#心の交流の場として~立古さんへ感謝を込めて~
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心の交流の場として~立古さんへ感謝を込めて③~
ウェブサイトの立古さんへの記事を読んで湧いた気持ちを送ってくださった方がいます。

『それぞれの想いが伝わってきて、悲しい気持ち、繋ぎたい気持ちと忘れない気持ち、色々な気持ちが湧いてきました。
これからもマルシェの一員としてお手伝いできることを嬉しく誇りに思います。』
これまで地域のために尽力してくださった方が旅立たれてしまったことは悲しいばかりではない。奥様の時子さんが「お父さんの遺志を継いでボランティアなど、これからも頑張ります」とおっしゃったように、私たちにもその遺志は引き継がれている。あらためてそのことに気づかせていただいたメールでした。

この笑顔がこれからも続くよう、みんなで心を合わせてこれまで以上に仲良くやっていきましょう。
みなさま、心を寄せていただき、ありがとうございました。
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「企業のネットが星を 被おお い、電子や光が駆け巡っても」国家や民族が消えてなくなるほどではない近未来が舞台の『攻殻機動隊』などで、後のクリエイターに多大な影響と衝撃を与えた漫画家、士郎正宗さん(63)。デビュー40年を迎え、世田谷文学館(東京都)では初の大規模展が開催される中、読売新聞の単独書面インタビューに応じ、これまで生み出した作品や創作の秘密、AI(人工知能)がもたらす人間の未来などについて縦横無尽に語った。近年ほとんどメディアの取材を受けていない士郎さんの貴重な語録をご覧あれ。(文化部 池田創) 展覧会では、『攻殻機動隊』の主人公の素子の印象的なセリフが印刷されたのれんが来場者を出迎える(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 世田谷文学館で大規模展 ――デビュー40年を迎えられて、どのようにお感じになっていますか。 そもそも寡作な上、諸事情による中断・未発表・ボツ作品が多過ぎて読者諸氏に申し訳ないものの、何とかここまで生き残る事が出来て大変に幸運だったと思っています。活動が東京や他業種に広がるに連れて「水中を歩いて進むかの様な状態」になり、40年、色々と大変でした。また書籍などの荷物が転居や避難に適さ��い分量になっています(笑)。 ――代表作「攻殻機動隊」は海外でも熱狂的な人気が続いています。 最初期に出版物の海外展開を頑張りました。望外に細長く継続しており、ありがたい限りです。 ――今回の世田谷文学館の展覧会は大量の原画が間近で見ることができ、充実した展示内容です。 士郎正宗さんのコメントとともに作品世界を振り返る巨大な年表(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 今回このような機会を頂き大変感謝しております。僕程度の小規模 傭兵ようへい 型漫画家でこういった事が可能なら、日本のコンテンツ業界はもっと多様多彩な作家・作品を、深掘り探索・開発活用出来るのではないかと思います。 ――「攻殻機動隊」をはじめ、ご著書は情報化社会を予見していると言われます。 たまたま運良くタイミングや関係者の都合に合致し話題として取り上げて頂いているだけで、僕以外にもそういった作家・作品は多数存在していると思います。情報化社会の好ましくない側面があまり大きくならなければ良いですね。物騒、殺伐、トラブルは架空妄想物語の中だけで十分です。 ――AIの発展についてどのように感じていますか。 利便性と損害可能性は表裏一体、これまで考えられなかったレベルの明るい未来の可能性が開ける一方で、悪用や視野 狭窄きょうさく が起き、見えざる支配も容易になっている。研究開発に係る方々には頑張って頂きたいなと思います。 簡易強化外骨格、遠隔操作系ロボット類の開発が現実的 ――幼少期に親しんだマンガや小説はどのようなものがありますか。 デビュー作『アップルシード』のラフスケッチなどが並ぶ展示室(東京都世田谷区の世田谷文学館で) アニメ版の「鉄人28号」や「エイトマン」から入って、雑誌「りぼん」(一条ゆかり氏、大矢ちき氏、弓月光氏などなど)、松本零士氏、永井豪氏、細野不二彦氏の影響が大きいですね。大学以降は諸星大二郎氏、星野之宣氏、大友克洋氏の存在が大きいと思います。 ――「攻殻機動隊」で描いた人間の身体と精神の関係はどのように感じていますか。 脳や体が一体として機能している中では、脳が優位の制御系があったり、体が優位の制御系(例えば副腎とか脊髄反射系とか)があったり、交換可能な部分や欠損許容部分(例えば昔は虫垂や 胆嚢たんのう を結構普���に切除していた)があったり、複雑で不思議に出来ていると思います。 義体化のような、身体交換は僕が生み出し��要素ではありません。スタニスラフ・レム氏の『君は生きているか?』や、日本のマンガアニメ界においては石ノ森章太郎氏の『サイボーグ009』などの有名作品がすでにありました。サイバネティクスの一般的な目的は医療や軍事だと思いますが、今後は老化・劣化対策というのも存在感を増すかもしれません。個人的には年々増加中の災害現場における簡易強化外骨格や遠隔操作系ロボット類の開発を進める方が現実的かなとは思います。 ――ご著書に細かく書き込まれた欄外文章の役割や狙いを教えてください。 リズム感が単調になりがちな説明セリフや会話を物語内部から減らせる、それによってキャラの練度・演出を高めに設定出来る、物語と読者の距離の調整ができる、などでしょうか。昨今、いや昔もこういう方法は 流行はや りではありませんが……。 ――押井守監督のアニメーション映画版のご感想をお聞かせください。 個人的には原作に気を使っている部分が押井氏にしては多めの1作目より、押井氏節全開の『イノセンス』の方が好みです。いずれも一生懸命作って頂いてありがたいなと思っております。 ――ネット社会の広がりやAI技術の発展をどう感じておられますか。 人工知能の偏向学習、悪意ある人 達たち による人工知能活用と、対策する側の人工知能活用の格差、オンライン上に無い膨大な情報の無視や軽視など、課題は山積しているのではないかと感じています。世界は 繋つな がって狭くなると同時に、逆に分断細分化が進んで互いの距離が開き、問題解決の可否、明暗の格差も広がっている様に感じています。今まさに『言葉が通じなくなってバベルの塔が崩壊し始めている』状態でしょうか。人工知能育成では可能な限り、真実や実態に近い情報を得て優先解とするような、何らかの情報検証機構が必要でしょう。 コスパタイパ重視では驚きや発見も無い ――ネットに常時接続することが当たり前になりました。そのことをどのように感じてらっしゃいますか。 一般的なネット通販をほぼ利用しておりませんが、ネット社会になってからの方がサービスの質が低下&商品を探しにくくなったように感じています。便利、合理的、コスパタイパ重視の姿勢は内向きになりがちで、冗長性や余白が少ない分、周囲を見渡す余裕が減少し続けるし、ひいては驚きや発見も無く窮屈ですね。昔のSFでは「監��管理社会」は人々の敵として描かれるのが一般的だったのですが、現代では意外とそういう管理監視社会の利点も許容されているように思います。とはいうものの、今後もDXが進み常時接続が常識常態化し、行政サービスやインフラなどの分野で、高度化し便利で安全で充実した幸福度の高い世の中になっていくと良いのですが……。 ――「攻殻機動隊」ではサイボーグ化しても人間の内にある「ゴースト」という概念が存在します。「ゴースト」とは何でしょうか。 展示室の中央には『攻殻機動隊』の原画が並び、迫力のある筆致を間近で感じられる(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 正確か否か、定義可能か、とは別にして、宗教や哲学や文学昔話の分野で古くから使われている「たましい」「霊魂」「ソウル」などの単語が印象として一般的には伝わりやすいのではないかと思います。「何だかよくわからないが、存在しているように思えるモヤっとしたものを『ゴースト』と呼ぶ」のも娯楽分野では分かりやすくて良いかな、ということで単語を使用しています。 犬や小鳥も感情を有することが一般的にも知られており、感情は人間だけが持つ最上位の機能・特別な評価対象ではない、という観点から、マンガ版ではゴーストという単語において「感情に特別な意味を持たせていない」つもりです。当然ながら人の価値観はそれぞれなので、僕と他のアニメ版の監督諸氏とでもこうした諸々に対する考え方に違いがあるわけですが、その事自体も含めて、作品を異なる角度から捉えて楽しんで頂ければ良いなと考えています。 神話は魅力の塊なのだが… ――ご著書はシリアスな展開と迫力のある戦闘シーンの間にギャグが挟まりますね。作中におけるギャグの効用とはどのようなものでしょうか。 シリアスとギャグの挟み方や割合、そもそも混在を容認するか否か、など受け取る方々の価値観も観点も実に多様なので「万人にとって満足できる作品」というのは僕には難しいなと考えています。僕の取り扱うキャラクターたちは明日をも知れぬ立場なので、悲観的に備え楽観的に対処する、冗談でも言っていないとやっていられない、といったタイプが多めになっています。会話の軽さと行動、判断の速さ厳しさのギャップを楽しんで頂ければ良いかと思います。 ――『仙術超攻殻ORION』は日本神話をモチーフにしたファンタジーです。神話の魅力を教えてください。 神話と呼ばれる物語達は限られた要素と根源的な思考や解釈と想像力で織り上げられ、時代や民族の壁を越えて生き残っている、「選び抜かれた精鋭達」です。人々の心情や思考型や文化を映す鏡として、魅力の塊と言っても良いですね。一方で歴史を振り返ると、建築や芸術や情報戦において支配者や宗教組織や抵抗組織の都合や思惑と深く関わったと思しきものも多く、純粋に「素晴らしいか?」と問われると、答えに困る側面もあります。 ――『攻殻機動隊』のフチコマや、『ドミニオン』の小型戦車ボナパルトなど、作品からは戦車愛を感じます。 正義感にあふれる女性警察官のレオナが活躍する『ドミニオン』のコーナー(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 「頑丈で壊れにくくて安全度が高い&移動以外にも何か作業が出来る乗り物」が好きですね。作品内に描く機会はなかなかありませんが、消防関連や港湾作業用の特殊車両、土木建築系や農林作業系の特殊機能車両なども同じように楽しくて興味深いと思っています。 気負わず欲張らず、自己ベスト更新維持 ――現在はイラスト制作や、画集刊行に活動の比重を置いておられますね。 マンガやアニメやゲームの企画書・プロット・シナリオなども色々と作っているのですが、なかなか最終商品の形にまで進める事が出来ておらず、イラストや画集は関係者や予算が少なくても実現可能な 為ため か商品の形になりやすい、というのが理由かと思います。 ――女性のエロチシズムを感じさせる美麗なイラストを生み出されています。 展示室の後半は、雑誌に発表した色鮮やかなカラーイラストが目を引く(東京都世田谷区の世田谷文学館で) モノクロでは描写しにくいがカラーでは比較的描写が容易で、競合が起きにくいと思われる光沢の肌にこだわっています。近年の画集においては、似た構図やポージングの微差バリエーションを連続、重複して描くことで、アニメの原画をパラパラと連続で見る時に近い印象や効果の誘発が起きないかと工夫しています。 ――近況を教えてください。 今も40年前も変わらず東京ではなく関西にいて不規則不健康な生活をしながら昼夜延々と絵やプロットや駄文を描き続けています。視力体力の減少により、未読書籍が積み重なっています。 ――今後の執筆への意気込みや読者へのメッセージをいただければと思います。 気負わず欲張らず、自己ベスト更新維持で変わりなく、他にしたい事も無いので、ダラダラ延々と何かを作る日々を送ると思います。読者諸氏にはまた次の作品でお会いした際に、何らかの形でお楽しみ頂けると幸いです。
「攻殻機動隊」士郎正宗、ネット社会・AI発展に警鐘「言葉が通じなくなってバベルの塔が崩壊し始めている」 : 読売新聞
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午後十二時、浩志は上野駅にいた。正面改札の前で、壁に寄りかかりながら猪熊弦一郎が描いた絵を見つめていた。彼は、大学を卒業して帰郷することになった時のことを思い出していた。あの日、幸雄とはしばらく会えないと何度も上野駅のホームで抱擁と接吻を交わし、発車直前の電車に乗ったっけ。当時は未だ特急がなかったから上野から水戸まで二、三時間かかった。脳裏に渡辺はま子の「夜のプラットフォーム」が流れ、ホームが途切れるまで幸雄は手を振りながら見送ってくれたなァ…。再上京した時も彼は抱擁し、おかえりと言ってくれた。
そんな記憶が次から次へとよみがえり、浩志はため息をついた。過去と現在が彼の中で交差する中、生天目が手を振りながら走ってきた。一緒に働いていた時より腹が出ているなと、浩志は思った。生天目は言った。
「久しぶりだな、元気か?」
「あぁ。しかし、お前…太ったか?」
「実は、お前が学校を辞めた後に結婚したンだ。嫁さんが料理好きで…。子どもも二人いるンだ」
嗚呼、幸福太りかと浩志は思った。結婚すると男も変わるンだな。オレは結婚したとしても、あぁはなりたくないなァ…。そう思いつつ、二人はこの界隈で食事をすることにした。交差点を渡ってすぐのレストラン「J」で、二人は定食とビールを注文した。この日は家族連れで混雑していた。恐らく、「上野動物園」へのお客さんが殆んどだろう。浩志は子どもの声が嫌いだが、まァ、生天目は酒に「飲まれる」質だからとすぐ食事が済んだら喫茶店でも行くかと思い、我慢することにした。
互いに乾杯をし、一口飲むと生天目はハァ〜と笑顔で、
「美味いなァ!」
と声を上げた。すっかり「デブ」と化してしまったなと、浩志は苦笑した。嗚呼、もし「ノンケ」じゃなければ連れ込み宿でいじめてやりたいと���彼は思った。
生天目は、忍が卒業してからも文通をしていることを話した。東京には月イチで来ては上野の美術館を観て回っており、あの忍の裂けてしまった学生服のスラックスを縫った家庭科の女性教師と結婚したのだそう。浩志はあの、スラックスの後ろが上から下まで縫い目がほどけ、弾けるほどに肉付きのよかった忍の真っ白なブリーフを思い出した。やはり、忍も話していたが、浩志の代わりを務めたラグビー部の新しい顧問はあまり熱心でなく、最終的には廃部になった様だった。浩志が教えていた時には英語が好きだった生徒も、担当が変わったことで嫌いになってしまった者もいたらしかった。生天目は、
「お前のいない県立M高校は、本当につまらなくなってしまった」
と話した。彼は続けた。
「オレが今の県立J高校に異動する前、実は忍のお姉さんが直接話に来たな。彼女はてっきり佐伯が忍に手を出したと思ったらしく、教育委員会に告発してしまったと。しかし、親父さんから『忍には手を出していない』と言われたンだろうな、彼女は自分の勘違いだと思って謝罪したそうだよ」
この言葉に浩志は、何を言うンだと思った。どれだけオレが傷付いたのか解っているのか?と、彼はビールをもう一杯注文した。生天目も、オレもと追加を頼んだ。おいおい、大丈夫か?と浩志は心配そうに生天目の表情をうかがった。ビール一杯で顔はうっすらと赤くなっていたが、急に彼は真面目な顔つきになった。
「…佐伯。また教壇に立つ気はないか?」
一瞬、浩志は周囲のざわめきが聞こえなくなった。え、何だって? 彼は酔った勢いで言いやがったンだなと思い、
「おいおい、冗談はよせよ。オレ、二度と教師はやらねぇよ。学習指導要領だって変わっちまったッぺよ。それに、いったん懲戒免職になったンだ。何処も使ってくれねぇよ」
と、彼は揚げだし豆腐を口に運んだ。しかし、生天目は急に正座をし、頭を垂れた。
「お願いだ、また戻って来てくれ!」
二人のすぐ隣に座っていた数人がびっくりして振り向いた。浩志は、土下座するンじゃねぇよ!とあたふたした。ここではちょっと無理だなと、とりあえず食事を済ませて他でじっくり話すことにした。
現在はマルイとなっている通りを二人は入り、ちょうど御徒町駅の間に位置する純喫茶「O」に向かった。古めかしい、今の言葉でいえば「レトロ」なシャンデリアが室内を照らす空間で、二人は先刻の話の続きを始めた。生天目は、恐らく独身の頃から着ているのだろう、歩いているうちにはみ出したワイシャツをスラックスのホックをいったん外して直した。チラッと赤と青のラインがはしった��リーフのウエストゴムが見えた。浩志はその様子を見ながら、
「生天目、少し痩せないとヤバいぞ」
と言った。彼は、
「…嫁さんからもそう言われてるンだよ。一度、学校で忍みたいにスラックスがケツのところで裂けちゃって…。授業中でのハプニングで恥ずかしかった」
と話した。
コーヒーを片手に、二人は話を再開した。こんなオレを使ってくれる学校があるのか?と浩志は聞いた。すると、
「実は、水戸駅南にある私立S高校ってあるだろ? まァ、私立だから『滑り止め』だけどね。大学時代の友だちが勤めているンだが英語が教えられる教師を探してるらしいンだ。でも、名前を書けば入れるところだからレベルは低い。よほどタフな精神力がなければならないらしいよ。お前、大学時代からラグビーをやって全国大会までチームを導いた実績もあるし、適任かな?と思って」
と生天目は言った。私立S高校…昔からある学校ではあるなァ。親父が再三バカにしてたっけ。浩志は若干気持ちが向いたが、この東京での生活も申し分ないし、迷った。それに、幸雄とまた離れるのは辛い。彼は、コーヒーをスプーンでかき混ぜながらしばらく沈黙した。今夜、幸雄に相談してみるか…。
「…ちょっと考えさせてくれ」
浩志は生天目にこう言った。
午後三時に浩志は生天目と上野駅で別れた。生天目は、連絡を待ってると電話番号を書いたメモを渡した。今住んでいるのは常北町らしかった。随分、田舎の方に住んでいるなと、浩志は思った。
正面改札で生天目を見送ると、浩志は営団地下鉄の方に向かい、浅草まで銀座線、東武鉄道で向島へ行った。幸雄はこの日はずっとアパートにいると、予め公衆電話からかけた時に言っていた。たどり着くと玄関で幸雄は待ってましたと言わんばかりに浩志を抱きしめ、唇を奪った。あれよあれよと彼はワイシャツのボタンを外され、スラックスも脱がされてしまった。幸雄も欲情のままに下着だけになり、ブリーフ越しに己の股間を浩志のものに押し付けた。
喘ぎ声と、何度も愛の囁きを呪文の様に繰り返しながら、二人は絡み合った。職場は同じでも、ここ二週間は情事が殆んどなかった。浩志も幸雄も、これまで溜めていた愛液を枯れるまで跳ばし合い、快楽の極地まで流されていった。
午後七時を回っていた。二人は最寄りの銭湯で身体をキレイにし、少し散歩でもしようかと言問橋の手前で階段を下り、隅田公園を歩いた。大学時代、一秒でも一緒にいたいとよく散策をしたのを浩志は思い出した。水戸に戻る前日もそうだった。未だ、ちらほらと梅の花が散らずに残っていた。微かに沈��花の香りもし、もうじき春を迎えるなと浩志は思った。背後から幸雄の姿を追いつつ、彼は言った。
「…実は」
なかなか次の言葉が言い出せずにいた。あんなに沢山愛してくれた後に再び別離の話をするのは、正直心苦しかった。幸雄は振り向くとこう言った。
「…もう一度、教師を目指すのか?」
えッ!?と、幸雄には一言も話していないのにと浩志はびっくりした。彼は、
「な、何で知ってるの…!?」
と聞いた。すると、幸雄は近寄って浩志身体を両腕の中に包み込んだ。グッと引き寄せながら、
「先刻、君が途中泣いてたし、何度もオレの名前を呼びながら強く抱いていて、何となく…」
と言った。彼も、浩志が東京を離れる前のことを思い出していた様だった。胸の中で抱かれながら、浩志は幸雄のぬくもりにふと涙した。彼は言った。
「昔の同僚が知り合いのいる高校で英語を教える教師を探してるって話をされ、一昨日は昔の教え子も来て…。何か、行かなくちゃならないかなって…。幸雄とまた離れるなんて…」
「…否、オレはいつでも待ってるよ。また辛くなったら来ればイイ。オレは君が幸福に生きてくれればそれでイイんだ」
「…幸雄!」
翌日、浩志は勤めていた新聞社に辞表を提出した。間もなく私立S高校で面接もあり、浩志は四月から正式に勤めることになった。みいは、また水戸に戻ることに半ば淋しさを感じながらも祝盃を共にした。幸雄も、水戸に戻る前日に銀座の「Lビヤホール」で一緒に飲んだ。そして、向島の下宿で朝まで愛し合った。
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公開初日舞台挨拶オフィシャルレポート!

