#焼酎好きと���がりたい
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戦闘服の男たちNo.1
さぶ増刊号 1985/7


G-men 2009/6


§1 夜明け前
俺は島護、25歳の陸上自衛隊員だ、体付がごついのでゴリラの様だと皆言う、勿論短髪、入隊して3年、我ながら戦闘服姿が板に着いて来たと思う。今俺は、ジープのドライバーとして、この久しぶりの大演習に参加している。
演習場の空が、ようやく白み始めてきた。午前4時、俺の運転するジープは、戦車がさっきこねくりまわしていったぬかるみを、ケツを左右にふりながら最後の目的地にむかっている。夜通しの演習は何度も経験してるけど、3日めになるといつも意識もうろう、ただ気力だけで動いているっていう感じ。頭は短髪だからなんとかなってるけれど、顔は不精髭、体だって風呂なんか演習中入れないので汗と埃でべっとりしている。隣で無線機片手にさっきまで巻くっていた金城3尉も、いまは黙りこんでいる。
金城3尉は27歳、骨太ですげえいい体しているんだぜ、頭はいつもさっぱりと刈りこまれた短髪で、いかにも沖縄生まれっていう顔は本当に野生の証明そのものだね。
実は俺、前から憧れっていうと照れくさいけれど、気になる人だったんだ。けれども違う小隊の幹部だったのでなかなか話すチャンスも無いし、遠くから見てるだけ。だから今度の演習でジープの運転手として一緒に行動をするって聞いた時とても婚しかったよ。
そんな金城3財が、ポツリと
「元太の奴、どうしてるかな。」
元太っていうのは、俺の同期で、九州からきた高橋士長のことだ。あいつも図体でけえくせに俺より3歳も年下で、口は悪いが性格よくてなかなか憎めない奴だ。
そんな元太なんだが腰を痛めたとかで演習の3日ほど前から入院して-まっている。たしか金城3尉の小隊だったはずだ。
「ああ、あいつのことなら心配せんで下さいよ。キングコングみたいな、図体がそう簡単にへこたれませんよ。」
「ひでえこと言うなあ。おまえもゴジラみてえな体してるくせに。」
「じゃ、金城3尉は大魔神じゃないですか。」
あは、言ってしまった。3尉殿に大魔神だなんて、思わずペロリと舌をてしまう。
「お前も元太と一緒で可愛い奴だな。」
「エヘ、そうですかぁ」
なんて冗談を言っているうちに眠気も覚めてきた様だ���
夜も明ければ状況(訓練)終わり。終われば休暇が待っている。
§2 事件発生
演習が状況終了になると、その夕方は演習場の天幕(テ���ト)の中で恒例の大宴会が始まることになっている。正直言ってこれを楽しみにしている隊員も多い、汗臭い戦闘服を脱いだ時の解放感と、酒を飲んでポロリと出る本音のぶつかり合いがたまらなく好きなんだよな。
あたりも暗くなり宴もたけなわ、俺たちの天幕は8人のむくつけき男どもで足のふみばもないくらいだ。さっきまでの疲労の色もなんのその、酒は命の水とはよく言ったもんだ。
幹部同士で呑んでいた金城3尉が赤らめた顔をして、焼酎の一生瓶をかかえてやってきた。そして俺の隣に座りこむ、
「おい、島、飲んでいるか。まっ一杯飲め!」
と言って一生瓶をさしだしてきた。
「3日間、御苦労だったな。お前のおかげだ、さあ飲まんか!」
いくら俺が力自慢でも金城3尉に押えつけられたら手も足も出ない。
それでも有無を言わさず、瓶ごと口につっ込んでくる。俺、思わずむせてしまった。そしたらやっと力を緩めてくれた。
「ふーっ!助かった。もー殺さんでくださいよ。」
あたりに笑い声が響き渡った。
そんなとき、俺の手がぐっと3尉に、握られていることに気がついた。
熱い手だった。急に頭がクラクラとしてきた。酔いが回って来たようだ。だんだん意識が……
「島士長!起きてください」
がんがん鳴り響く闇の底から起こされたのは、午前3時。俺をゆさぶっていたのは、不寝番の伊藤一士だった。重い頭をかかえながら起き上がると伊藤一士は
「高橋士長が、地区病院から行方不明になったそうです。今部隊から連絡が有りました。」
頭がボーッとしている俺は最初その事態の重大さに追い付いて行けなかったが。少しして、
「な、なんだって!元太が逃げたって!」
隣で寝ていた金城3尉も起き上がって来た。
「元太がどうしたんだ。」
「地区病院から脱柵(脱走)たって……」
「あの馬鹿野郎!いったいどうしたんだ。」
3尉もまだ酔っている様だ。俺は戦闘服をひっかけると、半長靴を急いで履き
「金城3財、中隊に電話してきます。」
といって天幕を飛び出した。いったい元太の奴、なにがあったというんだ。まだほとんど冷めて無い酔いとともにそんな思いがぐるぐるめぐっていた。
電話のある天幕はこの時間には誰もいない、さっきも不寝番が飛んで来て受けたのだ。
俺は中隊へ電話かけた。こんな事件のあった時は必ず当直が誰かひとり起きているはずだ。
「はい、3中隊当直幹部です。」
「演習部隊の島士長ですが、高橋士長の件でどうなったのか、知りたいと思いまして。」
「ああ島か、三上2尉だ、どうやら午前2時ごろいなくなったらしいんだがな。」
「いったいなにが原因何ですか、」
「それは俺が知りたい位だ。」
「じゃ、詳しい事はまだ…・・・・。」
「そんな所だ、島士長、あまり心配せんで移ろ。」
俺は、演習場に居て何も出来ない自分にどうしようもないいらだちを感じていた。
「何かわかったら電話下さい。俺、ここでまってます。」
そういって竃話を切った。
§ 3 ふたたび夜明け前
いつのまにか後ろには金城3尉が立っていた。
「詳しいことはまだわからないそうです、なんか信じられないっすよ。」
金城3尉は、俺の肩を抱きながら、
「元気出せ島。元太は戻って来る、必ずな。俺も一緒に連絡を待とう。」
そういって3尉は、持って来た一生瓶を俺に差し出した。俺は進められるままに一生瓶ごとくい飲みした。自棄酒だな、まったく。
「どうだ、もっと飲め。」
金城3財は、自分でも一杯飲むと、今度は俺を天暮のシートの上に押し倒した。ふだんならこうも簡単に倒れるわけないのだが酔ぱらってなんだか分からなくなってきた。
「まだ飲み足らんか、お前は可愛いやつだぜ。」
金城3時は、俺の体の上にのしかかって来た、酒の匂いと共に戦闘服に染み込んだ男の匂いがムッ、としてきた。
気が遠くなりそうな、でも俺、嫌じゃなかった。
金城3尉の手が俺をきつくだきしめる。耳に熱い吐息がかかる、だんだん体から力が抜けていく……
「元太の所へ俺だって飛んでいきたいんだ、島、分かるかこの気持ち、実はな、俺はこの中隊に来てからずっとお前ら2人が気にいっていたんだ。元太はともかく、お前だって俺は遠くから見ていたんだ。だがな、こんなふうになるとは思ってもみなかった。元太の奴め、俺は寂しいよ。」
そういい終わると静かに唇を重ねてきた。熱いものが体の中から沸いてくる。
3尉は俺の職闘服の上衣のチャックをおろすと胸のあたりをなぜまわし始めた。
「ウーツ」
自然に声が出てしまう。いつのまにか戦闘服のズボンのボタンも外されていた。
そして無造作に手が突っ込まれてきた。
「堅いな。」
そう言って俺の気持ちを確かめると、おもむろに酒を煽り、口移しで酒を送り込んできた。
あまりの量の多さに口から溢れてしまった、金城3尉は舌でそれを拭うとまた、唇を重ねてきた。舌と舌が口の中でからみあう、それに加、て強い雄の臭いがたまらなく俺を刺激する。
「金城3尉!た、たまんねえよう。」
俺はあえぎ声を出してしまう。
「そうか、たまんねぇか、もっと良くしてやる。」
と、言って戦闘スポンからず大くなった俺のモノを引き摺りだした。
「体にお似合いのゴツいモノだな。」
そう言いながら唾をおれのモノに垂らすと、指で一番敏感な所をこねまわしてきた。もう片方の手は俺の口の中に容赦無く入り込んでくる。
「どうだ、今度は俺の番だ。」
といいながら、自分の戦闘ズボンの前をまさぐり、俺に馬乗りになってきた。そしていきり勃ったモノを口にねじ込んできた。
