#資格試験の精神力
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「資格合格逆算メソッド」合格への逆算:資格試験合格のための精神力と戦略マスタープラン
東京都江戸川区「6回目でやっと司法書士試験に合格した「相続・会社設立」の専門家 登記業務を通じてお客様に寄り添う」 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。 はじめに 記述式試験の配点で司法書士試験にどれだけ影響が出るのか? 「資格合格逆算メソッド」。 合格(=受験日)点を取るために、逆算して今何をすべきかを考えるメソッドです。 実力差が同じ人の場合、どこで差がついてしまうのか。 難しい知識を知っているよりも、最後の合否が決まるのは「精神力」と「戦略」です。 今回はこの2つに焦点を当てて書いていきます。 「精神力」 難しい問題が出たときの対処法 資格試験は、年度によって難易度が変わってきます。 受験者のパーセンテージで合格者を決める試験(司法書士試験が代表例)の場合、難しくても、点数を取れていれば合格は可能です。 また、合格点が決まっていて…

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「本来は手段にすぎないものが目的化される」という現象は、個人の行動レベルから制度、国家、宗教、経済に至るまで、あらゆる領域に見られる**構造的誤配(ミスアロケーション)**とも言えます。
これはしばしば「目的の形式的痕跡だけが残り、中身や本質が抜け落ちる」状態であり、ドゥルーズ的に言えば「コード化による生命の停止」、あるいはラカン的に言えば「象徴界における欲望の代理物の肥大化」とも読めるでしょう。
🔍 手段が目的化してしまう例(ミクロ〜マクロまで)
✅【日常・個人レベル】
お金を貯めることが目的になってしまい、お金を使うことで得られる体験や幸福を避けるようになる
「ダイエット」のための食事管理が行き過ぎて、健康を害する(本来は健康のため)
「勉強」そのものが目的になり、「学ぶこと」や「考えること」がないがしろにされる
完璧なスケジュール帳を作ることに満足して、何も実行しない
人に感謝されるために善行をする(善行が手段から自己承認の目的へ)
写真を撮ることが目的になり、目の前の景色を直接見なくなる観光
「資格」を取ることに執着し、スキルや実践には興味がない
婚約指輪・結婚式に異常にお金をかけるが、肝心の結婚生活に関心がない
✅【家庭・教育レベル】
宿題を提出することが目的になり、内容や理解はどうでもよくなる
運動会や文化祭の「演出」や「統率」を優先し、子どもたちの創造性や楽しさが抑圧される
制服や校則の遵守が目的化し、生徒の個性や状況が無視される
学校に「行くこと」そのものが目的になり、「何を学ぶか」が失われる(不登校への偏見など)
✅【職場・労働レベル】
働くことが生きる目的化し、「なぜ働くのか」が問われなくなる(ワーカホリズム)
業績評価の数字を上げることが目的化し、本来の価値(顧客満足・創造性)が損なわれる
「時間通りに出社・退社」することが目的となり、成果や創意が軽視される
「会議を開くこと」が目的化し、実際には何も決まらない
✅【社会制度・行政レベル】
選挙制度が形式的になり、「形式的な投票率」ばかりが重要視される
福祉制度が「不正防止」ばかりに偏り、本来の「支援」機能が働かなくなる
交通安全運動が「旗を振るイベント」になり、実際の交通安全には結びつかない
マイナンバー制度などの「デジタル化」が自己目的化し、市民の利便性が後回しにされる
✅【経済・テクノロジー】
GDPを上げることが目的化し、環境や福祉が犠牲になる
AIの開発が「最先端を走ること」それ自体に意味があるとされ、倫理や社会的帰結が無視される
仮想通貨やNFTなど、「所有」することが目的化し、価値の意味が不透明になる
本来シンプルでいい仕組みにテックを導入し、「効率化」や「DX」自体が目的化する
✅【文化・宗教・芸術】
儀式や伝統行事が「守ること」が目的になり、本来の意味や精神性が忘れられる
「原典への忠実さ」が目的化し、創造的解釈が禁じられる(経典・聖書・古典芸能など)
芸術が「市場価値」や「評価」ばかりで測られ、表現や感動が後回しになる
仏教の「布施」などが「徳を積むポイント制度」のように機能する
✅【国家・思想・政治】
憲法や法制度の「文言解釈」ばかりが重視され、現実とのギャップが広がる
「国民の一体感」の名のもとに、多様性や異論が抑圧される(ナショナリズムの暴走)
戦争の記念が「記念そのもの」に固定され、歴史的反省や未来への意味づけが曖昧になる
国家という仕組みが「神聖視」され、市民の生が犠牲にされる(例:徴兵制、戦争)
✅【その他/逆説的な例】
「平等を実現する」手段が官僚的ルールになり、そのルールによって不平等が生まれる
「環境保護」が目的化し、人間の生活とのバランスが見失われる
「正義」を掲げて行われる行動が、人を傷つけたり排除したりする(道徳の武器化)
🧭 総括:なぜ目的化が起きるのか?