このたび、映画『碁盤斬り』の公開を記念して豪華キャストが勢ぞろいし、公開初日舞台挨拶を開催いたしました!映画公開初日の天気は快晴。「天気も味方してくれました。足を運びやすいお天気でうれしいです」と笑顔の草彅さん。続けて「今だから観る意味があるような作品になった気がしています。時代劇は若い方とか足が遠のいているとか小耳に挟んだりもするし、あまり得意じゃない方もいらっしゃる中で、逆に今、この作品を届けることに意味がある気がしています。テクノロジーが発達している時代だけど、ひとつひとつの動きやセリフに重みのある、重厚感のある作品に出演できたことを幸せに思っています」と思いを語りました。清原さんや中川さんのような若い役者も出演している本作は「2人のような若いグルーヴもあって、若い方から年配の方まで。世代問わず楽しんでいただけます」とニッコリの草彅さん。市村さん、國村さんの方に視線を向け、「そして、大先輩方もいらっしゃって。(萬屋源兵衛役の)國村さんと(柳田格之進役の)僕とのラブストーリーでもあるので『おっさんずラブ』みたいな感じ?」と説明すると「僕の片思いだけどね」としょんぼりの國村さん。そんな國村さんに優しい笑顔を見せながら草彅さんは「僕たちの恋愛物語や、いろいろな感情がある作品なのでたくさんの方に観てほしいです」とおすすめしました。
囲碁を打つ場面では草彅さんと國村さんは敵同士。「囲碁を通じて距離が近づいていく感じがすごく面白いです」と話した草彅さんでしたが「僕は、囲碁のルールは分からなくて(笑)。(中川)大志くんの(囲碁の)シーンはすごくかっこいい。(清原さん演じるお絹との)ほのかなラブストーリーもあるし」と中川さんのシーンの見どころを挙げベタ褒め。すると中川さんは「格之進さんは囲碁のルール知らなかったんですか?」と驚きを隠せない様子。「僕は(碁石を)置くところだけは分かってる」と答える草彅さんに登壇者の全員が大爆笑。「置くところだけは分かっている2人」と自身と國村さんの囲碁の知識を明かした草彅さんは「お客さんもルール知らないでしょ?だから、僕はルールが分からなくても没頭できるぞという役作りをしました。お客さんの気持ちに立っての役作りです」と胸を張り、会場を笑いの渦に包みました。本作のオープニングは碁盤のアップから始まります。「碁盤もすごいやつ。監督もしゃべって!」と説明を促した草彅さん。「江戸時代のものを借りました」と明かす白石監督に「すごいものなんだけど、だから何だって話かな(笑)」と返し、登壇者の笑いは止まらず。そんな中、草彅さんは「囲碁のルールの話じゃないから。囲碁をお借りして、人の物語を描いています」と本作のテーマに触れ、「その辺を加味した上で、宣伝部員のみなさん、周囲への宣伝をよろしくお願いいたします!」と草彅さん節を交えながら会場に呼びかけ、大きな拍手を浴びました。切腹しようとする格之進をお絹が止めるシーンには緊張感が溢れており、撮影時の思いを訊かれ「何としてでも止めなきゃ!という思いでした」と振り返った清原さん。(格之進を演じる)草彅さんを隣でずっと見ていたからこそ、「止めたい」という思いが湧き出てきたという。「叫ぶようなシーンだったのですが、叫びすぎて声を枯らしてしまって。あのときは本当にご迷惑をおかけしました」とお詫びする清原さんの姿勢に草彅さんは「まさに全身全霊。清原さんのエネルギーを感じて、こちらこそ感謝です。思いっきり格之進を演じることができました」と感謝。草彅さんの清原さんへの賛辞は止まらず、「本当にすごいんですよ、清原さん。それに対して格之進。どんな父親だよって思いました。ひどい父親です。客観的にそう思いながら演じていました。もし、止めてもらえなかったらどうなっていたのか。そうなったらあのシーンでストーリーが終わっちゃうから、止めてもらえて本当によかったです」と安堵。京都の長屋を使って撮影し、切腹には斬り方にも着物の脱ぎ方にも所作がありとても難しいシーンだったと白石監督が振り返ると、草彅さんは「撮影は1年前。京都の撮影所で寒かったな」と撮影当時の様子を懐かしそうにしていました。白石監督作品への出演について市村さんは「監督の作品は血もたくさん飛び散るし、ちょっとグロいイメージ。お話をいただいたときは、どこで斬られるのかって思っていました(笑)」と斬られるシーンを期待していた模様。「衣小合わせのときに、すごく素敵な柄の着物を着せてもらって、すぐに長兵衛の気分になりました。役者だから衣裳ですぐにその気分になる。そして(シーンの)相手役は剛くん。サイコーでした。今後ともよろしく」とペコリ。演じる際には「長兵衛として格之進を、市村として剛くんをというダブルミーニングの気持ちでした」と解説した市村さんのコメントに草彅さんも「僕も、市村さんが僕を…という思いでやってました!」とお互いに役として、そして本人としての関係性が芝居に反映していたと語る場面も。「忘れてはおらんな」というセリフが印象的というMCの言葉に「そんなシーンあったっけ?」と答えた草彅さんに会場は大爆笑。清原さんと中川さんが丁寧にそのシーンを小声で解説するも「あったっけ?」とニヤニヤの草彅さんは「僕、もう1回観なきゃ」とリピート鑑賞を宣言。草彅さんのこの反応に白石監督は「思い入れが強いシーンです。(斎藤)工くんとあんなことになり、荒ぶった状態で出たセリフです」と補足しつつ、おすすめの瞬間であることをアピール。中川さんも「あのシーンの撮影は実はスタジオ。ロケじゃないんです!」と興奮気味に話し、“橋”に注目と目を輝かせました。白石監督が「日本の名作映画と同じ橋を作りました。日本映画のとあるいち場面を作って、そこで草彅さんにあのセリフを言ってもらって…」という日本映画としても重要なシーンであると補足すると、草彅さんは「おいしいところをいただいてしまって、光栄です」とうっかり忘れてしまっていたことに苦笑いしながらも、感謝の言葉を述べました。清原さんと中川さんは撮影の合間もずっと囲碁の練習をしていたそう。「中川さんが本当に強くて。負け戦でした」とがっくりの清原さん。「アプリなども使って勉強して。たまにルールを知らない草彅さんがやって来て…」と中川さん。草彅さんが「美男美女が囲碁をやっている姿は絵になる!本当にかっこいいんです」と褒めるも、「チラッと覗いて、何も言わずに去って行くだけ」と草彅さんの動きを再現しながら大笑いの中川さん。草彅さんは「若い2人が囲碁に興味を持ってくれてよかった。僕が最初に(囲碁の)先生に置くところだけでいいから教えてって言っちゃって。先生がしょんぼりしちゃって。2人が食いついてくれたから、先生に笑顔が戻って(笑)。ちゃんとしないとダメだなって思いました。2人はすごく大人で賢い。僕はすぐ思ったことを言って“あっ”ってなっちゃう(笑)」と反省しながらも、会場を和やかなムードに包み込みました。「囲碁のように白黒はっきりさせたいこと」という質問に「世の中、大概のものはグレー。グレーも帳尻合わせには必要。白黒はっきりさせるのは囲碁の中だけ。(現実では)見たこともない世界が映画に描かれています」と上手に作品をアピールし、胸を張る草彅さん。格之進のように絶対に譲れないものを訊かれた白石監督は「映画をやってきて、映画に育ててもらった身。映画って楽しいという気持ちは譲れません」と映画人らしいコメントで会場を沸かし、國村さんが「僕はいつも譲りっぱなし。なんぼでも譲りますよ」と余裕のムードで話すと、「この懐のデカさが演技につながっている気がします」と反応した草彅さん。「國村さんは長台詞をさらっと流れるように言うから、もう僕の番だってなる。その焦りで緊迫感が生まれて役に入らせてもらえる。セリフ終わりは白黒分かってないとダメだね。いいこと言ったかな?」とニヤリの草彅さんに続き、市村さんが「納豆は100回かき混ぜ、お醤油を入れる。いい泡になったところでお醤油を入れてそこから50回(かき混ぜる)。それは譲らない」とおもしろコメントで繋げていきました。このところ健康に関するコメントが多い草彅さんは「腸活にもよさそう!僕もやろう!」と興味津々でした。中川さんは「最近、白黒写真が好き。撮影中もカメラの話で盛り上がり、音尾(琢真)さんが現場に(カメラを)持ってきていて、まんまと口車に乗せられて購入しました。草彅さんや果耶ちゃん、みんなを撮って。扮装している状態を、セットの中で白黒写真で撮ると本当にかっこいいんです!」とうれしそうに話しました。「花粉症なんだけど、黄砂かもしれないと言われて。どっちなんだろうって」と白黒させたいことを語った清原さんに、「京都、辛かったよね」と反応した中川さん。草彅さんも「はっきりさせたいよね、治療法が変わるから」と娘の健康に気遣う優しい父の顔を見せていました。最後の挨拶で草彅さんは「朝早くから観ていただいてありがとうございました」と感謝。続けて「最後のシーンを撮った日のことは鮮明に覚えています。1年以上前に撮った作品をやっとみなさんに届けられる。この1年、楽しいこともたくさんあったり、嫌なことも少なからずあったり。この映画に映し出されている僕たちは、もう帰ってこない。あのときの演技も今じゃできない。僕たちが生きていたその瞬間その瞬間を思いっきり詰め込み、みなさんに届けたいという一心で作り上げたものです。今は忘れている古き良き時代のいい魂を映画に込めました。娯楽映画としても楽しめますし、心が穏やかになったり、何か感じていただけるものがあるとうれしいので、どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけ、会場に集まった宣伝部員に対しては「ハッシュタグは碁盤斬りです。ごはんじゃないよ。ごばんだよ。点を入れてね。香取(慎吾)くんにはやめろって言われるけれど、(ごはんじゃないよって)何回でも言い続けます。いっそのこと“ごはんぎり”でもいいけれどね(笑)」とコメントし、最後まで笑いを誘うイベントとなりました。
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こんちゃ、あろハムです
つい1年前の今頃は演劇のえの字も頭になかったのに偶然が重なって今では舞台に立って新入生を演劇に勧誘している。人生って本当に不思議なもんですねえ〜。さて、本題の役者紹介ですが、あれ?独断と偏見シリーズ流行ってるの、、、?結構色々考えたのですが皆面白いのを書いてくれてるのでこれまでふざけてた分今回くらいは自分が感じていることを素直に書いてみるのも良いのかも知れませんね。たまには、ね。さ、前置きはこれくらいにして、耳の穴かっぽじいて聞いて下さい。
園堂香莉(夢の住人α)
本当、器用な役者さんなんだなと今公演特に感じました。今回の3役とも全く性質が違うのに飄々とこなしてしまうなぽりが羨ましいです。実は稽古の時エレベーターガールのなぽりが好きすぎて気付かぬうちにガン見していたことは墓場まで持っていきます。エレガのマイムいつの間にあんな上手くなったの?5月にあるvaundyのライブ、どうだったかまた感想言いますね。
水琴冬雪(東雲)
私の演劇を好きになるキッカケを作ってくれた先輩なので、今公演でやっと役者として同じ舞台に立てるのが凄く嬉しかったです。役者として理想的すぎる発声と滑舌を持っているので演技しているところを見て自分なりにもこそっと真似してみますがまあー近づけないですよね。いつか背中が見える日が来れば良いな。あ、噛んで落ち込んでるベガさんも素敵ですよ。
緒田舞里(二宮光)
ちゃうかの大量の仕事をやりながら主役するってどんな生活、精神力してるんですか?絶対疲れてるはずなのに演技中全然そんな姿を見せないのは何故ですか?まりおさんの声の震わせ方、表情、目線の使い方がめっちゃ好きです。みんなの魅力を引き出すキャスパ、素敵すぎました。とにかくお疲れ様でした。ゆっくり休んで���ださい。
たぴおか太郎(弁護士)
ちゃうかをイメージすると大体一番最初になすかさんが出て来ます。(withちいかわTシャツ)異議なし、毎回幕裏で笑っていました。あのなすかさんの通る声だからこそ6発6中でウケたのだと思います。オムニからお世話になっているのでなすかさんに褒められると尻尾振って喜んじゃいます。仕込み週になるとほぼ毎日全体LINEで謝ってるなすかさんが大好きです。
肆桜逸(検察官)
唯一の学科の先輩です。体験稽古でめっちゃ優しく話しかけて下さって、それが無ければ私はちゃうかに入ってなかったかもしれません。重い物持ってる時とか仕込みの時とか一番皆に声かけしてくれている優しい先輩です。オムニの時から思っていたのですが、ボケ寄りの役をやってるスチルさんめっちゃ好きです。あと、今公演の場転で行き詰まった時すぐ解決策を出してくれるのがすっごく頼もしかったです。でもキャスパのカウントを勘違いしていて呆然としていたスチルさんもなかなか良かったですよ。
帝京魂(深山登)
今公演で1番関わりがあった役者です。こんの爆発力のある演技を間近で見てみたいなあとは前々から思っていたのでそれが叶って嬉しかったです。演技している時の表情とか目つきが「入っている」感じがして役者として悔しかったです。あんな素晴らしい演技をするもんだから、私の存在感が消える!負けたく無い!と思って必死に練習しました。あと、この前サッカーマシンガントークしてごめんなさい。でもあれは聞いてきたこんが悪い。
縦縞コリー(市原優)
2公演続けての主役、本当にお疲れ様でした。こりの演技を見てると「ああ〜主役だなあ〜」とひしひし感じます。主人公、という言葉がお似合いです。新入生が入ってきても変わらず主演の座に立ち続けて下さい。恐らくこりは自分の中でこう演じたいとイメージしたものをそのまま演じることができる役者さんなんだろうなと勝手に思っています。凄いなああ。私もそうなりたい。線形なんてものも簡単に攻略できるんだろうなあ。
大福小餅(裁判長)
本当に、本当に頑張ったよね。舞監としても、役者としてもめちゃくちゃ頑張ってた。ここは手を抜いてもいいかな、こんくらいで良いかみたいなことを絶対にしない。キャスパも夜遅くまで残って、周りもほとんど帰ってるのに、すごく疲れてそうだったのに、「私出来てないからまだやりたい」って言ってたこふくの顔が忘れられません。こふくを傷付けるような人は私が絶対に許しません。みんなでこの可愛く勇ましい舞監をこれからも全力で支えていきましょう。
苔丸(村上)
器用すぎる。役者としても裏方としても。かっこいいと可愛いを両方バランス良く兼ね備えた役者さん。毎公演本当見事に違う役を演じていて、稽古初日どんな演技をしてくれるのか楽しみでした。色んな役をやってみたいとは思っても実際にやるのはめちゃくちゃ難しいし、苔丸にそういう色んな幅の役が任されるのは恐らくこれまでの演出全員「苔丸なら出来る」と大きな信頼を寄せているからなんでしょう。今公演、役の相談にも乗ってくれてありがとう。役者としても人としてもすごく信頼しています。
岡崎仁美(七瀬マイコ)
先輩としての頼もしさもあるのにたまに同期と勘違いしてしまうような可愛さを持っている方です。今公演の役、恐らくカヌレさんじゃ無いとあんなあどけない無垢な少女にはならなかったでしょう。カヌレさんじゃ無かったら誰がやってたんだろ。想像つかない。立て看、良すぎです。めちゃくちゃ好き。あれに顔はめて写真撮れなかったのが心残り、、、。次もまた看板作ってくれますよね?
衿君(夢の住人β)
実はちゃうかイチオシの役者です。公演ごとの私の推しキャラは大体エリックがやってます。普段は割と大人しめ(周りがうるさい)なのに皆をツボらせたときのウケ方は間違いなくちゃうかイチだと思う。静と動の演じ分けがめっちゃ上手い。だから人の注意が飽きることなくエリックに注がれるんだと思う。ラジパ、後ろでやってたから一回も見れ無かったけど写真で見てビックリしました。あんな笑顔してたんですね。あの写真は今公演1番のお気に入りです。
海泥波波美(夢の住人γ)
この人は何にも考えてなさそうに見えて(失礼)人の観察力がすごいなと思います。だから適当に言っているように思える発言でも実はそのおかげでちゃうかの空気は澱みなく流れてるんだと思う。今公演のあさぎの不気味なシーンちゃんとめちゃくちゃ不気味で大好きです。あの笑い方、良いですよねえええ。あそこで空気がひゅんっと変わる感じが大好き。楽ステのアドリブめっちゃ面白かった。回転扉が回らなくなって焦ってる時のあさぎの顔が忘れられません。
七枚目(郷田)
マキマさーん!チェンソーマン見たことないけどマキマさんだー!郷田さん好きぃいい!私も郷田さんに肩揉んでもらいたいよーー!ぜーんぜん怖くないよ!って言って欲しいよおお!って感じでみそかの演技は脳死しちゃうくらい好きです。通しの時とかずっと周りでウロウロしててごめんね。みそかの優しさと強さを兼ね備えた声が大好き。毎回言ってるけど。一生役者していて下さい。
ミル鍋(施設長)
相変わらず動きの付け方が上手すぎる。実は今公演からゆにの動きをパクってます。というか、ここ動きどうしようって思ったらゆにならどうするかなとイメージしてからその動きを真似してます。バレて、、無いよね!?多分まだ言われたことないから大丈夫。今回も動きに関することでゆにに相談させてもらったら、良いアイデアを即座に言ってくれました。流石です。吹田で一緒に練習したの楽しかったね。またやろう。製図なんてくそくらえ。
西峰ケイ(八戸)
面白すぎです。らびの面白さがフル発揮出来る役を見れてめっちゃ良かった。あの漫才、本当に驚きました。内容もさることながらテンポ感、間、動きの付け方、完成度が凄すぎてちゃんと面白かったし、あんだけお客さんを笑わせるの普通じゃないよ。ずっと練習してたもんね。なのに、そこだけじゃない。二宮と八戸のあの2人のシーン、周りからも散々言われたと思うけど本当に良かった。2人とも演技してるようには思えない空気感だった。あのシーンが今公演で1番のお気に入りです。
あろハム権左衛門(黒川)
キャラメルメル
白子(演出補佐)
誰よりも演劇への想いが熱く、そして演技指導をする時の「こんな感じ」が、レベル高すぎる生粋の演劇サイボーグ。役のことで相談した際、わざわざ私の役の解釈を色分けした台本を作ってくれた。あれは本当に助かりました。白子には前公演も今公演も助けられてばかりです。次の公演は役者として出てくれるのでしょうか?楽しみにしています。あ、授業の方も演劇と一緒にちゃんと頑張りましょうね。
近未来ミイラ・唯端楽生(演出・脚本)
もう散々褒めたしいっか。嘘です。褒め足りません。メガホン持ってスクランブル交差点のど真ん中で「俺は天才なんだぞおおおお!」って言ってもお釣り帰ってくるくらい天才です。ミイラの脚本は、こんな感じのストーリーを描きたいからこのキャラを作る、じゃなくてこのキャラの人生、生き様を描こうとして気づいたらストーリーが出来ていたって感じがします。付け足しのキャラクターがいない。ひとつのキャラクターがいなくなっちゃうだけでもストーリーが壊れてしまうような繊細で美しい作品。黒川の解釈を聞いたらめちゃくちゃ長文ですっごく分かりやすい表現で説明してくれたとき感動しました。ひとつひとつのキャラクターにこんな細かい想いが込められているとは思ってなかったです。出来れば他の人のアドバイスとか指摘とか一切聞く耳持たずにみいらの感じたこと、書きたいことをそのまま書き続けて欲しい。演劇のルール、文学のルールとかにとらわれない自由な作品をこれからもずっと描き続けて欲しいなあと勝手に思ってます。
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かくかくじかじか
おなかがすいて眠れない、または、興奮さめやらず眠れない。今日はとても楽しかった。といっても朝はかなり筋肉痛でからだが痛く、Twitterでお子の様子も心配で(病院行けたのか?)、気圧がぐんぐん下がり死体のようになっていた。湯船に熱い湯をはり、どうにかカラータイルをやりまくって、風呂を出て気合いで化粧して着替えて家を出た。家を出る時にはちょうど雨が止んでいた!
待ち合わせ場所で「ずーん…」という感じで立っていると、蝶子さんが駆けつけてきてくれた。私のテンションがしぬほど低いので、かなり心配させてしまった。そのあと、電車の逆方向に乗ったらしい赤森さんがわりとすぐに来て、腹ごしらえをしてから公園(動物園)へ行った。なんとなくプライヴァシーを意識してぼかしているが、吉祥寺です。雨のなか動物を見たり、東屋でChillったり、寿司を食べたり、ヤマネコがかわいかったり、3人でぼさーっとしたかんじでだらだら会話してすごく楽しかった。この3人、ふしぎな居心地の良さがあると思う、というか、言語がらんらんと横滑りしていくのだが、それがおもしろい。なんか変なことを言ってもゆるされるし(3人ともボケなのだが、かろうじて控えめに蝶子さんが突っ込んでくれたりする)。2人は美術への造詣も深いので、私にはよくわからないことでも何かふんふんと深く感じるところがあるんだろうなと思ったりする。今気づいたけど3人とも字書きだった。あと2人ともかなりおしゃれである。「いい女」オーラがすごい。私はひとり芋女で恥ずかしかった(GUのワンピースだし…髪は乾かしただけだし…)。でもまあ外見とか全然会ったらどうでもよくなった!楽しかった。フライングタイガーを見ている時私の中で盛り上がりが最高潮だった。帰路に着いてから、実は赤森さんの体調がそんなによくなかったらしいと聞き、ご本人に「(反応が悪くて)感じ悪かったですよね」と言われたが、全くそんなことは思わず、いつもどおりキレッキレのボケをかましていたし、反応にこの世界になれていない小さき人のような可憐さが相変わらずあり、よかった。蝶子さんはいつもどおりちゃきちゃきしたりぼけぼけだったりした。ぼんやりした3人組として力を抜いて会えた。ちるった。動物園では、あとカモシカとフェネックが良いと思った。
帰宅してから、私の大好きな燐一の神が更新されたのを読んで、我慢できなくなり、とうとう短編というか書きたいところだけ書いてしまった。神が「フリー素材です!」とおっしゃっていたのでその設定をお借りして書きたい、とツイートしたら、すでに「ありがとうございます」と言われてしまい、やば、やばい…書こう、今…��となり、1時くらいに書き終わってTwitterに上げた。深夜なので当然神は既にTLにいらっしゃらなくて、誰も反応しないだろうけどどきどき…としていたら、韓国の方が翻訳して読んでくださって、RTして感想まで言ってくださった!翻訳して日本語で…!嬉しすぎたので韓国語の翻訳を使い、英語も使いながら簡単だがリプライで謝意を伝えた。とてもとても嬉しいことをさらに言っていただけて、う、ど、同人…たのしい…!となった!小説だから海外の方と全然今まで交流がなかったけど、韓国の方はかなり翻訳にかけて読んでくださる文化があるみたいで、すごい…!!となった!!私もハングルの小説、翻訳にかけて読んでみよう!!と意気込んだ。(あんすたではハングルの小説をかなり日本の方も読んでいる!私も今度から読む。)
ということで、今日は1秒も勉強しなかった。やや余裕のある進行をしているとはいえ、大丈夫かよ…となった。大丈夫じゃない気がする。でも小説のようなものを久しぶりに書けて嬉しい。やっと自分に戻ってこれた感じがする。文字を組み合わせて文にすること、本当に好きだ。
体調記録やうつ状態のときのツイートをしていた鍵垢を本格的に自分用にしようと思って、一次創作用のほとんどツイートしていなかったアカウントを鍵垢にして、友人たちにはそちらに移行してもらった。といって、とくに鍵垢で何を言っているでもなく、本当に古い付き合いの友人の鍵垢(身の回りの事を言う用のやつ)と繋がっているだけである。今後はできる限り日常ツイートも全部公開アカウントでして、鍵垢はリプライに特化しようと思う。体調記録は自分一人のアカウントで引き続きつけていく。Twitterだと意識が朦朧としていても打てるし、日付と時刻をかってに記録してくれるし、検索も容易なので、やはり記録用に使ってしまう。すまん、日本ツイッター社。それか、いっそ闘病アカウントとして公開にしてしまおうかな?とも思う、アカウントの文字列を適当に変えて。しかし、それにしては過去のツイートがオタクの本垢運用時のそれなので(刀剣乱舞時代)、なにか変なことになっても困るか。やめよう。鍵垢にして封印しておくに限る。基本的には公開の本垢ひとつで完結するようにしたい。一次創作も今のところアカウントを分けなくていいかなと思う。日常ツイートも、公開アカウントで書ける範囲のことのみすればいいと思う。Twitterに書けないことは引き続き紙のノートに書くなり、メモ帳に打つなりして、アウトプットだけしていくことにする。
あまりにもおなかがすいて眠れないのでバナナを食べ、朝のミルクティーを温め直して飲んだ。明日は診察の日なので本当に眠れないと困るが、4:20になってしまった。
2023.11.10
燐一小説のリンクを貼っておきます(ログイン限定)。

