#濡れにくい傘
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kumokasa · 3 months ago
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🚗🌂 春の雨の日も快適に!KUMOKASAのC型ハンドル長傘 🌂🚗
春はお花見や新生活のスタートで外出が増える季節。でも、突然の春雨に困ったことはありませんか?💦
KUMOKASAのC型ハンドル長傘なら、雨の日のストレスを軽減!✨
☔ 反向折りたたみ式 – 車に乗る時も服やシートが濡れにくい! 💨 二重構造の傘面 – 強風の日も安心、耐久性抜群。 ✋ C型ハンドル – 手首に掛けられるので、荷物が多い日も便利! 🚗 濡れた面が内側に – 室内や車内を濡らさず快適!
春のドライブやお買い物、通勤・通学のお供にぜひ♪ 🌿
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kani-uni · 2 months ago
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2025年4月7日〜4月13日
前職の先輩がふと連絡をくれた、うれしい
タイミングが重なって前職の同僚と通話、久しぶりに話した
楽しい反動で明日が嫌になっちゃうの、治らない
突然本降りの雨、濡れながら乗り込んだ電車で、中の乗客たちは傘も持っていない
グレイシーの来日に行き、帰りは友達が迎えにきてくれた、会うのは3年ぶりくらい。翌日は幼馴染が誘ってくれたTM NETWORK、小室の演出が訳わかんなすぎるかも、と幼馴染とその彼氏と笑って帰った。飲み屋で話しかけられた隣のご夫婦から旅の話を聞く。マチュピチュは人生で一度は行った方がいいらしい、コカの葉を噛むそうだ。春の変な夜たち。
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羽をのばす姿を見ていた
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leomacgivena · 4 days ago
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Xユーザーのメンヘラ.jpさん:「傘よりも、一緒に濡れてくれる方が、うれしい。」
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happy-pix-jpn · 10 months ago
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【朱雀門で雨宿り】
いざない館の企画展から車に戻った途端に土砂降りの☔ 濡れずにラッキーでしたが、東の方を見ると虹!! ちょっと雨が小雨になってから車から出るも またしても豪雨が(笑) 風も強くて傘差して歩ける状態ではなかったので 朱雀門で雨宿りしました♬ ちょうど境目にいたようです(笑) 平城宮跡にて撮影 2024年8月27日
帰り路、三碓辺りから道路が乾いてました。 ほんと最近局地的ですね。。
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petapeta · 9 months ago
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共感を示したい、連帯したいという気持ちが宙ぶらりんになる感じもする なので自分はこういうときよく雨の絵を描く 自分ができることは自分の生活を守るくらいだ、と自分を戒めるために傘を描く 自分のできることの範囲の小ささ、状況のままならなさ しかし雨に濡れるべきではない
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uchiunekosalon · 3 months ago
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生乾きと雨粒
何日も、雨が降り続いていた。 この雨は、もしかしたら止まないのかもしれない…… そんな風に思うくらい、何日も何日も降り続いた。
洗濯物は、この雨のせいで乾かず、部屋の中でなんとも言えない、あの独特の臭いを放っていた。
生乾きの臭い。生乾きのシャツ。生乾きのズボン。  ……生乾きだったあの頃を思い出していた。 
その日、俺はダラダラと夕方まで寝ていて、目が覚めると既に外が暗くなっていた。
身体がとにかくダルくて、まだ、あと23時間は寝れる。
そんな感じだった。
そのダルさを、何日も降り続く雨のせいにして、時間の流れも忘れボケっと過ごした。 
それでも、腹は不思議と減る。
なにもしなくても、なぜ人間は腹が減るのだ。
そう思うと、なぜか腹立たしく、その腹立たしさはきっと空腹のせいだ。と、自分を納得させ、雨が降る中コンビニへと買い物に出かけた。
歩くたびに跳ね上がる泥水を背後に感じながら、電燈も殆どない、どこか薄気味悪い公園を抜け、近道をした。 
雨の音に紛れるようにして聞こえてくるブランコをこぐ音。
こんな時間に?出来ることなら、目をつぶって走って、通り過ぎたいくらい気味が悪かった。
それでも、どこか「怖いもの見たさ」と言う意味のわからない衝動に駆られ、雨と暗さで見えにくい中、目を凝らしブランコの方に視線を走らせた。 
男が一人。
ブランコを漕いでる。
それも、いい年した、オヤジだ……
俺は立ち止まり見てはいけないものを見てしまったような「目」で見た。
とにかく不思議��った。 そいつも、俺を見ている……ような気がした。 たぶん……目があっている。
雨と暗さでよく見えないけれど。 
「おい。」 
どきっとした。
しゃべった。
そいつが……俺に向かって。
目をそらし、その場を立ち去ろうとした。 
「おい。こっち来いよ。ブランコ一緒に乗ろうぜ。」 
て。お前いくつだよ……
いいオヤジがこんな時間に、しかも、この雨の中なにやってるんだ。 
「乗ろうぜ。俺、すっげー高くまでこげるんだぜ。」 
待て。あいつの喋り方、おかしくないか?まるで子どもだ。オヤジに見えて、実は子どもなんじゃないのか?だけど、スーツ姿の子どもてのも…… 
近くで確かめたくて仕方なくなった。怖いもの知らずにも程がある。だけど、そうめったに出会える光景じゃない。しかも、相手は妙に友好的だ……
