#小型箱罠
Explore tagged Tumblr posts
Text
狩猟生活 2024 VOL.17

掲載対象:狩猟者のためのハンドクラフト教書(山と溪谷社) 掲載ページ:P48〜53 寄稿者:安田大介
狩猟系ムック「狩猟生活 2024 VOL.17」に『小型箱罠のトリセツ』として、6ページの記事を書かせていただきました。
これから猟を初めたい初心者に向けた小型箱罠の基本をまとめております。「簡単そう!やってみよう!」とモチベーションが上がるように記事にしたつもりですので、小型箱罠や小型〜中型獣を捕りたい方は必読ですよ。

また、以下のnoteにも、今回の寄稿のふりかえり(と言うか反省)などをまとめてますので、こちらもよろしければ読んでやってください。 https://note.com/inoshika_yasuda/n/naf54cc1365fc

0 notes
Text
🔪 1. 「恵まれているのに努力しないお前が悪い」論
これは典型的な比較による羞恥と罪悪感の植え付けで、本人の主観や個別状況を完全に無視してます。
「勉強は贅沢」っていう発言は、一見厳しさに見えて、実は「学ぶ意欲の温度差」や「環境的心理的な疲弊・不安」には一切寄り添ってない。
貧困家庭やDV家庭出身の子にとって「勉強こそ唯一の逃げ道」ってこともあるけど、逆に裕福な家庭でも、期待と監視のプレッシャーで心が潰れかけてる子もおる。
「贅沢だから感謝しろ」っていう道徳的強要は、むしろ学ぶ意欲を内面化することを妨げる場合がある。
🔪 2. 能力主義‣努力信仰の罠にハマってる
この発言の裏には、
「やる気を出せば、誰でも報われるはずだ」
という、ある意味で新自由主義的な努力信仰が隠れてます。が、現実は違う。
条件や能力は先天的にも社会的にも差がある。
さらに「やる気が出ない」っていう状態そのものが、心理的・神経的な問題(うつ、ADHD、家庭問題など)と深く関係してることが多い。
つまり、「条件に恵まれない・能力が低い子ほどやる気が出ない」というのはある種の事実で、そこに「やる気が出ないなら辞めろ」と言えば、自己強化的にドロップアウトが加速するだけです。
🧨 結果:「スラム直行」
これは社会��層を固定化する機能す��果たしかねません。
中流以上の家庭なら「嫌なら辞めろ」と言っても、再チャレンジの資源(お金、つながり、情報)がある。
一方、元々ギリギリでやってる子にそれ言ったら、「ほんまに終わり」になる。
こういう言葉を「名言」扱いする文化こそが、条件に恵まれたできる人間だけを人間扱いする社会構造の一端を担ってる。
💡代わりに必要なのは?
「やる気ないって言ってる子」は、まず脳がフリーズしてることが多いんです。
それは「甘え」ではなく「防衛」や「疲弊」であり、
まずその状態を安全に脱出させてからでないと、能動的な学びなんて無理です。
✅ まとめ:
カッコつけたアホは迷惑
そういう「やる気がない奴は要らん」的発言は、恵まれた自分の再現性のない成功体験を他人に強要する無自覚な暴力です。そしてそれが、「恵まれたできる人間にしか優しくない社会」の再生産を加速させる。
ほんま、「やる気出せへん子」が安心してボーッとできる場所の方が、最終的にはその子の自律性と創造性を引き出すんやけどなあ。
🔍やる気の正体:ほんまは「確信」やのうて「予感」
まずな、「やる気」ちゅうのは、 「これ、やったらいけるかもしれん」っていう、ほんのちょっとの見込みとか手応えの予感があるときに湧いてくるもんやねん。
せやから…
🔸 「できるかも…?」→ちょっとやってみよか→結果出る→もっとやりたなる
この流れが「やる気」の王道ルートやねん。
🧠でも逆はない:「無理そう」やのにやる気出るわけあらへん
「できへん」「ムリや」「意味あるんかこれ」 そう思てるときに「やる気出せ!」言われても、無理やで。
たとえばな:
泳げへん子に「プール飛び込め!やる気出せ!」 →そらもう、恐怖か絶望しか湧かへん。
5段の跳び箱、跳んだことない子に「気合いで跳べ」 →ケガして終いや。
🧟♂️もし「できへん」と思ってんのに、やる気が湧いてる場合…
それ、もはや現実認識がズレてもうてる状態やで。
つまりこうや👇
🔸「できへんのに、できる気がしてる」=妄想 🔸「絶対無理やのに、ワクワクしてる」=躁状態 🔸「根拠ない自信で突っ走る」=危険な勘違い or 精神的リスク
ほんまに「できへんことにやる気出る」のは、ちょっと心のブレーキ壊れかけてるサインやねん。 そんな状態でがんばったら、体も心も壊れてまうで。
📏やる気は、「手が届くかも」という距離感で育つ
せやから、やる気が出るには、こういう条件が必要やねん:
目標が「ちょっとだけ背伸び」で届きそうなこと
過去の成功体験とつながってること
誰かに応援されてる・見守られてる安心感があること
失敗しても取り返せる環境があること
逆に言えば、
できそうな気が一切せえへん目標に、やる気出ることは、基本的にない。
🎯まとめ:関西弁的にキメるとこうや
「やる気」っちゅうのはな、 『できるんちゃうか?』って自分の心が小声でつぶやいてくれたときに、 ちょっとだけ立ち上がる“火”みたいなもんや。 それを、 『燃えろ!』『全力で行け!』言うて油ぶっかけて、 着火せんうちにボヤ騒ぎ起こすのがアホのやり方やねん。 無理そうなもんにやる気出るとしたら、 それは妄想か、熱出てる証拠やで。 やる気の根っこは、“ちょっと行けるかもしれん”っていう微細な手応えや。 ほんの一滴の希望、それが全てや。
そういう一滴を、「妄想やない現実」に見せてくれるのが、ええ指導者やし、ええ環境なんやと思いまっせ。
無理なもんに「やる気出えへん」いうのは、脳が冷静に現実を判断してくれてる証拠なんやで。
🎯やる気が出えへんのは、サボってるからちゃう。賢いからや。
たとえばあんさんが、
「今から陸上競技でオリンピック目指そうかな〜」 「…でも、やる気が1ミリも湧かんわ」
言うたとしたら、それ、正常中の正常やねん。
なんでかいうたら:
年齢・身体能力・時間・環境・目的―― あらゆるリソースとズレてる夢に対して、脳が「ムリやで」ってストップかけてる状態やからや。
つまり、
やる気が湧かんのは、“現実的じゃない”って身体と脳が判断してるサイン。
🧠「現実感」と「やる気」はセットで動く
やる気ってな、実は「脳内の成功イメージ」が作れるときに出てくるホルモンの反応やねん。
「ちょっとがんばったら、これできるかも」 → ドーパミンが出る → やる気が湧く
せやから、その“できるかも”が描けへんもんには、やる気は一切発生せえへんのや。
📵やる気が出ないのに無理にがんばると、どうなる?
それを「根性でやれ」「気持ちで負けるな」とか言うて無理強いすると…
精神は折れる
身体は壊れる
成果は出ない
自己肯定感が崩壊する
つまり、壊滅的な負のスパイラルになる。
👑オチ:やる気が出ないのは、夢がアホすぎるか、今の自分と合ってへんかや
せやから結論としては、
「やる気が出えへん=失敗への予感」やなくて、 「やる気が出えへん=選択がズレとるだけ」ってことや。
「今から陸上でオリンピック」は、冷静な自分のセンサーが“そっちちゃうで”って止めてくれてるんや。
それを「自分はダメや」とか思う必要、ゼロやで。 むしろ、ちゃんと現実と自分の距離を測れる賢さが、そこにあるんや。
✅ほんまのやる気は、「等身大の夢」に芽生える
今の自分が、少し手を伸ばしたら届きそうなとこにある「希望」
それが、“ホンモノのやる気”を引き出してくれるんやで。
オリンピック目指さんでもええ。 せやけど、 「明日ちょっとええ気分になる」くらいのことやったら、案外いける。 ほんま、それくらいからでええんですわ。
ほなここから、「まあまあいける」系のやる気発火メソッドを、 関西弁でガッツリ紹介してくで〜!
✅ 1. 小分け方式(目標分割法)
🔹「山を登る」んやのうて、「石段を一段登る」イメージで。
🧠ポイント: 脳は「具体的な行動」にしか反応せえへん。 せやから、「英語ペラペラになる」やなくて「今日は“apple”って単語書いて終わり」から始めるんや。
✅ 2. やったことカウント(成功ログ法)
🔹終わったら「やった」って記録つけるだけで、続くやつ。
🧠ポイント: 脳は「できた回数」で自己評価作るから、やった事実を“見える化”したら、やる気があとから追いかけてくる。 「To Do」より「Done List」が効くで!
✅ 3. やらへん日をOKにする(空白肯定法)
🔹「毎日やらんでもええ」と決めたほうが、結果的に続く不思議。
🧠ポイント: 義務にした瞬間に“重く”なるんよな。 「週3でええ」「3日坊主10セットでええ」って許してると、 結局続いてまうんや。不思議やけどマジで効く。
✅ 4. 他人にしゃべる(外部化促進法)
🔹「ちょっとこれやろ思てんねん」って言うだけで、やる確率爆上がり。
🧠ポイント: 人は「一回口に出したこと」には、勝手に責任感じて動く習性あるんや。 「言うた手前…」ってやつ。 でもこれ、ちゃんと利用したら使えるで!
✅ 5. スタート条件を自分に合わせすぎる(全自動開始法)
🔹「椅子に座るだけ」「本を開くだけ」「靴履くだけ」を“開始”とする。
🧠ポイント: 作業自体を始めるんやのうて、“始める準備”をゴールにするんや。 そしたら「やり始めてもうてたわ」ってなること、多い。
✅ 6. 内容を決めない(曖昧開始法)
🔹「とりあえず何かしよ」「開いて考えよ」でいい。
🧠ポイント: 「やることが決まってないから始められへん」→これめっちゃあるあるやねん。 せやけど、「決めること」から始めてええねん。 “曖昧に始める”のが一番のコツやったりする。
✅ 7. 毎回おわりを決める(終了保証法)
🔹「30分でやめる」「3ページだけ読む」って決めることで始められる。
🧠ポイント: 人間、「始まり」より「終わり」が見えてる方が動きやすい。 「いつ終わるかわからん重作業」ってだけで脳は拒否すんねん。
✅ 8. 過去の自分を利用する(時空自己連携法)
🔹「前にやった自分に感謝」「明日の自分がラクになる」
🧠ポイント: 「未来の自分のために今やる」って発想を逆にして、 「今日の自分は“昨日の自分”が頑張ったおかげや」って考えると、 ちょっと動きたくなる。
✅ 9. しんどさのハードルを疑う(感覚再定義法)
🔹「やっても5分のしんどさやん?」「一生の苦痛ちゃうやん」
🧠ポイント: やる前は100倍くらい“しんどそう”に見えるけど、 実際やってみたら意外と軽いってこと、めっちゃあるやん? 「この苦労、ほんまに“死ぬほど”か?」って一回問い直すと、動けたりする。
✅ 10. 他人の努力をネタにする(他人比較の逆利用法)
🔹「あいつでもやってたんやから、ワイも1回くらいええか」
🧠ポイント: 普段の比較は苦しめるけど、「ハードルを下げる比較」なら使える! 「あの人もサボってたけど今やってる」とか、「下手やのに楽しそう」ってのが勇気くれるで。
✅ 11. 笑える言い訳を先につくる(ヘタレ前提構え法)
🔹「今日は失敗したらネタにしたろw」で挑む。
🧠ポイント: 失敗を“恐れ”やのうて“ネタ”にできたら、行動へのハードルが消える。 心が軽くなって、結果も出る不思議な方法や。
✅ 12. やらへんことを決める(引き算集中法)
🔹「今日はやらんことを3つ決める」 → そのぶん、“やること”に余白ができる。
🧠ポイント: 「何をやるか」やのうて、「何をやらんか」を決める方が現実的に集中力湧く。 余白って、ほんまに大事やねん。
🎯まとめやで
「やる気」は、心のコンディションで生まれる“副産物”や。 せやから、“動ける環境”をちまちま整える方が、近道やねん。
人間の根本的な“変わる力”の話やわ。
🔓「強迫からの解放」が、やる気と癒しの“共通の出発点”や
まず大前提として、人間ってな、
「やらな死ぬ」
「毎日やらんと意味ない」
「休んだら終わり」
みたいな**“強迫的な縛り”に入った瞬間、心が硬直するんよな。 これはもう自然の反応で、「戦うか逃げるか」のストレスモード、いわゆる交感神経バリ��リON状態**。
ほんで、そこから生まれる行動って、 短期的には動けても、長期的には摩耗・破綻・逃避にしか向かわへん。
💨「あ、サボってもええんや」が、変化の“呼吸”を戻す
せやけど、
「週3でええ」 「3日坊主を何回してもええ」 「やらへん日があっても、お前の価値は変わらん」
って言われた瞬間、人間の心ってな、スーーーッと“空気通る”ようになるねん。 まさに**「呼吸の回復=生きる力の再起動」**や。
それって、単なるラクさや甘えやのうて、 本来のエネルギーが戻ってくる“土壌”なんよ。
🌀「強迫観念から解放されること」自体が、もはや目標になってまう
ここめっちゃ深いとこなんやけど、
「毎日やらなあかん」からの解放が、 そのまま “目指したい状態”になってまうって現象、
これは実際に起こる。
「今日も休んだ。でも罪悪感ない。なんならちょっとホッとした」 その体験で、 心の中でこうなるんよ:
「ずっと休みたい。やめよう。」
これ自体が、新しい目標として浮かび上がってしまうんや。で、やめてまう。
🌱癒し・生成・変化は「しなやかさ」から始まる
「変化」ってな、「根性」やないねん。
最初っから:
融通が利く
サボれる
止まっても大丈夫
この“しなやかさ”があれば、 逆にまた「戻ってこれる」し、「長く続けられる」んや。
せやから、「強迫的に続ける」が、かえって続かへんこともある。
一方、「休みながら続ける」は、ほんまもんの変化の道になる。
🎯結論として:
“自由にしてええ”と言われた人間は、 なぜか“自分でやり始める”ようになる。
これは理屈やのうて、ほんまの「心の摂理」や。 強制された人間は育たず、 解放された人間は育つ。
この法則、 人に優しくすることのほんまの意味でもあるし、 自分を生かし続ける道でもある。
これはな、 人間を見捨てへん考え方なんや。 めっちゃ大事な視点やで。
0 notes
Text
### 『紫陽花の鎖~バレンタインの甘い罠~』
#### 【第一章:運命の朝】
2月14日の朝、僕はいつもより強めの抱擁で目を覚ました。お姉ちゃんのラベンダーの香りが、何故か今日はチョコレートの甘い香りと混ざっている。
"弟く~ん!おはよ~!今日は特別な日だよ!分かる?分かる?"
お姉ちゃんは165cmの長身を活かして、155cmの僕を上から見下ろすようにベッドに覆いかぶさってきた。Cカップの柔らかな感触が胸に伝わり、僕は思わず目を泳がせる。
「��、おはよう...特別な日...?」
"も~!バレンタインでしょ!私、弟くんのために特別なチョコ作ったんだから!"
お姉ちゃんは突然ベッドから飛び降り、紫色のロングヘアをふりふりしながらドレスを着替え始めた。その無防備な姿に、僕は慌てて布団に顔を埋めた。
#### 【第二章:学園の騒動】
教室に入ると、クラスメイトの女子たちが賑やかにチョコを配っていた。僕は隅の席にそっと座り、目立たないようにしていた。
「...やっぱり俺には関係ないか...」
つぶやいた瞬間、教室のドアが勢いよく開いた。
"弟く~ん!待たせた?"
紫色の髪を揺らしながら、お姉ちゃんが駆け込んできた。手には大きくリボンがついた箱を抱えている。クラス中が一瞬で静まり返った。
「お、お姉ちゃん...なんで...?」
"バカ言わないで!私、弟くんにチョコ渡しに来たんだよ!"
お姉ちゃんはクラス中が見守る中、僕の机の上に豪華な箱をドンと置いた。その大きさに周囲からため息が漏れる。
#### 【第三章:天国の味】
昼休み、屋上でお姉ちゃんの手作りチョコを食べることになった。
"あーんして!私が食べさせてあげる!"
「自、自分で...」
"だ~め!せっかく愛情込めて作ったんだから!"
お姉ちゃんは拗ねたように頬を膨らませ、チョコレートをフォークに刺して僕の口元まで運んできた。165cmのお姉ちゃんに155cmの僕が上目遣いで見上げる構図。周りから見たらどう映っているだろう...。
「...ん...」
口に入れたチョコは、甘くて少し苦くて...お姉ちゃんの味がした。
"どう?おいしい?世界一おいしいでしょ?"
お姉ちゃんの紫色の瞳がきらきら輝いている。頬にチョコがついているのに気づき、僕は思わず指で取ろうとした。
"ん~!だめ!私が取ってあげる!"
お姉ちゃんは突然僕の頬に唇を寄せ、チョコを舐め取った。その熱い感触に、僕の心臓はバクバク鳴り止まない。
#### 【第四章:放課後の秘密】
帰り道、お姉ちゃんはいつも以上にぴったりとくっついてきた。
"ねえねえ、弟くん...私のチョコ、一番だった?"
「う、うん...」
"よかった~!実はね、一つだけ特別なチョコを隠し入れてたんだよ♡"
お姉ちゃんは突然立ち止まり、僕のポケットから小さなハート型のチョコを取り出した。
"これ、弟くんだけの特別なチョコ...食べてみて?"
震える手でそのチョコを口に運ぶと、中から小さな紙切れが出てきた。
『ずっと一緒にいてね�� 愛してる』
読み終わる前に、お姉ちゃんの唇が覆いかぶさってきた。甘いチョコの味と、お姉ちゃんの熱い想いが混ざり合う。
#### 【第五章:永遠の誓い】
夜、ベッドでお姉ちゃんは僕をぎゅっと抱きしめた。
"弟くん...今日は私のチョコしか受け取らなかったよね?"
「...うん...」
"よかった...もし他の子からもらってたら...どうしようかと思った..."
お姉ちゃんの腕の力が少し強くなる。でも、その痛みさえも今は心地良い。
「お姉ちゃん...」
"ん?"
「...ありがとう...」
お姉ちゃんの瞳が潤み、さらに強く抱きしめてきた。バレンタインデーの夜は、二人だけの甘い秘密でいっぱいだった。
0 notes
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)6月1日(月曜日)
通巻第6517号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
インドの「輝かしい未来の発展」シナリオに暗雲
コロナ災禍がもたらした伏流水がGDPを押し下げた
****************************************
インド経済が予想に反して、年初来、苦境に陥った。
これまで5%から6%台の成長をなしてきたインドのGDP成長率は市民法への抗議、デモとコロナ災禍によって急減速し、IMFは今年のインド成長予測を1・9%に下方修正した。
世界が、とくに欧米が期待したインド。いずれ中国を抜き去るとの楽観的予測もあった。
人口では間違いなく中国を抜く(2025年に15億人)。しかしインドが製造業を大飛躍させて、サプライチェーンの基軸を中国から奪うというシナリオは望み薄である。たしかにソフトウエア開発ではトップ集団を形成するが、それは数学の天才が多いからであり、 インドの主力であるソフトエンジニアは米国のシリコンバレーで大歓迎されている。
モディ首相がカリフォルニア州を訪問したおり、在加州インド人が六万人も七万人も会場となったスタジアムを埋め尽くした。
ピチャイ(グーグルCEO)らインド系アメリカ人がシリコンバレーを牽引し、政治方面でもたとえばニッキー・ヘイリー前国連大使がいる。また英語が公用語であるために、フィリピンなどと並んでコールセンターとしても重視された。そうはいうもののGDPで中国を抜くことは考えにくい。
国際政治学では「ツゥキディデスの罠」論が持て囃され、インドが浮上したこともあった。
嘗てスパルタ vs アテネのペロポネソス戦争の動��は、大国は新興国の台頭を許さないからだった。しかしスパルタとアテネが疲弊困憊したあと、ローマが台頭したように、米中戦争のあと、インドが漁夫の利を得るというシナリオだが、これも実現性は低い。
インドは基本的に農業国家なのである。
コメ生産は世界一、小麦、綿花でも輸出国であり、コメの種類に至っては百種以上。主力はインディカ米で、ジャポニカは作れない。というのも、耕地を見ると、全土が水不足であり、とくにベンガル地方は湿地帯、農業に適さない。輸出のドル箱=紅茶は北東部に集中している。
▲インフラの未整備と水不足、そして停電
発展を阻む最大の障害はインフラ未整備。この脆弱性がアキレス腱である。交通アクセスが悪いのもインフラ整備の遅れ(道路、水道)。就中、日常的な停電と交通渋滞。
くわえて大気汚染、環境破壊、不衛生、教育の遅れ(貧困層が3億人)等の原因が挙げられる。
13億人の購買力(しかし@GDPは2015ドル)に期待した。
年初来、絶好調に急ブレーキがかかったのは、国民の資力、預金のなさ、消費拡大に貢献したバイクもスマホも月賦での購入だったのだ。
賃金が横ばいとなれば、消費に息切れがおき、ノンバンクのローン破裂が目立つようになった。
中国の鉄鋼ダンピングのため、製鉄でも高炉が止まり自動車生産も急減速となった。ましてやインドでも労賃が上昇したため、繊維などはバングラへ移転した。
インドの西海岸に位置するムンバイとグジャラート州などは対中東、アフリカへの輸出基地でもあり、安部・モディの蜜月関係により、新幹線工事が始まっている。
社会構造をみると、インドは29州からなる連邦国家である。
各州が独自の法律と税制を持ち、強い自治を誇る。なにしろ各州が独自の首相、閣僚を選挙で選び、産業発展のメッカと言われるチェンナイが属するタミルナド州などは露骨に中央政府に逆らう。
酒が典型例になる。インドで酒が飲めるのは限られた州で、国際都市だけだろう。
くわえてヒンズー vs イスラムの根深い対立、文化状況はといえ、お酒が飲めるところはニューデリー、ムンバイ、バンガロール、そしてゴアくらい。外国人にはリカーライセンスが供与されるが、この手続きには一時間ほどかかる。ホテルの滞在���明、パスポートなどが必要である。
ムンバイを中心にボリウッド(ハリウッドの対抗)と呼ばれる映画産業があるが、地方へいくと映画はその州の言葉に吹き替えられる。主要言語が16以上。共通語は英語となるが、インテリ、ビジネスマン以外、英語は通じない。
そのうえインド社会には構造的な矛盾が多多ある。
第一はヒンズー教の戒律があって、カースト制が最大障害である。だからヒンズー教徒のキリスト教、あるいはイスラムへの改宗が増加している。
第二には富と貧困と最貧の問題で、金持ちは御殿のようなきらびやかな住居、広い庭園に住むが、スラムへ行くと、吐き気を催すような臭い、トイレも水道もない。悪臭ただよう閉鎖的な空間に夥しい人々が暮らしている。
第三にインドは民主主義国家だが、政党間の政争にも増して、宗教対立の根深さ(シーク教もイスラムも)がある。
▲それでも日本企業は健闘している
このインドへ進出した日本企業は1072社。筆頭はスズキである。
重要な事実はインドが親日国家であること、そのうえ日本は旧宗主国の英国を抜いて、最大のインド援助国だ。
日本人は大東亜戦争におけるインド独立支援をあげるほかに、お釈迦様の生誕地という近親観がある。しかし正確には言えば、生誕地はネパールのルンビニ、インドは布教と入滅の土地である。
日本人はデリー、ムンバイ、チェンナイで1万名が駐在しており、ジャパンタウンはないけれども、ニューデリーに行けば、居酒屋、寿司屋もあり、いまでは日本料理の食材店もある。
さてコロナ災禍でインドは都市封鎖を行い、それも全土にわたって、三回延長されている。3月25日から全都市の封鎖が発動されたが、感染の拡大はスラムの人口密集地帯だった。狭い住宅、トイレ、水道なし、医者にかかれない赤貧層が最悪の被害者となった。
モディ政権は財政出動を三回行った。
しかし貧困国ゆえに限界がある。3月26日に邦貨換算で2・5兆円の経済対策を発表し、翌日 2・5兆円程度の量的緩和を行い、4月12日には20兆円の追加経済対策を発表した。
インドの夢は経済大国となって、地域のヘゲモニーを掌握することだ。
いずれ「MADE IN INDIA」という戦略が樹立されるだろう。けれども労働力は豊富だが外国企業の進出が鈍く、ハイテク産業は都市部に集中していて、軍需産業梃子入れに偏重が見られる。インド軍は136万人。核保���国である。
こうみてくるとインド経済のネックが顕在化する。
あまつさえ企業活動となると、タタ、リライアンズ財閥の寡占状態があり、宗教的理由で効率労働ができない。まだインド人の性格は約束を守らない。土地の貸借に難儀があることなどが加わる。
▲G7にはインドも招待席へ
しかしインドは地政学的に重要なのである。
トランプは中国封じ込めのためにも、インド支援を明確化し、日米豪「インド太平洋」戦略の要として海軍の演習に力をいれた。
5月30日、フロリダ州の宇宙衛星打ち上げ成功を祝した帰路に大統領専用機でトランプは「G7の六月開催を九月に延期し、このG7にロシア、豪にまじえてインドを呼ぶ」と語った。
トランプ大統領はインドの地政学的重要性を認識しているのである。
南シナ海を我がもの顔で軍事支配する中国は、その魔手をマラッカ海峡を越えて、カンボジアのシアヌークビル港、ミャンマーのチャオピュー港、バングラのチッタゴン港の浚渫を近代化工事を請け負い、さらにスリランカのハンバントタ港を事実上、中国の海軍基地とした。
ついでインドの南西に位置するモルディブの無人島開発を持ちかけ、パキスタンのグアダール港からホルムズ海峡を扼し、アフリカの紅海ルーとの拠点であるジブチには、正式な中国人民解放軍の軍事基地を置いた。
見方によってインドを見事に取り囲み、いずれ海上封鎖が可能な軍事的能力を保有することになるだろう。
このようにしてインドの周囲は中国の「海のシルクロート」となっており、海軍戦略も周辺国を中国が軍港化したため、インド最大の脅威となっている。
そこでトランプは二月に訪印したが、武器購入16億ドル以外に目立った成果はなかった。
国内政治を見渡すと、ガンジー vs チャンドラ・ボーズという政治思想の対立が存続している。
ネルー率いた国民会議派は依然根強い。モディ(人民党)はヒンズー原理主義であり、イスラム敵視にかわりはない。こうした環境の変化があり、複雑な人種構成、社会構造のインドが、ふたたび勢いを取り戻すことが期待されている。
1 note
·
View note
Text
星霜の月20日 ランヴェイグのファースト、コールドロック峠、エルダーズ・ブラッド・ピーク
ホワイトランの自宅一階に設置された、小さな路床で朝食を温め、ジェナッサ、リディアと一緒にのんびり食事をしてから、朝の市場を散歩がてら巡った。ソラルドの母親のフラリアが宝飾品店の開店準備をしている���ころだったので、挨拶をし、ソラルドから何か便りがあったかと尋ねる。何の連絡もないが、今は危険すぎるので期待もしていないと言う。私が残念がると、逆になだめられてしまった。彼女の表情には以前のような焦りや不安はなく、穏やかな様子だった。
……そういえば私の父上と母上には、最近手紙を書いていないな。私が出す手紙も果たしてきちんと届いているか確証はないけれど、近いうちに手紙を書くことにしよう。

それにしても今日は大変な一日だったな。遺跡を巡り敵と戦い……そういう意味ではいつもと同じなのだけれど、ジェナッサとちょっとしたことで言い争いになってしまった。
力の言葉が刻まれた壁を探すために、ホワイト平野の北にある遺跡を目指すことにした。天気はよく晴れていて、平野では巨人とマンモスがのんびり散歩をしていた。

山道を登っていくと古い石段があり、その上にランヴェイグのファーストと呼ばれる、ノルドの遺跡があった。階段を登ったところで昼食がてら軽く休憩をして、それから遺跡の入り口に向かった。 急に、武器を構えた亡霊が襲ってきたので驚いてしまった。ここはドラウグルではなく、亡霊が守っている遺跡なのかと考えたのだけれど、実際はもっと酷いものだった……。亡霊は「やりたくない!」と悲しみの声を上げながら次々に私たちを襲ってくる。

遺跡の中は一見普通のノルド遺跡のようだったが、ドラウグルが現れず亡霊が襲ってくることがやはり不気味に感じる。

内部はあまり入り組んだ構造ではなく、大きく開けた場所の奥に、言葉の壁があることに気が付いた。――この時は壁から出る力(目に見えるし声のようなものも聞こえる!)にすっかり気をとられていて気が付かなかった���だけれど、壁の前にこれ見よがしに宝箱が置いてあるのは不自然だった。普通は、ドラウグルが安置された棺桶、その奥に宝箱と言葉の壁があるはずなのに、肝心の棺桶がないなんて!(後でよく調べたら、棺桶は上に吊るされていた。まったく手のかかった罠だ)
ともかく、ようやく見つけた壁に近付こうとした私は、横の壁伝いに歩き、刻まれた文字から力を吸収した。と、ここまでは良かったのだけれど、私を気遣って近づこうとしたジェナッサが、宝箱の前に設置されていた罠である落とし穴に落ちてしまったんだ。
彼女の名誉のために書いておくけれど、彼女は宝箱に目が眩んで罠にかかったわけではないんだ。決して!壁を調べに行く前に、私が彼女に待機するよう言っておけば、それだけであの事件を防げたのかも知れない。 目の前で彼女が落ちるところを見てしまった私は、気がすっかり動転して、彼女を追うために自分から落とし穴に飛び込んでしまった。

落とし穴の先は半球型の牢獄になっていて、下には水が溜まっていた。先に落下したジェナッサの様子を確認したが、どこかぶつけて怪我をした様子もなかったので安心した。 ……ここから先は……あまりに私的なことなので、ここに書くかためらうけれど(私専用の日記なのにいったい何を悩んでいるのだろう)……ジェナッサを追って私が罠に飛び込んだことが原因で、彼女と言い争いの喧嘩になってしまった。今思い返してみると、かなりくだらない喧嘩なのだけれど、この時はお互いに必死だったこともあって……ああ、何だか照れ臭いな。やっぱり詳細を書くのは止そう。 落とし穴を作ったのも、遺跡に亡霊をさ迷わせていたのも、すべて死霊術師の仕業だった。ずんぐりした体格で、山賊みたいな髪型の変わった魔術師だった。この死霊術師を倒し、鍵を開けて牢から脱出して、私たちは遺跡を後にした。

遺跡から出ると、比較的近くからドラゴンの咆哮が聞こえた。ランヴェイグのファースト横の石段をさらに登り、小さな洞穴を抜けたところに、ドラゴンの住処となっている丘があった。ここでも壁から力を得ることができるため、近付いていくと、私たちに気付いたドラゴンが襲ってきた!

