#草を抜かざれば木も茂らず
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chaukachawan · 7 months ago
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こんばんは、こんばんわ、ナイロン、いや、セイロンです
久しぶりの稽古日誌です
ということで、11/26の稽古は、
・発声
・キャスパ練
・シーン練
・荒通し
となっております
いやー早くも通せてしまいましたねー
自分のあまり関わりのないシーンを初めてちゃんと見ることが出来てとても楽しかったです!!通したことで見つかった改善点も沢山あるので今後の稽古のモチベにもなりました!
みんなも言ってるけど、やっぱり新人の稽古めっちゃ楽しいね!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここからは大きなトラブルもなく通しを終え、ほとんどの人が帰った後の物語。後日譚(その日中の話なので厳密には後日ではない。当日譚?)であるが僕にとってはこっちが本編。フリーレンみたいなこと。
大学内某所で起こった大事件。
雨の中、稽古後にとある36期生2人(仮に名前を"λ"氏と"べ"氏と呼称する)とともに大学内の某所に向かった。某所の戸を開けるために代々受け継がれし鍵(通称:権力)を鍵穴に入れた…はずだったのだが上手く入らない。
おかしい。
そう思い挿したはずの鍵を見る。なんだか短いことに気づく。暗くてよく見えなかったためライトをつける。「まずい……終わった…」思わず呟いてしまった。 鍵がぽっきりと折れていたのである。いや、折れているだけならまだ良い。折れた鍵の先が鍵穴に埋まったままではないか!このままでは某所の戸は閉ざされたままもう使うことが叶わなくなる。これは、非常にまずい!!再度鍵穴を確認する。やはり埋まってしまっている。しかし、ここで少し希望が見えた。微々たるものではあるが鍵が鍵穴から出っ張っていた。何かしらの道具があったら取れるかもしれない。べ氏が道具を探しに行ってくれた。その時、λ氏が「窓からなら入れるのでは?」と提案する。確かにそれなら行けるかもしれない。だが、窓にたどり着くためには狭く草木が生い茂った道を抜けて行かなければならない。おまけにその日は雨が降っていて足場も悪い。いくらなんでも無茶だ、そう思ったが彼は果敢に進んで行った。祈る。
ガチャリ。
某所の中から鍵が開けられる。彼の作戦は大成功したのだ!!二人で大喜びするが、まだ根本的問題は解決していない(埋まっているのは根本ではなく先端だが)。そこで、某所内にあった細いペンチを使い鍵穴から鍵先を取り出せないものか試してみることに。スポッ!っという効果音が相応しいほどいとも簡単に取り出すことに成功した。べ氏にも戻ってきてもらい、三人でこの喜びを分かちあった。もし僕がキュウべえであったならば、この時の感情のエネルギーを回収したいと思うぐらいには感情が忙しく揺れ動いた日であった。その後の作業はいつもよりなんだか楽しかったように感じる。人生面白いっていうのはこう何が起こるかわかんないから面白いとはいうが、日常が当たり前ではなくなる日が突然訪れるかもしれないということを学んだ。
みんなも気をつけようね!!
ps.書くの遅くなって本当にごめんなさい。ちなみに僕のヨルは始まったばかりです。
更新されてるー!わーい!!
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bearbench-tokaido · 10 months ago
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七篇 上 その一
京見物をしている弥次郎兵衛と北八。 五条の遊所でのひと悶着があって、 やっとのことで切り抜けた。
ある人の句に
花尊い 都に本寺 本寺かな
とある。
そう詠んだのが思い出されるほどに、この都の寺院、堂塔は広大無辺にしてその荘厳麗秀さも、言葉にあわらせないほどである。 ことに花の咲き乱れる春や紅葉の秋は、古今東西に聞こえているほどの名だたる景勝の地である。 また加茂川の名酒の樽とともに、人の魂をとかしてしまう。
この地の商人は、きれいな衣装をきているがこれは、他の地では見られない光景だ。 まさしく京の着倒れとはこのことか。 これは、西陣の織元よりでたことらしく染めた衣の華やかさは、堀川の水のように清い。 その他にも名産、奇製の品物、あまたあるこの都にたまたま、入こむ場違いな二人がいる。 弥次郎兵衛と北八だ。
この二人、抜け参りのついでにと淀川の下り船に乗ったつもりが、勘違いで荷物は失うは五条新地で一杯ひっかっけて、丸裸となってしまった。 北八はしかたなく、連れの弥次郎兵衛の木綿の合羽を借りて着ているのが、せめてもの救いである。 まさしく北八は、“着た八”なのに丸裸である。 本来ならこの都は面白いはずなのに、今の二人にとっては朝の風が身にしみわたっているだけである。
さて五条の橋に差し掛かったのだが、ここは弁慶が千人切りしたという所で北八は、それを思い出しながら一首詠んだ。
かかる身は うしわか丸の はだかにて 弁慶しまの 布子こいしき
二人はその五条の橋を渡って、西の方に行く。 河原院の旧跡や門出八幡も素通りして、高瀬ぶねの網にひかれてたどりゆく道すがら北八が、弥次郎兵衛に言った。 「思えば、つまらないに事になったもんだ。 はやく古着屋でも見つけて、どんなんでもいいから綿入れが一枚ほしいが、金もあんまりねえし弥次さんよ。いい知恵はねえか。」 「なに、買わなくてもいいじゃねえか。こちとら、江戸っ子だ。 江戸っ子の抜け参りなんだから裸になって帰るのは、あたりまえってもんだ。」 と弥次郎兵衛は、本気かどうか笑って答える。 「そうはいうけどな、寒くてならない。」 と北八が、肩を抱くようなしぐさをするので、 「そんならちょうどいい。湯屋と書いてある。 この銭湯でちょっくら温ったまっていかねえか。」
「ああ、ほんとだ。湯屋とかいてあらあ。 こりゃいい。弥次さん、お先。」 と北八は一目散にのれんを潜り抜けるとすっと奥に入って、裸になりだした。 とそれを見ていたここの亭主が、慌てて言う。 「もしもし、こんさん。誰じゃいな、何さんすのじゃ。」 そう言われて北八は、あらためてあたりを見回すとどうやら、銭湯とは雰囲気が違う。 「ええい、いまいましい。湯屋かとおもった。」 「ははは、家の暖簾に湯の字があるさかい、それで銭湯かと思うてじゃの。」 と亭主は笑っている。
「ありや“済生湯(薬の名)”というお湯にといて飲む、薬の名じゃわいな。」 「と言うことは、ここは薬屋か。こいつはいい。大笑いだ。」 と弥次郎兵衛は、脱いだ合羽を又着ている北八を横目に見ながら、腹を抱えて笑ってる。 「くそ、また、一段と寒くなった。いまいましい。」 と小言を言いながら北八は、こそこそとそこを出る。
しばらく行くと、しみたれの古着屋が一軒あるのがみえてきた。 店先にいかにも古そうな、布やつるしが架かっている。 北八は弥次郎兵衛をくどいて、布一枚買おうとその店先にたって、その布をひねくりまわしだした。 「もし、この布こは、いくらだね。」 「はいはい、こっちゃへおかけなされ。」 と亭主は、愛想がいい。 「これ、お茶もてこんかいな。 お煙草の火もないわいな。はよう、ちゃちゃっとくさんせ。」 北八は、それどころではではない。 「いや、茶も煙草もいりゃせん。こりゃいくらだというに。」 「はいはい、そりゃ、結構で、ござりますな。 お安うしてあげようわいな。」 亭主はもみ手をしながら、言う。
そこにこの店の小僧さんが、 「はい、お茶あがりなされ。」 とお茶を持ってくる。 亭主は湯気のたっていないのをみて、 「長吉。そりゃ、おぬるいじゃないかいな。 なぜ、熱い茶あげんぞい。」 と言うと、小僧さんは店の奥をうかがうように、 「いや、おかみさんが、今朝は茶粥じゃさかい、お茶をたくなと、おっしゃってござります。 それは昨日たいたまんまの、茶でござりますわいな。」 と小さな声で言う。
弥次郎兵衛はその茶をさっと取り上げると、一口飲んで、 「なるほど。昨日の出がらしだ。まるで、河童の屁のようだ。」 と盆にお茶を返す。 「いや屁のついでにビロウながら、御亭主さん便所に行きたい。ちょっとかりますよ。」 「はいはい。便所にお出でかいな。」 と亭主が、裏の方を指し示そうとすると、さっきの小僧さんが、 「便所は、ぬるうはござりませぬ。 ようわいてじゃあろぞいな。」 と言う。 これを聞いて、ここの亭主は、 「なに、便所をだれが沸かしたぞい。」 と小憎を見ると、 「それじゃてて、たったいま、わたしが済ましたところじゃさかい、すぐいて見なされ。ぽっぽと煙が出てじゃあろ。」 と小さくなりながら、小僧が答える。 「ええい、むさいこというやつじゃ。」 と亭主は、呆れ顔である。
「そんなことより、この布子はいくらだ。 早くきめてくんねえ。寒くてたまんねえ。」 北八は、亭主と小僧のやり取りも聞こえぬ風で両手に持っている布を亭主の方に、押しやる。 「ははあ、お寒いなら、もっとそっちやへよりなされ。 そないによう日がさして、じゃわいな。」 と亭主は、日のあたるほうに北八を誘うと、 「昨日も着物を買いにお出らおかたが、こりゃ、いい。えろうぬくい家じゃいうて、ほれそこで、一日、日向ぼっこしていなれましたが。」 亭主は北八にお構いなしに話し続ける。
「そのお方が言われるには、もう着物買うて着いでもかまわない。 毎日ここの家へ、日向ぼこしにこうわいなと、こないにいうてじゃあったわいな。」 北八は、持っている布を、亭主に押し付けるようにすると、 「ええ��じれってえ。こりゃあ、売るのか売らねえのか。どっちなんだ。」 と詰め寄る。 「はいはい、売ります。うりますよ。せわしない人じゃ。」 と亭主は、やっと北八の手から布を取り上げた。 「安くしてくんねえ。」 と、北八は、亭主に言う。 「この紺の木綿の綿入れはと。」 とそろばんぱちぱち、やりだした。
「銀で三十五。これが、ぎりぎりじゃわいな。」 北八は、顔の前で手を振りながら、 「高いたかい。わっちらは江戸ものだが、古着は商売がらでいくらもとりあつかっているから、無駄な時間はつかいたくねえ。ほんとうの所をいいなせえ。」 亭主は、ちょっと顔をしかめて、 「はあ、御商売がらとあれば、おまいさま、古着屋なされてかいな。」 と北八の方を見る。 「いや、わっちは質やさ。」 と北八は、すまして言う。 「しちとあれば、何かいな。おとりなさるのか、置きなさるのかいな。」 と聞くと、横から弥次郎兵衛が、 「おくのが、この男の商売さ。」 と横槍を入れる。
つづく。
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kachoushi · 2 years ago
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雑 詠
花鳥誌 令和5年9月号
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雑詠巻頭句
坊城俊樹主宰選 評釈
雑詠巻頭句
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人心の萎え青山の風死せり 藤枝 昌文
 青山は「あおやま」。港区の青山墓地りのこと。もっとも青山(せいざん)とはもともと墓地のことを言う。灼熱の日は風も死す。人心とは生者のもの。この墓地ではそれも萎える。死生観すら垣間見える。
初秋のみな左向く幽霊図 藤枝 昌文
 幽霊の絵はそうなのだろう。確かに右向きは無いようだ。正面も無い。秋の風情とはその向きにあると看破した作者。幽霊というその恨めしさはこの位置にあるのだろう。
通り雨盆僧ちとも身じろがず 藤枝 昌文
 盆の喜捨にある僧侶か。雨が来てもまったく動く気配は無い。それが仏の道のひとつなのだろう。盆という生者と死者の交信にある刹那ならではの景色に相違ない。
炎帝は茂吉の墓に居座れり 加納 佑天
 斎藤茂吉の墓は青山墓地にある。そこは大久保利通の墓の入り口にある。この二人の巨頭の墓にこそ居座るものは炎帝。
茂吉一人黄泉の国にて灼けてをり 加納 佑天
 その茂吉はたった一人で黄泉の国へ。墓も灼けているが茂吉も灼けている。そんな運命なのだろう。歌人として天才として、そして詩人としての孤独を感じた。
炎天へ零戦仰角三十度 加納 佑天
 零戦の停止している様子。前方は持ち上げて、その角度が三十度ということ。あたかもこれから炎帝へ向けて出撃するかのよう。たしかに太平洋戦争のとき零式戦闘機はこの角度で飛んでいった。散るために。
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天近き牧牛の背や雲の峰 古川 時江
 かつて島嶼部の牧場で放牧の牛を見たことがある。隠岐島だったか。牛たちは皆こんな感じ。天もまたすぐその上にあるという実感もよくわかる。
夏木立天に及ぼす起立かな 古川 時江
 この起立が面白い。そして及ぼすという間接的な表現に奥行きを感じる。夏木立の勇壮な姿はまさにこの通り。はたして夜は起立をやめて臥所に寝るのか。そんな存在感すら感じる。
夏蝶の影夏蝶の見当たらず 栗原 和子
 夏蝶の影は巨大で黒黒と。その影ばかりが飛翔し本体は消失した。それほどの灼熱。
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夕立の沖を見てゐる海人ひとり 続木 一雄
 海人は孤独である。夕立のときは漁を休む。どんなことを思っているのか。
獣臭少し黒部の草いきれ 馬場 省吾
 黒部渓谷。この獣の匂いは鹿か猪か。渓谷にある草原にその獣たちの無尽の匂いが。
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炎帝を睨み返せし不動尊 天野 かおり
 炎帝は巨大でふてぶてしい。しかし不動尊はそんな者に負けない。仏の力。
虚ろてふ同じ形の蟬の殻 田丸 千種
 蟬の抜け殻。当然だがそれは蟬の形。生命体が抜けたあとの虚とは空しさ。
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何所をどう突いてみても蟇 村上 雪
 これは傑作。蟇という生き物の本質。どこから見ても蟇。それは土塊にも似て。
水かけて人も神輿も沸湯す 和田 久鼓
 この本質は凄い。祭の熱気と興奮はすべてこの句の中にある。沸湯とは血の滾ること。
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herbiemikeadamski · 4 years ago
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. (^o^)/おはよー(^▽^)ゴザイマース(^_-)-☆. . . 11月14日(日) #先勝(丙寅) 旧暦 10/10 月齢 9.2  年始から318日目(閏年では319日目)にあたり、年末まであと47日です。 . . 朝は希望に起き⤴️昼は努力に生き💪 夜を感謝に眠ろう😪💤夜が来ない 朝はありませんし、朝が来ない夜 はない💦睡眠は明日を迎える為の ☀️未来へのスタートです🏃‍♂💦 でお馴染みのRascalでございます😅. . さっ日曜日ともなるとお昼まで寝て 居たいなんて昔はよく思った😅💦 「back number - 日曜日」MV観て たら👀いいなぁ~歳がいにも🤣😆🤣 https://www.youtube.com/watch?v=VPv5kfyIFkI . さて、先週は長かったなぁ~やっぱ 土曜日まで勤務って辛いっすよね 都内でなら良いが、毎日プチ旅行✈ ですからね😅💦47週目の日曜日✋ 今年も残り6週と6日でエンドです✋ . 今日一日どなた様も💁‍♂お体ご自愛 なさって❤️お過ごし下さいませ🙋‍ モウ!頑張るしか✋はない! ガンバリマショウ\(^O^)/ ワーイ! ✨本日もご安全に参りましょう✌️ . . ■今日は何の日■. #太陽にほえろ!最終回(#テレビドラマ) 1986(昭和61)年の今日、 #日本テレビ、人気刑事ドラマ『#太陽にほえろ!』が終了、14年4ヶ月の歴史に幕(全718回)。 . #先勝(サキガチ、センカチ、センショウ). 陰陽道(おんみょうどう)の六曜日の一つ。 この日は勝負ごと、訴訟や急用などに運がよいとされ、早い時刻ほど良くとされ、午後は凶になるなどの俗信がある。 ���寝坊は、もっての他とされますね😅💦 . #盛人の日.  55才を第2の人生の出発として、それを祝う日にと日本ベテランズ倶楽部が2001年11月14日に制定。  日付けは11と14を「いいとし」と読ませる語呂合わせから。 . #医師に感謝する日.  医療施設支援事業を展開する株式会社Dプラスが制定。 . #アンチエイジングの日.  特定非営利活動法人・アンチエイジングネットワークが制定。 . #いい上司の日(#リーダーデー).  会員制のビジネススクール「リーダーズアカデミー」などを主催する一般社団法人日本リーダーズ学会が制定。 . #人生100年時代の日.  アサヒ飲料株式会社が制定。 . #いい石の日. . #パチンコの日. . #ウーマンリブの日. . #埼玉県民の日. . #大分県民の日. . #世界糖尿病デー(en:World Diabetes Day). . #ダブルソフトでワンダブル月間. . #生命保険見直し月間(1日から30日). . . ■今日のつぶやき■. #草を抜かざれば木も茂らず(クサヲヌカザレバキモシゲラズ) 【解説】 木の根元にある草が木の繁茂の障害になっていることを踏まえ。 小さな障害を取り除かなければ大事は成就しないと云う教え。 . . 1955(昭和30)年11月14日 #中野浩一 (#なかのういち) 【元競輪選手・自転車競技選手・公益財団法人JKA特別顧問・競輪解説者・日刊スポーツ競輪担当評論家・公益財団法人日本自転車競技連盟理事(元副会長)・スポーツコメンテーター・タレント】 〔福岡県久留米市〕 . . (牧野記念庭園) https://www.instagram.com/p/CWPATIDBJrzxfCYeXbn7_aeCFQj4oH42E1SDig0/?utm_medium=tumblr
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palakona · 4 years ago
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目まぐるしく変わる天気予報
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
どうも、こんにちは。7月3日(土)は、鳥取にフライフィッシングに行ってきました。ジムニーの1ヶ月点検を予約したら日曜日の午後になり、必然的に釣行は土曜日一択。奈良県山間部の天気予報を見てみると土曜日は雨らしい。で、範囲を北陸、鳥取に広げたんですが、北陸は曇天、鳥取は曇天か小雨がパラつく程度。北陸は、今後のアブの発生を考えると最後のチャンス?先週の釣行で釣友さんが「(アブがでるまで)あと2週間(7月中旬)ぐらいかな」と言っておられたし。でも〜、軽自動車で3時間の高速道路走行ってしたことないし、1ヶ月点検も終わってないので気が進まない。で、中間案というか、鳥取なら大して降られずに釣りができるだろうと。
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結果的に正解だったんかな。天気予報しか見てませんでしたが、天川は釣りができるような状況ではなかったそう。北陸も、ジムニー乗りのフライマンさんのブログを見たら「3ヶ所回ったが濁流増水で釣りを断念」って書いておられました。天気予報だけ見て鳥取に行ったんですが、鳥取東部は平水でした。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
最初の釣り場は峠の集落の上の川。基本的に地元にお金を落とす主義なんだが、鳥取で遊漁券を買ってたら平地に降りてまた戻らないと行けないので、山崎ICを降りたところにある兵庫県内の釣具屋さんで年券を購入。まあ、鳥取はコロナ感染がほぼないので気を遣って入境前に買ったってのもある。この集落の上流部はかつてはイワナが良く釣れた。アメリカに行ったヘンドリクソンさん(ハンドルネーム)が見つけた釣場。だから以前だったら絶対特定できるような写真はアップしなかったが、なぜこの写真をアップしているかというと立入禁止になってたから。環境保全のためらしい。鳥取の川の周りは獣害防止のために網や電気柵を張り巡らしているので釣り場に向かう時にゲートを開けて通ったりする。釣り人がゲートを開けっ放しとか駐車が邪魔とか何かあったんやろか?集落の向かいの川も、駐車スペースになってる入川口を管理者が立入禁止にしていた。これで「ボウズ逃れ鉄板系」の釣り場が一つ減ってしまった。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
最初の釣り場でボウズを回避してお気楽に釣り場巡りをするつもりだったがアテが外れた・・・。トボトボ歩いているとドアにかけられたスヌーピーを見つけた。なんでこんなところにと思ったが、誰かがスヌーピーをドアに掛けたかったんだろう。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
河岸を変えて2番目の釣り場へ。階段がついてて降りるのは楽。降りて行く時に水滴をまぶした蜘蛛の巣があったので絵になるかと撮ってみた。絵にならんか。
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2021年7月、SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
今日は4番ロッドを振りたい気分。"じょっ"さんに作ってもらった「No.63」を持ってきた。和製パーフェクショニストって呼びたい素晴らしいアクション。ロッドを振らずにホールでループをコントロールするように意識する。川に降りてウェットフライを投げて矢野シルクラインのウェットリーダーを見ているとコツッっと当たったのに気づいたがそれは乗らず。釣れるかも♡。しかし、期待に反してアタリが遠い。もう、ここぐらいしか釣れる気がせーへんのに。大きな「落込み」でリーダーの動きが止まったので合わせるとやっぱ喰ってた(嬉)6寸ぐらいでイワナにしては小さいが、貴重な1尾なのでセカセカと抜きあげたらそのまま外れて川にお帰りになられた・・・(悲)。またアタリがあったが乗らず。マズイやんけ。ここで釣れなかったら終わりって感じのこの区間の鉄板ポイントでブレイデッドリーダーの先端が沈んでる気がしたので合わせたらやっと釣れた!引きを味わう余裕もないw
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
集落を抜けたあたり、堰堤が見えるところまで釣り上がったが、ボサが濃くなって堰堤まで行く元気あらへん。かつては当たり前のように堰堤まで行ってたけどな。上手い釣友さんと釣りに行くようになってからフライキャスティングが以前よりもっと好きになり、ロッドも4番が好きになった。ボサを潜りながらテンカラキャストって苦行やわ。ところで、手前の黒いチューブってなんやろね?鳥取の川岸ではよく見かける。自然渓流には似合わず美しくないが。当然、中は水が通るんやろし、民家に綺麗な水を引き込んでるんやろか?鳥取東部で見かけることが多いのも集落のそばで釣ってるから?
