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最初の特攻を命じたことによって、「特攻の産み親」と呼ばれることになった大西瀧治郎中将は、天皇が玉音放送を通じて国民に戦争終結を告げたのを見届けて、翌16日未明、渋谷南平台の官舎で割腹して果てた。
特攻作戦を採用した責任者といえる将官たち、前線で「おまえたちだけを死なせはしない」と言いながら特攻を命じた指揮官たちの中で、このような責任のとり方をした者は他に一人もいない。
そして、ひとり残された妻・淑恵さんも、戦後、病を得て息を引き取るまで33年間、清廉かつ壮絶な後半生を送っていた。
最初の慰霊法要に駆け込み、土下座した貴婦人
終戦の翌年、昭和21(1946)年3月のある日、全国の有力新聞に、
〈十三期飛行専修予備学生出身者は連絡されたし。連絡先東京都世田谷区・大山日出男〉 との広告が掲載された。
空襲で、東京、大阪、名古屋はもちろん、全国の主要都市は灰燼に帰し、見わた��限りの廃墟が広がっている。
連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)は昭和21年1月、「公職追放令」を出し、旧陸海軍の正規将校がいっさいの公職に就くことを禁止した。日本の元軍人が集会を開くことさえ禁じられ、戦犯の詮議も続いている。広告を見て、「戦犯さがし」かと疑う者も少なからずいたが、呼びかけ人の大山のもとへは全国から続々と連絡が寄せられた。
戦争が終わってこの方、掌を返したような世の中の変化で、生き残った航空隊員には「特攻くずれ」などという侮蔑的な言葉が投げかけられ、戦没者を犬死に呼ばわりする風潮さえもはびこっている。そんななか、大勢の戦友を亡くして生き残った者たちは、戦没者に対し、
「生き残ってすまない」
という贖罪の気持ちをみんなが抱いている。それは、はじめから陸海軍を志した、いわばプロの軍人も、戦争後期に学窓から身を投じた予備士官も、なんら変わるところがない率直な感情だった。
「十三期飛行専修予備学生」は、大学、高等学校高等科、専門学校(旧制)を卒業、または卒業見込の者のうち、10万名を超える志願者のなかから選抜された5199名が、昭和18(1943)年10月、土浦、三重の両海軍航空隊に分かれて入隊、特攻戦死者448名をふくむ1616名が戦没している。呼びかけに応じて集まった予備学生十三期出身者たちの意思は、
「多くの戦没者同期生の慰霊こそ、生き残った者の務めである」
ということで一致した。そして、同期生たちが奔走し、GHQ、警察、復員局の了承をとりつけて、ふたたび10月30日の新聞に、
〈十一月九日、第十三期飛行専修予備学生戦没者慰霊法要を東京築地本願寺にて行ふ〉
と広告を出し、さらにNHKに勤務していた同期生の計らいで、ラジオでも案内放送が流れた。
昭和21年11月9日、国電(現JR)有楽町駅から築地まで、焼跡の晴海通りを、くたびれた将校マントや飛行靴姿の青年たち、粗末ななりに身をやつした遺族たちが三々五々、集まってきた。築地本願寺の周囲も焼け野原で、モダンな廟堂の壁も焦げている。寺の周囲には、機関銃を構えたMPを乗せたジープが停まって、監視の目を光らせている。焼跡のなかでその一角だけが、ものものしい雰囲気に包まれていた。
広い本堂は、遺族、同期生で埋め尽くされた。悲しみに打ち沈む遺族の姿に、同期生たちの「申し訳ない」思いがさらにつのる。読経が終わると、一同、溢れる涙にむせびながら、腹の底から絞り出すように声を張り上げ、「同期の桜」を歌った。
歌が終わる頃、一人の小柄な婦人が本堂に駆け込んできた。「特攻の父」とも称される大西瀧治郎中将の妻・淑惠である。
大西中将は昭和19(1944)年10月、第一航空艦隊司令長官として着任したフィリピンで最初の特攻出撃を命じ、昭和20(1945)年5月、軍令部次長に転じたのちは最後まで徹底抗戦を呼号、戦争終結を告げる天皇の玉音放送が流れた翌8月16日未明、渋谷南平台の官舎で割腹して果てた。特攻で死なせた部下たちのことを思い、なるべく長く苦しんで死ぬようにと介錯を断っての最期だった。遺書には、特攻隊を指揮し、戦争継続を主張していた人物とは思えない冷静な筆致で、軽挙を戒め、若い世代に後事を託し、世界平和を願う言葉が書かれていた。
昭和19年10月20日、特攻隊編成の日。マバラカット基地のそば、バンバン川の河原にて、敷島隊、大和隊の別杯。手前の��ろ姿が大西中将。向かって左から、門司副官、二〇一空副長・玉井中佐(いずれも後ろ姿)、関大尉、中野一飛曹、山下一飛曹、谷一飛曹、塩田一飛曹
昭和19年10月25日、マバラカット東飛行場で、敷島隊の最後の発進
淑惠は、司会者に、少し時間をいただきたいと断って、参列者の前に進み出ると、
「主人がご遺族のご子息ならびに皆さんを戦争に導いたのであります。お詫びの言葉もございません。誠に申し訳ありません」
土下座して謝罪した。淑惠の目には涙が溢れ、それが頬をつたってしたたり落ちていた。
突然のことに、一瞬、誰も声を発する者はいなかった。
われに返った十三期生の誰かが、
「大西中将個人の責任ではありません。国を救わんがための特攻隊であったと存じます」
と声を上げた。
「そうだそうだ!」
同調する声があちこちに上がった。十三期生に体を支えられ、淑惠はようやく立ち上がると、ふかぶかと一礼して、本堂をあとにした。これが、大西淑惠の、生涯にわたる慰霊行脚の第一歩だった。
生活のために行商を。路上で行き倒れたことも
同じ年の10月25日。港区芝公園内の安蓮社という寺には、かつて第一航空艦隊(一航艦)、第二航空艦隊(二航艦)司令部に勤務していた者たち10数名が、GHQの目をぬすんでひっそりと集まっていた。
関行男大尉を指揮官とする敷島隊をはじめとする特攻隊が、レイテ沖の敵艦船への突入に最初に成功したのが、2年前の昭和19年10月25日。三回忌のこの日に合わせて、一航艦、二航艦、合計2525名の戦没特攻隊員たちの慰霊法要をやろうと言い出したのは、元一航艦先任参謀・猪口力平大佐だった。安蓮社は、増上寺の歴代大僧正の墓を守る浄土宗の由緒ある寺で、住職が猪口と旧知の間柄であったという。
神風特攻隊敷島隊指揮官・関行男大尉。昭和19年10月25日、突入、戦死。最初に編成された特攻隊4隊(敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊)全体の指揮官でもあった。当時23歳
昭和19年10月25日、特攻機が命中し、爆炎を上げる米護衛空母「セント・ロー」
寺は空襲で焼け、バラックの一般家屋のような仮本堂であったが、住職は猪口の頼みに快く応じ、特攻隊戦没者の供養を末永く続けることを約束した。この慰霊法要は「神風忌」と名づけられ、以後、毎年この日に営まれることになる。
遺された「神風忌参会者名簿」(全六冊)を見ると、大西淑惠はもとより、及川古志郎大将、戸塚道太郎中将、福留繁中将、寺岡謹平中将、山本栄大佐、猪口力平大佐、中島正中佐……といった、特攻を「命じた側」の主要人物の名前が、それぞれの寿命が尽きる直前まで並んでいる。
生き残った者たちの多くは、それぞれに戦没者への心の負い目を感じつつ、慰霊の気持ちを忘れないことが自分たちの責務であると思い、体力や生命の続く限り、こういった集いに参加し続けたのだ(ただし、軍令部で特攻作戦を裁可した事実上の責任者である中澤佑中将、黒島亀人少将は、一度も列席の形跡がない)。
東京・芝の寺で戦後60年間、営まれた、特攻戦没者を供養する「神風忌」慰霊法要の参会者名簿。当時の将官、参謀クラスの関係者が名を連ねるなか、淑惠は、亡くなる前年の昭和51年まで欠かさず列席していた
十三期予備学生の戦没者慰霊法要で土下座をした大西淑惠は、その後も慰霊の旅を続けた。特攻隊員への贖罪に、夫の後を追い、一度は短刀で胸を突いて死のうとしたが、死ねなかった。ずっとのち、淑惠は、かつて特攻作戦渦中の第一航空艦隊で大西中将の副官を勤めた門司親徳(主計少佐。戦後、丸三証券社長)に、
「死ぬのが怖いんじゃないのよ。それなのに腕がふにゃふにゃになっちゃうの。それで、やっぱり死んじゃいけないってことかと思って、死ぬのをやめたの」
と語っている。
大西瀧治郎中将(右)と、副官・門司親徳主計大尉(当時)。昭和20年5月13日、大西の軍令部次長への転出を控えて撮影された1枚
暮らしは楽ではない。夫・大西瀧治郎はおよそ金銭に執着しない人で、入るにしたがって散じた。門司は、フィリピン、台湾での副官時代、大西の預金通帳を預かり、俸給を管理していたから、大西が金に無頓着なのはよく知っている。淑惠もまた、金銭には無頓着なほうで、もとより蓄えなどない。
家も家財も空襲で焼失し、GHQの命令で軍人恩給は停止され、遺族に与えられる扶助料も打ち切られた。
昭和3年2月、華燭の典を挙げた大西瀧治郎(当時少佐)と淑惠夫人
自宅でくつろぐ大西瀧治郎、淑惠夫妻。大西が中将に進級後の昭和18年5月以降の撮影と思われる
焼け残った千葉県市川の実家に戻って、淑惠は生きるために商売を始めた。最初に手がけたのは薬瓶の販売である。伝手を求めて会社を訪ね、それを問屋につなぐ。次に、飴の行商。元海軍中将夫人としては、全く慣れない別世界の生活だった。
昭和22(1947)年8月上旬のある日、薬瓶問屋を訪ねる途中、国電日暮里駅東口前の路上で行き倒れたこともある。このとき、たまたま日暮里駅前派出所で立ち番をしていた荒川警察署の日下部淳巡査は、知らせを受けてただちに淑惠を派出所内に運び、近くの深井戸の冷水で応急手当をした。
「質素な身なりだったが、その態度から、終戦まで相当な身分の人と思った」
と、日下部巡査はのちに語っている。柔道六段の偉丈夫だった日下部は、元海軍整備兵曹で、小笠原諸島にあった父島海軍航空隊から復員してきた。後日、淑惠が署長宛に出した礼状がもとで、日下部は警視総監から表彰を受けた。だが、その婦人が誰であるか知らないまま8年が過ぎた。
昭和30(1955)年、日下部は、元零戦搭乗員・坂井三郎が著した『坂井三郎空戦記録』(日本出版協同)を読んで坂井の勤務先を知り、両国駅前の株式会社香文社という謄写版印刷の会社を訪ねた。日下部は、昭和19(1944)年6月、敵機動部隊が硫黄島に来襲したとき、父島から硫黄島に派遣され、そこで横須賀海軍航空隊の一員として戦っていた坂井と知り合ったのだ。
香文社を訪ねた日下部は、そこに、あの行き倒れの婦人がいるのに驚いた。そして、この婦人が、大西中将夫人であることをはじめて知った。日下部は淑惠に心服し、こののちずっと、淑惠が生涯を閉じるまで、その身辺に気を配ることになる。
淑惠が、坂井三郎の会社にいたのにはわけがある。
淑惠の姉・松見久栄は、海軍の造船大佐・笹井賢二に嫁ぎ、女子2人、男子1人の子をもうけた。その男の子、つまり大西夫妻の甥にあたる笹井醇一が、海軍兵学校に六十七期生として入校し、のちに戦闘機搭乗員とな��た。
笹井醇一中尉は昭和17(1942)年8月26日、ガダルカナル島上空の空戦で戦死するが、戦死するまでの数ヵ月の活躍にはめざましいものがあった。ラバウルにいたことのある海軍士官で、笹井中尉の名を知らぬ者はまずいない。
その笹井中尉が分隊長を務めた台南海軍航空隊の、下士官兵搭乗員の総元締である先任搭乗員が坂井三郎だった。笹井の部下だった搭乗員はそのほとんどが戦死し、笹井の活躍については、坂井がいわば唯一の語り部となっている。
坂井は、海軍航空の草分けで、育ての親ともいえる大西瀧治郎を信奉していたし、
「敬愛する笹井中尉の叔母ということもあり、淑惠さんを支援することは自分の義務だと思った」
と、筆者に語っている。
坂井は淑惠に、両国で戦後間もなく始めた謄写版印刷店の経営に参加してくれるよう頼み、淑惠は、実家の了解を得て、夫の位牌を持ち、坂井の印刷店のバラックの片隅にある三畳の部屋に移った。日暮里で行き倒れた数年後のことである。
だが、坂井には、別の思惑もある。淑惠が経営に関わることで、有力な支援者を得ることができると考えたのだ。坂井の謄写版印刷の店は、福留繁、寺岡謹平という、大西中将の2人の同期生(ともに海軍中将)ほかが発起人となり、笹川良一(元衆議院議員、国粋大衆党総裁。A級戦犯容疑で収監されたが不起訴。のち日本船舶振興会会長)が発起人代表となって株式会社に発展した。
出資金は全額、坂井が出し、名目上の代表取締役社長を淑惠が務めることになった。会社が軌道に乗るまでは、笹川良一や大西に縁のある旧海軍軍人たちが、積極的に注文を出してくれた。淑惠は、香文社の格好の広告塔になったと言ってよい。
「裏社会のフィクサー」の大西に対する敬意
淑惠には、ささやかな願いがあった。大西の墓を東京近郊に建て、その墓と並べて、特攻隊戦没者を供養する観音像を建立するというものである。
苦しい生活のなかから細々と貯金し、昭和26(1951)年の七回忌に間に合わせようとしたが、それは到底叶わぬことだった。だが、この頃から慰霊祭に集う人たちの間で、淑惠の願いに協力を申し出る者が現れるようになった。
大西中将は、まぎれもなく特攻を命じた指揮官だが、不思議なほど命じられた部下から恨みを買っていない。フィリピンで、大西中将の一航艦に続いて、福留繁中将率いる二航艦からも特攻を出すことになり、大西、福留両中将が一緒に特攻隊員を見送ったことがあった。このときの特攻隊の一員で生還した角田和男(当時少尉)は、
「大西中将と福留中将では、握手のときの手の握り方が全然違った。大西中将はじっと目を見て、頼んだぞ、と。福留中将は、握手しても隊員と目も合わさないんですから」
と述懐する。大西は、自身も死ぬ気で命じていることが部下に伝わってきたし、終戦時、特攻隊員の後を追って自刃したことで、単なる命令者ではなく、ともに死ぬことを決意した戦友、いわば「特攻戦死者代表」のような立場になっている。淑惠についても、かつての特攻隊員たちは、「特攻隊の遺族代表」として遇した。
「大西長官は特攻隊員の一人であり、奥さんは特攻隊員の遺族の一人ですよ」
というのが、彼らの多くに共通した認識だった。
そんな旧部下たちからの協力も得て、昭和27(1952)年9月の彼岸、横浜市鶴見区の曹洞宗大本山總持寺に、小さいながらも大西の墓と「海鷲観音」と名づけられた観音像が完成し、法要と開眼供養が営まれた。
昭和27年9月、鶴見の總持寺に、最初に淑惠が建てた大西瀧治郎の墓。左は特攻戦没者を供養する「海鷲観音」
その後、昭和38(1963)年には寺岡謹平中将の筆になる「大西瀧治郎君の碑」が墓の左側に親友一同の名で建てられ、これを機に墓石を一回り大きく再建、観音像の台座を高いものにつくり直した。
墓石の正面には、〈従三位勲二等功三級 海軍中将大西瀧治郎之墓〉と刻まれ、側面に小さな字で、〈宏徳院殿信鑑義徹大居士〉と、戒名が彫ってある。再建を機に、その隣に、〈淑徳院殿信鑑妙徹大姉〉と、淑惠の戒名も朱字で入れられた。
この再建にあたって、資金を援助したのが、戦時中、海軍嘱託として中国・上海を拠点に、航空機に必要な物資を調達する「児玉機関」を率いた児玉誉士夫である。児玉は、海軍航空本部総務部長、軍需省航空兵器総局総務局長を歴任した大西と親交が深く、私欲を微塵も感じさせない大西の人柄に心服していた。大西が割腹したとき、最初に官舎に駆けつけたのが児玉である。
昭和20年2月、台湾・台南神社で。左から門司副官、児玉誉士夫、大西中将
児玉は、昭和20(1945)年12月、A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに拘置され、「児玉機関」の上海での行状を3年間にわたり詮議されたが、無罪の判定を受けて昭和23(1948)年末、出所していた。
巣鴨を出所したのちも、淑惠に対し必要以上の支援はせず、一歩下がって見守る立場をとっていた。「自分の手で夫の墓を建てる」という、淑惠の願いを尊重したのだ。だから最初に墓を建てたときは、協力者の一人にすぎない立場をとった。
だが、再建の墓は、大西の墓であると同時に淑惠の墓でもある。児玉は、大西夫妻の墓は自分の手で建てたいと、かねがね思っていた。ここで初めて、児玉は表に出て、淑惠に、大西の墓を夫婦の墓として建て直したいが、自分に任せてくれないかと申し出た。
「児玉さんの、大西中将に対する敬意と追慕の念は本物で、見返りを何も求めない、心からの援助でした。これは、『裏社会のフィクサー』と囁かれたり、のちにロッキード事件で政財界を揺るがせた動きとは無縁のものだったと思っています」
と、門司親徳は言う。
鶴見の總持寺、大西瀧治郎墓所の現在。墓石に向かって左側に海鷲観音と墓誌、右側には遺書の碑が建っている
大西瀧治郎の墓石右横に建てられた遺書の碑
墓が再建されて法要が営まれたとき、淑惠が参会者に述べた挨拶を、日下部巡査が録音している。淑惠は謙虚に礼を述べたのち、
「特攻隊のご遺族の気持ちを察し、自分はどう生きるべきかと心を砕いてまいりましたが、結局、散っていった方々の御魂のご冥福を陰ながら祈り続けることしかできませんでした」
と、涙ながらに話した。
「わたし、とくしちゃった」
淑惠は、昭和30年代半ば頃、香文社の経営から身を引き、抽選で当った東中野の公団アパートに住むようになった。3階建ての3階、六畳と四畳半の部屋で、家賃は毎月8000円。当時の淑惠にとっては大きな出費となるので、児玉誉士夫と坂井三郎が共同で部屋を買い取った。ここには長男・多田圭太中尉を特攻隊で失った大西の親友・多田武雄中将夫人のよし子や、ミッドウェー海戦で戦死した山口多聞少将(戦死後中将)夫人のたかなど、海軍兵学校のクラスメートの夫人たちがおしゃべりによく集まった。門司親徳や日下部淳、それに角田和男ら元特攻隊員の誰彼も身の周りの世話によく訪ねてきて、狭いながらも海軍の気軽な社交場の趣があった。
「特攻隊員の遺族の一人」である淑惠には、多くの戦友会や慰霊祭の案内が届く。淑惠は、それらにも体調が許す限り参加し続けた。どれほど心を込めて慰霊し、供養しても、戦没者が還ることはなく、遺族にとって大切な人の命は取り返しがつかない。この一点だけは忘れてはいけない、というのが、淑惠の思いだった。
大西中将は生前、勲二等に叙せられていたが、昭和49(1974)年になって、政府から勲一等旭日大綬章を追叙された。この勲章を受けたとき、淑惠は、
「この勲章は、大西の功績ではなく、大空に散った英霊たちの功績です」
と言い、それを予科練出身者で組織する財団法人「海原会」に寄贈した。大西の勲一等の勲章は、茨城県阿見町の陸上自衛隊武器学校(旧土浦海軍航空隊跡地)内にある「雄翔館」(予科練記念館)におさめられている。
昭和49年、大西瀧治郎を主人公にした映画「あゝ決戦航空隊」が東映で映画化され、淑惠は京都の撮影所に招かれた。大西中将役の鶴田浩二、淑惠役の中村珠緒とともに撮られた1枚
淑惠は、毎年、この地で開催されている予科練戦没者慰霊祭にも、欠かさず参列した。
「こういう会合の席でも、奥さんはいつも自然体で、ことさら変わったことを言うわけではない。しかし短い挨拶には真情がこもっていて、その飾らない人柄が参会者に好感をもたれました。大西中将は『特攻の父』と言われますが、奥さんはいつしか慰霊祭に欠かせない『特攻の母』のようになっていました」
と、門司親徳は振り返る。
昭和50(1975)年8月、淑惠は最初に特攻隊を出した第二〇一海軍航空隊の慰霊の旅に同行し、はじめてフィリピンへ渡った。
小学生が手製の日の丸の小旗を振り、出迎えの地元女性たちが慰霊団一人一人の首にフィリピンの国花・サンパギータ(ジャスミンの一種)の花輪をかける。特攻基地のあったマバラカットの大学に設けられた歓迎会場では、学長自らが指揮をとり、女子学生が歌と踊りを披露する。警察署長が、慰霊団の世話を焼く。
予想以上に手厚いもてなしに一行が戸惑っていたとき、突然、淑惠が壇上に上った。
「マバラカットの皆さま、戦争中はたいへんご迷惑をおかけしました。日本人の一人として、心からお詫びします。――それなのに、今日は、こんなに温かいもてなしを受けて……」
涙ぐみ、途切れながら謝辞を述べると、会場に大きな拍手が起こった。
淑惠は、翌昭和51(1976)年にも慰霊団に加わったが、昭和52(1977)年6月、肝硬変をわずらって九段坂病院に入院した。この年の4月、二〇一空の元特攻隊員たちが靖国神社の夜桜見物に淑惠を誘い、砂利敷きの地面にござを敷いて夜遅くまで痛飲している。
「こんなお花見、生まれて初めて……」
77歳の淑惠は、花冷えのなかで嬉しそうに目を細め、しみじみつぶやいた。
九段坂病院5階の奥にある淑惠の病室には、門司親徳や、かつての特攻隊員たちも見舞いに駆けつけ、人の絶えることがなかった。児玉誉士夫は、自身も病身のため、息子の博隆夫妻に見舞いに行かせた。香文社時代の同僚、遠縁の娘など身近な人たちが、献身的に淑惠の世話をした。日下部淳は、警察の仕事が非番の日には必ず病院を訪れ、ロビーの長椅子に姿勢よく座って、何か起きたらすぐにでも役に立とうという構えだった。
昭和53(1978)年2月6日、門司親徳が午前中、病室に顔を出すと、淑惠は目をつぶって寝ていた。淑惠が目を開けたとき、門司が、
「苦しくないですか?」
とたずねると、小さく首をふった。そして、しばらくたって、淑惠は上を向いたまま、
「わたし、とくしちゃった……」
と、小さくつぶやいた。子供のようなこの一言が、淑惠の最期の言葉となった。淑惠が息を引き取ったのは、門司が仕事のために病室を辞去して数時間後、午後2時24分のことであった。
「『とくしちゃった』という言葉は、夫があらゆる責任をとって自決した、そのため、自分はみんなから赦され、かえって大事にされた。そして何より、生き残りの隊員たちに母親のようになつかれた。子宝に恵まれなかった奥さんにとって、これは何より嬉しかったんじゃないか。これらすべての人に『ありがとう』という代わりに、神田っ子の奥さんらしい言葉で、『とくしちゃった』と言ったに違いないと思います」
――門司の回想である。
淑惠の葬儀は、2月18日、總持寺で執り行われた。先任参謀だった詫間(猪口)力平が、葬儀委員長を務め、数十名の海軍関係者が集まった。納骨のとき、ボロボロと大粒の涙を流すかつての特攻隊員が何人もいたことが、門司の心に焼きついた。
こうして、大西淑惠は生涯を閉じ、その慰霊行脚も終わった。残された旧部下や特攻隊員たちは、淑惠の遺志を継いで、それぞれの寿命が尽きるまで、特攻戦没者の慰霊を続けた。戦後すぐ、芝の寺で一航艦、二航艦の司令部職員を中心に始まった10月25日の「神風忌」の慰霊法要は、元特攻隊員にまで参会者を広げ、平成17(2005)年まで、60年にわたって続けられた。60回で終わったのは、代のかわった寺の住職が、先代の約束を反故にして、永代供養に難色を示したからである。
大西中将の元副官・門司親徳は、「神風忌」の最後を見届け、自身が携わった戦友会の始末をつけて、平成20(2008)年8月16日、老衰のため90歳で亡くなった。昭和と平成、元号は違えど、大西瀧治郎と同じ「20年8月16日」に息を引き取ったのは、情念が寿命をコントロールしたかのような、不思議な符合だった。
大西夫妻の人物像について、門司は生前、次のように述べている。