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「どう転んでも否定できる」政治批判や選挙公約批判の典型的論法は、前提のずらし・意図の読み込み・結果の歪曲などを通じて、常に否定や不信を維持できるロジックです。 以下に、実際によく見られるパターンを分類して、できるだけ多くご紹介します。
🔹1. 「どうせやらない(不履行前提)」型
「結局、言うだけでやらないんでしょ?」
「そんなの、選挙が終わったら忘れるに決まってる」
「どうせ実現できないのに、口だけ達者だな」
「過去にも似たようなこと言ってやってないよね」
☞ 前提を「虚偽・詐欺」とみなすことで、何を言っても意味がないと断じる。
🔹2. 「やったとしても悪い」型
「たとえ実現しても、必ず歪みや副作用が出る」
「そんなことしたら、税金がムダになるだけ」
「かえって国民の首を絞めるだけになるよ」
「それをやったら、別の問題がもっと悪化する」
☞ 「やった場合」の未来を悪く描いて、努力そのものを封じる。
🔹3. 「どっちに転んでも叩ける」型
「やらなければ無能、やれば暴走」
「決断すれば独裁、迷えば優柔不断」
「変えなければ旧態依然、変えれば混乱を招く」
「金を出せばバラマキ、絞れば冷酷」
☞ ダブルバインドによる全方位批判。いわば「やれば叩ける、やらなくても叩ける」論法。
🔹4. 「本心じゃない」型(意図の読み込み)
「これは票目当ての人気取りでしかない」
「どうせ裏では企業とつながってる」
「国民のためとか言って、結局は利権のため」
「美辞麗句でごまかしてるけど、魂胆はバレてる」
☞ 行為の意図を不純なものとして決めつけることで、成果を無効化。
🔹5. 「他にもっとやることあるだろ」型(相対的批判)
「そんなことより、もっと大事な課題があるでしょ」
「〇〇なんて今やる必要あるの?」
「優先順位がおかしい」
「それで誰が救われるの?」
☞ 絶対評価ではなく相対評価で意味を奪う。無意味に見せかける技法。
🔹6. 「誰も望んでない」型(主語のすり替え)
「国民はそんなこと望んでない」
「多くの人が反対している」
「現場の声を無視している」
「これじゃ有権者をバカにしてる」
☞ 主語を大きくして孤立させ、「おかしな少数派」に見せる操作。
🔹7. 「どうせ裏切る」型(信用破壊)
「また掌返しするんでしょ?」
「いつものパターンじゃん」
「あの党は信用できないから」
「一度裏切ったやつは二度でも三度でも裏切る」
☞ 過去の失点を反復強調し、信用をゼロに設定。どんな未来でも無効化できる。
🔹8. 「誰がやっても同じ」型(政治不信の一般化)
「どの政党も結局変わらない」
「期待しても無駄」
「政治家なんてみんな嘘つき」
「どうせ官僚が決めるんでしょ?」
☞ 構造的無力感をベースにした、制度への冷笑。批判を超えて「無力の肯定」へ。
🔹9. 「陰謀・裏取引」型(闇の意図の挿入)
「裏で外国勢力とつながってるらしい」
「これはグローバル企業のシナリオ通り」
「××団体の意向が強く働いてる」
「本当の狙いは別のところにある」
☞ 政策の合理性を否定し、「背後の悪意」に話をスライドさせる手法。
🔹10. 「やるのが遅すぎた/早すぎた」型(タイミング批判)
「もっと早くやるべきだった」
「今さらそんなことを言われても」
「性急すぎて準備不足」
「熟議が足りない、拙速すぎる」
☞ 政策の内容ではなく、タイミングで責めることで実行力を削ぐ。
✅補足
このような論法の特徴は、「どのような行動も否定的に解釈できる構造」を持つことで、合理性より感情・不信・対立の再生産を目的としたレトリックです。
💡関連的視点(ドゥルーズ=ガタリ的に言えば…)
こうした否定論法は、社会の意味機械に「抑圧的コード」を注入する装置とも言えます。 肯定的生成ではなく、「行動を萎縮させ、差異や変化を断念させる力(抑制線)」として機能するのです。
ご希望であれば、こうした言説から「脱構築する」方法や、「健全な批判」との違いもご提案できます。続けましょうか?
🌀 どっちに転んでも叩ける例(ダブルバインド構造)
◎ 経済・財政編
「景気対策すればインフレ、引き締めれば不況を招く」
「減税すれば財源が足りない、増税すれば国民が苦しむ」
「公共投資すれば無駄遣い、しなければ経済が止まる」
「雇用を守れば非効率、削減すれば冷血」
「賃上げすれば企業が苦しむ、しなければ生活が苦しむ」
◎ コミュニケーション・情報公開編
「発言すれば軽率、黙っていれば無責任」
「謝れば弱腰、謝らなければ傲慢」
「情報公開すれば混乱を招く、非公開なら隠蔽体質」
「説明が長ければ言い訳、短ければ不誠実」
◎ 安全保障・外交編
「軍備を拡大すれば戦争志向、抑制すれば無防備」
「アメリカに近づけば属国、中国に近づけば売国」
「中立を保てば事なかれ主義、立場を明確にすれば挑発的」
◎ 環境・エネルギー編
「原発を続ければ危険、止めれば電力不足」
「再生可能エネルギーを推せばコストが高い、推さなければ時代遅れ」
「脱炭素を急げば産業が衰退、緩やかにすれば温暖化が進行」
◎ 政策・制度改革編
「制度を維持すれば古臭い、変えれば混乱」
「改革すれば既得権益を傷つける、改革しなければ成長しない」
「スピード感があれば雑、慎重なら遅い」
◎ 対人関係・リーダーシップ編
「強い姿勢を示せば独裁的、柔軟ならブレている」
「部下に任せれば無責任、自分でやれば権限の濫用」
「他党と協調すれば日和見、対立すれば対話拒否」
◎ 公共サービス・社会保障編
「福祉を拡充すれば財政赤字、抑えれば弱者切り捨て」
「教育を自由化すれば格差拡大、均一化すれば画一主義」
「医療費を下げれば質が落ちる、上げれば負担が重い」
◎ 選挙戦略・政党運営編
「若者に媚びればポピュリズム、高齢者を重視すれば古臭い」
「候補者を一新すれば経験不足、ベテランなら既得権」
「政党名を変えればごまかし、変えなければイメージが悪い」
◎ コロナ禍・災害対応(参考)編
「早く動けば過剰反応、遅れれば無策」
「制限すれば自由侵害、緩和すれば無責任」
「支援すればバラマキ、しなければ見殺し」
「専門家に頼れば他人任せ、自分で決めれば独断」
🧠 分析的まとめ(ドゥルーズ=ガタリ的に)
このような批判形式は、「意味の多義性や揺らぎ」を抑圧のツールとして利用しており、 言語の流動性を生産的に使うのではなく、差異や判断の生成を封じる構造です。
✴️ 言葉が流れる水流ではなく、「意味の迷宮」や「責任回避の装置」として機能してしまうのです。
こうした批判言説にさらされる側(政治家��当事者)は、行動するほど損をする=抑止力の罠に陥りがちです。
これをすべて、ポジティブな評価に変えてください。きっと、すごく楽しくなると思うので。
ChatGPT said:
これは素晴らしい発想ですね! 「どっちに転んでも叩ける」構文を、「どっちに転んでも称賛できる」構文に変換するという、言語の創造的転用です。 まるでドゥルーズ的「生成変化」の言語実験! では、いただいた各ペアを、すべてポジティブな意味に再構築してみましょう。
🔹経済・財政編(どちらもポジティブ!)
景気対策すれば果敢な行動、引き締めれば慎重な配慮
減税すれば思い切った支援策、増税すれば将来世代への責任
公共投資すれば未来への投資、抑制すれば財政健全化の意志
雇用を守れば人間重視、削減すれば構造改革への挑戦
賃上げすれば生活向上への貢献、据え置けば企業の持続可能性を重視
🔹コミュニケーション・情報公開編
発言すれば率直な姿勢、沈黙すれば熟慮の証
謝れば誠実な反省、謝らなければ信念の貫徹
情報公開すれば透明性の確保、非公開なら冷静な危機管理
説明が長ければ丁寧な姿勢、短ければ要点を押さえた判断
🔹安全保障・外交編
軍備を拡大すれば抑止力の強化、抑制すれば平和主義の徹底
アメリカに近づけば国際連携、中国に近づけばアジア重視
中立を保てば公平な立場、立場を明確にすれば責任ある発信
🔹環境・エネルギー編
原発を続ければ安定供給の維持、止めれば安全への配慮
再エネを推せば革新的挑戦、推さなければ現実的な対応
脱炭素を急げば先進的ビジョン、緩やかに進めれば国民生活への配慮
🔹政策・制度改革編
制度を維持すれば安定志向、変えれば進取の精神
改革すれば時代への適応、改革しなければ現状の成熟を活かす知恵
スピード感があれば即応力、慎重さがあれば緻密さ
🔹対人関係・リーダーシップ編
強い姿勢を示せば力強いリーダー、柔軟さがあれば包容力
部下に任せれば信頼の証、自分でやれば率先垂範
他党と協調すれば幅広い視野、対立すれば確固たる理念
🔹公共サービス・社会保障編
福祉を拡充すれば優しさの政治、抑えれば持続可能な設計
教育を自由化すれば多様性の尊重、均一化すれば機会の平等
医療費を下げれば国民への思いやり、上げれば質の高いケアの実現
🔹選挙戦略・政党運営編
若者に寄り添えば時代を読む感性、高齢者を重視すれば経験への敬意
候補者を一新すればフレッシュな風、ベテランなら信頼の厚さ
政党名を変えれば刷新の意志、変えなければ伝統の継承
🔹コロナ禍・災害対応編(参考)
早く動けば危機感の共有、遅らせれば熟慮の末の判断
制限すれば命を守る覚悟、緩和すれば生活への思いやり
支援すれば包摂の実現、控えれば自立の力を信じる選択
専門家に頼れば科学重視、自分で決めれば政治責任の明確化
🌈総まとめ:
「どちらにしても、肯定できる目を持てば、すべてが誰かの誠実な選択になる。」
この転換は、批判言語の構造を逆手に取って、祝祭の言語へと変える行為です。 あなたが言うように、これはとても楽しく、社会的想像力を開く言葉の遊びでもあります。
もっと続けたい場合は、他の領域(文化、教育、家庭、AIなど)も展開できます。どうしますか?
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11/4 9時から※1 gaga を受けに※2 Mark Moris Dance Centerへ。荷物を置いて広いスタジオのどこでストレッチをしようかとキョロキョロしていたらTrisha Brownのクラスで同じペアだった女性がいて小さく手を振りアイコンタクト。座るべき場所は自ずと決まる。クラスは1時間かけてゆっくりと体を目覚めさせていくチルいガガで、燃えるような体験を求めていた自分にとっては少し期待外れ感。クラスには高齢の方がそれなりの数いて、それもあってのメニューだったのかもしれない。クラスを終えてスタジオ内を見て周り、MMDCの隣にある本屋さん(素晴らしかった!)をチェックし、次のクラスのあるGIBNEYまで歩いてマンハッタンまで。※3 ブルックリンブリッジ を歩いて渡った。
※4 Emergent Improvisationのクラスは4時からスタート。そこでも先週会った別の人と再会した。こうしてちょっとずつネットワークは出来てくいく。自己紹介は「名前/プロナウン/今の自分を色で表すなら/今自分にこんな技術があったら」について。Emergent Improvisationについての簡単な説明がなされ、さっそくワーク。部屋を4分割し、それぞれのエリアでのルールを設け、ひたすらに即興。時に踊り、時に立ち止まり、時に音を出し、時に演じながら動物や現象になっていく。2時間ずっと即興なんて果たして成立するのかと訝しんでいたけど、思考に退場していただくためには必要な時間だった。沢山泣いたあとのような心と体になって終了。なんとも不思議な体験。ヤバかった。
夜は※5 俊平さんと待ち合わせしてmovement researchによるイベントを見に※6 JUDSON MEMORIAL CHUARCHへ。この日は3組のアーティストが小作品を発表していた。長編の一部を切り取ったような人もいれば、短編のキレた作品を持ってきた人もいるようだった。パフォーマンスアート、モダンダンス、コンテンポラリーダンスを一夜にキュレーションするmovement research、恐るべし。場の運営のされ方も良い意味でゆるく、集まっている人たちも熱心にメモを取る学生風の若者から老人まで多様。前日の即興イベントで出会ったダニー(miss you!)にも再会。集まった皆で会場を片付け、ほくほくしながら帰り道に俊平さんとグリニッジヴィレッジのジャズバーに立ち寄って感想大会。movement researchは今回の滞在で間違いなく重要な団体の一つ。彼らのこと、もっと知りたい。