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
第3のポイントに来たが先行者が居た・・・。鳥取って釣り人少ないから先行者ってあまりないけど、この日は多かった。フライマンを何人も見ましたよ。「何人も」ってちょっと大げさかなw。必然的に僕は反対側の支流に入ったけど、左側の川岸にさっきの黒いチューブが這ってますね。この先の淵で泣き尺ヤマメを釣ったことあるんだけど、この日は何も釣れなかったしボサが酷いので嫌になって上がれるところで退渓。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
この支流はちゃんとしてるのは入口だけで、少し上がるとガレ場みたいな荒れ果てたショボい流れになってた記憶がある。逆に言えばボサもない。当時は入渓したらポイントごとにウェットフライでイワナが釣れた・・・といっても短い区間だけでせいぜい数尾だったけど。ボサの向こう側に荒廃した流れがあるはずと道を歩き始めたがゲートが通せんぼ。通行禁止の表示もないし獣害避けのゲートやったら人の通行は可能なはずだが、舗装路を覆うほどのボサを見たら行く気もしませんね・・・。またポイントが一つなくなった。
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2021年7月、鳥取
もうお昼なので昼食にします。鳥取はコロナ感染がほとんどないので大阪からの釣行は気を遣う。行かない方が良いのかなって。でも、「鳥取 観光」で検索すると逆に安全をアピールして来てくださいって感じなので行ったのです。とはいってもやっぱ気を遣うので、遊漁券は県外で買ったり、昼食もコンビニでお弁当を買って川岸で一人で食べるかって思ってたんですが、釣り場のある区域はコンビニがありませんね・・・。コロナ禍の中で基本的に外食を自粛していましたが、道の駅の食堂を利用することにしました。鳥取は安全をアピールしているだけに消毒用アルコールが入館時、入室時に使うよう励行されていて食堂の席も透明の衝立で前と横がカバーされていて完璧ですね。でも、会話の時はマスクをつけてくださいって感じで、一人ならいいですけど、同行者がいたらしんどいかも。写真のとんかつ定食は絶品でした。吉川豚でしたっけ?鳥取東部は豚肉が名産なので豚カツ美味いし、ご飯と味噌汁も素晴らしい。なのに週末のお昼時にお客は僕だけ。コロナのせいや。ホンマ気の毒。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
昼食後は午前中最後の釣り場の隣の支流に行きました。お腹が弱いので、昼食後に道の駅から遠くに離れるのはストレス。この川では28センチのイワナを釣ったことあるが、それぐらいしか釣れた記憶がない。フライマン見たことあるからここで釣ってる人いるんかな?
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
なんか釣れたけどこのサイズw。山陰なのにアマゴの幼魚ですね〜。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
学校のプール跡って聞いた気がしたけど、川から上がったところに「河川プール」って看板が出てなんか書いてありました。もう埋まってるし泳げませんね。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
プール跡の奥も流れは続いているし、昔は奥まで入ったけど、遡行距離は短いし釣れた記憶もない。堰堤があったんやったっけ?ボサを見てたらうんざりしたんで退渓。ブラブラ歩きながら車に戻る。綺麗な花が咲いてたけど、植えられているのか自然に咲いているのか。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
集落の中の小道。日本家屋が立ち並んで良い風情です。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
今となっては珍しい木製の電柱。貼られているプレートの意味がわからない。真ん中の数字を囲むように1〜12って点検したって年月かなあ。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
なんか味があるような気がしたんで中央一点構図でパチリ。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
集落の中を歩くときは当然マスクをしています。偏光サングラスにマスクって見ようによっては不審者に見えるかもw。そんなオッサンでも、「こんにちは」って挨拶すると集落の人は愛想よく挨拶を返してくれて「釣れたか?」って聞いてくれたり。「何人も釣りに来てるから釣れないわ」って言ってましたけどw。公園があって遊具が置いてあったので撮ってみました。ぞうさんの滑り台かな。
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2021年7月、鳥取
バス停がありました。フツーはベンチが多いと思いますけど、座り心地の良さそうな椅子です。
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2021年7月、鳥取 SONY α7(APS-Cサイズ撮影)+SELP1650
もう帰ろうかとも思いましたけど、15時ぐらいで帰るのも勿体ない気がしてちょっと離れた釣り場に行きました。春先に良型ヤマメ、アマゴを連発したことあるんですけど、春以外釣れたことないw。この日は天気予報しか見てなかったんで、奈良南部、北陸が濁流増水って知らなかったんですけど、この川は減水で浅くなってましたね。といっても、繁茂した木の枝や草が川面に張り出してボサになってましたので、遡行は結構ストレスありますw。「夏ヤマメは一里1尾」って言葉を思いながら遡行して行きましたけど、ボサと護岸で退渓できる場所も少ないし、釣れないし、途中で上がれそうなところがあったので退渓しました。
ということで、7月3日(土)は、イワナ1尾、小アマゴ1尾の2尾でした。実は最後の川でメザシサイズのヤマメ?が釣れたんですけど、写真が撮れなかったのでヤマメかアマゴかわからないのでノーカン。カウントするほどのサイズでもないですし。
年券買っちゃったのであと1回ぐらい来ますが、次回はブラウントラウト釣れる場所に行こうと思います。でも、知ってる人が結構行ってるし釣れないって聞いてるから釣れないだろうなあ。
では、また。
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hananien · 5 years ago
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【S/D】サムと忘却の呪い(仮)1~4
ツイッターに画像で投稿しているS/D小説です。一万文字超くらい。まだ続きます。
もし魔女のロウィーナが、将来自分を殺す男になると知って攫い、殺してしまうつもりだった幼少のサムに情がわいて、自分の子として育てることにしたら? そしてハンターが”魔女狩り”に特化した集団だったら? という妄想から生まれた小話です。シーズン12の11話「忘却の呪い」をオマージュしています。アリシアやマックスという12から登場する魔女キャラにも出てもらってます(彼らはハンターだけどここでは魔女として)。
連載中の小説を書きたいとは思うんだけど宿便状態なので、ガス抜きに小話を書いてる現状です。なのでお気楽な感じで読んでもらえると。。
 サムの養い親である魔女いわく、日のあるうちの森は獣の領域。だから理性ある魔女や魔法使いは夜に活動し、昼間のうざったい太陽が地上を照らしている間は絹のシーツに包まって体力の回復に努めるのだという。サムにいわせれば怠惰の言い訳にすぎないが、夜更かしな魔女たちの生態がいとおしくもあった。何より夜の彼女らはサムなど足元にも及ばぬほど鋭い英知と魔力の使い手だ。ならば彼女たちと少しばかり生態の異なる自分が、早起きして夜の”活動”の手助けをするのは義務であるし喜びでもある。獣の領域というなら早朝の森は狩りをするのに恵まれた環境だ。彼女たちはウサギのシチューが大好きだけど、そのウサギがどこで泥の毛皮を脱いできて鍋に飛び込んでくれたのかは考えたがらない。
 自分が何者であっても、森を歩くのが好きな男に変わりはなかっただろうかとサムは想像する。下草を踏むたび立ち上る濡れて青い土のにおい。罠にかけた小さな獣をくびくときすら、森はサムと獣のどちらをも憐れんで祝福してくれる。森はサムのびっくり箱だ。彼は自分の生まれた場所を知らない。だけど彼の親がこの森の入口に彼を捨てたとき、赤ん坊と森のあいだに絆が生まれ、その瞬間から森がサムの故郷になったのだ。※
 そうだ。森はいつもサムを驚かせてくれる。かくれんぼで遊んでいた七歳の彼を、その懐の深さで半月のあいだかくまってくれ、養い親をすっかりやつれさせてしまった時のように。
 その日、狩りを終えたサムの目の前を、遅寝のウサギが飛び跳ねていった。茂みの奥に逃げ込んだウサギを彼は追いかけた。腰には今日のぶんの収穫が下げられていたけれど、もう一匹恵まれたって困ることはない。
 茂みの中から黒い毛皮が現われた。サムは手を伸ばそうとしてひっこめた。黒くもなかったし、毛皮でもなかった。朝露で濡れた短いブロンドがゆっくりとサムのほうを向いて、彼はアッと息をのんだ。魔女がウサギを化かして僕をからかおうとしているのか。そうでなければなぜこんな場所に、サムの知らない男がいる?
 ところがブロンドの男の懐からさっきのウサギがぴょんと飛び出して、サムの脇を通ってどこかへ行ってしまった。「バイ、うさちゃん」と男はいった。寝ぼけたように、低くかすれた、それなのに、ぞっとするくらい、やわらかな声だった。
 「僕はサム」と、サムはいった。まぬけ、と森がささやくのが聞こえた。もしくは自分自身の心の声だったかもしれない。
 男は重たげなまぶたを持ち上げて、サムを見上げた。 
 「やあ、サム」
 新緑、深い湖、砂金の流れる小川。男の瞳は輝いていた。
 森はまたもサムに驚きを与えてくれた。彼は恋多き魔女たちに囲まれながら、自分が恋することが出来るとは思っていなかった。
 この時までは。
 昼過ぎから始まるブランチの席で、気もそぞろなサムに、養い親のロウィーナはけげんな視線を送る。
 「今朝のウサギ、ちょっと血抜きが甘いじゃない? 生臭いのは嫌よ、われわれは吸血鬼ではないのだから」
 「そう?」 サムはぼんやりと答える。「そうかな? それ、缶詰の肉だけど」
 「サミュエール」 ロウィーナの視線がますます冷たくなる。
 「今朝の狩りは空振りだった?」 行儀よくパンをちぎってアリシアがたずねる。彼女は見た目だけではなく、実年齢もサムとさほど離れていない若い魔女だ。母親のターシャ、双子のマックスとともに、ここロウィーナの屋敷に下宿している。
 「今朝の狩り……」 思いもかけぬ収穫があったことを姉弟子にどうやって伝えればいいだろう。いや、とサムは意識の中で首を振る。
 魔女のなわばり意識の強さといったら、狼人間が可愛く思えるほどだ。人間が――しかもどうやら”記憶があやふや”な、身元の怪しい――神聖な魔女の森に入り込んだと知れたら、ロウィーナははっきりと戦化粧をして森へ勇み、彼を排除しかかるだろう。双子のアリシアとマックスも、彼らは敵とみなした人間に容赦はしない。つまり、明日のシチューの中身が決まるってことだ。
 サムはぶるっと震えた。靴の底から顎の奥まで震えは伝わってきた。春の始まりに色づく枝先のように初々しく、美しい彼の瞳が、よく炒めてから煮込んだ紫玉ねぎの横に浮かんでいるさまを思い浮かべて。彼の肉つきのよい白い二の腕を調理するときの甘い香りを想像して。彼の肉を食べる――残酷なはずの行為が甘美な誘惑に感じる自分にうろたえて。
 だめだ、だめ。そんなことにはさせない。彼のことは秘密にする。
 「今日は、思ったより暖かくて」 サムは本当のことだけを口にする。「血を抜くのが遅すぎて、ダメにしちゃった。毛皮だけはいで、肉は捨てたよ」
 「また寄り道をしたんでしょう。狩りのあとはすぐに帰ってこなきゃだめよ。獲物を持ったままウロウロしないの」 ロウィーナは血のような葡萄ジュースで唇を湿らせる。
 「でないとあなたが獲物にされるわ」
 サムはこっそりと屋敷を抜け出し、森の男を見つけた場所まで急ぐ。
 彼はそこにいなかった。けれどたどり着いた茂みの変わりようを見て、逃げたわけじゃなさそうだと安堵する。ただの茂みだったそこは、下草が踏みならされて空き地に変わり、中心の地面は掘られていて、男が簡易なかまどを作ろうとしていたことが見て取れた。
 がさがさ音がして、薪になりそうな枝を腕に抱えた男が戻ってきた。サムの顔を見ると一瞬で表情が明るくなる。「サム!」 男は枝を足元に落としてサムに近づいた。その両手がわずかに広げられているので、サムは自分がハグされるんだと気づいた。
 サムが躊躇いながら上げた腕の下に、男の腕が入り込んできた。肩甲骨の下に巻き付いた腕がぎゅっと彼の胴体を締める。”抱きしめられた”んだ。魔女たちはサムによく触れたがるけど、頬にキスしたり腕を組んだりするだけだ。
 こうして誰かに真正面から抱きしめられるなんて、初めての経験だ。他人の体温を腹で感じるのも。
 なんて心地がいいんだ。
 「また来てくれたんだな」 男はそのまま顔だけを上げて、同じくらいの高さにあるサムの目を見てにっこり笑った。
 サムはまぶしくてクラクラした。まるで、ああ、彼は太陽みたいだ――魔女や魔法使いが忌み嫌う太陽――けれど彼らが崇める月を輝かせる光の源。
 「来るっていったじゃないか」 サムはゆっくりと、舌が絡まないようにいった。ハグに動揺したなんて、彼の笑顔にクラクラしたなんて、知られたら、あまり恰好がつかない気がした。恋に長けた魔力使いの男女のスマートな駆け引きを思い返し、取り澄ました顔を作る。「ほら、パンとジュースを持ってきた。昨日から何も食べてないって、ほんとう?」
 「ありがとう!」 男はサムのぺたぺたと頬を叩いて感謝を表した。――状況を考えれば、それは感謝のしぐさで間違いないはずだ。サムにとってはあまりに親密すぎたので、すぐには思い当たらなかった。だけど、男は四六時中、出会った人間の頬をぺちぺちしてますとでもいうように平然として、その場に屈むとリュックの中を探りだす。
 サムは早まる動悸を抑えるため、こっそり深呼吸を繰り返した。
 「どうかな、憶えてないんだ。何も憶えてない」 男は瓶の蓋を捻って開け、すぐに半分を飲み干した。よほど喉が渇いていたんだろう。きれいに反った喉のラインを必要以上に凝視しないようにサムは気をつけた。「ほんとに、参ったよ。腹が減って、おまえの捨てていったウサギを焼こうと思ったんだ。でも火を熾す道具が見つからなくて」
 「何も憶えてないって、どうしたの? どうしてこの森に入ったんだ? 町からそんなに遠くはないけど、ここが魔女の森だってわかってるだろう? それとも、よそから来たの?」
 「それが、わかんねんだ」
 「何も憶えてないの? 自分の名前も?」
 彼は、驚いたように目をしばたかせた。まるで自分に名前あることすら、失念していたように。
 その様子に異様さを感じて、サムはまさか、と思った。記憶喪失の人間が、”自分の名前を思い出せない”と悩むことはあっても、”自分に名前があること”を忘れて明るく振る舞うなんてことがあるだろうか。この異様さは、まじないの気配に通じる。彼の様子は、身体的、精神的な後遺症による記憶喪失であるというよりも、呪いによるダメージを受けている状態だと思ったほうがしっくりくる。
 でも、まさか。だれが彼を呪うっていうんだ? 中世ならともかく、このセンシティブな時代に魔女が人間を呪うなんてありえない。
 「うーん、たぶん、Dがつく気がする」 男が考え込むと眉間にしわができた。「D、D……ダリール、ディビット、違う……。デ……デレック? パッとしねえなあ……」
 「ダンカン? ダドリー?」
 「うーん?」
 「ドミニク? ドウェイン?」
 「ドウェイン? いいかもな。おれをそう呼ぶか?」
 「それがきみの名前なの? 思い出した?」
 「うーん? 多分違う気がする。でもいかしてるよな」
 サムは首を振った。彼の愛嬌に惑わされてはいけない。「もう少し、思い出してみようよ。デイモン、ディーン、ダライアス、デイル……」
 「それだ!」
 「デイル?」
 「いや、もう一つ前の」
 「ダライアス? ディーン?」
 「ディーンだ!」 男はうれしそうに歯をむき出して笑った。「おれの名前はディーンだ。それに、思い出したぞ。おれには弟がいる」
 「いいぞ。どこに住んでいたかは?」
 男はさらにしわを深くして考え込んだが、しばらくしても唸り声しか出てこない。
 サムはちらばった薪を集めて、かまどの枠を組み立てた。気づくとディーンがじっと見つめていた。
 「何も思い出せない」 あっけらかんとしていた少し前と違って、悲しみに満ちた声だった。「どうしちまったんだろう。おれ。ウサギを抱いて、おまえを見つけた。それ以前のことが、何も思い出せないんだ」
 「たぶん……たぶんだけど、きみは呪われたんだ」 サムは慎重に言葉を選んでいった。「魔女のことは、憶えてる……というか、知ってるだろ? 今ではそんな悪さをする魔女は少ないけど、トラブルになる自覚もないまま、彼女ら――彼かもしれないけど――を怒らせて、呪われるってことも、ないわけじゃないんだ」
 「呪われた?」 ディーンは大きな目を限界まで開いた。「おれが? どうして?」
 「わからない。もしかしたら違うかも。でもきみ、どこにも怪我はないようだし、記憶がないっていうのに、やたら気楽だったろ。それにここは魔女の森だよ。人間は入ってこない。基本的にはね。なのにきみがここにいるっていうのが、魔女が関わっているっていう証拠にならない?」
 「おまえはずいぶん賢そうに話すんだな」 ディーンは鼻をすすった。水っぽい音がした。「何が証拠になるっていうんだ。おれはどうすればいい? どこに行けばいい」
 「ここにいればいい」 サムは火種のないかまどを見つめて、それから首を振った。「ここじゃだめだ。ここは屋敷から近すぎるし。僕の家族に見つかったらディーンが危ない」
 「何をいってるんだ? 怖いぞ」
 「大丈夫。もっと奥に、今は使ってないあばら家があるんだ。たぶん僕しか知らない。そこにディーンをかくまってあげる。僕は魔法使いなんだ――まだ一人前じゃないけど。いろんな本を読める。それに、僕の親はすごい魔女なんだ、ディーンにかけられた呪いを解く方法をきっと知ってる」
 「まて、待てよ。おまえが魔法使い? おまえの親が魔女? おれに呪いをかけたのはその魔女じゃないのか? ここはその魔女の森なんだろ?」
 「ロウィーナは人に呪いなんてかけないよ。そんなにヒマじゃないんだ」
 「わかんないだろ」 ディーンの声に水っぽさが増した。と思ったら、彼はぽろりと涙をこぼしている。サムは頬を叩かれた時以上に衝撃を受けた。こんなに静かに泣く人は見たことはなかった。
 「ディーン、ごめん。泣かないで」 折れた薪の上に尻を乗せて、膝を折りたたんで小さくなっているディーンの横にしゃがみ込む。「大丈夫だよ。僕が守ってあげる。記憶を取り戻してあげるから」
 ディーンはサムを見つめて、まばたきもせずまた二粒涙を落した。サムを奇跡を見守っているみたいにじっと彼を待った。やがて彼は赤いまぶたで瞳を覆って、小さくうなずいた。
 「わかった。おまえを信じるよ」
 あずまやに移動して寝床を整えた頃にはもう日が暮れかけていたので、サムは急ぎ屋敷に戻らないといけなかった。夕食にはコックを雇っているとはいえ、実際に食卓を作るのは女主人であるロウィーナの指示をうけたサムだ。
 「また何か食べ物を持ってくるよ。遅くなるかもしれないけど、夜中までには必ず」
 「サム、おれの記憶、戻るよな?」
 小屋の質素な木戸を開けたサムは振り返る。戸の影で彼の不安そうな顔の半分が隠れてしまっている。サムより年上に見えるのに、心内を素直に伝えてくる瞳だけをみるとディーンは幼い子供のようだ。このまま留まりたい思いでいっぱいになる。
 彼が人間ではなかったら。彼が記憶ではなく、過去を持たない精霊だとしたら、それは森がサムに与えた贈り物なのではないか。
 彼を森の精霊だといって屋敷に連れ帰り、ターシャやマックスが連れているような使い魔として側に置く。何も知らず、誰と繋がりもない彼の唯一の主人となる。彼の食べるもの、着るもの、行動の範囲の一切をサムが指図し、彼のすべてを支配する。それがサムに、許されているとしたら?