「大西中将は、血も涙もある、きわめてふつうの人だったと思う。ふつうの人間として、身を震わせながら部下に特攻を命じ、部下に『死』を命じた司令長官として当り前の責任のとり方をした。ずばぬけた勇将だったとも、神様みたいに偉い人だったとも、私は思わない。だけど、ほかの長官と比べるとちょっと違う。人間、そのちょっとのところがなかなか真似できないんですね。ふつうのことを、当り前にできる人というのは案外少ないと思うんです。軍人として長官として、当り前のことが、戦後、生き残ったほかの長官たちにはできなかったんじゃないでしょうか
奥さんの淑惠さんも、無邪気な少女がそのまま大人になったような率直な人柄で、けっして威厳のあるしっかり者といった感じではなかった。でも、人懐っこく庶民的で、人の心をやわらかく掴む、誠実な女性でした。長官は、そんな淑惠さんを信じて後事を託し、淑惠さんは、つましい生活を送りながら、夫の部下たちやご遺族に寄り添って天寿を全うした。
正反対のタイプでしたが、理想的な夫婦だったんじゃないでしょうか。いまの価値観で見ればどう受け止められるかわかりませんが……」
そう、現代の価値観では計り知れないことであろう。責任ある一人の指揮官と、身を捨てて飛び立った若者たち。そして、自決した夫の遺志に殉ずるかのように、最期まで慰霊に尽くし続けた妻――。
「戦争」や「特攻」を現代の目で否定するのは簡単だ。二度と繰り返してはな��ないことも自明である。しかし、人は自分が生まれる時や場所を選べない。自らの生きた時代を懸命に生きた人たちがいた、ということは、事実として記憶にとどめておきたい。
旧軍人や遺族の多くが世を去り、生存隊員の全員が90歳を超えたいまもなお、全国で慰霊の集いが持たれ、忘れ得ぬ戦友や家族の面影を胸に、命がけで参列する当事者も少なくない。彼らの思いを封じることは誰にもできないはずだから。
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【R6乙女向】【Bandit/reader】Comet Dash 彗星为谁而来 1
分级:PG-13
性向:F/M
原作:彩虹六号:围攻
配对:卧底Bandit/酒吧女侍reader
梗概:一个关于自救、拯救、被拯救的俗套故事。
警告:这篇文写于很久、很久、很久以前,那个时候班哥还没有女朋友,也没有光头。
Ⅰ
开始为了老妈的保释金存钱的那一天,我走在乔德街上,偶然看进一家五金店的橱窗里。木格间镶嵌的玻璃脏兮兮的,收银台后站着个矮个儿黑人老头,大半身体倚在拐杖上,正要把一本挂历从墙上摘下来。我停住脚步,望着他费力地踮起脚时拐杖头上颤个不停的手,意识到我在黑彗星工作的第一年快要走到头了。
我把手从连帽外套口袋里抽出来,推开五金店的门。门上挂有两个响不了的圣诞铃铛,光泽暗淡,塑料槲寄生叶片上蒙了结结实实的一层灰。我不由想到老妈常说的,逾期的装饰会为宅子带来厄运,虽然我们大多数时候并没有购买小彩灯和圣诞树的闲钱。出来时,我的怀里多了把生满红锈的旧扳手,以及一本已经过期的二零零六年日历,总共花去五块钱。路边的乞丐伸出长满脓疮的手臂。五块钱,小姐,五块钱就好。冷风倒灌进鼻腔里。我低下脑袋,步子迈得更大了些。
从此往后,这把扳手在我的口袋里生了根。不管我走到哪儿,它都沉甸甸地坠在我的衣袋里,尤其是当我要在黑彗星值夜班的时候。如果你也生活在运河区,在酒吧讨生活,大多数情况下当你的嘴吐出好的、抱歉、谢谢惠顾,你的心里其实在说“操你妈”。就三个字,你的年假就要报废在医院里了。值班时,我的手常常需要滑进荷叶边围裙的口袋里握住扳手的金属柄,只为不让自己喊出那句操你妈。操你妈之后是狗娘养的,接着是砸在颅骨上的酒瓶,飞溅的血滴,裂开的骨头,救护车和警笛。捶着吧台要求赊账的醉汉不知道我的口袋里有把扳手,我也不知道他会不会把手伸向牛仔裤后腰,掏出一把伯莱塔。
在运河区,你永远不会知道站在你面前的人会从口袋里掏出什么。
老佩里知道扳手的事之后,把我从吧台调到了后厨。他的借口是,如果我少跟人打交道,就会少惹点麻烦。但我明白,他之所以把我放进后厨,是因为我的脑子比炸鸡块的文森特和调酒的何塞菲娜转得更快。黑彗星不是靠往酩悦香槟和伏特加里兑水营生的。我们在吧台接待前来交易的情报贩子和顾客,在后厨为情报归类,接打电话,决定该让什么人知道什么事。老佩里亲自建立了一整套信息系统,完备而复杂,从他左腿还没瘸的时候沿用至今且尚未过时。那之后我每天端盘子倒酒的时间大大缩水,挪出的八个小时用来整理雇佣兵的简历,为退伍兵和地下拳馆搭线,用记者暗访店铺的时间表交换警署可贿赂人员的名单。我并不想知道老佩里从哪儿买来这些东西,又要卖到哪儿去,虽然我不得不知道。现如今,有点头脑的年轻人大多都找到了更能来钱的去处。要是我有的选,我也会爬出去。我只希望我能撑到那一天,毕竟我见过太多坐在酒杯前说“干完这一票,我就回老家种玉米”然后隔天死在报纸头条上的人。
其实事情本来还可以更糟的,比如被逐渐同化。大多数时候,只要一句“事情本来还可以更糟糕的”,日��就能过下去了。
抱着日历回到黑彗星,我把替何塞菲娜买的睫毛膏给她,帮文森特从冰箱里拿了包冷冻鸡肉出来,然后从伸缩梯爬上阁楼。我的房间仍是老样子,除了老旧的门上多出一把突兀的新锁,和我搬进来的时候相比无甚差别,每一个角落都向外发射着“此处不宜久留”的信号,既没有变大,也没有缩得更小。一张皇后乐队的海报贴在衣柜对面的墙上,我将它扯下来,露出后头掉漆的墙上被抽掉三四块砖而形成的一小方凹陷。砖洞像张缺牙的嘴,谄媚地含着一叠边角打卷的、堆得乱七八糟的钞票。我点了一遍数目,然后把日历挂了上去。
墙的嘴被堵上了,一小块墙皮被震落下来。和海报相比,这东西好就好在自带一块褐色硬壳封皮,这样就算哪天老佩里或者别的什么人突发奇想溜进我的房间,把手放上去,也不会发觉底下不正常的凹陷。衣柜门上镶着的穿衣镜倒映出挂历的大标题,花体字写就的2006被玻璃上蛇行的裂痕割成两半,“200”在一边,“6”在另一边。
镜子里的我也有一张被割裂的脸。这可算得上是某种时间错位,事实上,二零零七年已经开始了,我即将第一次见到多米尼克·��伦斯迈尔。那一年《浪潮》尚未上映,有那么几个星期塔利班天天在电视屏幕下方滚动,基里尔风暴自下萨克森州登陆,继而席卷整个德国。我们用手掌宽的银色胶带封上每一扇玻璃窗,成箱地储备饮用水、面包和收音机电池,把床垫搬进地下室,听头顶嘎吱作响的风声、有声小说和电台转播的气象局消息度日:跨莱茵河的所有大桥都被关闭,汉诺威中央车站向滞留旅客开放了防空洞,红十字会成员在那里分发毛毯。那会儿似乎便利店货架上能找到的任何东西都比现在便宜,在汉诺威的黑色世界崭露头角的多米尼克也不叫多米尼克。因此,或许也可以说,这个故事在某种程度上从最开始就充斥着谎言。
而我���前从不知道谎言也可以拯救一个人。
Ⅱ
机车轰鸣声在酒吧外头的街道上响起,由远及近,如同水滴形刀刃的宽度从尖锋开始极速扩大,割开运河区的夜晚包藏的污垢。吧台对面墙上的铜质船锚造型时钟已彻底报废,时针一动不动地瘫在那儿,指向钟被流弹击中的时刻,分针则不知所踪。那把声波刀一路切割在街上游荡着的乞丐、兜售便宜口活的未成年男女和磕高了的流浪汉,最终在黑彗星门口戛然而止;我看了一眼手腕上的电子表:半夜十一点四十五分。
如果把时间拨回下午,地狱天使和吉普赛小丑的那两拨人没有选择在这里就地解决问题,而是遵循传统,出去找个废弃工厂或者小巷火并,这本该是平日里黑彗星最热闹的钟点。一直以来,黑彗星就像那几个没有手术价目表的诊所一样,属于人人尊敬的非军事化区。没人知道规矩怎么就变了。
现在,酒吧里剩下的一切都蒙上一层清冷的蓝色,色调十分和谐,几近诡异。墙上原本会放出红色或紫色灯光的灯管全碎了,玻璃碎块浸在血泊里,旁边散落着一截断指。舞池里只有血和脏脚印,钢管上飞溅的红色液体让这里看上去像某部低级恐怖片的拍摄现场。如果只靠我单打独斗,把这地方收拾到能营业的状态需要一整个星期。擦擦洗洗不是我的活儿,可当我从警局回来的时候黑彗星比坟墓还安静:炸鸡块的文森特跑了,调酒的何塞菲娜死了,拖地板、擦桌子、洗碗的卢克躺在医院里,负责安保的宾尼不知所踪。你看,最聪明的人也免不了要拿起拖把和水桶,脖子上挂条抹布。
可是我不。从我走进黑彗星的门、走向废墟中心、屁股挨到被砸得稀巴烂的圆形吧台桌面的那一刻算起,除了坐在桌上闷头抽烟,我什么都没干。半个小时过去了,我没挪一下窝,一脚踩一个泼了酒渍的吧台凳,一根烟抽完就用烟头点燃下一根。我是粗制滥造的恐怖片的女主角,天花板角落里被人一枪打碎的监控摄像头给我一帧特写,而我今晚准备耍大牌罢工。操你妈。
当我用第六根烟的烟头点燃第七根烟,摩托车的噪音在门前熄了火。有人屈起指关节,在门框上敲了敲——酒吧的门早些时候给那帮人砸烂了。我抬起头,头顶硕果仅存的一盏吊灯摇摇晃晃,昏暗的淡黄色光自上而下照亮男人的脸,使他颧骨下的凹陷和眼眶更加深邃。戏剧性的打光。另一个迫不及待地想在这部G级烂片中毁掉职业声誉的演员。他身上的机车夹克、皮裤和马丁靴在光中显现出不真实的刻意做旧效果,运河区的男人十个有九个这么打扮,就连有些下巴上尚未冒出胡茬的男孩也会借钱置办这样一套行头,穿上后翘课出来到街上闲逛,找欠缺职业操守的便利店老板买廉价香烟和成人杂志,幻想自己在大房子里搂着丰满美妞点钞票的未来。
“我能为你做些什么?”我不动声色地把烟从嘴边拿下来,声音自带宣布打烊的意味。我用烟头指指周围,示意他看看那些呕吐物,散落在长桌上的脱衣舞娘挂画残片和被割破了的、翻出金黄色海绵垫的皮椅。而男人似乎不以为意,他跨过倒在地上的吧台凳,弹壳在他的靴底嘎吱作响,夹克下的衬衫印着排成下弧形的汉诺威字样,以及AFFA:Angels Forever, Forever Angels。
要是你也从小在运河区长大,这些标志的含义在你脑袋里会比你最爱的乐队主唱的名字还要清晰。在这儿无知和过分自信一样危险。他不是地狱天使,暂时不是,只是个被观察者,负责跑腿、开车和收拾残局。目前这个阶段,这些缩写和势力地区的名字就是他能放到自己身上来虚张声势的所有东西了——如果他胆敢现在就把侧面骷髅和金红单翼纹到背上,地狱天使会把他摁在地上暴打一顿,点燃衬衫按上他的后背,在他的惨叫声中撕下那块皮。
“放轻松,小家伙,我只是忘了点东西在这。”他的手插在夹克口袋里,视线和他的声音一样蒙着灰雾般半新不旧的厌倦,懒洋洋地扫过废墟,如同白领等红灯时冷漠地浏览大厦广告牌上的模特。“怎么不见老佩里?”
“ICU里躺着呢。急着���他?我可以给你地址。”
男人笑了,露出一口雪白齐整的牙齿,简直是活生生的牙医诊所广告。这就是那种会让头一次进酒吧的傻姑娘心旌神摇,而更机灵的女孩看了就知道该躲远点儿的笑容。“不,不——只是关心一下。这老家伙还欠我四十块钱呢,去年他押了科特迪瓦赢。”
啊,世界杯,运河区酒吧从业者的噩梦。“听我说,忘了那些钱吧,他被打中的是这儿。”我的两根指头夹着烟,用烟嘴指指自己的太阳穴,企盼他听完之后赶紧走开,让我一个人待在这里回顾我升级失败的人生中第二致命的打击。然而哪怕我坚信他百分百读懂了我的潜台词,他也没有流露出丝毫转身的意图,只是像个刚接受了牧师祝福的新郎那样心安理得地站在原地,耸了耸肩膀:“我很遗憾。”
比起老佩里,他的语气听上去更像在遗憾那四十块。我做了个请自便的手势,继续抽烟,不再搭理他。男人从口袋里掏出一个小手电筒,开始在暴力的遗迹里翻找起来。他弯下腰,查看桌底的阴影,用手电筒的柄拨开碎瓷砖。一声响亮的呱唧后,他一脚踩进了血泊,又若无其事地拔出来,在已经肮脏不堪的木地板上印出更多一串一串的血脚印。我刻意移开视线,盯着在天花板上跳舞的烟雾,以免惹麻烦。天知道他在找什么。
后来——我是指我们熟起来之后,他曾煞有介事地问过我,这第一次会面是否给我留下了什么深刻的印象。我如实回答:我只记住了你的屁股。
这个答案让他的表情看起来就像舀了一满勺芝士烩饭送进嘴里,却尝出里头搁了融化的洗衣皂。虽然每个人都会在大庭广众下同意把诚实归进美德这一分类,不过最好别期待它会比烩饭里的肥皂卖相更好。那会儿我坐在吧台上抽烟,整个人颓得能本色出演离开拉斯维加斯,环视四周,眼睛里只有破桌子、破椅子、墙上人头大的血渍,然后就是他因为弯腰在地上找东西而翘起来的臀部,绷紧的皮革的线条赏心悦目。我不能指望他意会到这是句具有调情意味的赞美,多米尼克的脑袋里管情商的那个分区是高级水泥做的。
多米尼克,什么样的怪胎才能厚着脸皮��这个叫美好的初遇啊?这世界上的绝大多数姑娘只会在毕业舞会上邂逅她们的白马王子,穿着露肩晚礼服而不是被血染毁了的劣质衬衫和油腻的围裙,嘴里叼着棒棒糖而不是黑魔鬼。老天,这不是一句“我他妈没开玩笑”能说清楚的。我多想向他好好地解释这一切,我错过的,我失去的,我得到的。这很不容易,所以最后我只能对他说,血不是我的。
血不是我的。有个男人在我鼻尖前头被割了喉咙。血像热水从年久失修的水龙头里爆发一样欢天喜地地从他的脖子喷出来,直接射进我嘴里。男人一点点歪倒下去,那血淋淋的花洒喷头也一点点竖着扫射下去,从我的脸到我的脖子到胸口,我搁在桌上的手也没放过,直到他瘫软的身体完全消失在大理石吧台的另一侧。
想象一下,口腔上一秒还是空的,下一秒就溢满了难以言喻的咸腥味。嗅觉和味觉能感知到的整个世界都浸在铁锈里,那感觉就像你的嘴和鼻腔完全打通了。你的鼻尖牙齿和嘴唇都在往下滴血。啪嗒,鼻尖滴下的血砸到嘴唇上。
那老家伙是对的,我不是在前台干活的料。那一瞬间我甚至不相信居然在我身上能发生这么操蛋的事。什么,认真的吗,你开玩笑吧。我闭了闭嘴唇,舌头在上颚碾了一下。我在试图确认。我不敢相信那真的是血。那么多。
接着呢?多米尼克催促我。说下去。说出来你会好过些。
接着我吐了。
我捂住嘴,混着血的呕吐物从指缝间漏出来,顺着手臂流下去,滴答了一路。我蹲下来躲避流弹,匍匐着挪到墙边,再摸着墙根转进厨房。中途我被地上的一条胳膊绊了一跤,下巴以青春期女孩们坠入爱河的冲劲儿狠狠地磕在地板上,殃及牙齿,刮走了舌头上的一块皮。去确认那人是不是还活着的念头也就存活了半秒钟。因为沾满血,指头在厨房铁门的门锁上不住打滑,抖得像个帕金森病人,结果就是金属锁的表面最后也晕开了一大片血红。我扒住洗手池,从呕吐的眩晕浮出的间隙听到有人边捶门边大吼,声音像从外太空跋涉数十万光年而来一样模糊,不知道是在求我放他进去还是命令我把门打开。门外头是枪林弹雨,门里头是我在倾��废物。我在洗手池旁边浪费了一整个世纪,肺叶都快呕到喉头,直到浑身脱力,瘫倒在瓷砖上。
恐怕接下来的很长一段时间我都会抵触热水澡了。亲爱的,最恶心的不是铁锈味,是温度。那个陌生男人的血热得发烫。
最后门是被姗姗来迟的条子砸开的,无论他们在门外怎么喊叫,我都不肯相信他们真的是警察。果不其然,门一打开,我便看到门前的地上躺着何塞菲娜的尸体,半边脸不翼而飞。条子们显然急需活着的、意识清晰的目击者,匆匆忙忙把我捉去做笔录,把我押进警车之前甚至不肯让我去换件体面衣服。可从另一方面来看,这些家伙的工作态度实在耐人寻味。你瞧,甚至都没人来把案发现场围起来。就连老妈用双筒猎枪给了老爹的脑袋一次鸣枪警告那回,都有黄黑相间的胶带拦在公寓门口,粉笔画出老爹的身体轮廓。被送回来的路上,我不可避免地回想起邮箱里新收到的那条有关黑帮和警局地下交易的消息,尽管这对载着我的这辆警车是莫大的不敬。
我又吸了一口烟,数了数被打碎的玻璃窗的数目。黑彗星的门口处有道可伸缩的栅栏铁门,尚且不用操心。这一块儿就是汉诺威市政府最不想让游客知道它存在的那种地方,如果就让那些窗户这么开着,明天早上起来,我就会看到这里所有还算值钱的玩意全被搬走了,从点唱机到冰柜。破窗效应也不完全是胡扯,我需要弄点防卫措施,给还剩下的东西列张清单,再把所有散落的人体组织扔进垃圾袋。可我现在他妈的连自己的腿都感觉不到了。宝贝儿,我好累。
这就像在一场非自愿参加的大逃杀式马拉松,你透支了下一天、下一星期和一整年的毅力爬到终点线,屠夫打扮的计时员举起扩音器说:对不住,老兄,你还有一公里。
“嘿,嘿?美人儿?”那个不识相的男人的声音把我扯了回来。现在他又回到了吧台前,手里多了一个黄色的文件袋,奇迹般干净。“麻烦让让。”
不晓得他的声音到底有什么让人服从指令的魔力,也可能是我太困了,我下意识地就把一只脚从踩着的吧台凳上抬了起来。凳脚在地上发出刺耳的刮擦声,他把凳子拉过去,毫不讲究地在上头坐下。
“那上面有玻璃碴。”���这么对他说,其实我压根不知道那把高脚凳上到底有什么。我只希望他听到这句话后站起来,把凳子还给我,好让我有个地方搁我的脚。烟灰落到我的运动鞋上,我抖了抖脚尖,一小撮灰白色的粉尘落到地上。
男人再度施展充耳不闻的魔法,作派与老妈边大吼边一件接一件地将家里的相框摔向地板时安然收看球赛的老爹如出一辙。他将手搭上桌面,向我讨要一根烟。我抖抖烟盒,倒出一根给他,他道了声谢,把烟咬在嘴里,得寸进尺地凑上来。我一边在心里回忆无耻之徒这个单词该怎么拼,一边手已经自动伸向背后,顺着吧台摸索下去,拉开抽屉凭感觉拈出一只塑料打火机。
有那么几秒钟,我和他的距离很近。火苗蹭地窜起,他的漂亮眉眼在火光里分毫毕现,垂下的睫毛一根根被勾勒出来,镀上一层黄金。光凭这张脸,他就能毫不费力地找到大把大把心甘情愿为他付账单的女人。烟一点燃,他就退开了。以防他还有更多要求,我干脆又从酒柜里挖出一瓶威士忌,倒了两杯酒。
男人接过玻璃杯,眼神堪称愉快。“可以叫我尼克。你是佩里的外甥女?”
我模糊不清地咕哝了一声,弹了弹烟灰。我不认为尼克有任何理由为我颓靡的反应愤愤不平,佩里死透了,他的独生女十几年前怀揣着好莱坞演员梦和私生子离家出走,没往家里打过一个电话。没人会来继承黑彗星,就算佩里小姐从天而降,她也只会把它卖掉。我对法律上的继承程序一无所知,更不知道我还能被允许拥有那间小阁楼多久,说不定再过几天,我就要加入街头游荡的那一群了。我原本的目标是在两年之内攒齐老妈的保释金,一夜之间,数字二后头就得加个零;在普通的酒吧和餐厅洗盘子不可能拿到我现在的收入,也许像我这样的软脚虾也能带着黑彗星的情报库另起炉灶——如果命运女神当真瞎了眼的话。
“友好点嘛,女孩。”尼克劝道,酒杯边缘碰撞着他的牙齿,有如剔透的冰块碰撞杯壁。“我想,你应该同意交换名字是社交礼仪的一部分。”
我握住玻璃杯的手不自觉地加大了力度。“叫我海伦就行。”我尽力藏好警惕的神色,屁股往后挪了挪,同时夹起手��碰碰大腿外侧,以确定扳手还在口袋里。
尼克微笑的时候我就不呼吸。
“海伦。”他好整以暇地重复了一遍,我的名字在他嘴里像句邪恶的咒语。“��的意思是,你看起来需要帮助。”
我看着他。就算是瞎眼的命运女神也看得出来我需要帮助。我知道大家是怎么说运河区的某些女人的,这是跑了丈夫的汉娜,那是死了丈夫的罗斯玛丽。一句话就能概括所有的人生。到最后他们也会这么用一句话概括我:没了爹妈的海伦,刚过十九岁,高中辍学,在城市最肮脏的下水道里游荡,房子被银行收走,除了被砸成垃圾堆的酒吧的阁楼以外无处可归。我有三扇窗户要修,两百平方米的地板要擦,五千块钱的高利贷要还。我真想知道他打算怎么帮我。我真想知道一颗彗星该怎么照亮整片没有月亮的夜空。
Ⅲ
我们从杂物间里挖出了一个修理工具箱,我是说,尼克和我。我很快发现他有一套高超的盘问技巧,他一边往横在窗户上的木板钉钉子,一边轻松随意地与我闲聊,a.k.a.套话。我在旁边给他打下手,想着自己的事,注意力涣散的结果就是被他东一句西一句地套出了好些我本来半个字也不想提的事儿,甚至连电话号码也交了出去。作为情报业者,这真是奇耻大辱。但是看在他的木工活儿做得很漂亮的份上,我决定原谅他。
快要收工的时候,尼克向我要了一罐广告颜料,在木板上刷了一行明黄色的粗体Nick B。眼馋的无赖混混们看到这个,就会知道尼克·贝图尔格看着这儿。“如果早知道会在这里派上用场,我可以帮你带些更管用的小玩意儿来,不过你晚上可能就睡不太安稳了。”尼克兴味索然地说,“这个窗户框是金属的,对吧?”
“我想是吧。”我接过他手里沾着颜料的刷子。“那是什么意思?”
我们面面相觑了三秒钟,反应过来之后,坏笑爬上尼克的脸庞。“什么?——噢。你知道人触电会发出什么声音吗?”
如果我是一只猫,我现在一定已经炸成了一团毛球。接下来的时间我都在思考这家伙到底是怎样的一个怪人,以及在他似乎对我颇感兴趣的前提下,我该和他保持多远的距离。我太过专心,以至于最后收起工具时,我只喃喃了一句谢谢,并且立刻与他同时意识到了自己的敷衍。
“对不起。”我抬起手,揉了揉太阳穴,“我——我只是太累了。今天是很漫长的一天。”
“对任何人都是。”尼克表示赞同。“早点睡,女孩。”他一弹拇指,最后一颗钉子跳进工具箱里。我站在原地,目送他走出门,十几秒后摩托车的机械轰鸣在被封死的窗户后响起,像来时一样逐渐消失,我才敢长长地松了一口气。到这时,我才发现,我的身体在他身边居然一直处于紧绷状态,这会儿骤然放松下来,我差点再次倒在地上。
回到吧台,我发现空杯下压着几张钞票。我毫不客气地拿走了钱,同时在心里想,目前尼克·贝图尔格应该能挤进“运河区最有礼貌的无赖”排行榜前三名。我爬上楼,用冷水冲了个自欺欺人的澡,把浸透血的衣服扔进水盆里。直到碰了水,我才发现手臂上多出了一条长长的、蜿蜒的伤口,不知道是什么时候划破的,已经开始结痂了。我必须要睡了,明天还有成吨的麻烦事要处理。我掀开房间墙上的那本日历,把那些钞票放进墙洞里。
真正能把人淹没的困意找上我前,有个男人在窗外的街道上唱起了歌,声音模糊,忽远忽近。我是个穷小孩,没有人爱我。 他唱得七零八落,却还执着地分出高低声部。我把头蒙进被子里,歌声被削去几层,仍然锲而不舍地钻进来。我是个穷小孩,没有人爱我。他是个穷小孩,从穷人家里来。两首不同的歌在我的脑子里搅在一起,像缠乱了的毛线。我是个爱哭的穷鬼,为了几枚硬币潜入深海;我是只肥胖的家猫,笨拙地舔舐伤口。穷小孩、爱哭的穷光蛋和胖猫,这些词汇在我脑袋里循环,直到这一天终于结束于一场无梦的睡眠。
我暂时还不知道的是,尼克驾着他的复古维斯帕回到住处以后,给某个不会在任何通讯公司的记录里留下痕迹的号码打了个电话。
他说:“给我海伦·阿兰德的所有资料。相信我,这绝对值得。”
TBC
在班迪的假名上抖了个小机灵,贝图尔格=Betrüger=骗子
文末的两首歌是Bohemian Rhapsody和Flightless Bird
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「狼与香辛料」第一季的一些考证
本是早已列入补番计划中,却拖到最近才补完,对罗叔和萌狼很是着迷,也对他们生活的年代有着无限的兴趣,遂挑选一些自己感兴趣的点做一些考证。
第一集
「各种神话中的丰收之神」 这里简单总结一下掌管丰收的神灵
北欧神话 弗雷 是北欧神话中的丰饶之神,主司收成、生殖和爱情。
希腊神话 得墨忒尔 又译德墨忒尔。是希腊神话中司掌农业、谷物和母性之爱的地母神,也是奥林匹斯十二主神之一。
罗马神话 席瑞斯 土地有紧密关联的女神,谷物之神,丰收女神
埃及神话 阿匹斯 它是最早将神性表现在动物身上的神只,孟斐斯人多崇拜它。其象征丰饶及生产力,乃一戴有太阳盘及圣蛇的公牛神,目前在孟斐斯有神牛墓,所埋葬的就是这些阿匹斯圣牛。
中国神话 先农 先农是中国的传统农业神祇。“先农”本是秦人首创的农业神,后来逐渐与神农、炎帝等并为一谈。
巴比伦神话 伊什塔尔 伊丝塔原本就是一个双面女神,既是丰饶与爱之神,同时也是战争女神,一般认为与金星日夜不同的双面性有关。
日本神话 稻荷神 日本神话中谷物、食物之神的总称
斯拉夫神话 亚利洛 繁衍、植物生长、战争与丰收之神
印度教神话 那伽 在印度,那伽被视为有灵性的生物,是泉水、井水和河流的保护神。它们能够造雨(这点与中国的龙相似),因而带来丰收
中美洲神话 羽蛇神 是玛雅人心目中带来雨季,与播种、收获、五谷丰登有关的神祇。
猎巫

