#暗殺のオペラ
Explore tagged Tumblr posts
Text
(【特集】『ブレードランナー』伝説の名ゼリフ『雨の中の涙』を徹底解説【はじめてのブレードランナー2】 | THE RIVERから)
この記事には、映画『ブレードランナー』第一作のネタバレが含まれています。 雨の中の涙 「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」 (原文:I’ve seen things you people wouldn’t believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain. Time to die.)
通称「Tears in rain monologue」(雨の中の涙モノローグ)、または「Cビームスピーチ」として知られるこの台詞は、SF映画だけでなく映画史全体においても屈指の感動的なスクリプトとして知られています。 筆者の個人的見解では、『ブレードランナー』を後世に残る偉大な作品たらしめる要素の中でも、この台詞を含めたロイの最後の場面は最も重要だったといって過言ではありません。 冷酷な殺人マシーンのようだったロイが、短い人生の最後に愛おしむように鳩を抱きしめ、動かなくなっていく体を雨の中震わせながら絞り出す稀代の詩人のようなセンテンス。全ての観客を予期しなかった感動の渦に巻き込んだこの名台詞は、一般的にロイ・バティーを演じたルトガー・ハウアーのアドリブであったとして知られています。しかし私見ながら、これは正確な情報とは言えないと考えます。
オリジナル脚本にアドリブを加えて生まれた名台詞 ハンプトン・ファンチャーが製作上の意見の相違から降りた後、二人目の脚本家として招集されたディヴィッド・ピープルズ。彼がこのシーンの為に書き下ろしたオリジナル脚本では、該当の台詞はこうなっていました。 「私は冒険を知っている。お前達人間が決して目にすることはない場所を見てきた。オフワールドへ行って戻ってきたんだ…フロンティアだぞ!プルーティション・キャンプへの信号機の背甲板に立って、汗で沁みる目で、オリオン座の近くの星間戦争を見たんだ。髪に風を感じていた。テストボートに乗って黒い銀河から去りながら、攻撃艦隊がマッチのように燃えて消えていくのを見た。そう、見た、感じたんだ!」 (原文:I have known adventures, seen places you people will never see, I’ve been Offworld and back…frontiers! I’ve stood on the back deck of a blinker bound for the Plutition Camps with sweat in my eyes watching the stars fight on the shoulder of Orion. I’ve felt wind in my hair, riding test boats off the black galaxies and seen an attack fleet burn like a match and disappear. I’ve seen it…felt it!) 1ページの半分ほどもあったこの長台詞を読んだルトガー・ハウアーが、死を前にしたレプリカントの言葉としては長すぎると、台詞がもたらすイメージをそのままに要約し、そして”All those moments will be lost in time, like tears in rain. Time to die.”という言葉を付け加えて完成したのが、「雨の中の涙」モノローグです。 お気づきの方も多いと思いますが、ピープルズのオリジナル脚本には「タンホイザーゲート」、そして「Cビーム」という単語は登場しません。その代わりに、「オフワールド」や「プルーティションキャンプ」といった造語が登場しています。 ポール・M・サモン著『メイキング・オブ・ブレードランナー』(ソニーマガジンズ、1997)によると、ルトガー・ハウアー本人がインタビューで、 「私のことやあのセリフのことはよく取り上げられるが、肝心の脚本家が無視されているのはよくない。バティの独白を書いたディヴィット・ピープルズの仕事は本当に素晴らしい。私は彼が掘り下げたあのイメージがとても好きだった」とピープルズを賞賛しています。 「銀河っぽくカッコいい造語の固有名詞」を使うこと、信号灯のようなものが暗黒の宇宙で輝いていること、オリオン座の近くで宇宙船が燃えていること、これらのイメージを作り上げたピープルズを抜きに、この台詞は誕生しなかったというわけです。 このロイ・バティーの最後の言葉は、映画中盤のチュウの眼球工房でロイが口にするアメリカの詩人ウィリアム・ブレイクの詩のアレンジ「燃える様に天使は落ちた。轟くような雷鳴が岸をころがり、怪獣の火と共に消えた」や、「チュウ、お前が造った目で私が見たものを、お前にも見せてやりたかった」という台詞と対になっています(これらの台詞もピープルズによるものです)。 チュウを殺すこの場面では、戦闘用レプリカントであるロイはさぞかし凄惨な情景ばかり見せつけられて、自らの造物主に恨みを抱いているんだろうなという印象を受けるのですが、『雨の中の涙』モノローグによって、醜いものばかりでなく美しいものもたくさん見たからこそ、彼はもっと生きていたかったのかもしれないと受け取ることができるわけです。 というわけで個人的に『雨の中の涙』モノローグは、ピープルズが造った土台に、ルトガーが素晴らしいアドリブを加えた二人の共作であるとするのが一番しっくり来ます。 ちなみに「タンホイザー・ゲート」や「Cビーム」とは何か?という質問をよく受けるのですが、前述し��ように造語ですので正式な意味はありません。 それでも無理やり適当に解説すると「タンホイザー」とはそもそもリヒャルト・ワーグナーのオペラ『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』に登場する主人公の名前です。ゲートってからには、ワープの発着点のようなものが想像できます。ドイツ系のタンホイザーという人が開発したんでしょう、きっと。 「Cビーム」の方は何でしょう、宇宙戦艦がマッチのように燃えていることから『ブレードランナー』世界における兵器ではないかと推測できます。「Charged particle-beam 」(荷電粒子ビーム)という言葉はあるので、これの略ってことでいかがでしょうか。(あくまでも個人的推察です。)
- - - - - - - - - - - - - - - -
この文を書いたライターさん、上手。 「> 『雨の中の涙』モノローグによって、醜いものばかりでなく美しいものもたくさん見たからこそ、彼はもっと生きていたかったのかもしれないと受け取ることができるわけです」
31 notes
·
View notes
Text
2023年の映画鑑賞
昨年に比べて本数は約半分に減った。最大の理由は見たい作品が無くなかったから(特に劇場公開作品)。映画館には7回しか行ってない。映画を見る習慣とトレードオフで読書の時間が増えているので、それはそれでOKではあるのだが、ちょっと寂しい。今年は死ぬまでに観ておきたい作品を少しずつ(金に物言わせて)観て行こうと思う。
踊る大紐育
香川1区
上海特急
ナイル殺人事件
鏡
モリコーネ 映画が恋した音楽家
もう終わりにしよう
ランボー ラスト・ブラッド
ホット・ロック
イニシェリン島の精霊
東京2020オリンピック SIDE:A
東京2020オリンピック SIDE:B
舞台恐怖症
西部戦線異常なし
アルゼンチン1985〜歴史を変えた裁判
ナイル殺人事件(1978年)
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
トップガン マーヴェリック
Winny
地中海殺人事件
デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム
クレイジー・リッチ
暗殺のオペラ
アビー・ロード・スタジオの伝説
テトリス
TAR/ター
クリスタル殺人事件
暗くなるまで待って
1900年
ワム!
テロ、ライブ
シン・仮面ライダー
迷子の警察音楽隊
ねじの回転
沈黙の艦隊
コリーニ事件
ガール・オン・ザ・トレイン
サムライ
私は確信する
レンブラントは誰の手に
はりぼて
ザ・メニュー
スライ:スタローンの物語
0 notes
Text
オペラ「ルサルカ」はチェコの作曲家アントニン・ドヴォルザークが1900年に作曲した全3幕のオペラで、水の精ルサルカが王子に恋する物語です 第1幕のアリア『月に寄せる歌』(Měsíčku na nebi hlubokém)が特に有名で、オペラとは別に単独で演奏・録音されることが多いです。
このアリアは、月に向かって恋心を歌う美しいメロディーが印象的です。オペラ「ルサルカ」は、アンデルセン「人魚姫」のストーリーによく似た切ない恋の物語となっています .
第1幕:水の精ルサルカが王子に恋をする
水の精ルサルカは、月明かりの下で王子に恋をした。彼は美しく勇敢な人間で、彼女は彼の姿に魅了された。
『月に寄せる歌』
月は高く空に深く その光は遠くまで輝き 広い世界をめぐり 人々の家を見つめる
月よしばらくそこにいて 教えて私の愛しい人はどこ? 彼に伝えて銀の月よ 私の思いは
彼を抱きしめている ほんの束の間でも 彼が私の夢を見てくれたら
遠くから彼を照らして そして彼に伝えて ここであなたを待っていると
もし彼が本当に私の夢を見ているのなら その思い出のまま彼が目覚めますように
月よ消えないで消えないで! 月よ消えないで!