象徴や制度が自己増殖する力を持ってしまうから
評価可能なもの(数値・形式)が優位になりやすいから
不安に対して、安定した「形」を手放せないから
「なぜこれをするのか?」という問いを避けることで、精神的コストを下げられるから
🌱 対抗策のヒント
「そもそも、これは何のためだったのか?」という問いを、定期的に意識する
手段をズラす/逸脱する/再接続することで新たな意味を開く(生成���化的実践)
「目的のように見えるもの」が、実は別のものの代替・代理表現であることを見抜く
ご希望があれば、こうした「目的化を脱構築するための遊び」や「ズレによる再発見」の実践例も提案できます。いかがでしょうか?
スポーツ。カンニングして、または、傾向と対策、過去問を学習して試験をパスすること。手続きを大切にしすぎて、制度趣旨に反した制度運用をすること。自家用車を宝物のように大事に使って、その機能を十分活用しないこと。国家というものを神聖視して、国家というものに縛られて不幸になってしまうこと。
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2024.07〜2024.08 ひとこと日記
7.30-朝寝坊してバイトを休んだ。夜に彼と口喧嘩した。ないものねだりばかりしてしまう。今週末、彼がチェコから日本に迎えに来るのにこんな状態でどうするんだろうね。
7.31-1ヶ月限定バイトの最終日。まわりのひとに大変良くしてもらった。チェコに行くことをリーダーのおじちゃんに話したら30年前にカナダで買ったオリンピックのトナカイのキーホルダーをくれた。大事にとっておいたのか、袋に入ったままで状態の良いものだった。わたしがこんなものをもらっていいのだろうか。
パリ五輪の男子バスケ/バレーの試合を観る。誤審ピック。
8.1- 茹だるような暑さ。何もしたくない。ちょっと黄体期特有の精神不安の症状が出てる気がする。ピルを飲み始めてからはほとんど見られなかったのでこの感覚に懐かしさを感じる。高校〜20代前半はかなり悩まされていたな。
8.3-チェコの彼が日本に来た。
8.9-チェコの彼がチェコに帰った。
8.12-母親と縁を切った。わたしに対する父の本音を聞いた。夜、居場所がなくてネットカフェにいたけど、男臭くて嫌だった。
8.13-ちょっと詐欺らしいものに引っかかってしまい、でもクーリングオフ期間だったので解約できて全額戻ってきたのでよかった。心がフラフラになってるから騙されやすい。
8.14-彼の誕生日。南海トラフは来なかった。新しいアパートを決めた。不��産の担当が仕事できなくて不安。
8.17-彼とわたしの今までの思い出アルバムを3時間くらいかけて作った。仕上がりが楽しみ。
8.18-アルバムが出来上がったのでカメラ屋に取りに行く。完璧な仕上がりだった。これを渡しても心が戻って来なかったら諦めがつくと思った。今日、彼はイギリスから帰国。
8.19-内定先の代表と融資を受けた銀行の担当者とのやり取りを聞いていて、絶対この人の元で働いたら後々面倒なことになると思った。
8.20- 代表と話をして正社員ではなく業務委託で仕事を受けることになった。それでよかったと思う。思ったことはなんでも言ってくれと言われてたので、昨日の銀行とのやり取りのこと正直に話したらそれは言ったらだめだったらしく怒っていた。わたしには判断がつかなかった。/パソコンがようやく直ってうれしい。SSDを交換した。
8.21- 最近、早朝に目が覚めてしまう。ひたすらTwitterをスクロールした。意味のないことをして現実逃避したかった。夕方までうたた寝とそんなことを繰り返していた。/今更Wednesdayを見始めた。ハンドが可愛すぎる。わたしもほしい。
8.22- 久々に弟と出かけた。憎たらしくてかわいくて大好き。通っている塾でどんな指導を受けてるのか分からないけど、あんまり良くなさそう。でも私の子ではないから、私に決定権はない。