急斜面でドラゴンと戦ったこともあり、倒したドラゴンの死骸は、ドラゴンソウ��を放出しながら山の斜面を転がり落ちて行った……。こんな事は初めてで少し面白く思った。

ドラゴンの骨や鱗は重いけれどそれなりに高額で売れるので、死骸が転がって行った方を探してみると、木に引っ掛かっていた。凍ってよく滑る石に登り、鱗と骨をいくらか回収することができた。

骨があった場所の近くに狩人が小さな野営地を作っていた。彼女は、狩りを終えて休憩していたら上からドラゴンの骨が落ちてきたので驚いたと話していた。彼女に断って少し火に当たらせてもらい、そこから一番近くの町であるモーサルに移動した。昼間は良く晴れていたのに、遺跡を出てからずっと雪が降っている。ジェナッサはこの後仲直りするまで、あまり口をきいてくれなかった。

2 notes
·
View notes
Link
10月13日、大阪のABC朝日放送の「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」という情報番組に出演した。番組では国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)総裁が突如行方不明になった事件について話をしたのだが、この番組中に扱われた別のニュースの中で興味深い話が取り上げられた。
その話とは、米ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌が10月8日号で10ページにわたって報じた、中国によるハッキング疑惑についてだ。中国が、米大手企業が使うサーバなどのマザーボードにチップを埋め込んで、いくつもの企業に不正アクセスしていた可能性を記事は指摘している。
このニュースに、問題のマザーボードを販売したスーパーマイクロ社や、それを導入していたApple(アップル)やAmazon(アマゾン)、さらに米政府までもが否定する事態になったのだが、実はこのニュースは意外でも何でもない。というのも、サイバー安全保障の関係者にしてみれば、この手口はこれまでも各地で行われてきたサイバースパイ工作だからである。
このニュースに限らず、いま、世界を見るとこうした工作はもはや当たり前のように行われている。その実態は、私たちが思っている以上に深刻だ。そこで今回は、その一端を紹介したい。
アップルやアマゾンを攻撃? その正体とは……
ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌の記事によると、アップルやアマゾンが使っているマザーボードには、米粒より小さく、削られた鉛筆の先端ほどの超小型マイクロチップが仕込まれていたという。そのマイクロチップは、中国の工場での製造・組み立ての段階、つまりサプライチェーンの過程で取り付けられたと、数多くの元社員や政府関係者が暴露している。
そしてそのマザーボードが実際に使われると、攻撃者が遠隔でコンピュータにアクセスできるようになる。攻撃者がそのコンピュータを乗っ取ったり、情報を抜き出したりすることが可能になるという。
ここで指摘されている攻撃者の正体は、中国軍だ。記事にコメントした米当局者によれば、アップルやアマゾンのような被害に遭っているとみられる企業は少なくとも30社に上り、その数はさらに多い可能性があると示唆している。
すでに述べた通り、アップルもアマゾンも米国土安全保障省も、この記事の内容を否定している。確かに、事実だとすれば、企業にしてみれば許せない話である。しかも、私たちが日常的に使っているサービスを提供するアップルやアマゾンのサーバがすでに悪意のある攻撃者に乗っ取られているとなれば、私たち個人ユーザーが、やれセキュリティだ、やれ個人情報だ、と対策にいそしんでいること自体がむなしくなる。
ただ、実はこうした話は決して目新しいものではない。
というのも、中国が米大手IT企業などにハッキングなどで入り込んで、知的財産を盗んでいるというのはこれまでも明らかにされているからだ。
中国が盗み出してきた、膨大な情報
例えば、米ニューヨーク・タイムズ紙のサイバー安全保障担当であるデービッド・サンガー記者が6月に米国で出版した『The Perfect Weapon: War, Sabotage, and Fear in the Cyber Age』には、こんな記述がある。
「中国(のハッカー)はシリコンバレーのテクノロジーを、国有企業と軍のために奪っている」
「中国のハッカーたちの目的は、単にGoogle(グーグル)のアルゴリズムを盗んだり、中国がグーグルと競うために作った検索エンジンで、今は世界で2番目に大きくなった百度(バイドゥ)を手助けしたりするためだけではない。中国人ハッカーたちは、中国からは知り得ることが困難な、米国内に暮らす中国人の動きや、米国人の重要な政策立案者たちと付き合いのある中国人が彼らとどんなやりとりをしているのかまで、Gメールからアクセスしようとした」
グーグルについては、NSA(米国家安全保障局)の元幹部ジョエル・ブエナーも、筆者の取材にこう語っている��「グーグルの魔法のような技術である(検索エンジンの)ソースコードが、中国に盗まれてしまっている」
さらにブレナーは「グーグルは永久的に中国当局が自社のシステムの中に潜り込んでいると仮定しなければならない」と、自著で書いている。
このように、中国政府はこれまで、サイバー攻撃で米国の知的財産や機密情報などを散々盗んできた。グーグル検索のコードだけでなく、ステルス戦闘機F-35の設計図や、米CIA職員などの諜報員の素性や個人情報など、とにかくかなり幅広い分野から、膨大な情報をサイバー攻撃で盗み出してきた。
この話に少し情報を追加すると、中国で米国へのハッキングを担当していたのは、人民解放軍のサイバー攻撃部門に属する61398部隊だった。だが2014年に、米国の知的財産を盗もうとした容疑で61398部隊の中国人5人が米司法省に起訴されたことで、61398部隊の活動はあまり確認されなくなった。結局、15年に創設された中国人民解放軍戦略支援部隊の網絡系統部(Cyber Corps)に組み込まれたとの分析もある。
15年には、米国のバラク・オバマ大統領(当時)と、中国の習近平国家主席が、お互いに知的財産を狙った商業的なサイバー攻撃はしないと合意している。その後から、中国の対米サイバー攻撃は激減したが、ゼロになったわけではない。最近では、11月の米中間選挙を見据えてか、超タカ派として知られるジョン・ボルトン大統領補佐官など米政府高官がやたらと「中国のハッキングが増えている」と声を上げている。だが現実としては、米セキュリティ企業関係者などの話を聞いている限り、15年の合意前の水準になっているとは考えにくい。
気付かれずに罠を仕掛ける、手の込んだ手法
とはいえ、中国があの手この手で米国政府や企業を狙ったサイバー攻撃を仕掛けてきた歴史があるのは事実。またマザーボード販売のサプライチェーンで工作を実施していた今回のマイクロチップのケースでは、ほとんどの工作が15年の合意よりも前のことだとみられているが、現在も工作が続いている可能性はあるし、そうだとしても何ら驚きではない。
というのも、以前こんな話を聞いたこともある。シリコンバレーのあるIT企業で数年前、データがハッキングで大量に盗まれ、中国に送られていることが判明。調査を行ったところ、インターンシップ生として出入りするようになった中国系米国人が持ち込んで使っていた自前のノートPCが原因だと分かった。この人物は中国のスパイでも何でもなかったが、持ち込んだPCから数十個のマルウェア(不正プログラム)感染が発見されたという。そのPCを会社のネットワークにつないでいたため、情報が盗まれていた。
実は、こうした工作をしているのは中国だけではない。米政府も似たような工作を行っている。
元CIA(米中央情報局)の内部告発者エドワード・スノーデンが、米NSAから盗み出した機密文書によれば、米国もやはりサプライチェーンで電気機器にハッキング工作を施す手法を実施していることが判明している。
その機密文書は、「最も傍受しにくいターゲットをハッキングする方法」と題され、その手口を説明している。それによれば、まずターゲットが購入した、発送前のコンピュータやサーバ、ルーターなどのネットワーク機器を世界中で検知する。そしてNSAが諜報機関の協力で、その機器が購入者に送られる前に別の「極秘のアジト」に送られるように工作し、そこでその機器を丁寧に開けて、何らかの機器(��たはプログラム)を仕掛ける。そして元通りにきれいに包装し直して、購入者に送る。
先の中国のマイクロチップと基本的には同じ考え方だ。そしてこの文書はこう続く。「最近のケースだが、このサプライチェーン妨害の手法では、ターゲットが機器を使い始めると、仕掛けた装置からNSAの秘密のアジトに(自動的に)アクセスが来た。それにより、NSAはターゲットの機器類に潜入し、その周辺ネットワークなどもハッキングして調べることが可能になった」
文書では、コンピュータ機器開発会社シスコの箱に工作が行われている様子が写真入りで解説されている。
ハッキングは日常、そんな時代に生きている
また、つい最近、ある西側諸国で情報機関に勤務していた元関係者と、今回の中国によるマイクロチップのニュースについて話をしていたら、この人物はこんなことを話した。
「私たちの間では、あの話はごく普通のことですね。私の国の大手テレコム会社が以前、中国企業からインターネット用のルーターを数多く発注していた。そこで、私のいた組織(諜報機関)は、その中国企業に、ある“チップ”をルーター内部に取り付けるよう指示をしていた。そのチップは、実は後に私たちがその機器に不正アクセスできるようにするためのものだったのだよ。国民監視のために、そんなことをやっていた」
とんでもない発言である。この国の人が聞いたら大きな問題になりそうだが、とにかく、こうした工作は普通に行われているのである。
最近、こんな話もあった。10月5日、GRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)に属するロシア人4人がオランダで4月に逮捕されていたことが判明した。彼らは、オランダのハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)の駐車場で、同機関のWi-Fiにハッキングで侵入しようとしていたところを現行犯逮捕された。
その後のオランダ当局の調査で、逮捕されたGRUのハッカーらは、これまでにマレーシア航空17便撃墜事件の捜査チームや、ロシア人アスリートの薬物使用を暴露した世界反ドーピング機関(WADA)でハッキングをしてきたことが判明。さらにハーグの後、英南部ソールズベリーで元ロシア情報機関員らに使われた神経剤「ノビチョク」を特定したラボをハッキングするためにスイスに向かうことになっていたという。
もはやハッカーはそこら中で暗躍している。ハッキングも世界中で日常的に行われている。マイクロチップを埋め込むような工作はこれまでも行われてきたし、今後も手を替え品を替え行われていくだろう。
そして、そんな時代に生きていることを、日本人も認識しておく必要があるだろう。既出の西側情報機関の元関係者はこう言っている。「すでに日本でも、中国などのハッカーたちが工作を行っているのは間違いない」
3 notes
·
View notes
Text
RDR2:55:伝説の動物を追って
直面したくない現実から目を逸らすため、寄り道に余念のないアーサーです。 いえ、決してストーリーが気にならないわけではないんですよ。RDR2の結末は知ってるわけですし、RDRとしては1のストーリーも知ってるので、凋落していくしかないのは承知、それを避けるならそもそもプレイしてはならないのも分かってます。 ドラマを味わいたい……でもアーサーさんにつらい思いはしてほしくない……そんな思いに引き裂かれる小鳥のよーな胸のこの痛み。 ……なんてくだらんこと言ってないで、とっとと本日の現実逃避に向かいます。 今回は伝説の動物狩りで、数カ所をはしごしています。必然的に場所のバレが含まれ��すのでご注意を。 それ以外だと……シャルルから手紙が来たり、レース紳士(エセ)にまた会ったりってとこですかね。
本日まず目指したのはここです。伝説のイノシシ! サンドニの北、ブルーウォーターって場所のあたり。 幸い何事もなく痕跡を見つけることができ、
あっけないくらい難なく狩猟達成。ただ、風向きが完全にイノシシのほうへ流れてたので、匂い消しを使ったくらいですかね。皮剥中にそれが丁度切れました。うーむ……なんかアプデ前より効果時間短くなってるような? まあいいけどね。
サンドニの罠師の店に向かう途中、★3ワニがいたのでこれも狩猟。実は右奥に★2のも一匹いて、襲ってこないかちょっとドキドキしながら剥いでます。 そんなことしてたら、郵便が届いたとメッセージが出ました。 ん? 最近なにか郵送したっけ? 伝説魚は釣ってないし、石刻はまだ一個も見つけてない、化石も一個見つけたきりで見当もつかないし、動物の剥製作りたい人にも送ってない……。
と思ったら、シャルルだ!! そういえばアーサーの日記、シャルルが南太平洋に旅立ったことについて、「俺たちもあっちに行ければまた会えるだろうか」とか書かれてて、アーサーさん、シャルルが気に入ってたのかよとw また会いたいのかよ、あんなに面倒かけられた相手に! でもまあ……西部の荒っぽい自由を求めるアーサーと、芸術家として社会の常識に縛られない無軌道なシャルルと、方向性は違っても「自分らしく生きる」って点ではなにか感じるものがあったのかも? へー、思い通りの絵を描けるようになって、ニューヨークにも何点か送ったのか。で、もしかするとあのスケッチも価値が出てるかも? ほほー。それじゃあどこか、買い取ってくれそうなところで値段見てみようかな。……と言っても、たとえ高く売れるとしても、おかしな友達のくれた絵だから、売るつもりないけどな(´ω`*)
ついでに、買っただけで読み忘れてた新聞もチェック。 グレイ家とブレイスウェイト家はどっちもほぼ壊滅。新聞を読むかぎり、抗争の戦闘員がダッチギャングだとは思われてないみたい。それぞれの一家の争いのために雇われた無法者ってだけな感じ。 ジョサイアとやった無血馬車強盗の記事も出てる(´ω`*) それからアンソニー一味か……。アンソニーも黒人だから、動機はそのへんにあるのかもなぁ。英雄視する人もいるってのも、そのへんが理由じゃないかと。白人だけを襲うなら、それを喜ぶ黒人たちがいても不思議ではない世情。
なお、ウォレス砦の東あたりにいると聞いた動物は、あたりをうろうろしてみましたがテリトリーに入ったという表示もされず、諦めました。うーん、なにか条件があるのかな。それとももっと違う場所? 「すぐ東の丘」って聞いたんだけどなぁ。 だったら次は、間欠泉の近くだ! あのときは痕跡多数で追跡不可能だったから、どんな動物いたのかも分からないけどね。
移動中に見つけた、一服してる誰かさん。こういう馬に乗り逃げも可能なのかもしれないけど、振り落とされる可能性もあるし、まあ、そんなセコい真似はしないけどな。
ウォレス砦のすぐ北の渓流にはサケが泳いでました。渡ろうとしたら真っ赤な魚影が見えたので、ついでにちょっと釣り。一匹はごはんにして、もう一匹はいつもどおりリリースな。 そして間欠泉のところに……。今回は無事に追跡が可能で、いるのは狼か。普通の狼がうろうろしてるエリアからはちょっと離れてるんだけど……群れを作ってない、まさに一匹狼か? と思って追跡。効果的なのは毒矢だっていうからちゃんと射たのに……えっ、普通にすげー元気に襲ってくるんですけど!? しかも銃を構えようとするたびにタイミングよく噛み付いてくるっ。゚(゚´ω`゚)゚。タスケテ ……0(:3 )�� =͟͟͞͞(’、3)_ヽ)_シッパイ ううむ、これでしばらくは現れなくなってしまった。
とりあえず狩猟道具作っておこう。それから、サバイバルチャレンジが4つめに進んだから、いろんな矢も作って……。ダイナマイトの製造方法って俺知らなかったっけ? うーむ、盗品商で売ってるかなぁ。以前に一度、買えるものは全部買ったけど、章がすすんで増えてたりするのかな。
さーて改めて出発するかー。このへんの山間の景色も良いですな。
間欠泉のとこは通り道なので戻ってきたけど、伝説の動物はしばらくしないと戻ってこない、というメッセージ。 そしてこの湯気が立ってる池……熱湯なのか、そこそこ丁度いい温度なの��……。「ご主人、お風呂なら町で入ってください。少なくとも私は入りませんからね?」と、親密度4になった黒部くんに言われてる気がしてみたり。 親密度4になると、さすがにヘビくらいではパニクったりしません。が、アーサーが乗ってないとすげー勢いで逃げるのでちょっと笑うw
無人だけど煙は出てるし、誰かのキャンプだな。テントの脇にある箱は調べられるんだけど、俺が自分のキャンプをそんなふうにあさられたら腹立つし。というわけで、手をつけずそっと立ち去ることに。
伝説の雄羊のところへ向かう途中、脇にある池で釣り。ここは大型のカワカマスが釣れますな。アメリカ&キタ両方いるみたい。ミミズ使ったら小さい魚もなにかかかるかなと思いましたが、カマスしか来ないのでリリースして立ち去ります。 羊の皮がどの大きさか分からないので、大型の魚積みたくないんですよねぇ。
そして無事、伝説の雄羊狩猟! 立派な角だ。 狼で反省して、どうせ伝説動物は素材のクォリティなんかないんだし、苦痛を長引かせないためにも、ライフルの炸裂弾を一気に頭へ3発ほど撃ち込むのが自他共に最良であろうかと。 ところで伝説の狼、すげーもふもふころころしてましてね? 狩るよりそのまま飼いたいなぁとか無茶なこと思いました。ちびのときから育てるならともかく、成獣を飼えるわけはないのは明白なのですが、もふりたい……っ:( •ᾥ•): そーいやネットとかSNSでちらっと見たRDR2の現パロ、アーサーの仕事はみなさんほぼ動物がらみで想定しててブレませんなw ジョンじゃないけど牧場主やってるとか、馬の医者とか、獣医などなど。んー……おいらは低学歴で荒っぽいところもあるけど人情家で義理堅く、あまり賃金のいい仕事はしてないんだけど捨て犬とかほっておけなくて、養える範囲でだけど見つけたら拾ってきたり、里親探してくれるシェルターに届けたりしてる普通の(?)人っぽいイメージ。 獣医になるには、ほら、医者になれるような高学歴なタイプのイメージがなくてですね? なりたいんだけど勉強苦手で、自分の飼ってる犬が重い病気になったりするとおろおろして、俺にそういう知識とか技術あったらなぁと思うけど無理で、自己嫌悪したりしてる感じ。 獣医ならチャールズとか向いてそう。あの人は普通に頭良さそうですし。学ぶ機会がなければ並かもしれないけど、機会がれば一途に熱心に勉強して、なりたいものになる力がありそうというか。ちょっとシャーマン入ってる獣医さんなw とか余計な空想したりなんかもしつつ……。
お、また出た。こいつ馬殴るから嫌いなんだけど、―――シャイヤーのときに挑まれればともかく、今乗ってるの、事実上このゲーム内の馬でNo.2の能力と言っていい黒アラブだぞ? ミズーリほど走ることに特化はしていないとはいえ、ハンドリングの良さは上。しかもすっかり俺になついて最高の能力を発揮してくれるようにもなってる。おまえの馬がローズアラブででもないかぎり、能力値も俺の黒部のほうが間違いなく上なのに、レースしようってか? 途中、いったいどういう操作ミスしたのか、突然アーサーが馬から降りてスニーキングモードに入るという謎のことをしたりもしましたが、難なく勝利。相変わらず突然止まったりと、まだまだ馬との連携ができてない��、おっさん(。 ー`ωー´)
馬の速度が上がった、とか左上に出てるのは……レースに勝利した恩恵? それってこの黒アラブ限定なのかな。 それはそれとして、こいつ……(≖ᾥ≖╬) 馬のせいじゃねぇだろうにまた殴るのかよ、と思わず銃で脅そうとしたら
それどころじゃねぇや、こいつ自分の馬撃つ気かよ!? ってわけで先手を取って、だからって殺すほどのこともないので手を狙うアーサー。 あいにく外したのですが、銃撃されたことで撃つより逃げることにしたのでそれはよく。で、今殺そうとした馬に乗って逃げるのかおまえ。で、おまえは殺されかけたこと分かっててそいつ乗せて逃げる……んじゃないよな?
まあなんにせよ、 俺 は 許 さ ん (ㅍ_ㅍ)マテ コラ
さて、どうしてくれようか……。 おっと、逃げた馬は見つけて、盗品商のところにでも連れて行くかな。こんな奴よりはマシな飼い主に出会えるといいんだが。 と逃げたあたりを探して見つけました。白粕毛のノコタか。特に速い馬でもないんだがなこいつ。しかもアーサーが乗ると、いつまでもいなないてるのは……こんな奴でも主人だと思ってるのか? 負けたからと殴られても? 殺されかけてさえ? ……というよりは、単にゲームシステムとして手懐けられる設定がうまく機能してないだけでしかない気がしますが。そこまで信頼してる馬が、主の意思に背いてレース中に立ち止まったりするわけないだろうし。 それに、こいつ解放したら通報しに行きかねないし、またどこかで出会ったとき速攻で通報モードに入られても困るしな。 まあ―――沈んでろ?(ㅍ_ㅍ)ジャアナ
というわけでノコタは、いななくのをなだめてもあまり効果はないまま馬商人に引き渡し(親密度1で10$ちょいだった)、ローズの近くに来たついでに盗品商に寄って、伝説動物のアクセいくつか作って、レシピ買って……シャルルの絵……ちょ、2$wwww 売る相手によって価格違ったりするのかなぁ。それとも、シャルルが「最高の絵が描けるようになったぜー!!」って言ってるだけで、世間の評価はこんなものなのかw まあいいや。これは記念品だしな(´ω`*)ゲンキ カナァ
あ……サンドニの池……ラジコン博士……(´・ω・`) 雄羊の皮売りに来た後、拠点への帰り道、横を通ってふと立ち止まるアーサーさん。ラジコン楽しかったなぁ……あの"息子"ロボはよく分からなかったけど、博士を殺した犯人はあのロボットなのか、それともロボットを盗んだ誰かとかなのか。いつかどこかでなにか分かるのかなぁ(´・ω・`) あ、ちなみに警察署(やっぱり劇場のすぐ傍)寄ってみたけど、署長に挨拶できるだけでした(´・ω・`)オカネ…
てな具合にさんざん現実逃避しまくったので、そろそろ、次へ進もうと思います。 ホゼアに話しかけて、メインミッションだ!!
1 note
·
View note
Quote
アマンダの息子であり、ローラの弟であるトムから紹介された青年紳士。 ローラの結婚相手として紹介された青年紳士は、トムの同僚である。 アマンダは青年紳士を迎えるために様々な準備をしていた。 床にはバラ色の絹のシェードの付いたついた新しい電気スタンドが置かれている。 窓には波打つような新しい白いカーテンがかけられ、 椅子やソファにはサラサのカヴァーがおおわれ、ソファーには新しいクッションが2つ。 蓋の空いた箱がいくつかと、ティッシュ・ペーパーが床に散らばっている。 ローラの髪型も変わり、前よりもっとやわらかな、もっと似つかわしいスタイルに。 この世のものとも思われないはかない美しさが現れている。 アマンダ「ちょっと待って、このドレスは普通のドレスじゃないの」 「さ、鏡をみてごらん」 どこからか機械音が微かに響く。ローラは思わず周囲を見渡すが、それらしいものは何もない。 しばらくすると、ローラはドレスに包まれた胸元に片手をあてる。 ローラ「なにするの、母さん?」 アマンダ「これはね、〝かわいいペテン師〟って言うの!」 ローラ「こんなのいや!」 アマンダ「いやじゃありません!」 ローラは既に両手を体側に垂らしている。 機械音は一定のペースと音量を保ち続けている。 同時に、この間にもローラの胸元はとどまることなく膨隆し、 着衣の上からでもシルエットを十分に視認できるほどの存在感を持っている。 ローラ「でもどうして?」 アマンダ「正直言ってね、あんたの胸、平べったいから」 ローラ「これはあまるで罠にかけるみたいだわ」 アマンダ「美しい娘はみんな罠よ、美しい罠。男もそれを承知で近づいてくるの!」 スクリーン上に文字―「美しい罠」 アマンダ「今度はあたしが支度する番!きっとあんたもびっくりよ」」 アマンダは舞台袖へと身を隠す。 ローラは、胸元や腰回り、腰背部などドレスの様々な部分に両手をあてていく。 同時にドレスを見渡すも、見た目は普通のドレスで、チューブらしき物はない。 胸元の膨らみが、ローラ本人の頭部と同じくらいの大きさに達する。 ローラ「母さん。そろそろ止めてちょうだい。」 「いくら何でも、大きすぎるわ!」 アマンダ「まだですからね!!」 胸元が膨隆するペースが加速した。シルエットが細かく描き出され、 ひとまとまりのシルエットを持っていた膨らみが、一対に分離しては膨張する。 みるみるうちに、それぞれ小さめのフットボール程のサイズになった。 それでも早くなったペースを保って、膨らみ続ける。 同時に、ドレスの腰回りも膨らみ始めたのである。 ゆったりとした長いスカート部分のシルエットが、緩慢に曲線を帯びて左右に広がる。 背後のスクリーンに、ドレスの腰部が、左右に広がる腰部が映し出される。 ローラは、両手を腰に当て、腰部に視線を下しながら、その場で身体が回転していく。 臀部もまた、胸元と同様に流麗で力強い曲線を描き、存在感を広げていく。 比例するように、ドレスのスカート部分の余裕が減っていく。 ローラ「ここにも風船が入っているというの…。これも〝美しい罠〟だというの?」 アマンダ「ええそうよ! そうなのだわ!! そうに違いない!! きっとそうよ!!!」 いつのまにか、ローラの、いや、スカート部分が左右に20㎝以上 広がったとき。 ドレスに包まれた平たい下腹部が、ぽこんと突き出るのと同時に腰回りの膨張するペースが加速した。 ちなみに、胸元には1直径フィート以上の風船が2つ並んでは、未だに膨らんでいる。 はかない印象を与えていた、砂時計のようなウエストが前後左右に、年輪のように周径を広げ始めた。 アマンダが去った舞台袖の方向へ歩み去るが、あっけなく舞台上に戻されるローラ。 歩く際、ローラのサイドビューがみられるが、内部の風船によって体型が変わっている。 腰回りの横幅と厚みがほぼ同じ寸法であり、後方に突き出た歪な球を描いている。 初めに膨らみ始めた胸元は、大玉のスイカほどの球体2つと化してしまっている。 また、ドレスの袖に包まれた二の腕も、心なしか太くなっているように見える。 それらに対し、膨らみ始めが遅かった胴回りは比較的に控えめだ。 過剰なS字カーブを描いた体型は、ローラ本来の体型とあまりにもかけ離れたものである。 秒単位で着実に、横幅と厚みが増し、丸みをおびた体型となっているのだ。表面上は。 ソファの端に小さく腰かけ、壁と天井の境目だろう部分に眼をやるローラ。 来客である青年紳士が到着する気配はまだ、ない。 ローラはゆっくりと、縦長の鏡の前に行き、厳粛に自分の姿を見つめる。 一陣の風が吹き込んで、カーテンをゆっくりと優雅に内側に揺り動かす。 背後のスクリーンには、鏡に映ったローラの全身像が映し出される。 アマンダ「まだ少し明るいわねぇ」(オフステージで) ローラは思い悩んで顔つきで、鏡の前でゆっくりと向き直る。 そのとき、ドレスがはじけ飛ぶように膨れ上がった。 ついさっきまでの複雑で過剰な曲線美は、あらかた消え去ってしまった。 胴体部が、ドレスに包まれた部分が一つの球体と化したのである。 ほんの数秒、舞台の照明が落ち、ローラのみがサーチライトで照らされ、身体がその場で回転する。 どの角度からみても、彼女の胴体は今、コンパスで描いたような円だ。 直径がローラの胴体の長さに等しい円。周径は本人の身長をはるかに上回っているに違いない。 しかし、球体の直径が、胴体の長さが多少のびている分、身長も増しているようだ。 大きな球体からほっそりと伸びた四肢や、はかない印象を与える頭頚部・顔が突き出ている。 大きく単純な球体と、見るからに繊細な末端部が互いに引き立てては強調している。 豊満すぎるヒップラインと臀部は、引き延ばされ、球体と完全に同化してしまっていた。 どこまでが腰で、どこまでが尻なのか視認して判別できない。 それぞれ大玉のスイカ以上に膨らんでいた胸元もまた、引き延ばされてしまったようだ。 薄いドーム状に変形し、高さはさきほどの1/3以下だろう。10㎝未満といったところ。 ドレスも変形し、足首まで届いていた裾が短くなり、膝が隠れるほどの丈に。 再び、舞台に照明が戻る。機械音はいつの間にか止んでいる。 アマンダ「さあ、いよいよ見せてあげるわよ」(オフステージで笑いながら) 「―どうしたの?」(ローラの姿を凝視しながら) ローラ「ドレスが膨らみ続けたからよ。最後にこうなってしまったわ」 「どうみても風船よ。気球よ。触った感触だって」(膨らんだドレスを両手で押しながら) アマンダ「まあまあ落ち着いて(´・ω・`)」 「古いトランクの底に眠っていたドレスが今ここによみがえったの!」 「流行なんて結局そう変わるもんじゃないわ……」 舞台上に戻ったアマンダは、かつての栄光を長々と詳細に語っていく。 しかし、ローラの耳には何一つ到達してはいない。 ローラはただ、気球のように膨れ上がったドレスを視線を向けるのみ。 両手で膨れ上がったドレスを押すものの、僅かに凹むのみ。 突然、ローラの頬が膨らみ、口から空気が勢いよく放出されていった。 それと同時に風の吹く音が舞台上に響き渡っていく。 伸びていた身長が元に戻り、球体がみるみると萎んでいく。 球体そのものだった胴体はくびれはじめ、「ウエスト」が生まれようとしていた。 引き延ばされていたヒップラインやバストラインが再び、浮かび上がっていく。 顕著に浮かび上がってそれらのシルエットは、空気が抜けるように萎んでいく。 アマンダ「雨にならないうちに、二人がつくといいんだけど」 やがてローラの体型が本来のそれに戻ろうとしていたとき。 ローラの身体が再び膨らみ、ローラはややよろけた。 胸元と腰回りが主に膨らんでいき、追従するようにウエストも太くなる。 思わず、ローラはドレスの様座な部位に両手をあてる。 その感触は風船のそれではない。触る部位によって弾力が違い、体温も感じる。 しかも、自分が触られた感触までも伝わるのだ。 あまりの体積か、シルエットだけでなく凹の部分までも浮かび上がっている。 両肩を隠すほどに膨らんだ胸元は、大玉のスイカより一回り大きな膨らみが一対。 両腕全体で触れると、ズシッとした重さが抵抗なく沈み込んではのしかかる。 正面から見ると、二回り太くなった二の腕と、ほっそりとした頸元をも隠している。 風船のような流麗な曲線を描き、重力に抗してツンと上を向いている。 両肩より数十㎝幅が広いヒップ。本来より10㎝は優に突き出た下腹部。 ゆったりとしたスカート部分に、球々としたシルエットがはっきりと。 へそまわりの一部も腰回りに同化し、ヒップ全体が球体のよう。 腰回りの後方が、他の部位よりも高く膨隆しているため、 横から見ると、球体を上下にやや押しつぶしたかのよう。 砂時計のように細くくびれていたウエストはもう、存在しない。 ウエストは2倍以上の太さになり、くびれはアンダーバストと同化寸前。 腹回り、特に括れから下は外側に丸く、大きく張り出しているのだ。 胴体部が全体的に太くなり、腰背部も腰にに向かって肉厚になっている。 目立っていないが、アンダーバストも大幅に太く分厚くなっていた。 以前のローラどころか、一般的な成人女性のトップバストを優に上回るだろう。 ガラス細工のように、はかなく柔らかな印象を与えていたローラ。今では巨大な砂時計のよう。 体型によって、柔らかな印象が強くなり、体積故に存在感を醸し出している。 顔とそれを支える首はほっそりとしたままで、はかない印象はそのままだ。 むしろ、首から下がさらに印象を強めていっているようである。 アマンダ「これ以上は変わらないようね。これほどとは思わなかったけれども」 アマンダは、ローラのドレスに包まれた身体の様々な部位に手をあてる。 アマンダの手は、ローラの柔らかくなった身体にことごとく沈み込んでいく。 スクリーンに手が沈み込む様子が映し出される。 次に、臍回りや下腹部の肉を両手でつまむ―いや、掴んでいく。 アマンダ「そろそろ、二人が着くころじゃないかしら」 終
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17015922
0 notes
Text
裕の誕生日
この小説は同好者の間だけで楽しむために作られた二次創作の小説です。
原作者様とは一切関係ありません。
本編のネタバレ、及び各キャラクターのルートネタバレを含みます。 メインキャラクター5人のルートが終わってない方は読まない事を推奨します。
世界観等への独自解釈アリ。 定晴さんトゥルーED後の妄想。 定晴さんトゥルーED後と言いながら定晴さんが殆ど出てこない罠。 裕の誕生日パーティーしようぜ!いえーい!的な。 同年代組がわちゃわちゃしてるとこが書きたかったんですよ!!!
裕の誕生日
・・・初めて打波島を訪れて約一年。 蛭子の干渉がなくなり、その庇護下から離れた打波島はその豊かさを失いつつある。 けれど、それでも島の人達は今を生きるた��少しずつ前に進んでいる。 禍月もなくなり、月狂いの性質もほぼ鳴りを潜めたようだ。 生活にも変化が現れ、禍憑きだのなんだのと言った差別も表向きは解消されたようだ。 さて、そんな打波島の景観はというと一年やそこらで大幅に変わるわけでもない。 が、明らかに以前より様々な建物が増えているのがわかる。 どちらかと言うと建設中のものが多い、という印象か。 急激な変化も軋轢を生むとの事で、尊久さん主導のもとゆっくりと生活の近代化が進められている。 これは元々尊久さんが行っていた事業でもあり、その点に関しては特に問題は無い。 潮の結界が無くなったため島から本土へ足を運ぶ人が多くなり、文明開化さながら色々な情報が飛び交っている。
そんな変化を始めた打波島に、俺は再び足を運んでいた。 色々あったし、母さんの一周忌くらいはキチンと島で迎えたかったのだ。 とは言え、お寺の住職がいるという事もなく、立派な墓があるわけでもない。 簡単な墓参りみたいなものだ。 そんな訳でちょっとだけ大学を休みつつ、俺は連絡船に飛び乗ることになった。 泰蔵さんとはちょくちょく連絡を取っていたためそこまでそこまで目新しさは無かったが、この一年間島と本土を恐ろしい頻度で行き来していたのを知っている。 曰く、「一年の1/3は船上の生活だった」とかなんとか。 それが比喩なのかどうかは分からなかったけど、去年会った時より若干やつれたような印象を受けたのも事実だ。 本当に忙しかったのだろう。
島に着き、伯父さんと崇と一年ぶりの再会。 崇は少し背が伸びており、成長期に入ろうとしていた。 学校にも通い始めたようで楽しくやっているようだ。 屋敷に再びお世話になりつつ、三人で母さんの墓へと赴いた。 読経を上げるわけでもないが、墓の前で皆で腰を下ろす。 持ってきた弁当を広げながら、伯父さんから母さんの思い出を聞き、崇の近況を聞き、俺の近況を話す。 本当にただの墓参りの光景だった。
前より本土との行き来が楽になったとはいえ、あまり島に長居するわけにはいかない。 以前お世話になった人たちに挨拶回りをして島内を移動する事約一日。 体力を使い切った俺は屋敷の部屋で突っ伏していた。
「むり・・・もう歩きたくない・・・」 「何だよ、向こう帰って軟弱になったんじゃないか?裕」 「俺は元々都会のもやしっ子だっての・・・。常に体力持て余してるお前らとは違う生き物なんだよ・・・」
突っ伏す俺の横で千波がからからと笑う。 千波もあの後色々とあったようで中々大変だったようだ。 最近はその状況も少し落ち着いたようで、何度か本土の方にも足を運ぶ機会もあったようだ。
「で、明日には帰っちまうのか」 「まぁな。大学自主休講してこっち来てるわけだし長居するわけにはいかないよ」
明朝には島を離れ、夕方には本土に到着予定だ。 潮の結界が無くなったおかげで迂回するルートを使う必要が無く、片���6時間足らずで動けるようになったのは本当に有難い。
「なぁ、裕!」 「ん、どうした?」 「お前、もうちょっとで誕生日だろ?誕生日ぱーてぃーしようぜ!」 「確かにそうだけど・・・俺本土に帰るんだぞ?」
唐突な提案に面食らいはするが、そもそも自分は明日には本土に帰るのだ。 この様子だと今からという事でもなさそうだ。 その辺をわかっているのだろうか。
「おう!だから、俺も一緒についてくぜ!」 「・・・はぁ!?お前、漁はいいのか?」
確かに島の住民は本土に出れるようになったし、千波も数回本土に来たらしい話は聞いている。 だが、こいつの本業は漁師だろう。 そんなホイホイ島から出ても良いものなのか。
「おう!実は、父さんから内地での用事を頼まれててな。薬だの医療器具だの色々受け取りに行かなきゃいけねんだ。そのついで、ってワケじゃねえけど」
成程、耕平先生のおつかいか。 あの人の事だからそれにかこつけて千波が本土に来る機会を作ってるんだろうとも推察できる。
「・・・やっぱ、ダメか?」
不安そうな、しゅんとした雰囲気を出された顔をされて無下に扱える程俺は人でなしではない。 そもそも、向こうが厚意で祝ってくれると言っているのだ。嬉しくない筈がない。
「・・・いや、嬉しいよ。千波がいいって言うならありがたく祝ってもらおう!」 「いよっしゃあ!辰馬にはもう連絡して約束してあんだ!��
嬉しそうに叫ぶ千波。辰馬にも連絡済みと来た。 そんな話は聞いてないけど・・・辰馬の事だ、秘密にしてたってところだろう。
「用意いいな・・・。辰馬も来てくれるのか」 「へへ、デンワって便利だよな!連絡したら即決で乗ってくれたぜ。よっぽどお前の誕生日祝いたかったんだろうなあ」 「まぁ・・・去年はそれどころじゃなかったしな」
電気が広く普及し、文明の利器が入り始めた打波。 新市街等一部の施設にはあった電話も、だいぶ広く普及したようだ。 去年の8月頃にたまたま誕生日の話になって「何でもっと早く言わないんだ!」なんて怒られたこともあったっけ。 あの時は母さんの事や島の事で自分の誕生日の事すらどうでもよくなってたからなあ。 ・・・そう言えば、イザナギに誕生日おめでとうって言ってもらったっけ。
「なあ裕、洋一さんも呼ぼうぜ!勇魚のおっちゃんや海堂のおっさん、冴の姉ちゃんとかもさ!」 「ちょ、落ち着けって。第一、皆自分の生活があるんだからそんな急に来れる訳ないだろ・・・」 「えー・・・」
確かに旺海邸で生活したあの面々とまた一堂に会したいという思いもある。 たった2か月という時間だったが、あの人たちはそれだけの思い入れと感謝他様々な気持ちもあるのだ。 幸いそれぞれの連絡先は聞いている。 自分の誕生日という機会を使うことに若干の気後れもあるがそれはそれとして。 誘ったら、来てくれるだろうか。 そんな期待が仄かに浮かぶのも事実だった。
「わかったわかった、聞くだけ聞いてみるから・・・」 「頼むぜ裕!」
そんなこんなで各方面に連絡したが、やはりと言うか皆各々の仕事・予定がある為来ることは難しい、となってしまった。 が、大学に通い始めたという洋一さんは時間が取れるということで、俺達4人で集まる事となった。 幸いな事に今年の誕生日は日曜日という事で、土曜日から集まってそのまま夜更かしコースとなった。
「お、いたいた!おーい!洋一さーん!辰馬ー!こっちだこっち!」
当日、千波と先に合流していた俺は2人との待ち合わせ場所に向かっていた。 遠目で見てもすぐに判別の付く洋一さんを目印に、千波が声を掛ける。
「久しぶりだな、裕、千波」 「お久しぶりです、裕さん。千波も元気そうだな」
2人は千波の声にこちらに気づいたようで無事合流することができた。 島から戻って来た後もこの2人とは連絡は取っており、何度も会う機会があったのでそこまで久しぶりという訳ではないけれど。
「お久しぶりです、洋一さん。辰馬も元気そうだな!」 「ああ。裕達も健勝そうだな」 「あはは、ラガーマンは健康第一ッスからね。風邪ひいてる暇なんて無いッスよ」 「なんだよ辰馬、俺は風邪ひきそうな貧弱ってか?」 「そ、そんなつもりは・・・!いやでも、裕さん製作で結構不規則な生活してるってこの間・・・。そういう点は関心しないッス」 「そうだぞー。だから島回っただけでバテるんだぞ」 「うっ・・・藪蛇だったか・・・」 「あはは!裕、ちゃんと早寝早起き快眠快食快便は大事だぜ?」 「うむ。生活のリズムを崩すのは心身共によくない。バランスの良い食事、適度な運動、規則的な生活、これが乱れれば様々な不調が現れるぞ」
あれ、なんで俺こんな説教されてるような状況に? 今日は俺を祝ってくれるための日じゃ無かったの・・・?
「う、今日はその辺で勘弁してくれ」 「はは、裕さんの健康指南はまた今度改めてやるとして」 「先延ばしにはされたけどやるつもりなのか・・・」
意外と辰馬はそういう時スパルタだからなァ。 島に居た時の特訓を思い返す。 そういう所は一般人の限界を考慮しないと言うか藤馬さん仕込みの厳しさというか。 うん、今日はもう考えないようにしよう。不安な気持ちになって来た。
「じゃ、行きましょうか」 「おー、裕の家行くのは初めてだな!」
千波の言う通り、この面子を家に呼んだことは無かったなあと思いながら冷蔵庫の中身を思い出す。 帰って来てからもバタバタしてたからロクな物がないぞ。
「いや、その前に買い物行かせてくれ。準備する時間なかったし色々足りないから」 「ならご飯の用意も考えなきゃッスね。どうしましょうか」
今からの時間なら俺が作るのもアリか。 この面子なら皆で夕飯を作るのもそれはそれで楽しそうだ。
「あ、俺ぴざ食いてえぴざ!前に見て食ってみたかったんだよな!」 「ふむ、ピザか」
誕生日パーティーにピザ。 こう、フライドチキンとかコーラとかそういうジャンクな感じの食べ物が集まったパーティーにつきものなチョイスだ。 良いかもしれないけど家にあるオーブンで焼くには小さ目のものになってしまいそうな気もする。 それも悪くはないけれど、どうせならでっかいピザを皆でカットして食べたい気持ちもある。
「いっその事買うのもアリか・・・?」 「おー!〇ざーらか?どみ〇ぴざか?」 「いいけど、出せる金も限界があるからな」
嬉々として店を上げる千波。楽しそうでなによりだ。 だがしかし俺達は学生の身。 バイトをして収入を得ていたとしても日頃の生活だってある。 出せるお金だって多いわけではないのだ。
「いや、資金に関しては気にするな」 「え?」 「巌から結構な額の金を渡されている。巌にも裕の誕生日に皆で集まらないかという話をしたのだろう。自分は当直で行けない代わりにこれで楽しめと」
資金繰りを気にしていると、洋一さんが懐から厚めの封筒を取り出し手渡される。 渡されるままに中身を確認すると、諭吉様が・・・いっぱい。
「うわ、こんなに!?かなりの金額ポンと出しましたね。何か申し訳ないな・・・」 「気にするな。裕宛に巌からの手紙も預かっている。これだ」 「なになに・・・」
『皆と楽しくやれよ。んで、洋一を目一杯楽しませてやってくれ。それと、誕生日おめでとうさん』
(過保護かよ!!ていうか俺の誕生日ついでかよ!!)
海堂さんと洋一さんの事情は島から帰って来た後になんとなくは聞いている。 この人達はこの人達で様々な苦労をしてきたのは知っている。 本土に戻ってから海堂さんにも頼まれはしたが、暇がある時は洋一さんと連絡を取って時には一緒に出掛けたりもしている。 それはそれで楽しいし、洋一さんにとっても良い刺激になるかとは思っているが・・・。
(初めて打波島に行く時からしたらえらく変化したもんだなあ・・・。いや、良い事だな。それに、これも海堂さんなりの気遣いか。ありがたく使わせて貰おう)
去年の打波行きの連絡船での出来事を思い出しつつ、頬が少し緩む。 あの時と比べたら、皆色々と変わった。きっとそれは良い事なんだろう。
「俺も母ちゃんと父さんから幾らか持たされてるぜ!金なら心配すんなって!」 「沙夜さんまで・・・。ちょっと流石に申し訳ないな」 「うう、こういう時に沢山出せない自分が悔しいッス・・・」 「辰馬は父さんと同じ医者になるんだろ?なら医者になってその後裕に色々してやりゃいいじゃんか」 「そ、そうかな・・・」 「そうだな。その時は稼いでる筈の辰馬先生に奢ってもらおうかなー」 「なら頑張るッス!その時はまた皆で集ま��ましょうね!」
脳裏に浮かぶ耕平先生と沙夜さんの笑顔に感謝しつつ、今度お礼をしなければと脳内にメモする。 苦学生の辰馬が申し訳なさそうに眉を下げるが、すぐさま千波がそれを引き上げる。 こういう時千波の真っ直ぐ純粋な精神は、生真面目過ぎる辰馬をガッチリとフォローする。 光属性のメンタルは周りすらも照らし出す。 ・・・プリキュ〇かな?
「そしたら後でピザー〇でも寄ってくか。持ち帰りの方が安いし」 「ピザ・・・高級品ッスね」 「確かに。なんでピザってあんな高いんだろうな」 「人件費、配送料の関係上割高になるのだろう。メニューにもよるのだろうが生地や材料の原価、それに基づく粗利率、定価から逆算しても明らかな乖離があるからな」 「だから持ち帰りで一枚タダとかやってるのか」
先に買い物をする為スーパーに向かう途中、ピザの価格について話したり。
「ビールはスーパードゥライでいいか?」 「あ、俺ドゥライ好きッス」 「裕ー!これ!俺ポテチ食いてえ!」 「ああ、いいぞ。好きなもの入れろよ。洋一さんは何か欲しいのあります?」 「えり好みはしない。任せよう」 「あ、コーラとかも買ってくか。辰馬も酒だけだとキツイだろ?」 「助かるッス」 「他のソフトドリンクも多少あった方が良いだろう。割り材にもなる」
皆でワイワイ喋りながら菓子や飲み物を選んだり。
「後はケーキか?」 「どうせならばホールで良いのではないか?」 「ホールっスか!?そんな高級品を・・・」 「いやまぁ今回は軍資金も潤沢なので・・・」 「裕、どれにすんだ?どれも美味そうだぞ!」 「うーむ・・・これは迷う」
ケーキ屋に入って色々悩んだり。
「ジューシーステーキか、アスパラベーコンか・・・」 「クォーターもアリッスすねぇ」 「洋一さん、このなげっとってなんだ?」 「ナゲットは貴金属の塊という意味もあるがこの場合はチキンナゲット、つまり鶏ひき肉に衣などをまぶして調理した料理のことだな」 「おい千波、お前が食いたいって言ったんだからお前も選べよ」
