#成田中学校にて~秋休みの「出前かふぇ」①~
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成田中学校にて~秋休みの「出前かふぇ」①~
今日まで小中学校は秋休みですね。そんな中、成田中学校から再度「秋休みの出前かふぇ」の依頼が舞い込み、とっても嬉しい気持ちになりました。はりきって行ってきました。なんともありがたいことに、「カフェ・マージー」のマスターがお店がお休みと言うことで一緒に参加くださることに!
というわけで、今回用意したコーヒー豆は「カフェマージー」の看板ブレンド「ゼロ」です。

珈琲初心者の人でもスーッとブラックで飲めることを目的にブレンドされた「ゼロ」。まさに、とても飲みやすいブレンドです。
米粉パンのお店「モナモナ」のガレットを今回も直接お届けいただきました。

秋休みをとっている先生に頼まれた、と、ガレットを購入していただいたり、この美味しさが伝わっているようでとても嬉しいです。
そう、ここは「校長室」。ソファー席もありますよ。

そして、「カフェ・マージー」の樋口マスター。

先生もスタッフも身を乗り出していれかたを見ています。

マスターがいれる様子を何度も見ることができる、お得感満載の「出前かふぇ」となりました。
校長先生と樋口マスター。どちらも剣道経験者ということですごく話がはずんでいました。

共通の話題があるって素晴らしいですね!
こちらがカフェの様子。


秋休みということもありお休みの先生も多かったのですが、その分、地域の方たちと校長先生、教頭先生がゆっくりいろんな話題について語り合うことができて、「まさにこのための『出前かふぇ』」と思える時間でした。
今回は、思いがけず飛び込んできた素晴らしいニュースや、思いがけないお客様などもあって、さらに心に残る時間となったのですが、それはまた明日ご報告いたします。
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翌日、長谷川は家に帰った。玄関で見送った際、彼は佐伯を抱きしめながら、
「…昨夜のこと、一生忘れない。何だか、人生やり直せる気がした。拓也にも、同性を愛しても人生の歯車は狂わないと話すよ」
と言った。それに対し、
「…ならよかった。もう二度と後悔したなんて言わないで。辛いから…」
と、佐伯は顔を近づけた。そのまま二人は接吻した。
すぐ隣の駐車場に止めたワゴンRに乗り、名残惜しそうに長谷川は佐伯に手を振った。佐伯も、長谷川の乗った車が見えなくなるまで見送った。
玄関に戻ろうとした時、たまたまベランダに出ていた大樹が佐伯に声をかけた。
「おじさん、おはよう!」
佐伯はその声に振り向き、見上げた。大樹はオレンジ色のTシャ���にベージュのショーツと言う格好だった。
「おはよう。今日は学校には行かないの?」
「明後日から新学期だし、今日はゆっくりしようかなって」
「利江子さんは仕事?」
「うん、今日は日勤だって」
「そうか。まァ、ゆっくりしてなよ」
日勤か、珍しいなと佐伯は思った。昨夜の情事で寝不足だし、オレも今日は寝て過ごすか…。彼は家に入り、朝食の後片付けを始めた。
嶋田は、久しぶりに幸子と祐子を幸恵が連れて来たので、一緒に海水浴へ行った。夏休み最後の週末だけに、すでに今シーズンの海水浴は終了していたが、遠方から多くの家族連れなどが来ていた。嶋田は水泳用のショーツを鼠径部の方までたくし上げ、日焼けをしていた。一方、幸恵ら三人は海に入って遊んでいた。
こんな団らんは何年ぶりだろう? 嶋田はそう思いながら、祐子や幸子が浮き輪の上で手を振るのを笑顔で返していた。
午後三時に四人は家に帰った。予め材料は最寄りのショッピングセンターで買ったが、更に味付け等を嶋田と幸恵は行い、ウッドデッキでバーベキューの準備をした。徐々に夕暮れが近づいてくると、祐子と幸子は炭で火を起こし始めた。蚊取り線香も二ヶ所置き、午後六時にバーベキューを始めた。嶋田と幸恵はビールや缶チューハイを片手に、肉や野菜を焼き、���人の娘に振る舞った。バーベキューは午後八時あたりまで続いた。
愉しいひとときの後、片付けを済ませると祐子や幸子は風呂に入り、嶋田と幸恵はプライベートバーで二次会をしていた。途中、
「二人共、ずる〜い! あたしたちにも何か作ってぇ〜!」
と二人の娘が割り込み、苦笑しながらも嶋田は目前でシェーカーを振り、ノンアルコールカクテルを作った。
嶋田は、学生時代に働いていたオーセンティックバーでの日々を思い出していた。最初は、カウンターでは専ら注文を取ったりグラスやシェーカーを洗ったりと雑用が多かったが、マスターの男からシェーカーの振り方やグラスの注ぎ方などを教わり、次第に客から嗜好に合わせたカクテルを作れる様にもなり、大学卒業後はカクテルコンペティションのジュニア部門に出場することにもなっていた。しかし、両親の猛反対によりバーテンダーになるのを辞めたが、いつか再びカクテルコンペティションに出場する夢を描いていた。幸恵も、嶋田の夢に賛同していた。
午後十一時を回ると、祐子と幸子はあくびをしながら寝室へ行った。幸恵と二人っきりになった嶋田は、棚から「マーテルコルドンブルー」を取り出した。この夜の為に彼が酒屋で「仕入れ」てきたのだ。幸恵は、
「あら、贅沢ね!」
と両眼を見開いた。
ブランデーグラスに注ぐと、甘美なぶどうの芳香が広がった。嶋田は言った。
「オレは、君の様な『クルヴォワジェ』の様な、アルマニャックに似た粗々しさより、バランスのとれたマーテルの方が好きなンだ」
グラスが幸恵の目前に置かれると、彼女は手に入り、しばらく掌の中で揺らしていた。グラスの中で揺れる琥珀色を見詰めながら、
「実は、祐子と幸子にあなたの事、話したンだ」
と言った。嶋田は、
「あ、そう」
と何気に返事したが、それが自分がバイであることかと思い、
「マジ?」
と聞いた。その問いに幸恵は頷き、
「でも、二人とも『ふ〜ん』で終わったわ」
と答えた。彼女は続けた。
「何故、私たちが別居しているのかってことも話したけど、逆にこう言われちゃった。『バイでも、私たちのことは好きなンでしょ? もしお父さんとお母さんが会ってなかったら、私たちはいないでしょう? そんな理由で別居なンて、おかしいよ』って…」
「そうか…」
「だから、そろそろこんな生活に終止符を打とうと思ったの。意外と、祐子も幸子も冷静だったわ」
「なるほどね…」
互いにブランデーグラスを傾け、鼻腔にまで漂うマーテルの匂いに酔いながら、二人は語り合った。
今夜の酒は、幸恵と和解する為のものだなと、嶋田はその後もボトルを酌み交わした。
上石崎では、大畠が透け感のある白いビキニだけを穿いた仁志をモデルに、デッサンをしていた。今秋に催される県芸術祭に出展する油彩画の方はほぼ完成し、全裸でモデルをしてもらう必要がなくなったからだった。
ソファの上に横たわりながら、仁志は天井の方を向いてポーズをとっていた。久しぶりに大畠の目前でモデルを務めることになったので、前日に仁志は腋毛を抜いて下半身の方も処理をした。毎朝のジョギングも欠かせなかった。そんな彼に大畠は、
「一段と綺麗だ」
と繰り返した。「綺麗」の言葉に、仁志は彼に愛されていると実感した。
デッサンを終えると、二人は隣の寝室で愛し合った。全身を接吻され、乳房を弄られると、仁志は内腿を開いて大畠を招いた。両脚の中に彼を受け入れると、
「…先生、愛してる」
と仁志は吐息をもらし、下半身を突き上げた。白いビキニブリーフ越しに大畠の一物が太く硬直していくのを感じると、仁志は彼の臀部を弄った。
「…オレ、おかしくなっちゃう」
大畠は恍惚の表情で訴え、仁志の首筋に接吻した。
ベッド下の床に二人の穿いていた下着が重なる。生まれたままの姿で互いに喃語を上げながら、仁志も大畠も乱れ合った。数多の汗が肌に浮かび、口角から滴る唾液を飲み合った。
乱れたベッドの上で仁志は大畠の股間にまたがり、激しく腰を揺さぶった。すっかり中学生だった頃のトラウマはなくなり、自分が彼と一体になれると言う喜びを感じていた。大畠も頻りに仁志の乳房を愛撫し、彼を女の様に弄んだ。
「あッ、あん! あん!」
時折接吻も交わし、汗まみれになりながら二人は愛し合った。仁志の肉棒は大畠の腹部にその裏側が擦れ、先走り汁が卑猥なほどに滴っていた。
オルガズムは仁志の方が早かった。ドロッとした乳白色の愛液が大畠の身体を汚し、その瞬間を目前にした彼も「昇天」した。
「いやァァァァァン!」
仁志は顔を赤らめ、大畠の顔を胸の谷間に押し付けながら声を上げた。女の様に甲高い声だった。彼はすっかり大畠の前では女となっていた。
ウッドデッキにつながる掃き出し窓の彼方には黄昏が広がり、初秋の風に稲穂がなびいていた。橙色に染まった寝室で、二人は快楽の余韻に浸っていた。
夜になり、大畠は仁志を車で送った。今日は川嶋と会う為に勇人は上京している筈だと、普段であれば家まで行かないところで下ろしてもらったが、この日は家の前まで送った。
「じゃ、また…」
と仁志が車のドアを開けようとした途端、大畠は引き止める様に彼の唇を奪った。接吻は数十秒続いた。その間にたまたま勇人が玄関から出て、車中での様子を目撃してしまった。彼は青ざめた表情をし、
「ウチの息子に何してるンだ!」
と怒鳴った。その声に二人は現実に戻り、慌てて車から出た。大畠は、
「私は息子さんをご自宅までお送りしただけです!」
と頭を下げながら言った。仁志も、
「父さん、今日は川嶋さんと会ってたンじゃ…」
と確認する合間もなく勇人は、
「事情を聞かせて下さい!」
とすっかり我を忘れている様だった。仁志は、あの時と同じだ、中学生の時に殴り込みに行った日のことを思い出していた。
応接間に通された大畠は冷や汗をかいていた。先刻、ベッドの上で見せていた至福の表情はすっかり見られなくなっていた。
勇人は、川嶋を家に連れ込んでいた。川嶋は何が起こったのか解らない様子だった。仁志は、
「父さんこそ、川嶋さんを何故ウチに招いてるの!?」
と訴えた。勇人は、
「以前から大洗に行きたいって言ってたから。それより、彼とはどんな関係なの?」
と聞いた。大畠は言った。
「私立S高校で美術を担当している大畠です。美術部で顧問をしています。仁志君はその生徒です」
そのことを知り、勇人はいつしか仁志が付き合っている男(ひと)がいると話していたのを思い出した。彼は、
「仁志、もしかしたらこの先生と…」
と聞いた。仁志は頷き、
「先生、公募展に出す作品を描く為にオレ、モデルをやってるの」
と言った。その間に川嶋は、
「…��しかしたら、脱いでるの?」
と確認した。その問いには仁志も返答することに戸惑ったが、
「…うん、脱いでる」
と告白した。「脱いでる」と言う言葉に勇人は開いた口が塞がらない状態になった。彼は、
「脱いだら誰だって欲情して情事(こと)に及ぶよね!?」
と興奮した。彼は続けた。
「あ、あんた! 他人(ひと)様の子どもになんてことを…」
「父さん!」
仁志は最悪の事態を考えていた。もしかしたら、このまま大畠に殴りかかるかもしれない!? 彼は父を落ち着かせることに必死だった。
二人のやり取りを目前に、大畠は抑えきれずソファから床にひざまずいた。頭を垂れ、
「申し訳ありません! 仁志君と『情事(こと)』を重ねてます! でも、私は仁志君を愛しています! 傷付ける様なことはしてません!」
と告白した。そんな大畠をかばう様に、
「父さん! 先生は決して傷付ける様なことはしないし、寧ろ愛してくれる…。先生と出会って幸福(しあわせ)だし、モデルは止めたくない…。オレはもう自分で愛する男(ひと)を選ぶことができる…。子どもじゃないの!」
と、土下座する大畠をかばう様に抱きしめながら言った。それを聞いていた勇人は急に込み上げていた怒りが引き、逆に両眼に涙を溜めていた。仁志の告白に大畠に対する愛情が込められている、偽りのない真実だと思ったからだった。彼は、
「…最近、否、高校に入学してから、仁志が、何て言うか、外見を気にして色々やってるし、綺麗になったと言うか、充実しているなとは思っていたけど、大畠先生と付き合ってたとは…」
と話した。隣にいた川嶋は、
「勇人、仁志君だって十六歳だよ? 誰だって相手はいるだろうよ。いつまでも子どもではないよ」
と言った。
結局、大畠との関係を勇人は許した。内心、かつて肉体同士を絡ませ合う関係までに至った我が子が他の男(ひと)のものとなることに淋しさを感じていたが、自分だって川嶋と言う情人(アマン)、光代から謂わせれば「お妾さん」がいるのだし仕方ないと思った。
玄関を出て行く大畠に仁志は呼び止め、彼は抱きしめた。その様子を見ていた川嶋は、
「仁志君。余程、大畠先生のことが好きなンだね」
と、ソファで沈黙する勇人に語りかける様に言った。それに対し、
「…仁志が傷付かなければイイよ」
と、勇人は力ない様子だった。
この夜、仁志が寝ている間に勇人は久しぶりに川嶋と愛し合った。東京でも最近は肉体同士の絡みはなかったが、勇人の方から求めてきたのだ。情事(こと)を終えると、川嶋は勇人にこう言った。
「仁志君も大畠先生と永く続くとイイね」
この言葉に、
「オレたちの様に、ね」
と、勇人は川嶋の額に接吻した。
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いつものお前
それでよくね?
舞原です。役者+33期紹介です。先輩引退前の滑り込み。
対面とか、手紙とか、もっと然るべき場所があるような気はしますが、私は手紙とかだと「今までありがとう❗さようなら❗元気でな✌」みたいな社交辞令しか書けないのです。なので私は1番筆が乗る役者紹介で言いたいことを綴ります。
ペラいとこと濃いところあるんですけどご容赦ください。深夜に書いたせいで訳分からんとこも多いです。
☆時間がない人向け
○33期
お世話になりました
○34期
草
○35期
みんなのこともっと教えてくれよな
☆詳細
舞原まひろ
私。危機感の欠片もなくのうのうと生きてる
園堂香莉
本番覚醒してて、舞台上でなぽりすご〜ってなってました。場に結構出ながらもオペもやってて結構ちゃうかに身体を捧げつつあるので、過労死だけはしないように御自愛ください。結構シーン見たりはしたけどあまり話さなかったので、中身が出てきた時にどんな感じなのか気になっています。ポン太君〜🦝
海泥波波美
舞台チお疲れ様。けこみ破壊罪で裁判にかけられる覚悟はできています。死刑だけはやめてね。あさぎとの稽古は楽しかったです。相変わらずふざけるところはふざけるけど一応ちゃんと根は真面目だよねという感じの秋公演のあさぎでした。ちゃうかを楽しんでくれてるといいです。
黍
よく考えると自分が役者参加してる時、新人を除けば毎回黍さんからダメをもらっていたことに気づいて何か感動してます。わお。黍さんが作り上げる世界は沢山見た気がしますが、結局黍さんのことはよく分かりませんでした。引きこもりの少女をやるときもあれば男子大学生を演じたり、ドラムのスティックになったりと本当に色んな役を演じていて尊敬します。黍さんから学べることをもっと貪欲に学びに行くべきだったなと改めて少し悔いています。
今回、舞台上でかつてないほど黍さんの笑顔が見れて良かったです。とりあえずそろそろ一緒に学校に行きましょう卍
坪井涼
年下キャラもおじさんキャラもツッコミキャラもこなせるゴコさん。その割に素はボケ担当で7変化しています。冷静に考えて理系で3年後期と4年の期間にちゃうかにいるって、相当すごいスケジュールをこなしてることになるのでビビります。年度末部会とか稽古場で1言スパッと正論を飛ばして、滞った議論を進める印象���あります。あれシンプルに尊敬します。
思い切った冗談を交えながら日常会話を少しひねった面白いものによくしてましたね。私の中では会話の良いタイミングで「でもえどいんは…」って言って33期の同期をいじってるイメージがすごくあります。
緒田舞里
ダイジョウブカァ~マリオンヌ~🫨🫨🫨🫨🫨🫨
振付がかっこよすぎるのでキレそう
児
ま〜た風邪か
黒井白子
圧倒的にハイなスペ。演技、作業、キャスパなどちゃうかに関わる観点においても、一般的な観点においても大方のことに関しては大体高水準を保っています。他人を覚醒させる力も持っているので白子が今後与えていく影響は強くなっていきそうだなぁって思います。端的に言って凄い。とんでもなくハッチャケまくってるとことか見てみたいな。
握飯子
各所で聞くクオリアさんの話はやっぱり安定的に面白くて、誰も敵わないよなぁと思います。唯一無二。俗世的な話題において時々輝いてるよなぁって思います。天然?というか素でとんでもないやらかしを定期的にしてて尊敬します。
でもクオリアさんの作り上げる世界は儚くて切ないような、優しい雰囲気に溢れていますよね。シンプルにクオリアさんのもっと色んな側面を見てみたり聞いてみたかったです。間接ではなく直接で。
PS 世界的に有名なラッパーになるのを楽しみにしてます。
冊まいも
音響の人。毎回稽古場で間接的に活を入れてくれた人。毎回「うおおやってる」ってなる。さつまいもの圧がしっかり出てるのでリアクションがすごくとりやすかった。脚本書く側の人間らしいので今後が楽しみです。
P.S. 私はまだみそかの変なところを見れてないので皮が剥げるのが楽しみです
鴨兎春
おもろそうな人。良い声してるね〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜。らびえ〜るのところはいつも「声良いなぁ」って思いながら見てます。カオスを生み出すタイプのちゃうか民っぽいのでもっと色々らびが生み出す空気感を見てみたいなぁと思っています。課題はちゃんと出そう。
岡崎仁美
34期の焼き菓子、かぬれ。かぬ。かぬぴ。かぬっぴ。かぬぴっぴ。かぬっぴょ。かぬっちょ。かぬっち。ぬっぴ。ぬぴ。ぬ。ぴ。ぬぴぬぴ。かぬかぬ。かぬちゃん。ぬれぬれのかぬれ。🍮。おかざき✩ひとみ。🥺。新人終わった後、私の新人の役者紹介に「中身無くても良いからもうちょっと私の紹介長くして1番にして🥺」みたいなニュアンスを含んだリクエストをしてきました。だから新人の代わりに今回は一番長くします。もしかぬれがvtuberだったらマークは🥺か🍮がいいと思うな🥺ピエンヌ
って書いてたら最近急にくろかぬになったやんけ!!カラメルソースだけやんか!!!ハロウィンスタバでも意識してるんか!!焦がすな!!焦げかぬれ!!!(この小説は全てFICTIONです)
縦縞コリー
私は勝手にずっと不憫だなぁって思ってます。ごめん。でもコリはいつかこの不憫を抜け出して凄い幸せになるんだろうなって勝手に思ってます。全般的にステータス高くて凄いなって思います。そして多分どんな環境にも馴染めるんだろうなって性格してるって勝手に思ってる。凄いねぇ。今回のキャラ結構ハマってるよねぇ。
大福小餅
急に化けてうまくなったので凄いなぁと思っておりました。こふくの演技がバチッと役にハマってるなぁと思いながら見てました。徐々にちゃうかという俗世に染まってきてるようなので、新人が終わった頃には完全に染まったこふくが生まれるのかなぁって思ってます。大福の中身はこしあんですか?新人頑張れ。
アリリ・オルタネイト
突如現れた私の単位とGPAの救世主。めっちゃ頼りにしてます。一緒に単位をGETしよう。イルッピィィィィィ
君安飛那太
心の休まる音響仕込みの長🍷何か凄く忙しそうという事実はあるのに、それをあんまり感じさせないのってすごいなぁって思います。絵を書いたり映像作ったりでかなり色んな物ができるお方。コルクさんのキャスパは踊るのが楽しくて、オペ席とかから見てても映えますよね。とりあえず元気に動く役とかはコルクさんってイメージで、だからこそ逆に去年の外公の役は印象的でした。
最後に。
コルクさんに、乾杯。
P.S 関わった時間比較的あったのに役者紹介書くことないな〜って思ったんですけど、それはコルクさんの深みが知れなかったんだなと途中で気づきました。でもそれはコルクさんの深みを知らなかったんじゃなくて日常で楽しく、面白くしてるコルクさんの表面こそが深みなのかなと今思いました。とりあえずとにかく楽しかったです。
えどいん
裏が1番格好良いえどさん。裏こそが真骨頂。ごめんなさいこれdisってますかね。表は基本イジられポジにいるけどバシッと決まる時は思いっきり決まってますよね。ドドドドーーーーーん!!!って感じ。激尖ってハマるタイプ。今年の新歓とかオムニめっちゃ良いですよね。
ところで…えどさんってちゃうかを引退した後はどこに行き着くんでしょうか。
P.S.「不憫キャラ」なのに「不憫キャラ」として可哀想に思われるわけでもなく「えどいんはそんなもん」と思われてしまう「『真の』不憫キャラ」をだったんですね…。今やっと気づきました
そのP.S. しあらさんの方が不憫かも、と思ってしまったので不憫キャラじゃないのかもしれないしこれこそが真の不憫キャラなのかもしれません
あろハム権左衛門
偏見で真実を錬成できそう。多分異世界転生したら「嘘が本当になる能力」とか持ってる。同期といる時だけ出るハイな感じを見ると、新人終わったら隠し持ってる個性とかを解き放っているところを見れるのかな〜とか勝手に思って楽しみにしてます。
ミル鍋
役者として凄く好きです。いや〜いいね。「演技が上手い」っていうのが何なのかはよく分からないけど、肌感覚で「上手いなぁ」って思います。華幻のユニユニが結構好きです。気さくに他人に話しかけられる人間が結局最強なので、ユニテヤはつよつよ。
田中かほ/演出
🐴のゆるあさん。まずはこの役を当てていただきありがとうございました。キャスト決定を見た時は、安堵と不安で感情がぐちゃぐちゃになってました。私の中のケイちゃんは形が出来上がりつつも、いつもどこかからか崩れそうで、毎回少しづつ再形成されていました。ゆるあさんが求めていたものに果たして成れていたのでしょうか。
初めから1年半経って今、ゆるあさんを一言で表すとしたら「ねじ曲がった直線」みたいな感じですかね。別に特段初めから印象は変わってませんが、最近はゆるあさんの真っ直ぐさがよく見えるようになりました。
ところで、「まほちゃん」っていうゆるあさんが始めた呼び方、結構好きです。ありがとうございます。
伝えなきゃいけないことが色々あるようで、何も無いような気もするのでこの辺で切ります。
言い忘れそうなので最後に。
この前聞いたトリキのおすすめをこないだ食べました、美味しかったです
○華幻の33期
梅本潤
名付け親のはずです。違ったらすみません。zoomでつけてもらったはずです。とりあえず私はこの名前に死ぬほど愛着が湧いているので死ぬほど感謝しています。優勝。何か割とバイトしてるし舞監もしてるし就活もしてるしで常に忙しそうな感じがあるのに「忙しいです」感が全然出ないのすごいなぁって思ってました。楽ステ凄かったです。引退ってあれくらいのレベル出さなきゃいけないんだなって思い知らされました。時折出てくるウィットに富んだジョークに笑わされました。私も京都人目指してみたいので稽古をつけてください。
かの
すごい美の人間。美を活かした役をこなして、写真撮影のときにはすふれさんのファンが大歓喜しながら写真を撮っているイメージがあります。意外と抜けてます、みたいな時もあって面白いかったです。最後に。
囲い込みはダメです��!!!!!!!
佐々木モモ
希少価値の高い音響仕込み平班員仲間。ころねさんとする音響仕込みはとても楽しかったです。分け隔てなく誰にでも親しく話しかけられて凄いなぁってずっと思ってました。話しかけやすかったです。今後の公演でオペ席から手を振ってるころねさんが見れなくなると思うと凄く寂しいです。あれずっと好きだったんですよ。
上から目線みたいで申し訳ないですが、ころねさんは最後までいい先輩だったと私は思ってます。少なくとも��ろねさんを34期扱いしてる人たちはそう思ってると思います。
演劇的な話をしたことが一切無かったことが少しだけ悔やまれますね。演技上手いのに。
Aru=R
ちょくちょくちゃうかに現れて「あっほばさんいるんだ」って思わせるような人です。卒業要件外の生物学実習や他学部の単位を取ったり、作曲したりと何かと色々なことに手を出して勉強していて凄いと思います。その色々な物事に対する好奇心はどこから湧いて、留まることを知らないのでしょうか。そしてそれに裏打ちされた行動力は尊敬に値しますね。傍から見てて本当に凄かったです。
ベジはむの残留思念体
冗談抜きでちゃうかに入って1番初めに「こんな先輩になりたいなぁ」って思った先輩です。まあ私は今一切ベジさんのようにはなってないのですが。去年のオムニの時に脚本被ってないのに少し気にかけてくださってありがとうございました。私がちゃうかを辞めなかった一因にはなっていたような気がします。私のちゃうか人生において実は大きい存在でした。脚本一回も被ったことないんですけどね!!!!!
あとやっぱりコメディシーンにベジさんは欠かせないですね。面白かったです。まじでまたご飯とか行きたいです。
○スタオン
トロン
やっぱりピザキライの楽ステの衝撃が1番記憶に残ってますね。照明オペやりながら大爆笑してました。今公演で最後のトロンさんの超破壊アドリブが見れるのかなぁと思っていたので少し残念です。高校トークがもっと出来そうな気がするので気が向いた時にでもできたらいいなぁなんてぼんやり思ってます。
秋公も終わりですね。次役者をするのはいつになるのでしょうか。35期は新人の魔力に揉まれながらどうなっていくのでしょうか。
P.S.