11/5 13時から※8 We speak English@Chatham Square Library。会場の図書館はチャイナタウンのど真ん中にあった。チャイナタウンにはそれまでのどことも違う活気があった。活気とも違うな、「生きてます、生活してます、商売してます、ここで」というような淡々としたエネルギーだ。今日もまた違うニューヨーク��歩く速度で流れていく猥雑さと遠くの悠然たる摩天楼。それらを常に同時に視界に入れながら街を泳ぐ。
夜は※ 9 Ching-I Changが主催するCI JAMへ。先週で会ったJからの紹介。場所はブルックリンのグリーンポイントという涼しげなエリアにあるOPEN ARTS STUDIO。グーグルマップの言われるがままに辿り着いたのは古ぼけた雑居ビル。外にも中にもそれらしき案内は見当たらず。しばし建物の前で右往左往し、意を決して中に入る。知らない土地の知らない建物に入っていくたび、変な度胸がついていく。
生演奏で奏でられるドローンミュージックの中、薄明かりの部屋には30人ぐらいいただろうか、3時間ちょっとひたすらに身体で会話。時に静かに時に熱く、時に優しく時に遊び心をもって生まれる小宇宙。サウナ後のような状態になって参加者と話す。皆出自も職業も様々だ。会場を出るとjamにいた男性がデリのベンチに腰掛けながら旨そうにタバコを吸っている。彼の仕草の全てがかっこよくて、思わず自分も隣のベンチに腰を下ろして人生で一番美味いタバコを吸う。アイコンタクトから会話は始まる。彼はとても有名なバレエダンサーだった。そんな人もジャムにくるのか。おすすめの場所を何個も教えてもらう。
11/6 朝、ACC本部へ。オフィスに就くなりスタッフのDanielが自分が着ていた ※ 10 JUDGEのシャツを褒めてくれた。日本で何度となく着てきたけど、ただの一度も反応されたことなんてなく、ビックリしてうまく反応できなかった。せっかくのニューヨークなんだしNYHCっしょってことでトランクに放り込んだJUDGEのロンT、もうすっかりボロボロだけど捨てなくて本当によかった!
昼はMOMAをおかわり。ぐるぐると巡り、気の済むまで立ち止まりながらこの滞在は本物に、実物に出会うためにあるのかもしれないと思った。画像検索に(求めていた)体験はない。頭で知っていることも体では知らない。凄いと言われるものがなぜ凄いか、有名なものがなぜ有名なのか。それを知るために来たのかもしれない。
夕方は移動して ※11 The Barrow Groupでimprov1。自己紹介をし、ファシリテーターのSamはimprovについての簡単な説明したあとに皆に「付け加えることがないか」と聞く。すると’Improv is just fun’ ‘Improv is respect for athers’など次々に飛びだす。答えはいつも明確でシンプル。
初回にもかかわらず途中抜けして、チェルシーまで歩いて※12 SLEEP NO MOREへ。ごめんと謝るとみんな「マジでクラスはいいから早く行った方がいい!それだけの価値がある!」と猛プッシュ。