8.23-朝起きたら風邪っぽい。代表が38度も熱があったのに隠して私を事務所に呼んだからもらったな。地獄に堕ちてほしい。/不動産会社の求人に応募している。職務経歴書を修正していたら、今月末で有効期限が切れる資格があることに気づく。更新のための試験を月末までに受けなきゃ… / ずっと寝ていても頭が痛くなったり筋力が落ちたりしなければいいのになぁ
8.24-明日、あの事件ぶりに彼会う。まだ2ヶ月か。すごく昔のことのよう。図書館へ行って、彼に手紙を書いた。/ 一日中眠たいけど、涼しい部屋で好きな時間にゆっくり眠れない環境だから早く引っ越したい。明日面接なのもだるい。
8.25-午前、面接。9時17時の求人に応募したのに、実際は8時45分18時だった。最近こんなことばかりな気がする。/ 午後、元彼に会う。本当はすぐにさよならのはずがカフェでゆっくり話をした。アルバムはパラパラと見ていた。心に届いてなさそうだった。別れ際、これで最後って言われたけど私は信じない。だってハグした時、思い切り勃ってたから。わたしのこと、まだ愛してるに決まってるなんて思ったらだめでしょうか。
8.26-オンラインの日本語教師登録をした。自己紹介ビデオをつくってみて、思いのほか楽しかったけどめちゃくちゃ疲れた。動画編集を仕事にしている人、尊敬。/ Amazonの配達サポートの在宅ワークに応募した。応募に必要なテストが実際の仕事のシミュレーションのようで楽しかった。受かるといいな。/ なんか今日とてもがんばった感あるけど、まだ無職、家無し。
8.27- 賃貸不動産会社の1日入社体験。当然無給だと思っていたけど、最後に日当をいただいて驚いた。何もしていないのに… 。今回は勤務条件が募集要項と違っていたので辞退するつもりだけど、今後、就職先を決める上で勉強になったことがたくさんあった。動いてよかった。
8.28-アパートの契約完了。あと3日。父に来週出て行くからお世話になりましたと伝えたら、夕ご飯に少しいいものを買ってくるようになった。わたしがほしいのはそういうことじゃない。/ 夜、悩んだ末に元彼に電話。地雷を踏まないようつま先立ちで会話する。引っ越しを手伝うかどうかは明日まで考えさせてくれ、と保留。会いたい。
8.29-「引っ越し手伝うよ、でもよりを戻すわけじゃないからね」と連絡が来た。
8.30- 今日現在稼ぎ口がメルカリしかない。エネルギーが有り余っているから配達なんかのアルバイトをしたい。
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2025/03/21 未来のカケラ

BGM: Manic Street Preachers - La Tristesse Durera (Scream To A Sigh)
今日は(なぜか)休みだった。今朝、英会話関係のZoomミーティングにいつもながら精を出す。その後、これまたいつもながら朝活をこなすためにイオンまで遊びに行く。そこで、ここさいきん再読し始めてしまった村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』を読んでみたりあるいは英語メモを書いてみたりしようとあれこれ悪戦苦闘する。でもなんでかわからないけれど、今日はそうしたことにまったくもって気分が���らず集中できず、そうなってくるとチリチリ・ジリジリと無為に時間が過ぎるのが耐えられなくなってしまい落ち着かない。やっぱり無駄に時間を過ごさないためにも資格試験を受けてみたり別の活動をこなすことを考えてみたりしたほうがいいのかなあとかあれこれ考え、けっきょくなんら収穫もないままにぶらりと市役所に行ってしまった。暇つぶしに行くべきところでもなかったのだが、カンが働いたとしか言いようがなかった。開放されているロビーにて読書にいそしめたらとも思ったのだ。