Ω
すみません書くの忘れてました。
私は実は去年のオムニ以降ほとんどの関わりが無かったですよね。とりあえず元気でやってそうなのはちょくちょく聞くので何よりです。私の単位のためにも猫の目覚ましをしてくださるととても助かります。
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ボツ2
おっぱい、大食い。最後まで書いたけど胸糞なのでここに途中まで投稿してお蔵入り予定。
時: 午前8時05分
所: ○○中学正門前
身長: 標準的。155センチ程度。
衣服: 〇〇中学指定の制服。黒のセーラー。リボンの色より二年生と断定。
年齢: 中学二年生なので14、5。
持ち物: 右手に〇〇中学指定の鞄。左手にスマホを所持。
同行者: 友人1名。興味無しのため略。
背格好: やや細身か。冬服のため殆ど見えなかったが、スカートから覗く脚、そして周りの生徒と見比べるに、肩や腕も細いと思われる。腰回りもほっそりとしていると感じた。正確には引き締まっていると言うべきか。
顔: いと凛々し。小顔。頬は真白く、唇には薄い色付き。笑うと凄まじく整った歯が見え隠れする。この時髪をかき上げ血の色の鮮やかな耳が露出する。
髪: ボブ系統。ほぼストレートだが肩のあたりで丸くなる。色は黒、艶あり。
胸: 推定バスト98センチ、推定アンダーバスト62センチのK カップ。立ち止まることは無かったが、姿勢が良いのでほぼ正確かと思われる。しっかりとブラジャーに支えられていて、それほど揺れず。体格的に胸元が突出している印象を受ける。隣の友人と比べるとなお顕著である。制服のサイズがあっておらず、リボンが上を向き、裾が胸のために浮いていた。そのため、始終胸下に手を当てていた。揺れないのもそのせいであろう。制服と言えば、胸を無理に押し込んだかのように皺が伸び、脇下の縫い目が傷んでおり、肩甲骨の辺りにはブラジャーのホックが浮き出ている。されば制服は入学時に購入したものと思われ、胸は彼女が入学してから大きくなった可能性が大である。元来彼女のような肉体には脂肪が付きづらいはずなのだが、一年と半年を以てK カップにまで成長を遂げたところを見ると、期待はまずまずと言ったところか。要経過観察。名前は○○。胸ポケットに入れてあったボールペンが落ちたので拾ってあげたところ、「ありがとうございます」と丁寧にお辞儀をされる。
時: 午前10時28分
所: 〇〇駅構内
身長: 高い。170センチ強
衣服: 薄く色味がかった白、つまりクリーム色のファー付きコート。内には簡素なグリーンのニットを羽織る。首元に赤のマフラー。
年齢: 22、3。休み期間中の大学生かと思われる。
持ち物: キャリーバッグ。手提げのバッグ。
同行者: 友人2名。先輩1名。何れも女性。貧。
背格好: 体格が良いと言った他には特に無し。腕も見えず、脚も見えず、首も見えず。肩幅の広さ、腰つきの良さから水泳を営んでいると推定される。
顔: その背に似合わず童顔。人懐っこい。マフラーに顔を埋め、視線を下げ、常に同行者に向かって微笑む。愛嬌よし。
髪: ショート。これより水泳を営んでいると断定。色は茶、染め上げてはいるがつやつやと輝く。
胸: 推定バスト129センチ、推定アンダーバスト75センチのR カップ。冬である上に、胸元が目立たないよう全身を地味に作っており、某コーヒーショップにてコートを取っても、無地のニットのために膨らみが分かりづらかった。さらに、胸の落ち具合から小さく見せるブラジャーを着用しているかもしれない。そのため、推定カップはR カップより3、4カップは大きい可能性がある。コートを取った際、胸元が一層膨らんだように感じられた。机の上に胸が乗って、本人は気にしていないか、もしくは気づいていなかったが、柔らかさは至高のようである。他の男性客の腕が肩にぶつかって、驚いた際に胸で食べかけのドーナツを落とす。以降会話は彼女の胸に話題が移ったらしく、左右に居た友人二名が所構わず触れるようになり、両手を使って片胸片胸を突っついたり、揺らしたりして遊ぶ。「机まで揺れる」と言う声が聞こえてくる。「ちょっとやめてよ」と言いつ��顔は相変わらず微笑むでいる。しばらくして四人とも席を立って、地下鉄筋の方へ消えていく。童顔ゆえに顔より大きい胸は驚くに値するが、体格からして胸元に自然に収まっているのを見ると、やはりなるべくしてなったとしか思えず。
時: 午後00時14分
所: 〇〇市〇〇にあるスーパー前
身長: 低い。150センチに満たない。
衣服: 所謂マタニティウェア。ゆったりとした紺のワンピースに濃い灰色のポンチョ。
年齢: 26、7
持ち物: 買い物袋。ベビーカー。
同行者: ベビーカーの中に赤ん坊が一人。女の子である。
背格好: 小柄。寸胴で、かつ脚も長くはあらず、そして手足が細く、脂肪が程よくついている。つまりは未成熟な体つき。身長以上に小さく見える。
顔: かなりの童顔。着るものが着るものであれば高校生にも見える。可愛いがやつれていて、目の下に隈あり。子供が可愛くて仕方ないのか、そちらを見ては微笑む。
髪: セミロングを後ろで一束。中々の癖毛であるかと思われるが、目のやつれ具合からして、もしかしたら本当はもっと綺麗なのかもしれない。髪色は黒。可愛らし。
胸: 推定バスト110センチ、推定アンダーバスト58センチのQ カップ。体格が小柄であるのでQ カップよりもずっと大きく見える。というより迫力がある。私が訪れた時は買い物袋をベビーカーに吊っている最中であった。ほどなくして赤ん坊が泣き出したので、胸に抱えてあやしたが、赤ん坊は泣き止まず。片胸と赤ん坊の大きさはほぼ同じくらいであっただろう。また、胸と赤ん坊とで腕は目一杯伸ばされていた。胸に抱いて「よしよし」と揺らすのはしばらく続いたが、赤ん坊が泣き止むことはなかった。そこで、座る場所を求めて公園へと向かおうと、一度ベビーカーへと戻そうとしたのであるが、一度胸に食らいついた赤ん坊は離さない。「さっきも飲んだじゃない」とため息をついて片手で危なっかしくベビーカーを引こうとする。「押しましょうか」と接近してみたところ、意外にもあっさりと「よろしくおねがいします」と言って、私にベビーカーを預けた。中には玩具が数種類あった。道から離れた日差しの良いベンチに腰掛け、ケープを取り出して肩にかけ、赤ん坊をその中へ入れる。それでもしばらくは駄々をこねていたであったが、母親が甘い声をかけているうちに大人しくなった。私が「お腹が空いてたんですね」と笑うと、「困ったことに、食いしん坊なんです。女の子なのに」と笑い返して赤ん坊をあやす。話を聞いていると、母親の母乳でなければ我慢がならないと言う。授乳が終わってケープを外した時、子供はすやすやと眠りについていた。「胸が大きくなりすぎて、上手く抱っこできなかったんです。大変助かりました。ありがとうございます」と分かれたが、その言葉を考えるに、妊娠してから一気に胸が大きくなったのであろう。授乳期を終えたときの反動が恐ろしい。むしろベビーカーの中に居た赤ん坊の方に興味を唆られる。
時: 午後01時47分
所: 〇〇市市営の図書館。某書架。
身長: 標準的。158センチ程度。
衣服: 白のブラウスにブラウンのカーディガン。
年齢: 30前後か。
持ち物: 白のタブレット
同行者: 無し
背格好: 小太りである。全体的に肉がふっくらとついている。けれども目を煩わすような太り方ではない。豊かである。ただし、著しく尻が大きい。
顔: 目尻は美しいが、柔らかな頬に愛嬌があって、どちらかと言えば可愛らしい方の顔立ち。鼻がやや低く、口元はリップクリームで赤々と照りを帯びている。色白とは言えないが、光の加減かと思われる。眼鏡をかけており、リムの色は大人しい赤。非常によく似合う。
髪: ストレートなミディアムヘア。髪色は黒であるが、不思議なことに眼鏡の赤色とよく合い、前髪の垂れかかるのが美しい。
備考: 司書である。
胸: 推定バスト128センチ、推定アンダーバスト81センチのO カップ。本日の夜のお供にと本を物色中に、書架にて本を正していた。胸が喉の下辺りから流麗な曲線を描いて20センチほど突き出ているばかりでなく、縦にも大きく膨れており、体積としてはP カップ、Q カップ相当かもしれない。頭一つ分背が低いので上からも望めたのであるが、カーディガンで見え隠れする上部のボタンが取れかけていた。本を取る度に胸が突っかかって煩わしいのか、肩を揺すって胸の位置を直す。本棚に胸が当たるのは当然で、文庫本などはその上に乗せる。一つの書架を片付け終わった辺りで、適当に思いついたジャンルを訪ねて接近すると、如何にも人の良さそうな顔で案内をしてくれた。脚を踏み出す度に甲高い音が鳴るのは、恐らくブラジャーのせいかと思われる。歩き方が大胆で胸が揺れるのである。途中、階段を下りなければならないところでは、一層音が大きくなって、臍のあたりで抱えていた本を胸に押し付けて誤魔化していた。そのため、ブラジャーのストラップがズレたかと見え、書棚の方へ目を向けている隙に、大胆にも胸を持ち上げて直していた。なまめかしい人ではあるが、年が年なので望みは無い。
時: 午後02時22分
所: 〇〇小学校校庭
身長: 140センチ前後か
衣服: 体操服
年齢: 10、11歳
持ち物: 特に無し
同行者: 友人数名
背格好: ほっそりとしなやかである。幼い。腕も脚もまだ少女特有の肉が付いている。今日見た中で最も昔の「彼女」に似ている体つきであったが、この女子児童は単に骨格が華奢なだけで、痩せ細った体ではない。健康的である。脚が長く、短足な男子の隣に立つと、股下が彼の腰と同位置に来る。
顔: あどけなさは言うまでもないが、目元口元共に上品。笑う時もクスクスと擽るような、品の良い笑い方をする。眼鏡はテンプルに赤色が混じった、基本色黒のアンダーリム。そのせいで甚だ可愛らしく見えるが、本来は甚く聡い顔立ちをしているかと推定される。が、全般的に可愛らしい。
髪: 腰まで届く黒髪。ほぼストレートだが若干の癖あり。また、若干茶色がかっているように見えた。髪の質がかなり良く、時折肩にかかったのを払う度に、雪のように舞う。
胸: 推定バスト81センチ、推定アンダーバスト48センチのI カップ。体育の授業中のことである。男子は球技を、女子はマラソンでもやらされていたのか、校庭を走っていた。身体自体は小柄であるから胸はそう大きくはないのだが、無邪気に走るから激しく揺れる。揺れるごとに体操服が捲れ上がって腹部が見えそうである。明らかに胸元だけサイズが合っていない。何度か裾を直しながら走った後、耐えかねて胸元を押さえつけていたのであるが、いよいよ先生の元へ駆け寄って校舎内へ入った。そして出てきてから再び走り初めたけれども、その後の胸の揺れは一層激しくなっていた。ブラジャーに何かあったのだろうと思われる。顔には余裕がありながら、走る速さがこれまでとは段違いに遅く、これまで一緒に走ってきた友人に追い抜かれる。結局、彼女は胸を抑えながら、周回遅れで走りを終えた。しかし可哀想なことに、息を整えていると友人に後ろから手で掬われて、そのまま揉みしだかれる。小学生の手には余る大きさである。寄せあげて、掬い上げて、体操服をしわくちゃにしながら堪能する。私にはそう見えただけで、実際にはじゃれついていただけであろうが、指が深く沈み込んでいる様は男子児童の視線を寄せるのに足る。なされるがままにされていた彼女は、そのうちに顔を真っ赤にして何かを言いつつ手をはたき落とし「今はダメ」と言い、以降はすっかり両腕を胸元で組んで、猫背になって拗ねてしまった。この生徒は要観察である。下校時に再び見えてみれば、制服下の胸はブラジャーは着けていないながら見事な球形を為している。先程の光景から張りも柔らかさも極上のものと想像される。名前は○○。名札の色から小学5年生だと断定。ここ一ヶ月の中で最も期待すべき逸材。
時: 午後05時03分
所: 〇〇市〇〇町〇〇にある某コンビニ
身長: やや高い。163センチほど。
衣服: ○○の制服。
年齢: 17歳
持ち物: 特に書くべきにあらず
同行者: 無し
背格好: 標準的だがやや痩せ型。恐らくは着痩せするタイプである。一見してただの女子高生の体であるが、肩、腰つきともに十分な量の肉量がある。その代わり腕は細い。右手に絆創膏。
顔: あどけない。非常に可愛らしい顔。人柄の良さが顔と表情に出ていると言ったところ。眉は優しく、目はぱっちり。常に口が緩んで、白い頬に赤みが差す。が、どこか儚げである。分厚くない唇と優しい目が原因か。
髪: 後ろに一束したミディアムヘア。一種の清潔さを表すと共に、若干の田舎臭さあり。後ろ髪をまとめて一束にしているので、うなじから首元へかけての白い肌が露出。これが殊に綺麗であった。
備考: 高校生アルバイター
胸: 推定バスト118センチ、推定アンダーバスト68センチのP カップ。服が腰元で閉じられているので、高さ24センチほどの見事な山が形成されている。そのため余計に大きく感じられる。手を前��組む癖があるのか胸が二の腕によって盛り上がって、さらに大きく見える。レジ打ちを担当していた。面倒くさい支払い方法を聞いて接近。レジにて紙を用いて説明してくれるのであるが、胸元が邪魔で始終押さえつけながらでの説明となり、体を斜めにしての説明となり、終いには胸の先での説明となる。ブラジャーの跡あり。よほどカップが分厚いのか胸と下着との境目がはっきりと浮き出ている。この大きさでこのタイプのブラジャーは、1メーカーの1ブランドしかないため、懐かしさに浸る。大体分かりました、では後日よろしくおねがいしますと言うと、にこやかにありがとうございましたと言う。腕の細さと胸の大きさとが全くもって合っていない。腰つきとは大方合っている。顔があどけないところから、胸に関しては期待して良いのではないだろうか? それを知るには彼女の中学時代、ひいては小学時代を知る必要があるが、そこまで熱心に入れ込めるほど、魅力的ではない。
本日も予が真に求むる者居らず、―――と最後に付け足した日記帳を、俺は俺が恐れを抱くまでに叫び声を上げながら床へと叩きつけ、足で幾度も踏みつけ、拾って壁に殴りつけ、力の限り二つに引き裂いて、背表紙だけになったそれをゴミ箱へ投げつけた。八畳の部屋の隅にある机の下に蹲り、自分の頭をその柱に打ちつけ、顎を気絶寸前まで殴り、彼女の残した下着、―――ブラジャーに顔を埋めて髪を掻き毟る。手元に残りたる最後の一枚の匂いに全身の力を抜かされて、一時は平静を取り戻すが、真暗な部屋に散乱した日記帳の残骸が肌へと触れるや、彼女の匂いは途端に、内蔵という内蔵を酸で溶かすが如く、血管という血管に煮えたぎった湯を巡らせるが如く、俺の体を蝕んでくる。衝動的にブラジャーから手を離して、壁に頭を、時折本当に気絶するまで、何度も何度も何度も打ちつけ、忌々しい日記帳を踏みしめて、机の上に置いてあるナイフを手にとる。以前は右足の脹脛(ふくらはぎ)を数え始めて26回切りつけた。今日はどこを虐めようかなどと考えていると、彼女の残したブラジャーが目につく。一転して俺のこころは、天にのぼるかのようにうっとりと、くもをただよっているかのようにふわふわと、あたたかく、はれやかになっていく。―――
―――あゝ、いいきもちだ。彼女にはさまれたときもこのような感じであった。俺の体は彼女の巨大な胸が作り出す谷間の中でもみくちゃにされ、手足さえ動かせないまま、顔だけが彼女の目を見据える。ガリガリに痩せ細って頬骨が浮き出てはいるが、元来が美しい顔立ちであるから、俺の目の前には確かにいつもと変わらない彼女が居る。我儘で、可愛くて、薄幸で、目立ちたがり屋で、その癖恥ずかしがり屋で、内気で、卑屈で、でも負けん気が強くて、甘えん坊で、癇癪持ちで、いつもいつもいつも俺の手を煩わせる。冷え切った手で俺の頬を撫でても、少しも気持ちよくは無い、この胸、この胸の谷間が冬の夜に丁度良いのだ。この熱い位に火照った肉の塊が、俺を天に昇らせるかの如き高揚感を與えるのだ。
だがそれは後年の事。床に広がったブラジャーを拾って、ベッド脇のランプの燈を点けて、ぶらぶらと下へと垂れるカップの布をじっくりと眺める。華奢で肉のつかない彼女のブラジャーだったのだから、サイドボーンからサイドボーンまでの距離は30センチ程もあれば良く、カップの幅も中指より少し長い程度の長さしかない。が、その深さと広さはそこらで見かけるブラジャーとは一線を画す。手を入れれば腕が消え、頭を入れればもう一つ分は余裕がある。記念すべき「初ブラ」だった。
それが何たることか! 今日、いや昨日、いや一昨日、いやこの一ヶ月、いやこの一年間、いや彼女が居なくなってから実に6年もの間、このブラジャーが合う女性には出会うどころか、見かけることも出来ないではないか。細ければサイズが足りず、サイズが足りればぶくぶくと肥え、年増の乳房では張りが足らず、ならばと小学生の後を付け回してはお巡りに声をかけられ、近所中の中高にて要注意人物の名をほしいままにし、飽きる迄北から南の女という女を見ても、彼女のような体格美貌の持ち主は居なかった。風俗嬢へすら肩入れをし、ネットで調子に乗る女どもにも媚びへつらった。
恭しくブラジャーを箱へと収めて床に散らばりたる日記帳の屑を見るや、またしても怒りの感情が迸ってくる。今日は左太腿の上をざっくりとやってやろうか。紙屑をさらに歯で引きちぎり、喉に流し込みながらそう思ったけれども、指を切る程度に留め、代わりに床を突き抜ける位力を入れて、硬い板の上に差す。今日書いた文面はその上にあった。
「なんで、なんで俺はあんなことを、……」
気がつけば奇声を上げつつ髪の毛を毟り取っていた。時計を見れば午後11時28分。点けっぱなしにしておいたパソコンの画面にはbroadcasting soon! という文字が浮かび上がって居る。忘れた訳では無かったが、その英単語二文字を見るだけで、怒りも何も今日の女どもも忘れ、急に血の巡りが頭から下半身へと下り、呼吸が激しくなる。まるで彼女を前にした時のようである。急いで駆けつけて音量を最大限まで上げて、画面に食い入ると、直にパッとある部屋が映し出され、俺の呼吸はさらに激しくなった。
部屋はここと同じ八畳ほど、ベッドが一台、机が一つ、………のみ。
机の上にはありきたりな文房具と、食器類が一式、それに錠剤がいくつか。ベッドの上には質の良さそうな寝具、端に一枚のショーツ、その横に犬用のリードが一つ。これはこれから現れる者が、謂わばご主人さまに可愛がられるために着けている首輪につながっているのである。そしてその横に、あゝ、彼女がまだ傍に居ればぜひこの手で着けて差し上げたい巨大なブラジャーが一つ、………。ダブルベッドをたった一枚で埋め尽くすほど大きく、分厚く、ストラップは太く、今は見えないが12段のホックがあり、2週間前から着けているらしいけれどもカップは痛み、刺繍は掠れ、ストラップは撚れ、もう何ヶ月も着たかのようである。
しばらく見えているのはそれだけだったが、程なくしてブラジャーが画面外へ消えて行き、ショーツが消えて行きして、ついに放送主が現れる。病的なまでに痩せ細って骨の浮き出る肩、肘、手首、足首、膝、太腿、それに反して美しくしなやかな指が見える。顔は残念ながら白い仮面で見えないが、見えたところで一瞬である。すぐさま画面の殆どは、中央に縦線の入った肌色の物体に埋められるのだから。その肌色の物体は彼女の胸元から生え、大きく前へ、横へと広がりながら腰元を覆い、開けっ広げになった脚の間を通って、床へとゆるやかにの垂れており、ベッドに腰掛けた主の、脚の一部分と、肩と、首を除いて、体の殆どを隠してしまっている。床に垂れた部分は、部分というにはおかしなくらい床に広がる。浮き出た静脈は仄かに青々として、見る者によっては不快を感ずるだろう。
言うまでもなく、女性の乳房である。主は何も言わずにただそこに佇むのみで、何も行動をしない。仮面を着けた顔も、たまに意外と艶のある黒髪が揺れるだけで動かないのであるが、極稀に乳房を抑える仕草をして、愛おしそうに撫でることがある。けれどもそれは本当に極稀で、一回の配信につき一度の頻度でしかなく、殆どの場合は、一時間もしたらベッドに倒れ込んで寝てしまうのである。
この配信を見つけてから���いうもの、俺の日中の行動は、その寝姿を見るための暇つぶしでしか無い。彼女そっくりな体つきに、彼女そっくりな胸の大きさ、―――しかもこちらの方が大きいかもしれない上に、彼女そっくりな寝相、………見れば見るほど彼女に似て来て、また奇声を発しそうになる。無言で、手元にあった本の背表紙で頭を打ちつけて落ち着きを取り戻し、画面を見ると、ゴロンとベッドから落ちてしまったその女の姿。彼女もよくやった寝相の悪さに、途端懐かしさが込み上げて来て、
「あゝ、こら、叶(かなえ)、寝るんだったらベッドの上で寝ないと、……。手伝ってやるからさっさと起きなさい」
と頬を叩いたつもりだが、空を切るのみで、消息不明となっている者の名前を呼んだだけ、羨ましさと虚しさが募ってしまった。
幼馴染の叶が居なくなってから早6年、片時も忘れた事はないのであるが、隣に住んでいながら出会いは意外と遅いものであった。当時俺は11歳の小学5年生、物凄く寒かったのを思えば冬から春前であったろうか、俺の家は閑静な住宅街の中に突如として現れる豪邸で、建物よりも庭に意匠を凝らしたいという父上の意思で、洋館が一つと離れが一つ庭に面する形で建てられ、俺はその離れを子供部屋として与えられていた。球状の天井を持つその部屋は、本当に子供のために閉ざされた世界かのようだった。庭の垣根が高く、木に埋もれる形で建っているのであるから、内は兎も角、外からだとそもそも離れがあることすら分からない。音も完全に防音されていて、車が通りかかるのすら、微妙な振動でようやく分かるくらい外界から切り離されているのである。いつも学校から帰ると、俺はその部屋で母上と共に話をしたり、ごっこ遊びをしたり、宿題をしたりする。食事もそこで取って、風呂には本館の方へ向かう必要はあるけれども、学校に居る7、8時間を除けば一日の殆どをそこで過ごしていた。だから、近隣の様子なぞ目については居なかったし、そもそも父上から関わるなというお達しがあったのだから、あえて触れるわけにはいかない。学校も、近くにある公立校へは通わずに、ずっと私立の学校へ入れられたのだから、関わろうにも、友人と言える者も知り合いと言える者も、誰も居ないのである。
そんな生活の中でも、よく離れの2階にある窓から顔を突き出して、燦々と輝く陽に照らされて輝く街並みを眺めたものだった。今はすっかりしなくなってしまったけれども、木々の合間合間から見える街並みは殊に美しい。一家の住んでいる住宅街というのが、高台に建っているので、街並みとは言ってもずっと遠くまで、―――遥かその先にある海までも見えるのである。
そう、やっぱり冬のことだ、あのしっとりとした美しさは夏や秋には無い。いつもどおり、俺はうっとりと椅子に凭れかかって街並みを眺めていたのであるが、ふとした瞬間から、女の子の声で、
「ねぇ、ねぇ、ねぇってば」
と誰かを呼びかける声がしきりに聞こえてきていたのだけれども、それが少し遠くから聞こえてくるものだから、まさか自分が呼ばれているとは思わず、無視していると、
「ねぇ!」
と一層激しい声が聞こえてくる。下を見てみると、同年代らしい女の子が、彼女の家の敷地内からこちらを不満そうに見つめてきている。
「僕ですか?」
「そう! 君!」
と満面の笑みを浮かべる。
この女の子が叶であることは言及する必要も無いかと思うが、なんと見窄らしい子だっただろう! 着ている物と言えば、姉のお下がりのよれよれになった召し物であったし、足元には汚らしいサンダルを履いていたし、髪は何らの手入れもされていなかったし、いや、そんな彼女の姿よりも、その家の古さ、ボロさ、貧しさは余りにも憐れである。流石に木造建築では無いものの、築20年や30年は越えていそうな家の壁は、すっかりと黒ずんで蜘蛛の巣が蔓延っており、屋根は黒いのが傷んで白くトゲトゲとしているし、庭? にある物干し竿は弓なりに曲がってしまっていて、痛みに傷んだ服やタオルが干されている。全体的に暗くて、不衛生で、手に触れるのも汚らわしい。広さ大きさは普通の一軒家程度だけれども、物がごちゃごちゃと置かれて居るのでかなり狭苦しく感じられ、俺は父上がどうして近隣の者と関わるなと言ったのか、なんとなく理解したのだった。目が合った上に、反応してしまったからには相手をしなくちゃいけないか、でも、できるだけ早く切り上げて本の続きでも読もう。―――俺は一瞬そう思ったが、ようようそう思えば思うほど、彼女に興味を抱いてしまい、小っ恥ずかしい感情がしきりに俺の心を唆していた。
それは一目惚れにも近い感情だっただろうと思う。というもの、その時の叶の外見は、着ているものが着ているものだけに見窄らしく見えただけで、顔立ちは悪くないどころかクラスに居る女子どもなぞよりずっと可愛いかった。いや、俺がそう感じただけで、実際は同じくらいかもしれないが、普段お嬢様と言うべき女の子に囲まれていた俺にとっては、ああいう儚い趣のある顔は、一種の新鮮さがあって、非常に魅力的に見える。どこか卑屈で、どこか苦心があって、しかしそれを押し隠すが如く笑う、………そういう健気な感じが俺の心を打ったと思って良い。また、体つきも普段見るお嬢様たちとは大きく変わっていた。彼女たちは美味しいものを美味しく頂いて、線の細い中にもふっくらとした柔らかさがあるのだが、叶はそうではない。栄養失調からの病気じみた痩せ方をしていて、ただ線が細いだけ、ただ貧相なだけで、腕や脚などは子供の俺が叩いても折れそうなほどに肉が付いておらず、手や足先は、肌が白いがために骨がそのまま見えているかのようである。兎に角貧相である。が、彼女にはただ一点、不自然なほど脂肪が蓄えられた箇所があった。
それはもちろん胸部である。叶は姉から譲り受けた服を着ているがために、袖や裾はだいぶ余らしていたのであるが、胸元だけはピンと張って、乳房と乳房の間には皺が出来ていて、むしろサイズが足りないように見える。恐らく裾を無理やり下に引っ張って、胸を押し込めたのか、下はダボダボと垂れているけれども、胸の上は変にきっちりしている。体の前で手をもじもじさせつつ、楽しげに体を揺らすので、胸があっちへ行ったり、こっちへ行ったりする。俺は最初、胸に詰め物をしているのであろうかと思われた。そう言えば、一昨日くらいにクラスの女子が、私の姉さんはこんなの! と言いつつ、体操服の胸元にソフトボールを入れてはしゃいでいたが、その姿がちょうどこの時の叶くらいであったから、自然にやっぱりこの年の女子は大きな胸に憧れるものなのだと納得したのである。だが、叶の胸は変に柔らかそうに見える。いや、それだけでなく、ソフトボールを入れたぐらいでは脇のあたりが空虚になって、はっきりと入れ物だと心づくが、彼女の体に描かれる、首元から始まって脇を通り、へその上部で終りを迎える曲線は、ひどく滑らかである。手が当たればそこを中心に丸く凹み、屈んで裾を払おうとすれば重そうに下で揺れる。
俺が女性の乳房なるものに目を奪われた初めての瞬間である。
それは物心ついた少年の心には余りにも蠱惑的だった。余りにも蠱惑的過ぎて、俺の体には背中をバットで殴られたような衝撃が走り、手が震え、肩が強張り、妙に臀部の辺りに力が入る。頭の中は真っ白で、少しずつ顔と耳たぶが赤くなっていくのが分かる。途端に彼女の胸から目が離せなくなり、じっと見るのはダメだと思って視線を上げると、さっきとは打って変わって潤いのある目がこちらを見てきている。微笑んでくる。その瞬間、徐々に赤くなって行っていた顔に、血が一気に上る感覚がし、また視線を下げると、そこにはこれまで見たことがない程の大きさの胸。胸。胸。………あゝ、なんと魅力的だったことか。
「こんにちは」
「うん、こんにちは。今日は寒いね」
彼女に挨拶されたので、俺はなんとか声を出したのだった。
「私は全然。むしろあったかいくらい」
「元気だなぁ」
「君が元気ないだけじゃないの」
「熱は無いんだけどね」
「ふふ」
と彼女は笑って、
「君どのクラスの子?」
「いや、たぶん知らないと思う。この辺の学校には通ってないから」
「どおりで学校じゃ、見ないと思った。何年生なの?」
彼女がこの時、俺を年下だと思っていたことは笑止。実際には同い年である。
「へぇ、あっちの学校はどうなの?」
「どうもこうもないよ。たぶん雰囲気なんかは変わんないと思う」
「そうなんだ」
と、そこでトラックが道端を通ったために、会話が区切れてしまって、早くも別れの雰囲気となった。
「ねぇ」
先に声をかけたのは彼女だった。
「うん?」
「またお話してくれない?」
少年はしばし悩んだ。近くの者とは関わるなと言う父上の言葉が頭にちらついて、それが殆ど彼女の家庭とは関わるなとの意味であることに、今更ながら気がついたのであったが、目の前に居る少女が目をうるませて、希望も無さげに手をもじもじと弄っているのを見ると、彼女の学校での扱われ方が目に見えてしまって仕方がなかった。そっと目を外すと、隣に住んでいなければ、多分一生関わること無く一生を終えるであろう貧しい家が目に飛び込んできて、だとすれば、良い育ちはしていないに違いはあるまい。だが、今言葉を交わした感じからすれば、意外にも言葉遣いはぞんざいではなく、笑い方もおっとりとしている。それに何より、自分がここまで心臓の鼓動がうるさいと思ったことはないのである。少年の心はこの時、「またお話したい」などというレベルではなく、彼女に近づきたい気持ちでいっぱいであった。近づいて、もっともっとお話をして、その体に触れて、夜のひと時をこのメルヘンチックな我が部屋で過ごせたら、どんなに素敵だろう。この窓から夜景を見て、手を取って、顔を突き合わして、行く行くは唇を重ねる、………あゝ、この部屋だけじゃない、綺麗に見繕って、二人で遊びに行くのも良い、いや、もはや二人きりでその場に居るだけでも僕の心は満足しそうだ。………実際にはこんなに沢山ことを考えた訳ではなかったけれども、しかしそういうことが、父上の言いつけから少年をすっかり遮断してしまった。つまりは、彼女の言葉に頷いたのである。
「もちろん。こうやって顔だしてたら、また話しかけてよ」
「ふふ、ありがとう。またね」
「またね。―――」
これが俺と叶の馴れ初めなのだが、それから俺たちは休みの日になると、窓を通じて10分20分もしない会話を楽しんだ。尤もそれは俺が父上と母上を怖がって、勉強しなくちゃいけないだとか、習い事があるとか、そういう理由をつけて早々に切り上げるからではあるけれども、もし何の後ろめたさも無かったら日が暮れても喋りあったに違いない。
「えー、……もう? 私はもっとお話してたい!」
「ごめんね。明日もこうやって外を眺めてあげるからさ」
その言葉に嘘はなく、俺は休日になれば、堪えきれない楽しみから���食を終え、両親を煙に巻くや窓から顔を突き出していた。すると叶はいつも直ぐに家から出てきて、
「おはよう」
と痩せ細った顔に笑みを浮かべる。彼女もまた、楽しみで楽しみで仕方ないと言った風采なのである。
「おはよう。今日はいつにもまして早いね」
「ふふ」
会話の内容はありきたりなこと、―――例えば学校のこと、家のこと(彼女はあまり話したがらなかったが)、近くにある店のこと、近くにある交番がどうのこうのということ、近くにある家のおばさんが変人なことなど、強いて言えば、近所の人たちに関する話題が多かった。というのも、この住宅街に住んでいながら、今まで何も知らなかったので、俺の方からよく聞いたのが理由ではあるけれども、話に関係ないから述べる必要はあるまい。
それよりも、あんまり叶が早く出てくるので、いつのことだったか、聞いてみたことがあった。すると、彼女は心底意地の悪い笑顔で、
「私の部屋から丸見えなんだもん。そんなに楽しみ?」
と言うので、無性に恥ずかしさが込み上げてきたのは覚えている。どう返したのか忘れたが、その後の彼女の笑う様子が、強烈に頭に残っているのを考慮すれば、さらに恥ずかしい言い訳を放ったのは確かである。………
