#蒼い衝動
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CHEAP TRICK WOKE UP WITH A MONSTER Warner Bros. Records
#cheap trick#チープ・トリック#WOKE UP WITH A MONSTER#蒼い衝動#anamon#古本屋あなもん#あなもん#cover art#cd jacket#disc jacket
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10thAnniversary tabiyuco2024 Main tour 9/7SHIMOKITAZAWA-FUCHIKUCHI 9/8YOKOHAMA-JAM THE SECOND 9/14,15SAPPORO-LEGENDS 9/28NAGOYA-TATARABA 9/29SHIZUOKA-MAKITASANTOMICCHANTOKO 10/12KUMAGAYA-SUGOMORI 10/13KANAZAWA-TSUDOH 10/19OKAYAMA-NIKONIKO 10/20TAKAMATSU-RUFFHOUSE 10/26OSAKA-POTATOKID 10/27KYOTO-YASOU 11/9SENDAI-CAFEDELUCILLE 11/10UTSUNOMIYA-BEATCLUBSTUDIO 11/16CHIBA-COOLJOJO 11/19SHIMOKITAZAWA-LAGUNA 11/23,24HIROSHIMA-FURANSUZA 11/30HAKATA-AQUARIUM 12/1KAGOSHIMA-MOJO 12/7OSAKA-POTATOKID 12/8KOBE-BEKKANKOBESHONEN 12/13GAKUGEIDAIGAKU-APIA40 12/27SHIMOKITAZAWA-LAGUNA ** むせび/パラソル/it's a wonderful day/雨あがり/あすを愁いて/月光/流転の石ころ/ユニゾン/稜線/解かぬ知恵の輪/迷走/きみとぼくとの知覚の境界/スライドオン/あの時みつめたきみを/ゆらゆらゆれてる/someday somewhere/もっと/想/蒼き朝/グライダー/凍りゆく世界/空色ボタン/止まれ今夜きみはここへは来ちゃいけない/ライン/衝動/演者の告白/死神が目覚めるまでに/カナリア-alcana/帰れない二人-井上陽水/もしもピアノが弾けたなら-西田敏行/I am the spring-Morcheeba/Saturday come slow-Massive Attack/With or without you-U2/Please Please Please-The Smiths/Imagine-John Lennon/花���声,In your next life,Liquid blue sky,The Flush-Eins:Vier *mattarikai* プリティー-CATENINE/化粧-中島みゆき/カナリア-alcana/帰れない二人-井上陽水/もしもピアノが弾けたなら-西田敏行/ミルクティー-福山雅治/FAKE PLASTIC TREE/RADIO HEAD/Inbtween days,Friday I'm in love-THE CURE/Wonder wall,Don't look back in anger/OASIS/Every breath you take-THE POLICEI am the spring-Morcheeba/Saturday come slow-Massive Attack/With or without you-U2/Liquid blue sky,In your next life,The solitude song,花の声,Just under way,Free,Trash of tears,記憶の陰-Eins:Vier
思い出の数々はあすへのチカラ。 参加してくれたみんな、本当にありがとう。 関わってくださったみなさんに感謝。
tabiは続くよ ここからまたはじまる "tabiyuco!!"
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物語の熱狂を体現する総勢10名の新キャスト解禁!
塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー。 新キャスト10名のたぎる想いと共に劇中のキャラクター画像を一挙解禁!