 あるいは彼をこのままここに留め置いて、二人で秘密の生活を続ける。ディーンには記憶を取り戻す方法がなかなか見つからないといっておけばいい。小屋を出ればいかに危険かを言い聞かせれば、逃げられることはないだろう。
 違う。僕は彼を支配したいんじゃない。ただ彼に――
 「キスしたいな……」
 「えっ」
 「えっ、あっ、いや」 妄想が強すぎて声に出ていたと知ってサムは慌てた。
 「き、君の記憶は戻るよ、僕にまかせて。でも、いったん戻らなきゃ。ロウィーナは僕が家にいると思ってる。彼女は僕の部屋に勝手に入ったりしないけど、ディナーの準備に遅れたら魔法の鏡で覗かれるかも。僕がいないことがばれたら大騒ぎになる、森に捜索隊が出されたら大変だ。僕が行方不明になったのはもうずっと前のことなのに……」
 「サム、おれにキスしたいのか」
 「えっ」 サムは片手で戸にすがりつきながら唇をこすった。「なんで?」
 「なんでって、そういっただろ? おれは、憶えてる」
 そういって、自分の唇の感触を確かめるように、ディーンは舌をそろりと出して下唇を噛む。赤い舌と、暗がりでもきらりと輝く白い歯が、熟れたベリーのような唇から覗いた。サムは狩人の本能で手を伸ばした。指先が唇に触れ、湿った感覚がした。頬を滑った指が、耳たぶに触れると、そこは唇よりも熱かった。ディーンはため息を吐いた。
 「サムの手、でっかいな」
 ディーンは少し俯いて、サムの手が自分の項を包み込めるようにした。サムは夢心地で一歩近づき、両手でディーンの頭を抱く。後ろで木戸が閉まる音がする。ガラスの嵌っていない窓が一つあるだけの小屋の中は真っ暗になった。
 ディーンは目を閉じたままゆっくりを顔を上げた。親指の付け根に彼の穏やかな脈動を聞く。野性の鹿に接近を許されたときのように誇らしく、謙虚な気持ちになった。サムは初めてキスをした。
 何をいわれるかとひやひやしながら屋敷に戻ったが、ロウィーナは不在だった。かわりにアリシアがキッチンを取り仕切っていた。気が緩んだサムは今度はアリシアににやけ顔が見られないかと心配するはめになった。味見をして、雇いのコックにしょっぱいわね、でもこれでいいわ等と指示を出しながら、アリシアはサムを観察している。魔女というのはみんなそうだ。気安いふりをして他人の心を探るのに余念がない。
 食卓が完成するころにロウィーナとターシャが帰ってきた。二人が揃って出かけていたことにサムは驚いた。何か大きな事件があったのかと思い、それからあずまやのディーンのことがばれたのではないかと怖くなる。
 ロウィーナは冷静を装っていたけどイライラしているのは明らかだったし、ふだん泰然としているターシャもどこか落ち着きがない。
 「二人でどこに行ってたんだ?」
 食事が始まってしばらくして、マックスが尋ねた。サムは二人の魔女の答えを待つ間、ろくに呼吸もできなかった。ロウィーナがグラスを煽ったので、ターシャが話し出した。
 「ロックリン家よ。招待状を出しに行ったの。とんでもないことを聞かされたわ。大事が控えているから心配ね。おかしなことにならなければいいけど。ロウィーナ……」
 「ギデオンが死んだこと?」 ロウィーナはその話題を口にするのも腹立たしいとばかりにターシャをにらんだ。「大したことじゃないわ、あの腐った三つ子が今までそろっていたことが不吉だった。わざわざ私たちに話したのはサムの儀式にケチをつけるためよ。なめられたもんだわ、たかが数十年ばかりアメリカに入植したのが早いからって」
 「ロックリン家? 私もあいつらは嫌い。でもしょうがないわ、あっちは由緒正しいドルイドのスペルを持ってる」 アリシアがみんなの顔を見回す。「私たちにあるのは……実地で身に着けた薬草学に、星占術、たくさんの水晶。あちこちの流派を回って極めた最先端の魔法術。あれ……全然悪くないかも?」
 「さしずめ野草派ってとこだな」 マックスが調子を合わせる。「雑草と自称するのはやめておこう。でも、サムの儀式は予定どおりやるんだろ?」
 「もちろんそのつもりよ」
 「僕の儀式って?」 みんなが当然のようにいうから、サムは何か重要な予定を自分だけ聞き逃していたのかと焦った。ロウィーナとターシャ親子はともに定期的に魔法の儀式を行う。サタンへの忠誠を示し、魔力を高めるためだ。子どもにはまだ早いといって、いつものけ者にされていたから、どうせ自分には関係ないと思ってよく聞いていなかったのかも。
 「僕も儀式に参加できるの?」
 それを熱望していたのは覚えているが、ディーンを匿ってる今は避けたい。
 「いいえ、そうじゃない。サム。”あなたの”儀式よ」 サムが言い訳を探す間もなくロウィーナはいった。
 彼女は背筋をピンと伸ばしてサムを見た。「あなたはもう十六歳。サタンに忠誠を誓って一人前の魔法使いになる時が来たの。小さいころに教えたでしょ、森のストーンサークルで儀式を行う。この土地に住まう全ての魔女と魔法使いの立ち合いのもと、新しい魔法使いの誕生を祝うのよ」
 サムはあっけにとられた。「そんな――大事なことを、なんで――もっと前に、言ってくれなかったんだ」
 「逃げちゃうと困るでしょ」 アリシアがあっさりといってのける。「多感な思春期の子どもに”おまえは十六歳になったら”死の書”にサインしてサタン様の下僕になるんだ、それまで純潔を守れ”なんていったら大変なことになる。私もマックスも、知らされたのはその日の夕方。まあそれまでも、男の子と仲が良くなりすぎないように見張られていたけどね」
 「その反動が今きてる」 マックスが気だるそうに顔を向けて、双子はほほ笑んだ。
 「その日の夕方だって?」 サムは仰天した。「まさか、今夜?」
 「まさか。今日は招待状を出しただけ。儀式は明日の夜」 ロウィーナはため息を吐いて再びカトラリーを持つ手を上げる。「まあ、だから、明日の昼間の勉強はお休み。あなたは寝ていなさい。真夜中に始め、明けの明星が昇るまで行うのが通例なの。初めての儀式だから特に長く感じるものよ。主役が居眠りなんて許されませんからね、しっかり寝ておくことね」
 「私たちもその助言がほしかったわ」 双子が嘆くと、ターシャが「私の若いころなんてもっとひどかった。真夜中に叩き起こされて……」と話を始める。サムはそれを耳の端で聞きながら、味のしない肉を噛み締めた。大変なことになった。
 ストーンサークルはディーンをかくまっているあずまやのすぐ近くにある。ただの天然のアスレチックジムだと思っていた古ぼけた巨石にそんな使い道があったなんて知らなかった。
 ディーンを別の場所へ移す? いや、他に森に彼を隠せるような場所なんて思い当たらない。もしも永久に彼を森に閉じ込めておくっていうなら別だ――大木のうろ、崖下の洞窟、そういった場所を幾つか知っている――そこを拠点に家を作ることができる。何週間、何か月、何年もかけていいなら、サムは彼のために新しい屋敷だって建てられる――だけどそうじゃない。そうはならない。ディーンの記憶を取り戻して、彼の帰る場所を思い出せてあげるんだ。
 「ロウィーナ……聞いていい?」 サムは何でもないふうに装って質問した。「人の……記憶を消す魔法ってあるだろ? 難しいのかな?」
 当然ながら、何でもないふうに答えてくれる魔女はいなかった。みんながサムの顔を見るので、サムは急いで唐突に変な質問をした正当な理由を披露しなければならなかった。
 「思春期に……」 喉にパンが詰まったふりをして咳をする。「その、儀式のことを聞かされたって、ああそう、って受け入れる子もいるかもしれないだろ。まずは話してみないと。隠すのはあんまりだ。それで、すごくその子が嫌がったり、自暴自棄になるようなら、その時は記憶を消す魔法を使えばいいんじゃないかと、そう思ったんだ。ただ思いついたんだよ」
 一瞬、間があいて、マックスが「ひゅー」と口笛を吹くまねをする。「その考え方、俺は好きだな。冷酷で、合理的で。さすが、ロウィーナの一番弟子」
 ロウィーナは口元でだけ微笑み、ゆっくりと首を振った。「そうね、でも少し、短絡的よ。一時的に記憶を奪うことは、ハーブの知識があれば簡単にできる。だけど人の記憶を完全に消し去るのはとても難しい魔法なの。呪いというべきね。そんなものは仲間に使うべきじゃない」
 「一時的なものだったら、ハーブを使えば治る?」
 「ええ。ジュニパーベリー、それとほんの少しのベラドンナ……」 ロウィーナはスープをすすりながらすらすらと必要なハーブの種類を挙げていく。サムは記憶しながら、どれも屋敷の薬草庫や温室から拝借できるものだと思って安心した。「……マンドレークの頭をすり鉢にしてそれらを混ぜ合わせ、魔力を溜めた水に浸す。それを飲むのよ。簡単でしょ」
 「それは記憶を失わせるほうのレシピじゃない?」 薬草学に長けたターシャが口を出す。ロウィーナはそうだったわと頷いた。「記憶を戻すほうなら、ベラドンナを入れちゃだめだった。だけどそういったハーブの魔法は時間とともに解けるから、ふつうはわざわざ作らないのよ」
 「記憶をあれこれする魔法はドルイドが得意だったわね。ロックリン家にも伝わってるはずよ、あの書……」 ターシャは訳ありげな微笑みをロウィーナに向ける。「”黒の魔導書”。あれのせいで多くの魔女が高いプライドを圧し折ることになったわ。まあ、でも、今ではちょっと時代遅れね」
 「あいつらの頭は中世で止まっているのよ」 ロウィーナは憎々し気につぶやいて、ツンと顎を上げた。
 その夜中、各々が部屋に戻ってそれぞれの研究や遊びに没頭している時間、サムが眠っていることを期待されている時間に、彼はこっそりとベッドを抜け出してキッチンに忍び込んだ。用意したリュックサックにパンと果物を詰め込む。早くディーンのところに戻りたかった。空腹で不安な思いをさせたくないし、新しいランプを灯して暗闇を払ってやりたい。それになにより、彼と話がしたかった。記憶がなくてもかまわない。彼の声を聞いていたい。彼にどうして僕とキスをしたのと尋ねたいし、どうして僕がキスをしたのかを話して聞かせたい。もう一度キスをさせてほしいといったら彼は頷いてくれるだろうか。サムは期待でうずく胸を押さえた。断られないだろうという確信がそのうずきを甘いものにした。
 「サム?」 暗がりからロウィーナが現われてサムの心臓は押さえたまま止まりかけた。冷蔵庫のドアを開けてうずくまる養い子をしばし見下ろして、ナイトドレスにローブを羽織った彼女はふと目元をやわらげた。
 「眠れないのね。儀式の話をしたから」
 「う、うん。そうなんだ。喉が渇いて……」 サムは冷蔵庫のドアを閉めて立ち上がり、足元のリュックを蹴って遠ざけた。暗いから見えないはずだ。
 「心配することはないわ。あなたはただそこにいて、”死の書”にサインをすればいいだけ。あとは私たちの長い祝福を聞いていればいいのよ。夜が明けるまでね」
 「勉強はたくさんさせられてるけど、夜更かしの授業はなかったな」
 「何をいってるの。あなたが毎日遅くまで本を読んでいること、呪文や魔法陣の勉強をしてることは知ってるわ」 ロウィーナはそういってサムを驚かせた。彼女は手を伸ばしてサムの伸びた前髪を撫でつけてやった。
 「情熱のある、熱心な生徒を持って光栄だわ。あなたはきっと、偉大な魔法使いになる。私にはわかる。あなたがほんの赤ん坊のころからわかってたわ」
 「森で僕を拾った時から?」
 んー、とロウィーナは目を細めて考えるふりをした。「やっぱり、あなたが自分の足でトイレまで歩いていけるようになった頃かしらね」
 サムは笑って、自分を育てた魔女を見つめた。彼女の背丈を追い越してもうずいぶん経つ。彼女がサムの身体的な成長について何かいったことはなかった。けれど時々、彼女が自分を見上げる目が、誇らしく輝いているように思える瞬間があって、サムはその瞬間をとても愛していた。
 「ロウィーナ」
 「なあに」
 「僕、成人するんだね」
 「魔女のね。法律的にはまだ子ども」
 「ロウィーナのおかげだ。僕、あなたの子どもであることが誇らしいよ」
 ロウィーナの目が輝いた。
 「まだまだ独り立ちはさせないわ。もう少し私のしごきに耐えることね」
 「覚悟しとくよ」
 ロウィーナは冷蔵庫を開けて水のデカンタを取り出した。キッチンを出ていこうとする彼女の柳のような後ろ姿に息を吐いて、踏みつけていたリュックを引き寄せる。何か思い出したようにロウィーナが振り向いて、サムは慌ててまたリュックを後ろ脚で蹴った。
 「いくらでも夜更かししていいけど、明日の朝は狩りに行っちゃだめよ。食事の支度は双子に任せるから」
 「なんで?」
 ロウィーナは肩をすくめた。「ロックリン家のギデオン。彼が死んだのは夕食の時にいったわね。死体が森で見つかったのよ。彼らの領地は森の東側だけど、ハンターはそんなこと気にしないわ」
 サムはギクリとした。「ギデオンはウィッチハンターに殺されたの?」
 「魔女を殺せるのはウィッチハンターだけよ」
 「だけど、そんなのニュースになるだろ」
 「正当な捕り物ならハンターは死体を残さないし、カトリーナの様子じゃ何かトラブルを隠してる。だけど巻き込まれるいわれはないわね。しきたりだから、明日の儀式には彼ら――生き残った二人の嫌味なロックリン家――も呼ぶけれどね。森にはハンターがひそんでいるかもしれない。目撃者がない状況でハンターと遭遇したら、やつらがいうところの違法行為がなくても逮捕されるわよ。だから、サミュエル、明日の儀式にみんなで行くまでは、森に入っちゃだめ」
 「わ、わかった」
 ロウィーナが行ってしまうと、サムは念のために一度部屋に戻って、ベッドサイドのランプを付けた。それから温室に忍び込み、ハンガーに吊るされているマンドレークを一根、それと必要なハーブを掴んでリュックに詰める。温室の裏口からこっそりと抜け出したサムは、二階で休むロウィーナに心の中で詫びながら、パーカーのフードを深くかぶって、まっすぐ森へ向かった。
◇ ◇ ◇
ツイッターにも書いたけど設定だけは壮大。このあと・というかいま書いてるのは三部作のうちの一部でディーンとは別れて終わる。そしてサムは魔女の権利向上のために戦う革命戦士もどきになり、ハンターのディーンとは敵対関係に。。というロミジュリな。でも大ボスはUKの賢人か悪魔かチャックにでもして魔女もハンターも同じ側で戦うんだな。(そのあたりはボヤボヤ)最終的な問題は二人が兄弟だってどうやってばらすか、ばらした時の反応はどうするかだけど、その時にはもうやることやっちゃって覚悟できてるサミさまになってるだろうからきっとなんとかなる。
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timetrip-instalog · 5 years ago