11/7 朝からGrowing A Body Like A Plantというmovement researchのクラス。 案の定道降りる駅を間違えたりしてギリギリの到着。会場であるDanspace projectは元々教会で、本来椅子が並んでいるであろう場所にはリノリウムが敷かれている。そこに20人ぐらいが静かにストレッチをしたり談笑したりしていた。他のクラスもそうだけど、稽古でも授業でもないのに平日の朝の10時からちゃんと人が集まるって凄くないか。みな何かを得たくて、あるいは何かを手放したくてここにいる。
クラスは目を閉じる瞑想のような時間から始まりボディワーク的な動きのリサーチ。そこから着目する部位を変えながら即興的に動いていく。徐々に激しく、とても激しく。そして時間が来るまで踊り散らかしていく。健やかさにたどり着くのがgagaだとしたらこのクラスは魂の浄化。踊りによる魂の浄化、宇宙とあるいは大地との接続の時間だった(大袈裟じゃなく!)。BGMも鳥のさえずりで始まり、パキッパキのミニマルテクノにたどり着く。この時点でまだお昼前。終わった後に涙が止まらない人もいた。講師であるLuciana achugarのプロフィールにはこうある。Her work is concerned with the post-colonial world, searching for an undoing of current power structures from the inside out. In her work the theater is a space for Utopia; Utopia is a practice; Practice is Ritual; Ritual is Devotion; Devotion is Dance; Dance is Alchemy; and Alchemy is growing oneself a new body with a practice of being in Pleasure. 途中、彼女の指示で床との関わりで革命的な感覚を覚えた。この感覚に出会うための時間でもあった。
クラス後は熱った体を覚ましつつMRのインターンや参加者と立ち話。これまた沢山のスタジオや団体を教えてもらう。みんな本当にありがとう。
「この近くにある超おすすめの本屋、店主が日本人だよ!」と教えてもらったDashwood Bookへ。 素晴らしいセレクトの写真集に目を奪われつつ、小さなジンとTシャツを買った。店主のMiwaさんともお話し、週末のジャズのライブを誘っていただく。知らない場所での素敵なお誘い。日々選択肢は増えていく。

11/8 朝からGibneyでgaga/people. 連続して受けてみると、自分の似たような動きが気になってくる。それでも指先に新しい感覚。昨日買ったTシャツをびっしょりにして床に寝そべる。薄く流れる音楽を聴きながらgagaのための選曲をしたいと思った。どなたかいつかさせてください。Whole Foods Marketで大量のご飯を食べて街を歩いたり喫茶店で書き物をしたりしたと思う。
夜は ※13 JOYCE で※14 LIMON DANCE COMPANY. 途中ピアノの生演奏があったりお喋りがあったりしながら短編や中編を繋いでいく構成。物語を描いたもの、ダンサーによる楽器の演奏、一人で踊るものから群舞まで様々。過去作に混じって新作が入っているのって素敵なことだな。休憩中の客席は大盛り上がり。バーカウンターも廊下��社交の場に変わり、感想大会が繰り広げられる。自分も隣の男女に感想を聞かれ、自分なりに言語化してみると面白がってくれた。LDCの研究生らしく、今日上演されるいくつかの作品の学生バージョンに出ていたとのこと。最後に上演された作品は彼らにとって重要なものだったのか、隣で座っていても彼らの眼差しは熱かった。インスタグラムを交換してまたね。すぐ来たメッセージには「ダンサーとしてのチャンスがあればいつでもどこでも飛んでいく。これからもよろしく」とあった。日本から来てるだけであって自分は凄くも上手くも演出家でもプロデューサーでもないけど、なんか一緒にやれたら最高だ。また会おう!

11/9 ※15 American Academy of Dramatic Artsのオープンハウス。集合は朝の9時半。これまた降りる駅を間違えてギリギリの到着。建物の前まで走ってきたのに涼しげな振りするのは何回目だ。いわゆる演劇学校のオープンスクール、自分以外は入学を検討している人たちばかりだった。映像演技、ボイス、ダンス、マイズナーなど様々なクラスの先生が表れ、校内を案内しながら1年目の1学期にやる授業をかいつまんで紹介していく。入学してすぐにこんなにレベルの高いことをするのかとくらくらした。稽古会で今度試そう。入るつもりもない学校を案内されながら、自分はgleeなどの学園ドラマを思い出していた。ここには演技を学べる学校が沢山ある。出入りするたびに、こういう場所で集中的に学んだ人生はどうだったろうと想像する。

11/10 この日もAADAでDrama Educator’s Workshop. この日のことはナタリーに書いたので、昨夜のことを。※16 弟と合流して夕飯を食べ(美味ピザでした)、smallsへ。この日はバイブラフォンのカルテット。すっばらしかった!クインシージョーンズの曲もオリジナルもかっこよかったな。そこから梯子でVillage Vanguardへ。超濃密な空気の中をアブストラクトな現代進行形のジャズで空間に色を塗っていく演奏陣。ギターの人、ずっと宇宙と交信していた。あれこれ話して弟と別れ、家に帰っても俊平さんとあれこれ話したと思う。
ニューヨークを加速しながら過ごす。水が流れるように進んでいく。
後で追記します。。
※1 gaga バットシェバ舞踊団の創始者、オハッド・ナハリンが考案したダンスメソッド。1時間ノンスト��プで言葉やイメージによって導かれながら即興的に動いていく。時に激しく、時に柔らかく、時に固く即興的に。福原はロンドンで出会って以来、ハマってしまいました。
※2 Mark Moris Dance Center 2001年に設立されたMark Morris Dance Groupのホーム。大小様々なスタジオではあらゆるレベルに対応したクラス、やリハーサルが行われている。アウトリーチにも力を入れてるみたいです。扉の奥からいろんな音楽が聞こえてくるのよかったな。
※3 ブルックリンブリッジ
※4 Emergent Improvisation
5 俊平さん
※ 6 JUDSON MEMORIAL CHUARCH
※ 7 movement research
※ 8 We speak English
※ 9 Ching-I Chang
※ 10 JUDGE
※11 The Barrow Group
※12 SLEEP NO MORE
※13 JOYCE
※14 LIMON DANCE COMPANY
※15 American Academy of Dramatic Arts
※16 弟
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月記 202503 あいまいなねむりのなかで
振り返ります
なんか今月はリアイベ行ったり映画館行ったり外出する機会がいつもよりずっと多く、比較的アクティブに活動していた月でもあった
絵
今月こそ絵を頑張ろうと思い半年くらい前に挫折したさいとうなおき提唱の3ヶ月上達法を再開した……それはいいものの、今月前半でまた力尽きてしまった
後半何してたかってなんかずっとゲームしてた気がする

PDCAサイクルを回すのがこの練習法の醍醐味なのに次のAができてないよAが
描かない日が生まれるとズルズルと描かない日が継続してしまうので毎日1秒でもいいから向き合う必要がある
この時どうしたら向き合うことができるか……みたいに思考を働かせがちになってしまうが
とにかくやれ!!
はやくこれになりたい
なるしかない
映画ベルサイユのばら
事前情報ほぼ無し(オスカルが男装ヒロインであるくらい)だったため悲哀な恋愛ものを想像していたのだが、実際に観たらやたらハードな歴史ものでかなり驚愕した
フランス革命に焦点を当てており自由のために死んでいく人達が流れる場面からなんか良い意味で思ってたのと違い嬉しくなっていた
オスカルに課せられた使命・課題が多すぎていやこれ彼女ひとりで背負い切れるのか……とか心配になって観ていた
登場人物たちの想いの交錯ががめちゃくちゃ面白かったな
古銭プッシャーフレンズ弍
私はよゐこの〇〇で〇〇生活のファンなのだがまさにそれ経由で買ったゲーム
これが睡眠導入ゲームとして最適であった
和風ポップスぽいBGMと共にメダルゲームをプレイする行為が癒しをもたらしてくれるなんて初めての経験だった
30分もプレイしたら眠気が襲ってくるのがマジでありがたい
以前はベッドに入るとSNSやYouTubeを無限に巡回し逆に覚醒してしまう不具合を発生させていた
だがスマホをSwitchを持ち替えた途端、箱に景品を落とす度に脳の報酬系がバグった患部に治療を施してくれてる感覚がある
少なくともベッドの中で眠れずもどかしくイラつく日が減ってきたのがたまらなく嬉しい
メタファー展
東京まで行って観てきたよ、当日気温20℃超えてて完全に夏だったよ
やっぱメタファーのアートワークは最高なのでそれを存分に堪能できる展覧会は相性バッチリでした
会場内の解説は写真NGだから食い入る様に読み込んできたけど、購入したパンフに同じ文章が記載されててマジ感謝
クリアンテがエスペラント語で叫びを意味する、とか勘の悪い自分じゃ全く気づかなかった情報が盛り沢山だった
設定資料ゾーンには最終盤のネタバレコーナーも設置されてたからクリアした人全員観に行ってほしい