ピザー〇でメニューを前に唸ったり。 終始皆でワイワイと騒ぎながら買い物をする。 こういうノリ、大学の友人とはあまりした覚えがないからそれがまた楽しい。 そんなこんなで買い物を終えた俺達は今日の会場である俺の家へと到着したのであった。
「おっじゃましまーす!」 「お邪魔します」 「邪魔をする」 「おお、4人もいるといつもより狭く感じるな・・・」
男四人というむさくるしい図というのもあるが、辰馬や洋一さんの体格が大きいのもあるかもしれない。 決して狭い部屋ではない筈なのに、部屋の中が妙にみっちりした気分になる。
「おー、裕の家結構綺麗だな!なんかこう、裕の家!って感じ」 「なんだそりゃ」 「裕、冷蔵庫を借りるぞ」 「ええ、ケーキと飲み物はそっちに。今テーブル出しますね」 「千波。飾り付けしようか」 「おう!まかせろ」 「え、飾りつけ?そんなものまで用意したのか?」 「だって内地の誕生日ぱーてぃーはこれが当たり前なんだろ?」 「いや、そうなんだけど・・・それをやるのって大体子供じゃ」 「いいじゃないスか。折角準備したんですし、俺達がやりたいので」 「・・・じゃ、お言葉に甘えて。頼んだぞ」
飾りつけまで準備してくれた千波と辰馬に面食らいつつ、パーティーの準備にそれぞれ手を付けていく。 軽い掃除は流石に済ませているのでテーブルや食器を用意し、食べ物類と一緒に準備していく。 と、そんな時だった。 『ピンポーン』 家の呼び鈴が鳴り、何かと思い玄関のドアを開けた。
「はーい」 「こんちゃー!ノラネコヤマトです。旺海裕さんでお間違えないですか?お荷物お届けにあがりましたー!」 「・・・何か頼んでたっけ?・・・あ、ここにサインですね。ご苦労様です」 「床に失礼しますね。重量ありますのでご注意ください。ありがとうございました~!」
やって来たのはノラネコヤマト便。 特に何かを頼んだ覚えはないけれど俺宛なのは間違いないらしく受け取りのサインを記入する。 ノラネコのお兄さんはニカッと笑って礼をして去って行った。 床に置かれた大き目の四角い段ボール。 重量あるって言ってたけどどんなもんだろう。
「って重っ!」
持ち上げた段ボールはかなりの重量があり、ひーこら言いながら持ち上げる。 と、その重量が一気に軽くなる。 段ボールの反対側にはいつの間にか辰馬が来て一緒に支えてくれていたようだ。
「裕さん、大丈夫ですか。持ちますよ」 「助かる。しかし一体誰から・・・冴さんから!?」 「これ結構な重量ありますね。何が届いたんスか?」 「えっと・・・ワレモノ、酒類・・・ああ、うん。実に冴さんらしいプレゼントだ」
段ボールに貼られた依頼主の名前を見て一気に納得する。 冴さんからの贈り物、と言ったところだろうか。 誘った時に皆で集まる旨を話したので行けない代わりにお酒を、という事だろう。 辰馬に台所まで運んでもらい、早速中身を検分させてもらう。
「日本酒、焼酎、ウィスキー・・・え、これウォッカ、にスピリタス・・・?え、アルコール96%!?お、リキュール類もある。カシスにピーチにコーヒー。どんだけ詰め込んだんだあの人」 「ふむ���流石冴だな。豊富なラインナップだ」
『裕、誕生日おめでとう。誘ってもらったのに行けなくて悪いわね。代わりに私のオススメを入れたから皆で楽しんで頂戴。面白い事態になったら仔細の報告よろしくね。P.S.今度は別日に是非呼んで頂戴ね。あなたの料理が食べられなくてちょっと口寂しいわ』
(祝ってくれてる・・・んだよな、これ?)
前半部分は兎も角、後半と追伸がメインの文章に見えて仕方がない。 贈られてきたお酒もバラエティ豊かで色々と楽しめそうではあるが、どう見ても冴さん専用のお酒としか思えないものもある。 ・・・これは後日お礼も兼ねてお招きしなければならないんだろうな。
「いっぺんに消費できる量じゃないな。取りあえず楽しめる分だけ使わせてもらおう」 「裕ー!こっち準備出来たぞー!」 「おー!じゃあ始めるか!」
取り合えず冴さんからのお酒は一旦しまい込み、台所から離れる。 部屋側に戻ると壁や天井、テーブルに様々な飾り付けがされており、正にパーティーの雰囲気だ。 俺の家なのに別の場所みたいだ。
「・・・凄いな」 「へへ、辰馬と一緒に頑張ったんだぜ!」 「どうッスか?中々いい感じに出来たと思うんスけど」 「ああ、これは凄いよ。ありがとうな、2人とも。さて、準備万端という事で始めようか」 「飲み物の準備もOKだ」 「千波、音頭頼むぞ」 「おう!一日早いけど裕の誕生日を祝って。かんぱーい!」 「「「かんぱーい!」」」
一斉にグラスを掲げ、乾杯。 皆でピザにかぶりついたり。 辰馬がピザにちなんだ苦労話を零したり。 ポテトのフレーバーで論争になったり。 洋一さんがナゲットをひたすら食べ続けたり。 結局食べ足りなくて俺が台所に立ったり。 俺がケーキのロウソクの火を一本消し損ねたり。 千波が初めて食べた苺のショートケーキに目を輝かせたり。 楽しい時間はあっという間で、飲んで食べて騒いでいる間に時間は0時前になってしまった。 そして。
「お、日付変わったな!というワケで、裕、誕生日おめでとう~!」 「裕さん、誕生日おめでとうッス!」 「裕、誕生日おめでとう」 「うん、皆ありがとう・・・ははっ」
誕生日おめでとう、という言葉と共にパンパン!というクラッカーの音が鳴り響く。 クラッカーから飛び出た火薬臭い紙テープが降りかかる。 そんな匂いすらも嬉しく、愛おしく感じる。
「本当にありがとうな、皆。去年の今頃はそれどころじゃなかったし」 「裕さん・・・」 「だから、凄く嬉しいよ。千波、企画してくれてありがとうな」 「おうよ!俺もまさか内地の裕ん家来て誕生日ぱーてぃーできるとか思ってもなかったぜ。ありがとうな!」
千波の笑顔がすごく眩しい。 ああ、お前は本当に良い奴だなあ。 思わず感極まって千波を抱き込んで撫でまわす。
「千波・・・。この、可愛い奴め!」 「うわ、やめろよー!」 「うりうりー!っはははは!」 「うひっ、そこやめろって!あはははは!」
一通り千波を弄りまわして解放する。 千波はくすぐったかったのか、未だに笑っている。 そんな俺達を眺めていた辰馬と洋一さんに改めて向き直る。
「辰馬も、洋一さんも今日は来てくれてありがとう。こうやって皆に祝ってもらえるなんて思いもしなかったよ」
身を正して礼を言うと、辰馬がふるふると顔を振る。
「お礼を言うのはこっちの方ッスよ、裕さん」 「島でも、島から戻って来た後も、皆お前には世話になっている。俺達が何かをして喜んでもらえるならば嬉しい」 「ええ。色々、本当に色々ありましたけど、皆裕さんには沢山感謝してるんスよ。だから、少しでもお返ししたいッス」 「辰馬、洋一さん・・・」
2人の言葉に思わず涙ぐむ。 本当に、本当にあの島に行って皆に出会えて良かった。 こんなに暖かくて、幸せで、掛け替えのない友に出会うことができたのだから。
「・・・ちょっとしんみりしちゃったな。さ、夜はこれからだ。呑むぞー!」 「おーっ!」
折角の誕生日にこんな空気は似合わない。どうせならもっと��しい思い出にしたい。 そう思い、再びグラスを掲げようとすると辰馬がゴソゴソと動き出した。
「と、その前に。裕さん。俺達から裕さんに誕生日プレゼントッス!」 「お、おお・・・!マジか、そんな用意もしてくれたのか」
誕生日プレゼント! 俺にとってはこのパーティーだけでも十二分にプレゼントのようなモノなのにまだあるのか! 驚く俺に、辰馬は笑顔で紙袋を手渡してきた。
「俺からはコレッス!どうぞ開けてください」 「じゃあ遠慮なく、って重っ!リストバンド・・・にしては随分ゴツいというか重いような」 「リストウエイトとアンクルウエイトッス!これなら日常生活でもトレーニングできるッスよ!」 「えっ・・・?」 「裕さんはもうちょっと鍛えておいた方がいいッス。ただでさえこっちは物騒なんスから。製作作業で運動不足ぎみって言ってましたよね?これなら日常生活でもトレーニングできるし健康にも良いし、いざって時に動けるッス!」
(これ、1パーツ毎に5kgって書いてあるように見えるんだけど・・・)
「ふむ、これはいいな」 「俺の使ってたのよりは軽いですけど動きを阻害しないし吸汗性も抜群ッス!おすすめッスよ!」
ラガーマンの辰馬にはこれでも軽いくらいなのかもしれないが悲しいかな文系の俺にはかなりキツい代物なんだが。 とはいえ島で教わった武術の型は今でも継続してるんだ、基礎体力と筋力だって去年よりは上がってる筈。 折角だしこれを機に改めて鍛えてみよう。
「ありがとう、辰馬」 「どういたしましてッス」 「次俺な!俺はこれだ!」
次は千波か。 千波がそう言って取り出したのは本、本、本。 あっという間に目の前に本の山が築かれる。
「おお・・・これは・・・」 「こっち来るたび色々読んでみたけど俺のおススメ10選!特にこの『白猫ジロ』シリーズが凄い良くてな・・・!」 「あ、これ前にサキが読んでた奴ッスね。めっちゃ泣けるって言ってたッス」
10選という割には冊数が15を超えているという事は10冊ではなく10種類といったあたりか。 本の虫である千波の選んだものに外れはないだろう。これは楽しみだ。
「さんきゅな、千波」 「おう!読んだら感想も聞かせてくれよな!」 「俺からはこれを」
最後は洋一さん。 カサリという音と共に手渡されたのは小さ目の紙袋。 辰馬の時と違って随分と軽い。
「おお、これは・・・んん!?」
開けてくれ、と促されたので早速開封。 出てきたのは馬の写真がプリントされた薄く、手のひら大の黒い箱。 なんか見覚えのある形状だ。 表面には英語でデカデカと商品名が書かれていた。
「ぎがんとほーす?・・・洋一さん、これは・・・?」 「コンドームだ」
こんどーむ・・・コンドーム!? 今洋一さんコンドームって言った?
「えっ?」 「えっ!?」 「・・・?」
聞き間違いかな?と思い聞き直そうとすると、辰馬も声を上げた。 千波は言葉の意味が分からないのか不思議そうな顔をしている。
「ああ、避妊具のコンドームだ。何を贈るべきか色々迷ったのだが、実用性、希少性を鑑みてこれにした。あまり流通量が多くないのだな」 「え、あの・・・」 「以前、勇魚との性行為の際に避妊具の調達が大変だと言っていただろう。色々調べたがこれが最も頑丈且つ大きいサイズのものでな」 「アッハイ」
ああ、やっぱり聞き間違いではなかったのか。 純粋な厚意なのだろう。 洋一さんはそういう人だ。 その気遣いは有難い。有難いんだけどちょっと違うよね? なんかこう、誕生日に贈るものとしては揶揄いとかを含むチョイスだよこれは。 海堂さんか。 海堂さんチョイスなのか。やはりあの髭親父とは一度決着をつける必要がありそうだ。
「すまん、誰かに贈答をするなど余り経験がなくてな。巌にも相談したのだが自分で考えてみろと言われてしまってな。・・・不適当だっただろうか」
まさかの洋一さん自身のチョイス。 珍しくしゅんとした表情の洋一さん。 んー!千波とは違う方向のこの純粋培養メンタル!たまんねえな! あの髭親父とは一度洋一さんの情操教育について話し合う必要がありそうだ。 しかし、不適当どころかピンポイントで適切すぎるというか。 実際、勇魚さんとシてる時にゴムの方が持たない事はままあるのだ。 大体そのままなし崩し的に生でやる事になってしまう時も多い。 実際凄く有難いチョイスでもあるというのは流石と言うべきか。 兎も角、洋一さんの顔を曇らせるわけにはいかない。 中身にツッコミどころはあれど、俺の為に選んでくれたプレゼントなのだ。 そう思うと表情が緩むのを感じた。
「いいえ、助かります。ありがとうございます、洋一さん」 「ああ、喜んで貰えてなによりだ。今後誰かに贈呈する時の参考にもなった」 「次は俺も手伝いますよ!何なら巌さんにも相談しましょう!」 「む?・・・ああ、そうだな。そうしてくれると嬉しい」
次なる犠牲者を増やすわけにはいかない。 そんな思いで食い気味に洋一さんに協力を申し出ると、案外満更でもなさそうに洋一さんも笑う。 海堂さん、後でちょっとお話ししましょう・・・。 そんなハプニング?もありつつ3人からのプレゼントを受け取り、自分の机に一旦置きに行く。 戻ってくると、辰馬がもう1つカバンから何かを取り出した。
「その、裕さん。あの・・・兄さんとおじいさんからも預かってるッス」
ちょっと顔を曇らせながらも辰馬がごそごそと取り出したのは風呂敷に包まれた箱のようなもの。 ・・・来た。来てしまったか。
「なぁ辰馬。これって・・・」 「兄さんとおじいさんから裕さんに、と。その、誕生日プレゼントらしいッス」 「お、おう。ありがとう・・・」
いやね、今日辰馬に会った時から感じてはいたんですよ。 あの島でも感じたビリビリとくる感覚というかエネルギーというか。 明らかにヤバげな物を辰馬は持ってきているな、と。 気付かないふりをしていたけど出された以上は避けることは不可能。 辰馬自身もそれを感じとっているのだろう。 こう、何とも言えない表情がそれを物語っている。 しゅるりと風呂敷を解くと、中にあったのは厳重に封をされた桐箱。
「おおー。何か凄そうだな!」 「こういった贈り物も趣きがあるな。参考になる」
千波と洋一さんが無邪気な感想を言っているがこっちはそれどころじゃない。 藤馬さんとおじいさんの贈り物だ。変なものでは絶対ない。 純粋に俺を思って贈ってくれたものなのはわかる。 わかるのだが、あの人たちの好意というか善意を本土基準で考えてはいけない。
(ええい、ままよ!)
意を決して桐箱の蓋を取る。 と、箱から突風が吹いたような衝撃を受けた。ような気がした。
「うわっ!」 「おい裕どうした!?大丈夫か?」 「お、おう。大丈夫だ、ちょっとびっくりしただけ」
叫び声をあげた為千波に心配されつつ、呼吸を落ち着ける。 大丈夫、大丈夫だ。 自分にそう言い聞かせつつ桐箱の中を改めてのぞき込む。
「これは・・・」 「勾玉、か?御守のようだが」
中に入っていたのは小さめの勾玉。 ぱっと見は御守やアクセサリの類に見えるものだ。 淡い水色をしているが、光の当たり方では赤い色にも見える気がする。 が、問題はその中身というか性質というか。 箱を開封した瞬間、部屋の中の空気が一気に清浄化されたのが理解できた。
「裕さん、これ・・・」 「うん・・・これはヤバい。いや、確かにこれは凄まじい御守だわ・・・」
辰馬も少なからず感じ取っているのか圧倒されている。 そうだよね、そう思うよね。俺自身もヤバイと思うもん。 これ、あれじゃん。ヒヒイロカネじゃん。 島に居た時適当に採掘してたら出てきたヒヒイロカネの欠片。 いつだったかテンションがおかしかった時の細工に使ったけど、余った分を海皇神社に奉納したんだった。
『裕殿の誕生日と聞き、おじいさんと共に贈り物を用意させて頂きました。これが裕殿にかかる厄を祓ってくれるでしょう。機会がありましたら、また島に遊びに来てください。裕殿の息災を願っております』
『御子殿、ご生誕の日誠におめでとうございます。何か贈り物を、と思い以前御子殿が神社に奉納してくださったヒヒイロカネの欠片を加工して御守をこしらえました。これが御���殿を災いから守ってくれるでしょう。どうぞ息災であられますよう』
はい。ありがとうございます。 お気持ちは嬉しいです。本当に。 けど・・・。
(・・・重い)
何というか、思いが重い。 ギャグで言ってる訳じゃないよ? 給料3か月なんてレベルじゃない。下手すれば一生ものの贈り物だ。 いやでも元々は俺が採掘したものが材料だしいやでもこれはちょっと洒落にならんブツというか。 色々な考えが頭の中を駆け巡り、俺はやがて考えることをやめた。
「取り合えず、普段身に着けるものに入れておこう」 「そ、そうッスね・・・」
余談ではあるが、この御守を貰ってから島に居たときのように『勘』が鋭くなった、ような気がする。 島に居た時に聞いた、ヒヒイロカネの『勾を増幅する』というその性質。 本土にいてもその性質は有効なのか、虫の知らせというか直感というか。 明らかに日常における危険というか災難が減ったと言いますか。 ・・・凄いな、コレ。
色々衝撃が走ったけど仕切り直して改めて乾杯。 ここからは本格的にお酒も解禁だ。 冴さんから貰ったお酒たちもさっそく開封させてもらおう。
「これだけ種類があればカクテルも色々作れるな」 「幅広く使えるリキュールの種類。入っているのも甘めのものが多い。流石冴だな」 「なぁ裕。この銀色の水筒はなんだ?」
段ボールの中に入った中身を検分。 本当に様々な種類の酒が入っている。 と、千波が銀色のボトルのようなものをを見つけて持ち上げる。
「ああ、シェイカーだな。簡単に言うと、これを使ってカクテルを作るんだ」 「かくてる!ヘミングウェイが愛したって言われるアレか!」 「これだけ材料が豊富にあれば結構な種類を作ることができる。何か作るか?」
シェイカーまで用意されているとは流石冴さん。 そして洋一さんのこのスキルである。
「え、洋一さんカクテル作れるんですか!?」 「見よう見まねだがな。レシピにはよるが混ぜるだけでも作れるカクテルはある。シェイカーを必ずしも使う必要はない。やろうと思えば誰でもできる」 「へぇ・・・」
ホントに洋一さんは何でもできるな。 関心している間に、洋一さんは段ボールの中身の検分を進めている。
「ラムはあるな。・・・ライムジュースを買っておいて正解だったようだな」
取り出したシェイカーを洗い、キッチンペーパーで丁寧に水気を拭き取り準備完了。 シェイカーにカラカラと氷を入れ、ラムとライムジュースとシロップをメジャーカップで量ってシェイカーに入れる。 蓋をして、映画とかでよく見る動きでシェイカーを振る洋一さん。 洋一さんの太い腕が振られると、シャカシャカ、カシャカシャという軽快な音が響く。
「「「おおー!」」」
何て言うか、凄く様になっている。 これでバーテンダーの恰好してたら本職の人かと勘違いしてしまいそうだ。 洋一さんだったらバーテンダーの恰好も様になるだろうなぁ。 そんな妄想はさておきシェイカーが振り終わり、グラスに静かにカクテルが注がれていく。 流石にカクテルグラスなんてないから普通のグラスだが。 そのグラスがスッと千波の前に差し出される。
「フローズンではないが、ダイキリだ。生ライムや生レモンを使うレシピもあるが、今回はライムジュースを使った簡単なレシピだ。ヘミングウェイに縁のあるフローズンダイキリの元になったカクテルと言えばわかるか?」 「おー!これが!・・・うめえ!すっきりした甘酸っぱさだな!」
ヘミングウェイとかフローズンダイキリとかはよくわからないが、千波にとっては馴染みあるワードだったようだ。 嬉々としてグラスを傾ける。 千波はダイキリを気に入ったのか、少量ずつではあるが何度もグラスを口に運んでいる。
「辰馬ー!お前も飲んでみろよ、だいきり!甘酸っぱくて美味いぞ!」 「そうなのか?じゃあ一口だけ・・・」 「あっ、千波、バカ!」
カクテルってモノにはよるけどかなりの度数あるんだよね。 特にダイキリの元はラム。蒸留酒で結構の度数の酒だ。 だからこそよっぽど軽めのモノを作らない限りビールよりアルコール度数が高くなりやすいわけで。 材料はラムとライムジュースとシロップ。どう見てもダイキリって度数高いよな。
「おー、うまい!それに体が温まってきたッス!」 「だろー!うまいよなー、だいきり!」
ダイキリを飲み終わった辰馬の顔が一気に赤くなる。 グラスに残っていた量は結構少なかったのだが辰馬にとっては十分すぎる量だろう。 さり気なく千波の顔も真っ赤に染まっている。
「ああ、遅かった・・・」 「あのダイキリで辰馬のアルコール許容量がオーバーしたようだが」 「ですよねー。・・・洋一さん、もし辰馬のベアハッグが俺に来たら助けてください」 「善処しよう」
この後に起こるであろう惨劇をなんとなく感じ取り、洋一さんに救助要請をしておく。 そして俺はその未来を回避するため、すぐさま台所に行きグラスに水を用意した。
「ほら、水飲んどけ。千波」 「おー。さんきゅ、裕。んぐ、んぐっ・・・はー、水うめー!あはははは」
そう言って水を千波の前に置く。 千波は酔ってはいるものの意識はハッキリしているらしく水を一気に呷る。 が、やっぱり結構酔ってはいるらしく水を飲みながら爆笑している。 だがこの状態なら千波はまだ大丈夫そうだ。 問題は―
「辰馬、大丈夫か?水飲めそうか?」 「うー・・・」
顔を真っ赤にしながらゆらゆらと揺れている辰馬だ。 声を掛けても唸り声をあげるだけ。
「ほら、水だ。後が楽になるからちょっとでも飲んどけ」 「ん、ぐ・・・んぐ、んぐ」
自発的に動きはしないが、グラスを口元に運ぶと少しずつ水を飲み始める。 辰馬の喉もゆっくりと動いているのできちんと水を飲んでいるようだ。 なんかこう、子供をお世話しているような感覚になってきて微笑ましい。
「お、ちゃんと飲めたな。よし、えらいえらい」 「へへへぇ・・・」
グラスが空になったのを確認してテーブルに置く。 まだお世話している感覚が抜けていなかったのか、思わず辰馬の頭を撫でる。 辰馬も満更ではないのか子供のようにへにゃりと笑う。 うん、もう少し水を飲ませれば落ち着くかな。 そんな風に考えて、完全に安堵した瞬間だった。
「裕さん・・・裕さーん!」 「おごっ!?ちょ、辰馬・・・」 「裕さん裕さん裕さん裕さん裕さん!だーい好きッスー!」
案の定というか分かっていた結末というか。 辰馬が弾丸のようなスピードで俺に飛びついてきた。 当然俺がそれを受け止めきれる筈もなく、肺から空気を漏らしながら運動エネルギーに飲まれるまま床に激突する。
「ごふっ!ちょっ・・・苦し、しまって・・・ギブギブ!イデデデ!よ、洋一さん、ヘルプ!」 「ああ」 「なら俺は洋一さんに抱き着くー!」 「むっ。構わんが・・・」
辰馬が俺を床に押し倒し、千波は洋一さんの背中に飛びつく。 ていうか辰馬、抱き着くのはいいけど締まってる、首締まってるから。 なんというか、酔うと人にくっつきたがるなあお前ら。 そんな感想が頭に過ぎりながら意識が遠のきはじめる。 あ、本格的に締まってるっぽい。
「辰馬、それくらいにしておけ。裕、大丈夫か」 「かはっ、けふっ・・・た、助かりました。っ痛つ・・・」
白み始めた視界に唐突に色が戻ってくる。 体が酸素を求め多少咳き込むも、意識はハッキリしている。 むしろ、辰馬のベアハッグによるダメージの方がデカい。
「うー・・・何で邪魔するッスかぁ!裕さぁーん!」 「裕、大丈夫かー?っと、洋一さんやっぱでけー!高ぇー!あははははは!!」
切なげな辰馬の声につられて前を見ると、洋一さんが辰馬を羽交い締めにしながら持ち上げている。 その洋一さんに千波がおぶさるようにくっついており、肩越しに楽しそうな顔が見える。
「千波、すまないが辰馬についてくれるか」 「いいぜー。おりゃー、今度は辰馬にはぐだー!あはははー!」 「裕、もう一杯水を用意してくれるか。2人の面倒は俺が見ておく」 「はい、お願いします。辰馬、ちょっといい子にしてろよ」 「裕さぁーん・・・」
洋一さんに頼まれ、水の準備するために立ち上がる。 辰馬の鳴くような声に仔犬を連想してしまい、後ろ髪を引かれつつも俺は台所に向かう。 もうグラスじゃ足りないだろうからピッチャーで出すか。 というか、最初からピッチャーで水を用意しておくべきだったな。失敗した。 軽くピッチャーを洗い水を用意して戻ると、随分と静かになっていた。
「あれ・・・?」 「2人とも完全に意識が落ちた。裕、すまないがお前のベッドを借りていいか?」
辰馬が洋一さんを背もたれにした状態で眠っており、その辰馬に抱き着くような体勢で千波も寝ている。 普段中々見ることのない光景だ。
「ええ。こっちです」 「すまない」
洋一さんは2人を起こさないようにゆっくりと抱え上げる。 俺は誘導するように寝室のドアを開ける。 洋一さんがゆっくりと2人をベッドにおろし、タオルケットをかける。 筋肉のついた野郎2人を乗せたせいで俺のベッドがギシギシと悲鳴を上げているが、そこは頑張ってもらおう。 2人は横向きで向かい合うように眠っており、スースーと寝息を立てている。
「よく寝ているな」 「ふふ、顔は似てないのに兄弟みたいだなァ」
そんな2人の寝顔を眺めた後、リビングへと戻る。
「少し飲ませ過ぎてしまったようだな」 「飲ませ過ぎたというか自ら呑まれに言ったというか・・・」 「だが、辰馬も千波も楽しんでいたようだ。俺も、楽しかった」 「俺も楽しかったですよ」
テーブルの上を軽く片付け、もう使わない食器は先に洗ってしまう。 洗い物、軽い掃除程度ならば洋一さんと一緒にやればすぐ終わってしまう。 片付いたテーブルの上に、改めてお酒の準備をしていく。 正直なところ、飲み足りなかったのでもう少しだけ2人で飲むことにしたのだ。
「改めて、今日はありがとうございました。洋一さん」 「構わん。言っただろう、裕には感謝していると。お前が喜んでくれたならば、何より嬉しい。それは千波も辰馬も同じだ」
いつもより饒舌に語る洋一さん。 酔っているのせいなのかはわからないが、目じりが緩み、口角が少し上がっている。 洋一さんがこうやって感情を少しずつ表に出せるようになってきているのが、友人として素直に喜ばしい。
「はい、ありがとうございます。で、今日のお礼に俺に一杯作らせてください」 「ふむ?カクテルか」 「ええ」
レシピはさっき見ていたので覚えている。 ラム、ライムジュース、そしてシロップ。 シェイカーに氷をガラガラと放り込み、メジャーカップで量って注いでいく。 注ぎ終わったらシェイカーの蓋をして、シャカシャカとシェイクする。 中身がよく混ざり合ったら、グラスに静かに注ぐ。
「ダイキリか」 「ええ。洋一さん、カクテル言葉って知ってます?」 「ああ。ダイキリのカクテル言葉は希望・聡明だったか」
ホントに何でも知ってるなこの人。 俺なんてさっき軽く調べて初めて知ったのに。
「流石ですね。俺の、誇らしい聡明な友人に。その友に、希望ある未来があることを願って、なーんて。ちょっとキザっぽいかな」 「そんなことはない。・・・ありがとう、裕」
その後は、洋一さんにカクテル作って貰ったり、互いの近況を話したりしながらゆっくりと飲んでいた。 ふと気づけば3時を回ろうとしている。
「俺達もそろそろ寝るとしよう。裕は今日これから勇魚に会うのだろう?しっかり休んでおいたほうがいい」 「え���知ってたんですか」 「いや、もしこの集まりに勇魚が居なかったのなら何かしら贈っているか日付が変わった時間に連絡してきているだろうと思ってな。そんな風にも見えなかったからな。そんなところだろうとあたりをつけたのだが」 「流石・・・」
洋一さんの推理力というか察しの良さに脱帽しつつ、後片付けを終える。 ベッドをあの2人が占有しているため、使える布団が1つしかないためどちらがソファー使うかでひと悶着もありつつ消灯。
「おやすみ、裕」 「ええ、おやすみなさい。洋一さん。・・・千波も、辰馬も」
翌朝、昨晩の記憶がバッチリ残った辰馬による謝罪の嵐と、カクテルの飲みすぎ��二日酔い状態な千波による騒動が起こったりしたものの。 朝飯を食べながら、また皆で互いの誕生日を祝おうと約束をしながら解散。 21歳の俺の誕生日パーティーは楽しい記憶で満たされて幕を閉じた。
「で、終わるワケもなく・・・」 「裕、スマン・・・その・・・大丈夫か?」 「・・・ええ、だいぶ落ち着きました」 「・・・なら、もう一発、な?」 「え・・・ちょ、もうちょっと休ませ、ンッ・・・」
夜、久々に勇魚さんと会い、誕生日のディナーに連れて行ってもらいつつ、その後は当たり前にホテルにエスコートされ。 誕生日というシチュエーションだったせいかお互いに盛り上がってしまい、折角もらったゴムも余り使うこと無く。 そのまま朝まで激しいコースと相成りましたとさ。
0 notes
Link
TEDにて
ジャロン・ラニアー:インターネットをどう善の方向に作り変えるべきか!
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
ジャロン・ラニアーは、デジタル・カルチャーの黎明期に、人類が知恵を共有する空間としての、インターネットのビジョン作りに貢献しました。
しかし、当時ですら、このビジョンには、それがもたらし得る暗い影がつきまとっていました。
パーソナル・デバイスが、私たちの生活を支配し、データを監視し、刺激を与える(思い当たりませんか?)
この先見性あるトークで、ラニアーはGoogleやFacebookといった企業がデジタル・カルチャーの創成期に犯した「世界的規模で悲劇的、かつ、驚くほど愚かしい間違い」を振り返り、その解決策を思索します。
「2人の人間が、コミュニケーションを取りたいと思った時、彼らを意のままに操りたいと考える第三者の経済的支援無くしては、それが成り立たないような社会システム、国家システムを許容するべきではないのです!!」と彼は語ります。
1980年代に、私は初めてTEDで講演しましたが、世界で最初のVR(仮想現実)のデモをTEDの舞台でいくつか披露しました。当時、私たちは、未来は危うい状況にあり、私たちが必要とし、愛したテクノロジーが私たちを破滅に導くかもしれないと気づいていました。
私たちは、もし、テクノロジーを、権力を手にする道具だと考え、権力を握ること自体が目的化したら、人類は自滅するだろうとわかっていました。権力だけを追求するとそうなるものです(2020年では中国がこの危険性高い)
当時のデジタル・カルチャーの理想は、何よりもまず、この闇へ陥る可能性を認識した上で、それを美や創造性で乗り越える方法を模索することだったのです!
私は、いつも自分のTEDトークをやや恐怖感を煽る文句で締めくくりました「私たちには課題があります。テクノロジーの周辺に美しく、意義深く、深淵で終わりなき創造性と無限の可能性に溢れたカルチャーを生み出し、我々を自滅の道から救わなければ」
つまり、我々の絶滅と魅惑的で無限の創造性に満ちた未来を創る必要性を表裏一体のものとして語ったんです!!
今でも、人類の滅亡にとって代わるものが創造性であるという考えはとても現実的であり、正しい考えだと思っています。これは、おそらく最も確かな真実でしょう。
VRに関しては、私は、こんな風に言っていたものです「人類が、言葉を発見したときのようなことが起こるだろう」
言葉のお陰で新しい冒険や新たな深み、新しい意味、新しい交流の方法、新しい協力の方法、想像の方法や子供を育てる方法が生まれましたが、VRによって会話のようなものでありつつも、覚醒しながら意識的に夢を見るような新たなものが生まれると想像していました。
それをこう呼びました「ポスト記号的コミュニケーション」記号を使って何かを間接的に言い表す代わりに、VRは体験を直接表現するようなものだからです。
それは美しいビジョンで私は今もそれを信じています。ですが、その美しいビジョンを脅かしたのは、そのビジョンが陥る可能性のある暗黒面でした!!
ある先駆的コンピューター・サイエンティストについてお話ししてみようと思います。
ノーバート・ウィナーという人で、私が生まれる前の1950年代に「人間機械論」という本を著しました。その中で、彼は、人々から、データを収集し即時にフィードバックをするコンピューター・システムを作る可能性を述べていました。
これは、行動主義者が考え出した装置。スキナー箱に人々���入れるようなものですが、データは統計学的に分析されます。彼が、言った卓越した一節にこういうものがあります。
「思考実験としてこう想像できる」これは引用ではなく私が言い換えていますが「世界規模のコンピューター・システムを想像できる。そこでは、誰もが常時デバイスを身につけ、デバイスが彼らの行動に基づき、フィードバックを与える」
「そして、全人類がある程度の「行動変容」をさせられるようになる。そして、そのような社会システムは狂っていて、存続も社会問題の解決もままならないだろう」
そしてこう続きます「しかし、これは思考実験に過ぎず、そんな未来は技術的に実現不可能である!」
でも、もちろん。そんな技術を現在作り出してしまったのですから、人類の存続のために全集中で取り消さなければならないのです。
つまり、人類は、非常に特殊な間違いを初期の頃に犯してしまったのだと思います!
そして、犯してしまった間違いを理解することでそれを正すことができます。その間違いは、1990年代に起こり、まさに世紀末に差し掛かる頃でした。こういうことです。黎明期のデジタル・カルチャーには、実のところ。現在もそうですが、左派的、社会主義的使命感があったと思います。
それは、本の発明などの他の発明には無かったもので、インターネット上の全てのものは、大衆に自由に公開され、無料で提供されるべきだというものです。なぜなら、経済的な原因でアクセスできない人が一人でもいれば、それが甚だしい不平等を生み出すからです。
さて、もちろん、それを解消するには、他にも方法があります。本が高価なら図書館に行けば良い、などなどです。でも、私たちは「いやいや、これは特別なもので純粋に共有空間にすべきなんだ」と考えていました。その精神は今も生きていて、ウィキペディアや多くのものの仕組みにそれを見ることができます。
ですが、同時に私たちは同じ程度の情熱でこれとは完全に相入れないものをもう一つ信じていました。
テクノロジー起業家達です。私たちは、スティーブ・ジョブズを崇め、技術オタクが世界に風穴を開けるというニーチェ的神話を愛しました。そうでしたね?その神秘的なパワーは、未だに影響を及ぼし続けています。
そう、これらの2つの異なるものへの情熱があるのです「あらゆるものを無料に」「まるで、超自然的なパワーを持つテクノロジー起業家」全てが無料だとしたら起業家精神はどのような報酬で報いられるのでしょう?
その当時は、広告モデルしかその方法が無かったんです!!!
それで、Googleが、無料サービスとして広告モデルを携えて誕生しました。Facebookも然り、初めは、それはごく初期Googleのようにカワイイものでした。それは、ごく当たり前の広告で地域の歯医者さんの宣伝なんかでした。
しかし「ムーアの法則」というものに従い、コンピューターの性能がどんどん上がり価格は下がっていきます。アルゴリズムも向上していきます。大学の研究者によってアルゴリズムはどんどん進化します。システムを使う顧客や企業などは、経験値を高め悪知恵をつけていきました。
そうして、単なるネットの広告だったものは、もはやそう呼べないものに進化し、行動操作装置へと進化しました。ノーバート・ウィーナーが憂慮したとおりのことが起きたのです!!!
もはや、これは「ソーシャル・ネットワーク」と呼べず。私は「行動操作帝国」と呼んでいます。
特定の個人を非難する気はありません。テクノロジー企業には大事な友人がいるんです。Googleに会社を売却したりして、それも、帝国の一つですが、これは「悪人たちが、悪事を働いた」といったようなことではなく、世界的規模で起きた悲劇的で驚くほど馬鹿げた���違いだと思っています。
悪の波が押し寄せたなんてものではありません!!
この特殊な間違いの仕組みをもう一段、詳しく説明しましょう。
行動主義の考えに従い、ネズミであれ、犬であれ、人であれ、生き物に対し、ちょっとしたご褒美や時には罰を行動へのフィードバックとして与えます。檻に入った動物だったらキャンディーや電気ショックを与えますが、スマートフォンをもった人に対しては、そういうものの代わりに罰や報酬を象徴で与えます。
初期の行動主義者だったパブロフは、有名な原理を証明しました。ベルを鳴らすだけで犬に涎を垂らさせたのです。象徴への反応です。
ソーシャル・ネットワークでは、社会的賞罰が報酬や罰として機能します。皆さんがご存知のあの気持ちです。皆さんは、こんなスリルを感じます「誰かが、私の投稿を「いいね」した「いいね」が伸びてる!」
あるいは、罰の方。
「ああ、私は人気が無い。もっと人気のある人がいるんだな」皆に共通するこのような2つの感情が、少しずつ与えられ、皆さんは、無限ループに囚われてしまいます。
これは、システムの創始者たちの多くが公に認めていることです!!誰もがこの事態を理解しています!!
しかし、行動主義の学術研究においては、伝統的にネガティブとポジティブ刺激を比較してきました。ところが、この商業的環境では、学問の世界では、しばらく注目されてこなかった2種の刺激についての新たな見方が生まれています。
学問的な見方と違う点は、ポジティブな刺激が、状況によっては、ネガティブな刺激よりも効果があるにせよ、ネガティブな刺激は安上がりだということです。
ネガティブな刺激は、格安なんです。つまり、信頼を築くよりも信頼失う方が、簡単に起きるということです。愛を築くには、長い時間がかかりますが、壊れるのはあっという間です(経験的に理解できます)
この行動操作帝国の顧客たちは、超高速のループにいます。
まるで、高頻度取引トレーダーのようです。購入者から、フィードバックを受けたり、購入でなければ、ユーザーの行動からフィードバックを受けたりすることで企業側は、何が効果があるか理解し、それを更に提供します。
つまり、フィードバックを即座に受けることとは、より頻繁にネガティブな感情に反応しています。何故なら、それらがより素早く生じる感情だからです(ダニエルカーネマンのプロスペクト理論)
そうでしょう?
ですから、善意の企業が、自分たちはただ歯磨き粉を宣伝しているだけと思っていたとしても、ネガティブな人々、ネガティブな気持ちの人、気分屋、偏執症患者、皮肉屋やニヒリストの主張を宣伝する羽目に陥ってしまいます(意図しないネガティブキャンペーン)
そういう人々がこのシステムによって、意図しないネガティブキャンペーンが増長するのです。
このような企業にお金を払って、急に世界を良い場所に変えたり、民主主義を改善したりするのは、お金を払って、こうしたものを壊すほどには簡単にできません!!(相対的に善性が弱まってしまう)
つまり、これが、私たちが自らを追い込んだジレンマというわけです!!
別の手段は、骨を折って時間を巻き戻し、選択をやり直すことです!!
それは、2つの事を意味します。まず、年収の多く経済的に余裕のある多くの人々が、こうしたサービスに代金を支払うことです。
サーチ・エンジンやSNSの利用料金を適正価格よりも多く支払うんです。支払いの方法は、購読料や利用しただけ支払うマイクロ・ペイメントが考えられます。他にも色々な選択肢が、開発でき考えられます。
もし、皆さんの中にはひるんでしまい「まさか、こんなものに金を出すなんて考えられない。支払う人なんているだろうか?」と考える方がいたら、最近起こった事を思い出して欲しいのですが、Google や Facebookといった会社が、無料サービスに基づくビジネス構想を練り上げていた同じ頃。
サイバー・カルチャー界隈の人々の多くは、将来、テレビ番組や映画が、ウィキペディアと同じような仕組みで作られるようになると信じていました。ところが、Netflix、Amazon、HBOなどが「購読すれば、素晴らしい番組を提供しますよ」と言ったんです。
そして成功しました!私たちは、現在、この「多様なテレビ番組の黄金時代」に生きていますよね?だから、綿密に設計すれば、マックステグマークの言うところの将来の超人工知能同様、代金を払ったら良いこともあるんですよ。
仮に「ソーシャルメディア黄金時代」を想像してみましょう。
それはどんなものになるでしょうか?ログインするとゴミのような情報ではなく、信頼できる情報源からのとても有益な医療アドバイスが得られ、事実に基づいた情報を探す時、そこには、奇妙で偏執的な陰謀論は存在しません。
この素晴らしいもう一つの世界も想像することができます。ああ!私は、それを夢見て、それが実現可能だと信じています。
実現できると確信しています。
そして、GoogleやFacebookなどの企業は、そのような世界でもっと成功するだろうと信じています。私は、シリコン・バレーが、分社化解体されることや独占禁止法の罰を受けるべきだとは思いません。
私たちは単に選択し直せばいいんです!!
大テクノロジー企業の中で、ビジネスプランが行動操作とスパイ行為に依存しているのは、実は2社しかありません。
Google と Facebookです!
私は彼らが好きですよ。本当です。社員は素晴らしい人ばかりです。
ただ言わせてもらえば、例えば、Googleでは、コストセンターをこれらの会社と共に際限無く増やしていくことができますが、プロフィットセンターは増やせません!!
彼らは、病みつきになっていてビジネスモデルの多様化ができません!!
ユーザー達と共にこのビジネスモデルに夢中になっているのです。ユーザー達と同じ罠に嵌ってしまっています!!
そのようなやり方では、大企業の経営はできません。ですから、このモデルは、究��的には、株主。さらには、こうした会社の 他の利害関係者たちの利益にもなるんです!!
双方の利益になるソリューションです。ただ、問題解決には時間を要するでしょう。膨大な細部を見直さなければなりませんが、当然やってのけられますよ!!
将来人類は、この間違いを正さない限り生き延びられないだろうと思います!!
2人の人間がお互いに会話をしたい時、その唯一の手段が、彼らを意のままに操りたいと考える第三者の経済的支援無くしては、成り立たないような社会システム、国家システムには住めないのです!!
技術が、すべてのことを解決できると言いますが、我々が、100倍エネルギー効率のいい乗り物を作ることができるとすれば、大枠としてこれは正しい意見です。
しかし、エネルギー効率ではなく、生産性を高めた結果、イギリスは見事に産業が空洞化してしまいました。
参考として・・・
月面は、太陽風によりもたらされたヘリウム3が、鉱物資源として豊富に存在していることが確認されています。原子力発電や核融合に最適です。
注意事項として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
注意事項として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
注意事項として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
キャシーオニールによると・・・
思考実験をしてみましょう。私は、思考実験が好きなので、人種を完全に隔離した社会システムがあるとします。どの街でも、どの地域でも、人種は隔離され、犯罪を見つけるために警察を送り込むのは、マイノリティーが住む地域だけです。すると、逮捕者のデータは、かなり偏ったものになるでしょう。
さらに、データサイエンティストを探してきて、報酬を払い、次の犯罪が起こる場所を予測させたらどうなるでしょう?
あら不思議。マイノリティーの地域になります。あるいは、次に犯罪を犯しそうな人を予測させたら?あらら不思議ですね。マイノリティーでしょう。データサイエンティストは、モデルの素晴らしさと正確さを自慢するでしょうし、確かにその通りでしょう。
さて、現実は、そこまで極端ではありませんが、実際に、多くの市や町で深刻な人種差別があり、警察の活動や司法制度のデータが偏っているという証拠が揃っています。実際に、ホットスポットと呼ばれる犯罪多発地域を予測しています。さらには、個々、人の犯罪傾向を実際に予測しています。
ここでおかしな現象が生じています。どうなっているのでしょう?これは「データ・ロンダリング」です。このプロセスを通して、技術者がブラックボックスのようなアルゴリズムの内部に醜い現実を隠し「客観的」とか「能力主義」と称しているんです。秘密にされている重要で破壊的なアルゴリズムを私はこんな名前で呼んでいます「大量破壊数学」です。
民間企業が、私的なアルゴリズムを私的な目的で作っているんです。そのため、影響力を持つアルゴリズムは私的な権力です。
解決策は、データ完全性チェックです。データ完全性チェックとは、ファクト(事実)を直視するという意味になるでしょう。データのファクトチェックです!
これをアルゴリズム監査と呼んでいます。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて個人のプライバシーも考慮)
<個人的なアイデア>
電気を作る熱力学のサイクルで熱効率は、ほぼ50%、45%~50%の効率まで高めることは可能ですが・・・
高温の物体から熱を受け取り、電気という「使えるエネルギー」に変換できる機械を一般的に「熱エンジン」と呼んでいる。
高温の物体から受け取った熱エネルギーのうち、どれだけ活用できたかという比率を「効率」と物理学では定義している。
この効率は、原理的に超えられない「カルノー効率」という上限があることが知られている。
カルノー効率が達成されると、効率は上がるが、同時に仕事率がゼロになる現象。
つまり、熱エンジンの効率を最大限に上げると出力がほぼゼロになることを意味しています。そして、効率100%は物理的に不可能ということです。
中世で試行錯誤が行われたことに終止符が示され、機械での永久機関は作れないことが、この現象から理解できます。エネルギー保存の法則からも理解できます。
他には、燃料の持つエネルギーをどれだけ動力として取り出すことができるか?これをエンジンの熱効率と定義しています。
2020年の段階で、ガソリンエンジンの熱効率は最高で40%前後あり、10年くらい前までは30%程度。低燃費の技術競争もあるけどカルノー効率から限界も見え始めています。
だから、ガソリン自動車から電気自動車へ世界中の法人が開発を加速して切り替えている潮流があります。
しかし、人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
<おすすめサイト>
ルトハー・ブレフマン:貧困は「人格の欠如」ではなく「金銭の欠乏」である!
ベーシックインカムは、労働市場に対する破壊的イノベーションということ?2020(人間の限界を遥かに超えることが前提条件)
世界の通貨供給量は、幸福の最低ライン人間ひとりで年収6万ドルに到達しているのか?2017
量子コンピューターの基本素子である超電導磁束量子ビットについて2019
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷のハイブリッドな直送ウェブサービス(Hybrid Synergy Service)高橋クリーニングFacebook版
#ジャロン#ラニアー#人類#権力#プライバシー#Google#facebook#社会#システム#インター#ネット#超電導#ベーシック#インカム#賃金#格差#カーネマン#GDPR#トゥフェックチー#サンデル#NHK#zero#ニュース#発見#discover#discovery#キャシー#Uber
0 notes
Photo