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今朝は朝活の日〜🚲💨 . . . 最近はもう朝活後はシャワー必須なので、朝起きた状態のまま髪型ノーセットでヘドバン巻いて出かけたら、スーパーサイヤ人みたいになってた🤣 . . . ナチュラルブローだけで、めちゃくちゃファンキーな仕上がりですやん😹 . . . 休憩時の自家製炭酸ドリンクが毎度のことながら美味しすぎて、もう絶対市販のやつなんて買えまへん。うまー! . . . でも今週頭に色々作りすぎて在庫が減らないのでただいま必死に在庫処分モード。ある程度減らないと次作る気にならないので、来週になったらまた作り出すと思われます😜 . . . 今朝のブランチ(12:30)で、8日かけてようやく2個分のさつまいもサラダが食べ終わった人😱 . . . 朝活の日はなんとなく少し睡眠時間短めに起きるように自然となりましたが、その分、帰ってきてからの眠気がすごくて、午後は不足分をしばし昼寝で解消😪 . . . 夕方復活して、太陽がだいぶ傾いてから庭仕事をスタート。昨日一日中降り続いた雨のおかげでだいぶ土も柔らかくなっていて雑草も抜きやすかったなー🌱 . . . 今日は南側の2年目ハーブエリアを重点的にメンテしてたのですが、、、あれ?なんかイチゴちゃんがいるぞ?🤔 . . . イチゴなんて植えたっけ?と検索したら、どうやらワイルドストロベリーって品種の野苺を去年植えたらしいワタクシ。 . . . というか、1000円で15種類くらいの枯れかけたハーブたちが在庫処分で安売りされてたやつを買ってきて、とりあえず植えただけで、ほぼ何もしてません。が、2年目にしてちゃっかり実をつけてくれたようです🍓 . . . まだまだこれから沢山実りそうな気配。調べたら、赤くなったやつから摘んで冷凍しておいて、ある程度まとまってきたら甘さを加えてジャムにするのがよさげです。 . . . ふむふむ。そんで、ダイヤーズカモマイルもなんかすごい茂って来てるから、何かに使えるかなー?って調べたら、草木染めにするとキレイな黄色に染まるらしい。 . . . なら、もう時期花が咲いたら、てぬぐいか首巻を草木染めしよーっと◎ . . . 草木染めは韓国の私の企画でも何度か体験してきたので、チロルツアーといい、韓国ツアーといい、今までの自分が作って体験してきた旅先での経験がまさかここで大いに活きるとは思わなんだ😳やっぱり体験型の旅は人生を豊かにしてくれますね。 . . . そして、この前叔母ちゃんが根っこごとくれたサンチュ🥬「葉っぱ食べてからまた植えたら、何度も食べられるよー」と聞いて、本当に植えてみたら、葉っぱが出てきてたー!😆まぁすばらしい👏 . . . たいして初期投資のお金はかけてないわがお庭ですが、また益々楽しみが増えました🙌 . . . ちなみに、ワイルドストロベリーについて調べたら、「幸運を呼ぶイチゴ」として有名なイチゴちゃんだったらしい。 . . . 花言葉は「尊重と愛情」「清浄」、ヨーロッパでは「Lucky&Love」、アメリカでは、「Miracle」となっていて、どこの国でも縁起がよく、奇跡を呼ぶものとして人気がある品種みたいですね。 . . . 私は幸せを呼びたくてわざわざ買ってきたわけではないのですが🤣「長い期間かけて、虫が付かないように、枯れないようにお世話をすることができる人には幸せがおのずとやってくる。また、植物たちを頑張って育てている人にはそういう思いが伝わり、必ず思いが報われる。花を育てたり、実をならせたりするにはそれだけの努力が必要で、その思いの強さが幸せを呼ぶのかも知れません」と記述があり、なるほどな〜🙄と思いました。 . . . このワイルドベリーちゃん、「実にはビタミンや鉄分、カリウムが多く含まれていて、美肌や貧血にもよい。そのまま食べても胃炎に効く」とも書いてあって、あら、この子も家主を助けてくれるために我が家にやってきてくれたのかな〜?なんて思ったりもしました😌 . . . 土日はやっぱり人出が平日より格段に多くて、朝活以外、外に出る気にはなりませんが、こうやって土いじりをしている時間は、私にとって癒し🌿以外の何者でもありません。我が家の生き物さんたち、いつも小さな幸せを沢山くれてありがとね〜😊 https://www.instagram.com/p/CASd7A2g6PN/?igshid=1b5417pu5x2y6
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hirusoratamago · 5 years ago
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【QN】ある館の惨劇
 片田舎で依頼をこなした、その帰り道。  この辺りはまだ地方領主が収めている地域で、領主同士の小競り合いが頻発していた。  それに巻き込まれた領民はいい迷惑だ。慎ましくも回っていた経済が滞り、領主の無茶な要求が食糧さえも減らしていく。  珍しくタイミングの悪い時に依頼を受けてしまったと、パティリッタは浮かない顔で森深い峠を貫く旧道を歩いていた。
「捨てるわけにもなぁ」  革の背負い袋の中には、不足した報酬を補うためにと差し出されたパンとチーズ、干し肉、野菜が詰まっている。  肩にのしかかる重さは見過ごせないほどで、おかげで空を飛べない。  ただでさえ食糧事情の悪い中で用意してもらった報酬だから断りきれなかったし、食べるものを捨てていくというのは農家の娘としては絶対に取れない選択肢だ。  村に滞在し続ければ領主の争いに巻き込まれかねないし、結局考えた末に、しばらく歩いてリーンを目指すことに決めた。  2,3日この食料を消費しつつ過ごせば、この"荷物"も軽くなるだろうという見立てだ。
 この道はもう、殆ど利用されていないようだ。  雑草が生い茂り、嘗ての道は荒れ果てている。  鳥の声がした。同じ空を羽ばたく者として大抵の鳥の声は聞き分けられるはずなのに、その声は記憶にない。 「うげっ」  思わず空を仰げば、黒く分厚い雨雲が広がり始めているのが見えた。  その速度は早く、近いうちにとんでもない雨が降ってくるのが肌でわかった。
「うわ、うわ! 待って待って待って」  小雨から土砂降りに変わるまで、どれほどの時間もなかったはずだ。  慌てて雨具を身に着けたところでこの勢いでは気休めにもならない。  次の宿場まではまだ随分と距離がある。何処か雨宿りできる場所を探すべきだと判断した。  曲がりなりにも街道として使われていた道だ、何かしら建物はあるはずだと周囲を見渡してみると、木々の合間に一軒の館を見つけることができた。  泥濘み始めた地面をせっせと走り、館の玄関口に転がり込む。すっかり濡れ鼠になった衣服が纏わり付いて気持ちが悪い。
 改めて館を眺めてみた。立派な作りをしている。前庭も手入れが行き届いていて美しい。  だが、それが却って不審さを増していた。
 ――こんな場所に、こんな館は不釣り合いだ、と。思わずはいられなかったのだ。
 獅子を模したドアノッカーを掴み、館の住人に来客を知らせるべく扉に打ち付けた。  しばらく待ってみるが、応答はない。 「どなたかいらっしゃいませんかー!?」  もう一度ノッカーで扉を叩いて、今度は声も上げて見たが、やはり同じだった。  雨脚は弱まるところを知らず、こうして玄関口に居るだけでも雨粒が背中を叩きつけている。  季節は晩秋、雨の冷たさに身が震えてきた。  無作法だとはわかっていたが、このままここで雨に晒され続けるのも耐えられない。思い切って、ドアを開けようとしてみた。 「……あれ」  ドアは、引くだけでいとも簡単に開いた。  こうなると、無作法を働く範囲も思わず広がってしまうというものだ。  とりあえず中に入り、玄関ホールで家人が気づいてくれるのを待とうと考えた。
 館の中へ足を踏み入れ、後ろ手に扉を閉める。背負い袋を床におろし、一息ついた。  玄関ホールはやけに薄暗い。扉を締めてしまえばいきなり夜になってしまったかのようだ。 「……?」  暗闇に目が慣れるにつれ、ホールの中央に何かが転がっていることに気づいた。 「えっ」  それが人間だと気づくのに、少し時間が必要だった。 「ちょっ、大丈夫で――」  慌てて声をかけて跪き命の有無を確かめようとする。 「ひっ」  すぐに答えは出た。あまりにもわかりやすい証拠が揃っていたためだ。    その人間には、首が無かった。   服装からして、この館のメイドだろう。悪臭を考えるに、この死体は腐りかけだ。  切断された首は辺りには見当たらない。  玄関扉に向かってうつ伏せに倒れ、背中には大きく切り裂かれた痕。  何かから逃げようとして、背中を一撃。それで死んだか、その後続く首の切断で死んだか、考えても意味がない。  喉まで出かかった悲鳴をなんとか我慢して、立ち上がる。本能が"ここに居ては危険だ"と警鐘を鳴らしていた。  逃げると決めるのに一瞬で十分だった。踵を返し、扉に手をかけようとした。
 ――何かが、脚を掴んだ。    咄嗟に振り向き、そして。 「――んぎやゃあぁあぁぁぁあぁぁぁああぁッッッ!!!???」  パティリッタは今度こそあらん限りの絶叫をホールに響かせた。
「ふざっ、ふざけっ、離せこのっ!!!」  脚を掴んだ何か、首のないメイドの死体の手を思い切り蹴りつけて慌てて距離をとった。弓矢を構える。  全力で弦を引き絞り、意味があるかはわからないが心臓に向けて矢を立て続けに三本撃ち込んだ。  幸いにもそれで相手は動きを止めて、また糸の切れた人形のように倒れ伏す。
 死んだ相手を殺したと言っていいものか、そもそも本当に完全に死んだのか、そんな物を確認する余裕はなかった。  雨宿りの代金が己の命など冗談ではない。報酬の食糧などどうでもいい。大雨の中飛ぶのだって覚悟した。  玄関扉に手をかけ、開こうとする。 「な、なんでぇ!?」  扉が開かない。  よく見れば、扉と床にまたがるように魔法陣が浮かび上がっているのに気づいた。魔術的な仕組みで自動的な施錠をされてしまったらしい。  思い切り体当りした。びくともしない。  鍵をこじ開けようとした。だがそもそも、鍵穴や閂が見当たらない。 「開ーけーてー! 出ーしーてー!! いやだー!!! ふざけんなー!!!」  泣きたいやら怒りたいやら、よくわからない感情に任せて扉を攻撃し続けるが、傷一つつかなかった。 「ぜぇ、えぇ……くそぅ……」  息切れを起こしてへたり込んだ。疲労感が高ぶる感情を鎮めて行く中、理解する。  どうにかしてこの魔法陣を解除しない限り、絶対に出られない。
「考えろ考えろ……。逃げるために何をすればいいか……、整理して……」  どんなに絶望的な状況に陥っても、絶対に諦めない性分であることに今回も感謝する。  こういう状況は初めてではない。今回も乗り切れる、なんとかなるはずだと言い聞かせた。  改めて魔法陣を確認した。これが脱出を妨げる原因なのだ。何かを読み取り、解錠の足がかりを見つけなければならない。  指でなぞり、浮かんでいる呪文を一つずつ精査した。 「銀……。匙……。……鳥」  魔術知識なんてない自分には、この三文字を読み取るので精一杯だった。  だが、少なくとも手がかりは得た。
 立ち上がり、もう一度ホールを見渡した。  首なしメイドの死体はもう動かない。後は、館の奥に続く通路が一本見えるだけ。 「あー……やだやだやだ……!!」  悪態をつきながら足を進めると、左右に伸びる廊下に出た。  花瓶に活けられた花はまだ甘い香りを放っているが、それ以上に充満した腐臭が鼻孔を刺す。  目の前には扉が一つ。まずは、この扉の先から調べることにした。
 扉の先は、どうやら食堂のようだった。  食卓である長机が真ん中に置いてあり、左の壁には大きな絵画。向こう側には火の入っていない暖炉。部屋の隅に置かれた立派な柱時計。  生き物の気配は感じられず、静寂の中に時計のカチコチという音だけがやけに響いている。  まず、絵画に目が行った。油絵だ。  幸せそうに微笑む壮年の男女、小さな男の子。その足元でじゃれつく子犬の絵。  この館の住民なのだろうと察しが付いた。そしてもう、誰も生きてはいないのだろう。   続いて、食卓に残ったスープ皿に目をやった。 「うえぇぇっ……!」  内容物はとっくに腐って異臭を放っている。しかし異様なのは、その具材だ。  それはどう見ても人の指だった。  視界に入れないように視線を咄嗟に床に移すと、そこで何かが輝いたように見えた。 「……これ!」  そこに落ちていたのは、銀のスプーンだ。    銀の匙。もしかすると、これがあの魔法陣の解錠の鍵になるのではないかと頬を緩めた。  しかし、丹念に調べてみるとこのスプーンは外れであることがわかり、肩を落とす。  持ち手に描かれた細工は花の絵柄だったのだ。 「……待てよ」  ここが食堂ということは、すぐ近くには調理場が設けられているはずだ。  ならば、そこを探せば目的の物が見つかるかもしれない。  スプーンは手持ちに加えて、逸る気持ちを抑えられずに調理場へと足を運んだ。
 予想通り、食堂を抜けた先の廊下の目の前に調理場への扉があった。 「うわっ! ……最悪っ」  扉を開けて中へ入れば無数のハエが出迎える。食糧が腐っているのだろう。  鍋もいくつか竈に並んでいるが、とても覗いてみる気にはなれない。  それより、入り口すぐに設置された食器棚だ。開いてみれば、やはりそこには銀製の食器が収められていた。  些か不用心な気もするが、厳重に保管されていたら探索も面倒になっていたに違いない。防犯意識の低いこの館の住人に感謝しながら棚を漁った。 「……あった!」  銀のスプーンが一つだけ見つかった。だが、これも外れのようだ。  意匠は星を象っている。思わず投げ捨てそうになったが、堪えた。  まだ何処かに落ちていないかと探してみるが、見つからない。 「うん……?」  代わりに、メモの切れ端を見つけることができた。
 "朝食は8時半。   10時にはお茶を。   昼食・夕食は事前に予定を伺っておく。
  毎日3時、お坊ちゃんにおやつをお出しすること。"
 使用人のメモ書きらしい。特に注意して見るべきところはなさそうだった。  ため息一つついて、メモを放り出す。まだ、探索は続けなければならないようだ。  廊下に出て、並んだ扉を数えると2つある。  一番可能性のある調理場が期待はずれだった以上、虱潰しに探す必要があった。
 最も近い扉を開いて入ると、小部屋に最低限の生活用品が詰め込まれた場所に出た。  クローゼットを開けば男物の服が並んでいる。下男の部屋らしい。  特に発見もなく、次の扉へと手をかけた。こちらもやはり使用人の部屋らしいと推察ができた。  小物などを見る限り、ここは女性が使っていたらしい。  あの、首なしメイドだろうか。 「っ……!」  部屋には死臭が漂っていた。出どころはすぐにわかる。クローゼットの中からだ。 「うあー……!」  心底開きたくない。だが、あの中に求めるものが眠っている可能性を否定できない。 「くそー!!」  思わずしゃがみこんで感情の波に揺さぶられること数分、覚悟を決めて、クローゼットに手をかけた。 「――っ」  中から飛び出してきたのは、首のない死体。
 ――やはり動いている!