そろり、そろりと近寄り、オヤジの隣のブランコに手をかけながらマジマジとそいつの顔を覗き込んでやった。 
「な。どっちが高くまでこげるか競争しようぜ。」 
……て、やっぱり、いい年したオヤジだった。だけど、妙にキラキラした、その目は、子どもだった。なんだか良くわからないまま、俺もブランコに乗った。 
「お前さ、立ちこぎ出来るかよ?」 
俺は黙って、子どものとき必死にやった立ちこぎを、そいつにやって見せた。そして、大きく揺れるブランコからピョンと飛び降りてみせた。 
「なんだよ。お前すげーなー。すげーよ。なんだよ。俺、それ怖くて出来ねーんだよな。」 
オヤジがブランコを急に止めて、目をまるくしながら俺を褒める。めちゃめちゃ褒める。
「すげーな」と何度も繰り返す。
俺はあの頃の光景が目に浮かんだ。
子どものころから怖いもの知らずだった。
誰よりも早く、ブランコで立ちこぎをして、誰よりも早くブランコから飛び降りることができるようになった。そして、みんなが俺に驚く。「すげー」「すげー」と…… 
そのオヤジと雨が降っていることすら忘れ、遊んだ。
ドロだらけになって。時間が経つことも忘れ、腹が減っていたことも忘れ、必死に遊んでた。
気付けば、どこからともなく集まっていた大人たち。みんな時間を忘れ、雨なんてお構いなしで、びしょ濡れになって遊んでた。 びしょ濡れになって…… 
それから、毎日にのように雨が降ることを待ち望んだ。
雨が降れば、あの不思議なオヤジたちと、すべて、すべて、本当にすべてを忘れ、まるで子どものときのように思い切り遊べたから。 
俺は、大人だ。
いつから、大人になったのかは忘れた。だけど、世間一般に、大人として扱われる。だけど、俺は、大人だ。と、言ってもそれを、どこかで認めていない。
だけど、世間の皆様に俺が大人じゃないと、どんなに力説したところで、ただの変わり者としか見てくれない。
それが、この世界だ。
でも、どうやっても俺は大人だけど、大人じゃなかった。
だけど、大人になりたくないわけじゃなかった。
ただ、俺の中で俺を大人として認めていないだけだった。
どこか、湿った感じ。
そう、乾ききらない洗濯物のように…… 
どこか、はっきりとしない。
それが、俺だった。 
雨の日だけ、思いっきり今を生きることができた。
雨の日だけ、俺は俺らしく、あのオヤジたちと一緒に。雨だけが俺たちを認めてくれた。
湿った、感じの中で。 
大人になりきれない、俺たち。 
雨の夜の公園で遊ぶ大人の格好をした子どもたち。
世間の皆様より少しだけ、ゆっくりと大人になって行ったのか、次第に集まる人数が減っては、増え、減っては増えを繰り返してい���た。 
そして、いつごろからだろう……
俺も、ついに、あの雨の降る夜の公園が懐かしく感じるようになってた。 
数日、雨は降り続いた。
足元を濡らすぬかるんだアスファルトを踏みしめ、傘も差さずに歩いた。冷たい雨粒が頬を伝い、服の袖に染み込んでいく。
コンビニの明かりは、やけに眩しく、ガラス越しに映る自分の姿は、少し大人びて見えた。
店に入り、適当にカゴに放り込んだパンや飲み物をレジに運ぶ。
店員が無表情でバーコードをスキャンする音が、妙に心地よく感じた。
「ポイントカードはお持ちですか?」
「ないです。」
そう答えながら、ふと昔のことを思い出していた。
会計を済ませ、袋を片手に店を出る。
雨を降らす空を見上げた。
黒く曇った夜空に、雨粒が光を反射している。
生乾きの匂いが、ほんの一瞬鼻をくすぐった。あの時とは違った感覚で大人になった。だけど、まだ、乾ききらない部分を今でも感じている。
それでも、確実にあの時の生乾きのあの独特の臭いは、もう、俺から漂うことがなくなった。 
洗濯物の乾ききらない、あの独特の臭い。
今でも、夜の雨の公園から漂ってくる。
ブランコをこぐ音と大人たちの声が
聞こえた気がした。
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zxxyue · 6 months ago
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Do you have the original Japanese text of Gakushuu’s contract from Season 1?
translation here
朝は校門に整列し、A組の登校を笑顔で迎える事。
学校内E組はA組を「さん」付けで呼び、資料集め等、A組の勉強のアシストを命じられたら必ず実行する事。
全校行事の機材設置などに関してA組の負担分を全てE組がこなす事。
昼は本校舎学食にて給仕を務め、A組の求めるメニューを確実に調達する事、
E組は 1週間にひとつ芸を覚え、A組の前で披露すること。その際、A組の評価を仰ぎ、さらなる芸の向上に努める事。
下校時も校門に警列し笑顔で迎えること。
E組は学校施設を使用する場合A組の許可をとる必要がある。
E組は学校施設使用中にA組の生徒が来た場合は速やかに場所を明け渡す事。
学校行事においては全てにおいてA組をたてるようにしなければならない。
学校内ですれ違った際E組に足を止めてA組の生徒に挨拶をしなければならない。
A組からの要請があった場合本校舎における清掃活動の全てをこなさないとならない。
E組はA組の生徒より早く下校してはならない。
E組はA組の生徒より早く登校しなくてはならない。
A組の生徒の靴が汚れていた場合E組の生徒は靴汚れをきれ��にしなければならない。
E組の生徒は本校舎内では裸足または靴下でいるようにする。
E組の生徒はA組の生徒より早く歩いてはならない。
A組の生徒からの呼び出しがあった場合10分以内に駆けつける。
E組の生徒は休日でも必要があればA組の生徒の手伝いをしなければならない。
E組はテスト期間中全力でA組の生徒のサポートをしなけれはならない。
雨の日はA組の生徒の濡れた部分をふいてあげるようにする
雨の日は校門出口で傘を差し、待機していなければならない。
E組の生徒は学校外でA組の生徒にあった場合も学校内と同じように挨拶をしなければならない。
A組の生徒はE組の生徒が正しい道へ進めるように指示を出し、E組の生徒はそれに従うようにしなければならない。
E組の生徒は常にA組生徒と笑顔で接しないとならない。
E組の生徒は心身を鍛えるために徒歩で通学しなければならない。
E組の生徒は交代でA組の教室の清掃をしなければならない。
