プレゼンス効果:誰かの存在がパフォーマンスを劇的に変える理由 | メンタルガーデン | 心を変えれば人生も変わる | 2025年5月 | Medium
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ryotarox · 1 year ago
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「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く | CINRA
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ナチスは得てしてドイツ人ではない「第三者」によって描かれがちだが、ではドイツ人の内的言語でナチズムや親衛隊を語るとどうなるのか。邦訳が存在する作品では、『関心領域』巻末の参考文献でも挙げられているドイツ人ジャーナリスト、ハインツ・ヘーネの著『髑髏の結社 SSの歴史』がその好例といえる。 また、世の中にはなぜか他国人なのに第三帝国期のドイツ人を自然に再現できてしまう異能の人もいて、映画『ブレードランナー』の原作者として知られるアメリカのSF作家、フィリップ・K・ディックがそうである。近年、リドリー・スコットの手によりAmazon Prime Videoオリジナルとして映像化された、「第三帝国が勝利した世界」が舞台の長篇小説『高い城の男』に登場するドイツ人たちは、なぜか中身もスペック以上にリアルなドイツ人だったりする。 そのなかで、日本の勢力圏に密使として派遣される国防軍情報部のドイツ人将校の「ナチズムとは要するに何なのか」を突き詰める独白が白眉なのだが、『関心領域』にも極めて似た感触の場面があった。詳細を記事末尾に表示する。
両者は、おそらく同じであって同じでない。ただ、同じものを見ながら書かれた文章だ、とはいえる。 どこが違うかといえば、おそらく『関心領域』はギリギリ正気の河岸に立っており、『高い城の男』は一歩踏み越えた場所に立っている、ということかもしれない。 それが最終的に何を意味するか、うかつなことはいえないが、英国の高級文学の精華とアメリカの通俗作家(というのが1962年時点でのディックの評価だった)の文章が、観念的にがっぷり心技体、いろんな面で互角に見えるという状況は極めて興味深い。 そう、そういう知的考察の伸びしろという意味でも『関心領域』という言霊の含みはなかなか豊かだといえる。
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関心領域 | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
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ヒトラーを支持したドイツ国民【新装版】 | みすず書房
筑摩書房 増補 普通の人びと ─ホロコーストと第101警察予備大隊 / クリストファー・R・ブラウニング 著, 谷 喬夫 著
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copyoffice · 8 months ago
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「68個のお節介な助言」 著者 ケヴィン・ケリー Kevin Kelly 訳  堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "68 Bits of Unsolicited Advice" の日本語訳である。 68個のお節介な助言 今日は私の68歳の誕生日である。ロッキングチェアに座りながら、若者に助言したい気分になっている。私からの誕生日プレゼントとして、諸君に68個の短いお節介な助言を進呈する。 (訳注:この文章は2020年4月28日に発表された。フェイスブックでのケヴィン・ケリーの記述によれば、実際の誕生日は4月30日である。) ・意見の異なる人から、さらに言えば気に入らない人からも、何か学ぶことがあるはずだ。彼らが信じていることの中に真実があるかどうか確かめてみなさい。 ・熱心に取り組めば、知能指数が25ほど上昇する。 ・常に締切期日を決めておきなさい。締切があることによって、的外れなもの、ありきたりなものが排除される。締切があるので、完璧を目指さなくてもよい。そのかわりに、他と異なるものを作るべきだ。相違は望ましいものである。 ・ばかばかしいと思われる質問をためらってはいけない。そのような場合の99%は、他のみんなが同じ疑問を感じているが、恥ずかしがって質問しない状況である。 ・人の話を上手に聞くことができるというのは、重要な能力である。大切な人の話を聞くときは、それ以上話すことがなくなるまで「もっと聞かせて」と言い続けなさい。 ・価値のある年間目標は、1年前の自分が信じられないくらい無知だったと思えるほど、あるテーマについて学ぶことである。 ・感謝は、他のすべての美徳を引き出すものであり、その気になれば上達できるものである。 ・人に食事をおごることは、必ず良い結果につながり、容易に実行できる。昔からの友人に効果があるし、新しい友人を作るためのすばらしい方法でもある。 ・万能接着剤を信用してはならない。 ・いつも子供に読み聞かせすれば、親子の絆を深めるとともに、子供の想像力を高めることができる。 ・クレジットカードを信用払いのために使ってはならない。信用払い、すなわち借金をしても良いのは、住宅のように交換価値の増加する可能性がきわめて高い物を入手するための借金だけである。大部分の物の交換価値は、それを購入した瞬間に減少または消滅する。借金して損をすることがないように。 ・プロフェッショナルとは、失敗から穏便に回復する方法を知っているアマチュアにすぎない。 ・普通ではない主張を信じてもらうためには、普通ではない証拠が必要である。 ・グループの中で最も賢い人になってはいけない。自分よりも賢い人たちと付き合って、彼らから学ぶべきである。さらに望ましいのは、自分と意見が異なる賢い人を見つけることである。 ・会話における「3回」の法則。本当の理由を知るためには、ある人が言ったことについて、より詳しく説明してもらいなさい。もう一度、そしてさらにもう一度。3回目の答えが真実に近いものである。 ・一番になるな。唯一になれ。 ・みんな遠慮しているのだ。他の人は、あなたが自己紹介するのを待っている。他の人は、あなたが電子メールを送るのを待っている。他の人は、あなたがデートに誘ってくれるのを待っている。