「だぁぁぁーーーっ!!!」  もう大声を上げないとやってられなかった。  即座に距離を取り、やたらめったら矢を撃ち込んだ。倒れ伏しても追撃した。  都合7本の矢を叩き込んだところで、死体の様子を確認する。動かない。  矢を回収し、それからクローゼットの中身を乱暴に改めた。女物の服しか見つからなかった。    徒労である。クローゼットの扉を乱暴に閉めると、部屋を飛び出した。  すぐ傍には上り階段が設けられていた。何かを引きずりながら上り下りした痕が残っている。 「……先にあっちにしよ」  最終的に2階も調べる羽目になりそうだが、危険が少なそうな箇所から回りたいのは誰だって同じだと思った。  食堂前の廊下を横切り、反対側へと抜ける。  獣臭さが充満した廊下だ。それに何か、動く気配がする。  選択を誤った気がするが、2階に上がったところで同じだと思い直した。    まずは目の前の扉を開く。  調度品が整った部屋だが、使用された形跡は少ない。おそらくここは客室だ。  不審な点もなく、内側から鍵もかけられる。必要であれば躰を休めることができそうだが、ありえないと首を横に振った。  こんな化け物だらけの屋敷で一寝入りなど、正気の沙汰ではない。  すぐに踵を返して廊下に戻り、更に先を調べようとした時だった。
 ――扉を激しく打ち開き、どろどろに腐った肉体を引きずりながら犬が飛び出してきた!   「ひぇあぁぁぁーーーっ!!!???」  素っ頓狂な悲鳴を上げつつも、躰は反射的に矢を番えた。  しかし放った矢がゾンビ犬を外れ、廊下の向こう側へと消えていく。 「ちょっ!? えぇぇぇぇっ!!!」  二の矢を番え���暇もなく、ゾンビ犬が飛びかかる。  慌てて横に飛び退いて、距離を取ろうと走るもすぐに追いつかれた。  人間のゾンビはあれだけ鈍いのに、犬はどうして生前と変わらぬすばしっこさを保っているのか、考えたところで答えは出ないし意味がない。  大事なのは、距離を取れないこの相手にどう矢を撃ち込むかだ。 「ほわぁー!?」  幸い攻撃は読みやすく、当たることはないだろう。ならば、と足を止め、パティリッタはゾンビ犬が飛びかかるのを待つ。 「っ! これでっ!!」  予想通り、当たりもしない飛びかかりを華麗に躱したその振り向きざま、矢を放った。  放たれた矢がゾンビ犬を捉え、床へ縫い付ける。後はこっちのものだ。 「……いよっし!」  動かなくなるまで矢を撃ち込み、目論見がうまく行ったとパティリッタはぴょんと飛び跳ねてみせた。    ゾンビ犬が飛び出してきた部屋を調べてみる。  獣臭の充満した部屋のベッドの上には、首輪が一つ落ちていた。 「……ラシー、ド……うーん、ということは……」  あのゾンビ犬は、この館の飼い犬か。絵画に描かれていたあの子犬なのだろう。  思わず感傷に浸りかけて、我に返った。
 廊下に残った扉は一つ。最後の扉の先は、納戸のようだ。  いくつか薬が置いてあっただけで、めぼしい成果は無かった。  こうなると、やはり2階を探索するしかない。 「なんでスプーン探すのにこんなに歩きまわらなきゃいけないんだぁ……」
 慎重に階段を登り、2階へ足を踏み入れた。  まずは今まで通り、手近な扉から開いて入る。ここは書斎のようだった。  暗闇に目が慣れた今、書斎机に何かが座っているのにすぐ気づいた。  本来頭があるべき場所に何もないことも。  服装を見るに、この館の主人だろう。この死体も動き出すかもしれないと警戒して近づいてみるが、その気配は無かった。 「うげぇ……」  その理由も判明した。この死体は異常に損壊している。  指もなく、全身至るところが切り裂かれてズタズタだ。明確な悪意、殺意を持っていなければこうはならない。 「ほんっともう、やだ。なんでこんなことに……」  この屋敷に潜んでいるかもしれない化け物は、殺して首を刈るだけではなく、このようななぶり殺しも行う残忍な存在なのだと強く認識した。  部屋を探索してみると、机の上にはルドが散らばっていた。これは、頂いておいた。  更に本棚には、この館の主人の日記帳が収められていた。中身を検める。
 その中身は、父親としての苦悩が綴られていた。  息子が不死者の呪いに侵され、異形の化け物と化したこと。  殺すのは簡単だが、その決断ができなかったこと。  自身の妻も気が触れてしまったのかもしれないこと。  更に読み進めていけば、気になる記述があった。 「結界は……入り口のあれですよね。ここ、地下室があるの……?」  この館には地下室がある。その座敷牢に異形の化け物と化した息子を幽閉したらしい。  しかし、それらしい入り口は今までの探索で見つかってはいない。別に、探す必要がなければそれでいいのだが。 「最悪なのはそのまま地下室探索コースですよねぇ……。絶対やだ」    書斎を後にし、次の扉に手をかけてみたが鍵がかかっていた。 「ひょわぁぁぁっ!?」  仕方なく廊下の端にある扉へ向かおうとしたところ、足元を何かが駆け抜けた。  なんのことはないただのネズミだったのだが、今のパティリッタにとっては全てが恐怖だ。 「あーもー! もー! くそー!」  悪態をつきながら扉を開く。小さな寝台、散らばった玩具が目に入る。  ここは子供部屋のようだ。日記の内容を考えるに、化け物になる前は息子が使用していたのだろう。  めぼしいものは見当たらない。おもちゃ箱の中に小さなピアノが入っているぐらいで、後はボロボロだ。  ピアノは、まだ音が出そうだった。 「……待てよ……」  弾いたところで何があるわけでもないと考えたが、思い直す。  本当に些細な思いつきだった。それこそただの洒落で、馬鹿げた話だと自分でも思うほどのものだ。
 3つ、音を鳴らした。この館で飼われていた犬の名を弾いた。 「うわ……マジですか」  ピアノの背面が開き、何かが床に落ちた。それは小さな鍵だった。 「我ながら馬鹿な事考えたなぁと思ったのに……。これ、さっきの部屋に……」  その予想は当たった。鍵のかかっていた扉に、鍵は合致したのだ。
 その部屋はダブルベッドが中央に置かれていた。この館の夫妻の寝室だろう。  ベッドの上に、人が横たわっている。今まで見てきた光景を鑑みるに、その人物、いや、死体がどうなっているかはすぐにわかった。  当然首はない。服装から察するに、この死体はこの館の夫人だ。  しかし、今まで見てきたどの死体よりも状態がいい。躰は全くの無傷だ。  その理由はなんとなく察した。化け物となってもなお息子に愛情を注いだ母親を、おそらく息子は最も苦しませずに殺害したのだ。  逆に館の主人は、幽閉した恨みをぶつけたのだろう。 「……まだ、いるんだろうなぁ」  あれだけ大騒ぎしながらの探索でその化け物に出会っていないのは奇跡的でもあるが、この先、確実に出会う予感がしていた。  スプーンは、見つかっていないのだ。残された探索領域は一つ。地下室しかない。    もう少し部屋を探索していると、クローゼットの横にメモが落ちていた。  食材の種類や文量が細かく記載されており、どうやらお菓子のレシピらしいことがわかる。 「あれ……?」  よく見ると、メモの端に殴り書きがしてあった。 「夫の友人の建築家にお願いし、『5分前』に独りでに開くようにして頂いた……?」  これは恐らく、地下室の開閉のことだと思い当たる。 「……そうだ、子供のおやつの時間だ。このメモの内容からしてそうとしか思えません」  では、5分前とは。 「おやつの時間は……そうか。わかりましたよ……!」  地下室の謎は解けた。パティリッタは、急ぎ食堂へと向かう。
「5分前……鍵は、この時計……!」  食堂の隅に据え付けられた時計の前に戻ってきたパティリッタは、その時計の針を弄り始めた。 「おやつは3時……その、5分前……!」  2時55分。時計の針を指し示す。 「ぴぃっ!?」  背後で物音がして、心臓が縮み上がった。  慌てて振り向けば、食堂の床石のタイルが持ち上がり、地下への階段が姿を現していた。  なんとも形容しがたい異様な空気が肌を刺す。  恐らくこの先が、この屋敷で最も危険な場所だ。本当にどうしてこの館に足を踏み入れたのか、後悔の念が強まる。 「……行くしか無い……あぁ……いやだぁ……! 行くしか無いぃ……」  しばらく泣きべそをかいて階段の前で立ち尽くした。これが夢であったらどんなにいいか。  ひんやりとした空気も、腐臭も、時計の針の音も、全てが現実だと思い知らせてくる。  涙を拭いながら、階段を降りていく。
 降りた先は、石造りの通路だった。  異様な雰囲気に包まれた通路は、激しい寒気すら覚える。躰が雨に濡れたからではない。
 ――死を間近に感じた悪寒。
 一歩一歩、少しずつ歩みを進めた。通路の端までなんとかやってきた。そこには、鉄格子があった。 「……! うぅぅ~……!!」  また泣きそうになった。鉄格子は、飴細工のように捻じ曲げられいた。    破壊されたそれをくぐり、牢の中へ入る。 「~~~っ!!!」  その中の光景を見て思わず地団駄を踏んだ。  棚に首が、並んでいる。誰のものか考えなくともわかる。  合計4つ、この館の人間の犠牲者全員分だ。  調べられそうなのはその首が置かれた棚ぐらいしかない。    一つ目は男性の首だ。必死に恐怖に耐えているかのような表情を作っていた。これは、下男だろう。  二つ目も男性の首だ。苦痛に歪みきった表情は、死ぬまでにさぞ手酷い仕打ちを受けたに違いなかった。これがこの館の主人か。  三つ目は女性の首だ。閉じた瞳から涙の跡が残っている。夫人の首だろう。  四つ目も女性の首。絶望に沈みきった表情。メイドのものだろう。 「……これ……」  メイドの髪の毛に何かが絡んでいる。銀色に光るそれをゆっくりと引き抜いた。  鳥の意匠が施された銀のスプーン。 「こ、これだぁ……!!」  これこそが魔法陣を解錠する鍵だと、懐にしまい込んでパティリッタは表情を明るくした。  しかしそれも、一瞬で恐怖に変わる。    ――何かが、階段を降りてきている。   「あぁ……」  それが何か、もうとっくに知っていた。逃げ場は、無かった。弓を構えた。 「なんで、こういう目にばっかりあうんだろうなぁ……」  粘着質な足音を立てながら、その異形は姿を現した。  "元々は"人間だったのであろう、しかし体中の筋肉は出鱈目に隆起し、顔があったであろう部分は崩れ、悪夢というものが具現化すればおおよそこのようなものになるのではないかと思わせた。  理性の光など見当たらない。穴という穴から液体を垂れ流し、うつろな瞳でこちらを見ている。  ゆっくりと、近づいてくる。 「……くそぉ……」  歯の根が合わずがたがたと音を立てる中、辛うじて声を絞り出す。 「死んで……たまるかぁ……!!」  先手必勝とばかりに矢を射掛けた。顔らしき部分にあっさりと突き刺さる。  それでも歩みは止まらない。続けて矢を放つ。まだ止まらない。  接近を許したところで、全力で脇を走り抜けた。異形の伸ばした手は空を切る。  対処さえ間違えなければ勝てるはず。そう信じて異形を射抜き続けた。
「ふ、不死身とか言うんじゃないでしょうねぇ!? ふざけんな反則でしょぉ!?」    ――死なない。    今まで見てきたゾンビとは格が違う。10本は矢を突き立てたはずなのに、異形は未だに動いている。 「し、死なない化け物なんているもんですか! なんとかなる! なんとかなるんだぁっ!! こっちくんなーっ!!!」  矢が尽きたら。そんな事を考えたら戦えなくなる。  パティリッタは無心で矢を射掛け続けた。頭が急所であろうことを信じて、そこへ矢を突き立て続けた。 「くそぅっ! くそぅっ!」  5本、4本。 「止まれー! 止まれほんとに止まれー!」  3本、2本。 「頼むからー! 死にたくないからー!!」  1本。 「あああぁぁぁぁっ!!!」  0。  最後の矢が、異形の頭部に突き刺さった。    ――動きが、止まった。
「あ、あぁ……?」  頭部がハリネズミの様相を呈した異形が倒れ伏す。 「あぁぁぁもう嫌だぁぁぁ!!!」  死んだわけではない。既に躰が再生を始めていた。しかし、逃げる隙は生まれた。  すぐにねじ曲がった鉄格子をくぐり抜けて階上へ飛び出し、一目散に入り口へ駆ける。  後ろからうめき声が迫ってくる。猶予はない。 「ぎゃああああもう来たあああぁぁぁぁ!!!」  玄関ホールへたどり着いたと同時に、後ろの扉をぶち破って再び異形が現れる。  無秩序に膨張を続けた躰は、もはや人間であった名残を残していない。  異形が歪な腕を、伸ばしてくる。 「スプーンスプーン! はやくはやくはやくぅ!!!」  もう手持ちのスプーンから鍵を選ぶ余裕すらない。3本纏めて取り出して扉に叩きつけた。  肩を、異形の手が叩く。 「うぅぅぐぅぅぅ~ッッッ!!!」  もう涙と鼻水で顔はぐちゃぐちゃだった。  後ろを振り返れば死ぬ。もうパティリッタは目の前の扉を睨みつけるばかりだ。  叩きつけたスプーンの内1本が輝き、魔法陣が共鳴する。 「ぎゃー! あー!! わーっ!! あ゛ーーーッッッ!!!」  かちゃり、と音がした。  と同時に、パティリッタは全く意味を成さない叫び声を上げながら思い切り扉を押し開いて外へと転がり出た。
 いつしか雨は止んでいた。  雲間から覗いた夕日が、躰に纏わり付いた忌まわしい物を取り払っていく。 「あ、あぁ……」  西日が屋敷の中へと差し込み、異形を照らした。異形の躰から紫紺の煙が上がる。  もがき苦しみながら、それでもなお近づいてくる。走って逃げたいが、遂に腰が抜けてしまった。  ぬかるんだ地面を必死の思いで這いずって距離を取りながら、どうかこれで異形が死ぬようにと女神に祈った。
 異形の躰が崩れていく。その躰が完全に崩れる間際。 「……あ……」    ――パティリッタは、確かに無邪気に笑う少年の姿を見た。    翌日、パティリッタは宿場につくなり官憲にことのあらましを説明した。  館は役人の手によって検められ、あれこれと詮議を受ける羽目になった。  事情聴取の名目で留置所に三日間放り込まれたが、あの屋敷に閉じ込められた時を思えば何百倍もマシだった。  館の住人は、縁のあった司祭によって弔われるらしい。  それが何かの救いになるのか、パティリッタにとってはもはやどうでも良かった。  ただ、最後に幻視したあの少年の無邪気な笑顔を思い出せば、きっと救われるのだろうとは考えた。 「……帰りましょう、リーンに。あたしの日常に……」
「……もう、懲り懲りだぁー!!」  リーンへの帰途は、晴れ渡っていた。
 ――ある館の、惨劇���
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neu-ve · 6 years ago
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鉢を選ぶ
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しばらく間があいてしまいました 書きたいこと、死ぬ程あるのに上手くまとまらなくて、それで億劫になって全然実行に移せないの…なんとかせな… 仕事だとある程度納期も目処もあってそういうことはないのに、個人一人で発信するものって自由ゆえに責任があるから凄くこだわってしまうなぁ😭
無駄な記事作ってもサイトが見にくくなっちゃうから厳選したい そのためのベストな映像や言葉が作れていない って感じで気付けば何日も経ってるので 過去を恥とせず糧にしてもっと気楽に発信できる自信を持たねば…と自己肯定力上げたくて、ここ数ヶ月そっちに全力になっていました (ブログ書いてないどころか人生迷子になってた)
年内のWeb内覧を目指してリハビリ記事を書こうと思います 今回は、“鉢”の話です^^
家づくりではインテリアでもエクステリアでも植物との関わりは重要ですよね まぁなくても問題ないんだけど… 特に我が家のようなミニマルな形状の家では、グリーン1本で表情が足されるので、私にとってはあればより良くなる、という存在です
地植え出来ない場合は、家と鉢との相性が凄く大事
でも土の入った植物は重いし、何より生きてるから、表情うんぬんよりも“管理”をどうやっていくかってネックだと思うのです
我が家には、バルコニーが南と北の2ヶ所にあって、それぞれ植物を置いているのですが、住んで3年目を迎える今、意匠的にも管理的にもやっと自分にとってベストだなぁって方法が見つかったので
地植えではなくて鉢植えならアリ…なんて方にこの記事がご参考になればなぁと思います^^
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まずは南側
こちらのバルコニーは公園の木々を借景していて、そもそもグリーンが不要なくらいなのですが 私の唯一といっていい趣味が園芸なので、日当りがいいこちらでいくつか植物を育てています 趣味でもあり、苗から徐々に大きくしてそれが将来地植えする際に自分に向いているのか実験する場でもあり、1度地植えしたら移植が難しい植物の養生の場でもある感じです 我が家の庭は減額のため完全にセルフなので、探り探り… 家づくりでの植栽は最初から完成させず時間をかけていいものだと私は思っています^^ それで、以前は上の写真のように、奥の植物にはスタンドを使って高さを出したりしながら“ナーセリーポット”という生産者さんが使う再生ポリエチレンの鉢で育てていました(我が家の建築家Wさんにおすすめ頂きました😊)
数年前は特定の場所でしか買えない印象だったけど 最近はホームセンターでも見るようになってきたかも サイズは限られますが無印にも取扱いがあるようです
シンプルで、安いし、軽いし 太陽光を吸収して根の生育も早いし 全体のバランス見て組み替えやすいし 茂れば鉢の存在感も最小限に出来るし 本当にメリットが多い鉢だと思います
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デメリットとしては
この方法、割と無限に鉢が増えちゃう…😂 苗って基本数百円だから、私つい買ってしまうんですよね 一年草は消耗品と考えて、ある程度咲ききったらダラダラ育てずにサクサク入れ替えるんだけど 好きな植物に偏りがあるので、次に欲しい品種を欲しいタイミングでっいうのは無理だからどうしても鉢が重複したりして… これは個人の物欲の問題もあるから買わなきゃいい話なんだけど、市場との兼ね合いもあるからけっこう難しい(言い訳) バルコニーの5分の1くらいを鉢が占領しだした時に このままじゃ大量の植木鉢で燐家の敷地までギリギリに攻める系の人になってしまうのでは?怖すぎでは???と思いました なにより、鉢単体でいくつも置くと、シンプルに掃除がめんどい😇
鉢と鉢の隙間に枯葉が入っちゃったり、受け皿の跡が床についちゃうのですが、当然、一回全部どかさないといけないから掃除の中でも大掛かりな分類になっていました
余談ですが、通常はマンションなどのバルコニーは汚れが目立たないようにグレーなどの中間色になっていることが多いのに対し、我が家はいずれウッドデッキを足す仕様&減額として浴室に使っているFRPと合わせたホワイトで仕上げて頂いているので、比較的掃除の頻度が多いと思います ただここで、ホワイト=汚れに弱いという解釈をして欲しくありません (白が好きだけど汚れやすいから諦めよう…という方のご参考まで!) 確かに何もしなければ汚れは目立つのですが 床でも壁でも、太陽の光が反射すると、逆にどの色よりも汚れが見えにくくなる、というのが私の実感です 素材にもよりますが、色落ち・色褪せという概念も気にせずに掃除出来るのもいいところ 私の場合は根底には何色だろうがマメに掃除すべきだと思っているのと、むしろホワイトだからこそ少しの汚れでも早めに掃除しとこうとハイペースでできている可能性もあって…いっそデッキ張らない方がいいかもレベルで自分に向いている状態です 白は汚れる、という固定概念はとても勿体ないです^^ 話をもどして… 私は、余計な苗を増やさないためにも 白い床の掃除ペースの相性のためにも 鉢を替えることで対策しようと思いました
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最終的に、長方形の大きな鉢を、2つ横並びで配置するのがベストでした
使ったのは、KONTON(by Yamatei)の ファイバークレイシリーズ/ラムダ・スリム 品番:FM-012K80E
高木(といっても低めに仕立てる)をメインに その間に低木と草を挟んで… 草類の中でも一年草は3カ所に���り、買い替えるのはその分だけと決めることにしました
趣味といえる趣味がなかった私がちまちま園芸を続けた中で、自分に合う植物がだいぶ絞れて、絶対値が決まりました(このプロセスがあったからこそ…) 純粋に、ビジュアルもスッキリしたと思います^^ 大きな鉢を検討した際ひっかかっていたのが ・高額 ・移動が大変 な点だったのですが
KONTONに以前はなかったスリムタイプが増えて価格が少しリーズナブルだったのと、よく考えたらこんなバカデカくて量産しにくいもの、高くて当然なんだよなぁっていう納得ができたので踏ん切りがつきました😂 移動に関しては、キャスターで解決しました ダイソーの耐荷重20キロ(神すぎ)の花台キャスターがあるのですが、それがシンデレラフィットしてくれたので鉢底に2つ貼り付けています(屋外用ではないので自己責任)
写真はかなり低めの位置で撮っているので若干キャスターが見えますが、普通の目線からなら気になりません^^
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寄せ植え風だけど、そうではなくて 大きな鉢に直接植え込まず、今まで使っていたナーセリーポットのままポンポン入れているだけです^^
この方法がほんとにラク !!!!!!(120dB)
もしかしてわざわざ記事にするまでもなく既に皆やってるのかもしれないと不安になるレベルでラク…私が情弱なだけなのか?
