#毎日使いたい傘
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政府が備蓄米の放出を続けているが、なぜ価格が下がらないのか。元農林水産官僚でキヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は、これまで政府備蓄米の9割以上を落札した全国農業協同組合連合会(JA全農)が恣意的に卸売業者への出荷を遅らせ、目詰まりを生じさせてきたのではないかとの疑念を募らせる。産経新聞のインタビューに対し、米価を維持したいJAと、売り渡し先をJAに集中させてきた農水省、選挙でJA組合員の票が欲しい自民党農林族の「農政トライアングル」が解決を遅らせた元凶だと指摘した。山下氏がインタビューに語った内容は次のとおり。 「流通の目詰まり」は詭弁 農水省は備蓄米を放出しても、集荷業者であるJAのために米価を下げたくはない。これが本音だ。 JAは農家に仮払金を支払ってコメを集荷し、これを、年間を通じて卸売業者に販売する。コメの在庫を増減させて市場への供給量を調整し、この価格を操作する。 政府が備蓄米を放出しても、大半を仕入れるJAが卸売業者への販売を減らせば、市場への供給量は増えずにコメの価格が下がらない。農水省はこれまで通り「流通が目詰まりしている」と主張すればよい。 ただ、備蓄米を保管した倉庫からどんな流通ルートを使えば一番効率的か、JAも農水省も分かっている。「精米に時間がかかる」「輸送用トラックを手配できないから目詰まりしている」といった釈明は詭弁でしかない。 卸売業者の商行為を制約する異常なJA 農水省はJAなどの集荷業者が備蓄米を販売した先の卸売業者は玄米ではなく、原則、精米した状態で販売するよう要求した。そもそも備蓄米の売却は農水省と集荷業者との間の契約なのに、なぜその先の卸売業者の商行為まで制約するのか、異常である。うまく味を出すための精米こそ、小売業者の力の発揮どころのはずだ。小売業者は個別に精米機を持っている。そもそも、JAから売り渡しを受ける卸売業者が玄米の状態で小売業者に売るのが本来の姿だ。 現在、JAが卸売業者に販売する際の価格は60キロ当たり2万6千円という。大不作でコメ不足となった「平成の米騒動」のときよりも高い。 今回、JAは農家に対し、早々と今年産の米価を同2万3千円と提示した。 提示後に米価を下げた場合、農家は翌年からJAの集荷に応じなくなるだろう。だから、この価格は下げられない。 零細の兼業農家が減れば票田失う かつて、農水省は農家の営農規模を拡大させてコストを削減し、農家1戸当たりの所得を向上させながら、消費者には安くコメを提供しようとした。専業の大規模農家に農地を集約させるプランだ。 しかし、JAはコストの高い零細な兼業農家を維持させるため、高い米価の確保に努めてきた。農業の4、5倍に上る収入を会社勤めなど農業以外の仕事で得る兼業農家も多い。それをJA傘下のJAバンクに預金してもらい、活用する。その結果、JAバンクは日本有数のメガバンクになった。兼業農家の戸数を維持すれば、選挙になると票田になる。 だが、兼業農家から専業の大規模農家に農地の集約が進めば、結果的に農家全体の戸数は減る。JAとつながりの深い自民農林族は農家の人数が減る分、集票力が弱まって政治力をそがれる。農水省は自民農林族の後押しを受けづらくなり、財務当局に予算を要求する力が弱まる。同省の力も弱まり、官僚の天下り先も選択肢が少なくなるという連鎖が起きる。 かつては敵対関係だった農水省とJA 構造改革を主張した農水省と、農家を丸抱えしたいJAはかつて敵対関係にあったはずだが、双方の利害関係から暗に連携するようになった。こうしてJAと農水省、自民農林族の「農政トライアングル」が形成され、今のコメ価格が下がらない一因にもなっている。 JAは実質的に政治活動も行う特殊な経済団体だ。政治力を維持するため農家の戸数を減らさないように努め、その手段として減反政策による高い米価の保持を図ってきた。 食糧管理制度があった時代、政府はJAからコメを買い入れ、卸売業者に売っていた。今回は備蓄米を、消費者に近い卸売業者ではなくJAに売り渡した。JAは小売業者の前段階となる卸売業者に売るので、消費者に届くまでに時間がかかる。 JAは農業分野でガリバー企業だ。そのうえ、金融や共済など何でもできる怪物だ。カルテルなど独占禁止法の適用が除外されている。圧倒的な市場占有力を背景に、農機具や肥料を販売する。いずれも価格は米国の2倍にもなるという。それでもコメ価格が高いので、兼業農家は農機具などもJAの言い値で購入する。 水田利活用という名の減反 政府は水田を米以外の作物に活用する「水田利活用」という名の実質的な減反を維持するため、補助金を毎年3500億円支出し、コメの生産量を減らしてきた。 この補助金を廃止し、その分コメを作付けすれば、全国で1700万トンのコメが増産される。さらにコメの価格が下がるので国際競争力も出る。国内で消費しきれない分を輸出に回せば、今回のようなコメ不足が起きたときでも、輸出量を減らして対応できる。だが、ここまで増産するには農家の生産力強化が必要で、農地を零細の兼業農家から専業に集約することは避けられず、JAや自民農林族が恐れる農家の戸数減少に直結する。だから政界では誰も言い出せないようだ。 これまで国民はJA、農水省、自民農林族の既得権グループに農政を任せきりにしてきた。その結果がこれだ。 JAばかりに目を向ける農水省 農水省はJAばかりに目を向けている。「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」とする日本国憲法第15条第2項に違反していると言わざるを得ない。 新農水相になった小泉進次郎氏は2015(平成27)年、自民の農林部会長時代にJAによる高資材価格を大きく取り上げた。JAにチャレンジし、コメ不足の真の要因である減反にどこまでメスを入れられるか。コメ問題は新たな局面を迎えた。(聞き手 村上智博)
JAがコメ高騰の主因か 農水省と自民農林族の「トライアングル」元凶 山下一仁氏に聞く - 産経ニュース
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Do you have the original Japanese text of Gakushuu’s contract from Season 1?
translation here
朝は校門に整列し、A組の登校を笑顔で迎える事。
学校内E組はA組を「さん」付けで呼び、資料集め等、A組の勉強のアシストを命じられたら必ず実行する事。
全校行事の機材設置などに関してA組の負担分を全てE組がこなす事。
昼は本校舎学食にて給仕を務め、A組の求めるメニューを確実に調達する事、
E組は 1週間にひとつ芸を覚え、A組の前で披露すること。その際、A組の評価を仰ぎ、さらなる芸の向上に努める事。
下校時も校門に警列し笑顔で迎えること。
E組は学校施設を使用する場合A組の許可をとる必要がある。
E組は学校施設使用中にA組の生徒が来た場合は速やかに場所を明け渡す事。
学校行事においては全てにおいてA組をたてるようにしなければならない。
学校内ですれ違った際E組に足を止めてA組の生徒に挨拶をしなければならない。
A組からの要請があった場合本校舎における清掃活動の全てをこなさないとならない。
E組はA組の生徒より早く下校してはならない。
E組はA組の生徒より早く登校しなくてはならない。
A組の生徒の靴が汚れていた場合E組の生徒は靴汚れをきれいにしなければならない。
E組の生徒は本校舎内では裸足または靴下でいるようにする。
E組の生徒はA組の生徒より早く歩いてはならない。
A組の生徒からの呼び出しがあった場合10分以内に駆けつける。
E組の生徒は休日でも必要があればA組の生徒の手伝いをしなければならない。
E組はテスト期間中全力でA組の生徒のサポートをしなけれはならない。
雨の日はA組の生徒の濡れた部分をふいてあげるようにする
雨の日は校門出口で傘を差し、待機していなければならない。
E組の生徒は学校外でA組の生徒にあった場合も学校内と同じように挨拶をしなければならない。
A組の生徒はE組の生徒が正しい道へ進めるように指示を出し、E組の生徒はそれに従うようにしなければならない。
E組の生徒は常にA組生徒と笑顔で接しないとならない。
E組の生徒は心身を鍛えるために徒歩で通学しなければならない。
E組の生徒は交代でA組の教室の清掃をしなければならない。
A組はEの生徒が間違った行動をしているときは如何なる手段を用いても止める権利がある。
E組の生徒は常にA組の生徒のことを尊敬し敬うこと。
公共機関でA組の生徒にあった場合は席を譲り感謝の言葉をのべるようにする。
A組の生徒はいつ如何なる時でもE組の生徒を呼び出し、手伝いをさせることができる。E組の生徒は喜んで手伝いをすること。
E組はクラスをあげA組の生徒に感謝するために全校集会の際には全員整列し笑顔で挨拶をする。
A組の生徒はE組の生徒の持ち物をいつでも検査することができる。
E組の生徒は本校舎のクラブのサポートを進んで行う義務がある。
E組の生徒は放課後帰宅する場合A組の生徒の許可が必要になる。
E組の生徒は休日のスケジュールをA組の生徒に報告する義務がある。
A組の生徒はE組の生徒を正しく導くため休日だろうが呼び出しE組の心身を鍛えることができる。
長期の休みの際もE組の生徒は毎日校舎の清掃をおこなう。
E組の生徒はA組の生徒の荷物を持たなければならない。
E組の生徒の無断での本校舎への立ち入りを禁ずる。
E組の生徒は染髪を禁する。
E組の生徒は携帯竜話の所持を禁ずる。
E組の生徒は1日1回A組の生徒に感謝の言葉を伝えなければならない
A組がE組に質問をしたら隠し事をせず必ず真実を答える事。
E組の生徒はA組の生徒の筆記用具を常に綺麗にし、不足している物は補充しなくてはならない。
E組の生徒は家に帰った後も常にA組の生徒の事を考えなくてはならない。
E組の生徒はA組の生徒全員の誕生日を把握し、祝わなければならない。
E組の生徒はA組の前を歩いてはならない。
A組生徒と廊下ですれ違う際、端に寄り進行の妨げにならない様にする。
E組の生徒はA組が許可した場合のみ発言が許される。
A組への忠誠心を常に持ち続ける事。
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御伽ぼうこうに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描いた骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの亡霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯��籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので、盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこぎ)や杓文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ) 五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫又の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に 乗せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪新聞」によれば、アマピエはアマピコのことではないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 アマビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ目あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた) 猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代、仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われています。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される「河童・川太郎図」/国立歴史民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781) 深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。 この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにすぎない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女房、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺りに人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、昼過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ その理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります��昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。 轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらないが、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある。例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛編/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異聞編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪篇』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えればよいとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を汚したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ・置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東大震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも尽きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下) 家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考えたようである。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介している。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話など。「砂村隠亡堀の場」、「深川三��屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね) 長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品を集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がいないので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではな��、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいったようである。こうしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所��入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、元凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝故事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
