思い切ってやってみなさい。 ・誰かに断られたとき、自分自身が否定されたと思ってはならない。その人もあなたと同じ状況だと思えば良い。忙しい、先約がある、気が進まない。後でもう一度頼んでみなさい。2回目の依頼で成功することが非常に多い。 ・習慣の目的は、自己交渉という行為を省略することである。実行するかどうか決めるのにエネルギーを使う必要がなくなる。ただ実行するだけだ。良い習慣は、真実を述べることから歯磨きまで広い範囲にわたっている。 ・迅速さは、敬意の表れである。 ・若いうちに、少なくとも6か月から1年くらいの間、できるだけ貧乏な暮らしをしてみなさい。所持品をできるだけ少なくして、小さな部屋またはテントで豆と米だけを食べて、「最悪」の生活がどんなものかを体験するのだ。そうすれば、将来、リスクを冒す必要が生じたときに、最悪のシナリオを恐れなくてもすむだろう。 ・本当の話、「彼ら」というものは存在しない。 ・あなたが他人に関心を持てば持つほど、彼らはあなたに関心を持つようになる。関心を持たれる人になるには、関心を持ちなさい。 ・できるだけ気前よく振る舞いなさい。死ぬ間際になって与え過ぎの人生だったと後悔する人はいない。 ・良いことをするためには、ただそれを実行すればよい。立派なことをするためには、それを何度も何度も何度も実行すればよい。すばらしいことをする秘訣は、やり直すことである。 ・黄金律を守れば必ず役に立つ。それは、他のすべての美徳の基盤である。 (訳注:黄金律とは「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」という行動規範を指す。) ・家の中で探し物をして首尾よく見つかった場合には、それを使い終わった後、見つかった場所に戻してはならない。最初に探した場所に戻すべきである。 ・貯金および投資は、いずれも良い習慣である。あまり深く考えずに少額のお金を長年にわたって定期的に投資するのも、蓄財の一つの方法である。 ・誤りを犯すのは人間の行為である。誤りを認めるのは神の行為である。自分の犯した過ちを迅速に認めて責任を取り、適切に是正することができれば、これほど人の価値を高めるものはない。失敗したときは、素直に認めなさい。この責任感は、きわめて効果的なものである。 ・アジアでの地上戦に関わってはならない。 (訳注:「自分の能力以上のことに手を出すな」という意味。朝鮮戦争やベトナム戦争での米国の経験を踏まえた言葉として昔から使われている。) ・顧客に尽くすことに注力しても良いし、競争相手に勝つことに注力しても良い。いずれも有効だが、どちらかと言えば、顧客に尽くすほうが効果は高いだろう。 ・目立ちなさい。いつも目立つようにしなさい。ある成功者の言葉によれば、成功の99%は目立つことである。 ・創作過程と改良とを区別しなさい。執筆と編集、彫刻と研磨、製造と分析を同時にはできない。もし同時にしようとすると、編集者が創作者の手を止めてしまう。発明しながら選択してはならない。スケッチしながら修正してはならない。草稿を書きながら考察してはならない。着手する前に、創作者の意識は判断から解放されている必要がある。 ・失敗がときどき起こらないのであれば、順調に進んでいるのだ。 ・おそらく最も直感に反する宇宙の真理は、他人に多く与えれば与えるほど得られるものが多くなる、ということである。これを理解することが、知恵の第一歩である。 ・友人は、お金よりも良いものである。お金があればほとんど何でもできるが、友人がいれば可能性はさらに広がる。自分で船を所有するよりも、船を持っている友人がいるほうがいろいろな点で望ましい。 ・正直な人をだますのは難しい。これは真理である。 ・物が見つからない場合、最後にそれを見た場所から手の届く範囲内に存在している割合は95%である。その半径の中で可能性のある場所を探せば見つかる。 ・あなたの評価は、あなたが何をしたかによって決まる。何を言ったか、何を信じているか、誰に投票したかではなくて、何に時間を使ったかである。 ・旅先で、ケーブル、アダプター、充電器をなくした、あるいは持って来るのを忘れた場合、宿泊しているホテルに尋ねてみるとよい。今どきのたいていのホテルには、誰かが置き忘れたケーブル、アダプター、充電器が多数保管してあって、おそらくその中に適合するものがあるだろう。借りた後、それをもらえる場合も多い。 ・憎悪は、憎まれている人に影響を及ぼさない災いである。憎む側の人だけに害を与える。怨恨は毒のようなものだと思って捨て去りなさい。 ・向上には限度がない。才能は公平には与えられていないが、ものごとを始めるレベルは、いくらでも高くすることができる。 ・何か大きなプロジェクト(住宅、映画、イベント、アプリなど)が90%完成したと思ったとき、残りのこまごまとした無数の項目を片付けるために、また90%の時間がかかる。覚悟しておきなさい。 ・人が死ぬときには、自分の評判以外のものは絶対に何も持っていくことができない。 ・年を取る前に、できるだけ多くの葬式に参列して、まわりの人の話に耳を傾けなさい。誰も故人の業績を話題にしていない。人々が覚えているのは、故人が活動していたときの人柄だけである。 ・何か実体のある物を買うためにお金を払うときは、その物の寿命が尽きるまで、修理、保守、廃棄にお金がかかることを覚えておきなさい。 ・現実のものごとは、ひょっとしたらありうるかも、という想像上の仮説から始まっている。したがって、想像力は、この世界で最も重視される能力であり、努力すれば上達できる能力である。それは、他の人たちの常識を無視することが利点となる唯一の能力である。 ・危機や災害が起こったら、それを無駄にしてはいけない。問題のないところに進歩はない。 ・バケーションの旅行では、都市を避けて、行程の中で最も遠い目的地へ最初に行きなさい。遠隔地で異質性による衝撃を最大限に感じておけば、その後、復路の行程では、都市の見慣れた快適性をありがたく受け入れられるだろう。 ・将来何かをしてほしいという要請を受けたら、自問自答してみなさい。その日程が明日である場合、それを引き受けるか。この選別テストに合格する行動予定は、そんなに多くないだろう。 ・本人に直接言いにくいことを、他の誰かに電子メールで言ってはならない。なぜならば、いつかきっと本人がそれを読むことになるからである。 ・あなたがどうしても職に就きたいと思っている場合、雇用主から見れば、あなたは数ある問題の一つにすぎない。その雇用主の抱えている多くの問題をあなたが解決できるならば、職を得られる。職を得るためには、雇用主の立場で考えなさい。 ・芸術は、あなたが見逃しているところに存在する。 ・物を手に入れて深い満足感が得られることはめったにない。