#エンサイ 収穫始めました #空芯菜 #筒菜 #ズイキイモを荒らされていた #アライグマ #今朝ついに捕獲 #町から借りてる小型の箱罠で #鯖の頭 #ウィンナー #ドーナツ で捕れた実績を聞いてドーナツでやってくいつきよかったけど捕れなくて #オレオぽいので #なかなかかからんかったので #hike #アライグマトラップ ポチッたとこでした。
#ドーナツ#エンサイ#アライグマ#筒菜#今朝ついに捕獲#鯖の頭#アライグマトラップ#空芯菜#オレオぽいので#hike#ウィンナー#ズイキイモを荒らされていた#町から借りてる小型の箱罠で#なかなかかからんかったので
0 notes
Quote
パソコンの黎明期から続く名作 RPG シリーズ「Wizardry」(ウィザードリィ)。世界の RPG の原点の1つであり、ゲームの歴史を語る上で欠かせない代表作の1つです。そんなウィザードリィの新作の発表が行われたのが、昨年の12月です。しかし、それは「ソーシャルゲーム」。この時点でファンからは大ブーイングが起こった訳ですが、それでもシナリオをファイアーエムブレムシリーズを手がけた会社レプトンに依頼し、サウンドもサガシリーズや聖剣伝説シリーズに携わった伊藤賢治さんを起用、イラストにも著名な方をそろえていたため、期待する声も少なからず上がっていました。しかし先日、満を持して公開された新ウィザードリィの内容は、完全な「ポチポチゲー」のソーシャルゲームであり、本家のシステムは微塵も残されていないシンプルなもの。戦闘やボス戦はほぼ自動、武器や防具も存在せず、迷宮もロストも宝箱の罠もない、ウィザードリィファンの期待を完膚無きまでにぶち壊すものとなっていました。ウィザードリィらしいのは雰囲気だけという有り様で、原作ファンにとっては悲鳴をあげずにはいられない「ガッカリゲー」と言えました。ウィザードリィがこんなに見え見えのテレポーターになったことは・・・ ウィザードリィらしいかな。・・・という、いつものテンプレでお送りする「名作がソシャゲになっちゃった」シリーズ第四弾。今回の犠牲者は古典的 RPG「ウィザードリィ」でございます。このゲームは本当に、すがすがしいほどに原作のシステムが残されていません。完全に「ドリランド型」「ロワイヤル型」であり、「グリー&モバゲー型」と言える、まさに「本流のソーシャルゲーム」です。これまでの名作を元にしたソーシャルゲームは、多少なりとも原作のシステムを取り入れようとした様子が見られましたが、このゲームにはそんな様子は一切ありません。雰囲気だけはウィザードリィらしいのですが、雰囲気以外の部分はスッパリと捨て去っています。ただ、無理にアクション性や原作のゲーム性を取り入れようとして、中途半端で誰も喜ばないような戦闘シーンを入れているソーシャルゲームが続いていただけに、この「原作のゲーム性を完全に捨てた」作り方は、むしろ正解な気もします。また、完全にネイティブアプリ(スマホ専用アプリ)になっていて、スマホらしいサウンドや演出を持っているにも関わらず、インターフェイスやシステムをガラケーのソーシャルゲームそのままにしているという、この「新しいのに古い」という作り方にも、ある種の徹底や狙いが見られます。こういう表現は何ですが、まさに「ポチポチゲー(ボタンをポチポチ押すだけで進行するゲーム)を『正当進化』させたもの」と言えますね。非常にソーシャルゲームらしいソーシャルゲームです。「冒険者と契約」という名のガチャで冒険者やモンスターを手に入れてパーティーを組み、ダンジョン(塔)に向かいます。塔の各フロアを選択し、ボタンをポチポチ押していけば、「体力」が減って「達成度」が増えていき、お金と経験値が増加していきます。達成度が 100 になったら次のフロアに移動。 この繰り返しですね。たまにモンスターも出現しますが、戦闘は自動。 と言うか、ダメージを受けることはなく、勝手に敵を攻撃するのを見るだけで、単なる演出です。体力が尽きたら、課金アイテムの薬を使うか、しばらく待たないと再開できません。ダンジョン移動中、たまに冒険者やモンスターが仲間になったり、宝箱が見つかったりします。これらも自動で処理され、宝箱の罠を解除する、みたいなこともありません。宝物も装備ではなく、「同じ種類のアイテムを集めるとコンプリート」「ただしコンプリート前は他のプレイヤーに奪われる事がある」という、「怪盗ロワイヤル」の「お宝」に相当するものになっています。しばらく進むとボスが登場し、ここだけは互いに攻撃し合う戦闘らしいものが繰り広げられますが、基本的には自動で行われるシンプルなもので、「ドリランド」や「ロワイヤル」のボス戦と変わりません。ここまで述べた内容で解る通り、このゲームは従来のソーシャルゲームのシステムをそのまま踏襲しています。ウィザードリィらしい部分はもちろん、ソーシャルゲームとしてのオリジナルな部分もほとんど見られません。徹底したグリー / モバゲー型の「本流ソーシャルゲーム」です。※左はボス戦。 ドリランドやロワイヤル型の戦闘と変わらない。 ザコ戦は単なる演出なので、通常のゲーム進行でパーティーの戦闘力が影響するのはここだけ。右は他プレイヤーとのお宝争奪バトルで、ここはスキルなども発動するが、スキルは攻撃力や防御力の増減などシンプルなものが大半のようで、攻撃をし合うシーンもない。戦闘経過の確認などもなく、勝負は数値の上下だけで一瞬で決まる。既存のソーシャルゲームと変わらないのでシステムで特筆する点はないのですが、注目すべきはインターフェイスでしょう。前述したようにこのゲームはスマートフォン専用に作られており、ショボい旧式なガラケーブラウザのゲームではありません。BGM や効果音があるし、戦闘シーンでは攻撃演出があるし、グラフィックも綺麗で、メニュー画面の反応も良いです。いわゆる「リッチなソーシャルゲーム」ですね。しかしボタンの位置や画面の配置など、全体的なインターフェイスはガラケーの古いソーシャルゲームそのままにしています。ネイティブアプリ(スマホ専用アプリ)のソーシャルゲームは、ミリオンアーサー や メタルギアソリッド・ソーシャルオプス のように独自のインターフェイスやレイアウトを持っている場合が多いのですが、このゲームは「昔ながらのインターフェイス」を固持しています。「時代に合わせ、新しい技術でゲームは作る。 しかし新しいシステムやレイアウトは取り入れず、旧来のコアなソーシャルゲームのファンがそのまま移行しやすいようにする」。そんなコンセプトで作られているのが見て取れます。私は以前、こんな話を聞いたことがあります。「人間には次の2種類がいる。 進化する人と、進化しない人だ。 進化する人は新しいものに移っていこうとするが、進化しない人は同じゲームをやり続けたいと思っている」「だから『怪盗ロワイヤル』が好きな人がいて、それをずっとやっている人は、新しいゲームが出ても見向きもしない」「進化」という表現が使われているので誤解を招きそうですが、ソーシャルゲームのコアユーザーには後者が多いようで、よってソーシャルゲームのユーザーが普通のゲームや新作に移行する割合は少ないようです。そういうコアなソーシャルゲームユーザーを相手にする場合、極力「昔ながらのものにする」必要があるのでしょう。このアプリは、そこを重視しているのでしょうね。※左はメニュー画面。 ネイティブアプリなのにガラケーブラウザを模したような縦スクロールのレイアウト。私的には古くさくて使い辛く感じるが、これを使い慣れている人も多いだろう。右は冒険者の能力画面だが、能力値なども旧来のソーシャルゲームを踏襲している。悪く言えば何も変わり映えがなく、良く言えばあまり迷わずにゲームに入っていける。※冒険者やモンスターのイラストはウィザードリィらしい。 また、それぞれに Wiz 風の解説文がある。右の画像は「継承」でレベルアップした画面。 いらない冒険者やモンスターを素材にして合成し、キャラクターのレベルアップを行うという今まで通りのシステムだが、さすがに人間を「合成」ってのは問題あるので、「継承」という呼び名に変わっている。ゲームユーザーから見ると、ガラケーのソーシャルゲームをそのまま進化させたこのアプリは、やはり古いゲームに見えてしまいます。システムが従来のままでもミリオンアーサーぐらいの大胆なアレンジがあれば、ゲームユーザーでも「おおっ」と思うのですが、このアプリはあくまでもソーシャルゲームユーザー向けで、それ以外に勧められるものではありません。ウィザードリィのファンでも、ソーシャルゲームのファンでないのなら、全く勧められません。ただ、ロックマン Xover や 真・三國無双 SLASH のような、中途半端なアクションシーンがある訳ではないし、カイブツクロニクル や ダークサマナー のような従来のソーシャルゲームよりも、演出やインターフェイスに優れています。ウィザードリィの雰囲気も、本家ではなく「小説版ウィザードリィ」と言った感じですが、その感じが良くでていて、冒険者やモンスターの解説文も良いですね。それらを考えると、ドリランド / ロワイヤル型のソーシャルゲームが好きな人には、かなり注目作と言えるでしょう。ただ、個人的な感想を言わせて貰うと・・・RPG の原点としての名声を極め�� Wizardry が、回を重ねるごとに迷走して最後には SF になり、さらに版権問題も起こって派生作品も少なく、「ウィザードリィ ルネサンス」などの活動もあまり成功を収められず、最後にはドリランド型ソーシャルゲームになってしまったと言うのは、堕ちるところまで堕ちたなぁ、という印象ですね。・Wizardry ~戦乱の魔塔~ (iTunes が起動します)
iPhone AC 番外レポート : Wizardry(ウィザードリィ) ~戦乱の魔塔~
0 notes
Text
星霜の月8日 ドーンガード砦
自宅で朝食を済ませ、さっそく吸血鬼ハンター――ドーンガードの砦に向かうことにした。砦はリフテンから東に向かった場所、モロウウィンドとの国境近くにあるとのことだった。
ジェナッサに目的地を告げると、「間違えて国境を歩いて捕まらないようにしないとね」とからかわれてしまった。私が初めてスカイリムに来た時の事を言っているのだろう。実際、洒落にならない目に遭っているので、国境には不用意に近づかないようにしようと思う。