〈COMMENT〉 【塚本晋也】徳尚(とくしょう)役:コザ署の刑事でグス���の相棒 すべてのシーンが圧巻の特大スケールで驚きました。徳尚という役を通し、沖縄のこと、日本のこと、たくさんのことをあらためて見つめる大事な機会になりました。映画が放つ強いメッセージが皆様に届くことを願っています。 【中村蒼】小松役:米軍の高官アーヴィンの通訳 戦後の沖縄という最も過酷な現実に置かれ、歴史に声を奪われた登場人物の怒り、友情、絶望、希望が描かれておりそんな今作にとても心打たれました。画面からすごいエネルギーがひしひしと伝わってきました。 私が演じた小松は普段は淡々と通訳の仕事をこなし穏やかで理知的な人間ですが物語が進むにつれてそれだけではない別の一面も持ち合わせています。 私は、彼が冷徹で計算高い男なのか、理想と現実で板挟みになり苦悩する男なのか、それとも沖縄を思うが故に独自のやり方で尽力した人物なのかは観た皆さんがどう思うのかとても楽しみにしている所です。 【瀧内公美】チバナ役:ヤマコが慕うAサインバーの女給 いまも続いている"沖縄の現実"というものを内地の人間は見つめざるを得ない。 沖縄に出向き、戦争の話をしてくれたおばぁたち。 コザにある映画館シアタードーナツで見せていただいたドキュメンタリー映画「モトシンカカランヌー」。アケミさんが唄っていた十九の春。 沖縄で過ごした時間はわたしの心にいまも生き続けています。 ものがたりでもあり、フィクションであるにも関わらず、沖縄史にどうしても気持ちが向き、ここに生きている"人間たちが""魂が"あったんだ、と叫ばざるを得ませんでした。 伝えたいことは山ほどある。映画では語りきれないほどの想いがそこにはあります。 この作品に協力してくださった沖縄のみなさんに心から感謝しております。 エンドロールをご覧になってみなさまがどう感じてくださるのか、沖縄に出向いた際はひめゆりの塔で手を合わせていただけることを切に願います。 【栄莉弥】ウタ役:物語のカギを握る謎に包まれた孤児 大友監督が導く「宝島」の��界、僕はカメラの前で芝居をすること自体がほぼ初めての経験でした。撮影中は様々な感情が入り混じり、緊張で硬まってしまう事もありましたが、監督から「ここにいる以上は、同じ土俵に立っているのだから自信を持ってやっておいで」と仰っていただき、その言葉をパワーに変え、キャストの先輩方やスタッフの皆さんに背中を借りる気持ちで日々挑戦でした。 撮影の合間には、ひめゆりの塔や、ガマ、美しい海、荒崎海岸にも足を運びました。 沖縄の神秘と、そこに確かにある悲惨な歴史、そしてそれを乗り越えてきた琉球の方々の魂の力強さを感じ、心が震える思いでした。 激動の戦後沖縄を生き抜いたたくさんの命を、肌で感じていただける作品になっています。 ぜひ多くの方に劇場へ足を運んでいただきたい気持ちでいっぱいです。 【尚玄】タイラ役:レイの刑務所仲間で民族運動家 アメリカ統治下にあった沖縄の激動の時代。彼らが命を懸けて守ろうとしたのは、島のかけがえのない『宝』だった。理不尽な現実は、今もなお形を変えて続いている。民意とは何か、そして誰のための本土復帰だったのか――その問いは決して過去のものではない。沖縄と真摯に向き合ってきた大友啓史監督だからこそ実現できた意欲作。沖縄出身の俳優として、この作品に参加できたことを光栄に思う。 【ピエール瀧】喜舎場(きしゃば)役:コザ派のヤクザでレイの親分 久しぶりに大友監督の現場に参加させていただきました。相変わらずのエネルギッシュな現場で、何よりも監督が楽しそうにされている姿に触れてこちらも嬉しくなりました。 【木幡竜】ダニー岸役:ある事件を探るためグスクに近づくCIA要員 沖縄という戦後の戦場に焦点を当てて、グスク、ヤマコ、レイという幼馴染たちがそれぞれの人生を歩みオンちゃんという彼らにとっての英雄を探す物語です。国の過去と向き合う覚悟。人間の尊厳、自由への渇望が詰まったこの小説を読んだ時、どこに僕の役があるのだろう。どの役ならこの映画に貢献できるのだろうと感じておりました。 大友監督から頂いた役はダニー岸。映画唯一と言っていい悪役は、小説ではかなりのサイコパスな役です。しかし、小説と実写映画では少しこの役の意味合いは違いました。監督といろいろな意見交換をしながら撮影に挑みました。 試写会で映画『宝島』を観た時、全ての役が、キャラクターが、個���が、映画の中に息づいていました。その中にダニー岸も居て、すごい作品の一部になれていると感じました。 この映画は是非、映画館で見ていただきたいです。 【奥野瑛太】謝花(じゃはな)ジョー役:密貿易団クブラのリーダー 撮影休みの金曜日の夜、賑やかなコザゲート通りで1人酔い潰れていました。異国の雰囲気漂う通りで寝転んでいると、路面店からは終始洋楽のカラオケの音が鳴り響いていました。咆哮にちかい歌声にしばし身体を預け、 酔いがおさまってきたところでふらふらと路地を散歩しました。先ほどの景色とうってかわり地元の若い人達がやっている飲み屋さんが立ち並んでいました。 どこからともなく聞き馴染みある沖縄のJ-POPのカラオケの音が聞こえ、今度は地元愛の滲む平和的な若者の声に残りの酔いを任せました。 通り一つはさむだけでまるで違う国に来たかのように錯覚してしまう情景に、外部から来ておこがましいの百も承知ですが、「これが沖縄なのか」と、その複雑さと歴史にただただ呆然と酔っ払いました。
【村田秀亮】辺土名(へんとな)役:鼻の曲がったコザ派のヤクザ どんだけ涙が出てくるねんってくらい泣いてた… 胸が熱くて苦しくて痛くて…涙が止まらなかった。 戦争は終わったはずなのに沖縄では何も終わっていなかったあの時代 自分達の本来の島を取り戻したくて護りたくて命を懸けて立ち上がる若者たちの姿は、泥臭くて尊い。 これはただの物語でも映画でもないよ。 人間が生きることそのものにぶつかっていくリアルな叫び! 生きてる以上前に進まないと損やもんな よし、明日も生きていこ! 今世紀絶対観て欲しい一本です。 【デリック・ドーバー】アーヴィン・マーシャル役:グスクとチームを組む米軍の高官 『宝島』は私にとって特別な作品であり、日本映画界にとっても大きな意義を持つ挑戦だと感じています。大友啓史監督の情熱が、視聴者だけでなく、多くの業界関係者にも共感と希望を届けてくれることを願っています。 この物語は観る人に問いを投げかけ、考える力を引き出す深い作品です。激動の時代だからこそ、こうした普遍的な物語がいっそう���められていると感じます。 日本の文化と映画は、私の人生とキャリアに大きな影響を与えてくれました。この作品に関わり、尊敬する監督や仲間と共に創り上げられたことを心から誇りに思います。 〈STORY〉 ある夜、一人の英雄が消えた。アメリカ統治下の沖縄で、自由を求め駆け抜けた若者たちの友情と葛藤を描く感動超大作。 英雄はなぜ消えたのか?幼馴染3人が20年後にたどり着いた真実とはー。 沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク(妻夫木聡)���ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン(永山瑛太)だった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。 やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出すー。 消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とはー。
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Amor Vincit Omnia - Shu solo translation
Japanese lyrics used are at the very end. Feel free to let me know about any mistakes or ask any questions about the translation.
Bolded words in the English version represents the words that are written in the song lyrics that they pronounce as the word between dashes (-like this-)
English
Within the stillness known as prelude, the -velvet-[1] curtain Opens solemnly, let us start “The Chance Meeting of Eternity and an Instant” Display it in that barren art gallery -gallery- called life Your lavish compilation -collection- The scarlet rose’s dazzling passion The teal night’s permeating grief Bliss and loathing, the sound that carries those tonal differences Is clad upon this body of mine We are the bestowed ones, tasked with depicting these feelings Let us call that impulse “life” itself, “The Beat of a Soul that Cannot Be Stopped” The miniature garden we call reality, cannot contain our soul -heart- It overflows from the world, the beautiful “Echo from the Chance Meeting of Eternity and an Instant” Is it visible to you too? That blinding light To succeed in writing from inside the dying out dramatic song No one could accomplish such thing right? However, let us continue The insatiable longing of those who do not know what is enough Creates -art-[2] That childish illusion, the absolute ideal, the enlightened despair, the distinct borderlines Color and silhouette, clearly and hazily intertwine And dance together atop the stage An interlude to the sigh of admiration, to the that pierce through the barrage of emotions Let us make precisely those stirred emotions an eulogy, “The Beat of a Soul that Cannot Be Stopped” If there is meaning in a person’s birth, then you shall know it right here and now Submit to it now, the beautiful “Echo from the Chance Meeting of Eternity and an Instant” Is it visible to you too? That blinding light True art lays between those who create, and those who observe Born from the noble purpose interwoven between them, let us call that love It is precisely the meaning of what makes us human, that ties us all together Worship it now, the miracle that is our meeting “Amor Vincit Omnia” Everyone is a bestowed ones, tasked with depicting these feelings A fitting place to display life, overflowing from a world that has no end The ”Echo from the Chance Meeting of a Soul” that makes a heart quiver You can see it right? That beautiful light
[1] velvet is written twice, there is no difference between them. First it is written in kanji (天鵞絨) with the spelling between the dashes (ビロウド) due to how unusual it is to use the kanji for it
[2] Both the kanji (美術) and the katakana between the dashes (アート) mean the same thing. 美術 is usually used to refer to the fine arts, as opposed to 芸術 which tend to just mean art in general, but both are used pretty interchangeably
Japanese
静寂という序曲の中 天鵞絨-ビロウド-の幕は 厳かに開かれるもの 『瞬間と永遠の邂逅』始めよう 人生という其の空白の 画廊-ギャルリ-に飾れ 絢爛な蒐集-コレクション- 緋き薔薇の 赫灼たる情熱 蒼き夜の 靉靆たる悲嘆 歓喜と憎悪 異なる調べを奏でる音を 我が身に纏わせる 僕らが与えられしもの それは想い描くこと その衝動こそを命と呼ぼう 『止む事の無い魂の鼓動』 現実という箱庭に 精神-こころ-は留められない 世界から溢れる 美しい『瞬間と永遠の邂逅の響き』 君にも見えるか 眩しい光 軈ては果つる劇曲の中 書き遂せるなど 誰にも成せはしないだろう 然りとて続けよう 満ち足る事を知らぬ者の 飽くなき希求が 創りだす美術-アート- 幼き幻想 純然たる理想 悟り��絶望 判然たる境界 色彩と輪郭 明かに 幽かに 交わる 舞台の上で舞い踊る 感嘆の吐息を幕間に 万感の想い眼に その感動こそを賛辞としよう 『止む事の無い魂の鼓動』 人に生まれし意味ならば 今ここで識るがいい 甘受し給えよ 美しい『瞬間と永遠の邂逅の響き』 君にも見えるか 眩しい光 真なら芸術は 創りし者と 眺むる者の間に 生まれし崇高な意思が織りなすのだよ 其れを愛と呼ぼう 人であることの意味こそ 僕らを結び合わす 礼賛し給え 出逢えた奇跡 『Amor Vincit Omnia』 誰もが与えられしもの それは想い描くこと 人生を飾るに相応しい 果てしない世界から溢れて 心震わす『魂の邂逅の響き』 見えるだろう 美しき光
#enstars#enstars translations#ensemble stars#valkyrie enstars#my attempts at translation#song translations
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(第一部)
衝動的に寂しくなって、夜道を誰かに声をかけられるまで、取り止めなくさまよい歩く習慣がついたのは二ヶ月前からで五回目だった。知らない街まで電車に乗って、治安の良くない場所を選んで歩く。命の危機に晒されて半死半生の目に合うこともあれば、何事もなく無事に帰って来ることもある。仕事に行き自宅に帰り、一人食事を取り寝るだけの繰り返し。誰かに求められることもなければ必要とされることも���い。一度負った傷の瘡蓋を剥がす一時の甘い悦びに浸りたいだけの狂った夜間歩行。
現地でシェリー酒やブランデーの強いお酒を飲んで、ほろ酔いから次第に足取りが重くなってくるのに任せる。お酒の酔いの回りの早い私にとって、緊張する瞬間。身元のわかるものは一切持たず、頼るのは自分の意識次第だというのに、その意識すら混濁させながら、ふらふらする。街灯の点灯し始めるマジックアワーを闇に紛れながら、細い路地を���く。袋小路になるところ、人一人しか通れないような家の隙間を選んで歩く。日中は光の差し込むだろう通路は、ただただ魑魅魍魎の通る獣道のように、鬱蒼として気味悪くなる。
白地に黒い猫の柄の入ったロングの巻きスカートに、一点もののデザイナーズセレクトの白地に赤の刺繡の入ったカットソーを着て、シルクの下着を身につける。巻きスカートの黒い猫の目は金色に光り、夜目にも輝いて見える。巻きスカートは一点もので、かつて愛した人にプレゼントされたものだった。よくこのスカートを身につけて一緒に歩いた思い出のぎっしり詰まったものだった。私は他の男性とSNSを通じてやり取りしていた事を彼に誤解されて、約束していた結婚を取りやめにされた。別れ際、愛する人に清らかな人だと思っていたのに、不潔だとまで言われて、ショックを受けた。ただメッセージのやり取りをしていて、なんの疑われる行為もしてなかったのに。彼はその数ヶ月後にSNSで知り合った人と一緒になったと聴いて、ダブルでショックを受けた。私は清らかではなく不潔な人間だというレッテルを貼られたまま、蛇の生殺しのようになって、数ヶ月泣きはらした。
誰も通らぬような通路を、ドキドキとしながら通り抜ける。空を見上げると、三日月が空に架かり、流れる雲に隠れては見え、隠れては見えする。明るい星たちから輝きだしている。知らない場所の闇の中、月の方角と光だけが頼り。既に刺すような冷たい風が吹き抜け、ただでさえ心細い私を不安にさせる。
30分ばかり歩いたろうか。後方に、私の後をつけている人を確認して、速足で歩こうとする。うまく歩を進めることのできない速足で歩くと速足になり、ゆっくりと歩くとゆっくりと歩く。私は頭が真っ白になるのと同時に、なんの目的でついてきているのか、逃げ切ることができるのか、頭をめぐらす。地の利のない場所で、自分がどこに行きつくのかも分からない通路をやみくもに歩いている愚かな自分。
この先には何があるのか、道すらもないのではないかという不安と、後ろから追いつかれて、腕を掴まれて更に人気のない場所に連れ込まれる妄想と闘いながら、ふらふらと先に進んでいく。
ふと、後ろからの気配が消える。安堵したのも束の間、カラスが群れて、泣き叫んで暴れている袋小路にたどり着く。心臓がどくどくと聞こえるぐらいに膨大な血流を全身に送り、高鳴っている。私は行き場を失い、来た道を戻るしかない。カラスはこれから起こる何かを暗示しているかのように、獰猛に暴れている。
自分が今どこにいるのかもわからない場所で、闇から闇を通り抜ける。人の気配のない場所で、月明かりだけが頼り。���た道かどうかも分からぬ不安と闘いつつ、二股に分かれている地点にたどり着いた。
どちらに進もうか立ち止まったところで、後をつけてきたと思われる男が待ち構えていて、口をタオルで覆われて、固く捕らえられた。タオルは汗臭い匂いがした。男は地の利のある場所で、一番いい場所で私を待ち構えていたのだ。抵抗する時間も与えられぬまま、竹藪の中に引きずり込まれる。腐った水の匂い、成長した竹の青臭い匂いの中に入っていく。
ちくちくと背中に痛みを覚える場所に引き倒されて、体中を弄られる。お洒落な格好も台無しで、スカートもカットソーも引きはがされて、巻きスカートの黒い猫も無惨に引き裂かれて、脱がされた。白い素肌が闇に浮かぶ。痩せた脇腹の肋骨が上下するだけで呼吸すらままならない。男は貪りつくように覆いかぶさり、欲望の限りを尽くしていく。
私は頭上で竹の葉の間で見え隠れする三日月を涙を流しながら、男の律動に突き動かされている。三日月は冴え冴えと妖しく光り、儚げに歪んでいた。快楽はどこにもない。身体の中を硬くなった虫が激しくうねり、大切な何かを剥奪された痕が残っていくだけ。なぜ私はこんなことをくり返しているのだろう?なぜ?なぜ?と自分に問うてみても、答えは返ってこない。私は私を放棄することで、自分に仕返ししているような気持ちになった。
自分を大切にできずに、汚されていく自分を俯瞰して見つめている。男は二度三度、繰り返し中で果てると、その場に私を残して立ち去って行った。私はぴくりとも動けないまま、竹藪の中で白い肌を晒している。体の芯まで冷えて、このままここで死ぬのではないかと思った。誰かが私を見つけ出して、救ってほしかった。こんな愚かな私でも大切に想って、抱き上げて介抱して、温かなスープを飲ましてくれる存在が欲しかった。しかし、そんな温もりはこの世の中にはどこにもなかった。
私は散らばった衣服をかき集めて、下着を見つけることのできないまま、震える手で身につけた。寒さと怖さで、ガタガタと歯が鳴っていた。お洒落な衣服は、泥で汚れて、竹の落ち葉が張り付き、ところどころ破られていた。巻きスカートに張り付いた猫まで無惨に足元から引き裂かれていた。金色の目には泥がこびりつき、輝きを失っていた。
私はふらふらと立ち上がり、西に傾いて地平に消えて確認できなくなった三日月を見失って、酔いが醒めて素面になって、呆然と闇の中をさまよい帰った。私は正気ではない行為をしているにも関わらず、冷静だった。汚れるだけ汚れて安堵したかった。
自宅に帰った時には0時を過ぎていた。鏡には変わり果てた私が映っていた。私は三日月のように、これから満ちて丸くなっていくのだろうか?限りなく欠けていき、空で真っ二つにぽきりと折れてどこまでも地の果てへ落下していくだけの月になってしまいそうだった。
果たして私は清らかではないのだろうか?ますます遠く離れた不潔で淫らな人間に染まる事で、人間としてのバランスを保てる気がしていた。
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ドラクエⅧリメイク(メインシナリオ)クリアしました