その市役所にて、ふと興味を惹く展示がなされていたのを見かける。なんでも今月はとくに政府が自殺防止に力を注いでいるらしく、メンタルヘルスケアの重要さと命のかけがえのなさをさまざまなイラストや図解、資料や文の提示を通じて訴えかけていた。もちろん、自殺を防ぐためのメッセージも添えられていてそれがとりわけぼくのような万年にわたって慢性的に生きづらさを持て余す人間の目を惹く。ロビーでは机と椅子が用意されていたので、そこで座って「ぼくだったらどうやって命が大事でかけがえがないことを訴えられるだろうか」とかなんとかガラにもなく考えてしまった。そうしたことを考えさせられるだけの力のある展示だった。あれこれ、有線のイヤフォンでSpotifyをとおしてロジャー・イーノとブライアン・イーノのアンビエント・ミュージックを聴きつつ考える。
あらためて考えてみればこれはなかなか難物だ。どういうメッセージがはたして彼らに伝わるのか。彼らを助けるために、そして絶望の淵にこれ以上突き落とさないように。いや、そもそも一般論として(つまり、ぼく個人の不徳・無能とかそんな問題以前に「一般的に」「概して」)メッセージで人を救うなんてことができるんだろうか。いや、これは言うまでもなくこの展示のあら捜しをしたいわけではない(ほんとうです)。こうした試みがなければこんな問題についてあらためて本腰を入れて考えることもなかっただろうから、その意味でこの展示の誠実さは貴重であると思う。だが、もし仮にぼくがとても絶望していて、そして「もうよくやったじゃないか」「生きていてもいいことなんてない」とまで追い詰められて、とてもガッツなんて持てる状況じゃないとしたら、文による(したがって、主に脳に訴えかける)メッセージが生きさせるために効くんだろうか。屁のツッパリにもならないんじゃないか……いやもちろん、こんなことを考えていけばそれこそ「ケース・バイ・ケース」になるんだろうけれど。なにはともあれ、そんなことを英語を駆使して書いた。
その会場において、ホワイトボードがそうした展示区画の一角に設置されておりそこでさまざまな人たちが彼らのメッセージを用意されていた��片にしたため、寄せ書き風に貼りつけられる「メッセージ・ボード」というものが用意されていたのが目を惹いた。さまざまな人たちのイラストや文が紙片に書きつけられ、そうしたメッセージたちがまぎれもなく誠実・親身に自殺志願者や絶望した人たち・苦難を生きる人たちに寄り添わんとしていると思った。そうなってくるとぼくも居ても立っても居られない。いったいなにが書けるんだろうか……とこの半世紀生きた脳を振りしぼり、ただなんだか文だとあまりにも嘘くさくなってしまうような気がしてだから絵で伝えたく思って、書き記してしまった。ぼくは神でもないし聖者でもない。あたりまえの事実だ。だから人を正しい方向に導けるわけなんてないが、「オルタナティブ」というか「まあ、こんな人生もある(反面教師としてであれなんであれ)」ということは示せると思った。
その後はとくにやることもなく、なんだかいろいろさいきんあったことで金属疲労的に知らず知らずヘタっていたみたいで、だからグループホームに戻ってそこで昼ご飯を食べてうたた寝したあとはなんらやりたいこともなく、なのでいっそのこと心を「充電」するかと開き直る。それで午前中に読めなかった村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』を開き、しばし再読・復習にはげむ。思えば大学生の頃にリアルタイムで新刊としてこのメガトン級の小説を買い求め・読み込み、爾来30年ほどこの作品と折に触れて付き合ってきた計算になる。いま、実に雑駁に語ってしまうとこの作品はそれこそ失業中の男の主人公がぶらぶら猫探しをしたり、なんだかんだで謎に巻き込まれていったりして、そんな感じでこの社会に存在するエア・ポケットを生きる状況を描いているように映る。いや、ベストセラーになる作品だからいろんな読み方もあるが、少なくともぼくは主人公たちのように社会からはじき飛ばされて生きるしかない人たちに共感を持ち、ぼくだってまさにこの男主人公のように生きていてもいいのかなあとか思いつつ読みふけったものだ。たぶんだから、ぼくが誰かに人生の大事さを語るとするなら、これほどの「多言」(それこそ村上春樹がやってのけたように「小説」を書くほどの「多言」)を要しないと伝わらないかなあ……と思ったりもした。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)7月17日(水曜日)
