#旧第一銀行附属新館
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K5/兜町第5平和ビル(旧第一銀行附属新館)
*東京建築祭にて撮影
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【劇評】【レポート】どこにもない演劇のまち、西和賀:東北の湖畔の町で見た演劇の風景
第26回 銀河ホール地域演劇祭(2018/09/01-09/02) 片山 幹生

〔西和賀町文化創造館銀河ホールの空撮。手前は錦秋湖〕
岩手県と秋田県の県境、奥羽山脈のただ中にある西和賀町は人口5000人ほどの小さな町だ。この町には客席300ほどの公営の劇場、西和賀町文化創造館 銀河ホールがある。この劇場では1993年の開館以来、毎年地域演劇祭が開催されている。第26回銀河ホール地域演劇祭は2018年9月1日(土)と2日(日)に開催され、4団体4作品が上演された。今回上演された4作品はすべて宮沢賢治の作品だった。本稿ではこの4作品の舞台評のほか、銀河ホールというユニークな地方公共劇場の活動と地域演劇祭の様子について紹介していきたい。
劇団あしぶえ『セロ弾きのゴーシュ』
〔劇団あしぶえ『セロ弾きのゴーシュ』〕
銀河ホール地域演劇祭の最初の演目は、島根県松江市の公設民営劇場〈しいの実シアター〉を拠点する劇団あしぶえの『セロ弾きのゴーシュ』だった。あしぶえは2016年に創設50年を迎えた長い活動歴を持つ劇団だ。『セロ弾きのゴーシュ』はあしぶえが28年にわたって上演し続けている劇団の最重要レパートリーであり、アメリカ、カナダの演劇祭でいくつかの賞を受賞している。
『セロ弾きのゴーシュ』の筋立てはごくシンプルなものだ。しかしあしぶえの公演ではそのシンプルな物語が、ミニマルな舞台美術とストイックな演出によって、さらに研ぎ澄まされたものになっていた。徹底的に磨き抜かれた鉱物の結晶のような美しさを持つ舞台だった。張り詰めた緊張感が最初から最後まで維持され、冗長さはまったく感じられない。
自尊心を徹底的に打ち砕かれ、絶望で自暴自棄の状態に陥りそうになりながら、ぎりぎりのところでゴーシュは破滅への転落をまぬがれた。夜中にゴーシュの家にやってきた何匹かの動物の前で演奏することで、ゴーシュのセロは上達し、自尊心を回復する。次の演奏会でゴーシュはそれまで自分を罵倒していた指揮者から賞賛を受ける。彼はそれまで自分がどれほど傷ついていたことさえ気がついていなかった。演奏会が終了し、帰宅して一人になったときになってはじめて、ゴーシュは自分を絶望の淵から救い出してくれた動物たちの無償の優しさに気づく。
劇の最後で彼の口から漏れる感謝の言葉の真実に、私は強く心打たれた。
俳優の表現のあらゆるディテールにまで注意が払われていることが感じとることができた舞台だった。きびしくコントールされた俳優の演技は、ゴーシュの情念の動きを精密に、ダイナミックに描き出している。ゴーシュの絶望ともがき、いらだちが、舞台から豊かなニュアンスとともにまっすぐ観客席に伝わってくる。ゴーシュ役の俳優の演技にひきこまれ、観客の多くはゴーシュの重苦しさを共有していたに違いない。
なぜゴーシュが動物たちの出会いによって停滞から抜け出せすことができたのか、動物たちはなぜゴーシュの家にやってきたのか、そしてゴーシュが最初にやってきた猫に対して謝罪しなかったのはなぜなのか。いくつもの「なぜ?」に対する回答はあしぶえの舞台でも宙ぶらりんのまま提示されない。『セロ弾きのゴーシュ』はハッピーエンドの物語だろうか。ゴーシュに感���移入していた観客は、ゴーシュの演奏の成功にカタルシスは感じた者もいるだろう。終幕のゴーシュは確かに絶望からの解放を味わっていた。しかしその解放感は愚かで未熟な自分へのいくばくかの悔恨を伴っている。彼は喜びよりは、深い虚脱感をあのとき味わっていたのではないだろうか。そんなことを感じさせる演出だった。
物語を舞台化するにあたって、雑多な情報を持つ俳優の身体や舞台空間が、作品を過剰に説明的なものにし、そのノイズによって語りの持っていた本質的な魅力を損なってしまうことがままある。あしぶえの『セロ弾きのゴーシュ』は、これとは逆だ。俳優の存在と舞台空間の抽象性が、物語の純度をさらに高め、作品に内在する象徴性を際立たせることに成功している。ほぼ唯一の具象的美術であるチェロの存在が、この舞台ではなんと雄弁なことか。28年に渡る上演のなかでテクストと真摯に向かい合ってきたからこそ、到達することができた表現の逆説だろう。強くて美しい舞台だった。(9月1日14時開演@銀河ホール)
劇団田中直樹と仲間たち『水仙月の四日』
〔劇団田中直樹と仲間たち『水仙月の四月』〕
地域演劇祭、二本目は西和賀在住の〈田中直樹と仲間たち〉による『水仙月の四日』を見た。この公演は田中ひとりよって語り、演じられる人形芝居だった。
田中直樹はもともとは地元の劇団ぶどう座に所属していたが、考え方の違いからぶどう座を離れ、ソロで公演を行っていると聞いた。会場は銀河ホールに隣接するUホール。Uホールの建物は円錐形のとんがり屋根と赤い壁の可愛らしい建物で一階は図書館になっている。二階のUホールは円形平面で、リハーサル室・会議室として利用されている場所とのこと。観客は床に座って見るが、今回の公演では後ろの壁際に何脚かパイプ椅子が用意されていた。
『水仙月の四日』は吹雪の一夜を雪原でやり過ごす少年の話だ。舞台が始まる前に田中から、タイトルの「水仙月」と作品冒頭で出てくる「カリメラ」という語についての説明がある。これらの語はいずれもは宮沢賢治の造語で、水仙月は2月から3月の雪深く寒い時期、「カリメラ」は「赤砂糖を一つまみ入れて、それからザラメを一つまみ入れる。水をたして、あとはくつくつくつと煮る」とテクストにあるので、おそらく「キャラメル」を指す。
『水仙月の四日』は日本有数の豪雪地帯であるこの付近の��々にとっては、とりわけその情景がはっきりと思い浮かぶ作品に違いない。田中直樹は赤いケット(毛布)をかぶった少年とその少年を見守る雪童子を15センチほどの小さな人形に演じさせた。これに対して吹雪のアレゴリーである雪狼は人間の顔と同じくらいの大きさの仮面、そして大吹雪のアレゴリーの雪婆は人間をすっぽり覆い尽くす大きさの紙製の面で表現していた。雪婆が登場する場面では照明が暗くなり、蛍光ライトで雪婆の巨大な顔が白く照らし出される。小さい子供たちは狭い舞台を走り回る雪狼と雪婆を怖がっていた。
少年と雪童子を小型の人形にしたことで、白くて厳しい大自然に翻弄される人間の様子が強調された。また白い美術のなかでの少年の着た鮮やかな赤のケットの色彩の対比も印象的だった。小品だが配慮のいきとどいた工夫の数々によって、大人の観客も子供の観客も異世界に誘う、優れた演出の公演だった。人形と紙製の大きなオブジェ、紙吹雪といった材料はこの作品の上演を考えると定番的な素材だが、そのスペクタクルが作り出す幻想は、宮沢賢治の物語を冗語的に説明するのではなく、その語りの美しさをより印象的に引き立てるものになっていた。(9月1日15時半開演@Uホール)
栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』
〔栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』〕
銀河ホール地域演劇祭の二日目(9/2)の最初の演目は、文学座の栗田桃子によるソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』だった。
会場は銀河ホール。舞台にはいくつものキャンドルが並べられ、中央に椅子が一脚置かれている。背景には静止画の映像が映し出される。栗田はときおり、椅子を立ったり、座ったり、あるいは歩き回ったりしながら、声色で人物を演じ分けて朗読する。