彼女は水の中から彼を見つめ、彼の声に耳を傾けた。彼女は自分の世界を捨てて、彼と一緒になりたいと願った。
そんな彼女の想いを知った魔法使いイェジババは、人間になることができると言った。
しかし、その代償は高かった。ルサルカは人間になると、声を失い、王子が他の女性と結ばれたら死ぬという呪いを受けることになった。
ルサルカはそれでも王子と一緒になりたいと思い、魔法使いの言葉に従った。
彼女は人間の姿に変わり、王子の城へと向かった。
王子は森で倒れているルサルカを見つけ、彼女を助けた。
彼は彼女の美しさに惹かれ、声が出なくても気にしなかった。彼は彼女を妃にすることを決めた。
第2幕:王子が別の女性に心を移す
しかし、王子はすでに外国の王女と婚約していた。王女は王子の城へとやってきて、王子に求婚した。
王子は迷ったが、王女の気品と話術に感心し、ルサルカよりも王女の方がふさわしいと思った。
彼はルサルカを捨てて、王女と結婚することを選んだ。彼女は池の中に連れ込まれます。
第3幕:悲劇的な結末
ルサルカは悲しみに暮れた。彼女は自分が愛した人間に裏切られたことを悟った。
彼女は水の中へと戻り、魔法使いに助けを求めた。魔法使いは彼女にナイフを渡し、王子を殺せば呪いが解けると言った。
しかし、ルサルカはそれができなかった。彼女は王子を愛していたからだ。
王子は結婚式の日に不安を感じた。彼はルサルカのことが忘れられなかった。
彼は森へと走り出し、池のほとりでルサルカを呼んだ。
すると、ルサルカが現れた。
彼女は王子に抱きつき、口づけした。
その口づけが呪いの力だった。王子は死んでしまった。
ルサルカもまた死んだ。
二人は永遠に別れることなく、暗い水底へと沈んでいった。
この物語では、愛する人を失った悲しみや切なさが描かれており、聴衆の心を打つこと間違いありません。
オペラ「ルサルカ」は、水の精と人間の間に起こる悲恋を描いています。月や水や森など自然の美しさや神秘さが音楽や歌詞に表現されており、聴衆の感情を揺さぶります。
特に第1幕のアリア『月に寄せる歌』では、ルサルカが月に向かって恋心を歌う美しいメロディーが印象的です。
このオペラは、愛する人を失った悲しみや切なさを感じさせる作品です。
0 notes
Photo

暗殺のオペラ Strategia del Ragno
Directed by Bernardo Bertolucci 1970 Italy
3 notes
·
View notes
Text
映画『暗殺のオペラ』と『ギャング・オブ・ニューヨーク』
またぞろブログをサボっています。
ひとつにはバイオリズムが低調というか、心身ともに疲れているからですが、それ以上にコロナウイルス騒ぎのせいです。
この時期に何か書くとすれば、コロナウイルスについて触れないわけにはいきません。しかし、私はコロナウイルスについて語るべき言葉を持ちません。
もちろん思うことはいろいろあります。ただ、私は医学的知識がないのですから、自信を持って何かをいうことはできません。そもそも今回のことは、善悪正邪に関わる倫理的道徳的問題でもイデオロギー的問題でもなく、コロナウイルスの蔓延をいかに阻止するかという有効性の問題なのですから、私のような門外漢が何かを言ってはいけないような気がしますし、何を言っても嘘になってしまうような気がします(私がここに何を書こうと、大勢に影響はないというのは重々わかっていますが、それはまた別の問題です)。
というわけでほとんど何もせずダラダラ生きています。
これではいかんと思って……というわけでもありませんが、Wowowオンデマンドでベルナルド・ベルトルッチ監督の『暗殺のオペラ』(1970)とマーティン・スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)を見ました。
正直どちらもあまり期待していませんでした。ベルトルッチもスコセッシも巨匠と言っていい監督でしょうが、個人的にはベルトルッチの『ラスト・タンゴ・イン・パリ』も『ラスト・エンペラー』も、スコセッシの『タクシー・ドライバー』も『グッド・フェローズ』も、それほど好きではありません(ただ、日本ではそれほど有名ではありませんが、スコセッシの『キリスト最後の誘惑』だけは名作中の名作です)。
でも、『暗殺のオペラ』も『ギャング・オブ・ニューヨーク』も、素晴らしい映画でした。
『暗殺のオペラ』は、ある青年が田舎の町を訪れるところから始まります。青年は彼を呼んだ女性(アリダ・ヴァリ、『第三の男』のヒロインというべきなのかもしれませんが、個人的にはやはり『かくも長き不在』のヒロインです)に言われて、父親を暗殺した犯人を探すことになります。1930年���、ムッソリーニ率いるファシスト党が台頭してきた時代、数少ない反ファシストだった青年の父親は、町のオペラハウスで暗殺されたのです。
原案はボルヘスの短編だそうで、物語の筋立てもなかなか見事ですが、町の美しい情景と不穏な……というか不条理な雰囲気のコントラストが魅力的で、青年が夜にトイレに行くと外からかんぬきがかけられ閉じ込められてしまったり、翌朝いきなりやってきた見知らぬ男に殴られたりするところは、ゾクゾクします。
父親をめぐる回想シーンで、青年を演じている役者がそのまま父親を演じるというのも、その不思議な雰囲気をさらに盛り上げています。
改めて考えると、それほど住人が多いとも思えない田舎町に立派なオペラハウスがあること自体おかしいのですが、それもまた不思議な雰囲気を作り上げる要素とも言えそうです。
ラストもその不思議さを引きずっている(?)のかなーーでも、正直私はよくわかりませんでした。
青年は父親の暗殺の真相を知り、それを誰にも告げぬまま町を出ようとします。彼は駅で列車を待っていますが、列車は35分(だったと思います)遅れているというアナウンスが流れます。
プラットフォームにいる青年の前を、かつて父親の同志であった3人の男たち(だと思います)がトロッコで通り過ぎます。そのあとカメラが移動しながら線路を写します。線路には雑草が生えています。青年がその雑草に顔を近づけてみるところでエンドマークが出ます。
このラストは一体何を意味しているのでしょう。
雑草が生えているということは、列車が通っていないということを意味するのでしょうか。だとすれば、青年は町から出られないということになり、それはそれで面白い結末だと思いますが、列車が通っていないというのであれば、青年は一体どうやってこの町に来たのでしょう。うっかりすると物語の設定さえ危うくなってしまいそうな気がします。
とはいえ、こういうわけのわからなさは決して嫌いではありません。とてもいい映画だと思いました。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』は1870年代、南北戦争時代のニューヨークのギャング団(と言っていいのかなあ)の抗争を描いた物語です。
主人公のアムステルダム(レオナルド・デカプリオ)はアイルランドからアメリカに渡ってきた移民の息子です。神父だった彼の父親ヴァロンは、アイルランド移民のグループのリーダーで、ネイティブ・アメリカン(!?)を名乗る英国系アメリカ人との抗争で、敵方のリーダーであるビル・ブッチャー(ダニエル・デイ=ルイス)に殺され、少年院で育ちます(なぜ少年院なんでしょう。アムステルダム自身は何も悪いことはしていないはずですが……しかし、まあそれは問わないでおきましょう)。
16年後、少年院を出たアムステルダムは、育った街に戻ってきます。成り行きから下っ端としてビル・ブッチャーの部下になった彼は、めき���きと頭角を現し、ブッチャーに気に入られます。
アムステルダムは父親の仇を討つつもりなのでしょうが、ブッチャーが刺客に襲われ撃たれたとき、とっさに彼をかばい助けてしまったこともあって、二人の間には擬似的な父子関係が生まれます。
その後、アムステルダムはブッチャーの愛人であった女スリ(キャメロン・ディアス)とベッドを共にします。するとそこへブッチャーがやってきます。ブッチャーは怒るかと思いきや、今まで戦った相手の中で本物の男と言えるのはヴァロン神父だけだと言い、「俺は息子を持たなかった」と言います。言わずもがなのことですが、ブッチャーはアムステルダムを息子と思っているということです。
名場面ですね。しびれました。
いかにもな物語、ありがちな物語のような気もしますが、ではどこでそんな物語を読んだかと言われると、全く読んだことがありません。強いて言うなら、ジャン=ポール・サルトルの『汚れた手』くらいでしょうか。
そもそも、ギャングやマフィアの抗争を描いた映画は星の数ほどありますが、19世紀のギャングの抗争を描いた作品というとほとんどないーー少なくとも私は他に知りません。
アムステルダムはブッチャーを殺すべきかどうか煩悶するだろうと思っていたら、さにあらずーーあっという間にそれから数年がたち、アムステルダムはあっさりブッチャー暗殺を試み、あっさり失敗します。
うーん、この展開は予想できませんでした。
しかし、ブッチャーはアムステルダムを殺さず、顔に焼印をつけて放逐します(その後の場面ではデカプリオの顔に焼印が付いているべきですが、なぜかありません。天下の二枚目デカプリオにそんな顔をさせることはできないということなのでしょうか。それとも単に忘れただけ?)。
アムステルダムはアイルランド系移民たちを結集させ大きなグループを作り、ブッチャーのグループに対抗します。すわ抗争かと思いきや、両陣営はそれぞれ候補者を立ててニューヨーク市の保安官の選挙で戦うことになります。
え? 選挙? 意外な展開です。
で、アムステルダムの立てた候補者が勝つのですが、ブッチャーはその候補者を殺して……ええっとそれから、やっぱり両陣営は決闘でカタをつけることになります。
結局、抗争じゃん。
そこから訳が分からなくなります。いや、分からないではありませんーーただ、両陣営の決闘の話とニューヨーク徴兵暴動の話が一緒くたになっているため、物語として非常に不透明な感じがしてしまうのです。
スコセッシとしては、アムステルダムとブッチャー個人の問題と、アイルランド系移民と英国系アメリカ人の対立と、ニューヨーク徴兵暴動という歴史上の事件を同時に描くことで、「歴史の中の人間」を描きたかったのでしょう。
それはわかりますーーわかるけれども、映画としては失敗で、焦点がぼけてしまったと思います。
とはいえ、おかしな言い方かもしれませんが、そういう失敗は決して嫌いではありません。
ダニエル・デイ=ルイスの「怪演」もあって、やはり素晴らしい映画だと思いました(ラブコメディーを得意とするーーというか、ラブコメディーしかできないと思っていたーーキャメロン・ディアスにあんな役ができるというのも発見でした)。
どちらもとてもいい映画です。是非ご覧ください。
**********
『メフィスト』毎月1回1年間ロングラン
次回3月27日(金曜)の公演は昨今の事情に鑑みて中止にすることにいたしました。
ご予約くださいましたお客さま、楽しみにしておられたお客さま、本当に申し訳ありません。我々も断腸の思いです。
事態が終息し、4月には公演を再開できるようになることを祈っております。
0 notes
Text
「アネット 」 総勢43名からの絶賛コメント到着!