通巻第8334号
JDバンス副大統領候補は「トランプのクローン」とバイデン
中国問題が一番、ウクライナはさっさと領土割譲に踏み切れ
*************************
バイデンは共和党副大統領候補に指名されたJDバンスを「トランプのクローン」だと評した。
そうなのだ。バンスがトランプと共鳴したのは「アメリカファースト」である。
やや孤立主義的であり、強制送還を含む移民対策の強化、ウクライナ支援継続に反対し、同性婚と中絶に反対し、USスチールの日本企業の買収に反対している。ただし中絶禁止の法律は州に任せるという所までトランプと同じである。
もっとも重要なポイントは中国に対しての強硬な基本姿勢であり、米国の最大の敵という認識である。そのためにはウクライナ支援継続は意味が薄いという国際情勢の認識を抱く点でも同じ基軸から発想している。トランプは中国の背後にあるロシアを地政学的に活用するにはプーチンとの関係を良好なものにしなおすという戦略的思考がある。
それにしてもトランプはなぜオハイオ州選出の新人議員をランニングメートとして選んだのか? 激戦州を勝ち抜くためだが、次の八年間を託せる政治家に育てないとする希望もあるからだろう。
JDバンスはその自伝『ヒルビリー・エレジー』をこう書き出した(ヒリビリーは「田舎者」という意味)。
「私はラスベルトを呼ばれる一帯に位置するオハイオ州の鉄鋼業の町で貧しい子供時代を送った(鉄鋼はアームコで川崎製鉄との合弁)。その町は、仕事も希望も失われた地方都市である」(中略)「将来にのぞみのない子供の一人だった。高校では落第しかけ、この町では誰もが抱く怒りやいらだちに屈しかけていた」(関根光宏、山田文訳。光文社未来ライブラリー)。
彼は海兵隊に応募した。イラクに派遣され、社会の秩序を経験して、祖国を実感し、そして米国の矛盾を知った。オハイオ大学を奨学金とアルバイトで卒業し、つぎに、エール大学のロースクールをめざす。アイビーリーグに合格する人間は、その町にはいなかった。
バンスの人生への挑戦が始まった。かれは母親の不倫や薬物中毒、夫婦げんかをいやというほど観ながら、しかし挫けなかった。家族は血筋がバラバラでも団結していた。
アメリカンドリームを体現したいと日夜努力した。その苦労ばかりの体験を素朴に書いた。修辞はゼロ、感嘆符も形容詞もなく、文章の技巧がない、ありのままを何も飾らずに綴った。
それが『ヒルブリー・エレジー』で、プアホワイトの現実を訴えた。静かに共感を巻き起こし、時代的な環境が加勢してベストセラーとなって2020年には映画化され、バンスの人生が変わった。
ウシュ夫人はインド系移民二世でサンディエゴで育った。エール大学で同級生だった。そのうえ『米国社会の衰退』を討論するグループで同じだった。ウシュ夫人は歴史を専攻した。ふたりには2013年に結婚し三人の子供に恵まれた。
▼シリコンバレーでファンド
自伝以後のバンスは『ヒルビリー・エレジー』から「シリビリー・ラプソデー」に変わったとSNSで比喩した評論家がいるが、「シリビリー」は米国メディアの造語でたぶんシリコンバレーの金持ちという意味だろう。
JDバンスは博士号を取得してエール卒業後、しばし法律事務所に属したが、起業家精神を試そうと、オハイオ州で「ナルヤ・キャピタル」を立ち上げた。ピーター・シーエル(PAY PAL創設者)も出資した。やがてサンフランシスコへ移住し、バンスは「ミスチル・キャピタル」に二年を過ごした。同社CEOはピーターだった。
腕をみがき次にステーブ・ケース(AOLの共同創設者)がCEOの「リボルーション」に移籍した。つまりバンスはファンドマネジャーでもあったので経済政策にも通暁している。
