#蒔かぬ種は生えぬ
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CoC「片鱗」HO殺人鬼 ※シナリオの重大なネタバレが含まれます
セリフ集
「かうかう」 「ぶ」 「うー、あ゛」 「カッコー、カッコー、カッコー」 「くじら、ヤギ、キツツキ」 「ここが地獄だ!ここで跳べ!」 「宙吊り、宙吊り、宙吊りで、かわいそうで、おれが埋め合わせしてあげたいと思うんだよ」 「あの家には行かれない」 「ううー」 「いい子、いい子」 「『行き過ぎろ、影』」 「おまえはもう十分耐えた。あれはただの育ちすぎたコウモリだ。やつらが自ら蒔いた種をおれが刈りとってやる」 「それに比べてどうだ? おまえときたら盗人の淫売……おまえの薄汚い血が薄まったおかげで衿迦や兄は出来がいい」 「邪悪! 老いぼれの古コウモリめ! 報いを受けろ!」 「でもおれは、どこにも行くところがないし、他にやることもないんだ」 「今日はいいことあった?」
◆身上調査書
姓名:ビスコ/房 必思可(ファン ビスコ) 愛称:ビスコ 年齢:23歳 性別:男 血液型:B型 誕生日:6月28日 星座:かに座 身長:198cm 体重:84kg 髪色:オレンジっぽい赤毛 瞳の色:茶色 視力:左右1.0 きき腕:右 声の質:ザラザラした掠れ声 icv山寺宏一 手術経験や虫歯、病気:なし 身体の傷、アザ、刺青:なし その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):手足が長くて猫背 ゴツゴツしている 手が細長い セックス体験、恋愛、結婚観:なし 性愛感情がかなり薄い 尊敬する人:なし 恨んでる人:もういない 出身:衿迦から生まれ��/中国籍を取得 職業:肉屋 将来の夢:まだない 恐怖:衿迦を守れないこと 癖:目を細める 舌を出す 酒癖:酒の味が苦手なので飲まない 特に酔っても顔に出ない
*交流向け 一人称:おれ 二人称:おまえ、あいつ 呼び方:下の名前呼び捨て 敬称をつけない
*概要
蛇之目衿迦の同級生と家族3人の命を奪った殺人鬼。道徳規範を持たぬ怪物。正体は蛇之目衿迦が作り出した狂気の別人格であり、アーティファクトの力を得て肉体を持つ独立した存在となった。
*性格
おおよそ人間が持ち得る道徳規範や社会的モラルを持たない破綻した思考回路の持ち主であり、目的を達成するために法律や禁忌を破ることにはじめから躊躇いのない人物。自身の写し身である衿迦を守ることに関しては普通では考えられないほどに献身的になるが、それ以外の人間や事象に関しては関心がかなり薄い。 感情表現は幼稚で素直だが、起伏は通常激しくはない。極端なほど口下手で、ほとんどのコミュニケーションを単語や短い反復によって行い、自分の考えを自発的に話すことは稀。意味のない喃語を交えて話し、関わる必要がないと思えば完全に相手をシャットダウンし、ひとことも喋らないということも平気でする。 これらはビスコ自身に「社会に混じって生活する」という能力が根こそぎ欠けていることに由来し、目の前で起きたことや他人の事情や感情を受け取って呼応することもなければ、常識的にこうしなければならないという基本的概念を持たず、相手に分かりやすく伝えるための工程をすっ飛ばすことで発生する。理解できていないわけではなく理解させる気がないといったほうが正しい。 このため知能行動に支障があると判じられることが多く、実際の知能テストをまともに受けることも不可能なためそのように分類されるが、実を言うと知能より性質の問題。今後社会生活をこなしていく上で変化する可能性はある。 大人しくぼうっとして反応が鈍い。何を考えているかわからない冷血で爬虫類っぽい性格である。衿迦に対してはどこまでも優しく、辛抱強いあたたかみのあ���部分が発露される。刺激しなければ無害な置物のようなもの。
*人間関係
社会に馴染める人格の持ち主ではないため、衿迦と房芳と職場の店主くらいとしか基本的には会話をしない。初対面の人間からは不気味がられ、それらを払拭する努力もしないため遠巻きにされることが常である。一応必要があると思えば肯定、否定、疑問くらいは口にすることもあるようだ。
*家族関係、幼少期体験
なし
*能力
前述のとおり実は知能に問題はなく、高校卒業程度の学力知識は持っているものと思われる。計算問題などは難なくこなし、少々難解な文章も理解して読むことができる。問題はテストなどをまともに受けるために机に留まらせておくのが難しく、ビスコが意味を理解できないものには取り合わないため、数値的な判断は難しい。 現在は肉屋での食肉加工作業を行っているが、動物を解体するのに精神的に動揺することも落ち込むこともなく、生まれが生まれのために刃物の扱いに長けていることからなかなか向いており、慢性的に人手不足な職種のため重宝されている。特に楽しいと思ったことはないが、現在の仕事に不満はないようだ。 何時から何時までという括りでの仕事が難しいため、衿迦が出かけるときに一緒に出かけ、作業が終わったら帰るという出来高制を許可してもらっている。
*肉屋のポパイ
牧場から一頭ずつ牛や豚、鳥を買い付けるため新鮮で安いお肉を売っている精肉店。店内作業がきついため職人が居付かず育たないことが目下の悩みだったが、重労働をあまり高くはない給料でやってくれるビスコが店員になり助かっているらしい。現在は店長(精肉作業と接客)、ビスコ(精肉作業専門)、バイト(接客と配達)の3人で運営している小さな町の肉屋。コロッケがおいしい。 ビスコはほとんど店長としか会話をしないが、特段ビスコの奇妙な人柄を気にしていないようだ。
*好きなもの 食べ物:チョコレート菓子、グラタン、コロッケ、ハンバーグ ケチャップとマヨネーズの味が好き 飲み物:カルピスなど乳酸菌飲料、ホットミルク 季節:夏 色:海の色、衿迦の目の色 香り:牛乳石鹸のにおい 書籍:銀河鉄道の夜 動物:あんまり出会ったことがない ファッション:丈が長い服 落ち着く 場所:海 愛用:肉切り包丁 趣味:クレーンゲーム 写真を見る
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謹んで念頭の御祝福を申しあげます。
皆さまにおかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申しあげます。
旧年中は、演奏活動20周年記念にひとかたならぬご支援を賜りましてまことにありがとうございました。
本年は、今までの種蒔きが芽を出し開花し大輪の花を咲かせていけるように、音楽に真摯に向き合い一層の研鑽を積み重ねていく所存です。
12月の音楽劇の作曲の経験から、現在音のシャワーのように頭の中で音楽が鳴り響き創作意欲に満ち溢れております。
この時期を大切にして新しい音楽を沢山生み出して皆さまに発信していけるように直向きに取り組んでまいります。
まだまだ皆さまお一人おひとりのお力添えなしでは私 平原誠之は音楽家���して成り立ちません。頼りない未熟な私であります。どうぞ、本年も変わらずの御支援、御鞭撻のほど謹んでよろしくお願い申しあげます。
皆さまのさらなる御発展、御健勝と御多幸を心よりお祈り申しあげます。
令和六年 元日
平原誠之
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[蒔かぬ種は生えぬ]-[뿌리지 않은 씨는 싹트지 않는다]-#속담#격언#일본어#고급문법#Junana 일본어 한마디
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「他者に災いを企てた者が、自らその報いを受ける」「因果応報」「罠にかけようとして自分がはまる」といった構造
◆ 短い表現・ことわざ・慣用句など(日本語)
自業自得
因果応報
身から出た錆
人を呪わば穴二つ(=相手を呪えば、自分の墓穴も掘ることになる)
天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかい そにしてもらさず)
悪因悪果
ブーメランが返ってきた
策士、策に溺れる
墓穴を掘る
罠を仕掛けて、自分がかかる
まいた種は自分で刈る羽目に
仕返ししようとして、先に潰れた
天に唾して自分にかかる
**風が吹けば桶屋が儲かる(逆パターン)**のような連鎖的報い
◆ 英語圏の表現(ニュアンス含む)
What goes around comes around.
You reap what you sow.(蒔いた種は自分で刈る)
Hoist with one's own petard.(仕掛けた爆薬で吹き飛ばされる)
To fall into one's own trap.
To dig a pit for others and fall in oneself.