(以下、コメント全文※五十音順※敬称略)
2時間20分のあいだ、ずっと愛。愛を失いそうになったとき、こんなことなら愛さなければよかったと思うか、どうか。
蒼井ブルー(文筆家・写真家)
ヘンリーとアンという主人公二人の名前も相まって、悲劇を描くオペラを彷彿させるクラシカルな雰囲気が漂う作品。いわゆるミュージカルの賑やかなイメージを覆すダーク・ファンタジーだ。人間のエゴや権威を欲するさま、そして何より笑いについて深く考えさせられた。
青野賢一(ライター、選曲家、DJ)
正真正銘のミュージカル映画だ。 ダンスや台詞の間に、これ見よがしに歌を散りばめたような代物じゃない。歌で始まり歌に終わる全てが作り物の世界の中で、生々しい歌によって紡がれる愛の物語。天才レオス・カラックスでなければ撮れなかったであろうこの怪作は、配信全盛時代において映画館で観る意味のある貴重な作品だ。
明石ガクト(ワンメディア株式会社 代表取締役CEO)
古典的且つ実験的、悲劇的しかし溢れ出るユーモアセンス、皮肉と愛と照れ隠し、私的且つ超大作、そして最新作にして集大成! 冒頭から最後の最後まで、息を止めて釘付けです。
有島コレスケ(arko lemming)
悲劇と絶望、そして罪と罰。西洋的「死生観」の表現は、オペラに詰まっている。壮大なオペラを通じて、カラックスはカルマを炙り出す。巨匠のたぎる愛のストライキか。映画の灯は永遠なり。 さて、「今から映画をはじめます」。
安藤桃子(映画監督)
闇夜に映る140分の夢を見た。
人生という不可解で優雅で美しい孤独な夢を。
タブーはない。映画の灯よ永遠に。
イマジネーションを失い続ける世界に映画の神童カラックスから贈られる極上のギフト。
レオス・カラックスがこの世界に居てくれることに心から感謝したい。
人生を芸術と捉えるカラックスがまた、私たちを目覚めさせる。
池松壮亮(俳優)
スクリーンの向こう側とこちら側を軽々と往来し、観る者を巻き込み、惹きこんでいく異次元すぎる展開に唸った。すごい映画を観てしまった。
石川直樹(写真家)
レオス・カラックスが自分のことを映画にした極私的映画だと思って終始見た。アダム・ドライバーを通じて描いた世間からの自分の見え方、見られ方。当人にしか描けない立場と視点を軸にした物語の自虐的な曝け出し方と心の底からの本音に失笑しながら感動した。
今泉力哉(映画監督)
アダム・ドライバーがモデルにしてる芸人はレニー・ブルースという実在した芸人。 笑いをとってなんぼという概念に縛られたコメディアンという仕事への葛藤が画面から血が滲むように伝わってきた。
ウーマンラッシュアワー 村本大輔
(コメディアン、漫才師)
映画と音楽の本性が、心の防波堤を突き破って魂を鷲掴む!!!!!!! “アネット体験”によって「人」は紛れもなく「人間」であったということを思い出すだろう!!!!!!!
宇川直宏(DOMMUNE)
ここ何十年、僕が映画を見ても感じられなかったことがここには詰まってます。不穏で怖いほどの映像美、読めない展開、ダークなシニカルな人生の???。結婚についての本を数冊出した僕には大変ビターで感慨深い作品でした。
岡村靖幸(音楽家)
舞台に立った時のあの孤独が鮮明に描かれていて、目が離せなかった。見せているのか。見られているのか。問いかけても、歌が言葉をかき消してしまう。そして次第に、観客であるはずの自分が、映画に見られているように思えてくる。
尾崎世界観 (クリープハイプ)
ショウビジネスの持つ狂気と愛と闇を、それら全部を使って表現したような作品。実験的であり、本質的でもあるエネルギーを感じました。
かもめんたる 岩崎う大(芸人)
次から次へと目の前に映し出される映像がとにかく美しく、そこにミュージカルの要素が加わり、あっという間に非日常の世界に引き込まれ、ずっと魅了されっぱなしでした。スタンダップコメディーのシーンは、実際にライブを体験しているかのような臨場感があり、とても楽しい時間を体験できました!最高!
かもめんたる 槙尾ユウスケ(芸人)
ヘンリーとアンと、そしてアネットの愛の行く末を観ました。ダークでファンタジーが故にものすごく感情が揺さぶられました。「どんなミュージカル映画なの?」と聞かれたら僕は『アネット』と答えます。これぞ唯一無二ですね。
ガリットチュウ熊谷茶(芸人)
カラックス。私が生涯一番影響を受けた作家。 『アネット』は、シニカルに表現の解体に挑み、自己を中傷しながらも、どこまでも映画でしかなくどこまでも極地、そしてどこまでも”カラックス”自身であることが最大の新天地である。影響受ける作家は多くいる。しかしこれは誰にもマネ出来ない。現在進行形だからである。
河合宏樹(映画監督)
現代にこそ撮られ、現代にこそ観られるべき映画!Just Now! 演者か?観客か?誰がエンターテインメントを葬送するのか? ミュージカルのスタイルで描く20世紀エンターテインメントへのレクイエム。ミュージカル映画はまだまだ進化の可能性を持っている事が確信できる。
岸野雄一(スタディスト)
スパークスの音楽が1999年のポーラXへと導き、私たちは質度の高い映像に引き込まされ、エンディングのアネットに打ちのめされてしまうのだ。一級品映画人、レオス・カラックス!