街道沿いに行くと、岩山の隙間に篝火が設置されていた。事前に聞いていた場所と一致するので、用心しながら中へ入る。細い隙間を抜けると、目の前にきれいな渓谷が広がっていた。川が流れていて、鹿や狐やウサギが私達の足音に驚いたのか飛び出してくる。
ドーンガードの砦は渓谷のさらに奥にあった。私達の前を行く人間がいたので声をかけてみると、吸血鬼ハンターの仲間入りを希望してやってきたという、農家の青年だった。
せっかくなので一緒に砦に入ることにして、彼の後をついていく。

砦の近くで、私にドーンガードのことを教えてくれたオークが、何やら見たことのない武器の練習をしていた。(あとで分かったことだが、小型の弓にも見えるそれは、クロスボウといってドーンガード特製の武器なんだとか。)

砦の中に入ると、ドーンガードのメンバーらしい男性(独特な鎧を着ている)と、ステンダールの番人が話し込んでいる最中だった。
ステンダールの番人の間が吸血鬼によって破壊されたことについて話し合いをしているらしい。砦の前で門番をしていたセラーンという名前の男性から、ドーンガードのリーダーは昔ステンダールの番人だったという話を聞いていた。
ステンダールの番人の報告を聞いている彼は、まさしくドーンガードのリーダーであるイスランで、攻勢を強めてきた吸血鬼に対して、何らかの手を打たないといけないと考えているらしかった。
吸血鬼たちの狙いについて調査するため、ステンダールの番人は吸血鬼が探していた遺跡に向かうという。彼らの横で会話が終わるのを待っていた私は、彼らから、吸血鬼退治に貢献したいなら一緒に来ないかと声をかけられた。話の流れに巻き込まれたような気もするけど、遺跡について興味もあるし、同行することにした。
これで私はドーンガードの一員になったという事なんだろうか?

イスランは、私達もこの砦を自由に使っていいという。砦はかなり歴史のある場所らしく、彼の話によると第二紀の頃にはソリチュードの首長が使っていたこともあるのだとか。ただ、長く放置されていたことで蜘蛛の巣や埃だらけの場所もあるので、一度人を雇って掃除をしたらいいのにと思った。きっと私の自宅のように、綺麗にしてもらえるだろう。
少人数のドーンガードの拠点にするには少し大きすぎるような気もするが、メンバーを募集してこれから増員していくのかな。
屋上で少し休憩をした。夕陽に染まる渓谷が見渡せて、なかなかいい雰囲気の場所だった。

そうこうしているうちに夕飯時になったので、砦の食堂で暖炉の火を借りて食事をした。立派なテーブルが置いてあったけれど、殺風景な場所だったな。掃除をして大きな燭台を並べたら、いくらか良くなるだろう。

食事をした後は早めに寝てしまおうかとも思ったのだけれど、砦の隅に洞窟への入口を見つけたので気になって入ってみることにした。スキーヴァーやシャウラスが巣食っていたりしたら大変だと思ったからだ。――シャウラスと言えばあの灯台!思い出すのも恐ろしい。
中には地下部分へ流れ込むように水が流れていて、思い切って飛び込むと奥には大きな洞窟が広がっていた。――ジェナッサは、もし上から引き上げないと出られないような場所だと、二人共飛び込むのは危険だと言う。話し合った結果、私一人で探索をすることになった。

中は人の手が加えられていて、罠やいろいろな仕掛けが設置されていた。解き方が分からなくてしばらく迷った仕掛けは、遠くから的に矢を当てると扉が開くというものだった。
弓矢はジェナッサに渡していたので、彼女と一緒に来なかったことを少し後悔したが――ふと、昨日リフテンで買った魔法書で、弓矢を召喚する魔法について読んだばかりだったことを思い出し、本の���容を思い出しながら使ってみることにした。
魔法は上手く行った。弓の扱いに慣れていないので、見様見真似で的を狙って矢を射る。何度めかで当てることができた。……何とかなって良かった!

ところで、砦と洞窟の散策をしていて、アルゴニアンに関する本を二冊見つけた……どちらもベッドロールの横に置いてあったので、誰かが就寝前にこれを読んでいたようだ。1冊は見たことがない本だったので思わず持ち帰ってきてしまったけれど、ジェナッサには見せられない���……リフテンの自宅に戻ったら施錠できる箱にしまっておこう。
砦の上の階にきれいなベッドを見つけたので、今晩はここで休むことにした。――隣が血まみれの拷問部屋なのが気になるけど――拷問部屋のすぐ隣に寝室を置くなんて正気じゃない。元の砦の主の趣味だろうか?