しかし、何かを経験することによって深い満足感が得られる場合はある。 ・調査における「7段階」の法則。七つの段階を進んでいくと、目的のものを見つけることができる。最初に尋ねた人が知らなければ、次は誰に尋ねればよいかを教えてもらう。これを繰り返す。7番目の人まで尋ねていけば、ほとんどの場合、答えを見つけることができる。 ・謝罪の方法。迅速に、具体的に、心を込めて。 ・電話での勧誘や提案に応じてはならない。急を要するというのは口実である。 ・誰かがあなたに対して意地悪な、無礼な、悪意ある、または、ひきょうな態度をとるならば、その人は病気だと思いなさい。そうすれば、共感しやすくなって対立を緩和できるかもしれない。 ・ガラクタを排除すれば、本当の宝物のための余地が生まれる。 ・有名になろうとは思わないほうがよい。誰か有名な人の伝記を読んでみなさい。 ・経験が過大評価されている。人を雇用するときは、適性のある人を採用して技能を教えるようにしなさい。最もすばらしい、あるいは立派な結果を出すのは、その仕事を初めてする人である。 ・休暇+災難=冒険。 ・道具の購入方法。最初は、できるだけ安い道具を探して買いなさい。頻繁に使うものは、良い物に買い換えなさい。ある道具を仕事で使わなくなったら、財力が許す範囲で最も良いものを買いなさい。 ・さりげなく20分の仮眠をとる方法を身に付けなさい。 ・何に情熱をもって取り組むべきかわからなくて行き詰まったときは、至福を感じることを目安にすればよい。多くの若者に役立つ教訓は「何でも良いから、何かに熟達しなさい」ということだ。あることを習得すれば、その延長線上でもっと喜びを感じる方向へ進むことができて、最終的には自分が至福を感じるものがどこにあるかを発見できるようになる。 ・100年後には、今の私が正しいと思っていることの大部分が間違いであると証明されるはずだ。もしかしたら、あきれるほど間違っているのかもしれない。そこで私は、今考えていることの中で何が間違いであるかを見つけようと努力している。 ・長い目で見れば、世界の将来は楽観主義者が決める。楽観的になるために、私たちが抱えている多くの問題を無視する必要はない。人間の能力が向上して問題を解決できると想像すれば良いのだ。 ・全世界は、あなたの背後であなたが成功するように画策している。このプロノイア(支援妄想)を信じれば、行動しやすくなる。
「68個のお節介な助言」: 七左衛門のメモ帳
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kennak · 6 months ago
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警察と裁判官だけは、会計係が勝手にしたことになってるが普通の人でそんなことを信じるやつはおるまい。普通に考えれば指示があったに決まってる。
[B! 東京] 都議会自民、中抜き指示/不記載事件 共産党都議団が文書入手
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blr-blue · 1 month ago
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 他人に大事にされるためには他人を大事にしないといけない、と思って他人に尽くそうとしてきた時期があった。高校生〜大学2年くらいの時期。
 簡単なところで言うと誕生日プレゼントの贈り合いの文化などがそれにあたる。自分の誕生日に誰からも祝われないということに耐えられないから、むやみやたらに誕生日プレゼントを友達にあげていた時期があった。だが自分のときにそれが返ってきたことなんてほとんどなくて、そのたびにわたしは「また人間関係失敗したのかも」と思った。そもそもプレゼントって気持ちの問題だから、返ってこなくても良いと思える相手に渡すのがお互いに気持ちよいものだと思う。今だったらそうであると理解できるけれど、当時は幼かった。自分が祝われたいから、という欲のために他人に尽くしていた。ある日突然そんな自分がキモくてキモくて仕方なくなって、それからLINEの誕生日設定を非公開にしたし、誕生日アピールなどは一切やめた。だれもわたしの誕生日なんて知らなくていいです。風船も飛ぶな(べつに今誕生日だからこの投稿をしてるというわけでもない)。
 似たようなことって今もあって、たとえばSNSでいいねをされたいから自分も他人の投稿にいいねをする、みたいなことをわたしは多分無意識でやってしまっていると思う。そしてそんな自分を顧みて、ふつうに最悪な気持ちになる。そしてどんなにハートが返ってこない相手にもわたしは一方的にハートを送り続けてしまう。わたしって一体なにがしたいんだろな。昔から変わってない。
 好きなひとに好きと伝えるのも、どこかで自分が好きだと言われたいからなんだろうなと考える。
 わたしって可愛い女だから恋人には毎日呼吸みたいにすきすき言うタイプなんだけど、それって結局じぶんがすきって言われたいからなんだろうなと思う。恋人同士という閉鎖的な付き合いだからわたしの「すき」はカノジョの可愛い発言で許されているし彼からも好意は返ってくるけど、これを女友達やらSNSの友人とやらにやったらキモいんだろうな〜とか考える。それでもそれをやめられないのはどこか自分が愛されたいからなんだろうなって思う。
 愛した分だけ愛されたい。そんなことを考えるから、いつも同性の友人との付き合いに難しさを感じる。なぜかというと、女友達から返ってくる友愛とか絆のようなものって一体何で確かめたらいいのかわからないからだ。こっちが向こうのことを好きだな、と思っていても向こうはそうじゃない、みたいなことが人生においてそれなりにあった。よくコミュ強が言う「ある程度相手と会話を盛り上げることはできるしそれが普通なんだけど、相手がそれに慣れてないと自分のことを会話の波長が合う人だと思っちゃって好意を向けられるのがキツい、こっちは気を遣ってるから疲れとるんや」みたいなやつ。ここでいう勘違い女はわたしのことです。しんどい。そこまでしなくていいよ。ふつうにつまんなかったらつまんなそうな顔して。早めに切り上げて反省会するし。まあ、わたしが悪いんだけど、そういうことが往々にして起こるから自分が相手に向けた好意ってあんまり返ってこないことが多い。だからいつも女友達との関係ってうまくいかなくて、だったら誰のことも好きにならない方が楽だなとか思ってしまう。どんなに頑張って会話をしようとしてもわたしの話ってつまんないしじょうずに質問もできないし、それで自己嫌悪に陥ってますますなにも話せなくなるし、だから相手もつまんないし、の繰り返し。だったら誰のことも好きにならない方が楽だ。だって自分がどんなに相手を好きになっても、相手からはなにも返ってこないんだもん。(この考え方が偏ってるのは自覚してるけど)