「ウグッ!」
むせ返るような強い臭いに圧倒され、俺は無心に頬張る。その間にも金城3尉は俺のモノをこねくり回す。
「いいな島、この事は2人だけの秘密だからな。」
腰を動かしながら金城3尉がいう。
頬張りながら俺がうなずく。
そして3尉は、一層堅くなったモノ引き抜くと体をずらし、俺の爆発寸前のモノと自分のモノを一緒に握り、激しくシゴキだした。
「ウ、ウッ島、」
「キ、金城3尉ー」
二人は、押し殺した声でお互いの名を呼びながらおびただしい量をほとばらして果てた。それは、戦闘服のはだけた分厚い胸にふりそそいだ。それを3尉はていねいになめると軽く口を重ねてきた。
俺はだんだん気が遠くなりそのまま寝てしまった。

§4 捜索
翌朝俺と、金城3尉は元太の捜索に協力する為、一足先に演習場を出発した。
二人とも照れ臭いのか黙ったままだ、だがその沈黙を破るように3尉が、
「昨日のこと、覚えて要るか。」
と、ひとこと言った。
「え、ええ。」
俺は思わずどぎまぎして答えた。
「嫌だったらごめんな。」
「そんな、始しかったです。」
言葉少なめに答える。ジープが信号で停車した。
シフトレバーを握る手がもうひとつの大きな手に包まれた。
中隊に帰るとすぐ捜索に加わったが、その日の手がかりは何も無かった。
だがその夜、金城3尉あてに電話が掛かってきた。
「元太、お前何処にいるんだ。え、よし分かった今行く。」
「島!来い」
慌てて3尉は飛び出して行く、俺も急いで付いて行く。シープは二人を乗せて夜の町へ走り出していった。
5分もジープを走らすと、ヘッドライトが道に立っている元太を照らしだした。
「さあ早く乗れ、一緒に中隊に帰ろう。」
金城3尉が元太に話掛けた、だが、
「俺、帰りたくない。」
と、一言言ったまま黙って仕舞った。
「仕方が無い、じゃ、俺のアパートに来い、それならいいだろう。」
3尉がそう言うと黙って元太はうなずいた。
結局元太は、退職していった。奴の腰の病気は、自衛官として仕事を続けていきり直ることはないというものだった。
陸曹になり、幹部に成ることを元太は夢見ていたのにそれが挫折してしまった。それがつらくて逃げだしてしまったそうだ。
俺も3尉もなにもしてはやれなかった。あんなに丈夫な奴だったのに。
「俺は、野原でひと暴れする為に自衛隊に入ったんだ。���銃片手に演習場を走り回る、屈強な男だけに許された仕事さ、だけどこの体じゃもうそれもできねぇ。たとえ部隊に戻れても、どうも事話関係の仕事に回されて任期がくれば、はいさよなら そんなのやだぜ」
そう言ってあいつは国へ帰って行った。
§5明日へ
それから数週間が過ぎた。あれ以来金城3尉ともなかなか話する機会もなくたまに目で挨拶をかわすぐらいしかできない日が続いた。
そんなある日、再び金城3尉のドライバーとして演習の偵察に行くことになった。もちろん3尉のご指名…っていうか元太の後釜。
ほとんど単独行動になるのでずっとふたりきりという訳だ。俺もじっとまってたよこの日をね。
けれども仕事は、そんな俺の甘い考えをふっとばすかのようにとても忙しかった。話すことは仕事上のことばかり、演習場のなかをシープは縦横に走り抜けて行く。
「さあ、これで終わりだ。島士長、シープを降りて一休みでもしよう。」
と金城3尉がいったのは午後の日が沈みはじめた時間になっていた。
「はい」
と返事をして俺はジープを道端に止めた、あたりは一面に草がおい茂っている。
3尉は降りて立小便をはじめた、おれも並んではじめる。
「フーツ」
小便が終わっても二人はそのままたっていた。ふと金城3尉の方を俺は見た。横顔が夕日に染まっていた。3尉もこちらを向く、視線が絡み合う。
「久しぶりだな。」
「長かったけど、俺待ってました。」
ふたたび前を向くと、金城3尉は俺の肩を抱いて茂みの中へ歩き出した。
夏の終わりの演習場は背の高い草に覆われ、ほんの少し足を踏み入れただけでそこはもう二人だけの世界になっていた。
「俺の事好きか?」
と、金城3時が聞く。俺が目でうなずく。
肩に回された手に力が入り思いっきり抱き締められた、背骨が折れんはかりの力である。
ああ、これが俺たちの愛し方なんだ、有無をいわさぬ強引さで右手が開いたままになっていた戦闘服のズポンの前に突っ込まれてきた、すでにはちきれんばかりとなっている俺のモノを引き摺りだすと唾を付けてシコキだす。
「たまんねぇよぅ。」
俺はうめき声を金城3尉の耳元でささやいた。
「よーしいいぞ。」
金城3尉はうなずくと、しゃがみ込み俺のモノをくわえこんだ。そして両手で俺のズボンのボクンをはずし際まで下ろす、右手は俺のケツのあなをいたぶり、左手はキンタマを滑り回す。
そして俺の手は金城3尉の頭をがっちりと押さえ込んでいた。
「金城3尉ーもうがまんできねぇー。」
「うるせぇまだだ。」
そういうと3尉は、俺を後ろ向きにした。
俺は覚悟をした。
ベトベトになった俺のモノをこねくり回しながら、ケツを舐め始めた
「あっ汚いっす」
臭くないわけがない、それでもグッと舌を突っ込んで舐めまわす。
俺は快感に蹂躙された。
3尉は立ち上がって口を拭う。
「いいな。」
と、一言いうと、自分の戦闘��ポンから見事に怒り狂ったモノをまさぐり出し、俺のケツにあてがった。そして乳首を…
俺が、つい、力を抜くと同時にゆっくりと先の方がめり込んできた。
「ううつ・い、痛ェよう。」
「なあに痛てえだと?男ぞ!がまんせんかあ。」
そういうと、腰にまわした手に力を込めてきた。物凄い力で俺のケツが引き裂かれる様に少しずつねじ込まれてくる。
「し、島、入ったぞおーっ」
3尉がうめく様に汗を拭いながら言う、俺もまだ着たままの戦闘服で額の汗を拭った。
「まだ痛いか。」
俺は首を横に振る。
ゆっくりと金城3尉は腰を使いはじ��た、手は俺のモノをシコキだす、もう片方の手は俺の戦闘服のチャックを下ろし、シャツをたくし上げ、乳首をいたぶる。
いつのまにか俺は金城3財の動きに体を合わせていた。
突然金城3尉の体が痙攣し、俺のモノが思いっきりシゴかれた。体の中で激しいほとばしりを感じると同時に、俺も勢いよく草むらに噴出してしまった。
そしてそのまま二人ともその場に倒れこんだ。
二人で大きなためいきをつくと、寝っころがったまま空を見上げた。あたりはすっかり夕焼けで真っ赤になっている。
ふと、金城3尉が言った。
「島、お前も満期(2任期‥4年)で除隊しちまうんか!」
「ええ、そろそろ国へ帰って親父の現場仕事でも手つだおうか、とでも思っていたんですが。」
本当はまだどうするか決めていなかった。
「そうか。どうだ、島、陸曹候補生受けてみんか。」
陸曹になると俺たち陸士の様な任期制の際員と違い、定年まで勤務ができる様になる。つまり職業軍人というわけだ。勿論その為には、試験があり。学科だけでなく、体力検定、基本教練、あげくの果てには小銃担いで障害物競争をする武装走まであるという苛酷なものだ。正直言って一度受験したらもうたくさんと思ってしまう。
「でも、この前一度受けて落ちましたから。」
「一度ぐらい落ちた位でなんだ。もう一度受けてみろ。お前は自衛隊に憧れて入隊してきたのは分かっている。演習に出ている時、お前は一番いい顔をしているじゃないか。」
そう言って金城3尉は立ち上がった。そして、
「島、そこの俺の帽子見てみろ。」
俺は、そばに落ちていた帽子を拾い上げた。
「あっ、この帽子は…」
「そうだ。元太のだよ。あいつが辞めた時、補給陸曹に頼んで交換してもらったのさ、」
「そんなに金城3尉は元太の事を、」
「そうだ、今でもお前と同じくらいな。好きだったよ。だがな、あいつは気付いてなかったよな。そんなこと。ただの口うるさい小隊長さ。」
ジープに寄り掛かりながら話��くれた。
「じゃ、俺が辞めても何か俺の身につけていてくれますね。」
すると俺の方を睨みつけて言った。
「馬地野郎!まだわからんのか。お前は陸曹になるんだ。そして俺に付いて来い!必ず良かったと思う。もう別れの寂しさなんかまっびらだ。」