北村道子(スタイリスト)
『アネット』はスパークスのロックオペラから着想している。常にロック的であることから逸脱し続けるスパークス兄弟と’映画‘を革命し続けるレオス・カラックスは異母兄弟の様にも感じる。この兄弟達は手強く、深く、魅力的だ。
栗野宏文(ユナイテッドアローズ上級顧問)
「あまりの凄さに絶句。我々はここ何十年、こういう映画を待ち望んでいた。驚異的であることは、映画にとってやはり最高の価値なのだ」
黒沢清(映画監督)
ずっと胸ぐらを掴まれているようだ。映画には歌も踊りもあるのに掴んでくる相手は無言。緊張感がある場所を彷徨いながら、新しい自分の器が満たされました。
高良健吾(俳優)
60歳を迎えた“恐るべき子供”は、とんでもない“映像の犯罪”に手を染めた。 映画の定石だけでなく、自らのスタイルをも破壊、“ボーイ・ミーツ・ガール”の先にある愛と反逆を歌いあげるピカレスク・ロマン! カラックスは永遠の“ROCK”な悪童だ。
小島秀夫(ゲームクリエイター)
ニューウェイヴの雄スパークスが驚きの参加、レオス・カラックスが、魂の暗部をえぐり出し、心を震わせる。先端を走り続けるスパークスのロックを底力にして、特異で斬新なビジュアル宇宙が展開する。アネットの虚空を震わせる歌声によって、世界はダークサイドを裏返され、美しさを更新した。
サエキけんぞう(作詞家、アーティスト)
待ち焦がれたカラックスの新作、それもあのスパークスとのロックオペラ! 映画館の暗闇で思わず立ち上がりたくなるほどの興奮をぼくらは懸命に抑えねばなりません。今のぼくらは立ち上がることはおろか、呼吸をすることすら許されてはいないのです。
志磨遼平(ドレスコーズ)
どんな本音も心の闇も個人情報も包み隠せないパーソナルな歌声。男女の会話は歌にすることで、運命の相手かどうかわかります。
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
映画的興奮に満ち満ちた極上の140分間。 二人は歌いながら幾度となく死に観客を殺す��� 深い愛に巻き込まれた僕らはエンドロールが終わる瞬間まで、呼吸の自由を禁じられてしまうのだ。
しんのすけ(映画感想TikToker)
夢幻美と暗示に彩られた映像とアンティークなアートに溢れたロックによって描かれるのは、オペラとしての王道な“愛と死”…?と思いつつ観ていたら、ひょっとすると現実の自分も愛の暴発と死の恐怖に“操られて”いたのかも?という気持ちに。 生まれ出た世界に『アネット』がもたらしたものは悲しみだけではなくて、新しい何かへ向かっていく意志の芽生えでもあるのです。
鈴木大介(ギタリスト)
ドラクロアの絵の様な深い青が印象的な画面。その中の人物が音楽を奏でながら躍動する。レオス・カラックス監督は絵画と音楽を融合させてこの映画を見事なロックオペラにした。色は歌を歌い、踊り、恋をする。そして奇妙で孤独な終わりを迎える。その時の色を私はまだ決められないでいる。
鈴木博文(moonriders)
2時間20分はあなたの人生のほんの一瞬かもしれない。しかし、この稲妻のような閃光と音響のカーニバルは、失意、幸福、後悔、恍惚、愛と死と共に生きたひとりの男の孤独な数千日の夜から発している。映画館の闇の中でその音光の渦に飲まれよう。あなたの脳には生涯消すことのできないアネットの聖なる痕跡が残るだろう。
諏訪敦彦(映画監督)
長い長いミュージック・ビデオを観ているようで、脳が痺れた。
曽我部恵一(ミュージシャン)
《驚いた…》と言う言葉を使って良いのだろうか… この映画から何を感じたか…それを言葉にするのは《嘘》になってしまう。全てのシーンはこのためにあったのか…!レオス・カラックスはそれを見事に映像と音楽に叩きつけた! 《ミュージカル映画》と言う次元を超え、ぼくたちはスクリーンに釘付けだ!「え?これでおしまい…?!」思わずつぶやいてしまった。もっともっと観続けていたい映画だった…
竹中直人(俳優・映画監督)
ステージを眺める私達がいる。目線の先には演者が全身を使って声を操っている。美しい旋律。その完璧な美しさの源に、誰かが気付く。歪である、と。それも正しい、自然な事だと私達が言葉にせずとも肯定している時、いつしかその思いは会場中にふわりと充満して、もう元に戻らなくなってしまう。いつからか私達が望んだ事が演者の人生にまで入り込んでいく。最後まで見届けるしかない。
玉城ティナ(女優)
言葉にし難い…。ミュージカル映画?否、これはカラックス映��だ。虚構と現実が混じり、詩的で私的。孤独と血が滲み、切実。英語で歌おうと、御伽噺を紡ごうと、アダム・ドライバーという繊細な猛獣を得ようと、カラックスはどこまでもカラックス。映像言語で苦悩し断絶している。恐るべき子供は変化した。しかし恐るべき子供のままだ。
津田健次郎(声優・俳優)
愛する者を失う、喪失した男の物語をレオス・カラックスは描き続ける。それは彼自身の人生とも重なる。60歳を越えても、新しい映画作りにチャレンジするレオス・カラックスの姿勢に敬服し、励まされました。彼の映画で一番好きです。
豊田利晃(映画監督)
映画でのみ成し得る感動をまたしても発見させられた。カラックスという芸術家の態度が、いつも僕を焚き付ける。
中島歩(俳優)
人生は映画のようにはいかないとみんな言いますが、人生こそが映画なのだと思いました。映画は娯楽だとみんな言いますが、映画は作家性なのだと思いました。なんでも分かった気になるもんじゃないですね。目が覚めました。
永野(芸人)
レオス・カラックスが映画の全世紀を映し出す。無声映画があらゆる時代とあらゆる世界に向けて響かせる、映画のフィードバック音と言ったらいいか。その怒涛の洪水がこの闇の世界の地下水脈となり、われわれを新たな世界へと導くだろう。そんなカラックスの幻視の凶暴さに、胸を打たれるばかりである。
樋口泰人(爆音映画祭主宰)
はっきり言って、こんな映画は観たことがない。その上ミュージカルとなると、より一層過去にこんな映画は存在しないだろう。前々から話題になっていた、例の赤ちゃんの演出。インタビューなどで読んで知ってたけれど、ああなるとは!
観た後、好き嫌いは当たり前ながらあるでしょう。でもこれこそ、百聞は一見にしかず。この映画を観る観ないのために生まれた言い回しなのかもしれない。
藤倉大(作曲家)
こんな息を呑むミュージカル映画は初めてでした。 マリオン・コティヤールの美しさ、狂気あふれるアダム・ドライバー、ラストシーンのデュエット。 映像もとても綺麗で、映画館で思う存分堪能して欲しいです。
前田敦子(女優)
美しきオペラ歌手と傲慢なコメディアンの夫婦のロックオペラ。 父と娘のデュエットは胸に刺さる。
町山智浩(映画評論家)
「恐るべき子ども」と称賛を集めたデビューから、カラックスの作品には必ず、子どもの身ぶりをとらえる印象的なショットがあった。そしてついに今回、子どもをタイトルロールに迎え、「恐るべき子ども」が真に実現される。円環の完成に喝采!
町山広美(放送作家)
いつ夢から覚めるんだと思いながら夢の中を突き進んだ。 そういえば、これはカラックスの映画だった。 カラックスと音楽たちの中に紛れ込むと、雄弁で潔いのに、こんなにもはっきりと五感にモヤがかかる。 ロックだった。深呼吸!
松居大悟(映画監督)
理屈ではなく沈み込ませる圧倒的な凄み。芯を打たれた気持ち��さ。ぜんぶ冗談じゃない!映画ってこんな痺れるほどカッコいいんだって生き様を見せつけてくれた。こんな映画があるからやめられない。スクリーンに生存する愚直な怪物たちに称賛しかない。
真利子哲也(映画監督)
レオス・カラックス×スパークス!! 顔合わせに驚いたが、双方の「寓話性とロマン」が強力に引きつけ合い、観客から未経験の感情を引き出す凄さに脱帽。人間を越え、至高を目指す芸術と、人間の業を肯定する芸能(お笑い)の愛の結晶たる「アネット」の明日はどっちだ?!
湯山玲子(著述家・プロデューサー)
9 notes
·
View notes
Text
SDC映画の部屋「007/危機一発 ロシアより愛をこめて(1963)」
本作品は1972年にリバイバル、富山では実家から歩いて5分の「たから劇場」で上映された。当時の映画館は開始時間もあってなきがごとしで、フィルムの途中から見始めて、二本立てのもう一本もまるまる見た後で、最初に見始めたところで出て来るなんて当たり前の映画鑑賞法だった頃の話だ。最初は映画好きの父親とスパイアクションが好きな兄に連れられて観に行ったのだが、おそらくは洒落たセリフと仕草、スパイらしい小道具、そしてダニエラ・ビアンキの美しさに感じ入ったのだろう、日を改めてもう一度観に行ったことを昨日のように覚えている。 イギリス情報部の腕利きスパイ、007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)。彼に煮え湯を飲まされてきた秘密組織スペクターは、KGBの内部潜入者と謀ってボンドの排除を計画する。祖国のためと身を張って派遣されたKGBの女諜報員(ダニエラ・ビアンキ)のハニートラップでボンドと英国諜報部を窮地に追い込み、ボンドを暗殺しようとするのだが… 本作品は007シリーズの中でも最高傑作と評価する声が高い。イスタンブールのブルーモスクや地下水道、オリエント急行のシックな車内、ベネチアの水路の美しい景色(もはやこんな風景は存在しないだろう)、冷徹な悪役(ロバート・ショウのクールさ!)、荒唐無稽になりすぎない程度のストーリー等、名作たらしめている要素は多いが、個人的にはローザ・クレップを演じたロッテ・レーニャが一番印象的だ。ハイミスの小学校女教師を思わせるネズミ色のスーツや、毒針仕込みの黒靴で果敢にキックするアクションシーンは、「敵役」のイメージを塗り替えるインパクトを持っていた。今観直しても、彼女の迫力は際立っている(調べてみると、彼女は「三文オペラ」などの作曲者クルト・ワイルの妻で、彼の作品はもちろんのこと、サッチモとアルバムを作ったりするなど音楽家としてのキャリアの方が長いらしい)。 「ジェイソン・ボーン」シリーズに代表される近年のスパイアクションは、目まぐるしく攻守が入れ替わるファイトシーンや、虚々実々の駆け引きを盛り込んだ脚本など、年々深化を続けている。本家007にもそんな影響は及び、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドには、ショーン・コネリーには想像もできない身体能力が要求されているに違いない。
本作品をあらためて観てみると、スパイにしては油断しっぱなしのジェームズ・ボンドに微笑ましさすら覚えてしまうが、それでも新しい映画では絶対に見られないスターらしさがショーン・コネリーには備わっている。そしてそれが最大限に活かされているのが本作と言えよう。 本作品を2010年の午前十時の映画祭で観た時は、エンドクレジットで「THE END」のあとに「次回作は『ゴールド・フィンガー』」とお約束のフレーズが出て胸が熱くなった。50年以上続く人気シリーズ、主役がどんなに変わってもやはり次回作は楽しみ。
1 note
·
View note
Photo

2021.1.24sun_tokyo
3:38 今日もなかなか早く目が覚めてしまった。 1年前からあまり長く寝れなくなっていて困っているのだが、今日は 幸い5時くらいから6時半まで記憶がないからどうやら、追加で寝れたらしい。
ワーカホリックなところがあるので、ついつい休みの日も仕事をしてしまう。 今日は雪の予報だしどうしようかなと思ったところ、「平日と違うことをすると、普段の仕事にも良い」という記事を読んだので、今日はいつもと違うことをしようと決意。
まずは朝ごはん。
フレンチトースト。