A組はEの生徒が間違った行動をしているときは如何なる手段を用いても止める権利がある。
E組の生徒は常にA組の生徒のことを尊敬し敬うこと。
公共機関でA組の生徒にあった場合は席を譲り感謝の言葉をのべるようにする。
A組の生徒はいつ如何なる時でもE組の��徒を呼び出し、手伝いをさせることができる。E組の生徒は喜んで手伝いをすること。
E組はクラスをあげA組の生徒に感謝するために全校集会の際には全員整列し笑顔で挨拶をする。
A組の生徒はE組の生徒の持ち物をいつでも検査することができる。
E組の生徒は本校舎のクラブのサポートを進んで行う義務がある。
E組の生徒は放課後帰宅する場合A組の生徒の許可が必要になる。
E組の生徒は休日のスケジュールをA組の生徒に報告する義務がある。
A組の生徒はE組の生徒を正しく導くため休日だろうが呼び出しE組の心身を鍛えることができる。
長期の休みの際もE組の生徒は毎日校舎の清掃をおこなう。
E組の生徒はA組の生徒の荷物を持たなければならない。
E組の生徒の無断での本校舎への立ち入りを禁ずる。
E組の生徒は染髪を禁する。
E組の生徒は携帯竜話の所持を禁ずる。
E組の生徒は1日1回A組の生徒に感謝の言葉を伝えなければならない
A組がE組に質問をしたら隠し事をせず必ず真実を答える事。
E組の生徒はA組の生徒の筆記用具を常に綺麗にし、不足している物は補充しなくてはならない。
E組の生徒は家に帰った後も常にA組の生徒の事を考えなくてはならない。
E組の生徒はA組の生徒全員の誕生日を把握し、祝わなければならない。
E組の生徒はA組の前を歩いてはならない。
A組生徒と廊下ですれ違う際、端に寄り進行の妨げにならない様にする。
E組の生徒はA組が許可した場合のみ発言が許される。
A組への忠誠心を常に持ち続ける事。
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epixlog · 2 months ago
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今日は横浜に来ている。愛犬が難病で。再生医療を受けに通っている。幹細胞治療という先進医療で、もう10回以上はやってるかな。
個人的な主観だが、横浜は大嫌い。たぶん日本で一番嫌いな街だ。みなとみらいに何の価値も見出だせない。みなとみらいの花火大会もアレ、みなとみらいのビル群を見せびらかすための構図というか演出でしょ。花火、ビルの後ろに回ってるやん笑。どー考えてもおかしい。横浜にはそういう鼻につく感じがプンプンして、ワイはどーも受け付けない。あと浜っ子って、横浜大好きじゃ��。あの違和感はすごい。ワイの偏見もあって浜っ子ごめんね。ただワイの一番の親友は浜っ子っていう、矛盾ね。
そんな横浜に、渋谷から足しげく通っている。自分からしたらストレスでしかない。幹細胞治療が4時間くらいかかるので、傘も忘れて雨でびしょ濡れになって、横浜で野良犬みたいに暇してるってわけ。
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sakananoayu07 · 16 days ago
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#31 6月11日
モデリングがちょぴっと進みました。明日はもう少し進めた状態で写真をあげようと思う。顔を板ポリで作ってから変形して行くという手法を取っているけど、もしかしたら球状から作った方がやりやすかったりするのか…?まぁもう戻せないけどね!の気持ちでやってる。
ちなみに今日三限が授業だったので学校に行ったものの、帰りが土砂降りで���悪だった。そこら辺の傘パクって自転車をひいて帰る考えも一瞬過ぎったが、なけなしの良心が痛んだのと普通に怖くて私には出来ない。ずぶ濡れで帰った。ハゲそう。傘パクる人ってどういうメンタルしてんだろう。普通に良心痛まないのか?強靭な心臓をお持ちな様で羨ましい限り。
という感じでした。焦ってるけど、焦ると逆に何も出来ないというのは分かってるのでゆっくり着実に進めたいと思う。眠らなくて済む体になりたい。
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katsurakeito · 16 days ago
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マスターとジェルヴァジオ
雨が窓を叩く音が店内に響く中、古い木製のカウンターの向こうでマスターが豆を挽いている。香ばしい匂いが店内に漂い、外の慌ただしい世界とは対照的な静寂が流れていた。
ドアベルが鳴り、濡れた傘を振りながらジェルヴァジオが入ってきた。
「おはよう✨️(ドヤ顔)」
「あ、ジェルヴァジオさん。今日も早いですね」 マスターは手を止めて振り返った。 「いつものですか?」
「おう!お願いするぜ✨️」 ジェルヴァジオはカウンターの端の席に腰を下ろした。 「今日、雨、やべぇよな?」
「そうですね。でも雨の日のコーヒーって、なんだか特別な気がしませんか?」 マスターはエスプレッソマシンを操作しながら言った。
「雨の日のコーヒーは、特別だろうな😎」 ジェルヴァジオは窓の外を眺めた。「家にこもってたいけどな…なんか、珍しく外に出たい気分だったから来てやったのよ(汗)(マジで引きこもりてぇぐれぇダリィ…)」
「それは嬉しいですね」マスターは微笑んだ。 「実は、雨の日用に特別なブレンドを用意してるんです。普段より少し深煎りで、心が温まるような」
「へえ、あっそ。試し飲みすんわ(コーヒーの知識とかあんま無ェんだけどよ。ハーマンなら分かるかもな)」
蒸気の音と共に、カップにコーヒーが注がれていく。マスターは丁寧にラテアートを描き、ジェルヴァジオの前に置いた。
「あぁ、どうも」 ジェルヴァジオは湯気を吸い込んだ。「香り良いよな。コーヒーを飲むと、やる気が漲るんすわ✨️(仕事のお供はコレとかハーマン言うな✨️)」
「そう言っていただけると、この仕事をやっていて良かったと思��ます」マスターは布巾でカウンターを拭きながら答えた。「ジェルヴァジオさんは、なぜコーヒーを飲み始めたんですか?」
「あ、俺ね。…大学生の頃かな。徹夜で勉強していた時に、ハーマンに無理矢理コーヒー飲まされてバトったところから★(あれはいい思い出だわ。急すぎてやばい。なんかブチギレる俺、死にかけだったのよ。なんでかって、カンニングで切り抜けようと試みてしくってセンコーに怒鳴られたからかなー★……クソ懐)」 ジェルヴァジオは懐かしそうに言った。「マジでシャレにならんレベルのひっでェ眠気をぶっ飛ばしそうと思ったから★…とかハーマン言ってたしな」