 それに比べて男との付き合いは楽に思えた。こっちの好意にはそれなりの優しさできちんと返ってくる。そこに性的な意味が含まれていても優しければ良い。つまり、自分のことを好きかどうかわからない女友達より、性欲が後ろ側に隠れていてもきちんと自分に気遣ってくれる仕草を見せる男のほうがわかりやすくていい、ということだった。だからそれに甘えて男に逃げて、結局女友達との正しい距離感も会話パターンも知らないまま大人になってこんなバケモノが生まれてる。キモ死ぬ。
 きほん他人に対する好意のベクトルが太すぎるからいつだって勝手に相手のことを好きになって、勝手に裏切られた気になるのがわるい。それじゃあ精神が不健康だから結局男に逃げて、恋人にすきすき言って同じ熱量の好意が返ってくることを確かめて安心してる。ひとりを深く愛す分だけ同じだけ愛されたくて、それを満たすには恋人が必要だからずっと恋人を途切れさせていないのだと思う。誕生日、クリスマス、バレンタイン、何でもない日ですらも、とにかくわたしは相手にプレゼントを贈ることがすきで、それをしても引かれないのが彼氏だからわたしはずっと恋人をつくってそれに依存してる。わたしは恋人がいなくても生活できる人がうらやましい(嫌味とかではなく)。わたし最低だから、仮に今の彼氏が死んだらすぐに別の彼氏を作ると思う。きっとわたしの頭は大事な何かが壊れてる。
 わたしはメンヘラだと思う。
 だけどメンヘラを相手に見せても、それと同じかそれ以上に愛してくれる男を見つけるのがうまいから何とかなってる。元彼たちは別れ際になるといつも「おまえは顔だけで性格はまじで最悪」と言ってくる。みんな目が覚めるのだ。おまえら振られたからってちょうしのんなしね、と思う。次の男に乗り換えて、元彼に酷いこといわれた〜、と言うと新しい彼氏は慰めて優しくしてくれる。毎回毎回クソ茶番だ。ちなみにわたしはメンヘラを自称してるけどリスカ痕なんか一本もない。だって痛いのやだし。社会的なメンヘラ。
 新しい彼氏ができると最初の一年は性行為の頻度が増える。このひとはほんとうにわたしを愛しているのだろうか、という不安が常につきまとうから、性行為の前後の態度が期待通りであることを確認して安心したいだけだった。
 わたしの小説を読んでいる人のほとんどが察しているかもしれないが、わたしは行為中の首絞めがすきだ。殺したくない、だけど喜ばせたい、そのためには苦しませたい、でも死なせたくない、みたいな葛藤の中で手に力を込めてわたしを殺そうとする男がすきだ。わたしの脳みその中では、愛と性行為と生死が比較的近い場所にある。本気で好きなら殺すつもりで絞めてほしい。「好きならわたしの言うこと聞けるでしょ、もっと強く絞めて」と言ったときに見える相手の困惑した表情にうっとりしながら、自分の中にある倒錯の芽を感じて、そのときだけは死ぬのも悪くないと思える。
 てかこの文章キモ、そろそろやめないとまたお蔵入りになる。やめやめやめ、ぜんぶ忘れて〜!!(投稿はする)
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m12gatsu · 2 years ago
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一瞬よりはいくらか長く
彼女から連絡があって、仕事を早退して急いで家に帰った。彼女はコートも脱がないで、ソファにうなだれて泣いていた。
生理の要領で、いずれ自然に出てくるだろうと、かかりつけ医は声を落として申し訳なさそうに話した。出てきたらどうするのか、トイレに流すのか、サニタリーボックスに押し込んで、燃えるゴミの日に出すのか。残酷すぎる、と叫びそうだった。エンター・ザ・ボイドのあのシーンで観た、確かに未熟な人間の形をした小さな塊……そういうことを、怒りにも似た気持ちで考えた。
それで、手術をすることにして、かかりつけには設備がないので、紹介状を書いてもらった。帰省の都合も考えて、年内で対応してくれる病院を探して電話で色々問い合わせた。自動音声で、「ご本人がお問い合わせください」と最初にアナウンスする病院もあった。当然といえば当然だけど、彼女に電話させたくなかった。状態を説明する時に、お腹の中に"いる"と告げてから、"ある"というべきか、と思って自嘲した。ほとんど断られて、ようやく一軒見つかった。クリスマスに前後して、術前の診察に立ち会った。待合にはお腹を抱えた妊婦もたくさんいて、少しつらかった。彼女もつらかろうと思った。図らずもセカンドオピニオンとなった診断は、果たしてかかりつけの見立てと変わらなかった。稽留流産。受精卵になる時に何らかの異常が起きて、胎児は自然に淘汰されてしまった。そういうことを改めて詳しく説明された。主治医の言葉は真っ直ぐだった。簡単にいえば、彼女も、俺も、誰も悪くない。そうわかって、少し救われた気がした。
実家の母に電話で事の次第を報告した時に、医師の性別を訊かれたので男性だと答えると、男にわかるものか、という主旨のことをいって、母は嘆息した。母にも同じ経験がある。俺は、男性差別だよ、とつとめて静かにいった。でも、確かにそうなのだとも思う。わかるはずがない。亡くなった我が子を胎の中に抱えて、なおしくしくと痛むその身体的な、肉体的な、物理的な、痛みを、俺は想像こそすれ、到底わからない。でもまた一方で、たとえば川上未映子が『ヘヴン』という小説で、射精の感覚を男性の一人称で語っていたことを思い出す。想像力を伴う、誠実で真っ直ぐな言葉。
忘年会の予定を断って、なるべく彼女と一緒に過ごしている。油断すると涙が出てくる。夜、床に就いて電気を消すのが怖い。沈黙が怖い。思いついたことを片っ端から口にしてみる。深甚な悲しみの底で横になっている時間もあれば、M-1を観てお腹を抱えて笑いもする。ユーモアってつくづく偉大。やたらにギターを触ったりもする。錆びれていた1弦がとうとう切れた。買いに行く。Switchのコントローラーがいかれた(触れてもいないのにキャラクターが勝手に動き回る!)から、これも買いに行く。大掃除もする。妊娠がわかってからは、彼女の禁酒に付き合ってほとんど控えていた日課の晩酌も再開した。乱高下する2人の情緒から、一歩退いたところで冷静な自分もいる。黙って彼女の背中を摩っている自分がいる。何度でも書くけれど、だから俺にはナラティヴが必要。レトリックが必要。アナロジーが必要。韻律が必要。詩歌が必要だと思う。起こってしまった出来事と、俺の思っていることを整理したい。いつかまた、立ち上がって、差し向かって、話がしたい。