土を鉢全体に入れるより全然軽いし、植物の組み替えも簡単 土質がアルカリ性だろうが酸性だろうが苗を隣りに出来るし 根が交わる事がないので寄せ植えみたいに痛む事もないです^^
以前はポット苗を買ったら出しっ放しにするのが嫌で即日植え替えていたけど、今はとりあえずバランス見よう〜とこの鉢の中に仮で入れておいて、余裕ができたタイミングでワンシーズン分の根を見越した鉢に植え替えるだけになりました キャスター分床から浮いてるから今までついてた鉢跡もなくなり 掃除の時は片手でサッと動かせます ファイバークレイは見た目に重厚感があるのに普通の鉢に比べ軽量なのが特徴で、台風の際も、キャスターの助け&テコの原理で私一人で普通に室内に取り込めました (でももしかしたら私が腕力ゴリラなのかもしれない) (夫は肉体系公務員で災害時は強制出勤なので基本私が一人で台風対策しますがゴリラなので大丈夫です)
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南側のバルコニーは、実は少し西に振っていて 時期によってけっこう陽の当たり方が変わります
陽の向きに合わせて植物を移動させるのも、本当に気軽に出来るようになりました 水やりの頻度が多い夏はバルコニーに出るのがめんどくさくて、窓をあけただけで管理が出来るように窓際に鉢を移動させます
普段はノーカーテンなのですが 夏は一時的な日よけとしてリネンカーテンをつけていて 窓際の植物の影が映り… 新しく見つけた好きなシーンになりました^^
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こちらは北側 とても小さいバルコニーなので、鉢は1つだけ置いています
南側はシルバーリーフやオージープランツが多いのですが 北側は日本らしい木を置きたいなと思って…(謎のジャパンマインドで) 日照条件的にもモミジにしています ただ、あまり和風すぎてもまわりと合わなくなるから 細長いラフな葉をした“青七五三”という品種にしました
今後、枝をもっと太くしてクセをつけるのと、土の化粧を苔にするのが課題
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鉢を1つだけにする替わりに、存在感がある鉢にしたくて 鈍い銅色の釉薬が塗られているものにしました
こちらもKONTONの ビトロシリーズ/ドゥオ 品番:VT-002D16P 高さ約50cm、16号のバカデカサイズです
大型の鉢ってちょっと号数が上がると一気に数千円高くなっちゃうんですよね😭 でもそれでチキって中途半端なサイズに下げると、置いてみたら意外に小さくて(というより高さ&安定感が出ず)植物が映えなかったりします もちろん置く場所の広さにもよると思うんだけど 一般のマンションよりもむしろ狭い(約一畳)くらいの我が家の北側バルコニーでも、高さ50cmくらいでやっとしっかり存在感を出せるなと感じたので 他に何も置かずに植木鉢ひとつで目立たせたい場合は特に、予算は下げない方がいいと思います 入れたい植物がまだ若木でも、鉢カバーとして使ってインナーポットの号数を少しずつあげればいずれ成長が追いつき、絶対元もとれるはず 単体置きだからバカデカサイズがいいけど、どうしても安く済ませたい・素材は二の次って方は、最初に出て来たナーセリーポットの持ち手付きが、個人的にはオススメできます とにかく、植物が成長し切っても根がまわらないくらい大きなものを思い切って選ぶのがベターだと思います…! 北側も、同じくキャスターに乗せているので掃除は簡単^^ ただ、こちらはファイバークレイではなく陶器で超!重いので、台風時は家に入れるのを諦め、キャスターから降ろしまわりをエアー緩衝剤でモフモフに包む&植物だけ抜き取って室内に取り込むという対策をしてます(壁に囲まれているのもあるかもしれないけど、風などないかのようにビクともしてなかった…岩かよ…)
このバカデカ鉢を一人で維持するためにも私は継続してゴリラでいる必要がある
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住んでから選んでも全然いいと思いますが 地植えしない方・バルコニーや室内に鉢を置きたい方は 家づくりで、大型の鉢の分の予算をとっておくと安心です^^
我が家はもうすぐ、竣工3年
自分に合うものが少しずつ見えてきています 家具も徐々に買い足し・買い替えしているので、またご紹介しますね
※大変遅くなりましたが、過去コメント頂いた方に、お返事致しました! 頂いたコメントは記事の更新のタイミングでお返事することが多くなり、お待たせしてしまい申し訳ありません…!
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bearbench-tokaido · 1 year ago
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三篇 下 その三
上方者は、 「ハァ、ソンナラお前のお馴染みは何屋じゃいな」 と、意地悪く問うと、 「アイ、大木屋さ」 と、弥次郎兵衛がいう。 「大木屋の誰じやいな」 と、上方者がさらに問うと、 「留之助よ」 弥次郎兵衛が答えた。 上方者が 「ハハハ、そりゃ松輪屋じゃわいな。 大木屋にそんな女郎はありもせぬもの。 コリャお前、とんとやくたいじゃ、やくたいじゃ」  (やくたい…上方言葉で、らちもない、とんでもない、よくない、など広い意味に使う)
弥次郎兵衛は、 「ハテ、あそこにもありやすよ。ナァ北八」  (大木屋は実在の大見世の扇屋のこと。松輪屋はやはり実在の松葉屋のこと。留之助は松葉屋の抱えの名妓の染之助のこと。したがってこのやり取りでは上方男の勝ち) 北八、面倒臭くなってきて、 「ええ、さっきから黙って聞いていりゃ、弥次さんおめえ聞いたふうだぜ。 女郎買いに行ったこともなくて、人の話を聞きかじって出放題ばっかり。 外聞のわるい。国者の面よごしだ」
弥次郎兵衛は、 「べらぼうめ、俺だって行くってんだ。 しかもソレ、お前を神に連れていったじゃァねえか」  (神…取り巻き、太鼓持ち。遊廓付きの本職ではなく、客が連れ込んだ遊びの取り巻き仲間。落語の野太鼓がこれである) 北八、思い出して、 「ああ、あの大家さんの葬式の時か。なんと、神に連れたとは、おおげさな。 なるほど二朱の女郎の揚げ代はおめえにおぶさったかわり、 馬道の酒屋で、浅蜊のむきみのぬたと豆腐のおから汁で飲んだ時の銭は、みんなおいらが払ったじゃねえか」  (葬式くずれで繰り込むなら安い店にきまっている。揚げ代二朱なら宿場の飯盛なみのごく安い女郎。馬道は吉原に通ずる町。そこの酒屋のぬたも汁もごく安い庶民的な食い物である)
弥次郎兵衛は、 「嘘をつくぜ」 北八も、 「嘘なもんか。しかもその時おめえ、さんまの骨をのどへ立てて、飯を五六杯、丸呑みにしたじゃねえか」 「馬鹿言え。お前が田町で、甘酒を食らって、口を火傷したこた言わずに」 「ええ、それよりか、おめえ土手で、いい紙入れが落ちていると、犬の糞をつかんだじゃねえか、恥さらしな」  (土手…吉原に入る途中の山谷堀に添った日本堤の土手八丁、金持ちなら土手八丁を四ツ手駕で飛ばし、貧乏人なら歩く、いずれも弥次郎の自慢が嘘だと、北八が暴露したかたち)
と、遣り合っている二人に、上方者が 「ハハハハハ、いや、お前方は、とんとやくたいな衆じゃわいな」 弥次郎兵衛が、 「ええ、やくたいでも、悪態でも、うっちゃっておきゃァがれ。 よくつべこべとしゃべる野郎だ」 上方者は、関わり合いにならない方がいいかと、 「ハァこりゃご免なさい。ドレお先へまいろう」 と、そうそうに挨拶して、足早に行ってしまう。 その後ろ姿をみながら、弥次郎兵衛は、 「いまいましい。うぬらに一番へこまされた。ハハハハハ」   この話の間に、三ケ野橋を渡り、大久保の坂を越えて、早くも見付の宿(磐田市)にいたる。
北八、 「アァくたびれた。馬にでも乗ろうか」 ちょうどそこへ、馬方が、 「お前っち、馬ァいらしゃいませぬか。 わしどもは助郷役に出た馬だんで、早く帰りたい。 安く行かずい。サァ乗らっしゃりまし」  (助郷…東海道の交通の確保のために、沿線の村々に幕府がかけた役務で、人馬の徴発を含めて重いものだった)
弥次郎兵衛は、 「北八乗らねえか」 と、問い掛けると、 「安くば乗るべい」 と、馬の相談が出来て、北八はここから馬に乗る。 この馬方は助郷に出た百姓なので、商売人の馬子でないから丁寧で慇懃である。
弥次郎兵衛は、 「そうだ、馬子どん。ここに天竜川の渡しへの近道があるんじゃねえかな」 と、思い出して、聞いてみると、 「アイ、そっから北の方へ上がらっしゃると、一里ばかしも近くおざるわ」 と、馬方がいう。 北八が、 「馬は通らぬか」 と、更にとうと、 「インネ、徒歩道でおざるよ」 と、ここから弥次郎は一人近道のほうにまがる。
北八は馬で本道を行くと、早くも加茂川橋を渡り、西坂の墳松の立場に着く。 茶屋女が声をかけてくる。 「お休みなさりやァし、お休みなさりやァし」 茶屋の婆も声をかけてくる。 「名物の饅頭買わしゃりまし」 馬方が、その婆様に声を掛ける。 「婆さん、おかしな日和でおざる」 「お早うございやした。いま新田の兄いが、一緒に行こうかと待っていたに。 コレコレ横須賀の伯母どんに、言いついでおくんなさい。 道楽寺さまに勧説法があるから、遊びながらおいでと言ってよう」  (道楽寺は遊びながらおいでにこじつけた架空の寺の名) 馬方は、 「アイアイ、また近うちに来るように伝えときましょう。ドウドウ」 と、いうと、また歩き出した。
「この馬は静かな馬だ」 北八は、珍しく乗りやすい馬なので、つい、そういうと、 「女馬でおざるわ」 と、馬方が��こたえる。 北八は、にんまりして、 「どうりで乗り心地がよい」 馬方が、問い掛けてきた。 「旦那は、お江戸はどこだなのし」 「江戸は日本橋の本町」 と、北が答える。 「はあ、えいとこだァ。わしらも若い時分、お殿様について行きおったが。 その本町というところは、なんでもえらく大きい商人ばかしいるところだァのし」 と、昔のことを思い出しながら、話してくる。 「オオそれよ。おいらが家も、家内七八十人ばかりの暮らしだ」 と、またまた、くちからでまかせ。 馬方もしんじているにのかいないのか、 「ソリャ御大層な。お神さまが飯を炊くも、たいていのこんではない。 アノお江戸は、米がいくらしおります」 「まあ、一升二合、よい所で一合ぐらいよ」 と、考えながら言うと、 「で、そりゃいくらに」 と、馬方は、よく分からない。 「知れたことよ、百にさ」 と、北八がいうと、 「はあ、本町の旦那が、米を百文づつ買わしゃるそうだ」 馬方は勘違いして、そういう。 北八、笑いながら、 「ナニとんだことを。車で買い込むは」 「そんだら両にはいくらします」 と、馬方。 「なに、一両にか。ああ、こうと、二一天作の八だから、二五の十、二八の十六でふみつけられて、四五の廿で帯解かぬと見れば、無間の鐘の三斗八升七合五勺ばかりもしようか」  (割り算の九九の二一天作の八は一二天作の五の間違い、途中から浄瑠璃の文句でごまかしている。米の値段も出でたらめ) と、何やら、難しそうな、計算をはじめる。 「はあ、なんだかお江戸の米屋は難しい。わしにゃァわからない」 馬方は、すっかりけむに負かれて、 「わからぬはずだ。おれにもわからねえ。ハハハハハ」 と、北八も自分でいっててわからなくなった。
この話のうちにほどなく天竜川にいたる。 この川は信州の諏訪の湖水から流れ出て、東の瀬を大天竜、西の瀬を小天竜と言う。 舟渡しの大河である。弥次郎は近道を歩いてここで北八を待ちうけ、ともにこの渡しを越えるとて、一首。
 水上は 雲よりい出て 鱗ほど 浪の逆巻く 天竜の川  (水、雲、鱗、浪、逆巻く、みな竜の縁語の竜づくしが趣向)
舟からあがって立場の町にいたる。 ここは江戸へ六十里、京都へも六十里で、東海道の振り分けになるから中の町(浜松市)というそうだ。
 傾城の 道中ならで 草鞋がけ 茶屋に途絶えぬ 中の町客  (ここを江戸吉原の中の町に見立てて、花魁道中の高足駄の代わりに草鞋、吉原の引き手茶屋と街道筋の茶屋、どちらも客が絶えぬと言う趣向)   それより萱場、薬師新田を過ぎて、鳥居松が近くなったころ、浜松宿の宿引きが出迎えて、 「もし、あなたがたァお泊りなら、お宿をお願い申します」 と、二人の呼びかける。 北八がそれに答えて、 「女のいいのがあるなら泊りやしょう」 客引きここぞとばかりに、 「ずいぶんおざります」 と、いうと、弥次郎兵衛が、 「泊まるから飯も食わせるか」 宿引き 「あげませいで」 北八、 「コレ菜は何を食わせる」 宿引き、 「ハイ当所の名物、自然藷でもあげましょう」 「それがお平の椀か。そればかりじゃあるめえ」 「 それに推茸、慈姑のようなものをあしらいまして」 「汁が豆腐に蒟蒻の白和えか」 と、北八が、客引きとやりあっている。
弥次郎兵衛が、 「まあ、軽くしておくがいい。その代わり百ケ日には、ちと張り込まっせえ」  (ここのやり取りは、宿引きの言うのが、野菜ばかり並べた精進料理なので、死人の法要の料理だと皮肉ったのである。法要では、当初と百ケ日には料理を張り込むのがしきたり) 「これは異なことをおっしゃる。ハハハハハハ。時にもうまいりました」 「オヤもう浜松か。思いのほか早く来たわえ」 と、弥次郎兵衛、ここで一首読む。
 さっさっと 歩むにつれて 旅ごろも 吹きつけられし 浜松の風  (松風の音の颯、颯と、さっさと歩くとにかけている。風に吹き送られて早く着いた意味も含む)
その横を宿ひきが駆け抜ける。
宿引きは、旅館に駆け込むと、 「サァサァお着きだよ」 と、置くに声をかける。 「お早くございました。ソレおさん、お茶とお湯だァよ」 それに、こたえて、この旅館に亭主が出てくる。 弥次郎兵衛が、 「イャそんなに足はよごれもせぬ」 と、いうと、亭主 「そんなら、すぐにお風呂にお召しなさいまし」 と、奥に案内しようとする。
つづく。
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royalmilkteaspicyfisihing · 6 years ago
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壮大な話をしよう
いきなり大げさに書いたけど、今から書くこと本当に大言壮語であり、浅はかな知識と覚悟では口に出すことすら許されない事なのかもしれない。だけど僕はやっぱり好きなものは大好きと言って、嫌いなもは嫌いと言いたい単純な人間であって、そういう言い方をすると非常に自分勝手な人間に聞こえるけれども、そこは否定出来なそうだ。だけど結局自分の行動の根底にあるのは何かに対する”愛情”であるのは間違いなくて、そのポジティブな思いを原動力としない限り、何かを長く続けることは難しいことも学んだ。
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その上で、僕はやっぱり「生き物」が好きであり、研究に没頭した時間も論文を読み解く力もないのに自然や生き物に執着して、愛し続けてしまう。その結果、自分の考えはとても壮大で、自分の手に負えないかもしれないと唐突に思う出来事があって、今いきなりキーボードを叩きながら、その横で紙とペンがシャカシャカと騒いでいる。僕は自分勝手に、やりたいことや出来ることを考える。
自然は有限
いきなり自然の話?となってしまうけど、僕は今35歳になり、残された人生で何をやり遂げたいかを考えた時、人並みの幸せ以外にどうしても頭から離れなかったのは釣りのことだった。これは釣り人なら誰だってそうだと思う。もっと言うと、釣りを通して成し遂げたいことを挙げていくと、その矛先が少しずつ見えてきた気がした。
誰でも幼い頃は、自分が川で魚を獲っても獲っても、まさかそこから魚がいなくなるなんて思わない。きっと、ある程度の経験則から物事を判断して想像出来るようになってから、要は考えが成熟したり、趣味として楽しんでいたものが自分の中でより崇高なものになった時から、人は「先のこと」を考えるのかもしれない。なので、成熟という言葉を使いはしたものの、これは単純に歳を重ねたらとかではなくて、例えば釣りで言えばどれだけ魚や自然、あるいは自分と向き合ったかどうか。その濃さや時間が成熟に繋がるようなイメージ。
これは決して何か啓発的なことを訴えたい訳でもなく、どこか特定の水辺の問題定義をしている訳でもなく、そこに興味があって、ただ自分の中で結び付いていて離れずにいつも考えが巡っていることの一部を書いて残そうと思っただけ。なので、そんなの言うのは簡単だとか、何も知らないくせにとか、もしかしたら不快な思いをさせてしまうかもしれないけど、出来ればこの歳にもなって無知な釣り好きの戯言とでも聞いてもらい、もし良ければご指導をしてもらいたい。そんな気持ち。本当に。
釣り続ければ魚は減る
釣り続けては消えてしまう何かを守るためには、「獲らない」のが一番簡単で単純だけど、僕は魚が好きで釣りが大好きなので、自分勝手ながらその答えは嫌だ。それなら「獲った分をどんどん追加する」なんて考えもあるかもしれないけど、これも嫌だ。だってなんか嫌でしょう?魚は工場で同じ製品を正確に作り出すようにして生まれるものではないので、例えば同じ「ヤマメ」にしても、生き物なので一個体一個体別の魚で、人間もそうであるようにその地域ごとに特徴や違いがあって、そこで生き残るベストな選択を続けてきたDNAがあるはずだ。僕は研究したこともないので断言出来ないけど、でもそうに決まってる(笑)だってそうでなければ、その土地土地で、これだけ違う魚や生き物、または類似している生き物たちが国を跨いで分布している。同じ魚なのにこの川とあの川では別の魚みたいだ!そんなのもきっとそういうことでしょ。そういうことにしておこう。今置かれている環境のせいか、少しトラウト(鱒)寄りの視点になってしまうけど、決してトラウトの話だけをしているのではない。
そして次が「獲る量を決める」という選択。簡単に言うとライセンス制度やルールをきちんと整えて、そこにある資源(例えば魚の数)を守ろうという考え。人間がそこにいるべき魚を人工的に作ることは出来ないけど、生き物である彼らはそこで繁殖を重ねて命を繋いでいくことが出来る。それを助けるために人は獲り過ぎないように、獲ってもいい量や季節を決めて、魚にとって棲み易い(増えやすい)環境を整えてあげることが出来る。これが上手く行けば、「獲った分をどんどん追加する」に比べて、より自然のあるべき形で生まれ育った魚が増え、きっと見た目にも美しい野生の魚に出会うことに繋がっていく。
流れの速い川、遅い川。浅い川、深い川。石のゴロゴロした川、砂地の川、泥の川。そしてそこに棲む虫や両生類といった魚以外の生き物たちも当然違ってくるはずだし、そしてそれらの生き物が魚にとって餌となったり、時には天敵となりうる訳で、その上でそれぞれの場所に適応した「在るべき姿の魚」が出来上がる。きっとそんな魚になるのは、毎年どこからか連れてこられて放流される魚ではなく、何年も生き残り、その生き残りの子孫のそのまた子孫かもしれない。きっとそれが繰り返さ���て初めて本当の野生が生まれるのではないかと。
稚魚を放流して、大きくなった。養魚場から放った魚の傷が癒え、ヒレが回復した。それを僕たちは時に野生化と呼ぶのかもしれないけど、そんなに簡単にしてしまってはダメだ。
「食べるために釣る」という行為だけじゃなく、「釣ること自体を楽しんで、釣れたら逃す」とか、「美しい魚を一目見るために釣るので、殺しはしない」といった、非常に贅沢で自分勝手な釣りがある。だけどこれはきっと成長の過程である。人間の生活が豊かになって、考えが成熟して、釣りという趣味がより崇高なものというか、「釣ることの先」を考え出したってことでしょう。
何が出来るんだろう?