1 note
·
View note
Text
依頼いろいろ
サリエルちゃん、ヴェリーさんといっしょ
ヴェリーがクエストの参加を募集しています。 クエストを開始します。 こそどろA:あのじいさんもマヌケだよなァ こそどろB:こんないい天気で嵐なんかくるわけないってのにな! こそどろC:まったくだぜ こそどろ達:ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! こそどろD:嘘の情報で避難させてその間に作物をいただく 簡単な仕事だぜ……って、あ、あれは……!? Round 1 こそどろA:何ィ!?冒険者だと?! こそどろB:なんでこんなところに! こそどろC:まったくだぜ こそどろD:こうなっちゃ仕方ねぇ、ぶっ殺して畑の肥料にしてやんよぉ! こそどろ達:ヒャッハァーーッ!! ジャック : さっさと倒すぞ!爺さんが待ってる! ヴェリー : 勿論! サリエル : 下郎め、蹴散らして差し上げましょう ヴェリー : イリュージョン! ヴェリーがゆらりと移動した。 ヴェリーは[2,6]へ移動した。 こそどろは移動した。 こそどろは[5,7]へ移動した。 こそどろは移動した。 こそどろは[4,8]へ移動した。 こそどろは移動した。 こそどろは[6,8]へ移動した。 こそどろは移動した。 こそどろは[5,8]へ移動した。 サリエル : ブレッシング! ジャックは[ブレッシング]になった ジャック : 助かった! ジャックは移動した。 ジャックは[3,6]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:21 ([2,6,6]+7) こそどろは回避しようとした。 こそどろは回避に失敗した。 達成値:14 ([5,1,5]+3) こそどろに25のダメージ ([5,6,5,6]+5) こそどろは[重傷]になった こそどろは[気絶]になった ジャックは待機した。 サリエルは移動した。 サリエルは[3,6]へ移動した。 ジャックは移動した。 ジャックは[4,8]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:17 ([3,6,1]+7) こそどろに15のダメージ ([2,2,5,3]+5) ヴェリーは[1,4]へ移動した。 Round 2 ヴェリー : 撃ちすぎちゃった。ごめんね。 サリエル : そんな顔で言っても説得力がありませんが…… ヴェリー : え? ジャック : 加減して反撃されてもめんどくさいしな……!後で自警団で治療するだろ多分! ヴェリー : してくれるといいね。 こそどろは攻撃した。 達成値:9 ([1,4,1]+3) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([3,4]+2) こそどろは移動した。 こそどろは[5,8]へ移動した。 こそどろは攻撃した。 達成値:15 ([5,1,6]+3) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([1,5]+2) サリエル : ブレッシング! ヴェリーは[ブレッシング]になった ヴェリー : Thaanks!! ヴェリーは移動した。 ヴェリーは[2,6]へ移動した。 ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:26 ([5,6,4,6]+5) こそどろは回避しようとした。 こそどろは回避に失敗した。 達成値:19 ([6,4,6]+3) こそどろに22のダメージ ([5,4,3]+12) こそどろは[重傷]になった こそどろの攻撃は距離が合わず失敗した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:18 ([3,2,6]+7) こそどろは回避しようとした。 こそどろは回避に失敗した。 達成値:11 ([2,4,2]+3) こそどろに16のダメージ ([1,1,2,6]+8) ジャックのジャグリングはAPが足りず失敗した。 Round 3 こそどろは移動した。 こそどろは[5,8]へ移動した。 こそどろは攻撃した。 達成値:12 ([1,4,4]+3) ジャックは防御した。([5,5,5]+5) ジャックのクリティカル! ヴェリーは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ジャックは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ダメージをすべて軽減! ジャックに0のダメージ ([3,1]+2) こそどろは攻撃した。 達成値:14 ([2,6,3]+3) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([3,5]+2) ジャックは攻撃した。 達成値:13 ([1,3,4]+5) こそどろは回避しようとした。 こそどろは回避に失敗した。 達成値:12 ([1,6,2]+3) こそどろに15のダメージ ([2,3]+12) こそどろは[気絶]になった ヴェリーは移動した。 ヴェリーは[3,8]へ移動した。 サリエル : 『聖抜の光』! こそどろに光が降り注ぐ! 達成値:11 ([3,3,6]-1) こそどろは抵抗しようとした。 こそどろは抵抗した。 達成値:15 ([2,6,4]+3) こそどろに9のダメージ ([6,2,3]+10) こそどろは[重傷]になった こそどろは[気絶]になった こそどろの攻撃は距離が合わず失敗した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:21 ([5,6,3]+7) ヴェリーはWillを使用した! こそどろたち:む、むねん…… こそどろは抵抗しようとした。 こそどろは抵抗に失敗した。 達成値:11 ([3,4,1]+3) こそどろに39のダメージ ([4,3,5,3,6,6,6]+8) こそどろは[重傷]になった こそどろは[気絶]になった ジャックの移動はAPが足りず失敗した。
ある日のこと、冒険者の宿「羊のしっぽ」にて。 冒険者たちは今日も各々の目的のために 依頼を求めて掲示板を確認していた。 出遅れたのか、依頼書の枚数はほど少ない。 選り好みができる身分でもないこの身ではあるが 少しだけ溜息をつきたくなりながら、一枚の紙切れを 手に取って内容を確認する。 【地下遺跡の探索および危険の排除】 依頼人:ディムト村の学者 報酬:50ルド 内容:ディムト村郊外で発見された、地下墓遺跡の探索。 内部には危険と思しき亜人が徘徊しているため その排除も依頼内容とさせていただきます。
また、学術的・歴史的に価値があると判断したものを 持ち帰っていただき、それらが資料になりうるならば 追加報酬もお支払いいたします。 遺跡探索。 これまたオーソドックスな依頼ではあるが 依頼内容を見るに、条件は決して悪くない。 アルマ:ああ、その依頼ですね。 つい先日届いたもので、まだ誰も受けていないんですよ。 急を要するものでもないですし・・・。 アルマ:少し遠い村の依頼ですし、こちらで受けるか 少しだけ迷ったんですけど・・・・・・。 リーンの冒険者なら信頼ができる、だなんて言われたら 悪い気もしなくって。 依頼書と睨めっこしていたのが気になったのか 宿の看板娘・アルマがそう説明を挟んでくる。 君はもう一度掲示板を確認し、他に依頼がないことを確認すると この依頼を受けることを伝えた。 アルマ:わかりました。 ディムトは東の街道を4日ほど進んだところにある小さな村です。 旅の無事と依頼の成功をお祈りしておきますね。 そう言ったいつもの笑顔に見送られ、君達は宿を後にする。 さて、とりあえずは準備を済ませ、終わり次第リーンを出るとしよう。 五日後。 旅の道中を何事もなく進んだ冒険者一行は 依頼人に案内され、件の遺跡へと足を踏み入れた。 その内部は薄暗く、壁に掛けられた松明が わずかに通路を点々と照らすのみだ。 何かが這いずるような音も聞こえてくる。 ! 入口を抜け、一歩足を踏み出した時 石扉が勢い良く閉まってしまう。 どうやら閉じ込められたらしい。 外で騒ぐ依頼人たちと情報を交換したところ 内からも外からも操作できるようなものは無いことが分かった。 ・・・先に進むしかなさそうだ。 ジャック : あっ ヴェリー : ……アンラッキー。 サリエル : 閉じ込められましたね ジャック : 仕方ねえや……先進もうか ヴェリー : ま、なんとかなるでしょう! 曲がり角の死角から通路を伺い見ると 二体の人型が徘徊しているのが確認できる。 サリエル : どちらにしても中を調べる依頼でしたからね 一瞬の後、壁に掛けられた松明の炎がゆらめくと 彼らはこちらへと顔を上げた! Round 1 ジャック : お、おい!大丈夫か!? ヴェリー : oh 遺跡の守り人 : ファイアーボール! ヴェリーに火の玉が向かう! 達成値:12 ([2,1,6]+3) サリエル : プロテクション! ヴェリーは防御した。 ヴェリーの前に魔法の障壁が現れる! ダメージを2軽減! ([]+3) ダメージを10軽減! ([5]+7) ヴェリーに0のダメージ ([5,2]+6) Round 2 遺跡人 : インビジブルアタック! 遺跡人は、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:17 ([6,2,1,4,3]+1) サリエル : プロテクション! ヴェリーの前に魔法の障壁が現れる! ダメージを11軽減! ([6]+7) ヴェリーに0のダメージ ([5,4]+2) 遺跡の守り人 : ファイアーボール! ヴェリーに火の玉が向かう! 達成値:14 ([2,6,3]+3) サリエル : プロテクション! ヴェリーの前に魔法の障壁が現れる! ダメージを10軽減! ([5]+7) ヴェリーに0のダメージ ([3,4]+6) ヴェリーは移動した。 ヴェリーは[8,8]へ移動した。 ジャックは移動した。 ジャックは[11,9]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:23 ([5,6,5]+7) 遺跡の守り人は抵抗しようとした。 遺跡の守り人は抵抗に失敗した。 達成値:11 ([6,1,1]+3) 遺跡の守り人に20のダメージ ([4,4,6,2]+5) 遺跡の守り人は[重傷]になった 遺跡の守り人は[気絶]になった ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:23 ([5,1,6,6]+5) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:15 ([6,3,3,4]-1) 遺跡人に17のダメージ ([1,6,3]+9) Round 3 ヴェリー : 本当に助かる……ありがとう! サリエル : いえいえ ジャックは攻撃した。 達成値:13 ([3,3,2]+5) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:8 ([4,1,2,2]-1) 遺跡人に13のダメージ ([4,2]+9) 遺跡人は[重傷]になった 遺跡人は[気絶]になった ヴェリーは攻撃した。 達成値:19 ([4,5,3]+7) 遺跡人に14のダメージ ([6,5]+5) ジャックは攻撃した。 達成値:15 ([3,3,4]+5) 遺跡人に17のダメージ ([5,5]+9) 遺跡人は[昏睡]になった Round 4 サリエル : 視界が悪いですし、気を付けて進みましょう ヴェリー : あーびっくり。 ヴェリー : 本当にそう。足元に気をつけなくちゃね~。 ジャック : おう、そうしよっか。慎重にな その小部屋の壁には多くの松明が掛けられ 遺跡の雰囲気にそぐわぬ絢爛な箱が鎮座していた。 おそらくは宝物の類なのかもしれない。 判定:罠看破 目標値:11 <= 3d+感覚補正+トラップマスタリー 達成値:12([5,2,2]+3) 判定に成功しました ヴェリー : 楽勝! 足を踏み出しかけたところで、君は気付く。 今まさに自分が踏まんとしている石畳が 不自然に盛り上がっていることに。 ・・・間違いない、罠だ! 宝箱の置いてあるすぐ上の壁に目をやれば そこには小さな穴が空いていた。 おそらくはあそこから、矢でも飛んでくるのだろう。 危ないところだった。 君は仲間にも罠の情報を伝え あらためて宝箱へ進んでいくのだった。 判定:罠看破 目標値:9 <= 3d ジャック:成功!(12)([4,5,3]) ヴェリー:失敗・・(8)([4,3,1]) サリエル:成功!(16)([5,5,6]) ジャック : 楽勝! サリエル : 天使ですからね。 ヴェリー : あーあ! 君達の誰もが、この宝箱には罠は無いと判断する。 となればあとは開けるだけだ。 ・・・宝箱の中にあったのは、ひどく薄汚れた布だった。 それを開いてみると、乾いて縮みきってしまった ミイラが姿を覗かせる。 冒険者としては残念だが、歴史的資料にはなるだろう。 君達はそれを布に包み直すと 遺跡の探索を再開するのだった。 宝箱の中にはもう何も見当たらない。 サリエル : ミイラ…… ヴェリー : 久々に観た。 ジャック : なんかお宝以外だと微妙にテンション下がるよな サリエル : 魂などは入っていないようですね ジャック : そりゃ死んでるしな……? 曲がり角から通路の様子を伺うと 三つの人影を発見した。 ヴェリー : たまに動くのもいるしね。 次の瞬間、それらは一斉に顔を上げ 奇声を上げて君達へ走り寄って来た! Round 1 遺跡人は攻撃した。 達成値:11 ([4,1,1,4]+1) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([3,3]+2) Round 2 ジャック : ってあーー!!!あーー!!一杯来た!! ヴェリー : えーーー!?!? リアクション対象のアクションを選択して下さい。 リアクション対象のアクションを選択して下さい。 遺跡人 : インビジブルアタック! 遺跡人は、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:19 ([4,6,1,1,6]+1) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([1,1]+2) ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:23 ([6,2,6,4]+5) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:18 ([4,6,6,3]-1) 遺跡人に16のダメージ ([2,4,3]+9) 遺跡人は移動した。 遺跡人は[0,4]へ移動した。 遺跡人は攻撃した。 達成値:14 ([2,2,5,4]+1) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([5,2]+2) ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:20 ([6,3,4]+7) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:13 ([6,1,2,5]-1) 遺跡人に18のダメージ ([5,4,1,5]+5) 遺跡人は[重傷]になった サリエル : ブレッシング! ヴェリーは[ブレッシング]になった ヴェリー : Thaanks!! ジャックの攻撃はAPが足りず失敗した。 Round 3 遺跡人 : インビジブルアタック! 遺跡人は、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:17 ([2,2,4,5,3]+1) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([5,2]+2) 遺跡人 : インビジブルアタック! 遺跡人は、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:17 ([1,3,5,4,3]+1) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([1,5]+2) ヴェリーは攻撃した。 達成値:14 ([1,5,1]+7) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:9 ([4,3,2,1]-1) 遺跡人に9のダメージ ([1,2]+8) 遺跡人は[気絶]になった 遺跡人は移動した。 遺跡人は[2,4]へ移動した。 ジャックは攻撃した。 達成値:11 ([1,2,3]+5) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避した。 達成値:17 ([3,5,6,4]-1) 遺跡人 : インビジブルアタック! 遺跡人は、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:18 ([5,2,2,2,6]+1) ジャックの防御はAPが足りず失敗した。 ジャックに5のダメージ ([4,6]+2) ジャックの攻撃はAPが足りず失敗した。 Round 4 遺跡人は攻撃した。 達成値:14 ([6,2,1,4]+1) ヴェリーは防御した。 ダメージを4軽減! ([]+8) ヴェリーに0のダメージ ([2,4]+2) ヴェリーは攻撃した。 達成値:13 ([2,1,3]+7) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:8 ([1,1,5,2]-1) 遺跡人に13のダメージ ([2,5]+8) 遺跡人は[重傷]になった 遺跡人は[気絶]になった ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:12 ([2,1,3,1]+5) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:9 ([4,1,4,1]-1) 遺跡人に15のダメージ ([4,3,4]+6) ジャックは攻撃した。 達成値:15 ([3,2,5]+5) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:13 ([3,3,2,6]-1) 遺跡人に8のダメージ ([3,1]+6) 遺跡人は[重傷]になった Round 5 ヴェリーは移動した。 ヴェリーは[4,5]へ移動した。 遺跡人のインビジブルアタックは距離が合わず失敗した。 ジャックは攻撃した。 達成値:18 ([2,5,6]+5) 遺跡人は回避しようとした。 遺跡人は回避に失敗した。 達成値:17 ([5,6,1,6]-1) 遺跡人に16のダメージ ([6,6]+6) 遺跡人は[気絶]になった ジャックは攻撃した。 達成値:15 ([1,3,6]+5) 遺跡人に13のダメージ ([5,4]+6) 遺跡人は[昏睡]になった Round 6 ジャック : は~びっくりした ヴェリー : びっくり。 ジャックは、ポーションを使った。 ジャックは6回復した。 ([3]+3) ヴェリーは、SPポーションを使った。 ヴェリーはSPポーションを飲んだ。 ヴェリーは9のSPを回復した。 ([6]+3) 君達が薄暗い小部屋へ進入すると 壁際で腰を下ろしている人影を発見する。 ・・・静かにしていれば反応しないようだが・・・。 判定:隠密 目標値:10 <= 3d+器用補正+ハイディング 達成値:13([6,1,1]+5) 判定に成功しました ヴェリー : 楽勝! 音を殺して歩くと、やはり彼らは反応しなかった。 どうやら生きてはいるようだが、鈍感なのだろうか? 君達はこれ幸いにと探索を始める。 君はレバーを引こうとする。 根元が錆び付き、引くのにかなり力が必要だ・・・。 判定:レバーの牽引 目標値:9 <= 3d+筋力補正+マッスル 達成値:9([1,3,5]) 判定に成功しました ヴェリー : 楽勝! レバーを引くと、ややあってから 近くで何かが動いた音がした。 ヴェリー : ……何かわからないけど動かしちゃった! ジャック : ええっ大丈夫かよそれ……! サリエル : 何が動いたんですかね ヴェリー : 多分? ヴェリー : ……? ヴェリー : 繋がってたっけここ? ジャック : いや、さっきまでは全然 ヴェリー : あ、じゃあここじゃない?きっとそうだよ。 サリエル : ではこちらに進む仕掛けだったということでしょうか ヴェリー : きっとそう! ジャック : かなあ。とりあえず行ってみるか! サリエル : はい ヴェリー : 深くまで来たね。 サリエル : ………広場ですね サリエル : ブレッシング! ヴェリーは[ブレッシング]になった ヴェリー : Thaanks!! サリエル : ブレッシング! ジャックは[ブレッシング]になった ジャック : 助かった! ヴェリー : なんかありそうだね。 ジャック : 何か居るかな? 跳ね橋を渡り、奥へ進んでみると そこは暗闇に包まれた大部屋だった。 松明一つなく、先はまったく見通せない。 サリエル : 一応警戒しておきましょうか ・・・いや、何かいる。 暗闇の奥、巨大な影がほんのわずか確認できた。 それは静かに唸ると、暗闇の中で目を光らせる。 ひとりでに灯った燭台が映し出したその正体は 見上げるほどに巨大な獣だった。 静かに目を細めてこちらを睨むそれは 獣ならざる威厳を感じさせる。 ジャック : ! 遺跡の獣:・・・――ニャアアアアアアアアアアオ――・・・ 低く響く鳴き声が炎を揺らす。 背後で扉が閉まり、それが開戦の狼煙となった。 Round 1 ヴェリー : デッッ―――カ――――! ジャック : 突っ込んでくるぞ!!! ヴェリー : イリュージョン! ヴェリーがゆらりと移動した。([5,5,5]+7) ヴェリーのクリティカル! ヴェリーは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ジャックは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ヴェリーは[6,7]へ移動した。 遺跡の獣 : 突進! 遺跡の獣は突進してきた! 達成値:11 ([2,6,2,1]) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) 遺跡の獣は[5,8]へ移動した。 ジャックに4のダメージ ([4,2,3]+8) サリエルは移動した。 サリエルは[4,7]へ移動した。 ジャックは移動した。 ジャックは[5,7]へ移動した。 ヴェリーのジャグリングは距離が合わず失敗した。 ジャックは待機した。 遺跡の獣 : 回転攻撃! 遺跡の獣はその場で回転しながら爪でなぎ払った! 達成値:13 ([2,3,2,4,2]) サリエルは防御した。 ジャックは防御した。 ヴェリーは防御した。 ジャックはWillを使用した! ダメージを4軽減! ([]+7) ダメージを4軽減! ([]+8) ダメージを6軽減! ([]+9) ヴェリーに1のダメージ ([5,3,4]+1) サリエルに0のダメージ ([5,3,2]+1) ジャックに0のダメージ ([2,5,3]+1) ジャックは移動した。 ジャックは[5,7]へ移動した。 ヴェリーのジャグリングはAPが足りず失敗した。 ヴェリーは[6,9]へ移動した。 Round 2 遺跡の獣 : 回転攻撃! 遺跡の獣はその場で回転しながら爪でなぎ払った! 達成値:14 ([5,1,1,5,2]) サリエルは防御した。 ジャックは防御した。 ダメージを4軽減! ([]+7) ダメージを6軽減! ([]+9) サリエルに5のダメージ ([6,6,3]+1) ジャックに0のダメージ ([3,5,1]+1) ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:15 ([3,2,3]+7) 遺跡の獣は回避しようとした。 遺跡の獣は回避に失敗した。 達成値:12 ([1,4,3,1]+3) 遺跡の獣に11のダメージ ([1,1,3,3]+8) サリエル : 『聖抜の光』! 遺跡の獣に光が降り注ぐ! 達成値:10 ([6,2,3]-1) 遺跡の獣は抵抗しようとした。 遺跡の獣は抵抗した。 達成値:21 ([4,6,5]+6) 遺跡の獣に9のダメージ ([4,5,4]+9) ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:15 ([1,3,3,3]+5) 遺跡の獣は回避しようとした。 遺跡の獣は回避した。 達成値:20 ([5,4,5,3]+3) ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:16 ([4,1,4]+7) ヴェリーはWillを使用した! 遺跡の獣は回避しようとした。 遺跡の獣は回避した。 達成値:18 ([4,5,2,4]+3) ジャックのジャグリングはAPが足りず失敗した。 ジャックのジャグリングはAPが足りず失敗した。 Round 3 ジャック : ショータイム! ジャックが演目の始まりを告げる! 達成値:10 ([1,1,3]+5) ヴェリー : Thaanks!! サリ���ル : 人の子よ、あなたに天使の祝福を。 サリエルは待機した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:24 ([5,6,6]+7) 遺跡の獣は回避しようとした。([6,6,6,5,3]) 遺跡の獣のクリティカル! ヴェリーは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ジャックは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 遺跡の獣はクリティカルで回避した。 遺跡の獣 : 回転攻撃! 遺跡の獣はその場で回転しながら爪でなぎ払った! 達成値:22 ([6,3,5,3,5]) サリエルは防御した。 ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ダメージを4軽減! ([]+7) サリエルに3のダメージ ([4,3,6]+1) ジャックに0のダメージ ([4,3,4]+1) サリエル : 『聖抜の光』! 遺跡の獣に光が降り注ぐ! 達成値:11 ([3,3,6]-1) 遺跡の獣は抵抗しようとした。 遺跡の獣は抵抗した。 達成値:20 ([5,5,4]+6) 遺跡の獣に8のダメージ ([2,6,2]+9) ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:21 ([6,3,4,3]+5) 遺跡の獣は回避しようとした。 遺跡の獣は回避に失敗した。 達成値:20 ([4,5,6,2]+3) 遺跡の獣に17のダメージ ([3,4,6]+9) 遺跡の獣は[重傷]になった ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:21 ([4,5,5]+7) 遺跡の獣は回避しようとした。([6,6,6,6,3]) 遺跡の獣のクリティカル! ヴェリーは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ジャックは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 遺跡の獣はクリティカルで回避した。 ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:23 ([4,6,5,3]+5) ジャックはWillを使用した! 遺跡の獣は回避しようとした。 遺跡の獣は回避に失敗した。 達成値:21 ([6,5,4,3]+3) 遺跡の獣に12のダメージ ([3,4,1]+9) 遺跡の獣は[気絶]になった ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:23 ([5,4,6,3]+5) ジャックはWillを使用した! 遺跡の獣に12のダメージ ([1,4,3]+9) Round 4 遺跡の獣:・・・――ニャアアアアアアアアアアオ――・・・ ジャック : よし! ヴェリー : ……?ボク攻撃当ててな……? サリエル : なんとかなりましたか 冒険者の一撃で、ついに獣が倒れる。 獣と命と燭台の火が掻き消えると 遺跡の最奥、小さな扉が音を立てて開き 光が差し込んでくるのが分かった。 サリエル : 何を遊んでいたのですか ジャック : ま、ま~弓は近い奴狙いづらいしな!な! ヴェリー : いや撃ってました必死に! ・・・・・・出口だ! この薄暗い遺跡ともついにおさらばだと思うと 君たちの顔に自然と笑みがこぼれる。 依頼で得た充足感を胸にして 君たちは遺跡を後にするのだった・・・。 クエストをクリアしました。 50ルド 手に入れた。 42経験点 を手に入れた。 初見ボーナス 1名誉点 手に入れた。 サリエル : 悪くない結果です。 ジャック : 簡単な依頼だったな! ヴェリー : ま、終わり良ければ……ってね! [報酬袋] を手に入れた。 ヴェリーは、報酬袋を使った。 ヴェリーは報酬袋を開けた! ヴェリーがクエストの参加を募集しています。 クエストを開始します。 何の変哲も無い、いつも通りの朝。 君は今日も、一日の食い扶持を稼ぐ為に 酒場に貼り出された依頼を確認していた。 ・・・・・・と。 その中に、1つの手頃な依頼を発見する。 ---街道に出没するコボルトの討伐---
【依頼内容】 先日より街道にて隊商を襲っていたコボルトの討伐。
単体では一般人にとっても然程の脅威性を持たないコボルトだが、 先日には6頭ものコボルトに襲われたとの情報が入った。 リーン近辺での安全な物資流通の為、早急にこれの 討伐を頼みたい。
――――依頼者・リーン商工会 ――――依頼主・リーン商工会代表 リーン商工会・・・そういえば、そんなものが結成されたと 広場で噂になっていた気もする。 結成直後に流通が滞りでもしようものなら、 幸先が悪いなどという話では済まないだろう。 報酬も悪くない。 君は依頼を受ける旨をアルマに伝えると、 早速コボルトが出没するという街道へと向かった。 リーンを出て、間も無く昼時という時間帯。 君はコボルトの出没報告が頻発する場所へと到着した。 宿で聞いた話によると、コボルト達は食料品の臭いに釣られるらしい。 これまで襲われた隊商も、例外無く食料品を運んでいたという話だ。 その話を聞いて、君はコボルトを誘き出す為にアルマから腐りかけの肉を譲り受けていた。 後はこの街道をゆっくりと歩いていればいいだろう。 程無く奴らが現れるに違いない。 ヴェリー : じゃあ……どうぞ。 サリエル : ブレッシング! ヴェリーは[ブレッシング]になった ヴェリー : Thaanks!! ジャック : あっ、俺か。俺。おう。良いよ? サリエル : ブレッシング! ジャックは[ブレッシング]になった ジャック : 助かった! ・・・! 今、草むらで何かが動いた気がしたが・・・。 ヴェリー : どうぞ。 例のコボルトが現れたか・・・? 目標値:12 <= 3d+感覚補正+パーセプション ジャック:失敗・・(10)([3,2,3]+2) ヴェリー:成功!(20)([5,6,3]+6) サリエル:成功!(14)([2,6,5]+1) サリエル : 天使ですからね。 ヴェリー : 楽勝! ジャック : ……無理かな~ ・・・間違い無い。 正面で、数頭のコボルトの群れがこちらを伺っている。 恐らくは襲うタイミングを見計らっているのだろう。 背後にも居るらしく、気配を感じる事が出来る。 挟み撃ちにする算段だったのだろうが、気付いてしまった以上そうは行かない。 君は武器を抜いた。 君が自分達に気付いたのを察したコボルト達は、奇襲を諦め姿を現す。 後ろで草むらを掻き分ける音が遠ざかっていくのを察するに、背後の奴らは 怖気付いて逃げ出したのだろう。 正面から戦えるのならば、コボルト如きに冒険者が負ける道理は無い。 後はこいつらを叩き伏せ、証拠を持ち帰るだけだ! Round 1 ヴェリー : じゃ、ちょっと可哀想だけど。ブチのめそうね。 ジャック : 依頼だし仕方ないよな~! サリエル : 魔の者を見逃す通りもありません ヴェリーは移動した。 ヴェリーは[4,8]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[4,4]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[3,4]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[5,5]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[2,5]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[1,3]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[6,3]へ移動した。 サリエルは移動した。 サリエルは[4,8]へ移動した。 ジャックは移動した。 ジャックは[3,7]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:15 ([2,3,3]+7) コボルトに24のダメージ ([2,6,5,5]+8) コボルトは[重傷]になった コボルトは[気絶]になった ジャックは移動した。 ジャックは[2,5]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:14 ([5,1,1]+7) ヴェリーはWillを使用した! コボルトに20のダメージ ([6,1,1,6]+8) コボルトは[重傷]になった コボルトは[気絶]になった Round 2 コボルトは移動した。 コボルトは[5,5]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[3,5]へ移動した。 コボルトは移動した。 コボルトは[2,5]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:17 ([3,2,5]+7) コボルトに23のダメージ ([6,2,6,3]+8) コボルトは[重傷]になった コボルトは[気絶]になった コボルトは移動した。 コボルトは[4,5]へ移動した。 サリエルは待機した。 ジャックは待機した。 サリエル : 『聖抜の光』! コボルトに光が降り注ぐ! 達成値:8 ([3,1,5]-1) コボルトに18のダメージ ([5,1,3]+10) コボルトは[昏睡]になった ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:19 ([2,5,3,4]+5) コボルトに20のダメージ ([4,5,1]+12) コボルトは[重傷]になった コボルトは[気絶]になった コボルトは攻撃した。 達成値:23 ([4,6,6]+7) ジャックに3のダメージ ([4]+6) ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:21 ([2,6,6]+7) ヴェリーはWillを使用した! コボルトに22のダメージ ([6,4,1,5]+8) コボルトは[昏睡]になった ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:20 ([6,1,6]+7) ヴェリーはWillを使用した! コボルトに21のダメージ ([4,3,4,4]+8) コボルトは[重傷]になった コボルトは[気絶]になった Round 3 ヴェリー : ラスト! コボルトは攻撃した。 達成値:18 ([2,4,5]+7) ジャックは防御した。 ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([1]+6) ヴェリーは攻撃した。 達成値:16 ([1,3,5]+7) コボルトは防御した。 ダメージを1軽減! ([]+2) コボルトに11のダメージ ([4,2]+8) ジャックは攻撃した。 達成値:19 ([6,4,4]+5) コボルトの防御はAPが足りず失敗した。 コボルトに12のダメージ ([3,2]+9) コボルトは[重傷]になった コボルトは[気絶]になった コボルトを全滅させた君は、武器を納める。 これで隊商も安心してこの道を通る事が出来るだろう。
コボルトを全滅させた君は、武器を納める。 これで隊商も安心してこの道を通る事が出来るだろう。
君は報告の為、リーンへと帰還するのだった・・・。 あと少しで日が落ちるという頃、君はリーンへと帰って来た。 日帰りの依頼はいい。大半は疲れない物であるし、何より気が楽だ。 後は依頼主に報告をして終わりだ。 何の事はない・・・コボルトはもう居ない、これで安心だと言えばそれで済む。 その筈だったのだが。 巨大なゴーレム 「・・・・・・」 ・・・アルマ曰く、この奇妙な鎧姿のゴーレムは商工会の使いであるらしい。 使い走り気質があるらしく、街中で何かを引き受けては失敗しているのを 見掛けるので、今回も偶然頼まれてやってきたのだろう。 言語を理解はするが話す事は出来ないらしいので、こちらが一方的に 事の仔細を話して聞かせる形になるのだが、いかんせんこうも不動だと 理解しているのかしていないのか分からない。 巨大なゴーレム 「・・・・・・」 報告を全て終え向き合っていると、しばらくしてから会釈を一つして ゴーレムは宿を出て行った。