にしたいところだけど、つけておく時間が待てないのでパンに卵をかけて焼いた。 これはこれでまあまあ美味しい。
そして、さらにいつもはしないことをしようと、映画を物色してみる。 でも、朝から映画をみるのもちょっとハードだなと思い、お気に入り登録にしてあとでみることにする。
ソファでだらだらする。 ・評価と贈与の経���学 ・オペラと歌舞伎 ・面白くて眠れなくなる社会学 をつまみ読みしながら時間を潰す。
「評価と贈与の経済学」2012年頃の対談なので、今読むと語られている内容の多くのことが、実際の社会にも浸透してて、最初読んだときはあまり面白く感じなかったんだけど、久々に読み返すと、前は気がつかなかった細かなアイデアが新鮮に感じて面白い。
その次は「オペラと歌舞伎」 "第二次世界大戦は、オペラと歌舞伎をもつ国民国家と持たざる国民国家の戦いであった。" とちょっと強引な解釈で始まるのだけど、この一文で印象的かつパッと全体構成がわかるのでうまいなーと思った。 ちょうど「評価と贈与の経済学」で"大作家は1行目から来る"という話があって、そのことを実感。 オペラも歌舞伎もほとんど見たことないので、このくらい明快な引きがないととても読めないと思う。 どこを読んでも冒頭の一文が基準となってくれるので、読みやすく感じる。
「面白くて眠れなくなる社会学」は今の所眠れなくなるほど面白いと感じなかった。そもそも社会学ってちょっと幅が広すぎて読んでてもモヤの中にいる気がしてしまう。
しばらく本をつまみ読みしたり、ボーとしたり、とにかく仕事をしないように午前中を過ごす。

お昼を食べてからもさらにボーと過ごすが、流石に飽きてきた。 今日は雪の予報で寒いし雨も降っているので出かけるのも億劫なので、ついに仕事を始める。
頑張りすぎない程度に一仕事したところで、日記の依頼がきた。 ちょうどいつもと違うことをすると決めてたので、引き受けて、軽く出だしの文章を書いた。 日記だから何書いてもいいかなと思いつつ、読み返すと日記ぽくないので、しばらく置いておくことにした。
夕飯を食べた後、物色した映画の中から1本選んで見ることにした。 「ビック・リトル��ァーム 理想の暮らしの作り方」「レディ・バード」「ジュゼップ」の3つ。 どれも良さそうなんだけど、「ジュゼップ」だけ検索しても全然情報が出て来ないのが気に入って見ることに。
内容は第二次世界大戦直前の憲兵と絵描きの友情の物語。 舞台が強制収容所なのでちょっと重めなんだけど、手描きのアニメーションが綺麗なので、あまり暗い気持ちにならず見れる。殺風景な荒野から徐々に色彩も増えていき、人々も明るくなって来て話も重要な展開が続き魅入られてくる。 でも、フランス映画らしく抑揚の少ない表現なので途中で眠くなってきて寝ることに。 続きは明日ちょっとづつ見ることにしよう (ちなみに、アニメーションも綺麗だし、最終的にいいお話なのでおすすめです。)
-プロフィール- 神明篤志 39 東京 アートディレクター・デザイナー http://hi-fn.com/
1 note
·
View note
Quote
当初の案では、ここにサルマン・ラシュディによる自作の朗読が加えられるはずだったらしいのだが、主催者である朝日新聞社・テレビ朝日側からの「公演の安全」に対する「配慮」によって、坂本の激怒にもかかわらず最終的にこの部分はカットされてしまったと聞く。 かわって、「共生」というテーマと矛盾するかのような主催者の「配慮」への「抵抗」でもあるかのように、その部分だけしばらく狂ったように文字が表示され、語りのランダム・サンプルが流れるシークエンスが挿入されているのだが、それがじつはラシュディの掌篇によるものらしい。 「朝日」のジャーナリズムとしての姿勢にかかわる問題や、坂本が「検閲に譲歩した」のか否かについては別に考えなければならないだろうが、その表現の効果と相まって、こうした「現実」との格闘は、結果的に《LIFE》の掲げる「共生」を、より「リアル」なものとしているように思われる)。
[pdf]20世紀末のオペラと孤独 坂本龍一・オペラ《LIFE》 椹木野衣 InterCommunication No.31 Winter 2000
- - - - - - - - - - - - - - - -
LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999 - Wikipedia
サルマン・ラシュディ - Wikipedia
悪魔の詩 - Wikipedia
1988年に発表された、イギリスの作家サルマン・ラシュディがムハンマドの生涯を題材に書いた小説
ムスリム社会では冒涜的であると受けとられ、激しい反発を招いた。この結果、一連の焚書騒動、イラン最高指導者ホメイニによるラシュディの死刑宣告に続き各国の翻訳者・出版関係者を標的とした暗殺事件が発生した。
1 note
·
View note
Text
映画「暗殺のオペラ」を再観。監督 ベルナルド・ベルトルッチ、出演ジュリオ・ブロージ、アリダ・ヴァリ - アトス他。1970年のイタリアのテレビ映画。
1960年代の北イタリアの田舎町、ファシズム時代に英雄と称された父の死(ムッソリーニ暗殺を計画するも密告により逆にオペラ劇場で暗殺された)の謎を探るべく訪れた、父と同じ名前を引き継いだ青年アトスが真相を突き止めるまでの姿を、美しいオペラのメロディーとイタリアの美しい田舎町を背景にして父アトスが活躍していた過去と交差させながら追っていく作品。
とにかくどこを切り取ってもベルトルッチ的な映像美、全編が芸術作品のよう。 ジョルジュキリコ絵画のだまし絵的な視覚効果、奇妙な村人の暗喩的なセリフ回し、 日差しや明かりの配置による照明効果など。見た目は難解だが、主人公の父親の死の真相に近づいていく経緯のスリル感もあり、単なるビジュアル的な自己満足ではなく、映画作品としての快楽が共存している点が、ベルトリッチの迸る才能を感じる。第一級品。 残りの人生、やっぱイイ映画を観ないとダメだな。 ★★★★☆
0 notes
Video
youtube
STRATEGIA DEL RAGNO (暗殺のオペラ:1969)
Bernardo Bertolucci
2 notes
·
View notes
Text
映画『殺し』
U-Nextでベルナルド・ベルトルッチ監督の処女作『殺し』(1962)を見ました。
本当はAmazon Primeでサム・ペキンパー監督の『バイオレント・サタデー』を見るつもりだったのですが、向こうのミスなのか何なのか、なぜか字幕が一切表示されないので、流れ流れて(?)そうなりました。
ベルトルッチは『ラスト・タンゴ・イン・パリ』(1972)と『ラスト・エンペラー』(1987)で有名な監督でしょうか。ただ、私はどちらもあまり好きではありませんでした。
他にということになると……『暗殺のオペラ』(1970)を見たかな。田舎の町のオペラハウスで暗殺された父親のことを調べに来た息子の物語で、非常に不条理なラストも含めて、私は結構好きでした。
本当は『暗殺の森』(1970)が見たいんですが、残念ながらこれはAmazon PrimeにもU-Nextにもありません。
で、この『殺し』ですが……
最初にローマのテベレ川の河原で一人の女が死んでいるところが映り、そこから次々と事件の証人となる人々の証言が続きます。
死んだ女は娼婦だったということがわかるだけで、どんな人間だったか、どのようにして殺されたかは全くわかりません。
物語が進むにつれて、証人たちは前夜、川の近くにある公園にいた、あるいはそこを通りかかった人間だということがわかります。
バラバラの証言から事件の全貌が明らかになっていくというある種の群像劇。しかも尋問をする警官の姿は一切映らない……これは名作かもしれないと期待が高まります。
でも……これはダメですね。
だって、森の中でアベック相手に置き引きをしている不良青年(彼はただ夜、公園の中を通っただけです)も、かつては泥棒だったが今は足を洗って女のヒモをしている男(彼もただ公園を通っただけです)も、昼間女の子をナンパして、その女の子のために翌日までに2000リラ用意しなければならなくなり、公園でたまたま声をかけてきた同性愛者らしい男のコートを盗んだ少年二人(彼らは公園で同性愛者らしい男に声をかけられ、河原に降りて行っただけです。翌日、二人を探して警察が来たと知り、一人は泳いでテベレ川を渡ろうとして溺れてしまいます。気の毒っちゃあ気の毒な話です)も、事件の真相に迫るようなことは何も知りません。
役にたつ証言をする人物は一人だけですーー彼は木靴をはいた男が公園にいた娼婦(これが被害者です)に声をかけるのを見ました。女は男をテベレ川の河原に連れて行きます。そこが彼女の仕事場というわけです。
酷い言い方かと思いますが、貧乏たらしい話ですね。どうせ立つなら街中の方が客もつきやすいでしょうし、河原でそんなことをしなくてもいいのにと思うのですが、女はもう若くはなく、ろくな客もつかないのでそうするしかないのかもしれません。そうだとすると気の毒な話です。
河原に着くと男は娼婦のバッグを奪おうとしま��。男も男で貧乏なんですかね。そして女があらがったために殺してしまいます。
証言を聞いた刑事は犯人逮捕に向かいます。木靴の男は川沿いのあずまやのようなところでダンスパーティーに参加しています。なぜ居場所がわかったのかわかりませんが、警察が男を逮捕してオシマイ。
なんじゃこれは。
犯罪を犯すしかないような貧しい環境に生きている人間たちを描こうとしたんですか。それにしても……と思います。
まあ、処女作ですから、あまり多くを期待しても仕方ないのかもしれません。うーん、やっぱり『暗殺の森』を見たいですね。どこかにないかな。
あとAmazonさん、『バイオレント・サタデー』の字幕をなんとかしてください。お願いします。
0 notes
Text
🎭てなもんや三文オペラみてきました
PARCO劇場にて6/11開幕の「てなもんや三文オペラ」をみてきました。つい最近「花ざかりの君たちへ」を見返した勢いで「脳男」「彼らが本気で編むときは(Twitter)」「ウロボロス」と続けて見て「Vamp! Bamboo! Burn!」を履修したタイミングでチケットのご縁に恵まれウキウキ行ってきた次第です。
6/12(日)マチネと6/14(火)ソワレの2公演、感想を本編の時系列で書いた後、後半はもうちょっと細かい感想やら何やらを徒然なるままにメモっていたら有休最終日が終わりました。(やたら長いわりにまた基本的にかわいい・笑った・面白いしか言ってない……)
遠い昔に文庫と簡易版の台本を読んで以来の三文オペラが戦後日本に舞台をうつしたアレンジということで久しぶりに読み返したりして、観る前も観た後も、もちろん観劇中もずっと良い時間を過ごせました…🕺
🎭本編感想🎩
*(一応注意)当たり前のようにすごいネタバレです
客席側も照明がついたままアパッチ族の三人(マサイアス・ジェイコブ・ウォルター?)とアコーディオン奏者が3輪トラックで登場してワ!てテンション上がりました。ワイワイ楽しそうだなあと思っていたら最初に聞こえた歌詞が「これから語る物語」……天才の導入?🤦♀️没入まっしぐらでした。
この時全員(たぶん)マックの結婚式のためにジャケットを着ていたのもあいまってか、マサイアスの動きが植木等というかクレージーキャッツというか、その辺りの方々の映像を彷彿とさせる感じで気がつ��たら1950年代に引き摺り込まれていました。大学の講義で東谷護著「進駐軍クラブから歌謡曲へ―戦後日本ポピュラー音楽の黎明期」を扱った際に見せていただいた資料映像を思い出す感じでした。
猫間川を渡って帰ってきたアパッチ族の船からみんな降りてくる場面、きれ〜〜にスローな動きが揃ってて気持ちよかった…!