2022年にトランプの応援を得て上院議員にいきなり立候補し、民主の対立候補に20万票の大差をつけて当選した。議会歴二年にも満たないのに、トランプに見込まれて副大統領に指名されたのも、2000年選挙で、トランプ選対のオハイオ州担当が長男のエリックだったからだ。エリックはバンスと共鳴し合った。
米国の上院議員は六年が任期で途中欠員となってもやり直し選挙はなく知事が任命権をもつ。バンスが副大統領となればオハイオ州選出の上院議員はどうするのか。
現在のオハイオ州知事はマイク・デワイン(共和党。元上院議員)で、JDバンスの空席は反WOKE運動で予備選にもでたヴィヴィック・ラムスワミ(実業家)が有力だろうと各紙が予測し始めている。
七月十四日からウィスコンシン州のミルウォーキーで、2268名の代議員が集まって開催された共和党大会は二日目にニッキー・ヘイリー元国連大使が演説する。ミルウォーキーは民主党の牙城、過去65年共和党が勝ったことがない。敵地に乗り込んだ格好である。
▼アメリカンドリームの体現者もトランプ支持へ
さてこの舞台にイーロン・マスクが闖入する。これまで民主党を支持してきたマスクは、2020年から共和党支持となり、ツィッターを買収してXとし、またウクライナ緒線ではスペースXを提供してウクライナの通信網を再構築して危機を救った。
マスクは「毎月4500万ドルをトランプPACに献金する」とした。大富豪のメロンが5000万ドルを献金したから、その一割減という洒落だが、11月まで「毎月」4500万ドルの献金を計画しているという。実現すれば、空前の政治寄付行為だろう。
狙いは何か? EV対策以外考えられないのではないか。
トランプもバンスも、��V普及に関心を持たず、自動車労組の雇用確保、ガソリン車擁護、資源開発拡大を唱えている。そのうえ中国製EVには100%関税、メキシコからのEV輸入にも高関税をかけると言っている。
となると、マスクのビジネスはあがったりになるではないか。
マスクは上海でテスラを製造し、メキシコにもテスラのEV工場を造成すると言っていた。ところが、トランプが考えているメキシコ製EVへの高関税適用は中国BYDだけが対象ではないのだ(後者は北米自由貿易協定違反だから実現は無理だろうが)。
共和党綱領が発表された。すべてがバイデン政策の否定である。
仮想通貨規制、AI規制などを撤回し、気象変動対策を廃止する。テキサス州など南部への『州兵』ではなく「軍隊」を派遣する。
中国のWTO最恵国待遇を廃止し、エネルギー開発で巻き返しを図る等、市場は歓迎しエネルギー、軍事関連株が急騰した。
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彼の家族は、父親が亡くなったときに閉店した元オートバイ店の隣の地下の家に住んでいました。 私の家から彼の家までは、鹿がたくさんいる美しい森の中を歩いて1時間かかりました。 貨物列車が目の前をゆっくりと通過していくのを、私は頻繁に家の視界に入り込み、列車が通過するまで木の切り株に座っていました。 以前のオートバイ店には、石鹸で汚れた窓の前にドクターペッパーの機械があり、私は鍵を持っていて、彼の母親がたくさんの仕事の1つをしている間、私たちは外泊のときにこっそり店を探索するために忍び込みました。 彼女はチェーンスモーカーでめったに話さず、ビデオゲームをレンタルするために私たちを地元のビデオ店まで車で連れて行ってくれたとき、よく一本のタバコに燃えているチェリーで火をつけていました。 マークの兄もその家に住んでいたが、部屋から出ることはほとんどなかった。 ほとんどの場合、タバコの煙が充満した家の中でジャーマン・シェパードがゼーゼーと咳き込む中、私たち二人が監視されずに飛び跳ねたり、古い映画を観たり、ソーダを飲みすぎたりしていました。 このような家族は、福音派キリスト教徒のターゲットになることがよくあり、福音派キリスト教徒は、仕事中に子供たちを楽しませることができる青少年グループのオファーで家族を誘い込もうとすることがよくありました。 ある時点で、青年牧師の一人がマークの母親に、私たち二人を彼の教会に行かせるよう説得しました。 