釣って食べるのも良い。だけど食べない分まで釣って殺す必要はないし、出来ればこの先も長く釣りを楽しみたい。僕はこの考えがカッコイイと思うし、きっとそんな釣り人が増えて来ているんじゃないかとさえ思う。これは世代とか感覚の違いかもしれないけど、僕は金太郎飴みたいな魚を何十匹と釣るよりも、心に残る最高の一匹に出会いたい。言ってしまえば、その一匹はその何十匹の中から生き残って、そしてその何十匹の命を背負って生きているような魚。そんな事考えただけで震えるじゃない。
しかしそんな魚をサステイナブル(持続可能な作り、仕組み)にするには、きっと魚の数や水の中の出来事だけに捉われていてはいけない。水辺が護岸され草木が減れば、そこに生息する昆虫などの小さな生き物もいなくなる。すると、それを目当てに集まっていたであろう鳥や小動物も姿を消すかもしれない。これはあくまで水辺発信で話をしたけど、その逆もあると思う。
これは、そんなに単純な問題じゃないことを先にことわっておきます。あくまで、僕が聞いた情報見た情報、そして読んだ本などから知り得た情報を繋いでいった考えであり、想像の域を出ない考え方。
例えば、僕がよく釣りをする日光は鹿が多い。当然鹿はその数をより増やすため、生きるために草を食べる。日光の水辺や森はとても歩き易くて、一見整って美しいのだけれど、新潟や群馬の山中を歩いた時と比べると、それは綺麗過ぎる。木々の根元に鬱蒼と茂っているはずの植生が失われているということだろう。その原因が鹿の食害だけとは限らないし、むしろ鹿なのだとすれば、どうして鹿が増え過ぎてしまったのか。そこに目を向ける必要があるけどそこは一旦置いておいて、草木がそれだけ少ないとなれば、そこに居るはずの生き物たちにとってはとても住みにくいし、そこで代々繰り返されるはずだった自然の営みが失われたのだとすると、延いてはその土地の地質や栄養にも影響するかもしれない。餌となる虫が少ないとかだけでなく、水自体にも作用しそうなものに感じる。
そんな風にして目線を広げていくと、魚を守ることは自然を守ることであって、自然を守るとか、在るべき姿にしてあげることが、魚を守る・増やすことに繋がっていくのは間違いないと思っている。そしてここから、偏ってしまったかもしれない理想論を話すと今度はオオカミ(!)の話になってくるんだけど、それはまた、いつかきっと別の場所で(笑)。絶滅したと言われたニホンオオカミへの浪漫から生まれた興味が、自分の中では珍しく現実と結び付いたケース。これを本気で語るにはまだまだ知りたいこと、会いたい人、やらないといけないことが多いと思う超妄想感覚的衝動。
だけども、釣りを発信すること、楽しさを伝えていくこと、初心者や子供に釣りを教えていくことを通して、遠からずそれらの活動が自然を守ることに繋がっていくと思っている。今年の目標は、何でもいいからそんなことへのベイビーステップ。Huercoをはじめ、今関わるブランドやメーカーさんたちのおかげもあって、少しづつ目指すところへ近付いているはずだから。
釣りがくれたもの
さて、だんだんとほんわかしてきましたね。僕が今、人目を憚らず釣りをやってて良かった!幸せだ!と言えるのは、僕が釣りをしていたからこそ出会えたものや感じたもの、目にしたもの触ったものが余りにも多くて、それぞれの瞬間が幸せと感じられるから。これは少しも大げさではなくて、使い古された言葉だけど、幸せになりたいなら釣りを覚えて欲しいと本当に思う。だって釣りって最高で、僕が今幸せと感じる瞬間の多くは、釣りがもたらしてくれたと感じるから。
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時々SNSでも呟くけど、僕はスポーツ選手やミュージシャンに憧れている。僕はその場所に立ったことがないから予想の域を出ないけど、彼らもきっとスポーツや音楽を通して幸せを感じたり、感謝したりしてると思う。僕が釣りを続ける理由の一つに「釣りを好きになってもらう」とか「子供(次世代)に釣りを伝える」とかってのがあるんだけど、もしも僕がスラムダンクに憧れた勢いそのままにバスケ選手になっていれば、バスケットの魅力を伝えて夢を与えることが生きがいになったかもしれないし、バンドで成功していたら音楽を通して同じようなことを考えていたかもしれない。
釣りは不思議で、釣りをするという行為のためにあなたは釣りを取り巻く様々な要素について勝手に学び興味を持つ。さっきの「在るべき魚の姿」の話じゃないけれど、魚のことを知ろうとすると、自ずと目線はその魚以外のものに向いてくるもなのだ。一見だたただ魚を釣っているだけに見えても、もしも彼・彼女が安定した釣果を出し続けているのだとすれば、僕は魚以外の部分にもきちんと目を向けているんだなと感じる。
そしてこれは僕の場合だけれど、「量よりも質」に似たその考えはいずれ、前述したような自然に対する考えに繋がっていった。勉強しようとしたってなかなか頭に入ってこなかったことが、釣りをしたい!魚を釣りたい!という目標のために、無意識に身についていったような感覚。そもそも小さい頃から魚が好きだったっていうのも大きいかもしれないけど。
後は人。書ききれないぐらい、釣りをしていたおかげでたくさんの出会いがあった。仕事だってそう。釣りのくれた出会いがなかったら、今の自分とこの状況は絶対になかったと思う。あー釣りしてて良かった、最高だな。こんな風に落ち着くのです。もしも釣りしてなかったらどうなっていたんでしょう?今より全然良い生活してたりして(笑)
遊びと仕事に境界線のないスタイル
自分にそんなことできるのかな?とか、やれもしないことをやるとかって言うのもなんか嫌だな。そんな考えがずっとありました。でもそれは「出来ないぐらいなら最初からやらない方がいい」みたいな、逃げることに近いように感じる。なんだかその逃げることを認めたり、その反対に僕は逃げてないとか、出来る!みたいな考えを貫こうとするのってとても疲れるというか、常日頃からそんな強い自分でいる自信もなかった。だからきっと避けてきたんですよね。
だけど2018年も色々な人と出会って、また新しい考えや価値観を見たり影響を受けた。そして遠征も多かったから、仕事から逃げながら考えを巡らす時間も長かった(笑)そして自分にとって「出来ないこと」「やれないこと」「やりたくないこと(苦手なこと?)」もはっきりとしてきて、それを認めたら、なんだか心は軽くなり、急にあれやってみようこれやってみようって気になったのです。いつも強くなりたいとは思う。でもどう足掻いてみても僕はデキルコではなかった���だけど一緒に頑張れる仲間がいたら話は別なのです。
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今年はやりたいことを1個づつ実現していくことにもっともっと積極的になろうと決めました。これまでも積極的に生きたつもりだったけど、本当に遊びも仕事も境界線なく没頭出来ていたかどうかは分からない。自分がやりたいこと、目指すものは何なのか。ここまで書き連ねたバラバラにも見える釣りや自然や、人や生き方の話が、僕にとっては全て繋がっている。
そしてこんなことを書いていたら、こんな質問をもらったので答えを貼っておきます。心なしか同じテンションで答えたというか、これもまたきっとどこかでお互いが繋がっている話なのかもしれないなぁと感じたので。
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明確な基準もないし、僕が決める訳でもないことを前提に。こういう質問をもらうという事は、フエルコがカッコイイものとして認知された証拠でもあると思うので本当に嬉しいのですが、この問いに対する答えはなくて、ガッカリさせてしまったらごめんなさい。無責任なことは言いたくありませんが、あなたの釣りのスタイルやこだわりが誰かの目に留まり、縁あってどこかのブランドからオファーがあることもあるかもしれません。それがフエルコなのか、もっと大手の有名メーカーなのかは分かりませんが、釣りを通した先にそんな素晴らしい出会いがあることを心から願います。しかしアンバサダーやテスターになるのって、人によっては良い面だけではない事は知っておいて損は無いと思います。物品提供なのか金銭契約なのか条件は様々だと思いますが、サポートする・されるという関係が生まれると、ただ好きなように釣りをするだけではダメな事もあるし、常に発信や露出を意識する必要もあると思います(別に何も求めませんって所もあるのかもしれませんが僕は知らない)。なので、「アンバサダーになる」ことがゴールではなくて、その先で何をしたいか、どう在りたいか。その辺がキーになるような気はしています。なので、裏方的にデータ収集や文字通りプロダクトのテストをストイックに行うテスターの場合を除いて、自分のスタイルが誰かの目に留まるように伝えていくための発信を抜きにして、そんな出会いはきっとないと思います。だからどんな形でも良いので発信をして欲しい。それが唯一明確に言えるアドバイスかもしれません。僕自身、少しでも多くの人に伝わるようにしたいと悩みながら、伝えることについていつも考えてます。そんな感覚を共有しながら一緒に試行錯誤出来る仲間がいてくれたらいいなぁと。あなたはどうですか?(笑)
#peing #質問箱 https://t.co/0SAOJcOXsp
こんなまとまりのない話を最後まで読んでもらってありがとうございました。だけど昔からそうなんです。大言壮語を吐いては、苦労しながら何とか手が届いたり、達成したり、失敗したりを繰り返してここまで来ました。これを読んで共感したり、応援したいなんて人がどれだけいるのか分かりませんが、そんな人たちを僕は仲間だと思います。
これからも一緒に考えて、楽しいこと、カッコイイことにお付き合いくださいね。
ではまた。
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kasayoichi · 2 years ago
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珠玉の友①
老いを是とせず
死を退け
希求するは涯なき生
古より万人は仙薬を追い求めて蓬莱を探し、ときに現世の果てへ消えていった―――
一、
 西に傾く陽の光が弱まり、人がまばらになった市中には濃く長い影が落ちはじめている。伸びた影の先には、天蓋を差し、白衣装に身を窶した一行と、そのうしろから運ばれる真っ赤な龕があった。鳴り続ける鉦鼓と弔いの哭泣を引き連れて干潮の浜へとむかっていく葬列を、静かに見送った。
 大清康熙暦二十一年、冬。
 冬至も過ぎたこの頃、雪こそ降らないこの国だが、陸を吹き抜ける乾いた海風はさすがに身に染みる冷たさにかわっていた。昨年までいた福州に比べればなんとも生易しい気候ではあるが、それでも四肢の末端はすっかり冷え切り、足袋が欠かせない。いつもより厚手の羽織を重ね着て悴んだ指を𠮟咤して筆を動かし、子弟たちを指導しながら漢文の組み立てなどをしていると、あっという間に昼八つ時を大きく過ぎていた。
「今度は丁越市(テイエツシ)だそうです……絶対おかしいですよ」
「まあ、多少気味は悪いが」
 夜詰めをほかの講師に引き受けてもらった己煥は、久米の大門付近で聡伴と落ち合い、ふたりで城下へむけて浮道を歩いていた。このあと城下の近くで朝明と合流し、今夜は漢籍の会読をする予定だ。 数町ほど歩けば座り仕事で冷え切った身体も暖まるだろうと思っていたが、逆に冷え切った夜風が容赦なく吹きつけ歯を鳴らしそうになる。己煥は重ね着をした袖のなかで組んだ己の腕で、辛うじて暖を取っていた。 寒空のもと、ふたりが歩く路肩の松並木のあいだ、その遠く向こうに死者を乗せた朱塗りのそれが目に入ったのはその途中のことである。
 夏以来、 城下とその先へ下った四町や港では、先の旅役にかかわった者たちには災厄が降りかかるという噂が巡っていた。来る年に清からの冊封使節を迎え入れる準備に追われる王府は完全に無視を決め込んでいたが、尾ひれがつき這うように官吏たちのあいだで話が広がる様はなんとなく不気味なものである。
「はじめはちょっとした偶然だと思ったんですけど」
 偶然、先の旅役に同行した某氏が原因不明の病に臥せった。
 偶然、先の旅役で才府を務めた者の室がお産で命を落とした。
 偶然、先の旅役で加子(水夫)務めた者が薩州へ向かう途中、大風で流された。
 そして昨晩、偶然、先の旅役で五主を務めた丁越市が知人と争った末に死亡した―――
「偶然じゃないか?」
「四人が偶然なわけないじゃないですか!四人なんて片手で数えていられるのもあと少しですよ?己煥様は他人事のようにおっしゃいますけど、私たち一緒に船に乗りましたからね!」
「葬式なんて最低でも月一はどこかの村で出ることだろう」
 聡伴は一生懸命恐怖を訴えて喚いてみたが、己煥の反応は今ひとつである。生まれた時分からたびたび生死をさまよっていたと聞くこの御仁にとっては、すべからく平等に訪れるものに対して、何をいまさら、という感じなのだろうか。
「私は帰国以来大きく体を壊したこともないし、朝明は……相変わらずだ。よほど痴情のもつれにでも巻き込まれない限り死にはしないだろう」
「そういう前振りが余計に怖いんですって!」
「―――左様、これから年の瀬にむけて冷え込みますゆえ……調子が良いなど大層なことをおっしゃっておられるとあとが怖いですよ、短命二才様?」
 九町ほど歩いた、寺の門前に続く橋の前、唐突に背後から投げかけられた言葉に、聡伴は顔をしかめて勢いよく首をうしろに回した。
 ―――短命二才、この渾名で己煥を呼ぶ者で碌な奴はいない。
「どこの者だ?」
 うっとおしく思った己煥は、ゆっくりと声のほうへ体を向きなおす。すると、己煥らよりも五、六は歳が上のようにみえる、赤帕を巻いて煙管を吹かしている男と、その脇に付き人らしき振袖の若衆がおり、こちらへ近づいてくる。少し体を横に傾けると、隣の聡伴が、赤冠の青年は某氏某家の子息・茂部之子だと耳打ちしてくれた。その家名は三十六姓のうちのひとつで、己煥にも聞き覚えがある―――同籍の士だ。
 王府に仕える士は、その出自と住まいから籍を四つに分けられている。
 朝明のような王族に縁ある家柄の者が住まうが城下、そこを下った先一帯に広がる四町には聡伴のような中級の士、さらに北側の港町には下級の士、そして四町と北の港のあいだが、己煥らが籍を置いている唐栄の村である。
「貴方より名声は劣りますが、この私も唐栄の出であり進貢使節の一員だったというのに寂しいことをおっしゃいますなぁ」
 吐き出された煙草の煙が、この男の周りを取り囲むように漂っている。
 己煥は深く息を吸い込ぬよう着物の袖で口元を抑えていたが、次第にあたりの空気も燻されたように乾き、咳き込みそうになる。
「なぁにが”使節の一員”ですか。あなたが心汚く縁を頼って船に乗り込んだことくらい周知の事実ですよ?用があろうがなかろうが失礼させていただきます」
 こんなやつと話す必要はありません、と聡伴は己煥をうながして右へ回ろうとした。
「なにか良い薬でもお召しになりましたか?」
「どういうことだ?」
 唐突な問いに、立ち去ろうとしていた己煥と聡伴はうっかり足を止めた。
 道行く人々がこちらの様子を窺いながら通り過ぎていく。士族の子弟らしき若者が路上で剣呑な雰囲気で言い合いをしているのだ。目立たないはずがない。茂部之子の傍で控えている若衆も困り顔で黙り込んでいる。
「いやぁ、不思議なこともあるものですなぁ。あれほど御身体が弱く上天妃の宮で教鞭を執られるのも稀といわれていた貴方が、今年は講解師に任じられたうえ冠船の諸事まで手伝っているというではないですか」
 来年は清から冊封使節が訪れるため王府のありとあらゆる役所がすでに大忙しであるが、海の向こうとの窓口になっている己煥ら三十六氏の官吏はいっとう多忙を極めていた。
「そこの推参な小童は私の縁故を心汚いと宣ったが、短命二才様が口にされたのはとてつもない良薬であらせられるようだ」
 なるほど、と己煥は静かにため息をつく。結局はいつものくだらない突っかかりである。一人のときは適当に口を閉ざしてその場をやり過ごすのが常だった。煙たさが治まってきた己煥は、口元から袖を離す。 この先で待たせているであろう朝明のことを思案して腕を組み直した。
「あなたにもそのうち素晴らしい効能を持った薬が見つかりますよ、多歳赤冠殿?」
「このッ……」
 ふたりを睨みながらも、無理に口の端を釣り上げ表情を取り繕う様は、なんとも品がなくみえる。あれほど分厚くとぐろを巻いていた紫煙は、今や線香ほどのか細い煙のすじとなって漂いながら、大人しく煙管に納まろうとしていた。
 年長の者をためらいなく挑発する聡伴に感心していると、なかなかあらわれない己煥たちに待ちくたびれたのか、朝明が橋を渡りこちらへ下ってくるのがみえる。己煥と聡伴が己のうしろを見やっていることに気がついた茂部之子も、つられてうしろを向いた。
「そうだそうだ。薬なら四町の市のほうが取り揃えが良い。さっさと下って行っちまえ」
 軽快な笑みを浮かべた朝明は、手首で軽く追い払うしぐさを見せる。若年にもかかわらず己より官位が高い聡伴や朝明に逆捩じを食らわされる恰好となった茂部之子は、あからさまに唇を噛みしめ吐き捨てる言葉を探していた。側に控えていた若衆は、これ以上この主人の口を開かせまいと、彼に去り際であることを小声で訴えている。
 茂部之子が動くよりも先に、朝明は己煥の上腕を軽く掴んで橋のほうへ上がるように導く。思ったより力を入れて組んでいた袖下の両腕を解くのに手間取りながら、己煥は朝明に従った。
「……災いは平等だ」
 茂部之子は取り繕ったしたり顔で言い放つ。
「家柄の良い才府も、優秀な五主も、不幸には抗えない。五本目の指を数えるのが貴方がたのうち誰か一人でなければ幸いですな」
「あなたはご自分の心配をなさったほうがよろしいですよ!そろそろ寒さが堪える御老体であらせられますしね!では失礼!」
 聡伴は今度こそ足を止めまいと、慌てて朝明と己煥を追いかける。
 橋を下った先では、大股で容赦なくひたすら前を歩く朝明に引っ張られて、足をもつれさせた己煥が待ったをかけていた。寺の門前を過ぎたあたりには馬を待たせてくれているのだろう。ここから城下へ少し上がったところに、朝明の別邸がある。
「朝明様!」
 ふたりに追いついた聡伴は、時間を取らせてしまったことを朝明に詫びるが、馬に乗りながら垂れ流すのは先程の愚痴であった。
「なんですかあいつ!己煥様が口利きで職位をもらったかのような言い方」
「それなりの位に就けば、私でなくとも下の者からの妬みや嫉妬は誰だってかっている」
 身体が弱く、これまでたいして仕事を抱えてこなかった己の名が聞こえるのが面白くない下級官吏が多いのは致し方ないことだろうと己煥は思っている。
「それでも言わせすぎだ。少しは周りを黙らせる努力をしろ」
「なんだお前まで」
「せっかく才能と実績は折り紙付きなんですから、御身体崩されてたときのことなんて気にしなくていいんですよ」
「この調子じゃあ小賢しい出世の競り合いで潰されちまうぞ。とくにお前んところは」
 同籍同士の出世争いが著しい唐栄に生まれながらも、己煥はどうも控えめで気が柔い。己と立場が逆であったほうが過ごしやすかったのではないかとすら朝明は思ってしまう。
「己の沈黙は是の証で」
「他の妄言こそが真とされるんだぞ」
 お前の将来に係ることなんだから、と朝明は念を押す。
  官吏という職は、謹厳実直に仕事をこなすだけでは立身の道は拓けないし、従順で馬鹿正直では勤めをまっとうすることはかなわない。頭だけではなく、気と口もよく回さなければ生き残れないのだ。己煥とてそれがわからないわけではないのだが。