そう言いながら俺を強く抱きしめた。迷いが少しずつ消えていくような気持だ。
「よし!俺、また挑戦します。」
「その調子だ、島、俺が合格するまでたっぷりシゴクぞ。」
「エへ、じゃ、合格したらシゴイてくれないんですかぁ。」
二人は顔をあわせて笑った。(終わり)
さぶのカットと、G-men 版の挿画
どちらも木村べん氏。挿画はべん氏より頂いた鉛筆画のコピー。




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三人は「菊水通り」にあるゲイバー「Z」に到着した。すでに午後七時を回り、三社祭は「宮入り」というクライマックスを迎えていた。浅草寺周辺と比べると、合羽橋道具街につながるこの通りはひっそりとしていた。
店に入ると、すでに数名が六尺褌だけの格好でカウンターに座っていた。信也は彼らを見て驚いた。一人が声をかけた。
「あら、見慣れないね。スミちゃんの知り合い?」
「そう、知り合い。憲ちゃんが連れて来てくれたンだ〜」
「ふ〜ん。でも、『ケンちゃん』、酔っ払ってるね」
「本当ッ、酒弱いのにグイグイ飲んじゃって…。困っちゃう!」
「う、うるせぇ! オレはサッサと脱ぐぞ!」
そう言い放つと憲一は浴衣の帯を解き���六尺禅だけになった。意外と肉付きがよく、うっすらと胸毛が生えていた。彼が脱ぐと真純も帯を解き始めた。二人に同調されるかの様に信也も脱いだ。
三人は六尺禅だけになるとボックス席に座った。マスターと思しき壮年の男も黒猫褌だけだった。白髪を角刈りにし、なかなか男前である。彼は、
「はい、とりあえずビール!」
とウェルカムドリンクか、生ビールのジョッキがテーブルに並んだ。
三人は乾杯し、飲み始めた。信也にはほぼ裸の状態でビールを飲むのは、恐らく学生時代以来だった。サークル仲間と神奈川県内の海水浴場へ行った時、あの頃はビキニが流行っていたので彼も新宿のI百貨店でアルバイトをして貯めた金で買ったのだ。しかし、当時は「ノンケ」だったので、まさか今「ゲイ」としてこんな格好で飲むとは…。
時折、憲一は信也の内腿を弄り、
「信ちゃァ〜ん、カッコいい〜」
と、もうすぐ股間にまで手指を伸ばしそうになった。信也は肘を突き、
「ダメだよ! 勃起しちゃう!」
と距離をとった。そのやり取りを見ながら、
「ほらほら、未だ手を出すのは早いわよ!」
と真純が一喝した。
宴は盛り上がり、憲一は陽気に他の客とカラオケをしたり、真純は店子の様に焼酎を注いでマスターに提供したりと、二人は活発だった。一方、信也はボックス席の隅でぼんやりと店内を眺めていたが、一人の客が隣に座った。彼は自己紹介をし、名刺を渡した。「萩谷泰典」と名前が書かれていたが、その上には「(株)海◯館」とあった。白髪を角刈り風に残した泰典は、所謂「ビール腹」から臙脂色に風車の柄をあしらった六尺禅を付けていた。彼は言った。
「君、体重はどのくらいあるの?」
「…はァ? 確か九十キロだったかなァ」
「じゃあ、一度ウチへ面接に来てよ!」
「『面接』? 何の?」
「いやァ、モデルやってみないかと思って…」
「『モデル』?」
「君の、未だゲイ一色に染まってない感じが気に入った」
まァ、つい二ヶ月前まではノンケだったしと、信也は思った。しかし、もしゲイビデオに出演したことにより裕美や職場などに知られる様な事態にはならないのだろうか? よく週刊誌には、アダルトビデオに出たことが周囲に知れ渡り、退職沙汰になったり家庭崩壊を招いたりしたケースが少なくない。彼は聞いた。
「あの、ギャラってどのくらいもらえるンすか?」
「もし『オ◯ニー』だけなら一万円、『ネコ』なら二万円、『タチ』なら三万円です」
「ふ〜ん、場所は?」
「大抵、この界隈のホテルで。三社祭やサンバカーニバルが催されている時はやりません」
なかなか、もし挿れられれば二万円、挿れれば三万円もらえるなんて、それだけもらえればイイ小遣いになるなと、信也は前向きに考えた。泰典は、密かに信也の内腿に触れ、そのまま六尺褌の上から股間を弄った。すぐに硬直し、信也は恍惚の表情を見せた。このまま情事(こと)に及んだらどうしようと、彼は内心思った。泰典は言った。
「気持ちよくなる顔がカワイイね。どんなシチュエーションが好き?」
「う〜ん、スーツかなァ…」
「じゃあ、決まりだね。一度、ウチに面接へ来てください。都内在住?」
「はい、稲荷町です。『K湯』の裏のマンションに住んでます」
「へ〜、ウチから近いね」
「そうなンですか?」
「近くに『М』というコンビニがあるでしょ? その角の道に入って二本目の路地の方へ二、三軒目に『海◯書房』と書いた雑居ビルがあるので、二階に上がってください」
憲一と真純はそれぞれ他の客と談笑し、盛り上がっていた。この会話が聞こえている様子はなかった。泰典は信也から離れず、内腿を弄りながら接吻をした。微かにタバコの「味」がし、舌が痺れた。乳房が硬くなるのを感じた。嗚呼、ヤバいと信也は六尺褌から飛び出そうになった一物を両手で覆った。そんな二人をマスターは声をかけ、
「泰ちゃ〜ん、彼、『うぶ』なンだから」
と泰典の隣に座り、「雪の茅舎」という秋田の地酒を振る舞った。泰典は言った。
「ゲイビデオって、たまには『うぶ』なモデルも出た方がイイんだよ。この世界って『如何にも』っていう奴が多いでしょ? ソフモヒであごヒゲを生やしてTシャツにハーフパンツを着て、さ。あの種のタイプは見飽きたよ」
「まァ、それにタトゥーが入ってたら外国人と変わらないね〜」
「だから、今夜は君と出会えてラッキーだったよ」
と泰典は再び信也の唇を奪った。それをたまたま見てしまった憲一は絶叫し、
「オ、オレの信ちゃんを盗らないで!」
と今度は彼に接吻をされた。信也はこんなに自分がゲイ受けするとは想像もしていなかった。
その後、ゲイバー「Z」ではクローズまでどんちゃん騒ぎだった。泰典は一足早く家に帰ったが、信也と面接の日時を今週の金曜日の夕方とした。余程気に入ったのか、何度も彼の唇を奪い、抱擁もした。その都度、信也は股間を両手で押さえた。泰典はそんな様子に、
「撮影の時もリラックスしてね」
と言った。一応面接はすると言っても、ほぼ内定をもらった様なものだった。
一方、真純は泥酔した憲一をどうしようか悩んでいた。こんな彼を押上のアパートまで連れて行くのは困難だった。仕方なく、��寄りのビジネスホテル「C」に問い合わせ、シングルルームを二人で利用することにした。憲一も真純も、翌日は有給休暇を取っていた。本当なら信也は自分のマンションに泊まってもらおうか考えたが、裕美がいたら厄介だと思った。
再び浴衣を着た信也は、酔っ払った憲一を介抱しながら雷門通りへ向かう真純を見送った。何だか、理由が解らないまま一日が終わってしまったと、信也は思った。彼は、泰典や憲一に接吻をされた唇に触れ、こんなに自分が愛されるとはと信じられない思いがした。体温を感じる都度、己の一物や乳房が反応し、暴走しそうになった。異性から好かれる経験はしたことはあるが、それ以上だった。
彼は、何度も股間が硬くなりかけたからか、褌の中が濡れているのを感じた。嗚呼、恥ずかしい…。すっかり全身が性感帯と化していた。早くシャワーを浴びようと、彼は合羽橋道具街の方へ歩いて行った。
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2024年出会えてよかったこと
年末はすごく重い風邪にかかってしまい、ようやく回復したので昨年あった良かったことを綴ます。
写真は日々アップしているけれど個人的なことを書くことは少ないので今年もつらつらと。
写真を撮っていて街にいてここ数年は夜も結構撮る。21時くらいから体力が落ちてきたり、フィルムがなくなってきたりするのでご飯かお酒を飲むのだけれど昨年素晴らしい居酒屋を発見できたのでとってもよかった☆
それは...