ブロックバスターの代わりに、私たちはトウモロコシ畑に囲まれた暗い田舎道にある、十字と頭上��ブンブンと光る照明がついた、匿名の鉄骨倉庫の前で降ろされました。 父親と母親がバイカー文化に深く関わっていたため、マークは宗教にあまり触れていませんでした。 私はすでにこの種の場所を以前に見たことがあり、次に何が起こるかを恐れていました。 私たちが中に入ると、「マイケル牧師」を紹介されました。彼はサンタクロースが極端なダイエットをして連続殺人犯の眼鏡を買ったかのように見えました。 マークは飛び上がって質問を始めたが、私は距離を置いた。 その前年、私は古い駅の修復にボランティア活動をしていた。それには、駅をホームレスの避難所に変えようとする原理主義キリスト教会の「監督」のもと、大勢の若者が参加した。 私たちは鉱山に隣接するこの小さな町の中学校の床で寝て、日中はペンキを剥がしたり床を研磨したりして過ごし、夜は性の悪さやアメリカがどのように「文化戦争」に陥っているかについて講義を受けました。 今にして思えば、児童労働として鉛塗料を除去する際にもっと保護具が必要だったような気がしますが、それは神次第だったのでしょう。 起立させられ、結婚するまではセックスしないと約束させられた長いセッションの後、割り当てられた教室に戻る途中で私が冗談を言ったところ、すぐにグループの先輩の男の子に詰め寄られました。 。 彼は軍隊風の髪型をしていて、星が見えるほど私をロッカーに叩きつけました。 私は毎週日曜日にカトリック学校とミサに通い、水曜の夜はカトリック教徒のための日曜学校のようなCCD(キリスト教教義連盟)に通って育ちました。 これらすべては、私がかなり確立された「クリスチャン」資格を持っていることを意味していました。 この少年は、私が悪影響を及ぼしている偽クリスチャンだと思っていること、鍵のかかった教室で毎晩彼や彼の友達と二人きりになるから気をつけるべきだと言いました。 この経験により、私はこれら福音派カルトに対して極度の警戒心を抱くようになり、教室の床で寝袋に静かに横になり、明らかに忘れ去られた回し車で走るハムスターの音を聞いていた。 この世界に詳しくない方に、少し背景を説明させてください。 私のカトリック教育は、聖なる人物との全く異なる関係を示しました。 神が直接語った人はほとんどなく、ほとんどが聖人でした。 自分は神との幻視や直接会話に値するような人間であると信じる罠に陥ってはいけな��、という多くの警告を受けて育ちました。 これは神の介入というよりは精神疾患である可能性が高いと、やんわりと示唆されました。 彼はあなたの心に入り込み、あなたの行動を変え、あなたに平安を与えますが、あなたはチャットが正当化されるような稀な個人の階層に属していません。 したがって、私にとって、 神と直接会話 できると主張する福音派は異端であり、ランダムな「牧師」が自分たちが聖人であると主張するのと同じで、ひどい冒涜でした。 会衆が列を作り始め、その後に起こったのは、私の人生の中で最も非現実的な2時間の1つでした。 私の知り合い、図書館で働く女性、地元の郵便局員などが、自分たちの健康問題をサタンのせいにして叫び、手を振り始めた。 それからある時点で、怖いサンタクロースは震え始め、発作を起こしているように見えました。 彼は大声でせせらぎをし始め、部屋中を動き回っていました。そして、 このせせらぎに何か意味があるふりをして 、自分たちでそれをする人がどんどん増えているのを私は見つめました。 明るい光と大音量の音楽が、これらの普通の人々を狂気に陥れたようでした。 携帯電���のないこの時代、この状況を放置するために私にできることはあまりありませんでした。 私はマークがこれらの人々が神の声を伝えていると確信するのを待って見ていました。 「すごいですね、本当に何かを感じました。部屋にはエネルギーがありました!」 私がドアから目を離さないと、彼は私にささやきました。 青年牧師の一人が、私の中に霊が動いているのを感じましたか、参加したいという衝動を抑えるべきではないと尋ねました。