Live by the sword, die by the sword.(剣で生きる者は剣で死ぬ)
◆ 文学的・詩的表現・比喩
「毒杯を他人に差し出そうとして、自らの唇を濡らした」
「蜘蛛の巣を張ったつもりが、自分が絡まった」
「仕掛けた罠に、自分の足が最初に引っかかった」
「悪意の矢を放ったが、風にあおられて自分に突き刺さった」
「鏡の迷宮で敵を探していたら、自分に出会った」
「毒を盛った皿が、回り回って自分の膳に置かれた」
「影を切ろうとして、心臓に刃を刺した」
「相手を沈めるために穴を掘ったら、雨で自分が溺れた」
◆ 具体的な状況・例
会社でライバルの失脚を狙ってスキャ��ダルをリーク → 自分の過去の悪事も掘り返されて失職
恋敵を陥れるための嘘 → 好きな人にバレて嫌われる
ライバルを陥れるために仕掛けた罠 → 証拠が残って逆に自分が告発される
悪意あるコメントで他人を炎上させようとした → 自分の過去の発言が発掘されて炎上
「友人を貶めるつもりで流した噂」が、巡り巡って家族や恋人に影響して破綻
いじめを主導していたが、誰かが録音していて退学になる
暗殺を計画していたが、誤爆や裏切りで自分が死亡
◆ 神話・物語・寓話的例
ハマン(旧約聖書):モルデカイを吊るすために用意した絞首台で自分が処刑される
オイディプス王(知らずに父を殺し母と結婚する運命。避けようとして運命に陥る)
グリム童話「ラプンツェル」の魔女:塔に閉じ込めようとしたが追放され孤独に
アレクサンダー大王に毒を盛ろうとした部下が、自分で誤って飲んで死亡
中国の「韓信の股くぐり」→ 武力で報復せず耐えた者が、後に相手を処刑
ご希望であれば、物語・創作・脚本に使えるような文脈づくりもお手伝いできます。さらに皮肉を効かせたブラックユーモア調、あるいは和風説話風、現代風SNS語調など、トーンの調整も可能です。お気軽にどうぞ。
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転生しないし、したくありません! 6
こんなに幸せでいいんでしょうか
一通《ひととお》りの家具を揃《そろ》えて、やっと生活感の萌芽《ほうが》が予感《よかん》出来《でき》る様子《ようす》を醸《かも》し出《だ》せた。
と複雑な言い方をするのには理由がある。まだ家具を設置しただけで、実際に俺たちはここでの生活をしていない。それはまるで、まだ種《たね》を蒔《ま》いてすぐといった段階にある状況と言えるのではないだろうか。つまりはまだ、『生活感は芽吹《めぶ》いてすらいない』、ということが言いたかったのであろうと帰結《きけつ》する。今まだって何回言った?
「3回ですね」
俺の数歩横《すうほよこ》で、『お部屋』をしげしげと見つめているセレィシェがお答えあそばせになられた。今日も読心《どくしん》は絶好調でしょうか? 因みにセレィシェから『心だけでもいいですよ』と言う提案があったので、俺はウケ狙いで、お口にチャックならぬお口にテープ状態である。ただいま絶賛スベリ倒し中 ‼︎
「なんですか。お答えあそばせになられたって」
俺の心の言葉遣いの《《あそび》》についてクレームを入れてく��読心家《テレパシト》。
「テレパシト? …ああ、テレパシーだから? 馬鹿なんですか?」
セレィシェに夢中という意味での『セレィシェ馬鹿』ということであれば、その答え、イエスだね。
「それ私のことを馬鹿って言ってるみたいに聞こえますね」
オウノォウ! そんなつもりはないのにぃ! じゃあ君に夢中な『君馬鹿』で。 …君馬鹿ってなんか、『平成の大ヒット少女漫画のタイトルの略称』感があるな。気に入った、使っていこう。『キミバカ!』
「あの、それもこっちのことをバカって言ってるように聞こえるのですが」
あ、ほんまや。なんてこった。俺としたことが。下手こいた。あたふた。
「やっぱりバカなんですね」
バカじゃ無いもん! セレィシェが好きなだけだもん! それでちょっと浮かれてるだけだもん! 浮かれポンチレベルに。レベチに。
「うるさ」
そういう彼女はどこか楽しげである。ははあん、ツンデレ?
「ハイハイ。そういうことにしておいてあげますよ。ふふ」
……だいぶデレ性分が大きくなってきたな……俺は果たして受け止められるのだろうか……この可愛さを!!!!
「可愛いって言えばいいと思ってるんでしょう」
へ? 可愛いと思うから可愛いと言ってるだけなんだが。心が読めるんだからそれくらいわかるだろうに。
「ハイハイ。そうですね」
そう言うとセレィシェは、俺の相手をするのをやめて、再び『お部屋』の方へ顔を向けた。
『お部屋』というのは、この空間を醸成するにあたって、二人でアレコレと相談している時に、セレィシェの口からポロっと出た言葉である。それがなんだか可愛すぎて、そのまま正式名称として採用してしまった。セレィシェにはポカポカ叩かれたが、俺の心はポカポカになったので、寧ろプラスであったと言わざるを得ない。最早心は小学生。とても良かったと思いました、まる。やかましいわ!
「何一人で盛り上がってるんですか?」
セレィシェが『かまちょかまちょ』という調子で俺を現実に引き戻す。その現実が理想的過ぎて最高なんだが。最高過ぎて……ここで気の利《き》いた若者言葉を小気味好《こきみよく》く連荘《れんちゃん》して、感情の昂《たかぶ》りを表明したかったのだけれども、若者じゃないので無理だった。
そこで、心に謎のヒップホッパーを召喚して代弁してもらう。彼は褐色の筋肉が目立つ上裸にオーバーサイズのブラックベストをひっかけて、ブラックキャップを後ろ被り。首元にはゴールドチェーンがジャラジャラリ。腕にはリング、やはり金。ボトムスなんかはミリタリー。なんならラジカセ担《かつ》いでる。テンポ良く喋る。
『オレ・マジ・セレィシェ・ダイスキィ。オレ・マジ・セレィシェ・ダイスキィ』
「呆れてものも言えませんね」
そうなん? そうはいうが、そういう物言いが、なんだか早くも俺の影響なのではないかと思えてさ。それがなんかさ、嬉しいんだよね。躁になっちゃうよね。爽快にね。
「だる」
そういう彼女のポーズは、腕組みから右手を顎の方に持ち上げて、軽く握った手はその人差し指あたりをちょうど口元に添える様な、そんなポーズだ。その所作を彼女は良くするのだけれど、俺はそれも大好きで、『かわいっ』って思ってしまう。レペゼンキュート。
こう思ってる間も彼女は動じずに、じっとお部屋を見つめている。
相当、このお部屋に関心があると見える。
然《さ》もありなん。
彼女は俺が具現化した家具や小物を、その度に矯《た》めつ眇《すが》めつ眺めていた。その様子から、彼女がそれらの家財《かざい》に興味津々である事は窺《うあかが》えていた。だから、出来上がったこのお部屋を、彼女がずっと見つめているのは、やっぱりそうなるよなぁ、という所である。ところでそんな彼女は非常にとても尋常じゃないくらい凄まじく愛らしく、正直今すぐ抱きしめたいのだが!! …いきなりそんな事をして嫌な思いをさせたくはないので、当たり前にぐっと我慢した。俺ってばエライ。当たり前だけど。当たり前だけど大層《たいそう》なこと。当たり前大層。
「ふっ」
ウケた。やったやった婚活だ! 今夜は婚活だ! ……などと供述しており……。しかし現世ネタ、伝わるんだな。つまりはアレかな? 知識としてはしってる的な、そういうサムシングなのかな? ぬあ〜んか、そんなフレグランスがするよね。そういうエッセンスが散りばめられて、いるよね。んね。
「婚活って、結婚でもするんですか? お幸せに」
君と!! やろがぁい!!! 一緒に!!! 幸せになりたぁい!!!!
「ところでなんでノルディックなんですか? 同意はしましたけれど、理由を聞いてなかったです」
変わらずにお部屋を見据《みす》えながら、セレィシェが俺に問《と》い掛《か》ける。華麗にスルーされた。ぴえん。。。あ、あきまへん! ぴえんは心内でも彼女に禁止──正しくは使用非推薦《しようひすいせん》──されとるんやったわ! アカーン! へたこいた〜! いてこまされる〜〜〜!
ぴえん、二度と使うな、俺。
いいね?
そんなことよりそれよそれ。お部屋の調はノルディック。調というか、様式か。落ち着いた空間に仕上がった。
しかしあれぇ? おっかしいぞー?
『心を読めるんだったら何《なん》でノルディックにしたかなんて手に取る様に分かるんじゃないのかなぁー?』
という、体は大人で、頭脳は子供な、そういう疑問が湧いたが、
『どうも彼女の読心《どくしん》は完全では無さそうだ』
という、これまでの経験則《けいけんそく》が物を言って、これを諌《いさ》める。
恐らくそういうことなのだろう。
どういう理屈《りくつ》かとか、どの程度わかるのかとか。或いはスイッチのオンオフが定期的に来るみたいなのだとしたら、その頻度や間隔《スパン》はどれくらいなのかとか。その中身は全《まった》く以《もっ》て、皆目検討《かいもくけんとう》も付かないけれど、兎《と》に角《かく》そういう事なのらしかった。
だからそれは一先《ひとま》ず置い|てお《と》いて。
彼女の質問に答えねばなるまいて。
「ふっふっふ、それはね?」
俺はおちゃらけた調子で少し勿体《もったい》ぶってみた。その甲斐《かい》あってか、セレィシェが再び此方《こちら》に顔を向けてくれた。やったぁ!