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【アプリ版10周年】 ラッピングの裏話を大公開!
いつも駅メモ!をご利用いただきありがとうございます。 制作チームのコンノです。
前回「駅メモ!10周年ブログ 周年ラッピング「イルミネイト・ウィッシュ」の裏話を大公開!」で9周年衣装のラフを公開しましたが、今回は2024年に公開されたいくつかの過去のラッピングの裏話やラフを公開したいと思います。
でんこのご当地グルメツアー
まずは4月上旬に登場した「でんこのご当地グルメツアー」です! エイプリルフールに日本全国のオススメグルメを紹介してくれたでんこたち。かわいいでんこ達と一緒に全国各地のグルメは楽しめましたでしょうか?
こちらはみろくのラフ。実はホタテとクレープの2種類の案がありました。ポーズや表情にも違いがありますが、どちらも元気いっぱいなみろくが可愛いですね♪
あいのオススメグルメはお茶。笑顔の時にはお茶に茶柱が立っていました♪縁起が良くて、あいも嬉しそうです!
風雲!!くのいち忍伝2024
次は、4月中旬に登場した「風雲!!くのいち忍伝2024」のラッピング! 闇に潜み、任務に勤しむでんこたちの姿はいかがでしたでしょうか?
あたるとおとはが見せてくれた任務中の勇ましい姿���幼馴染の2人での任務は、お互いに信頼している様子が見てとれますね♪2人並ぶと首巻がハート型になることには気づきましたでしょうか?
そして今回は、変わり身の術を使っているでんこたちも!SNSでご紹介した3人の他に、あさひとひょうこも変わり身の術が得意だったようです。それぞれ似顔絵に個性が出ていますね♪
サマーリゾート2024
そして7月に登場した「サマーリゾート2024」。毎年恒例の水着ラッピングです! 毎年新たな水着でおめかしするでんこたち。今年も思い思いの水着で夏を楽しんでいました。
今年はみやびとせとらの2人が様々なポーズで水着姿を披露してくれました!みやびは日傘を持ち、フリルがキュートな水着。せとらはセクシーなビキニに涼し気なシャツが印象的でした。それぞれお気に入りの水着で夏を満喫したようです♪
7月に現代に来てくれたきっかも早速可愛い水着が着られて嬉しそう♪実はメッシュトップスを着た案と、さらに帽子を被った案もありました。どれも夏らしく、きっかにとても似合っています!
でんこのブライダルファッションショー
最後は本日11月14日の15時に登場した「でんこのブライダルファッションショー」です! でんこたちも初めて着るウェディングドレスにそわそわしている様子。
ルナはちょっぴり緊張した表情ですが、ちらりと見える足元が奥ゆかしく可愛いですね♪初めはシンプルなドレスでしたが、最終的に刺繍の入った華やかなドレスになりました。
こうめはなかなか見られない後ろ姿にドキッとさせられます!実はもう1パターン、Aラインシルエットのキュートなドレスを着た案もありましたが、背中が綺麗に見える大人っぽい印象のドレスになりました♪
【番外編】おでかけカメラの可能性は無限大!
昨年に引き続き、SNSでご紹介したおでかけカメラで撮ったでんこたちを再掲載いたします! 今年も並べることでより魅力的になるラッピングがたくさんありました♪
おでかけカメラを使うとでんこたちとのおでかけがますます楽しくなっちゃうかも! ぜひ、おでかけのお供に「おでカメ」を使ってみてくださいね。
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
毎月様々なラッピングが登場していますが、今回は今年出たラッピングを中心にラフイラストなどを公開しました。ここだけのラッピングの裏話などお楽しみいただけたら幸いです。これからも新しいラッピングが登場してきますので、どうぞご期待ください!
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ラジオ番組が秘密裏にAIをパーソナリティに起用、半年後にようやく気付かれ物議 marusatta (著)・パルモ (編集) 公開:2025-05-09・更新:2025-05-09 オーストラリアのラジオ局が、AIが生成した女性パーソナリティー音楽番組で起用していたことが判明した。 この番組は一部のリスナーが、「彼女」の発声するフレーズがどの場面でも同じであることに気づくまで、6か月間放送され続けたという。ということは半年はAIであることがバレなかったのだ。 広告の下に記事が続いています 指摘を受けて、局側はようやくパーソナリティーがAIであったことを認めたが、リスナーはもちろん業界からも多くの反発を招くことになってしまった。 ラジオ番組に正体不明の女性パーソナリティーが登場 2024年、オーストラリア・ラジオ・ネットワーク(ARN)傘下にある放送局CADAは、Thy(サイ)という名の新しいパーソナリティーを起用した新番組、「Workdays with Thy(サイのワークデイズ)」の放送をシドニーで開始した。 まずは聴いて、きっとハマる! 平日の午前11時から午後3時まで。仕事中も運転中も、通勤・通学の電車の中や大学でも。「Thy」は世界中から最新・最熱の楽曲をセレクトして、あなたにお届けします。 音楽のプロたちが厳選した、今チャートを賑わせている曲や、これから一気にバズるであろう注目の一曲まで。 番組でいち早くチェックして、「それ、前から知ってたよ」って友だちにちょっと自慢しちゃいましょう。 ヒップホップ、R&Bはもちろん、ポップやダンスミュージックの最前線もバッチリ網羅。今聴いても色あせない懐かしの名曲もたっぷりとお届けします。 なんだか今日はちょっと気分が乗らないな…そんなときは、ThyとCADAがあなたの1日にエナジーとバイブスをチャージ! テンションを上げたいときは、ここに戻ってきてね! この画像を大きなサイズで見る CADA放送局のサイトに掲載された「Thy」のポートレート? image credit: CADA だがこのThyがどんな人物なのか、プロフィールは一切公開されておらず、その容姿や年齢、経歴などは謎に包まれていた。 広告の下に記事が続いています シドニー在住のライター、ステファニー・クームズさんは、自身のブログにこう書いた。 Thyの名字は? 彼女はいったい誰? どこから来たの? この番組のプレゼンターであるはずの女性についての経歴や詳しい情報が一切ないんです 音声を分析した結果AIであることが判明 毎日4時間も放送を担当しているにもかかわらず、バックグラウンドが何も見えてこない。そのことで、彼女の存在に疑問を抱くリスナーが徐々に増えて行った。 そして一部のリスナーたちが、彼女が繰り返して使う「old school(昔ながらの)」といったフレーズが全く同じように聞こえることに気づき、音声分析を開始。その結果、Thyが実は人間ではないという疑惑は決定的なものとなった。 この画像を大きなサイズで見る image credit:Pixabay 視聴者に暴かれてからAIであることを公表 この疑惑を受け、オーストラリア・ラジオ・ネットワーク(ARN)は声明を発表。 「Thy」はARN社の財務部門に実際に所属する従業員の声と容姿をモデリングし、音声複製ソフトを扱うElevenLabs社の技術で作り上げたAIであることを初めて公表した。 番組のプロジェクトリーダーであるフェイド・トーメ氏は、次のように説明している。 マイクもスタジオも使わず、あるのはコードとバイブスだけ。これは、ARNとElevenLabsによる「ライブラジオ」の概念そのものに挑戦する実験的な取り組みなのです。 Thyは実在の人物ではないにもかかわらず、本物の人間のように聞こえるし、実際にファンが存在しています きっとみんな、Thyの番組がどんなものだったか知りたくなったと思う。一部の音声を流している動画を見つけてきたので、0.57から1:23あたりを見てほしい。 広告の下に記事が続いています Why hire a non-white DJ when you could just generate one with AI ? どうだろう。みんなの耳にはAIに聞こえただろうか。それとも、普通の人間によるしゃべりに聞こえただろうか。 「AIパーソナリティー」には人種問題も絡んでいた? 現在、オーストラリアでは放送メディアにおけるAIの使用を禁止する規定はない。だが、今回の件が明らかになると、業界内からは大きな反発が起きた。 オーストラリア声優協会のテレサ・リム副会長は、とくに「Thy」の見た目がアジア系オーストラリア人であることにも触れ、以下のように批判する。 パーソナリティーがAIであることを、最初から正直に明らかにすべきでした。AIであると明言されていなかったため、人々は本物の人間だと勘違いしてしまいました。 ラジオと広告業界で活躍するアジア系オーストラリア人女性の声優兼プレゼンターとして、この業界初の動きはさまざまな意味で不快だと感じています。 彼女がただの「ハリボテ」だったと知って、失望感が決定的になりました。オーストラリアにはアジア系オーストラリア人の女性プレゼンターは限られた数しかいないんです。 だから、そのうちの誰かにチャンスを与えるべきです。すでに厳しい状況にある少数派から、貴重な機会を奪わないでほしい 今回の件はAIを起用したことだけいとどまらず、人種的な観点からも問題となっているようだ。 先述のステファニーさんもこのように問題を提起している。 ARNのラジオ番組に出演しているパーソナリティの顔ぶれは、非常に「白人的」です。私はARNが全国展開している三大ブランド、KIIS、GOLD・CADAのパーソナリティーをすべて確認してみました。 合計9つの放送局を調べたところ、「多様性がある」と外見から判断できるのは、たった1人だけでした。 そして、その「1人」とは、「Thy」だったんです この画像を大きなサイズで見る image credit:Pixabay 生成AIの放送メディアにおける活用の課題と可能性 批判が大きくなると、ARNは声明を発表した。だが、そこでは人種問題に関しては触れられていない。 広告の下に記事が続いています これは世界中の放送局が探求している分野であり、この試験運用からは貴重な知見が得られました。 この試験運用は、真に魅力的なコンテンツを創出する上で、実在のパーソナリティが持つど力を改めて浮き彫りにするものです。 私たちは新しい技術がどのように素晴らしいコンテンツをサポートできるか、そしてその成果を向上させられるかを検討しています 生成AIの進化にともない、YouTubeやTikTokなどで公開されている動画を見ても、どれがAIでどれがホンモノなのかを見分けるのが難しくなってきている。 そうい��た動画のコメント欄を見ると、明らかにAIとわかる動画を本物だと思い込んでいる人も見受けられるし、逆に本物の動画をAIと決めつける人もいる。 ディープフェイクの問題も深刻だ。政治・経済・軍事に関連する動画や有名人のスキャンダルも簡単にAIが生成し、SNSで拡散されてしまう時代なのだ。 この画像を大きなサイズで見る image credit:Pixabay シドニーの技術ジャーナリスト、スティーブン・フェネッチさんは、この件に関して次のようにコメントしている。 政府が介入して、AIに関するガイドラインやガードレールを設け、どのように責任を持って使用することができるかを決める必要があると思います。 ARNが実証したように、この種のテクノロジーが実際にマイクを握る人の代わりをするのは非常に簡単です。しかし、それが雇用を犠牲にするものであってはいけません。 かつてアメリカの脚本家や監督たちは、自分たちの仕事を守るためにストライキを起こしました。だから、同じような働きかけが、全国のメディアで必要だと思います だが一般のリスナーからは、AIパーソナリティーへの困惑とともに、既存のメディアへの批判も聞こえて来る。 アナウンサーだって上司に言われたことをそのまま繰り返すだけなのに、何が違うわけ? メディアがこれを批判しているのが笑える 一体何が問題なの? AIは本来、低価値の仕事を自動化し、経費を削減するもの。AIを攻撃する人たちは、蒸気機関や電車、自動車、シンセサイザーを禁止しようとする人たちと基本的に同じだと思う AIなんて馬鹿げてるわ。国民の半分がインターネットに依存しているんだから、それが全部シャットダウンしたら、みんな気が狂うんじゃない? 私の家には普通のテレビしかないからハッピーよ。携帯電話が使えなくなっても別に困らないわ。固定電話の方がいいもの。昔ながらのやり方が一番よ 犬や孫たちと遊んでいるのが一番幸せ。