動きもスマートだし、朗読も達者ではあるが、その動作や声色の変化がことごとく定型的で、テクストに書いてあることをそのまま冗語的、説明的になぞっているに過ぎない。テクストの記述に反射的に反応するような中途半端な工夫は、かえってテクストの世界を矮小化し、観客が世界に入り込むことを妨げてしまう。あれなら座ったまま普通に読んだほうがまだ聞き手の想像力を刺激することができるだろう。広い間口の舞台で栗田の芝居が空回りしていた。栗田桃子という魅力的な女優を使った朗読劇がこんなありさまなのはいかにももったいない。演出家あるいは演者の作品に対する思い入れや独自の解釈などを感じとることができない退屈な朗読劇��った。「朗読劇ってこんなものだろう」という演出家の作品に対する取り組みの甘さを感じてしまう。
演出の単調さと照明の暗さで、五分もすると猛烈な眠気の波が襲いかかってくた。私の周囲の観客にも観客も落ちていた人がかなりいた。公演後のアフタートークで宮沢賢治記念館の学芸員と演出の西本由香の話があったが、このアフタトークでも西本の話ははなはだ曖昧模糊としていて、学芸員の語る興味深いエピソードとの対比で、演出家の作品への関心の薄さが露わになっていた。(9月2日14時開演@銀河ホール)
劇団ぶどう座『植物医師』@ぶどう座稽古場
〔劇団ぶどう座『植物医師』〕
銀河ホール地域演劇祭で最後に見た演目は、この地を拠点に1950年以降活動を続けているぶどう座の『植物医師』だった。これは他の上演作品のような翻案ではなく、宮沢賢治の書いた短編戯曲の上演だ。私はこの戯曲を読んだことがなかったし、上演を見たことがなかった。ぶどう座は、近年は主宰の川村光夫が高齢(現在96歳)のため実質的に引退状態で、かつてと比べると活動力が大幅に衰えているという話を聞いていたのが、この『植物医師』の公演はその衰退ぶりを感じさせない充実した内容の公演だった。

〔ぶどう座稽古場〕
公演会場は1960年代に建てられたというぶどう座の稽古場である。まさに芝居小屋といった風情の公演会場に、芝居が始まる前から心が浮き立つ。稽古場は北上線の踏切のすぐそばに、踏切の番小屋のように建っている。舞台の間口は6メートルくらいか。舞台奥の壁はさまざまな色の大きな布で覆われている。客席は板間平面と三、四段の段状、詰めれば40人ぐらいは座れると思う。
芝居の始まる前に、劇のオープニングで歌われる宮沢賢治作詞の《花巻農学校精神歌》の練習があった。観客もこの歌を一緒に歌うようにうながされる。これは楽しい趣向だった。
『植物医師』は上演時間30分ほどの小篇だ。岩手のとある村に《植物医師》を名乗る人物が引っ越してきて、植物病院を開業する。しかしこの植物医師の専門家としての知識はどうもいい加減なもののようで、いかにもうさんくさい人物だ。開業した植物病院に村人たちが次々とやってきて、枯れてしまった稲の治療法を訪ねる。植物医師はでまかせのいい加減な対処法を村人たちに伝え、��金を取る。いんちき治療法で易々とお金を稼いだ植物医師だが、彼の処方では稲の被害は収まるどころか、ますます拡大していく。村人たちが医院に戻ってきて植物医師を詰問する。植物医師は口舌でなんとかそれらの非難を丸め込もうとするが、最後には言い返す言葉もなくなり、村人たちの怒りの言葉にうなだれてしまう。善良でお人好しの村人たちはうなだれた植物医師を見て、彼に同情しはじめる。そして先ほどまでの怒りを収め、植物医師を許すのだ。その許しの言葉は、植物医師にとっては怒りにまかせた批判の言葉よりもはるかに重く感じられた。植物医師はますます打ちひしがれてしまう。

〔ぶどう座稽古場内部〕
村人たちが入れ替わり立ち替わり植物医師のもとを訪れ、アドバイスを求める場面では、民話によく見られる同種のやりとりの反復とそのエスカレートが、笑いの効果を作り出している。岩手弁のユーモラスな響きがさらに場面の喜劇性を高めていた。不正に対する怒りと非難よりも、不正に行った人間への大らかな優しさと許しこそが力を持つという宮沢賢治らしい倫理が結末で提示されるが、最後の場面の急転が作り出すドラマの力強さと素朴さに心打たれた。村人たちの許しのことばが発せられるたびに、かがんだ体がどんどん下がり、苦悶と戸惑いの表情が深くなっていく演出と演技は見事だった。
芝居小屋の雰囲気もこの作品の上演にいかにもふさわしいものだった。まさに岩手で岩手の人たちによって演じられることによって、この『植物医師』はいっそう味わい深い作品となっていた。この地でのぶどう座の活動の歴史が染みついた稽古場で、この作品を見られて本当によかった。
終演後には稽古場内で打ち上げがあり、私も短い時間ではあったが、出演メンバーとぶどう座の旧メンバーの方々と座を囲んだ。『植物医師』は主宰の川村光夫演出でもかつて公演をおこなったが、それは27年前のことだと言う。今回の公演の演出を担当した菊池啓二さんに「今回の上演は川村さんの演出を蹈襲したものなのですか?」と聞くと「いや、前の上演はもうだいぶ昔の話で、私も見ていないし。まあ川村風にはやりました(笑)」と仰っていた。
今回のキャストには二十歳台の青年も二名参加していた。彼らは昨年から活動を始めた銀河ホール演劇部の部員だと言う。銀河ホール演劇部は、アートコーディネイターの小堀陽平氏の主導で昨年から活動を始めたサークルだ。小堀さんは「ぶどう座の表現は、この地域の人たちの身体と言葉、感覚に根ざしたものなので、銀河ホールで演劇部を作って活動をはじめ���したが、外からやってきた僕たちが作る演劇が、ぶどう座を引き継ぐものにはなり得ないように思うのです。やはりぶどう座は土地の人が継承していくものだと考えています」というようなことを言っていたが、実際に公演を見るとそれが実感できる。
地域演劇祭の締めくくりでこの公演を見、そして短い時間ながらぶどう座の人たちと交流の時間を得ることがでいたのは私にとってはとても有意義なことだった。(9月2日17時開演@ぶどう座稽古場)
地域演劇祭と西和賀町文化創造館 銀河ホールの活動

〔銀河ホール(後側)とUホール(手前側)〕
西和賀町文化創造館 銀河ホールのことを私が知ったのは二年ほど前のことだ。この劇場が、年に一度の地域演劇祭のみならず、地域に根ざした様々な演劇活動を積極的に行っていること、この地を本拠とする60年以上の伝統を持つぶどう座という劇団があること、劇場の活動の軸となっているのが東京出身で日芸OBのまだ若い青年であることなどを知ったことで好奇心をかき立てられ、いつか訪ねてみたいと思っていた劇場だった。演劇は都市のものという固定観念があった私にとって、東北の山間にある小さな劇場で多彩な演劇活動が行われていることが驚くべきことのように思えたのだ。
銀河ホールはJR北上線ほっとゆだ駅から歩いて数分のところにある。ほっとゆだ駅は北上駅から50分ほど。東京駅から北上駅までは東北新幹線で2時間半から3時間かかるので、東京からだと4時間ぐらいで銀河ホールに行くことができる。地図からの印象より案外近く感じられる。

〔北上線ほっとゆだ駅。駅舎に公衆温泉が附属している〕
西和賀町文化創造館は、銀河ホールのある本館とUホールの別館からなっている。約三百席の銀河ホールの客席はゆったりとしていて、舞台までの距離も遠くない。暖かみのある落ち着いた木製の内装で、芝居を楽しむには理想的な空間だ。劇場の背景に広がるダム湖、錦秋湖の風景が美しい。錦秋湖の湖畔には、野外ステージもあった。

〔銀河ホールの裏手にある野外湖畔ステージ。後ろは錦秋湖〕
人口5000人程度の自治体でこんな立派な公共劇場を持っているところはそんなにないのではないだろうか。西和賀町で演劇が特権的な文化活動になっているのは、この町で60年以上活動を続ける劇団ぶどう座の存在に負うところが大きい。ぶどう座は川村光夫という優れた演劇人のもと、地域演劇の担い手として充実した活動を行い、戦後日本演劇史に重要な足跡を残した。このぶどう座の活動実績があったからこそ、銀河ホールという公共劇場の建設が可能になったのだ。