一开始还以为她会是女二,可惜只是路人,还有点忘恩负义啊。其实当看到库洛艾时,不说她的性格,倒是先想到那个年代的猎巫运动。
1487年海因里希·克雷默及约翰·斯普伦格著作的猎巫手册《女巫之槌》出版后,令整个欧洲社会把猎巫的矛头指向女性。从1450到1750年约有三万五千至十万人以“猎巫”的名义被处决

不过好在片中库洛艾生活的村庄都是异教徒,也就免了被指控为女巫的风险。而真正有危险的是牧羊人诺儿菈,按剧情的发展,如果她不辞去工作,妥妥的会被指控是女巫一类的异类。
中世纪在欧洲的异教徒首先想到的就是犹太人,不过他们并不生活在乡村,而都是在城市里居住,记得犹太人20世纪去巴勒斯坦定居时就发现自己与土地脱离时间太久,已经不会种地了。既然犹太人不生活在乡村那就排除掉,剩下可能的就是立陶宛,1387年,由立陶宛大公与波兰国王雅盖沃与他的堂兄维陶塔斯领导的事件,标志着欧洲最后的异教国家立陶宛正式接受基督教。时间和罗伦斯对得上,只不过现实中立陶宛的谷物产量是很低的。
教堂-堡垒


看到剧里这个教堂,一下就想到「住宅6000年」里有类似建筑演变的记述,赶紧翻了一下,果然,这个图例的演变和剧里的建筑非常像。👇是书中对教堂-堡垒的描述。
撒克逊城市的一个截然不同的特征是“教堂一堡垒”,它通常建于中心位置并往往立于一座小山包上。尽管这种教堂一堡垒的作用类似于作为第二道防线的古代城市堡垒,但其不同之处在于,它本身实际上就是一座微型城市。与城市一样环有城墙(点缀着塔楼、棱堡和门楼)的教堂一堡垒,构成了城市的内区。其中包括主要教堂、学校和神父宅邸,以及非教会建筑,如公共储藏建筑、谷仓和许多为居民建的避难所(可在进攻者突破主要防线并涌进城市的紧急情形下,供居民使用)。位于内区中心的教堂,是作为防守梯级的最后壁垒修建的,因此,它往往建有带堞眼的唱经楼、中殿和塔楼。塔楼和教堂的阁楼是最后的退避之处,在教堂中殿内往往有在被围困期间能够延长人们生存时间的水井。
麦穗 庆典

👆是现代乌克兰地区丰收节游行
在瑞典,农人会在收割完的���一捆庄稼里摆上一瓶白兰地,博取那些有 着老人面孔主小孩体型的精灵欢心;或者在脱粒时,在第一束麦穗附上一罐 啤酒或一瓶白兰地,外加一块扎实的蛋糕。这项传统习俗其实是一种古老的 祈雨巫术,透过把水浇在收成作物上的祈福仪式,就能施展法力,召唤雨神 从天降下润泽的水珠,让大地之母来年育出丰厚的秋收,也让播下的种子 成熟茁壮,结出一捆又一捆的麦穗。
14世纪 男人 裙子

剧中罗伦斯攒了十年的女装被赫萝穿走了。对于男人穿裙子现在也没什么稀奇的,在「荷马史诗」中就有记载斯巴达国王穿着裙子作战,再往前的古埃及,男人穿着裙子是很普遍的情况。直到游牧民族不断的入侵,才使先进文明的民族穿裙子的习惯慢慢退居二线。到了近现代更是确立了裙子是女人专属物的概念。
第二集
中世纪 跳蚤

中世纪一般定义是5世纪到15世纪,此片背景设定是中世纪末期,在那个时候,跳蚤、老鼠给人类带来了黑死病等一系列疾病,严重威胁人们的健康。
时刻。从1347至1353年,席卷整个欧罗巴的被称之为“黑死病”的鼠疫大瘟疫,夺走了2500万欧洲人的性命。受灾最严重的城市就是片中出现过的佛罗伦萨。
👆时间正好是罗伦斯和赫萝所处的年代,片中二人那样的情况,在现实中真是要担忧他们的健康状况了。
中世纪 夫妻出行

坎特伯雷大主教西奥多的《忏悔录》中对性生活过失的规范:与处女通奸者,苦修一年。与已婚妇女通奸者,苦修四年,其中两年全年苦修,另外两年每年苦修三次,每次四十天,四十天中每周三天禁食;男性同性恋者,苦修三年;女性同性恋者,苦修三年;有妇之夫玷污其他妇女贞洁者,苦修三年,其间每年苦修三次,每次四十天,四十天中每周两天禁食,如果这名妇女是处女,苦修者应禁食酒肉一年。
所以罗叔把赫萝说成是妻子,起码不会带来以上这些麻烦,要不对于商人罗伦斯来说,被罚苦修可就是大灾难。
中世纪 人很脏


在剧中,赫萝曾说过罗伦斯很臭。在实际生活中,当欧洲这一片地区还处在罗马人统治的时代,对于洗浴还是很热衷的,从冷水、温水和热水池一应俱全,撇开疾病互相传染、寄生虫等问题外,体味应该是好于后来的中世纪。
马甲

男主穿的这样的西服背心,出现在18世纪路易十五统治时期,这时出现可有点违和。
夹克

夹克到确实是出现在中世纪,男主穿就一点不违和了。
马扎


这类马扎出现在拜占庭手稿中,现在在奥地利的维也纳博物馆可以见到这种折叠椅的实物。不过博物馆里收藏的实物比动画里的要奢华很多,整体用梨木制作,头部雕刻狮子,下部雕刻龙,因为狮子代表正义,龙在西方是邪恶,正好比喻正义战争邪恶。
土豆



👆上面两图土豆的传播路线
男主在14世纪是吃不到土豆的,土豆16世纪才被西班牙人带回欧洲。那时候普通人的主食已经是面包了,不过这样可能就没法表现出赫萝被土豆噎到的情景吧。
教会提供的食宿

在旅途中,罗伦斯和赫萝有时会住在教会里,这时候吃住行都需要给教会捐钱。但在中世纪如果是去朝圣的信徒,那么就可以不用花这些钱。
以物易物

罗伦斯在与领主谈话时,提到了汇兑制,我倒觉得更像是以物易物的贸易。
唐代的飞钱:唐宪宗时代产生的一种汇兑制,商人从某地领取票券,到另一地再取钱。
狼的胡子


感觉猫科犬科动物的胡子都差不多
第三集
佛罗伦萨


从地图上来比较,剧中出现的城市参考了现实的佛罗伦萨,尤其是出现了比较明显的圣母百花大教堂,还有河上的桥梁。
银币

在1325年,德意志通过教皇获得铸币权,实现区域性的经济自主。后来又过了200多年,这个地区出现了“塔勒”这种单位的银币,但很长时间里大家就是都用这么个名字,含银量是不断变化的,因此衍生出的货币有6000多种,放到剧中可够萌狼学一阵子的。
苹果

萌狼生吃了那么多苹果实在是浪费,如果做成苹果酒、姜饼烤苹果、苹果派多好啊,而在中世纪人们的眼里,生吃水果是下等人的吃法。
在中国最早种植的是棉苹果,口感很是不好。而到了20世纪20年代,人们找到了苹果的祖先—新疆野苹果,而且认为熊类动物的挑选使得这种野生品种变得越大越甜。
第四集
夜里照明


就夜间城市里的照明来说,我觉得还是中国在古代厉害些,只要看看宋代出现的夜市就是例子,而同时期的西方是没有的。所以像剧中举着灯笼来照明还是可以的,但像男主这样两手空空就在漆黑的城市里狂奔,在现实中还没到目的地就怕是要伤痕累累了。
罗伦斯画的建筑图


罗伦斯的梦想就是想拥有一个自己的店,在第四集画了店面的图纸。翻了翻「住宅6000」里能找到类似的建筑,年代略晚,但还是在中世纪,估计内部结构还是差不多的。一层是作坊、谷仓、马厩、储藏室和佣人居住空间,二层也有数个储藏室,一个公共空间和卧室。当然,咱们的罗叔最后是开了一家温泉旅馆,样式应该是和这个不一样的。
蜡烛


从点蜡烛能看出罗伦斯的生意这时候做的还不错,荷包很鼓啊。从罗马共和国到中世纪,蜡烛都没什么本质变化,都是用动物脂肪来制作,价格自然昂贵,14世纪一磅的蜡烛可以占到普通人收入的百分之三,所以一般人家就只好用用灯芯草来自制蜡烛。既然蜡烛这么贵,中世纪的蜡烛工匠可是相亲的抢手货。
第五集


在1422年的阿尔贝德之战里大败的瑞士军,深深体会到长柄枪这种取代斧枪的武器有多么重要,因此在同盟会议之后,就决定增加长柄枪兵在部队中所占有的比例,结果方阵队形的最外圈5列,其配置部队都改成了长柄枪兵,而斧枪兵则集中在方阵的中央内部。从这一页到下一页的图,是从14世纪末到16世纪的瑞士长柄枪兵,其中全身上下几乎都被甲胄覆盖住的,通常都是部队长等地位较高的人士另外装在腰部的短剑,则是握柄为「」字形的「巴赛拉剑」(这是德语里的称呼,在英语里称为「贝斯拉德」),其称呼是源自于瑞士的都市「巴塞尔」
铸币权
在罗马教皇的努力下,哈布斯堡家族的鲁道夫一世( udolf I)于1273年当选为德意志皇帝,结束了为期近20年的德意志大空位时代,但此后的几十年间,德皇依然只是个摆设,诸侯的争斗仅没有缓和,反而愈演愈烈。到14世纪中叶,德意志帝国内部除七大选帝侯外,还有10多个大诸侯,200多个小诸侯和1000多个帝国骑士,他们各自拥有领地内的铸币权、贸易权、关税权、矿山权、森林权,并有一整套行政机构,还有自己的政治中心城堡。
看了上面这段就不难理解本剧设定里会出现那么多货币了。
圣母百花大教堂

圣母百花大教堂大家都该很熟悉。这座教堂1436年才最终完工,男主这时候不该看见完工以后的模样。
下水道



👆公元前600年伊特鲁里亚人在罗马建造的马克西姆下水道,后来罗马时期的下水道都是仿照它建造的,今天这条下水道仍在使用,所以只要维护的好,在中世纪见到规模很大的下水道倒也不是难事,只不过人们再次重视起城市下水系统建设是在几百年后了。
第六集
动物的感知能力 剧中赫萝数次展示了她初衷的感知能力,在这方面很多动物都比人类要强

大象粗糙的脚底,可以感知到很远地方雷雨所传到地面带来的震动。耳朵可以听到人类所听不到的声波。
埃塞俄比亚狼

都在说赫萝变成的像狐狸而不是狼,现实中埃塞俄比亚狼确实是有点像狐狸,或者是乍一看还真不会觉得它是狼,也可能动画设定时真是参考了埃塞俄比亚狼吧👇

整体的颜色,面部纹路的走向,还真是有点像
第七集
佩奴拉

再把佩奴拉拿出来充数吧。罗马时代防寒、挡雨的雨披,最初是下层人们穿戴的服饰,在公元三世纪变成了上层人士的时尚服饰:)
狼的嗅觉 狼的嗅觉中心有拳头大小,而人类只有豌豆大小,这也就不奇怪,赫萝为什么对烟熏衣服有很大的抵触了。
第八集
蜂蜜腌水果

直到20世纪,寻常百姓也有冰箱来保存新鲜食物,在此前人们想要吃些反季节的食物,就只能是靠腌制。剧中蜂蜜腌桃子只是让萌狼嘴馋,其实靠适量的蜂蜜是可以大幅延长食品的保存时间的(最长到数月之久)
尖头刀


剧里赫萝用刀切香肠,扎着吃,这好像没什么奇怪的,其实也能说出一些好玩的事,就是有一位教皇因为看不惯贵族用刀剔牙,而下令把刀头变成圆形
人头税

别说在中世纪的人头税了,就是在20世纪80年代末的英国,也开征过类似“人头税”,本名叫社区税,18~65岁的成年人都要缴纳,很不得人心的税种,在下一任首相梅杰上台后没多久,就被废弃掉了
第九集
救济院

「牛津词典」第一次出现救济院这个词是1652年。在17世纪到19世纪时,英国在国内建立了3000多个济贫院(救济院),最大的可以安置上千人,并且培养了众多的护理人员。所以剧中出现救济院有点早了。
狼尾巴

狼尾巴其实还是会摇得,在奔跑,玩闹和示威时。外国学者 Gene Gade 的论文《Wolves, dogs, hybrids and Indians》中也提到狼的一些肢体语言,其中就有摇尾巴的讲解。在BBC《动物杀戮战场》中,更是有狼摇尾巴的清晰镜头.
中世纪的城镇



西罗马帝国灭亡后,原帝国疆域进入混乱时期,为了抵御蛮族入侵,不光个人的建筑样式发生了变化,城市的规划也有了变化。 一座良好建造的城市可以抵御敌人的进攻,这样就能吸引各地避难者前来,也就能给城市带来繁荣的景象。这时候的城市四周带有垛口的城墙和护城河,城门便是还会有塔楼来防御,城市的核心的是教堂、修道院或者堡寨,街道犹如迷宫一般,不时会有一个小型广场,也就是说中世纪的城市遗忘古希腊、古罗马时期的轴向露天集会广场。
第十集
实物税

商路上到处设卡,征收通行税,这也是阻碍商品货币关系进一步发展的一种税收。以莱茵河上的航行为例,收税处设在河岸边船舶在此必须停靠并交税。通行税一般实物缴付(剧中是交了两套盔甲才过关)。陆路上也设卡收通行税,以至于发生一种奇怪的现象:商人“宁愿走羊肠小径而不愿走罗马的康庄大道,其原因是双重的,一来可安全得多,二来可少受通行税的勒索”。
招牌

查了一番,没找到这类铁艺招牌是什么时候出现的,只知道巴黎现存的店铺招牌最早出现在14世纪
椒盐卷饼(Pretzel)

萌狼吃的这种椒盐卷饼诞生在公元600多年,距今已经1400了。
第十一集
壁炉

剧中数次出现了大号的壁炉,而壁炉的雏形可以从罗伦斯所处的年代往前推千年,而在古希腊、古罗马时代人们就建造了相当先进的取暖设备。
古希腊人最初发展集中供热,像以弗所(古希腊人在小亚细亚建立的一个大城市)的神庙靠埋在地下的循环烟道来加热(最早的地暖啊)。罗马帝国的一些建筑物使用中央供暖系统,通过暖气炉把加热的空气导入地板下和墙壁的管道中
啤酒泡沫