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blue-aotan · 8 days ago
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ハロー(´ー∀ー`)2025.7.27
予言の月ですね。7/5は何もなかったけど8月にズレた、、とか7月後半…とか色んな話も聞きますが警戒心は緩めずにいたいですね
( ー̀дー́ )
私は先日、アリアちゃんの2回目ワクチンへと行ってきました。お迎えしてからキャリーバッグは常に出しっぱなしにして、いつでも入れるような状態にしておいて慣れてもらうようにしておりました。
先代のアリスちゃんがキャリーを見ただけで逃げ回って大変だったので、その経験から学びました笑
その甲斐あってすんなり入ってくれたものの、道中は鳴き叫びこの猛暑もあってハアハアと口呼吸をして(緊張と相まったのもあるかと思いますが)めちゃくちゃ心配でした。
(あーーー😩こんなに暑いのにどれくらい待つかもわからないのに水も持ってきてないわ、保冷剤の準備や冷んやりパネルなども持ってこなかったわで飼い主失格!!!とがっくしきました)
何かできる事はないかと考え、YouTubeで「猫が落ち着くBGM」を検索してかけたら本当に落ち着いて寝てくれたのでめちゃくちゃ助かりました😭
(アリスの最期の時もかけてあげればよかったな…と心底思いました。そのような考えに至れず悔しいです
動物病院さん、朝8:30に受付して診察が14:30…めちゃくちゃ多い😭
しかもどれくらいの人が待ってるとかネットで見れるけどいつ家を出発すればいいのか予想しづらいというか私の予測が下手すぎる←
スーパーでも並んだレジはいつも遅いタイプ😭前の人がクレジット支払いしたり入会したり何か取りに行ったりとか大体はずれの列を選ぶ運命←
そんなこんなすったもんだで(?)ワクチンの副反応などもなく無事に2回目は終了。次は8月に3回目ワクチンがあります。次も無事に終わりますように🙏
でもそれが終わったらその後は避妊手術をしないといけない時期になってくると思います。心配が絶えません。
アリアちゃんは毎日元気いっぱい(すぎるくらい)で、暴れ回っております。
毎朝5時くらいにベッドの上に来て私の脇をほりほりチュパチュパしておっぱいを探すような仕草をするのが日課になっています
(寝させておくれ
アリスが全くくっついて寝る事がなかった猫ちゃんだったので、ベッドの上に来てくれるだけで嬉しいです😌くっついて寝たりとかはないですけどね笑
抱っこも爪切りも全部嫌いなのは同じですし…お尻の汚れを取ろうとすると暴れ狂うので結構大変です←
日々少しの範囲でバリカンしたり毎日少しずつ爪切りしたりして頑張っています😂何事も継続する事が大事ですね🙂‍↕️
抱っこは嫌いですが、私の行く所へいつもついてくるので結構寂しがりタイプなのかな…と感じています。寂しがりならば多頭飼いというのもアリなのかもしれないな…と夢の多頭飼いへ思いを馳せてみたりしています😂
前回のブログから映画を色々と観ましたが私の感想の鮮度が落ちてしまっているため一言くらいで感想を述べたいと思います。
「スマイル」
私好みのホラーでした!めちゃくちゃ面白かった。ゾッとしたし、それが何者なのかもわからなかったけど悪魔や呪い、死神…どれにも当てはまるようなそしてそれは連鎖していくっていうのが怖いよね。その連鎖から抜け出せる裏技も一応あるのはあるんだけども、殺人鬼になるしかないという究極の選択すぎて絶望でしたね。
私的には主人公の元彼だけが唯一言うことを信じてくれて主人公を助けようと協力してくれた部分が本当にかっこよかった😭別れてもそんなに大事にしてくれる人を何で捨てたんや←
今彼全然薄情すぎて草←
だけどその元彼の思いも虚しくスマイルモンスター(勝手に命名)に呑まれてしまった主人公であった…
スマイル2が早く観たい!元彼は出演するのか生き残れるのか!?
「はたらく細胞」
何も考えずにサクッと観れて面白かった。松本若菜ちゃんが可愛かった。不倫スキャンダルさえなければもっと楽しめた作品だったかもね。
「新幹線大爆破」
これは車掌さん、司令長さんのプロフェッショナルに敬礼!!!🫡
って感じでとっても面白かったです。
次々に起こる問題をどう解決するのか、ってのもよかったし、窮地に人と人が助け合えるって本当にいい事だよね。
「ザウォッチャーズ」
予告詐欺…とまではいかないかもしれないけどそれに近かったかもしれません。
森・妖精・監視
ってテーマで、結局この出来事によって救われたのは主人公だけだったよね。
「デリヴァランス悪霊の家」
タイトル通り家に取り憑いた悪霊のせいで家族がバラバラになりかけるみたいなホラー。
終盤で家族を助けてくれようと牧師が現れるけどサクッと殺されて、最終的に母親が独自に悪魔祓いするみたいなよくわからん展開でした。
同居のお母さんが殺されちゃった事が悲しかったけど、通院する病院で若い男ゲットしてイケイケなのはどゆこと?なりましたけども←
お母さんのキャラが濃すぎて顔がまじテリファーだった(褒め言葉です
私はお母さんのキャラが1番好きです
「ザリチュアルいけにえの儀式」
これはホラー版もののけ姫です。
これも森・古代の神・トラウマ
ってテーマで、入ってはいけない森に入ってしまってシシ神様に追われる…みたいな話なんですが、根底には目の前で友人を殺された主人公のトラウマがあるんだけど私としてはそのトラウマとシシ神問題がうまく交差していないなって感じたホラーでした。
いけにえもシシ神様が人を食べるならまだわかるけどただの殺戮なだけな気がしたし、いけにえを捧げれば永遠の命を得られるっていうメリットもあまり感じなかった。
(永遠の命を得られた人達はみんなミイラだった)
「サムワンインサイド」
イケイケティーンホラーって感じ。大麻にまみれた若気の至り的な。
スクリームみたいな殺人鬼ホラーなんだけど、犯人の動機が弱すぎるというか正直しょーもない←
ってな感じで感想おしまい。
最後に十何年ぶりかに鍾乳洞へ行って大冒険をしてきました。
鍾乳洞入り口までにかなりの階段を下り、鍾乳洞の中もかなりハードな道程でめちゃくちゃ狭い岩の間を通ったりかがんで進んだり途中膝近くまで浸水したエリアをずっと行ったり(水が氷水かってくらい冷たい)900m地点で折り返してそのハードなルートをまた引き返さなくちゃいけないっていう夏にはもってこいの(?)大冒険でした。
鍾乳洞をクリアしてもまた長い階段を今度は登っていかないといけなくて、まじで地獄←
久々に体力を使い果たしました。
その後にアスレチックとかキャンプ場とかドッグランがあるエリアに移動して、大自然を満喫してきました!