「そうですか(笑)友達思いで良いですね♫」
「あ、うん★ まぁ、周りから仲良いなとか、よく言われる始末な★ で、コーヒーを飲み始めて、次第にハマりだして…止まんねぇっすわ✨️(満面の笑み)」
マスターは頷いた。「分かります✨️ コーヒーって、時間を作ってくれますよね。急いで飲むものじゃないし、ゆっくりと味わう代物ですから✨️」
「くつろぎたい奴にはうってつけだな!」ジェルヴァジオは一口飲んで満足そうに息を吐いた。 「お前さんはいつからコーヒーにハマったんだぁ?」
「…かれこれ二十年になりますね。最初は大手チェーンで働いていたんです��、もっと一人一人のお客さんと向き合いたくて、この店を開きました」
「そうなんだ…。めっちゃ居心地の良いしなぁ…(ハーマン連行すっかな。…ハイ、決定✨️)」
外では雨が強くなり、何人かの客が雨宿りに入ってきた。マスターは手際よく注文を取りながらも、ジェルヴァジオとの会話を続けた。
「ジェルヴァジオさん、最近忙しそうですが、体調の方は大丈夫ですか?」
「大絶好調っす✨️(親指立ててドヤ顔)」 そう彼は自信満々で返答し、マスターは苦笑いした。「そうですか、それは良かったです」
「そういう時こそ、無理しないでくださいね。コーヒーも体に良いですが、やはり休息が一番です」
「おぅ、サンキューな! お前さんに言われると、超嬉しいし心がホッコリすんな♫(良いよな。こういう褒め言葉を貰うってな。褒めねぇ言葉は要らん)」
「お客さんが元気でいてくれることが、私たちの一番の願いですから」
ジェルヴァジオはコーヒーを飲み終え、財布を取り出した。
「今日は、ありがとな。また、来るぜ! 次は、コーヒー馬鹿な友達連行すんで、よろしくぅ!✨️」
「はい、お待ちしています。気をつけてお帰りください」
ジェルヴァジオが店を出ると、マスターは窓越しに彼の後ろ姿を見送った。雨の中を歩いていくジェルヴァジオの足取りは、どこか軽やかに見えた。
「また明日も、良い一日の始まりを提供できるように」マスターは呟きながら、次のお客さんのためにカップを準備し始めた。
雨は降り続いていたが、小さなコーヒーショップの中は、今日も温かい時間が流れていた。
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maasayada · 10 months ago
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愛と遠視、傷と羽音
ここを開けるのは、久しぶりだ。
ここに載せてきたようなことは、特定の宛先なしにはもう、書かないかも知れない。そう思い、過ごしてきた。けれども再び開けてみるのは、魂が「必ず終わりをもたらしてやる」と私にかけた言葉が、最後の投稿(二年前)に置かれたままになっていたからである。
そのことは、ずっと忘れていた。それからふと、私の目に留まった。魂は言った通りのことをやってのけ、そして新しい生を贈ってくれた。その遍歴を語ることはできなくとも、しるしづけることはできると思う。
私は人と一緒にやるようになってから、今の自分の言葉でいえば、こんなことを探求してきた。小説と幼年の境界。小説と死者の境界。小説と観者の境界。小説と神話の境界。小説と肉体の境界。小説と因果の境界(準備中)。
さいごの「小説と因果の境界」は短いものだが、その時点の私にとっては極限だった。2023年3月に書き終えてから、文字通り彷徨った。多くのことに手をつけ消耗していったが、それらがいずれ小説に資すると、以前のようには思えなくなっても、自力では止まらなかった。だから、こころがブレーキをかけたのである。
もっとも状態がよくなかったときに、間一髪で(自分ではなく)世界を選んだ。
それまでは、自分というブラックボックスを通し、みるものに陰影を纏わせつづけていた。私の文について色々なひとが色々なことを言ったが、概ね共通していたのは、独特な結晶化作用があるということだった。確かに私も信じてきた。その陰影こそがやがて固有の輝きを露わにし、光を集めるのだと。それはしかし、かなり時間のかかる作用でもあった。誇張して言えば〈こちら側(この時)〉では、私はいつもほほえむだけだった。蜜蜂は、蜜を集めることが今を生きることであるのに、わたしはそういう成り立ちをしていなかった。
終わりをもたらすとは、このブラックボックスごと引き潮に渡すことを、決断できるということだった。そのとき圧倒的な苦しさの中で、光や風や、水を感じた。私は人に「生きているだけでいい」と何度も言ってきたけれど、自分自身にそう思うのは初めてだった。
それから、素晴らしいことが起こり始めた。
今日お話ししたいのは8月17日に、生まれ故郷がいつより美しい姿をみせてくれたことだ。冒頭に挙げたものたちと並行して、2021年秋から断続的に「小説ではない文」を書いてきた。その文はあれら境界のすべてと、そのほかの体験とを含んでいる。それがついに成り、人に託した翌日のこと。
私は文の主要な舞台のひとつである公園に行き、小さな川が池に流れ込む様子がよく見えるベンチに座った。文を送る際に添えたメッセージ――花が咲いていると、思わずきれいだねと話しかける身体について――を思い出しながら、樹々を眺めたり、サンダルのまま流水に入ったりした。
開いた本に、ある大小説で主人公が亡くなるのは、作者が次第に苛立ちをおぼえてのことだと言う人がいるが、小説家が主人公を愛さなくてあのようには書けぬ。と書かれていて、涙がこぼれた。
上空を涼しい風が吹きわたった。まるで巨大な湖をまえに、雨が降る先触れをきくようだ。30分はもつと思ったが、もっと早く降り始め、晴雨兼用傘をさしてベンチに陣取ると、叩きつけるようになった。それまで氷の入ったプラカップに麦茶を注いで体を冷やしていたが、飲み口の近くに雨雫が付けば楽しかった。化学繊維の軽いスカートは膝上まで濡れて、抱えた水草のバッグは暖かく守れていたから、真っ直ぐな大雨音は、そのまま安心と結び付いていた。
あめのひは、かさをさしてほんをぬらさず。地元の図書館が子供向けに貼りだしていたポスターは、なぜかブロントサウルスが直立歩行で傘をさしていたな…
後方の東屋を振り返ると、その向こうに誰もみていない空が出現した。