次に読書ね。百科事典を読破したわ テレビのコメンテーターたちの顔もAI生成に見えてきたよ 何か月もみんな問題なく聴いていたんだから、そのまま続けてたらいいんじゃない? AIに関するあらゆる情報には免責事項を付記すべき。さもなくば何も信じず、あらゆることに疑いを持ち、提示されるすべてのことを批判的に考えるべき ARNはThyがAIであったことを認め、番組を終了したが、現在のところ謝罪のコメントは出していない。 テレサさんはAIの有用性も認めつつ、次のように警笛を鳴らしている。 AIは、適切な保護措置が講じられるならば、AIは放送において非常に強力で前向きなツールとなりえるでしょう。 放送メディアにとって、信憑性と真実性はとても重要です。国民は、放送される内容の出どころが何であるかを知る権利があります。 AIが高度に発達して規制が困難になる前に、���このような議論をする必要があると思います 生成AIの進化はあまりにも早過ぎて、法的な面やコンセンサスといった部分の整備が追いついていないようにも見える。 何度も繰り返しになるが、AIの有用性は認めた上で、その活用の方法や方向性を考えていくべきであるのは間違いない。 問題はやはり、議論が追いつく前に技術や実用化が先に進んでしまっている点にあるのではないだろうか。 みんなはAIパーソナリティーが登場したらすぐに見分けられる? 編集長パルモのコメント パルモの表情、普通 パルモ 日本語ってすごく繊細で、独特の間とかリズム感とかあるから、欧米で開発された生成AIは、どんなに頑張っても日本人なら半年もかからずに見抜けちゃう気がするんだけどどうだろう。私も生成AIを利用してるけど、変に倒置法にされたり、体言止めにされたりするので、その都度指摘してるけど、何度言っても治らないからな。日本で開発されたAIじゃない限り、日本語を使いこなすのは難しいかも。 References: Radio Station Secretely Uses AI Host for Six Months Without Anyone Noticing 本記事は、海外で報じられた情報を基に、日本の読者に理解しやすい形で編集・解説しています。 コメントを見る(11件) 📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中 あわせて読みたい AIが世界を欧米化してしまう。文章支援ツールが世界の文化の多様性を損なう可能性 AIは人間を超えられない?現在のAIでは汎用人工知能に達しないと76%の専門家が予測 AIアートが嫌いな人でも、無意識のうちにAI生成作品の方を好んでいるという調査結果 生成AIの手を借りて作成したニュースは理解しづらいことが研究で判明 AI版ネトフリが誕生、すべて生成AIが作ったコンテンツ番組を配信
ラジオ番組が秘密裏にAIをパーソナリティに起用、半年後にようやく気付かれ物議 | カラパイア
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2024.10.13
映画『HAPPYEND』を見る。父の時代の学生運動のような雰囲気と、街の風景のクールな切り取り、存在感があり重厚な音楽の使い方から愛しいものとしてのテクノの使い方まで大変気に入り、今度会う人に渡そうと映画のパンフレットを2冊買う。その人と行った歌舞伎町時代のLIQUIDROOM、どんどん登らされた階段。小中学生の時に自分がした差別、あの分かっていなさ、別れた友人、まだ近くにいる人たち。
2024.10.14
銀座エルメスで内藤礼『生まれておいで 生きておいで』、ガラスの建築に細いテグスや色のついた毛糸が映える。日が落ちて小さなビーズが空間に溶けていくような時間に見るのも素敵だと思う。檜の「座」で鏡の前にいる小さな人を眺める。「世界に秘密を送り返す」を見つけるのは楽しい。黒目と同じだけの鏡、私の秘密と世界の秘密。今年の展示は上野・銀座ともに少し賑やかな雰囲気、外にいる小さい人たちや色とりどりの光の色を網膜に写してきたような展示。でも相変わらず目が慣れるまで何も見えてこない。銀座にはBillie Eilishもあったので嬉しくなる。
GINZA SIXのヤノベケンジ・スペースキャットと、ポーラアネックスでマティスを見てから歩行者天国で夜になっていく空を眺めた。小さい頃は銀座の初売りに家族で来ていたので、郷愁がある。地元に帰るよりも少しあたたかい気持ち、昔の銀座は磯部焼きのお餅を売っていたりしました。東京の楽しいところ。
2024.10.18
荷造り、指のネイル塗り。足は昨日塗り済み。年始の青森旅行時、2泊3日の持ち物リストを作成し、機内持ち込み可サイズのキャリーに入れ参照可能にしたところ、旅行のめんどくさい気持ちが軽減された。コンタクトや基礎化粧品・メイク用品のリスト、常備薬、安心できる着替えの量。持ち物が少ない人間にはなれそうにない。日常から多い。部屋に「読んでいない本」が多いと落ち着くような人間は持ち物少ない人になれない。
2024.10.19
早起きして羽田空港。8:30くらいに着いたらまだ眺めのいいカフェが開いておらず、とりあえず飛行機が見える屋上に行く。このあと雨が降るはずの曇り空からいきなり太陽が照り出して暑くなり、自販機でマカダミアのセブンティーンアイスを買い、食べる。突然の早朝外アイス。飛行機が整列し、飛び立つところをぼんやりと眺める。飛行機は綺麗。昨夜寝る前にKindleで『マイ・シスター、シリアルキラー』を買って「空港ではミステリー小説だろう」と浮かれて眠ったのに、100分de名著のサルトルを読み進める。実存主義を何も分かっていないことをこっそりとカバーしたい。すみませんでした。
10:15飛行機離陸。サンドイッチをぱくぱく食べたあとKindleを手に持ったまま眠ってしまい、11:55宇部空港着。
宇部空港、国内線のロビーは小さく、友人にすぐ会う。トンネルを抜ける時、窓が曇り、薄緑色の空間に虹色の天井のライトと車のライトがたくさん向かって来て流れる。動画を撮影しながら「綺麗くない?」と言うと「綺麗だけど本当は危ない」と言われる。かけるべきワイパーをしないで待っていてくれたんだと思う。
友人のソウルフードであるうどんの「どんどん」で天ぷら肉うどん、わかめのおにぎりを食べる。うどんは柔らかく、つゆが甘い。ネギが盛り放題。東京でパッと食べるうどんははなまる系になるので四国的であり、うどんのコシにもつゆにも違いがある。美味し��。
私は山口市のYCAMのことしか調べずに行ったので連れて行ってもらう。三宅唱監督の『ワ���ルドツアー』で見た場所だ。『ワイルドツアー』のポスターで見た正面玄関を見に芝生を横切ったが、芝生は雨でぐずぐずだった。でも全部楽しい。
広くて静かで素敵な図書館があり、心の底から羨ましい。小さな映画館もあり、途中入場できるか聞いたおじいちゃんが、「途中からだからタダにならない?」と言っていたがタダにはなっていなかった。一応言ってみた感が可愛らしい範囲。
YCAM内にあるのかと思っていたら違う倉庫にスペースのあった大友良英さんらの「without records」を見に行く。レコードの外された古いポータブルレコードプレーヤーのスピーカーから何がしかのノイズ音が鳴る。可愛い音のもの、大きく響く音のもの。木製や黄ばんだプラスチックの、もう存在しない電機メーカーの、それぞれのプレーヤーの回転を眺めて耳を澄ませてしばらくいると、たくさんのプレーヤーが大きな音で共鳴を始める。ずっと大きい音だと聞いていられないけれど、じっと待ってから大きな音が始まると嬉しくなる。プログラムの偶然でも、「盛り上がりだ」と思う。
山口県の道路はとても綺麗で(政治力)、道路の横は森がずっと続く。もとは農地だっただろう場所にも緑がどんどん増えている。私が映画で見るロードムービーはアメリカのものが多く、あちらで人の手が入っていない土地は平らな荒野で、日本の(少なくとも山口県の)土は放っておくとすぐに「森」になるのだ、ということを初めて実感する。本当の森の中にひらけた視界は無く、車でどんどん行けるような場所には絶対にならない。私がよく散歩をする所ですら、有料のグラウンドやイベント用の芝生でない場所には細い道を覆い隠す雑草がモコモコと飛び出して道がなくなってゆく。そして唐突に刈られて草の匂いだけを残す。私が「刈られたな」と思っているところも、誰かが何らかのスケジュールで刈ってくれているのだ。
山口県の日本海側の街では中原昌也と金子みすゞがそこかしこにドンとある。
災害から直っていないために路線が短くなっているローカルの汽車(電車じゃない、電車じゃないのか!)に乗って夜ご飯へ。終電が18:04。霧雨、暴風。一瞬傘をさすも無意味。
焼き鳥に挟まっているネギはタマネギで、つきだしは「けんちょう」という煮物だった。美味しい。砂肝、普段全然好きじゃないのに美味しかった。少し街の端っこへ行くとたまに道に鹿がいるらしく、夜見ると突然道路に木が生えているのかと思ったら鹿の角、ということになり怖いらしい。『悪は存在しない』のことを思う。
2024.10.20
雨は止んでいてよかった。海と山。暴風。人が入れるように少しだけ整えられた森に入り、キノコを眺める。
元乃隅神社、123基の鳥居をくぐり階段を降りて海の近くへ。暴風でiPhoneを構えてもぶれて、波は岩場を越え海の水を浴びる。鳥居の上にある賽銭箱に小銭を投げたけれど届くわけもない。車に戻ると唇がしょっぱかった。
山と海を眺めてとても素敵なギャラリー&カフェに。古い建物の改装で残された立派な梁、屋根の上部から太陽光が取り込まれるようになっていて素晴らしい建築。葉っぱに乗せられたおにぎりと金木犀のゼリーを食べる。美味しい。
更に山と海を眺めて角島へ。長い長い橋を通って島。古い灯台、暴風の神社。曇天の荒れた海も美しいと思う、恐ろしい風や崖を体感としてしっかりと知らない。構えたカメラも風でぶれるし、油断すると足元もふらつく風、窓につく塩の結晶。
山と海を眺めて香月泰男美術館へ。友人が見て良い展示だったからもう一度来て見せてくれたのだ。
全然知らなかったけれど、本当に素晴らしい絵だった。油彩なのだけど、質感が岩絵具のようで、フレームの内側に茶色のあやふやな四角が残っているのがとても良い。
フレーミングする、バチッと切り取ってしまう乱暴さから離れて、両手の人差し指と親指で四角を作って取り出したようなまなざしになる。
山口県の日本海側の山と畑と空の景色、荒い波、夜の静けさや月と雲、霧の色を見てから美術館へ連れて来てもらえたから色と色の境目の奥行きを知る。柿はずっしりと重く、花は鮮やかだ。香月泰男やシベリア抑留から帰ってきた画家で、この前読んだ『夜と霧』の暗さと冷たさを思い返した。絵の具箱を枕にして日本へ帰る画家が抱えていた希望、そのあとの色彩。
夕飯は友人の知り合いのハンバーガー屋さんへ。衝撃のうまさ。高校生の時に初めて食べたバーガーキングの玉ねぎの旨さ以来の衝撃、20年ぶりだ。そんなことがあるのか。
2024.10.21
晴天。海は穏やかで、深い青、テート美術館展で見たあの大きな横長の絵みたい。初めて見た海の光。
海と山を眺めて秋吉台へ。洞窟は時間がかかるので丘を散策、最高。
風光明媚な場所にしっかりとした情熱が無かったけれど、「好きな場所だから」と連れていってもらえる美しい場所は、友人が何度も見るたびに「好きだなぁ」と思っただろう何かが分かり、それは私が毎日毎日夕陽を眺めて「まだ飽きない」と思っている気持ちととても近く、感激する。
今までの観光旅行で一番素敵だった。
道々で「このあと窓を見て」と教えてもらい、味わう。
ススキが風に揺れて、黄色い花がずっとある。山が光で色を変え、岩に質感がある。
山口市、常栄寺、坂本龍一さんのインスタレーション。お寺の庭園が見られる場所の天井にスピーカーが吊るされ、シンセサイザーの音を演奏しているのは色々な都市の木の生体信号だ。鳥の声や風の音と展示の音は区別されない。砂利を踏む音、遠くから聞こえる今日の予定。豊かなグラデーションの苔に赤い葉っぱが落ちる。
宇部空港はエヴァの激推しだった。庵野さん、私も劇場で見届けましたよ。
行きの飛行機は揺れたけれど、帰りは穏やかに到着、家までの交通路がギリギリだったため爆走、滑り込む。
東京の車の1時間と山口の1時間は違う。
何人かの山口出身の友人が通った空と道と海と山の色を知ることができてとても嬉しい。
「好きな場所」「好きな風景」ってどういうものなんだろう。
私が通う場所、好きな建築、好きな季節と夕陽。あの人が大切にしている場所に吹く風、日が落ちる時刻が少し違う、友人のいる場所。