キタカミの里を訪れたい衝動を抑え、暇な時間を見つけてひたすら3DS触ってたふねけです。めちゃくちゃ面白かったので完走した感想をレポートの如く連ねています。
※以下全文クソ長感想&ネタバレ注意※
感想を書くに際しまして、wiki等でドラクエ8の情報を漁りある程度の"答え合わせ"は済ませてある状態です。あしからず(本来拾えた筈のアイテム、リメイク前との差異、etc…)
ものすっっっごい個人的なことばかり書いてるので共感とかそんなに無いかもしれません。ご了承ください。
此度のドラクエ8プレイに当たる基本的な方針として
・可能な限りリメイク版追加キャラクターであるゲルダ、モリーの使用を避ける(めっちゃ強いらしいのとなんとなくリメイク前の質感に近づけたかった)
・ヌルゲー化を避ける為過度なレベル上げはしない(道中見かけたメタルは狩ろうかなくらい)
・あまりにも詰まったら普通にwiki見る(方向音痴定期)
というのを気にしてシナリオを進めていました。縛りというかめんどくさいこだわりの域ですね。
どうせ縛るのにモリーを仲間にした理由はもちろんエンディングに居て欲しかったからです。仲間になるという情報をプレイ前に得てしまっていたのもありますが……


最終的には画像の育成状況で暗黒神を屠ることに成功しました。結構満足してます(上は父上のデータ)
印象的なキャラ
ククール : 彼のビジュアルや性格はDCD版モンスターズバトルロードやヒーローズで断片的に得ていましたが、実際に本編を遊んでみてその味わい深さに気付いたクチです。案外というか結構アツい男。話が上手く、煽りのセンスが無駄に高い。当然本人も好きだが後述のマルチェロとの関係も好き。
マルチェロ : ライバルズではお世話になりました。確かに彼の持つ人格は素晴らしいものとは言えないかもしれませんが、一時とはいえ一般人から法皇にまでのし上がった圧倒的な野心家&努力の人というイメージです。ゴルド崩壊後のククールとのくだりは全人類の心が動く。
てっきりリメイク前からあると思っていた「奈落の祭壇」での共闘シナリオがアホ良かった。時系列的にはゴルド崩壊後すぐ挑めるので復帰早くね?とは思いましたが
リメイク前ではあれ以上は終ぞ埋まらなかったマルチェロ、ククールの歪な兄弟の溝が「奈落の祭壇」の追加によりほんの少しでも埋まったのならそれはとても素晴らしいことなんじゃあないでしょうか。
ミーティア :ウマ娘。��通に善い娘すぎるのでクリア後のシナリオも最低でも主人公とミーティアが結ばれるところ(+地獄の帝王との邂逅)まではやろうと決意しました。あと母親似っていうかもう本人じゃん。
モリー :DCDのモンスターバトルロードのオタクであり残党なので彼を見ているとものすごく懐かしい気持ちになる。YOUのチームに命令を与えるのだッ!!
いちキャラクターという観点から見てもロマンに対して無限にアツい漢であり、年長者としての視点をちゃんと持っていたり、夢を叶えてくれたから今度はボーイの夢を叶える為にどこまでも付いていくと言いなんか暗黒神のとこまで一緒に来てくれるおもしれー男。善い人すぎません?
印象的な敵
オセアーノン : 他の作品の扱いが結構良い割に思ったよりちょい役だったモンスターその1。序盤の海で出会ってボス戦してそれ以降見ることも無かった。思ってたんと違う……
ドン・モグーラ : 他の作品の扱い(ry その2。キミさ、ジョーカー2で闘技場の責任者やってたりドラクエ10で激強アクセのコインボスになってなかった……???ハープ取り返してアジトが売地になってた以降、彼の姿を追うことができない。思ってたんと違う……
バベルボブル : 単純に好きなモンスターでもある。モンスターズシリーズではとりあえずで作りがち。トロデーン城を前にしてエンカウントしたボルがおもむろに目の前で合体し出し、そして完成したコイツにパーティを半壊させられました。(割と色々な作品で強めの扱いされてる合体モンスターをこんな序盤寄りのなんの変哲もないフィールドで出すな)
ドルマゲス : 化け物その1。リメイク前も強かったらしい。方針に過度なレベル上げはしないとしましたが初見時のレベルで彼に勝てるビジョンが一切見えずククールがベホマラーを覚えるレベルまでトロデーン城ではぐメタ狩りしてました。屈辱。そしたら逆に簡単になっちゃった。マジで屈辱。もし次最初からやる日が来たら頑張ってククールのベホマラー習得前に倒してやります。
レティス : 化け物その2。やっぱりリメイク前も強かったらしい。彼女のわしづかみ一撃でゼシカのHPがオレンジに染まったのを見て素で「は?」って言っちゃった。しかもなんか異様に硬いし。バイキルトかけたヤンガスの蒼天魔斬で100くらいしか出なかった気がする。当時間違えて多額のゴールドを抱えて彼女に挑んでしまい、本当に絶対に負けたくなかったのでゲルダのゴールド投げを解禁してしまった。マジで屈辱。
ジャハガロス : リメイク版の���客。普通に1回全滅した。マルチェロがいなければ即死だった。第二形態は大岩投げで全体に100〜130くらいのダメージ出してくるし、いなづまで合計約400ダメばら撒いてくるし、かみなりパンチで確定麻痺攻撃してくる。しかもAI2回行動。つまり大岩投げ×2を1ターンでしてくることもあるんですよ。ウソでしょ……???
ただ、挑んだ時期が悪いのもあります。この「奈落の祭壇」というダンジョンは必ずしもゴルド崩壊直後の解放された瞬間に挑まなければいけないものではないらしいです。
というかジャハガロス本人より助っ人のマルチェロの恐るべき強さの印象の方が強いです。こういうキャラって仲間になったら弱体化するのが世の常なのに彼は違いました。助っ人キャラの例に漏れずマルチェロはHP、MP共におおよそ無限。いなづまのダメージも運が良ければ吸ってくれるし、グランドクロスで150くらい、メラゾーマでなんと250くらいのダメージを叩き出してくれる正真正銘の化け物です。お前も仲間にならないか……?
暗黒の魔人 : なんか微妙に弱くね?
暗黒神ラプソーン : あんま強くないって風の噂で聞いて正直ナメてかかりました。リメイク前の話だった……インターネットに踊らされるな
全滅回数は4回。一番苦戦しました。なんかリメイク後の今作で超絶強化貰ったらしくて、神々の怒りで運が悪ければ問答無用で1人即死するし、頻繁にいてつくはどう打ってくるし、マダンテ+叩きつけとかいう低耐久絶許確定即死コンボを予備動作無しで放ってくる。普通マダンテ前にはめいそうとかするもんじゃないの!?!?!?
ピオリムかけないと絶対に上取れないし(ポケモンで学んだsの重要性)、エルフの飲み薬やせかいじゅのしずくフル活用だし、マジックバリアを絶やさなければマダンテ+叩きつけをゼシカは無理でもククールはギリギリ耐える事を発見しなければ勝てなかったと思います。最後の戦いに相応しい、文字通りの総力戦でした。ヤンガスには3回くらいメガザルしてもらいました。R.I.P.
色々なお話
ドラクエ8よりも先にドラクエ10をプレイしてしまったふねけにとってのBGMの第一印象としましては、
トラペッタにて
(レ◯ドア(ラッ◯ラン)じゃねーか…!!!)
フィールドにて
(氷の◯界じゃねーか…!!!)
アスカンタにて
(グラ◯ゼドーラ城じゃねーか…!!!)
という感じでした。いや違うんだよ。やったことないゲームの筈なのにどこへ行っても聞いたことのある、ある程度刷り込みが、認識が成されたBGMが流れてくるんだよ……!"こっちが原作"だと頭では理解してても、逃れられないドラクエ10の認識の呪縛が先回りしてくるんだよ……!!しかし まわりこまれてしまった
ほかのゲームで聞いたことがある、つまり他のゲームに多く起用されているということは、それだけドラクエ8のBGMの完成度が高く、愛されている証拠でもありますね。ほんとに聞いたことのないBGMの方が少なかったです。
あとBGMの話でもう一つ、物語の最後を締め括る戦いである暗黒神ラプソーン戦の、あの有名なBGM「おおぞらに戦う」ですが、
生で(生か?)聞けて良かった……!!!自分の打つコマンドで繰り広げられる戦いの背景にあの神BGMが流れてるのホントに感動しますね……
ドラクエのラスボスのBGMって【魔王の恐ろしさ、性質を前面に出すBGM】と、【最終決戦そのものを表しているような、勇者を鼓舞するようなBGM】の大きく二種類に分けられがちで、例えば「悪の化身」、「オルゴ・デミーラ」なんかは前者に、「勇者の挑戦」や「決戦の時」なんかは後者に分類されます。そしてこの「おおぞらに戦う」は正に後者の代表格と言えるでしょう。
ふねけはRPGとかのラスボスのBGMって結構大事な要素だと思っていて、無くてもいいけど(演出の都合とかもあるし)、有れば絶大なチカラを発揮し、物語を鮮やかに彩るモノという認識です。そのカタルシスの質さえ平気で左右してしまうような要素で、もし自分でゲームを作ることになったら、多分ラスボスのBGMには力を入れると思います。それくらいの代物だと思っています。そして、今作の「おおぞらに戦う」はその完成系の一つだと思っています。
それと色々調べてる内に気付いたのですが……そういえば一応メインシナリオをクリアした筈のふねけのふくろにドラクエ8最強のアイテムと名高い『ふしぎなタンバリン』と、なんか高速で移動できるらしい『バウムレンのすず』が無えな、と
あれ、またなんかやっちゃいました?(汗)(涙)
『ふしぎなタンバリン』に関してはレシピを教えてもらえるのがクリア後要素とのこととあるので、情報をある程度断ち気味だったふねけが作ってないのはまあ仕方ないです。ただ、材料自体はレオパルドの時くらいにはもう揃えられるらしいですね。
『バウムレンのすず』は……いや、存在すら知らなかった。というかフィールド移動が徒歩固定なことに何の疑問も抱きませんでした。考えてみれば確かに……最近のドラクエは徒歩以外の何らかのフィールド移動手段を用意されがちですが……(10のドルボード、11のウマ等)
という訳でタンバリンは仕方ないとして���、探索不足で読むべきストーリーの一つを読まず、挙げ句フィールド移動の時間を無駄に引き伸ばしていたみたいです。こんなハズでは……
話は変わるんですけど、モンスターズの方にこの世界では親鳥の、我々を背に乗せ暗黒神と戦ってくれた『神鳥レティス』と、死してなお"神鳥のたましい"に姿を変え一行を支えてくれた、その"子"の成長した姿らしき『レティス』がいますよね。
もしかして、いやもしかしなくても、子供の方の黄色い『レティス』がちゃんと自分の"肉体"を持って存在してるの、めちゃくちゃ涙腺ブッ壊れ案件なのでは………?
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。さらに細かい感想とかはもっと無限に湧いてくるんだけどそれこそ無限に等しいので心の中に納めておきます。
履修できて本当に良かったです。背中を押していただき誠にありがとうございました!