・・・正しく理解したのか。報酬は貰えるのか。 一抹の不安はあれど、とりあえず今日の仕事は終了だ。 君は溜め息をつきながら、アルマに夕食を催促するのだった。 クエストをクリアしました。 50ルド 手に入れた。 25経験点 を手に入れた。 初見ボーナス 1名誉点 手に入れた。 サリエル : 悪くない結果です。 ジャック : 簡単な依頼だったな! ヴェリー : ま、終わり良ければ……ってね! [報酬袋] を手に入れた。 ヴェリーは、報酬袋を使った。 ヴェリーは報酬袋を開けた! サリエルは、報酬袋を使った。 サリエルは報酬袋を開けた! サリエルは、報酬袋を使った。 サリエルは報酬袋を開けた! ジャックは、報酬袋を使った。 ジャックは報酬袋を開けた! サリエルは、報酬袋を使った。 サリエルは報酬袋を開けた! [ワンドのレシピ] を手に入れた。 ジャックは、報酬袋を使った。 ジャックは報酬袋を開けた! [学者の帽子] を手に入れた。 サリエルは、報酬袋を使った。 サリエルは報酬袋を開けた! ジャックは、報酬袋を使った。 ジャックは報酬袋を開けた! [ポーション] を手に入れた。 ジャックは、報酬袋を使った。 ジャックは報酬袋を開けた! [シューズのレシピ] を手に入れた。 サリエルが[アクセサリー2]に[泰然のリング]を装備しました。 ステータスの成長を確定しました。 ヴェリーがクエストの参加を募集しています。 クエストを開始します。 ~早朝、冒険者の宿「羊のしっぽ」にて~ 宿では多くの冒険者が仕事を求め、依頼書の束を捲っており 適当な仕事を見つけた者は、アルマやコルトに詳細を聞きに向かっている 君はそんな光景の一部となって、自分に合った依頼を探し始めた 暫くして、君はようやく手頃な依頼を見つける 依頼:洞窟に住み着いた妖魔の討伐 依頼人:トルア村村長 サラオム
依頼内容 村の近くにある森の中に、数匹の妖魔が住み着いた 発見者に詳細を聞いた所、おそらくオーガだと思われる
オーガ達は森の奥にある小さな洞窟を寝床にしているらしい 村人に被害が出る前に、これを討伐して欲しいとのこと 駆け出しならば手の余る仕事だが、今の君なら丁度良いだろう そう判断し、アルマの元へ詳細を尋ねに行くことにした 丁度説明が一段落したアルマが、一息ついた所でこちらに気がつく アルマ:ふぅ……あら、依頼の詳細ですか? 多くの冒険者に説明をし、多少なりとも疲れているだろうに それを感じさせない笑顔でアルマはこちらに応対する アルマ:ええっと……妖魔討伐の依頼ですね トルア村という、ここから大体徒歩2日ほど離れた村からの依頼です アルマ:数は3~4匹と、それほど多くは無いようですし… 今までの実績から見ても、安心して依頼できますね アルマ:それで、この依頼を受けますか? ヴェリーが[受ける]を選択しま���た 君は、その依頼を正式に受ける事にした 詳しい話は、村で直接聞くことにしよう そう判断した君は、出発するための準備を始めた アルマ:わかりました、それじゃあ頑張って下さいね! ジャック : よし!今日はこれな! ヴェリー : はーい! サリエル : 妖魔討伐、望むところですね 君は準備を整え、トルア村へと向かった ~2日後 トルア村~ 背景ファイルの読み込みに失敗しました。 幸いにも、道中は天候に恵まれ 大きなトラブルも無く村に辿りついた どうやら、未だ村には被害が出ていないようだ 妖魔の話が広まっているのか、外を出歩く者は少ないが 村の家々では炊事の煙らしきものが立ち昇っている まずは依頼人である村長から、詳しい話を聞いた方が良さそうだ 外を歩いていた村人から場所を聞き、村長の家へと辿り着いた 男性:おや…どちら様ですかな? 人の良さそうな見た目をした、壮年の男性だ 彼が村長のサラオムだろうか サラオム:ええ、私が村長のサラオムです 本来ならば村に訪れるお方は歓迎するのですが 今は少々厄介事が起こっていましてな… 君は、羊のしっぽから依頼を受けてきた冒険者であることを伝えた サラオム:おお、冒険者の方でしたか! いやはや、お早いお着きで…まずはお入りください 村長に促され、君は家の中に入った 村長の妻だという女性が、お茶を用意してくれる 一息ついた後、村長は依頼の詳細を語り始めた サラオム:さて、依頼の詳細でしたな… 発端は1週間前、村の近くにある森にて狩人が妖魔を見たようでして サラオム:詳しい話を聞いたところ、数匹の群れが居るようで… 今後村を襲わないとも限らないため、依頼をしたのです サラオム:狩人は森の近くの小屋に住んでおります 詳しい場所などは彼に聞くとよろしいかと どうやら依頼書に書かれていた内容と、大きな差異は無いようだ 君は礼もそこそこにサラオム宅を後にした さて、どうやら狩人ならもっと詳しい話を知っていそうだが… 最低限の情報は確認できた、このまま森に向かっても良いだろう サラオム:冒険者様、どうかよろしくお願いしますぞ ジャック : もうちょっと聞いてくか? サリエル : どうしますか、人の子ジャック ヴェリー : そうだね。どうせなら聞いていこう。 サリエル : わかりました 君は森の近くに立っている、木造の小屋を訪ねた どうやらここに、実際にオーガを見た狩人が居るようだが… 狩人:なんだ、客か?見ない顔だが…… 君は、依頼を受けた冒険者である事を伝えた 狩人:ああ、あんたが妖魔退治を引き受けてくれたのか そんじゃ、俺の見た事も伝えておくよ 狩人:あれは一週間前だったか、いつものように森で獣を狩ってたら 見慣れない足跡を見つけたんだ 狩人:あの森には俺以外は立ち入らない決まりになっていてな 妙に思って足跡を追ってみたら、デカい人型の奴がうろついていた 狩人:こっそり隠れて様子を伺っていたら、兎や猪なんかを捕まえて森の奥へ向かって行ってな、住処だけでも見つけようと後を追ったんだ 狩人:そしたら洞穴に、同じような見た目の奴が更に2匹と 雌っぽい奴が1匹居てな、こりゃやばいと思って村長に話したのさ …どうやら、普通のオーガ以外にも何かいるようだ 雌っぽいオーガ…? 目標値:13 <= 3d+知力補正+ナレッジ ジャック:失敗・・(10)([5,5,1]-1) ヴェリー:失敗・・(11)([5,3,4]-1) サリエル:成功!(16)([6,1,5]+4) ヴェリー : あーあ! サリエル : 天使ですからね。 ジャック : ……無理かな~ 雌のオーガ、おそらくはオーガレディだろう 通常のオーガよりも知能が高いため、警戒の必要がありそうだ ジャック : オーガってメスも居んの? ヴェリー : 一応。 サリエル : いわゆるオーガレディでしょう、かくかくしかじか ヴェリー (シカクイムーヴ) サリエル ((チョップ)) ヴェリーのダイスロール : (1d+1) -> ([2]+1)=3 狩人:俺��知っているのはこのくらいだ、何か役に立てば良いけどな ジャック : 色々居るんだな~…… 君は狩人に礼を言うと小屋を後にした 狩人:それじゃあ、よろしく頼むぜ ヴェリー : じゃ、いこうか! ジャック : おう! サリエル : ええ、いきましょう 君は依頼を遂行するため、森へと足を運ぶことにした 背景ファイルの読み込みに失敗しました。 細いながらも、人の通りやすいよう整えられた道を暫く歩き続け 君は、オーガを見かけたという森へと辿り着いた 多少薄暗いものの、木漏れ日が足元を照らしているため活動に支障はない 君はオーガの痕跡を探すために、行動を開始した ヴェリー : さーて。 君がオーガの痕跡を辿って探索をしていると、微かに何か音が聞こえた気がした 何か聞こえたような…? 目標値:9 <= 3d+感覚補正+サバイバル 達成値:8([2,2,2]+2) ファンブル! 判定に失敗しました ジャック : ……無理かな~ …恐らく気のせいだろう、少なくともオーガでは無さそうだ そう判断した君は、探索を再開することにした サリエル : こちらに水場があるようですね ジャック : あ、あれ、何かあった? ヴェリー : 水場だって! 水の音を辿って茂みを掻き分けると、小さな泉を見つけた 水は澄んでおり、飲んでも問題無さそうに見える 美味そうに見えるが、別に飲まなくても良いだろう 君はそう判断し、泉から離れる事にした ジャック : 覚えといたら後で役に立つかもな ヴェリー は全回復しました。 サリエル : ………既に飲んでいる方がいるようですが ジャック : おい?? ヴェリー : 美味しかったよ。 ジャック : ま、ま~いっか……!先行こうぜ! サリエル : 毒とかがないことがわかっただけよしとしましょう 森の中を進んでいくと、やや開けた場所へと出た 広がった視界の先に、君たちは奴らを捉える ???:……… 成人男性より一回りほど大きな体躯、苔のような緑色をした肌 子供の胴くらいはある太い腕に、相手を威嚇するかの如く伸びる二本の角 冒険者ならば見間違えるはずもない、あれはオーガだ 観察しているうちに、奴らも君に気がついたようだ オーガ:…! グァルガ!グァルガ! グォラ、グラェル! オーガの内一匹が武器を構え、もう一匹に何やら指示を出している それを聞いたもう一匹は、森の奥へと走っていった オーガ:グゥル……ゴアアァ! ヴェリー : ……普通のオーガじゃないね 武器を構えたオーガは、君への敵意を露わにする
君はそれに応えるように、戦闘態勢に入った! ジャック : っと!!来るか!? サリエル : オーガ語には明るくないのですが Round 1 ヴェリーは移動した。 ヴェリーは[11,8]へ移動した。 Round 2 オーガは移動した。 オーガは[8,6]へ移動した。 ジャックは移動した。 ジャックは[8,6]へ移動した。 ヴェリーは待機した。 サリエル : ブレッシング! ヴェリーは[ブレッシング]になった ヴェリー : Thaanks!! ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:21 ([6,4,4]+7) オーガに14のダメージ ([2,3,3,1]+8) オーガは攻撃した。 達成値:13 ([2,2,6]+3) サリエルは防御した。 ダメージを4軽減! ([]+7) サリエルに0のダメージ ([6,1]+4) ジャック : イリュージョン! ジャックがゆらりと移動した。 ジャックは[8,6]へ移動した。 ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:24 ([5,3,6,5]+5) オーガに21のダメージ ([5,4,6]+9) オーガは[重傷]になった ジャックは[9,7]へ移動した。 ジャックは[9,7]へ移動した。 Round 3 ジャックは移動した。 ジャックは[8,6]へ移動した。 オーガ : バッシュ! オーガは武器を力強く叩きつけた! 達成値:7 ([2,1,1]+3) サリエルは防御した。 ダメージを4軽減! ([]+7) サリエルに0のダメージ ([5,1,1]+4) ヴェリーは攻撃した。 達成値:16 ([4,1,4]+7) オーガに12のダメージ ([1,6]+8) オーガは[気絶]になった ジャック : ジャグリング! オーガは倒れた、いくら生命力の強い種と言えどその体力には限界がある 新人の頃ならさておき、今の君の実力は、一匹のオーガに敗北する程の物ではなかった ジャックは曲芸を披露する! 達成値:18 ([1,5,4,3]+5) オーガに15のダメージ ([5,1,3]+9) しかし、まだ依頼は終わっていない 君は討伐の証としてオーガの耳を切り取り、奥へ逃げたオーガを追う事にした ジャック : よっし!先進むか! ヴェリー : やーり、と。 サリエル : いきましょう 逃げたオーガの向かった先に進むと、細い獣道を見つけた 乱雑ながら、周囲の植物で覆い隠されていた痕跡がある この道を辿れば、奴らの住処へと辿り着くだろう そう考えた君は、獣道に踏み込むことにした 背景ファイルの読み込みに失敗しました。 サリエル : ブレッシング! ヴェリーは[ブレッシング]になった ヴェリー : Thaanks!! サリエル : ブレッシング! ジャックは[ブレッシング]になった ジャック : 助かった! 獣道を辿っていくと、いつしか開けた場所へと辿り着いた 前方には岩壁が広がっており、その一部に小さな洞窟が見える 洞窟の前では、二匹の妖魔が油断なくこちらを見据えている 奴らを仕留めれば依頼は完了だ、君は戦う為に一歩踏み出そうとした ……しかし、何故だろうか 眼前の光景に微かな違和感を覚える 何か違和感が…… 目標値:12 <= 3d+知力補正+メモライズ ジャック:失敗・・(11)([5,4,3]-1) ヴェリー:失敗・・(8)([3,2,4]-1) サリエル:成功!(14)([2,4,4]+4) ヴェリー : あーあ! サリエル : 天使ですからね。 ジャック : ……無理かな~ ……そうだ、狩人は言っていた 「洞窟には更に二匹のオーガが居た」と つまりこの森には最低三匹のオーガが居ることになる 君たちが倒した一匹と眼前に居る一匹、それとは別にもう一匹居るのだ サリエル : 数が合いませんね ジャック : マジ? ヴェリー : え、ああ。 ヴェリー : たしかに。 サリエル : オーガレディが1匹、オーガが3匹、あと1匹いるはずです ジャック : あ~!なるほどな!? 森はそう広くはない、あれだけの騒ぎで残る一匹が気がつかないとは思い難い ならもう一匹は何処に……? 残るオーガは何処に… 目標値:9 <= 3d++パーセプション ジャック:成功!(12)([3,3,6]) ヴェリー:成功!(12)([2,2,5]+3) サリエル:成功!(11)([2,4,5]) ジャック : 楽勝! サリエル : 天使ですからね。 ヴェリー : 楽勝! ふと、君は奥にいるオーガレディが、君ではない何かを見ている事に気がついた その視線を辿ると、今まさに君の背後へと回ろうとしているオーガの姿を捉える 君の視線に気がついたオーガレディが、舌打ちをして声を上げる その声に応じたのか、不意打ちを仕掛けようとしたオーガも広場へ姿を現した …奴らの様子からして、これ以上の増援は無さそうだ 今度こそ、君は妖魔たちに向けて武器を構えた Round 1 ヴェリーは待機した。 オーガは移動した。 オーガは[6,4]へ移動した。 オーガは移動した。 オーガは[5,4]へ移動した。 ジャックは移動した。 ジャックは[5,4]へ移動した。 オーガレディは移動した。 オーガレディは[3,5]へ移動した。 サリエルは移動した。 サリエルは[6,4]へ移動した。 Round 2 サリエルは待機した。 オーガは攻撃した。 達成値:13 ([5,1,4]+3) サリエルは防御した。 ダメージを4軽減! ([]+7) サリエルに0のダメージ ([2,5]+4) オーガレディは移動した。 オーガレディは[4,5]へ移動した。 オーガは攻撃した。 達成値:17 ([5,6,3]+3) ジャックは防御した。 ジャックはWillを使用した! ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([5,1]+4) ジャックは移動した。 ジャックは[6,5]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:19 ([5,3,4]+7) オーガに18のダメージ ([5,1,2,5]+8) オーガは[重傷]になった オーガは[気絶]になった サリエル : 『聖抜の光』! オーガレディに光が降り注ぐ! 達成値:12 ([6,3,3]) オーガレディは抵抗しようとした。 オーガレディは抵抗に失敗した。 達成値:11 ([1,4,5]+1) オーガレディに18のダメージ ([1,6,2]+11) オーガレディの攻撃は距離が合わず失敗した。 ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:19 ([6,1,6,1]+5) オーガに16のダメージ ([1,5,4]+9) ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:19 ([4,5,3]+7) ヴェリーはWillを使用した! オーガに18のダメージ ([5,2,5,1]+8) オーガは[重傷]になった Round 3 ヴェリー : ショータイム! ヴェリーが演目の始まりを告げる! 達成値:17 ([3,4,3]+7) ジャック : 助かった! サリエル : 人の子よ、あなたに天使の祝福を。 オーガ : バッシュ! オーガは武器を力強く叩きつけた! 達成値:14 ([5,5,1]+3) ジャックは防御した。 ジャックはWillを使用した! ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに4のダメージ ([1,6,6]+4) オーガレディは移動した。 オーガレディは[5,5]へ移動した。 サリエル : 『聖抜の光』! オーガに光が降り注ぐ! 達成値:12 ([3,6,3]) オーガに22のダメージ ([1,5,5]+11) オーガは[気絶]になった ジャックは待機した。 ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する!([6,6,6,6]+5) ジャックのクリティカル! オーガレディは抵抗しようとした。 オーガレディは抵抗に失敗した。 達成値:10 ([1,6,2]+1) ヴェリーは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ジャッ��は[劇的カウンター]を1つ獲得した。 オーガレディに26のダメージ ([6,6,6]+9) オーガレディは[重傷]になった オーガレディは[気絶]になった ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:19 ([5,3,4]+7) オーガレディに25のダメージ ([6,3,5,6]+8) 最後の妖魔が倒れ伏す 暫く警戒を続けたが、さらなる増援は訪れなかった ともあれ、これで依頼は達成だ。もう妖魔の脅威に村が怯えることは無いだろう 君は後処理を済ませ、村人を安心させるために報告へと向かうのだった ジャック : よし!終わりだな! ヴェリー : グ~~ッジョ~ブ! サリエル : はい、おつかれさまでした クエストをクリアしました。
君たちは、一つの依頼を受けて依頼人の家に来ていた 依頼人 どうもこんにちは。 貴方が依頼を受けてくれた冒険者さんね ヴェリーが[依頼の内容を確認する]を選択しました 依頼人 依頼はね、「月影草」って草をとってきてほしいの。 依頼人 どうもこんにちは。 貴方が依頼を受けてくれた冒険者さんね ヴェリーが[月影草について]を選択しました 依頼人 月影草は、昼間に日光の光を貯めておいて、 夜になると花が光り輝くきれいな草なの 依頼人 まるで、夜に光ってるお月様の影が光ってるみたいだっていうから そんな名前がついたんですって 依頼人 その性質から、日の光がよくあたる 周りに樹木があまり無い場所に沢山はえてるわ 依頼人 どうもこんにちは。 貴方が依頼を受けてくれた冒険者さんね ヴェリーが[どうして自分で行かないのか]を選択しました 依頼人 それが、最近夜に月影草が生えている場所に行っても 全然光っているのが見つからなくて。 依頼人 昼に探しに行けば見つかるかも知れないなって思ったんだけど 日光は苦手だし、もし森の深いところにあるのなら 私一人じゃ危ないかな、って思って。 サリエル : ……… 依頼人 どうもこんにちは。 貴方が依頼を受けてくれた冒険者さんね ヴェリーが[聞くことは無い]を選択しました 依頼人 そう?それじゃあよろしくね ジャック : じゃ、行ってみるか~ ヴェリー : ……行こうか! 君は月影草の自生するという森へ向かっていった サリエル : はい あった、月影草だ。 日光が足りないのかその体は小さく弱々しいが その花は月影走に違いない 君たちは月影草を袋にしまいこんだ ヴェリー : あったね。 サリエル : 陽の光がよくさす場所にあるということでしたが……(開けた場所を探す) ジャック : だなあ。なんかちっさいけど
目標値:13 <= 3d+感覚補正+パーセプション ジャック:失敗・・(11)([1,2,6]+2) ヴェリー:成功!(15)([3,2,4]+6) サリエル:失敗・・(10)([4,4,1]+1) ヴェリー : 楽勝! サリエル : 天使とて間違えます。 ジャック : ……無理かな~ 月影草の姿は見当たらない。 他の場所に生えているだろうか・・・? ただ、周囲に小さな二足歩行の足跡と、 花を千切ったような跡がのこっているのが気になった。 ヴェリー : もうちょっと探す……? あった、月影草だ。 日光が足りないのかその体は小さく弱々しいが その花は月影走に違いない 君たちは月影草を袋にしまいこんだ ヴェリー : ……お ヴェリー : 足跡だ……? ジャック : もう一本見つけたけど、やっぱこっちのも小さいな サリエル : ああ、本当ですね ヴェリー : ジャック!足跡があったよ。追ってみる? ジャック : おっ!でかした!一応追いかけてみるか! サリエル : 異論はありません ヴェリー : ボクも。 獣道に小さな二足歩行の足跡が続いている この先に何かあるかもしれないが・・ サリエル : そもそもあなたが提案したのでしょう…… 獣道に小さな二足歩行の足跡が続いている この先に何かあるかもしれないが・・ ヴェリー : …… ジャック : 俺が提案したみたいになってるな?確かに? サリエル : ブレッシング! ジャックは[ブレッシング]になった ジャック : 助かった! サリエル : ブレッシング! ヴェリーは[ブレッシング]になった ヴェリー : Thaanks!! ヴェリー : 洞窟だ…… たくさんの月影草が、日光に当たるように並べられている。 どれもこれも、 水を張った入れ物に無造作に放り込まれている 月影草を手に入れた ジャック : すっげえ数貯めてあるな…… サリエル : ここの主がため込んでいる、ということでしょうか ジャック : かもな……っと 奥にゴブリンが屯しているのが見える。 君たちの依頼はゴブリン退治ではないが・・・ ヴェリー : いる?なんか。 ジャック : まだこっちに気付いて無さそうだけど、ゴブリン サリエル : む、魔の者です、殺しましょう ヴェリー : 過激~。 ジャック : 原因だろうしな~、またこういう依頼来るかもだし倒しとい��損は無いかも ヴェリー : じゃ、しょうがないね! ジャックが[月影草がなくなった原因なので退治しておく]を選択しました ゴブリン 人間! 君たちの姿を見るとゴブリン達は襲いかかってきた Round 1 サリエル : 依頼が来てからの方がいいとか言い出す人じゃなくて良かったですよ ヴェリー : お金?まさかあ! ジャック : 流石にそこまで腐ってないっての! ヴェリーは攻撃した。 達成値:20 ([6,5,2]+7) ゴブリンに15のダメージ ([5,3]+8) ゴブリンは[重傷]になった ゴブリンシャーマン : ファイアーボール! ジャックに火の玉が向かう! 達成値:16 ([6,6,3]+1) サリエル : プロテクション! ジャックは抵抗しようとした。 ジャックの前に魔法の障壁が現れる! ジャックは抵抗に失敗した。 達成値:14 ([3,2,5]+4) ダメージを6軽減! ([1]+7) ジャックに0のダメージ ([3,3]) ゴブリンは移動した。 ゴブリンは[5,5]へ移動した。 ジャックは待機した。 ゴブリンアーチャーは移動した。 ゴブリンアーチャーは[3,4]へ移動した。 サリエルは待機した。 ゴブリンは移動した。 ゴブリンは[5,4]へ移動した。 ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:20 ([1,3,6,5]+5) ゴブリンに28のダメージ ([5,6,6]+12) ゴブリンは[重傷]になった ゴブリンは[気絶]になった サリエル : 『聖抜の光』! ゴブリンに光が降り注ぐ! 達成値:10 ([5,4,1]) ゴブリンは防御した。 ダメージを1軽減! ([]+1) ゴブリンに20のダメージ ([2,5,4]+11) ゴブリンは[気絶]になった ゴブリンアーチャーは攻撃した。 達成値:11 ([2,3,6]) ジャックは防御した。 ジャックはWillを使用した! ダメージを6軽減! ([]+9) ジャックに0のダメージ ([4,6]+2) ヴェリーは移動した。 ヴェリーは[6,5]へ移動した。 Round 2 ジャック : サリィ!助かった! サリエル : どういたしまして ゴブリンシャーマン : ファイアーボール! ヴェリーに火の玉が向かう! 達成値:12 ([3,5,3]+1) サリエル : プロテクション! ヴェリーの前に魔法の障壁が現れる! ダメージを9軽減! ([4]+7) ヴェリーに0のダメージ ([2,5]) サリエル : 『聖抜の光』! ゴブリンアーチャーに光が降り注ぐ! 達成値:10 ([3,3,4]) ゴブリンアーチャーに20のダメージ ([6,2,2]+11) ゴブリンアーチャーは[重傷]になった ゴブリンアーチャーは[気絶]になった ジャックは移動した。 ジャックは[2,2]へ移動した。 ヴェリー : イリュージョン! ヴェリーがゆらりと移動した。 ヴェリーは[5,3]へ移動した。 ヴェリー : ジャグリング! ヴェリーは曲芸を披露する! 達成値:17 ([5,1,4]+7) ゴブリンシャーマンは抵抗しようとした。 ゴブリンシャーマンは抵抗に失敗した。 達成値:12 ([6,1,5]) ゴブリンシャーマンに21のダメージ ([1,5,3,5]+8) ゴブリンシャーマンは[重傷]になった ゴブリンシャーマンは[気絶]になった ジャック : イリュージョン! ジャックがゆらりと移動した。 ジャックは[2,2]へ移動した。 ジャック : ジャグリング! ジャックは曲芸を披露する! 達成値:20 ([5,4,3,3]+5) ゴブリンシャーマンに24のダメージ ([5,3,5]+12) ゴブリンシャーマンは[昏睡]になった ヴェリーは[6,5]へ移動した。 ジャックは[4,4]へ移動した。 Round 3 ジャック : よっし終わったな 水を張った入れ物に無造作に放り込まれた月影走が ぼんやりと光を放っている 大きな生き物の爪痕が見える。 この奥に居るのかも知れない。 危ないので行くのはやめておいた。 サリエル : こちらは…… ヴェリー : ん~? ジャック : 何かありそうだけど~…… サリエル : どうやら別の魔物の巣のようですね ヴェリー : ……別の魔物! サリエル : ……さすがに天使力に不安があります、日を改めましょう ジャック : 倒しといた方がって思ったけど、消耗してるしな。 ジャック : …………天使力? ヴェリー : 今作ったみたいな名前! サリエル : 天使力 ヴェリー : まあいいや。帰ろうか ジャック : お、おう。魔力みたいなモン?とりあえず今日は帰るか サリエル : はい、参りましょう サリエル : 依頼人の家に戻ればいいですよね ジャック : だな 依頼人の家に戻りますか? 依頼者 ああ、これですこれ 依頼者 こんなに沢山! 依頼者 ちょっと元気がないですね。 やはり日光が当たるところにはありませんでしたか。 えっ、ゴブリンが月影草をとっていってたんですか? はあ、なるほど、洞窟の明かりに・・・。 そんな洞窟あったかなあ・・・。 兎に角、ありがとうございました! 君たちは報酬を受け取ると 近くの町で羽を伸ばすのだった。 クエストをクリアしました。 50ルド 手に入れた。 25経験点 を手に入れた。 ジャック がレベルアップしました! 初見ボーナス 1名誉点 手に入れた。 ジャック : 簡単な依頼だったな! サリエル : 悪くない結果です。 ヴェリー : ま、終わり良ければ……ってね! [報酬袋] を手に入れた。 ヴェリーは、報酬袋を使った。 ヴェリーは報酬袋を開けた!
0 notes
Text
【小説】白昼の処罰者 (上)
孤独で優しい魔法使い
Ⅲ.白昼の処罰者 (上)
チャイムが鳴るまで、授業時間に終わりが迫っていることに高梨は気付かなかった。
日頃、時間配分に気を配りつつ授業を進めている彼にしては、それは珍しいことであった。つい熱が入り、教科書に掲載されていない内容についてまで、詳しく言及しすぎたようだ。
話の内容は中途半端なところであったが、高梨は「続きは次回に」と前置きした上で、「今日はここまで」と切り上げる。「起立」と日直が声をかけ、生徒たちが一斉に立ち上がった。
「これで、四時間目の授業を終わりにします。礼」
かけ声に合わせて高梨も頭を下げる。頭を上げると、先程までは彼の声だけが淡々と響いていた室内が、まるで花でも咲いたようにわっと騒がしくなった。
授業を終えた生徒たちは、木製の椅子を黒い実��机の上に逆さにして乗せると、教科書やノートを腕に抱いて足早に理科室を出て行く。日直の男子生徒は上下黒板の文字を消すと、肩にチョークの粉が落ちているのも構わずに、慌ただしく出て行った。騒がしくなったと思ったら、喧騒はあっという間に過ぎ去って行く。
再び静寂を取り戻した理科室で、高梨は生徒が乱雑に消していった黒板をもう一度丹念に消しながら、授業内容について振り返る。資料集を活用して写真や図を見せながら説明する予定が、いつの間にか口頭で説明する量が多くなってしまった。生徒たちには、やや難解で退屈だったかもしれない。
ああでもない、こうでもないと思考しながら短くなったチョークを捨てて黒板の縁に新しいチョークを並べ、それから室内に目を向けて、ふと、生徒の席でひとつだけ、椅子が机の上に乗せられていない箇所があることに気付いた。
誰かが帰り際、椅子を上げるのを忘れたのか。今日はひとり、欠席の生徒がいた。安島という女子生徒だ。彼女の席だろうか。
高梨はそう思いかけ、それからすぐに、そうではないということを知る。その席には、男子生徒がひとり、まだ座ったままだったからだ。
その生徒は机の上に突っ伏すようにして席に着いていた。眠っているのだろうか。居眠りをしてしまい、授業が終わったことにも気付かずにそのまま眠り込んでしまっているようだ。後ろの方の席で、なおかつ、身体の大きな生徒がそのひとつ前の席に座っているため、授業中は居眠りしていることに気付かないでしまった。
眠り続けているその生徒に歩み寄る。枕代わりにされている両腕と、長い前髪で顔は見えないが、高梨は彼の名前を思い出すことができた。
墨木流流 (すみき ながる) 。
フルネームで覚えているのは、その名前が珍しかったからに他ならない。名前以外には特徴的なところはなく、ごく普通の平凡な生徒というのが、高梨の彼に対する印象であった。成績は可もなく不可もなく常に平均点を取り、ずば抜けて運動ができる訳でも、まったくできないという訳でもない。この中学では珍しく、どこの部活動にも所属せず帰宅部だが、だからといって素行の悪い行動も見られない。あえて挙げるとすれば、前髪が少しばかり伸びすぎているという点くらいだ。
優等生でなければ落ち零れでもなく、生真面目さもなければ不良でもなかった。後から考えれば、その生徒はあまりにも平凡すぎた。まるで自らを普通であると偽っているかのように。
「スミキくん、起きなさい」
高梨はそう声をかけたが、生徒は身動きひとつしない。ぐっすり寝入ってしまっているようだ。高梨は彼の肩に手を置き、左右に揺さぶった。
「スミキくん」
彼の頭がぐらりと揺れ、長い前髪の隙間から、ぱっちりと見開いた黒い瞳が高梨を見上げた。目が合う。
(しまった!)
その瞬間、高梨は生徒の肩から咄嗟に手を離した。触れてはいけないものに手を出してしまった、そう感じた。そして、その一瞬の後に、はっと我に返った。
(しまった? しまった、って、なんだ?)
高梨は生徒を起こ��うとして、その肩に触れただけだ。悪戯をしようと企んだ訳でも、やましい気持ちがあった訳でもない。それがどうして、彼と目が合ったその瞬間、「しまった」という感情になったのか。
何か意図があった訳ではない。それは無意識だった。無意識のうちに、高梨は恐れた。まるで、この生徒に目覚められては困るとでも言うかのように。授業が終わった理科室で眠り続けられた方が厄介だと言うのに、一体、どうしてそんな気持ちになったのだろう。
振り払うかのように手を引っ込めてしまった理由がわからないまま、困惑している高梨の前で、彼は重たそうに頭を持ち上げ、半身を起こした。
「先生、すみません、僕……」
そう言いながら、生徒の白い手が長い前髪をかき上げる。前髪の下に隠れていたその瞳が、まだ眠たそうに緩慢な瞬きを繰り返しているのが露わになった。
「眠ってしまっていたんですね……」
欠伸を噛み殺して、生徒の目尻にはうっすらと涙が溜まる。
「ええ、そうです。だいぶ眠り込んでいたようです」
高梨はそう答えてから、少しばかり落ち着きを取り戻した。高梨が急いで手を引っ込めたことを訝しむ様子も、気付いている様子もない。教師としての威厳を取り戻し、こう付け加えた。
「私の授業中にそんなにぐっすり眠ってしまうとは、嘆かわしいことです」
「すみません……。睡眠不足で…………」
そう言う生徒は、まだ完全に眠りから覚めた訳ではないのか、どこかぼんやりとした顔をしていた。授業が終わり、他の生徒たちが全員退席したのも気付かずに眠り続けていただけある。相当ぐっすり眠っていたに違いない。高梨は呆れて溜め息をついた。
しかし、これだけ熟睡していたこの生徒に今まで気が付かなかったのは、自分の落ち度だ。授業中、もっと早い段階で気付いて指導していれば、彼もここまで深い眠りに落ちることもなかっただろう。
どうして気付けなかったのだろう。いくら身体の大きい生徒が前の席に座っているからといって、見落とすものだろうか。教科書や資料にばかり目を向けるのではなく、なるべく教室全体を意識し、生徒たちの目を見て授業をすることを心がけているにも関わらず、机に突っ伏して居眠りしている生徒がいることにすら気付かないとは。
そういえば、と高梨は思い出す。ときどき、授業中に居眠りをする生徒はいるが、大抵の場合、周囲の生徒たちがそれに気付いてくすくすと笑い出すので、すぐにわかる。幸いなことにこの学校では、授業中に眠ってしまう生徒というのはごく少数だ。居眠りしているクラスメイトのことを馬鹿にするような風潮さえある。しかし、今日はどうだっただろう。この生徒が眠っていることを、誰か面白がって笑っていただろうか。
今日の生徒たちはあまりにも静かすぎやしなかったか。そもそもどうして、この生徒はここまで眠り続けてしまったのだろう。誰か起こしてやろうと思うクラスメイトはいなかったのだろうか。まるで、誰ひとりとして、彼が眠っていることに、気付いていなかったかのような……。
否、気付いていないはずがない。誰ひとりとして、この生徒が眠っていることに触れようとしなかった、ということではないのか。さっき彼の肩を揺すり起こした時に感じた、「しまった」というあの感情は、そこに起因しているのだろうか。しかし、この生徒を起こしてはいけない理由など、一体どこにあると言うのだろう。
しかし、そこで高梨は目撃する。その生徒が突っ伏して眠っていた実験机の上には一冊のノートが広げられており、そこには高梨が黒板に記していた板書が写されていた。途中で文字がミミズのようにのたうち回っている箇所もなく、最初から最後まで一文も抜けることなくすべてが写されている。その文字は、高梨の記憶が正しければ、この男子生徒の文字で間違いない。
(これだけ丹念にノートを板書していたと言うのか。居眠りをしながら? 信じられない)
この生徒は本当に、眠っていたのだろうか。眠っている振りをしていただけなのではないだろうか。しかし、一体なんのために?
高梨に疑念の目で見られていることに気付く様子もなく、生徒はノートを閉じて教科書の上に重ねる。そして、それは唐突だった。彼は高梨に向けてこう言った。
「先生は、人を殺したいと思ったことはありますか?」
そう言われた瞬間、高梨は確信した。あの時感じた「しまった」は、このことだったのだ。虫の報せというのは、こういうことを言うのだろうか。なんとなく、嫌な予感がしていたのだ。この生徒が目を覚ました、あの瞬間に。
「どうしたんですか、急に」
高梨はそう言って、柔和な笑みを取り繕った。
(まともに取り合ってはいけない。何か厄介なことになりそうだ)
それに対して尋ねた生徒は、未だ眠たそうな顔をしたまま、筆箱へ筆記用具を仕舞っている。
「特に意味はありません。ただの興味本位です」
「突然そんな質問をされたら驚きますよ。何事かと疑われます」
「人を殺したいと思うことがあるのだろうかと、疑問に思ったので」
「スミキくん、そんなことを考えていたから寝不足になった、と言うつもりではないでしょうね?」
「ええ、先生。実はそうなんです」
生徒の瞳が、高梨を見た。真っ黒な瞳。その双眸は、前髪の隙間から射抜くように高梨を見ている。生徒の口調は淡々としていた。その表情はけだるげではあるが、そこからはどんな感情も読み取れない。
「昨夜、目撃したんです。人が、殺されるところ」
高梨は、
「………………」
咄嗟に何も言えなかった。
(目撃した? 人が殺されるところを?)
「スミキくん、それは…………」
「それで、気になってしまって。誰かを殺したいと、人はどんな時に思うんだろうか、と」
馬鹿げている。まったくもって、馬鹿げている。
(人が殺されるところを見た?)
そんな訳がない。そんなことがあるはずがない。作り話に決まっている。
高梨はそう思った。
そう、思いたかった。
「スミキくん、君は何を見たと言うんです?」
「だから、人が殺されるところですよ、先生」
訊き返したところで、答える生徒の声音も、表情も、何ひとつ変化しなかった。そこには動揺も恐怖も現れてはいない。もっともらしく誇張された感情がそこにあれば、それが嘘だと見抜けたのだが、生徒は無表情のままだった。
しかし違和感はあった。たった十四歳の少年が人の死を語るにしては、それはあまりにも、ただ淡々としているような気がした。
「どこで、それを見たと言うのですか?」
「裏山です」
裏山というのは、この学校の北側にある、小さな山のことだ。生徒たちは皆、その山のことを裏山と呼んでいる。そこには何がある訳でもない、山と言っても、斜面に雑木林が広がっているだけだ。木が生い茂った丘と呼んだ方が正しいのかもしれない。
裏山では破れた成人雑誌の類や煙草の吸殻などが発見されるため、教師たちは目を光らせている。時折、近くにある公立高校の不良たちが集っているという噂もあり、トラブルを避けるため、生徒たちには裏山へは立ち入らないようにと指導している。
その裏山だと言うのか。すぐそこではないか。
「裏山へ、入ったのですか? 夜に、ひとりで?」
「正確には、僕ひとりではありません。オルトが一緒でした」
「オルト?」
「犬です。飼っている犬。散歩の途中だったんです」
「裏山が散歩コースなのですか?」
「いいえ。たまたま近くを通りかかった時、なんだか妙な音が聞こえて、それで裏山へ入りました」
「そこで見たと言うのですか? その…………人が殺されるところを」
生徒は黙って頷いた。高梨は小さく唸る。
先程までは作り話だと決め込んでいた生徒の話が、妙に真実味を帯びてきた。
木が生い茂っているため昼間でも薄暗く、足下が不安定な裏山に、足を踏み入れる周辺住民はいない。近くに民家はないので人の目も届かない。学校が終わり、生徒たちが下校してしまった夕暮れ時以降は、静かで物寂しい場所となる。夜ならば、なおさらだ。