在公元前800年的日耳曼部落地区,那时候酿制的啤酒是没有太多泡沫的。直到人们发明出低温后熟技术后,啤酒才冒出了丰富的泡沫。
第十二集
狼的战术 剧中对狼群描述的并不是很多,第十二集有赫萝只身对付群狼的情节。在现实世界中狼群很少能稳定超过两年,曾观察到单独行动的狼,也能狩猎成功,不一定需要群体帮助。👇摘自维基
进行猎捕时,如果猎物是成群的,狼在接近猎物时会先隐蔽自己,然后试图打散群体,或设法隔离出落单的个体。如果目标猎物站着不动,狼可能会放弃它,也可能会促使它开始跑。对于小型猎物,狼会尝试尽快抓到。对于大型猎物,追逐会拖长,以消耗猎物的体力。虽然有纪录一匹狼曾追踪一头鹿远达21公里,但狼通常在追逐1-2公里后,就会放弃。有时一匹狼会出现在猎物前方,以吸引猎物注意,让对偶的狼从后方袭击。狼群也可能布置突袭陷阱,曾发现印度狼从山沟追逐瞪羚而其它狼在预先挖好的洞中埋伏。也有西伯利亚狼反复多次在接近水洞的地方突袭猎物。西伯利亚和北美狼都会驱使猎物到崎岖的冰面、悬崖边、山沟、斜坡、或陡峭的河边,以增加猎捕成功率。
不过好在剧里狼群感兴趣的是赫萝而不是其他人。
第十三集
没啥可写的,掠过。
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在日常生活中,厌离娑婆欣求极乐的方法
益西彭措堪布
如果我们想在临终时顺利地往生,那就必须在平时做好充分的准备,也就是要时时提起往生极乐世界的心。能提起这种心的关键,总的来说就是时时忆念死亡无常。
因为当你念死的时候,想到现在就要死了,就会觉得现在世间的一切事毫无意义,你就能提起马上求生极乐世界的心。因为极乐世界就是在死那一刻去的。所以你不必想别的,应当时刻忆念死亡无常,这样会非常得力。印光大师曾经说过:要想不贪恋五欲,专注一心地念佛,也没什么奇特奥妙的方法,“但将一个死字,贴在额头上,挂在眉毛上”,心自然能够恳切,能够与佛相应。
我们可以这样想:生命是无常的,有可能今天就会死,说不定此刻就会死,而轮回又相当的可怕,死的时候我只有西方极乐世界可以去,那里才是我真正的归宿。所以我不能再掉以轻心,一定要提起信愿,祈祷阿弥陀佛,临终时一定要往生到极乐世界。应当这样时时来训练自己。
其实这个训练也很简单,并不复杂,就是要时时提起这个去极乐世界的念头。因为到临终的时候,凭的就是一念对阿弥陀佛的信心和求生极乐世界的切愿,有了这一念的信愿之心,就能和阿弥陀佛相应,就会得到救度。否则到时候提不起这一念信愿,就很难顺利往生。所以说,不是到临终的时候才想起我要死了,那时候恐怕已经来不及了。所以现在就要常常想到死,常常想死的时候我该怎么办?这样一提起死,就能看清楚娑婆世界的事完全没意义,全部可以放下,我就是要去极乐世界。
你常常这样串习,到临终的时候自然会生起求往生的心,不会想别的。所以说,从现在起就要时时警策自己,忆念死亡。这就是开始在为临终做准备,只要平时训练好了,到临终时马上就能生起求往生的心。
那么,具体该怎么随时警策自己呢?那就是利用日常生活中的每一个阶段,来串习相应的心念。今天我们就简单讲讲,在日常生活中警策自心,以忆念死亡为主,让自己时时提起出离心——厌离娑婆,欣求极乐的方法。
日落时警策
当太阳从东方升起的时候,你会觉得今天还有很长一段时间,能做很多的事。等到黄昏的时候,太阳向西方下落,你就会意识到这一天快结束了。这个时候,人们就会觉得,就像这西沉的太阳一样,自己的生命最终也会完全隐没。所以每当见到日落的时候,就应当想到无常,想到一定要往生西方极乐世界。
《西斋净土诗》中也说到:“每到黄昏增善念,遥随白日下长天。”意思就是,每当见到黄昏的景象,就会增加我的善念,会想到:人生短暂,虽然现在我还活着,但是这一世的境相很快就会消失,死亡很可能突然降临。远远地看着太阳沉下,消失在辽阔的天际,想想自己往后的日子越来越少了,一定要为死亡做好准备。像这样,每次见到日落的时候,应当警策自己,抓紧时间修集往生极乐世界的资粮。
睡时警策
雪峰禅师说:“一盏孤灯照夜台,上床脱了袜和鞋,三魂七魄梦中去,未委明朝来不来。”这就是告诉我们,人的生命是无常的,今天晚上脱了脚上的鞋袜,不知道有多少人会死在床上。所以,每晚临睡时要这样想:很多人都是没得什么病,在沉睡中死的。如果我今天晚上一气上不来,在睡觉时死了怎么办?这是很危险的。所以我一定要一心专注在阿弥陀佛上,专注在极乐世界上。
另外,这时还要观察自己的心,可以这样想:如果我今晚就死了,那么我对这娑婆世界的人和事还有牵挂吗?如果有重要的心事,就应当设法放下,因为人有心事就死得不自在。如果有人事纠缠,就要及早解决,不然到临终的时候,牵缠在心里就麻烦了。如果对这世俗中的父母、儿女、娇妻、财产等等这些放不下,那么你的心就会被这些牵住、绑牢,就往生不了。所以要把这些全部看破,不再执著,心里才会轻松。这样心事了了,万缘放下,就可以直接去极乐世界了。
或者可以这样观察:如果阿弥陀佛现在就来接我去极乐世界,那么我要不要直接跟阿弥陀佛走?如果心里没有任何牵挂,能够毫不犹豫地发起立即动身去极乐世界的心,那说明你的出离心还可以。如果自己还下不了这个决心,不想立即往生极乐世界,那就很危险了。说明你的出离心远远不够,你还很留恋这个世间,你的心还是深深地扎在轮回里面。而这种贪恋世间的心,就是你往生最大的障碍。
那么,该怎么解决呢?首先你一定要多了解因果,了解轮回中的种种苦,这样你才能看清楚这个世间的过患。否则在你的心里,世间是安乐的,是美好的,这样就会成为你心心念念留恋、贪执、放不下的地方,那就很危险。所以,你现在一定要反过来看清楚这一切的真相,要认识到家庭就是火宅,妻子是冤家,儿女是债主……看清楚后,还要随时提起正念。以免明天晚上睡前还跟今天晚上一样,有那么多放不下的事。
所以平常就要警惕自己的心,对这个世间一定要逐渐地看淡、看破。我们都看过很多往生方面的传记,有些往生的人,在世的时候是没有文化的普通人。但是他们比一般人有智慧,知道对世间的耽著是往生极乐世界最大的障碍,所以他对世间上的人和事都能看得破,放得下。比如一个女人,最难放下的就是儿女,但这些成功往生的人到最后都能放下,因为她知道贪著儿女障碍往生,所以平时就能想清楚、看得破,这就是有智慧的表现。但是一般人对这个世间的贪恋太深,所以到紧要关头就放不下,就没办法往生。所以,如果自己也有这个问题,对世间有看不破、放不下的事,那就必须提前解决,否则到临终的时候就会障碍你往生。
另外,也可以通过梦境来检查自己的习气。也就是说,每天早上醒来的时候,要检查一下自己有没有做跟往生极乐世界有关的梦。如果梦见阿弥陀佛、观世音菩萨、大势至菩萨等等,或者梦见莲花,这说明净土的习气已经很好。无论是梦到什么与净土相关的境相,你都要策励自己更加精进,希望能得到���好的,这样品位就可以升高。要这样提醒自己不断地进步。但是,如果梦到的都是娑婆世界的事,都是轮回世间的境相,就表明贪恋娑婆的心还很强。这样就不行,说明净土的习气还差的远。如果一年365天,没有几次能梦到有关净土的境相,那你想想看,自己是真正想往生极乐世界的人吗?这样就必须策励自己,一定要加紧用功。
晨起警策
通过晚上临睡时的观察,如果发现自己心上存在不能往生的因素,就要警策自己好好修行。否则一天天这样过去,不去解决,这些问题不会无缘无故的消失,始终会留在你的心里,障碍你往生。
所以要策励自己,每天都实实在在地修集往生资粮,要在这方面下功夫。好比说农民,每天一早起来就要去种田,他知道在农忙的几个月里,一天不工作都不行,必须有这么多的劳作,才会有收成。我们积累往生资粮也是这样,必须每天脚踏实地的在信愿行方面努力。如果每天都不用功,到临终的时候也很难顺利往生极乐世界。
《西斋净土诗》中说:“须臾入海还飞上,顷刻升天又落西。”意思是说,太阳在很短的时间里从海中升起,像一只金鸟一样飞上天空,很快又落到了西方。这是告诉我们时间过得非常快,大好的时光瞬息之间就流逝了。所以一定要抓紧时间,投入到净业的修持当中。
很多人对于世间法方面非常勤快,一点也不拖延,凡是五欲受用方面,绝对是刻不容缓,马上就要去享用。但是对于佛法上的事总是推到一边,今天推明天,明天推后天,这样因循度日,最终必定道业难成。因为成办往生极乐世界的资粮靠的就是你这一生的努力。你要是不努力,一天天就这么过去了。像这样,很快一周、一月、一年就过去了。我们都能想到,一年到底有多长,想想去年好像就在昨天,再想想未来,也就只有几十个这样的日子,然后就结束了。而在这每一天里面,你人生日历上记下的净业功课都是零蛋,这样下去,到临终的时候怎么办?最起码你每天要在自己人生的日历上写下一半的净业功课,这样一生几万天下来,才不会觉得自己这辈子白活了。到临终的时候才会有把握往生极乐世界,否则其他世间的事做得再多能有什么用呢?
所以,一定要在这上面辨别清楚,要说服自己的心,这关系到未来生生世世的苦乐、关系到你的生死大事。这个问题一方面你要认识到,做世间的事都是在给自己制造苦因,就像吃毒药一样。你越贪著,做得越多,沉溺轮回的因就越多,前面等待自己的就只有漫无边际的苦,不知道哪一天能结束。另一方面你要清楚地知道,如果能够修持净业资粮,哪怕念一声佛号都有无量的价值。因为最有意义的事莫过于成功往生到西方极乐世界。一往生就彻底了结了无量劫的惑业牵缠、无量劫的苦。所以我这一生最重要的事,就是冲出生死轮回,进入极乐世界。
另外,我们要看清楚这个世间的真相。《净土诗》中说:“此界犹如鱼少水,微生只似燕巢檐。”意思就是,这个世界上的人,就像一条鱼放在少得可怜的水里那样,不可能活很长时间。而我们在世间做的那些小小的生计,就像燕子在屋檐下搭的巢一样。几个月后燕子就必须得飞走,所以巢搭得再好也没什么大的意义。
这就是告诉我们生命短暂,没必要对这个世界上的事做很多长久的打算。尤其是我们要认识到,依靠暂时的因缘活在这个世界上,就像一只燕子偶尔停留在屋檐下那样。所做的一切维持生活的事就像搭巢一样,能维持生命就可以了,没必要在世间的事业上花那么多的心思,浪费那么多的精力。
当今时代的人,由于从小熏习了很多错误的观念,把自己看得过重,也把这个世界看得过于有意义。认为随着科技的发展,这个世界越来越美好,有必要做各种各样的事来实现人生的价值。其实,这些都只不过是非理作意而已。就像诗中所说那样,整个世界就是这么一回事,只是暂时停留的地方。自己就像是待在一个巢穴里的燕子一样,很快就会死亡。只是凡夫人的心很小,又把这些世间的事看得太大,结果这些世间琐事就把你的心完全占据了。其实把目光放长远一点,就知道做很多世间上的事没多大意义,到头来也不过如此。这样想了之后,就要下定决心,我一定要往生到极乐世界,这才是真正有意义的大事,才���让我的生命得到真正的升华,获得真正的自在。所以我绝不留恋这个巢穴一般的世界!
这样想清楚之后,就要抓紧时间,勤修净业。每天早上都要这样来提起正知正念,警策自己在这一天当中,其他的琐事尽量能减则减,一定要精勤成办净业,积聚往生资粮。
食时警策
每天吃饭的时候要想:生入极乐世界是多么的逍遥自在,有阿弥陀佛福德力的荫庇,一切的受用应有尽有。比如想要受用饮食,自己面前就自然现前七宝所成的钵,里面自然盛满百味清净妙食,全部随心显现,完全不需要劳作。不必使用牙齿、舌头等,仅仅依靠见色、闻香、意识领略便受用完毕,自然饱足。而且能够使身心柔软,不会产生染著心。并且享用之后会自然化去,再想吃的时候还会再次出现。所以说,阿弥陀佛是多么的慈悲,把我们摄受到极乐世界之后,我们就可以全身心地投入到修法当中,再不必有任何的劳作,不会再制造任何的苦因。用现在的话来讲,就是实现了真正的全自动化,一切都是阿弥陀佛妙心的显现,这多好啊!
再想想看,我们现在为了吃一顿饭,又是买,又是洗,还要做各种加工,加起来要花费好几个小时。而且我们现在吃的东西,虽然只是素食,但也会间接伤害生命,更何况很多人还不是完全吃素,那会造下更多的染污业因。还有,依靠这个不清净的色身,再如何色香味俱全的美食入口之后就变了样,只要一经牙齿咀嚼,再被唾液湿润之后,就会像呕吐物一样,到最后只能成为最令人厌恶的屎尿。
更可悲的是,在我们这个世界里面,尤其是南瞻部洲的人类,整天忙忙碌碌,日日夜夜奔波劳累,不过就是为了养家糊口而已。就像《罗状元醒世诗》中说的那样:“辛苦到头还辛苦,奔波一世枉奔波。”在这个欲界里投胎,无非是为了饮食、男女这两件事,就把人忙得团团转,一生的精力都搭进去了。想到在这个娑婆世界过日子实在是没意义,我一定要早一点去极乐世界。否则到了来世,如果还生在人间(这还算是比较幸运了),生在这个地球上面,就一定会受这个世界共业的影响。到时候还要再过一次这样无意义的人生,就像再进一次监狱那样,又要服几十年的徒刑。
想想看,你来世一出生,这一世几十年学的知识全忘了,还得从头学习、读书。从几岁开始至少要读十几年,结果学成个近视眼,身心已经是未老先衰了。毕业后到了二十多岁,就要开始工作。按现在这种情形看来,那时社会、经济的发展只会是越来越快,竞争会更加的激烈,生存在这个世界上要面临的压力也会越来越多。每天为了忙生活从早到晚的奔波,一周下来已经累得筋疲力尽。但是由于自己的心非常的浮躁、错乱,尽管很想放松,调节身心,但只能依靠歌舞、上网、抽烟、喝酒等的染污事来麻痹自己的神经,实际上根本得不到真正的休息。很快又要成家,婚后的压力更大。紧张的工作、沉重的房贷,加上赡养老人,没有一定的经济基础都不敢养小孩……在各种压力和无奈下很快就到晚年了。那时孤单寂寞,在病苦和老苦的折磨下很快就死了。不得不继续下一轮的辛苦和奔波……
你设身处地的想一想,就会明白,来这人间到底有什么意思呢?所以要立誓,我以后再不要由业力的驱使投生到这个轮回里面了,我一定要往生到极乐世界。到了那里,一切的辛苦、无意义就彻底结束了,到时候再回来,那就是圣者再来,再不会被这些尘劳系缚、拖累了。所以,能早就尽量早点去,现世就生到极乐世界,不要拖到来世。
另外,正在端起碗吃饭的时候,也要作无常想。也就是提醒自己,今天我还活着,还在吃饭,确实不容易。毕竟这世界上的死缘太多,活到今天还没死算是很幸运了。所以我一定要利用好这一天来修集往生资粮。现在我生在人间,对于解脱轮回来说,可以算是真正的大好时光。因为如果生在欲界天,那里太��乐了;住在色界无色界的禅定当中,也根本没办法修法;如果堕落下界三恶趣,更是每天在痛苦中煎熬,也不能修法。如今,我往昔的善业现前,投生为人,才有了这样一种相对安定的心境。那么我一定要把时间用在修法上,才对得起这一天。否则就是浪费人生,那是何等的愚痴啊!
像这样,每顿吃饭的时候都要提起正念,想到轮回无意义,我一定要把握好今生这次机会,往生到极乐世界。从而让自己的心转到修集往生资粮的意乐上。
出门警策
出门的时候也要警策自己,无论遇到怎样的顺逆境界就要作无常想、作苦想,再再地发起希求往生之心。
日观大师在《怀赡养》中说:“如今不作轮回梦,只走人间这一遭。”这就是告诉我们,出门的时候要想,不断地下这样的决心:我今生一定要从轮回中出去,从今往后,再不作轮回大梦了。我已经轮转无数次了,太冤枉!我过去是太没志气、太没出息,才一直轮转到现在。现在我一定要精进修集往生的资粮,让此身成为我的最后身,在人间就只走这最后一回了。一定要这样想。
《西斋净土诗》中也说到:“客路竛竮无一好,人生惆怅不多时。”意思是说,如今我孤独一人漂泊在这轮回当中,找不到一件好事,样样难、样样苦。这样的人生只会让人感到失望、伤感。所以我要早日回到极乐世界,那才是我真正的家乡。那里有我的慈父阿弥陀佛,有无量无边的菩萨大众,回到极乐世界才是真正的实现法界大团圆。因为在消尽轮回迷梦般的客尘后,就会回归到本来法界之中,那时与十方诸佛同心同德,再不会有一刹那的分离。
这样想了之后,就要提醒自己,虽然我现在寄居在轮回里面,还沉溺在迷梦当中,但是我一定要从这里出去。所以无论如何都不要被轮回暂时的幻境欺骗,不要忘记自己回归极乐故乡的路。又想到如今在这世间当中,到处都是散乱的因缘,所以我一定要防护自己的心,安住在念佛、持咒等的正念当中。
应酬时警策
在与世间人交往、应酬时要想到,世态炎凉,世事无常,没有实义,要尽量减少这方面的染缘,专心修集净业资粮。
首先要知道,在这浊恶的世间里面,人际交往越来越复杂,人与人交往看重的主要就是钱财和权势。有钱有势的时候大家都愿意亲近你,巴结你,而一旦你穷困潦倒,落魄了,人们就会很冷淡,谁也不理睬你。《增广贤文》中也说到:“不信但看筵中酒,杯杯先劝有钱人。”世间人大多都是势利眼,在酒席上,谁有钱有势,大家就讨好他,争着向他敬酒。这方面的现状太多了,世俗之交大多是重利不重义,很难看到以真诚心交往的情况。古语也说:“锦上添花人人有,雪中送炭世间无。”人们都喜欢锦上添花,而雪中送炭的事在世间就很少见。因为世俗人内心当中大多充满了自私自利,很少有利他之心。
你对我有利,我就对你好,你对我无利,就置之不理。即使你有困难,我也不会帮助你,去给你雪中送炭。这就是世态炎凉。当然这对于凡夫来说也很正常,毕竟人们的心已经熏成这样恶劣的习性,很难改变了。而我们的故乡——极乐世界就不是这样的。那里有真实的情义,而且纯粹是法的情义。我们到了极乐世界,就可以受用和诸上善人共聚一处的安乐。诸大菩萨们没有贪嗔痴等的烦恼,没有世间的习气,他们都会提携我、真实地帮助我,而且会给我传法,引导我解脱、成佛。所以我一定要往生到极乐世界!
再想想看,这个世界上一切的事物都只是因缘合成的法,因缘一散就没有了。暂时的显现只是欺诳你的假相,实际上没有任何的实义可得,完全逃不出无常的结局。曾经再如何繁荣的景象,到时候都只是一场空。正所谓“月盈则亏”、“水满则溢”、“天下无有不散筵席”都是在讲无常的道理。在这个世界上追求财富,再怎么显赫一时,也难逃聚际必散的命运。要说所谓的名气,世界舞台也是不断地进进出出,刚才还在戏场中央,成为万众瞩目的焦点,顷刻间锣鼓一响就散场了,从此销声匿迹,再没人关注了。
这么一想,这个世界有什么好呢?什么财富、名声、权势、地位等等,全是无意义的,都是骗人的假相。而往生西方净土后,不会退入轮回,也不会退至二乘,不会退回任何虚妄分别里面。那时你会证悟到最真实的本性,这是永远也不会失去的。
另外,应该尽量减少世间杂事,要多在净业上用功。《罗状元醒世诗》中说:“无益语言休着口,不干己事少当头。”这就是说,我们平时口里不要说没有意义的话,与你无关的事,你就少去管,不要多管闲事。因为轮回的事没完没了,如果你对于轮回里面的事说得多,做得多,那就会有很多的牵缠,全是在加深轮回习气,制造生死业因。所以应该像觉明妙行菩萨开示的那样:“少说一句话,多念一句佛,打得念头死,许汝法身活。”我们不要把时间浪费在无意义的事情上,尽可能的多花些精力在念佛上面。
所以你看清楚后,就要尽量远离这些染污的恶缘,最好能够坚决地谢绝一切无意义的应酬。想想看,和世间人应酬,无非是去吃饭、聊天、娱乐、消遣,完全没有意义。虽然在世间生存很难避免那些应酬,但是你至少要想办法减少百分之五十或者更多。否则你根本没时间,也没精力去念佛,也就很难成办净业了。这样到临终的时候吃亏的是你自己。
总而言之,平时你遇到相应情况的时候就要这样警策自己,不要让自己的心沉溺在庸俗的世俗生活当中。要时时提起正念,忆念死亡无常,看清楚世间苦性、无意义的真相,策励自己在这一生结束的时候一定要往生到极乐世界。尽可能地不浪费时间,提起深信、切愿,至诚祈祷阿弥陀佛,修集往生资粮。
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回家
(1)
东方仗助接到电话的时候正值杜王町下班高峰期前半个小时。本来趁着警局这两天案子少,他打算给自己放个假,提前下班溜去商店街新开的店里卖一波游戏。结果美滋滋构想好的小计划就因为这突如其来的一通电话泡了汤。他拿起听筒的时候心情并不算太好,还想着要速战速决提前溜出警署,但电话那边操着一口美国口音的日语让他愣了神。
“喂,这边是SPW财团下属的研究机构。空条承太郎在我们这里。”
劈头盖脸砸向他的第一句话就这么不友好,他不禁捏紧了话筒。多年来担任刑警的职业病告诉他,一般这种句子的下一句话会是:“想要赎回空条承太郎,请把XXXXXX元现款打到XXXX-XXXX-XXXX-XXXX的账户上,否则承太郎的性命难保”——对的,是绑架。
但那可是有着无敌的白金之星的承太郎先生啊!凭借他的智商和经验以及白金之星的时停能力,他要想逃脱绑架,谁能奈何得了他?——他告诉自己这绝不是迷弟病发作,而是合情合理的推理,所以姑且先冷静下来听听对方怎么说吧。
“空条承太郎先生现在在位于美国德州达拉斯的分部接受治疗,我们给他脱掉衣服的时候发现他的背包侧面口袋里还装了一个东西——确切地说是一个U盘,U盘已经因为之前的打斗而完全破损在他口袋里了,但是我们希望能够把它恢复出来,因为��面说不定有关于嫁祸栽赃空条徐伦的证据和资料,所以我们联系了您,因为您的‘疯狂钻石’是目前我们所知道的唯一一个能够把损坏的物体恢复原状的替身。”
“你等等!治疗?什么治疗?他怎么了?……”
“他被人夺去了替身和记忆,现在的情况很不乐观,可以说是植物人状态了。”
东方仗助的第一反应是“你在搞笑,替身能力还能被夺走?”,但是刑警的直觉让他迅速反应过来这绝非一个恶劣的玩笑。——SPW财团这个名字以及达拉斯这个地名是空条承太郎曾经挂在嘴边的。而这个世界上,能够对“替身”以及“他的替身能力”有所了解的,恐怕绝非闲杂人等。仗助屏住呼吸,捏紧话筒,没有注意到自己的手心已经开始冒汗。
“……什么人能够夺走承太郎先生的替身啊?你说具体点。”
“您这是在怀疑我么?我可以把空条承太郎的照片传真给您,据我所知,这是您的办公室电话吧?应该在办公室内配备有传真机?”
“行,你传办公室传真机吧。号码就是我办公室电话的最后一位变成7。”
听筒里传来的背景音顿时嘈杂了起来,脚步声,拍照声,扫描声,拨通传真的按键声以及提示音交替响起,但是和他对话的人却没有停止交流:“夺走空条承太郎先生的替身的,是位于‘格林·多芬’刑务所管理的监狱的某人。我们现在还不知道具体的凶手是谁。他女儿遭某人陷害,被送入那个监狱,在去救他女儿的路上他被提前盘算好的敌人夺走了替身光碟和记忆光碟。失去了这两个光碟的人相当于失去了记忆和灵魂。本来是活不过这几天的,不过刚刚他的女儿联络了我们,说今天中午会送回来替身光碟,如果顺利送达,靠着SPW新开发的维持生命的装置,空条承太郎先生暂时没有生命危险,不过我们也不敢保证。我们也在刚刚终于找到了您的联系方式,所以联系了您……”