そんなある日のことであった。確か、叶と���会って一ヶ月経った日だったように思う。何でも学校が春の休み期間に入ったために、俺達は毎日顔を合わせていたのであるから多分そうで、非常に小っ恥ずかしい日々を送っていたのであるが、この日は俺しか俺の家には居ないのであった。それも朝一から深夜まで、何故だったのかは忘れてしまったが、両親も居なければ、ハウスキーパーも、確実に居ないのである。然れば初恋に目の暗んだ少年が悪巧みをするのも当然であろう。つまり俺はこの日、叶をこのメルヘンチックな離れに招待しようとしていたのである。
一種の期待を胸に抱きながら、いつもどおり窓から顔を突き出して、今や見慣れてしまった貧しい家の壁に視線を沿わせては、深呼吸で荒れそうになる息を整えようとする。一見、「いつもどおり」の光景だけれども、この時の俺はどうしても、初めての彼女をデートに誘うような心地よい緊張感ではない、恐ろしい罪悪感で押しつぶされそうだった。別に子供が同級生の女の子を連れてくることなど、親からしたら微笑ましい以外何者でもないかもしれない。が、これから呼ぶのは、父上が関わるなと言った、隣家の貧しい娘なのであるから、どうしても後々バレた時の事を考えると、喉が渇いて仕方ないのである。―――出来れば叶が今日に限って出てきてくれなければ、なんて思っても、それはそれで淋しくて死ぬ。まぁ、期待と緊張と罪悪感でいっぱいいっぱいだった少年の頭では、上手い具合に言い訳を考えることすら出来なかったのである。
「おはよう」
そうこうするうちに、いつの間にか外に出てきていた叶が声をかけてきた。一ヶ月のうちに、さらに胸が大きくなったのか、お下がりの服の袖はさらに長くなり、………というのは、服のサイズを大きくしないと胸が入らないからで、その肝心の胸の膨らみは今やバレーボール大に近くなりつつある。
で、俺は焦ることは何もないのに、挨拶を返すこともせずに誘うことにしたのであった。
「ねぇ」
「うん?」
「きょ、今日、僕の家にはだ、だれも居ないんだけど、………」
「え? うん、そうなの」
それから俺が叶を誘う言葉を出したのは、しばらくしてのことだったが、兎に角俺は彼女を頷かせて門の前まで来させることに成功して、庭を駆けている時に鳴った呼び鈴にギョッとしつつ、正門を開けると、さっきまでその気になっていた顔が、妙に神妙なので聞いてみると、
「なんか急に入って良いのか分からなくなっちゃった」
ともじもじしながら言う。それは引け目を感じると言うべき恥であることは言うまでもないが、一度勢いづいた少年にはそれが分からず、不思議な顔をするだけであった。それよりも少年は歓喜の渦に心臓を打たせており、今日という今日を記憶に焼き付けようと必死になっていた。というのは、普段遠目から見下ろすだけであった少女が目の前に現れたからではあるけれども、その少女の姿というのが、想像よりもずっと可愛いような気がしただけでなく、意外と背丈がひょろ高いことや、意外と服は小綺麗に整えてあることや、手も脚も、痩せ細った中にも一種の妖艶さが滲み出ていることなど、様々な発見をしたからであった。特に、胸元の膨らみにはただただ威圧されるばかり。大きさは想像通りだったものの、いざ目の前に来られると迫力が段違い。試しに顔を近づけてこっそりと大きさを比べて見ると、自分の頭よりも大きいような感じがし、隣に並んでみると、彼女の胸元にはこんな大きな乳房が生えているのかと驚かれる。
「ちょっと、どうしたの」
と言われてハッとなって、叶の手を引きながら広大な庭を歩き始めたが、少年の目はやはり一歩一歩ふるふると揺れる彼女の乳房に釘付けであった。
庭の様子は今後必要ないから述べないが、一方はお坊ちゃん、一方は女中にもならない卑しい少女が手を取り合いながら、花々の芽の萌ゆる庭園を歩く様子は、或いは美しさがあるかもしれない。
離れについて、「や、やっぱり私帰るね」と言い出す叶を無理に押し込んで、鍵をかけると、一気に体中の力が抜けて行くような気がした。何となく庭を歩いているうちは、誰かに見られているかのようで、気が気でなかったのに、今となっては何と簡単なことだったであろう。とうとう成功した、成功してしまったのである、叶を一目見た瞬間に思い描いていた夢が、一つ叶ったのみならず、この心の底から沸き起こる高揚感はなんだろうか。期待? それとも単に興奮しているだけ? いや、恐らくは彼女が隣に居ること、手を触れようとすれば触れられる位置に居ること、つまり、彼女に近づいたという事実が、嬉しくて嬉しくて仕方がないのだ。そしてそれが、自分の住処で起こっている、………俺は多分この時気持ち悪いくらいに笑っていたように思ふ。頭は冷静に叶をもてなしているつもりでも、行動の一つ一つに抜けている箇所が、どうしても出てしまって、土足のまま上がろうとしたり、段差に足をひっかけて転けそうになったり、お茶を溢しそうになったり、最初からひどい有り様であったが、彼女は引け目を感じながらも笑って、
「ほんとにどうしたの、熱でも出てるんじゃ、………」
と心配さえもしてきて、その優しさもまた、俺には嬉しくて仕方がなくって、ますます惚けてしまったように思われる。が、それが出たのは昼前のことだったろう、あの時俺は、目の前ある叶の乳房が大きく重たく膨れ上がっているのに対し、それを支える身体が余り痩せすぎている、それもただ単に痩せているのではなくて、こうして間近で見てみると、骨格からして華奢であるので、身長はどっこいどっこいでも(―――当時の俺は背が低かったのである)、どこか小さく感じられるし、そのために、余計に体と胸元の膨らみとが釣り合っていない上に、胸が重いのか、ふらふらとして上半身が風で煽られているかの如く触れる時がある、それが緊張で体が強張っている今でも起こるので、段々と心配になってきて、
「す、すごい部屋、………」
ときちんと正座をしながら目を輝かす彼女が、今にも倒れてしまいそうに思われたのだった。しかし惚けた少年の頭では、ああ言えば失礼だろうか、こう言えば婉曲的に尋ねられるだろうか、などと言ったことは考えられない。ただ、この眼の前に居るかぁいい少女が、かぁいくってしょうがない。あれ? 叶ってこんなにかぁいかっただろうか? と、彼女の一挙一動がなんだか魅力的に見えて来て、手の甲を掻くのすらもかぁいくって、言葉が詰まり、今や何とか頭に浮き出てきた単語を並べるのみ、彼女を一人部屋に残して外で気持ちを落ち着けようにも、今ここに叶が居るのだと思えばすぐさま頬が燃え上がってくる。再び部屋に入れば入ればで、自分の思い描いていたのよりかぁいい少女が、きちんと正座をしながらも、未だに目をキラキラとさせ、口をぽかんと開けて部屋中を眺めている。そんなだから、一層少年の頭は惚けてしまった。同時に、胸の前で、乳房を押しつぶしながらしっかりと握られている両の手が目について、その細さ、そのか弱さに惹き込まれて無遠慮に、
「ねぇ、前々から気になってたんだけど、どうしてそんなに細いの? どうしてそんなに痩せてるの?」
と、彼女の正面に座りながら聞いた。
「あっ、うっ、……」
「ん? だって手とか僕が握っても折れそうだし」
「え、えとね?」
「うん」
「その、食べては居るんですけれど、………」
叶はここに来てからすっかり敬語である。
「食べても食べても、全然身につかなくって、………その、おっぱいだけが大きくなってしまってるの。だから、こんなにガリガリ。骨も脆いそう。………あはは、なんだか骸骨みたいだね」
「全然笑い事じゃないんだけど」
「うん、ありがとう。それだけでも嬉しいな」
とにっこりするので、
「もう」
とにっこりとして返すと、叶はすっかり普段の無邪気な顔に戻った。
「あ、でね、もちろんお母さんも心配してくれて、お金が無いのに、私のためにたくさんご飯を作ってくれててね、―――」
「たくさんって、どのくらい?」
「えっと、………」
と言葉に詰まるので、
「まぁ、別に笑わないからさ。言ってごらん?」
とたしなめた。すると返ってきた言葉は、俺の想像を軽く飛び越していたのだった。
毎日微妙に違うから昨日のだけと、はにかんだ叶の昨夜の夕食は、米を4合、味噌汁が鍋一杯、豆腐を3丁肉豆腐、その肉も牛肉1キロ、半分を肉豆腐へ、半分を焼いて、野菜はキャベツとレタスと半々に、鶏胸肉2枚、パスタ500グラム、………を食した後に寒天のデザートを丼に一杯、食パンを2斤、牛乳一リットルで流し込んだ、と、ご飯中は喉が乾いて仕方がないと言って、水もペット��トルで2本計4リットル飲んだ、いつもこれくらいだが、それでも食欲が収まらない時は、さらにご飯を何合か炊いて卵粥として食べるのだと言う。
笑わないとは言ったけれども、流石に苦笑も出来ずに唖然とするばかりで、俺は、スポーツ選手でも食べきれない食い物が、一体全体、目の前で顔を覆って恥ずかしがる少女のどこに入って、どこに消えたのか、想像をたくましくすることしか出来なかったが、そうしているうちに、今日の朝はねと、朝食までおっしゃる。それもまた米が4合に、やっぱり味噌汁を鍋一杯。そして、知り合いが店を構えているとか何とかでくれる蕎麦を、両手で二束、大鍋で茹でてざる蕎麦に、インスタントラーメンを2人前、水を2リットル。言い忘れてけどご飯は大きなおにぎりとして、中に色々と具材を入れて食うと言って、最後に、デザートとは言い難いが、デザートとしてシリアルを、やっぱり牛乳1リットルかけて食べる。その後パンがあればあるだけ食べる。水も何リットルか飲む。で、大体食事の時間は1時間半から2時間くらいで終わるけれども、お腹が空いていたら30分でもこれだけの量は平らげられるらしい。
「いやいやいやいや、………えっ?」
俺のそんな反応も当然であろう。ところで以上の事を言った本人は、言っちゃった、恥ずかしい、と言ったきり黙って俯いているが、益々見窄らしく、小さく見え、やはり可哀想でならなかった。
ポーン、と鳴って、時計が12時を示した。叶の告白から随分時間が経ったように思っていたら、もうそんな時間である。空腹を訴えかけている腹には悪いが、今ここで食事の話題を振れば恐ろしい結果になるかもしれない、一応自分の昼食は、父上が予め出前を取ってくれたのが、さっき届いたからあるし、母上が夕食もと、下拵えだけして行った料理の数々があるので、それを二人で分けて、一緒に食べる予定ではあったのだが、しかし先の話が本当だとすれば、とても量が足りない。だが、恐ろしい物は逆に見たくなるのが、人間の常である。俺は、叶がご飯を食べている様を見たくてたまらなかった。普段、外食は両親に連れられてのものだったけれども、幸い街を歩けばいくらでも食事処にはありつける。日本食屋に、寿司屋に、洋食屋に、喫茶店に、中華料理屋に、蕎麦屋饂飩屋鰻屋カレー屋、果ては創作料理屋まであるから、彼女をそこに連れて行ってみてはどうか。もちろん一軒と言わずに何軒も訪れて、彼女が満足するまでたくさんご飯を食べさせてあげてみてはどうだろうか? 俺はそんなことを思って、心の内で嫌な笑みを浮かべていたのであったが、偶然か必然か、その思いつきは叶の願いにぴったり沿うのであった。
「あはは、………やっぱり引いた?」
と叶がもじもじしながら言う。
「若干だけど、驚いただけだよ」
「ほんとに?」
「ほんとほんと」
「じゃ、じゃあ、もう一つ打ち明けるんだけどね、………あ、本当に引かないでよ」
「大丈夫だって、言ってごらん?」
と言って顔を緩めると、叶は一つ深呼吸してから、もじもじさせている手を見つめながら口を開くのであった。
「えとね、私、………実はそれだけ食べても全然たりなくて、ずっとお腹が空いてるの」
「今も?」
「今も。ほら、―――」
叶が服の裾をめくり上げると、そこにはべっこりと凹んでいる腹が丸見えになる。
「すっかり元通りになっちゃった。君と会うために外に出た時は、まだぼっこりしてたんだけど、………」
「お昼は?」
「え?」
「お昼。お昼ごはん。どうするの?」
��我慢かなぁ。いつもお昼ごはんは給食だから、全然平気だよ!」
この時、図らずも俺の画策と、彼女の願い、というよりは欲望が、同じ方向を向いたことに歓喜したのは言うまでもない。俺はこの後のことをあまり覚えていないが、遠慮する叶に向かって、
「ご飯一緒に食べよう!!」
と無理やり立たせて、取ってあった出前を彼女の目の前に差し出したのは、微かに記憶に残っている。彼女はそれをぺろりと平らげた。口に入れる量、噛むスピード、飲み込む速度、どれもが尋常ではなく、するすると彼女の胃袋の中へと消えていった。母上が下ごしらえして行った料理もまた、子供では食べきれないほどあったが、5分とかからなかった。こちらは食べにくいものばかりであったけれども、叶は水を大量に飲みつつ、喉へと流し込んで行く。それがテレビでよく見る大食い自慢のそれとは違って、コクコクと可愛らしく飲むものだから、俺はうっとりとして彼女の様子を見つめていた。食べ終わってから、俺は彼女の腹部に触れさせてもらった。その腹は、3人前、4人前の量の食事が入ったとは思えないほど平たく、ぐるぐると唸って、今まさに消化中だと思うと、またもや俺の背中はバットで殴られたかのような衝撃に見舞われてしまった。ちょうど、叶の乳房に目を奪われた時と同じような衝撃である。思わず耳を叶のヘソの辺りに押し付けて、たった今食べ物だったものが排泄物になろうとしている音を聞く。ゴロゴロと、血管を通る血のような音だった。
「まだ食べられる?」
「もちろん!」
叶は元気よく答えた。俺は彼女がケチャップで赤くなってしまった口を、手渡されたナプキンで綺麗に拭き終わるのを待って、
「じゃあ、行こうか」
と、財布と上着を取りながら聞いた。
「どこへ?」
「今日はお腹いっぱいになるまで食べさせてあげるよ」
俺の昼食夕食を軽く平らげた彼女は、今更遅いというのに遠慮をするのであった。「いや、私、もうお腹いっぱいで」とか、「お金持ってない」とか、「別にいいって、いいってば」とか、終いには「ごめん、ごめんなさい」と言って泣き出しそうにもなったり、なんとかなだめて離れから飛び出ても、動こうとしなかったり、自分の家に入ろうとする。「だ、大丈夫! 嘘! 嘘だから! 忘れて! もう食べられないから!」など、矛盾に満ちた言葉を放っていたのは覚えている。俺はそれをなんとかなだめて、気持ちが先行してしまって不機嫌になりつつも、最終的には弱々しい彼女の腰を抱きかかえるようにして引っ張って行った。
「ごめんね、ごめんね。ちょっとでいいからね。私よりも君がたくさん食べてね」
と食べることには堪忍したらしい叶が、物悲しそうにしたのは、確か家からまっすぐ歩いて、3つめの交差点を曲がって、広めの県道を西に沿ってしばらく行った所にある小綺麗な中華料理屋だっただろう。前にも述べたが、俺はこの日のことをあまり詳しく憶えていないのである。何故この中華料理屋に訪れたかと言えば、ようやく落ち着いた叶に何が食べたい? と聞くと、渋々、春巻きが食べたいとの答えが返ってきたからであるのだが、この店は昔も今も量が多いとの文句が聞こえてくる名店で、俺はよく、父上が天津飯一つすら苦しんで食べていたのを思い出すのである。とまぁ、そんな店であるのだから、そんな店にありがちな、所謂デカ盛りメニューなるものがあって、例えば丼物、―――麻婆丼だったり、炒飯だったり、それこそ天津飯だったり、そういうのはだいたい揃ってるし、酢豚とか、八宝菜の定食メニューもそれ専用の器すらあったりする。そしてそれを30分以内に食べきったら無料なので、これならお金を気にする彼女も安心してくれるだろうと、少年は考えた訳であったが、いざ入ってみて、奥の席へ通されて、
「この春巻きを10人前と、デカ盛りメニューの麻婆丼一つと、それと僕は、………エビチリ定食をご飯少なめでください!」
と注文すると、
「ぼ、僕? 冗談で言ってる?」
と、まず俺を見、そして叶を見して怪訝な顔をするのであった。
「冗談じゃないよ。ねぇ?」
と叶を見るが、彼女は静かに俯いている。
「ま、そういうことだから、お金は出すんだから、早く! 早く!」
「でもね、これはとっても量が多いんだよ?」
「うん、知ってる。だけど叶ちゃんが全部食べてくれるから、平気だよ」
「え、えぇ、………? この子が? 嘘おっしゃい」
そういう押し問答は10分乃至15分は続いたのであったが、とうとう店側が折れる形で、俺達の前には山になった春巻きと、山になった麻婆丼と、それ比べればすずめの涙程のエビチリが、テーブルの上に現れたのであった。俺も驚いたし、店員も驚いたし、何より他の客の驚きようと言ったら無い。奥の席だったから、人気はあまりないものの、写真を撮る者、頑張れよと冷やかしてくる者、わざわざ席を変わってくる者も居れば、自分たちも負けじとデカ盛りメニューを頼む者も居る。彼らの興味は殆どテーブルの上に置かれた理不尽な量の料理と、それに向かう華奢な少女であったが、妙に俺は良い気になって、ピースして写真に写ったり、冷やかして来た者を煽ったりして、相手をしたものだった。本当に、あの時の俺は、自分が一時の有名人になったかのような心持ちで、サインでも握手でもしてやろうかと思った。いや、そんなことよりも、もっと写真に撮って、もっと騒ぎ立てて、もっと人を集めてくれという気持ちであった。有頂天と言っても良い状態だった。が、ふと叶の方を見てみると矢張り俯いたままでいる。―――あゝ、こんなに騒がしかったら美味しいものも美味しくは無いだろうな、早く食べないと冷えてしまう、それに、自分もお腹が空いて仕方がない、そろそろ追っ払おうかしらん。叶の様子にいくらか冷静になった俺はそう思ったのであった。
「ごめんね、彼女、恥ずかしがり屋だから、ほら、あっち行ってて」
そう言うと、店主のハラハラした視線だけはどうすることも出来なかったが、皆次第に散り散りになった。叶もまた、周りに人が居なくなって安心したのか、顔を上げる。
「騒がしかったね」
「うん」
「まったく、野次馬はいつもこうだよ」
「うん」
「足りなかったら、もう一つ頼むことにしようか」
「あ、あの、………」
「うん?」
「いた��きます」
この時の彼女の心境は、後になって聞いたことがある。たった一言、ああいう状況に慣れていなかったせいで、食べて良いのか分からなかった、と。実際には、中華店へ入る前から匂いに釣られて腹が減って死にそうになっていたところに、いざ目の前に好物の春巻きと、こってりとした匂いを漂わせている麻婆丼が現れて、遠慮も恥も何もかも忘れて食らいつきたかったのだそうである。事実、麻婆丼は物凄い勢いで彼女の口の中へと消えていった。
ところで麻婆丼は、後で聞けば10人分の具材を使っているのだと言う。重さで言えば8.7キロ、米は5合6合はつぎ込んで、女性の店員では持ち運べないので、男が抱えなければならない。時たま米の分量を誤って、餡のマーボーが指定分乗り切らない時があって、そういう時は乗り切らなかった餡だけ別の器に盛って出す。かつて挑戦した者はたくさんいるが、無事にただで食べられたのはこれまで1人か2人くらい、それも大柄な男ばかりで、女性はまだだと言う。
そんな麻婆丼が、11歳の、それも痩せ細った体つきの少女の口の中へ消えていくのである。休むこと無く蓮華を動かし、時折春巻きを箸に取っては、殆ど一口で飲み込むが如く胃の中へ流し込み、真剣ながらも幸せの滲み出た顔をしながら、水をグイグイ飲む。見れば、心配で様子を見に来ていた店主は、いつの間にか厨房に引っ込んで呆れ顔をしている。叶はそれにも気が付かずに黙々と口を動かして、喉が微かに動いたかと思ったら、蓮華を丼の中に差し込んで、幸せそうな顔で頬張る。あれよあれよという間にもう半分である。こういうのは後半になればなるほど勢いが落ちるものだのに、叶の食べるスピードは落ちないどころか、ますます早くなっていく。やがて蓮華では一口一口の大きさが物足りないと感じたのか、一緒に付いてきたスプーンで上から米もろとも抉って食べる。叶は普段から綺麗に食べることを心がけていて、大口を開けて食い物を口へ運んだとしても、それが決して醜くなく、逆に、実に美味そうで食欲が掻き立てられる。優雅で、美しい食べ方は、彼女が言うには、体の動かし方が重要なのだと、かつて教えてもらったことがある。気がついた時には、もう普通の麻婆丼と殆ど変わらない分量になっていた。一個もらうつもりだった春巻きは、………もう無かった。
俺は、叶の料理を食べている姿をついに見ることが出来て、ただただ感激だった。先程は恐ろしい勢いで食べたと言っても、量は大食いの者ならば簡単に平らげる程度しか無かったのである。それが今や10人前の巨大な麻婆丼を前にして、淡々と頬張っていき、残るは殆ど一口のみになっている。彼女はここに来てようやくペースが落ちたのだが、その顔つき、その手付き、その姿勢からして、腹が一杯になったのではなくて、あれほどあった麻婆丼がとうとうここまで無くなったので、急に名残惜しくなったのであろう。その証拠に、一口一口、よく噛み締めて食べている。俺は、またもや背中をバットで殴られたかのような衝撃に身を震わせてしまい、その様子をじっくりと穴が空くほどに見つめていたのであったが、汗もかかずに平然と、最後の豆腐に口をつける彼女を見て、とうとう食欲がさっぱり無くなってしまった。代わりに無性に苛立つような、体の内側が燃えるような、そんな堪えきれない欲が体の中心から沸き起こってきて、今までそんなに気にしてなかった、―――実際は気にしないようにしていた胸元の膨らみが、途端に何かを唆しているように思えて、もっともっと叶の食事風景を見ていたくなった。
「ごちそうさまでした」
と、声がしたので見てみると、澄ました顔で水を飲んでいらっしゃる。俺は慌てて、店主がテーブルの上に乗せて行ったタイマーを止めて時間を見てみた。
「16分39秒」
「えっ? 食べ終わった?」
「ほんまに?」
「本当に一人で食べたんだろうか。………」
気がつけば観客たちがぞろぞろと戻ってきていた。彼らの様子は、もうあんまりくだくだしくなるから書かないが、俺はまたしても注目を浴びている彼女を見て、ただならぬ喜びを感じたということは、一言申し上げておく必要がある。少年は輪の中心に居る少女の手を取るに飽き足らず、その体に抱きついて(―――何と柔らかかったことか!)、
「やったね叶ちゃん。やっぱり出来るじゃないか」
と歓声を放ち、
「ほら、ほら、この子はデカ盛りを16分で食べきったんだぞ。男ならそれくらいできなきゃ」
と、まるで我が手柄のように、奮闘中の大学生らしき男性客に言うのであった。俺の感性はまたしても有頂天に上り詰めて、多幸感で身がふわふわと浮いていた。隣で叶がはにかんで居るのを見ては、優越感で酔っ払ってしまいそうだった、いや、酔いに酔って、―――彼女の隣に居るのは僕なんだぞ。少年はそう叫んだつもりであるのだが、実際には心の中で叫んだだけなようである。俺がこの日の記憶をおぼろげにしか覚えていないのは、そんな感情に身も心も流されていたからなのである。………
騒ぎが収まってから、俺は半分近く残っていたエビチリを叶にあげた。もちろんぺろりと平らげた訳なのだが、しかしその後余りにも平然としてデザートの杏仁豆腐を食べているので、ひょっとしたら、………というよりは、やっぱりそうなんだなと思って、
「もしかしてさ、もう一回くらいいける余裕ある?」
「あ、………もちろん」
もちろんの部分は小声で言うのであった。そして小声のままその後に続けて、今体験した感じで言うと、もう一回あのデカ盛りを食べるどころか、さらにもう一回くらいは多分入ると思う。なんて言っても、まだ空腹感が拭えない。実のことを言えば、あれだけ店主が期待させてくるから楽しみだったのだけれども、いざ出てきてみれば、美味しかったものの、いつも食べてる分量より少なかったから、拍子抜けしてしまった、30分という時間制限も、頑張ったらさっきの麻婆丼2つ分でも達成できると思う。いや、たぶん余裕だと思う、出来ることならもう一回挑戦してみたいが、あの騒ぎを起こされた後だとやる気は起きないかなと言う。少年は彼女の食欲が未だに失せないことに、感謝さえしそうであった。なぜかと言って、この日の俺の願望は、彼女の食事姿を眺めること、そして、街にある食事処をはしごして、彼女が満足するまでたくさんご飯を食べさせてあげること、―――この2つだったのである。しかし、前者は達成したからと言って、それが満足に値するかどうかは別な問題であって、既に願望が「彼女の食事姿を飽きるまで眺めること」となっていた当時の俺には、元々の望みなどどうでもよく、叶がお腹いっぱいになっちゃったなどと言う心配の方が、先に頭に上っていた。が、今の彼女の言葉を聞くに、彼女はまだまだ満足していない。腹で言えば、三分ほどしか胃袋を満たしていない。となれば、第二の願望である「彼女が満足するまでたくさんご飯を食べさせてあげること」を達成していない。然れば、僕が叶の食事風景を飽きるまで眺めるためにも、そして叶が満腹を感じるまでに食事を取るためにも、今日はこのまま延々と飯屋という飯屋を巡ってやろうではないか。そして、あのメルヘンチックな子供部屋で、二人で夜景を眺めようではないか。………斯くして三度、俺の願望と叶の欲とは一致してしまったのであった。
結局叶は、春巻きをもう一度10人前注文して幸せそうな顔で味わい、その間に俺は会計を済ましたのであったが、あっぱれと未だに称賛し続けている店主の計らいで杏仁豆腐分だけで済んでしまった。本当にあの体にあの量が入ってるとは信じられんとおっしゃっていたが、全くその通りであるので、店を出てから叶に断ってお腹に手を触れさせてもらったところ、ちょうど横隔膜の下辺りから股上までぽっこりと、あるところでは突き出ているようにして膨らんでいる。ここに8.7キロの麻婆丼と、春巻き20人前が入っているのである。ついでに水何リットルと、申し訳程度の定食が入っている。そう思うと、愛おしくなって手が勝手に動き初めてしまいそうになったけれども、人通りの多い道であるから、少年は軽く触れただけで、再び少女の手を引いて、街中を練り歩き出した。
それから家に帰るまでの出来事は、先の中華料理屋とだいたい似ているので詳しくは書かないが、何を食べたかぐらいは書いておこう。次に向かった店は近くにあったかつれつ屋で、ここで彼女は再びデカ盛りのカツ丼4.3キロを、今度は初めてと言うべき味に舌鼓をうちながらゆっくりと、しかしそれでも半額になる25分を6分24秒下回るペースで平らげ、次はカレーが食べたくなったと言って、1つ2つ角を曲がってよく知らないインドカレー屋に入り、ご飯を5回おかわり、ナンを10枚食べる。おぉ、すごいねぇ、とインド人が片言の日本語で歓声を上げるので、叶はどう反応していいのか分からずに、むず痒そうな顔を浮かべていた。で、次はラーメン屋が目についたので、特盛のチャーシュー麺と特盛の豚骨、そして追加で餃子を頼んで、伸びたらいけない、伸びたらいけないと念仏のように唱えながら、汁まで飲み干す。この時既に、一体何キロの料理が彼女の腹に入っていたのか、考えるだけでも恐ろしいので数えはしないが、店を出た時に少々フラフラとするから心配してみたところ、
「いや、体が重いだけで、お腹はまだ大丈夫」
という答えが返ってくる。事実、その移動ついでにドーナツを10個買うと、うち9個は叶の胃袋へ、うち1個は俺の胃袋へと収まった。そして今度は洋食屋に行きたいとご所望であったから、先の中華料理屋の向かい側にある何とか言う店に入って、ナポリタン、―――のデカ盛りを頼んで無料となる19分17秒で完食す。とまあ、こんな感じで店をはしごした訳であったが、その洋食屋を後にしてようやく、ちょっと苦しくなってきたと言い出したので、シメとして喫茶店のジャンボパフェを食べることにした。彼女にしてみれば、どれだけ苦しくても甘いものだけはいくらでも腹に入れられるのだそうで、その言葉通り、パフェに乗っていたアイスが溶けるまでにバケツのような器は空になっていた。そして、喫茶店を出た時、叶は急に俺の体に凭れかかってきたのであった。
「あ、あ、………苦しい、………これがお腹一杯って感覚なんだね」
と、俺の背中に手を回してすっかり抱きついてくる。うっとりとして、今が幸せの絶頂であるような顔をこちらに向けたり、道の向かい側に向けたりする。人目もはばからず、今にもキスしそうで、その実ゴロンと寝転がってしまうのではないかと思われる身のこなし。心ここにあらずと言ったような様子。………彼女は今言った量の料理を食べて初めて、満腹感を感じられたのであった。―――あゝ、とうとう僕の願望と叶ちゃんとの欲望が、叶い、そして満たされたしまったのだ。見よ見よこの満足そうな顔を。ここまで幸せそうな顔を浮かべている者を皆は知っているか。―――少年も嬉しさに涙さえ出てくるのを感じながら、抱きついてくる少女のお腹に手を触れさせた。妊娠どころか人が一人入っているかのようにパンパンに張って、元の病的なまでに窪んでいた腹はもうどこにもなかった。胸元だけではなく、腹部にある布地もはちきれそうになっていた。思えばここに全てが詰まっているのである。今日食べた何十キロという食べ物が、………そう考えれば本来の彼女の体重の半分近くが、この腹に収まって、今まさに消化されているのである。少年と少女はついに唇を重ねるや、そっとお腹に耳をつけてその音を聞いてみると、じゅるじゅると時々水っぽい音を立てながら、しかしグウウウ、………! と言った音が、この往来の激しい道沿いにおいても聞こえてきて、この可愛らしい少女からこんな生々しい、胎児が聞くような音を立てているとは! 途端に、股間の辺りから妙な、濁流を決壊寸前の堤防で堰き止めているかのような、耐え難い感覚がして、少年は咄嗟に彼女から身を引いた。今度の今度は背中をバットで殴られたような衝撃ではなく、内側からぷくぷくと太って破裂してしまいそうな、死を感じるほどのねっとりとした何かだった。そしてそれは何故か叶の体、―――特に異様に膨らんだ胸元と腹を見るだけでも沸き起こってくるのであった。少年は恐怖で怯えきってしまった。この得体の知れない感覚が怖くて仕方なかった。目の前でふらふらとしている少女から逃げたくもなった。が、無情なことに、その少女はうっとりと近づいてきて、少年の体にすがりつくので、彼は逃げようにも逃げられず、為されるがままに、その痩せきってはいるけれども上半身の異様に膨れた体を抱いてやって、少女の希望ゆえにお腹を両手で支えながら帰路につくのであった。
「お母さんに何言われるか分からないから、楽になるまで遊んで」
離れに戻ってから、叶はそう言って俺の体に寄りかかってきた。道沿いでしてきた時はまだ遠慮があったらしく、俺はすっかり重くなった彼女の体を支えきれずにベッドに倒れてしまい、じっと見つめる格好になったのであるが、そのうちに堪えきれなくなって、どちらからともなく、
「あははは」
「あははは」
と笑い出した。
「ねぇねぇ」
「うん?」
「さっきキスしてきたでしょ」
「………うん」
俺はこっ恥ずかしくなって、素っ気なく答えた。
「もう一度しない?」
「………うん」
今度はしっかりと叶の顔を見つめながら答えた。
これで俺たちは二度目の接吻をした訳であるが、俺の手はその後、自然に彼女の胸に行った。この時、叶の方がベッドに大きく寝そべっていたので、俺の方が彼女より頭一つ下がった位置にあり、目の前で上下する乳房が気になったのかもしれない。俺の手が触れた時、彼女はピクリと体を震わせただけで、その熱っぽい顔はじっとこちらを向けていた。嫌がっている様子が見えないとなれば、少年は図に乗って、両手を突き出して乳房に触れるのであったが、それでも少女は何も言わない。思えば、少年が恋する少女の胸に手をかけた初めての時であった。やわらかく、あたたかく、頭ぐらい大きく、手を突っ込めばいくらでもズブズブと沈み込んでいき、寄せれば盛り上がり、揉めば指が飲み込まれ、掬い上げれば重く、少年はいつまででも触っていられそうな感じがした。と、その時気がついたことに、着ている物の感触として、女性にはあって然るべき重要な衣服の感覚が無いのである。
「ぶ、ぶ、ぶ、ぶらは、………?」
と少年は何度もどもりながら聞いた。
「高くって買えないの。………それに、おっぱいが大きすぎて店に行っても売ってないの。………」
と少女は儚げな表情を、赤らめた顔に浮かべる。