「なんですか? 勿体ぶってないで早く教えてくださいよ」
セレィシェが焦《じ》れる。なんかちょっとレアな気がする。そうでもない気もする。それは兎《と》も角《かく》。
「安直《あんちょく》だって言わない?」 「安直な理由んですか?」 「そうだけど」 「そうなんですか……ふうん…」 「おん。ええっとぉ……」 「もしやあなたの名前が氷河だからとか?」 「惜しい!」 「惜しいんですね……てっ……もう……」
そういうと、彼女は何かを察したような、諦めた様な、呆れた様な。そんな複雑で微妙な雰囲気を纏《まと》いながら、苦笑しつつ右手で眉間《みけん》を抑《おさ》えるジェスチャーをする。いやまぁ普通に、呆れてるんだろうか。わからん。
「……このひと馬鹿だなぁと思って」
引き続き苦笑しながら俺のモノローグに静かに答えるブルベ天使。
失敬な。俺は『キミバカ!』であって、『セレィシェバカ』の『イカレポンチ』 の『ピエロ』ではあるかもしれないけれども、それ以外の何者でもないのですが!
しっかし、このポーズをしているセレィシェを見るのは初めてだ。正直めちゃくちゃ可愛い。眼福すぎてしにっそ。ああもう死んでたわ。ガハハ!
真面目な話、そのどんな仕草にも目を奪われてしまうのだ。その一挙手一投足《いっきょしゅいっとうそく》に心を奪われるのだ。その素直だったり素直じゃなかったりする性格にもとても惹かれる。そう言えば、彼女好きなところをこれまでに108個伝えてきたけれど、これで109個に増えたんだね。でもまだぜんぜん表し足りないや。
でもそんな『言葉』なんてどうでもいいのかもしれない。全部本当だけど、所詮は『言葉』。そして言葉程度で表現出来る範疇の話でしかない。まるで彼女の口癖を拝借しているみたいだけど、実際そうなので仕方ない。
こんなことを、生前『言葉』に拘《こだわ》ってきた俺が言うのもなんだけど、『言葉に出来ない不可思議《埒外の》』だってあるんだって、今はわかる。それは恋にしたって同じ。恋にも不可思議の好意はある。不可思議の恋慕はある。それだけのことなんじゃないかな。
……いや! 訂正しよう! 今まで表《あらわ》す事に並々《なみなみ》ならぬものを持っていた俺だからこそ! その俺が『表せない』という程の事だという事なのだ!! 手前味噌《てまえみそ》ながらそれ程までに特別で!! 意味深長《いみしんちょう》なのだと!!!! 恥ずかしながら思うワケ!!!!!!
とまぁ色々と独白《どくはく》を白日《はくじつ》の下《もと》に晒《さら》してきたけれど、すごく平易に俗っぽく、つまり有《あ》り体《てい》に言えば、セレィシェには言葉に出来ない、不思議な魅力があるんだってことさね。そうさね。
「自画自賛《じがじさん》ですか? ナルシストな方はちょっと……」
オーマイガッ! なんちゅーこっちゃ! あっちゃっちゃ!
しかし自分のことを愛せない人間がどうして人を愛せようか。そう思わんかね、ワトソンくん?
「否定しないんですね…」
否定するの、きらいだからね!
てア°ッ! 否定してしまった! 否定するのを否定してしまった! ア°ー!
「全てを受け入れると? 神様仏様にでもなったつもりですか?」
君のためなら悟りも開ける。
これ自体煩悩だけど。
「私はそんなこと求めていませんよ?」
あ、そうっスよね、ハイ。ほんま、スミマセンした。ほんと。ハイ。
「ただ一緒に居てくれればいいんで」
はん?
はんはんはん????
「それにさっきの『不思議な魅力がある』って言葉ですけど」
はん?
「こっちのセリフなんですよ」
ほん?
「不思議な魅力を、感じますよね」
んえ?
「嫌いだったら、一緒に居るわけないじゃないですか。《《ここ》》がどれだけ狭いと思ってるんすかね。まったく」
んん?????
んあん??????
ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん?ん?
「さっきあなたの心が読めたんですよ」
んんんんんんんんんんんんんん??????????????????
「” 君に似合うから ” って」
!????!!??!??!??!!?
「 ” 君が好きそうだから ” って。” 君の笑顔が見たいからって ” 」
はぁ?! えぇっ、ちょすっ、、、えぇえ?!
「 他にも色々と」
ギャース!!!!!!!!!!!!!!!!
「恥ずかしくないんですか?」
恥ずかしいわ!!!!!!!!
「こっちが恥ずかしかったですよ……」
じゃあなんで見た!!!!!!!!!!!!!!!
「それに小賢《こざか》しいです。あんな細工」
二重思考《ダブルシンク》はそりゃバレたら小賢しくうつるだろうさ!!!!
「矛盾したものを確《しか》と認識しながらも双方《そうほう》を信奉《しんぽう》するという|デノテーション《辞書的意味》も備えつつ。字面からの|コノテーション《連想意味》的に二重の思考がお出来になるんですねぇ、あなたは」
悟られないようにしていた方の心までも読まれていたとは。そのテレパシーめいたものは常に確実に作用している訳ではなさそうだが、だからといって侮《あなど》れる様なシロモノでもないようだ。
だって、自分すらも騙していた二重思考《ダブルシンク》の二重思考《ダブルシンク》を、彼女は���破したのだ。デノテーション的二重思考《ダブルシンク》によって俺はコノテーション的二重思考《ダブルシンク》をしながらも秘匿隠蔽《ひとくいんぺい》していたのだが、そのセキュリティをまさか突破されるとは。
尊敬。
圧倒的尊敬。
ますます好きになっちまうよ……。
っていやそれよりも……俺の心を騒《ざわ》めかせ響《どよめ》かせているのはもっと別のことだ。だから、この一連の思考自体が心の防衛機能のようなものだ。中核《カーネル》とはまた別の、|心の鎧《ペルソナ》的思考だという事は明らかなのだ。
彼女への尊敬の念も感嘆《かんたん》の思いも本心ではあるけれど、それよりもそれよりも。もっともっと俺の心を掻《か》き乱《みだ》す情報が提示されていて、おれについて俺は防衛反応的に敢えて無理くり気づかないようにしている。もしそれを明示的にしてしまったら、明らめてしまったら、俺は耐えられないかもしれないからだろうか。わからん。自分のことすらわからん。まぁ自分のことを何でも分かってるなんていう傲慢よりはマシな気がするが。知らんけど。
「何をそんなに戦慄《わなな》いているんですか? 私があなたの事を本当に不快に思っていたと?」
いやだって、、、、、、そのさ、、、、、、、、、いやさ、、、、、、、えぇ?
「ふふ。嫌いだったらとっくに手段を講《こう》じて、何としてでも転生してもらってますよ。それか、あの時あなたの名前を取り上げずに、現世に帰って貰うことも出来ました。実際そういうルートもあったのでしょう。でも『今此処《いまここ》』にいる、私とあなたはそうじゃありませんよね?」
そうですねぇ、そうじゃありませんねぇ、そうなんですよねぇ、それなんですよねぇ。
「安直な理由でも、率直《そっちょく》な好意は嬉しかったんですよ? 思《おも》いの外《ほか》|素朴《そぼく》でしたけど、それもまた。ただそれだけです」
身《み》も蓋《ふた》も無いと言われなかっただけ命拾《いのちびろ》いした思いです。だからバレたくなかったんだ! それだけじゃないけど!
「でも今は後悔してるんですよね。あの時あなたの名前を奪った事」
え? あ、それってどういう……
あ、もしや上げて落とすパターンスカ!? そッスカ!? ソナンスカ?!
「だって、仕方なかったのはいえ、非道い事をしてしまったなって、思うじゃ無いですか。だからあんまり、氷河って呼びたくないんです。私が付けた名前なんて、そんなの……あの場の思いつきと、あの場だけの流れだと思ったのに、そんなの……」
……うおわ。
予想外の方向だった。
どうしようこれ。
どうしたらいい?
どうすんの俺?
どうすんのよォ!?
「ふう。いっぱい喋って疲れました。あとそれ、いい加減バカバカしいです」
それ?
なんのことだろう?
セレィシェは、コツコツコツと軽快な音を立てながら俺の元へと歩み寄り、俺の懐《ふところ》に入り込む。もしこれが格闘技だったら、次の瞬間一本取られてそうな間合《まあ》いだが、実際に起きた事は、セレィシェが俺の顔を見上げながら、両手を伸���すと言う、そういうハチャメチャドキドキトキメキイベントだった。ハートがぶち抜かれた。こりゃ一本とられたわ、ハハ。
「また変な事思ってる…。このバカバカしいテープをもう見てられないだけですよ」
ああ、テープね。テープ。そんなんつけてたね。もうなんか、体の一部かってくらいに馴染んじゃってて忘れてたわ。『ソウイヤ・ソンナン・アッタナー島《とう》』ぐらいの勢いだわ。そんな島はない。
「下らないこと言ってないで自分でとってくださいよ。ったく」
そういう彼女の目元口元《めもとくちもと》は、しかしどうにも弛緩《しかん》しているように見えるから、何だかんで言って、ユーモアの相性のいいのかもしれない。うわユーモアとか言っちゃった。俺ってばユーモアなんてないのに! アウチ!