打断那人的说话声的,是仗助身旁传真机的“嘀嘀”声。在他按下接收键之后,传真机立刻缓缓地吐出了一张A4纸大小的照片。
他将照片抽出,看了过去,然后听见自己倒吸了一口凉气的声音。
(2)
挂上电话他立刻在DELTA官网上订购了从S市出发直达达拉斯的机票,订好了位于SPW达拉斯分部旁边的酒店,然后打了请假条给警局。
15个小时的国际航线加上一个半小时的长途汽车他一点都不觉累。或者说,身体超负荷运转却赶不上大脑的一天48小时的疯狂思考——究竟是谁,在哪种情况下,能够击败白金之星时间停止的能力?而这人又是出于什么目的夺走的承太郎先生的记忆?
大巴停下之后,他提着行李就跑进酒店。check in后回房间放下行李,立刻转身出了酒店,直奔坐落于酒店旁边的SPW大楼。
跟随着工作人员走在SPW财团研究机构所在的写字楼里的时候,他听着自己“突突”的心跳声,想着这些年来和承太郎总是聚少离多,但上一次,也就是一个月前,他和承太郎偶然相遇的时候一切还好好的,为什么突然就变成了这样。他不由得回忆起上一次相遇时的场景。
相遇的起源是自己母亲自作主张的一段相亲。
“仗助,周日替你接下了一场相亲,女孩子是在银行工作的,人挺漂亮的,家庭条件也适合你,你们见一面先聊聊,看看感觉。”
东方朋子年过50依然身材曼妙,在他专注于电视游戏的时候突然站在了电视机旁,端着茶杯,汲着人字拖,时而呷一口热腾腾的乌龙,时而看向他。他本想打定主意不理母亲,因为他知道,每当母亲以这种姿态出现在他身边的时候肯定没什么好事。谁知母亲率先开了腔。
“什么啊妈……为什么要替我做这种决定?”
亿泰结婚的时候他理所应当地当了伴郎,结婚前一晚仗助和亿泰两个人去小酒馆喝酒的时候亿泰喝多了,当然仗助也喝了不少,于是聊天的内容也就尺度大了起来。仗助记得自己那晚问过亿泰:“你喜欢那女孩子哪里?”亿泰说:“我也不知道,就人挺好的。我人也不聪明,没什么能拿得出手的本事。有个这么好的女孩子愿意跟我,我也知足了,不能亏待了人家姑娘。”于是他多年的友人就这么结了婚。
可是如果只是为了结婚而结婚,不是跟一个真心喜欢的人共度一生,那有必要结婚吗?
母亲也是因为真爱才和老头生下的自己,没有老头陪伴,每天过得也算幸福。
所以自己为什么要拘泥于这种形式上的东西呢?如果遇到真爱,多少岁结婚不都一样么?可是如果遇不到彼此能够相互理解的人,即便早早步入婚姻,又有什么意义呢。
他觉得自己在这方面非常豁达。但每一个做母亲的人都不这么认为——
“是啊,我起初也不想多事。直到我发现我儿子马上三十了却连结婚的影子都没有。”
东方朋子一脸淡然的样子好像在和他聊今天晚饭吃什么。
看到母亲一脸“和善”的表情,仗助立刻决定“相亲”这话题必须及时扼杀在摇篮里。
“哎……妈你放心,我一个人也能过得好好的。你也不是不知道,康一结婚以后都被由花子压榨成什么样了,你忍心看你儿子也变成那样吗?露伴老师结婚以后画稿件速度直线下滑,以前4天画18页,现在4年休刊18次,再说了,你看你没结婚不也过得挺滋润嘛……所以妈你看,我决定追随你的脚步……”
Great!他觉得自己这套理论有理有据令人信服,最后还不忘拍自己母亲的马屁,以保持统一战线为由趁机拉拢母亲站到自己这一方。
“游戏机没收,卡带没收,在参加完相亲之前东西都放我这。”东方朋子根本不吃他这一套。养了这个大儿子近三十年,她可知道什么是仗助的软肋。
接着,电视机的插座电源线被粗暴拔起,黑屏的时候仗助的拇指还在手柄的案件上猛击“x”键。来不及保护所有宅物,茶几下面的那一塑料袋新买的PS3和Wii的游戏卡带就被朋子拎了起来。
望着东方朋子抱着仗助那一桌宅物进了卧室,仗助一个人葛优瘫在了沙发上。
这都二十一世纪实行自由恋爱了为什么还有家长会逼着自己儿子相亲啊……人生大事怎么能由父母决定?——东方仗助望着天花板想了一会觉得还是游戏比较重要,毕竟那么一厚摞游戏,少说也花了他几十万日元的工资。大丈夫能屈能伸,他决定周日按照母亲的要求去相个亲,自由恋爱什么的暂时见鬼去吧。
(3)
仗助按照母亲给他的地址到达餐厅的时候比预定时间提前了15分钟。他有些不自在地揪了揪领带,整理了一下发型,就朝着预定好的7号桌走去了。
那时还没到午餐消费的高峰时期,店里的人不多。和他见面的那位银行女孩子还没到,他于是百无聊赖地玩起手机,逐渐地忘却了时间的流逝。
“消消乐”玩到第10关的时候有人在他身边站住了。那人高大的身影挡在他身前导致本来就昏暗的室内更加阴暗。他抬起头来刚想说出:“先生不好意思,您好像挡到我的光了,能麻烦您稍微移动一下么”,结果和那人对视的同时,他僵在了原地——
“承太郎先生??!”
“啊,仗助。”
“承太郎先生怎么会到这里来?”
“我约了人。对了,你知道7号桌在哪吗?”
“…………啥?”
仗助再次低头看向自己桌子上的编号,7号。
于是承太郎就这样抱着双臂在他面前坐下了。
在相亲现场遇到最不希望遇见的仰慕前(晚)辈,东方仗助觉得没有比这更尴尬的事了。
服务员不合时宜地走上前来:“既然两位客人都已经到齐了,那我们能不能上菜呢?”
仗助答道:“……等等,人还没到齐。我在等一个人,承太郎先生在等另一个。而且你们餐厅的服务怎么搞的啊,为什么我们两个人预约的桌子会被安排到同一桌?”
“预定这个桌子的人留言说这桌只有两个人啊?”
“奇怪了……我妈告诉我预定的桌子是7号桌啊……”他喃喃着,然后突然醒悟过来,“承太郎先生,你确定没走错餐厅吧?你确定是7号桌?”
“没错,EverGreen 7号桌。我等的人是一个在银行工作的女孩子,名叫桥田玲。”
仗助顿时感到一阵天旋地转,一句“这名字不是我准备相亲对象的名字吗”脱口而出。
然后整个餐厅都安静了。
(4)
还没开始交往就已经被潜在交往对象戴绿帽子也太凄惨了,他东方仗助现在就在感受这种凄惨。
是的,经过细问才知道,他的外甥也是来相亲的,而且他和他外甥的相亲对象竟是同一个人。
现在他和他外甥坐在同一张桌子上,等着那位相亲对象出现。
当时的气氛十分尴尬,但空条承太郎仿佛置身于状况外,自顾自地摊开随身携带的看上去就很难懂的杂志,进入了忘我的学术境界之中。
就这样僵持了十五分钟,仗助坐不住了,满脑子都是“承太郎先生也太淡定了吧!”,“为什么这个人已经结婚了还来相亲啊?”,“不妙啊气氛好尴尬,我是不是得说点什么以摆脱尴尬啊……”
想到要摆脱目前的尴尬境地,他立刻求助似的拿起电话给相亲妹子拨了过去,不幸的是,对方关机。
于是最后一根救命稻草就这么断了。
他只好无奈地向承太郎表示了对方已经关机的事实,不料承太郎却丢过来一句:“既然这样,那我们两个先吃吧。”
“那个,不等那位桥田姑娘了么?”
空条承太郎一脸平静地回答:“本来我就没打算相亲,但是如果不来,那婆娘会在我耳边不停地唠叨‘承太郎自己都有女儿了还要妈妈操心,真是不乖的孩子呢~~’——真是听怕了。正好今天在S市有一个海洋学学术会议,我开完会就顺路过来见个面,让我妈的心愿了了。至于相亲的对象是谁,我无所谓。”
——这人对自己的人生大事也太随便了吧!不对,这种明明人生大事早就定了却还跑过来相亲的行为才是槽点——莫不会是……他离婚了?
得到这个结论的仗助立马被自己的大胆想法吓了一跳。但还是按捺不住好奇心,于是问道:“承太郎先生,我不知当讲不当讲,不过你不是已经结婚了嘛,怎么又来相亲了。”
“哦,忘了跟你说,我已经离了。”
“啊……”
还真是这样——仗助收回了目光,却不知道说什么来安慰空条承太郎。事实上他并不了解这几年来的承太郎,甚至连多余的联系都没有,也更不了解他的家庭状况。
可仗助知道承太郎的感情不顺利。
那是2007年初春。乔瑟夫·乔斯达到底没有熬过那年的严冬,在冬春换季的时候去世了。他被叫到纽约参加自己生父的葬礼。
那天纽约的上空飘着蒙蒙细雨,站在人群的末尾打着伞听牧师在寸土寸金的曼哈顿市中心的墓地里念悼词的时候,他看到撑着身着黑色风衣的男人一手撑着雨伞,一手抄在风衣口袋里,慢慢向他走来。那男人把雨伞压得很低,仿佛不希望别人知道自己的真实身份。
男人在他身边站住之后,仗助的目光顺着那人握着伞柄的左手往上看,才发现那张熟悉的面庞。
“承太——”
“嘘——”
承太郎把手指压在嘴唇上,示意他安静。
“我在寻找俄勒冈州发现的弓与箭的时候惹上了麻烦的敌人,来这里的路上被替身使者跟踪了。好不容易甩掉了他,但我怕还有其他敌人再次出现,威胁到这里的人。我妻子也在这,要是让敌人发现导致她被危险波及就坏了。”承太郎的声音压得很低,“但毕竟这是老爷子的葬礼,我得过来。”
仗助抬起头来,看向身边那个阔别了六年的人,眼睛里写满了担忧。他想要说话,却又无法发声。
牧师的悼词在承太郎出现以后仿佛变成了噪音,静默的人群和“啪啪”拍打在雨伞上的落雨似乎早已不存在。
只剩下了承太郎。
他满脑子都是空条承太郎的事,想起他在自己16岁分别前一天提及的四处奔走的生活,终于还是小声说道:“承太郎先生为什么要强迫自己这样活着呢……”
然后他感觉道身边那个人愣了一下。
“我从没有强迫自己,生活本来就是这样。”
“可是这样到处解决弓与箭还有替身使者的问题的生活,何时才是尽头啊。”
“……”
“我觉得——”
“仗助。”
见仗助还想劝说自己,承太郎念了他的名字打断了他。
然后就是沉默。
初春的雨夹杂寒意沉闷地滴落。天色阴沉得仿佛在哭泣。
僵持了一会,承太郎终于解释道:“……我在17岁的年纪上才有的替身能力,那会儿遇到了一个叫花京院典明的家伙。他也有替身。可是因为受到DIO的控制,所以利用替身做了许多坏事。那会儿我是个太保学生,也做了很多出格的事,可是我没见过他那样的,利用别人看不见替身,连无辜的女人都伤害。揍他的那一刻我想明白了一件事,正因为我具有替身的能力,能够看到他人眼中无法触及的罪恶,所以我才有着比别人更多的责任。”
他看了仗助一眼,又说:“你懂的吧,仗助。”
“……嗯。”
“打倒DIO之后,啊,DIO就是那个引发弓与箭问题的始作俑者,也是那个导致你发���50天的敌人,我和你提过,你还记得吧?DIO追随而来的手下层出不穷。如果我知晓了这群人的罪恶而对他们的罪行不理不睬,那和我自己去犯罪有什么区别。……我有三个朋友死在和DIO的最终一战中,活下来的那一个在回了法国之后过了3年就失去了联系,大概也是遭遇了替身使者的攻击所致……如果我装作什么都没看见地去享受平静的生活,那就是对我曾经付出性命的战友的生命的亵渎。”他停了一会,又说——
“所以不是强迫自己,而是我选择了这样的生活。”
和承太郎的说话声一起结束的,是牧师的悼词。在那之后人群慢慢骚动起来,已经有几个人开始有了离席的迹象。承太郎将雨伞压得更低了,轻声说了一句:“看来今天差不多要结束了,后续活动我不参加了,我先走了。”就默默地转了身。
仗助还未来得及道别,身后就有一个女声突兀地传来——
“承太郎?”
仗助侧过脸看去,发现是一个金发碧眼的美国女性。女子大约35岁左右的年纪,穿着得体入时。无论从西方人的审美还是东方人的审美来看,都是非常漂亮的女性。
“这个背影……是承太郎吧?徐伦因为盗窃并且肇事逃逸而被拘留的事情你真的不打算管了么?你有考虑出面去看望她一下吗?你站住啊,为什么不理我?女孩子这个年龄正需要父爱,好歹你也是她的爸爸啊……怎么这样……”
但是空条承太郎完全没有停下脚步的意思。
女子见到承太郎逐渐走远,亦觉得自己大声说话的行为不够妥当,于是不再发声。只是默默地叹了一口气,脸上露出了失望的表情。
仗助知道承太郎不会回头,也不能回头。承太郎在竭尽全力地保护着自己的妻子,可是妻子却无法理解这其中的深意。仗助觉得那时的自己似乎瞥见了空条承太郎家庭生活的一隅,可哪怕是这细微的一隅所产生的违和感,也让他能够自然而然地联想到今天承太郎婚姻的结局。
“所以说,你呢?这些年过得如何?”
空条承太郎的声音将他的思绪重新拉回了现实。
“哈哈哈,挺好的,和朋友们过得挺好的。”仗助有些尴尬地搓了搓裤子,然后拿起了手边的筷子,“高中那时的经历真的影响人的一生啊……大学毕业之后就想着继承外公的职业,替外公的亡灵保护好杜王町,所以毕业以后进了警察学校进修,然后就进了警局工作。”
“后来没再发生过什么替身使者的事情?”
“发生过,在那之后城市恢复得不错,但偶尔还是会发生小规模的事件。不过多亏了承太郎先生那会的指导,后来我们独自解决事件的时候一直很顺利。这一两年基本没有任何替身使者引起的恶性事件了。杜王町一直很平静。”
“其他人也都不错么?”
“啊,康一这个人生赢家女儿都三岁了,现在在商店街那边开了一家书店。亿泰也去年转行去健身中心做了一名教练,露伴老师还是老样子,最近开了新的连载,好像在招助手的样子……”
“那就好。”
“……”
“……”
“那……承太郎先生呢?过得好吗?”
沉默了几秒之后,他终于把憋在心头的问题问了出口。
然后他看见,空条承太郎握着筷子的那只手在空中僵了一下。
“……挺好的。”
又是一阵沉默。
“……真的,挺好的吗?”
但是接下他这句疑问的空条承太郎没有回答,只是轻轻地抽出口袋里的香烟盒,取出一根烟,点燃了,默默地吸了一口。
当白色的烟雾从承太郎的鼻腔里缓缓喷出的时候,他听见承太郎平静地说道:“我们不聊这个。还是多聊聊你吧,仗助。”
他于是有些心情复杂地点了点头。
“我啊,”他拼命从脑海里搜索话题,“说点什么好呢……啊,对了,说起来我最近迷恋去年新出的一首歌,怎么听都听不厌。下班的时候也听,去上班的路上也听,第一次这么喜欢一首歌。”
“什么歌?”
“《The One》[1],我还拷贝到了手机里了呢,一路听着这首曲子过来的。”
“拿来听听。”承太郎说。
接过仗助递给他的耳机戴上之后,豪沃德·多罗夫的柔和嗓音立刻伴随着乡村风格的曲调从耳机里流淌了出来——
I'll be the one(我将会成为你的唯一)
I guess you were lost when I met you (我猜当我遇见你的时候你正陷入迷失)
Still there were tears in your eyes (你的眼中仍盈满泪水)
So out of trust and I knew (你是如此地被背叛,然而我知道)
No more than mysteries and lies (再也不会有更多迷惑和谎言)
There you were, wild and free (你来了,狂野而又自由地)
Reaching out like you needed me (找到了我,就仿佛你需要我)
The helping hand to make it right (帮助你的那双手正在让一切都好起来)
I am holding you all through the night (我整夜整夜的拥抱着你)
I'll be the one, I'll be the one (我将会成为唯一)
Who will make all your sorrows undone (我会成为那个抚平你全部悲伤的唯一)
I'll be the light, I'll be the light (我会成为光)
When you feel like there's nowhere to run (当你发现走投无路的时候成为你的光)
I'll be the one to hold you (我会成为那个一直拥抱着你的人)
And make sure that you'll be alright (然后确信你一切都好)
'Cause my fear is gone (因为我的恐惧正四散而去)
And I want to take you from darkness to light (而且我想要带着你逃离黑暗奔向光明)
……
……
“感觉像是女高中生才会喜欢的曲子。”空条承太郎面无表情地评价道。
“……”
“但是挺符合你的喜好的。”承太郎又补充了一句,“或者说,一听这首曲子,就能立刻想起你。”
“什么呀!这么多年过去了,原来我在承太郎先生心中留下的还是‘少女心的高中生’这样的形象吗?”
“你觉得把“狩猎”理解成那个“狩猎”的人会是什么形象?”
“……那都是黑历史了啊喂……我已经长大了,再怎么说现在的形象也应该是‘温和守礼却又十分机智的小舅舅’吧?好歹我也是破了几桩大案的刑警啊。”
“真是败给你了……小舅舅。”
“‘但不管怎么说,你姑且算是我的舅舅’这不是13年前承太郎先生你自己亲口说的嘛——虽然16岁时突然冒出来的一个比我大了12岁的外甥这事让我困惑了好久。另外,我想说啊,这歌一点都不娘。”
他虽然撅着嘴,但是并不真的生气。因为有那么一瞬间,他仿佛从眼前这个已为人父的沉默男人的冷幽默里瞥见了一丝真情实感。
“这歌曲虽然调子和歌词都……嗯,其实我不觉得女性化啦,但你非要这么说,那就算有点娘,但是关键是意境,意境。”
“什么意境?”
仗助想了想,将视线对上承太郎的双眸:“就是‘在你我相遇之前,你一向是那么孤独,可是当我见到那样的你之后,我想要成为你的光,你的唯一,想要整夜整夜陪着你,想要抹去你的一切痛苦’这样的意境……”
然后他注意到,承太郎在他的注视下把目光移开了。
气氛不对劲。
“啊啊啊啊啊!我不是在对承太郎先生说这些话,我是说这歌词的意境!”
意识到自己的说话内容会让人产生误解,仗助慌忙红着脸摆手。
就这样彼此之间沉默了几秒,仗助突然又说:“那个,承太郎先生,你的烟好像快烧到自己的手指了。”
承太郎于是把烟蒂按灭在了烟灰缸里。
(5)
经过走廊的拐弯处后,首先映入眼帘的就是一间被玻璃窗包围的巨大实验室。由于和昏暗的走廊形成了强烈的对比,在实验室内扑面而来的镁光灯光线射入仗助的眼睑的同时,他微微眯了眼。
于是回忆就这样戛然而止,以至于后来的和承太郎道别以及和相亲女子重新联系上,并被对方反复道歉说安排错时间了,本来应该是承太郎下周日,仗助这周日等事情就被他抛在了脑后。
当视线重新适应了房间内的光照时,那个人的影像逐渐透过他的视网膜在大脑中清晰地呈现了出来。然后,仗助凝视着玻璃窗里盘腿坐着的男性的身影,轻声说——
“不好意思,能让我……先看一眼他么……”
得到同行带路的两位SPW女工作人员听了他的话低头交头接耳了一阵,然后其中一个人上前答道:“东方先生,现在安装上了白金之星光碟的空条承太郎很危险。因为没有记忆,所以白金之星会攻击所有试图触碰他身体的人,借以保护他自己的身体。之前几个SPW的工作人员因为贸然摘掉空条承太郎的帽子已经受伤。所以我们不建议您和他有任何肢体上的接触。”
仗助没有说话。
“但是,”另一位工作人员立刻接替着补充,“毕竟您也是有替身的人,近身战中疯狂钻石有着不亚于白金之星的能力,所以近距离地看他还是允许的。而且据我们观测,白金之星在没有空条承太郎的主动意识的时候是不会发动‘时间停止’的功能的,所以万一白金之星对您发动攻击,您的疯狂钻石应该能够挡下来,请您务必要挡下来,然后立刻远离空条承太郎先生。希望您理解,我们这样要求也是出于对您人身安全的考量。”
仗助点了点头。
“这是SPW财团达拉斯分部的出入卡,请您妥善保管。”
仗助接下了出入卡,在门口的扫描器上轻轻地扫了一下,连接着走廊和承太郎所在房间的玻璃门就刷拉一下打开了。
他吞下一口口水,朝承太郎走去,步伐既急切,却又小心翼翼,像是终于回家见到久别重逢的爱人的旅行者,又像是害怕打扰了熟睡孩童的父母。
跨越那几十步的距离似乎需要一生那么漫长,又似乎转瞬即逝。伴随着那人盘腿坐着、头部毫无生气地微微下垂的身影在眼前一点一点放大的,是仗助逐渐加剧的心跳声。在餐厅阴差阳错见到承太郎先生,并和承太郎先生说话的事情仿佛发生在昨天,可是又仿佛隔了经年的遥远。
他在那人身前蹲了下来,静静地凝望着对方。然后,他深深地吸了一口气,又缓缓吐出——
“承太郎先生,我来了……”
那人安静地睡着。在装入白金之星光碟之后,无人能够接近他,因而缺乏了日常的护理。斑驳的胡茬遍及面颊,刘海因为长期未修剪而有些遮住眼睑,使得本来就被帽檐阴影遮挡住的双眼显得更加模糊不清。尽管全身上下插着无数的针管以维持生命所需的养分,可身体却还是像断了线的木偶一样一动不动。
仗助望着那人,想起了彼此初次见面那天他一边单手扶着被自己的疯狂钻石搞得皱巴巴的帽子一边一本正经地讲述着自己和仗助见面的目的搞笑情景;想起他看到因为自己吞下了片桐安十郎的替身而头一次露出一脸失措的表情;想起了他在音石明一战将身后的一切交付于自己守护时头也不回的坚定侧脸;想起他在猎鼠战将自身性命都交付于自己时信赖的眼神;想起了在乔瑟夫·乔斯达的葬礼上,他连最后家族合影都没时间出席就又要远走他乡,解决新的弓与箭带来的祸患的寂寞背影;想起最后一次相遇时,自己问他“最近过得好吗”时,那根缭绕着苦涩烟气的香烟……
记忆清晰得毫发毕现,胸口的那一股沉重的压抑感再度向他袭来。想要张嘴继续说话,却发现自己早已痛苦得无法言语。他下意识地伸出双手,不由自主地将手指伸向空条承太郎的面颊,把身后两位工作人员的“东方先生,小心白金之星的攻击!”的喊叫声抛到了九霄云外。
他只是想要摸摸他。
指腹在承太郎的脸上轻轻摩挲的时候,拂过胡茬的触感痒痒的。
并没有发生周围人预料之中的攻击。
白金之星只是看着他,静静地看着。
(6)
那是1999年夏天的最后一个月,彼时吉良吉影的案件已经彻底告一段落,那天正是乔瑟夫·乔斯达和空条承太郎离开的前一天。仗助说要举行一个欢送party。家里不能举办,因为不能让老头见了母亲,杜王大酒店也不行,因为承太郎说会打扰隔壁房客的休息,于是就和康一、亿泰、未起隆几个高中相熟的好友将地点定在了某美国地产大亨的私人游艇上。
“是老爸的话,肯定会同意儿子在他的游艇上为他举办欢送宴会吧!”
这话对乔瑟夫·乔斯达一说出口,做父亲的立刻就没了脾气。
年过耄耋的老家伙玩心不死,很快和几个高中生在甲板上搅成一片。倒是空条承太郎早早地一个人坐进船舱看论文的身影与弥漫着狂欢气氛的游艇格格不入。
打算策划一场合影留念的仗助发现怎么都找不到承太郎,这才意识到承太郎的身影早就消失了。在游艇里四下寻找了一圈,最后透过船舱的玻璃窗看见了那人坐在书桌边上用笔标记论文摘要的背影,于是独自进了船舱。
“承太郎先生明天就要走了呢。”
“是啊。”他闻声抬了头。
“我在想,这一分别又不知道多久之后才能相见了。”
大约也是觉得以后见面的机��不多,承太郎没有说话。
“所以……”仗助突然又说,“要不要一起合影留念呢。”
“啊,好啊。”
仗助扫视了一下承太郎手上的论文圈圈画画的笔记,以及他身边敞开的柜子里和书桌上摆满的海洋生物标本,说道:“呃,你看上去很忙的样子,现在我这样和你说话,真的不会打扰你嘛?”