それきり、言葉は無かった。少年も少女も、大人にしか許されざる行為に、罪悪感と背徳感を感じて何も言い出せないのである。少年の方は、父上の言いつけに背くばかりか、この部屋に連れ込んで淫らな行為に及んでいるがため、少女の方は、相手が自分の手に届かない物持ちの息子であることから、果たしてこんなことをして良いのかと迷っているところに、突然の出来事舞い込んできたため。しかし両者とも、気が高揚して、場の雰囲気もそういうものでないから、止めるに止められない。そして、どうしてその行動を取ったのか分からないが、少年は少女に跨って下半身を曝け出し、少女もまた裾を捲って肩まで曝け出した。玉のような肌をしながらも、はちきれんばかりになったお腹に、少年はまず驚いた。驚いてグルグルと唸るそれを撫で擦り、次に仰向けになっているのにしっかりと上を向く、丸い乳房に目を奪われた。生で触った彼女の乳房は、服を通して触るよりも、何十倍も心地が良かった。少年は、少女の腹を押しつぶさないように、腰を浮かしながら、曝け出した物を乳房と乳房が作る谷間の間に据えた。と、同時に少女が頷いた。右手で左の乳房を取り、左手で右の乳房を取り、間に己の物を入れて、すっぽりと挟み込み、少年は腰を前後に振り始めた。―――少年が射精を憶えた初めての時であった。
叶の腹がほぼ元通りに収まったのは、日も暮れかかった頃であったろうか、彼女を無事家まで送って行き、すっかり寂しくなった部屋で、俺はその日を終えたのであるが、それからというもの、お話をするという日課は無くなって、代わりに、休みの日になると叶を引き連れて、街にある食事処を次々に訪れては大量に注文し、訪れてはテーブルを一杯にし、訪れては客を呼び寄せる。その度に彼女は幸せそうな顔を浮かべて料理を平らげ、満足そうな顔を浮かべて店を後にし、日の最後は必ずその体を俺に凭れさせる。彼女にとって嬉しかったのは、そうやっていくら食っても俺の懐が傷まないことで、というのは、だいたいどこの店にもデカ盛りを制限時間内に食べられれば無料になるとか、半額になるとか、そんなキャンペーンをやっているのだけれども、叶はその半分の時間で完食してしまうのである。「頑張ったら、別に2倍にしても時間内に食べられるよ」と言って、見事に成し遂げたこともあった。その店には以降出入り禁止になってしまったけれども、痛いのはそれくらいで、俺は俺の願望を、叶は叶の欲望を満たす日々を送ったのであった。
だが、叶を初めて連れて行ってから一ヶ月ほど経った時の事、父上に呼ばれて書斎へと向かうと、いつもは朗らかな父上が、パソコンの前で真剣な表情で睨んで来ていらっしゃった。俺は咄嗟に叶との行動が知れたのだなと感づいて、心臓をドキドキと打たせていると、
「まぁ、別に怒りはしないから、隣に来てくれ」
とおっしゃるので、すぐ傍にあった椅子に腰掛けて、父上が真剣に見ていたであろうパソコンの画面を見てみた。そこには家中に配置されている監視カメラの映像が映し出されていたのであったが、その映像をよく見てみると、若い少年と少女が手を繋いで庭を渡る様子と、端に俺が叶を連れ込んだ日の日付と時間が刻銘に刻まれているのである。俺は頭が真白になって、どういい訳をしたらいいのか、どうやれば許して頂けるのか、―――そういう言葉ばかりが浮かんで結局何も考えられなかったが、兎に角、叶と会っていたことが父上にバレた、それだけははっきりと分かった。
「この映像に思い当たる節はないか?」
無いと言っても、そこに写っている少年の顔は俺であるし、後ろ姿も俺であるし、背丈も俺であるし、況や叶をや。言い訳をしたところで、事実は事実である上に、父上に向かってこれ以上見苦しい姿を見せたくなかったし、嘘を言うなんて事は俺には出来ないので、正直に告白することにした。もちろん、彼女に一杯物を食べさせてたなんて言うべきではないから、ただ一言会っていたとだけ伝えることにした。
「ふむ、正直でよいよい。そんなとこだろう。いや、それにしても、いきなり自分の部屋に連れ込むとは」
と、一転して朗��かになったので、急に恥ずかしくなってきて、キュッと縮こまったのであった。
ところで俺がこの監視カメラを甘く見ていたのには、少しばかり理由がある。1つには、庭は木が生い茂っていて見通しが悪いこと、そしてもう1つには、子供部屋として使っている離れには設置していないこと、だから俺はあの日の朝、部屋にさえ連れ込んだらこちらのものと思っていたのであったが、それ以上の理由として、父上がその防犯カメラの映像をあまりチェックし給はないことが挙げられる。父上は抑止力としてカメラを設置していらっしゃるだけで、その映像を見ることは月に一回あるかないか、それもたまに半年間もすっぽ抜かすこともあれば、チェックをするのも適当に何日かを選んで、早送りをして見るだけというずさんさがあった。俺はしばしばその様子を眺める機会があったのだが、いまいち鮮明でない画面であるがゆえに、もはや人が居るかどうかが辛うじて分かる程度であった。だから、俺はあの時、叶を部屋に連れ込んだとしても、見つかるはずは無いと高をくくっていたのである。
で、子供が一人で家の中で何をしているのか気になった父上が、ひょんなことから防犯カメラの映像を、ぼんやり眺めていると、何者かと共に離れにまで入っていく事を確認し、それが何とも見窄らしい格好をした少女であるから、2、3回繰り返して見ているうちに、隣家の貧家の娘であることに気がついたのであろう。
俺はそれから、また真剣な顔つきになった父上に、たんまりと諭されてしまった。この住宅街は、その大半が一般庶民の暮らしている家で埋められているのであるが、とある一画にだけは物騒��人(に売られる)が住んでいる。不幸なことにこの家を建てる時に、上手い土地が無かったために、ある一つの家を挟んで、そこと向かい合わせになってしまった。それならば、せめて家の裏にして、木で生け垣を作って��璧に仲を隔ててしまおうと思って、お前の部屋からも分かる通り、風景は見えるようにだけしたのである。もちろん、それなら別に他の所に住めば良いではないかと思うかもしれないが、しかしこの地は俺が子供時代に何年か過ごしたことがある土地であって、そして、お前のお母さんの生まれ育った土地である。つまりは夫婦の思い出の地であって、(言葉を濁しながら、)つまりは俺もお前と同じ穴の狢であるから、近所に住む女の子を一人や二人呼んだところで何も言いはしない。が、裏にある地区だけはダメだ。別にそういう地区ではないが、何しろ物騒な噂ばかり聞く。で、彼女の家はそんな地区と我々とのちょうど境目に建っていて、一番可哀想な境遇を経ているのであるが、向こうから色々と入れ知恵されていると人はよく言う。もし問題が起これば面倒事になるかもしれないし、お前に怪我でもあったら良くない。実際、昔お前のお母さんの友人が、あの地区にいる人といざこざを起こした時に、上辺だけは丸く済んだけれども、その後に復讐として連れ去られそうになったことがあった。彼らは放っておくとどこまで非情なことをするのか分からない。だからあの言いつけはお前を心配してのことだったのだ。そもそも、俺はお前にはもっとふさわしい女性とお付き合いしてほしい。ほら、一人二人くらい学校で仲良くなった子は居るだろう。いたらぜひ言ってくれと、最終的には学校生活の話をするのであったが、父上は諭している途中ずっと真面目であった。俺はそれをふんふんと頷きながら、その実父上がそういうことを話てくれることが嬉しくて、内容はあまり耳に入ってなかった。ただ叶が可哀想なんだなと思うくらいで、始まった父上の詰りに、すっかり考えを逸らされてしまったのであったのだが、
「しかし、可愛い子だな。あんな家に住ませておくのがもったいない。転校して会えなくなる前に、分かれの挨拶くらいは許してやるから、やっておけよ」
と、突然父上が衝撃的な事を言ってのけるので、
「え? 転校?」
と聞き返してしまった。全く、転校するなどとは俺には初耳で、椅子の上でぽかんと口を開けたまま固まってしまった。
「もう少ししたら、気晴らしに別荘の方で何年か過ごすからな、―――あゝ、そうそう本当に何年間かだぞ、一週間などではなくて。だからそのつもりでな」
俺はぽかんと口を開けたまま固まってしまった。
それからは急に頭がぼんやりとしてしまって、引っ越しまでどう過ごしたのか憶えて居ない。ただ、最後に叶に会ったことだけは憶えていて、彼女は泣いていたように思う。ようやく自分が満足する量の食事を隔週ではあるけれども、取っている彼女の体つきは、微かに肉付きがよくなっているのだが矢張りガリガリに痩せ細っていた。逆に、胸元だけは一層膨らみ始めていて、その大きさはバレーボールよりも大きかった。俺は木陰に入って、最後にもう一度触らせてもらった。もうこれが最後だと思うと、お腹にも耳を当てた。朝食後直ぐに出てきたというその腹からは、矢張りゴロゴロと中で何かが蠢く音が聞こえてきた。そして泣いて泣いて仕方がない彼女と最後のキスをして、また会う約束を交わして、蕾を付け始めた桜の花を、雲の下にてあわれに見ながら袂を分かった。
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TMA2018
「オープニングガラ」
・パクジュンウー 昨年のグランプリ、音とカードがうまく合わさっている。もちろんすごい。
・ワンウェイ&コゾ 現象は一つで、舞台装置の凄さに負けていた。
・森田智博 コンタクトの技術が高すぎてわろた、動きも綺麗で安定感も凄かった。
・マリオロペス 乳首とれるマジック?が凄かった。ほとんどマジックはせずトークや所作で引きつけていた。マジックを使わずパフォーマンス能力だけでここまで人を沸かせるものかと思う。マジックもやれば世界最強レベルなのだから怖すぎる。
・ジョーダンK ポテチ袋のマニュピレーションに驚く。既存技法も道具を変えるだけで効果がここまで上がるのかと思った。
・マヨーラル 靴のアクト好きじゃないから、期待してなかった。FISMで演技せずにスタンディングもらったエピソードも、演技した時よりも拍手もらってるのではないかと考えていた。本当に本当に反省した。 幕が開いた瞬間、非常に期待させる演出、上から光が降ってきてウォンドに移り帽子から火が出る。その火がディズニー映画そのもの。CGで編集した火が現実に目の前で起こる。蝋燭のパートや火が動くパート、全てで感動。脳みそがねじ切られた。終わったあとは少し泣いた。 光と火の神様でした。
「ステージコンテスト」
・Cao Yang 空中から扇子が出現する。
・前田将太 フェザーと玉、フェザーの出方が非常に綺麗で指を空中になぞるだけで出現する。クラシカルな演技だが現代だから生まれた演技。出る前、出たあとの表情が素晴らしい。
・Tsai Jin-Cheng 三国志?アクト。台湾の民族衣装で演技をしており”あー台湾にきたんだなぁ”と感じていた。その国で生まれ育たなければできないアクトを見れるのは楽しい。前半は掛け軸パート、後半は武器が出てくるパート。武器がでてきて舞う。槍がでてきてエンドポーズは本当に盛り上がった。ちなみに飲み会での人柄もよかった。
・Yang Jie-Wei めぽ一押しのイケメン。蝶がもっと本物ぽかったらよかったと感じた。
・Kim Cheol Gyu 腕時計の演技。姿勢が良く立ち姿が美しい。
・Hsu Shao-Yuan 2015にも出ていた気がする。
・まわりみち ぱわぁさんの傘の刺し方がともさんを殺しにいっている。刺すパートがめちゃくちゃ面白い。抜くパートがグダるイリュージョンが多い中素晴らしいアイデアで中から抜けていく。めちゃくちゃ面白い。最後の脱出後の風船の演出も不思議で素敵。途中花が生えたゴローニャみたいになったり、随所にこの演技でしか見ない演出・構図が見えた。素晴らしかった。
・Shanboy マスク
・Kelvin Cheung ランスバートンのライトの修理人の演技。最初の鳩が鳩にしかみえない。最前列で見ていたが、全ての道具が細かいところまで作り込まれていた。完成度が非常に高い。演技全体めちゃくちゃ面白かったが、最初の鳩の現象が一番面白い。
・Jenny The魔法使いの格好をして、ねるねるしてる。ねるねる釜から若返りの薬が飲むと若返る。途中謎のシンブルパートとたまパートがある。魔法使いとマジシャンが混在している為違和感。魔法使いに統一してほしかった。(魔法使いはトランプやシンブルや玉などを出さない。もっというとトランプや道具の扱いが下手なはず。魔法使いなら。)
・佐々木たかもろ うちのサークルの10年に一人の逸材。演技が終わる頃、あーこいつも社会人になるのかぁと思った。受賞して欲しかったが敵は強い。国際大会に出てくれただけでありがとう。
・MalaJohn いつものアクト。曲チェン前は今回のバージョンが好きだが、変わったあとは以前の方がすき。曲のトラブルがあったのかな?それにあのスピードに気付けるのがすごい。
・Park Hyo-sung パズルの演技。前半のLミノをはめるまでは素敵だったが、後半はまだパズルとリンクしきれていない気がする。
・鈴木大河 アイシャドーにピンク、ガニ股のアピール。一つ間違えたらめちゃくちゃダサくなるのに全てがかっこいい。曲、演出、道具、効果、全ていつも通り素晴らしい。しかし、観客が演技を知っている為か高い演技クオリティにもかかわらず反応がいま��ち。
・Chou De-yen バスケ、食事していたら見逃した。私服はMJのシャツにスパーズの帽子だったので、おかしくね?っと思って聞いたらチームはスパーズのファンらしい。一番好きな選手はAI。なんとAIが高校にきたことがあるらしい。どんな学校なんだそれは。日本じゃありえない。さすがLALのスターを排出している台湾だ。めちゃくちゃいいやつだった。
・せがみ 前からTim Linに似ていると思っていたがやっと周りも認めた。
・てつや 観客の反応がやばい。バケツのところや昔からやっているカラチェンが報われた。毎日道具を作っていて、お前は何のために作っていて、何を目指しているのか?といつも聞いていた。全て報われた瞬間を見させてもらった。大学1年の学祭の演技を見た時、こいつはやばい。すげぇのがきたと思ったが、やっと本当にやばいやつになった。秋連の演技もそこまで好きではなく大学1年の演技が一番好きだった。スケッチブックのパートも好きじゃなかった。今回の演技ではスケッチブック、バケツ、カラチェンと全てが調和していた。めちゃくちゃ凄かった。 演技のクオリティ以上にやっぱり観客の反応に驚く。ちょっとうるっときた。
Zhong Ming-Ruei ・てつや余韻のため忘却
Jeon Yong-Seok ・天使っぽい演技。本当はカラスだったらしい。コンテスト後半の韓国人ということで非常に期待したが、その見た目とマテの期待感には答えられなかった。
前嶋くん ・和傘プロダクション。海外コンテストだから和っぽい演技は受けるのではないかと思ったがみんな目が肥えているな。
「インビテーションコンテスト」
JerryWoo ・リングがありえない繋がり方をする。最前列でみてもどのような機構かわからない。肌がもちもちしていてかわいい。
ハンナ ・途中から降ってくる紙が照明とあわさってCGの中にいるように錯覚。肉眼でARの時代がきた。
伊能さん ・ウォンドパートでの歓声や拍手は優しい人の数。そしてその数は台湾は多かった。
村田さん ・めちゃくちゃ進化していた。凄かった。観客がずっと息を呑んでみていた。変なアピールの部分もないので拍手もなく、ため息がもれるかんじ。終わった後のチェイサーではやっと拍手ができるかんじで観客が全力で讃えていた。先輩にこんなすごいひとがいるなんて誇りだ。
Rex ・ミスティックで見た時よりもめちゃめちゃパワーアップしていた。グランプリもなっとくの演技。素晴らしい。
Andy Choi ・スプレーの演技。格好がまず良い。表情も憎めない。手錠が本当に不思議。韓国強い。
「クロースアップコンテスト」
I'm Deaws ・シンリムっぽい表情をずっとしていた。お腹痛かったのかな?
AL Chen ・なんか後半よかったきがする。
Hsiung Lei ・忘却
Jonioさん ・椅子しかないのがかっこいい。クロースアップとはこういうものだなって感じ。出方も気持ち悪いほどすごい。めちゃくちゃ面白い。優勝はJonioさんかダイススタッキングだと思ってた。
Joad Hsu ・ダイススタッキング。めちゃくちゃ面白い。お客さんとの会話できている感じが素敵。最後のミスのリカバリーが好き。好き。
藤田大和 ・鏡をつかった演技。
ライチさん ・ダイスを転がしてもらい、出た目でカードを当てる。最後は全てのダイスが一つの動作で揃う。野島さんっぽい感じ??その見た目から今まで話しかけにくかったが、マジックを見せてもらったり素敵な人だった。
Vincent Chang ・なんかよかったような気がする。
Akio ・ルービックキューブ
Choi Sieon ・緑のスポンジをひきちぎるところが好きだった。スクリーン上ではアイパッド上の白い玉が、肉眼でみると色があった。ずっとスクリーンで見ていたので気づかなかった。
「クロースアップガラ」
ボリスワイルド ・キスは好きじゃなかったがバタフライはよかった。
ホレットウー ・中国語がわからないから楽しめなかった。
ハリーG ・中国語がわからないから楽しめなかった。
エリックチェン ・中国語がわからないから楽しめなかった。
さわさん ・まず出てきてびっくりした。レジェンド。レジェンドって昔の栄光でいわれているんでしょ?って思ってました。大変申し訳ございませんでした。 あんな不思議すぎるロープ初めて見ました。日本にもあんな恐ろしいマジシャンがいたとは。ロープやべぇ。すげぇ。握手していただきました。手がプニプニでした。神だわ。
碓氷さん ・ルービックキューブマジックの創始者であり終わらせた人。この人より不思議な人は俺はしらない。ただFISM本戦にすごい人がいたらしいのでそれをみたくなった。とにかく最後の3つのルービックキューブ揃うのやばい。それがレギュラーだという奇跡。
「レクチャー」
サンタさん ・発想がすごい。簡単なギミックを演出で素晴らしいアクトに昇華させている。めちゃくちゃおもしろい。ポーカーデモンストレーションはもうこれ以上面白いのは生まれないと思う。今まで参加した全てのレクチャーの中で上位に入るレクチャーだった。本当に参加してよかった。マヨーラルじゃなくてこっちでよかったと思っている。(マヨーラル参加したら逆のこと言っているかもしれないが。。。。)
「ワンマンショー」
ルイスオルメド ・去年レクチャーで教えてもらった技で驚く恥ずかしさ。マトリックスを泉にたとえながら演技するのはどうやったら発想できるのか・・・飲み会で本人にきいたらI dont knowとのこと。ウッディー並みのショーを期待していたが、そこまでではなかった。人柄、演技ともにすごくよかったのは間違いない。
「クロージングガラ」
池田さん ・恐ろしい司会。本当に恐ろしい。脳みそを完全に溶かしにきている。毎回演技をしてから演者を紹介するのだが、その演技が毎回スタンディングオベーションするレベルなので本当に休めない。もうこれ以上すごい演技をしないでくれって謎の心境になる。神アクト製造機。天才1000人集めてもこの人が一番の天才。
マンホーハン ・最後のグッチのバッグがでる現象が素敵。
ホアンツェン ・衣装チェンが今まで見たきた中で一番美しかった。またシルクがなびいている様子も美しい。ガラにふさわしい素晴らしい演技だった。そしてマヨーラルの奥さんだったというのも衝撃だ。
クリストレンテ ・今まで見た人の中で一番燕尾服が似合っていた。見えない犬と戦う演技。すげー面白かった。
パトリックレーネン ・ピクサーの電気スタンドみたいなやつとずっと演技している。ペンがマジックウォンド設定でペンに当たったものに魔法がかかる。電気スタンドが動くのもそのため。本来CGがなければできない表現を肉眼で見るとこれほど感動が生まれるのかと思う。映画の世界をノースクリーン・肉眼で見れた。
エリックチェン ・さすがグランプリ。これもCGクラスの現象を肉眼で見れることに驚き。ときどき既存の技の香りがする部分を見つけると”あぁ魔法じゃなくてマジックなんだな”と安心を覚える。小池で普通に飲めたのが今では誇り。
リードチャン ・何回目かわからないけど、何回見ても素晴らしい。じつは本の開き方が一番好き。
ジャグラーズビジョン ・深川さん、天平さん、桔梗ブラザーズと各々がスタンディングオベーションを作れる演技を持っている。その人たちが合わさったらどうなっちゃうんだろって期待でいっぱいだった。LEDで長い演技をずっとみれるのはすごい。普通暗いところ光る道具ってすぐ飽きちゃうのに。
ノベールフェレ ・TMA最後の演者。TMAが終わっちゃうから始まらないでくれって思ってた。でも早く見たい気持ちもあった。コメディー部分と演技部分が別れている。玉の演技では初めてFISMってYoutubeを検索した時のことを思い出したりしてた。映像そのままの技術は生で見ると本当に感動した。演技の素晴らしさよりも生で見れたことの感動が強かったと思う。また飲み会でお話させていただいて素敵な人柄で感動した。フランス語がうまいと褒められたのでこれから推していきたい。
感想
素晴らしいコンベンションに参加すると、あぁマジックを好きでよかったと本当に思う。こんなに面白い芸能はほかにないと思うし、それをやっている人口もちょうどいい。世界一の演者と一緒に飲める距離感。その感動を共有できる友人たち。最高だ。
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ひろのははさん
秋篠宮家は
タフなのはなくて、単に無神経なだけではないかと…。
思春期の女子なら、使用後のトイレが汚いなんて恥もいいとこです。
それに眞子さんが同級生にジャンピングキックしたとかいう噂も聞いたことがありますし、何というか姫ではなく素行不良のヤンキー娘が無理やり取り繕っているように見えます。
2015/07/2716:52 URL 編集
光の日々さん
どこのDQNですか
学習院でのマコさんエピソード
・エレベーターやトイレの順番待ちに割り込んだ
・後ろから同級生を蹴り飛ばしてケタケタ笑って逃げた
・校内で鬼ごっこをして教室のドアを破壊した
・剥製を壊した
・マコさんが取り巻きを引き連れて歩くと周囲が怖がってサーッと道を空けた(これはカコさんだったかも?)
学習院でのカコさんエピソード
・自分が忘れ物をしたとき「わかってるよね?」と言って友人から物(体操着?)を巻き上げた
・「お爺様に言いつけてやる」が決めゼリフ
・フィギュアスケートも級友虐めを止めさせるために習わせたというウワサ
・男子部によく遊びに行っていた
・制服のスカートが誰よりも短いが教師も注意できなかっ��
・下品エロダンスを大勢の前で披露
・成績が悪くてキコさんが呼び出しを受けた
・学校を休んだり授業をサボることもよくあったらしい
・言葉遣いが悪かった
・級友カ○○ゲによる定○処分を食らったというウワサ
・なぜか学習院大内部進学が決まったのが卒業前ギリギリ
・学習院大も途中から講義をサボり単位を落として進級できず退学
一体どこのDQNなんでしょうか。「タフ」という表現は和田秀樹氏の最大限の「気遣い」だったように思えますね。
2015/07/2721:06 URL 編集
カキフライさん
和田氏ブログのもう一つの記述
和田氏は、2013年9月13日のブログでも、
>私も、学習院に子供を通わせる親から、皇太子の弟君の娘の件で多少話を聴いたことがある
>事実かどうか確認できないが、取材くらいはすべきだとは思った
と記述しています。
この「皇太子の弟君の娘の件」で、「取材くらいはすべきだとは思った」というところを読んで、これはネット上で書き込みがあった佳子さんのカ〇アゲ停学のことだな、と当時思いました。
「取材すべきだ」というぐらいの事ですから。
一体、どれほど素行が悪いんでしょうかね。
この2013年のブログの場合、単に、「タフすぎる」なんていう程度のことじゃないようです。
さすがに悪行の具体的内容までは和田氏も書けなかったようですが・・・・。
それにしても、子供を学習院に通わせる知人から聞いた鯰家の娘についての話を、2度も言及するというのは、さすがに、黙っていられない、腹に据えかねる事実を知っている、ということなんでしょう。
学習院の保護者が全てを白日の下にさらすと、秋篠宮家は確実に崩壊するでしょうね。
2015/07/2722:23 URL 編集
いんたーねっと・さーふぁーさん
スレチですが・・・
どうせなら、これも貼っておくれ
なんも分からなんクソガキがお医者さんごっこしてるのとはワケが違う
こんなのが皇位継承権を持ってるなんて日本の恥だお
神社の娘は、こんなの男と別れて正解だお
伝説の女装カラオケスナックに現れたその人は!
http://anarchist.seesaa.net/article/16757885.html
http://megalodon.jp/2015-0727-2242-57/anarchist.seesaa.net/article/16757885.html
川島君って男の子が、通い始めて、これは面白いってんで、義理のお兄さん、お姉さんの旦那さんに言ったわけでございます。
そのままでは殿下も面白くないだろうと言うんで、川島君が女装したんですね。
私もやりましたが、芸者さんの格好をするんでございます。
日本髪のカツラに着物を着て。
着物の下に付胸というのをするんですね。
オッパイがこしらえてあるんです。
触ると、本当のオッパイのように柔らかくて、マシュマロみたいな感触なんでございますね。
イヤラシイことに、オッパイの膨らみのところにキスマークなんかもついているんですね。
これも、あんまりソックリなものですから、誰でも胸をはだけて揉みたくなるんです。
殿下も当然、胸をはだけて川島君の偽のオッパイ、付胸を揉んだんですね。
あの川島君が女装したら、お姉さんそっくりになっちゃったんですね。お姉さんソックリのオッパイを殿下が揉み揉みしているんですよ。
秋篠さんは変態だおwwwww
秋篠さんの義弟も変態だおwwwww
2015/07/2722:58 URL 編集
いんたーねっと・さーふぁーさん
スレチですが・・・
どうせなら、これも貼っておくれ
なんも分からなんクソガキがお医者さんごっこしてるのとはワケが違う
こんなのが皇位継承権を持ってるなんて日本の恥だお
神社の娘は、こんなの男と別れて正解だお
伝説の女装カラオケスナックに現れたその人は!
http://anarchist.seesaa.net/article/16757885.html
http://megalodon.jp/2015-0727-2242-57/anarchist.seesaa.net/article/16757885.html
秋篠さんは変態だおwwwww
秋篠さんの義弟も変態だおwwwww
2015/07/2723:02 URL 編集
サファイアさん
半端
昔昔。暴走族と言う不良軍団がいた。
中でもブラックエンペラー←おやまぁー。
の総長は不良品の著者。うかじつよしさん
うかじさんはエライ。少年院へ差し入れられたチャップリンの本に感激して役者になった。志しを持った。悪い人が良い人にシフトすると。とてつもなく善人になるそうだ。ベクトルが違う方向に行くだけ。
メトロノームみたいな感じだ。
うかじつよしさんは半端ねぇ総長だった。
ところで土産を見よう。
不良品としても半端だ。
タンクトップ着たり。ムカつくと
言ったり。トイレが汚い?本物になれねぇ
何でも中途半端だよ。デブ夫人とやらが
おかしな署名運動してるようだがな。
「おトイレが汚い?ありえません事よ」
そう思わ無いのか?土台日本国籍が無い。
そんな女になびくアンチども。
あるお寺の女中さんと話した事がある。
住職の娘がある廃棄物を出しっぱなし。
と嘆いていた。土産の娘はどんだけ酷いのか?不良品じゃないな。廃棄品だよ。
2015/07/2723:29 URL 編集
原さん
タフすぎるくらいタフ、かぁ
タフというよりも、彼女達は「あたしを誰だと思ってんの」この言葉に尽きる気がします。
黒田夫人が子供の頃「お祖父様に言いつけてやる」みたいなことをいじめっ子に言ったんですよね。
黒田夫人は「″あたし″を誰だと思ってんの」ではなく「″お祖父様″に言いつけてやる」。
少なくとも自分より偉い人がいる事がわかっていたからこそ、咄嗟に「お祖父様」が出たのでしょう。
ところがタフすぎるくらいタフと言われた彼女達は「あたし」自身が偉いと思っていないと出ない言葉で威嚇。
皇族という身分=偉いと勘違いしてるから、だから何を言われても何かされても平気なのでは?
2015/07/2802:04 URL 編集
射手座さん
サーヤがましに見える。
紀宮は同級生にいじめられて、おじいさまに言いつけてやる~と、泣いたんですよ。
私は、ちょっと可愛いなと思いました。
私を誰だと思っているの!
礼宮も言ったそうですよ。
僕を誰だと思っているんですか?
つまり、そう言う家庭なんですねえ。あのショーライの天皇とやらは、お茶の水女子大附属幼稚園に定員外の入園をしているし。横入り好きで、皇族特権大好きですか。
2015/07/2809:41 URL 編集
白文鳥さん
一家で底意地が悪い
私を誰だと思っているの?とばかりに横入りしてエレベーターに乗り込んだ。
確か週刊誌はこんな書き方をしていたような。
鯰が皇太子殿下を貶めるのが好きで、もう、結婚出来ないだろうとバカにし、(会見でも30までに結婚出来れば上出来とぬかした)将来はマコ天だと内輪で盛り上がっていたのでしょ?
天がマコ天でいいじゃないか発言をしていると、さり気なく書かれた事がありましたよね?
私は将来女帝になる!そう勘違いして育ったからこその上から目線だと思います。
正月映像で愛子様を見つめるマコドンの表情、こいつさえ居なければ私が・・・、という暗い顔つきも忘れられません。
そう言えばキコさんも式の最中、雅子様を物凄い顔で睨んでましたね。
眩しくて眉間に皺を寄せて目を凝らしてるの?と思ったら、隣のサーヤはそんな事なくて。
家族揃っておお怖い!!
タフとは、被害者ではなく加害者側という意味だと思っています。
2015/07/2812:41 URL 編集
魚茶さん
これ以上捨てる物が無いヒット―宮家
>https://twitter.com/Volhomort/status/626293371825315840
佳 子様のお婿様はヘ…ヘンリー王子で…。(超小声
カコちんが心優しく知性あふれる、お美しい姫でヘンリー皇子と出逢い、ラブラブになってケーコンと至ったとして・・・
残念ですが、ヘンリー王子はロイヤルを離脱しなければなりません
アンチは何も知らないのねw
今のカコちんはヘンリー王子のおめがねには絣もしません
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【CoC】顔(だけ)はいいアイツが行方不明になった件について
【概要】
プレイ人数:2〜3人
所要時間:ボイセで2〜3時間程度
推奨職業:探偵、警察関係者、もしくはNPCの知人
推奨技能:なし
形態:シティシナリオ、村を回る程度のもの
ある程度軽めのシティシナリオとなっています。また、グロ描写は無い為、クトゥルフによくある事件!死体!内臓!!が苦手な方、初心者の方にもお勧めです。
特にこれといった技能がなくても、行動次第でクリアが可能となります。推奨技能は無しと伝えてください。
【シナリオ・イラストの利用規約】
OK:主旨が変わらない程度の軽度の改変、このシナリオを回す場合のNPCとしてのイラスト使用、このシナリオのリプレイ動画への使用(報告不要)や卓画面のスクリーンショットの投稿
NG:イラストのサイズ以外の加工処理、シナリオやイラストの二次配布、無断転載、このシナリオ以外での立ち絵、トレーラーの使用、重大なネタバレとなる画像や文字を多くの人の目に留まる場所へ投稿する行為
リプレイ動画等に使用される場合は、絵師様のお名前、Twitterアカウントの明記をお願い致します。
トレーラー・キャラクター画像 黒川たすく @tas_po
シナリオ 詐木まりさ @kgm_trpg
【あらすじ】
サークル旅行先で美人を捕まえたイケメン、丘竹義人(おかだけよしと)。やることをやって別れた後も連絡を取り続けており、一ヶ月後にまた逢いたい♡と呼び出されてのこのこ出かけて行った、が、実は人に化けたキツネであった彼女から告げられたのは妊娠だった。責任を取って結婚してもらおうと父親やら親類やらに拉致されてしまった丘竹はどうなってしまうのか………!!