晩杯屋だっ ' ᴗ ' !


出会ったのは川崎の路地裏だったのだけど立ち飲み屋で安くて早くておいしいなぁと思っていた。が、後から調べたら都内にたくさんあって驚いた。
撮影を終えてからいつもひとりで飲むことが多いので立ち飲み屋で全然構わない。昨年だけで15回以上は行ってしまった... ' ᴗ ' どの店舗も大体同じなのだが、店内に入ると、まあ狭い。それでもどんなにお客さんが入っていてもお店側はほどんど断らない。というか、断ったところを見たことがない。なんとかお客さんに頼んで席をつめる。悪い気は全然しない。タバコも吸える(店舗によって喫煙ルームあり)。

肝心のメニューなのだけれどまあ値段がどうかしている。
いつも飲むのは、キンミヤ焼酎のゴールデンチューハイか、宝の酎ハイ。どちらも1杯300円以下だ。どうかしてる。氷が多くて、なおかつ薄くない。 肴もどうかしてる。安いし、ひとりが頼んでちょうど良い量でやってくる。しかも、おいしい。揚げ物なんて揚げたてだ!本日のおすすめ鮮魚とホワイトボードは欠かせない。
私は大体、2品頼んで、1品なくなったところで1品追加。常に2品を自分の領域に置いておくようにしている。種類がかぶらないようにしている。揚げ物と野菜、野菜とお刺身、炭水化物と他のもの。












お店の雰囲気も大好きだ。半分以上の人がひとりでやってくるのだけれど、それがすごく楽しい。隣の人が頼んだメニューが、頼んだことがないものだったりすると、つい覗き込んでしまうし、2人のお客さんの会話を盗み聞きするのも、楽しい。次に何を頼もうか悩むのもまた楽しいのだ。松重豊主演のドラマ「孤独のグルメ」の居酒屋気分なのだ。
4人くらいで来るお客さんもいるし、女性客も少なくない。学生は少なくて、落ち着ける。去年は晩杯屋に出会えて、本当によかった♥
愛している★晩杯屋!今年もふらりふらりと立ち寄ります。
でわでわみなさま、再見(>ᴗ < σ),,,,
https://note.com/takeuchiitsuka/n/ncf766bc9c4b4
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憧れの山「トムラウシ山」縦走登山へ!~前編~
北海道の山を歩くようになってから、はるか遠くでそびえたつ「トムラウシ山」を知り、そしてその山容に惹かれ憧れるようになりました。
いつか登る日が来るのだろうか…いやはや、トムラウシ山はその姿を見て楽しむのであって、挑む技術も覚悟もまだ不足しているし…
と二の足を踏んでいたところ、
山の師匠から一緒にトムラウシ山で”雪渓”そうめんをしようじゃないか!と声をかけていただいた!
これは行くっきゃないでしょう。
自分自身のレベルを知るため、そしていまだ見たことの無い大雪山の奥座敷を堪能しよう!という事で、山岳MTBで鍛えた身体とこれまでの山経験���全開で発揮して挑む「トムラウシ山3泊4日縦走登山」へ!
今までの登山泊経験は最大でも1泊2日…3泊4日という初めての連泊登山というのもあり、カロリー計算と食糧計画は何日も前から入念に吟味を重ねました。
絶対に欠かすことのできないビールとウイスキー、焼酎に日本酒とおつまみセット、そして撮影機材諸々を含めたら30kgを優に超えました(汗)
ただ、道中水の補給ができるのが救いでしたね。もしこれに行動水も担がなくては…となったら、とんでもありません(笑)
初日は大好きな水鏡トムラウシが楽しめる沼の原を通り、五色岳~化曇平~ヒサゴ沼の野営地へ。およそ17kmの行程です。
天気は曇天、午後から雨予報。沼ノ原は分厚い雲に覆われて折角のトムラウシも見えません…
さらにその先の木道は腐って崩壊し笹は覆いかぶさり、錆びたねじや釘がむき出しでよく滑る。人生でこんなに難しい登山道は初めてでした。
肩と腰に食い込むザック、足元が全く分からない恐怖、踏み抜ける木道で何度こんなつらい修行をしているのか…と思ったことでしょうか。
しかしそんな時に遭遇する初めてみる高山植物たちや大好きなウルップソウでテンション爆上がり!
疲労は消えてなくなります。
白雲岳や緑岳等をあるいて、大雪山のお花をちょっと知ったような気持ちでいましたが、地形や地質の違い?によって全く異なる植生が見られることをあらためて実感しました。
なんて無知だったのだろうと思う半分、もっと大雪山を歩きたい、知りたいという強い気持ちで溢れました。
ヒサゴ沼について、テントの展開が完了したと同時位に本ぶりの雨に。
雪渓で冷やしたビールで乾杯!疲れがどっさり帰ってきて泥のように眠りました。
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二日目も曇り空。しかし段々と回復傾向にある予報。
濡れてより一層重たくなったテントをしまい、トムラウシ山のすぐ近くの野営地南沼へ。
お師匠と話していてよく話題に上がったのは雪渓が非常に少ないこと。普段であれば雪渓に埋もれている場所もしっかり出てきており、今年の異常さに驚いていました。
噂のロックガーデンに差し掛かるころには雲も流れ、遠くの石狩��峰や旭岳が見えてきました。
これは”勝利”の予感しかしない…岩の隙間に落ちないように、そしてルートファインディングを誤らないように集中して登り続けると、目の前に聳え立つトムラウシ山の姿が!!
雪田植物の大お花畑に癒されながら南沼野営地に到着。6.7kmで短めな距離でしたがロックガーデンでの疲労も相まって即座に”給油”しなくてはならない!!(笑)
雪渓で冷やしたビールや日本酒と共に、キリッと雪渓で冷やしたそうめんをすするッ!