“不会打扰我。我在改一篇关于海星的论文,周日是论文投稿的最终截稿日,毕竟明天就上路了,我希望今天能写完。”
“哎??那我不打扰了。”
“没事,只是聊几句话还有合影的话,时间还是挤得出来的。”
“十分感谢!”仗助原地鞠了一躬,“作为占用承太郎先生时间的交换,如果承太郎先生有什么事情需要我帮忙,也请提出来。”
“我走以后你照顾好自己就行了。”
仗助心想“这种事不算帮忙吧”,于是又说:“我可以帮忙收拾行李。明天出发的话,总要找时间收拾一下吧。体力活什么的我还是挺擅长的。”
“不用了,我的行李就只有一个箱子。自己一个人应付的来。”
“哎??行李那么少的嘛!”
“这些年的生活时常在危险的边缘徘徊,连回家都要避开敌人的眼线。经常是一个电话接起来,就又要奔走到下一个城市。带的东西太多了,反而成了累赘,所以只有最重要的东西才会随身携带。”
也许正因为时值分别,承太郎的话也多了起来。
他听了,不由自主的心疼起来。可又不知道说什么好,只得转移话题:“另外我还有一个请求……我也想跟白金之星道个别。”
承太郎十分意外地抬起眉毛。
“它没法在照片上显像吧,所以连纪念照都没法记住它的身姿。今天���怕是能够见到的最后一面了,不认真道别可不行啊。”
仗助匆忙地解释道。
于是白金之星从空条承太郎身后探出头来。
东方仗助走上前去,踮起脚,右手越过承太郎的脸颊,抚摸上了白金之星火焰型的藏蓝色头发。
和想象中的触感不太一样,白金之星的头发非常柔软。
见到白金之星眯起眼睛露出一副很受用的样子,仗助不由得用手来回摩挲了起来。摸着摸着就忘了形,于是承太郎的帽子掉了下来。
“啊!抱歉。”
仗助慌忙捡起帽子,递给承太郎戴上,然后转而抚摸白金之星的后脑勺。
“以前就觉得白金之星先生有一种……呃,我不知道当讲不当讲。”
“你说。”
“有一种大型犬的感觉。”
承太郎无语。
仗助并没有注意到大他12岁的外甥的表情变化,只对白金之星说:“白金之星先生认识我嘛?”
等待他的是那句熟悉的“欧拉!”
“他说什么?承太郎先生?”——求助似的转向了承太郎。
“……他说认识。”
“哇~~竟然能能听懂白金之星在说些什么,不愧是承太郎先生。疯狂钻石的‘嘟啦啦啦’我一句话都没弄明白过。所以拜托承太郎先生帮忙翻译一下啦。”然后仗助重新转向白金之星,“那么,白金之星先生会一辈子记得我嘛?”
“欧拉!欧拉!欧拉!”
“他说什么?”
“他说他一辈子都忘不了你。”
空条承太郎压低了帽檐。
“太好了,那请你务必要好好守护好承太郎先生啊,白金之星……”
其实那时他想说出口的完整句子是:那请你务必要替我好好守护好承太郎先生啊,白金之星。
“那、那个,东方仗助先生,您还好吗?”
身后传来的SPW工作人员的声音将他的意识重新唤回。
“我没问题的。”
“可是您的手在流血啊……”
他低下头一看,才发现自己攥紧拳头的左手因为指甲深深地陷进了掌心里而蜿蜒下了一道殷红。
他于是蹭掉了手心里的血,回头看向两位工作人员。
“你们不是说承太郎先生留下了U盘可能留有犯人的线索吗?U盘现在能交给我吗?我明天修复好了就立刻还给你们。我想尽早知道犯人是谁。”
两外工作人员对视了一下,然后其中一个人说道:“好。”
(7)
U盘里一共只有两个文件,第一个是那张1999年位于自己父亲的私人游艇上的合影,也是他和承太郎唯一一张同时出现在同一张照片里的合影。那时数码摄影技术尚未普及,胶卷相机扫描进计算机的照片明显带着一层灰度。
他又仔细地看了一遍照片,发现它看上去并不像是包含有和敌人有关的线索。
第二个文件是一个音频文件,他点开之后戴上耳机,音频抵达耳鼓的那一瞬间他愣了一秒,随即,天空颜色的瞳孔猛然瞠大。半分钟之后他将耳机摘了下来,忘记关闭电脑屏幕上的播放器就推门跑了出去。从桌子角落垂落下来的耳机里的音频于是断断续续地传了出来——
……
I'll be the one, I'll be the one (我将会成为唯一)
Who will make all your sorrows undone (我会成为那个抚平你全部悲伤的唯一)
I'll be the light, I'll be the light (我会成为光)
When you feel like there's nowhere to run (当你发现走投无路的时候成为你的光)
I'll be the one to hold you (我会成为那个一直拥抱着你的人)
And make sure that you'll be alright (然后确信你一切都好)
'Cause my fear is gone (因为我的恐惧正四散而去)
And I want to take you from darkness to light (而且我想要带着你逃离黑暗奔向光明)
……
空条承太郎和谁都有着刚刚好的感情。你和他在一起的时候很自然,可是永远分不清这份自然的背后,你是否有被他以特殊的眼光看待。他会主动登门造访来找你,正如他会去找露伴拜托他帮忙调查吉良吉影的下落一样;他会指导你猎鼠的技巧,正如他会指导康一看破杀人皇后的穿心攻击的招数和套路一样。他会为了救你不惜付出生命代价,正如他会为了报乔瑟夫·乔斯达的仇连自己的心脏都可以捏停一样。
入夜之后的SPW大楼里空无一人,刷过员工卡之后,一楼走廊的灯亮了起来。仗助凭借着记忆朝空条承太郎所在的房间走去。然后刷开了房间的自动玻璃门。
没有灯光。只剩窗外的被乌云遮住的月光铺散进来,在那个看上去像是睡着了一样的人的面颊上镀上了一层斑驳的亮色。
东方仗助三步并作两步走到那人面前,在他身前站住了。
——“揍他的那一刻我想明白了一件事,正因为我具有替身的能力,能够看到他人眼中无法触及的罪恶,所以我才有着比别人更多的责任。”
——“……如果我装作什么都没看见地去享受平静的生活,也是对我曾经付出性命的战友的生命的亵渎。所以自然而然就接受了这样的生活。”
——“……挺好的。我们不聊这个。还是多聊聊你吧,仗助。”
——“这些年的生活时常在危险的边缘徘徊,连回家都要避开敌人的眼线。经常是一个电话接起来,就又要奔走到下一个城市。随身携带的东西太多了,反而成了累赘,所以只有最重要的东西会随身携带。”
——“或者说,一听这首曲子,就能立刻想起你。”
——“所以不是强迫自己,而是我选择了这样的生活。”
空条承太郎从不言及自己的痛,也没人理解或者试图理解他的痛。他永远安静地站在朋友们的背后,如同最稳固的靠山。所有人出现问题的时候都会第一时间依赖他,而他也乐于默默地辅导和指引着所有人。
可是没有人念及他的痛。——没人想知道,而他也厌烦于反复解释自己。所以再痛再累,也宁愿独自吞下。
然而这样寡言的深情换来的是一纸离婚协议,这样温柔的守护换来的是如今已经无法动弹的身躯。
英雄注定要独食孤独。
仗助伸出手,再度自上至下抚摸着眼前那个沉睡男人的面颊,当手移动到对方下颌的时候,两行清泪顺着仗助的面颊流了下来。
然后,他抬起了承太郎的下颌,将自己的嘴唇覆盖上了对方的。
“承太郎先生,我再也不要放你独自一个人了。”
繁星漫天,晚风卷然。乌云渐次退去,月光轻柔洒下。
(8)
东方仗助得知空条承太郎醒过来的时候,他正在从“格林·多芬”的监狱回SPW的路上。见过空条承太郎的第二天,他决定亲自去“格林·多芬”的监狱调查了一番,企图找到犯人的下落。谁料在他抵达“格林·多芬”之前,空条徐伦和她的朋友们就已经出逃了。而整个祸端的始作俑者——恩里克·普奇,也早已消失了踪影。但他还是在“格林·多芬”逗留了好几日,因为刑警的直觉告诉他这里一定能找到发现空条徐伦的线索。
返回SPW后他立刻前往承太郎所在的治疗室。首先映入眼帘的就是身着紫色风衣的高大男人。彼时那男人正背对着他调整自己帽子的角度。接着,注意到四周的一片狼藉,东方仗助皱了眉毛:一屋子的SPW的工作人员全都倒在地上,实验器材、医疗设施散落了一地。
那男人闻声转过了身,看到了他,碧绿色的眸子晃动了一下,但很快又定格。
“……仗助?”
“承太郎先生,这是怎么回事?”
“放心吧,只是让他们暂时昏迷过去了。因为他们阻止我去救我女儿。你又是怎么回事?怎么会出现在这里?”
“在回答你这些问题之前,我有事情想跟承太郎先生说——”
“一切等我回来再说。我要去救女儿赶时间。我刚弄清徐伦的下落,现在她很危险。”仗助的句子还没说完,承太郎就打断了他,“先走一步,我走以后麻烦你帮忙治疗这些SPW的工作人员,并替我向他们道歉。”
空条承太郎正准备拉开步子从仗助身边走过,谁知道仗助突然再度挡在了他身前。
“等一下,承太郎先生。”
“你做什么?”
“你现在不能离开这里!”
“啧——”
这小子,怎么跟SPW的治疗医师一个模样。
“你现在刚醒过来,身体机能还没恢复,去和敌人对抗只可能是白白送死。”
“你让开。”
“不可能的!”
“我再说一遍,我要去救我女儿,请你让开。”
“我不是阻止你去!而是希望等你身体稍微恢复了以后我陪你一起去!但是现在不行!!”
“真是够了……麻烦死了。白金之星·世界。”
然后,在仗助还没意识到发生什么之前,就感觉道后脖颈一阵闷痛。在他倒下的那一刻,空条承太郎的身影已然消失在门外走廊的拐角处。
——仗助,对不起,在解决我自己身体的健康问题之前,我首先是一个父亲。
(9)
大约任何人此生都不会再有第二次这样的经历。仿佛是镜头被按下快进,窗外倏然苍云变幻,湛蓝色的天幕上如同被泼了墨,大片瑰丽的色泽嫣然绽放又骤然逝去。时钟如同上了踩下油门后的机车齿轮般飞速旋转。风的呼啸声尖锐得吓人,时光以迅雷之势飞速流逝。
取消白金之星的时停能力之后挨了致命一击的空条承太郎先是感觉到头部一阵钻心的剧痛,然后是后背一阵闷痛——他沉重地摔在了地面上。
然后,普奇神父冷漠的声音从头顶传来,如同临终前的审判——
“乔斯达家的血统赋予你荣耀和勇气,让你产生力量、不断战胜命运。可是!你的血统也正是你的弱点。空条承太郎,你引以为傲的女儿就是你的弱点。”
一股鲜血吐了出来。他的视线逐渐模糊了起来,身体也开始发冷。生理上开启的痛觉保护功能让他觉得头上的伤口带来的疼痛已经不那么明显,只想闭上双眼,沉沉地睡过去。
身体早就不听使唤了,连转头再看一眼自己女儿的力气都没有。
可是不能闭上双眼——
仗助。
离开的时候仗助好像还说过有事情要对自己讲。
普奇神父不知什么时候已经离去。他只觉得呼吸变得更加困难,口腔中又是一股甜腥涌了上来,视线开始飘忽不定,耳畔风声呼啸。
好冷。
得给仗助发条短信,让他不要再等了赶快回家。
他用最后的力气掏出手机,点开邮箱。正艰难地移动着手指准备敲字,结果看到东方仗助50个小时(由于时间加速了,实际上是2个小时)前发送的最新的一条标识着“未读”的短信静静地躺在收件箱里。
他点开了它——
“承太郎先生我等不及了!我想了想还是觉得现在告诉你比较好,等这次事件结束了,等你回来,你和我还有徐伦就回杜王町一起组成一个家庭吧!!虽然我还不够成熟,但是担心承太郎先生以及想要守护承太郎先生的心情是不会变的!!”
大脑还在艰难地理解着短信的内容,泪水就超前于意识,不受控制地顺着眼角滚出,和头部的伤口流出的殷红色血液混合在一起,顺着脸颊蜿蜒了下来。
好想回复他“好”,可是做不到了。
自己回不去了。自己将会死在这里。
……该死……为什么会就这样死去……
他头一次这么害怕死亡的到来。
17岁他无所畏惧,所向披靡,一路从东京斩杀无数替身使者去往开罗,自诩替天行道,剿灭DIO。23岁有了妻子,有了女儿,也就有了软肋,但他从没担心过自己的安危,只期待敌人的迫害不要波及他的家庭,只希望女儿在不知晓这个世界的黑暗的前提下平安长大。42岁的今天,几分钟前,他唯一想的就是他从敌人手中保护了女儿就好,之后就交给她了。女儿总是要长大的,虽然担心,但父母终要先行一步……
可是现在,他不想死去,他想见仗助……
28岁离开杜王町的时候,他骗了他,其实他根本不懂白金之星的“欧拉”代表什么意思[2]。31岁时回杜王町委托康一去意大利时,他看到康一卧室书桌上压在玻璃板下的那张在外公游艇上的合影,于是找康一要了一张。一个月前见面之后,他悄悄地把《The One》存在了U盘里贴身携带,因为那首歌那么温柔,就像隐藏在仗助心底的那份温柔一样……
可是一辈子都不可能告诉他。
是对于婚姻的责任,是对于自己家庭的责任,也是对于仗助人生的责任。
可恶,为什么偏偏是这种时候心意相通。
象征着生命的光逐渐从他的瞳孔中消逝。
他连按动键盘的力气都没了,艰难地憋着最后一口气不肯咽下。
伴随着“嘀”的一声的短信提示音,又一条短信从冲进了屏幕。
“承太郎先生你别动啊!!我现在就在天台楼下正对着你所在的位置的那间屋子里!刚才我借梯子去了,不站在梯子上你的位置不在疯狂钻石的射程范围之内。我现在已经爬上了梯子,可以隔着屋顶那一层墙给你治疗~!你的伤好了以后先躺着装死,等那个什么神父再进入你到白金之星的射程范围之内的时候,用无敌的白金之星停止一下时间,然后你懂的~~揍他!!”
(10)
我将会成为你的唯一。
我猜当我遇见你的时候你正陷入迷失,
你的眼中仍盈满泪水。
你是如此地被背叛,然而我知道,
再也不会有更多迷惑和谎言。
你来了,狂野而又自由地,
找到了我,就仿佛你需要我。
帮助你的那双手正在让一切都好起来。
我整夜整夜的拥抱着你。
我将会成为唯一,
我会成为那个抚平你全部悲伤的唯一。
我会成为光,
当你发现走投无路的时候成为你的光。
我会成为那个一直拥抱着你的人,
然后确信你一切都好。
因为我的恐惧正四散而去,
我想要带着你逃离黑暗奔向光明。
(11)
空条徐伦看到眼前的恩里克·普奇胸口突然被白金之星掏了一个大洞并且神色错愕地倒下的时候尚不知道发生了什么,正如她看到随后顺着通向天台的楼梯里跑上来的梳着飞机头的男人走到她爸爸面前,说:“嘿嘿嘿~承太郎先生,你猜我是怎么跟踪过来的?”时一头雾水一样。
她尚未反应过来对方在说什么,她的爸爸就露出了好奇的表情:“怎么过来的?”
对方于是从衣服口袋里掏出了经常系在他爸爸衣领上的粗壮金色链条,有些得意地指着那一坨金属:“我偷偷拿走了这个,藏在自己口袋里。为了让自己挨你手刀之后不昏过去,我脖子上被你来那一下之后,立刻把这链子上的钩子扎进了自己掌心。剧烈的疼痛使我一下子就清醒了,但我仍然要假装自己倒下了,否则会再挨你一下的,那我可就真的撑不过去啦。简单包扎之后我又把这条链子拴在钓竿上。用疯狂钻石修复这条链子,这个链条就会想要朝你所在的方向飞过去,所以是它一路指引着我过来的,就像指南针一样好用。有没有觉得我的点子超厉害?”
她从未见过自己的父亲如此耐心地听完一个偷走自己衣服饰品的人讲一堆莫名其妙的话。也未曾想到一个自我膨胀的家伙在自己父亲面前求表扬的时候,自己的父亲会诚恳地回答:“干的漂亮,仗助。”
当然,这些都不是最让她觉得不可思议的。最不可思议的是,父亲竟然会望着这个叫“仗助”的家伙替安那苏和安波里欧进行身体治疗的背影勾起了嘴角——那笑容太让人肉麻了,印象中的父亲从没露出过这样的表情……
她不禁怀疑他们没有拯救回来这个世界,世界还是加速到平行世界去了,她甚至怀疑眼前的这个男人不是空条承太郎……
就在她低头开始思考人生的时候,身边突然传来了空条承太郎的声音——
“仗助,徐伦,我们走吧。”
徐伦觉得自己的大脑还需要缓一缓才能适应现状,于是没说什么就跟了上去。见徐伦跑过去了,安那苏也就跟了过去,嘴边还念叨着:“承太郎先生请您再考虑一下我和徐伦的婚事。”
承太郎没理他,只回头瞥了一眼身后的仗助:“还愣着做什么,仗助。”
“呃,马上过来,”乔斯达家的小舅舅三步并作两步地追了上来,随即开口问道,“我们去哪?”
“回家。”
“……啊?回谁家??”
“回杜王町的家,我们的家。”
END
[1] 《The One》: Backstreet Boys的歌曲,地址是这个:https://music.163.com/#/song?id=3950039 (你们应该都听过)网易这个翻译太蛋疼了……文中的歌词是我自己翻译的。
[2] 承太郎不知道“欧拉”是什么意思,所以他说出:“他(白金之星)说他会一辈子记得你”只是间接表达自己的心情。而仗助回忆这段内容,只是想要找出在SPW时白金之星没有揍自己的原因,他认为是白金之星还记得自己。但之所以白金之星没有揍仗助,我的解释是……因为仗助是承太郎记在灵魂里的人。
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一些闲散的废弃脑洞:
我最初写了2.5万字,中途修修改改删了1万,最后变成了如今的1万5千字。为什么删了这么多?其实它是有很多很多狗血的脑洞的,后来全被我删了……我来补充一下当初写这篇文时候产生的各种脑洞:
(1)
最初写的时候结局不是那个承仗徐三人一起回家的结局。结局就是遵照原作,承太郎为了救女儿被普奇神父杀死了,但是在死前他收到了仗助的短信——“承太郎先生!我们一起组成一个家庭吧。”死之前他回了仗助的短信,死的那一瞬间眼泪从眼角淌出,嘴角却挂着安详的微笑。
而另一边,没有及时赶来的仗助收到了承太郎死前回复的“好”,忐忑不安地看着墙壁上挂着的越走越快的时钟,知道承太郎是回不来了。
这个世界终结的那一瞬间他想:“即便这一生没有一瞬间曾经在一起过,可是这又如何呢。他和承太郎彼此默默地喜欢了对方14年。”
对,是这样一篇BE。
可是究竟是什么让我决心把它改成一篇HE了呢?大概是JOJO的精神吧。每一位JOJO最迷人的地方并不是他们长得帅,也不单单是他们拥有无敌的替身,而是他们直到最后一刻都不放弃的执着精神。看原作的时候他们总能绝处逢生——每当我倒吸一口凉气,觉得“完了完了这下死定了”的时候,JOJO们都能用他们最巧妙的点子化险为夷——又聪明又帅气,充满勇气而又心存柔情。这才是我喜欢他们每一个人的点啊!
于是就修改了结局。(虽然我至今都觉得这个BE更有味道)
(2)
然后,这本来是一篇仗承(非承仗)同人。原本还有一个(比较黄+暴的)设定被我删了。就是仗助去SPW见过承太郎那里,他不是立刻就动身去徐伦所在的监狱找神父的。而是每天夜里都会去承太郎的房间里亲吻失去知觉和记忆的承太郎,一遍一遍擦拭承太郎的身体,对承太郎说了好多好多话,告白了无数次……
然后这样做多了,就心猿意马起来,想要做更深入的事情。后来有一天终于按捺不住就把自己的外甥睡了。所以如果这文有番外就是:仗承两人结局之后交往了,仗助提出想要做XXOO的事情,承太郎就有点抗拒。仗助就开始按照熟悉的套路抚摸承太郎的身体,然后承太郎的身体自己就有了反应(因为失忆的时候已经很熟悉仗助了……)承太郎很奇怪自己为什么会这么敏感,但是又无法抗拒仗助……于是两人就……你懂的。
但后来取消这个设定是因为我觉得……在六部那个背景下,仗助要真做了这事有点太坏了。毕竟一般人看到承太郎这样都会立刻想到去找出��人报仇吧,哪有人看到受伤的病患,先想着日了病患的……(可是真的非常喜欢这个脑洞啊我!!!只好弃了!!所以这篇文变成全年龄了!!!)
(3)
最后也曾经纠结过,让仗助什么时候意识到自己喜欢上承太郎。曾写过仗助大学时期和女朋友交往过,可是后来因为女朋友出国留学,而仗助留在日本读警察学校,两个人因为时差和物理距离的关系,感情渐渐地淡了。时至今日,当东方朋子提出让仗助相亲,仗助突然想起自己曾经还有过女朋友——可是记忆模糊得连脸都想不起来长什么样子了。
然后后文里当他见到承太郎,对于两个人过去的记忆清晰到每一个细节都记得,相对比对于女朋友的记忆,他才突然意识到这么多年来承太郎才是他的真爱……可是意识到的时候,承太郎已经成了植物人。他痛苦得不能自已,后悔为什么自己一直这么迟钝,要是早点意识到这一点,陪在承太郎身边就好了。怀着对承太郎变成植物人的悲伤,怀着自己突然意识到自己对承太郎的爱慕,他亲吻了承太郎。
现在的版本是仗助在4部就喜欢承太郎,但是他没有说出来(因为太郎已经结婚了啊),只在分别的时候对白金之星说:“请(替我)好好照顾承太郎先生啊。”
这段我其实写了,删掉那好几千字的时候超级心痛。所以这篇文其实是承太郎先喜欢上仗助,但是迫于自己已婚所以从没想过说出来过。然后仗助直到在SPW见到承太郎,突如其来的震惊和悲痛让他意识到了爱情。
为什么删?因为……我怕有人不能吃仗助交往过女朋友的设定。
所以说,现在这一版其实是非常政治正确的文。完全没有原来的味道了。如果有人想看以前那几个版本,我抽时间写写看XD
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ひとみに映る影シーズン2 第四話「ザトウムシはどこへ行く」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 最低限の確認作業しかしていないため、 誤字脱字誤植誤用等々あしからずご了承下さい。 尚、正式書籍版はシーズン2終了時にリリース予定です。 (シーズン2あらすじ) 私はファッションモデルの紅一美。 旅番組ロケで訪れた島は怪物だらけ!? 霊能者達の除霊コンペとバッティングしちゃった! 実は私も霊感あるけど、知られたくないなあ…… なんて言っている場合じゃない。 諸悪の根源は恩師の仇、金剛有明団だったんだ! 憤怒の化身ワヤン不動が、今度はリゾートで炸裂する!! pixiv版 (※内容は一緒です。) ☆キャラソン企画第四弾 牛久舎登「かっぱさん体操」はこちら!☆