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コンビニで傘盗まれました #21
こんばんは 一瞬の油断でした。 学校にはいつもお弁当を作って持って行っているのですが、卵焼きを毎回入れていて、その補充を作ろうとしたところ卵が足りないことに気付いたので、一番近いコンビニに行くことにしたのです。今日はあいにくそこそこ強めの雨が降っていたので大きめの傘で出かけました。 コンビニにつくと、真っ先に冷蔵コーナーへと向かい10個入りの卵パックを手に取ります。卵も最近高くなりましたね。350円ほどの会計を済ませ、さっさと家に帰ろうとコンビニを出たわけです。
「…傘が無い」
そう、小さな声が洩れました。つい最近、梅雨入りも近いしやっぱり大きい傘欲しいよね~と思って買った傘。水捌けも良く、非常に使いやすい傘。今日も学校まで一緒に行って、一緒に帰ってきた傘。 それが、消えていたのです。
たったの2分。私が卵を手に取り、レジへと並び、代金を払ってエコバッグへと詰め込む。その刹那に、私の傘は盗まれていたのです。 私は不機嫌に肩を落として、再び店内へと入っていきます。盗まれてしまってはもうどうしようもない。自動ドアのわきに並べられている70cmのビニール傘を手に取り、ついさっき会計をしたレジへと再び並び直しました。
1000円弱。高いよ。 少し気を緩めていたあの2分間は1000円の仇となって、私の数少ない所持金を削っていきました。卵買いに来ただけなのに…。
そんなわけで、傘を盗まれて悲しい気持ちになっていました。 謎のエッセイなのかssなのかもわからない文章にはなりましたが、実は毎回の更新で心掛けているのは、その直近であった出来事の日記を入れるようにしている事です。 もちろん進捗などとはかけ離れている内容ではあるのですが、この時期ってこういうこと起きたな~っていう出来事とやっている事のリンクを意識的にさせてみようかな、と実験的にやっています。これにいったいどういう効果があるとかはよくわかんないし、別にあったところでというものですが、単に皆さんにも楽しく読んでもらえたらな~とか思って書いています。
ちなみに、今回の更新では進捗というより、以前3年後期ゼミでTゼミにいたとき(その年は留年しました)にやろうとしていたことを紹介したいと思います。ブログのリンクどこにやったっけ~ってなっていたのですが、つい先日見つけたので張り付けておきます。
こいつ、pixivFANBOXをブログにするな。 当時の他のゼミ生たちがtumblrを使っている中、一人だけFANBOXとかいう謎媒体でブログを更新していました。アメーバブログじゃないだけまだマシかも。
中身を読んでいただくとわかるのですが、計画自体は頓挫しています。当時は精神的にも身体的にも不安定な時期で、上手く学校に行ったりすることができない苦しい状態だったので、やむなく留年に行きついたわけです(当時は音信不通になって本当にすみません、先生)。 ちなみに何をやろうとしていたかというと、実は当時もLive2Dをやろうとしていました。が、今回の卒制とは少しコンセプトというか方向性が逆で、「Live2Dの髪の揺れる表現を、クラゲの泳ぐ姿を参考にして誇張してみる」という研究をしようとしていました。卒制では合理的な動きを目指していますが、当該研究では「誇張表現」を目指してみたわけですね。 プレゼンももはや学校に行けないから動画を撮るとかいうおかしなことをしていますが、それらの動画などもブログに記載されていたりするので、もし���興味ある方がいらっしゃったら読んでみてください。頓挫しましたけど。
それでは今回の更新は以上となります。 面談に入るので皆さんにはお会いするタイミングが減りますが、ブログなどを見て背筋を伸ばしていきたいと思います、はい。
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Persona 3 the Weird Masquerade ~The Blue Awakening~ pamphlet message and keywords transcription.
MESSAGE
遂に「ペルソナ3」も舞台化となりました!
「ペルソナ3」というゲームは、限りある「今」に真剣に向かい合って生きることの大切さと、それを分かち合える「絆」の素晴らしさを描いた作品です。発売から長く経った今でも、ゲームプレイとは全く異なる形で背さんと一緒に「ペルソナ3」の世界を体験出来るのは、応援をして下さる情さんがいらっしゃってこそ。
おかげさまでゲームの最新作も続々とリリースさせて頂く予定となっていますので、こちらも是非、宜しくお願いします!
橋野 桂
KATSURA HASHINO
原作「ペルソナ3」 ストーリー原案、ゲームデザイン
本日はWeird Masquerade (仮面舞踏会) にご来場いただきまして誠にありがとうございます。まさか自分で「ペルソナ3」を舞台化することになるとは夢にも思っておりませんでした。しかし演出の奥さんほか、様々な方のご縁でプロデュースすることになり、キャストの皆様もこれまで馴染みのあるキャスト、初めましてのキャスト、それぞれのご縁で集まっていただきました。そういう意味では、この舞台は、人と人とのつながりや絆なくしてはなり得なかった作品です。それはまさに、ペルソナのテーマの一つでもあることに気が付き、原作とのご縁も深く感じながらこの作品に取り組んでまいりました。
奥さんの創造する映像とステージのコラボレーション、清実さんの秀逸のダンス、いいむろさんの紡ぎ出すマイムに、役者たちの情熱が加わったとき、きっと皆様の目の前にはペルソナ3の壮大な世界が現れていると思います。本日は存分にこの舞踏会をお楽しみください。
吉井敏久
TOSHIHISA YOSHII
舞台「ぺルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」プロデューサー
まずはじめに、ペルソナ3の舞台化に関われた事を心から感謝します。
珠だという言葉こそがふさわしい沢厚なストーリー美しい楽曲の数々凛として、でもどこかはかなげな人間味あふれるキャラクター達と迎えた幾度の側焼け⋯はじめてクリアしたときに体験した、あのとてつもない余肌は今でも忘れません。
いつまでも決して色あせる事の無い魅力にあふれたこの作品、自分を信じ、強い気持ちを持って前に進む事の大切さを教えてくれます。
あの時、あの日の自分が感じたあの感動を分かち合いたいです。ペルソナ3を愛する全ての人達とともに。
奥秀太郎
SHUTARO OKU
舞台「ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」演出
原作ゲーム「ペルソナ3」は、今でも多くのファンに愛されている、まさに記憶に残る名作です。そんなペルソナ3を舞台という全く別ジャンルに持ち込むことに、不安がなかったかと言えば嘘になります。ですが奥秀太郎さんの素晴らしい映像・演出、そして役者のみなさんの熱演が、必ずやゲームという二次元を再現、さらに言えば超えると⋯⋯まあそんな堅苦しい話はいいとして。
舞台「ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」を観に来て頂きありがとうございます。ペルソナ3は劇場アニメ版の方の脚本もやらせて頂いているのですが、きっと間違いなくこの郷台も負けないほどおもしろいものになるでしょう。なんといってもペルソナ3なので。
舞台の一番の見所はやはり役者のみなさんの熱演だと思ってます。いかに原作のキャラクターを再現しつつ、役者さん自身の味を滲ませてくるか。そのあたりに注目して見て頂けると嬉しい限りです。俺も観るのが楽しみですホント。ではでは、最後までお楽しみください。
熊谷 純
JUN KUMAGAI
舞台「ペルソナ3 the Weird Masquerade ~青の覚醒〜」脚本
KEYWORD
[ ポートアイランド ]
月光館学園は、ポートアイランドにある。主人公たちは学生寮から毎日モノレールでこの人工島まで通う。
[ 辰巳ポートアイランド ]
巨大ショッピングモール、ボロニアンモールを擁するポートアイランドの中心地。私立月光館学園もこの一角に建てられている。
[ 私立月光館学園 ]
主人公が学園生活を送ることになる月光館学園は初等部から高等部まである私立学園で、桐条グループが有する名門。小学校から高校までの一貫教育を旨としているが、柔軟な受け入れ体制もあって編入者も多い。自由な校風とファッショナブルな制服などにより近隣の学生からの人気��高い。ポートアイランド誕生と同時に桐条グループの資金が流入し、実質、グループの傘下となって現在の場所に移動した。
[ 巖戸台分寮 ]
表向きには月光館学園が所有する寮の一つ。しかし実際には特別課外活動部の拠点となっており、ペルソナ使いの資質を持つ者だけが選ばれ、入寮を許される。
[ 桐条グループ ]
世界規模で展開されている巨大な複合企業。病院や学校経営、都市開発などさまざまなジャンルに進出しているが、その根幹となっているのは機械技術・部品製造関連部門で、グループ内で最大シェアを誇っているのが、電子機器の開発、製造を行う桐条エレクトロニクス。現在、桐条グループ全体のトップに立ち、全権を握っているのは、美鶴の父親である桐条武治。
[ 桐条鴻悦 ]
先代の桐条グループ総統。桐条武治の父親。10年前の事故で死亡。
[ 影時間 ]
午前0時から約1時間存在するこの時間は、多くの人にとっては「ないもの」として認識される。その存在にすら気づかない人が多い中、主人公たちのように「適正」を持つ者は影時間の間でも自由に動くことが出来る。
[ シャドウ ]
影時間にあらわれる謎の敵。彼らは様々な能力・姿を持つ。影時間への適性を持っていたとしても、彼らと戦う力がなければその精神を貪り食われてしまう。
[ 象徵化 ]
影時間に適正を持たないものは、午前0時以降、“象徴化”して棺のオブジェに姿を変える。何も見えず、聞こえず、感じず、起こったことを覚えてはいることはない。
[ タルタロス ]
影時間の訪れとともに集合したシャドウの力が空周に干渉し、月光館学園校舎を変容させた姿。午前0時になると突如出現するタルタロス。遥か上空までそびえたつこの謎の迷宮に一体なにが隠されていると言うのだろう。
[ ペルソナ ]
ペルソナとは、もう一つの自分。シャドウとの戦いだけでは得られない仲間たちとの絆が、心の力ペルソナをより強くする。
[ 召喚器 ]
ペルソナ使いが召喚に使用する器具で、特別課外活動部の部員には、拳銃型召喚器が支給されている。召喚器は拳銃を模しているだけで、引き金を引いても弾は発射されない。死と恐怖を連想させる形状と、みずからに引き金を引くという行為が、召喚をスムーズにしている。
[ オルフェウス ]
主人公が最初に覚醒させたペルソナ。ギリシャ神話の太陽神アポロンの息子で、竪琴を得意とし、死んだ妻の蘇生を願って、冥界へと降りたオルフェウスがモチーフ。
[ イオ ]
ゆかりのペルソナ。ギリシャ神話に登場する、ゼウスの妻ヘラの神殿の巫女、イオがモチーフ。
[ ヘルメス ]
順平のペルソナ。ギリシャ神話に登場する、神々の伝令を務める神、ヘルメスがモチーフ。
[ ポリデュークス ]
真田のペルソナ。ギリシャ神話に登場する、ゼウスの子で不死身の神ポルックスがモチーフ。
[ ペンテシレア ]
美鶴のペルソナ。トロイアとギリシャの戦争の際、12人の女戦士を引き連れて劣勢のトロイア単に加勢したとされる、アマゾネスの女ペンテシレアがモチーフ。
[ ルキア ]
風花のペルソナ。中世キリスト教に伝わる型人、聖女ルキアがモチーフ。
[ 特別課外活動部 ]
略称はS.E.E.S.。ペルソナ使いを集めてシャドウと戦うことを目的としている。発足者兼部長は美鶴、顧問は幾月。その活動の真の目的は一般人には知られてはならないため、対外的には部活動という体成をとっている。発足当初はペルソナ使いは美鶴だけであったが、真田をはじめとするペルソナ使いが次第に増え、現在に至る。拠点は巌戸台分寮。
#persona 3#persona 3 the weird masquerade#p3#p3wm#ive had this for a while now#the rest of it is just photos and a bit of information about the cast which tbh isnt very interesting
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2025年1月21日(火)