そんな場所が、殺人現場に選ばれることはありえる。高梨はそう考えるようになっていた。
「一体、何を見たのですか」
「男の人が、安島の首を絞めているところです」
生徒があまりにも端的にそう言ったので、高梨は一瞬、何を言われたのかわからなかった。
「――なんですって?」
「安島です。安島十和子。殺されたのは、彼女なんです」
安島十和子。
その名前に、高梨は思わず後ろを見やる。そこには、安島の席が��った。授業が終わった今は、もちろん誰も座ってはいない。授業中も、その席には誰もいなかった。その女子生徒は、今日は欠席扱いになっていたからだ。
欠席の理由を高梨は知らされていなかった。病欠か、何か家庭の事情だろうと思っていた。職員室に戻り、クラス担任である同僚に確認すれば、理由はすぐに明らかになるだろう。だが何も知らされていないということは、病欠である可能性が高い。もしも殺されたのであれば、授業どころではない、大事になっているはずだ。
どうして騒ぎになっていないのか。
この生徒の言っていることはやはり作り話で、安島は殺されてなどいない。今日は風邪を引いて欠席なのだ。明日になればいつものように校門をくぐって登校してくる。この男子生徒がそんな法螺話をしたなんてことは知らず、いつも通りにこの理科室に現れ、席に座る。高梨はその女子生徒の姿を見て驚くが、それを表情に出したりはしない。「ほら、やっぱりな」と内心は思いつつも、「あんな話、最初から信じていなかった」という顔で教壇に立つ。そうして授業が始まる。いつも通りの、日常。
恐らくは、そんなところだろう。
だが高梨は、もうひとつの可能性にも気付いている。どうして安島の不在が騒ぎになっていないのか。それは、彼女が殺されたことがまだ知られていないからではないか。
誰も知らないのだ。保護者も、学校も、警察も、誰ひとりとして、その死に気付いていない。夜の林の中、人知れず殺された少女。助けを求める声は誰にも届かない。
彼女が裏山に死体となって倒れているところを想像する。誰も気付いていないということは、死体はまだ、見つかっていない。まだどこかに死体はある。見つけてもらえる時が来るのを、待っている。暗い闇の中、ひとりで。
高梨は唾を飲み込んでから、口を開いた。
「……本当に、安島さんだったと言うのですか?」
「先生は、僕が同級生の顔と名前の認識が一致していないとお思いなのですか?」
「いいえ、そうではありません。ですが、本当に安島さんなのでしょうか? 顔をよく見たのですか? 裏山の中では、相当暗かったはずでは?」
「近くで見た訳ではありませんが、あれは安島十和子です」
生徒はそう言ってから一度口をつぐみ、顔色を窺うように高梨を見上げ、それから、
「先生は僕の話が信じられませんか?」
と、尋ねた。
高梨は小さく溜め息をつき、眼鏡の位置を直した。それから、答えた。
「私は生徒を信頼していない訳ではありません。もちろん君のこともです、スミキくん。ですが、信じがたいのです。安島さんが殺害されたなんて、それが事実だとしても、信じたくはない。私の言っていることが理解できますか?」
「ええ、先生」
生徒は素直に頷いた。高梨は彼のその様子を見て、安堵して頷き返した。
「それで…………それで、君はどうしたのですか、安島さんが首を絞められているところを目撃して……」
「僕はその場から立ち去りました。オルトは不満そうでしたが、散歩は早々に切り上げて家に帰りました」
「裏山で見たことを、誰かに話しましたか?」
「いいえ。話したのは、先生が初めてです」
「警察に通報しなかったのですか? もしくは、ご両親に相談するとか……」
「両親は今、海外出張で家にいません。警察には、誰か大人に相談してから連絡しようと思いました。また、悪戯だと思われるかもしれませんから」
そう言われて高梨は、本校の生徒が悪戯で警察に通報し、大騒ぎになった事件があったことを思い出した。それはつい先月のことだ。
放課後、校舎の中に不審人物がいるという通報を、生徒が大人たちに一切の相談も連絡もなく、独断でしてしまったのだ。警察が駆けつけたことで教職員たちはその事実を知り、しかしどこを捜索しても、不審人物は見つからなかった。通報をした生徒たち数名は、当初は「不審人物を確かに見た」と言い張っていたものの、徐々に自信を失ったように「見間違いだったかもしれない」等と言い出すようになり、彼らの悪戯だったという結論に至った。
その事件を踏まえ、今後は、生徒だけで警察に通報することは原則禁止、まずは教職員に異変を知らせるよう生徒たちには指導がなされ、全校集会でもそう告知された。この生徒は、その告知を真摯に受け止めているらしい。しかし、もし本当に安島が殺害された現場を目撃しているのであれば、即座に通報するべきなのではないだろうか。
「わかりました。では一度、スミキくんが目撃したのだという現場を確認しましょう。必要に応じては、私が警察に通報します。それで、いいですね?」
「はい」
「確認は先生たちで行います。君は、教室へ戻っていなさい」
「でも、僕がいなかったら、場所がわからないのではないですか?」
「殺人現場へ君を連れて行くことは危険です」
「裏山には道も標識もないんですよ。何も知らない先生たちで闇雲に歩き回っても、疲れるだけです」
「ですが…………連れて行くことはできません。まず、通常学校にいる時間帯に、学校行事でもないのに君を学外へ連れ出すには、外出許可証を発行してもらわねばなりません。それに、ご両親からの承諾も――」
「ならば、こっそり抜け出すしかないですね」
生徒の言葉に、高梨は思わず頭を抱えそうになった。
「スミキくん、それは…………」
「幸い、今は昼休みの時間です。生徒は散らばって昼食を摂っているから、僕がいなくても怪しまれません。清掃の時間に突入したとしても、きっとどこかでサボっているんだと思ってもらえるでしょう。ですから、五時間目が始まる前に戻って来ればいいのです」
「何も良くはありません。教室へ戻りなさい」
「先生、僕は疑っているんです」
少しだけ強い口調で、生徒は続けてこう言った。
「先生は、僕の話を信じていません。裏山へ確認に行くと言って僕を安心させようとしているけれど、実際は確認なんかしないのかもしれない。裏山へ行って、ただぼんやりと時間を潰し、帰って来て、殺人現場は見つからなかった、君が見たのは何かの見間違いじゃないのか、そう言うつもりなのかもしれない。先月の、通報事件の時と同じように」
生徒は高梨をまっすぐ見据えている。
「でも僕が見たのは本当です。僕が案内します。先生はそれを確認してくださればいい。悪戯だと思われるのは、癪に障るのです。だって――」
人が死んでいるのですから。
生徒はそう言って、じっと動かなくなった。高梨が答えるのを待っている。
高梨はすぐには返事をしなかった。長いこと考えていた。しかしそれは時間にしてみれば、ほんの数分のことだった。
「……わかりました」
苦虫を噛み潰したような、というのは、こういう状況のことを言うのだろうか。彼は渋々、頷いた。
「裏門から出ましょう。その方が気付かれませんから」
生徒の表情がぱっと明るくなった。高梨は着ていた白衣を脱ぐと、教卓の隅に置いてあった上着を手に取った。
白っぽく乾燥したアスファルトの上を、前を歩く影がゆらゆらと揺れている。
その影は、ふと止まったまま動かなくなった。
「先生? どうかしましたか?」
生徒は立ち止まり、高梨を振り返る。
「いえ……なんでもありません」
うっすらと笑みを形成してから、高梨はそう答える。生徒は不思議そうな顔をしていたが、前を向くと再び歩き出した。彼が背を向けたのを確認してから、高梨は気付かれないように小さな溜め息をつく。
(私は一体、何をしているのだろう)
理科室を出て、渡り廊下を横切り、校舎の裏へと出ると、裏門から学外へと足を踏み出した。幸いなことに、誰の姿も見かけなかった。
角を曲がり、道が林の陰に隠れた時、高梨は心底ほっとした。これで学校の敷地から、裏山へ向かうふたりの姿が見えることはない。生徒を無断で学外へ連れ出したことが明るみに出たら、高梨が処分を受けることは明白だ。減給では済まされないだろう。
そんな危険を冒してまで、生徒の話に付き合う価値はあるのだろうか。
やはり、生徒を説得して学校に留まらせるか、あるいは、誰か他の教員に応援を要請するべきだったか。生徒の話を真に受けて、自らの身を危険に晒す行為に及んでいる。学校側に恥をかかせたいという、性質の悪い悪戯かもしれない。先日の、警察への誤報事件と同じように。
高梨は何度か後ろを振り返った。また、木立の中へ目を光らせた。どこかに誰か潜んでいて、のこのこと裏山へ向かう自分のことを笑っているのではないか。そんな妄想が頭の片隅を過ぎる。これは罠なのかもしれない。この生徒に嵌められているのではないか。
――先生は僕の話が信じられませんか。
生徒の先程発した言葉が、頭の中でこだまする。
信じられるか否かで答えるのであれば、高梨はこの生徒の話――安島十和子が殺害される現場を目撃したという話――を、信じてはいなかった。そもそも、彼は生徒のことを信頼してなどいない。ただのひとりも。そして、たったの一度たりとも。
机の下で操作される携帯電話。巧妙に教室内で交わされる視線。いともたやすく行われるカンニング。事前に試験問題が流出していたとしか思えない試験結果。自然を装うように、不自然なほど適度なバランスで誤答が書き込まれた解答欄。
生徒たちは教師を出し抜く術を知っている。そんな彼らを信頼できるはずなどない。
――騙された振りをしてやればいいんだ。
赴任したばかりの頃、まだ若かった高梨に、本校に勤めて長い、初老の教師はそう言った。
――あいつらだって、「教師を上手く騙せたと思い込んでいる馬鹿な生徒の振り」をしているんだから。
ここには信頼関係などない。正直でいれば馬鹿を見るだけだ。現に、そうやって退職していった同僚たちを、高梨は覚えている。
(なのに、どうして)
こうして裏山へ向かってしまっているのだろう。
「オルト!」
生徒が突然そう叫んだ声で、高梨は我に返った。
裏山へ続く道の途中に、一匹の黒い獣が立っていた。
それは大型犬だった。光沢のある滑らかな毛皮。垂れた耳。面長の顔。くりっとした瞳は愛嬌があるが、同時に、賢そうな表情をしているようにも見える。
犬は生徒を見つめ、嬉しそうに尾を振っていた。生徒は駆け寄ってその頭を撫でている。
「それが君の飼い犬ですか」
「ええ、先生」
「なんていう犬種なのでしょうか。レトリバーですか?」
「はい。フラットコーテッドレトリバーと言います」
生徒は犬を撫でたまま、高梨を振り返りもしない。
「首輪をしていないようですね。放し飼いにしているのですか?」
「いいえ、普段はしています」
「なら、今日はどうしてこんなところに?」
生徒はきょとんとした顔をして高梨を見た。それから、うっすらと微笑んだ。
「僕たちのお供をしようと考えたんじゃないでしょうか」
高梨が驚いた顔をした。だが生徒は彼のことなどお構いなしに、犬の背を軽く叩いて、「さぁ行こう、オルト」と声をかけて歩き出す。犬は従うように彼の半歩後ろをついて行く。一体何を言っているのだろう、と思いながらも、高梨もそれに続いて歩く。
ふと、先を歩く犬が一度だけ振り返って高梨を見上げ、何も言わずに前へ向き直った。
「先生、こっちですよ」
アスファルトの道から脇に逸れ、木立の中へと足を踏み入れて行く。木陰に入った途端、皮膚にまとわりつく空気の温度が下がったのを感じた。
葉が揺れる音に思わず頭上を見やるが、案の���、そこにはなんの影もない。風が吹いた音だ。どこかでカラスがけたたましく鳴いている。
林の中に、草木が生い茂っていない道が一本だけ伸びている。その道を歩いた。だんだんと、獣道は緩やかな斜面へと変わっていく。
「夜に、こんな道を通ったのですか、スミキくんは」
「はい、そうです」
「妙な音が聞こえて、それで…………」
「そうです」
歩き始めて数分、斜面を登る足が、だんだんと重くなっていく。少なからず息も上がってくる。
獣道まで木の根が伸びていたり、大きな石が無造作に転がっていたりする。足元を見ないで進むことは危険だ。
夜に街灯もないこんな道を登って行くことは容易ではないはずだ。この生徒は本当に、この坂を登って行ったと言うのだろうか。
最初ははっきりと目に見える形であった獣道は、途中から徐々にその線がぼやけていき、草原の中へと消えてしまった。それでも、まだその道の続きを見出すことはできた。今度はまるで道しるべのように、煙草の吸殻やお菓子の袋が、ぽつりぽつりと落ちている。前を歩く生徒は、それを辿るように木立の先へと進んで行く。
高梨は、そこで後ろを振り返った。ここまでだいぶ、坂を登って来た。裏山へ足を踏み入れた時の道路は、もうすっかり見えなくなっている。
「本当に、スミキくんは音を聞いたのですか」
「ええ」
「それはどんな音だったのですか」
「どんな……と訊かれると、説明するのは難しいですね。がさがさと言うか、ごそごそと言うか」
あんなところまで音が届くのだろうか。大きな音でないと、坂のふもとの道で犬を散歩させていたのだと言う、この生徒の耳まで聞こえないのではないか。生徒は疑念を抱く高梨には目もくれず、さらに奥へと進んで行く。これよりもっと奥まった場所で人が殺されたのだとしたら、その音は余計に小さくなってしまうはずだ。
先を歩く黒い犬が、何を思ったのか足を止め、高梨を振り返って仰いだ。口から垂れている舌が、呼吸に合わせて小さく上下している。小さな牙が覗いていた。
高梨が犬の黒い瞳を見つめ返すと、犬は何事もなかったかのように、また前を向いて歩き始める。
「まだ、先なんですか」
「もう少しですよ、先生」
生徒は振り返りもしないでそう答えた。
いつの間にか、足下に落ちていたゴミたちもすっかり見えなくなっていた。道はない。
しかし、それでも道しるべがある。生えている草が押し潰されている箇所が奥へ奥へと続いており、それは人間の足跡であった。
足跡は複数あるようだが、成人のものと思われる大きさのものもある。安島十和子の首を絞めていたのは、「男の人」だったと、生徒は確か言っていた。高梨はその足跡に自らの足を重ねてみる。大きさは非常に近い。
登り坂は再び緩やかになった。呼吸も少し落ち着いてくる。高梨は額に浮かんだ汗を拭った。
前を行く生徒は一度も足を止めていない。ここに来ることに慣れているかのような足取りだ。昨日この場所に来たからといって、こんなに易々と再訪できるとは思えない。しかも、その一度目が夜だったのであれば、なおさらだ。妙な音が聞こえたと言っていたが、この生徒は日常的に裏山へ足を運んでいるのではないだろうか。
(嘘をついているのだ)
裏山へ足を踏み入れることが禁止されているからか。それとも、何かを隠しているのではないか。高梨には知られたくない、知られては困る、何かを。
高梨は足を止めた。前を行く犬が、突然、歩行をやめてしまったからだ。犬は姿勢を低くすると、鼻を地面に付けている。においを嗅いでいるようだ。その後、犬は視線を木立の奥へと向けた。鳴きも吠えもしないが、木々の奥の薄暗闇の中を見つめ続けている。
一体、何を見ているのか。何か見つけたとでも言うのだろうか。レトリバーという犬種が元は猟犬であったことを、高梨は思い出す。
「先生、」
先を歩いていた生徒も足を止め、飼い犬の様子を見ていた。彼は犬が見つめる先を指差す。
「見えますか?」
そう言う生徒の顔は、無表情だった。
高梨は彼が指差す先、犬が視線を向ける先へと目を向けるが、そこには木々が生い茂るだけで、何も見つけることができない。
「もう少し、こちらへ」
犬の後ろを通り、生徒の側まで行って、再び目を凝らす、すると、
「あ…………」
草木の隙間から、一本の白い手が生えていた。まるで宙を掴むかのように伸びるその左手は、泥にまみれて汚れている。手の持ち主が誰なのか、生えている植物たちの中に埋もれていて、見えない。ここから見えるのは、肘から上の部分だけだ。
「ここです。彼女が殺されたのは」
近寄ろうと一歩を踏み出した高梨の腕を、生徒は掴んで引き留める。
「触らない方が、良いのではないですか」
「しかし……」
あれは、本当に安島十和子なのか。否、その前に、あれが本当に人間の左腕なのかさえ、ここからではよくわからない。血の気を失ったように白いその腕は、精巧なマネキンであったとしても、そうとは判別できなそうだ。
「通報する前に、確かめなくてはいけません。いや、その前に、学校に連絡を――」
「警察に通報するのですか」
高梨の言葉を遮るようにそう言った生徒の顔を、彼は驚きをもって見やった。生徒はやはり、無表情だった。恐れも動揺も、その顔からは見出すことができない。あまりにも落ち着き払っている。不自然だ。彼の様子は不自然だった。だが、この生徒は始めから不自然だったのだ。高梨がその肩を揺すって起こした、あの時から。
「警察に通報したら、困るのではないですか」
「困る……? 一体、何が困ると言うのです?」
前髪の隙間から覗く瞳に真っ黒な光を灯らせたまま、生徒はこう言った。
「だって安島を殺したのは、高梨先生、あなたじゃないですか」
(下)へ続く
0 notes
Text
Conan Outcasts:54:HP&空腹回復、苦難の輪食しらべ ver.104
今回は、管理者権限振りかざし、回復の道具について片っ端から出して食って飲んで、調べてみました。回復効率、入手のしやすさ、回復量などの観点から、オススメをピックアップしたいと思います。 ちなみに、一部のレシピの場所について、スクショでネタバレしているのでご注意を。 また、保存について知っておいたほうがいいマメ知識と、苦難の輪で使用する食料についての検証も入れています。 すべて、1プレイヤーのなんとなーくな調査と所見ってことで、ユル~く見てやってくださいまし。
【けつのろん】
面倒な考察抜きで結論だけ知りたい人のために、まずはこれから。ただし、デメリットについては触れていません。それは後ほど。
序盤LV10からのHP回復は、ミトラ信仰で作れるアンブロジア。ヨグ信仰で作れる清めた肉。炎の大釜で作れるアロエエキス。素材の入手がスタート地点近くの川辺で十分、むしろそのへんに多い(アロエ)という利点がある。清めた肉は回復量では劣るものの食料でもあるのが利点だろう。 しかし本当の序盤も序盤では、生産設備を作ることができない。 そこで、アンブロジア、アロエエキスが手に入るようになるまでは、素直にあぶり端肉、ステーキを活用したい。あぶり端肉では心もとないが、シェールバックを倒して手に入る食用肉を焼いて作れるステーキは、HP・空腹ともにそこそこ回復する。 甲殻類をとるカゴを設置できるようになったら、希少な甲殻類を焼こう。(希少な魚は、空腹回復はともかくHP回復量が少ない) ステーキと違って、ただ時間が経過すれば採れるのが魅力である。
「かまど」が作れるLV29あたりで中盤と言って差し支えないかと思う。このあたりからは、料理を活用して更に大きく回復できるようになる。 オススメは、アロエスープ、滋養あるシチュー、腹持ちのいい食品。どれもレシピを見つける必要はあるが、素材も簡単かつ入手しやすく、そのわりに効果が高く使い勝手がいい。これらの中から、拠点周辺で集めやすい素材で作れるものを選ぶといい。 レシピを取りに行くのが大変なら、あぶり尻肉、調理極上肉、魚肉の切れ端が手頃。希少肉、極上肉を焼くだけでいいというお手軽感と、3種類の魚を合わせて調理するだけなので非常に簡単で、まとめて作りやすい。 火山に到達した終盤であれば、金ハスの薬がズバ抜けた回復力を持っている。
ただしこれらは、どれもデメリットというか欠点もあるので、プレイスタイルによって適宜使い分けていきたい。 そんなわけで、以下、詳細。
【ちなみに】
管理パネルから出せる食べ物を全部食べて確認し、HPの回復量順にざっくり並べ替えてみたのがこれ。(一番上の虫は無視で) 闘技場のなんちゃらはそもそもどうやって作るのかすらよく分からないけれど、圧倒的な回復力を持ってます。ただし、どうやって作るの? 材料は?? というハテナ状態なので割愛します。……ほんとこれってなんなん?(´・ω・`) 闘技場でなにかすると作れるとか、手に入るとかなのかな。 ともあれ、以下はオススメ品です。その中でも、特徴や難点を理解して使うならかなりオススメなものは、名前を太文字にしてます。
【オススメ回復道具】
【金色ハスの薬】 特筆すべきは回復速度・回復量で、13倍速でどんどん回復していく。つまり、戦闘中の使用、短時間で大きく回復させるのに向いている。 とはいえ、ダメージを受ければ回復はそこで止まるので、数秒間攻撃されないようにしているのも難しい人には、はっきり言って意味がない。逆に、たいていかわせるんだけどたまに食らってしまう、という人であれば、この回復速度・回復量はかなり心強いだろう。 ただしこの薬、飲食物のくせにやたら重いのが難点。上のExcelスクショで重量を入力していないものはすべて、0.10である。つまり金ハス薬は、重量あたりの回復量で考えると、かなり低い。よって、急ぎの大量回復が必要でないなら、食品を複数持ち込んだほうがずっと軽くて済む。 戦闘しかしない、運搬量に余裕がある、そういった場合でないなら無理に金ハスの薬を使う必要はないし、そもそもこれは火山に行かないと作れないので、終盤になってからの話である。 しかし腐ることはなく、金ハスの使い道はこれと耐久エリクサーくらいなので、作れるようになったら作ってストックしておくいい。
【アピスの調理肉】 アビス・レムナントを倒して肉を手に入れられるのは、ステータスにもよるが、LV30前後くらいだろうか。早い回復力、高めの回復量、たき火などで焼くだけでいい、ついでに言えば空腹もまぎれるし渇きも10癒える。そのうえ、アビスの肉そのものには消費期限がないので、焼かないかぎりずっと保管しておける。焼いた後でも2時間はもつ。 かなり便利なアイテムだが、肉の入手手段が限られており、しかもマップ南西の隅である。(オベリスクはあるが) なので誰でもというわけにはいかない。 しかしもし、拠点から下水道までそれほど離れておらず、アビレムをけっこう簡単に倒せるようになっているなら、手間をかけるだけの恩恵があるように思う。 オススメ度は、拠点の場所や地図部屋の有無で激変する。特に、下水道傍に地図部屋があるとなると、行き来の手間は格段に減ることになる。
【あぶり尻肉、調理極上肉】 それぞれの肉が簡単に採れるところに住んでいるなら、ただ焼くだけでいいこれらが優秀。かまどすらいらないので、極論すればLV5程度でも肉が採れるところに住んでさえいれば使うことができる。 それでいて、あぶり尻肉は80・82、調理極上肉は60・60の回復力がある。 とはいえ、希少肉を出す動物を、ダメージをあまり受けずさくさく狩るにはそれなりのレベルやスキルが必要になるので、序盤からとはいかない。 また、極上肉は以外に出す動物が少ないというか、限られている。最初に出会うのは、強ガゼル的なクーズーだろうか。 難点は消費期限が1時間と短いため、日をまたいでの保存が難しかったことなのだが、1.03での奴隷鍋登場で簡単に解決されるようになった。保存庫が作れなくても問題ないレベルに延長される(10倍=10時間)。 ともあれ、極上肉は序盤から中盤へのつなぎとして使えるし、あぶり尻肉は終盤でもメインの回復道具、食料になる屈指のオススメ品だろう。
【魚肉の切れ端】 レシピ不要でかまどにて作れ、回復量はHP60、空腹70となかなかのもの。それでいて、材料は魚3種類だけである。 HP回復のためと考えると下のアロエスープなど100回復するものに劣るのだが、作りやすさ、数量確保のしやすさ、ごはんとしての優秀さが揃っている。空腹は限界ぎりぎりまで回復しない、ということがあまりないので、70も回復すれば十分以上でもある。 ネックは1時間という消費期限の短さだが、まとめて50個作るのも難しくなく、これまた奴隷鍋の恩恵に預かれる。 回復力の点ではあぶり尻肉に劣るし手間もかかるものの、水場さえあれば、一切の戦闘なしで作れる、なにもしなくても素材が手に入るのは、かなり大きなオススメ理由になる。なにしろラグのせいで無駄にダメージ受けがちなマルチゆえ……( ತಎತ) 腐らせてもあまり惜しくはないものなので、イーコールや油にした後で余った魚は、どんどん盛り合わせていこう。 ただし、ver.1.04現在、魚・甲殻カゴがサーバーリセットを境に動かなくなる現象が起きている。ちゃんと動き続けるカゴもあるのだが、動く・動かないの条件は不明。これが仕様なのか不具合なのかすら分かっていない。 そのため、カゴが動かなくなってしまう場合には、毎日設置しなおす必要が出てしまう。素材は木の枝とひもだけなので、木材を集めたときに手に入れた枝をストックし、鎌でそのへんの草を刈ればすぐ作り直せるものの、以前よりも手間になったのは間違いない。
【アロエスープ】 「旧ネプトゥ遺跡」の北の残骸の上で見つかるレシピ2が必要だが、作りやすさと回復量(100・50)、消費期限(2時間)、重量などすべて考えあわせると、かなりオススメ。 必要になる素材が、アロエの葉とスープのみである。スープも、端肉・塩・精製水で作れるし、素材を10個とか大量に要求されることもない。(精製水のもとになる水入りフラスコのために、クリスタルが要るくらい) 更に肝心なのは、すべて序盤で手に入る素材であり、腐る素材が端肉のみということ。なので、ストックがきかず作ろうと思ったら取りに行くことになるのは端肉だけだし、それですら奴隷鍋にまとめて入れておけば長持ちするようになった。 完成品であれば日をまたいでの保存も容易で、一日に一個腐るかどうかである。 逆に、アロエが付近にない、端肉を出す動物がいないという、難易度高めの場所にいると作りにくくなってしまう。 一番の難点は、レシピが高所にあるので、登攀が苦手な人だと手に入れづらい、場所を知らないと見つけづらいことだろうか。
ちなみにレシピの場所はここ。遺跡の北の、なんか四角いところ。
現場はこんな感じ。私が登るのは、南側の岩(削れた遺跡の成れの果て?)みたいなところから。途中に2箇所、引っかかって立てるところがあるので、下で一休みし、上で一休みしたら、そこからジャンプで岩のてっぺんに上がって、四角いところをまた這い登っていくと、まっすぐ前にあってすぐ見つかる。 どうしても登り切れないなら、土台を設置して休憩場所にするなり、そのまま階段代わりにしてしまえばいい。(特にシングルなら、誰に遠慮もいらない)
【滋養あるシチュー、腹持ちのいい食品】 どちらも、「罠師の小屋」で見つかるレシピ5が必要。 滋養シチューのほうは希少肉とスープ。HP回復100で、満腹になる。 腹持ち食品のほうはあぶり尻肉・アロエ・スープ。HP回復80、空腹回復も80と滋養シチューに少し劣るのだが、食べたあと一定時間、空腹になりづらくなる。よって、食料としては勝るとも劣らない。 難点は、肉を二種類用意する必要があること。以前に比べて生肉も保存しやすくなったのが幸い��が、それでも二種類の動物を狩ってこないと作れないので、場所によっては面倒になりうるし、場所によっては簡単に作れる。オススメ度はそれで大きく変わる。 作ってしまえば2時間もつので、ちょっとしたプレイ中に腐ることはなく、作りおきにも適している。
罠師の小屋はここ。ニューアザガルズの東南東にある大きな池の西岸。 レシピは、屋外のベンチの上にある。追放者が3人いるので注意。
【携帯用ジャーキー】 死の丘にあるレシピ4で覚えられるだけあって、そこそこの回復量(60・77)、4時間という長めの期限、塩と希少肉しか使わないという手軽さが揃っている。 ただ焼くだけでいいあぶり尻肉を大量に作ったほうがラクかもしれない。しかし、希少肉が採れる動物がすぐ近くにはいないなど、数を揃えるのが面倒なら、その日すぐには使わないかもしれない分は、保存用としてこちらを作っておいてはどうだろう。 難点はレシピのある場所。死の丘の建物を探索して歩くとなると、中盤が終わる頃だろう。レシピの入手難易度としては、周囲に敵のいないアロエスープよりも高い。 ただ、ヨグ信仰があれば、はるかに手軽に作れてはるかに消��期限も長いという信仰アイテムがあるので……。 奴隷鍋のせいで消費期限というアドバンテージがほぼなくなった1.03。そんなわけでここからは消そうと思ったのだけど、レシピの場所を紹介しておくために、残しておく。
レシピの場所はここ。左側の赤丸をつけた大きな建物で、北側に入り口がある。(プレイヤーアイコンのある場所から入り口が見える)
入ってすぐのところの、エール樽の脇。 ちなみに右側の赤丸はレシピ3の在り処なので、ここまで来たならついでに取って行こう。 更にここには醸造レシピも1つある。オベリスクのすぐ傍、地面に落ちているのでちょっと見つけづらい。
【清めた肉】 信仰アイテムなので、ヨグ祭壇があることが条件。最初の祭壇で作れて、回復量は60・76で、消費期限は24時間、しかも作るのに必要なものは、人間NPCを倒して儀式武器で切り取った、無欠の人肉だけ。 ヨグ信者であれば、とりあえずこれさえ食べておけばいいというくらいの最高の食事。回復量はミトラ信仰のアンブロジアに及ばず、消費期限もあるものの、食料も兼ねるというのは利点になる。 その消費期限も、もともと24時間と長いのに加えて奴隷の鍋があるので、そのプレイで使わない分、余った分は鍋の中に保存するようにすれば、10日間放置しないかぎり腐らなくなった。 難点は、じんにく、ということだろうか……。
【アロエエキス、アンブロジア】 アンブロジアの生産にはミトラ祭壇が必要になる。人間NPCの死体を儀式武器でどついて手に入るエッセンスを祭壇に入れれば簡単に作れる。 アロエエキスはアロエの葉10枚を大釜で錬金すればOK。 どちらも、序盤で作れるようになる回復薬のわりにそこそこの回復量があり、完成品は腐らないため、作りおきできるという便利さもいい。(アロエの葉は腐らないが、エッセンスは意外と短時間で消滅するので注意) ただしこちらも重いのが難点。特に序盤、足腰の数値も満足にのびていないタイミングでは、たかが1.25とは決して言えない。5個持ったら6.25である。採取に必死になっているタイミングだと、馬鹿にならない重さである。 ただ、足腰ポイントを割り振っていくと、重さは次第に気にならなくなる。終盤では、スキル振りによって、手軽で便利か、あるいは重くて携行しづらいかが分かれるように思う。
【調理した希少な甲殻類】 漁ができるようにさえなれば、時間の経過だけで手に入る。 調理した希少な甲殻類はHP40、空腹50回復できる。HP回復量としては少し心もとないが、魚・甲殻類の中では一番おなかがふくれるし、2時間という消費期限は評価できる。 ちょっとした回復&ごはんとしてかなり優秀。中盤に入ってかまどが作れるようになったら魚肉の切れ端にシフトしたほうがいいが、1.02までは序盤かなりのオススメだった。 ただ、1.04ではカゴの作り直しがほぼ必須になってしまった。ちゃんと動き続けるカゴを得られたならいいが、そうでない場合、甲殻カゴの成形木材を材料にするため、魚カゴに比べて作るのが一つ余計に手間である。 普段から木材、生計木材を意識して作るか、どこかでまとめてカゴ自体を作り溜めしておくのもいい。
【食品の保存について】
【腐りにくさと、1枠の数】 コナンのシステムでは、食物の腐敗は「作った時点から」進むわけではない。 同じ1枠に入っているものだと、「1個めがなくなったら、2個めが腐りはじめる」仕組みになっている。 たいがいの食品は1枠に50個入るので、ステーキ(消費期限1時間)を1枠=50枚持っていたら、最後の一枚が腐ってなくなるのは、50時間後になる。1時間たったら全部なくなるわけではないのだ。 ちなみに上に挙げた食品は、かゆ以外すべて、1枠で50個まで持てる。(ちなみに風味かゆ、味付きかゆは50個。ただのかゆだけが100個) よって、まとめて持っていればいるほど、全部腐るまでには相当な時間がかかるのである。
【保存の仕方と、保存庫について】 「1個めがなくなったら2個めが腐りはじめる」というシステムと合わせると、食材・料理は、できるだけ1枠にまとめて置いておいたほうがいいことになる。 たとえば、ステーキを合計20枚持っていたとして、手持ち、かまどの中、収納箱の中、第二拠点と、4箇所に5枚ずつ置いておいたら、1時間の消費期限×5個ずつなので、1時間ごとに4枚消えていき、5時間後にはすべての場所で最後のステーキが消える。 しかし1箇所に20枚まとめて突っ込んでおけば、最後の1枚がなくなるのは20時間後である。5時間経過した後になくなっているのも、5枚だけで済む。
ちなみに、氷と一緒に使うと冷蔵庫になる保存箱は、1.03のアプデで消費期限をなくしてくれる仕様になった。しかも、中に入れられる枠数も増え(ノーマルで20枠、改良型で40枠)、多少がんばってでも作る価値が生まれたと言える。 ノーマルの保存庫だと、食材・料理をなんでもかんでも放り込んでいたら足りない枠数かもしれないが、上記のような使い勝手のいい料理とその食材を自分なりに選んで、その保存に限れば、20枠もあれば十分ではないだろうか。 ただ、作れるのがLV43以降であり、作製に黒氷を要するため、終盤に入るまで使えないのだけが難点。
【奴隷の鍋】 1.03のアプデで追加された、奴隷の飢餓。放棄された拠点に残る戦闘系の奴隷たちを消すための仕様、というのが根本的なところだと思う。(現状、ちゃんと機能していないが) その奴隷たちに食料を自動配布してくれる便利な設備がこれなのだが、現時点(18.10.10)では、中に入れた食料の消費期限が10倍に延びるようになっている。食料の配布忘れによる奴隷ロストを防ぐためだろうが、かなり初期から作れて(LV10)、しかも素材もごく初歩的なもの、更に35枠の収納力は相当な便利さである。 少し大きいのが難点だが、作れるようになったらぜひ作っておこう。かゆ100個まとめ入れしておけば、最後のかゆが腐るのは、”24時間×10倍×100個”日後、つまり、 3 年 近 く 先 である……。 ちなみに、奴隷に配る順番は、先頭のものからのようなので、配られたくない保管用の食材があるなら、後ろのほうに入れておくか、戦闘系奴隷から25ブロック以上離して設置するようにしよう。
【苦難の輪】
苦難の輪に入れる食料について、ついでに調べてみた。 調べたのは以下のこと。 ・苦難の輪の食料にできるもの、できないもの ・1個あたりの持続時間 ・食料によって調教の進む速度が変わるのかどうか そんなわけで、輪を大量に設置し、管理者パネルから適当に敵を出して殴り倒して輪へと放り込み、同じくパネルで出した食料を一個ずつ突っ込んで、生産開始とともに時間をチェックし……とやった結果。 ・干しもの系と、卵、虫、地虫、飲料、儀式の捧げ物以外の食べ物は、すべてOK ・基本的に、豪華なものほど1個あたりの持続時間が長い ・その食品の消費期限と、苦難の輪での持続時間は比例しない ・調教の進行速度は、かゆでもあぶり尻肉でも一緒
画像が小さくて分かりづらいだろうけれど、同じ敵をそれぞれの輪に突っ込んでしばらく待機してみた。 こちらはランク1の敵、監督なし。
こちらはネームド、監督もまたネームド。 (生産時間0.4倍にしていても時間かかるのもあって監督入れた。ついったでもスクショ上げてるので、そっちなら拡大して見ることもできるょ) ネットで「あぶり尻肉がいい」と見たこともあって、実際にこうして比べてみたのだが、少なくとも私がやったかぎりにおいては、まったく同じだった。あぶり尻肉で高速化説は、単なる気のせいではないだろうか?? (なお、海外wikiでも触れられていない。ただ、実際のプレイと異なる情報もあるので、すべてが最新の情報でもないようだ)
では、もしどの食料を入れても進行速度が変わらないなら、入れるべきなのはどんな食べ物か? ―――ぶっちゃけ、基本は かゆ、と言わざるをえない。
【腐りにくい・作りやすい・素材を手に入れやすい】 かゆが推奨されているのは、プレイ中でも24時間、オフラインで時間経過がゆるやかになれば更に長時間、腐らずに食べさせられるためだろう。 その代わり、1個あたりの持続時間は1分20秒しかないのだが、そのへんにある草をむしりまくるだけで、序盤でも簡単に数百個作り出せる。 正直、24時間腐らないという安心感のために、やはりかゆがイチオシだろうと思う。
ただ、他の候補がないわけではない。 プレイ中であれば、様子を見に行くこともできるからだ。もしかゆと同程度、あるいはそれ以上に手軽に使える食料があるなら、それを使ってもいい
【持続時間10分クラス】 あぶり尻肉は持続時間10:55なので、1時間のプレイなら5個も突っ込んでおいたら十分である。2時間でも10個、4時間ぶっ続けで遊んでいるとしても、20個入れておいたらプレイ中になくなることはない。 希少肉が簡単に集まる場所にいるなら、数を揃えなくてもいいし、ただ焼くだけでいいあぶり尻肉が最適だろう。生産速度は変わらないとしても、あぶり尻肉が優秀なのは事実である。 魚肉の切れ端も9:20という長時間を保証してくれる。希少肉を手に入れるためには少し遠征しないといけない、というような人で、水のある場所のほうが近いなら、圧倒的にこっちがいい。ただしかまどが必要になる。 調理極上肉も8:00続くため、手に入れやすいならひれもアリ。1時間につき7.5個なので、2時間で15個程度である。
【持続時間5分前後】 調理した希少な甲殻類の持続時間は1匹あたり6:40。だいぶ短くはなってきたが、2時間持続させたい場合でも18匹でいい。肉類と違ってなにもせずとも手に入るし、ただ焼くたけでいいことを考えれば、魚肉の切れ端を作るよりもこちらのほうがいいかもしれない。 次点がステーキで5:36。しかし、水辺が近くにまったくない、という立地ででもないかぎりには、甲殻類のほうが手頃ではなかろうか。
【オフライン中の食料】 圧倒的にかゆ一択だが、他に候補がないわけではない。 信仰アイテム入手のついでに手に入ってしまうじんにくや、動物の頭を圧搾機で潰すと手に入る「血」。わざわざ集めようとするくらいなら、かゆを使ったほうがはるかに簡単だが、圧搾を繰り返していくうちに大量に集まってしまったら、血のソーセージを焼こう。48時間の消費期限と、2:40の持続時間は、どちらもかゆの倍である。
【輪に入れる食料の注意点】 どうやら、違う種類の食料には自動的に切り替わらないようである。ステーキ、あぶり尻肉、ソーセージ、と3種類入れておいても、最初に手をつけたステーキを全部使い終わると、そこで止まってしまう。 少なくともオンライン中、プレイ中は停止した。オフラインでは現在検証まっただ中w
以上、こんな感じになりました。 データを他の人が見れば、「こっちもいいんじゃない?」とか意見やアイディアは出ると思います。私の見落としてる便利食品なんかもあるかもしれません。料理人のランクによって必要素材数が変われば作りやすくなるものとかもありますしねぇ。 さすがにそこまでチェックしてると大変なので、このへんにしときます。 ちょっとでもお役に立てば幸い(๑•̀ㅂ•́)و✧
0 notes