そんな空が、生まれ、住まいを変えつつ暮らしてきた人口の多いこの地に降るとは。山を登るときにだけみられる幻でなくなるとは。神代の、人の手付かずの自然であった頃にまで、生地は戻ることもできるのだ。その記憶の存在を私はしっかりと感じた。
動かぬままで雨が上がると、すっきりと遠くを見ていることに気が付いた。
ひとつ上の友人は、ゴルフを好きになってから視力が1.0に回復したといい、2.0ある同い年の友人は、私は本を読まないからだと結論するが、確かに読み書きを好む者の目は、遠くよりも近くを見ることに適応しやすい。
私の場合、いつも近くに対象物が入るよう、目が無意識に動いていた。一本道を歩くとき、街路樹や自転車や自販機を、たぶん本来は必要のない頻度で見る。身体は真っ直ぐに進みたいし、目も協調しているかのようにふるまうけれども、実は遠くを見据えると疲れるので、目は避けようとする。身体はそれを知っている。
このもどかしさが突然、消えた。目が遠くと和解していた。コンタクトレンズ装着時のような視力の上がり方ではない。あれは眼科医も友人たちも、生活に危険がないように、情報が沢山入るようにとすすめるし、私も長い間、そういうことだと思ってきた。近視は見えるべきものが見えずにつらいのだと。そうではなかった。
全力で書き切った文を贈り、生地が応えて記憶のかぎり遡ったから、私は見晴るかす、すべてがうつくしい、と話しかけていたのだ。それで遠くをみるのを畏れることがあろうか。自分の不調の解消や、情報の取得のためならば、ここに出ることはかなわなかっただろう。
歪みを、遅延を、細部をバネに跳躍するというやり方を手放さなければ、ここに来ることはかなわなかっただろう。だからこそ、話せるようになったのだし、それでも、書けるのだ。たぶん。
数日して、仰向けになった首の付け根で何かが羽ばたく夢を見た。蝉のように力強い振動に驚いた。整体師の方によれば、私の視力と幼い頃つくった首の傷には、なにか関係があるらしいのだが。
即時的にあらわれるものも、遅れを伴ってあらわれるものも、どちらも肯定しきるものを書きたい。それはパラレル・ワールドを時間的に翻訳したようなものになるのではないか。今はそのことだけを思っている。
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kou-f · 1 year ago
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家を出たときはむしろ日が差してて、
「傘要らなかったかな?」と思ったけどね。
蒸し暑かった空気が急に冷たくなって、
あっという間に豪雨に。また靴下が濡れた。
防水スプレーもあんまり意味ないんやなw
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weibeu · 5 months ago
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車両の窓に逃げ切れなかった水滴がついていた。辺りを見回したけれど雨ではなかった。乗り換えで一旦電車を降りるとトタンを細かく叩く音がして、綺麗な音楽だなと思った。だけどよくみたら雨だった。不意打ちの雨に傘なんて準備しているはずもない。最寄駅を降りる頃には止んでてくれと頼んだけれど地上に出たらまだ水溜まりが跳ねていた。家まで10分程度なのでそのまま歩いて帰る。そういえばあそこの焼肉屋、休店の張り紙をして以来一向に再開する様子がない。今は張り紙も外されている。取り壊しの工事が始まるわけでもなく数ヶ月経って、もう前を通るたびに「うまそうな匂い、誘惑だ」なんて言うこともなくなるのだろうか。人間関係もさ、そんな風に、曖昧に終わることもあるのかな?どうなんだろう?どう思う?最後の信号を渡ったところで持っていた紙袋を抱えた。大事なコートがどんどん濡れてしまう。みんな傘持ってるのなんで。わたしが不注意すぎるだけか。惨めに思うけれど、先日の酒に飲まれた挙句悲しい1日を送ったのに比べたらなんてことない。なんだか今なら全部愛おしく思えてきた。悲しみは悲しみでも塗り替えられるのね。そうみたいね。
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blr-blue · 6 months ago
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 今月のネイルは、修論ラストスパートの気合いを入れるために、「強く生きるネイル」ということでクセ強バチバチにしてもらいましたよ〜! そして帰り道に、彼へのクリスマスプレゼントを買うついでに、自分にもERA. のネックレスを購入。ネックレスが苦手な彼には同じモデルのブレスレットをプレゼントしました。よく見ないとわからないような、ささやかなお揃いって良くない? 逆張りだけどね。
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 今日は雪が降っていた。雨に比べたら、雪の方が不快感が少ないのってなんでだろうね。乾燥しているからかな。なんとなく雨の日よりも前髪が崩れにくい気がするから、そういうのもあるのだろうか。湿り気が少ないみたいな? そして実際に、雪の日でも6〜7割の人が傘をさしていないのは、雪の方が雨よりも濡れないと感じているからかもしれないね。残りの3割としてきちんと傘で頭を守ったわたしは、みんなに対して傘さしなよって思いながら、雪道を歩いた。
 修論、なんとかなりそうです。書く内容が決まったので、後は書くだけ。がんばります。ネイルもギラギラにしてもらったことだし! 最近、いろんな人に健康を心配されているので、セルフネグレクトはほどほどにして、自分のことを顧みてあげようと思います。
 
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shikenzenya · 7 months ago
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Amayo no Seppun - Atarashii Gakko! / Atarashii Gakkou no Leaders (雨夜の接吻 - 新しい学校のリーダーズ) lyrics [english translation + romaji + kanji]
english translation + romaji + kanji under the cut!