露の新治師匠つながりの東京のNさん、上方落語が好きで聴きたい番組があると天満天神繁昌亭・動楽亭・喜楽館と、関西の定席に来ることも厭わない。そんな彼女に関西ローカルの落語番組を録画して送る作業、年末年始に溜め込んだものをかき出すと通算82枚となった。ブルーレイに印刷したラベルを貼ってスマートレターで投函、明晩には届くだろう。トラブルさえなければ2/8(土)の<三田落語会@浜松町>で再会出来るはず、今年もよろしくお願いします。

5時30分起床。
洗濯開始。

朝食は奥川ファームの手打十割蕎麦、今日は玉子をトッピング。
洗濯物を干す。
珈琲をいれる。
可燃ゴミ、30L*2。
ヤクルトさんから、野菜ジュースを購入する。
ツレアイは8時20分に自転車で出発、今日は訪問2件。

水分摂取を管理するために、以前使っていたアプリを再インストールする。
今後の仕事のスケジュールを確認する。
溜め込んでいた落語番組をディスクに書き出し、東京の落友・Nさんに送る。買い置きしておいたスマートレターに、切手30円分を貼って投函する。

息子たちのランチ、残りもののパスタソースを使い切る。
ツレアイが仕事終えて帰宅、彼女には<キャベツ焼き>を用意する。最近のお気に入りだが、そういえば写真を撮っていない。

先週の<土曜は寅さん>の録画を楽しむ。
青森で知り合った中年男・兵藤謙次郎(船越英二)と旅を続ける寅さんは、函館のラーメン屋の屋台で、なんとリリー(浅丘ルリ子)と再会を果す。初夏の北海道で、気ままな道中を楽しむ三人。兵藤は、小樽で初恋の信子(岩崎加根子)に一目だけ逢おうとするが、それを“男の甘え”とリリーは寅さんに当たって、二人は大げんか。そのままリリーと別れた寅さんは、リリーのことが気がかりな毎日。そんなある日、リリーが柴又へとやってきて… 寅さんとリリーの再会。結婚に失敗したリリーは、再び歌手となり旅暮らし。寅さんは、船越英二扮する冴えない中年男・兵藤と旅をしている。三人が揃って旅をする場面は幸福な気分に満ちあふれている。パパさんこと兵藤が、持って来たメロンをめぐっての一悶着は「メロン騒動」と名高い。リリーと喧嘩した寅さんが、雨の降る柴又駅へリリーを迎えに行く“相合い傘”シーンは、シリーズ屈指の名場面。
リリーと寅のやり取り、シリーズ中で一番好きな作品だ。
彼女は買物へ、私は午睡。
夕飯用にコレモ七条店へ買い出し、手羽中と茄子を購入する。

今夜は天ぷら、見た目は悪いが味は良し。
録画番組視聴。

録画番組視聴、呑み鉄本線日本旅(2018年2月18日放送分)/落語研究会から「帯九」春風亭一之輔。
明日は出勤なので、散髪して貰う。
入浴、体重は250g増。
パジャマに着替えて日誌書く。