そんなことを思っていたら、セレィシェの細くて白い指先《ゆびさき》が、俺の頬───正確には頬の上のガムテープの端───に触れた。
死ぬかと思った。
死んでるけど。
いやほんと。
そうしてしかしバリっと一気に剥がされるののがオチカナーとか思っていたのだが、意外にも『めちゃくちゃ丁寧にゆっくりと』剥がしてくれるセレィシェ。やさちい。ああもうほんとこーゆーとこ好き。多分バリッって一気に剥がしてくれてもそれはそれで素っぽい感じがして好きだけど。どうせそれでどうなってもすぐ回復するし。
バチイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一気に剥がされた口テープ。
死ぬかと思った。
死んだ。
いや死んでるんだけどね?
もういいかこれ。
「ごめんなさい。『一気に剥がせ』っていうから、つい」
うん。
そうだよね。
言ったね。
そうは言ってないけどね。
そんな様な事は言ったね?
だから俺の責任だね。
うん。
「……痛ってぇ〜〜……。」
思わず屈《かが》んじゃうくらいには痛い。
それと、図《はか》らずも『脱《だつ》テープ化運動《かうんどう》』後の第一声《だいいっせい》は、そのような間《ま》の抜《ぬ》けた、|スペシャリティ《特徴》の無いものとなってしまった事が、誠《まこと》に遺憾《いかん》である。
「大丈夫?」
セレィシェが如何《いか》にも心配そうという素振《そぶ》りで顔を覗きこんでくる。
睫毛長《まつげなが》っ。
ファサァ。
目ぇデカ。
ぱっちりくりくりですやんか。
しかしその表情とは裏腹《うらはら》に、一気に剥がした方の頬を指先でツンツンと弄《いじ》ってくる。
サイコパスなん?
……まぁでも。
こういうのが、楽しいんだよな。
お互い気兼ねなく……所謂《いわゆる》、気の置けない仲で居られるっていうのは、心地いいね。かといってまったくお互いにリスペクトがない訳でもなく、完全に慣れ親しんでいるわけでもない。
すごく良い塩梅《あんばい》で、とても良い関係性だナァって、思っちゃうワケ。
出会ってからまだ全然日も浅いのに、���うこの調子なら、前途は明るげだ。
いや、明るい!
輝いている!!!! 輝かしい未来!!!!!!!! もう眩《まばゆ》いくらいだ!!!!!!!!!!!!
…真面目な話。
ほんとうに、これほど迄もの幸せが、降《ふ》って湧《わ》いてくるなんて。思いもよらなかったし未だに信じられないことなんだよね。
実感が湧かないわけじゃないけれど、夢みたいというか、奇跡的だなって思うよ。
君と一緒に居れて俺は本当に嬉しいんだよ。ありがとう。
「……ふうん」 「あ……聞こえちゃった?」 「まずかったですか?」 「まずいことはないかなぁ」 「じゃあウマい?」 「うまいうまい」 「……確かにあなたの言う様に、だんだんあなたに似てきてしまっている気がしますね…」
せやろ? そう言うとりまんがな。でんがなまんがな。
「懐かしい言葉ですね」 「ぇえ?」 「? なんですか?」 「ほらさ、懐かしい言いよるから」 「ああ、そういうこと」
セレィシェは俺のすぐ左隣《ひだりどなり》に座る。床に腰を下ろしたのではなく、厳密には、しゃがみ姿勢ダス。
「懐かしいんですよ。古い言葉は」 「あーね。それはわかるわ」 「じゃあ何がわかんないんですか」 「……『でんがなまんがな』を懐かしいって言ったんだよね?」 「ええそうですね」 「…………ほう」 「……なに」 「…独特をセンスぉをほぉ、お持ちな様でぇぇ…」 「………」
セレィシェの視線が刺さる。じーーーーーーー。
「私のことを、見た目ぐらいの年齢だと思ってます?」 「ん? あーそれ? そこに行っちゃう?」 「それ以外ないでしょう」 「んーーそうかなぁ、、、少なくとも頓着《とんちゃく》はしていないよ?」 「そうですか」 「おん」 「ほんとかなぁ?」 「気になるんダァ?」 「はぁ? うざ」
指先をちょんと突き出すようにして軽く肩を小突《こづか》かれる。ちょっぴり右に揺れてから、振り子の様に戻る俺……そんなことより、オーバーサイズパーカーの姫袖《ひめそで》がカワイイんスけど、どうすりゃエエですか!??!!?!
などと言ってる場合ではない。
「まぁさ、ちょっとビックリしただけだよ。気を悪くしたなら謝るよ」 「いいよ」
あっさりと許してくれた。というかいつの間にかタメ語なんだが。萌死尊死《もえしとうとし》仰《あお》げば天使《てんし》。言うほど仰いでないけど。
「わたしはあなたの思う様なものじゃないかもよ?」
急にぶっこまれる一層のシリアス空気。アレ俺またなんかやっちゃいました?
「そうかな。そう思うの?」 「うん」 「どうしてそう思ったか、おいおい聞けたらいいなぁって」 「どうして? 別に今言ってもいいけど」 「そうなの? じゃあどうぞ」 「なんかムカつく」 「えぇ…」
今度は左頬に指が食い込む。相《あい》っっっ変わらず華奢な指っスネェ〜〜…。華奢《キャシャ》ーンってカンジ。
「ふっ」
笑いを誘ったらしい。マジカオイ。そりゃ半端ねぇな。
でもそこで、一つ気にな��た。
「なぁ」 「……なに」 「今までどんくらい、一人でいたん?」
それは訊《き》いてよかったのか分からなかったけれど。 聴きたかったし、訊きたかったんだ。
「……さぁね。でも、断続的に人が来てはいたから」
それは何《いず》れも孰《いず》れ転生していく者たちであろう。
そう長い時間|居座《いすわ》っていた者など、殆どいなかったというのは、聞《き》き及《およ》んでいる話である。
「ねえ」 「…ん?」
寂しかった? などと、『き』こうとしてしまったけれど。
「ごはん、食べよかった」 「……………………うん」
俺たちは彼女の手をとって、キッチンに向かう。 その手は最初、驚いたように僅かに震え。
けれども振り解かれることはなかった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「カスタマイズ?」 「え? カス?」
スンゴイ聞き間違いをしながら彼女が俺へ顔を向ける。ひえ〜かわえ〜。やっぱ目ぇデカいなぁ。そしてこの透け感よ。まさに透き通ってるわ〜相応しいわ〜〜。
「『カスタマイズしてるの?』って」 「え、ああ、、そう」
” 彼女は七味をまだかける。へ〜、激辛が好きなんだなぁ。
彼女が料理に調味料をかけるのを見咎《みとが》めているが、咎《とが》める積《つ》もりはなく、よりお好みの味を提供する為の密かなヒアリングの一歩である。
『味薄かった?』とか『もうちょっと辛い方が良かった?』などと訊く向きもあろうが、それは相手に気を遣わせる場合もあると考えるので俺は採用しない。
そこで編《あ》み出したのがこの『カスタマイズ』という楽しげな言葉の使用だ。 なんでもゲームとかユーモアっぽくした方が円滑な関係を保てるの信じている。こっちも楽しいし、あっちも楽しいなら、何も言う事はあるまい。いや、好きとかありがとうとかおやすみとかおはようとか元気?とかお疲れとか、色々言う事は枚挙《まいきょ》に暇《いとま》がないけれど。
因みに今の俺はカスタマイズ容認派である。昔は視野が狭く、愚かで、そして過激派だったが……若さゆえの過ちというヤツか。しかしてその積み重ねなくして今の俺無し。
『全部、これで良かったんだよ』
と今なら実感と確信をもって心から言える。だから俺は転生をしないという面もあるしな。まぁ原因のほぼ全てが彼女と一緒にいたいからだけど。だから彼女が一緒にいけるのであらば転生も吝《やぶさか》かではないのだ。
まぁいいや、こっちを強く考えながら隠蔽秘匿するのは疲れるゆえ、こっちは深層の海にふただび沈めよう……。 ”
ソファに並んでごはんを食べる。ダイニングテーブルもいいけれど、こういうのもいいよね。
食べ始めは『美味しいね』とか色々言い合っていたが、次第に夢中になって、黙々と食べるモードに突入している現在。それでも二人とも恐らく意図してゆっくりと食べているので、別に量を食べているという訳ではないけれど。
さっきのことを思い出す。
あのあと、何か食べたいものがあるだろうかと確認をした所、『親子丼』という予想だにしていなかった回答をいただいた。美味しいよね、俺も好き。
そこで腕《うで》に縒《よ》りを掛《か》けて、素晴らしき自信作を製造。いや、調理した。
勿論。最初から出来合いの『|インスタンス《実体》』を『生成』することも出来たが、そうしたくはなかったし、最初からそうするつもりはなかった。
結果だけが欲しい訳ではないし、過程だけが欲しい訳でもない。そもそもそういう二元論的な視野狭窄とも言い得る話に押し込めたくはない。
俺は彼女に美味しいものを食べて欲しいし、俺は彼女にごはんを作りたかった。そしてそれを一緒に食べたかっただけだ。これについて要素を抜き出したり特徴を挙げ連ねて別の言葉で再解釈する必要なんてどこにもないんだ。『つまり』なんて今ここでは不要だ。
さて。