クリア後要素につきましては他のゲームとの折り合いを付けながらチマチマ進めていこうと思います。さっきも言いましたが、ミーティアと主人公の結婚を見届けるのと地獄の帝王に謁見するまでは最低でもやりたいと思ってます。
不一
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青碧蒼 参
参 変化
さて今日はどうしようかと考えながら朝ごはんを食べ、さて今日は何しようかと考えつつ伸びをした。
「よお」
?
不意に声がして、固まる。
伸びの姿勢のまま、目だけをぐりぐりと動かして、見える範囲の室内を見渡す。 まず目の前にはダイニングテーブルを下方に、その向こうにキッチンがある。 右手には玄関扉。 今見える範囲はそれだけだが当然のその中人影はない。 それで、右手を向いて、磨りガラスのスライドドアで仕切られた居室の方を見遣るが、そちらにも人が居る気配はない。 そのまま右手に若干振り返る様にして、残りの二つの居室や脱衣所の方を見てみるけれど、誰か居るという様子は感じられない。
誰も居ない。 そも、誰か入ってきていたなら気づいていた筈だし。 何せ人ひでり。 それはともかくとして、はて。 小首をかしげる。 空耳か?
「よお」
まただ。 声がした。 今度は確信がある。 絶対に聞こえたんだ。 すぐ左の方から。 鳥肌が立っている。
「よおってばよお」
ゆっくりと、恐る恐る、今度は左手に首を振った。
ぎょっとした。
そこには、誰も居ない。 磨りガラスの出窓と、その窓台に飾り置いてある、大量の真鍮の鳥や蛙の置物、そして歯車や金属のパイプなどだけがある。
俄かに肌寒い。
「ここだよここだよお」
また声がして飛び上がる。 椅子から飛び退いて出窓との距離を取った。
「いい加減気づけよぉニブくさいなぁ」
絶対に声がしているのだが、絶対に人影がないわけで。 そこにスピーカー付きの電子機器なんかも置いてないわけで。 増してこんな事はじめてで、久しぶりのリアル��イムな━━━と思しき━━━声で。
混乱。
動機が早まって、鼓動が高鳴っているのを感じる。
どくっどくっどくっ、とうるさいくらいだ。
「あぁもうめんどくせぇ」
そう聞こえるがいなや、窓台から何かがふっと飛び出してきた。
「うひゃあ」
我ながら思いがけないほどに情け無い声が出てそれにもびっくりする。 そして仰け反った拍子に、すぐ後ろに迫っていた磨りガラスのスライドドアに頭をぶつけた。 バァンという大きな音がこだましているように感じられる衝突だった。 頭を抱えて蹲る。 塩ビの白けたフローリング調の床が見える。
「あちゃあイタソー……だいじょうぶぅ?」
『心配です』と言う声音と言葉に、逆ギレに分類出来そうな種類の感情が湧く。 それより頭が痛い。 床には髪の毛が落ちている。
「ごめんねぇびっくりさせてぇ」
ほんとだよ。 てか頭が痛い。
「気づいて欲しかったからさぁ」
?
そういえば結局声の主はなんなのだろう。
『ぴょこっ』
と音がしそうな仕草で、そいつは視界に入ってきた。
「はじめまして、人間さん。わたしはあなたのおともです。」
それは真鍮の鳥の置物だった。
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ガラルの王達の真相
一通りカンムリ雪原での撮影を終えて、ジニーエイラは電車でエンジンシティに向かい、次の撮影先へ向かっていた。
ワイルドエリアは結構天気が変わるからなぁ…。
赤い煉瓦造りの建物に、大きな歯車のある都市だが、意外にも歴史も長い。それまでこの街は古き良き都市止まりだったのだが、蒸気機関が発展した事により、近代化を大きく遂げている。
大分昔にカロスと戦争してたんだ…エネルギーが枯れるのを憂いていたとは言っても、ムゲンダイナで補う気だったのかな…。でも、彼女でエネルギーを賄った所でそれもまた誰かの犠牲の下に成り立つ幸せになっちゃうし…
犠牲は付き物と言うが、果たしていつまでもその理論が通じるのだろうか。それはさておき、ジニーエイラは大きなエンジンシティへの入り口や蒸気機関を起動させている歯車、パルデアのカラフシティのもの程では無いが大きめのリフト…など、撮影を続けた。
じゃあ…次は街を回ってみよっか。一通りぐるっと回れば、エンジンシティに戻るはずだし。
そして彼女は、再び撮影を続ける。ねがいぼしのある2つの鉱山内部、ターフタウンにある地上絵、ワイルドエリアを見渡せる大きな橋、港町バウタウンの海、そしてワイルドエリア北部にある龍門のゲートがあるナックルシティ入り口………
これなら、問題無いね。次はナックルシティの方に向かって…と。
ガラルの中心部であるナックルシティ周辺でも、撮影スポットが多い。街と言う形で数千年に渡って受け継がれた中世の城の姿、ラテラルタウンの壁画と英雄の像、ルミナスメイズの森の光る茸、アラベスクタウンの幻想的な風景、キルクスタウンの足湯、スパイクタウンの寂れたアーケード街。自然豊かな風景が、数多いガラルだが…それはカロルディアでも同じなのだろうか。
一応…此処だけは最後でいいか。気にはなるけどね。
ある場所を後回しにして、ジニーエイラは先にシュートシティの観覧車、巻き付く螺旋状のデザインが特徴的なバトルタワー、鋼鉄の鴉の生物の像、リーグ本部のスタジアム。それらを撮影して回った。
この手紙が気に��るんだよね。一体何なんだろう、って。
最後に、彼女が向かうべき場所。それは………地下のエネルギープラント…ではない。あくまでこの場所は寄り道である。
これが………彼女の眠っていた卵の殻の様な………
エネルギープラント内部にはバラバラに砕け散った水晶玉の様に、無限神が眠っていたであろう装置の破片の一部があった。その後ろには、カンムリ雪原にもあったマックスダイ巣穴に置かれていた細長いエネルギー発生装置が何千個も置かれており、これらがカンムリ雪原も含めたガラル一帯の電気・熱などのエネルギーを供給していたのだろう。
おやおや〜?そこで誰を探すと言うんだい? げっ!だ、誰!?
ふと軽い声がしたので後ろを振り向くと、そこにいたのは絶縁体のゴム手袋を両手に、膨大な電気を放出する黄色い生命体。よく見ると、胸元に赤い点で「X」と書かれている。
え、Xって…まさか?あの三又が原にある黄色と赤の神殿にいる…!? あれぇー?何で君がそんなの知ってるの? 君も、まさかあの巨人に造られた生物?
子供っぽい喋り口調に、違和感を感じるジニーエイラ。Hのある岩の巨人、Tのある氷の巨人、Oのある鋼の巨人。そして目の前にいるのは…Xのある電気の巨人だった。彼女の問いに答える。
そうだよ。そして私はオートマタ…つまり『機械人形』に過ぎない! え、じゃあ………生物じゃない、って事? そう言う事だね。本物が戦争で爆散して…命を繋ぎ止める為に全身を機械にしてもらったんだよ。君も、受けてみる? いや………やだ。やめて。
首を横に振るジニーエイラ。当然だが、今の彼女にはそんな戦いをする暇なんてない。だが、その巨人は聞く耳を持たなかった。
だーめっ! きゃああっ!?何今の!!は、速過ぎない!?
彼女の視覚をすり抜けて、素早い一撃をかます。何をされたのか分からないまま、衝撃で床に叩きつけられ倒れる。
もっと楽しませてもらうよ〜。[Aile]の王様さん。 なっ…!私の役職を何故知って…! それっ!! きゃあ!ちょっと、私の話を聞いてってば!!
翻弄されるがままの状態で、あっという間に電気の檻に閉じ込められ、ジニーエイラは身動きが取れなくなっていた。
だ、だめだっ、やられる………。 あらあら、何で様かな。 っ……!このっ………!! じゃあとどめ、いっちゃうよー!
球形の電気の塊を生成し、ジニーエイラに止めを刺そうとする。だが、こんな機械仕掛けの巨人に負けたかないと言わんばかりに彼女は馬鹿力を見せつける。
もう嫌だ!もうやだっ………!もう………どうにでもなれぇぇぇーーーーー!!!
ズドドドドド!
うわああぁ!?何だよこれぇぇ!!
体勢を崩した電気の巨人。彼女は地震を起こし、相手の攻撃と電気の檻を��壊したのだ。なので馬鹿力を使った訳ではない。
はぁ…はぁ…ま、まだやる気? いや…もういいや。君に此処までダメージを受けるとは思わなかった。じゃあ、またね〜…
予想外の地震を起こした彼女に反応が遅れてしまい、逃げる暇が無かった。超速性能の代償に、耐久力は巨人の中でも指折りの低さの様だ。腕を押さえてふらふらと飛び回り、電気の巨人は立ち去った。
いや〜、痛ったぁ………何なんだろう、あのひt…人?まあいいや。取り敢えず屋上に行かなきゃ。
羽を休める為、ジニーエイラはエレベーターでタワートップへと向かう。中世の城で言えば塔の頂上に当たる。この場所で、過去に激しい戦闘が行われており、蒼剣神や紅盾神だけでなく、豊穣神もこの場所で暴走した嘗ての無限神と立ち向かったとされている。
ふあぁ…もう終わりだなぁ…。この旅が終わったら、またいつもの神界での日々が…
「それ は どうでしょう」
ふよふよ浮きながら姿を現したのは、竜の上顎と下顎を形作る両腕を持った機械の敵。胸元に青い点で「Y」と書かれていた。さっきの機械人形と違い、喋り方が読み上げ口調である。姿を見て嫌な予感がした彼女は目を瞑りながら話す。
えーと…君ももしかしてさっきの「オートマタ」なの?
「はい。その とおり です」「わたし は りゅうの きょじん」「いわ こおり はがね でんき に つづいて わたし が つくられました」「あなた が ジニーエイラさん ですね」「わたしと でんきの きょじん は カロス の ある ばしょ と つながって います」「さいしゅうへいきの のこされた ばしょ それを もとに わたしが つくられたのです」「もともと きかいの からだ ですが たびたび しゅうり されて いまも うごきます」
や、やっぱり…だけど、それじゃあ巨人の王は戦争したカロスと対抗する為に、君達を造った…って事なの?
「そうです わたしは その やくめが ありました」「ただし いまは それも ありません」「それでも わたしが きた りゆうは ひとつ」「ジニーエイラさん に わたしたい もの が ふたつ あります」
そっか…でも、2つって何?
「ひとつ は これです」
そう言うと、竜の巨人は回復の薬を渡した。先程の傷を癒すのに使えと言わんばかりの振る舞いである。何故此処までするのかと言うと…
「それを つかい わたし と たたかうならば もうひとつ の もっとも だいじな ものを わたします ほうじょう の おう から ガラルに きた おくりもの を ごくひ で あずかってました」「その おくりもの は ガラルの おう に かんする しんそう が かかれています」
そうなんだね…じゃあ、私もガラルの王達の真相と言うのを知りたいと思うから…始めていい?本当は面倒だけどね。
「わかりました てかげん は いたしません」
そして、傷が完治したジニーエイラと竜の巨人との戦いが始ま���た。
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詩集『わたしのエネミー』