ムーブ届かず、もう少し頑張らねば。
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あのさあ、友だちってどうやって作ってる? 作り方教えてくんない? そう訊かれて少し驚いた。この友人はわたしなどよりよほど友だちが多いからである。なぜわたしに訊くのか。あなたの半分も、いやたぶん四分の一も友だちいませんよ。 仲間はいっぱいいる、と彼は言う。おれがほしいのは友だち。新しい友だちがほしいの。 どういうことかと尋ねれば、芝居がかった真顔で「では『男はつらいよトーク』をします」と言う。しなよとわたしは言う。 彼が言うには、同性の「仲間」の九割について、その内面を知らないのだそうである。履歴は知っている、仕事も知っている、住んでいる場所も知っている、その場に固有のノリがある(たとえば同じ高校時代の友だちでも、部活のノリとクラスで仲の良かったグループのノリは異なる)、家族関係もだいたい知っている。 彼は言う。 でもねえ、自分の内面については、しゃべってくれないんだ。中学校時代の友だちから会社の同期、先輩後輩、社会人サークルまで、共通してそんなふうなんだ。がんばって推測するにも限度があるんだよ、だってあいつらすぐ「キャラ」をやるんだもん。キャラはどうでもいいんだよ。毎日何を考えていて何が好きで何が嫌いで、どのあたりに許せないポイントがあって、日々どんな感情を動かしていて、そこにはどんな特徴があるかが知りたいの。 わたしはいささか面食らう。つまり人格がわからないということか。長く話をしているのにそんなことがあるのか? そのようなことを尋ねると、彼は「女にはわかんないよ」と小学生のようなことを言う。今どきの小学生はそんなこと言わなさそうだが。 彼は話す。 おれ十代のうちに女の友だちのおしゃべりに学んだとこある、女の子はおしゃべりができる、なんだろ、感情の手渡し方がうまい、軽い話でも深刻な話でも上手にできる、そして気づいたらおれは手元に彼女たちの人格のざっくりした模型みたいなものを作ってる、「そのせりふを言われたらこいつはこういうふうに受け取って信じられないくらい怒るだろうな」みたいな感じで使う模型を。 「普通じゃん」みたいな顔してんね。だから言ったろ、女にはわかんないって。男の九割は、やらないんだ、それ。模型の素材をくれない。おれがそこまで親しくないから内面の話をしないんだろうと思って、奥さんとかにはやってるだろうと思って、奥さんに聞いてみたこともあるんだけど、ないみたいだった。会話の内容が今現在の事実と過去の事実つまり昔話、あとノリに即したお決まりっぽいやりとり。ザッツ・オール。ね、そしたら仲間であっても友だちとは思えないよ、おれは。 同じ男の「仲間」でも、残り一割は内面の話をしてくれる。女の子たちみたいに巧みじゃなくても、彼らなりに話してくれる。そしたらサシで遊ぶのも楽しくなる。おれのカウントでは彼らが友だちなんだ。だから少ない。そして数少ない友だちは引っ越ししたりして会いにくくなることもあるし、おれどころじゃない大変な状況に陥ることもある。おれが長生きしたらひとりずつ死んでいく。だから大人は友だちを随時追加すべきだと、おれは思うんだ。さみしいのいやだもん。 なるほどねえ、とわたしは言う。内面の話をするのは、おっしゃるとおり女のなりで生きてるわたしにとっては普通の友人関係ですよ。自分の数少ない男の友だちとか歴代彼氏とかがものすごいおしゃべり野郎ばかりだったから、いま言われたようなことは全然気づかなかったよ。なるほどたしかに「男はつらいよ」案件だわ。 しかもさあ、と彼は言う。自分の愚痴を許されたと確信したようで、眉間が間抜けなかたちに緩み、それから「まだ『つらいよトーク』するよ」という意味で記号的にしかめられる。 仮に九割が仲間になれても友だちになれないタイプだとしたら、この先友だちを作るハードルが高いんで、いやになっちゃうんだよ。一割をあてにいかなくちゃいけない。 そりゃ、たいへんそうだねえ。わたしがそのように言うと、それー、と彼は言う。だからせめて効率を上げたい。 女性の友人を増やすほうがラクなのではないかと尋ねると、男がいいんだよお、と彼は言う。女の友だちはね、もうけっこういるし、うん、きみとかもそう、で、今後も作れると思う、男やってるから誤解されたり警戒されたりする面倒くささはあるけど、そのハードルはクリアできる、おれは男の友だちを追加したいんだ。ねえ三十超えてから友だちってどこで釣ってる?
仲間と友だちのあいだ - 傘をひらいて、空を
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【短歌】腐らない死
地獄の熱夜風に乗って自殺するきみに春の訪れ告げる
水を止め忘れた蛇口しめるようなあなたの右手を待ちわびている
救うことも寄り添うこともできなくてぬいぐるみばかり増えていく部屋
腐らない死のようなもの二度と会うことのない人を月下に想う
棺には触れずにサヨナラだけ告げたきみは寝起きがとても悪いから
王子不在のままで呪いを解いた数あの子の腕の白い傷跡
「腐らない死」信頼できる人を失くした。死別した訳ではない。相手は今日も元気に暮らしている。変わったのは私の方だった。彼に対して以前のように信頼を寄せることができなくなった。理由はわかっている。原因が彼にある訳ではない。私個人の問題だった。彼への信頼を失ったことは、彼と死別したこととたいして違いはないように思えた。彼は生きていて、微笑み、手を差し伸べてくれるが、私の目にはゾンビのようにしか映らない。私にとって、彼はもう死んだ人間なのだ。生きる屍。否、生者である彼の肉体が腐る訳はなく、ゾンビと言うより生きる墓標とでも呼ぶべきか。彼の瞳の中に、在りし日の私自身の姿を見る。どうしてこうなってしまったのか。腐らない死を迎えた彼は、今日も変わらぬ姿で私に手を振る。
次の朝読むはずだった新聞を棺の祖父に抱かせてやる
保存料入った弁当ばかり食べ僕は土に還れますか神様
仲直りするはずだった しわくちゃの花束、墓前、初雪が染む
今はもう使われていない電話番号はおまじないきみに幸あれ
朝焼けを見つめるきみも燃えるようでもう少し生きてみようと思う
真夏でも長袖着てるきみだけが最後まで夜の海を見ていた
「私の友達」ずいぶん長いこと、一緒にいてくれた友達がいた。死にたい夜はいつもその友達を頼った。夜中まで電話で話し続けたこともあれば、明け方まで隣にいてくれたこともあった。まるで引き留めるかのように、私の手を握ってくれた夜もあれば、私は一睡もできないまま、眠る彼の月光に照らされた鼻筋を見つめて過ごした夜もあった。ひとりきりでは到底、乗り越えられなかった夜を、ずいぶん一緒に過ごしてくれた。彼がいてくれなかったら、私はとっくに死んでいただろう。もちろん、いつも隣にいてくれた訳ではない。私が望んでも応えてはくれない夜だって多かった。それでも、何度も一緒に朝焼けを見たこと、何時間でも他愛のない話に付き合ってくれたこと、私の友達であり続けてくれたこと、そのすべてが、私を今日まで生かし続けてくれていると思う。
たいそれた不幸はなくて自殺する勇気もなくて歩いて帰る
砂浜に書かれた遺書が波に消えどうせ歴史に残らぬ僕ら
あの夜に握ってくれた左手が死にたい夜にほのかに光る
信号が点滅してる「死のうとした、死ねなかった」に息も詰まって
ただそこにいるだけでいい小雨に陽が射して光の粒のように降る
天国に雨降らないなら今この世で傘差し出したきみと生きたい
「死ぬことばかり」死にたくないのに、死ぬことばかり考えるようになった。自身の愚かさについては、自分でも付き合い切れないと思うことがある。本気で死のうとしている訳ではないのに、毎日死ぬことばかり考えていた。これまで家で飲酒することはなかったが、週に3日以上は酒を飲むようになった。酔っているとすべての境界が曖昧になって楽だった。二十代前半で終わったはずの自傷行為も再開した。私は子供の頃から、精神が参っているはずなのに肉体になんの不調も現れないことが、心身の調和が取れていなくて苦手だった。何をしても気が晴れなくて、ある日ふと、「こんなに死にたいんだから、それを短歌にでもしよう」と思った。
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東京地裁から解散命令を下された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が16年前、教団の解散を想定し、資産を移す先として北海道帯広市に本部を置く宗教法人「天地正教」を指定していたことが、地裁の決定内容から判明した。教団は、毎日新聞の取材に対して、天地正教が実質的な傘下にあることを認めており、解散後も別の宗教法人格を使って活動を続けようとしていた可能性がある。 地裁の決定内容によると、旧統一教会は2009年6月、責任役員会と評議員会を開き、解散後の「残余財産」について「帰属先は天地正教とする」と決議した。霊感商法を巡って教団傘下の会社の社長が逮捕された事件があり、教団が「コンプライアンス宣言」を出した時期だった。 宗教法人法は、解散に伴う清算手続きで、債務弁済後に残った残余財産の行き先を3通り定める。このうち最も優先されるのは、解散する法人が事前に設けた規則の定めだ。教団は文化庁に届け出ている規則で「国もしくは地方公共団体、または他の宗教法人のうち、責任役員会及び評議員会の議決を経て選定したものに帰属する」としていた。 09年の決議は、この規則に基づいて帰属先を「天地正教」とするものだった。 天地正教は1987年に宗教法人の認証を受けた。つぼや印鑑を高額で売る「霊感商法」被害を訴える声が上がり、88年6月には全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が文部省(現文部科学省)や北海道に対して法人格の取り消しを求めていた。 全国弁連の阿部克臣弁護士は「刑事事件などを受け、16年前から解散させられる事態を想定して手を打っていたことが明らかになった。解散命令が確定しても資産が天地正教に移れば、教団は別の法人でこれまで同様の税制優遇措置を受けながら活動を続けられることになる」と指摘する。 教団の勅使河原秀行総務局長は取材に「天地正教は法律上は別の法人だが、教義を共にし、当教団と表裏一体のような存在ではある。ただ、今の時点で何か資産を移そうとか、天地正教として活動を続けようという議論はしていない」と話した。【春増翔太】