このシナリオは、友人、知人、探偵、或いは警察関係者である探索者達が、丘竹を連れ戻すことを目的としたシナリオになります。探索者は彼の彼女として参加してもよいでしょう。
【導入】
探索者たちは行方不明になっている男「丘竹義人」の捜索の為、とある旅館を訪れることになる。探偵や警察をやっていて丘竹の両親に依頼されても良いし、直接の知り合いであっても構わない。
◎丘竹義人(おかだけよしと)
21歳、大学三年生。明るく社交的な性格で決して評判は悪くないが、少々、というよりかなりノリの軽いところがある。ある意味とても、大学生らしい大学生。3月1日頃、晴間荘と言う温泉宿に二泊三日の一人旅に出かけたが、予定を三日過ぎても帰ってこない為、様子を見てきてほしいと依頼された。旅の目的などは誰にも告げていない。
もし探索者が彼の彼女である場合、親戚の家に行くと伝えられている、が、彼のパソコンの履歴を見たところ、晴間荘の予約が取れていたようだ。どういう
ことだと不審に思ってもおかしくないだろう。
◎晴間荘(はるまそう)
中部地方の山間部、轟木村(とどろきむら)にある温泉宿。観光地化が特にされている場所ではなく、田舎にひっそりとある宿らしい。露天風呂があり、一応団体が宴会を出来る部屋などもある様で、幾つかの部屋の写真がネットに載っているだろう。
3月7日、一日二本のバスに乗り目的地を目指せば、19時過ぎに田んぼの広がる山のふもとに一件の宿が見えてくる。暖簾をくぐると年老いた女将が、遠路はるばるようこそおいでくださいました、と探索者を出迎えてくれるだろう。
◎女将に何か尋ねる場合
丘竹を知らないか→チェックアウトはしていないが、部屋に宿泊費が置いてあった。普通に帰ったのではないだろうか。荷物等はなくなっていた。
誰かと一緒にいたか→若い女と二人で泊まっていた。名前などは分からない。
この地方について→観光地ではないのでみて回るほどのものも無いが、美味しい豆腐屋がある。名物は油揚げ。本日の営業は終了している。
他の宿泊客について→あまり細かいことは答えられないが、三人ほど泊まっている。
丘竹の部屋を調べたいといった場合、特に断られもせず普通に案内されるだろう。また、丘竹が来て以降この部屋には誰も泊まっていないことも教えてもらえる。偶然丘竹が泊まっていた部屋に案内されてもよい。
小さな和室に目星を振るならば、30分程しっかり調べた結果、押し入れの奥に充電の切れたスマートフォンを見つけることが出来る。手持ちの充電器で回復させることが出来ても構わないし、もしも探索者がガラケー所持者な場合、他の部屋の宿泊者に借りに行っても構わない。電源を入れると、複数人で映った飲み会の様な写真がロック画面に出てくる。その中に丘竹の顔を見つけることが出来ていいだろう。
また、事前に晴間荘をネットで検索しており、この時点アイデアに成功すれば、ロック画面の写真が晴間荘の宴会の間であることが分かる。ここに気付き写真の取られた日付を調べれば、2月3日であることも分かってよい。スケジュール帳などを調べれば、ここに二泊三日のサークルの旅行が入っていたことも知ることが出来る。
携帯を調べる→晴間荘に来る前「天谷さつき(あまやさつき)」と呼ばれる女性とやり取りをしていたことが分かる。やりとりが始まったのは2月5日からで「また遊ぼ」「もっかいこっち来ない?」といった会話から、3月1日に丘竹がこちらへ来るようになった流れが確認できる。また、美人な女性の写真も途中に添付されている。会話は3月1日、丘竹の「着いた!」が最後となっている。
部屋を一通り調べ終えると、女将が「食事の準備が出来ました」と声を掛けてくる。
もしここで天谷さつきについて尋ねる場合「ああ、さつきちゃん?」と知っている素振りを見せるだろう。この宿のすぐ近くに住んでいるらしいことは教えてもらえるが、もし写真を見せるならば「これはさつきちゃんじゃないよ」と断言されるだろう。そして「こんな感じの人と丘竹さんは一緒にいたけれど」とも返される。また、帰省している天谷さつきの姉が、こちらに泊まっていることも教えてもらえる。
自室に向かえば山の幸と、噂の豆腐屋の豆腐と油揚げが並べられている。非常に美味な食事に舌鼓を打てば、女将が温泉も是非、と言うだろう。もし温泉に入ろうと思うのならば、浴場へ案内される。そこまで広くはないが風情があり、田舎ということもあってひっそりとしている。
もし女湯に入る場合、脱衣所で目星に成功するとぱらぱらと、小さい毛が落ちているのを見つける。生物学に成功すれば、これは動物の毛では、と思う。クリティカルがもし出れば、これが狐の毛であることが分かってよい。
探索者がのんびりと露天風呂に浸かっていると、突然、大雨が降りだす。天気予報を思い出したり調べたりするのであれば、その様な予報は一切出ていない。もし女将に何かを尋ねるなら「この地域ではよくある���ですよ、悪戯天気なんて言ってねぇ。急に止むこともあるから一概に悪いとも言えなくって」と話してくれる。
◎隣室の誰かを訪ねる場合
隣1:声を掛ければ「今忙しいんで後にしてもらえますか」という女性の返事がある。出ては来ない。もしもしつこく声を掛けるのなら一瞬だけドアが開き「うるっさいな!仕事中なの!忙しいからあとにして!!」と目の下にクマを作った女性が叫び、一瞬で戸は閉まるだろう。
隣2:声を掛ければ「どうしました?」と一人の男性が出てくる。四十代ほどの彼は「東風谷太郎(こちやたろう)」と名乗り、職業などを尋ねるのならの獣医であると答えられる。仕事ではなく、偶に都会の喧騒が嫌になって、こちらへ来ているらしい。何故ここにと尋ねれば「いやぁ、油揚げが絶品で、つい」と答えるだろう。
また、先に隣1に声を掛けていれば「そういえば、隣の人、びっくりしたでしょ。ファッションデザイナーさんみたいでね、今仕事が佳境っぽいんだよ。そっとしといてあげて」と言われる。
彼はこの地方に狐が多いことや、民俗学的なことは知らないが、もし狐に関しての知識を訪ねるならば、その生態を教えてくれる。「大体全国にいるかな、普通小さな家族単位で生活しているけど、大きなグループで生活していた例もあってね。宮城あたりだったかな。肉食に近い雑食だから餌が少なければ人の残飯とかも食べるし。あとは夜行性で用心深いけど、賢いし好奇心もつよいからね。慣れたら結構大胆になっちゃうからもちろん餌付けとかはしたらいけないよ。繁殖期は12月から2月くらいの間で、妊娠期間は二ヶ月いかないくらい。大体一ヶ月くらいで赤ちゃんいるってわかるよ、割と犬みたいなもんだしね。巣穴の長さが30メートルくらいになることもあるっていうから、すごいよねぇ」
隣3:声をかければ「はーい、ちょっと待ってくださいね」と一人の女性が出てくる。二十代ほどの彼女は「天谷あかね(あまやあかね)」と名乗り、職業などを尋ねるのなら、東京でOLをしていることを教えてもらえる。もし天谷と言う名前で丘竹のメールで見た名前を思い出し、そのことについて尋ねるのであれば、彼女の姉であることを教えてくれる。しかし写真を見せられたのであれば「これ、さつきじゃないけど」と言われるだろう。
帰省理由:休みが取れたので、また、さつきの具合があまりよくないと聞き、心配だったらしい。一週間ほど前に治ったらしく、明日の夜、ここから発つ様だ。家のすぐそばにあるここの宿の女将とは家族ぐるみの付き合いで、旅館業務の手伝いも兼ねてよくこうして泊まっているらしい。
さつきの具合の詳細については話してくれないが、一ヶ月ほど調子が悪かったことは話してくれる。
※もし積極的に探索者から隣室を訪ねなければ、風呂上りに自販機の前などで東風谷に遭遇してよい。出会えば軽く会釈をする程度の彼が自分から話しかけてくることはないが、何か声を掛ければ快く言葉を返してくれるだろう。そこから他にも宿泊者がいる情報を手に入れることが出来る。
◎食後
外は街灯の明かりなどもなく真っ暗で、この日は探索を続けることは出来ないだろう。
布団の中で寝入ったあと、気が付けば探索者は知らない黒い空間にいる。そして、誰もいない空間で呻き声のような物を耳にする。
「うう………ごめん…悪かったよ……帰して……俺を帰してぇ…………」
もし探索者が丘竹と知り合いであれば、その呻きが彼のものであるということは分かってよい。
また、ここで聞き耳に成功すると、小さなぼそぼそとした声を聞き取ることが出来る。「タイアン、ツギノタイアンニ、ギヲ」という声は人のものとは思えず、非常に不気味な響きである。SANチェック0/1。
次の瞬間、目が覚めれば朝になっている。
また、探索者がもしカレンダー等を調べるなら、次の大安の日が、明日であることがわかる。
朝、部屋を出ると食事の盆を三つ用意している女将に出会う。目星に成功、もしくは盆の上を注視すれば、三つ中二つに、油揚げがたっぷり盛られていることに気付く。指摘するならば「お客様からのリクエストなんですよ、九守(くもり)さんとこの、おいしいから」と答えてくれる。
※女将にこの地方の言い伝えや観光名所を聞いても、きつねのきの字も出て来ない、というのも、所詮は伝説であり、あまり実感がないからである。観光名所もこんなさびれた田舎には無く「美味しい豆腐屋くらいしかないですねぇ…」と答えられる。
◎九守豆腐店(くもりとうふてん)
豆腐屋に行くならば、旅館から歩いて10分ほどの場所に小さな店があるだろう。
中には鉢巻きを巻いた店主がおり、にこやかな声で「旅行かい?」と聞いてくる。
この地方や油揚げのことに関して尋ねれば「油揚げ、人じゃなくて狐にも人気なんだよ、あ、買いに来るわけじゃないけどね」もしくは「この地域はそうだなぁ……あ、狐が多いよ」などと答えてくれる。会話を続けると「化ける、みたいな話も伝わっててね」「きつねが一斉に宴会をやる、なんて伝えられてる河原もあるんだよ。宴河原って言うんだけど。たまにウチの油揚げをお供えしてるよ。無くなってるから本当に食ってるのかもしれないねえ」「何か知りたいのなら天谷さんの所に行ってみたらどうだい?古い蔵があるからね、何か見つかるかもしれないよ」等の話をしてくれるだろう。
◎天谷さつき宅
旅館から3分ほどの蔵のある古民家に行けば、一人の老婦が出迎えてくれる。
彼女に蔵の中のものを見たいと言えば「どうぞ、眠っているだけなのも可哀想ですから、見てやってくださいな」と、快く案内してくれるだろう。しかしさつきの事を聞くなら「あの子は今出かけています」と返す。心理学に成功すれば、彼女が何か隠していることが分かるだろう。病状などについても何も答えてくれない。
結構な広さのある蔵には、骨董品などが所狭しと並んでいる。目星か図書館で、二時間ほど探索すれば轟木の歴史に関してつづられた小さな書物を見つけられる。その中に探索者は狐の文字を見つけられるだろう。
「ある所に、狐を愛してやまない男がいた。男は毎日の様に山へ向かい、狐に食べ物をやり、時には家に上げるほどであった。そうして日々狐と共にいたある日、一匹の若い狐は男に恋をし、男も同じく雌狐に恋をした。一人と一匹は狐の父親に結婚させてほしいと頼んだが、父親は頑なに大事な娘を人へ嫁にはやらぬの一点張りだった。それでも男が何度も頼み込めば、普段食わせてもらっていることもあったのだろう、父親は”上等な婚礼衣装を用意し、吉日に天気雨を降らせれば結婚を赦してやる”と約束した。翌日、早速男は仕立て屋に赴き、殆どの財産を渡して婚礼衣装を作るように頼み込んだ。そしてその日から噂という噂を集めて回り、十里先の村に非常に力を持った陰陽師がいると聞きつけ、すぐさまそちらに出向いた。男は事情を話すと、人の言葉と引き換えに、天気を変えることの出来るまじないの書かれた書を譲ってもらう事が出来た。
早速試そうとした男だったが、人の言葉を失ってしまった男はまじないを唱えることが出来ず、途方に暮れていた。それを見た雌狐が、今度は反対方向へ十里の道のりを超え、とある薬師(くすし)から人に化けられる薬を手に入れて来た。人に化けた娘がまじないを唱えれば、雲一つない空から雨が降り始めた。狐は晴れ着を身に纏えば男のもとへ出向き、めでたく結ばれたという。そして空模様を変える術を手に入れた狐は、それからも嫁入りの度に天気雨を降らせている、それ故に天気雨が多いと、この地方では古くから伝えられている。」
蔵の探索が終わり天谷宅を出て一分ほどすると「待ってください!」と言う声がする。後ろを振り返ると一人の高校生くらいの少女が息を切らして立っている。「私のこと、探してました?」と言う彼女は天谷さつきと名乗るだろう。
「おばあちゃん、私が具合悪くなってから、あんまり人の前に出してくれなくて……」「実は、狐屋敷に行ってみたんです」「話に聞いてたから気になっちゃって」「行ったあとから最近までの記憶、実はほとんど無いんです」「……周りの人が言うには、乗っ取られたみたいだったって、割と有名な話なんです。狐屋敷に行くと屋敷に住むたくさんの狐に憑かれるの、イタズラ好きだからって。だからあの家壊せないんですよ」「屋敷って言ってもちっちゃい古い家ですけどね、たまに気になって行っちゃう観光の人もいるみたいです。やっぱりあんまり良い噂は聞かないですね、私みたいになっちゃったのかな」「携帯は失くしてました、仕方ないから新しいものを買いました」「記憶が戻ったのは、なんか勝手に出歩いちゃった日に、隣の隣の柴田さん家でなぜか。あれ?って思って、それで自分が靴も何も履いてないことに気付いて」
彼女は口を開けば大体この様なことを語ってくれる。また、丘竹のことや写真の女のことは知らない様だ。
※もし豆腐屋に行く前に、さつきに会いたいという用件のみで来れば、老婦は決して中へは入れてくれない。その後豆腐屋に行って蔵に興味を示せば、豆腐屋の主人が電話をかけてくれ、とりあえずそちらへは入れてもらえるだろう。さつきとのイベントは蔵を調べ終えた後となる。
※伝承に残る陰陽師はニャルラトホテプ、薬師はミ=ゴである。クトゥルフ神話技能等で分かっても良いが、特に知るメリットは無い。無闇に降らせず、探索者の提案があった場合のみダイスを振ってもらうこと。成功した場合はSANチェック1/1d3。
◎柴田家
入ろうとした途端、犬小屋の犬に激しく吠えられる。その声を聞きつけてか出て来た50代ほどの男性は柴田秋男(しばたあきお)と名乗り、すみませんねぇ、この子気性が粗くって、と謝ってくる。
さつきに関して尋ねると、一週間ほど前、急にちょうどこの玄関前に裸足で座り込んでいて驚いたという。暫く姿をみていなかったが、病気だったとはねぇ、と言った様子だ。
また、狐の話に関しては「五年くらい前に緑が欲しくてここに引っ越してきてね、あまりそういった話は知らないんだ」と言ってくる。
※狐は犬が苦手な為、さつきは徘徊中にここで目が覚めている。犬を借りようとするならば、それなりの嘘をつけば「犬を散歩に?構わないよ」と言ってくれるが、もし狐屋敷に連れていきたいと言うと「愛犬を廃墟に連れて行かれるのはちょっとね………」と断られるだろう。
◎宴河原(うたげがわら)
ごろごろと石が転がった河原。旅館からは徒歩約10分。油揚げは今は供えられていないが、平たいテーブルの様な岩が幾つかあることは分かる。目星に成功すれば、その側に毛を見つけることが出来る。生物学に成功で、動物のものだと分かってよい。
◎狐屋敷
ぼろぼろの小さな民家は集落から歩いて30分程度の山の中にあり、壁や屋根などあちこちに穴が開いているだろう。玄関から入ってすぐは土間で、他は囲炉裏や押入れのある小さな部屋が一つあるのみである。
聞き耳に成功すれば、飼育小屋の様な匂いがうっすらとすることにも気付いてよい。また、聞き耳でクリティカルを出せば「姿は全く無いのに何十もの瞳に見つめられている様な感覚」を覚える。SANチェック1/1d2。
家に足を踏み入れ何か技能を振ろうとする探索者は、その前にPOW×2。失敗すると、探索者は狐に二時間ほど憑かれることになる。憑かれる場合、次に幸運を振る。失敗すれば探索者は一目散に屋敷から飛び出してしまう。正気の誰かがそれを止めるには、DEX対抗や組み付き、STR対抗等が必要になってくる。
また憑かれた場合は1d6を振り、下の表通りのロールをする事。探索者は今は探索者であって探索者で無い状況であり、探索者の本来の精神は眠ってしまっている様な状況なので自我を出すことは一切不可能だ。一人称などが変わってしまっていてもよい。精神分析も不可である。中の狐はただ笑うだけだろう。
憑かれ表
1 何を聞いても油揚げの事しか答えず、隙を見てはすぐに豆腐屋へ行こうとする。
2 何を聞いても嘘や適当な事しか言わず、すぐに寝ようとする。
3 何を聞いても何も答えず、ずっと地面のあちこちを掘り返している。
4 何を聞いても何も答えず、じっとしゃがんで目を光らせている。幸運に失敗するとネズミが出現し、脇目も振らずそちらに飛びかかる。ネズミのDEXは15。
5 何を聞いても歯を見せて獣の様に唸るばかりである。時には飛びかかり、作業を妨害しようとする。
6 探索者の誰かを執拗に誘惑してくる。探索の事に関して質問しても、そんなことよりも、と一緒に旅館に帰ろうとするだろう。
もし、探索者全員が狐に憑かれた場合、意識が遠のき気がつけば、幸運に成功している場合狐屋敷で、失敗している場合私物や服を一つ無くした状態で河原にいる、時計を見ると時間が二時間経過している、という描写で構わない。SANチェック1/1d2。
もし、直前に宴河原に油揚げを供えていれば、もしくは犬を連れて来ていれば、POW×2は必要ない。また、上記の対策が出来ていない場合、何か技能を振る度に、その前にPOW×2の判定をやり直すこと。
屋敷にいる探索者をじっと見ている数十匹の狐は、常に乗っ取る機会を伺っている。
土間:目星に成功すれば、名刺ケースが落ちているのを見つける。中に入っている名刺には「デザイナー・松雪ミヤビ」と書かれている。
押し入れ:小さな化粧箪笥の様なものが入っている。中には巾着袋が一つ入っており、大量の何かの粒が入っている。聞き耳に成功すると薬の様な匂いが嗅ぎとれる。また、薬学を所持しているならば、何かの薬であることまでは分かるが、用途までは分からないだろう。
目星に成功すると、隠し引き出しを見つけられる。どうやらここを開けるには、鍵が必要な様だ。囲炉裏の鍵で開けることが出来、小さく折りたたまれた紙切れを見つけることが出来る。母国語に成功で読解可。「空ヲ操ル呪ヒ」と書かれており、読めはするがどこか背筋の寒くなる、奇妙な言語がつづられているだろう。SANチェック0/1。この呪文はMPを10消費し詠唱を唱える事によって一定範囲の天候を少し変えることが出来る。
詳しくはルールブックの天候を変える呪文参照(P273)。ただし今回は雨のレベル1とレベル2の間に、天気雨が存在する事とする。
囲炉裏:目星では何も見つけられないが、手を突っ込んで幸運に成功すれば、鍵をつかむことが出来る。鍵を使えば押入れの化粧箱の隠し引き出しが開けられる。
◎松雪ミヤビ
ドアを叩くと「ご飯そこ置いといてください」という声がするばかりで開かない。無理やり呼び出すとやはり怒りながら扉を開けて来る。説得や言いくるめに成功すれば「本当に忙しいんですよ、衣装製作してるんです。デザイナーなんです」「白無垢作ってます、知り合いが結婚するんですよ、もういいですか?」と疲れ切った目で状況の説明をしてくる。
目星で、部屋の中に白い布切れが散らばっていることが分かる。
狐に憑かれている彼女は油揚げで容易く外へ呼び出すことが出来る。誰かが彼女を呼び出している間、部屋に侵入することは可能だろう。その場合、部屋の中央には白無垢が掛けられており、脇の盆に大量の油揚げが積まれていることもわかる。
【丘竹の救出方法】
3月8日中に、
「天候を変える呪文の書かれた紙切れを盗む、燃やす、処分する」
「婚礼衣装を破壊する」
「薬を盗む」
のどれかを行うことにより、結婚式を阻止することが出来る。
もし上記の行為を行えば、その晩、眠っていた探索者はふと目を覚ます。聴こえてきたのは何十という爪がカリカリカリカリ、と窓や壁、扉を引っ掻く音だ。体は金縛りに遭ったように一切動かず、ひたすら全方位から響いてくる爪の音を長時間聞かされるだろう。SANチェック1/1d3。
そして爪の音はタイミングを合わせたようにぴたりと止み、同時にどっと眠気が押し寄せる。微睡む探索者の頭の中では不気味な呪うような声が遠くに聞こえる。「これではよめにいけぬ、これではよめにいけぬ、ええいいまいましい、すててしまえ、おぼえておけ」この声は、初日に夢の中で聴いた囁きと同じである。
次の瞬間悲鳴が聞こえ、探索者は寝た気がしないまま、明るい部屋の中で目を覚ますだろう。
悲鳴の声には聞き覚えがある、初日に夢の中で助けてくれと叫んでいた声だ。
慌てて宿の外に向かえば、全裸の丘竹がそこに転がされている。
彼は全身引っ掻き傷だらけで号泣しており、何を聞いても謝るだけである。しかしキツネ、と言う単語を聞くだけで腰を抜かしガタガタと震え、謝罪の言葉は一層多くなるだろう。命に別状は無いようだ。
壁や窓に傷は一切ないが、丘竹の周囲には動物の足跡が大量にあることが分かる。気味が悪いほどの量だ。背筋に寒気を覚えた探索者はSANチェック0/1。
その後、探索者たちはチェックアウトを済ませれば、本数の少ないバスに乗ってこの地を発つことになる。田舎道を揺られている最中、ふと窓の外を見れば、一瞬、三角の耳が草むらから飛び出していたような、そんな気がするだろう。
エンド1:人のハッピーエンド。
もし上記の三つを一つも行えないまま3月9日を迎えた場合、太鼓や鈴の音で探索者は目を覚ます。外に出れば空は雲一つ無く晴れているというのに雨がしとしとと、地面に降り注いでいるだろう。また遠くの道に何かの行列が見える。目星に成功すればそれが花嫁行列で、しかし顔が全員狐であること、その中に一人だけ人間が紛れていることが分かる。同時に離れているというのに探索者の頭の中に「たすけてくれ、たすけてくれよぉ………」という悲痛な声が聞こえてくるだろう。そして瞬きをした瞬間、その光景は消え、音も声もすっかり止んでいる。SANチェック1/1d3。
それから丘竹の姿を見たものは、決して現れなかった。探索者たちは何も得られぬまま、晴間荘から帰ることになる。
エンド2:キツネのハッピーエンド。
【生還報酬】
丘竹を救出した 1d4
尚、SAN値は上限を超えて回復しないものとする。
ここまでお読み下さりありがとうございました!
シナリオを楽しんで頂ければ幸いです。
丘竹君ですが、これからは静かに生きていくと思います。仲良くしてやって下さいませ。
詐木まりさ @kgm_trpg
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成田中学校にて~秋休みの「出前かふぇ」②~
秋休み中の成田中学校、「出前かふぇ」開催中に素晴らしいニュースが飛び込んできました!
教頭先生のこの嬉しそうな顔!

なんと生徒の一人が空手の世界大会で金メダルを獲得したのだそうです!素晴らしい!これまでもたくさんの生徒たちが活躍してきた成田中学校ですが、世界大会で金メダルは初のことではないかしら。

「出前かふぇ」は大盛り上がり!こういうタイミングに居合わせることができたことも「はからい」だと感激でした。
おめでとうございます!
そして、今回幸せをふりまいてくれたとっても可愛いお客様があったのです。産休中の先生が一緒に連れていらした1歳になる女の子。女の子を校長室の外から見つけた部活に来ていた生徒さんたちが「可愛い!可愛い!」と大喜び。
「どうぞ!」と声をかけて中に入っていただきました。

お姉さんたちと「タッチごっこ」したり、それはそれは上機嫌。

なんと優しい、幸せな光景なのでしょうか・・・胸がいっぱいになって思わず目頭が熱くなりました。
たくさんの人から「可愛い、可愛い」と言ってもらえる子も幸せだし、若いうちからいろんな世代と関われることは人生の大きな糧になるし、心や人生を豊かにしてくれると思いました。
うっかり写真を撮り忘れてしまったのですが、「カフェマージー」の樋口マスターがこの中学生たちに「ガレット」を購入してくださったのです。みんな顔がパッと輝いて「ありがとうございます!」と、とっても嬉しそうでした。
こういう部活での出来事っていつまでたっても忘れ難く心に残るものではないかしら・・・みなさんにもあるのではないかしら?暑い夏の日に顧問の先生がジュースやアイスを買ってくれた、などの嬉しい思い出が・・・
樋口マスター、なんと粋なことを!ありがとうございます。
そしてこの可愛らしいお客様と中学生たちは、そのまま体育館に移動していきました。

広い体育館で部活見学?しながら思う存分よちよち歩いてきたようです。きっと体育館はほっこりしたことでしょう。
起こった出来事、どれもこれも、全く想定していなかったことばかり。こちらの想像をはるか越えて、嬉しい時間、楽しい時間が流れた「出前かふぇ」となりました。
私たちを信頼し、校長室を「かふぇ」に開放してくださった校長先生ありがとうございました。これからも「学校応援団」として、お声がけいただければ喜んでかけつけたいと思います。「出前かふぇ」が成田の伝統となり、地域と学校が手を取り助け合いながら子どもたちを��くむ町になることを心から願っています。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
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2020年1月29日 スキャンダルとして連日メディアを賑わせている、東出昌大と唐田えりかの不倫問題。お互いの事務所が事実と認めて以降も、二人を批判する声は増すばかりです。そんな今回の事件から、芸能人の不倫問題について武田砂鉄さんが考察します。 渡辺謙の不倫が発覚した時、他の芸能人の不倫と比べてさほど厳しく追及されない風潮に対し、「世界の渡辺謙だからですよ」と分析したのは、彼の友人である小倉智昭であった。不倫は「世界の」が背負えると許されるらしいのだが、その判定人が友人だとすると、自分の友人の中から「世界の〇〇だから」と言ってくれる人を見つければ、不倫が許されるのだろうか。今のところ不倫の経験がないので未知数なのだが、もしもの時に備えて、まずは友人探しから始めたいと思う。 杏と東出昌大が別居し、その原因は、東出が唐田えりかと不倫したからなのだそう。夫婦のことは夫婦にしかわからないし、次なる手をどうするか判断をできるのは不倫された妻だけなのだから、外野が土足で侵入し、これはもう離婚でしょ、と言い切るようなことではない。「えっ、でも、もし自分がそんなことされたら怒るでしょ?」という仮定が飛んでくるが、その返答は「えっ、怒るとは思うけど、それはその時にならないと」である。 共演した映画でカンヌ映画祭に招かれた様子が繰り返し流されているが、レッドカーペットを歩いている際に裾を踏みそうになった唐田のドレスを東出が直してあげる様子を、いかにも意味ありげに伝えている。慣れた手つきだ、なんて言う人もいたのだが、カメラマンがあちこちに構えているああいった場で、屈むことが難しい人が裾を踏みそうになったら、それなりの対応をするものなんじゃないかと思う。あの手つきは好意の証しって、「上目遣いは好きのサイン」という雑誌記事を信じ込んだ中学時代を思い出す。身長が高い自分は、近くで話すおおよその人が上目遣いになると気づくのにしばらく時間がかかった。特別な感情が生じていたかどうかを、勝手に決めすぎだと思う。 芸能人はイメージ商売なので、今回、東出は「イクメン」のイメージが、唐田は「清純派」のイメージがそれぞれ崩れたことになるが、そのイメージが重層的でしっかりしたものだったかといえば、「そんな感じのCMや作品に出ている」程度のもので、包んでいたのはなかなか薄皮である。そのイメージを補強したり打破したり、そういう振る舞いを繰り返す中で、自分へのポジティブなイメージを保持して仕事し続けなければならない芸能人ってなかなか大変な職業だ。「こう見えて、一人で居酒屋とか行くんです」とテレビの中の芸能人が言っているのを聞くと、「え、どう見られているのかについての把握が済んでるのか」と意地悪く思うのだが、イメージの調整を始終考えていないと、今回のように、壊れた時にとてつもないことになる。イメージなんて薄皮なのに、それが破れると何も守るものがないのだ。 芸能人の不倫が発覚すると、多くの場合は男性よりも女性が成敗される。ベッキーや矢口真里は多くの仕事を失い、バラエティ番組を席巻する存在ではなくなった。一方で、男性芸人にその手の一件が発覚すると、「オフホワイトではなくグレー」(宮迫博之)、「カレーライスばっかりじゃなくて、たまにはハヤシライスやハッシュドビーフも食べたなるしねぇ」(千原せいじ)などと、たちまちネタの一つになる。不倫釈明会見を開いた三遊亭円楽は「『今回の騒動とかけまして、今東京湾を出て行った船と解きます。(その心は)“後悔”の真っ最中』と披露し、拍手と笑いが起こった」(ORICON NEWS)とある。 以前、芸能人の不倫報道後の世の中の反応がどう転がるかについて、 ・すごい人ならば、不倫してもかまわない ・なんかこう、最近、調子乗ってる人ならば、不倫は許さない ・妻(or夫)が許しているならば、まぁ、しょうがない という3つを並べてみたことがある。 今回は、 ・すごい人、というほどでもなかった ・(とりわけ唐田に対し)調子乗ってる人なので許さない ・妻が許しているわけではない という3つが揃い、実に力強いバッシングが双方に向かっている。 杏は小さな子供3人の子育てをしていたのに、その上、妊娠中から不倫していたなんて許せない、と言う声を聞く。まったくその通りだと思う。でも、それをどこまで薄めたら許せるのだろう。子供が1人だったら。その子供がもう高校生だったら。子供がいなかったら。個人的にはどれも許せなさそうなのだけれど、彼女が置かれている現状を推察した上で、心の中ではなく、具体的に声に出して「こんな状況なのに不倫はないよ」と糾弾している人は、許す・許さないの分岐点を用意しているのだろうか。他人同士の不倫なのに。その辺りがちょっと不思議だ。 少し前、小室哲哉の不倫報道が発覚した際、「病と戦う妻がいるのにもかかわらず小室は……」との声が膨れ上がり、そのあと、小室が沈痛な表情で会見を開いて、引退を告げると「病と戦う妻を支え続けていたのに週刊誌は!」に切り替わったことがあった(その「支え続けた」事実はないと妻側の親族は主張)。なぜそうやって簡単に切り替わっちゃうかといえば、夫婦のことなんか夫婦にしかわからないからである。 「杏さんの気持ちを考えると」が、ガソリンのように使われている杏さんの気持ちは放置される。必殺の枕詞「杏さんの気持ちを考えると」って、杏さんの気持ちではないからだ。これもやっぱりイメージだ。よって、まったくひどいよ、くらいで終わるべきだと思うのだけれど、繰り返し「杏さんの気持ちを考えると」が被さる。杏さんの気持ち、なんで、みんな、そんなに詳しくわかるんだろう。 (イラスト:ハセガワシオリ) TBSラジオ万博2020「ラジオエキスポ」 日時:2月11日(祝・火)13時~ 会場:パシフィコ横浜・展示ホール 出演:荻上チキ×サンキュータツオ×武田砂鉄 「2020年、ニュースの論点」 https://radioexpo.jp 28717 true この連載について ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜武田砂鉄 365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む 著者プロフィール ライター。1982年生まれ。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年秋よりフリー。著書に『紋切型社会──言葉で固まる現代… もっと読むを解きほぐす』(朝日出版社、2015年、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)がある。2016年、第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。「文學界」「Quick Japan」「SPA!」「VERY」「暮しの手帖」などで連載を持ち、インタヴュー・書籍構成なども手がける。 Twitter:@takedasatetsu
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おばあちゃん
2017年10月17日23時32分を忘れない。
僕は実家住まいなので、東京へ毎日毎日1時間と少し電車に乗って行く。 10月に入ってからだったと思うけど、実家をそろそろ出てはどうかという話がお父さんからあった。 個人的にも諸事情でそろそろ家を出ようと思っていたので「やっとGOが出たか」という感じだった(うちはわりと厳粛な家なので上からのGOなしに勝手に暮らせない)。
そ���な折。
最寄り駅の近くのサークルKの商品棚からどんどん物がなくなっていって、「震災以来の品薄だけどなんなの?」と思っていたらリニューアル工事に入るので10月いっぱいお休みしますとのことだった。 たばこを取り扱ってるコンビニで一番近い店だったから、困ったなと思った。
しばらくして、家の最寄りのサンクス(たばこは取り扱ってない)に行ったら張り紙があった。11月1日9:00で閉店するとのことだった。 何年も何年も、主に夜中と昼、主に駄菓子を買いに来てきていた店だったし、こちらは"閉店"だというので、困ったもあったけど普通にショックだった。
だけどふと、(コンビニが象徴してるのもどうかと思うけど)なんか環境も門出を促している感じだなと思った。 僕の人生はこういうタイミングがすごく重なることが多い。「今がその時」みたいな節目がかなり色々な形で現れる。 今となっては今年、映画が劇場公開されたのもきっかけだったとも思う。そして。いや「そして」っていうか。
おばあちゃんが死んでしまった。 さっきだ。 心筋梗塞だった。
まだどういうことなのかよくわかってない。よくわかってないからこうして書けるというのもあって書いている。 なぜならおばあちゃんはすごく元気で、病気だったわけでもなく、伏せっているおじいちゃんを毎日せっせとお風呂に入れ、トイレに連れ、テレビを観ていたから。
昨日ちょっと体調悪かったっぽくて、いつもなら絶対食べるシフォンケーキみたいなやつ食べなかったけど、だいたい秋口にちょっと体調を壊しがちなのでそこまで気に留めてなかった。
だって一昨日は一緒にリンゴを食べたんだ。 夕飯のあとでおばあちゃんと台所でリンゴの話をして、お母さんに「リンゴが食べてぇよ」とねだり、剥いてもらったリンゴを2人で3個ずつ食べた。 おばあちゃんは「あたしまだ2個」と言いながら3個目までちゃんと食べていた。 「おばあちゃんさぁ、もうすぐ誕生日じゃん、またアレ買ってきてやるよ。南林間のレーズンクッキーさぁ。」と言うと「おいしいリンゴでいいよ。」と言っていた。 南林間のレーズンクッキーというのは、お店の名前は忘れたけど南林間駅にレーズンクッキーで有名なお店があって、今年の5月だったか、誰かに頂き物で貰ったソレを食べておばあちゃんはひどく衝撃を受け「あそこのレーズンクッキー食べたらもう他のレーズンクッキーは食べらんないね」と言っていた。だからなんとなく、買って帰ったことがあったのだ。すごく喜ばれた。 俺はたぶん孫の誰よりもおばあちゃんが好きだったから。そしてたぶん家族の誰よりもおばあちゃんと仲が良かったから。財産全部あげるからねとよく言われた。
毎週日曜日に、おばあちゃんはNHKのど自慢を観る。 俺はおばあちゃんとのど自慢を観るのが好きで、観ながらいつも「この歌ホントにある曲?」「こんな歌ないでしょ」とチャチャを入れるんだけど、その度に「なに言ってんのよ(笑)」「あるから歌ってるんでしょ(笑)」「あんたは嘘ばっかつく(笑)」と笑ってくれる。それが楽しかった。 他にも楽しいのはあって、お昼時に「今やってる朝の連続テレビ小説はおもしれぇの?」と尋ねると決まって「おォ〜もしろいよォ〜!」と言う。このやりとりも週に2回くらいやる。
こないだ、朝ご飯を食べていたら「ちょっと桂ちゃん手伝って」と言われ、なぁにとついて行った。 庭に生えてるの柚子と柿が今年は大きく実ったからとってほしいということだった。うちの庭は広いので、柿は知ってたけど柚子は知らなかった。俺は物干し竿で柚子と柿の実をぶっ叩いて落としておばあちゃんに渡した。サンキューサンキューと言って、とても喜んでくれた。ちなみに、ぶっ叩いた時は「ヤッター!」と言った。かわいかった。
大学入りたての頃、早稲田の映画サークルに少し在籍していて、帰りが遅かったある日、おばあちゃんが「あんた帰りが遅いけど、シャブやってんじゃないだろうねぇ!」と言ってきた。この話は友達の将生にだいぶウケ、話すたびにウケる。
大学2年か3年くらいから全然学校行ってない時期があって、おばあちゃんは俺が部屋で引きこもって爆弾を作ったりしていると思っていたらしい。 最近ようやく映画館で自分の作った映画が上映できることになったのだが、それが決まった時お母さんよりも先におばあちゃんに話した。編集が佳境のころ、「あんた今どんなの作ってるのよ、おもしろいの?」と尋ねられ、これこれこういう映画なんだと話したら おばあちゃんは「おもしろいね。たいしたもんだね。部屋で色んなこと考えてんだね。」と言ってくれた。忘れない。 劇場公開の前日にiPadで完成した映画を観せたら、おばあちゃんが泣いた。大河ドラマでしか泣かない人なのに。「もっと見ていたい世界だね。あんた、たいしたもんだね。」と言ってくれた。あんまり観客ウケするような作品ではなかったから、すごくびっくりした。忘れない。
おばあちゃんは時々「彼女いないの?」とか「あんたはどんな人と結婚すんのかねぇ」とか「はやくあんたの結婚式が見たい」と言った。 いないよと毎回答えつつ、どんな人と結婚して欲しいの?と尋ねると「どーんなんでもいいよ」と言っていた。俺はだからそれもあって、早く結婚してしまいたかった。彼女がいる時が全然なくてごめん。こんなに自分がモテないことを怨むこともない。
いつも「あんたが一等ハンサムだね」と言ってくれていた。俺もおばあちゃんが世界で一番かわいいと思っている。
畑の草むしり一緒にした。 お墓参りもいつも2人で行った。 おばあちゃんのおつかいのメモの切れ端、糊でノートの表紙に貼ってるよ。字が好きだったから。 劇場デビュー、できたよ。爆弾じゃなくて映画だったね。観てもらえてよかった。 立派になるのだけ、間に合わなかったね。

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とにかく若里春名ソロの話をしたい
享介ソロの話はこちら
春名ソロ試聴時の話はこちら
若里春名君のソロ曲について6000字くらいつぶやきました。
【結論】
ほんっとお前バカだよな~
馬鹿で能天気で今を楽しむ、幸せ者のハッピー野郎だよ…よかったね…
HJが大事だという想いをきちんと形にできたことと、お客さんを巻き込んでみんなをハッピーにする力を持っているんだとわかったことが何よりの収穫のソロ曲でした。
【以下だらだらと】
文章中けっこう春名のことスゲースゲー持ちあげてる部分もあるような気がするんですけど、彼は天性の力も持っていながらわりとドブに捨ててる面もあると思うのでもうちょっと磨いてやりてぇな、という主旨の話です。
あとわりと四季の話をしているというか、四季春の観点で話していますのでご了承ください。(ほも話をしているわけでもありません)
■愛されボーイ若里
春名のこと、アイドル適正というか若干オタサーの姫的な素質みたいなところあると思ってるんですけど、今回のソロも周りから愛されてる人じゃなきゃ歌えないよなぁとなんとなく思いました。
いや、言い方が非常に悪い表現なんですけれど……みんなが手を貸したくなるキャラクターなんだ彼は。
春名はわりとナチュラルクズ(※夏休みの宿題は9月になってからでもOKとか、クリスマスの時悪びれなく遅刻してきたりとかの話)みたいなとこがあり、さらにそれを持ち前の愛嬌と邪気のなさで周りから許されちゃう感じがあるなあと常々思っているのですが、ソロ曲聞いていい意味で「人を味方につける力」「みんなが手を貸したくなる魅力」(というとなんか語弊がある気がする)を持ってるなコイツ……と改めて思いました。
HJの仲間たち、母親や先生、メタ的なところでプレイヤーたちからも愛されかわいがられるキャラクター……。
アンタほんと幸せ者だから、周りの人たちのこと大事にしなさいよ!