西和賀町文化創造館(当時はゆだ文化創造館)は1993年に開催された〈第8回国民文化祭いわて’93 〉の会場として建設された。この国民文化祭を兼ねたかたちで〈第1回銀河ホール地域演劇祭〉が行われ、以後、地域文化祭は毎年秋に開催されている。当時、湯田町(2005年に沢内村と合併して西和賀町となる)の役場の職員で、この劇場運営の中核だった新田満氏に話をうかがったのだが、開館から2000年代半ばまでの銀河ホールの活動は目覚ましいものがある。毎年の地域演劇祭の開催のほか、町民を対象とした演劇学校、小中学校での音楽劇制作、行政的区画を超えた高齢者による演劇公演、そしてロシアとアメリカの演劇人を招聘し三週間にわたって行われた大規模な国際的演劇交流事業など、地方の小さな町の公共劇場としては驚異的な活動を展開していく。
しかしこの初期の黄金時代は、こうした活動に熱意をもって取り組んできたキーパーソンの退職とともに終焉を迎える。地域劇団として銀河ホールの活動に大きな影響を持っていたと思われるぶどう座も、主宰の川村光夫の高齢化とともに、活動力が低下していった。おそらく湯田町が沢内村との合併で西和賀町となり、役所内の組織にも大きな改編があった2005年以降、銀河ホールの活動は停滞期に入ったように思われる。
〔銀河ホール内部〕
西和賀が演劇のまちとして再活性化しはじめるのは2011年以降のことだ。きっかけは2012年以降現在まで継続的に行われている《ギンガク》という学生演劇合宿事業だ。この事業の立ち上げで中心的な役割を果たしたのが、当時、日芸の大学院生だった小堀陽平さんだ。今回の滞在では小堀さんからも彼と西和賀町との関わり、銀河ホールの活動について話を聞いた。
彼は2014年以降、地域おこし協力隊の一員として西和賀町に移住し、《ギンガク》の活動のみならず、銀河ホールを核としたさまざまな演劇事業を企画・遂行していく。地域おこし協力隊の3年の任期が終了した2017年度以降、西和賀町は「銀河ホール アートコーディネーター」という職を小堀さんに用意し、彼は西和賀の嘱託職員として採用された。町の彼に対する信頼と期待の大きさがうかがわれる。
アートコーディネイターとして彼が担当する業務は文化事業全般に関わるものだが、演劇に関わる事業としては、地域演劇祭のほか、学生演劇の合宿《ギンガク》、小中学校での公演・ワークショップ、高校演劇アワード、地域中学への演劇指導、銀河ホール「演劇部」の活動、そして貸し館業務など多岐にわたっている。今後やりたい事業としては、シニア演劇、温泉・観光と組み合わせたイベント、アーティスト・イン・レジデンスなどを挙げていた。
ほっとゆだ駅から銀河ホールにかけての道に「どこにもない演劇のまちをつくろう」と書かれたのぼりが立ち並んでいるが、町外からこの町にやってきた地域おこし協力隊の青年たちがもたらす刺激によって、西和賀は演劇のまちとして新たな一歩を踏み出そうとしている。
第26回銀河ホール地域演劇祭
2018年9月1日(土)- 9月2日(日)
会場:西和賀町文化創造館(銀河ホール・Uホール)/劇団ぶどう座稽古場
主催:銀河ホール地域演劇祭実行委員会
後援:西和賀町観光協会・西和賀町芸術文化協会・西和賀町教育委員会
総合舞台監督:内山勉
テクニカルスタッフ:アクト・ディヴァイス
宣伝美術:髙野由茉 小堀陽平
特別協力(記録撮影):森山紗莉
劇団あしぶえ/島根『セロ弾きのゴーシュ』
9月1日(土) 14:00~@銀河ホール
出演:松浦 優海、門脇 礼子、上田 郁子、有田 美由樹、伊達 生、有田 美由樹、門脇 礼子、原田 雅史、上田 郁子、川村 真美、牛尾 光希、岩田 和大
演出:園山 土筆
舞台/照明:稲田 道則、岡本 敦、門脇 礼子、長見 好高、原田 雅史
音響:福井 健吾 前村 晴奈
小道具:上田 郁子
衣装:有田 美由樹 川村 真美
制作:前村 晴奈
劇団田中直樹と仲間たち/西和賀『水仙月の四日』
9月1日(土) 15:30~ 総入替え2回上演@Uホール
出演:田中 直樹、田中 宏樹
演出/美術:田中 直樹
照明:小堀 陽平(銀河ホール)
雪布操作:田中 真理子
協力:湯田ドライブイン
栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇/東京『銀河鉄道の夜』
9月2日(日)14:00〜@銀河ホール
出演:栗田 桃子(文学座)
演出:西本 由香(文学座)
照明:賀澤 礼子(文学座)
映像・音響:西本 由香(文学座)
美術:米澤 純(Jun's Light Candles)
劇団ぶどう座/西和賀『植物医師』
出演:真嶋 実、池田 慣作、菊池 啓二、高橋 節子、高橋 守、三浦 勇太
演出:菊池 啓二
舞台美術:内山 勉、新井 真紀
音響/照明:真嶋 陽
小道具:髙野 由茉
●片山 幹生(かたやま・みきお)1967年生まれ。兵庫県神戸市出身、東京都練馬区在住。WLスタッフ。フランス語教員、中世フランス文学、フランス演劇研究者。古典戯曲を読む会@東京の世話人。
#劇評#レポート#西和賀#地域演劇祭#宮沢賢治#劇団あしぶえ#セロ弾きのゴーシュ#ギンガク#銀河ホール#劇団ぶどう座#劇団田中直樹と仲間たち#植物医師#銀河鉄道の夜#栗田桃子#水仙月の四日#園山土筆#片山幹生
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聴講メモ MyData Japan 2017 【シンポジウム】
聴講時に入力したメモです。断片。配布資料からのメモも引用符はありません。 聞き取り���違い等、あります。おかしな部分は記録者のせいです。
2017年5月19日(金)10:30~18:00 秋葉原コンベンションホール 開催案内 http://www.glocom.ac.jp/events/2349 主催 一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン(OKJP) 共催 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM) 東京大学空間情報科学研究センター 東京大学ソーシャルICT研究センター 東京大学情報基盤センター 慶應義塾大学先導研究センターサイバーセキュリティ研究センター
イントロダクションセッション:マイデータのビジョンと昨今の情勢 開会挨拶 庄司昌彦(国際大学GLOCOM 主任研究員・准教授/Open Knowledge Japan代表理事)
パーソナルデータのデータ主体の意思による利活用重視 自分の手でコントロールする MyData2016はヘルシンキで開催された Open Mind Open Knowledge
Opening Keynote 個人主導によるパーソナル情報の流通が拓く世界 柴崎亮介(東京大学空間情報科学研究センター教授)
1.自分の情報を自らの意思で、自分のために、社会のために使うことができる「幸せ」
2.ディープデータがビッグデータを活かす
3.社会の仕組みは、変わる 変えられる
1.自分の情報を自らの意思で、自分のために、社会のために使うことができる「幸せ」
これまで個人情報はいろいろな文脈で取り上げられてきたが、あまり良い印象ではなかった。 最近はパーソナライズしたサービスの提供の為にパーソナルデータを活用する方向に 損保ジャパンの事例 「個人情報は社会の重要な資産になる」 WEF PHR PDS 内閣官房中間とりまとめ 金庫から運用へ 情報銀行 データ取引市場 人の「個人情報」 Peaple's Data My Dataというキーワード トランスペアレントでクリア (そうかな?)
2.ディープデータがビッグデータを活かす
繋ぐデータがあれば全体像が見えてくる→アプローチの仕方が見えてくる 健康診断結果 DNA 生活習慣 食習慣 Google Takeout ロケーション履歴→滞留点 カレンダーで用向きとマッチ 心拍を載せる どこで歩いているか
ディープなデータを作る 新しいパスができる! データ主体のイニシアティブで
3.社会の仕組みは、変わる 変えられる
本人が同意しているので、法制度的には大きな課題はない(?)