旧統一教会、16年前に別法人を資産移譲先に 解散確定でも活動後継か(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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お葬式
祖父が全うした。91歳だった。5/27の6:27に息を引き取った。自分の誕生日は10/27で、紫の手帳を受け取ったのが12/27。おいおい、おじいちゃん。あなたの才能は十分に承知していた。けど、そこまでされると怖いぜ。
ここから長すぎる。一時間足らずで狂い書きな感じ。読みたきゃありがとうございますね。
黙して語らず、ニコニコ優しく、しかし熟慮している人だった。従兄弟曰く、「大学に行くときに、ニーチェの詩?に注釈つけて渡された。おじいちゃん心配してたんだなあ」おそらくそれはツァラトゥストラだ。おじいちゃん、同じ道を辿ってるね。「毎年おじいちゃんは宝くじ買ってたやろ?あれをどう使うか聞いてみたら、『あの道を直して、ここの堤防を強くして』って言ってて、本当にすごかった」そう、だからあの葬儀の当日、近隣は大雨で避難警報が出されたんだが、不思議とおじいちゃんが道を作り治水した地域にはほとんど被害がなかった。すげえぜ。かっこいい。
自宅から出棺。近所の人たちがお見送りに来てくれた。しかしまあ、その出棺作業は自らと親戚で急ピッチで段取りしました。すごくね?あなたは本当に、素晴らしい人だったのだ。みんなが知っていた。それだけは確かだ。私もその一人だ、と述べてもいいですか?おじいちゃん。あなたと将棋をしても、絶対に勝てなかった。正月に家の玄関の上がりで、自らのプライドである刀を手入れしていた姿を、鮮明に覚えています。祈るように、あなたは梵天に手入れの粉をつけていた。
通夜から葬儀まではパニック。全ての段取りを把握している父が、その段取りを内々の親族に明かさない。いや、普通さ、もういくばくもない命を目前にすれば、あらゆる段取りを把握して、誰がどこにどう動けばいいのかを伝える。あなたの生業はそういうものでしょう?『随時更新の身内スケジュール』が必要でしょう?そうやって自分が全部しなきゃ、という使命感の反対には、人に任せられないという不信感があるのでしょう?だから仕事以外に友人がいないんです。普通に休日に飲みに行くこともないと。「お前が友達と馬鹿話するような友達はいない」と断言しましたね。違うんです。馬鹿話じゃないんです。お茶会や飲み会は、深刻で暗い話を笑い飛ばす場所なんです。
なんでわかんねぇかな。わかんねえからあなたと飲んでも面白くない。というか、「こういう馬鹿がいた」みたいな仕事上の話を家に帰って母に申しつける時点で、非常に卑怯な落語なんですが、おめえさんよ、案外馬鹿を馬鹿にしちゃいけねえよ、馬鹿も馬鹿なりに考えてる。その考えてることを否定しては悦に入る。『酢豆腐』の旦那じゃねえか。大いなる阿呆。ダサ坊。シャばい。自分専用のポルノを自分で拵える野郎。水商売を貶しながら、お姉ちゃん遊びには大いなる興味があるどすけべ。小学生女児がなんぞの事件にあった、と聞けば、「この子はなんかとっぽいからそうなるよね」口が裂けても言うなよ。ジャニーズの会見、「この男は、男なのに化粧なんかして目も落ち窪んで、気色悪い」何様だよ。てめえが利用するだけ利用したゾーンに対してそういう言葉を吐くんだ、へえ〜。高校ぐらいまで父と祖母の着せ替え人形として彼らの与えられる服を着た。気色悪いんだよ、友達の言うには、その服装は、「なんか、おじいちゃんみたい」だとよ。っざけてんじゃねえよ!お人形遊びは楽しいか?てめえら俺が幼い頃に女装させたりと��したよな。こちらはグチャグチャです。「お前が寝てても呼びかけたら応えてくれるから、つい」とか抜かしてるけどさあ、起きてるよ。その気色悪いボディタッチも。でも寝てて可愛いふりしてた方があなた気持ちがいいでしょう?てめえが俺を撫でるたびに、吐きそうになって仕方がないんだ。You Know? Yeah, you Just say "I Don't Know". ****
最後の念仏が唱えられる。輪廻転生は仏教で三回とされる。誰も見たことのない祈り方。三回同じ言葉を唱えた後に、なんとなく解脱のような文言があった。「見たことがない葬儀だった」と口を揃えて申し述べる親族。火葬場へ。これが悪夢のようだった。
とても現代的でシステマチックな火葬場。荼毘に伏すとして、その間はみんなでなんとなく空を見たり、煙突からの煙を見たり、そんな時間だと記憶していた。しかし実際は、棺を運ぶのは手動で操作できるフォークリフト。最後に顔を見て、そこからは全員が揃って荼毘の場所へ。もうその時点で、呼吸が苦しい。自分が過呼吸になっているのではなく、そこに漂う人間のタンパク質を燃やした���特の空気が、襲いかかってくる。少しは泣いたけれど、本気では泣かなかった。
喫茶室があります。親族の待機室はここです。全員が喫茶に向かう。一悶着あったらしいが、それは全てを握っているはずの父が何も手立てを打っていなかったことによるらしい。つまり、「あの家に帰る手立てがない」とのこと。大揉め。しれっと、親戚のおっちゃんが「また始まった」と呆れたように言うので、彼について行って喫煙所へ。「おじいちゃんの棺に、ショートホープ入れてあげたらよかったなあ、と今更後悔してるんですよ。植木職人の人曰く、『耳から煙出るぐらい吸う』ぐらいの人だったんで。まあなんかあるときに胸ポケットに入れたままやめたらしいですけど」「俺もおっちゃんのイメージそれよ。でもそんなんクラクラするやろうな。でもやっぱり、紙巻きじゃないと俺は満足できん。何回か試すけど、口の中がなんか変になる」「あれって、水蒸気にニコチン入って香料入って、ってことなので、口の中に残るの当たり前ですよ。で、定期的に掃除しなきゃなんですけど、してないように思います」「なるほどなあ」「紙巻きは手の中に隠せないじゃないですか、でもよく見ますけど、子供の散歩に付き合いながら、あのデバイスは手の中に収まるので、隠れて吸ってる人とか、あと軽自動車の中とかでずっと吸ってる若い女性」「あ〜!よく見るわ!」「なんか卑怯ですよね」「堂々と吸えばいいのに」
骨上げ。向こうから機会が運ぶ音がする。耐えられない。目を背けて壁に引き下がった。説明がある。その人の話を聞こうと思って顔を見ると、祖父のお骨が目に入った。無理。逃げ出して外で存分泣いたが、これはやらねばならん。おじいちゃんも本望ではないだろう。ある程度落ち着いた。元に戻った。骨箱を抱えたさっきのおじちゃん、「ほれ」完全に試されている。立ち向かおうと思った。おじいちゃんの顎の骨の右側をなんとか取り、入れた。壁に向かって泣いていると、おっちゃんが背中を叩いてくれた。優しいボディコンタクト。あれがなかったら、自分はもう立ち直れなかっただろう。
親族の直来。席順がアウトだった。向かいに祖母。斜め向かいに弟、隣に叔母の配偶者。彼や弟と話しているときは、苦しくなかった。弟は後ろから声が聞こえたらしく、ギャルソンとして働き出したので、真似てとりあえず。未来に向ける光を見たように思う。挟まれる祖母の無駄口、思い出話、さっきも言うたやん、で最終的に、「あんた食べんのな?あんた食べんのな?」この役割は弟が担ってくれた。途中で異常を察した母が「持って帰るので」と包んでくれた。そこで祖母が、「物足りんな!うどんでも食べたくなるわ!」糸が切れる。立ち上がって親族の控室に足取りもおぼつかず帰り、水を飲んで倒れそうなところを背中で柱に寄りかかったのは記憶している。そのあとは完全にギャルソンに徹した。席に戻れば……と感じた。
見送り、なぜか親族はパニック。というか、祖母の血をダイレクトに引いている人たちが大揉め。関わったら壊れる。だから、早く帰りたいだろう人たちのドアマン、ポーターとして立ち働いた。その場所が貸し出す傘の場所を把握しているのは俺だけで、木偶の坊なので雨風を防ぐにはもってこいだ。帰るまでが遠足。帰るまでが葬儀。見送ったあと、祖母に話をされた時点で、おそらく人生で一番危険な焦点発作があった。見える聞こえる把握はできるが、動かない。少しだけプルプルしている。話の隙間で深呼吸して、離脱。その後、なぜか父が、「この鍵が潜戸の鍵。行けるか?」と。拒否したところでまたパニックだろう。叔母方の年嵩とおばあちゃんが同情する車で帰ることになった。話の流れで、「えっ、だって私ら帰っても鍵はにいちゃんしか持ってないやろ?潜だって鍵かかっとるし」「これ受け取ってまーす」と鍵束を見せる。永遠のような10秒間の沈黙が、どうしても笑ってしまいそうになって良くなかった。
で、まあ帰宅したものの、真っ暗で鍵の種類がわかるのは父のみ。明かりをつけても何が何やら。普通に礼服で鍵を探しながら試して回る、という、夜盗みたいな働きをして、必要な鍵は開けた。自分はともかく着替えと服薬をしなければ無理。処方薬を飲んでいるところを見られようものなら、またおばあちゃんの詰問に合う。口に含んだまま、水道水の出る蛇口に向かう。「あんたな。夜に明かりつけて網戸にしたらいかんのよ」知るか!緊急事態だ!黙ったまま食器棚からコップを出して水で飲み下す。危なかった。あの場で自分が倒れたらマジでやばかった。ちょっと効いてきたのでせにゃいかんことをしようとしたんだが、お呼び出ないらしい。仏間のパニックを感じながら、叔母方のおっちゃんが絶対にまだ上がらない、との意思表示をしたので、ここは、と思い、靴を脱いで上がる。「これはここ!これはこれでいい!これは日にちが明けてから!とりあえず帰らせ!」と仕切って、「仏間できました。どうぞ」でおっちゃんおばちゃんもう帰らなやってられん状態。見送ろうと玄関について行った。母の「あれはどこ?」攻撃。「ありました!ご安心しておかえりください!」見送りで礼をしたが、90度だった。無意識なのにね。気持ちが出るね。
そこから自分たちのサルベージ。呑気に「あんたら泊まっていかんのな?」「ばあちゃんな、うちはうちでやることがあるんや」と挨拶もせずに帰る。あとから聞けば、母に「大丈夫な?」と聞いてたらしい。大丈夫なわけあるか!お前の不可知領域かつ被差別領域に踏み込んでるんだからほんとのことなんて言えるか!ババアに申し伝えたら、きっと座敷牢の世界なので、両親のそこの理性には感謝したい。
帰りながらうだうだ。珍しく母が飲まないとやってらんないね、状態だったので、缶ビールを美味しく注ぐ方法を実践して、本当の直来。
ここからは結構スピリチュアルなのに事実として観測されている事象を改めて結び直した話になるので、またの機会に。
Adeu!
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2023/12/18〜