いや…してるししようとしてるね……。がんばれよ……。
これらの力は、冬馬や春香たちいわゆる赤の普通の系譜からくるアイドル像とは全く別の形の「天性のアイドル」黄色の系譜だなぁと思います。
■ワカザトハルナの固有結界
前項とも関係するのですが、ステージを自分のものにする、彼のファンでない観客も含めてClap your hands!に巻き込んでみせるの���、彼の力なんだなぁと思いました。いやだってあの曲ライブで聞いたら、よく知らないアイドルでもノリで手叩いちゃうでしょ?
オリピ06のメンツって結構ファン層ばらばらだろうから、別に春名に興味ない人もライブ会場にいたと思うんだよね。でも冬馬であったまった会場ならClapしてくれるでしょみんな……。
あーそっか、こいつの持ち味ってこれなんだな、って言語化難しいんだけどなんとなくわかった気がします。
これたぶん春名だけではなく、メンタル属性のキャラの特徴でもあって、かのんさんのふわもこや都築さんのサンクチュアリも、似たような力を持った歌だと思います。
イメージとしてはプリキュアの合体技の強制浄化みたいなものなので、逃げることができずにその世界に取り込まれるしかない怖さもある。本人に自覚があるわけでなく、天然でそれをやってみせる(インテリ寄りのメンタル、かのん舞田ほかあたりは自覚してる部分もありそうだが)メンタルの強さであり怖さであるところなんですよね。09のメンタル×4は相当覚悟して臨まないと帰ってこられなくなるぞ。
■ドーナツライブを振り返る
ドナライのとき四季が「ハルナっちのこともっと知りたい」って一歩踏み込んだ(あれだいぶ勇気のいる行為だったと思う)けれど、アレ下手すりゃ春名の世界にいつの間にか取り込まれてるやつだからね……。共倒れルートだからねそれ……。四季にはどうにか強い意志を持っていただいて、飲み込まれることなく何とか春名を攻略してほしいですね……。
四季のソロと春名のソロの間にドーナツライブの物語があったことは、結構大きいんじゃないかなぁと思います。
ユニット内で春名と四季←→誰かの2対1の構図は結構多いんだけど、そんなに1対1の会話が多い方じゃないんだよねこいつら。
箱で同時SRでも、また2人で分断行くのでももうちょっとここ2人の会話が見たいなぁ。お願いしますお願いします……。
■想いを伝えるということ
「歌詞に感動した」ということは特になかったんだけれど、なぜかというと、この歌の中で彼が伝えてくれたことは、もともと彼がこれまでちょっとずつ漏らしてくれたことであるので、これまで彼がくれてたものだから、そのもの自体に新鮮味がない(というと適切な表現ではないと思うのだが)からかなと思います。
内容というよりも、言葉にしてくれたことそのものがうれしかったんだよねー。アニバでPにお礼を言ったようにね、改めて表現してくれたことがうれしいのね……。
迎春やアニバ、サーカスなど、彼にとってHJがとても大切な存在であることはたびたび見て取れたわけだけれど、それをうまくメンバーに伝えられていたとはあまり思えなかった。でも、今回それをしっかり言葉として、彼自身の表現として見せてくれたと思います。それは春名にとってとっても大きなことだと思うのです。だからそれをしてくれたことが私はとてもうれしい……。今度こそ伝わったんじゃないかな、よく言えたね、できたね~~~みたいなきもち……。
この曲を聞いてほかのメンバーはどう思うのかな。特に隼人と四季の感想が聞きたいです。
■「アレ」
四季のソロの時、彼の曲がお客さん向けではなく、メンバーに向けた内輪の話っぽかったのをとても残念に思いました。四季自身の根幹にそれがあること、彼がそれをとても大事にしていることはよく知っているけれど、それをわざわざ客に向けて宣言する必要はないな、と思ったからです。
で、春名ももちろん「入部動機」や「練習」といったステージに上がる前の話に触れる必要はなかったよなーと思います。ただ、文脈が「今まではこうだったけど、今(とこれからは)こうしたい!」であり、下地があっていま立っている場所はステージで、お客さんと一緒につくっていくものなのだということが曲調や歌声から見えた曲でそっちの方が印象深かったので、案外気にならなかったな。
私が四季に求めるものと春名に求めるものはやや異なります。
四季に対しては「今君その理由を語るよりも階段駆けあがっていくパワーにつかった方がいいんじゃないの?」「過去よりも未来を見つめて走ってほしい」という想いがあります。
一方春名はわりとフワフワしているので、地盤をしっかり見せてくれて「ああ君の地盤もハイジョにあったのね、よかった」とホッとしたというか……。
普段90点取れる子の80点と、普段30点の子の70点みたいな違いであって、前者はいつも必死になって90点取ってくるのも知ってるんで、こう…なんつーか…なんだかんだいいつつ結局私は四季に厳しく春名に甘いと思うので、ほんと四季には申し訳ないな……。
私HJPでも四季Pでもない単なる四季ファンなので好き勝手言ってるだけですが……
いやもっと君は羽ばたいていけるから!!!的な意味での厳しさをどのアイドルにも持ちたいがゆえのいろいろなんで…と言い訳をしておきます。
■「アレ」の語彙力
語彙はアレだけど春名だし…いやでも九十九くんで語彙力ヤバいの来たらもちろんキレると思うし、春名と同じおバカカテゴリの子でも悠介であんまりアホな歌詞だったらフツーにキレると思います。うん……。
■ドラムソロ
入っているかな?とも思いましたがなかったですね。
ドラム担当の曲だけれど、本人が演奏しているわけではないって解釈していいかな……。
個人的にはステージの上ではドラムに座らず、ステージいっぱい走り回ってほしいかな。
ただCD音源は本人が叩いててもおもしろいと思います。
■ギターソロ、かもーん!
四季のソロでもギターソロはなかなか印象的でした。夏来や旬にも入っているといいな。
これを演奏しているのは隼人ではないと思うんですが、各キャラがイメージする「秋山隼人」のイメージなのかも、とは思っています。
キラキラ輝くカッコいいギターソロが四季の描く隼人で、ギュインギュイン暴れまわるギターは「すっげー頼りになる男!」という春名の隼人評を現したものじゃないかなぁ。
ギターソロでなくとも、夏来の考える旬(ピアノ)とか、旬のイメージする夏来(バイオリン)とかも聞いてみたいですね。そしたら隼人はどうなるんだ。
都築さんのソロに入ってるバイオリンとかも「(都築さんの描く)麗君のイメージ」なのかな。
あくまで主役はソロを歌っている人で、ほかのキャラを“サポートメンバー”にしたくないというか、地方へユニットを離れて一人で出かけたことに意味がほしいので、ユニットの他メンバーはソロ曲にはかかわっていないと思う派です。
■ケンカのフラグ
HJNL「本音でぶつかって認めあう仲間がいる」
あわそん「くだらないことでケンカした時も」
青春「たまにはね ケンカもするかな」←New!!
ちょっと公式~~~「おめーがそれ言うのかよ」ポイント溜まりすぎなんですけどこれ回収してくれるんでしょうね~~~~?
特に対四季でぶつかることがあるんじゃないのかな~とはじめに思ったのはいつだっけ、そういう妄想話を自分以外にもちょくちょくお見掛けするので、そういう要素を感じ取れるなにかを彼らは持ってると…思っていいだろうか……。
こう…要素ちりばめられると…どうしても期待を…してしまう…ので………刺してくれ……。
まだそれを行う段階ではない、というならそれでいいんだけど、何も回収されないのは困る……歌詞にこういうの来るの3回目だぞ…ねぇ……まじ…
ケンカというのは意志と意志がぶつかりあうときに起こるものだと思うので、しっかり意志を持てないとできないことだと思います。春名が人とぶつかるほどに大事にしたいものがなんなのかを知りたいんだよぉ私は…。夏休みの宿題いつまでにやるとかは31日までにやれよぉ…。そこは大事にするとこじゃないよぉ…。
「本音でぶつかって認め合う」って子どものうちにしかできないことも多大にあると思うので「青春」しているうちにやっておいてほしいですね。「おにーさん」の役やってる場合じゃない、当事者であれ…
■一瞬の青春
で、その青春の期間の話。
春名にとっても四季にとっても、青春って時限付きなんだなぁと感じました。
315プロのアラサーたちががむしゃらにがんばって、きらめいて見せようとする姿を見て、彼らは何を思うかなーというのは気になるところなので、三十路組っていうか次郎かみのりあたりと一緒に仕事してほしいですね……。
青春を楽しむのは学生時代に限らないんだよ、と示してみたい。
人が輝くことに年齢は関係ない、と示してくれるのは、SideMの魅力の一つなので、ピカピカ高校生ユニットを期限付きの輝きで終わらせてほしくないです。
■声優の力
声優の力もとても大きかった、ほんとうに大きかった……。白井悠介だからこそできた若里春名の表現だと思う。
ライブで春名を演じる白井さんを見に行きたい、ぴょんぴょん飛び跳ねて、二階席も三階席も、ぜんぶの心を自分に集めて楽しそうに歌ってくれる姿を見たい……。
チケットとるぞ、絶対だ。
■ラップパート
享介、春名ときたので悠介にも来てほしいな(オレンジ18歳推進派)
九十九君に来てもおもしろいし見てみたいけどさすがにないだろうなぁw(オレンジ4人過激派)
■大事な「これから」を
春名にとっての「大切な今」を聞くことができてよかったです。
世界はもっとひろい、可能性は新しい扉開くし最強で無限大なので、サティスファクションのその先も…気にしてほしい……! 今現在彼にとって十分幸せな時間なのだと思いますが、ユニットメンバーはもうだいぶ今じゃ満足できない欲がでてきてるぞ……。もっとよい方向へ行けるかもしれないし、ダメになっちゃうこともあるかもしれない、でも冒険するのも青春でしょ?
彼がどんな未来を見ているのかわかんないんですけど、彼と彼の仲間たちにとって幸せな未来を見つけてほしいものです。「成長していこう」って言ったからには成長していこうな!
(BGM: Study Equal Magic!)
「みんなの役に立ちたい」「頼りにされたい」が今の彼の行動原理に見られます。これは盆ダンスのときから見られる感情であって、そうしたいという想いは間違ってないんだけど、「みんな」が先立っていることがやや気になる……。「卒業」がかーちゃんのためであるように見えることもそうだし、彼自身を主体としていなくって、春名自身が何をしたいのか、をもっと教えてほしい……。
例えば「みんなによろこんでもらうこと」が彼のよろこびだというのなら、しっかりそれを提示してくれればいいんだな、今は単に「頼られるとうれしい」であって次のステップへのモチベーションにつながっているかどうかはややわからないところもあり。
割と初期のころから春名にはいろんな経験を経ていろんな世界を見て、多くの選択肢をつくってみずから選び取ってもらいたいと思っています。なんども言うようだけど「心から望んだこと」を見つけて「叶」えてほしいんだなぁ。
これはこの前お見かけした意見なんですけど、「彼が得意とする運動分野での挫折」は私も超見たいです。普段彼が頼りにされてる分野でうまくいかないときに彼がどんな行動に出るのか……。
バイトの負担も大きかったとはいえ、うまくいかないことをどうもできなかったから留年したわけで、うまくいかないことに対し解決策を見出して行動できるようになったら春名にとっての大きな成長なんじゃないかな。
「自主練するようになった」はまだまだ成長というには甘いぞ! ジュピターに追いつける(サーカス)ための自主練じゃダメなんだ、ジュピターだって自主練してるのに追いつけるわけないだろ? すでにジュ��ターを射程圏内に入れて走り出してるハイジョメンバーもいる中で甘い考えだぞそれは。
行動したことに対してはほめるけど! ほめて乗せた方が伸びる子だからほめるけど!!
担当びいきではあるのですが、この点に関しては個人的には悠介と組み合わせるとすげーおもしろい化学反応が生まれると思います。ゲーム内でもやってほしいしそういう薄い本を発行の際は教えてください。私も悠介のオリピが終わったら何か描きたいです。春名以上にわからん奴だからな、悠介。
=====
とまあだらだら書いてたらいつのまにか6000字超えてたわけですが、若里春名君のソロ曲、「青春!サティスファクション」非常によかったです。
彼のことがもう少しわかったような、まだわからないような、また彼のキャラメイクのおもしろさを見せつけられたような……。ほんと深みにはまればはまるほどおもしろいわハルナワカザト……。
春名の物語はまだまだこれからだと思うので、これからのストーリー展開にも期待しています。期待させてくれ~~~~!!!
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NIGHTCALL(柴君)
▽
その日の君下はすこぶる機嫌が悪かった。
元々の鋭い目付きと無愛想な性格が相まって、だいぶ人相が良くない自覚はある。それ故に君下はクラスで浮いている存在だった。親しい友人もいなければ、用がない限り誰も彼に近づこうとしない。通常運転で既にこれだから、今日のように君下が青筋を何本も立てて座っていると、あからさまに教室の空気が何キロも重くなった。
ーー事の発端は前日の練習後に遡る。
すっかり日の落ちきった午後8時過ぎ。
その日鍵当番だった君下は倉庫に備品を片付け終えて、鍵を返しに体育教官室へと向かった。ノックをして「失礼します」と声をかけると、白く烟った教官室の奥から「君下、ちょっと」と顧問である中澤の声がした。グラウンドの脇にある小さなプレハブで、ほとんど体育教師たちの喫煙所と化しているそこは、普段ならば生徒が立ち入ることは許されていない。君下は初めて足を踏み入れる場所に少しドキドキしながら、「ッス」と小さく返して扉を閉めた。
「おう。どうだ、新しいポジションは」
ぎい、と椅子が鳴り、パーテーションの向こうに背伸びをした中澤の頭が見えた。いつ見てもとっ散らかった黒髪にいくらか白いものが混じり、疲労が滲み出ているようだった。
「まあ、ぼちぼちです」
「そうか」
二人の間でゆらゆらと紫煙が燻っている。中澤は咥え煙草のまま、無言で何か言いたげな目を向けていた。そうして暫くの沈黙が続くと、ようやく君下は腹の底で蟠っていた疑問を口にした。
「でもなんで、俺がフォワードなんすか」
数時間前、中澤は部活前の君下を呼び止めて、ポジション変更を告げていた。入学して以来ずっとトップ下を守ってきた君下に、センターフォワードに入れと言ったのだ。
このチームでプレイして半年は過ぎたが、君下には中澤の考えがいまいち分からないままだった。そもそも君下を聖蹟に引っ張ってきたのは他でもない中澤であったが、たかが中学生にエースナンバーをくれてやると約束したこともまた、腑に落ちないことだった。とはいえ当時の君下は、自分の力を過信していたきらいがあった。それに加え貰えるものはありがたく貰う主義なので(俗に言う貧乏性というやつだ)、返すつもりもなかったのだが。
「お前ならできると思ったからだ」
「はぁ」
「まあまだ初日だ。明日も同じ形でいくから、焦らずやってみろ」
中澤は深くヤニを吸うと、ゆっくりとした動きで目を伏せて灰を落とす。それからもう一度まっすぐ君下と向き合った。
「それと大柴のことなんだが」
その名前を耳にして、君下の顔がぴく、と引き攣った。なんとなく、こちらが話の本題なのだろうと思った。中澤もそれに気づいたようで、言葉を区切ると片眉を僅かに上げた。
「なんだ、なにか聞いていたか?」
「いや、なにも」
「そうか」
「で、何なんすか」
「一週間ほど休むそうだ」
「……は?」
君下はぽかんと口を開けながら、なるほど合点がいった。
君下がいきなりフォワードにコンバートされたのは、正規のフォワードである大柴が何かしらの理由でポジションを外れたから。大柴がいない理由などそんなことはどうでもいいが、問題はなぜパサーである君下がそこに入るのかということだ。
選手層の厚いこの学校にはフォワードをやるものはいくらでもいる。それに君下がトップ下を離れるのならば、ふたたび開いたその穴には一体誰が入るというのだろう。
君下の賢い頭脳は一瞬にしていくつもの疑問が浮かべたが、そのどれもが意味のないことのように思えた。中澤の光のない瞳がじっとこちらを伺っている。監督には何か考えがあるのかもしれなかった。
「……ポジション交代はその一週間だけっすよね」
「いや、それはわからん」
「おいおい、俺は嫌ですよフォワードなんて」
よりによって、あいつの代わりだなんて。
そう言い返すのも憚られた。そのぐらい、君下は大柴喜一という男が気に食わなかった。
蘇る中学都選抜時代の記憶。同じチームにいながら味方同士で競い合うようにボールを奪っていたあの頃。たしかに君下は、最初からパサーをしていたわけではない。むしろ今の大柴のように、自分で積極的にゴールを狙うようなプレイスタイルだった。頭も切れて自分で点を取れる。それ故に中学選抜でついたあだ名は「悪童」であり、おそらく中澤もそれを知っているのだろう。そうでなければこの指示には疑問点があまりに多い。
いつのまにか握った拳に汗をかいていた。君下が目の前の男を睨むように立っていると、煙草の火を消した手でぽん、と肩を叩かれる。力強いが、それでいてやさしい手つきだった。
「君下。賢いのは随分だが、そうあまり深く考えるな。俺はこのチームのありとあらゆる可能性を試したいだけだ」
「……」
「やるだけやってみろ。ただ、チームが今のままでは勝てる試合も勝てん。そのぐらい、ピッチに立っているお前なら分かってるだろ」
「ッ……クソが」
君下は昨日のことを思い出して、小さく舌打ちを零した。
結局何も言い返すことができなかった。中澤の突拍子も無い提案はともあれ、言っていることはあながち間違いではなかったからだ。
七月、夏のインターハイは予選決勝で敗退した。
一年生である君下にとって高校最初の大舞台だった。敗因はオフェンス陣が思うように点が取れなかったことと、チームの司令塔である君下との連携がほとんど機能しなかったことだった。
苦汁を舐めることは二度としたくなかった。あんな無様に敗けるのは御免だった。中学時代の大敗を教訓にしてきたつもりだったが、その結果がこれだった。
勝てない。
だから君下は的を��るために、チームの頭脳であり心臓であるパサーに徹することにした。たとえ自分の得点を捨ててでも。
だがそれでも勝てなかったら、あの努力の日々には一体何の意味があるのだろう。
「おーい君下、寝てんの?」
唐突に声がして、背後から肩を叩かれ君下はハッとした。そこでようやく自分がぼんやりとしていたことに気がついた。
「うぉ、何だよ」
「何だよじゃねーよ、さっきから何回も呼んでるんだけど」
「悪い……」
君下に声をかけたのは鈴木だった。同じサッカー部の一年で、レギュラーではないがそこそこ上手い経験者。地味だが人好きする性格で、部内でも浮き気味の君下に気軽に声をかけてくるような男だった。
「どうした、寝れてないのか? すごい顔してるぞ」
「うるせぇこれは元からだ」
「それは否定しないけど、今日は特にひどいぜ。乾燥した日のグラウンドみたいな顔色してる」
「お前わりと失礼だな……」
あまりにもじっと見つめられるので、君下はなんだか気恥ずかしくなってきた。目を逸らして、「何でもねぇよ」と小さく呟くと、鈴木は紙パックの牛乳を啜りながら「ならいいけどさ」と、さして興味もなさそうに教室の入り口を見ている。
「君下がいつもに増してすげー顔してるから、みんな怖がってるぜ」
そう言われて、君下はようやく周りを見た。昼休みである今、自分の周りの席はおろか、君下の席からきっちり教室半分は人が居なかった。ドアの周辺に佇んでいる、不安げにこちらを見つめるクラスメイトの集団に気づいたところで、再び鈴木に視線を戻す。君下と鈴木を見つめるたくさんの目は、まるで檻の中にいる猛獣でも見ているかのような視線だった。
見た目で勘違いされやすいが、君下はいわゆる不良などではなかった。根はクソがつくほどの真面目であり、寧ろ学業における成績は優秀で、入学以来ずっと学年一位をキープしている。それに加えて強豪サッカー部の特待生で奨学金を貰っている身であるから(君下の家は貧乏な父子家庭だった)、素行不良などどうしたってできるわけがなかった。
ただ大柴と居ると、腹の奥底から湧き上がる得体の知れない感情に左右されやすくなる。あのふざけた態度と面を見ているだけで、どうにも我慢が効かなくなってしまうのだ。
顔を合わせればどちらかがーーどちらかと言えば大柴からの方が多いがーー喧嘩を吹っかけて、その場で睨み合いや口論になる。悪ければ互いに手がでることもあるが、大抵の場合がその場に居合わせた誰かの仲裁で未遂に終わった。そう言うことがしばしば起こり、いつのまにか二人は犬猿の仲として学校中に認知されるようになったのだ。
▽
「あの赤アタマ、とうとうクビになったのか?」
「さぁ、知らね。ともかく1つ席が空いて良かったよな」
「ほんとそれ。ただでさえレギュラーなんて狭き門なのによ、一年が二人も居座っちゃあな」
「最初から先輩に席を譲れってんだよ」
「言えてる」
「つーか君下もだよ、なんであいつがフォ��ードなんだよ」
「あーあれ監督の指示だとよ。臼井が聞いたって」
「マジ? なんでよ」
「知らん」
「ついにケツでも開いたか?」
「ギャハハあり得る」
「おい! きったねぇなー、飛ばすなよ」
「だってよぉ、夏負けたの、明らかにあいつのせいだったろ?」
「な、流石の悪童もブルっちまったんじゃね?」
「あーあったな悪童とかいう大層なあだ名」
「ハッ、どこでもいいから使ってくれってか、一年坊が。調子に乗りがって」
大柴がいない部活はいつも通りだった。
入学早々レギュラー入りを果たした君下や大柴が、控えの上級生に陰口を叩かれているということはなんとなく想像がついた。今までだって何度も似たような経験をして、その度に結果で黙らせてきた君下だったが、こんなあからさまな陰口を偶然聞いてしまって、素直に気分がいいとは言えなかった。
大柴の不在についてミーティングで中澤は何も言わなかったし、それについてわざわざ聞き返す者もいなかった。君下が大柴の居たポジションにコンバートされた今、大柴はドロップアウトと考えるのが妥当だった。
君下は当然のようにフォワードの練習に混ぜられ、久しぶりにも感じるシュート練習に身を入れた。トップ下でもそれなりに蹴る機会には恵まれるが、聖蹟高校の得点数の8割以上は、伝統である三本の矢からなるフォワードの功績だった。総シュート数で考えても、圧倒的に場数が違う。
加えてフォワードは敵ディフェンダーとのぶつかり合いになることが多い。前線でボールを保持するための身体の強さは勿論のこと、それを振り切るだけの脚力と、飛んできたボールに合わせられるジャンプ力や背の高さも必要になる。
君下はそのどれもを持っていない。背や筋肉量といった先天的なフィジカル面も足りなければ、瞬発力だって左サイドの水樹に比べれば今ひとつだった。だから何も持たない君下が前線で勝負するためには、シュートの精度を上げる以外に道はない。
慣れない雰囲気での練習を終え、君下は日課にしている勉強もそこそこに眠り込んでしまった。一日中気が立っていたこともあり、無意識のうちに疲労が溜まっていたらしい。夢も見ないほどぐっすりと眠り、目が覚めたのは翌朝5時だった。
「……寝すぎたな」
ベッドの上で背伸びをして、ブランケットに包まったままカーテンの外を見る。秋の朝は遅い。空は夜を色濃く残したまま、まだ星がいくつか輝いていた。こんな時間に目が覚めたのはあの夏の試合ぶりだった。
だが起きるのには僅かに早い時間だった。自主参加の朝練には顔を出すつもりだが、それでもあと30分は眠れるだろう。君下はゆるく瞼を閉じて、再び睡魔がやってくることを祈った。
そうして暫くうとうととしていると、ブルッ、と枕元のスマホが振動した。震え続けるスマホに苛立ち、チッと短く舌打ちをしてもぞもぞと手繰り寄せる。
「あ?」
あれからまだ十分も経っていなかった。当然アラームも鳴っていない。ホーム画面に残っていたのは、メッセージアプリからの通知で「バカ喜一:不在着信」の文字。
「電話……あいつが?」
中学都選抜の付き合いで止むを得ず連絡先を交換した記憶はあるが、実際に番号を使ったことなど今まで一度もなかったはずだった。メッセージアプリって電話帳が勝手に登録されるのか? 寝ぼけた頭でそんなことを考えていると、手の中のスマホがもう一度震えだす。また「バカ喜一」からの着信だった。本当に本人なのか怪しいところだが、君下は出るかどうか迷った末、緑の通話マークに触れた。
「……おう」
『お、繋がった。そっち何時だ?』
「はあ?」
『だから、何時だって聞いてんだろ』
電話の相手はちゃんと大柴だった。だが言われた言葉の意図がよく分からない。もしかしてかけ間違いなのか? 偉そうな口調はいつも通りなのに、随分と久しぶりに声を聞いたような気がした。
「朝5時過ぎだが」
『ア? んな早く起きてるとか、ジジイかよ』
「んだとテメェ」
親切に教えてやった挙句に罵られ、カッと頭に血が上った君下は通話を切った。強制終了。二度とかけてくるんじゃねぇと思いながら、ブロックしようと思ったがどうにもやり方がわからなかった。覚えていたらあとで鈴木に聞こうと思った。
へんな電話のせいですっかり目が覚めてしまった。少し早いが支度をして、まだ空が暗いうちに家を出た。その後電話がかかってくることもなければ、人の疎らな電車に揺られてぼんやりとしていると、あれだけ嫌っていた大柴から着信があったことなどすっかりと忘れてしまった。いつのまにか日が昇っている。たくさん寝たからか、昨日よりは少しマシな気分だった。
「お、昨日より元気そうだな」
そう言われて君下が振り返ると、いつのまにか鈴木が後ろの席に座っていた。鈴木はいつものように牛乳パックのストローを噛みながら、片手であんぱんの袋を破っている。この男はたしか君下の隣のクラスだったはずだが、まるで最初から自分の席だと言わんばかりの態度で他人の席に腰掛け、口の端からパンくずをぼろぼろと零していた。
「食い方が汚ねぇ……」
「いやこれパッサパサなんだって。見ろよ、半分食ったのにまだあんこが出てこない」
「やめろ、食いかけを人に向けるな」
「絶対あんこ入ってないよな? チクショウ売店のおばちゃんに文句言ってくるわ」
ドッコイセ、ととても高校生に似合わない掛け声とともに、鈴木はのそりと立ち上がると大きく背伸びをした。くああ、と大きく口をあけて欠伸をする鈴木に向かい、「お前こそちゃんと寝てんのか?」と問いかけると、背伸びのせいではみ出したシャツをスラックスに押し込みながら「いやーホラゲ実況見てたら寝れなくなってさ」とケシの実のついた口でぼそぼそ呟いている。
「あ、」
唐突に声を上げた君下は、そういえばこの男に聞きたいことがあったはずだった。律儀にも椅子を元に戻した鈴木が「ん? なに?」と首を傾げていたが、やっぱり思い出すことができずに「いや、忘れたわ」とだけ返した。鈴木はしばらく不思議そうな顔をしていた。
「君下ってわりとおしゃべりだよな」
「別に、普通だろ」
「なんか色んな噂が立ってるからさ、てっきりヤバいやつかと思ってたけど。口が悪いしちょっと変だけど、思ったより親しみやすいっていうか」
「変って、どこが」
「そのインナーの信じられないほどのダサさとか」
「ハァ? 目ぇついてんのか格好良いだろうが」
「あとそのネックレス、田舎のチンピラみたい」
「お、お洒落だろ……」
「全然。てか普通に怖いからやめたほうがいいよ」
そんな感じでああだこうだと一通り文句をつけて、鈴木は去っていった。不思議な男だった。それでも嫌な気がしないのは、陰口を言う上級生たちとは違い、この男に一切の悪気が感じられないからだろうか。
▽
枕元で長い振動がして、君下は無意識のうちにスマホを手に取ったらしい。枕に顔を埋めたままそれを耳元へ当てると、ガザガザとしたノイズに混じり、男の低い声がする。
『おい、起きてるか』
「んーー……ぁんだよ、」
喋りながら、寝起きの君下は自分が誰と話しているのかわからなかった。頭が重い。昨夜は遅くまで予習をしたから、あまり寝たような気がしなかった。そんな君下の都合など知らない男は、『なんだよ、毎朝5時に起きてるんじゃないのか』と不貞腐れている。
『寝ぼけてんのか?』
「………………っるせーんだよタワケが」
ムニャムニャと呟いて、諦めたように薄っすらと目を開ける。ぼやけた視界が捉えたスマホの通話画面には「バカ喜一」の文字があった。ちょうど朝5時を過ぎたところで、昨日も似たような時間に電話があったことを思い出した。
「テメェ……ふざけんのも大概にしろよ。こんな朝っぱらに電話してきやがって」
『るせぇな、俺だって暇じゃないんだよ』
「つーかお前、今どこに居んだ」
『イギリス』
「ハア? テメェのほうこそ寝ぼけてんのか?」
『昨日言っただろうが』
「聞いてねぇ。 つか、イギリスがどこか知ってんのかよ」
『当然だろ、馬鹿にするな』
「馬鹿だろうが」
『ブッ殺す』
そこでブチッと通話が切れた。大柴が切ったようだ。
「いや……何なんだよ」
君下はスマホを放り投げると目を瞑り、ごろりと仰向けになった。両腕を額の上に乗せて、はぁーっと長い溜息をついた。
……イギリスだと?