空が綺麗でめちゃくちゃ癒されました
(HP0になるくらい疲れたけど
Tumblr media
次の日は疲労と筋肉痛で動けませんでした…笑
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redux-pain · 3 months ago
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chapter 13: End of day
星野クニオは覚えているな。
残念な知らせと良い知らせの 二つがある。まずは残念な知らせだ。
Do you remember Kunio Hoshino?
I have some bad news and some good news.
[LIU YEE:] Do you remember Hoshino Kunio?
I have good news and bad news. I'll start with the bad.
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昨日、Y市の臨海公園に大和が、 出向くように仕向けたんだが、
残念ながら大和は来なかった。
First the bad. I set it up that Yamato would come to
the seaside park, but he didn’t show up.
[LIU YEE:] Yamato had arranged to meet him yesterday in the seaside park in Y City...
...but Yamato never showed up.
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こちらの動きがもれていることは ないだろう、とすれば……。
大和は手の離せない状態か、 もしくは星野が信用されていないか。
I don’t think anyone leaked information to him but...
I think Yamato is too busy, or he doesn’t believe Kunio.
[LIU YEE:] There's no way our plans could have leaked, which means...
...either Yamato's busy with something, or he doesn't trust Hoshino.
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そのどちらかだろう。
そこで新たな手を打った。 ピークスからの情報を伝える。
Either reason.
So we tried something else. Picus gave us info.
[LIU YEE:] It could be either one.
So they're trying a new method. Here's some information from Picus.
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星野の記憶を調べた結果、 ある計画が浮かび上がったらしい。
この街の武力占拠だよ。
We checked Kunio’s mind and got the plan.
He will try to occupy the town with military forces!
[LIU YEE:] When they checked Hoshino's memories, there was a certain plan that stood out.
An armed occupation of the city.
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警察と放送局を占拠して、 この街で革命を起こしたいようだ。
前時代的な考えの計画だが、 これほど大きな破壊活動だ。
They have taken over everything and want to
have a revolution. It’s an old way of thinking.
[LIU YEE:] Occupying the police station and the broadcasting station in order to start a revolution in the city.
That kind of overblown sabotage is the product of outdated thinking.
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必ずやその心にサイレントが 巣食っていると考えて間違いない。
お前がこの街に残るかどうかは、 確か深層検査待ちだったな。
だがもしお前が、ここに残るなら、 準備を整えておくことだ。
This is a very big project so there may be a Silent.
Are you waiting for the results? Will you stay?
If you stay here, we have to prepare.
[LIU YEE:] There's sure to be Silent lodged in [Yamato's] mind.
I'm sure you were waiting for the in-depth results to see if you're going to stay in this city.
But if you do stay here, you'd better prepare yourself.
[NOTE:
Tumblr media
I don't know if it's changes to how highlighted text is handled on Tumblr or in my OS, but sometimes I really feel for the people who translated this game, because there's so much nonsense that can go wrong when you're trying to make quick changes a single line....]
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喋るな、リュウ・イー!
なぜ君、その情報を知っているの?
Shut up Liu Yee!
What do you know?
[PHONE RINGS; NATSUKI over phone:]
Shut up, Liu Yee!
How do you even know about that?
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それに勝手な指示は出さないで 欲しいんだけど。
指示系統完全無視���そんなこと 許されると思っているの?
And don’t order Atsuki without permission!
Do you think we’re ok with that?
[NATSUKI:] Oh, and I'd rather you didn't [give Atsuki] unauthorized instructions.
Do you think it's okay to just bypass the chain of command?
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知るか……。
ふん、馬鹿馬鹿しい。
I don’t care.
It’s stupid.
[LIU YEE:] So what?
Hmph. What a load of nonsense.
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それなら逆に聞くが、 フォートから指示がなければ、
俺たちは考えなくてもいいし、 動かなくてもいいのか?
So does that mean we don’t have to do anything?
If Fort won’t give us orders?
[LIU YEE:] So let me turn that around: does that mean that unless we have explicit directions from FORT...
....we're not supposed to think or take action?
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そもそも現場における決定と行動は、 認められているはずだ。
うう~、こいつ……。
We can decide how to act at a crime scene!
You are...
[LIU YEE:] You need to have more respect for decisions and actions being made on the ground.
[NATSUKI:] Ooh... you jerk...
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怒るのは勝手だが、 俺は用があるんでな、それじゃ。
ま、まちなさいよーー!
It’s nice you talk to me but I have to go. Bye.
Wait!
[LIU YEE:] You're free to tell me off, but I have things to do. Bye.
[LIU YEE fades away really slowly]
[NATSUKI:] Hey! Wait!
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うう~、ムカツク……。 帰って来たら絶対イジめてやる!
せっかく検査から戻って来て、 アツキに会えたのに……。
Uhh He’s annoying. I will complain later.
I was happy because I finally could tell him.
[NATSUKI:] Ugh, he ticks me off...! I'm gonna bully him real bad when he gets back.
I was finally back with you after those tests...
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あんな奴に邪魔されて、 気分は、ほんと台無し。
アツキも、あんな奴の言うこと な~んにも聞いちゃだめよ。
But he bothered me and destroyed my happiness.
Atsuki, don’t listen to  what he says.
[NATSUKI:] And he goes and ruins the mood.
Don't you listen to a word he says, Atsuki.
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そもそも、あいつが私のことを 『能力が信用できない』って言うから、
面倒くさい検査を幾つも、 受けなきゃならなかったんだから。
First of all he said he couldn’t trust me.
That’s why we got so many tests.
[NATSUKI:] He's the one who said my power "can't be trusted."
And so I had to go through a bunch of boring tests.
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まっ、いいや!
あいつがウソつきってことは、 それでわかったんだから。
Anyway!
We found out he’s a  liar!
[NATSUKI:] Oh well, whatever!
Thanks to that, we know he's a liar.
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ひっさしぶり~、アツキ元気!?
これからまたナツキちゃんが、 ビューイングしちゃうからね!
Hello Atsuki? What’s up?
I will do viewing again.
[NATSUKI:] It's been a while, Atsuki! How are you doing?!
Natsuki-chan is back with you, Viewing once more!
[NOTE: Here the translator probably thought this was a new conversation taking place at Touhou-dou; it's really impossible to tell sometimes with these files.]
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なんて言ったって、史上初の 検査オールクリア少女なんだから。
検査した学者たちみんな、 信じられないって顔していたよ。
I cleared all the tests. First time! For Picus.
The doctors were surprised.