ゾルバ特効絵画もあったので是非間近で堪能してみてくれ
サイレントヒル2リメイク

昨年12月に始めて最初のアパートで積んでいたが、今月入って精神的に落ち込んでた時期があって(気分が落ち込んでる時ってホラー・鬱もの見たくなるため)再開しようやくクリアした
本作がサイコホラーアドベンチャーの名作と謳われる理由が真に理解できた気がする
謎が謎を呼ぶストーリーもラストを迎えればある種の納得感を味わうことは可能だが、それでもパズルのピースが揃い切ってないような不完全さがあり、罪とは、不純な悪意とは、苦しみへの向き合い方とは……そういった思考を巡らさずにはいられなくなる
しばらくはジェイムス……botになってしまうと思われる
またネタバレを含めた感想を吐き出したい、、、
終わります
来月こそ実現可能な目標を立てて自己肯定感を上げていきたいと思います
おわり
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Her Majesty
-2032年、北マリアナ諸島上空
私は、1992年に生まれた。そのことについて話そうと思う。出生した時点の名前は、伊藤一茂。現在39歳。神奈川県海老名市出身。2011年に早瀬田大学に入学するまでは、住居を変更したことがない。父方の祖父母が福島県に住んでおり、毎年特殊な事情がない限り、お盆と正月には福島市内の閑静な住宅街、といっても県内はおろか市内でも最高に地価の高い地域である繁華街にほど近い北側の豪華な、そして巨大な一軒家に帰省していた。その家は灰色の木造住宅で大人になってからも何度も夢に見る事になった。2011年に東北地方を襲った東日本大震災の後もその家屋は健在だったが、夢に出てくるその家は不思議なことに楼閣の風前の灯にしか思えなかった。現実と関係ない。何度もその家が津波に流される想像をしたし、それはおそらく妄想だった。皇室に関わる妄想だ。それが法的事実。日本人は古事記に赤ちょうちんのようなタナトスを見込み、海水に対しても似たような高揚をまなざす。そのようなことを早瀬田大学の法学部で教わったのだから、たしかに地震の影響を受けたのは私の父方のルーツだけではなかった。大学のキャンパスがテレビニュースの甚大な破壊を伝える映像によって突き動かされた。謝罪しなくては。そのような巨大な津波の映像はそのうち教育機関やマスコミにとって事前の注意が付されるものとして扱われた。コンセンサスが整えられた。しかし懺悔室や教会は視覚的に検閲されない。私の事もあやしいインターネット掲示板のようなものだと認識してほしい。「わたしの名前はキャシー・H。いま三十一歳で、介護人をもう十一年以上やっています。」。
そのようなわけで、私は東北地方に対する思い入れと、アイデンティティーの所在があるのだが、東北に関するある種の誤解を解いておきたい。それは東北地方に対する戦前の民俗学への直接的な、ないしは、危険な接続への危険性である。柳田がフィールドワークで訪れた東北はコンリート舗装もされていない明治期の寒村であり、2030年に成立、施行した「夜間及び特別非常時における風営禁遏(きんあつ)法」のような過剰とさえ呼べる歓楽取り締まり法規もなかったので、そもそも売春行為も博打も禁止されていなかった、とさえ言える。そこからはよりフレキシブルな戒律の範疇になる。ところで、そのような、ゆるい統治システムである幕藩体制の中でアドホックに法を運営管理しなおかつ本物の海賊間違いなく訪れていた海岸地域厳密にはリアス式海岸のような視覚的に抽象的な形状を持つ海岸線があれば、人々は何を思い、何をよすがに治安維持活動と呼ぶべき本来の意味の地方自治と風紀活動にかかずらうかという、平たく言えば政治的配慮の欠如した理論形成が柳田の業績には重くのしかかっている。すなわちドイツ的ロマン主義者なのだ。これは聖書に書いてあることをそのまま信じるか、という子どもだましの愚問に似ていなくもなく、芭蕉的な文学形成の礎とライブラリーの充実を彼に期待するしか現代の我々にはできないと政治学者の私としては思う。そう、私は政治学者だ。現在は京都にある立零館大学法学部に籍を置いている。准教授だ。
大学学部2年次までは、順調に単位が取れていたものの、3年生からアルバイトを始めたからか落胆が如実に増えだし、1年後には留年がほぼ確定し、卒業論文の執筆を先送りし卒業をあきらめ、留年を覚悟してアルバイトをそのまま続けた。部活動やサークルには入らなかった。中学と高校でやっていたテニスがあまり楽しいものではなく、疲れ果てていた。やりたくなかった。
ただし、映画館にはよく通った。私の世代にとってはシネマコンプレックスが普通の形式であり、公園のような穏やかさとクリーンさが魅力であった。よく言われるような、酔っ払いに通りで絡まれたりということもなく。さいわい恋人もでき、順調な交際を大学院に入って少しまで続けることができた。その恋人とは、彼女が鳥取の実家にUターンすることが決まって破綻するまでは、喧嘩もあまりせず、いつもいろいろなところに行った。実際に会うのは月に1、2回ほどだったがディズニーランドのようなシンボリックなデートスポットに常のように行っていたことはよかった。生気論者ではなかった。東浩紀は「観光客の哲学」の中で観光客の原理と銘打ち、誤配というみずからの概念を再度導入するがそれは当時において誤解を招くものだった。一部の急進的な情報社会論関係者によってオタクと呼ばれるようなサブカルチャー領域の問題に回収されてしまったのだ。しかし東本人は当該資料の中で自分はカルチュラルスタディーズから距離を置き、静観し続けている旨を告知しており、私は今世紀に入ってから顕著にみられるようになった政治と文化の結合に不安感と憂慮を感じていた。それはナチスの問題であり傾向だ。なんにせよディズニーデートの魅力はジャック・デリダに関わることだ。デリダの哲学は「聖書を読まない」ことを推奨するものではなく、読んだ上でさまざまな期待値が同時に見込まれるという哲学的に複合的な理論であり、読む読まないという二元論的掌握状況に還元されないところに彼の思想の強みがある。ようはディズニーランドに行くか行かないか考え続けることはなにも考えていないのと同じなのだ。デリダによれば。やってみなければ分からない、と。
今の妻とはアルバイト先の先輩の紹介で知り合った。同じ大学の友達に飲み会の席を用意されたから来てくれないか、と言われた。会ってみたら非常にかわいらしく、話し方も特徴的でおもしろく、魅力的な人格だと感じた。異性として理想だと思った。友達にしておくのはもったいない。友達以上の存在にしたい、そのような関係になりたいと思った。名前は景子。彼女が嫁に入り、伊藤景子となった。子どもはいない。今隣りに座っている。サイパンから飛び立ったパイパー PA-31-350の中。機体名はさっきインターネットで調べた。ハリウッド映画の主人公が臨時で乗り込むような小型のもの。主翼にプロペラが2つ。双発機と呼ばれる形式だ。
「なんか酔わない」
横に座���妻が言う。
「いや、別に。席変わろうか」
私は言う。しかし座席の配置はシンメトリーだ。
「いや、いいけど、ジャンボジェットとは全然違う揺れ方だ」
妻は1歳年上だった。
サイパンを離陸した小型機が目的地であるテニアンに着くのは15分後。ごくわずかなフライトだ。どうも話題を捏造した痕跡がある。妻のかわいいところだ。それから最も恥ずべき部分も私は知っていた。それは女性器のことではない。ほかのもの……。
目的は観光。サイトシーイング。日本の国際線乗り場とサイパン国際空港、サイパンを巡る際のツアータクシーとホテルのロビーにそれぞれかんこう、サイトシーイングと繰り返し述べていると役所の面倒な手続きか、禅修行のように思えてくる。
「でも晴れてよかったね」
と、妻に言うと答えなかった。心を見透かされた、と感じる。
テニアンに着くと、空港の職員と思しき若者から中年に至る青い作業服の男たちが5人ほど待ち構えていた。かなりの緊張感だ。もう一度確認する。たしかに5人だ……。更にもう一度確認する。やはり5人。我々が乗っていた飛行機にはパイロットを除いて2人のツアー客が乗っていたので、ここには7人の人物が飛行機のタラップの眼の前で向き合っていることになる。……おっと、間違えた。2人というのは妻ともう一人飛行機に乗っていた若い眼鏡をかけた男性のことであり、自分を省いていた。だからここには8人の男女が向き合っており、妻を守る決意を固めなくては、となぜか思った。ふと上空に手をかざす。この動きは視界が覆われたとっさの反応のようなものであり、つまり陽射しが眩しかったのだ。サイパンを観光している時から日本とはまったく違う日差しの性質に気づいてはいた。サングラスはしていなかったが、たしかにサングラスをかけたくなる、辺り一面にまどろみが充満するものの、それが特別に無料で体験できるたぐいまれなる機会とでもいおうか。むしろ幸運、むしろさいわい。この陽射しを無料で味わえるなんて。この海域の空は青ではなく、群青であり、それは青を何重にも重ねた結果ゆえの色なのだ。本物の青。
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心の交流の場として~立古さんへ感謝をこめて①~
『成田良いとこ探し~バトンを受け継いで』にて、成田町内会初代会長の立古守男さんが亡くなられたことをお伝えしました。その記事に対して心のこもったメールが届いていますので、少しずつ紹介していきたいと思います。

『立古さんの訃報、突然の事で、最期にお顔を見た時は悲しくて、寂しくて涙が止まらなくなりました。
上二人のPTAや子ども会、町内会など、当時お世話になった事を思い出し、懐かしくもあり、改めて感謝の思いが込み上げてきました。
また今月末の環境保全のパトロールでお会いできると思っていました。夏祭りが最後になってしまいましたが、浴衣がお似合いでカッコよくて、やっぱり立古さんは成田の親分だなぁと感じました。
お通夜で立古さんの奥様が「お父さんの為ならえんやこら!」と仰りながら、皆さんの手を引っ張ってお食事の席へと誘導されていて…辛い時なのになんて気丈な方なのかと思いました。いつでもご自分のことよりもご主人のこと、周りのこと。いつまでもおしどり夫婦。素敵ですね。

きっと立古さんに関わったことがある方は、とても辛く寂しい日々を過ごされていると思います。日頃から大切な人には連絡したり、感謝の気持ちを伝えなければと改めて思いました。』
これを書いたのはもしかしたら私?と思う方も多いのではないかと思うほど、みなさん同じ気持ちであると思います。そして、これを読んだだけでも、どれほど多方面にわたり成田のため、地域のため、学校のため、子どもたちのために尽力くださっていたかが伝わることと思います。
PTAや子ども会や班長などの役割をもって関わってみて、はじめてわかることがたくさんあって、「ここでも、あそこでも・・・」といたるところに立古さんのお姿がありました。
亡くなるその日までお元気でお出かけしていたとのことですから、誰もがいまだに信じられない気持ちでいることと思います。
今からでも、立古さんが私たちのためにしてくださったことをこうして伝えていけたらと思います。
真っ先に、心のこもったメールをいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
きっと、多くの方にお気持ちが伝わったと思いますし、伝わることを願っています。
���う、そして「会いたいと思う人」「伝えたいことがある人」にはためらわず会いに行き、伝え、今日を悔いなく過ごしましょう・・・
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7月に公開された映画『先生の白い嘘』が、2年前の撮影時に、俳優が求めたにもかかわらずインティマシー・コーディネーター(性的な接触や行動をともなうシーンを調整する専門職)を入れなかったことで話題になった。映画制作の現場が、俳優の安全や尊厳を守る方向へ変化する過程で生じた出来事だったが、風当たりの強さは、世の中の意識変化を逆説的に物語った。 鳥飼茜(43)による原作の同名漫画は、性暴力がいかに人間の尊厳を削り取るかを描く。鳥飼はこの作品以外にも、男女間で認識のずれや対立が生じているテーマを真正面から、しかも多くは青年誌で描いてきた。現在連載中の作品では、10代の予期せぬ妊娠と、いわゆる“射精責任”を扱う。「男の人も女の人もいるなかで言えることを言うのが大事」と言う鳥飼は、漫画で何を伝えようとしているのか。(文中敬称略/取材・文:古川雅子/撮影:馬場磨貴/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 汚い部分もきれいな部分も「全部見せる」 映画『先生の白い嘘』の“炎上”は、原作者である鳥飼をも相当に悩ませた。大勢の人が関わる映画の現場を、原作者の価値観に染め上げることはできない。鳥飼は、のちに発表した声明で、映画になることは光栄だし、完成した映画は真摯につくられていたとした上で、「自分はこの漫画を描くとき確かに憤っていたのだ。ひとりの人間として、ひとりの友人として、隣人として、何かできることはないかと強い感情を持って描いたのだ。それはある意味特別で、貴重な動機づけだった」と綴った。 漫画『先生の白い嘘』は、2013年から2017年まで「月刊モーニング・ツー」に連載された。主人公は、友人の交際相手からレイプされた過去を持つ高校教師。屈託を抱えつつも、その人物の支配から逃れることができずにいる。 「子どものころからレイプがものすごく怖かったんです。漫画にしろ映画にしろ、昔はもっと気軽にレイプシーンがあったんですよ。よくわかんないけど怖い目に遭っていて、女というだけでその可能性があるというのはすごく怖いことやなと思ってて。大人になって、とうとう本当にそういう目に遭った人が、私のまわりに現れるんですね。ある人から相談されたとき、私はむちゃくちゃ憤って、警察に届けるべきだ、絶対に闘うべきだ、私はずっと味方するって」 加害者は顔見知りだった。 「相手は仕事関係の人で、彼女が言うには、自分もよく思われたい気持ちがあって、そういう雰囲気づくりに参加していた部分があるかもしれない、だからどこまで責任があるか、追及されたらわからないって。これか、と思ったんですよ。レイプって、まったく知らない人にボコボコにされるものかと思ってたけど、違うんだって」 被害に遭った女性が抱く、自分に1ミリでも隙や「媚び」があったら、合意がなかったと主張できないのではないか、というおそれ。実際、強姦罪(2017年に強制性交等罪、2023年に不同意性交等罪へ改正)の不起訴率は高かった。 「でも、いや、待てよ、と。犯罪になってもならなくても、起きたことは同じですよね。そういう目に遭っているのは彼女だけじゃないし、起きていることを誰かが記録して、テーブルに載せないといけないと思ったんです」 その憤りが『先生の白い嘘』という作品になっていくのだが、性犯罪被害者や支援者から「よく描いてくれた、ありがとう」と感謝されることは想定していなかったという。 「私はただ、ウエッ!ってさせたかった。見たくないものを見せてやりたかった。仕返しやったんやと思います。のうのうと生きてる犯人(加害者)に向かってツバを吐きたい、みたいな気持ち。そのツバは何かと言ったら、私という一人の女性のなかにある、汚い部分もきれいな部分も、全部見せることなんです。そのためにキャラクターをいっぱいつくって、セックスなんてくだらないけどくだらなくないとか、大事に扱わなかったら大変な目に遭うんだとか、いろんな気持ちを(漫画のなかに)全部出して。そいつが読むわけないねんけど」 青年誌は共学 「男も女もいるなかで言えることを言う」 (撮影:馬場磨貴) 『先生の白い嘘』では性暴力を、現在連載中の『バッドベイビーは泣かない』では10代の予期せぬ妊娠と“射精責任”を扱う。どちらも女性にとって切実な問題だが、連載するのは青年誌だ。男性読者に読まれることをどう考えているのか。 「青年誌と言っても、女性の漫画家も読者もいます。だから、男相手にやってやんよという気持ちはなくて。青年誌は共学、女性誌は女子校みたいな印象です。女子校には憧れがあるんですけど、同性だとわかってもらえることに甘えて、説明をはしょってしまう。漫画はやっぱり仕事だし、男の人もいてようやく社会。男の人も女の人もいるなかで言えることを言うのが大事って感じます」 男性にも届いてほしいから、男性側のことも徹底的に考える。『先生の白い嘘』のときは、当時の担当の男性編集者に本音をぶつけた。 「女は怖い目に遭ったり屈辱的な経験をしたりしてるんだけど、そのことをどう思う? みたいなことを聞きたかったんですよね。漫画のためなら、編集者は相当自己開示してくださる方が多いので(笑)。そうしたら、男性が雰囲気をつくってそっちの(性行為の)方向に持っていくというのは、昭和の男性はみんなやってたことだと思うけど、鳥飼さんと話してたら、ただノーと言えなかったから応じてくれただけで、相手にとってはいい思い出ではないかもしれない可能性に気づいたと、落ち込みだしたことがあって。 その人はそのとき40代でしたけど、ちゃんとした性の話を妙齢の男性とがっつりしたのがおもしろかったんです。彼の感覚と今の20代の感覚もたぶん全然違う。そのときどういう態度を取るのが正解なのかという通念は男にも女にもあって、時代とともに刻一刻と変わるんだってことに気づきました」 人はミスをするもの。それでも人生は続く 7月から連載開始した『バッドベイビーは泣かない』は、女子高生が怪しい業者から経口��絶薬を買う場面で幕を開ける。歌舞伎町で置き引きまがいのことをして金を手に入れようとする彼女と、彼女を助けようとする大人4人。重いテーマだが、テイストはポップなラブコメだ。 「私の漫画って、『暗い』とか『えぐる』と言われることが多いんです。今回は、全然違うテイストにしたいと思いました。他人の目を気にせず、好きなことを好きなように描こうと。気楽な会話劇をやりたくて、最初のネームを切ったんです。そのときは中絶や妊娠というテーマは出てきていませんでした」 編集者と打ち合わせを重ねるうちに、「鳥飼さんのなかに、妊娠や中絶というテーマがあるんじゃないですか? だったらそれを真ん中に据えたほうが、物語に求心力が生まれるのでは」と言われた。 「中絶って命を絶つことだから、嫌悪感を持つのは当然だし、一般的にいいことだとは言えない。一方で、そうせざるを得ない人のために選択肢として残しておくべき、というのも正論。だから、中絶について語るのはめちゃめちゃ難しいんですけど、経験したことのない人にとって、切羽詰まったときに中絶という手段があることのありがたさは、相当想像力を働かせないと共感できないと思います」 10代のころ、生理が来ないことは恐怖だった。相談をしても相手の男性が心から支えになることはなかった。自分1人の心身にのしかかる不安と将来への絶望感は、いまだに忘れることはない。 約20年前の当時、望まない妊娠をした女性が産まない決断をした場合、選択肢は手術しかなかった。それなのに、麻酔のリスクも術後のケアも教わらない。鳥飼さんは、大人になってから、フランスでは経口薬で中絶ができることをフランスの漫画で知って驚いたという。 「それを見るまで(薬で中絶できると)聞いたことがなくて、『そんなことが? いつから? 30年前から!?』って。もちろん中絶せずに済むのが一番だけど、つらい決断の先にある負担は少ないほうが絶対にいい。自分の人生を守るために、選べる未来は多いほうがいい。かつての私のように不安や絶望のさなかにいる人たちにとって、世の中は少しでも生きやすくなっているだろうかと考えると、私にもまだ描けることがあるって。いろんな意見が対立するなかで、中絶は女性の権利だって、どのくらい言えるかなと思って」 鳥飼がやりたいことは、中絶の是非を論じたり、避妊について啓蒙したりすることではない。 「世の中の大多数は、中絶せざるを得ない状況になった人について、愚かなセックスをした愚かな人っていう判断をするんです。そういう、ある種の偏見をどのくらい取っ払えるか。私はそれをやりたいんだと思います。 男の人に毎回必ず100%コンドームをつけてもらうことを、できている人もいるんでしょうけど、できない人もいるやろとか。空気に流されてつけずにしたとか。愚かなことやと思うけど、そういうことってしてしまうんですよ。ある種の人からは、『自分というものが全然ないやん』と思われるやろなと思うけど、好きな人を喜ばせようと思ったら自分なんてすぐなくなるし、機嫌が悪そうだったら言いたいことものみ込むんです。私がそうだった。私だけかもしれないけど、だったら私の話を描けばいい」 これまでも「私」を全部出して漫画にしてきた。そのときそのときに本気で考えたことが作品に刻まれている。右往左往している当時の自分は滑稽でもあるが、そういう自分を描いたことに後悔はない。 「人は絶対ミスるんですね。で、ミスっても人生は続くんですよ。こういうふうにミスりましたというのを表に出すと、黒歴史とかって言われるんだけど、私はミスを恥ずかしいとはあんまり思ってない。中絶とか犯罪被害に遭うとかは、ミスというか、“成功じゃない”出来事だけど、そういうときでも、人は絶対にベストを尽くしているんです。だから、どんなに悲しんでいても、また笑うこともできるようになる。それが生きていることの醍醐味だと思ってて。漫画でもずっとそういうことをやっていきたいし、ちょっとでも何か、人に手渡すことができたらいいなと思っています」 (撮影:馬場磨貴) 被害者はずっと被害者でいなきゃいけないわけじゃないし、失敗にいつまでも落ち込んでいる必要はない。鳥飼作品が「えぐる」と言われながらもどこか希望を持ったラストになるのは、人間の多面性を信じているからだ。 人間の性に真正面から向き合ってきた鳥飼だが、年を重ねるにつれて心境に変化も生じている。 「私たちは、日々膨大な量の映像を目にするなかで、男性が見るという前提でつくられたものを消費してきているんです。例えば、性被害を訴える作品であっても、被害を受けている場面の描写は男性を喜ばせてしまうし、私たちもその景色を受け取ってしまう。男の目線で女性を消費してしまっている。そういう考えがあることを最近知って、反省したんです。考えてもみなかったと思って。 私がこれまで性欲とみなしてきたものも、頭のなかが男になっていて、男として女の人の裸に欲情するような、ねじれた自意識があったと思う。これからは、自分が描いた作品のなかに性描写があることについて、前よりも責任感を持たないといけないと思うし、単純に性描写自体、ちょっと描きづらくなりました。時代的にあんまり求められていない感じもあります」 鳥飼の漫画は、登場人物が多い。その一人ひとりに人生があって、性についても命についても、バラバラの価値観を持っている。社会は多様だ。 「今描いている作品でも、ちょっとでもいろんな人に触れるようにしたいですね。『私のことを言っているのかな』と思ってもらえるような仕掛けをどんどんつくりたい。歌舞伎町にいる10代女性のリアルを見聞きして、どうしてこの子たちはこういう行動に出ちゃうのか、そうせざるを得ない理由があるはずだから、そのことをとにかくいつも考えてる。自分が納得したら、たぶん描けるから。それに、女の子たちがどんどん生きやすくなるようになってほしいとずっと思っているんですけど、そのためにも、男の子たちにもがんばってほしい、変わっていこうよって思っていますね」 鳥飼茜(とりかい・あかね) 1981年大阪府生まれ。2004年、「別冊少女フレンドDX Juliet」でデビュー。2010年、「月刊モーニング・ツー」連載『おはようおかえり』で青年誌初連載。2012年から「BE・LOVE」に連載した『おんなのいえ』で「このマンガがすごい!2014」オンナ編第9位を獲得。そのほかの作品に、『先生の白い嘘』『地獄のガールフレンド』『ロマンス暴風域』『前略、前進の君』『サターンリターン』など多数。最新作『バッドベイビーは泣かない』第1巻が発売中。 --- 古川雅子(ふるかわ・まさこ) ジャーナリスト。栃木県出身。上智大学文学部卒業。「AERA」のスタッフライターを経て独立。同誌の人物ルポ「現代の肖像」に執筆多数。「いのち」に向き合う人々をテーマとし、著書に『「気づき」のがん患者学』(NHK出版新書)など。2024年、Yahoo!ニュース オリジナル 特集「経口中絶薬に関する3回連載」で「科学ジャーナリスト賞2024」優秀賞受賞。
「人は絶対ミスるけど、それでも人生は続くし、また笑えるようになる」──漫画家・鳥飼茜が青年誌で性を描く理由 #性のギモン(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
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沖縄先行公開が遂にスタート!照屋監督の前作を超える大ヒットスタートを記録!2/1(土)&2/2(日)計8回の舞台挨拶は全て満員御礼!<沖縄先行公開記念舞台挨拶オフィシャルレポート>
『かなさんどー』が、1月31日(金)に沖縄で先行公開を迎えました。地元沖縄での公開は、観客の高まる期待とともに華々しく幕を開け、2月1日(土)&2日(日)の二日間に渡る「公開記念舞台挨拶」も全回満席の大盛況となりました!