དང་པོ་ 洗面所で顔を洗い、宴会場に戻る。時計は丁度六時をまわった所だ。ふと、窓の外から懐かしい歌が聞こえてきた。 『かっぱさん体操第一ィィィ!』『プッペケプッぺップー』 「うー。何だよぉこんな朝っぱらからぁー!」 「ふわあぁ~」 「ああ、かっぱさん体操の時間……」 朝っぱらから近所迷惑な体操音楽によって、佳奈さん、万狸ちゃん、玲蘭ちゃんが同時に布団から出てきた。玲蘭ちゃんと私はカーテンを開け、大音量で音楽を流しながら体操する河童の家教団を眺める。 「牛久の河童はかっぱっぱーのパァー」 「お皿を磨いてツーヤツヤーのツャー」 「「みんなで腹からワッハッハーのハァー、笑顔に勝るー力なし」」 「は? 二人なんで歌えるの?」 歌詞を暗記している私達を、佳奈さんが訝しんだ。 「佳奈さんの地元にはいませんでしたか? 河童信者」 「ぜぇんぜん」 「北関東から東北あるあるなんじゃない? 私も会津にいた時はほぼ毎朝だったのに、沖縄(うちなー)では一度も聞いた事なかった」 影電話で万狸ちゃんにも聞いてみる。 <木更津はどう?> 「一度だけ布教に来た事はあったね……あの体操で大狸様を怒らせちゃって、追い出されてた」 <あはははは> 河童の家、案外ローカルネタなのかな。 「じゃあ、どの学年にも一人はいる子河童も知らないですか? 佳奈さん地元は京都でしたっけ」 「ううん、両親両方京都だけど東京生まれ東京育ち……そもそも子河童って何?」 「そこからですか」 茨城県に本拠地を置く新興宗教、河童の家。元お笑い芸人の牛久舎登が発足し、『笑顔に勝る力なし』を教義とする。そのため宗教活動では一発芸や話術を磨く修行をし、信者は男も女も子供も、皆河童のように頭頂部を剃り上げる。この教団が近所にあると毎朝『かっぱさん体操』という体操曲が爆音でかかり、また近隣の学校には通称『子河童』と呼ばれるお調子者な学生が何人か生息する。そして彼らは将来、教団が運営する芸能事務所『かわながれ興業』に所属するんだ。でも人を笑わせる、そして人から笑われる事も最上の幸福であるという教えを拡大解釈した信者が、パワハラやいじめ、体罰を起こして時折問題になっている。 「私が知っている河童の家についての情報は、こんなところですかね」 「へぇ……やけに芸能界に影響力がある宗教だと思ってたけど、そんなだったんだね」 「ああ、東北も多いけど、大阪には芸人養成学校があるから日本一信者が多いんだって」 玲蘭ちゃんがスマホで調べてくれた。 その時、トントン、と襖がノックされる。 「おはよぉございます……。お嬢さん方。河童さんが体操終えて食堂混む前に、朝食行きませんか?」 タナカDだ。 「そうしよっか」 カメラが回るだろうから、私達は各々最低限顔を描く。眉毛面倒だから影で作っちゃった。後で朝風呂に入ってからちゃんと直そう。 གཉིས་པ་ 食堂に行くと、奥の席で既にタナカDが朝食を一品ずつ物撮(ぶつど)りしていた。テーブルには全員分のネームプレートと朝食が配膳されている。 「ぅあ~~~~~~~~……」 席につくなり、佳奈さんからアイドルが一番出しちゃいけないような声が漏れた。 「どうしたんですか佳奈さん、まるで深夜バスにでも乗ってたみたいな顔して」 「似たようなもんだよ……ずっとすごい雷鳴ってたじゃん。しかもなんか救急車の音とかしなかった? それで朝はかっぱさん体操。ほぼ一睡もできなかった」 「救急車、ですか」 「はぁ……一美ちゃんは本当にどこでも眠れるよね……昨晩大雨だった事も知らなかったでしょ」 「うーん……」 本当の事を言うと、眠るどころじゃなかったんだけど。それを説明する事もできないからもどかしい。 「雷雨ぐらい気付いてました。私も全然休んだ気がしないです」 「でも寝てただけいいじゃん」 「嫌な夢を見てたんですよ。私は地元のお寺の尼僧になってて、お御堂のバルコニーが浸水して和尚様が馬頭観音になってすっごい怒ってる夢」 この内容は嘘ではない。そういう夢を見たのは事実だ。 「ば、罵倒観音? なにそれカオス……それはうなされるわ」 「おう何だ何だ、お二人共だらしないですなぁ!」 タナカDが物撮りを終えて席につく。彼は朝から声が大きい。 「まあ冷めないうちに食べようじゃありませんか。『じゅんなぎ』もありますよ」 「へえ、じゅんなぎですか」 手元のネームプレートを裏返すと、朝食メニューが書かれていた。 『朝食 おこんだて イシガキダイのちらし寿司 小松菜とかぼちゃのお味噌汁 わかめの辛子味噌和え じゅんなぎ』 おお、朝からなかなか豪華だ。ちらし寿司は大きな鯛のお刺身がどっさり乗っていて海鮮丼のよう。お味噌汁のかぼちゃもほうとうを彷彿とさせる大きなスライスで食べ応えがある。わかめは勿論新鮮な生わかめ。そして、千里が島で一度は食べてみたかったじゅんなぎ! 「皆さん、これはですね。『蓴菜(じゅんさい)で鰻繋ぐ』、つまり『ヌルヌルした野菜でヌルヌルした鰻を捕まえるような行いは無謀である』という諺が由来の、千里が島の郷土料理なんです。蓴菜と冷製の鰻を湯葉で巻いてあるから、『不可能を可能にした縁起物』、すなわち霊力が上がるパワーフードなんですよ!」 「おぉいおいおい、紅さん。台本もないのに詳しいですなあ! ま、僕はじゅんなぎが無くても今日は無敵ですがねぇ……フフン」 「どうしてですか?」 「いやね? お二人が眠れない夜を過ごしていた間に恐縮ですけど。昨夜、狸おじさんのおかげですごぉく縁起の良さそうな夢を見ましてですねぇ!」 「へ?」 何の事ですか? と言いたげな表情で、隣のテーブルの斉一さんがこちらを見る。 「夢に人語を話す化け狸が出てきて、僕にお酌してくれるんですよぉ。なんかご利益ありそうでしょぉ。しかもただの化け狸じゃない、ドレッドヘアのちょいワル狸ですよ!」 「ぶっ!! げほ、げほ!」 斉一さんが辛子味噌和えをむせた。ていうか、その狸、完全に斉二さんの事じゃないか。 「い、いや、わざとじゃないんだよ!? なーんか俺もタナカさんと晩酌する夢を見た気がしてたんだけど、本当わざとじゃないのマジで!!」 当の本人は必死に否定している。要するに寝ぼけてタナカDに取り憑いたまま寝ていたという事らしい。どうりで今朝あんな事があったのに、斉一さんしか迎えに来なかったわけだ……! 「狸おじさん、風水的にはどうなんですか? ラスタな狸って縁起いいんですかね??」 「ん゙っ、ん゙んっ……き、聞いた事ないですね……あれかな! 昨晩私が張った結界が効いている証拠とか! はい、ぽ、ぽんぽこぽーん……ふっくくく……ぽっ、ぽこ……」 斉一さん、完全にツボに入ってしまったようだ。佳奈さんも釣られて肩を揺らしだした。 「ちょっふっふっふ……タナカDが能天気すぎるだけだよそれ! てか狸おじさん困ってるし……なにラスタな狸って!?」 「部屋にラスタな狸がいたら報告した方がいいですか?」 「あっはっはっはっは!!」 何故か玲蘭ちゃんまで佳奈さんに調子を合わせる。じゃあ私も。 「玲蘭ちゃん、ラスタな狸はタナカさんに譲るんで、可愛い女の子狸は私が貰っていい?」 「それなら昨夜ずっと一美の隣で寝てたよ」 「きゃー! アハハハ」 皆で和気あいあいと食事していたら、いつの間にかじゅんなぎを無意識に食べてしまっていた。けどなんか、別にもういいかな……という気分だった。 གསུམ་པ་ 食後。手短に朝風呂に入り、軽く荷物をまとめてホテルを発つ。今日はまず主要な観光スポットを幾つか巡って、図書館で資料を見ながら埋蔵金の場所を推理する段取りだ。ロビーを出ると、青木さんが待ってくれていた。 「おはようございます。昨晩は凄い雨けど、ご快眠を?」 「全然だよー。そこの三角眉毛は別だけど」 「おう誰がデブで三角眉毛だとぉ? この極悪ロリータ」 「佳奈さんデブとは言ってないじゃないですか。いいから行きますよ、お二人共。青木さん困ってるでしょ」 手元で地図を見ながら、一行はまず徳川徳松こと御戌神(おいぬのかみ)が祀られる、御戌神社へ。ホテルから海沿いのなだらかな丘を五分ほど登ると、右手に見えたのは『石見沼(いしみぬま)』だ。青木さんが解説をしてくれる。 「中央に大きな岩をご覧で? あれに水切りで石当てるのに成功すると、嫌いな相手が怪我を」 「初っ端から物騒な観光スポットですね!?」 驚く私の背後で、カメラを抱えたタナカDがガハガハと笑った。 「これぐらいで驚いてちゃあ後が持ちませんよぉ紅さん! なにせ千里が島は縁切りのテーマパークですからなぁ。この後はもっともっと物騒な所をお見舞いしていきますよぉ」 「タナカさん、あなた本当にこの島を応援したいんですか? それとも視聴者をドン引きさせたいんですか?」 「ナハハハ、だぶか放送後は調布飛行場に行列が出来ているかもしれませんよ? 『あの紅一美がチビった恐怖の心霊島』と……」 「青木さん、石! 丸い石ください、水切りしやすそうなやつ!!」 「あややや、喧嘩はやめて下さいだぁあ!」 と、こんな所で尺を取っても始末に負えないから、小競り合いを演じたらさっさと移動する事に。暫く進み、御戌神社の鳥居が見えてきた。 「ウゲ……」 それを見た途端、私は絶句。それは鳥居と呼ぶには余りにも不気味な色に見えた。まるで糖尿病で壊疽を起こした脚みたいな……いや、この異常には心当たりがある。 「佳奈さん、この鳥居なんか変じゃないですか?」 「え、普通じゃない?」 思った通り、佳奈さんは平然としている。これは倶利伽羅龍���を討伐した時、地元の神様から聞いた現象だ。倶利伽羅を生み出した邪教、金剛有明団にまつわる物は、信仰心に準じて見た目が変わって見えるらしい。例えば倶利伽羅も金剛信者には美術品のように美しい龍に見え、金剛に恨みがある私には汚物にしか見えない。今回もそれと同じ……つまりこの神社は散減同様、金剛にまつわる領域なんだろう。我慢して入るしかなさそうだ。བཞི་པ་ まずは普通の神社と同様、手を清める。案の定手洗い場も気持ち悪く見えて、正直とてもじゃないけどここの水に触れたくない。ていうか臭い。牛乳を拭いた雑巾みたいな臭いがする。とりあえず口はつけず指先をちょっとだけすすいだけど、後で境外で肌荒れするまで手を洗いたい! 詳しく境内を見る前に、賽銭箱に小銭を入れて手を合わせる。金剛とこれ以上因縁が続いては困るから、小銭がない振りをして五円玉をタナカDからタカった。神様に手を合わせている間は金剛への嫌悪感を読み取られないように、無我を貫いた。 参拝が終わったら、境内を進み御戌神が眠る『御戌塚(おいぬづか)』へ。境内はそこそこ広い割に、随分と殺風景だ。まず社務所がない。青木さんいわく、神社境内に職員が常駐すると現世との縁が切れてしまうからだそうだ。そして狛犬もいない。御戌様が御神体だからだという。 奥へ進んでいる途中、私はふと左手に一際強烈な禍々しさを感じた。見ると竹やぶに覆い隠されるように、傘立てみたいな簡素な祠が建っていた。厳重にしめ縄が巻かれ、星型の中央に一本線を引いたような記号の霊符が貼ってある。 「青木さん、あれは何ですか?」 「大散減(おおちるべり)というオバケを封じた祠ですだ。あまり直視したら良くないかも……ああっタナカさん、撮影など!」 「ダメかい? そんなに恐ろしいオバケなの、そのオオチルベリってやつは」 「モチのロンだから! 体が五十尺もある、八本足にそれぞれ顔がついてて、そのうち本物の顔を見つけて潰さないと死なない怪物で! しかも人間の肋骨食べて、一本足のミニ散減を生み出すとか。だからともかく、大散減は撮っちゃダメですだぁ!」 「一尺って何メートルでしたっけ、なんだか想像つかないですなぁ~」 タナカDは渋々とカメラを逸らした。人間の肋骨から新たな散減を生み出す……昨晩、おばさまの肋骨から散減が生まれた瞬間を私は見た。それに、倶利伽羅龍王も……。 そして私達は御戌塚に到着。平将門公の首塚みたいなお墓っぽい形状の石碑を予想していたら、実際は犬の石像だった。徳松さんご本人は不在のようだ。恐らく既に成仏されたか、どこか別の場所にいるんだろう。 「あれ? 一美ちゃん、これ犬じゃなくない? タテガミがあるよ」 「これはどちらかと言えば狛犬ですね。狛犬は獅子に似ているんです」 「あ。確かに、普通の神社の狛犬も、タテガミ生えてたかも! そういえば、徳川徳松は狛犬の魂を持ってたんだよね。じゃあお犬様の犬種って狛犬なのかな?」 「あはは、そうかもだ。それと、志多田さん。御戌様はわんこの『犬』でなくて、十二支の『戌』という字を」 「へー、どうして?」 青木さんによると、戌という漢字は滅ぶという字が元になっているそうだ。植物が枯れて新たな命に変わる様子を表しているんだ。早逝して祟り神になった徳松さんをよく表していると思う。 「御戌塚から伸びる道は、竹やぶで薄暗いのが『亡目坂(なきめざか)』、奥の見晴らしいい方が『足失坂(あしないざか)』で。いずれも嫌な奴を思い浮かべながら歩くと、それぞれ違ったご利益がとか。ちなみに足失坂を途中で右に下ると『口欠湿地(くちかけしっち)』が……」 「青木さん、今は特に切りたい縁はないんで大丈夫です!」 さすが御戌神社周辺は地名が物騒だ。昨晩斉三さんが言っていた、『気枯地』という言葉がしっくり来る。これ以上ここにいても千里が島のネガティブキャンペーンにしかならなさそうだから、私達は次の場所へ移動する事にした。ལྔ་པ་ 足失坂を下り、ザトウムシ記念碑がある『千里が島国立公園』へ。物騒な地名とは裏腹に本当に見晴らしが良い。閉塞的な御戌神社から出た瞬間、空がばっと広がったような感じだ。麓に見える口欠湿地も空の青を反射して美しく輝き、それをタナカDが嬉々としてカメラに収める。千里が島の縁切りや祟りといった暗い側面だけじゃなくて、こういった絶景も収録出来たのは本当に良かった。 国立公園は坂中腹からふもとまでの広い敷地を有する。地面は芝生とシロツメクサで覆われ、外周は桜並木に囲まれている。ただ、やはり気枯地だからか、桜はどれ一本として真っ直ぐ生えていなかった。 ザトウムシ記念碑は簡素な作りで、歌詞と小さなイラストだけ書かれた石碑だ。歌い継がれてきた民謡のため、作詞作曲者は不明らしい。また隣にはザトウムシの生態を説明するパネルもあった。 「ええと、『ぼくはクモに似てるけど、ダニの仲間なんだよ! 八本足に見えるけど、そのうち一本は杖なんだよ! 一人ぼっちよりも、みんなで集まるのが大好きだよ!』なるほど……ザトウムシがワサワサ密集してたらなんかちょっと嫌ですね」 「僕前に公園のベンチで、黒いタワシみたいな塊落ちてて……触ると大量のザトウムシがブワササーと」 「やだー! 青木君やめてよ~」 「わはははは!! それは最悪ですなぁ!」 公園を抜けて市街地へ降りていくと、月蔵(つきくら)小学校と併設する町民図書館が見えてきた。カメラに群がる小学生達に軽くファンサービスしながら、図書館へと急ぐ。私がお目当ての子はみんな「ドッキリ大成功! したたびでーす!!!」と絶叫しながら全力疾走で追いかけてくる。佳奈さんの影響だ。私も期待に応えて校庭をダッシュしたら、地面から急にスプリンクラーが出てきて水を撒き始めた! 「ぎゃー! また騙されたーっ!!」དྲུག་པ་ 何とか濡れずに済むも、息絶え絶えで図書館に入る。トイレを借り、やっと手を洗えた! と安堵して戻ると、皆は既に資料が並べられたテーブルを囲んでいた。太っているタナカDと大柄な青木さんは、小学生向けの低い椅子で収まりが悪そうにモゾモゾ蠢いている。私も着席するとカメラが回り、タナカDが進行を始める。 「実際に歩かれてみて、お二人何かお気付きになった事はありますか?」 気付いた事か。幾つかあったけど、金剛有明団や霊にまつわる情報は直接共有できない。少しぼやかして話そう。 「斉ぞ……ええと、狸おじさんから伺ったんですが、植物が曲がって生える土地は風水的に不吉らしいんです。それで今日気にして見ていたら、御戌神社がある坂の上に近づくほど木がねじれたりしてて、海沿いの石見地区や市街地である月蔵地区はそうでもないんです」 「御戌様が埋蔵金を守ってるからかな? じゃあ神社の近くが怪しいね!」 佳奈さんが消せる蛍光ペンでコピー地図を囲んだ。 「不吉な場所ですかぁ。だぶか神社から一番遠い南側、竹由……こりゃ『たけよし』で合ってるかい?」 「ですだ」 「竹由地区ね。この辺はまっすぐ生えてるんですかねぇ」 確かに地名に『よし』が入っていて、島の南側は縁起が良さそうではある。私達はまだ行っていない竹由地区の資料を見ると、小さなお寺が一つあるだけで後は住宅街のようだ。 「志多田さんはどうだい?」 「うーん、埋蔵金については何もなかったかなー。ところで青木君、この地図のここ、誤植じゃない?」 「え、誤植で?」 全員で地図を確認する。佳奈さんが指さしている箇所には、『新千里が島トンネル(旧食虫洞)』と書かれていた。昨日、私と青木さんが行ったコンビニの所だ。 「食虫……洞? 確かに変ですね。『虫食い洞』なら虫がトンネルを掘ったような感じで意味が通じるけど、食虫洞じゃ洞窟が虫を食べちゃうみたい」 「でしょでしょ? それともウツボカズラがいっぱい生えてるのかな」 「いえ、『食虫洞(くむしどう)』が正解で。ウツボカズラは生えてねぇけど、暗いから虫を食うコウモリが住んでるかもだ」 「うーん、そういう問題なのかな……? まあ関係ないからいっか……」 佳奈さんは煮え切らない顔のまま、地図を机に置いた。タナカDが仕切り直す。 「じゃじゃじゃあ、まずは今まで埋蔵金探しに失敗した方々の仮説を見てみましょうよ! 青木君」 「はい、こちらを」 タナカDは青木さんが差し出した資料を私達側に向ける。インターネット上で日本各地の徳川埋蔵金に関する情報をまとめたサイト、『トレ���ャーまとめ』さんの記事コピーだ。これまでザトウムシの歌詞をもとに埋蔵金のありかを探索した人々のレポートらしい。上からざっと目を通す。 ・その一 ザトウムシは座頭、盲目の暗喩だ。歌詞の『ザトウムシ』という言葉の総文字数を歩数として、記念碑から亡目坂を登る。そして到着地点の地面を掘ってみた。 結果 何も出てこなかった。これを試みた探索者の一人が島を出た後(以降は修正液で消されている) ・その二 『水墨画の世界』は白黒、あの世を表している。竹由地区には名前に『虫』がつく虫肖寺(ちゅうしょうじ)があり、そこには墓地が隣接している。その墓地で、黄昏時に太陽が見える西側の井戸内を調べた。 結果 何も出てこなかった。これを試みた探索者全員が数日後、(以降は修正液で消されている) ・その三 ザトウムシが埋蔵金を表しているなら、食虫洞は金を蓄える隠し場所に違いない。歌詞の通り、黄昏時から逢魔が時にかけての時間、トンネルを調査した。 結果 翌々日、(以降は数行にわたり修正液で消されている。塗りこぼしから微かに『トンネルが永遠に続いて外に出られ』という一文が垣間見える) ・その四 『口欠』『足失』『亡目』など体の欠損にまつわる地名は心霊現象や祟りが多いという。その三箇所いずれかに宝があるとみて、調査した。 結果 それらの地点には共通して護符の貼られた祠があり、護符を剥がした探索者は肋(次の行以降は紙ごとハサミで裁断されている) 「「いや怖いわ!!」」 全部読み終わる前に佳奈さんと異口同音! 「ちょっと青木君、これ元は何て書いてあったの!?」 「すいません、あんまりにも酷いデマなどが。根も葉もねぇので僕が修正を!」 「本当にデマなんでしょうね!?」 「嘘こいてねぇです、本当に事実無根なので! 大体、コトが事実なら普通新聞に載るなど……」 事実なら新聞に載るほどの事が書いてあったのか。これは下手に島を引っ掻き回すと、またとんでもない事になりそうだ。 「まあまあまあ、お嬢さん方。要はあなた方がね、埋蔵金を見つけちゃえばいいんですよ」 「なに他人事みたいに言ってるんですか、この三角眉毛は。祟られる時は全員祟られるんですよ? わかってんですか?」 「そーだそーだ、デブちん三角眉毛!」 「おう遂にちゃんとデブって言ったな!? 今日の僕にはラスタな狸がついているんだ。一人でもしぶとく生き残ってやるぞぉ」 「一美ちゃん、ちょっと今夜御戌神社で丑の刻参りしよっか」 「了解しました。加賀繍さんのぬか床に五寸釘入ってるから分けてもらって……」 ん? 「佳奈さん、今の言葉もう一回いいですか?」 「え? だから、『御戌神社』で『丑の刻参り』」 「……それだ!」 ラッキー! 今の超下らないやり取��で、歌詞の謎が一つ解けたかもしれない! 「おぉ何だい、そんな聞き返すほど僕を呪いたいのか小心者」 「違いますよ。見て下さい、歌詞の一番と二番の冒頭……」 ザトウムシの一番、二番の歌い出しは、それぞれ『たそがれの空を』『おうまが時の門を』だ。 「いいですか? 昔の日本は十二時辰(じゅうにじしん)、つまり十二支で時間を測る単位を使っていました。その単位では、『逢魔が時』と『黄昏時』……つまり夕方から夜に変わる時間帯は、『酉の刻』と『戌の刻』になるんです」 「じゃあ歌詞に当てはめると、一番は『戌の刻の空を』、二番は『酉の刻の門を』に変換できるって事?」 「はい。ここで思い出しませんか? 御戌塚から伸びる二つの道」 「薄暗い亡目坂と、見晴らしがいい足失坂……あっ、『戌』から『空』が見えるのは足失坂だ!」 「そうです。しかも続きの歌詞が『ふらついた足取りで』、足って言ってるんですよ! 一方二番……酉の門といえば?」 「神社の『鳥居』! 坂からまた神社に戻っちゃってる!?」 「そうなんです!」 つまり、私の説はこうだ。この歌は埋蔵金のありかを一箇所漠然と示しているんじゃなくて、そこに至る道順のヒントが歌詞になっているんだ。御戌塚から始まり、足失坂を通って何らかのルートを経由。やがて神社に戻って、そこからまたどこかへ行く……こうして遠回りをする事自体が、埋蔵金を発見するために必要なのかもしれない! 「なるほど、道順を! それは今まで誰もやらなかったかもだ……それにしても、お若いのによく十二支の時間をご存知で?」 「あはは、青木さんより若くはないですよ~。小さい頃ちょっとだけお寺に住んでた事があって、こういう歴史っぽい雑学にちょっと明るいだけです。ただ……」 残念ながら、歌詞に干支にまつわる描写はそれしかないんだ。そこから先の謎はまだわからない。私が自説をフリップに書き終えると、タナカDが佳奈さんに話を振る。 「志多田さんどうですか? 紅さんがワンアイデア出しましたよぉ」 「急かさないでよー。私まだ食虫洞の謎が頭から離れないんだから。そーいうタナカDこそ何かないの?」 「僕かい? そうですな……このサビの、『月と太陽が同時に出ている』って、日蝕か月蝕って事でしょ? 千里が島で日蝕月蝕が観測された事って歴史的にあるんですかねぇ?」 「え? この歌詞って単純に黄昏時の事じゃないんですか?」 「あ、そうか。そりゃ黄昏時には月と太陽が両方見えますな」 すると今度は佳奈さんが閃いた。 「ちょっと待って、日蝕……?」 佳奈さんは私の手元から地図を取り上げ、食い入るように見つめ始める。 「……しょく、ふき、ぞう、すずり……」 「佳奈さん?」 「あー、そういう事かあ! これ、千里が島の地名ってさ、繋げるとみんな漢字一文字になるんだ!」 「え、そうなんですか?」 「どういう事で?」 青木さんも知らなかったようだ。全員興味津々で佳奈さんの指さす地図に見入った。 「例えばこれ、食虫洞はさ、食と虫を繋げて書くと日蝕の『蝕』になるでしょ。