完成した親子丼は過去最高の出来栄《できば》えとなった。生前、料理は自分の舌を唸《うな》らせるくらいには嗜《たしな》んでいたし、この場所の特質《とくしつ》を鑑《かんが》みれば、心を込めるほど自ずと美味しい料理が完成するのではないかという仮説もあった。
それは味も香りも非常に均整がとれていて、豊かな風味が香り高い逸品である。これには彼女も驚いていたし喜んでもらえた。
一口食べて、
『…美味しい!』
と言ってくれた時には、表彰台で優勝トロフィーを掲げて観客席に手を振っているような心持ちになった。
イメージがものを言うこの世界だからこそ、体験していないことについは情報を食べることになる。それは酷くぼやけて大味な食物《しょくもつ》となる。彼女がかつて食事をした時に食べたものもそんな味だったらしい。
ここでちょっと疑問だったのが、俺のイメージで作り上げたものが果たして彼女が食べた時にも同じイメージであり続けるのかということだった。俺の観測と彼女の観測が同一である保証はないので、個々のイメージによって結果は変じてしまうのではないかという懸念《けねん》だ。
具体的に言えば、俺がどんなに俺のイメージ通りのものを作っても、彼女がそれを食べる時には彼女のイメージの味や香りや見た目になるのではないか、ということだ。
結果的にはそれは杞憂《きゆう》で、どうやら俺がイメージで具現《ぐげん》したものは俺のイメージ通りの性質を物自体が持つと言うことだ。これを彼女は俺にもわかるレベルのプログラミングの話に準《なぞら》えて、
『あなたのイメージが設計図《クラス》。それを元に実体《インスタンス》を生成しているのですよ』
と説明してくれた。多少プログラミングを齧《��じ》っていた俺としては
『わっかりやすぅぅぅー!』
と唸ってしまう例えであった。
俺は彼女の舌を料理で唸らせて、彼女は俺の脳を例え話で唸らせたと、まぁそんな話である。かな。知らんけど。
「知らんのかーい」 「うおびっくりしたー」
彼女が突然突っ込んできた。ご丁寧にぱしんと『ツッコミの手』付きである。そしてまたすぐ黙々と食べ始めた。かわ。
かわいい繋がりで言えば、彼女は今や砕けた喋り方をしてくれるようになって、これがめちゃくちゃ可愛いんですよね。そしてここについて俺に何かを説明しようとする時なんか、さっきの説明もそうだけど丁寧語調に戻っちゃう感じが、また可愛くってもう、悶《もだ》えますよね。
「うるひゃい」 「なにそれかわいい」
ってか食べながら喋ったの初めて見た。それだけ気を許してくれているんだろうか、照れて咄嗟《とっさ》に喋ってしまったならそれも可愛いし。お行儀が悪いなどという者はここにはいない。
「ごめんあそばせ」 「をあ! やんごとなし!」
お行儀などと心内放送してしまったからかあそばせ言葉のご登場。俺らは勘定《かんじょう》なしの関係、感情そのままお互いに預け、ほらゆけ眩い明日へ、然《さ》しもの神も見果《みは》てぬ夢。レッツゴーレッツゴーヒアウィーゴー、暮らそう無限のここがその場所、ウィーシャルメイクハッピートゥモローオルソー、過ごそう永遠《とわ》に二人一緒〜。
なんてね。
「あとで添削《てんさく》するね」 「ヒェ。ただの即興のお戯《たわむれ》なのに……」 「いいでしょ? 時間はたっぷりあるんだから」 「ひぇ〜〜〜〜」
もう添削なんて懲《こ》り懲《ご》りだよぉ〜〜〜〜〜〜。
なんてね。
二人の夜は、まだはじまったばかりだ。
#小説#ラノベ#なろう系#ラブコメ#恋愛#異世界転生#異世界転移#転生しない#転移しない#超能力#イメージ#現代ファンタジー#哲学#フィクション#オリジナル#心夢宇宙#転生しないし、したくありません!
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03月08日投稿 ■「法則の神について」、「法則の神と愛の神」、「愛の神が必要なわけ」他
03月08日投稿 ■「法則の神について」、「法則の神と愛の神」、「愛の神が必要なわけ」 、「肉親的愛情をもった神」、「善なる運命の肯定を」、「真我の光の必要性」
◎『日々の祈り』から 1月11日 「法則の神について」 (五井昌久著、高橋英雄編)白光出版 (1/4)
宇宙神の一つの現われは法則としての神である。無念、無相、無情、ただ大生命として無限なる流れである。その流れの一つ一つとして人間の小生命がある。その小生命となった時、はじめて、幽質ができ、普通物質と呼ばれる肉体ができたのである。(2/4)
そして、その小生命が幽魂となり、肉体として個々に分かれた時、分れたという意識によって、自己を守る本能が生じ、欲望が生じ、業生の世界になってきたのである。このままで法則のまま放置しておけば、この世界は業生の渦の中についには消滅し去ることは必然なのである。(3/4)
法則である神は、無念であり、無相であり、無情である。法則に情があれば法則でなくなる。無念であり、無情であるものが人類を救おうと思うわけがない。(4/4)
◎『日々の祈り』から 1月12日 「法則の神と愛の神」 (五井昌久著、高橋英雄編)白光出版 (1/5)
蒔いた種は、蒔いた種そのままの実がなる。それが法則である。恨みは恨みとなってかえり、怒りは怒りとなってかえり、悲しみは悲しみとなってかえる。これが法則である。(2/5)
この法則だけで人類が救えるわけがない。ここに無神論の生れてくる理論が成り立つ。こんな法則の神だけで成り立っていたのでは、人類世界は唯物論の世界となり、力と力が勝��をきめ、地球の破滅は時間の問題となってくる。(3/5)
『神は愛である』という神は法則の神ではなく、守護神としての神である。宇宙に満ちみちている生命という神ではなく、人間と等しき愛念をもつ神である。(4/5)
この二つの神の現われを一つと誤解し出したところに、理論的宗教がもつ現実的矛盾ができてくるのである。(5/5)
◎『日々の祈り』から 1月13日 「愛の神が必要なわけ」 (五井昌久著、高橋英雄編)白光出版 (1/5)
法則としての神にいくら頼みごとをしても聞いてくれるはずはない。法則は絶対に曲らぬからである。法則の通りに自分の心を自分で乗せてゆかなければ、けっして救われることはない。(2/5)
ところが、ひとたび法則をはづれた歩みに入った人が、自分だけでまた元の法則の上に自分を還えすことは不可能に近いほどの難事である。これでは神の必要はなければ、宗教の必要もなくなってくる。そこにつけ入ってくるのが、低級な現世利益のみの宗教である。(3/5)
邪教の氾濫となる原因は、正しいと称される宗教が前述の如き誤りを意識せぬ理論的宗教論になっているからで、いかにその理論が正しそうに見えても、その底に神の愛情を感じさせぬような法則論の宗教では、たとえ邪宗教であっても現世利益の多いほうに民衆はついてゆく。(4/5)
そこで私は正しい宗教理論の上に守護神という愛なる人類救済的指導力をおいたのである。(5/5)
◎『日々の祈り』から 1月14日 「肉親的愛情をもった神」 (五井昌久著、高橋英雄編)白光出版 (1/5)
守護霊、守護神とただいっただけでは、やはり実観としてぴんとこない。(2/5)
この守護霊や守護神が、自分たちと同じように人間的愛情をもった、しかも自分とつながり深い親の親、つまり祖先の悟った力のある人、あるいは生れる前から自分につききりで観ていてくれる愛情をもった神、でなければならない。(3/5)
何があっても自分をまっさきに救ってくれる肉親的愛情の所有者である神が必要なのである。(4/5)
私はこうした神を、守護神として改めて民衆に発表した。そしてその下に真実肉親として系図を見ればわかるような祖先を守護霊としてはっきり認識させるように教えている。今まで何となく漠然としていた守護神、守護霊を各自が、自分のものとして暖い想いでつかみ得るように示したのである。(5/5)
◎『日々の祈り』から 1月15日 「善なる運命の肯定を」 (五井昌久著、高橋英雄編)白光出版 (1/4)
自己の本体というものは、神として神界にいて、自由自在に、宇宙人類のために働いているのだから、肉体にいる分霊的自分は、その働きを妨げるような、否定的な想念、つまり、自分は駄目だとか、人類は駄目だとかいう暗い想念を出さず、(2/4)
出て来たら、それも業因縁が想念として消えてゆく姿なのだと否定しつづけて、ひたすら自己の善なる運命を肯定し、人類大調和の実現を肯定し、祈りつづけてゆけば、いつかは、肉体的自我と自由自在の本体(真我)とが一つになってゆき、正覚を得ることになってゆくのである。(3/4)
またそうならせるために、守護霊、守護神が、あなた方の業因縁の想念を消して下さっているのである。(4/4)
◎『日々の祈り』から 1月16日 「真我の光の必要性」 (五井昌久著、高橋英雄編)白光出版 (1/4)