詩集『わたしのエネミー』
1.「僕達洗練人間」 2.「洗練人間飛翔せよ」 3.「洗練人間たちの帰還」 4.「惑星キーラと星雲ホノスで出逢った友の話」 5.「夢見る機械と夢を見られない私」 6.「ただいま」 7.「大丈夫と言���ないで」 8.「ある居酒屋のカウンター席で」 9.「ふたりのいちばん長い一週間」 10.「生きたい」
1.僕達洗練人間
地球初の異次元ロケットに乗って まだ見ぬ世界へ君と出逢いに行こう そんなに心配しなくても如何にかなるさ 太陽系の引力から離れた僕らなら
言葉にできない形のモンスター 特撮番組のようなヒューマノイド 浮遊する構造物で出来たビル群 音楽は五線譜の外を舞い踊る
ヒーロー番組のような正義は作り物だから 目に見えるものと目に見えないものと 生まれたての感性で 蒼く光る星空を見つめ彷徨う
この街の元素は希望とまだ見ぬ言葉だ 空気と水と炎じゃ説明できない そんな惑星の都市が僕らの最前線
地球宛の交信は 誰にも聞こえない
言葉も仕草も通じない なんの文化もわからない 意思があるかも見えてこない 未知なる世界でふたりぼっち
あと食糧はひとケース 異次元ロケットの燃料も切れた マトノミオのチェキは連れてきたのに おにぎりとカップ麺は忘れた
SOSはもう百万回以上伝えたけれども 青二才の僕と素直な君が この世界を生き抜いてやろうじゃないか
銀色に輝く夜空に林檎の舟は舞い 八十メートルもある怪獣が光弾を吐く ヒトはこの世界では蟻未満 それでも僕らは旅を終わらせない
ふたりの名前は…… 僕達洗練人間
この惑星の大衆酒場で元人間に出逢った いつか地球連邦に見捨てられたらしい 世界は意外と狭い マスクを外した素顔は 憧れのアイドル
いつか僕らが異次元ロケットを元通りにして 地球という故郷に還るその日まで どんなに涙と怒りに溺れようとも ヒトという絆を信じて立ち上がる
僕達洗練人間 僕達洗練人間 僕達洗練人間 僕達洗練人間
見捨てられた者同士だから 何も失うことはない 空の彼方にある虹の向こう側へ 最前線から
次元の穴をたしかにこじ開ける日まで 生きようぜ 生きて��ろうぜ
2.洗練人間飛翔せよ!
異次元宇宙のジャンクヤード 規格も用途も未知なまま 太陽系の先遣隊 未知なる使命を帯びて
起動せよ 飛翔せよ 銀河を超えてゆけ
嗚呼 いとしの地球製メカニック 銀河中の知恵を借りて もうすぐ帰還する
この世界で最初に出逢った友は コロニーの知恵を授けてくれた 怪獣に宇宙人に生物現象 君がいなければ生き残れなかった
新たな街が生まれ日々消えていく 名もなき惑星が炎に包まれる 政治も文化も生命も溶け出して 声なき涙を見知らぬ誰かが踏み躙る
起動せよ 飛翔せよ すべてを伝えるため
さあ 最後の仕上げをここに始めよう 銀河中の知性を載せ 地球へ帰還する
新たな旅の始まり 何者でもない愛を守るため ギアを上げろ!
ライト兄弟の気持ちがわかった気がする 宇宙港の先端で地面が見えた時 生まれて初めて死を覚悟した
それでもやらねばならぬと ここに決めたのだ 大粒の汗と涙を拭い 生きるために闘う
さあ いとしの地球に還ろう 単位のない速度に乗って 君に逢いにいく
どんな結末が待とうとも 洗練人間の誇りをかけて これこそが僕らの青春と誓い 運命を信じ駆け出す 自由な朝の白鳥のように 星空の海を越えてゆけ
3.洗練人間たちの帰還
いくつかの星雲を越えて 夢にまで見た蒼き星が見えてきた ツギハギだらけのロケットは なんとか僕らを支えてくれた
かつてのアイドルはあの銀河に残ったけれども たくさんの文化と知恵を背負い この大いなる旅の終わりに 最後の試練に挑む
成層圏で燃え尽きなければいいが ずっと心配していたんだ まだ見ぬ星のまだ見ぬテクノロジー 僕らの勇気が試される
何度目かのワープも無事だったから 最後もきっと問題ないだろう そう信じれば信じるだけ 上手くいく確率も上がっていくはず
この翼に愛を託して 僕らの夢の終わりを飾ろう 母なる大地に降り立つ時 何億光年ぶりのキッスをしよう
地面に降り立った時 少し強い衝撃が加わり 僕は身体に痛さを感じた それでも隣の君のため
数分の後にハッチを開けば 今ここが海の上と気付いた 僕らは救難信号を出して この時代の人たちに生存を伝えた
VTOL機で旅立ちの場所へ やっと降り立った僕らは立てなかった それでも鳴り止まぬ拍手の声が 疲れた心に染み渡る
正直生きて帰れるとは思わなかった もう帰れないと思ってた 君と二人で戻れたんだ 現実を噛み締める度に想いが溢れた
ありがとう この宇宙船(ふね)
次はこの人類への復讐を 大声で語り継ぐ番だ あまりに計画的でかなり無謀な 僕らの立派な旅を
その前に今夜は君と ゆっくりしよう
4.惑星キーラと星雲ホノスで出逢った友の話
ある旅の途中 惑星キーラに立ち寄った 地球にしかない物資を運ぶ仕事 これが初仕事だった
チョコレートのような大地が見えて ヘリポートに降り立つと なんともいえない声を出しながら 私を歓迎してくれたキーラニアン
しょうもない冗談や なんでもない会話 人によっては すぐに忘れることもあるだろう
でも私はなんとなく覚えている 翻訳機なしでも伝わる言葉や よく見るとかわいいマスク越しの顔 そして忘れられないユーモア
別れ際に隣の惑星にいるらしい 歌い手の名刺を渡してくれた 名前はわからない
惑星キーラを旅立ち しばらく宇宙を散歩した そろそろ仕事をしたかった時に あのキーラニアンから電話が来た
「私の同期なんです」 「いつも半ズボンを履いてて」 そんな紹介を聞いてるうちに とりあえず引き受けることにした
屈託のないその笑顔と 圧倒的な身体能力 星雲ホノスのホノージャは 私を熱烈に出迎えてくれた
ただキーラニアンは何も教えてくれなかった 愛があまりに強すぎることや ドキドキさせられる言葉 そして気の置けない友人たち
はしゃぎすぎて声が枯れた 忘れられない夜 ところで仕事ってなんだろう?
何十年が経った今も ふたりから連絡がある 星間宅配人を引退してから 星を越える手段を失ったけれども またあなたに逢いたい
古くからの友にお願いして メッセージをふたつの星に飛ばせば ひょっとして気付いてくれるかも とにかくやってみることにした
惑星キーラと星雲ホノスの友へ 私はここで元気にやっている もし良ければ地球に遊びに来て 友達を連れてきても良いから
しばらく何も答えがない どこかで撃ち落とされてしまったのか?
そう思っていたら…… いつか聞いた声 ようこそ地球へ!
5.夢見る機械と夢を見られない私
今朝のワイドショーはどこも同じ 夢見る機械の発明 年老いた科学者が高笑いしながら その凄さを雄弁に語った
夢見る機械と 夢を見られない私
私に夢を見させたら 認めてあげるわ
何年間かの狂騒の後に やっと手にした使用権 いくつかのデバイスを身につけ 見たい夢を機械に語った
夢見る機械と 夢を見られない私
金持ちになりたい 人格者になりたい 世界の王になりたい あなたに愛されたい
私に夢を見させたら 許してあげるわ
虹の膜が歪んでいく 身体に何かが突き刺さる 幻想を黒に塗りつぶされたまま 苦しみが心を華やかに覆う
目が覚めたとき私は 金持ちで人格者の王様 あなたからの愛は無限大 それでも何かが足りない
夢見る機械が欲しいわ 夢をもう一度見させてくれ こんな欲望は誰かにくれてやる もっと普遍の幸せを
まるでアヘンのような中毒性 繋がったままの透明パイプ 自由な夢に憧れた 私は世界でいちばん愚か者だ
夢見る機械と 夢を見過ぎてしまった私
どこかへ連れていけ いっそ殺してしまえ ジャムを塗って食べてくれ その辺に捨てちまえ
6.ただいま
何年も連絡を取らなかった 連絡先も変えた ひとりになることを選んだ そうあるべきだと思った
僕なんか幸せになっちゃいけない 僕は生きてちゃいけない 僕には何もできない 僕が君を好きになっちゃいけない
土砂降りの夜に突然駆け出したくなった 街中を大声ではしゃぎながら叫びたくなった
水がTシャツを滴っていく 言葉は夜の闇に溶ける いちばん逢いたいひとは もうこの世にいない
僕はもうひとりだ
翌朝会社を辞めた 退職代行を使った 上司の首を取った 春に会社は倒産した
僕は部屋を追い出され 心も身体もスカンピン 綺麗なスラムで生きるうちに ここが居場所と気付いた
あれから何年か経った白い雪の降る夜に 公園でゴミを漁っていたら誰かが肩を叩いた
途端に泣けてきた 涙が止まらない 身勝手に選んだ道の先に 倖せなどないと知った
僕はもうひとりじゃない
誰かに悪口を言われたり 誰かが右足を払ったり 魑魅魍魎が蠢く世界だけど 全部疑わなくてもいい 教えてくれたのは大切な君だった
途端に泣けてきた 涙が止まらない 何にもできないまま 時を重ねる愚かさよ 風よ応えてくれ 何処へ向かえばいいのか?
それでも君がいるから なんでも出来る気がした 二度と離さないよ
僕はもうひとりじゃない このドアを開けて ……ただいま
7.大丈夫と言わないで
大丈夫なんて言わないで 君が平気じゃないと知ってるから 大丈夫なんて言わないで あまりに便利すぎるから
見えない魔法のように みんな使ってる 大丈夫という名の 呪文のチカラ
本音はつらくても 心の中はきつくても そう声に出すことで やれる気がした
でもとっくに気付いてるよね もう頑張れないこと そんな時は 思い切って止めてみよう 何かが変わるはずだ
大丈夫なんて言わないで もう無理なんかしなくていい 大丈夫なんて言わないで 周りの目なんか無視していい
人生はジェットコースター 浮き沈みだらけの道 時には自分なりにやってみよう
そうすれば心も軽くなる いろいろ考え過ぎなくていい 時には好きにしてみようよ
風邪にインフルに腱鞘炎 それでも仕事は休めない 満員電車に遅延天国 心に怒りの嵐が舞う
みんなの目が怖くて 一歩目が踏み出せない そんな時こそ 思い切って進んでみよう 誰もが“私”というドラマの主人公
大丈夫なんて言わないで 自分の感情に蓋をしなくていい 大丈夫なんて言わない 言うべきことはちゃんと言っていい
社会はロールプレイング 誰もが私を演じてる 時には台詞を塗り替えてみよう
そうすれば次の幕が開く やりたいことをやるだけだ 時にはスキップしよう
人はいつ死ぬかわからない
大丈夫だよ…… 大丈夫じゃない…… 大丈夫かな…… 大丈夫そうだね……
誰かの世界を塗りつぶしてきた 無責任な言葉に まっさ��な楔を打とう
大丈夫なんて言わないで 大丈夫なんて思わないで 大丈夫なんて誤魔化さないで 大丈夫なんて壊れないで
人生はジェットコースター 社会はロールプレイング
茶番だらけの小さなこの世界で 私だけの大きな旗を掲げよう 大丈夫に囚われないで 時には好きにしてみようよ
8.ある居酒屋のカウンター席で
ターミナル駅の高架下 五十年前から続いている この居酒屋のカウンターは 私が私になれる場所
口うるさいタレント 現実的じゃないスケジュール 今夜は愚痴と懺悔に花を咲かせて 明日が来るのを待つ
一杯目は生ビール 二杯目はハイボール 最初は盛り合わせ 次に鶏皮
ちょっと酔い始めたら 名物のビビンバ 最後に大将特製のカクテル そんな夜が私の幸せ
十年前からこの事務所で いろんな原石を見守った 時には苛立つこともあるが 何気ない言葉に救われた
芽が出なかったアイドル 良いものを持っていた俳優 新たな道へ送り出す度 「私がいけなかったのか」と後悔する
華やかな世界だからこそ その裏には影が強くなる それでも明日を夢見る者たちが 絶えないのは光があるから
いつしか後輩やも恋人ができて 東京暮らしにも慣れたけど 年末の二十時間労働の終わりには この店でビールを飲まなきゃね
そうやって私は私なりに 自分の感情を咀嚼して この世界で私らしく あなたの幸せを願い続ける
いつだってそう 銀幕やステージ 初めてあなたが立った日に これからどんな道を歩み 星を掴み取る姿を想像するんだ
一杯目は生ビール 二杯目はハイボール 最初は盛り合わせ 次に鶏皮
ちょっと酔い始めたら 名物のビビンバ 最後に大将特製のカクテル そんな夜が私の幸せ
タレントの話はしないけど なんでもない愚痴を話す場所 ここは昔ながらの居酒屋 私の大好きな居酒屋
9.ふたりのいちばん長い一週間
僕にちょっと勇気があるなら この沈黙はきっと存在しないだろう 手を繋いでも何故だか冷たくて 手を離すと無性に淋しくて ふたりの距離感が掴めなくなる
思い返せば小学生からの癖 僕らはあの坂道を登って 海の側の学校へ行く
帰り道は小さな喫茶店に寄り道して コーヒー抜きのカフェオレを飲んだ
バレンタインは手作りのチョコ ホワイトデーはあの店のクッキー クリスマスは街でショッピング 誕生日はお互いの家でゆるパーティー
誰かの噂になるためじゃなく いつしか君を本気で好きになってた でもクラスに流れた噂を聞いた瞬間 すべて終わったと思い込んだ
もしもあの日に戻れるなら 僕に「ちゃんと向き合え」と伝えたい
一緒に通学しても何も喋らず 玄関からは友達同士に分かれてく そんな数日間を過ごすうち 僕らの噂は拡散して LINEに「明日からはいいよ」とメッセージ
クラスでもぼーっとしがちな僕を見かねて 共通の親友がご飯に誘った時に言った 「そろそろ素直になったら?」
次の日の朝に前を歩く君を見つめて 必死に言葉を探してもやっぱり言えなかった
照れた時に見せるくしゃっとした笑顔 気が緩んだ時にふと出る博多弁 トマトを見るとそっと渡してきたり よくわからない問題で間違えたり
そんな君を他の誰かが好きにならないなんて 「絶対おかしいだろー!」と浜辺で叫んだ 誰にも見られていないと思ってたのに ふと気配がして振り返ったら君が泣いていた
出逢ってからちょうど10年のある冬の日に 僕らは初めて抱きしめ合った
「あなたは信じてくれると思い込んでた」 「ごめんなさい、僕のせいで」 「でも、やっと気づいた。私、好きみたい」 「先に言われちゃった」 「ちゃんと言葉にしないとわかんない」 「僕も君が世界でいちばん好きだ」
曇り空に隠れた夕陽が 白鷺のように羽ばたいた 聡明な碧と純情な紅に照らされ 僕らは永遠になる
翌朝からふたりは手を繋ぎ合い チャイムが鳴るまで離さなかった もちろん噂にはなったけど そんなのどうでもいい ふたりでいられるなら 僕にちょっと勇気があるなら
10.生きたい
生きてりゃドジばかり 仕事すりゃミスばかり 死にたけりゃ死ねばいい どこかで誰かが言ってた
何もせずに生きられたら なんて幸せなんだろう 実際に何もしなかったら 皆あれこれ言うのに
川の流れに流されまいと 小さな枝にしがみつく私を 誰かが力づくで 殴ろうとする
離してよ 離さないでよ
口を開きゃ愚痴だらけ 文字を書きゃ不満だらけ カネさえあればの人生に 肝心のカネがない
もし誰かのせいに出来たら なんて楽ちんなんだろう 無機質に敷かれたレールの上は きっと居心地悪いのに
悪い奴になるまいと 土俵際で踏ん張る私を 誰かが甘い言葉で 堕とそうとする
構ってよ 構わないでよ
優しい言葉に惑わされたり 厳しい言葉に縋ったり 人間不信は加速中 私の人生は五里霧中 誰も責任取らないこの社会 しょうもない責任押し付け合い どうして大人になれないの? なんでこんなに間抜けなの? 私の言葉はぐるぐるぐるぐる 赤道直下を行進中
私が私を生きるため こんなに汚れても 誰も振り向かないなら 生きてる意味がないね
生きたい ボロボロになっても 生きたい 老人になっても 生きたい 恋を知らなくても 生きたい 人が信じられなくても
川の流れに流されまいと 小さな枝にしがみつく私を 誰かが力づくで 殴ろうとする
そんなあなたの手を取り ある晴れた空に向かう
人は何歳からでも生まれ変われる たとえ何回転んでも また起き上がればいい 今の私の気分で 行きたいと思えりゃいい
詩集『わたしのエネミー』各種クレジット
Produced by 坂岡 優 & 蒼乃彗星
All Poetry Written by Yuu Sakaoka Brain by Koharu Takamoto, Sakura Ogawa
Words “僕達洗練人間” = “We Are Smart Human” references by 村井 優(櫻坂46) Dedicated to 櫻坂46, moonriders, 的野美青, 増本綺良, 大沼晶保, 田村保乃, ウルトラマン, メフィラス星人, バロッサ星人, 金城哲夫, 石堂淑朗, THE ALFEE, 細野晴臣, 高橋幸宏, 大滝詠一, 加藤和彦, 水野あつ, 星新一, 伊藤計劃, 今敏, ルネ・マグリット, 友人A, 知人諸氏, その他多数……
Designed, Edited, A&R by Yuu Sakaoka
Management by G.Slope & Hill's Planet
Very very very thanks to my friends, my family, and all my fan!!
2024.12.29 坂岡 優
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2025初め ひと足遅れの新春東阪2ステ 2/8 Shimokitazawa Laguna 22 Osaka POTATO KID -set list- *昼公演* 1.蒼き朝 2.想 3.もやる 4.it's a wonderful day 5.衝動(下北) 残像(大阪) 6.あの時みつめたきみを 7.雨あがり 8.迷走 9.解かぬ知恵の輪 10.グライダー 11.むせび 12.スライドオン e.c 灰色なカンバスの上(新曲) i feel alright ゆらゆらゆれてる(下北) 遂げて繁る(大阪)
*夜公演* 1.むせび 2.it's a wonderful day 3.夜明けまで 4.あすを愁いて 5.月光(下北) 演者の告白(大阪) 6.数えうた幾千まで 7.流転の石ころ 8.雨あがり 9.あの時みつめたきみを 10.止まれ今夜きみはここへは来ちゃいけない 11.スカットスキャット 12.きみとぼくとの知覚の境界 e.c 灰色なカンバスの上 スライドオン 空色ボタン(下北) NEWWORLD-新世界私秩序(大阪)
灰色なカンバスの上
望みのない夢などすてた とっくに遠くへ すっからかんになった心 すき間が空いてゆれた
手放せない思い出だけが 僕を支えた なぜだか涙がこぼれ それらを強く抱いた
あたたかな 哀愁を 感じてる間に 旅に出よう 目の前には 果てることなき世界
止まるな 止まっても 止めるな
頭の中で声がする 僕の残響 表と裏にぶつかって 答えはつぶれて消えた
描くのさ もう汚れた 両手両足で 灰色なカンバスの上 踏み荒らして 旅にでよう 行く先は どこだっていいから これからの 道しるべなど ない方がいい
止まるな 止まっても 止めるな
あたたかな 涙なら そのままで ゆけ
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日々あれこれ#149
2024年9月30日 久しぶりに見たキミは なにも変わらずに 蛇に囲まれている そのタトゥー 変わってるなと言えば 変わってないねと言う 疲れた表情もなく 毎日が新品の若さと分かる だから 意味のない力比べ 問答 と楽しんだ そのとき空が発光でもすれば ふたりで見上げ 重ねて会話もできるだろう じゃあ
2024年10月1日 案外早く伝わっていた 空気が運ぶ微妙な振動 上手に歌うカナリヤは飛び立った 真の時間を巻き戻すことはできずに 少しの静寂のなか 今はインコが喋る 鋭い音がゆっくり伝われば 深々と沁みわたる こころ 損失の度合い 失ったものの大きさ 変わっていないようで 大変化 それでも日常は続く