学校も練習も来ないやつが、なんで突然そんなところに居やがるんだ。テメェが練習に来ないせいで、俺はやりたくもないフォワードをさせられているというのに。
ブーッと再びバイブレーションが鳴った。また大柴からの着信だった。自分から切っておいて掛けてくるとは、奴は余程暇なのだろう。電話に出るか迷った君下は起き上がり、のろのろと部屋を出て小用を足しに行った。戻ってくるとまだスマホが健気に鳴っているので、仕方なく濡れた手で通話ボタンに触れる。
『遅い』
「うるせぇ俺はテメーと違って暇じゃねぇんだ」
『せっかく俺様が起こしてやったってのに』
「早すぎだ馬鹿が。そっちは……夜8時ってとこか」
『ああ、結構寒いぞ』
君下は通話開始5秒で電話に出たことを後悔した。どうやら大柴はモーニングコールのつもりで電話を掛けてきたらしい。余計なお世話だ。
だが本当にイギリスにいるのだな、と君下は思った。そもそも日本にいるのならば、大柴がこんな時間に起きているはずがない。
「つーか、なんで急にイギリスに?」
『従姉妹の結婚式だ。俺も練習があるし、最初は行く予定じゃなかったんだが無理矢理母さんが……まあ、いろいろあんだよ。家庭の事情ってやつだ』
「ハッ、金持ちも大変だな」
『そういうお前は、練習はどうだ?』
「あぁ……」
君下は黙ってしまった。あれだけ練習に不真面目だった大柴が、部活のことを気にかけているのが心底意外だった。だからこの男に本当のことを言うべきなのか、少しの間迷ってしまった。
俺が今、お前のポジションをやっていること。俺のいたポジションには、大して上手くもない三年が入っていること。そのせいでなかなか連携が取れずに水樹が苦労していること。皆はお前がもう戻って来ないと思っているということ。
……というか、お前は本当に戻ってくるんだよな?
そんならしくもない疑問までもが浮かんできたところで、電話の向こうから『喜一、そろそろ出掛けるわよ』と彼の姉らしき声が聞こえてきた。
『悪い、もう行くわ。今から夕食なんだ』
「あ、ああ……そうか」
『じゃあな、俺の分までしっかり練習したまえ』
「うるせぇタワケが。お前こそサボってんだから筋トレぐらいしとけよ」
『余計なお世話だバーカ』
ブツリ、そこで今度こそ通話は終わった。
最後、咄嗟に口うるさいことを言ってしまった君下に対し、大柴は本気で怒っている様子ではなかった。どちらかというと仲の良い友人に対して使うような、気安い軽口のような「バーカ」だった。聞きなれない声になんだか胸のあたりがむず痒く、自分のベッドの上だというのに居心地が悪かった。
いつのまにか、普段起床する時間になっていた。アラームのスヌーズ機能を切った君下は、もうすっかりと目が覚めている。
▽
翌朝も大柴から電話が掛かってきた。やはり朝5時ちょうどだっ���。
『起きてるか?』
「ン゛……んだよ喜一……」
『おい起きろよ、俺は夕食前しか時間が取れねぇんだ』
聞き飽きているはずの大柴の声はどことなく落ち着いていて、寝起きの耳にやさしい、低い声だった。君下は練習の疲労が溜まっているせいか身体が怠く、目を閉じたままごろりと寝返りを打って仰向けになる。
『お前が疲れてるなんて珍しいじゃねぇか』
「別に、いつも通りだろうが」
『あっそ』
「それで結婚式とやらは終わったのか?」
『いや、明後日だよ』
「そうかよ……」
一言二言と適当に話しているうちにだんだんと頭が回ってくる。冷静になった君下は、なぜ俺はこいつとどうでもいい話をしているのだろう、と訳がわからなくなった。思い返してみれば大柴と、こんな友人同士の世間話のような会話をしたことがなかった。
昨日だってそうだった。部活の様子を聞いてきた大柴があまりにも意外だったので、君下はつい本当のことを言い止まってしまった。つまり君下は大柴に気を遣ったのだ。この犬猿の仲である男に、悪童と呼ばれた男が、だ。信じ難いことである。
『そういや今日筋トレしたぞ』
「テメェどうせ腹筋10回とか、そんなしょうもねぇこと言うんだろ」
『なぜ分かった?!』
「バカじゃねーの」
『う……で、でも走ったぞ! ホテルの横にバカでかい公園があって、デカイ犬もいっぱい走ってた』
「へーへー」
『んだよ舐めやがって……フン、まあいい。俺様は今からレストランへ行くからな』
今日はロブスターだ! と電話口で叫ばれ、思わず顔を顰めているとそこで電話は切れていた。ロブスターは羨ましいが、一体あいつは何がしたいんだ。
その日は土曜日で、午後の練習では他校との練習試合が組まれていた。相手は東京でベスト8に残る常連校であり、選手層も厚く、攻守ともにバランスのいいチームだ。そこへ君下が初めてフォワードとして、ボールキックをすることになったのだった。
「君下、お前は無理に取りに行かなくてもいい。が、来たボールは必ず拾え。自分で狙えるなら狙って、無理ならいつも通り水樹か、右サイドの橋本に流せ。俺はお前にフォワードに入れと言ったが、お前のやることは普段と少しも変わりないよ」
試合前に中澤の言葉を聞いた君下は、あぁなるほど、と思った。まだ一年の君下にエースナンバーを与え、トップ下としての才能を見出したのは中澤であり、敗戦が続いた今でもその可能性を見捨てられたわけではないことを理解した。
要するに司令塔のポジションが一列上がっただけだ。とは言えそこはチームの最前線であり、全体の指揮を執るには偏りすぎている。後列を動かすためにはどうしたって中盤、とくにトップ下を経由しなくてはいけない。その為の「大してうまくもない三年生」だった。つまり君下が全てパスで動かせばいい。
結果は、数字だけで見れば引き分けで思うようにはいかなかったが、君下にはたしかに手応えがあった。課題も見えた。後半で蹴ったフリーキックがうまく入ったとき、求めていた何かが満たされる感覚があった。本来ストライカーならば持っているはずの獰猛さを、この練習試合を通して君下はまざまざと思い出したのだった。
「おつかれ〜」
首元をひやりとしたものが触れ、君下は思わず「ヒッ!」と悲鳴を上げた。ゾゾゾ、と鳥肌を立たせながら振り向くと、冷えたスポーツドリンクを片手に鈴木が立っていた。その後ろに佐藤という、いつも鈴木と組んでいる男もいる。
「テメェは……いつもいつも俺の背後に立つんじゃねぇ」
「こわ、どっかの殺し屋みたいだな」
君下が「ほい」と手渡されたドリンクを受け取ると、二人は君下の隣に座り込んだ。試合に出ていない二人は何をするわけでもなく、ただ君下が靴紐を解いているさまをじっと見ているだけなので、どうにも居心地の悪い君下は「んだよお前ら」と渋い声を出す。
「君下、なんか今日は吹っ切れたみたいな顔してる」
「そうか?」
「うん、ちょっと嬉しそうだよ。な、佐藤」
「うーん、ごめん。俺には全然わかんないんだけど」
いきなり話を振られた佐藤は、眉を下げて困ったように笑っている。君下はあまりよく佐藤のことを知らないが、こいつは苦労人タイプだろうなと思った。
「でもお前、あれはまさか狙って打ったのか?」
「あのフリーキックな。相手チームもびっくりしてたよな」
「まあ、あんなのはマグレだ。毎回入るようなもんじゃねぇ」
半分は謙遜だったが、それを百発百中にするための練習をしてきたつもりだった。今日入ったのはそのうちの���割かに過ぎないのだろうが、キックの精度は経験の数に比例すると君下は思っている。しばらくどん底を歩いてきた分、この1点は希望を持つには十分な1点だった。
「ていうかさ、大柴って辞めてないよな」
何気ない佐藤の一言に、君下は飲んでいたスポーツドリンクを吹き出しそうになった。寸でのところで飲み込むと、気管に入ったのか「ゴホッ!!」と大きく咳き込む。鼻の奥がつんとする。
「うわッ大丈夫か?」
「……な、何でもねぇ」
「あー佐藤、こいつの前で大柴の話はナシだろ」
「え、そうなの?」
君下は口元を拭いながら、キッ、と隣の鈴木を睨んだ。当の鈴木は涼しい顔で、しかしぺろりと舌を出している。なんだか嫌な予感がしていた。
「喧嘩の相手がいなくなってさ、ほんとは寂しいんだよこいつ」
「おい、何バカなこと言ってやがる」
「そうなのか?」
「あ、水樹先輩」
「なっ……?! アンタも信じてんじゃねぇ!」
鈴木の両頬をつねる君下の後ろに、いつのまにか二年生である水樹と臼井が立っていた。「いひゃい、いひゃい」と抵抗する鈴木の声に、通りかかった他の先輩らも「え、なになに?」「何してんの?」と次々と群がってくる。
君下は咄嗟に鈴木の顔から手を離し、「あ、いや、何でもないっす」と、わざとらしい笑顔を貼り付けて肩を組んでみせた。これ以上鈴木が何も言わないように、肩を組むふりをして首を締めようという魂胆だったが、水樹の隣に立っていた臼井が唐突に「それにしても、今日のお前はすごく良かったよ、君下」と褒め出したので、それがあまりに意外だった君下は「あ、あざす……」と答えることしかできなかった。
「確かにあのキックは痺れたわ」
「わかる、最近めっちゃ蹴ってたしな」
「ポジション変わって大変だったろ? ほんとお前はよくやってるよ」
結果は引き分けで褒められたものではない。だがそれでもきちんと評価してくれる者もいる。その事実にほんの少しだけ泣きそうになっていると、首を大きく傾けた水樹に「今日の君下は、なんか大柴みたいだった」と言われて、君下はその日で一番キレ散らかしたのだった。
▽
電話が鳴っている。
君下はスマホを手に取り、「着信:バカ喜一」の文字をぼうっと眺めた。
大柴がいなくなって既に5日が経っていた。
「おう」
『あ? なんだ、起きてやがる』
「毎日テメェに起こされるのも癪だからな」
自分で言いながら思わずふ、と小さく笑うと、聞こえていたらしい大柴が『なんだよ、気持ち悪いな』と笑っていた。
未だに電話で話していることが幻のように感じるのは、大柴の声が記憶の中よりも柔らかいからだろうか。あの嫌味ったらしい顔も見えないせいなのか、不思議と君下が本気で苛つくことはなかった。
『さっきまで隣の公園で子供たちとサッカーしてたんだ。俺様の圧勝だったけど、でもさすがはヨーロッパって感じだったな。俺らが子供のときより上手いかも』
「へぇ、折角だから負けてくれば良かったのに」
『負けねーよ。俺を誰だと思ってる』
「大人げねぇな」
『それで急に土砂降りになって、慌てて戻ってきたところだ』
「そりゃあ、災難だったな」
『うわ、道が冠水してやがる。酷いなこれ』
大柴の声が遠くなったので、恐らく窓を見に行ったのだろう。そういえば電話に出たときからザーザーと雨のような音がしてた。
「明日なんだろ、結婚式。あ、待てよ、日曜なら今日か?」
『明日で合ってる』
「せいぜい楽しんで来いよ」
『ん。式が終われば明後日にはもう飛行機だ』
あ、帰ってくるのか、と、君下は当たり前のことを思った。中澤にも言われていたので分かってはいたが、なんだか実感がまるでなかった。
大柴は戻ってくる。そうしたら君下はもうフォワードじゃなくなる、かもしれない。元に戻ることは喜ばしいことのはずだった。
だが君下は、昨日の練習試合で何かを掴みかけた気がした。出来ることが増えるということは、単純に考えて良い事のはずなのに、大柴の居ないチームがうまくまわりはじめてなんだか寂しく思ったことを、鈴木に言われた君下は気づいてしまったのだ。
同時に君下はずっと苛立っていたのだ。
大柴がいなくなり、それを受け入れはじめたチームと君下自身に。
当然のように中澤が君下をフォワードに置き換えたことに。
君下に黙って、勝手にイギリスなんかに行ってしまった大柴に。
「ハハッ」
思わず君下は笑った。自分でも気味が悪かった。それでも笑わずにいられなかった。お前がいなくて寂しいと言ったら、この男はどんな顔をするだろうか。そう考えて、今だけは電話越しで顔が見えないことが惜しかった。
「さっさと帰って来ねぇと、寂しくて泣いちまうだろうが」
『……へ? な、なに言って……おま、』
予想通りの反応を見せた大柴がおかしくて、笑い死にそうだった。君下は暫く笑いを堪えていたが、どうしても漏れてしまう吐息を聞いて、本当に泣いているのだと勘違いした大柴が「いや、仕方ねぇだろ……」と慰めのような言葉を吐くので、もう限界だった。笑いすぎて本当に涙が出てくる。
「冗談だバーカ。だがぼーっとしてると、俺がテメーの背番号貰っちまうからな」
『あ゛?! なんでそうなるんだよ!』
「ああ、言い忘れてたが、俺いまお前のポジションしてんだわ」
『ハア?! 聞いてねぇぞ!』
「まあ言ってないからな。お、練習の時間だ。せいぜい旅行を楽しめよ」
『おい待てっ!』
ブツリ。通話を切って、ついでに電源も落とした。
君下はもう寂しくなどなかった。
君下の電話に怒り狂った大柴が帰ってくるのが楽しみだった。
( NIGHTCALL / おしまい )
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昨晩は第2回【ある蔵万葉会】でした!長文です。 @お休み処坂長 古河市茨城県 2018/11/02/19:00~21:00 写真:吉田正志郎さん(一部:恒星) ご来場、発表など皆さま有難うございました。ここ会は、自分ゴトをお互いに評価・否定せず、みんなで共有し思考を深めるフリースタイル交流会です。ドラヤキワダヤの各種どらやきと、フリードリンクを頂きながら、秋の夜は濃密でした。 1番手:恒星『パフォーマンスアート「かすかさない」』 思考・感覚・既成概念を見直す、捉え直す行為と行動。日常にその感覚を取り入れたい。そこから世界をどのように捉え表現するか。 2番手:白石さん『トビタテ留学JAPAN フランス ルーアンでホームステイをして』 プロジェクターで解説しながらのスライドショー。 高校生の留学体験談。衣食住、文化の違いを通して学んだこと、航空会社によって違う機内食から、道路際にATMとコインランドリー、ユーロのお金、夜9時でも夕方のような明るさ、2連結のバスなどなど、前回も高校生が発表してくれましたが、今回も準備もさることながら、坦々としかしどうどうたる発表でした。学生時代のこうした体験は一生の基盤、感性を豊かにしてくれる、自信にもつながるし、人に助けられて生きていることを実感も出来る貴重な時間ですよね。 3番手:永岡さん『交渉 5つのキーポイント』 今回は真面目に?!笑 ナガオカさんの発表。 交渉というと堅いイメージですが、普段から人とのコミュニケーションで知らずとその手法が使われているかもですね。何だか怖いような、ふむふむ。5つのキーワードをもっと掘り下げてみたくなりました。 1:パワーフレーム 2:感情フレーム 3:ロジックフレーム 4:ストーリーフレーム 5:モラルフレーム と、会に後に、意外とこれやられたら敵わないよねぇ~には、「正に、異論なし」でした。 4番手:山中さん『古河市の神様たち~宿場町にして港町~』 紙芝居形式で、どんどん展開されていく素晴らしい発表でした。 古河市の、その辺にいる神様たちが面白いというテーマで、 神・仏多し! 諏訪八幡神社→勧請→どこの八幡宮?→鎌倉です→ 誰が?→第5代鎌倉公方 初代古河公方 足利成氏がいろいろ持って来た (出身は鎌倉)→古河城との位置関係→ 鬼門だから 三島神社(古河市水海)→住吉神社もある→両方とも「海の神」 住吉三神→三つ子の神→オリオン座の真ん中の三ツ星を神様にした!→船乗り達が目印にした→ちゃんと目印にするには広い水平線が必要→ 日光街道→T字型のまち構造→宿屋、江戸町前の通りが栄えた、なぜ??→その先には→渡良瀬川!運搬・船で移動の要のため!!→中世はもっと川の形が違う! 古河は宿場まちにして、港まち いちの湯に神様が!?→かのえさる 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 木 火 土 金 水との深い関係 →庚申待ち→60日に1回徹夜する→ → → などなど 短い時間でサクサクと素晴らしい講義でした。 ぜひ、この続きを体験したい人はある蔵万葉会へ♡ 5番手:田口さん『松本家「水羊羹」をお土産を皆さんで頂きながら、福島県PR意識・茨城県のPR意識は?』 福島県民は子供のころから魅力を学校、地域で刷りこまれるとのこと。それをうまくPRするチカラが自ずとつくのでは。茨城は魅力度最下位をどう改善したらば!?という古河、茨城県の大きな課題でもありますね。 6番手:吉田さん『愛について』 『「愛」について話そうと思います。』と吉田さん。人類最大のテーマを落語家のように、独特の間をもって話される姿がとても印象的で、170枚も写真を撮って頂きながらも発表して下さいました。 向田邦子さんの「ゆで卵」の物語から、自己の車内でのエピソードを交えて、人の真心、心遣い、気持ちの交流、 小さな「愛」が連鎖して大きな愛になってゆくのだなぁとしみじみしつつ、改めて痛感。その勇気、この現代にすこし掛けているよな?!いやいや、まだまだ捨てたのものではない!と想えるように、コツコツ日常のことを丁寧に出来たら、、、。それが何より難しいのだけれど。。 7番手:ヨシズミさん『人質』 安田純平さんのシリア拘束を観て、国、人の命、それぞれ根本的な問題をどうとらえるか。身代金や世界情勢、トランプ大横領が2年でやたらめったら発言してきたせいで、アメリカは対話社会から、分断社会になってしまっていることなどなど、お話を聞いて思うところ多々あり。海外での旅も気をつけなければならないですね。 8番手:金子館長『こがコガ・坂長で皆さんがやりたいこととは?』 最後は館長に、こがコガの事などをはなして頂きました。何よりも金子館長のお陰でこの会も出来ているので、有り難い限り。また、ある蔵万葉会をきっかけに、新たな利用者が増えることを願いつつ。 愛の手をいれてくれた、けんさん、ひかるさんにも感代謝。 第2回目もとてもためになるお話・発表でした。 また次回12月7日(金)19:00~21:00にお会いしましょう! https://www.instagram.com/p/Bpt7HZMgZ3M/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1fb5c83weq1q6
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【小説】まなちゃんはいつも綺麗 (下)
「そういえば、今日の満波のスカーフ、綺麗に結べてるね」
放課後、あたしの制服の胸元を見て、芳乃はそんなことを言った。
あたしのスカーフは、学校に来てから芳乃に結び直してもらうことが日常茶飯事だ。今朝のように、典馬がやってくれたのは初めてだった。
「典馬が結んでくれた」
「ああ、二組の、松江野浦くんね」
彼女は典馬の名字を正しく呼んだ���あたしは芳乃の、そういうところが好きだ。
「満波は松江野浦くんと仲良いよね」
「仲が良い訳じゃないよ。家が近所で、昔から知ってるってだけ」
「いいね」
「何が?」
「満波は仲が良い子があんまりいないから、そういう親しい人がいるって、いいことだよね」
芳乃がそう言って、にっこり笑った。
「あたしは芳乃がいれば、それでいいよ」
あたしは甘えた笑顔を作ってそう言った。
芳乃がいればそれでいい。
口にした言葉を、何度も何度も反芻する。
芳乃のことは嫌いじゃない。あたしみたいな嫌われ者にも、彼女は優しくしてくれる。あたしの隣に立つことも、触れることも厭わない。あたしのことを妬んだりもしない。恋愛にもファッションにもダイエットにも、彼女は興味を抱かない。
どうして彼女があたしに特別甘いのか、その理由はなんとなく知っている。芳乃は、人に世話を焼くのが好きなのだ。特に、人から「問題児」と呼ばれているような人が。
「委員長は、クラス一の問題児の面倒を、いつも見てたんだよ」
芳乃と同じ小学校からこの中学に進学してきたクラスメイトが、以前そんなことを言っていた。その問題児がいると授業が成り立たなくなり、給食の時間でさえも担任の怒鳴り声が響きっぱなしになっていたのだという。彼女はその問題児と仲が良く、その子が何か問題を起こす度、代わって謝っていたらしい。
その問題児と一緒にいることで、彼女自身がイジメの標的にされたこともあったらしいのだけれど、それでも芳乃はその子と仲良くしていた。そして何よりも、その問題児は彼女を信頼し、彼女の言うことだけはき��んと聞いていたのだという。
芳乃はそういう子だ。
自分のことよりも人のことを大切にする子。というより、芳乃は自分のことを大切にできない子。だからきっと、彼女は人に大事に思ってもらえる、信頼してもらえるのだ。
芳乃はあたしのことをかまってくれる。気にかけて、面倒を見てくれる。クラス一の問題児というほどではないけれど、浮いているあたしも、問題児には違いない。芳乃はきっと、あたしがこんなだから世話を焼いてくれるんだろう。
芳乃はもしかしたら、本当はあたしのことなんか、好きじゃないのかもしれない。
だけどあたしも、彼女のことが、本当はどうしても好きになれない。
「委員会があるから」と言った芳乃と別れた後、昇降口で「彼」を見かけてどきっとした。
細くて華奢な身体つき。どこか女の子みたいで、さらさらの髪の毛がその印象をさらに強めている。首が長くてなで肩で、いつも肩をすくめているような、そんな風。どこか浮かないような、憂いを帯びた顔に見えるのは、下がり眉で、垂れ目だからだろうか。
「あ、アマツカさん」
そんな彼はあたしに気付くと、うっすら笑った。それからこう続けた。
「今、帰るの?」
「うん」とあたしが答えると、「そうかぁ、僕もなんだ」と彼は答える。彼の話す速度はゆっくりで、穏やかそうなその口調が、あたしの心にじわじわと染み込んでいく。
「まだ雨、止んでないみたい。嫌になっちゃうね」
彼は下駄箱の前で折り畳み傘を広げている。あたしは黙ってそれを見ていた。
彼とはクラスが違うので、あたしの下駄箱があるのはもっと先だ。いつもならさっさと歩き去るわずかな距離も、彼がここにいるというだけで一歩も動けなくなってしまう。
「雨の日って、憂鬱だよね。朝起きられないしさ。髪の毛とか、変な寝癖ついちゃったりして、ねぇ」
骨格がわかってしまう手。柔らかそうな頬。彼はその口元を緩めながらそう言って、爪先をとんとんと鳴らしながらビターチョコレート色の革靴を履いた。それから振り返り、何も言わずに立っているあたしを見て、目を丸くして言った。
「あ、ごめんね。僕ばっかりべらべらしゃべって。引き留めちゃったね」
「ううん、大丈夫」
そう答えてから、あたしは微笑む。
「久しぶりに会えて、なんだか嬉しい。あたしも、雨の日は憂鬱だなぁって思ってたけど、愁くんに会えたから、憂鬱さがちょっと減少したかも」
彼は目を丸くしたまま、一度ゆっくりと瞬きをすると、「そう?」と言い、それから「なら良かった」と笑った。その時ちらりと見えた彼の八重歯が、あんまり鋭くなさそうで、あたしはそれを「彼らしいな」と思った。
「僕も、久しぶりに会えて嬉しいよ。じゃあ、またね」
彼は左手を二度ほど横に振って、昇降口を出て行く。「ばいばい」とあたしはその背中に声を投げかけた。彼はまだ小雨の舞う空の下へと、傘を揺らして向かって行った。
灰色の空の隙間から、わずかに陽の光が透けている。降り続く雨粒ひとつひとつが光に照らされ、はっきりとした金色の直線となって宙を横切っていく。黄金の雨の中、遠ざかっていく彼の背中が見えなくなるまで、あたしはただ見つめていた。
「ただいま」
家に帰ると、珍しくママがいた。
玄関に背を向けるようにしてソファに座っていたママの背中が、あたしの声に反応して大きく震えたのが見えた。
「あら、おかえり。早かったのね」
「早いのはママの方でしょ。もう仕事終わったの?」
「ええ、いえ、ちょっとね……」
ママの声は震えているような気がした。気のせいだろうか。こちらを振り返りもしない。
リビングは煙草のにおいがした。通り過ぎる間際、テーブルの上を見やると、灰皿が置いてあった。パパが禁煙してから、どこかに片付けてしまったものだ。転がっている吸い殻は二本。ママの唇には真っ赤な口紅が塗られていたけれど、吸い殻に口紅の跡はない。
煙草を吸ってから口紅を塗ったのか、今はここにいない誰かが煙草を吸ったのか。あたしはママが煙草を吸っているところなんて、今まで一度も見たことがない。
あたしの思考を読み取ったかのように、ママの手がテーブルの上の灰皿を黙って引き寄せる。まるで見せたくないものだとでも言うように。
「誰か、来てたの?」
あたしがそう問いかけると、ママの肩は小さく震えた。
「ええ、ママの、仕事の相手がね……」
彼女は嘘をつくのが下手くそだ。「そう」とだけあたしは返事をした。
「パパは?」
「今日も仕事で遅くなるって」
「……そう」
ダイニングを振り返ると、食卓には朝と同じ、ママが用意してくれた千円札とメモがあった。あたしが置いて行った状態のままだ。彼女は自分が用意したお金とメモが、朝からそのままここにあるということに、何か思ったりしたのだろうか。
煙草くさいリビングにこれ以上留まりたくなくて、二階の自室へ引き上げようとすると、ママが言った。
「ママはまた仕事に戻るから、夕飯はひとりで食べてね。お金なら、またここに置いておくから。パパはたぶん、今夜は帰って来ないし、ちゃんと戸締りして寝るのよ」
「……パパは元気なの?」
あたしが慎重にそう尋ねた問いに、ママは「ええ。パパもお仕事が忙しいの」と答えた。
ねぇママ、あたし、もう子供じゃないんだよ。
結局、彼女はあたしの顔を一度も見なかった。
次の日には鬱陶しかった雨は止んで、あたしは寝坊することも遅刻することもなく教室へと辿り着けた。
今朝も、目覚めた時にはママはもう家にいなくて、食卓には、朝ごはんも千円札もなかった。昨夜、ママは帰って来なかったのかもしれない。
パパを最後に家で見たのはいつだっけ。もうそんなことすら正確に思い出せない。
典馬はいつもと同じ、通学路の途中であたしを待っていた。
「昨日、遅刻したことを先生に怒られたでしょ」
と、あたしが言うと、典馬は首を傾け、「そうだったかな」と言った。典馬は本当のことしか言わない。あんなに怒鳴られていたのに、どうして覚えていないのだろう。そんなんだから、毎日のように先生に怒られるのだ。彼はいつも、反省が足りない。
「そういえば、いろんな人の靴に画鋲入れたのに、何もなかったな」
どこかつまらなそうに、彼はそう言った。そう言われてみればそうだ。そんなこと、すっかり忘れていた。あれだけ大量の画鋲をバラ撒いたのだから、問題になっていてもおかしくない。典馬はそうなることを期待していたみたいだった。嫌な奴。
通学路でそんな話をしていなかったら、あたしは上履きの中に一個だけ入っていた画鋲に気付かずに、そのまま履いていたかもしれない。あたしの手のひらに転がり出てきた金色のそれを、典馬は黙って摘み上げて、指でへし折ってゴミ箱に捨てた。
今日はクラスの女子がひとり、朝のホームルームに遅れて来て、担任はそれをこっぴどく叱りつけた。昨日、あたしが遅刻してきた時はたいして怒らなかったのに。そのことを不満そうに口にするクラスメイトたちの声が、休み時間の教室のざわめきの中からあたしの耳にまで届いた。
机の中には紙くず。上履きには画鋲。ロッカーの中には虫の死骸。教室に走るアイコンタクトと、くすくす忍び笑う声。誰からなのかわからない嫌がらせ。
何もかもが、いつも通りの今日。
昼休み。知らない男子に廊下に呼び出された。顔も知らない相手だった。クラスメイトの顔くらいは覚えることにしているから、まだ同じクラスになったことがない相手なんだということだけはわかった。
「俺、テンシさんのこと、好きなんだけど」
教室のざわめき。冷やかしの声。女子の冷たい目線。
「竹宮くんに手ぇ出すなって言ったじゃん!」
あたしを突き飛ばす、田島の太くて筋肉質な腕。ロッカーに打ち付けられた背中が鈍く痛む。思わず睨みつけると、当然のように睨み返される。教室中の、あたしを睨むいくつもの目に、思わず背筋がぞっとして、何も言い返せなかった。
竹宮なんて、こんな人知らない。
あたしは何もしてない。
向こうが勝手に言ってきただけなのに。
「大丈夫?」
芳乃が仲裁に入ってくれて、ひとまずその場は収まった。
彼女はクラスの皆に慕われている。あたしとはまるで正反対。
田島はばつが悪��うな顔をしていたけれど、芳乃の言うことを聞いて大人しくなった。グループの子たちを率いて教室を出て行く。竹宮に恋をしていた美奈子は、泣いていた。
こんなのいつものことだ。こんなことばっかり。もう何回、同じようなことを繰り返してきたんだろう。慣れているし、平気だ。
嫌われることは当たり前だった。妬まれることが自然だった。嫌がらせをされても仕方がないと思ったし、悪口を言われるのは当然の報いだとすら思った。
そう思って諦めた。あたしは今までいろんなことを諦めてきた。今までもこれからも、ずっとそうやって何かを諦めて、生きていくんだろうって思っていた。
でもあたしはこの日、どうしても諦められなかった。
しょうがない、仕方ないなんて、素直に思うことはできなかった。
どうして。
そう叫び出したい気持ちでいっぱいだった。
それがなぜなのかはわからない。もう限界だったのかもしれない。あたしにとどめの一撃を刺したのは、芳乃の何気ない一言だった。
「満波は綺麗だから、皆、気になっちゃうんだね」
まなちゃんは、綺麗。
じゃあどうして、皆はあたしのことをそんな冷たい目で見るの。ママはどうして、あたしの顔を見ないの。パパはどうして、家に帰って来ないの。
誰もあたしのことなんて、愛してくれてなんかない。
あたしが悪いの?