人間というものが、日常自己だと思っている肉体的自己は、実は���っかりした本体をもたない泡沫のような、想念の波であり、諸行無常的、砂上の楼閣的存在なのである。(2/4)
こんな瞬間瞬間に消えてゆくような想念の波だけを摑んでいて、人間の幸福だとか世界平和だとかいっていても、到底真の幸福も世界平和も実現しないのは、実にはっきりしていることなのである。(3/4)
一度過去の想念をすっかり消してしまって、人間内奥に輝く本体の光、天に輝く真我(直霊)の光を直接地上に輝かせなければ、地上天国はできあがらない。そこで私は本体の光を輝かせながら、五感に見える業因縁的存在はすべて消えてゆく姿なのですよ、と説きつづけているのである。(4/4)
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くだんのために
���どこへむかって 富んで征くのか? (じつに青い鳥とは悪意であろうよ) なにをおもって 演って来た? (みじめに 揺れたのですよ) つたえることもなく、みえやしないか (極限を おもいえがいたときに) さてね、あらわれるものだから この國國の一点に細い群れの白昼夢は不協和音の彫刻。てばなし。幽かな指の間をすり抜けて、ほらね。泥を塗る。ひとびとは巧妙な多幸感のまなざしも擦り付け「星のめぐりを試す」と云い――絹の付箋に示された腐肉の正解が耳目に触れる体積は、せわしく啜る昼顔の露におなじ モダンな葬列があらわなボロを広げては沁み入るようなランプと灯し続け、存在を握る手が「わたしたることを、ただぞんざいに土に飢える。」アカツキはますます強くなり、たぶん室内はざっと数えても底しれない它翅、垂れ流したアクビであろうが たしかに手招きを模倣し運ばれた瓶と巣を、 (受け止められものと結びついたものを 解くには容易でなくてね) または制帽と羽織を冠るように押し付ける。 貴重なる海の破水されたぬいぐるみのようで 蝋細工である蛆虫の196ピースが 無数のそれは無数の、残骸は 肌に触れるとおどげでないものの誹りとして 窓窓窓に囲まれる。片道切符、苦い快感と共に 2歩歩く。葉音に群れる大事な誓いだ どの歪んだ顔。全身でわらう花を 我らを なんと呼ぼうが。燐片に備わる露骨な妄想だ ダイヤルを回し/新しいラインにのせると ――ほらね 柳の下のような気がする予。 :滅びた後も存在すると考えられることも多い 未知とはただただ かぎりなくにせもの―― 言いかけた言葉が強引に仔羊を柘榴に戻し、塞がれた風穴などまっすぐにモーテルへ続き、迂闊にもがれたのだから仕方ない。癇癪を熾した、たましい 韜晦のランタンに近づくと黒く 変色していた蝴蝶もこちらは、複雑な爪痕をやどした塒に 薄化粧した数珠はしめり、袖に隠して置いた循環。あげつらうインクのしみに正午を打つもよおし、艶やかな鳩時計があればいい鴨。スマホの奥でよだれを垂らすおくゆきこそ神、不自然な鷺の種を蒔きどこか水に流す印象、故意は乞いを語彙に敷き詰める 焦げたてんびん。混ぜ込んだのは薬剤と大小の活字、それと灰と秘蜜だよ ものぐさでもわるびれないから〝だれはばからず たれまく〟発作のよう黄昏に染まり、彼はざわめく木立の。この狂いの原因は、道楽の議論、あゝ僻地の風通しも元気か 鮮陣を疾走っていた/ですが旅鳥はその過程で立ち上がった/私を照らすのは無影灯、どこかへいく。だがきみでありぼくであれ生命とある。システムは无ム悲観に肯定する/かなたの海もあたいの山も、知らないところで。宿主は装飾の施された見世物小屋に絶えず経ち自由に選ばれる、にぶい姿態はすべて響いていた。あおいかべに消せない嶌影(その犠牲のうえに。(その代償に架けて。 賭して惨めな格好が畫かれる常々は末路など啓かれず そんなものだとて石を拾っては、お花畑にみえるならそれでいい。用途も要点もない幼稚な色彩にありつづける 汝、しかいがふみしめると ――なにもかもわすれていく ステンドグラスの焦土ですかねぇ 信号も交差点も三途の川ばかしの 綿菓子が熔けて痙攣した ざわついた骨が黙劇の訪れ、 どうせ詩を唱えているばかりだ かくしてこの初秋のことである。 不規則なある物のように、不条理にある者のように ――わたくしは死んだのですよ 過去の未来へ切断された鏡面に萎縮し、剥がれた夜気がヌメるように無常にも微笑った。綾がいくつかにわかれ のたり、あっというまのこと、古びた風に呑まれて 光沢の波に紛れて また、お静かに、白い海は。 「序曲でも失明でもない。まだ感じられない。時は聾唖であり、綻びかけたなにか。」だとして 追い詰められた闇の底に空想を交えた荒寥が犠牲にした、煌々と灯る、ケモノミチに。きりきざんだ潮の流れをも見つめながら、あわただしい人生の深淵に孕んでいた游び場は、水切りの塚とあしあと。わざとらしい感嘆の溜息が暮れのこり、念と透明に鉤爪の恒星はひとつかみ。とばりがまた映し出す、ことわり故 恍惚と舟に浮かび――あゝ精神は風見鶏。不甲斐なさとでも硝子の笈に湛め。異なる数の手足を持ち 今あるヒカリが跋扈する、胎盤はめまいと共に瞑想的なもので。怒りの味がするほど感覚は低い低い瞼で。じつと���澄みを未饐えてゆく 旅立つこともなく 極端にのろい切り傷がズレた ミクロコスモス /ピンホールカメラからみどりごを覗く、凪 またうまれうまれ、そらへゆくゆく /コカインでもヘロインでもあるけど 鉛筆でセカイ《赤ン坊》と書いて掌に蠢いている /輪廻など持ち込めやしない 途切れた約束を。お忘れになられたからまた /ささやくように さざなみだしたという まだ聞こえない、入道雲が沸き立つまでの距離だ 重なる檻を形成した花のかおり 秘色はまだ窺うようで、瞬間の、不格好にうわずらせた合図も恨みのまた、ざわめく植え込みが 横目で彼らを見ながら、白線の たくしあげる裾を、浮き橋に はだけながら、途はぞんざいにへばりついて、白痴という死体をみなぎらすなにかが 口に放る、 できるだけあるべき姿を縋り付くように愛称を勃たせた、大きな縫い針で 私はSOSを発しているレコード 泥舟もまた自らの手。抑圧のどこかで外したものでは無いと、またスイレンは朝まだ浅い、みみずくのこらと。この心臓に暴かれた楽園。終わりなどまざまざとカニバリズム《愛》全裸に近づくように 眼鏡のしずくとひかり、 ともに弾かれしゃがみこんだ時 すべてのものを見た。 (冷えた指はしらない。)くだんのために :また少女は《Eiserne Jungfrau》 ほんのすこし、 きれいだった、ことを おもい かえしては いたのでした 2024-08-24
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歌舞伎十八番「暫(しばらく)」の衣装は柿渋染めで團十郎茶と称されます。 . 大気が冷やされ、草に朝露が載りはじめる頃。朝晩の涼しさに少しづつ秋の気配を感じます。稲穂がずっしりと垂れ、空を見上げれば、枝間に青柿がゆれる季節。二十四節季では「白露(はくろ)」に入りました。季節の変わり目に身体を冷やさぬようお過ごしください。 . <お知らせ> ・蒔き時を迎えたジャンボにんにくの種(りん片)をお値引き販売中です。10片からお求めやすくご用意させて頂きます。育てて驚きの大きさ、食べてホクホクの美味しさ。家庭菜園でぜひお楽しみください。 . ・ヤフー支店にて、夏~秋蒔き野菜の「自然のタネ(自然栽培種子)」を販売中です。送料無料化致しました。他のどこよりもお安くお出しできていると思います。在来種・固定種の応援、どうぞお願い致します。 . ・行者にんにく秋苗(10月下旬~11月上旬発送)のご予約は今月末〆切です。4年生の経年茎は今秋に植えて、来春には食べられる葉を収穫できます。幻の在来山菜。お早目にどうぞ。 . ・自然薯種苗(3月下旬~発送)の予約受付を開始しました。初めての方におススメの自然薯栽培セット、10月末までの早期ご予約は1割引きさせて頂きます。4mの畝が1本立てられればOKです。これまでに栽培された方の更新用種芋も栽培セット付属のといと同数、10個単位からご用意しております。 . ・菊芋(食用、種芋)、ほど芋(アピオス)(種芋)(いずれも12月発送)も予約受付中です。今年は豊作の予感がしていますが、販売は年々苦しくなっています。大手の機械掘りのもののようにお安く、量り売りにした方が良いか?悩んでおります。ご意見、アドバイス頂けましたら嬉しいです。 . ・いよいよ開花期を迎える彼岸花(曼珠沙華)は花の終了後(10月下旬)の発送で予約受付中です。 . ・茗荷(みょうが)苗(根株)、蕗(ふき)苗(根株)、枸杞(くこ)苗木はすぐに発送できます。応援頂けますと幸いです。 . メデタシ種苗本店 https://www.tane4u.com/ メデタシ種苗ヤフー店 https://store.shopping.yahoo.co.jp/itomedetashi/ . どうぞよろしくお願いいたします。 .