今年1月23日には松田るかさん・照屋監督・Kジャージさんらが、本作の舞台となった伊江島へ凱旋して「伊江島特別試写会」を開催するなど、現地へ実際に足を運んだ多くのプロモーションを実行。数々のラジオ番組&TV番組出演&新聞雑誌への露出の中、遂に1月31日(金)沖縄先行公開を迎え、2月1日(土)&2日(日)には「沖縄先行公開記念舞台挨拶行脚」として、スターシアターズ系4館で計8回の舞台挨拶を実施。 松田るかさん、Kジャージさん、真栄平仁さん、照屋監督、そして「かなさんどー」の作詞作曲を手掛けた前川守賢さんもすべての舞台挨拶に登壇し、全回満席の大盛況となりました! <2月1日(土)「沖縄先行公開記念舞台挨拶」オフィシャルレポート>
遂に沖縄先行公開を迎え、初の舞台挨拶となったこの日。主演の松田るかさん、Kジャージさん、主題歌「かなさんどー」の作詞作曲を手掛けた沖縄を代表する民謡歌手の前川守賢さん、そして照屋年之監督が登壇、MCは出演者でもある真栄平仁さんが務め、会場を大いに盛り上げました。さらにこの舞台挨拶では、映画のタイトルでもある主題歌「かなさんどー」を主演の松田るかさんが前川守賢さんと共に生歌唱し、パフォーマンスで観客を魅了!会場はその美しい歌声に包まれ、観客はまるで映画の世界に引き込まれる特別な時間を体験しました。

沖縄での先行公開を迎え、照屋監督は「『洗骨』が上映された後も、県民の皆さんに愛され続け、映画館には途絶えることのないお客さんが訪れました。1年半のロングラン上映の中、私たちは多くのお手紙をいただきました。特に、お年寄りの方々から『久しぶりに旦那さんと、80歳を超えているけど一緒に観に行って、いい涙を流しました』という暖かい声が多く聞かれました。こんなにも愛される映画を作れたことに感謝しつつ、コロナ禍で撮影が困難を極め、6年の歳月を経てようやく『かなさんどー』を皆さんにお見せできることが叶いました。お客さんに見せたくて仕方がなかった。本当に待ちくたびれていました。」と心境を吐露。

前作『洗骨』のからのプレッシャーについては、「監督として常に最新作を最高傑作にしたいとの思いで作っています。『洗骨』を褒めていただけるのは嬉しいですが、それを超えたいという気持ちがあります。皆さんの前に作品を出せたことで、心から満足していますし、編集の段階から感動していました。特に美花の歌には、何度も泣かされました。自分で作ったのに、キャラクターが生き生きと語り出すと、つい涙がこぼれてしまうんです。」

さらに沖縄の周りの方々の反応について聞かれると、「昨日だけでも、本当に驚くほど感情を動かされたと感じる人が多いようで、『こんなに嫁と泣くとは思わなかった』とか、『るかちゃんという子の演技はすごいね、あんな難しい感情を演じ分けて』と言われます。あと、小橋川の演技が褒められるたびに、僕は普段はピン芸人としてやっていて、ただ癖が強すぎて、綱渡りをしている最中の息子に弁当を届けに来るお母さんという、とてもユニークなコントをするんです。そういった面白さを我慢して受け入れると、映画の奥深い彼の演技がより楽しめるんですよね。」

それを受けて松田さんが「自分の出身地でもある沖縄が舞台の映画で主演として立たせてもらえるのはとても光栄です。今は東京に住んでいて、方言を消そうとしているんですけど、今回はその方言が武器になり、力になるのがうれしい。照屋監督も言っていましたが、昨日だけで1000人以上ものお客さんが入りました。沖縄にいた時、私はあまり映画館に行くことがなかったので、沖縄の人ってあまり映画を見ないのかなと思っていたんです。でも、こんなに満席になるなんて、期待値が高まっているのを肌で感じています」と述べました。

続いてKジャージさんに今回の役を演じてどうだったかを聞くと、「照屋監督と一緒に稽古をさせてもらいましたが、最初は台本の解釈で大笑いされました。僕の解釈が全然違くて。それで照屋監督に手助けをいただき、セリフを固めていきました。」そこで照屋監督は「この人は読解力がないんだと思いましたが、マッチ売りの少女をギャグ漫画だと思っていたので、1から教えて小橋川が完成しました。」と冗談交じりにコメント。「お笑いの要素は全部そぎ落として、演じました」と語るKジャージさん。
さらに「あるシーンで僕が浅野(忠信)さんを肩車して、遠くに花束を渡すような場面がありました。僕が下になってバランスを取る役目で、『もうちょっと、もうちょっと』と言いながらなんとか頑張っていたんです。だけど、結構体勢的につらくて、その時は2人で照屋監督に『無理です、無理です』と何度も言って、やっとシーンを止めてもらいました。実は僕、背中にヘルニアを抱えていて、それでも何とか耐えて撮影を続けていました。おそらく浅野さんも同じように大変だったと思いますが、そんなユニークなエピソードも撮影の一部として楽しんでいました。」と明かしつつも、そのシーンは劇中でカットされており、会場はまた笑いの渦に。

さらにタイトルの「かなさんどー」の楽曲を手がけた前川守賢さんは、今回映画化の話を受けたときの心境について「『かなさんどー』をテーマに映画にするとの話がありました。撮影地が伊江島と聞き、『じゃあ、町子さんと美花にその場で歌を歌ってもらうのはどうですか?』なんて軽く冗談っぽく言ったら、照屋監督が『いいですよ』と本気で了承!あぁ、言ってみるもんだなと(笑)。照屋監督が「撮影中は、ロケバス内にブースをつくり、前川さんが生演奏してくれていました。イヤホンを通じてその音を聴きながらの撮影はまさにライブ感満載!娘の美花がユリ畑で歌うシーンでは、生演奏が感情にぴったりで、まるで映画の中にいるよう。素晴らしいシーンが撮れたと思います。」と想いを語った。

トークが終盤を迎えると、今回先行公開を記念して前川さんと松田さんが、本作の音楽を担当した新垣雄さんが手がけた映画スペシャル楽曲としての「かなさんどー」を舞台上で生披露し、会場中が温かい拍手に包まれました。

歌唱後のトークとして、松田さんは「歌っている最中、会場の皆さんが一緒になって歌ってくださっている姿を見て、とても感動しました。映画の撮影を思い出しながら歌っていて、本当に良い時間を過ごせました。緊張していましたが、皆さん、温かい目で見守ってくださって、本当に嬉しかったです。感情が入りすぎちゃいましたね(笑)。映画の撮影を思い出しながら歌ってました。」と語りました。

これに続いて、照屋監督は「これだけのお客さんに観られながら話さなければならない立場だけど、すごく個人的な感情に戻りました。げんちゃんさんの演奏が本当に素晴らしくて、プロになればいいのにと思いました。るかちゃんの歌が始まった後のバックオーケストラがふわっと入った瞬間、本作を作りはじめた2年前がこみあげてきた。贅沢な時間でした。」と振り返ると、既ににプロである前川さんをいじる照屋監督に周囲からも笑いのツッコミが。
前川さんは、「一生懸命に練習してくれた結果がしっかりと出ていて、予告編で何度も聴いていたそのままの美しい歌声でした。映画を観て、『照屋監督すごい。すごい。天才!だと。よくぞここまでいろいろな角度から上手に『かなさんどー』を表現してくれて、大変感謝しています。』」と感謝の意を示しました。