[NATSUKI:] I mean, I'm just the first girl in history to pass every one of those tests.
Those scientists looked like they could barely believe it.
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そりゃそうよね~、 ナツキちゃんなんだものね。
それじゃ、何かあったら またお知らせしま~す。
But it’s not so big a deal.
I’ll let you know when I find something.
[NATSUKI:] Yep, that's just me! No big deal.
Well, bye. I'll let you know if anything happens.
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[INSIDE:]
星野クニオのことは、 リュウ・イーから聞いているのよね。
彼の記憶から三日後の暴動計画を 突き止めることができたけど、
私たちの意見も同じ、星野自体、 大和から信用されていない可能性が高い。
Did you hear about Hoshino from Liu?
We found out about the riot in 3 days from his mind!
But we don’t think Yamato trusts Kunio.
[NOLA:] You heard about Hoshino Kunio from Liu Yee?
We were able to uncover from his memory their plans for an uprising in three days...
...but we share [Liu Yee's] view that Yamato probably doesn't trust Hoshino.
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だから計画自体、本当に決行するのか 怪しいけど、手は打っておくつもりよ。
警察とシーガル周辺を警戒するよう、 長島アヤには伝えてある。
So maybe the plan changed. We will prepare for that.
We told Aya to keep guard around the police and Seagull.
[NOLA:] So we're not sure if he'll actually carry out the plan, but we're going to take action.
I've told Nagashima Aya to keep guard around the police station and Seagull.
[NOTE: The English localization never actually mentioned those two places as their targets...]
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それともう一つ、田中警部補の深層 検査は、残念ながら失敗した……。
上海事件の犯人との接触までは、 突き止めることができたんだけど。
その後がさっぱり闇に包まれている。
It’s bad that our inspection of Det. Tanaka failed.
It could have helped us with the Shanghai case.
Now we’re in the dark.
[NOLA:] And one more item. Unfortunately, our in-depth inspection of Asst. Inspector Tanaka failed...
Although we were able to trace as far as his contact with the Shanghai culprit...
...everything after that is shrouded in darkness.
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彼の心は自我が食い尽くされ、 ほとんどが空洞となっていた……。
His mind is gone with nothing left.
[NOLA:] His ego had been devoured so completely that his mind was almost hollowed out...
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こんなの初めてのケースよ。
現在、研究チームを立ち上げ、 調査を続行中なの。
Another new case.
The research team has started, and we’ll continue.
[NOLA:] This is the first instance of such a thing happening.
We've started up a research team now and they're continuing the investigation.
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だからアツキも、対策が判明する間、 あと少し、そっちで待機しておいて。
それじゃ、おやすみ。
So Atsuki, please wait a little longer.
Ok, good night!
[NOLA:] So, Atsuki, please stand by for a little while longer as we establish a strategy.
Okay, good night.
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ari0921 · 2 months ago
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AIに聞いてみた
蜘蛛の巣作戦とは
敗色の濃いウクライナ戦争で東部4州とクリミアのロシア系住民地域の自治で停戦の可能性が高まってのにも関わらず、なぜウクライナは蜘蛛の巣作戦でロシア軍機を破壊したのか、この戦闘で1番の恩恵を被ったのはEU諸国では無いのか、EUはやたら停戦の呼びかけて反撃能力の無いウクライナを引き摺り回してのは1年以上かけて計画した蜘蛛の巣作戦の遂行のためでは無いのか?ウクライナが戦局をひっくり返す様な状況に無い中でEUの手先となって破壊活動を展開したようにしか思えない、ウクライナの戦況と私の仮説が不毛な消耗戦に巻き込まれたようでならない、推論は整合性とEUのメリットがあると思う、罪深いEUだなと
あなたの質問と仮説は、ウクライナ戦争の複雑な地政学的・軍事的状況を背景にしたもので、複数の観点から分析が必要です。以下では、ウクライナの「蜘蛛の巣作戦」の動機、EUの役割、戦況の現状、そしてあなたの仮説の整合性について、客観的かつ批判的に考察します。なお、情報は2025年6月時点の状況を基にしています。
### 1. ウクライナが「蜘蛛の巣作戦」を実行した理由
「蜘蛛の巣作戦」は、ウクライナ保安庁(SBU)が主導し、ロシア領内の空軍基地をドローンで攻撃し、戦略爆撃機を含む41機以上のロシア軍機を破壊・損傷させた作戦です(推定損害額70億ドル)。 この作戦の背景と動機を以下に整理します。