稼働している自動車は1割くらい Uberのマーケットベース 駐車場をそれぞれのビルで持っていても、空きがある 中国ではUberのようなものを法律で規定 暫定法 GDPR データポータビリティ
MyData をめぐる状況 -MyData 2016の報告- 中川裕志(東京大学情報基盤センター教授/理化学研究所AIPグループリーダ)
個人データ管理はデータ主体の個人へ 集める先が個人に変わる 個人が同意した使い方へ インターネットの普及によりデータ主体である個人の個人情報、個人データがネットに氾濫 →プライバシー保護の動きが強まっている EUは指令から規則へ GDPR 2018年5月から適用
匿名化処理 EUでは万能な処理は基本的に存在しないとしている
事業者の説明責任と データ主体の同意 がキモ 個人データを一業者が囲い込むことを許さず、データ主体個人の意思で個人に還元できる 米国には連邦法無し プライバシー権利章典は連邦法になっていない FTC3要件 FTC5条 執行権限がある 日本の方が緩いのでは? 日本 匿名加工情報の導入
世界の潮流 忘れられる権利 プロファイリングの自動処理で得られた結果に服さなくてよい権利 →GDPRに書いてある Do Not Track
個人データは個人が管理し、同意に基づいて使わせる
残された課題:プロファイリングの問題 プロファイルを用いたターゲット広告:強力なビジネスモデル えてして不正確な個人のプロファイル
プロファイル情報に基づくデータ主体への判断に服さなくて良い権利 GDPR22条 開示要求 間違ったプロファイル情報の問題 個人が同意して提出したデータの方が正確
収奪されるEU 収奪される個人 反撃
MyData 2016 参加者650人 発表者140人 個人データ管理はGAFAから個人へ 自分自身のデータで個人を強化する
データ、アイデンティティ、プライバシー、セキュリティ、同意が合わさって、EUのデジタル経済を根本的に変えていく
所有可能、取引可能、だが独占は許さない
32%のプラットフォームは匿名化、仮名化を拒否 EUユーザの52%は同意なしのデータ削除、88%は同意なしのアカウント削除にOK 38%のユーザがデバイスをまたいだデータ収集OK 7分の1の人は目的外利用に関心(心配?)
��ーソナルクラウド インターネットにおけるIdentity認証 パーソナルデータストレージ(PDS) 個人管理は面倒でもある クラウドに載せるとパーソナルデータクラウド 自動アップロード 個人キーで暗号化 個人の認証 利用ログ 流通経路トレース Cozy Cloud Digital me My Data Store トラストできるAPPによるシステム 個人データのためのブロックチェイン Digital CATAPULT ゼロ知識証明 プライバシー保護データマイニング 説明責任の実効的実装は難しい→トラストの重視 なぜトラストできるか、あるいはトラストが崩壊するプロセスなどのトラストの構造分析はこれからの課題
IoT センサデータの管理と共有 収集経路上にプライバシーリスク 暗号化デフォルト 行動データはかなり危険に晒されている 個人データの真正性はブロックチェインの提案が多い AXA ドライブパターンの抽出と保険 CNIL 信頼できる被雇用者 Digi Clinic
データ管理の経済性 スキポール空港を世界最高のデジタル空港にする
個人のデータを個人が管理するMyData 必要性 技術 応用例
ビジネスモデルとしての定着へ向けて 例えばプライバシーポリシーの煩雑さなど
官民データの活用に係る政府の取組について 山路栄作(内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 内閣参事官)
現状 スマホ等の普及により様々なデータが収集可能になったが、活用に課題 官民データ活用推進基本法 行政分野でも情報を根拠として政策を立案していく 現在「官民データ活用推進基本計画」(8条)の策定に向け検討中
12条 個人の関与の下でのデータの流通・活用 データを3つに分類 個人情報を含むデータ 個人情報を匿名加工したデータ 個人情報を含まないデータ (センサデータは個人情報ではない?) 人流情報 災害対応など
企業や業界を超えたデータの流通が進んでいない 個人 流通の不透明さ、メリットが見えない 互換性が確保されていないので、使い難い 漠然とした不安 企業 風評被害
個人が自らの意思で情報を蓄積し、活用するのがPDS 全部自分でやる 情報銀行 提供先を本人の意向に沿って判断 選択可能 データ取引市場 マッチング機能
ユースケースを6分野で示す
医療・介護 保険者等が持つデータを個人に戻す
取りまとめポイント 分野横断的な法制度整備 推奨ルール
データの標準化、互換性 ガイドライン 相談のための一元的な窓口 苦情処理 金融ADRを参考に
トレーサビリティ ポータビリティ ��ータ削除 利用停止、移動、削除 の担保 第三者認証制度の検討
基調講演 「デジタル・ニッポン2017」~Nippon, the Data Nation~ 平井たくや(衆議院議員 自由民主党IT戦略特命委員会委員長)
データに関する考え方が変わってきているように思える。 官民データ活用推進基本法を知らない議員が多い。賛成した議員でも、付随する法改正に驚いている。 「官民データ活用推進基本計画」5月30日に閣議決定予定 自治体等も対応する必要あり 社会の前提条件が変わった 平均寿命の延び 2030年頃から人口が減少へ? 高齢化社会のモデルに 日本の労働生産性の低さ 米国に比べ7割から6割程度に漸減 8割程度まで引き上げる DIKWモデル 通信速度の進化 10Gbps データは生データのままでは何の役にも立たない 体系化してinformationに informationから導き出される知見がknowledgeに、さらにwisdomに
人口が増えず、GDPが増えれば労働生産性は向上する
政府の重点分野は8つ 電子行政 健康医療介護 観光 金融 モノづくり 等
デジタルソサエティ推進議連
イノベーション シェア 働き方改革 シチズン セキュリティ
シェアリングエコノミー協会 グレーゾーンのものは温かく見守る 自分たちで基準を 日本では未利用資源の有効利用という視点が抜けてしまった 日本は法律がないと動かない データをどのように主導権を持って使っていくか ボディバンク 健康情報を有料で預けて、医師からアドバイスをもらう 高松市医師会と保険者等が協力して、自分のレセプトデータを治療に使えるようにする 患者が持っている過去3年間のレセプトデータのうち、重要なものをサマライズする。アクセスには2つの鍵 マイナンバーカードと医師専用の資格証明書のHPKI マイナンバーカードにレセプトデータへのアクセスしてくれという意思を入れておく 原則デジタル 対面書面の原則の撤廃に向けた検討→行政分野の効率性 オープンデータ 国、自治体のシステムの標準化 セキュリティ バイ デザイン オープンデータ バイ デザイン マイナンバーカードの利用の拡大 マイナンバーカードがないと始まらない世界へ 米国の致命傷はSSN 本人確認に疑問符 マイナンバーカードは国がトラストアンカー できたらね できるかどうかが国の存立の分水嶺 ITを意識しないIT社会 使い方が分からない時に誰に訊けばいい? ITの民生委員 (IT隣組はやだな) デジタルデバイドの格差の是正 行政、自治体の計画にデータの利用法の検討を 保護と利活用のバランス データは血液でありエンジン、ガソリン 高齢化でもQoLは上げられる
事例:おもてなし、ヘルスケア おもてなしクラウド:PDSの観光分野での利活用 越塚 登(YRPユビキタス ネットワーキング研究所 副所長/東京大学大学院情報学環教授・ユビキタス情報社会基盤研究センター長)
OPaaS.io
都市サービスの高度化アクション 総務省 2020年にむけて 万人向けのサービスよりもパーソナライズされたサービスを 人間がやってきたパーソナライズをシステムを使ってやれないか 千葉・幕張 渋谷 竹芝 六本木・虎ノ門 乃木坂 で実証実験
IoTおもてなしクラウド事業 観光客のデータをPDSに入れ、データ主体の許諾の下に事業者へ 「観光」は旅行者の個人情報を高い頻度で扱っている 万人向けサービスではもはや満足しない 極東地域の見ず知らずの場所で個人情報を預ける不安感 情報の信託 高度に安心できる環境、個人に寄り添ったシステムが重要 個人情報は勝手に使いまわさない 自分の情報は、自分が完全制御できる安心感 高い信頼性を持った個人情報管理は不可欠 個人情報の適正な流通が重要性 個人情報が流通しない危険性 日本の産業構造の特色 中小・零細企業による競争力 中小・零細企業でも使える個人情報環境が不可欠
おもてなしプラットフォーム ユーザー属性所法を蓄積し エンドユーザーの管理の下 サービスベンダに適切に渡せるように 「仲介」を行なうプラットフォーム 情報サービス提供のきっかけに、スマートフォンアプリではなく、交通系ICカードを使う
分析や解析はプラットフォームでは考えていない 土管プラットフォーム
交通系ICカードをかざして情報の/を提供 受ける/行う
国立新美術館で実証実験 自動翻訳の言語を読み取ったデータで選ぶ
PDSにおいて、包括性のある同意 →同意を取るUX的技術 同意の法的有効性(グレーゾーン)
個人情報におけるMACとDAC(個別同意と包括同意)
IoT活用おもてなし実証事業「おもてなしプラットフォーム」の取り組み 森 健広(大日本印刷株式会社 ABセンターコミュニケーション開発本部VRMビジネス企画開発部サービス企画グループ リーダー)
経済産業省