 強く言い聞かせてくるふたりに気圧された己煥は、結局のところ、朝明しかわからない程度に頬を膨らませてふたりから目を逸らし、相変わらず黙っておくことしかできなかった。
 
「ところで朝明様、あの噂は……」
「いいか聡伴、進貢船の員数は二百余名だ。それが全員死んだら龕は出ずっぱりだぜ?」
 荼毘のさいに遺体を納めて運ぶ龕は、各村にひとつずつしかない大切な共有物だ。月に何度も葬式を出されてはたまったものではない。
「そりゃあ、まぁそうですけど……あ、お刺身美味しかったです」
 すっかり陽が落ちたころに到着した朝明の別邸でふたりに散々窘められ、供される料理に鼓を打っていても、聡伴はどうにも噂が気にかかって仕方がない。腹に流し込んだ汁物の温かさが、少しだけ気を軽くさせた。
「船旅は死に近い。船をおりてもそれの気配はなかなか離れぬだろう」
 そして、その心懸かりは吐き出されるにつれて尾ひれを纏い、村を流れ、町へ飛び、やがて大きな噂となる。
 屋敷の使用人に獲らせてきたのだという玄翁に、 己煥もありがたく一切れ、箸をつけた。 血色の良い白身は厚めに切りおろされ、ほんの少し加えた酢が身そのものの淡い味を引き立てている。
  見目のためにうっすらと残された皮がおびる青い濃淡は、薄明りのなかで鈍く光り、とても美しかった。
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herbiemikeadamski · 5 years ago
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(^o^)/おはよー(^▽^)ゴザイマース(^_-)-☆. . . 2月13日(木) #友引(丙戌) 旧暦 1/20 月齢 19.2 年始から44日目にあたり、年末まであと321日(閏年では322日)です。 . . 朝は希望に起き⤴️昼は努力に行き💪夜を感謝に眠ろう😪💤 睡眠は明日を迎える為の☀️未来へのスタートです🏃‍♂💦 でお馴染みのRascalでございます😅. . 忘れ物防止タグキーホルダーってのがスマホで検知 できる様に光や音で知らせてくれる便利な 物があるって今更だけど導入しようかと😅💦 . ソースネクストのDMで見たので良いかなって思い 他の物もって検索したらAmazonで見たら 様々なのがあって同時に6個まで行けるって . 凄いなぁ~って真面目に買おうかなって 考えてしまいます😅💦どうなんでしょうね? さて、7週目の週下りガンバリマショウ\(^O^)/ ワーイ! . 今日一日どなた様も💁‍♂お体ご自愛なさって❤️ お過ごし下さいませ🙋‍♂ ✨本日もご安全に参りましょう✌️ . . ■今日は何の日■. #銀行強盗の日.  1866(慶応2)年のこの日、当時の人々に「西部のロビン・フッド」ともてはやされたジェシー・ジェイムズ兄弟が、初めて銀行強盗に成功しました。  この事件は、アメリカで白昼に起きた初の銀行強盗事件ともいわれています。  彼らを主人公にした映画「ロングライダーズ」はヒットしました。 . #土佐文旦の日.  高知県の特産果樹である「土佐文旦」(とさぶんたん)の生産者、農協、県などで組織する土佐文旦振興対策協議会が制定。  高知県が生産量日本一の「土佐文旦」を、より広く全国にPRすることが目的。  日付は2月が「土佐文旦」が旬を迎えて出荷量が増えることと、2を「ぶんたん」、13を「とさ」と読ませる語呂合わせから。 . #苗字制定記念日.  1875(明治8)年、明治政府が「平民苗字必称義務令」という太政官布告を出し、すべての国民に姓を名乗ることを義務づけました。  江戸時代、苗字を使っていたのは貴族と武士だけでしたが、1870(明治3)年9月19日に出された「平民苗字許可令」により、平民も苗字を持つことが許されました。  しかし、当時国民は明治新政府を信用しておらず、苗字を附けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒し、なかなか苗字を名乗ろうとしませんでした。  そこで明治政府は、1974(明治7)年の佐賀の乱を力で鎮圧するなど強権政府であることを誇示した上で、この年苗字の義務化を断行しました。 . #豊後高田市恋叶ロードの日.  大分県豊後高田市が制定。  同市の海岸線を走る国道213号線沿いには「縁結びのパワースポット・粟嶋神社」、「夕陽の絶景スポット・真玉海岸」、「花とアートの岬・長崎鼻」など、ロマンティックスポットが点在している。  そこでこのスポットを結ぶドライブルートを、恋が叶う道「恋叶ロード(こいかなロード)」と命名。  恋人同士はもちろん、多くの人が訪れるようになることが目的。  日付は国道213号線から2月13日に。  ちなみに愛の告白の日「バレンタインデー」の前日にあたる。 . #NISAの日.  年金加入者が自分の責任で資産形成のための賢い選択を行えるように、その効果的な教育を中立の立場で支援する特定非営利活動法人「確定拠出年金教育協会」が制定。  2014年から新しく、少額投資非課税制度、NISA(ニーサ)が始まることを記念し、その内容を広めるのが目的。  日付は2と13で「ニーサ」と読む語呂合わせから。 . #地方公務員法施行記念日.  1951(昭和26)年、「地方公務員法」が施行されました。 . #初虚空蔵(毎月13日).  虚空蔵菩薩の縁日で、一年最初の縁日は初虚空蔵と呼ばれる。 . #石井スポーツグループ登���の日(毎月13日).  株式会社ICI石井スポーツが制定。  日付は13で「登山(とざん)」と読ませる語呂合わせから。 . #お父さんの日(毎月13日).  株式会社ヤクルト本社が制定。  日付は13で「お父(10)さん(3)」の語呂合わせから毎月13日とした。 . #王様の食パンの日(毎月13日).  福岡県糟屋郡新宮町に本社を置き、パンや和洋菓子などの製造・販売を手がける株式会社フランソアが制定。 . #一汁三菜の日(毎月13日). . . ■今日のつぶやき■. #草を抜かざれば木も茂らず(#クサヲヌカザレバキモシゲラズ) 【解説】 木のねもとにある草が木の繁茂の障害になっていることの意から。 小さな障害を取り除かなければ大事は成就しない。 . . #1964年2月13日 #出川 哲朗 (#でがわてつろう) 【#お笑いタレント】 〔#神奈川県〕 . . (Nerima, Tokyo) https://www.instagram.com/p/B8e2qqSnsh1gLdhCtCHyqhhQNgBaHFI1toY_DY0/?igshid=i5fjwp22n05j
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oka-akina · 5 years ago
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9月22日
 電柱と、それによりかかる電柱と、たぶんなにか看板、ぜんぶまとめて覆い尽くすように葛のつたと葉っぱが生い茂って、緑色のでっかいでっかいペンギンが立っているみたいなかたちだ。対向車のいない信号待ち、だだっぴろい道路の向こうに見えた。田んぼと畑と荒れ地、「スクラップ」とか「レンタルコンテナ」とかの看板、うず高く積まれた自転車らしきもの。盛り土には雑草がにょきにょき生えていた。遠くにamazonの倉庫。  弟1のアメ車は幅が広くてケツがでかくてえっらい鼻が長く、よくもまあこんなにおおきな車を運転できるなあと驚いた。ミラーのところに錆び加工がしてある凝った車だ。四人も乗れない、狭くて無理だと弟1は渋ったが、乗ってみたら言うほど狭くはなかった。弟1、弟2、夫、わたしの四人で出かけた。  車高が低いので60kmでも疾走感があるなと夫が感心した。そうして「まあこういう原野にアメ車は似合う気もしてきたな」とちょっと悪い笑い方をする。田んぼや畑なんだから原野ではあるまいが、ようするに自分の地元をいじっている。そうして、川の両岸に木と草となんかよくわからんものが鬱蒼とはびこりジャングルみたいで、たしかに、「人の手が加えられていない自然」と言いたくはなった。ところで弟2もアメ車に乗っていて、夫だけハイブリッドの国産車で、なんとなく「三匹の子ぶた」みたいだ。わらの家、木の家、れんがの家。このわらの家はとてもとても格好良い。
 お彼岸の墓参りということで夫の実家を訪ね、夫の弟たちも来ていたので、久しぶりに家族そろったという状態になった。わたしは実家よりむしろ気をつかわないので、というか適度に気をつかい適度に気を抜き適度に甘えたり一線をひいたりしており、夫の実家だから夫マターでやってくださいよという姿勢というか、判断はぜんぶひとまかせにするというか、結婚して十年になるけどギリギリまだ客だろうというか、あんまりいい言い方じゃないけどともかく頭をつかわない、流れに乗って過ごす。弟1と弟2が独身で、夫とわたしには子どもがいないので、現状四人みんな「子ども」の立ち位置というのもあると思う。孫はとか結婚はとか多少ふざけて口に出すことはたまにあったけども、最近はあんまりそれもなく、まあこんなところでしょうという感じ。ちょっと気をつかうくらいの間柄のほうが友好というか平和というか。夫の母は前に会ったときよりちょっとやせていて、もともとやせているけども、いまは体重が三十キロ台だというのでちょっと心配になった。子どもなりに。  墓参りはものの数分で済み、夕方だったからすずしかった。どこも道がけっこう混んでいた。買ってきた寿司と焼き鳥(すべて豚)などを囲み、弟2が「自粛期間中に料理にはまった」と作ってくれた鶏チャーシューをつまみ、ちょびっと酒を飲んだ。順番に風呂に入りながら、弟1がTENET観たいんだよなと言い、弟2とわたしも観たいと言い、じゃあ明日観に行こう、このへんでやってるか? 9:20上映だけど起きれるか? 起きれる、みんな寝坊したらおれだけでも行く、などと話はかたまった。もうだいぶ前の正月、わたしの妹も加えて五人でワンピースの映画を観に行ったことがあり、あのときはまだみんな二十代だったかもしれない、たぶん三人ともそのときのことを思い出していた。  夫はもう寝ていたので、明け方トイレに起きた夫に、映画観に行くことになったよと寝ぼけながら伝えた。夫も寝ぼけていたが「まあいいだろう」となんかえらそうな、というかぺこぱみたいな返事をした。実家に行くとテレビをけっこう観る。
 農道をぶっとばしてショッピングモールの映画館へ向かった。映画館はすいていた。席がひとつ飛ばしのためもあるかもだけど、そんなに人がいないように見えた。チケットを買うとき、弟1が「とにかくうしろの席がいい」と主張し、受付の人が四人並びですと最後列は空いてなくて…とべつの列を指してくれるのを、ばらばらでかまわないから今あるいちばんうしろに座りたいのだと弟1はぶつぶつ言い、夫が「2:2でやってください」と言った。四人分のチケットをいったん夫がまとめて支払い、弟2がごち!ごち!とはしゃぎ、夫はいやな顔をした。いやな顔というポーズで、ごはん代含めてあとで仲良く精算するのはわかった。  映画のなかみの話は詳しくしないけども、わたしはこのテの話は「世界がぜんぶ・全員消えちゃうんならべつにそれでよくない…?」という気持ちになっちゃうので、なんでみんないっしょけんめい戦ってんのかわかんないからともかくそれはそういうものとして観ることになり、ともかくそれはそういうものとして面白い…という感じになる。インタステラーでも思ったけど、ノーランは画作りにあんまりこだわりがねえんじゃねえかなあとも思う。金塊をぼっこんぼっこん落としながら飛行機が体当たりするとかは映画だ!ってギャグで、面白かった。映画だ!ってギャグを全力でやってる映画は楽しいよなーと思う。そしてわたしは楽しくない映画も好きだし楽しい。  ただもう、そんなことより、三匹の子ぶたみたいなぜんぜん趣味のちがうこのきょうだいたちがみんな退屈せずに面白がっていたので、観に来てよかったなあと思った。この人たちみんなが楽しいのってこういう映画なんだなあという発見もあった。わたしはふだん映画は一人で観るので、四人でぞろぞろ観ているのが新鮮でもあった。  映画館を出た瞬間「わかった?」「わっかんねえ」「最初のテロはどうなった���?」「おれは七、八割わかった」などと話しあい、コーヒーを飲みながらおのおの「TENET 解説」で検索し、しばし四人無言になり、やがて「やっぱニールは死んでんじゃん」「かわいそうじゃん」「なんで妻は酸素マスクいらんの?」「二回回転扉入ってるからだよ」「他人の解説を読んでもわからん」「youtuberの解説動画があるよきっと」「船から引きずられてるけどあれは死んでる?」「世界がぜんぶ消えちゃうんなら息子がどうとかいうレベルじゃなくない?」「歯はどうやって元に戻したのか?」「インドのおばさんがめっちゃ悪いってこと?」などなどバカまるだしの(というかいっさい格好つけない)感想をしゃべりあった。弟2がドヤ顔でTENETの回文の画像を見せてくれ、夫がすかさず「酢豚作りモリモリ食ったブス」と回文をとなえ、ということはもし邦画なら、「酢豚」という武器商人と「モリモリ」という組織ということもあり得る…などと話し、ところでわたしは回文であってもブスとはあまり言いたくないので「イカのダンスは済んだのかい」とかがいいな…と思った。イカって名前の武器商人。  そのあとみんなでラーメン屋に行き、すごく濃いつけめんを食べた。広い広い畑の真ん中、そこだけちょびっと工場地帯みたいになってて、そのはじっこにぽつんとあるラーメン屋で、「バグダッドカフェ」みたいだと思った。つけ麺にのっていた煮豚のチャーシューが分厚くて、でも箸でほろほろ崩れ、どうやったらこういうふうにやわらかくなるんだろうと昨晩鶏チャーシューを作った弟2が言う。店のテレビでは天気予報がやっていて、台風の予想進路を弟1と夫が黙って見上げていた。
 家に帰り、夫の父が精米に行きたいというので夫が車を出すことになった。30kgちょっとあるから一人では無理だ、そしてアメ車じゃ米はのらない(のせにくい)からということになり、面白そうなのでわたしもついていった。ホームセンターのはじっこにあるコイン精米機。去年「精米」という短編を書いたけども、あれは主人公の兄が車をぶつけられ、実家を訪ねた主人公が精米しに行くという話で、なんか小説の筋をなぞっているみたいな感じで、ときどきそういうことがある。書いたことをあとからやってみるみたいな。30kgの米袋はとても重く、夫と夫の父が二人で持ち上げた。これよりちょっと重いのがお母さんだねと言おうとしてやめといた。精米したての米はあたたかく、袋ごしでもほかほかしていた。夫の家の前の道路は狭いので、バックで入り、逆行逆行とTENETの話をした。  となりの家の夫のおさななじみが、たまたま帰ってきていて、来週からベトナムに単身赴任になるそうで、夫はちょっとあいさつしに行った。気をつけてなとしゃべったあと握手を交わし、めずらしく握手なんかしたのは、たぶんさっき映画を観たからだと思う。  夕方早めに帰り、やはりなんだかんだ疲れていたのか、自宅に着いてすぐわたしも夫も昼寝(夕寝)した。つけ麺で腹いっぱいだったので、めかぶと冷ややっこで夕飯にし、精米したての米を炊いた。米を洗おうとしたらまだあたたかくてびっくりした。
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thesunabar · 2 years ago
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如月十三日(月)大安吉日❤️ ⁡ ✝️いつまでもあると思うな親と店✝ 88㎏⤵️⤴️ポンコツ肥満は今日もぼんやり ⁡ ⁡ お湿り横丁、閑古鳥予報☔️ 兎にも角にも取り敢えずは確定申告完了💻 後はお上のみぞ知る🤲 ⁡ ここ暫くパキパキに乾燥していたので、ここらで小休止ですね、ちょいと汗ばむ日中から少し涼しくなってきました ⁡ 今月は革命君月間なので、信州亀齢、浅間嶽、浅茅生、奥能登の白菊、越前岬、そしてロ万Revolutionがオンリストです🍶 グイグイ飲み干して🙏 ⁡ 先月はお久ぶりさんに一見さんとお馴染みさんが多数ご来店いただきました🙏 今月は今のところお馴染みさんに日々お助けいただいてますね、ありがとうございます😭 ⁡ 今宵はご予約1件いただいております🙇‍♂️ おまんちしております💋 ⁡ 日めくりカレンダーによれば「草を抜かざれば木も茂らず」そうです🤔 ⁡ よろぴこどうぞ🙇‍♂️ ⁡ 牡蠣は北海道厚岸と三陸山田🦪 ⁡ ふぐ皮とカラスミの卵蒸、重慶飯店の麻婆豆腐、トマト卵炒め、ウインナーたまご🥚 生ハム ハモン デ テルエル切落とし、エ・イ・ヒ・レ😘 ⁡ 生ハムと青とうがらしの包みピザ、豚ロースの味噌生姜焼き、セセリ串葱蒸し焼き、も、おススメです💡 ⁡ 〆ものは、 クミン焼きそば 広島菜と紫蘇の混ぜごはん焼おにぎり カラスミ稲庭素麺 アンチョビふきのとうのショートパスタ ⁡ ⁡ AKABU NEWBORN、横山五十 ホワイト大吟醸、雪の茅舎 にごりパック、仙禽 雪だるま、浅茅生は剣呑に熊蟄穴は澄and滓、信州亀齢は山田錦と美山錦とひとごごち、十四代は本丸に角新本丸に中取り純吟播州愛山etc. ⁡ ⁡ 【如月の店休日】 5(日) 12(日) 19(日) 23(㊗️木)※貸切営業 26(日) ⁡ ⁡ 【🚨唎酒コース🚨】 ・最初の1時間は3300円(4〜5杯) ・延長は1時間毎に1100円(状況に応じて) ※税込、小鉢付き ※グラス交換制 ※お酒は肥満のおススメを順に ※1組1名から4名迄 ⁡ 【⚠️予約制⚠️フードセット】 ・2名様から ・¥7700(税込) ・150分制(ラストオーダーは30分前) ・ガリ、突き出し、生ハム、卵、魚、肉、〆 ・肥満おススメ日本酒をご提供(4〜5杯) ⁡ ◎お席のご予約、貸切(8名様から)、承ります →お気軽にお問い合わせください📞📲 ※貸切予約はご来店ください🍶 ⁡ https://sunabar.thebase.in/ 視野を広く裾野を広く🌋 ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします🙏 ⁡ ◎手洗いと手指消毒の励行🥷 ◎無駄な大声(地声含む)は永遠に自粛🙅 ◎マスクや距離感など優しいキモチ👼 ⁡ アタシ 待つは ⁡ どうぞ よしなに ⁡ かしこみ かしこみ ⁡ #新四谷舟町砂場 #the_neo_sunabar #四谷舟町砂場 #舟町砂場 #the_sunbar #日本酒スナック #NYFS #荒木町 #四谷三丁目 #舟町 #日本酒 #焼酎 #ワイン #麦酒 ⁡ ♨️新四谷舟町砂場(Neo Yotsuya Funamachi Sunabar) 〒1600007 東京都新宿区荒木町6 ルミエール四谷1FA 0333545655 [email protected] 17時頃から24時入店(変更の可能性有り) ※ラストオーダーは気分次第よ責めないで😘 不定休 facebook.com/NeoYFS facebook.com/the.sunabar instagram.com/the_sunabar twitter.com/_sunabar (新四谷舟町砂場) https://www.instagram.com/p/ComHK2LyNCu/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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