亡目坂は盲目の『盲』、月蔵は臓器の『臓』」 「すごい、本当ですね! 石見は書道の『硯(すずり)』、竹由は『笛』ですか。あれ、でも足失坂は……」 「『跌(つまずく)』。常用漢字じゃないけど」 「つまずく?」 タナカDは自分のスマホで『つまずく』と入力し、跌と変換できるか試みた。 「ああ、跌(つまずく)だ! 確かに跌ですよ跌! いや、よく読めますなあ。ところで佳奈さん、最終学歴は?」 「いちご保育園だってば。何度も聞くなー!」 佳奈さんは国文学分野で大学を卒業しているけど、年齢不詳アイドルである彼女にとってそれは公然の秘密だ。タナカDはそれを承知の上で度々ネタにしているんだ。 「あれ、佳奈さん。それを当てはめたら歌詞解読できるかもしれませんよ!」 「え本当? よーし、やってみよう!」 こうして数十分試行錯誤しながら、私達したたびチームの歌詞解釈はほぼ完成した。それが、こうだ。 たそがれの空を ザトウムシ ザトウムシ歩いてく (御戌塚から始まり、空が見える方向へ進む) ふらついた足取りで ザトウムシ歩いてく (そのまま神社境外に出て、つまずきやすい道、つまり足失坂へ進む) 水墨画の世界の中で 一本絵筆を手繰りつつ (足失坂のふもとから水墨画の世界、硯と水を象徴する石見沼へ進む) 生ぬるい風に急かされて お前は歩いてゆくんだね (石見沼から風が吹く方向、口欠湿地方面へ進む) あの月と太陽が同時に出ている今この時 ザトウムシ歩いてく ザトウムシ ザトウムシ歩いてく (口欠湿地から月が太陽を蝕む場所、旧食虫洞へ進む) おうまが時の門を ザトウムシ ザトウムシ歩いてく (食虫洞を抜けた所から丘を登り、御戌神社の鳥居をくぐる) 長い杖をたよって ザトウムシ歩いてく (神社境内から視覚障害者が杖を頼りに歩くような暗い道、亡目坂へ進む) ここまで考察した段階で、地図に道順を引いていた佳奈さんがペンを止めた。 「何これ……星……?」 蛍光ペンで地図に書かれた道筋は、島の中心に魔法陣のような模様を描いていた。五芒星の中心に一本線を引いたような、シンボルを。 「佳奈さん。まだ、解読できてない歌詞は残ってますけど……これはこの形で完成だと思います」 「一美ちゃんもそう思う? これ以降の歌詞って、対応する地名が見当たらないんだよね……」 「青木さん」 私はさっきの埋蔵金探し失敗談を手に取る。 「この消されている箇所、要するに全部『祟りがあった』って事ですよね?」 「はい……あ! いえ、そんな事は……」 「そうなんですね。つまり余所者が千里が島を検めるためには、正しい儀式か何かを踏まないと祟りに遭う。その儀式の方法こそが、この民謡ザトウムシに隠された暗号の正体だった」 「……」 「私、さっきこのシンボルを見たんです。御戌神社の、祠で……」 もう私の中で謎は核心に迫っていた。霊能者達は今それぞれ除霊活動に励んでいるけど、『ザトウムシ』……恐らくは、怪物の親玉であるそれを倒さなければ島の祟りは終わらないのだろう。 「結論が出ました、青木さん。ザトウムシは、徳川埋蔵金のありかを示している歌じゃありません。私はこれを……八本足の怪物、大散減を退治するための手順を示した歌だと思っています」 衝撃的な結論に全員が呆然としていると、窓の外で何かが破裂するような音がした。更に間髪入れず、河童信者が一人血相を変えて図書館に飛びこんでくる。 「たた、た、大変です! 大師が……大師が……紅さん、ともかく来てください!」 「え? どうして私が……うわあ!?」 河童信者は乱暴に私の腕を掴み、外へ連れ出した。他の皆も続く。牛久大師が私を指名したという事は、また散減が現れたのだろう。けど今はカメラが回っている。玲蘭ちゃんや万狸ちゃん達は別行動だし……私、どうすればいいの!?
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【翻译by宵 严禁转载】
房间很温暖。身后的壁炉中,炭火烧得通红。木制椅子的扶手描绘出优美的曲线,所有的尖角都被削圆,多亏精心上好的清漆,也丝毫感觉不到木头表面的粗糙感。裸足碰到的地毯那软乎乎的感触——不是全息投影而是真实的东西——精致织成的复杂花纹,光是注视着就不知为何渐渐冷静下来。这个空间里的一切都是为了让精神安定下来,经过周密计算的。
「――即便如此,我还是被那个女性拯救了。对无处可逃的我们来说,没有其他可以抓住的救命稻草了。只能做出比起最坏的选择,好一点的选择。毕竟这个社会,是不会守护放弃了被赋予的职责的人」
然后,未来毫无保留地,吐露了自己的心情。从取回了所有记忆到现在为止的一个月时间,她还没有说过如此多的话。
从“箱舟”和弥生一起被救回的未来,被采取了尽可能的措施。然后,她面对着为了确认重点的心理治疗是否完毕而进行的面谈。
「……原来如此,感谢你说了这么多」
倾听者的心理医生丝毫不见动摇,静静地点了点头。
「你不生气吗?我刚才,说了十分反社会的话」
「无论是什么内容」心理医生首先说。「应该在这次面谈中确认的是,你能否面对自己的过去,并在让色相安定的状态下说出这个事实,就是这个。然后,你已经,充分地达到了这点」
「也就是说,面谈结束了吗」
「对,最后只有一件事,还需要确认」
「……明白了」未来点点头。「不过,我只想先说一点。我绝对不会原谅“箱舟”。那帮人,夺走了我许多宝贵的东西。所以,这个面谈结束后,请再让我协助搜查,请这样向公安局转告」
「面谈如果没有问题地结束了,我马上就去联系吧。他们也一定在担心着你」
心理医生的话语中感觉不到在说谎。正因如此,必须正确地回答这之后被问到的问题。很强烈地相信没问题的。
因为无论是多么不堪的过去,也只能面对,并跨过它。
「那么,我来向鹿南未来小姐提问。你的孩子,是和谁生的孩子?」
未来深吸一口气,像是打开一扇门一样,告白道。
「――是父亲和我的孩子」
†
弥生在“箱舟”事件的例会结束后,一回到执行官宿舍里自己的房间,就一头扎进放着脱下后乱扔的室内用卫衣等等的床上,盯着灰色的天花板。
在山中甩开了公安局的追踪,并去向不明的“箱舟”的行踪中断了,搜查完全陷入停滞。代替其,调查出现进展的,是被“箱舟”绑架的少年少女们的共同点。弥生摆弄着手腕的设备,播放在刚才的会议上宜野座报告的内容。
『――少女的本名叫鹿南未来。她遭受着亲生父亲实施的计划性、持续性的性虐待行为。血缘关系者只有父亲。居住在都内的集体住宅。附近的居民没有一个注意到反复的异常行为,疏忽了虐待的事实。然后,她只能生活在与社会隔绝的牢笼内』
他的语气,简直像是,从上到下一个一个按顺序读记在名单上的名字一样淡然。某种意义上来说,这说不定是正确的表现。推测为被“箱舟”劝诱、绑架,生产后就被杀害的三十余人因色相恶化而不得已失踪的理由,都很相似。还有回应了“箱舟”的劝诱,组成其成员的少年们,也一样。
弥生连续滚动显示着用全息投影照出来的名单。所有人都是家庭内虐待的牺牲者。遭受着血亲施加的连续性的性虐待或暴力行为。
『虐待的理由,是为了维持加害者的色相』
未来的情况,尤其令人生厌。她的父亲,说只有靠父女之间的互相接触才能改善色相,如此强行说服女儿,并不断重复着性虐待。达到了一年之久的这种令人生厌的行为,随着PSYCHO-PASS定期检查的临近,因父亲为了确保万全而得到升级。然后,在今年的年初,终于到了性行为这一步。资料里加入了同时期他网购的支付记录。列举出庞大数量的避孕工具和口服避孕药等等。
『她的情况也是如此,行为的过激化显示着平缓的曲线。净是只要有人能注意到��话,说不定就能中途阻止的事例』
然而,救济者,一个都没出现。
色相容易浑浊的人和有着恶化倾向的人,这个社会的成员都会避讳他们,不去接近他们。去阻止一切的接触。因为只要产生一点点关系,自己的色相都会浑浊。人人都无视他们。决定什么都不去看,什么都不去听,而服用PSYCHO-PASS护理的药剂。然后,她们便成为了,不被任何人知晓,没有任何人伸出援手的,社会性透明的存在。
经受反复的虐待而不被当成人,被用坏的她们的色相,毫无疑问地浑浊了。她们只能憎恶社会,而绝望着。本应实现了永久的和平的西比拉社会。全面保障终生福利系统的恩宠,对她们来说不过是幻想而已。
假设就算成功逃脱,因为致命地浑浊的色相,其存在也不会被社会允许。被街头的扫描器检测到,被收容进隔离设施。在无法脱离的牢笼中,色相进一步恶化,最终被施以杀害处分——。
弥生播放了未来在色相治疗中说的证言内容。
『……我告诉父亲自己怀孕了之后,他的神情突然变得很害怕,我被他抓住了肩膀。……我还以为自己要被杀掉了。但是,过了一阵子,突然他好像改变了主意了一样变得温柔……,那天夜晚,和往常一样进行了PSYCHO-PASS护理……这之后,我半夜偷偷看了父亲的设备』
未来的证言,停顿了很长时间。
『――父亲的设备里,留着大量关于动物的人工流产的搜索记录。于是,我就明白了。我肚子里的孩子会被打掉。然后,为了让我不再怀孕,用父亲的……手,用父亲的……』
所以未来,逃走了。偷走了只装了一点钱的移动终端,然后没换衣服就跑出去。为一旦被谁发现,就会被送回父亲身边的恐怖而害怕。于是“箱舟”出现了。转瞬之间,被给予的乐园般的时间。然后是生产和惨绝人寰的暴力——弥生拼命地侧耳倾听。但是对自己来说,这些内容虽然在脑子里正确地理解了,但说到底,根本想不到。未来挤出的话语中那完全渗透到深处的深处的绝望,自己到底要怎样才能领会。这,也太——。
「……为什么,谁都没能阻止啊。这个社会,西比拉不是让大家都幸福的社会吗……?」
弥生说出了如果在一般人的面前说出,他们一定会捂住耳朵的话语。也根本无法否定“圣母”——莉娜谴责自己等人的话。事实就是事实。然而,这是假设“箱舟”能拯救被社会无视其存在的人们的后话了。
「……莉娜,为什么,你,杀害了那些孩子呢。不是本该只有你们能救她们了吗……」
弥生知道这是任性的嘟囔。她闭上了双眼,脑海中描绘着“圣母”的脸。
脸上是平和的微笑,可是,眼里却丝毫没有笑意。是冷冰冰地看准着猎物的捕食者的目光。她一定会,又找出怀着孩子的谁,然后仅仅留下孩子,把母亲杀掉吧。杀掉被社会抛弃的人们。无法原谅这点。得去阻止她。所以,要用上一切手段,追踪“箱舟”。
为此,无论自己要变成什么样子,都没关系。
†
……总有种,弥生在一天天地远去的感觉。
傍晚,志恩本来想躺在分析室的沙发上打个盹,却过了多久都没法入睡。虽说如此,也并非想继续工作的心情。身体很疲惫,很沉重。
为了寻找“箱舟”的行踪,几乎每天都会在综合分析室举行例行的搜查会议,同时志恩在把从各个地方搜集到的情报给弥生送过去,所以见面交谈的频率很高。然而,她的视线,却一直注视着过去。仿佛被一件事囚禁住,而抛开这以外的一切的死心眼。
弥生没道理不去追踪“圣母”――泷崎莉娜。正因如此,自己才恐惧着。弥生越是对泷崎莉娜穷追不舍,就越是渐渐回到了过去的她。就会越来越不像志恩知道的作为执行官的六合塚弥生。然后,当达成了当执行官的理由后,弥生会变得如何呢。过去自己等人的伙伴中,有一个在化为虚妄执念的追踪尽头逃离,然后,从这个社会消失的男人。该不会,弥生也会走上同一条路——?
就在那时,咻地一声空气流走的声音响起了。分析室的门打开了,有谁在进来。
「――唐之杜小姐,你在吗?」
是朱。
「在在~,我在这里哟」
志恩一边回答,一边从沙发上起身。因为独自一人时就会沉重,和谁说话的时候,就注意要用明快的语气,就算是强行的也要转换心情。
「小朱,怎么啦?爱慕姐姐了吗?」
「啊,不,不是这样的……」朱脸上浮现着苦笑,回避了玩笑话。「我在思考“箱舟”的下落。于是,我想如果整理了在据点保护的女性的供述,是不是就会知道些什么」
「诶,问出什么了吗」
在御殿场的事件中,虽然逮捕了很多“箱舟”的成员和战斗要员,但是他们被实行了彻底的情报管制,没能从他们那里问出“圣母”等人尝试的“大移动”——其目的地。比起这个,朱从差一点点烧毁前的据点救出的女性,因为担任着“圣母”与成员间的联络员,所以拥有有益的情报的可能性较高。
「说实话……还没问出什么」
然而,从朱的语气听来,进展也不像是很顺利的样子。
「我有件想确认的事情。可以请你让据点周围的鉴定无人机动起来吗?」
「OK,等一下噢」
志恩叼着细烟草,坐到了显示屏前的椅子上,重新启动机器。曾是“箱舟”据点的御殿场购物中心遗迹,因为大部分都在烧毁后好不容易才灭火,构造体眼看就要崩塌,所以只允许鉴定无人机进入。
「可是,据点几乎烧成灰烬了哟?」
「所以,代替地,把无人机调到这里来」
朱所指的地方,是在据点附近山林的低洼地。志恩将几台远程操作的无人机运送到指定坐标,让它们自动运行移动。
「这里有什么吗?」
「虽然要是什么都没有就好了呢」朱的回答,有些吞吞吐吐。「担任联络员的女性,从购物中心遗迹被反西比拉抵抗组织使用之后开始,好像就担任了该设施的管理人。御殿场基地成为“箱舟”据点,是在大约一年前——某一天,突然带领部下出现的“圣母”,眨眼间便掌握了设施,实施了大改造……」
「于是,就成为了疯狂的婴儿制造工厂吗」
「弥生小姐的报告中指出,“箱舟”内有通过集体暴力实行的组织管制,好像是从御殿场基地时代就开始进行了。如果被判断没有达到反西比拉思想化,就会受到集体暴力的制裁。然后如果如女性的供述所说,也出现了死者」
「就是说内斗?」
「本应是为了打破既有的权力构造而结成的朴素的革命集团,伴随着组织化的进展,思想也激进化,开始恣意使用以维持自己权力构造的暴力行为。这,就是如同过去法国革命期的恐怖政治一样历史性地被重复上演的事态哟」
「――然后,最终总有一天走向自灭,吗」
然后,到达指定坐标,翻着地面的鉴定无人机,响起了报告发现了什么的警报声。志恩粗略扫了一遍被转发过来的解析情报。
「――小朱。从指定坐标的低洼地中发现了白骨化的尸体噢。而且,还是有相当多的数量哟」
因为鉴定无人机的报告铃声响个不停,所以关闭了声音通知。「能确定遗体的状态吗?」朱的神情变得险恶。
「某种程度上可以呢」志恩说道。「首先,让它按照着被挖出来的顺序解析的……。成年男女呢。虽然已经白骨化了,不过头盖骨上的裂痕,还有肋骨和其他的骨头上也留下了被施加了巨大冲击的痕迹噢。其他还有,也有被人为地折断四肢的迹象。这个外伤倾向……和被“箱舟”杀害的孩子们很像呢」
志恩调出她们的尸检数据,比较参照后,发现除了对下腹部的打击,其他几乎完全一致。
「从“箱舟”把所有的尸体遗弃在河里推断,造成这些的是御殿场基地时代的反西比拉抵抗组织们吧。解析的遗体死亡推测时期,也比“箱舟”开始活动的时期还早」
「……这么看来,果然“箱舟”在效仿反西比拉反抗组织呢。」
「为何又如此?」
「因为这是实行强力组织管制的最适合的方法。泷崎莉娜从以前开始就从事反体制活动,并也在该设施生活过,从弥生小姐的报告中可以了解到。御殿场基地实质上被抵抗组织放弃后,泷崎莉娜率领着自己的组织回来了……是这个经过吗。“箱舟”所雇佣的人都很年轻,所以变得顺从,而另一面,有着很高的因情绪不安定而逃走或背叛的可能性,因此为了管制应该有必要给他们很强的压力」
「用了“箱舟”之类的,还有像“圣母”一样的夸张的词语,也是因为这个?」
「说不定是为了强化指导者的个人魅力而做的演出呢。无论如何——泷泽莉娜为了培养出有狂热信仰的成员,下了各种各样的工夫」
「而且好像本身是也有着很多粉丝的非公认艺术家,这样的说不定很拿手呢。就算如此,为了确保婴儿,还真是……」
「我想,恐怕不止这么简单。这一切,只不过是“箱舟”为了实现最终的目的而使用的手段而已……。可是,却想不出他们做了什么不得不小心翼翼到如此异常的行为」
「今年年初发生的骚乱事件……之类的,小朱是不是说了是不可能的」
「对,我认为不是这条线」朱点了点头。「“圣母”对六合塚小姐也说了,自己等人的目的并非颠覆西比拉秩序,而且实际上,他们自己放火烧毁了对继续反体制活动极为有用的设施」
对,如果像那样张扬地烧掉设施,毫无疑问地会暴露在世人的目光之下。也就是说,就算废弃后留下他们存在过的痕迹也没关系。即对“箱舟”来说御殿场购物中心遗迹已经完全失去用处了。还有“圣母”在车里,对弥生两人说,要把她们带去很远的地方。这指的是存在于首都区的安全屋一样的地方,还是说,建立于更远的郊外的其他据点呢。又或者说,比起这个还远的地方——比如说,哪里?
志恩和朱共同陷入了沉默,正想要仔细思考的时候。
警报声响起。是鉴定无人机发现了什么异常的东西时的报告。志恩看了多面显示屏上的解析结果,不自觉地,嘴里叼着的细烟草啪嗒一下掉了。
「……这,什么啊」
显示出来的,是比起其他的白骨尸体,让人以为是家禽的华丽而矮小的骨骼。然而出土的头盖骨,比起一切都更雄辩着,这是孩子的遗骨。
「……这不是,婴儿吗……」
朱也瞠目结舌。鉴定无人机分析的结果,头顶部发现了奇妙的凹痕。一击就让脑组织彻底完蛋程度的致命伤。简直像是一生下来,就这样一头撞在硬地板上一样。
「这……」志恩喃喃道。「这不是“箱舟”干的对吧……」
「……“圣母”对六合塚小姐断言说,自己等人的目的,只不过是为了保护婴儿。……虽说不该全盘相信犯罪者的话,不过“圣母”是做着疯狂的举止,却无比冷酷地移动棋子的玩家。这如果是她的罪行,其前提就颠覆了……。虽说如此,但要说完全无关系——」
也不可能,朱正打算这样说,无线通信启动了。
《猎犬2号,呼叫牧羊犬1号、实验室》
突然,接到了弥生传来的无线通信。然后,这边还没应答,那边就仿佛如决定事项一样,单方面地传达了事务。
《为了“箱舟”事件的搜查,请对我使用“记忆抓取”》
同日深夜,在分析室的解析区域设置的床铺上,躺着弥生。
“记忆抓取”,是利用声像扫描技术,搜寻对象的记忆,读取其脑中播放的图像的一部分,作为图像情报输出的记忆复写技术。生成数据库中不存在的嫌疑犯的外貌和打扮信息,能利用于通过面部识别进行的追踪调查,然而因为是强行调出记忆所以对人的负荷很重,色相急剧恶化的风险也很高。
志恩向旁边同行的朱进行过最终确认,开始执行“记忆抓取”。
运行时间设定为最短。复写马上完成了。对面部一直采用着经过表情不断发生偏移处理的全息投影的“圣母”,没有找到一致的记录视频。那么,采取别的手段。将弥生在设施和车辆中遇到的成员们的容貌进行记忆复写后的图片提取出来,在记录视频的数据库中对比参照。
「弥生,辛苦了。感觉如何,没有不舒服吧……」
「……没关系噢」弥生甚至,不如说做出了好像反而在关心志恩的举动。「别担心。因为我理解了该做的事情,不会在中途就不行了什么的」
她一从床铺上起身,就披上黑夹克,重新系好领带。
「常守监视官。如果结果出来了,请马上告诉我。我做好了准备,可以随时出动」
然后从分析室出去。她的脚步中,可以看出有摇晃。
「说没事……,怎么可能呢。那孩子――,在乱来」
目送弥生离开的志恩,和朱一起转向分析室的多面显示屏后,仿佛都头痛了一样地按着太阳穴。操作设备,比较着实行“记忆抓取”之前和之后弥生的色相以及犯罪系数。
「小朱」志恩向在侧边看着多面显示屏的朱搭话。「关于弥生的犯罪系数,自从和“圣母”接触以来,就有微增倾向,经过刚才,上升了很多呢。如果再做一次相同的事,说不定会猛增到300以上」
明明知道不该责怪朱,但一不小心就自然地增强了语气。
「我知道。任意驱使同伴的馊招,这是最后一次用了。“箱舟”的意图,能渐渐抓到大概了……。可是,还差一步,我想要能达到确信地步的证据。」
「你想说为此,来参照“圣母”等人的行动记录?」
将机器总动员起来,基于公安局的权限,本来,以国交省为首的各省厅管理和管辖下都市内的监控录像,还有交通情报·设施情报、消费记录等等会从一边渐渐被网罗过来。对,这个社会,基本上是被监控的社会。在这个精神(PSYCHO-PASS)的安定至上的社会,安定才是最被重视的。然后,已经做好了当动摇这份安定的事态产生时,能迅速对应的事前准备。这正是,通过记录下市民的所有活动痕迹达到的。安全与自由(隐私)的权衡。然后,这个社会的居民们,选择了前者。
马上,搜索结束了。
粗略地概览的话,如朱预想的一样,“圣母”等人,没有和反体制组织联动的样子。然而,确认到他们和复数的独立系活动运营公司,还有好几家中介紧密关联并频繁接触。
「哼嗯,好像无论哪家都是有一定实力的公司呢」
「……是非公认对象的活动公司吗?」
「嗯~,该怎么说呢,是展示西比拉非公认艺术家的作品,代替当事人举办live活动的集团吧。就是所谓的承办方呢」
如果是西比拉公认,就会有福利公司“Oriental World”之类的大企业撑腰,而非公认则无法期待这点。于是就轮到活动代办公司出场了。
「只要能积累资金,比起举办差劲的西比拉公认艺术家活动,能做远远更花哨的事情。不过,如此规模的活动,色相恶化的风险也很高,普通来说是不可能有的……」
「那么,这个叫“Ark・Fes”(注1)的活动,就很奇怪呢」 (注1:ark即方舟/箱舟;fes即festival的缩略,表示节日、庆典,为和制英语)
朱在多面显示器上展示出新的情报。让出演者和观众登上将货物船改造成的移动live house“Ark・Fes”,以东京的码头为起始,到名古屋、大阪——即在东名阪的各港口,西比拉公认,以及即将成为公认的非公认艺术家们也会出演。这之外,还招募在野艺术家,打着只要能突破当日的审查也能出演的招牌,记载着如此的主旨。
「――提供最安全而有趣的巡航live呢」志恩念出了活动信息的卖点文字。「乘船时还有演奏之前等等,在活动的各阶段运营方的工作人员都会进行严密的色相检查,彻底排除有危害精神可能性的艺术家……吗。无论怎么看都很可疑的感觉」
然后在共同主办方中列举的活动运营公司中,也有很多和“箱舟”接触的企业。恐怕承办方根本没有注意到出资方是反西比拉组织,以为是有钱人的业余嗜好之类的吧。
「而且,这个活动的举办,因主办方的缘故延期了一个月。“Ark・Fes”的举办,在明晚——12月28日噢。虽说是偶然,但是标榜守护婴儿的那帮人在诸圣婴孩殉道庆日(注2)这天引发事端,还真是讽刺呢……」 (注2:以下全部复制自维基百科:诸圣婴孩殉道庆日,纪念圣经新约中三位东方贤士朝拜耶稣圣婴后,大希律王为了除去新生的“犹太人君王”,曾下令罗马军队屠杀伯利恒及其周围境内的两岁以下婴儿。教会把这些婴儿视作殉道者,因为他们是为了耶稣的缘故而遭杀害的。教会在圣诞节后纪念婴孩被杀日,就是以诸圣婴孩的牺牲去代表无辜牺牲者的见证)
「毫无疑问有猫腻呢」朱瞪着显示屏,然后小声低语道。「……就在这里解决掉吧。这次一定要,将“箱舟”一网打尽」
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