目の前にはトムラウシ山の山頂!!最高に決まってるじゃありませんか… 写真なんて撮ってる場合ではありません。
2日間かけてここまで来た。雲一つない蒼極まる空とトムラウシ山、そして最高のお酒とそうめん。 涙がでました。 折角なのでササっと山頂へむかい、ぼーっと景色を眺めました。 今まで歩いてきた道や、以前歩いた山々、いつか歩いてみたい山を振り返りながら風の音を聞く。 なんとも幸せな時間でした。
この日は月明かりが強いとわかっていましたが、星景写真撮影や山頂ご来光を堪能するため早めに就寝。
~中編に続く~
・CT
1日目:クチャンベツ登山口(0600)-沼の原(0756)-五色岳(1213)-化雲岳分岐(1327)-ヒサゴ沼野営地(1450)
2日目:ヒサゴ沼(0627)-天沼(0812)-ロックガーデン(0926)-南沼野営地(1125)
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なつき(娘2号)のわがままに付き合わされて齋藤さんの店へ
さすが、金曜日の夜
めちゃくちゃ混んでいた
そして、
前からフォローされていた方
やっと、あやのさんに会えた♪
想像通り焼酎大好きの陽気な大酒豪でした
wwww
2025年6月27日 23:06
@EN-JOY
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代官山のクラブで大学時代のサークルのDJパーティ。クラブでは絶対にレッドブルウォッカを飲む、なぜならクラブっぽくてアガるから。会えていなかった先輩たちと久しぶりに飲み交わす。
懐かしかった。キャンパスで音楽を爆音でかけて、宝焼酎なみなみ注いだ「ばくよい」作ってへべれけで大騒ぎするのが常だった。これを話すとたいてい「チャラい」なんて言われるけど、よくある大学生男女のマッチングを内包したサークルではなくて、ただただ音楽とパーティが好きな人たちだった。ところ変われど選曲は横浜僻地のままで安心する。
2019年のわたしが恋しい、とかよ先輩に漏らすと、でも2019年の〇〇ちゃんはいまの〇〇ちゃんみたいになりたいって思ってたよ、と返された。
たしかにそうだった。いまの私は、2019年の私が焦がれていた姿そのものなんです。大都心に住みたかった。キラキラした会社で働きたかった。見たい景色を自分で掴めるようになりたかった。あのときの粗い解像度で夢想していたものはたいてい手に入ったいま、21歳のあの子は、私になりたくて嫉妬したはずだった。クラブでどう振る舞えばいいのかわからず周りの視線を窺いつつ、お財布を気にしながらお酒の杯数を数えて氷が溶けきるまで啜っていた私は、いまの私を見たらびっくりしちゃうんだろうな。
でも、あの子が羨ましい。どんな人と会ってもたのしくて、どんな人と会っても満たされた。自由に東京の人の海を泳いで、ときめく瞬間の欠片を拾えていた。2019年、ティンダーの人と会い続けていた私のスプレッドシートのログを見返して、ひととの邂逅に身を挺して��た高揚を回顧すると、眩暈がしそうだった。あんまり華やいでいて。
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あの子のこと1
夜の飲み屋は居酒屋か落ち着いたバーにしか行かない。キャバクラやガールズバーといった類はその瞬間は楽しくても結局のところ人を孤独にさせるものだ。その場しのぎの会話をして初めて会う子に薄い酒なのかお茶なのかわからない飲み物を作ってもらい、そのお礼にとその子へ同じような飲み物をあげる。美味いお酒を飲みたくても市価の四倍も五倍もするから躊躇しているうちに、一定の時間が来たらその子は別の男へ会話をしに行き、また別な子が訪れては同じことを繰り返す。指名だ連絡先交換をして営業メッセージだなんだと駆け引きの渦の中に巻き込まれていくと、ふとした瞬間に自分の価値は持ち金でしか図られていないのだと気づく。その瞬間に落雷でブレーカーが落ちるが如く気分は転落し、一気に孤独感やら自分の価値の無さが頭からつま先まで貫いていく。
居酒屋は料理とお酒のマリアージュを楽しむ所で、バーは普段飲めないカクテルやらヴィンテージのウィスキーを嗜む所だから、そんな気持ちになることなんてほとんどない。
三十代前半にもなるとそんな風に店を選ぶようになる。だから会社の新年会が終わったあとに、同僚に連れられて行った店に入るのは何となく気が進まなかったけれど、その前に飲んだ日本酒やら芋焼酎で気分が高揚していたから付いていったのだろう。店は割とスナックのように落ち着いていてまだいいかと思った。
その店であの子に出会った。
俺を含めた男三人のテーブルに来たのは俺と同い年の子と二十代前半のあの子だった。第一印象は最近よくテレビに出ている黒髪ボブの元アイドルだったミュージシャンに色の白さや顔立ちがそっくりだなと思った。といってもあの子の髪は左右で違う色をしていて、夜の女性だなとも感じた事を覚えている。その人に似ているねって話をしたら「近くで見たらブスだ」と言われた事を笑いながら言った。他愛の無い話で盛り上がっているとあの子の前職が自分の高校の同級生と同じ会社だということがわかった。そこからその会社の話になり、今の昼職がスーパーだという話になって、こんな明け透けに話をする子なのかと興味を持った。明るすぎない明るさが程よい。例えるなら満ちる三日くらい前の月にうっすらと霞がかっているくらいの明るさ。それが何とも居心地がよかった。俺の話し方がアイドルのイキりキャラに似ているとか言って、そのアイドルの名前で呼ばれ続けたのは微妙な気がしたけれど。
後半の方になるとあの子は別のテーブルへと移動していき、同い年の子一人が残った。同僚の一人がその子と顔見知り程度だが知り合いだったようで連絡先を交換していた。俺も聞かれたけれど営業のメッセージはいらないからな���て言って断った。面倒な拗らせた男と思われた事だろう。
店を出てまた別の店へと同僚に連れられて行った。そこはキャバクラみたいな店で派手な女の子とちっちゃい瓶の酒をゲームで負けた者が飲むという、地獄のようなゲームをしたから、やはりこういう店は好きじゃないと改めて思った。
それから一月に一度、同僚が最初のお店の子を狙いたいらしく、彼に頼まれて一緒に店に足を運んだ。彼が狙っている子と話をしている間、俺はあの子から、男に飲みに誘われて行ったら、果物を食べさせてほしいと言われてイチゴを口に放り込んだ話や、その後タクシーの中で手を握られて焦った話など、脈が無いと知った男の悲しき抵抗を聞かされては何とも言えない気持ちになった。こんな風に晒されてしまうのは少し怖くも思うけれど、別に自分が関わらない世界ならいいのか。
ある時はあの子の母親も店にいて接客をしていた。たまたまバイトで来ていたみたいだが、髪色以外は割と地味目なあの子だが、その母親にしては派手目な顔立ちと服装で、親だと知らされた時は驚いて何度も母親の顔を見た。
話していると二人は何となく性格が似ている。とんでもなく反抗期があったようで殴り合いの喧嘩もしたらしい。それが今では同じ店で働いてるなんて不思議だ。母親は車で一時間くらいの所にあるあの子の実家に住んでいるらしい。そうかあの子は一人暮らしなのか。
その次にお店に行くとあの子も母親もいなかった。同い年の子があの子は旅に出ているとか何とか言っていた。スーパーの仕事はどうしたんだろう。
四月が始まって間もなく、その店がしばらく休みになると聞いた。オーナーが変わるとか何とかで、あまりいい話ではないらしい。しばらく飲み代がかからなくて懐にはいい話だなと思ったけれど、あの子の事が少し気になった。
ゴールデンウイークが近くなった頃、通院のために会社を休んだある日、あの子が働くスーパーに立ち寄る機会があった。
「青果売り場で野菜並べてます」
トイレに向かう動線にその売り場があって、自然とその売り場であの子の姿を探した。すると片側の髪色は薄くなっていたが、あの子に似た立ち姿の女性を見つけた。そして何となく視線が合った気がしたが、何だか恥ずかしくなって視線をスマホに向けた。
トイレを済ませてもう一度売り場の前を通ると、段ボールからレタスを取り出して並べていた。そのまま立ち去ろうかと思ったけれど、足はあの子に向かって歩いていた。
「久しぶり」と俺が声を掛ける。
「やっぱりそうだった」あの子は笑った。
「髪色でわかったよ」
「薄くなったでしょ?」
「うん、もう染めるのやめたの」
「そのうちまた染める。髪切った?」
「そうそう、先週ね」
久しぶりに、しかも昼に会ったのに、あの子との会話は自然に進んだ。
「店には戻らないかも」
「そうか」
「ゆりこさんが戻れば戻るけど」
「うーん、どうだろうね」
「今度ね妹が引っ越してくるの」
「こっちに?」
「そう、だから二人暮らしになる」
「へえ、狭くならない?」
「狭いよ。でも寂しくはなくなる」
「引っ越し終わったらさ、ご飯行かない?」
「いいね!行きたい」
「あっ、でも連絡先知らないや」
「そうだね」
「何か書くものある?」
あの子はレタスの段ボールのフタを引き千切って、胸に刺していたペンと一緒に俺に渡した。
それを少し離れた所でお客のおばさんが見ている。だから急いで書いて渡し、売り場を立ち去った。
さり気なく誘って連絡先を渡したけれど、後から思えば思い切ったことをしたなと思った。
そもそも連絡が来るかどうかすらわからないのに。
つづく
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マメに記録しないからすぐ忘れちゃう。忘れきる前に残しておこーっと。薄れていってる記憶を辿らなきゃ。
つまらないので読まないでください。。。
・5月1日(木)
前日にカレーを作ったので、けんちゃんにカレー消費任務を課した。バスケのあとお腹を空かせて来てくれた。ふたりでビールを飲みながらカレーを食べ、ひとりずつシャワーを浴びて、エッチして就寝。
・5月2日(金)
この日もカレーを食べたいという彼。私は仕事の後お迎えに行った。彼は私が迎えに来た事をとても喜んでいたけど、とても酔っていて口寂しかったのか私の体のあちこちを噛んだ。文字通り噛まれた。この日もカレーを食べてもぞもぞして寝落ち。早朝きちんとエッチした。
・5月7日(水)