訪日外国人の課題 個別のユーザ登録 情報の散在によるサービス不備 事業者の課題 一事業者だけではやりきれない
共通ID(認証連携基盤)で種々の��ービスを
共通IDにより紐づけられた履歴情報を活用したパーソナライズされたサービス
指紋を使ったバイオメトリクス認証も
九州ではプリペイドカードを使ったサービス提供
臨床および臨床研究のための分散PDSの応用 ��田浩一(東京大学大学院情報理工学系研究科 教授/理化学研究所AIP 分散型ビッグデータチーム リーダ)
ソーシャルICT研究センター
実運用でデータが使えることが大事 あらゆる場面において意味構造化されたデータが生成され循環する社会の構築 標準スキーマに基づくデータ構造化によるデータ・サービス連携
全てのデータにアクセスできる者は漏えいリスクあり
分散管理ではその危険は少ない
必要なデータを承諾した人から
一次利用 分散型 集中型はわざわざコストをかけてリスクを高める
PLR ローカルでも、クラウドでもデータはすべて暗号化 プラットフォーマーには鍵を教えない 個人端末も必須ではない
データの集中管理が最低限 多要素統合認証
本人に中身が分からないパーソナルデータを本人が管理して専門家に提示する
利用者 ソフトウェア提供者 ストレージ提供者
山梨と鳥取で介護記録のデータをPLRで実運用
母子保健での活用 前橋工科大学
PLR統合アプリ
IndiaStackプロジェクト 虹彩と指紋による生体認証 Aadhaar 2年で現金とクレジットカードを廃止 近郷だけでなくほかの民間企業や公的機関もサービスをAPIで公開 カンボジア中央銀行 暗号通貨
スマートソサエティの基盤 データ主体の意思によるリッチデータの循環 個人認証 オープンI 分散PDS 意味構造化データ
10年後には柵のない途上国が欧米や日本を生産性で上回っているかも
医療情報の第三者提供における本人同意の管理 玉木 悠(徳島大学病院 病院情報センター 特任助教)
同意様々
診療 と 研究
二次利用 第三者提供
医療機関では業務プロセスの多くにおいて個人情報利用の同意が必要になる
暗黙的同意 ポスター・文書等の掲示 個別説明と文書による同意
情報公開文章 口頭IC+記録
徳島糖尿病ネットワーク 連携先が増えたら、新たに同意を取得する必要
EHR、PHR事業を広域で展開する際の負担
本人の理解度・医師に対応した同意内容のパーソナライズ度が困難 患者は医師や医療機関との信頼関係に依存して、同意しているのが実情では?
本人意思への個別対応 説明内容の理解度、確認 説明、同意有無の管理
確認された本人意思こそ、自己が管理できるよう本人へ返す必要があるのではないか? 本人の集中管理とすることで、管理を効率化 「同意取得」というより、「意思表示」と捉える
PLRで解決? 求める同意内容に対し、逐条的な同意可否が可能になるのでは 同意内容について、いつでも確認可能
徳島には5つの連携ネットワーク→1つの連携基盤に
展望と課題 Digital Identity and use of Individuals Data in Estonia ラウル・アリキヴィ(Planetway Corporation取締役/日本・エストニア/EUデジタルソサエティ推進協議会 理事)
エストニアの面積は九州ぐらい。人口は杉並区と世田谷区を合わせたくらい。 デジタル政府が進んでいる デジタル5 エストニア 韓国 イスラエル ニュージーランド イギリス
e-State 結婚、離婚、不動産取得はデジタル化されていない エストニアには中央DBはない。政府機関による国民のパーソナルデータ重複取得は禁止 どこでもインターネットにアクセスできる。 IDカードがあれば、免許証を携帯する必要はない 自分のデータに誰がアクセスしたか、知ることができる。政府が自分についてどのようなデータを持っているかも見ることができる。 セキュリティモデル ユニークなIDカード 番号は秘密ではない 国民の94%がカード所持(強制)
自分たちでつくる地域社会とパーソナルデータ・オープンデータ 庄司昌彦(国際大学GLOCOM 主任研究員・准教授/Open Knowledge Japan 代表理事)
MyDataとOpen Dataは1枚のコインの裏表 全ての人は、自分の個人データを、自由に使用・編集・共有することができ、
オープンデータは全ての人に開かれたデータ マイデータは私に開かれたデータ
「オープン」なほど掛け合わせし易い
パーソナルデータは社会資源である前に「私」(データ主体)にとっての資源である。 個人をエンパワメントするのが情報社会の特徴
「複属」化する社会 ソーシャルメディアによる「複属」の日常化 働き方の変化 社会的な意識の変化
個人から分人へ ふるさと納税
地域社会の危機 人口減少、高齢化、所帯人数の減少→より、「個人」を単位とする社会へ
日本の高齢者の4人に一人は友達がいない
縮む社会 情報は枯渇しない 「私たち」にとっての資源
共助と共創のためのプラットフォーム:地域系PDSの展望と課題 石垣一司(株式会社富士通研究所 セキュリティ研究所 特任研究員)
PDSは技術起点の業界トレンドではなく、経済/社会両面での必要性から来ているコンセプト 欧米では市民やじぎゅ者のコンセンサス附則、技術も未熟
PDFの社会実装には、技術面の段階的進歩に加えて、社会面、経済面の課題解決が必要 データが少ない段階でのビジネスモデル 市民の意識変革
地域系のPDS 健康、生活などのライフログ、活動履歴を活用し、多様なサービスを提供
自助、公助だけでは足りない多様な市民の社会参加(互助、共助)が必要
市民を含む多様な事業者の連携のためのプラットフォーム 市民、データ提供事業者、データ活用事業者をパーソナルデータでつなぐプラットフォーム
A市サステナブル 富士通Personium
サービス連携 ワンストップ行進 実績証明など
事業主体としてのリビングラボ
My data Our Life, Our Future
パーソナルデータを活用したオンライン広告の展望 寺田真治(株式会社オプト プロジェクト・マネージャ/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員)
悪者のボスキャラみたいなもの(冗談
オンライン広告市場 8割から9割がこれ 6割以上がスマホ
過剰な情報流通による判断の放棄 店舗で見てオンラインで買う 事業者は標的型で広告を打ちたい
パーソナルデータの活用 どこで決めているか データ収集、配信 AdTech
ターゲットの属性をDMPに送り、条件に合うターゲットが来たらSSPを通じて広告主側のDSPに通知
米国のデータブローカー トラストフレームワーク データトレーサビリティ マルチステークホルダー・プロセス
データそのものには価格をつけない。それを基にした広告が商品
あらゆる接触段階でデータ収集は行われている→行動規制へ トラストフレームワークの構築、トレーサビリティの確保
パネルディスカッション「AI、IoT時代におけるパーソナルデータ活用のあり方」 パネリスト(五十音順): 板倉陽一郎(弁護士・ひかり総合法律事務所/国立研究開発法人 理化学研究所革新知能統合研究センター客員主管研究員) 市嶋洋平(株式会社日経BP 日経ビッグデータ 副編集長) 高原 勇(トヨタ自動車株式会社 未来開拓室担当部長/ 筑波大学 未来社会工学研究開発センター長、特命教授) 瀧 俊雄(株式会社マネーフォワード 取締役 兼 Fintech研究所長) 津田大介(一般社団法人インターネットユーザー協会 代表理事) モデレーター: 若目田光生(日本電気株式会社 ビジネスイノベーション統括ユニット 主席主幹 兼 データ流通戦略室長)
板 駄目じゃないようにすることを考えるのが日常の業務
市 パーソナルデータへの注目度は最近、上がっている 個人情報保護法改正よりもGDPR? データ入手手段は多様化 データ活用が全社規模になるのは難しいらしい プライバシー保護と活用のルール作り
高 自動運転という機能の実現で多くのデータが取れる プローブとしての自動運転 瀧 個人情報と顧客の利便性のバランスを取りながらビジネスを お金に対する不安を無くすために情報を収集 金融庁が銀行のデータポータビリティに前向き…かな 金融API
津 ユーザー団体の代表として発言できれば ユーザーのリテラシの向上も重要
若 プライバシーの保護はビジネスの起爆剤 課題があるからこそチャンスがある グレーゾーンへの対応が鍵
市 顧客行動データ、センサデータは制御していかなければならない。 個人にメリットのあるデータ活用 再配達の抑��� Suicaデータを統計化して、混雑改善に活用 顧客の生体情報を分析したり、他データと掛け合わせ 少額金融 複数の分析モデルで顧客のリスクを分析 センサデータ 家庭の機器を電源波形から分別し、学習 グーグル ネスト ホンダと埼玉県 データを上げる代わりに通信料金無料 カメラと心拍センサで観客が笑っているかどうかを判定 吉本興業 NTT東日本
高 自動車で取れるデータの利活用の在り方 移動分散電源としての電気自動車 自動運転で取れるデータ 走行速度の空間分布、実測燃費の空間分布 低燃費運転支援速度 (ドクターイエローの走行に似ている) GSの減少で燃費データが重要に インフラの監視も
瀧 会計のPDCAサイクル スクレイピング セキュリティ第一 メインユーザーは若く、高所得者が多い 守るものができたタイミングで使い始める人が多い 「お金を払っても、節約したい」 二次元系の趣味を丁寧に分類したら評判が良かった Githubがカフェ代に 使えば使うほどパーソナライズされる スタバは交際費?朝食?カフェ?