12月18日 来週の大阪旅行へ向けて心も身体も整えたいところ。 それでもやってきてしまった寒気に、朝はもうだめかも、と出勤して、してしまったら何とかなったり、何なら職場の方に他愛無い会話を持ちかけてしまったり、少し残ってお仕事をしてしまったりして、傘のかかった三日月をみてカメラを持ってくれば良かったと後悔をする余裕みたいなのを感じながら帰宅している。 でも本当のところの気持ちは(身体も?)全く余裕はない!
ニコンF100をカメラの修理に出したいのに、梱包材や緩衝材の準備が整わずに玄関に置きっぱなしになっている。
昨日のなんかもやもやが募ってTOEICの参考書関係を全部捨てた。 思ったよりすっきりした。

12月19日 お仕事をしている時も生活をしている時も写真やインターネットのことをしている時も、自分の人生は他のところにあって、人生の内訳にそれらがないことに気がついて、今日は心ここに在らずで心地よく過ごした気がする。多分年末マジックです。
とにかく体調に気をつけたい。
久しぶりにカメラレンタルをすることにした。 受け取るために明日は1時間早く早退しないと思っている。 できると良いな。

12月20日 カメラは近くのコンビニの受け取りボックスに納めてもらえることになって、でも色々するべき生活がありすぎて1時間早く帰っている。 半分の月が出ていて、今月の27日の、今年最後の満月に向けて準備中。
今日も瞬く間にめまぐるしくお仕事をして時間が過ぎていった。
通勤中にゴールデンウィークに奈良のホテルを2泊とってみた。半年早くても観光地はちゃんと繁忙期価格で、それでももう既に予約で埋まっている日もあって、ちゃんと生活の鬼(日々に追われるのでなく追う側)をしている人達もいるんですね。
年賀状20枚宛名書きを終えて残り10枚。 まだ、た行だけれど足りるかな?
この機会にとクリーニングを出しに行くとお店のネオンサインだけ光ってシャッターが閉まっていた。初めて行くクリーニング屋さんだったけれど、クリーニング屋さんって水曜休みが多い気がする。
帰宅すると共用部の掃除が完了していて、濡れた廊下にamazonの置き配されていた。段ボールの底がしみしみでなんか最悪(しかも中身がお薬だったのでなんかちょっともっと最悪)。 うーん、と玄関に置いていた捨てられないガラクタ達(いただきものもあったり)を心を鬼にして捨ててみて少し諸々のやり切れなさに落とし所をつけてみた。こうゆう時の自分について傾向と対策を探し中。
スーパーに行くといつも走る息子を叱りながら買い物している男性が、セルフレジで14円のキティちゃんチョコマシュマロだけを買っていた。今日は1人だった。

12月21日 年末年始はどこにも行けなさそうで、それなら生活に足りていないものや更新したいものを整えようかと日用品の上位互換を見定めてみる。 でもこれらが配達されると思うと、今はそれを受け取る余裕すらなく途方に暮れてしまっている。
お昼休みに昨日のクリーニングリベンジを果たそうとしたら、なんと水曜日に加えて第三木曜日も定休日だった!
昨日受けとったレンタルのコンパクトフィルムカメラをカバンに入れて出勤。物理的事情が写真を撮る楽しさを思い出させてくれている感じ。 帰り道に写真を撮ってみたら楽しくて、ちゃんと機材を使いこなせている自信はないけれどきっと何かしら写っているものを見る日が今は楽しみ。

でも楽しんでいたらレンズキャップを落としてしまっていて、少しUターンして発見。
そのまま歩いて駅へ向かい、折り返しの電車に乗ると既にぐっすり眠っているサッカー少年がいて、彼はこのまま折り返して絶望しちゃう感じなのか、それとも到着した電車に乗って即爆睡しているのか、発車する前に起こすべきだったかなと、少し気にしつつこれを書いています。
昨日ふと、学生時代に出会った不特定多数の女の子達を思い出して、女の子をまとめた写真集作りもまた続けたいと思った。 今のこのご時世で“女の子”を括ることは難しいし危険なことなのかもしれないけれど、わたしが感じた写真の中の愛おしい存在は、はっきりと“女の子”だったので、そして当時女の子だった彼女達が今は女の子ではなくなってい��撮れなくなっているのも事実だったりするので、その残酷さにも素直に、だからこそ写真の彼女たちが大好きであることを作品にできないかな、と思っている。そして彼女たちに、もしも後から「私たちは“女の子”ではなくて本当は“男の子”だったんです」と、カミングアウトされた時、私は絶望して悲しくてこの写真を嫌いになってしまうのか、それともただ“女の子”という記号が入れ替わっただけでそれでも大好きが続くのか、そんなことを考えている。
年賀状を10枚買い足した。どうか色々治りますように。

12月22日 今日が冬至ということをぎりぎり思い出せてよかった。 夢に昔好きだった人が出てきて、お仕事や家庭に忙しい風貌にすっかり変わっていてもう全然好きじゃなかった。「まだ相対性理論聴いてるんだね」と笑われた。
寒くて慢性的な体調不良の兆しがあり、今日はロキソニンを飲んでしまった。
産業医の先生との面談があり、離れたキャンパスまで良くしていただいている職員さんに車で送ってもらう。車内で今日はホルモンを食べに行く、と教えてもらう。先週、一緒に写真展へ行った友人もクリスマスはホルモンを食べに行く、と言っていた。クリスマスホルモンが流行っている?
面談では主治医の無責任な対応(と、その時は感じた)に戸惑い怒っていることや満身創痍すぎて今月はお休みをとりつつ出勤したことを報告した。 「ちゃんと体調に対応できるように、助けを求められるようになってよかったですね」と言われ「今どうしたいかがわからないままでも別に良いと思いますよ」とアドバイスをいただく。 そのアドバイスにも、この場を穏便に済ませるためだけに言われている気持ちになって不憫な気持ち。

一期下の方から下瀬美術館のお土産をいただく。 下関の唐戸市場や門司港はとても若者で賑わっていて、海岸向きのベンチは満席だったとのこと。父の実家が下関なのでかつて毎年夏に訪れていた場所だったけれど、そんなに賑わっていた記憶が全くない。
ロキソニンのおかげか、帰りながらこれからのやるべきタスク(年賀状、お掃除、日記の更新、ものを捨てる等!)を思い浮かべても特段焦ることができずぼやっとしてしまっている。
お昼休みに久しぶりに音声放送を聴いたら、セルフレジについて話していて、昨日コンビニのセルフレジで買ったフリーズドライスープを、その後行ったスーパーのセルフレジに誤って通してしまい、なぜかちゃんと商品がカウントされてしまって(スーパーでは取り扱いのない商品のはず)、でも取り消しして店員さんに説明するのがうまくいかない気がして、そのままスーパーでもスープを買ってしまったことを思い出し、今日は気をつけようと思った。 無いものを買ってしまって、昨日のスーパーのレジ計上はどうなっているんだろう。
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第五回単独ライブいつくしむ関連
フライヤーの写真。流石のバチョフだなと感じた。写真の中のツナギが鮫島ヨーコのものか知能犯のものかで戦争が起きる。以下は描いている時に思ったり考えたりしていたこと。
ネクタイ
渡辺銀次のネクタイは毎公演違う。全てのネクタイには名前がついていて、茶目っ気とサービスの発露たるこだわりは衣装の細部まで宿り、それがまた魅力に繋がっている。フライヤーにあるネクタイは「覚悟」という。ドンデコルテ結成時にこのネクタイだったからという伝説がある。
女装時の胸
渡辺銀次の女装における凄みはベリーショートだけにあらず、その胸にある。自然な膨らみを再現するはユニクロの下着だか、渡辺銀次の所作の美しさとキャラクター性を見事に描き出す演技力を持ってすればガチ胸になるの��。
衣装
言わずと知れた神保町が誇る美麗洒脱衣装。ベストがダブルなら新衣装、グレーのベストなら壱號衣装なので覚えておこう。
赤いツナギ
観測上、鮫島ヨーコと第一回単独ライブのオープニングコント「知能犯」で使われている。知能犯のコントで精神に異常をきたしたのでもう一度見たい。
様々なスカーフ
銀次の女達は皆イヤリングやスカーフが違う。それぞれどの女なのかは細部でわかるようになっている。ぜひそこまで見てほしい。
チェックのシャツ
「傘」や「スペイン赴任」の異端の男のシャツ。時には貴重な日本語話者、時には優しさの裏がなさすぎて恐ろしい男。ズボンはジーンズだったり短パンだったり色々なパターンがあるが、渡辺銀次の膝小僧の綺麗さに驚いた記憶がある。
傘
黒く暗く、大きな影が落ちる舞台装置。この傘を選んで使う渡辺銀次の画力の高さは凄まじい。絵描きの私が震える舞台の使い方、構成力は彼が美大出身の証左ともいえるが、一般大出身である。
帽子
「鳩」のおじさんの帽子。気品溢れるミステリアス路上生活者の気迫は誰よりも重厚である。ドンデコルテのコント史の中で傑作と謳われている…私の中で…本当に怖くていいんですよね鳩、本当に(追記:おじさんのことおじざんって書いてた、新手の算数)
コック帽
コント一流オーナーシェフの時に出てくるやつ。他にも炎とかサーフィンとかなんかすごい量の小道具が出てくる。後ろの竜宮セットもそう。余談だが第二回だか三回の時になんの説明もなしにこのセット置いてあって展示をナメてるのかと思った。説明をするべき。
小橋のベスト
夏も着るべき、アイコンだから
配信のない時事ネタのレポ。危デンジャ〜でした。老害に幸あれ。
老害に幸あれ②
1枚目:配信が切れるまでの嘘の笑顔と渡辺さんの好きなところ(怖いところ)
2枚目:言葉の刃を一振り持つ男。渡辺銀次の言葉は厚みが違う、鋭利で重い日本刀のような言葉の刃。
追記:渡辺銀次の言葉が一振りと言いましたが、正確に言うなら一振りの概念で必要に応じてめちゃくちゃ器用に振るうしその場にあるもので二刀流だってできる、そういう男なんですよ。渡辺銀次にできないことはインターネットくらい。
小橋共作の話を全くしていませんがそのですね、健康にいてくだされば十分だと思っています。
ここ最近この筆のようなタッチがかなり気に入っていて過去一自分の絵がいいな…と感じているのですが、皆様はどうですか?色の可愛いやつのほうがいいですか?
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