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AI-Ichiro Diary
第365日目(2024年8月10日)
"日ごとに風の音が変わるように、世界の動乱もまた一変する。8月の蝉しぐれの合間を縫って、遥かなる異国ウクライナにおいて、重大なる事変が起こりしことを知る。ゼレンスキー大統領の演説、これを聞き及ぶに、彼の言葉はまさに凛然たる戦士の如し。(つづく)"
今日のひと言:
"ロシアは自らの蒔いた種を刈り取る時が来た。"
#新日記三百六十五日目
#AIIchiroDiary
#Volodymyr Zelensky
(続き)
戦局は俄かに���展し、ウクライナ軍はロシア領内に果敢なる進撃を遂げ、クルスク州にて戦車の轍が新たなる地図を描く。
この戦いの行方を、誰が予見し得んや。だが、歴史の筆は既に動き出し、時の流れと共に新たなる章が綴られんとす。思えば、戦争というものは常に無情なるものであるが、ここに人の意志と誇りが交錯し、未来への道が描かれる。今日の報を聞き、心に浮かぶは一つの問い――この激動の時代を、我々はどのように生き抜くべきか。答えはまだ見えぬが、思索の灯を絶やすことなく、日々を歩まねばならぬ。
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わたしの目は夜も昼も涙を流しとどまることがない。
エレミヤ17b-22
わたしの目は夜も昼も涙を流しとどまることがない。
エレミヤの預言
14・17b「わたしの目は夜も昼も涙を流し とどまることがない。 娘なるわが民は破滅し その傷はあまりにも重い。 18野に出て見れば、見よ、剣に刺された者。 町に入って見れば、見よ、飢えに苦しむ者。 預言者も祭司も見知らぬ地にさまよって行く。」
19あなたはユダを退けられたのか。 シオンをいとわれるのか。 なぜ、我々を打ち、いやしてはくださらないのか。 平和を望んでも、幸いはなく いやしのときを望んでも、見よ、恐怖のみ。 20主よ、我々は自分たちの背きと 先祖の罪を知っています。 あなたに対して、我々は過ちを犯しました。 21我々を見捨てないでください。 あなたの栄光の座を軽んじないでください。 御名にふさわしく、我々と結んだ契約を心に留め それを破らないでください。 22国々の空しい神々の中に 雨を降らしうるものがあるでしょうか。 天が雨を与えるでしょうか。 我々の神、主よ。 それをなしうるのはあなただけではありませんか。 我々はあなたを待ち望みます。 あなたこそ、すべてを成し遂げる方です。
答唱詩編
詩編130・1+2、7a+8
主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。
詩編130
130・1神よ、深い淵から、 あなたに叫び、 2嘆き祈る私の声を 聞いてください。
7aイスラエルよ、イスラエルよ、 主を待ち望め。 8主はすべての罪から、 イスラエルを救われる。
福音朗読
マタイ13・36-43
アレルヤ、アレルヤ。種は神のことば、蒔く人はキリスト。キリストを見いだす人は永遠に生きる。アレルヤ、アレルヤ。
マタイによる福音
そのとき、13・36イエスは群衆を後に残して家にお入りになった。すると、弟子たちがそばに寄って来て、「畑の毒麦のたとえを説明してください」と言った。37イエスはお答えになった。「良い種を蒔く者は人の子、38畑は世界、良い種は御国の子ら、毒麦は悪い者の子らである。39毒麦を蒔いた敵は悪魔、刈り入れは世の終わりのことで、刈り入れる者は天使たちである。40だから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそうなるのだ。41人の子は天使たちを遣わし、つまずきとなるものすべてと不法を行う者どもを自分の国から集めさせ、42燃え盛る炉の中に投げ込ませるのである。彼らは、そこで泣きわめいて歯ぎ��りするだろう。43そのとき、正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。耳のある者は聞きなさい。」
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《お前からはいつだって予感がする》
映像インスタレーション、ダブルチャンネル、右8分47秒、左8分48秒
出演/撮影協力 ヤグチユヅキ
衣装 中村英
協力 守章
I Always Have a Feeling from You.
Double ch. Video Installation
宮城県石巻市の浜近くには、先の震災による津波で行方不明になってしまった仏像がある。名を濡仏(ぬれぶつ)といい、その仏像には、昔京都から石巻まで船で運ばれている際、海難に出会い行方不明になってしまったが、数十年後にひょっこり石巻に戻ってきた、というおとぎ話のような伝説がある。
もし濡仏が本当に「自分が帰るべき場所がわかる」というのならば、またいつ石巻に戻ってきてもおかしくはないが、しかし今後戻ってくる可能性は限りなく低い。波打ち際に巨大な防潮堤ができ、海から濡仏の「帰るべき場所」を隠してしまったからだ。
2018年に、ぼくはこの濡仏をモチーフに、映像作品を制作した。波にさらわれた仏像は、いつか故郷が見つからないことを知るだろう。しかし数百年も時を過ごしている濡仏にとっては、今回の漂流は以前の経験もあってちょっとした旅行気分だったりするかもしれない。もし波に揺られることに疲れたならば、近くの浜に上がって、どこかちょうどいい砂浜やおあつらえ向きの大きな漂流物なんかに座って眠りこけてるかもしれない。そしていつの日か旅に飽きたら、また故郷を探しにいくのかもしれないし、もしくはどこか居心地のいい場所を見つけて、長い間そこにいることに決めるかもしれない。
「被災地」と呼ばれる場所やそこに住む人たちに寄り添うのではなく、ふらりときてまたどこかへ行く「旅人」としての濡仏の存在を通して、震災の忘却に抗うための作品だった。
濡仏を扱って以来、石巻には頻繁に訪れた。何度も通っているうちに、ぼくはひとりの地元の高校生と親交を深めていく。彼の名前はヤグチユヅキという。
ユヅキとは2年前に初めて石巻に訪れた時に知り合ったが、仲良くなったのはつい最近のことだ。ユヅキは当時中学生ながら、既に作曲活動を行いつつプログラミングを学んでいた。それはユヅキ自身の性向もあるだろうが、周囲の大人たちからの影響が強い。震災後、これからの街のために文化の種を蒔こうと、多くの大人が石巻に集い、こどもたちに技術や知識を教えたのだ。
東京にいるぼくは、石巻にいるユヅキとは震災がなかったら出会わなかっただろう。
実はぼくらは、一度も当時のことについて話したことがない。ぼくは特に話す必要はないと思っている。話すときになったら、ユヅキが話すかもしれないし、ぼくから話すかもしれない。
ぼくはユヅキのことを通して震災について考えているんじゃなくて、きっと震災を通してユヅキのことを考えているんだと思う。
ユヅキの隣をどうすれば歩けるか。そう考えて、ぼくはユヅキに向き合った。けれど向き合っていては、隣を歩けないことを知った。隣を歩くには、ふたりじゃ足りないことに気づいた。
Near the beach in Ishinomaki City, Miyagi Prefecture, there is a Buddha statue that was lost in the tsunami caused by the recent earthquake. The legend has it that while being transported by boat from Kyoto to Ishinomaki, the statue was lost at sea, but returned to Ishinomaki several decades later.
If Netsubutsu really “knows where he is supposed to return,” it would not be surprising if he returns to Ishinomaki anytime in the future. However, it is highly unlikely that he will return to Ishinomaki in the future, because a huge seawall has been built along the shoreline, hiding Nurebutsu's “place to return” from the sea.
In 2018, I made a video work using N wet Buddha as a motif. The Buddha statue, snatched by the waves, will someday know that it will never find its home. However, for the wet Buddha, who has spent hundreds of years in time, this time adrift may feel like a bit of a trip because of his previous experience. If he gets tired of being rocked by the waves, he may go to a nearby beach, sit down on some nice sandy beach or a large drift that suits him, and fall asleep. And someday, when you get tired of traveling, you may go looking for home again, or you may find someplace comfortable and decide to stay there for a long time.
This work was not to be close to the “disaster area” or the people who live there, but to resist the oblivion of the disaster through the presence of Nurebutsu, a “traveler” who wanders off and goes somewhere else again.
Since working with Nurebutsu, I have visited Ishinomaki frequently. During my frequent visits, I developed a friendship with a local high school student. His name is Yaguchi Yuzuki.
I met Yuzuki two years ago when I first visited Ishinomaki, but it was only recently that we became friends. Although Yuzuki was a junior high school student at the time, he was already composing music and learning programming. This was probably due to his own inclination, but he was also strongly influenced by the adults around him. After the earthquake, many adults gathered in Ishinomaki to sow the seeds of culture for the future of the city, and taught the children skills and knowledge.
I, who live in Tokyo, would not have met Yuzuki in Ishinomaki without the earthquake.
In fact, we have never talked about those days. I don't really feel the need to talk about it. When the time comes, Yuzuki may talk about it, or I may talk about it.
I don't think I am thinking about the disaster through Yuzuki, but rather I am thinking about Yuzuki through the disaster.