あたしが間違っているの?
「あたしのこと、何も知らないくせに、偉そうに言わないでよ!」
思わず、そう怒鳴っていた。
芳乃の驚いた顔。いつもにこにこ笑っているその表情が、一瞬で崩れたのをあたしは見た。彼女は、傷ついたような顔をしていた。
それを見て息が詰まった。
芳乃のせいじゃない。彼女は悪くない。
でもあたしは、どうしても「ごめんね」が言えないまま、逃げ出した。
中学一年生の時、あたしには好きな男の子がいた。
同じクラスの中嶋愁くん。
ぱっと目立つような子じゃなかったけれど、線の細い物静かな印象に惹かれた。
じゃんけんに負けて、たまたま愁くんと同じ図書委員になった。活動自体は面倒くさくてとてもやってられなかったけれど、彼とはその活動を通じて話すようになった。
今までの経験上、自分から近付いていけば、その男子が必ずあたしに恋することはわかっていた。きっと愁くんも、あたしのことを好きになるだろうと思った。
だけど愁くんは、あたしのことを好きになることなんて微塵もなかった。彼にはすでに好きな子がいて、その子に夢中だったのだ。その子はあたしたちの隣のクラスで、学級委員を務めていた。
愁くんはその子と話をしたこともなければ、その子は彼の名前さえ、恐らく知らないのだという。そんな相手に恋をする気持ちが、あたしにはさっぱり理解できなかった。だけれど、廊下を歩くその子の姿を食い入るように見つめる彼の横顔は、ただ真剣で、見ていて胸が詰まった。そんな彼にあたしが自分の想いを伝えることなんて、できなかった。
愁くんがその子に何をするでもなく、あたしの恋も何ひとつ進展しないまま、あたしたちは今年の春に���年生に進級した。愁くんとはクラスが変わり、もうお互い図書委員でもない。その代わり、彼が好きだった女の子は、今、あたしのクラスで学級委員をやっている。
秋本芳乃。
それが彼女だった。
もちろん、芳乃はそんなことは知らない。中嶋愁という、他のクラスの男子が自分を好いているとも知らないし、あたしがそんな彼を好きだということも知らない。
知らないから、芳乃は仲良くしてくれる。あたしと仲良くできる。でもあたしは、芳乃と仲良くできているんだろうか。
あたしは、自分が不安になる。
あたしはちゃんと、芳乃の友達になれているのかな。
そんなあたしの前で、彼女はいつもにこにこと笑っている。
まなちゃんは、いつも綺麗よ。
あたしを産んだママはそう言っていた。
彼女が事故で死んだ時、あたしはまだ六歳だった。ママはどこの誰よりも、綺麗で美しい人だった。
まなちゃんは、いつも綺麗だなぁ。
パパはそう言っていた。
ママが死ぬずっと前から、パパが他の女と浮気していることは知っていた。
まなちゃんは、いつも綺麗ね。
パパが連れて来た、新しいママはそう言った。
彼女はあたしのことを愛そうとしてくれていた。前妻と瓜二つの顔をしたあたしを。でもそんなこと、できるはずがなかった。彼女はパパの浮気相手だった頃から、あたしを産んだママのことを、美しいママのことを、誰よりも憎んでいたのだから。
いつの間にか、アルバムの中から消えていた、あたしを産んだママの写真と、あたしの写真。増えていく、パパと新しいママのツーショット。けれど、それもいつの間にか止まってしまった。
パパはまた、他の誰かと浮気をしてる。
ママもきっと、それに気付いている。
あたしはずっと幸福だった。
美人なママと優しいパパ。
慕ってくれる友達もたくさんいた。
あたしの周りにはいつも笑顔が溢れていて、あたしも毎日笑っていられた。
いつの頃からだろう、そうじゃなくなってしまったのは。
まなちゃんは、いつも綺麗。
それは褒め言葉のはずだったのに。
ママとパパは、あたしのことを愛してくれているのだろうか。友達は、あたしのことを好いてくれているんだろうか。本当は、疎まれていたんじゃないだろうか。妬まれていたんじゃないだろうか。本当はずっと、嫌われていたんじゃないだろうか。
あたしは愛されていた。皆に好かれていた。そう信じたい。でも信じることなんてできない。あたしの手の中にあるのは、悪口が書かれた紙くずばかりだ。愛されていたことを示すものなんて、ひとつも持っていない。
好きだって言ってくれる男子はいる。けれど、あたしの何を好きだって言うんだろう。話したこともないのに。何を知っているっていうんだろう。あたしの名字も正しく読めないくせに。
一体いつから、こうなってしまったんだろう。
何が悪かったんだろう。
まなちゃんは、いつも綺麗。
でもそれで終わり。誰もあたしのことを、ちゃんと見ようなんて思わない。あたしのことをちゃんと考えようなんてしない。
あたしは綺麗なお人形で、心なんてない。
本当にそうだったら、良かったのに。
ねぇ、ママ。
ほんの一瞬でもいいよ。あたしのこと、愛してくれてた?
「やっぱり」
ぼそっとした、乾いた声。
顔を上げると、そこには見慣れたくせ毛頭。典馬が目の前にいた。
「いると思った」
「……なんで、わかったの。あたしがここにいるって」
「なんとなく」
典馬はしばらくあたしの顔を黙って見つめて、それから少し離れたところに腰を降ろした。長い前髪の下、典馬は何を考えているのか、その真っ黒で大きな瞳はどこか遠いところを見つめているようだった。
今あたしがいるのは、幼稚園の裏山にある、小さな公園。もう誰も遊ぶ子供なんかいない、寂びれた場所だ。
街よりも少し高い位置にあるこの場所は、暗くなると星がよく見える。あたしは何かあるとひとりでここに来て、辺りが真っ暗になるのを待って、空を見上げていた。
ママが死んだ日。新しいママが初めてうちに来た日。友達の好きな人があたしに告白したせいで、初めて大喧嘩した日。何か悲しいことがある度に、放課後にわざわざ遠回りしてここに来た。
ここはかつて、あたしと典馬だけの、秘密の遊び場だった。
幼稚園に通っていた頃から、すでにここで遊ぶような子供はいなかった。ジャングルジムも鉄棒もブランコも撤去されたこの公園には、ブランコを囲んでいた低い柵しか残されていない。公園というより、もはや公園の跡地だ。
何もないこの場所で、あたしと典馬はよく遊んだ。と言っても、あの頃から典馬はすでに典馬だったので、あたしが遊びに誘っても、ひとりでぼーっとしていることが多かった気がする。話しかけても大抵は無反応だった。それでも懲りずに典馬と遊んでいたのは、どうしてだったんだっけ。
まなちゃんは、いつも綺麗。周りにいる人たちはあたしにそう言ったけれど、そういえば、物心ついた時にはすでに一緒だった典馬だけは、一度もあたしにそう言ったことがない。
ふと思いついたその問いを、あたしは尋ねた。
「典馬は、あたしのこと綺麗だって思う?」
「別に」
それはあまりにも、あっさりとした答えだった。
典馬は、あたしのことをどう思っているんだろう。
好いてくれているんだろうか。嫌っているんだろうか。
彼はこっちを見ることもなく、地面に座り込んだままぼーっとしている。典馬はあたしを特別に扱ったりなんかしない。他の誰に対しても同じように、無関心そうな顔をする。
でも典馬は、いつも正直に人と向き合う。何を考えているのかはわからないけれど、嘘はつかない。あたしよりはよっぽど素直だ。
あたしは今まで、いろんなことを諦めてきた。人に好かれることも、誰かと親しくなることも、優しくしてもらうことすら、諦めようとしてきた。それは他人から与えられるもので、自分から求めずとも与えられて当然とすら思っていた。それが得られないと、あたしはいつもへそを曲げた。そして最後は放り出した。「どうしてなの?」と相手に怒りをぶつけて、いや、違う、怒りをぶつけることすら、あたしはしてこなかった。
あたしは、綺麗なんかじゃない。
きっと、美しくなんかない。
人に愛されて当然、好いてもらえて当然と、そう思っていることがそもそもの間違いなのかもしれなかった。
あたしみたいな人間が、人に好かれるはずがない。「ありがとう」も「ごめんなさい」も、何ひとつ素直に言えやしない。一度だって、芳乃に自分の気持ちを伝えたことがあっただろうか。ママやパパに本音で話したことがあっただろうか。愁くんに自分の好意を伝えることができないでいるあたしに、田島や他の女子たちにあれこれ言う資格なんか、ないのかもしれない。
あたしは弱くて無様だ。ひとりぼっちで、何ひとつ自分でできない。学校の宿題も、制服のスカーフも。それでもあたしの側には、誰かがいてくれる。教室の中では芳乃が寄り添っていてくれているし、今だって、こうして、典馬が近くにいる。
そうだ。昔からそうだった。あたしが典馬を遊びに誘ってここに来ていた訳じゃない。あたしがここで遊んでいると、典馬がやって来るのだ。あたしがいることを嗅ぎつけてどこからかやって来る。そして彼は、たいして一緒に遊ぶ訳でもないのに、側にいるのだ。あたしが「帰る」と言い出すまで、ずっと。
「ねぇ、典馬」
声をかけたら、彼は無表情のままこちらを見た。
「どうして、一緒にいてくれるの?」
「アマツカは、友達がいないから」
思わず、「あんただって友達いないじゃん」と言いそうになった。典馬の友達なんて、今までひとりも見たことがない。
「あたし、友達いるから」
そう言うと、典馬は少し驚いたような顔をしてあたしを見て、それからしばらく経ってから、「そう」とだけ言った。それだけだった。それだけだったけれど、あたしは典馬の口元が、まるで何かに安堵したかのように緩んだのを見た。
明日学校に行ったら、芳乃に謝ろう。あの子のことだから、きっとにっこり笑って、「謝らなくていいよ」なんて言うんだろう。だけど、ちゃんと謝るんだ。芳乃はあたしの側にいてくれる、大切な友達だから。
家に帰ろう。家に帰ったら、ママが帰って来るまで寝ないで待っていよう。話をするんだ、ほんの少しでも。
あたし��今まで諦めてきたいろんなことを、今度は取り戻していくんだ。
「そろそろ、帰ろう」
あたしがそう言って腰を上げかけた時、典馬は座ったまま、空を仰いでいた。それにつられるようにあたしも見上げる。
すっかり暗くなっていた空には、星がちかちかと瞬いていた。遮るものなど何もない、満天の星空。
「綺麗……」
と、思わずあたしが口にすると、典馬が「うん」とくぐもった声で言う。空を見つめたまま、「綺麗だ」とひとり言のように言ったのが、あたしの耳には聞こえた。
結局、あたしは上げかけた腰を再び降ろした。典馬に「ありがとう」と伝えなければいけない気がしたけれど、それももう少し後でいいか、と思った。今はもう少しだけ、空を見上げていよう。
空を見上げる、典馬の瞳。その真っ黒な瞳にかすかに映る星の光は、それくらい、ただただ綺麗だったから。
了
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2020年8月5日
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版さん「レバノン首都で大規模な爆発、死傷者多数」 https://twitter.com/WSJJapan/status/1290758354692739072
BARKS編集部さん「一青窈、8年ぶりビルボードライブをリアルとオンラインで実施 #一青窈」 https://twitter.com/barks_news/status/1290756542870851586
『水曜どうでしょう』最新作、2年前の海外ロケ編 10・28スタート決定 | ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/news/2168707/full/
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版さん「ソニーがゲームで「高得点」、コロナで勝ち組に #ソニー #プレステ」 https://twitter.com/WSJJapan/status/1290756921394450432
枇杷さん「一応まじめに言っておくと、イソジンで陽性率が下がるっていうのは、みんなの大好きなPCR検査の感度が悪くできるよ、という深刻な事態なのです。「イソジンでPCRの感度を悪くさせられるよ!」という最悪の話なんです。大事なことなので2回言いました。あと500回くらい言ってもいい。」 https://twitter.com/loquat_priest/status/1290575920000983040
やまだ (山田哲)さん「マスクをしてると濃厚接触者になりません。 ですのでマスクをする習慣がつけば濃厚接触者としてのPCR検査をなくなりますよ。」 https://twitter.com/yamadabb0864/status/1290494113796640773
日本経済新聞 電子版さん「雇調金の特例措置、年末まで延長へ 厚労省検討」 https://twitter.com/nikkei/status/1290567381459206144
やまだ (山田哲)さん「なんだかなあ。#野村慶太郎 という輩が変なこと言ってるな。」 https://twitter.com/yamadabb0864/status/1290829600226861062
朝日新聞(asahi shimbun)さん「自民議員も「臨時国会開いて」 党幹部は早期召集拒否」 https://twitter.com/asahi/status/1290756916881186817
ニューズウィーク日本版さん「中国に「無関心で甘い」でいられる時代は終わった より近くにより脅威な国=ロシアが存在するイギリスは、これまで中国に批判的でもなければそれほど関心もなかったが、コロナと香港のダブルショックで状況は変わりつつある」 https://twitter.com/Newsweek_JAPAN/status/1290758157271171078
ooshimatomoeさん「格好いい、チーム「多世界電子の確立波」。 (撮影:荒川れいこ様[zoisite]) ・ 廻天百眼 円盤発売記念ワンマンライブ 「 #マッドネスパーティー 」 配信アーカイブ販売・視聴は08月05日迄! みのがすなかれ↓↓↓ #アリスオブザデッド #百眼 ・」 https://twitter.com/tomomochi/status/1290621668956581888
江戸川長一郎【gaizao】さん「8/5の手刀が終わったら、FOXPILL CULTのお手伝い☺︎ 遮断防疫膜ってかっけぇえええ…††早く実物観たい…††」 https://twitter.com/chowo1ro/status/1290617880044638209
【貴族】Mörishige【KIZO-CLIMAX TOGETHER】さん「もう少しで俺達ひとつになれるんだね・・・†一日千秋って言葉があるだろう?今まさにそんな気持ちさ。会えない日々が俺達の愛-AI-を育てた・・・。 いつか何も気にせず、またライブハウスで会えるようになった頃に、こんな夏の夜もあったことを思い出そうZE。 ご予約→」 https://twitter.com/KIZOKU_0927/status/1290632478130987009
十三月 紅夜さん「今回の舞台美術を制作するにあたって、一番活躍している器具🌞 【POTLATCH DEAD vol.34】 8月7日(金) 於・下北沢SHELTER https://t.co/6rYQgvPgdB #FOXPILLCULT #百眼 #アトリエ十三月」 https://twitter.com/jusangatsukouya/status/1290529028302991360
西邑卓哲(FOXPILL CULT) Takaaki Ni⚡︎himura❄️さん「明日、江戸川長一郎ことgaizaoのライブが池袋手刀にて。長一郎ちゃんの剥き出しの膝小僧の皿を思いっきり叩くと射精しながら死ぬ!!!!まさにNew Wave歌謡曲!!(俺がギター弾いてる曲もあります)」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1290641812768665601
倉垣吉宏さん「間も無く公開終了です。これまで公開してきた作品とはテイストが違う?これもSAIのカラーのひとつ。舞台毎に違う世界が広がります。」 https://twitter.com/kanivasami_kura/status/1290637947184668672
十三月 紅夜さん「廻天百眼の音楽監督 西邑卓哲氏率いるFOXPILL CULTは言わずもがな、THE DIGITAL CITY JUNKIESも個人的に大好きなめちゃくちゃ格好良いバンドさんだから、百眼っ子の皆んなにも是非観て欲しい! そして謎の集団『百眼帝国防疫省』🤔 是非、その目で確かめて⚡️ ワタクシの手掛ける舞台美術もお楽しみに🌟」 https://twitter.com/jusangatsukouya/status/1290639318977875968
ふなもと健祐さん「気合の入りまくったライブが間近に迫ってるとき、『早く演りてー!』って気分と『来んな!この日まだ来んな!アアアアッッッッ!!』って気分がごっちゃまぜになって脳内がカオスになります。 要は滾ってるっちゅうことや!!! みんな絶対来てや。こんなライブないで。」] https://twitter.com/funamoch1/status/1290648968305750021
西邑卓哲(FOXPILL CULT) Takaaki Ni⚡︎himura❄️さん「新曲やるのが楽しみだな。TxDxCxJと百眼とシェルターで一緒にやれるのもなんか嬉しい!!十三月紅夜さんが舞台美術的に作ってくれたス��ージ遮断防疫膜も超異次元で最高です。 8/7 下北沢SHELTER 出演: FOXPILL CULT THE DIGITAL CITY JUNKIES 廻天百眼帝国防疫省 予約↓」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1290649018268295172
ふなもと健祐さん「8月7日下北沢SHELTER 出演: FOXPILL CULT THE DIGITAL CITY JUNKIES 廻天百眼帝国防疫省 19時開場 / 19時半開演 前売2500円 / 当日3000円 イベント専用予約フォーム」 https://twitter.com/funamoch1/status/1290649074211917824
平戸麻衣 mai hiratoさん「#ステホtheatre #stayhome一人芝居 今日はなんと演出家4人が最初で最後の?集合! わーわー!! 「シュガー・ホリック・セレナーデ」を終えた梶原さんと一緒にディスタンス写真を撮りましたーー 明日は折り返し!」 https://twitter.com/myflatdoor/status/1290647255037423617
舞台芸術創造機関SAIさん「本日日付を超えるまでの限定公開。 追い掛ける物語、ひとつの視点。 呪術的に拡がる空間音楽、リフレインする言霊、迷宮探査型の演劇作品。」 https://twitter.com/SAI20XXtwt/status/1290460212072259586
こもだまり/昭和精吾事務所さん「#ステホtheatre #stayhome一人芝居 演出家四人が初めてリアルで揃ったので喜びのディスタンス4ショット! ☞そして喜び過ぎてはしゃいだ3枚 明日はBグループ市野班の千秋楽!」 https://twitter.com/mari_air/status/1290660245057032198
こもだまり/昭和精吾事務所さん「今日明日は演出家でなく【俳優】の梶原航さん。 梶くんは元々一挙手一投足が意味を持ってて情報量が多いけど、共演者いたら「ここは君のターン」だったら引き算するじゃない?その必要がない、一人芝居の梶くんは凄かったよ!愛の話。 #ステホtheatre」 https://twitter.com/mari_air/status/1290664738972553216
松本稽古(まっつ→)さん「本日は丸一日 秘密のダンスデーでした (感染対策はもちろん徹底) そしてまた夜遅くに振付を考えています クリエイティブなストレスに追い詰められながらも これが日常だったなぁと感じる さぁ頑張るぞ」 https://twitter.com/matsuko1151/status/1290345327468265473
こもだまり/昭和精吾事務所さん「なるちゃんも明日が最終稽古。 これ似合ってるけど若すぎるね、帯変えようかってとこで、なるちゃん宅から着物発掘。改めてコーデ考えた。もう少し粘る。 空色の着物はあの人の若かりし頃ってことにしましょうね。 稽古期間に起きたこと考えたこと、全部持っていきましょ! #ステホtheatre」 https://twitter.com/mari_air/status/1290681472404217856
こもだまり/昭和精吾事務所さん「今日最終稽古だった、ごっつん。昨日、部分を「そここういう解釈でやってみて」と変えたら他の所にも大きく影響が出て、劇的な瞬間に立ち会ったと感じた。ほんの20分、だけど人生の先を左右する事件が起きる20分を皆が生きる。「俺なりの闘い」だそうです。 8土20:30、9日21:30。 #ステホtheatre」 https://twitter.com/mari_air/status/1290686170347614209
こもだまり/昭和精吾事務所さん「ピヨ」 https://twitter.com/mari_air/status/1290686465240731648
岩坪成美さん「少し早めに稽古場へ行くと 同じこもだ班・岡田静さんの通し稽古中。後半だけだったけど、強烈な愛の発見に、その世界観に、泣いてしまった、、 くぅー!すごい!くぅ! そんなわたしはまりさんに衣装コーデを再依頼!ノット妥協!明日の最終稽古はこれでのぞむ! 今日のまりさん🐥 #ステホTheatre」 https://twitter.com/naruminbu/status/1290685976382066689
gaizao officialさん「【gaizao live】 8月追加日程! 8/29 新宿club SCIENCE shinjuku DEBUdance 23:30~ ★Summer Vacation★ テーマは夏休み! 水着・浴衣などなど 夏休みをテーマにしたファッションで遊びに来てね!」 https://twitter.com/gaizao_official/status/1290659044932358147
江戸川長一郎【gaizao】さん「8/5手刀でのライブが終わったら、年内の都内でのイベントないっていうの事実†† 手刀はちょっと大事な場所。思い出がいっぱい。 「だから来て」とは言えない現状だけど、…来てくれた人も来れなかった人も愛してんゾっ❤︎ 僕のドリンクチケットあるゾっ†」 https://twitter.com/chowo1ro/status/1290270820594376705
こもだまり/昭和精吾事務所さん「#ステホtheatre ありがとう! 静さん「その檻」、稽古日が空いたんだけど、その間に超進化していてね✨ 二人で読んできた読書の筋道、まっすぐ先を見せてくれたの。演出家としてすごく幸せ! 過酷な運命に晒されている人物が、一皮剥けば豊かな感情が溢れて、そのぬくもりや激情に揺さぶられる。」 https://twitter.com/mari_air/status/1290733523628773376
西邑卓哲(FOXPILL CULT) Takaaki Ni⚡︎himura❄️さん「今日は真夏日らしいよ(松原くん情報)。俺も昨日熱中症手前のヘロヘロになったので今日はたくさん寝てきた。1日がっつりかますぜ!!!体調完璧じゃない人は特に気をつけてこまめに水分塩分を補給してね。」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1290777350930444288
西邑卓哲(FOXPILL CULT) Takaaki Ni⚡︎himura❄️さん「あ、この電車逆じゃん。」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1290778490472525825
Sakura 櫻澤泰徳 Yasunori Sakurazawaさん「Black DEMONをより一層黒くした プレート上の円盤のオレンジ色のコマを黒いゴムに替えたんだ #pearldrums #sakurazawayasunori」 https://twitter.com/sakurazawa/status/1290622713271332864
Sakura 櫻澤泰徳 Yasunori Sakurazawaさん「8/6 19:00より櫻紋マスク再販致し〼。 #sakurazawayasunori」 https://twitter.com/sakurazawa/status/1290626411531730944
Sakura 櫻澤泰徳 Yasunori Sakurazawaさん「疫病退散Tシャツ グレープリントとは別にブラックプリントバージョンを作りました。 #sakurazawayasunori」 https://twitter.com/sakurazawa/status/1290627748793376769
Sakura 櫻澤泰徳 Yasunori Sakurazawaさん「8/6 19:00より「疫病退散Tシャツ」再販致し〼。 ブラックプリントバージョンも仲間に加わりました このTシャツは今回を以て販売を終了させていただきます。」 https://twitter.com/sakurazawa/status/1290630517495193602
Sakura 櫻澤泰徳 Yasunori Sakurazawaさん「ここ最近はスタジオに篭ってドラム録りばかりしていた 外注依頼の楽曲ではマーチング風のアプローチをするのに2台のスネアを倉庫から出した 左は1920’s Ludwig pioneer 右はSlingerland RADIO KING #pearlじゃなくてゴメンなさい」 https://twitter.com/sakurazawa/status/1290640784287502337
Sakura 櫻澤泰徳 Yasunori Sakurazawaさん「3月からチョコチョコドラムを録っていたRayflower Best Albumな楽曲達 一昨日、最後の1曲を録り上げた この曲にはこのスネアって感じでPearl Toshi Nagai モデルの1stバージョン #toshinagai #sakurazawayasunori #pearldrums」 https://twitter.com/sakurazawa/status/1290643193638400005
悠歌-youka- / IOLITE -アイオライト-さん「色々と始まりました、バタバタと もうすぐ『お知らせ』が出来そうです、ご期待頂ければと 1st Full Album【Dear Stars.】、沢山の方が手にして下さっているようで 本当に嬉しい限りです、ありがとうございます 引き続き、zoisite shopにて『通販先行リリース』を行なっておりますので、是非とも」 https://twitter.com/lament_youka/status/1290618361408233474
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「俺的にはディストラクティブの元のデモをみんなに聴いて欲しい。 高校生とは思えないクオリティの高さ。 兄さんもそうだけど、他の方もやべえ上手さです(*´﹃ `*) 新録する際に隅々まで研究したけど、今の俺にも無理っしょ、みたいなところある笑」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290628892684771328
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「あと、この頃の兄さん細過ぎ笑 マジ憧れ&自慢の兄さんでした(過去形)」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290629338811965440
金髪豚野郎K助(偽殿下)さん「@shun_thefuzzbox こらー!(°_°)」 https://twitter.com/goldenpigdrumer/status/1290633802004365312
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「@goldenpigdrumer フッフーイ\(´ω`)/✨」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290636098876522496
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「ちなみにこの頃の兄さんの活動時期、僕は中学生で坊主頭だったんですが、当時のライブの映像に最前で頭を振るクリクリ坊主頭の僕が映っていたのは確かです。 その後僕の人生最初のバンドのドラマーとなる人と一緒に観に行ったライブでした。 僕の人生最初のバンドは覇叉羅ではないのです、実は笑」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290647443453943808
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「ほんとは今月後半に福岡帰る予定だったけどやはりやめた。 「俺だけは大丈夫だろう」なん���いう考えが頭をよぎったけど、そう思う人が沢山いるから広がるし、なにより実家のおとんおかんのことを考えると無理だな、という結論に。 このまま会うことができなくなったらほんとに嫌だな…」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290651099796512768
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「なのにライブの予定はあるってなんなんだろう?って思ったり。 一度請け負ったものは果たさなきゃならないっていう義務感とほんとに大丈夫かな?っていう恐怖との戦い。 何が正解なのかももうよくわからん…」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290652342648549379
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「ニュースでTikTokのことを取り上げてるけど、話の内容より目玉のオヤジに目が行ったんすよ。 絶対わざとだよね…?」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290658426037641222
舜 NEiNフルアルバム発売中さん「昨日は結局呑んだくれて寝てしまった…💦 遅れを取り戻せるように頑張ります💪💨 今日もとても暑くなりそうなので外出される方��お気をつけて🙇♂️」 https://twitter.com/shun_thefuzzbox/status/1290790099349733377
太三さん「この裏手にあるFULL COUNTというブランドで川村カオリさんと専属モデルをやっていたこと先日思い出しました、思い出いっぱい」 https://twitter.com/taizodiac/status/1290632100815622149
lucy+peter=esolagotoさん「これ とても素敵な作品でした 「ミルキーウェイ食(たべ)」っぽいシーンは笑ってしまいましたが、笑 目頭が熱くなる物語でした 見終わった後、何故敢えて今、この回を配信したのか、なんとなく解る気がしました 円谷プロ、漢…!」 https://twitter.com/lucy_peter/status/1290647589185040389
lucy+peter=esolagotoさん「めっちゃいいです・・・!」 https://twitter.com/lucy_peter/status/1290681546966409217
lucy+peter=esolagotoさん「वापस जंगल जाओ」 https://twitter.com/lucy_peter/status/1290715116472635392
KINGRYOさん「〝火曜日だす。〟キャス ご視聴ありがとうございました✨ とっても楽しかったです(*´-`)」 https://twitter.com/kingryoworld/status/1290670254817816578
KINGRYOさん「ちょっとヤキモチっw」 https://twitter.com/kingryoworld/status/1290672180158590978
相良/ALTRA&CRYOGENICさん「アーカイブで観れるので是非🤪🤪🤪」 https://twitter.com/altra_sagara/status/1290657215972552704
魚住 英里奈 (独唱)さん「裸過ぎる獣たちだ そんなはずはない、 私は今日美しい人を見た、それが、 不誠実な選択肢が、あったとしても、 小さな心遣いとエゴだったとしても。 些細な美しい人」 https://twitter.com/erina_chas/status/1290692610063872003
エレクトレコードさん「告知★入場制限があるため、ご予約はお早めに当方までMDにてお知らせ下サイませ。(^^) 8月23日(日)■「B.D.3」@下北沢CLUB Que https://t.co/rzNo64ZC61 出演:アレルギー/割礼/REAL BIRTHDAY/マリア観音(木幡東介/平野勇/伊藤明子/a_kira) 開場18時/開演18時半 前売3500円/当日4000円(各1D別)」 https://twitter.com/erectrecord/status/1287273722844311552
🕸𝔛𝔛𝔛𝔄𝔗𝔖𝔘𝔖ℑ🕸さん「最近この演奏のしなやかさとか強さにまた感銘受けてます ロン毛にハコモノギターのジョンカッコいい Red Hot Chili Peppers - Californication (Live at Slane Castle)」 https://twitter.com/xxxxvalentine/status/1290837839526027265
🕸𝔛𝔛𝔛𝔄𝔗𝔖𝔘𝔖ℑ🕸さん「Eagles - Hotel California」 https://twitter.com/xxxxvalentine/status/1290841436728918016
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