津 取得時のオプトインの原則 提供しない選択をユーザが取れるようにすること ユーザ自身が「どのようなデータを提供しているのか」を明示的に確認できるようにすること 未成年者や高齢者にも分かり易く
オプトアウトの原則 オプトアウトの方法をわかりやすく明示すること グラデーション グーグルマップのタイムライン ピンポイントで居場所が分かる
利用目的の明確化と限定化 利用目的を限定し、明確にすることはユーザからの信頼向上につながり、結果として産業振興につながる 利用目的を変更する場合は、新旧対照表などを用いてわかりやすく説明し、取得時に想定されていなかった利用を行う場合は再度明示的な同意を取るべき
プライバシー教育の啓蒙
騙し討ちは止めましょう
板 グーグルのアクティビティ管理 グーグルやFBはデータ保護当局とやりあってきた AI,IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ 中間とりまとめ
個人情報保護法上の同意とは何か 個人情報保護委員会 通則編2-12
セキュリティ 標準化することは攻撃方法も標準化される データの標準化、互換性の確保、データに関する権限の扱い 著作権、不防法
事前相談窓口 何も決まってなければ自由にやっていいわけで 公取は制度にある
苦情処理・紛争解決手段 消費生活相談員の育成にも適切なコストがかかることを関係者が理解すべきでは。
トレーサビリティ、データポータビリティ、データ削除の確保
瀧 日本は銀行API進んでいる EUは決済業務でのデータポータビリティ義務付け クレジットカードの明細��結構、会社ごとに違う 決済前後でも違う セキュリティはおまけしてはいけない要素
高 モビリティアズアサービス どんな社会にするのか/しないのか
市 顔画像認識の問題 大阪、札幌 札幌の事案では境界線の踏み間違いがあったかも 専門家も一人じゃなくて二人ぐらい味方にしないと危ない コンサートの入場管理では特に問題とされなかった パーソナルデータを管理する統合プラットフォーム 顧客からの許諾の問い合わせに適切に回答できるように 社内体制も、データの攻めと守りで変えていくべき
津 パーソナルデータの利活用と監視社会 共謀罪 事前に察知するとはどうやるのか 人権問題と近接しているのではないか 騙し討ち、目的外利用は止めましょう 透明性の確保
板 法制度がやれることは結構難しい。制度側でやれるのは事前に相談を受けて、その結果をフィードバックすること。走りながら判例法的に積み上げていける。
Closing 柴崎亮介(東京大学空間情報科学研究センター教授)
2018もあります。データの運用は実際に始まっている。日本の銀行APIが先進的になりつつあるのは、実際に動いて、エビデンスができて来たから。 ユーザー側の意見も重要。危惧と期待、コミュニケーションの場を充実させていく。
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聴講メモ 情報ネットワーク法学会第19回研究大会1日目 #inlaw #inlaw19
聴講時に入力したメモです。断片。配布資料等からのメモも引用符はありません。 聞き取り間違い等、あります。おかしな部分は記録者のせいです。
開催案内:http://in-law.jp/taikai/2019/infomation.html 日 時:2019年11月2日(土) 12:30~17:30 場 所:関西大学千里山キャンパス 100 周年記念会館
情報ネットワーク法学会 2019年総会
第20回研究大会予定 2020年12月3日(土)、4日(日) 中央大学市谷田町キャンパス
【開会挨拶】 中川 裕志 情報ネットワーク法学会理事長
法律と情報、人工知能技術の関係を下支えしている人工知能倫理
アシロマ原則、人工知能学会倫理指針から総務省AIネットワーク社会推進会議報告書、IEEEの指針、人間中心のAI社会原則、EU、OECDの指針
人間並みになるのは難しい。
IEEEはAIの定義をしようとした。
全ての指針でプライバシー保護を要請している。
最近、特に重要視されているのが透明性。accountabilityも。出資者、運営者も重要なステークホルダー。
難しいのでトラストに行く。社会的な信頼、信用。法律では信任。
公平性、差別禁止 フェアネス(定義が難しい)
今のAIも十分に大きな脅威 悪用、誤用 人間の一生に大きな影響を及ぼすことも。
GDPR 自動的な決定に服さなくてよい権利
独占禁止、国際協調 囲い込みに反対する 国家による独占の問題
人権 意外と最初の指針では書かれていなかった。
政策的な意味合いが強い
【開催校挨拶】 芝井 敬司 関西大学学長
1886年に法律学校、戦前の大学令による大学になったのが1922年。ボアソナードの薫陶を受けた弟子たちが作った学校。
文科省にもシンギュラリティの信奉者がいた。価値判断等を捨象したもの。
【基調講演】 河田 惠昭 関西大学社会安全学部 特別任命教授 社会安全研究センター センター長 「国難災害が起これば破綻する災害関��法」
令和元年台風19号豪雨災害 温暖化による風水害外力の強大化 原形復旧から改良復旧に改める必要 ハザードマップの活用、被災地の浸水リスクが大きい地域を居住禁止に
被害が発生したら対策 常に後手
堤防は切れやすいところが固定している 破堤氾濫したところは何度もしている
現場を知らない 台風の特徴がなかなか理解できない
自転車並みの速度 一カ所で降っている雨が長く続く 無茶苦茶降る
狩野川台風を強調しすぎた
北寄りの雨域の大きさを過少評価→東北地方の豪雨を見過ごす
台風が温帯低気圧になるときに前線の発生があることを見過ごした
豪雨時の自動車利用が危険であるという認識が薄い。とくに堤防上の道路。カーナビ依存で判断を誤る
千曲川の堤防決壊範囲は従来よりも狭かった。砂防関係者はきちんと努力していた。
JRは国鉄時代と違い、保険に入っている。
高齢者、避難行動要支援者が多く亡くなっている。
デイケアサービスの車が要支援者を避難所に連れて行けないのか
防災体制の硬直化
浸水範囲に比べて浸水深への関心が薄い
川が溢れない限り、浸水被害は発生しないという思い込み
経験と体験による思い込み
人的被害は格段に少なくなっている。本来であれば、数百人がなくなってもおかしくない。
東京が水没したら、経験がないので水を抜けない。大阪は室戸台風で浸水している。3日で排水できる。
東京は下水の処理量が少ない。排水管の直径が細い。 千代田区や中央区が2週間、水が抜けないということが起こりうる。
起きたことがないことが起こらないという保障はない。
オリンピック、パラリンピック期間中に超大型台風、大水害が来たらどうするのか。
首都直下地震や南海トラフ地震に対応するには自衛隊も警察も人員が足りない。病院も対応できない。 停電したらどうなる?