song: H ZETT M lyrics: Yū Aku
KISSES ON A RAINY NIGHT
The stray hairs on the nape of my neck get wet in the spring rain Making my slender body tremble Please hold me, immediately Like the scattering cherry blossoms
My janome¹ umbrella rolls down the slope Even though there’s no wind Kisses on a rainy night Ah, I’m soaking wet, soaking wet
Frightened by the spring thunder, I huddle my shivering body Contemplating the fate of our love Give me your heart, give me the truth Like witnessing a flash of blue lightning
My geta with broken thongs in hand If I chase after you, I go in my socks Kisses on a rainy night Ah, I’m burning up, burning up
You pick up the janome and cover us Embrace my shoulders, back, waist Kisses on a rainy night Ah, I’m shaking, I’m shaking
_________________________________
AMAYO NO SEPPUN
Harusame ni unaji okurege tomo ni nure Hosoi karada o furuwaseru Daite kudasai, ima sugu ni Saita sakura ga chiruyouni
Janome no kasa ga sakamichi o Kaze mo nai no ni korogatte Amayo no seppun Aa, nuremasu, nuremasu
Shunrai ni obie ononoki mi o chijime Koi no yukusue omoiyaru Kokoro kudasai, shinjitsu o Aoi inazuma miruyouna
Hanao no kireta geta o mochi Otte ikunara tabi hadashi Amayo no seppun Aa, moemasu, moemasu
Janome o hiroi sashikakete Kata o senaka o koshi o daki Amayo no seppun Aa, yuremasu, yuremasu
________________________________
春雨に うなじ おくれ毛ともに濡れ 細いからだを 震わせる 抱いて下さい 今すぐに 咲いた桜が散るように
蛇の目の傘が坂道を 風もないのに転がって 雨夜の接吻 ああ 濡れます 濡れます
春雷に 怯え おののき 身を縮め 恋の行く末 思いやる こころ下さい 真実を 青い稲妻 見るような
鼻緒の切れた下駄を持ち 追って行くなら足袋はだし 雨夜の接吻 ああ 燃えます 燃えます
蛇の目を拾い さしかけて 肩を背中を 腰を抱き 雨夜の接吻 ああ 揺れます 揺れます
________________________________
¹ A Janome umbrella is a Japanese style umbrella with a “snake-eye” design on it, like this! 
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longgoodbye1992 · 2 years ago
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サイドシートの君
ゆかは旅先で呼んだコールガール。
地元が近いのと趣味が合った事がきっかけで連絡先を交換した。
そしてお盆の帰省のタイミングで会う約束を決めた。
ゆかのいる町まで車で一時間ほど。
来るか来ないかは半信半疑だった。
約束を破るような子では無いと思ってはいたけれど、連絡の返信の遅さがちょっと気になっていて、来なければ来ないでいいやと思っていた。
約束の時間の十分前に待ち合わせ場所に着いて車を停めた。
ゆかに着いた事と車の特徴を書いたメッセージを送る。
来ても遅れるだろうと思い、二十分後に発走する競馬を��想して買った。
既読が着いたのは約束の時間を二分過ぎたあたり。
あと五分くらいで着くらしい。
少し安心した。
それから十分後にメッセージ。
車のナンバーはこれですか?と来て、車の後ろを振り向くと、こちらを見ているゆかと目が合った。
手招きをして助手席に呼ぶ。
ゆかが席に乗り込んでくる。
「すみません」
「久しぶり」
「お久しぶりです」
「元気だった?」
「はい」
「ありがとね、来てくれて」
「いえいえ」
「じゃあ行こうか」
プランを二つ提案した結果、神社に行って近くにある貝出汁のラーメンを食べることにした。
近くのコンビニでコーヒーを買う。
「そうだ、さっき競馬買ってたんだよね」
「そうなんですか」
「一緒に見る?」
「見ましょう!」
一緒に見たレースは見事に的中だった。
ゆかも喜んでいた。
車を走らせる。
車内ではゆかが同棲中の彼氏に薦められて見た頭文字Dの話を熱く語っていた。
今度聖地巡礼に行くらしい。いろは坂はあのまんまだよと言っておいた。
ゆかが今日着ている服はライトなロリータ風のワンピースで、童顔の彼女にはそれがとても似合っていたので伝えた。
嬉しそうに笑うゆか。ロジータというブランドらしい。
田舎道を走っているとひまわり畑を見つけた。
下りてみると一面ひまわりが咲き誇っていて、その後方にある風力発電のプロペラがまたいい味を出していた。