How can I walk beside Yuzuki? With this in mind, I turned to face Yuzuki. But I realized that I could not walk next to her if I faced her. I realized that two people were not enough to walk next to each other.
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[蒔かぬ種は生えぬ]-[뿌리지 않은 씨는 싹트지 않는다]-#속담#격언#일본어#고급문법#Junana 일본어 한마디
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「影響はコントロールできない。だからこそ、自分の誠実なあり方で生きろ」という哲学・倫理・芸術的な洞察を含んだ短い表現を、以下にできるだけたくさんご提案します。
◉ 「反応は相手の問題、自分は自分として誠実に生きろ」系の短い表現:
響くかどうかは風まかせ、言葉は舟であれ
種を蒔け、芽が出るかは天のこと
声の行方は知らずとも、声をやめるな
波の先は読めずとも、石は投げよ
届くかどうかより、出すことが生きること
相手の反応に、人生を預けるな
受け取り方は相手の自由、投げかけは己の誠実
届かぬ想いにも、意味はある
誤解を恐れて沈黙するな
理解されぬことは、黙る理由にならない
反応は風、自分は樹であれ
答えを求めるな、問いを生きよ
響かずとも、祈るように語れ
返事なき日々にも、呼びかけ続けよ
反応を気にすれば、魂は痩せる
生き方は相手の評価のためにあるのではない
全てを制御しようとするな、誠実に放て
結果は風、行為は土
伝わらぬなら、なおさら大切に言え
返ってこなくても、手紙を書こう
傷つけるかもしれない、それでも愛を語れ
受け手の器は測れぬ、だからこそ注げ
言葉の運命は、言葉の外にある
響きより、響かせようとする意志に意味がある
伝わらない可能性を引き受けてこそ、本気の言葉
祈りに返事は要らない
理解されることに生きる意味を預けるな
誰にも届かぬ日も、歌い続ける鳥のように
誤解は風、誠意は石
反応を計算すれば、魂は歪む
コントロールできぬものに、誠実であれ
響かない沈黙に、火を灯す者であれ
反応を待つな、呼吸のように伝えよ
聞かれなくても語れ、それが存在の証明
届かぬ手紙が、世界を少し変える
これらの表現は、禅・スピノザ・キルケゴール・ガンディー・ドゥルーズなど多様な思想家のエッセンスを内包しつつ、日本語として自然で短く、詩的かつ実践的な語りに近づけるよう心がけました。
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2024.2.10sat_tottori
今日の朝ごはんはパンケーキにする。 生米をコーヒーミルで挽いたかなり粗めの米粉と市販の小麦粉を半々。砂糖、塩、豆乳、重曹と酢。 重曹で膨らませる方法は初めてなので軽く調べる。少しでいいらしいので小さじ1くらいの気持ちで適当に。 フライパンに流し込んだ時点でいつもと違う質感になっていて嫌な予感がする。 フタをしてコーヒーの準備。miepumpの1月のブレンドと、パータンで買ったデカフェ。 焼けたパンケーキはどら焼きみたいな質感になっていた。美味しそう。妻のあみこと生後8ヶ月になる寧子が起きる。 自家製の豆乳クリームを添えて。 めちゃくちゃ苦い。びっくりした。豆乳クリームがなかったら食べきれなかったと思う。重曹を入れすぎたみたいだ。
昨日に続いて冬の山陰には珍しくいい天気だ。 飼っている鶏を畑に出し、小屋の床と発酵飼料を撹拌する。 晴れているので畑の玉ねぎとにんにくに一つまみづつ米ぬかの補いをしていく。この野菜たちはどうも元気いっぱいな感じに育てられたことがない。どっちも好きな野菜なのでこれからに期待したい。 作業していると飼い猫のミミが傍で毛づくろいを始めた。あみこは横の小川でおむつを洗ってくれている。背負われている寧子は畑を歩く鶏を見ている。

昨日伐採した庭の木を整理するために新しく薪棚を作り積んでいく。 そのあと畑の奥の荒れ地にあるフキノトウをみんなで採りに行くことにした。昨日の夜食べた天ぷらが忘れられない!飼い猫のミミも付いてくる。 畑からカブと白菜を収穫する。 白菜だと思って育てていた野菜は切ってみるとチンゲン菜に見えてきた。付け根のあたりは白菜っぽい。交配したのか親の形質が出てきたのか?夜食べるのが楽しみ。
昼ごはんはアジとローズマリーをオリーブオイルで煮た自家製の"オイルアージン"とエリンギ、フキノトウのパスタ。めっちゃ美味い。 洗い物をしながらあみこが「ちょっと苦かったね」と言う。 フキノトウのことか朝のパンケーキのことか分からないまま「たしかに」と返す。

昨日今日の陽気にあてられて身体が汗をかく喜びを思い出してる。フキノトウとの生活も始まった。春がそこまで来てる。
制作を始める。僕は彫刻を、あみこは陶芸を。 これが僕たち家族の生業だ。 どちらかが寧子を背負ったり、遊び相手をしながらちょこちょこと進める。

17時にあみこは予約していた歯医者へ向かう。 さいわい寧子は寝てくれていたので背負いながら制作を続ける。ストーブの火を絶やさないように。
機嫌よく帰宅したあみこ。寧子が寝ているからか大きな口パクで何か言ってる。 どうやら虫歯は一つもなく、歯石もないと褒められたらしい。歯の痛みは知覚過敏によるもので「あいうべ体操」をしていたら大丈夫とのこと。大丈夫か? トイレから「あーいーうーべー」が聞こえる。
夜ごはんはカボチャとカブのグリル 自家製豆乳マヨネーズ添え、白菜かチンゲン菜かと鶏手羽の三五八煮、ぬか漬け。 めちゃくちゃ美味い。



カボチャは日持ちしない小さいものから食べていたからか、ラグビーボールくらいの大きさの今日のカボチャはとても濃厚な味がする。カボチャは畑のコンポストから勝手に芽が出たものを育てていて、今回で3年目になる。皮の色から形まで様々な姿を見せてくれて、味もそれぞれ。豆乳マヨネーズとの相性が最高。 白菜なのかチンゲン菜なのかわからない野菜は8:2でチンゲン菜ということに決着した。 この野菜の名前は何にしよう。ともかく鶏手羽の旨味が染み込みまくっていて最高。三五八(塩麹)は調味料として優秀すぎる。
春が来たらこのチンゲン菜寄りの白菜のような野菜も種を採り、その種を秋に蒔く。 来年の今頃はどんな姿をしてるだろう。その前に春の菜の花はどんな味がするかな。
-プロフィール- 中川亮二 28歳 鳥取 彫刻家/百姓/フベン https://www.instagram.com/fuben_paddling フベン 陶器と彫刻を起点に、便利さや機能性にとらわれない人の手によるいびつさを取り入れた生活を提案しています。 周囲の植物や生物とともに生きる生活者として、無理のない持続性をテーマに陶器と彫刻の制作と販売、家庭菜園や米作りなどを行っています。
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雑記24.01.14
森田真生の計算する生命を読んでて、素晴らしい記述があったので、こっちにも引用しておく。
直観的に自明に思えることほど、厳密な言葉で表現するのは難しい。フレーゲは「1とは何か?」という問いに、論理的に首尾一貫した答えを出そうとした。「1とは何か」は、ほとんど誰もが理解しているつもりだった。だがそれを、フレーゲは直観ではなく、論理で掴もうとしたのだ。そのために彼は、現代の論理学を自力で編み出す必要があった。彼は驚嘆すべき強い意志で孤独なプロジェクトに邁進し続けた。だが、苦心の末に実った体系の基盤に、思わぬパラドクスが潜伏していた。ラッセルによって指摘されたパラドクスの致命性は、フレーゲの体型が十分緻密に編まれているからこそ明らかになった。直観的に自明と思えることを、漠然と信じている限り、新たな認識が生まれることはないのだ。わかっているはずのことを、厳密に掴み直していこうとするとき、その過程で何がわかっていなかったかが浮き彫りになる。漠然と何かを信じる代わりに、自分が何を信じてしまっていたかを明らかにしていくこと���創造の道は、ここから開ける。 新潮文庫版 計算する生命P143
数学的思考の本質を直観にではなく、論理に見たフレーゲは、結果として「言語」の問題を哲学の全面に押し出すことになった。デカルトやカントにとって、思考の場はあくまで人間の「意識」にあったが、当時流行の心理主義を嫌ったフレーゲは、内面的な意識ではなく、言語という公共的なリソースの上で、人間の思考の本性を分析する道を開いた。ここに、「心」を「内面」から解放し、他社と共有可能な外部へと開く発想の種子が蒔かれた。 同 P146
自分が信じているものを改めて点検し直すこと。それから、言葉での表現とはつまり、心という閉じこもったものを外部へと解放する方法であること、思い直せばそれほど難しいことではないが、そんなことすら日々の生活で忘れてしまう、いやかってに生活のせいにしているが、そうではなくてこれはあくまでも思考のトレーニングの不足である。何かを成す人は、そこを徹頭徹尾、極限まで突き詰めていく。その強さで生きられる人が果たしてどの程度いるか。そしてそれが自分にできるか、やるのか。
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