暗黙知が組織の知恵として蓄積されていない
指揮命令系統が整備されていない ICSがない。
停電自体が新しい災害を引き起こす。
連続滝状災害 複合災害
災害対策関係法令
国の支援を基礎とした対策になっている
1945~59年 戦争中の治山治水事業の長期にわたる中断のツケ 毎年、数千人規模の犠牲者 1960~94年 錯覚により防災努力を忘れる 1995~ 巨大災害時代
中小災害のレベルなら現行法令でもイケ��。今後起こりうる巨大災害では無理。
内閣府防災と消防庁の二元体制
非常対策本部と緊急対策本部のどちらを設置するかは政府の判断に委ねられている 科学的判断無し
阪神大震災の時は、何が起こっているのか分からなかった。東日本大震災の時は情報が一元化された。
罹災証明書発行の義務付け 第90条の2
千葉県内の自治体は罹災証明書の発行に四苦八苦している スキルがない
災害対策法は被災しなければ対策をできない法律
財政基盤がしっかりした自治体では、有効な災害対策が施行されていない 都道府県の指導不足
新たな被害の発生における責任所在の不明確さ
減災戦略のない社会インフラの耐震補強工事の目標
国が潰れたら原形復旧はできない。
米国は水害保険が強制保険になっている
みなし仮設 中越地震から。
災害救助法 命を失わない、最低限度のもの 原型は江戸時代 法律はキャスリーン台風から。
災害救助法と被災者生活再建支援法はリンクしている 少しずつ、ずれてきている。
被災者生活再建支援制度は診断・補強から生活保障にすり替わっている
脱線したらどうするかと問われても脱線しないと答えるJR
第1分科会 「AI・ロボットの進化に伴う法と倫理の交錯」 主査:新保史生(慶應義塾大学総合政策学部) <登壇者> 新保史生 (慶應義塾大学総合政策学部教授)
中川裕志 (理化学研究所 革新知能総合研究センター 社会における人工知能研究グループディレクター)
最近のAI倫理指針で重視されている項目 パーソナルAIエージェントの概念
『裏側から視るAI』
パーソナルAIエージェント ゆりかごから墓場まで面倒を見る
トラストできるか 本人、相手から 増えていくデータ 利活用できる条件 使いながらルールを決めていく 死後も有効(情報的な死 認知症等) 生存している他者の個人情報を含む情報的遺産
久木田水生 (名古屋大学大学院情報学研究科准教授)
自律型兵器の倫理的問題 自動化された意思決定と差別
「人工知能の倫理的課題:軍事利用、自動的意思決定による差別の事例から」
「知的」という言葉の意味が曖昧
Jerry Kaplan 「絶え間ない自動化の進展」
今まで自動化されていなかったことが自動化されることによって、従来の「価値」が毀損される恐れが生じるという問題
『世界』10月号「ロボット兵器の倫理的問題:殺人の自動化というテクノロジー」 人間の関与を減らす 抵抗を下げる 常時監視や暗殺の動機づけ 付随的損害の増加
「数学的破壊兵器」キャシー・オニール 『あなたを支配し、社会を破壊する���AI・ビッグデータの罠』 大規模に使用され、間違っていて、不公正
アルゴリズムには作成者の偏見や先入観や意見が、データには社会の持つそれらが反映される
人工知能は、他者を機械かどうなデータと、そこから推論される属性の束とみなし、リスク分析の対象として扱う態度を助長する
「倫理」だけでなく、しっかりした規制が必要
河島茂生 (青山学院女子短期大学現代教養学科准教授、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員)
社会調査(2019.2実施)の結果報告 ※プレゼンテーションスライド https://www.slideshare.net/ssuser4058b8/20191102?ref=https://www.slideshare.net/ssuser4058b8/slideshelf
AIの利用経験や愛着度、スコア社会、トロッコ問題等
「AIに関わる社会調査報告(概要)」
『AI時代の自律性』
人型ロボット、ペット型ロボットの利用希望は少ない
3割の人が愛着を持つのは多いか少ないか
AIによる人物評価への信頼度は半々
自分のスコアを見てもいいと思うのは親子夫婦で5割、国、警察では2割5分ほど
掲載手順やスコアが公表されない場合、よくても悪くても嫌
現行の履歴書や面接で扱う項目で十分であると考えられている
松尾剛行 (桃尾・松尾・難波法律事務所 弁護士)
対話型AIの法律問題概要
「対話型AIに関する法律問題-AIの人格の文脈において-」
AI���ャットボットの名誉毀損 「加害者形態」が想起されることが多い AIチャットボットは「被害者」になるか
芸名に言及した名誉毀損を認める 大原麗子事件
筆名に言及して行う名誉毀損 その名義での社会的活動をしている以上、社会的活動に紐づいて社会的評価は存在する
「匿名アカウント」それが誰のことが分かるのであれば該当
「完全な匿名」の場合 最近は芸名やペンネームと同視する論調の裁判例が出現
平成28年10月18日 東京地判 東京地判平成18年10月6日
「デマを広げるような劣悪なAIを運営した」ということは批判の対象となり、運営者の名誉にかかわる →運営者の名誉を棄損しているという余地がある
自然人である「中の人」に帰属させる議論以外の議論の余地はないのか
「インターネット上の人格が傷ついた」 →「AIは人格を傷つけられない」
呉羽真 (大阪大学先導的学際研究機構附属共生知能システム研究センター特任助教)
自律型対話ロボットと遠隔操作型対話ロボット コミュニケーションにまつわるロボットの倫理的・社会的問題 発信主義から到達主義へ
「コミュニケーションにまつわるロボットの倫理的・社会的問題」
��学としての倫理学
コミュニケーションと社会生活の変容
テレプレゼンス技術が生み出し得る問題 不適切な使用 対面コミュニケーションの減少と人間関係の貧困化
テレプレゼンスロボットは人間関係を貧困にするか? 対面コミュニケーションの価値とは何か?
「ソーシャルロボット」…人間と相互作用し、社会的反応を喚起しうる自律型ロボット 過度な依存による人間関係の希薄化・社会生活の貧困化 欺瞞 騙されているのか? 明示的に尋ねられた場合、ロボットは感情を持たない、と答える 無意識にロボットを、感情を持った存在者として扱う 現実/虚構の境界が不鮮明 忌避されるのは、人間の代用としてのロボットの位置付け 単なる道具でも人間の代用でもないロボットの社会的位置付け
し 去年から今年にかけて壁にぶち当たっている感じ 話がかみ合わない問題が持ち上がっている。 「自律」の語が分野によって概念が全然違う。法学系ではプラスの語感。光学的には暴走を想起させる。
倫理学・哲学的・法学的視点から見たAI・ロボットとは(定義、可能性、問題意識)
自律とは何か
な AIは外界とのインタラクションをしながら変容する。自由意思を持っているとは考えにくい。人間に本当に「自律性」があるのか。
か 生物学的な自立性と自律的な思考、近代的な個人の自律性 人間か介入せずに自動的に動くことが多ければ多いほど、自律性が高いとされている 技術が技術を制御する 生物学的な自律性は、まだない 人間は社会という自律的なシステムに組み込まれた他律的な一部 どのレベルでの議論か
くき 工学的自律性を高めることが、社会的な自律性を高めるのか 新しいルールを作る ルールを疑う 自分が何を意図する人間でありたいか
ま この法律関係ではこの程度の自律性が要求されるというような議論
し 社会の中で自立型ロボットはどういう位置付けに?