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夢中で写真を撮るゆかは無邪気な少女のようで、転んてしまわないか心配になるくらいだった。
車を再び走らせて神社へ向かう。
険しい階段を上って本殿でお参りをする。
「五円あった」ゆかが財布から硬貨を取り出す。
「俺は欲張りだから五円が���倍あるように五十円にするよ」
「なるほど!」
神様に祈ったことは今日が楽しく終わりますように。きつねの神様は俺を助けてくれるだろうか。
反対側に下りて行くと無数の赤い鳥居が並んでいる。何度来ても圧倒されるが、ゆかも同じだったようだ。
ここで少し雨が落ちてくるが気にせずに歩いていく。鳥居の中を歩いていくと横に水場がある。そこに咲く蓮の花を見つけたのでゆかに教えると鳥居から蓮にスマホを向けて撮影した。
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白い花びらが水から顔を出して咲く姿は可愛らしさだけではなく強さも感じた。何となくそれはゆかの姿にも重なった。
高台から鳥居が並ぶのを眺める。
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雨が本降りになってきたので木の下で雨宿り。
ゆかの持っている赤いバッグには傘が入っていないらしい。
「折りたたみもってくればよかった」
「雨降るなんて考えてなかったよ」
「県の真ん中の方は降るって聞いてたんだけど��ぁ」
「しゃあないよ、ここ真ん中じゃないし」
しばらく経ってもやまない雨。結局少し濡れながら歩くことにした。
雨降りにも関わらず別な色の蓮の花を見つけて二人で写真を撮った。
階段を上って下り、おみくじをひいた。
天然石が入ってるおみくじで、パワーストーンが好きなゆかにはぴったりだった。
昼食の時間になったので店へ向かうが、時期や時間もあって行列ができていたので、同じく貝出汁のラーメンを出している別な店で食べることにした。
運良くすぐに座れ、ゆかとあれこれ話した。
ゆかは小学校から高校まで卓球をしていたらしい。
大学ではクラゲの研究をしていて、クラゲの生態にも詳しかった。
「一応理系なんで」
確かに同人小説を書き方を聞いたら実に論理的に話を作っているなと感じていた。
そんな話をしているとラーメンが出来上がって食べた。貝の出汁とバターの風味がうまくマッチしていて絶品だった。ゆかも気に入ってくれたようだ。
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店の外に出るとまたもや雨。
近くの公園にあった遊具も濡れていた。
「晴れてたらやりたかったのになぁ」
「これじゃ濡れちゃうね」
残念そうにするゆか。
ここの段階で時間は十三時をまわっていた。ゆかは十六時くらいまでならと言っていたので、次の場所を迷ったが、思い切って賭けに出ることにした。
市街地へ車を走らせる。
「あのさ」
「ん、なに?」
「夜の仕事、まだやってるの?」
「いや、しばらくやってない。昼の仕事で稼げるようになったから。このままやめようと思ってる」
「そっか、昼の仕事が順調ならいいね」
「うん、もう知らない人に会わなくてもいい」
「お疲れ様。よう頑張ったと思うよ」
「彼には絶対言えないけどね」
「体調もよさそうだね」
「うん、抗うつ剤は飲んでないし、元気になったよ」
「���かったよ」
ゆかの手に触れて握ると、握り返してくれた。
川沿いの堤防を走る。
カーステレオからは真夏の果実。
市街地にあるホテルへ入り車を停めた。
ゆかの表情は暗くて見えなかった。
「いい?」
「タダじゃ嫌」
「そっか」
その返答は予測していた。元々は金で繋がった関係だ。
「いくらくれる?」
価格交渉が始まるが、割とすぐにまとまった。
タッチパネルで安い部屋を選んで入る。横にあるシャンプーバーの香りが鼻についた。
部屋に入ってソファに座る。
唇を重ね、ゆかの胸に顔をうずめた。
その後の事は何となくしか覚えていない。何度もキスをして、何度も愛を囁いた。
そして二人並んで眠った。
ゆかの寝息を聞きながら時間を気にしていた。
リミットの時間はとうに過ぎている。
目を覚ましたゆかに聞いた。
「時間大丈夫なの?」
「ああ、うん。別に花火があるからそれまでに帰れれば。そんな花火見たいわけじゃないんだけど」
その日はゆかの住む町で祭りがあって二十時から花火が上がる日だった。
「そっかそっか。一緒に見る?」
「うーん、誰かに見られると嫌だから」
「だよな」
その後はゆかの書いた小説を読んだ。そしたら俺もゆかに自分の書いた物を見せたくなった。
「ゆかの事書いた作品があるんだけど見る?」
「えー!恥ずかしいからやだ」
「まあまあ、自分だと思って見なきゃいいからさ」
「うーん、ちょっと興味はあるんだけどね」
そしてTumblrに投稿してたコールガールを見せた。
時に笑いながら、時に考えながら読んでいた。
「この表現好き」
ゆかを花に例えた部分が気に入ったらしい。
「人の書いたもの見ると勉強になる。すごく読みやすかった」
「ありがとう」
「今日の事も書くの?」
「そうだなぁ、たぶん書く」
「めっちゃ恥ずかしい」
そんな事を話しながら、不思議な関係だなと思った。
現実で会った人にTumblrを見せたのは初めてだった。
彼女でもなければセフレでも無い。そもそも会って二回目の関係なんだから名前をつけようにもまだ難しいだろう。
それでもこの関係は何だろうと思いながら気づけば温くなった風呂に二人で入っていた。
洗面台で歯を磨くゆかに後ろから抱きついたり、服を着るのを邪魔してみたりした。
帰路につく。
夕焼けの時間だった。
この様子だとゆかの町に着くのは十九時くらいになりそうだ。
「今日さ」
「うん」
「何で来てくれたの?」
「えっ、うーん…誘われたし暇だったから」
「そっか。お金もらえるって思ってた?」
「いや、それはない。ただ会ったらするかもなとは思ってた」
「そうなんだ」
「うん」
途中の海辺で夕焼けの写真を撮った。
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「すごくいいね!あとで送って」
「いいよ、今送るよ」
すぐゆかに送った。
「ありがとう」
そっとゆかの手に触れた。自然と繋ぐ。
車は海沿いの道を駆け抜けていく。
町に着くと大勢の人で賑わっていた。
「どこで下ろせばいい?」
「真ん中は嫌だから…朝会ったとこ」