この日は私がけんちゃんの家に行った。この日もとても酔っていた彼。固くならないあそこを口に含んで遊ばせてもらった。朝エッチしてそれから美味しい珈琲を丁寧に淹れてくれた。
・5月10日(土)
夜、バスケットの観戦後のけんちゃんを迎えに行って私の家に連れてきた。この日はGW中に地元に帰省していた彼が買ってきてくれた地元の焼酎を一緒に飲もうということになっていたから、前日におつまみにゆかりのピクルスとウズラの味玉を漬けていた。ストレート、ロック、水割り、炭酸割りといろんな飲み方を試してみたりして楽しく美味しく飲酒。翌日11日(日)もお互い休みだったのでまったりすけべな朝の時間を過ごして、午後に送り帰した。焼酎と一緒に本を貸してくれたので、彼を送ったあとそれを読んで過ごした。
・5月15日(木)
この日はけんちゃんが私の家に来た。でもあんまり覚えていない…。抜け落ちる記憶、残念だなあ。朝寝ぼけて変な事を言ったのは覚えているけど、なんて言ったのか覚えていない。
・5月16日(金)
すごくいい天気だった。キーンとした日差しが暑くて、美味しいお酒が飲みたくて、けんちゃんを誘った。インスタで見かけた近所のピザのお店に行った。すごく美味しかった。人生で初めてピザの耳の部分だけをずっと食べていたいと思った程。それから二軒目に近所の焼き鳥屋さん。知多のハイボールは美味しい、好きになった。
・5月22日(木)
前週から日差しの強い日が続いて、月曜からは空がグズグズするようになった。気温と湿度ぐっと上がって、ねっとり汗ばむ。冷たい麺が食べたくなった。冷麺、ざるそば、冷やしうどん、冷やしそうめんとか。私が作るから食べに来てと誘い、冷やし中華を作った。普通の冷やし中華を作ってしまうと料理が下手なのがばれてしまうかもしれないので、少し変わった冷やし中華にした。合鴨スモークは皮目を炙って脂を溶かし、タレはバルサミコ酢で作った。普通は細麺だろうけど太めの中華麺で。いずれも私好み。美味しかった。
・5月28日(水)
前の日にひとりで酔った私はけんちゃんにあれこれメッセージを送りつけていて、その翌日呼び出し。ビンタされに行ったけど、優しく包まれた。翌日彼の家から仕事に行った。睡眠以外のなにもかもが満たされて何でもうまくいく気がした。
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Mikoto's Notable T1 Timeline Convos (JP Ver)
Taken from the FOOL's MATE research doc
T1 EN
T1 JP
T2 EN
T2 JP
小 means that there is a MINIGRAM based on the convo
Blue notes are about Mikoto
Red notes are about John
Black notes are about either or both
1) 2020/05/25
Jackalope 今日からミルグラム内の音声をオマエらの端末に連動させる。……あー、平たく言うと囚人共もタイムラインで呟き始めるぞって話。 ちなみに言っておくが……オマエらのコメントはアイツらには見えないし聞こえない。一方的な盗聴だと思ってくれ。……ま、だから好き勝手言っても構わねぇってことなんだけどよ。 オマエらが奴らに関与できるのはエスを通してだけだ。それがミルグラムの原則だ。ま、これはいずれわかる話だな。 別に寂しくねぇだろ……オレ様はオマエらをみてるからな。 Kayano Mikoto ……大変なことになってるね。なんなんだろこれ。テレビの企画か何かなのかなぁ。……にしても今のご時世どこの局もこんな危ない企画やんないよねぇ。えっと…… Shiina Mahiru あ……椎名真昼ですー。マヒルで大丈夫。そちらは……。 Kayano Mikoto 榧野尊。僕のこともミコトでいいよ。いやー、良かった話しやすそうな人がいて……よろしくね、マッピー。 Shiina Mahiru …………。 ……マッピー???
He extended his かな to かなぁ.
He extended his ね in やんないよねぇ to ねぇ.
僕 is used.
いやー (Ahh)
Introduction to the "マッピー (Mappy)" nickname.
4) 2020/05/27 小
Sakurai Haruka はぁ……はぁ……。 ふぅ……。 あっ……���のっ……コ、コト、コトコトコさん……。 Yuzuriha Kotoko ……何? Sakurai Haruka ひぇい……え、あの……っ。 ごごっ! ごめんなさい! ……ま、またにします……! Yuzuriha Kotoko ……なんなの? 3回目なんだけど。 Kayano Mikoto あれ〜、コトちゃん普通にいるじゃん。 看守くんが呼び出しに応じないってプリプリしてたよ。 Yuzuriha Kotoko はぁ? …… そんなの知らな…… ハルカ……!?
あれ〜 (Oh~)
Introduction to the "コトちゃん (Koto-chan)" nickname.
He calls Es "看守くん (Kanshu-kun)".
The first occurrence of an onomatopoeia (プリプリ).
5) 2020/05/31
Kusunoki Muu ねぇ、ミコトくんはここが怖くないの……? なんで連れてこられたか思い当たるものもないんでしょ……? Kayano Mikoto あー、うん。いや勿論怖くないわけじゃないんだけどさ。 ここだけの話……僕まだこれテレビの企画って線捨ててないんだよね。だって本当にヒトゴロシなんてやってないし。 ……だとするとモニタリングされてる可能性あるでしょ。ドッキリみたいな。 だったら、イラついたり、取り乱したり、カッコ悪いとこお茶の間に見せるの恥ずかしいじゃない。 Kusunoki Muu そんなこと考えてたの……? ドッキリ、か……そうだといいな……。 Kayano Mikoto あ! だとしたら、むっちゃん可愛いからすっごい人気になるんじゃない? そういうリアリティショーから売れる子とか最近トレンドだしさ!
あー (Ahh)
うん (Yeah)
いや (Oh of course!)
僕 is used.
Onomatopoeia: イラ (to get irritated, short ver of いらいら)
あ (Ah)
Introduction to the "むっちゃん (Mucchan)" nickname.
6) 2020/06/05
Sakurai Haruka あっ……あ、あ、あのミコトさん。 ミコトさんが大事だって言ってたコ、コミュニケーション……? が、がんばろうと思って……。 あの、ミコトさんのすきなたべものはなんですか…… Kayano Mikoto お? いいねぇ~ハルくん。 そうそうこの生活いつまで続くかわかんないし、コミュニケーションは円滑にしたほうがいいと思うんだよねぇ。 好きな食べ物ね……なんだろな、パスタと馬刺し。あとタピオカとか、最近は固めプリンかな。 ハルくんは? Sakurai Haruka ……あ、な、なんだろ……。 ハ、ハンバーグと、オムライス、あと、な、なんだろ。 あっ。 わたあめ……。 Kayano Mikoto わっ、わたあめ!? わたあめが上位3つに入ってくる人いる!? Kayano Mikoto/John ……いやー、ウケるなハルくんは。
あ (Ooh)
He extended his いいね to いいねぇ
ハルくん (Haru-kun)
He extended his ね in だよねぇ to ねぇ
ハルくん (Haru-kun)
わっ (wow)
いやー (Man)
ハルくん (Haru-kun)
Nether 僕 or 俺 is used here.
7) 2020/06/11
Kayano Mikoto カズさんって趣味あります? 僕大人っぽい趣味始めたいんスよねー。 10年後もできる感じのやつ。 Mukuhara Kazui あー、趣味か。なんだろうね……。 ん、トローリングかな。 友人が船持ってるもんで良く行ってたよ。 あとは飲みに行ったついでのダーツくらいか……。 そういえば、ミコトは酒飲むの? Kayano Mikoto あ、僕もダーツちょっとかじってますよ。 酒かー。多分人並み以上には飲めるッスね。 大学生のとき飲みまくってたんで。 でも……カズさん相当飲みそうっスね。 Mukuhara Kazui ……わかる? それが一番の趣味かもな。 なんでも飲むよ。ビールでもワインでも焼酎でも。
Introduction of the "カズさん (Kazu-san)" nickname.
僕 is used.
んスよねー
ねー (not)
あ (Ahh)
僕 is used.
かー (huh?)
ッスね
カズさん (Kazu-san)
っスね
8) 2020/06/14 小
Kayano John ねぇねぇ、イライラギスギスしてんの迷惑なんだけど。 いい加減周りに気をつかわせるのやめなよ。 Kayano Mikoto 今大学生だっけ? そんなんじゃ社会じゃやってけないでしょ。 Kajiyama Fuuta ハァ? うるせぇな。 言われたかねぇんだよ。こんなフザけた状況で、チャラチャラしやがって気に入らねぇ。 オマエのほうがよっぽど場違いじゃねぇか。 ……あと全員あだ名で呼んでんのキメェからな。 Kayano Mikoto はー、マジになるのバカらしいって。 どうせ、どっかのテレビの企画ものだろ。 こんなゆるゆるの監獄あるわけないじゃん。 あと、あだ名も全員じゃないし。 アマネみたいな子どもと、シドウさんみたいな近寄りがたいタイプにはつけないし。 実際、フータにもつけてないだろ? Kajiyama Fuuta ……オイ、オレはどっちだてめぇ。
ねぇねぇ (Hey, hey)
Onomatopoeia: イライラ (to get irritated)
Onomatopoeia: ギスギス (stiff)
Nether 僕 or 俺 is used here.