からの、音楽が止んで普通の速さになる切り替えが当たり前なんですが全員揃っててめちゃめちゃ気持ちよかったです。中学の演劇部で自分がスローモーションしてる映像をこの前見返してアチャ〜〜な気持ちになったばかりだったので特に…🤣
最後の絞首刑シーンで自由落下するマックがめちゃめちゃ衝撃的だったので、2回目に見た時この冒頭のスローモーションが対比になってるのかなと思って怖かった…
Moritat von Mackie Messer(邦題がわからない…メッキーメッサーの殺人物語大道歌…?)のメロディでアパッチ族が自己紹介歌う時めちゃスカな曲調が可愛くてニコニコしました
2回目に見た時(6/14)隣の席のお姉さんが音楽に合わせて座ったままぴょこぴょこしてて可愛かった…☺️
「スカ」というジャンルを知らなくて見てる最中ずっと「東京スカパラ〜!」と思ってました。終わってから調べて学びました✍️ズンチャカかわいい
マックの頬に傷?原作でもあったっけ?まいっか☺️と思いながら見ていた1回目の自分へ:後で咽び泣くよ
そこで脱いでくれるメッキー・メッサー(大感謝祭)
📩1回目に見た時はここでマサイアスたちが客席の視線に言及したタイミングで初めて客席の電気が落ちてることに気づきました。いつの間に…(没頭)
マサイアスのあの中腰というか膝をグッと前に出して腰を落としてる立ち方、大変そう(小並感)
花婿衣装の白スーツ・ハット・ケーンのマックがかっこよすぎて冒頭のMoritat von Mackie Messerの「マックめっちゃ人を魅了する」みたいな歌詞が沁みた〜〜
岩波文庫の岩淵達治さんの訳本に実際のメロディに合わせて日本語で歌える訳詞が載ってて、観劇後に読み返したらてなもんやでは怖い面に加えて色男感が増えててめちゃ良〜〜て暴れました
最後、ハットのつばをサッと払ったマックの立ち姿、造形が良すぎてそのまま型をとって鋳造して上野の国立西洋博物館の庭にそっと飾っても多分誰も気づかない(ロダン)
ポールの入場の勢いよ
「幸せすぎてとろけそうや〜」的なことを言ってポールがしなしなになっちゃう場面、この時マサイアスたちがウェ〜イwて感じで笑ってるのに対し、マックが拒むでもなく黙って微笑んでるのが1回目に見た時も印象的だったんですが、2回目見た時にはあのエンディングを思い出して切なくなってしまった……;;戻らない時間……
この場面、劇場もみんなフフフ…☺️て感じだったのですが多分2回目以降の人は結構ヴッ…🥲てなったのでは…マモレナカッタ…
パンフレット(だっけ)でウエンツさんが書かれてる通りポールは(ルーシーとの一部やりとりを除いて)メタ展開や舞台演劇的な過剰表現などにも突っ込んだり反応したりせずきょとんとして、人格ごと全部完全に劇中の人間だったのもあってマックへの愛や想いがより純粋なものに感じられて思い返すと切なくなってしまう…😭
結婚式で液体本物を注いでてびっくり😳
この冒頭部分、「3回繰り返す」だったり「吉本」てパンフや記事に書かれててどんなだろ🤔て思ってたものが全部回収されました🤣面白かった…
ジェニーの娼館シーンでもタンゴ調の曲の中でジェニーがバン!と机を叩いたタイミングでマック以外の全員がピョッと飛び上がるの可愛かった…
Kanonen-Song、ブラウンとマックに手拍子を煽られて楽しかった〜〜☺️☺️歌謡曲?ブギウギ?アレンジが可愛かった…音源欲しい…
凄惨な歌詞に軽快なアレンジが皮肉で良かった…
👆について触れられた後のブラウンの「我々は生き残った」みたいな台詞の後、すっと表情が暗くなるマックに目が釘付けでした ハットの影かな?顔色も悪くなったように見えました
からの賄賂友情の証と情報漏洩忖度🤣
ブラウンがマックの花嫁姿を見たかったの?🤣
前述訳本の訳注(14)、マックの「姉御」という呼びかけがポリー宛かブラウン宛かの部分を思い出しました🤫
幸せそうなポールとマックを囲んでマサイアスたちがウェイウェイ祝ってるのが可愛かった…☺️
つい最近「崖っぷちホテル」を見たばかりだったのにピーチャム渡辺いっけいさん一瞬分からなかった…🤣
胸で十字切って何かしら仰いでるお祈りの作法(?)、クリスマスパーティーした数日後に除夜の鐘つきに行く感じの多文化感(??)でウフフてなりました
「韓国では大人気や」に会場ドッカン笑うと思ったら私だけ笑いを堪えてる感じでした なぜだ めちゃめちゃ面白かった SHEINでも最近あんなパンツ見た(こんなやつ��
未亡人たけのこ🤣
1回目・2回目ともにピーチャム親子のリングファイトの歌がちょっと歌詞聞き取れなくて「耳鍛えて出直します」て泣いた
釣りに興じるマック、顔が良(びっくりした)
お衣装、黒いスーツと真紅のシャツに真っ赤なチーフがかっこいいのなんの……🤦♀️
この辺りからシリアスとコミカルの緩急が風邪引くレベル
ここでさらっと話した内容が第二幕の辞世の言葉に繋がってたような…🥺ブラウンとの会話で話した内容も場面を挟んで繰り返されるので印象が深い…
地球二周半するくらいの罪状🤣🤣うーん部下の犯罪も全部マックの”悪名”に吸収される……
座ったままお尻でぴょんぴょん!て飛んで「俺は逃げへん!」的なこと言ってるのかわいかった……
キスしてくれないマック〜〜🤣ラグビータックルみたいに抱きつくポールの頭にちゅってしてるの可愛かった…
ここ隣のお姉さんも前の席のお姉さんも視認できる結構な人数が双眼鏡で見てて「スチャ…」て音がちょっと立ってて面白かった…🤣
ジェニーの登場が完全にBurlesqueのCherで鳥肌バキバキでした
Welcome to Burlesque(Spotify)どうしても聞きたくて1回目の帰路ずっとサントラ聴いてました
第二幕のソロもYou haven't seen the last of me(Spotify)だ…と思ってました
ジェニーの後で娼婦たちが天国と地獄でフゥ〜〜!て踊るのめちゃめちゃ場末感すごくてニコニコでした ロートレックとかドガみたいな色合い🤣
👆を見ていたジェーコブの「あの歌の後によくできるな!」(6/14ソワレでは「あの歌のあとにこれか!」)につられて笑っちゃいました
マックのコートを預かった娼婦さんが襟のあたりめっちゃ吸��てて笑いました わかる(わかる)
あとさっきの釣りのシーンからまたお衣装変わっててかっっ…こよかった…白ベスト…🤦♀️
さっきまでジェニーに許しを乞おうとしていたマックが、ジェニーの「嬉しすぎて…!」を聞いた瞬間ぱっと身体を返しても���関心が薄れたみたいな演技するのめちゃ良
手に入れたものより手に入らないもの・離れるものを追う図がなんとも言えず良かった…
娼館での立ち回りを見ながら改めて生田斗真さんの造形美に惚れ惚れしてました 大の字で転がった後階段を這い上がってジェニーを見て占い師の「J」に気づいて大笑いするあたりの体勢、あれも型取って鋳造して国立西洋美術館の庭にそっと飾って定期的に見に行きたい(?)