そこへ向かって車を進めると、警備の人が立っていて入れなかった。
「ちょっと入れないな…」
「うーん、どうしよう」
ぐるぐると町中を周る。
「やっぱ入れないよ」
「離れたとこなら一緒に見てもいい」
「えっ、あっ、そっか。じゃあそうしよか」
「うん」
「食べ物買いに行こか」
「屋台はダメだよ。知ってる人いるかもしれないから」
「そうだな。コンビニでいいか」
その町にある唯一のコンビニで食事を買った。
その隣りにある駐車場から花火が見えそうだったので、そこに停めて見ることに決めた。
花火が始まる。
ここでもゆかは写真を撮るのに夢中。
俺も撮ってみたけれど、信号が邪魔して上手く撮れなかった。
合間に見せてくれるゆかの写真は上手に撮れていた。
プログラムの間、ひたすらゆかはスマホをいじっている。その動きが止まると俺のスマホに通知が来た。
「アルバム作った」
開いてみるとトーク画面に日付が入ったアルバムが出来ていた。花火や蓮、ひまわりの写真がたくさんおさまっていた。
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「おー、いいね。ありがとう!」
「ふふっ」
ゆかはまた外にスマホを向けた。
「あの色はリンで…」
花火の色を見ながらそんな事を言っていた。
「覚えたことって言いたくなるよね」
ゆかが笑う。そうだなと俺も笑う。
あっという間に花火大会は終わった。
「帰ろっか」
「うん…」
帰りに降ろす場所を探しながら車を進めた。
「あっちに行くと公園がある」
「そこで降ろす?」
「いや、遠いからいい」
「行ってみようか?」
「うん」
公園に行くと暗くてよくわからなかったが、日中は眺めがいいだろうなと思った。
「あっちには小学校がある」
「行ってみよか」
何となくゆかの気持ちがわかった。
「あれだろ」
「なに」
「別れが惜しくなったんだろ?」 
笑いながら言った。
「でも明日は友達と遊ぶから泊まれない」
「もうちょっとドライブするか」
「うん」 
小学校へ入った。ゆかが通っていた小学校はかなりきつい坂の上だった。
「こんなのだからめっちゃ足腰鍛えられた」
「これは中々スパルタだな」
「でしょ」
小学校を後にして車を俺の地元方向へ走らせた。
「あれだよね」
「なに?」
「泊まっても寝ればいいじゃん」
「うーん」
「俺いびきかかないし」
「そうなんだ」
ゆかの右手に左手を重ねた。
「朝、めっちゃ早起きだよ?」
「いいよ。またここまで送るからさ」
「わかった」
「じゃあ、泊まろっか」
「親に連絡しとく」
コンビニでコンタクトの保存液とビールとほろ酔いを買った。
ホテルへ入る。今日二度目だ。
カラオケがついていたので酒を飲みながら二人で歌った。
夜は深くなっていく。
シャワーを浴びる。マシェリでゆかの髪を洗った。
洗面台でそれを乾かしてベッドへ入る。
互いに欲望のまま相手を求めあう。
眠っては起きて、キスをして、何度も何度も。
「俺に好きって言ってみてよ」
「言わない」
「いいじゃん、嘘でも言ってみなよ」 
「嫌だ言わない」
「そっか」
力一杯抱きしめて、それをゆかも返した。
俺は六月にあったことを話した。
自殺未遂のことも。
「ガチで死のうとしたんだね」
「うん、そうだよ」
「生きててよかったね」
「ほんとそう思う」
「今も彼女のこと好き?」
「いーや、全然」
「そっか」
「新しい好きな人いるらしいし」
「いなきゃ好きなの?」
「いや、そういうわけでもない。俺にはあわなかった」
「切り替え早いね」
ゆかの首筋にキスをして眠りについた。
結局は予定の時間にゆかは起きれなかった。
俺も軽くは起こしたけれど、別れを早くしたくないなんてエゴが出た。
「私ほんと時間にルーズなんだよね」
と言いながら、そんなに慌てないゆかが滑稽だった。
「私と付き合わない方いいよ」
「どうして?」
「時間守れないし、好きなこと話すと止まらないし」
「時間を守れないのはよくないな。でもそれはパートナーがちゃんとしてれば支え合ってい��るんちゃうか?」
「うん…」
ワンピースを着ながらゆかは俺を見た。
「うしろのチャック閉める?」
「閉めよっか」
「自分でも出来るけど」
「いいよ、閉めるよ」
背中を向けたゆかの背中のファスナーを閉めた。
「上のボタンもかけて」
「はいはい」
ボタンを掛けて後ろから抱き締める。
「かわいいよ」
「ふふっ」
ゆかにかわいいと言うといつも笑う。
そんなとこはあざといのかもしれない。
「友達との待ち合わせ場所まで送ってくれるんでしょ?」
「うん、送るよ」
「やったー」
「そのかわり」
「なに?」
「お金は無しな」
「えー、少しも?」
「当たり前だろ。泊まったし送るんだし」
「ふふっ、そうだよね。わかった」
「交渉成立な」
「電車代浮いたからいいや」
「なんだよそれ」
ゆかが笑った。
ホテルを出てコンビニでコーヒーと朝食を買った。
予定時刻までに着かないのはわかっていた。
友達やら予約しているカラオケに電話をしながら、車の中でアイラインを引き、ルージュを塗った。
「ちょっとはおしゃれしないと」
「昨日と同じ服だけどね」
「それはしょうがない」
「そうだな」
「そうだ、スッピンどうだった?」
「あー、うん。可愛かったよ」
「ふふっ」
相変わらず笑う。
海辺を見ながらゆかは言った。
「普段海見ないけど、やっぱりこっちの海のが好き。向こうはなんか深くて怖いから」
戻ってこいよ。なんて言おうと思ったけど、別に俺がそれを言える立場じゃ無い。
「やっぱさ、十八年見た海は特別なんだね」
「確かにそうかもな」
「今回帰ったら、次見るのは冬か」
「その時も一緒に見たい」
「うん、いいよ。あっ、あとは会いに来てくれれば会えるよ」
「行きたいなとは思ってるよ」
海辺を過ぎて内陸へ入る。
あと五分で目的地。
信号で止まった時にゆかの唇を奪った。
信号の色が変わるのを感じで離れる。
ゆかの表情はどこか寂しげだった。いや、そう思いたいからそう見えたのかもしれない。
カラオケの前で降りる間際にもキスをした。
去り際にゆかは俺を見てこう言った。
「死なないでね」
短いけど重い言葉だった。
「そっちもな」
車を大通りへと向かわせる。
何度もゆかの耳元で囁いた言葉を思い出す。
車線を変えながら車を一台二台と抜いた。
「俺って本当に」
アクセルを踏んで帰路につく。
サイドシートにマシェリの香り。
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