2024年10月3日 風が吹いていた ただそれだけ 目の前に転がるもの 幼い躍動を目にしていても 血の濃さが背中を広がっても 終わり 火ぶたは切られてしまった 愛は憎しみと混じり 怒り 衝動を止められないのは 人間としてどんなもの 愛は憎しみを包み 灯が消えるようにフェードアウト すればいい 薄くなれ
2024年10月4日 悲しみのギター 歌う アコースティックな空間 心身が流される 大きなうねりのはずが 小川のせせらぎ しんしんと降る小雨 その時々をとらえ 思い出す あなたの目 笑顔 おどけたウィンク 蒼白な顔色 いらだち 誰が誰かはもう 思い出せないんだ 穏やかな世界の中 川にはまり空を見上げて
2024年10月5日 おどりゃあなんて 言ってもね 皮肉で返してくる なにがいいのか悪いのか 分からない すどりゃーなんてなんのこと ただのリズム 平常が下品だとしても 気にしないよ 修羅の姿がどうだとか 外からは揶揄の雨 濡れていたいのさ 浴びていたい 雨の線の間から こっちを見ると分かる その虚実

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[[85週目]]で色違い🌅
クマちゃん🐈⬛が試合をぶっ壊して最終盤戦から初めて操作して突破した回数、「1回🤭」
「永遠救世主アルティメットシャドウリーダー04 B(バグ)の家族達 霊猫蒼海 斬島銀河」が育てるソルガレオ⤵️