第一幕終わって幕間でホワイエのジンモヒートとココナツラッシーいただきました🍹
特にジンモヒートが美味しくて毎回飲んでました……フレッシュミントをわざわざ沈めて香りを閉じ込め、ストローで飲んだ時にハッとするほど鮮やかな香りが立つ演出がオシャすぎました(多分意図違うけど…🤣)
2回目の観劇時には「この美味しかったのも忘れるんだろうな…忘れないよ…」などとしんみりしながら味わいました。美味しかった……
第二幕開始直後、囚人の歌もスカな曲調が大変可愛かったです。ズンチャカしてる
6/12、1回目の観劇時には一人おじいさん囚人がいて駆け足の止まり方が一人だけ10カウントだったのが、6/14にはまた変わっていてめちゃ盛り上がりました🤣ホイッスル吹いてる警官さんが動揺してて可愛かった…
マックが収監直後なのか、先ほどの立ち回りですごい殴られてた顔にあざのメイクされてて一人で盛り上がってました。ぱっと見「あれ?顔色違う?」と思いつつ初めて観劇中に双眼鏡使いました
6/12の1回目では気づかなかったんですが6/14の2回目の時には左の額に赤い傷のメイクもされてて細かさに愛を感じました🫶きゅんです🫰
ルーシー待ってました!!!🤣🤣🤣怒り散らす時の声の変わり方とポップな存在のギャップが最高でした…
「お肉はちゃんと焼いて!」が最後まで分からなかった…!何のネタだろう…!
ポールとルーシーの口論シーンで後ろでずっと踊ってるマックにめちゃめちゃ笑いました 仕草が綺麗…造形が良い…そっち見ちゃう…
原作でもポリー可哀想でぴえんだったのがポールになるとまた辛さの種類が変わってきてウグ🥲てしてました
「僕が勝てるわけない」とポールが静かに泣く場面、思わずほろりとしました。ウエンツさんの緩急つけたお芝居好き…そしてすごくセリフが聞きやすい…(人の声を聞き取るのがちょと苦手でテレビもいつも字幕入れてる民なのでありがたかった)
ポールがシーリアに連れられて帰っちゃった後、ルーシーに「ゾクゾクする」と言われているあの3回やるシーン本当に好きでした🤣🤣🤣
6/14、2回目の観劇時には3回目のステップにさらに磨きがかかってて最高でした🤣🤣🤣🤣かっこいいのに面白いのなんでだろう……造形が良……
あと1回目の観劇時より2回目の時の方が舞台に近い座席だったので照明が下から見えたのですが、3回目のステップで照明増えてる気がして笑いました🤣美しい…
一刻も早くここを立ち去るんや!と言われている時のルーシーがずっとごにょごにょ言ってるの、あれもしかして全部アドリブ…!?🤣6/12と6/14で全然違った気がして、どちらもめちゃめちゃ軽快で面白くてイヒヒwwてなってました
あと6/14観劇時にやっと気づきました、ルーシーが「マック!マックマック〜〜!」と両手回して飛び跳ねながら退場する仕草、父ブラウンが「マック!!」て泣いてる時と全く同じ仕草でした🤣🤣親子〜〜〜!
いづもやのまむし、何?!🤣と思って調べたら美味しそうな鰻でした うなぎ食べたい…
マック脱走後ピーチャムが訪れるところ、6/12の観劇時には某公共放送の集金のような呼びかけが6/14には借金取りみたいになっててここも笑いました🤣
乞食の友商事にジェニーが来て運転してくれたアコーディオン奏者さんにビズするの可愛かった…☺️
帽子をはたきおとせ、て言われてそーっと外して落とすの可愛かった…☺️
先述の訳本訳注(38)の解説読みながら、ここで侮辱されても平気で話を続けるピーチャムの解釈に悩んでたのでさらっと組み込まれてて面白かったです
ピーチャムのソロでブギウギなノリ方をしている警官四人可愛かった…☺️コーヒーでも喜ぶ面々…
このシーン、あのロックンロールなソロを歌い切ったあとで滔々と話すピーチャム渡辺いっけいさんすごかった…
追い詰められて「マック・ザ・ナイフを逮捕、監禁せよ」みたいな言ってた時のブラウンの泣きそうな顔が大変良かった(うなずき)
もうルーシーとポールのやりとり可愛くて大好きでした……
図星でハムスターのようにコッペパンをもしゃもしゃするポール☺️
6/12の時三つ目のパンを差し出されて「先はまだ長い」て言ったポールにめちゃめちゃ笑いました🤣実質2公演目でしたもんね…🤣
6/14では一つ目か二つ目のパンを急いで完食しないといけない時にルーシーの「頑張れ、頑張れ」に合わせて観客から手拍子起きてたのがまた🤣
マック、一度目の収監時と衣装違う!と思ったらそうでした、今回はドリーのおうちで寝てる時に捕まったんでした
白シャツ・スラックス・裸足がつい最近見た「脳男」の一郎くんみたいで一人で盛り上がってました。造形が良〜〜
縄に塗る石鹸の流れ、1回目観劇時には聞き取れなかったのですが2回目でやっと「米糠石鹸」聞き取りました。かぶれそう🤣
冒頭の結婚式でも本物の液体飲んでたりコッペパン食べてたり、割烹着のブラウンが持参した本物のおむすび食べてたり、推しが食べてる姿を拝んで感謝する民なので大感謝祭開催してました
地球最後の日にはしおむすび…𝑺𝒊𝒎𝒑𝒍𝒆 𝒊𝒔 𝒃𝒆𝒔𝒕
マサイアスとキティの話めちゃ笑いました
大きい窓と小さいドア…♡のドアがシルバニアファミリーのドアみたいなサイズで🤣🤣
最後の「あなたーーー!」はもうそこからもう一曲歌謡曲調のソロが始まってもおかしくなかった…🤣あの鐘を鳴らす感じの…
巡回が通じないシリーズ
人混みかき分け戻ってきた時一緒にいるウォルター、ぢィの薬をわざわざ箱で仕入れてきてくれているの地味にツボでした そして綺麗なスローイン
「俺は生きたいんや」で世にも奇妙な物語の「自殺者リサイクル法」思い出してました あれも舞台演劇で見たい…
「そもそも俺の盗人稼業はマラリアにかかったジャッキーのために畑の芋…」のあたりからジェニーがずっと泣きそうな顔をしていることに気づいてヴ…てなっていました🥲ジェニー…
米兵の最後の言葉が「腹の底から力の限り(声の限り?)」のはずなのにマックの口から出る音があまりにも繊細で目を逸らしてしまいました
バターの匂い😞匂いの描写が入ると途端に生々しく感じる…
「ダレン・シャン」のサムのことも思い出しました…
ポールの「恩赦は?恩赦はないの?」と泣き叫ぶ声、観劇者の強力な代弁でした
1回目の観劇時「多分マック処刑されるんだろうな」とは思いながら見始めたのですが没入感がすごくてこの時にはもう苦しくてたまりませんでした…
冷静に思い返すと毎回ウエンツさんの喉がめちゃめちゃ心配になる(そこ?)のど飴とオリーブオイルを……🤲
ルーシーの「あたしまた置いてけぼり…」に6/12の時はちょっとだけ笑いが漏れていたのですが6/14には誰も笑わなかったのも印象的でした。他のシーンでは6/14の時の方が笑ってる方多かったのに…
静かにゆっくり階段を上がっていく警官とマックの足取りと、その前で繰り広げられる盆踊りのゆるさと、���が止んだ瞬間ガチの自由落下で壇上から消えるマックのギャップがあまりにもすごくて呼吸止まりました 怖かった…
2回目の観劇時舞台からちょい近目の席だったので「あれ縄どうなってるんだろう」と思って見てたら落下の時にマックの首がたぶん1秒未満の時間とはいえかなりグッとかかってるように見えて声出そうになりました 見てるだけで震えました…😨双眼鏡落としそうだた
一年後、ポールが下駄を履いてることになんだかグッときました
それまでずっとおしゃれさんだったポールの下駄…(グッ)
最��「ただいま」のあと灯籠を差し出しながらのマックの笑み…🥲
6/12の1回目の観劇時は多分照明が消える寸前に一瞬だけ見えたのが6/14の2回目観劇時はもうちょっと早めに微笑んでた気がして、消えていくオレンジの光の中でより印象的でした。
一瞬だけ見えた時も「あっ…😭」て思ってその後帰りずっと一瞬だけ見えた笑顔に囚われてたのでどっちも好き…………🤦♀️
カーテンコールのわちゃわちゃが愛しい切ないかわいい愛しい…
6/14の時、1回目の退場で上手側にマック・ポール・ルーシー・ブラウンが団子になってワヤワヤ帰ってくの可愛かった…
✍️もちょい細かい感想やら何やら💭
中学三年間と高校の途中まで演劇部で照明&音響+時々出演しており、いまだに当時のステップは踏めるものの最後に劇場に直接赴いて観劇したのがもう五億年くらい前のことなので本当に久しぶりの舞台観劇でした。舞台っていいなあ……