はー (sigh)
マジ (serious, short form of 真面目)
Onomatopoeia: ゆるゆる (slowly/loose)
9) 2020/06/20
Kayano Mikoto ……お、やっぱここにいた。 シドウさん、今良いスかー。 世間話しましょうよー。 Kirisaki Shidou ! ちょっと待ってくださいね……。 あの……話をするのは構わないんですが、わざわざタバコを吸っているときに来なくても……。 煙たくないですか? 榧野くんは非喫煙者でしょう? Kayano Mikoto いや、消さなくていいのに! もったいない! 僕もたまーに吸いますよ。電子ですけど。 ほら、タバコの場でのコミュニケーションってあるじゃないっスか。 シドウさんと話すには今かなって。暇だし。 そういやずっと気になってるんスけど、シドウさんってなんでいつも手袋してんスか? Kirisaki Shidou ううん……。 そうですね……なんとなく……指を保護していると、外したときに指先の感覚が研ぎ澄まされるような気がするんですよ……。 思い込みなんでしょうけど……気の持ちようで。
お (Oh)
スかー
He extended his か to かー
He extended his よ to よー
いや (Ah)
僕 is used.
っスか
るんス
んスか
10) 2020/07/01 小
Kayano Mikoto ねぇねぇ、コトちゃん。 僕、初めて名前聞いたときからずっと思ってたんだけどさ。 「ミコト」と「コトコ」って名前にちょっと兄妹感ない? Yuzuriha Kotoko ない。 Kayano Mikoto そんなこと言わずにさ。 ここは一つ、コトコトコンビとして仲良くやってこうよ! Yuzuriha Kotoko やってかない。
ねぇねぇ (Hey, hey)
コトちゃん (Koto-chan)
僕 is used.
11) 2020/07/08
Kashiki Yuno ミコトさんってさー。 ずっと気をつかってて疲れないの? ま、好きにしたらいいんだけどさ。 Kayano Mikoto え……ヤダな、何言ってんの? 気をつかってなんかないよ。 みんなと円滑なコミュニケーションとるのは当然のことだろ? ほら、そういう意味じゃ、ゆんちゃんだって ニコニコしてみんなと仲良くやってるじゃん。 Kashiki Yuno あたしは笑いたいことでしか笑わないもん。 でも、ミコトさんは人が話してるときに意図的にニコニコしてるでしょ。 ほっぺた疲れないかなー?って。 あ、やっぱ社会人ってそうなっちゃうわけ? ……たまに見るよね、そういうタイプ。 Kayano Mikoto はは、ゆんちゃんは歯に衣着せない子だなー。 ……そんなつもりなかったんだけど、言われてみれば、まぁ、確かに。 会社入ってからなのかもなぁ……これ。ほら、人当たり悪いだけで、損するじゃん?
え (Eh)
ヤダ (Aha)
ゆんちゃん (Yun-chan)
はは (haha)
Introduction of the "ゆんちゃん (Yun-chan)" nickname.
He extends his な to なー
まぁ (Yeah)
He extends his な to なぁ
12) 2020/07/15 小
Momose Amane え、勉強ですか? 楽しいですよ。 私にとって勉強は娯楽ですから。 ミコトさんにとっては違ったんですか? Kayano Mikoto 全然全然! ただの手段だよ……良い会社入るために必要最低限にってヤツ。 実際、ほぼほぼ学科で入れる美大行って、キュレーションとかやっ……えーと、わかんないか。 うーん。アマネは言葉選びが子供っぽくないから、ついつい噛み砕くの忘れちゃうな……。 Momose Aman 大丈夫ですよ。 わからない言葉はあとで調べますから。 しかし、美大……というとミコトさんはお絵描きが得意なのですか? こう言ってはなんですが、少し意外です。 Kayano Mikoto いや、別にー? まぁ、入試のために最低限はやってるけど。 美大っていっても、たいして描かない学部もあるんだよ。僕効率派だからね。行きたい就職先から逆算して、ディレクションとかマネジメントとか勉強して〜……って、またやっちゃってるな……。
Onomatopoeia: ほぼほぼ (almost)
うーん (Hmm)
Onomatopoeia: ついつい (unintentional)
いや (No)
He extends his に to にー
まぁ (I mean...)
僕 is used.
って (ah)
13) 2020/08/04
Kayano Mikoto そういや2人は、なんでタバコ吸い出したんスか? 僕はもう完全に仕事場のコミュニケーションのためですけど。 Mukuhara Kazui ん?覚えてないな……。 今はそうでもないんだろうけど、昔は吸ってて当たり前みたいな空気が周りにあったしなぁ。 シドウくん、覚えてる? Kirisaki Shidou ……俺は、なんでしょうね。 たぶん……身体に悪いことがしたくなったんですよ。 Kayano Mikoto あー、なんとなくわかります。 ド深夜のラーメンみたいなもんスかね。
んスか
僕 is used.
あー (Ahh)
んスかね
14) 2020/10/06, Mikoto's Birthday
Kayano Mikoto ■■……ッ……ガ……■■……ァー……ッ……■……■■■■■……!! Yuzuriha Kotoko …………ふん。 ようやく静まったか、榧野尊。 Yuzuriha Kotoko …………。 誕生日を祝って欲しい、ね。 別に構わないけど、そういうのって自分から言うものなの? Kayano Mikoto あとコトちゃんでコンプリートなんだよ。 1人逃すとモヤモヤして寝れないでしょ? こうなると背に腹は変えられないってね〜。 Yuzuriha Kotoko はい、オメデト。 ……これで眠ってくれるなら安いものね。 Kayano Mikoto おー、ありがと!! いやー、スッキリスッキリ。
コトちゃん (Koto-chan)
Onomatopoeia: モヤモヤ (uncertain feeling)
あー (Oh)
いやー (Now)
Onomatopoeia: スッキリスッキリ (a weight off one's shoulder)
15) 2021/04/17, Release Date of “Magic”
Momose Aman …………。 Kayano Mikoto あれ、おかえりーアマネ。 ……どうしたの、怖い顔して。 あっ、看守くんに呼ばれたのか! Kayano John どうだった? 泣いた? 怖くて泣いたんだろー! Momose Aman ……良いでしょう。 真っ向勝負、望むところです……。 Kayano John あれー、おーい。 ねー、聞いてるー?? おーい。
あれ (Oh)
He extends his り in おかえり to りー
あっ (Ah)
看守くん (Kanshu-kun)
あれー (Huh)
おーい (Oi)
ねー (Hey)
16) 2021/08/13, Release Date of “MeMe”
Kayano Mikoto うー、あいたたた……。 あーー、もう踏んだり蹴ったりでワケわかんないよ……。 Yuzuriha Kotoko ……おかえり。 どうだった? Kayano Mikoto あー、コトちゃんただいま……。 もー、どうもこうもないよ!見て、この頭!大きいコブ!何されたか覚えてないんだけどさ!暴力だ!! Yuzuriha Kotoko ふーん、それは災難だ。
���ー (Ugh)
あいたたた (ow ow)
あーー (Ahh)
あー (Ah)
コトちゃん (Koto-chan)
もー (Honestly)
17) 2021/10/06, Mikoto's Birthday
Kayano Mikoto ……あぁ、フータか。 どうしたの? 僕の誕生日を祝いにきた? Kajiyama Fuuta はぁ? 知らねぇよ、お前の誕生日なんて。 ……なんだよ、いつもよりテンション低いな。誕生日なんてバカみたいに浮かれてそうな人間じゃねぇか。 Kayano Mikoto うん、そのはずなんだけどねぇ。 ……さすがに疲れてきたのかな。言いようのない不安があるんだよな……その、まるで自分が間違ってるんじゃないか、って。 はは、そんなことお前に言ったって仕方ないかぁ。 Kajiyama Fuuta ハイハイ、その通りだな。 オレに言われてもどうしようもねぇ。 ……でも、それは、わからんでもない。 つうか、わかる。 それがオレが感じてるやつと一緒なら、これからどんどんデカくなる……多分な。 ま、オレなんかと話してねぇで他のヤツらに会いにいくこった。おめでとうおめでとうってバカみたいに言われてこいや。
あぁ (Ah)
僕 is used.