なんと言ってもまずはエンドコンテンツ史上最も異色のメタルプロテクトが厄介、NPCが何も学習しないから更に厄介(後述の例外等を除けばこちら側のバフ上昇が鍵になってくる) 二戦目で威嚇も効かないダイアークも追加効果が通用しないと表示された……次の瞬間にタチフサグマで嫌な音を出したときは真っ青になるなんて物ではない(この後もなんか貴重なPP切らして延々と害悪行動を繰り出してきて発狂しそうだった、これ先程言った通り二戦目の話し。ちなみに運が良過ぎて俺達が勝った👍🥶) 攻略で頼れるのはゴロンダのDDラリアットに同じくワルビアルのタイプ相性 メンバー次第ではダイストリームで二つの危険な技を弱体化させるのもナイスだし鋼技は現在記述の雨パーティでも対をいく炎タイプメンバーでも軽々しく突破できる 決定的にやり易いのは全体攻撃が一つもない事で、これが意味するのは種類によっては準伝説より劣る強さかもしれない情報 サンパワーリザードを連れて行けば最速2ターンでキルできる。リセットマラソンするならここでやるのが最善、そうじゃなくても道中で色々と尖っている岩ポケモンは全て回収しなくていいこの楽な課題と味方に付ける事で真価を発揮する炎タイプを相手にしていくスタイルは最も肝心な残機の失いにくさに関して最大限に配慮されている(注意したいのはノーマルタイプの多くに敵として条件の揃った汎用的な地力が強すぎる地雷が多い罠…今までは特殊専攻のお目当てで安牌だったラッキーの立ち位置は好メンバーが揃っていれば微妙とも言い切れない結果論があった訳だが 今回の敗北は全て印象が薄い地雷との衝突による負傷を引きずったのが原因でなったと言っていい 勿論キョダイマックス技を繰り出してくるハイリスクローリターンな毒と電気には喧嘩を売らない鉄則を守る) 何処かのブログでは一番つまらない敵と言われているが、お互いにインパクトが存在しない上で脳筋な闘いになるからそりゃ確かにつまらない。盛り上がりも無いし倒し易さランク以外にだ���は共感したWW 色違い粘りはリセット方式で恵まれれば実力で勝負したくなるし、派手派手バトルで思うようにいかないストレスを感じると前者に走ろうとする心理が働く NPCに持たせてと史上の活躍をしたのはドテッコツ、コーチングの輝く世界 反対にパーティがちぐはぐになると信じられない程膨大な時間をジリ貧に溶かして全滅が決定する 元来の火力がマジで正義 後、このエンドコンテンツで空気と化しているネイティオがロトムと組ませると凄まじい瞬間火力を実現する(この他にも熱い死闘の開幕でココロモリをサポート役につけて瞬殺して貰うのも最高 通常マッスグマですらアタッカーとして輝いた瞬間には感動すら覚えた)。他にはカラマネロとオトスパスのひっくり返すが大本題メタルプロテクトを相手のダイマックス技を突破して大金星になるかもしれない(2台用意して置いて本当に良かった) 晴れパの中で最も力を持つのがリザードなら、安心して剣の舞を流水の如く2回以上積めてこれでもかとヘイトをぶちまける巨悪ダークヒーローとして輝く隠された最強はシザリガー(これが無理して特殊ダイストリームで粘る必要がない程の高性能な使い方)
神カードとして道を渡れる癒しの波動を間違えて敵にしちゃった、引っ掛けとは言え緊張感持てばミスしない基本中の基本だぞ。今まで何をしてきた?この期に及んで何を忘れてやってるんだよ全く…俺ってホントにダメだな👎 局面的に結末を左右するセキタンザンに鬼火しちゃった(ボケが始まってんのか❓ダイマックスアドベンチャーの禁止伝説は他のSwitchソフトを含めるとこれがラストのお目当てなんだぞ💢\\\٩(๑`^´๑)۶////⁉️)。あと好カード揃いの中でコータスが3回連続で煉獄を外した時はガッカリしてしまった でもね、命中率は50%だしポケモンの失敗とヘマは全て俺達飼い主の責任だから何も文句を言っちゃいけない 敵でも味方でも愛玩動物にはなんの罪もない 今回のファインプレーはキュワワーのお先にどうぞ😋
[[23回全滅]]😆👍

ママゴン💖のおにぎり🍙に海苔巻いてたらポケモン入れ替えの制限時間が計算違いで終わってた、一体全体何してんだよ😩
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「虚無への供物」中井英夫 5581
終章
58 五月は喪服の季(とき)
蒼司の告白後の世俗なんかが語られますが、正直この後になんの話があるのでしょう。
その頃の風俗や事件などが羅列され、現実味を与えています。 が、それほどの効果があるのでしょうか
プロレスブームは、1954年(昭和29年)の力道山vsシャープ兄弟から始まったみたいですね。 その後、力道山がアジア王者になったり世界タッグ王座になったりでその勢いに拍車がかかったみたいです。
ボディビルのブームは、昭和31年に日本ボディビル協会が設立されたのを基に始まったみたいです。
M+W時代というのは、男性度(M)女性度(W)を示すぐらいの意味で、映画『青春怪談』(獅子文六原作、日活版、新東宝版の2作が同時に公開された)から広まったようです。従来の男性像、女性像に対する見方が変わり、社会的に性差に対するこだわりが少なくなってきたことを反映したようです。
トニー谷の愛児誘拐事件は、1955年7月15日、人気芸人トニー谷の長男が下校途中に誘拐されたものです。
女学生の火だるま自殺は、わかりませんでした。
森永ヒ素ミルク中毒事件は、1955年6月頃から主に西日本を中心として起きた、ヒ素の混入��た森永乳業製の粉ミルクを飲用した乳幼児に、多数の死者・ヒ素中毒患者を出した毒物混入事件です。
紫雲丸事故は、1955年(昭和30年)5月11日06時56分、香川県高松港沖合において日本国有鉄道(国鉄)の宇高連絡船の紫雲丸と第三宇高丸とが衝突し、紫雲丸が沈没して乗客乗員168人が死亡・行方不明になり、その多くが修学旅行中の小中学生や婦女子であったという事故です。
橋北中学校水難事件は、1955年(昭和30年)7月28日に三重県津市の津市立橋北中学校の女子生徒36人が、同市中河原海岸(文化村海岸)で水泳訓練中に溺死した水難事故です。
原爆投下後10年でいくつかの出来事があったみたいです。 1955年8月、 中区中島町1番(相生橋南)に原爆供養塔、納骨堂が改築させられた 中区中島町1番(原爆供養塔南)の平和の石燈 中区基町6番77号に電信電話職員原爆犠牲者慰霊碑 中区基町22番(三篠橋東詰南、本川河岸緑地)の広島陸軍病院原爆慰霊碑 中区小町1番(三井ガーデンホテル広島南東、平和大通り緑地帯)の移動演劇さくら隊原爆殉難碑 なんかが上がっています。
花火工場が相次いで爆発しとありますが、しっくりくる事故は、墨田区花火問屋爆発事故くらいです。
十日詣ともいわれる四万六千日(観世音菩薩の縁日)が、今年も7月10日行われたことが、 そして、今年のパリ祭は7月14日に行われることが、さり気なく挿入されています。 これだけの事件事故があっても催事は行われるということなんでしょか?
また、ボートネックの若者たちが氾濫した太陽族やカリプソとシスターボーイそれから狂熱のロカビリー、 ファンキー族が避暑地にたむろしてドドンパツイストからボサノバまでと風俗が描かれます。 太陽族は、石原慎太郎の小説に由来する風俗ですね。
季節は初夏になっていて、 下落合の牟礼田の家で、久生と亜利夫と藍ちゃんの四人が会っています。 何を考えたのか、久生は結婚の延期を主張して譲らず牟礼田はまたひとりでパリに帰ることになり、 この日は送別のために集まったのです。
蒼司はあれ以来、腰越にもあらわれず、牟礼田にも何の連絡もないという。
黙っていた牟礼田がつぶやきます。 自分が犯人な筈はないのに、犯人の要素を持つというわけかと。
つづく
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静寂という序曲の中 天鵞絨ビロウドの幕は 厳かに開かれるもの 『瞬間と永遠の邂逅』 始めよう 人生という其の空白の 画廊ギャルリに飾れ 絢爛な蒐集コレクション
緋き薔薇の 赫灼たる情熱 蒼き夜の 愛鍵たる悲嘆 歓喜と憎悪 異なる調べを奏でる音を 我が身に纏わせる
僕らが与えられしもの それは想い描くこと その衝動こそを命と呼ぼう 『止む事の無い魂の鼓動』 現実という箱庭に 精神こころは留められない 世界から溢れる 美しい『瞬間と永遠の邂逅の響き』 君にも見えるか 眩しい光
軈ては果つる戯曲の中 書き遂せるなど 誰にも成せはしないだろう 然りとて続けよう 満ち足る事を知らぬ者の飽くなき希求が 創りだす美術アート
幼き幻想 純然たる理想 悟りし絶望 判然たる境界 色彩と輪郭 明かに 幽かに 交わる 舞台の上で舞い踊る
感嘆の吐息を幕間に 万感の想い眼に その感動こそを賛辞としよう 『止む事の無い魂の鼓動』 人に生まれし意味ならば 今ここで識るがいい 甘受し給えよ 美しい 『瞬間と永遠の邂逅の響き』 君にも見えるか眩しい光
真なる芸術は 創りし者と 眺むる者の間に 生まれし崇高な意思が織りなすのだよ 其れを愛と呼ぼう
人であることの意味こそ 僕らを結び合わす 礼賛し給え 出逢えた奇跡
『Amor Vincit Omnia』
誰もが与えられしもの それは想い描くこと 人生を飾るに相応しい 果てしない世界から溢れて 心震わす『魂の邂逅の響き』 見えるだろう 美しき光
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『湖の女たち』 完成報告会に福士蒼汰さん、松本まりかさん、大森立嗣監督が初登壇!
4月16日(火)、都内にて「湖の女たち」完成報告会が開催されました。

本作が映画化された経緯について質問された大森監督は、原作小説出版時に書評を書いてほしい、という編集者からのオファーがきっかけだったと振り返る。「本を読んで驚きました。衝撃的だし、考えさせられましたし。僕はいつも頭の片隅には映画化というのが浮かんでいるんですけど、これは難しそうだなと……。最初は書評を書かせていただいたんですが、そしたらお礼の手紙をいただいて。編集者さんから「吉田さんが『大森監督が映画をつくってくれたらな』とつぶやいておりました」と伝えていただいて。それはとても光栄だったので、踏み切りました」。
一方、介護士の豊田佳代(松本)への歪んだ感情に支配される若手刑事・濱中圭介を演じた福士は、吉田修一原作、大森立嗣監督というタッグに魅せられ、やりがいを感じたという。これまでの“好青年”という福士のイメージとはまるでかけ離れた役ということで「この役を引き受けるというのは大きな決断だったのでは?」という質問に、「そう思われるんですけど、意外とふたつ返事くらいで『やりたい!』という感じだったんです。確かにセクシャルなシーンや、ハードなシーンもあるんですけど、そこに関しては演じるのに難しさはないかなと思っていました。むしろこの作品が包み込んでいる大きなものを、どう言葉で表していくのか分からなくて。だからこの役を演じることに関しては楽しみでした」と振り返った。

そして圭介と抗えない力で関係性をもつ介護士・豊田佳代を演じた松本は「わたしも佳代を頭で理解することをやめました。ただ彼女が置かれている環境、状況、体感というのは体現できるかなと思って。たとえば、琵琶湖の近くの介護施設で介護をし続けてきた人であり、まわりに圭介のような刺激的な人がいたわけでもないですし、そういうある種の孤独感というか、静かな生活に自分の身を置くという。そういう極限状態に陥った身体感覚みたいなものは自分に近づけることはできるのかなと思ってそういう状態でいました。監督もおそらく感覚的な部分で理解してほしい、ということをおっしゃっていたのかなと。」と本作に取り組む難しさを語った。