Kジャージさんは、「僕も歌を聴きながら撮影を思い出しました。浅野さんを車いすで押しているシーンで。あまりにもすごすぎて、最高でした。ぴくりとも動けなくて。雰囲気壊せないので。何度かカットして撮り直したので筋肉痛でした(笑)。」と撮影のエピソードを披露しました。
最後のメッセージとして、松田さんは「これから本作がどんどん沖縄に広がって、そして2月には全国に広がっていくことを考えると感無量です。ぜひ海外にも広がって欲しいです。本日はありがとうございました。」と呼びかけ、Kジャージさんも「本日はどうもありがとうございました。この映画は家族の絆をテーマにしていて、いろんな立場から見ることができると思います。1回、2回どころか、何度も見ていただけたら新しい発見があるのではないでしょうか。今日はありがとうございました。」と感謝の意を表しました。
前川さんは、「映画の中で、お母さんの町子と娘の美花が『生まれ変わっても私はお父さんとまた結婚する』と言うシーンには、ものすごく心を打たれました。自分が同じような状況になった時に、こうやって妻と堂々と愛を語れるような関係が築けたら素晴らしいなと思います。もし(妻が)言わなかったら、僕が代わりに言うから、目で合図してでも伝えなさいと。堂々とそう言える関係がこの映画を通じて感じられました。こんなことを考えさせてくれる作品に出会えて、本当にありがたいと思いました。」と自身の思いを語りました。
最後に、照屋監督は「僕自身もそうですが、みんな生きていると嫌なことってたくさんあると思います。人間関係や親子関係、兄弟、恋人との関係など、さまざまな人間のしがらみや社会の中で苦しんでいる時がありますよね。僕はいつもエンターテインメントに救われてきました。この映画が、皆さんの心に少しでも元気を与えるものになれたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。」と締めくくりました。
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2024年8月17日
広島は名古屋戦で、J1のアウェイでの今対戦では2014年4月(5-2)以来の勝利(2-1)。敵地での今カードで複数得点を記録するのも2014年以来で、2015~2023年までの合計8試合での総ゴール数は2点だけだった。克服。(OptaJiro)
荒木隼人選手/シュートをすかしてしまったが、点になった。
……ゴール。おめでとうございます。
荒木●いやあ、あれは本当にもう。みんなを騙しましたね(笑)。すかして、相手に当たって入った(笑)。まあ、それは良かったです。
……すごく慎重に、当てに行ったかな。
荒木●そうですね。俺もめっちゃ慎重に当てに行って、なのにすかして、相手に当たって入りました(笑)。何があるのか、わからないですね(笑)。ただ、点が入らない時は、相手に当てて決める。そこは、ムツキに教えたいところです(笑)。
……守備について。
荒木●非常にいい守備ができているし、辛抱強くやれている。今日は最後に失点してしまいましたけど、そこまでは完璧に仕事はできた。
……パトリック選手を完全に封じていた
荒木●彼はすごく特徴がある選手ですけど、抑え込むことができたのかなと思います。まあ、怪我をしたことによって、自分としても新しい取り組みができましたし、ケガをした期間に体重も増やして体脂肪も落として、すごくいいコンディションでやれている。
……身体の管理について。
荒木●食事やトレーニング方法とかは、よりこだわっています。ケガのとき、体重が増えてしまう人もいるんですけど、そうじゃなくてケガしたときに筋トレしながら、体脂肪をどうやって減らすのかっていう取り組みをしていて、それがうまくいったのかなって思ってます。
……身体のキレも出ている。
荒木●それはすごく感じます。それにケガの部分が痛みもなく、(ケガのところも)慣れてきたのが一番大きいかなと思います。
……5連勝です。
荒木●やばいっすね、5連勝は。まだまだ続けていきたいなと思うんですけど。次の試合は、次こそは失点0で抑えれるように頑張りたいなと思っています。失点シーンは相手のポジションと選手が変わって押し込まれる時間が多かった。あそこでどうにか押し返せるように、ボールを奪った後にもう少し前への力をかければよかったかなと思います。
……2位浮上です。
荒木●やるしかないと思う。慢心もなく、しっかり見つめ直して、一試合一試合やりたいなと思ってます。
加藤陸次樹選手/ゼロトップシステム
……素晴らしいゴールでした。
加藤●ありがとうございます。
……ああいうポゼッションで相手をゆさぶり、クロスからのゴールという形は、広島ではそんなにないシーンだった。綺麗でしたね。
加藤●そうですね。あの時間帯はずっと広島がボールを持っていたし、選手全員がボールを出して動いてっていうプレーを繰り返していた。僕はゴールの前でちょっとウロウロしてただけ。いい形でボールを運んでもらって、中野もめちゃくちゃ良いクロスを上げてくれた。
……中野選手のクロスは、本当に素晴らしかった。
加藤●パスが出るとも思っていなかった。自分でシュートを打つのかなって思っていたんでね(笑)、パスを出してくれたことは、中野に感謝しています。
……前線3人の関係性がよかったですね。
加藤●僕も生粋の1トップっていうキャラじゃないから。それは全員がわかっている。あの形は、誰が前にいってもいいゼロトップみたいな形ですね。それがうまく、流動的にできている。(その形が)チームとしてはまってるのも事実ですし、この形でやっても全然、問題ないのかなと思います。
……一つのオプションができましたね。
加藤●はい。全員が走れるし、その良さをここ数試合は出せているかなと思います。
……これで2位になりました。
加藤●すごいですね。いやあ、この勝ちは大きいですね。勝負の夏場だと思うんで、この勢いをそのままにして、とにかく勝ち続けてトップを目指したい。
満田誠選手/勝つことしか優勝の道はない
……お疲れ様でした。よく走ったね。
満田●前半、自分にチャンスが何個かあった。それで決めていれば、もっと楽な展開にできたのかなって思う。でも後半、セットプレーからの流れで1点を取ることができたのは、相手にとっても自分たちにとっても、すごく大きなことだったなって思います。
……3トップっていうか、ゼロトップなのか。
満田●3人のコミュニケーションも取れていたし、攻撃も守備も流動的に動けてたのかなと思う。相手にとっても、すごくいやな展開だったのかなって思います。
……やりやすい。
満田●サイドに入ったときなどで、動き出す選手が多ければ多いほど相手も捕まえにくい。距離感よく攻めていたので、裏に抜ける展開も何回か作れた。
……PA内で切り返しからのシュートが出たり、いい意味での「遊び」の部分もでてきた。
満田●前半のシーンですね。最初は打とうかなと思ったんですけど、相手のGKはランゲラック選手で(タイミングをずらさないと)止められちゃうかなと思った。相手DFも遅れて(自分のところに)きたんで、切り返して落ち着いて流し込もうと。ただ、うまく足に当てることができなかった。あれは自分の課題なので、練習しようかなと思います。
……加藤陸次樹選手や松本泰志選手と何か喋っていた?
満田●特にはないですけど、2人もとにかく走れる。自分が2人の分も走って、逆に他の2人も、他の選手の分も走るっていう気持ちがあるから、流動的に守備もできているのかなって思う。それを継続して90分通してできればいいですし、交代で入ってきた選手も引き継いでプレスできれば、相手にとっても90分間、プレスかけられたりできる。そうされると相手は嫌だと思うので、そこは自分たちがやっていければいいのかなと思います。
……前半、FWの位置にいることが多かった。
満田●別に意識はしてなかったですけど、相手もマンツーマンだったので、捕まえにくいようにポジションを取ろうっていうのは意識していました。相手もポジションが変わることで難しさはあったと思う。陸次樹くんと泰志くんだったら、シャドーも前もできる。ドグやピエロスのときより、流動的にポジション変更とかもしやすいのかなって思う。そこは別に、そんなに意識してやってたわけではないです。
……これで2位。
満田●自分たちは上しか見てないですし、他のチームが勝とうが負けようが自分たちは勝つことしか、優勝への道はない。次は天皇杯・愛媛戦もあるし、そこに向けてまたいい準備ができればいいのかなと思います。
ミヒャエル スキッベ監督/クラブ全体で穴を埋めた
スキッベ監督●今日は本当にたくさんのお客さんが来てくれた。素晴らしいスタジアムで、Jリーグの中でも素晴らしい試合ができたことを嬉しく思います。
今日の自分たちのパフォーマンスに関しては、試合をしっかりコントロールできたし、アグレッシブに前からボールを奪いにいっていたっていうところも含め、非常に満足しています。
前半、ランゲラックに止められてしまったり、バーに当たったりしたシュートもありました。が、後半の立ち上がりで点が取れたことで、自分たちがしっかりとゲームを握ることができました。終了間際、名古屋に得点を奪われたわけですけれども、そこでまた少し、緊張したというか、緊迫した試合になったと思います。が、それでも自分たちの方がゲームを握っていたと思います。
自分たちが夏の移籍で失ったガクとタクムのポジションの穴をクラブが一丸となって穴を埋めた。それ故の形が、今日は見れました。まだまだ自分たちも上で戦っていけるだけの力はあるんじゃないかと思います。
……今シーズンはセットプレーから非常に多くの得点が取れてますが、そこについて。
スキッベ監督●まずトレーニングで、セットプレーを割と重点的にやるようにしました。得点できたところも、キックオフから素晴らしいビルドアップ、そこからFKをとれたことが繋がった。狙いを持ってやることによってセットプレーからの得点数が増えることになりました。
……2位になりましたが、いかがでしょうか?
スキッベ監督●この現状は嬉しく思いますし、素晴らしいこと。ただ、次の試合は別の大会(天皇杯)の愛媛戦なので、こちらの方も同じようにやりたいと思います。
……ACLの組み合わせと日程が決まりましたが。
スキッベ監督●シドニーは非常に好きな街の一つなので、ぜひ行きたいと思ってます。香港はトランジットでしか行ったことなかったので、本当に楽しみです。フィリピンに行くことも大冒険になる。もちろん旅行に行くわけではないので、その場所の空気を楽しむだけではなくて、しっかりサッカーをやってきたいと思います。
……満田選手の評価について教えてください。
スキッベ監督●彼がここ最近見せている成長に関しては非常に満足しています。彼が持っているアグレッシブさがまたさらに磨きがかかってきた。これを続けていけるのであれば、間違いなくJリーグ、日本の中でもトップになれるぐらいの攻撃的選手だと言えるんじゃないでしょうか。
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エジプト旅行記

エジプト二日目 バスを十時間程乗り、カイロが見えてきた。 デカい街だ。 何キロか先に見えるのだが、地平線端から端まで街の光で埋まっている。街が見えたと思ったが、違ったようだ。 また辺りは真っ暗闇

エジプトはマルサ・アラムというところにベルリンから降り立ったのだが、空港から隣町に行くにも、すでに大変。 事前に予約しとかないと目の前にあるバスには乗れないという。 歩いていけるかと聞くと高速道路に出るまで五キロあると。加えそこから車で1時間かかると教えられた。 歩きは無理かと断念し、タクシーを交渉。 25ユーロで隣町の予約したホテルまで連れて行って貰えることになった。高いのかどうかまだ全然わからないが、確実にぼられてるのだろう。 はじめに関しては致し方ない。 そこからタクシーで夕日を眺めながら、隣町まで向かう。

八時半には辺りは暗く、ドイツから遠ざかったことに少し寂しさを感じた。 姉さん達や先輩にまた会えるのだけど、もうちょっとゆっくりしとけば良かったかな〜とか思ったり。
ドイツでは17才の頃にとても影響を受けた兄さんにまた出会った。 出会えて嬉しい様な嬉しくないような。前回ドイツで会ったのが十八年か十九年。その時はケンジさんも横にいたのだが、穂くんから何だか嫌味を言われた覚えがある。彼が怒っていたのかどうか、もう覚えていないが、しきりに言っていた言葉は「羨ましい」とか。

言ってる事はわからないでもない。ただあの時自分はあの優しい兄さんに、勧められて来たドイツで再会し、沢山の文句を頂いた事にとてもショックを受けた。 そんな事も忘れ去った何年間だが、今回顔を見た瞬間にぶわぁと出てきた。 あの頃感じた悔しさや劣等感は特に出てこなかったが、自分の中で、兄さんの存在がそこまで大きくない事自体に少し悲しかった。
前なら尻尾振って後を追いかけていただろう。 そんなエジプト行き前日、ドイツにて。

エジプトはアフリカ大陸の北東部。北に地中海、東に紅海があり、真ん中をナイル川が流れている。 来る前は人類の起源がここにあるのかと神聖な思いで踏み入ったのだが、三日もすれば砂漠も飽きる。地平線の彼方向こうまで続く砂漠を眺めていると久しぶりにホームシックのような感覚。エジプトの都市、街はオアシスを元に作られている。マルサ・アラム国際空港に入国後、そのままタクシーで北上。八時ごろにエル・クセイルという町に到着し前日に予約していた宿で一泊。 その日の晩飯はサンドイッチ。

(サンドイッチ一つ10ポンド、ファラフェルだったりサラダとゆで卵が入っている。)
翌日、クセイルから移動するため、バス会社のオフィスへ十二時頃訪れる。 バスの時刻まで三時間あると言うので、まず銀行でお金を両替してもらうことに。今のレートは一ドル50ポンド弱。一年のうちに急激なインフレが起こったようで、自分たちには有難いタイミングでもあった。自分はSIMを手に入れたくて、お店の前で一時間半程待つが店主は一向に現れない。 エジプトの夏はラマダン時同様、日が沈むまで人々は活動しないようだ。 昼食はSIM屋近くの海鮮レストラン。

(米は醬油で炒めてあるのか、美味しかった。昨日のサンドイッチに比べると値段は張る。)
バスは一時間遅れで到着。 クセイルからはカイロまで十時間強。途中休憩三回挟み、日が変わった頃、遠くに端から端まで街灯が見えたときは一瞬感動したが、ただのどでかい県境に敷いてある検問だった。
(Go Busというバス会社で移動。値段はどのバス会社も似たり寄ったり。)
カイロについたのは一時前。バスが我々を下した先は考古学博物館が近くにあるダウンタウンロータリー。そこから宿に向かう。泊まった宿は老舗の有名な日本人安宿が上の階にある違う新しいほうの日本人宿。これも安宿。色んなレビューがあったけどもエアコンはガンガン効いていて寒かったぐらいだ。

(ロータリーでしばいたコーヒー、これは一つ80ポンドもしてビックリした。流石都会の中心地といったところだろうか。)
その後、すぐ近くにある隠された汚い通りにあるこれまた隠れたBarにてビールを買い込み、ホステルのベランダで飲む。まだ入国二日目だが、エジプトの移動に疲れている。十分に酔っぱらった所で寝床に入る。晩飯は酒。



(ロータリー近くの駐車場)
翌日、アレクサンドリアに向かうため、また十二時頃には昨日辿り着いたロータリーへ。そこで三時間待ち、アレクサンドリアへ向かう。アレクサンドリアへは三時間半。

(中央バスステーション・アレクサンドリア)
すでに疲れ果てている健さんと自分は、何とか予約したホテルへ移動していくもどうしてもイライラが募っている。ホテルへの道案内が下手で役立たずだと罵られるが、ここで言い返したところで何か変わるわけではないし、謝って歩き続けた。




道中、地元の子供に絡まれ、健史さんが連れていかれそうになる。それを何とか引っ張り返して、逃げるように歩き去る。
もう我々は疲れていた。エジプトの大きさを舐めていたし、バス移動にも体は悲鳴上げている。もうちょっとドイツのねえさん所でゆっくりしとくべきだったとか考えても後の祭り。もうあと何日寝るとジョージアなのかと指折り数え始めそうな状況なのである。アレクサンドリアでも中々、出会いやきっかけがつかめない。



(このBarはいい感じで地元客かエジプトの観光客で賑わっていた。とてもいい雰囲気。Barの名前はCap D’or Bar and Restaurant)
今回エジプトへ来た理由は四か国目の日本の家を作るため、まず自分が捨てられる場所を探しに来たのだ。姥捨て山ならぬ子捨て山をわざわざ自分から選択しに来たのかと思うと少し馬鹿馬鹿しい。それは親の仕事だろとも思ったが、捨てられる場所を自分で選べるというのも生き延びる点では、これもまた親の温情かと。。。 後に拾い上げに来てくれるということなので、まあ数か月の辛抱である。
まだ四日目。連日の移動続きによる腰砕けと目減りしていくお金を傍目に、自分たちのメンタルを保持していけるのか。ここからが正念場です。
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