くれ 愛着の3割の取扱い ぬいぐるみや人形と比べたらどうなのか
会場 AIの人格権が認められた場合、その請求はどのように行われるのか。中の人の影法師に過ぎないのでは。
ま 代理人として主張するのか、所有権侵害のような話が必要になるのか、議論が分かれる。「中の人」に帰着させるという議論はある。設計者、運営者、場を提供した人など、様々な主体が出てきた場合はどうなるか。
し 具体的な問題として取り上げることが必要
第4分科会「個人情報保護法制『2000個問題』を考える2019~自治体法務・災害対策・政策動向~」 主査:岡本正(銀座パートナーズ法律事務所 弁護士・博士(法学))
<登壇者>
鈴木正朝(新潟大学教授/理化学研究所) 2000個問題と個人情報保護法の令和2年改正に向けて
提案当初は1800個問題と言っていた。3・11を経て医療、防災、共助の問題としてクローズアップ。 論点化の契機となった。 「地方自治の本旨」��錦の御旗として振られている。法改正でクリアできるのではないか。 ベースにあるのは個人情報保護法自体が大きく変わっていくということ。放置すると更に構造的に乖離が進む。 10年間、ほとんど同じ表
第5条の改正が必須 「地方公共団体の区域の特性」の立法事実は何なのか
GDPRは主権国家を超えてEU内で用語とルールの統一を図っている
権限2000個問題と制度2000個問題
データのフリーフローをどうやって担保するか
総務省行政管理局は所管しているけど、処分はできない。公的部門は誰も監督していない。
2000の役所が欧州への窓口になれるのか?
現状制度との整合 散在情報と処理情報の違い
特定個人の識別情報にいつまで依拠していくのか
湯淺墾道(情報セキュリティ大学院大学教授) 地方自治制度改正と個人情報保護
研究当初は広域組合や一部事務組合は条例を持っていなかった。
「地方自治制度改正と個人情報保護」
行政区長をめぐる問題 小規模自治体に置かれていることが多い 町内会、自治会に委ねている 行政区加入促進条例、義務付け条例の例がある
転入届を行政区長経由でないと受理しないという自治体が20年前くらいにはあった。
民生委員 非常勤地方公務員に該当 民間ではないから個人情報保護法非適用 条例で実施機関と位置付けられていないところが多い 機微情報を取り扱うことが多い 適用すべき法令がない
行政区または行政区長が個人情報保護条例上の実施機関に該当するのか
地方公務員法改正 特別職にできなくなる→個人情報の取り扱い事業者になるのか?
犯罪人名簿をめぐる問題 即位に伴う恩赦の問題 選挙権、被選挙権の欠格事由 資格制限 犯歴管理
要配慮個人情報
地方公共団体の自治事務 やらなくてもいい 国は法整備は要らないとの立場
川崎市は公選法に関わるもののほか、本来なら作成できないはず。
犯罪人名簿の個人情報は身分証明にも利用
「地域住民の利益」だけでは法令上の根拠とは言い難い
民生委員、行政区長については地方自治の実体を踏まえた立法措置が必要
前科情報、犯歴情報は総務省と法務省が投げ合っている
板倉陽一郎(ひかり総合法律事務所 弁護士/理化学研究所) 十分性認定といわゆる3年ごと見直しの議論における2000個問題
実害がないと言い張る人がいるが、十分性認定は民間分野しかされていない。
自分の自治体の条例解釈が分からないと呼ばれた。
米国は週ごとの違いが大きいので、GAFAが音を上げた
対応していると競争力が落ちるので、まとめて欲しい。
韓国はいま、十分性認定の交渉中。個人情報保護委員会は執行権限が殆どなく、権限のある検察は独立性に疑問
十分性認定がされているのは個人情報保護法の範囲内。独立行政法人は困った。文科省も、総務省も頼りにならない。個人情報保護委員会に聞いても、所管外だと。
SCCは無効になるかもし���ない。
ヒアリングでは有識者のほとんどが問題を指摘。
病院が一番、問題が深刻。
基本の部分、まとまっているだけでもかなり楽なはず。
岡本正(銀座パートナーズ法律事務所 弁護士・博士(法学)) 行方不明者の氏名開示や要配慮者名簿の現状を考える 自治体からの提言
『図書館のための災害復興法学入門』
いわゆる3年毎見直し
条例の統一化、委員会の所管の拡大
災害時における氏名の問題、死者の氏名
特別法による対応という議論もあるが、機微情報の連携というのは難しいのではないか。
官民データ法19条で整合性要請
企業を含む多施設共同研究の問題
国際間のイコールフィッテング
正当な事由による連携 地域による格差
一括して個人情報保護委員会が所管を。
知事会提言 法令等によりその根拠を明確にしたうえで、全国統一的な公表基準を作成すること(国が)
基準を作っている自治体は殆ど、無い。
名前と年齢が出なくなった。
60代、70代だと、要支援の度合いが分かり難い
個人情報保護委員会が懇談会設置、地方の意見を聴く
お 災害現場は自分で判断したくない(できない?)。2000個だからできないわけではない。政令市ですら災害情報の扱いが分からない。
ゆ 自民党の憲法改正案には「何人も」個人情報を保護しなければならないとの文言がある。条例レベルでは扱えなくなる。
い 憲法を改正しなくても対応は可能。3年に1回、改正しているのは強い。十分性認定もあり、コミッショナー会議でも話題になっている。いい加減、公的機関を何とかしろよと思われているのは間違いない。
ゆ 日本の戦後の地方自治は、精神的権利については地方自治に委ねてきたが、経済的な利害に直結したものについては自治体の上乗せ、横出しを嫌がると行政法からの見方。経済的利益の問題になってきたので、横出し、上乗せを嫌がるようになった。
会場 目的外利用はもともと制限されているが、被害者の情報はもともと「被害者」として集めているのだから、情報を出すのは目的外利用ではないのではないか。緊急避難なのか、目的内なのか、自分は後者だと思う。統一されて、行政機関個人情報保護法と同じになれば、審査会で審査する必要はない。残すのであれば、別のものとして作るしかない。 自治体の条例が要配慮個人情報を取得できないのはおかしい。機微情報はもっと狭い。 中央政府にはないが、自治体にだけあって、出していけないものがあるのなら、それは別建てにすべき。
い 目的内外部提供は行政機関はできる。自治体はそれが分からない。
た 統一すれば、お前ら勉強しろで。
い 自治体は自分のところの条文が分かっていない。
す どちらかというと、法学の問題ではなく、行政学の問題。単にエクスキューズで言ってるだけ。国で引き取り、有識者会議でガイドラインを。法の支配が行き届いていない。基本は通達。ルールがあれば、マスが動ける��起草担当者が精緻に作るのが必要。
ゆ 国は審査会に第三者を入れることを要請はしていない。PIAは別。審査会と制度審議会を分けるべきというのが原則。
会場 報道機関の立場としては、自治体側に公表させるためにはどうやって攻めていけばいいのか。公表するかどうかというのは考え方の違いもあるが。
お 救援関係者の間で共有されていれば必要ないというのが行政の立場。現実にできていればだが。逆に、メディアの力を借りないとできない救援活動もあるのではないか。
す 新聞協会は15年法の時、萎縮の懸念を強く主張した。本来の名宛人は行政である。憲法との関係を整理する必要。報道は5W1Hをしっかり出すこと。民意ではなく憲法に問いかけるべき。裏取りは必須、実名報道は各社が訴訟リスクをとっても、報道すべきかどうかを判断して欲しい。
会場 災害という局面で、自分の住んでいる自治体で必ず被災するわけではない。「地方自治の本旨」で他の自治体の住民の権利はどうなるのか。
ゆ 指摘の点はもっと上のレイヤで、現行の災害法制全体の問題。
お 現行法では一応、現地主義なので、救援自体は行われる。名前を出すかどうかは自治体の都合。
す 名簿複数存在の問題は?
お 全ての団体の名簿が乱立して、何度も同じことを聞かれる。
す 突合もできないのか。
お そのとおり。
会場 管理者不在の名簿が乱立しているのが実態。
す 構造的に解消できない問題。自治体が機能しない事態にあっては中央政府マターである。
ゆ 現場の対応がバラバラなのが問題
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