大森監督がふたりの役者に期待したこととは何だったのだろうか? 「福士くんとは初対面だったんですけど、波長が合うような感覚があって。会った瞬間から信じてくれている感じだったので、俺も信じようというところからはじまりました。だから現場中も齟齬(そご)はなかったし、何かを信じ切ろうという覚悟がありました。そして松本さんは20年くらい前から知っていたので、今回、主演と監督という立場で一緒に映画をつくれることがものすごくしあわせでした」。
そんな大森監督との出会いを福士は「俳優としてのターニングポイントになった」と語る。「今回の撮影では、3日目あたりまで、すべての芝居にNGを出された気がするんです。最初に着替えているシーンがあったんですけど、『(芝居に)声はいらないから』と言われて。どうやらそこで、意図せず“着替えている”という(芝居の)声を出していたようなんです。俳優として状況を説明してしまうことがあって、すべての行動に音をつけるというのは得意なんです。だけど、自然でリアリティーを求める作品では、それは必要ないんだなと気付いて。でもそれが慣れているからできないから、もう一回と言われ続けて。それはものすごくヒリヒリするんですけど、これがリアリティーあふれるヒューマンドラマを撮るうえでの役者の心構えなんだなというのを学びました」。
その言葉を聞いた大森監督は「撮影も最初の方はいきなり大変なところから入ったんです。目線の位置とかも細かく指示したりして。僕の本意としてはもっと自由にさせたいと思っているんですけど、目線の位置とか細かいところから始まって。僕としては、(優しい口調で)「いい?」「ごめんね?」とか言いながらお願いしたんですけどね」(笑)と笑ってみせると、福士も「こわかったですよ」と冗談めかして付け加えた。
そしてその意見に「わたしも(監督を)恐ろしい人だなと思っていました」と続けた松本は、「監督は全肯定の人なんで。ここまで俳優を信じ切るのかというくらい俳優を信じる。『まりかがそう思うならそれでいいよ』と。その覚悟ってすざましいなと思うんです。もこちらとしては迷ってるから聞きたいんですけど、明確に答えてくれないんです。表面的なことではなく、ちゃんとこの映像の中で本当に生きろよと言われる恐ろしさ。そういう意味で俳優を信じてくれる安心感と愛、そして責任もあって。自分が自分でなくてはならない、本当の意味で演じなければならないという意味で、恐ろしい監督だなと思いました」と付け加えた。

そして今回、初共演となる福士について「福士さんってさわやかな好青年のイメージを持っていたので、圭介を福士さんがやるなんて想像もつかなかった」と語る松本。「でも初日に会ったときにビックリするくらい恐ろしくて。こんな福士さんを見たことがないというくらいすばらしかったんですよ。怖かったですし、変な色気もあるし。でもそれが良かったんです。この圭介だったら、考える必要はないなと思って。だとすると(圭介)以外の彼を知りたくない、この人の笑顔とかやさしさは見た��ないとわたし自身も思って。だからわたしも福士さんからはすごく距離をとって。目も合わせないぐらいでいました」という。
それは福士も同じ思いで役づくりをしていたそうで、「本来、僕はにこやかな人間で。自分から積極的に話しかける方ではあるんです。でも今回は話さなかったんで。どう思われているのかな……」と語る福士の言葉にかぶせるように、「嫌いでした!」とたたみかけた松本の言葉に会場は大笑い。「撮影の時は本当に福士くんと合わないなと思っていました。そしてそのままお別れして。そこから1年半、会うこともなく今に至るわけですが。この間、この映画の取材会で久々に役から抜けてお会いすることになって。マネジャーに『わたしたちは合わないから、あまり話せないと思うよ。大丈夫かな』と言っていたくらいだったんですけど……」という松本の言葉に、心配そうな表情で「どうだったんですか……本当の僕は?」と尋ねた福士。
するとニッコリ笑顔となった松本が「どっちが本当の素顔か分からないですが、役が抜けた福士蒼汰さんは、めちゃくちゃ好感度が高くて。こんなしゃべりやすいのかと。いいじゃん、福士蒼汰!って、すごく好きになりました」と明かして会場は大笑い。

そして最後のコメントを求められた松本は「なかなかここまでのことを描く挑戦的な作品って、今の日本ではなかなかないんじゃないかと思います。わたし自身も“ここまで”とか“こんな風に”とか、そういった言葉でしか表現ができてないんですけど、言葉のプロである皆さんに、この作品をいろんな表現で、日本の皆さん、世界の皆さんに伝えてほしいなと楽しみにしていますし、観てくださる皆さんがどんなことを感じるのか、わたしも楽しみにしています。ぜひ映画館に観に来てください」とメッセージ。
最後に福士も「この物語はそれぞれが思い浮かんだ絵とか、言葉がメッセージなのかなと思っています。人それぞれで違うものを感じるでしょうし、その違うものをシェアして、みんなで話し合ってもらうとこの作品が深くなっていくのかなと思います」と呼びかけた。

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スタレあれこれと年末
まずスタレの年末スペシャルイベント。
質問に対する啓示がもらえる占いイベントですが、最初、ガチ悩み相談みたいな質問選んでしまった。2回目は角待ち食らうか?みたいな質問。あとで欲しいキャラは引けるか聞いておきます。
そういえばレイシオのイベントで、角待ちじゃないけど、このゲームで初めて待ち伏せ喰らった気がします。びっくりした。フィールドの敵あんま脅威に感じないがために、活きてない秘技があると思うので、これから増えるかもと思いました。

カフカ〜!!!好き。。
私は何に感動したかというと、数々のこういった年末締めくくりwebイベントが12月入って即開催される中、ちゃんと年末と思えるタイミングでこういう振り返りイベントをやってくれたことです。
カフカと1900回以上戦闘に出ている一方でパムのお願いは9回しか聞いてないらしいです。プレイ時間は125時間とか。

スクショ撮り忘れたと思ったけどまた出せました。
〜☆〜☆〜☆〜
あとは開拓クエスト幕間。つづき

Dr. レイシオはめっちゃ好きなタイプのキャラだった……。戦闘中のボイスもめっちゃいい。採点してやろう→0点!マイナスだ!の連呼が最高にバカ、アホ、マヌケが許せなそうで逆にアホっぽくていい。石膏頭だけでなく本で殴るのもレアルカリア流だった。この人配布だなんて感動。待ち遠しいです。
私は主人公様に対して生意気なおじさんキャラが大好き。例: サガフロ2のナルセスさん、FE蒼炎のシノンさん。シノンさんについては以前怪文書を書きました。
さらにいうと、こういった生意気おじさんたちが、主人公=主人公になるだけの何かを持った者にわからされるのがめっちゃ好きなんです。
シノンさんはほとんどの場合、わからされた瞬間に死んでしまうんですけど、うまくやって助けたあとは丸くなってますよね。というか存在感がなくなっているという考え方もある。
ナルセスさんも初対面ではウィルのこと見下しまくってるけど、もう何もないと思ってた遺跡でお宝(クヴェル)を次々発見するウィルを見て、まずその時点でちょっとビビったと思うんですよね。その後ウィルと同行してたら主人公運命にどんどん巻き込まれてどんどん優しくなっていきます。
ここからはちょっと妄想も入りますが、私が察するに、途中で離脱するのは怖くなったからという理由もあると思います。若い頃はいろんな冒険をして自信もあったナルセスさんだけど、自分は主人公の器ではなかったことに、ウィルと出会ってかなり早い段階で気づいたのではないでしょうか。
そうして名脇役になっていくキャラが好きなんです。物語上では脇役ですが、主人公の人生にとって大切な存在です。物語からは退場してしまうことも多いですが、それぞれのキャラクターの人生が物語の外にもあると空想すると、忘れられない存在なんです。そして、もし実在の人物だったら、こういう人の語る言葉は、とても含蓄があって、多くの若い人を育てたり、また英雄譚よりも現実味のある物語として人々に語られたりすると思います。
だからそういう生意気おじさんのわからせられが好きなんです。
でもDr. レイシオ、この人……
すでにわからせられている!?!?
スタレ世界には、「天才」と呼ばれる人たちがいます。星神の恩寵を受けている人々、星神の指令である人、そういう人たちが実際に存在する中、自分はそうではないと理解しているのです。自分はバカ、アホ、マヌケは許せないと公言していて、自分のこと頭いいと思ってるし、宇宙からバカをなくそうとしてるけど、自分は凡人にすぎない、天才ではない、というのは一貫した態度。
レイシオのいう凡人と天才は、私が上で書いた主人公運命の有無に近いものがあるんじゃないかなと感じました。ヘルタやスクリューガムのような天才の立ってるステージに、めちゃくちゃな努力をしてやっと到達した。でもそこから上にはいけない。でも天才たちはそこからスタートしてどんどん上に行く、新しいものを探して、生み出す。その違いを完全に理解して、すっぱり諦めてるんじゃないかな、と。
衝撃的です。悟りすぎ。悟っていながらも生意気な態度を取り続けられるメンタルがすごい。だからこそ宇宙のバカアホをなくすみたいな、啓蒙側の役割が自分には合ってる、という意思もはっきりしてんじゃないかなーと思います。こんなに自分の立ち位置を正確にわかってるところから始まるキャラクター、面白い。
モチーフ光円錐が入浴シーンなのもメンタルの強さを感じます。入浴シーンなんて、そんな、女性陣でもカフカしかなかったのに。もともと肩とわきと胸のまんなか(女子なら胸の谷間が見える部位)が露出してるおじさんなのに、入浴シーンだなんて……。潔癖と言ってたけどアホと話すとお風呂に入りたくなっちゃうの??
ていうか、そう、衣装です……顔を隠す前に、わきを隠してはいかがでしょうか……?

そして、スクリューガムがただただカッコイイ〜。
〜☆〜☆〜☆〜
年末ですが、来年やりたいことなど、また年始に考えたいと思っています。
とりあえず今年のまとめ
・カービィ。どれやっても面白い
・ブレスオブザワイルド。オープンワールド。ゲームとは何か。自由意志とは何か。
・ピクミン4。楽しかった
・崩壊: スターレイル。楽しい、面白い、色々考えさせてくれる、ブレワイとは別のベクトルで。ほんとに面白いと思っています!
・牧場物語2。進行中です。テキストの良さ感じています。
・エルデンリング。漫画読んでます。DLC待ってます。なおゲームは今年多分一切起動してません
・マリオワンダー
えっ……マリオワンダー……
マリオワンダー……
マリオの失踪、消失、喪失、という言葉が浮かぶゲームです。ステージデザインは好きです。また怪文書を書くことになりそうだと思っています。
でわよいぽとしを〜
追記(群星の寓話関連)
このイベント、リアルプレゼントもらえる企画なんですね。ホヨラボ使う?ちょっとよくわかんなかったので参加はスルーなのですが、もらえるプレゼントがキャラを反映していて面白い。


姫子のコーヒーメーカーとか、なのかの冷蔵庫とか。レイバンのサングラスは草。鏡流のアイマッサージャーもちょっとウケる。あと、レイシオはやっぱお風呂キャラなんだ……。

そしてiPhoneくれる火花って誰よお!このお面はアッハ陣営??
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