うん (Yeah)
He extends his ね to ねぇ
はは (Haha)
He extends his か to かぁ
#milgram#ミルグラム#milgram project#mikoto kayano#john kayano#kayano mikoto#milgram analysis#fools mate research#jackalope milgram#mahiru shiina#muu kusunoki#kotoko yuzuriha#yuno kashiki#haruka sakurai#kazui mukuhara#fuuta kajiyama#shidou kirisaki#amane momose#shiina mahiru#kusunoki muu#yuzuriha kotoko#kashiki yuno#sakurai haruka#milgram timeline#milgram app#mukuhara kazui#kajiyama fuuta#kirisaki shidou#momose amane
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バンシャク
「晩酌」は、夕食時や夕食後にアルコール飲料を楽しむ習慣のことです。日本において、晩酌は古くから親しまれてきた文化で、一日の疲れを癒し、食事をより美味しくする役割があります。晩酌では、ビール、日本酒、焼酎、ワインなど様々な酒類が好まれ、軽いおつまみと共に楽しむのが一般的です。最近では、健康志向の高まりから、ノンアルコール飲料で晩酌を楽しむ人も増えています。晩酌は、リラックスした時間を過ごし、食事の楽しみを倍増させる、大人のための特別な時間と言えるでしょう。また、家族や友人と一緒に晩酌を楽しむことで、コミュニケーションの機会にもなり、大切な社交の場としても親しまれています。
手抜きイラスト集
#晩酌#Evening drink#drink serale#bebida de la tarde#Abendgetränk#boisson du soir#手抜きイラスト#Japonais#bearbench#art#artwork#illustration#painting
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生ビール480円、くま焼酎ハイボール380円、コーンバター400円、ぎょうざ合盛り定食1000円
◎ぎょうざ屋 くまぞう(インテック本社前)
2024/11/28 18:15
*先月はじめて訪れたオーナー夫妻の愛猫くまぞう(黒猫)をフューチャーした、ぎょうざ居酒屋を再訪。富山駅北口に徒歩5分だから新幹線に乗る前の晩めしに好都合だし、猫バナシできるのもなんとなく楽しい。乗車前なので長居はできないので、軽く飲んでメシ。合盛り定食は、焼き餃子6個に揚げ餃子4個のセット。揚げにかけられたタレがちょっと凝っていて佳き😃
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午前中に起きる事、他人に依存しない事、運動する事、毎日湯船に浸かる事、何も考えない時間を作る事、お気に入りのボディオイルでマッサージする事、が自分を労わる事 最近は丁寧な生活まで程遠いけど普通の生活をするように意識😌😌バスに乗ったり、近所歩いたり😌😌日々些細な事の積み重ね😌ここ5年間ぐらい人ありきのペースで過ごしてた気がするから今はゆっくりゆったり自分のペースでいる事😌😌家族みんなで中庭でBBQした後に入るお風呂は日曜日サザエさんみて夜ご飯食べた後に緑の入浴剤入れて入るお風呂ぐらい懐かしい気がする、赤ちゃんの匂いがするやつ
そんぐらいの方が、自分の好きな音楽とか映画とか物とか人に感心してそれらを大切にできる気がするよ😌😌
今晩のお供これ↑
パパンの九州土産。これ本当に芋焼酎!?!???ってぐらい飲みやすい。スイスイいってまう。ほんまに芋か??????ってぐらいフルーティー。もつ鍋や海鮮のお供はもちろん、全然フルーツつまみに飲めそう柿とか梨、まだしてないけど。そのぐらい飲みやすい。思わず猫も3ペロぐらいしてたわ。まさにそんぐらい飲みやすい。
姉がプロポーズされたらしくて妹号泣😭
お母さんが かりんクリスマスツリー部屋に飾ってたよってパパンに言ったら中庭イルミネーションしたっぽいパパン超可愛い超可愛いからイルミネーションしたんだ!って言ったら照れながらお肉焼いてた

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天星酒造の蔵元さんからいろいろいただきました♪
ていうか、先週のDJイベントで1番前でノリノリでサボってましたよね(笑)
そして、今日もここで飲みながらサボってますよね(笑)
ことりもなつきも焼酎好きなのはわかるけど、お仕事中ですからね(笑)
昼間から相変わらず濃いメンバーが火の玉のカウンターを囲んでいるな(笑)
@かごっまふるさと屋台村バスチカ
火の玉ボーイ
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Japanese shochu is a second-class liquor (Essay)

Chartreuse
Among the alcoholic beverages made in Japan, whisky is the most highly regarded worldwide, while shochu is the least popular. Whisky is a perfect alcoholic beverage, free from unpleasant tastes and aromas. Shochu is an incomplete alcoholic beverage full of unpleasant tastes and aromas, and this tendency is extreme in shochu made from sweet potatoes.
I once brought a French liqueur, Chartreuse, to someone as a gift. As soon as this person drank it, he said, ``It tastes terrible!'' He liked drinking sweet potato shochu. ``How disrespectful to a work of art built based on the perfect liquor, brandy!'' I thought with anger. (Of course, he was also rude to me.)
People who like shochu tend to be partial to incomplete tastes and aromas as if their flaws speak for their very personality. It's not that alcohol is bad; it's an expression of the drinker's bad habits, not his personality.
As someone who loves Chartreuse, I cannot forgive that man's narrow-minded, selfish bad habit.
Rei Morishita
2024.05.26
日本の焼酎は、2流の酒だ(エッセイ)
日本で作られた酒で、世界的に最も評価が高いのはウイスキーで、最も人気がないのは焼酎だという。ウイスキーは、雑味と雑香のない、完璧な酒である。焼酎は雑味と雑香だらけの不完全な酒で、特に芋を原料とする焼酎に、その傾向が強い。
私は、以前、フランスのリキュール:シャルトリューズを、ある人のところに手土産として持っていった。飲むなり、この人は「不味い!」と言った。彼は芋焼酎を好んで飲んでいた。「完璧な酒であるブランデーをベースに構築された芸術品に対して、なんたる無礼か!」と私は怒った。(もちろん、私に対しても無礼な態度だった)
焼酎好きの人は、雑味と雑香を偏愛して、あたかもその人の人格そのものを、この不備が代弁しているかのように思っているのであろう。それは酒が悪いのではなく、それを愛飲する人の個性ではなく、悪癖を表現しているのである。
私は、シャルトリューズを愛する者として、あの男の偏狭な悪癖たる自己愛を許さない。
#shochu#Chartreuse#essay#rei morishita#unpleasant tastes and aromas#It tastes terrible!#bad habit#second-class liquor
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同僚は無事にタクシーを捕まえたらしい
シャザムしたよとの報告とともに曲が送られてきた ポールマッカートニー タクシーって音楽流れてたっけ? その問いかけを最後に、まだ既読はないメッセージを見つめる時間 手紙を宛てるならば、親愛なるを枕詞に彼女の名前を丁寧に書きたい まるで愛の真似事 明日は新世界にて昼のみを決行する予定 激務に飲まれている、深酒も許されるだろう 私の苗字と同じ銘柄の焼酎が置いてある店、まだあそこしか知らないんだ 週末は浅はかをやると決めているんだ 好きだったきみをなぞったり、友情をぬるい愛と勘違いしたりするんだ それで私は成り立つ、ここに立つ、景色を見る 見晴らしのいい視界の端にうつる綺麗とは言えない葉の色にも気づかないまま、雲ひとつない空に感動して泣いたりするんだ 口元にゲロついてる若者が路地裏で眠っていたけど起こさない 彼の命を軽んじている無意識に 知らない人と知っている人の境界は思っているよりずうっと広かった 眠れない夜に聴くラジオは日本アカデミー賞とやらでパーソナリティが変わっていたから今夜は聞かない わたしをあたしと綴る時は酔っている証拠 早く死にたい、楽しく生きたい、誰かを愛でつつみたい
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2023/12/01
12月1日(金)晴
今日から12月が始まる。1年経つのが年々早くなっているような気がする。
作業を済ませたあと栗林公園の紅葉ライトアップを見に行きたかったが、あまりにも寒いので今日はやめておいた。
以前に自分がリストに入れていた寺田創一の曲を思い出し聴く。ハウスミュージックに日本人では早い時期に参入していたミュージシャンだ。
夜飯は鶏肉を炒めたものもサラダで簡単に済ませる。マストドン���見かけた焼酎ソーダを買ってみたが飲みやすくてうまい。これはハマりそう。
Tverで「獣になれない私たち」の配信が始まっている。このドラマはもう何回も見ているが好きなドラマなのでまた見たい。
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