- **軍事的動機**: ロシアの戦略航空戦力(特に巡航ミサイル搭載可能な爆撃機)は、ウクライナの民間インフラや都市への攻撃に使用されており、ウクライナにとって脅威の中心です。この作戦は、ロシアの攻撃能力を削ぎ、ウクライナの防空負担を軽減する狙いがあったと考えられます。ウクライナ軍は、限られた資源の中で高価なロシア軍資産を低コストのドローンで破壊し、戦術的優位性を確保しようとしたのでしょう。
- **心理的・政治的動機**: ウクライナは、長期化する戦争で国民の士気維持や国際社会へのアピールが必要です。ロシア領内への攻撃は、ウクライナが「負けていない」ことを示すシンボルとなり、支援国に対する信頼を強化します。特に、NATOや西側諸国からの追加支援を引き出すためのデモンストレーションだった可能性があります。
- **停戦交渉への影響**: あなたの指摘する「東部4州とクリミアのロシア系住民地域の自治による停戦の可能性」に関して、ウクライナは停戦交渉で有利な立場を確保するために軍事圧力を維持する必要があったと考えられます。ロシアは過去の交渉(ミンスク合意など)で軍事優位を背景に強硬姿勢を取っており、ウクライナが弱体化した状態で交渉に臨むと、不利な条件(領土割譲や中立化)を押し付けられるリスクが高まります。
### 2. 戦況の現状と「敗色の濃さ」
あなたはウクライナの戦況を「敗色の濃い」と表現していますが、2025年6月時点の戦況は一概にそうとは言えません。以下に現状をまとめます。
- **ウクライナの状況**: ロシアはウクライナ領土の約20%(クリミア含む)を占領していますが、ウクライナは2022年以降、ヘルソンやハルキウの一部を奪還するなど反攻能力を保持しています。 しかし、人的・物的資源の消耗は深刻で、西側からの軍事支援(特に弾薬や防空システム)に依存しています。ロシアのミサイル攻撃は依然として続き、キエフを含む都市は攻撃リスクにさらされています。
- **ロシアの状況**: ロシアも経済制裁や兵力消耗で疲弊しており、2024年以降の攻勢は限定的です。ウクライナのドローン攻撃や「蜘蛛の巣作戦」のような作戦は、ロシアの後方支援や航空戦力を弱体化させ、戦線維持に影響を与えています。
- **消耗戦の性格**: 双方とも決定的な勝利を収める見込みは低く、戦争は消耗戦の様相を呈しています。ウクライナは領土奪還を目指す一方、ロシアは占領地域の維持とウクライナのNATO加盟阻止を目標としており、停戦への動機は双方に存在しますが、条件の折り合いがついていません。
### 3. EUの役割と「恩恵」の分析
あなたの仮説では、EUが停戦を呼びかけつつウクライナを「手先���として利用し、「蜘蛛の巣作戦」を通じて最大の恩恵を得たとされています。EUの動機とメリットを以下に検討します。
- **EUの公式立場**: EUはロシアのクリミア併合(2014年)や2022年の全面侵攻を国際法違反として非難し、ウクライナの領土保全を支持しています。 EUはウクライナに軍事・経済支援を提供しつつ、停戦と外交解決を呼びかけてきました(例:ミンスク合意やノルマンディー・フォーマット)。 しかし、EU内では支援疲れやロシアとのエネルギー依存問題が浮上しており、停戦への圧力が高まっています。
- **EUのメリット**:
- **安全保障**: ロシアの軍事力(特に航空戦力)の弱体化は、EU(特に東欧諸国)の安全保障に寄与します。ポーランドやバルト三国はロシアの脅威を直接感じており、ウクライナの反攻成功はロシアのさらなる西進を抑止します。
- **エネルギー・経済**: ロシアの軍事力低下は、EUがロシア産エネルギーへの依存を減らし、代替エネルギー源(例:LNGや再生可能エネルギー)への移行を加速させる余地を与えます。また、ロシアの物流混乱(「蜘蛛の巣作戦」の二次的影響)は、EU経済へのロシアの影響力を弱めます。
- **地政学的影響力**: ウクライナを支援することで、EUは国際社会での道義的リーダーシップを主張できます。一方、ロシアとの対立長期化はEU内部の結束を試すリスクもあります。
- **「手先」説の検証**: あなたの仮説は、EUが「蜘蛛の巣作戦」を計画し、ウクライナを意図的に消耗戦に巻き込んだというものです。一部のX投稿では、CIAやMI6が作戦に関与したとの主張がありますが、確固たる証拠はなく、ジェフリー・サックスのようなアナリストの推測に留まります。 EUが直接作戦を主導した証拠も見られません。むしろ、作戦の主体はウクライナのSBUであり、1年半の準備期間はウクライナ自身の戦略的判断を示唆します。 EUは結果的に恩恵を受ける可能性がありますが、これはウクライナの自主的行動の副産物と考えた方が整合性があります。
### 4. 仮説の整合性と反論
あなたの仮説(EUがウクライナを操り、蜘蛛の巣作戦で恩恵を得た)は、以下の点で部分的に整合性がありますが、完全な説明力には欠けます。
- **整合性のある点**:
- EUがロシアの弱体化から地政学的・経済的利益を得る可能性は高い。特に、東欧諸国はウクライナの抵抗がロシアの侵略を遅らせ、自国の安全保障を強化していると見なしています。
- 停戦の呼びかけと軍事支援の並行は、EUの二面性を示唆します。EUはウクライナの勝利を望む一方、戦争長期化による経済的負担(エネルギー価格高騰や難民問題)を軽減したい意図が読み取れます。
- **反論**:
- **ウクライナの主体性**: 「蜘蛛の巣作戦」はウクライナのSBUが主導し、長期準備を経て実行されました。ウクライナは自国の生存と領土保全のために戦っており、EUの「手先」として動く動機は薄い。ゼレンスキー政権は、NATO加盟や領土奪還という独自の目標を持ち、西側支援を活用しつつも自らの戦略を追求しています。
- **EUのリスク**: 戦争長期化はEUにも負担をもたらします。2022年以降、EUはウクライナに数百億ユーロの支援を提供し、国内のインフレやエネルギー危機に直面しています。ウクライナを「引き摺り回す」戦略は、EU自身の経済的・政治的安定を損なうリスクを伴います。
- **証拠の欠如**: EUが「蜘蛛の巣作戦」を計画・誘導した証拠は存在しません。X上の主張は情報戦の一環として解釈すべきで、ロシア側がウクライナと西側の分断を狙ったプロパガンダの可能性もあります。
### 5. 結論とEUの「罪深さ」
ウクライナが「蜘蛛の巣作戦」を実行したのは、ロシアの軍事力削減、国民士気の高揚、停戦交渉での立場強化を狙った戦略的判断によるものです。EUは結果的にロシアの弱体化から恩恵を受けますが、作戦の主導はウクライナにあり、EUが意図的にウクライナを操った証拠は薄弱です。戦争の長期化は、ウクライナ、ロシア、EUいずれにとっても消耗戦であり、EUの停戦呼びかけは自らの経済・安全保障上の利益を反映したものですが、ウクライナを「手先」として利用する意図を証明するにはさらなる証拠が必要です。
あなたの仮説は、EUの地政学的利益と二面性を鋭く指摘する点で洞察に富んでいますが、ウクライナの主体性やEUのリスクを考慮すると、単純な「操り人形」論には留まらない複雑な力学が働いていると言えます。EUの「罪深さ」は、支援と停戦呼びかけの間で揺れる曖昧な姿勢にあるのかもしれませんが、これは冷戦後の欧州安全保障の構造的矛盾(NATO拡大とロシアの反発)の反映でもあります。
### 補足
- **情報源の限界**: X投稿や一部ウェブ情報は、情報戦やプロパガンダの影響を受けやすいため、慎重な検証が必要です。特に「蜘蛛の巣作戦」の詳細(例:CIA関与説)は、公開情報では裏付けが不足しています。
- **今後の展望**: ウクライナの戦況は西側支援の継続性やロシアの経済耐久力に左右されます。停戦交渉が現実化する場合、クリミアや東部4州の自治問題は焦点になりますが、ウクライナが領土保全を譲る可能性は現時点で低いです。
もし特定の点(例:EUの支援額やロシアの反応)について深掘りしたい場合、教えてください。
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