ホワイエに置かれていた舞台模型のスケッチモデルも嬉しくなっちゃってしげしげ見ていました。当時はホリとサス各1種類にスポット2個をせっせと組み合わせて台本に書いてた思い出です。市民会館を使わせてもらえる時はホリゾンを上下で色が分けられて感動したり……
開演前に幕が開いていて舞台の全貌が見えたので双眼鏡のピントを合わせつつ看板を眺めていたら、セットにチラシまで貼られているのも見えました。「貼工募集」に国籍・性別不問とあり、パンフレットのアパッチ族解説ページのことも思い出していました。
(そういえばホワイエの舞台模型に描かれてた看板が舞台の方だと一枚もなかったような🤣ミユキってなんだったんだろう)
舞台セットといえば6/12の方で確かルーシーとポールが灯籠流しに参加するシーンだったかどこだったか、かなり終盤の方で下手側の電柱のセットに照明が当たっていて十字架のように見えたのが印象に残っています。6/14にどこのシーンだったか見ようと思ったらそんな場面なくて永遠に首を捻っています💭
殺してしまった米兵のことを昨日のことのように覚えているマックが生涯背負い続けていた十字架のメタファーなのかな…と思って勝手にエモに浸ってました🤦♀️
三文オペラについてはブレヒトの原作は読んだことがないのでニュアンスはわからないまま(独語なんだかんだまだDuolingoすら始めてない2022年6月現在)、既出の岩波文庫・岩淵達治さんの訳本を読んだだけでした。非常に丁寧に注釈や追記などが添えられているので背景や独語的な表現についてもなるほど〜と思いつつ、Spotifyで見つけた独語版の音源を通しで聞きながら岩淵さんの訳詞を並べたりしていました。
共産主義者のブレヒトが三文オペラで異化効果を用いての政治批判や社会風刺を描き、それが当時は相当刺激的だったんだろうなというのも興味深かったです(参考)。その三文オペラのスタンスを現代、令和の日本での上演に際しどんなアレンジになるのかしらとわくわくしていたので、本家三文オペラ最大の皮肉ポイントをああも潔く自由落下の速度で見せる形に鳥肌が立ったのなんの……🤦♀️
その後のエピローグと、そこから繋がる灯籠流の先までもが一連で非常に刺激的でした。友達や同僚と話しているとまず選ばない話題、「考えや捉え方が違ってこの人と喧嘩になりたくない」みたいな逃げをどうしても打ちたくなるトピックの中でも特に凄惨な題材を、真正面から描ききってきっぱり幕が降りる潔さが逆にずっと胸に残っています。そんな観劇者に鄭義信さんの「てなもんや!」という言葉が聞こえるような気持ちでした。
当初6/8(水)ソワレ・6/9(木)マチネのチケットにご縁があり、これを機に1週間くらい休んじゃえとウキウキ有休を調整していたので、中止発表後に有休期間中のチケットをもう一度取れたのは僥倖でした。
最後の灯籠の光と第一幕の楽しそうな場面がじんわり心に残り続けています。可能な限りもう何回でも見たい作品でした。うーん長野の大千秋楽取ろうかな…
0 notes
Text
GODFATHER Ⅲ
※完全ネタバレ アンディ・ガルシアがドンになっちゃうという 展開を聞いていてⅢだけは抵抗があり 見たのはずっと後になってからだった。 Ⅲでは年のいったマイケルが、 フレドを殺したことで苦しみながら生きている。 彼はなんとか合法的な商売を軌道に乗せて 落ち着きたがっていた。 しかしまたしても抗争の種はあり殺人は起き 命を狙われ商売はどうなるかも分からない といった不安定な状態。 ソニーの息子は父親そっくりの短気ぶりで、 とてもドンの器ではないと思うのだが、 結果的に彼がドンに落ち着くことになり、 マイケルの娘は自分を狙った暗殺者に殺されてしまう。 ラストでは孤独のうちにひとり息絶えるマイケルの姿。 はっきり言ってマイケルの人生が終わったことで、 彼自身もほっとしたような気がした。 見ているこちらとしては、彼にはとてもついていけない。 いったい何を考えているのかが全然分からない。 ケイとよりを戻したいと真剣な素振りを見せても 合法的な仕事をやって落ち着きたいと思っても 兄のことで苦しんでいても 自分がドンであることとそれは別のように見えて まるで二重人格みたいな感じがするからだ。 ケイが彼を恐ろしい男だと思っているのは当然だし 彼女より何も考えていないタイプの女性であれば マイケルに依存させられる病気みたいな 心境になっていたかもしれない。 マイケルは人の心を操ろうとするというか いつのまにかコントロールしていようとする感じがする。 そういう仕事をしている人だからなのか 元々のものなのか分からない。 ケイは距離を置いて彼を見ているから助かった ともいえる気がする。付き合っている女性が 暗殺者に殺されずとも自殺する可能性もあるような、 そういう危険がマイケルにはあると思う。 そもそも殺人を何とも思わないタイプの人なのだから 普通に理解できる域を超えているのだろう。全体的に。 息子も父の仕事に就かずオペラ歌手になる夢をかなえる。 それが普通なのではないだろうかとも思う。 いくらコルレオーネ家が権力や地位などを手に入れたとしても どのようにしてそれが成り立っているかを薄々わかっている 家族からすると、そういうものとは距離を置きたいだろう。 この映画のすごいと思うところは、 そのあとにほかの映画を見ようと思っても、 なかなか見れるような気分にならないところ。 とにかく濃いし重いし引き込まれ感も普通じゃないし あたしが好きだからというのもあるだろうが ずっと後まで心に残るような作品である。 なかなか気分を変えて次の映画にはいかれないのだ。 でもゴッドファーザーはやっぱり1と2が最高かなと思う。 トムも出てくるし。 ちなみにだが、この映画のアンディ・ガルシアの演技は なんとなくブラッドリー・クーパーを思い出す。 ブラックレインでもそう思ったなぁ。 こちらではやっぱり高倉健が最高だ。 何よりアル・パチーノの魅力は反則だと思う。
2017年の記事
0 notes
Photo

WASITE.store 2021.09.28 now OPEN 今日の海 話してみると、あれ、案外いい奴じゃん! ってことがまぁ、稀にある。 逆に、いい奴かと思ったら、悪人じゃん! ってことも、まぁ、悲しいけどある。 そこで! 1791年の今日 モーツァルト最後のオペラ! 「魔笛」 完 成 ! そう、このオペラのお話は、 途中から善悪の立場が逆転する! ゲーム風に例えると、 モンスター率いる魔王軍が、 実は世界と全ての生き物を救おうとしていて、 世界の秩序たる神様の方が、人類含めて全部一度滅ぼそうか、 みたいな感じ。 また、これは謎を多く含んだオペラで、 モーツァルトの急死の原因になったと、 まことしやかに言われてます。 それは、オペラの劇中いたるところに 秘密結社フリーメイソンのシンボルや教義などが散りばめられ、 「大切な教義を外部に漏らした!」 と秘密結社の怒りを買った。。。 暗 殺 という説は、現在では否定はされてますが。。。 うーん、ミステリアス。 そんなミステリーや謎に人はなぜか魅かれてしまう。 話は急に変わるが、 折り返したら裏地がチェックのズボンに、 ダンロップスニーカーのオタクのお兄さんが夜の雨の中、 捨てられた子犬を抱きしめてても 一応、複雑な気持ちにはなりますが、 昔から言われるネタのように、 不良やヤンキーがリーゼントぐしゃぐしゃになるほどずぶ濡れで 子犬抱きしめてたら・・・ キュン とするとかなんとか言ってますけど、 1mmも共感できねぇズラ! 女心はわからない。 逆に男子の目線はどうだ。(ググりました) 天然だと思ってた子が、実はすげーバリバリ仕事できる子! またはその逆。 漫画??? まぁ、そう言った二面性やもっとそれ以上の多面性をさ、 見つけたりできたら、ミステリアスではあるよね。 目指せ、魔性の女。 そんでもって、初めはこいつ悪い奴だな〜と思わせといて、 途中から超いい奴!って具合に "オペラ化" すんのね、 「魔笛!」 いや 素敵! ・・・いつも長いし小難しいことばっかり書いてるから、 今日はこんな具合に緊張感ゆるゆるで。 今日も良い1日を。 #WASITE #ワシテ (WASITE) https://www.instagram.com/p/CUWZ3rwFQAY/?utm_medium=tumblr
0 notes