私は大丈夫だとつぶやき、トイレに行かなければならないと言い、それから個室で待つまで待ちました。サービスはほぼ 2 時間後に終了しました。 他の子供たちと話していて、彼らがこれを信じているという現実が頭から離れませんでした。 「それは神の言葉であり、聖霊が私たちを通して語っておられることを理解できるのは、選ばれた少数の人だけです。」 その言葉は非常に強力で、牧師が教会の選ばれた会員に預言を明らかにし、彼らの経済的投資を支援することができました。 これは致命的な重大な仕事であり、これらの普通の人々は完全に信じており、時々 ある種の 言葉のように聞こえるこのナンセンスなおしゃべりは、文字通り神が彼らを通して話していると確信していました。 私は、普通の理性的な人々は決してそのようなナンセンスなことを信じないだろうと確信して帰りました。 これらの人々はだまされやすいので、一度この死んだ町から出てしまえば、このレベルの妄想にさらされる必要は決してなくなるでしょう。 それで、数年後、私がサンフランシスコの巨大な会議場に座って、Google の CEO が聴衆に AI がどのような未来になるかを説明しているときの私の驚きを想像してみてください。 ランダムな単語をつなぎ���わせたこのシステムは、群衆の中の私たち全員を置き換え、地球温暖化を解決し、あらゆる仕事を変えることになるでしょう。 これには、健康保険を失うことに興奮しているようだったグループから万雷の拍手が送られた。 これらすべては、テクノ音楽と明るい照明、そしてより多額の予算を投じた教会の礼拝によって始まりました。 私が行った会議はどこも、スタッフをこの神聖なテキスト ジェネレーターに置き換える可能性について有頂天になっている人々でいっぱいでした。 会議のために元の Google キャンパスまで私と Uber をシェアしたフランスのベンチャー キャピタリストは、興奮で息が上がりそうになっていました。 「間もなく、スタートアップを立ち上げるのにプログラマーさえ必要なくなるかもしれません。ただ、創業者とそのアイデアが、夢見る限り早く市場に投入されるだけです。」 彼をLLMに置き換えることができる可能性が高いとコメントしたくなりましたが、それは意地悪だと感じました。 まだ人間が運転しているテスラに私たちが座っているとき、「それは世界を変えるだろう」と彼はつぶやいた。 私の人生の中で、信心深い人たちから、私のコミュニティ、つまり無宗教のテクノロジー愛好家がテクノロジーを宗教の代わりに利用しているのではないかとよく言われてきました。 私たちは神や聖人という空想的な概念を拒否し、それを未来の妄想的な考えに置き換えるだけです。 自動運転車は、その問題が実際には難しすぎることが明らかになり、私たちが静かにそれについて話すのをやめるまでは避けられませんでした。 火星に植民地を設立するということは、たとえそれが私たちの能力の10倍を超えているとしても、あたかも「すぐに」であるかのように議論されることがよくあります。私たちは紙幣をデジタル通貨に置き換えようと試み、そして管理しました地球の破壊を加速する世界的なネズミ講を創設するために。 通常、私はこのロジックを拒否します。 テクノロジーは、多くの欠点がある一方で、実際に利益をもたらす多くのものを生み出しますが、これは宗教が主張できることではありません。 しかし、AIの力に対するこの盲目的な信仰を数か月聞いた後、私が今聞いていることと、礼拝後に信者が私に言ったことを比較すると、不気味なほど似ていました。 これは単なる集団妄想であり、新しいアイデアがないにもかかわらず、依然として 1 兆ドルの価値があると信じ込ませようとしているテクノロジー企業による必死の試みなのでしょうか? ここに何かありますか?
AIは異言を話す
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2024年4月30日
・説明会、面接、面接、座談会、説明会、面接、面接、面接、説明会。
・スケジュール帳を見返したら3月21日から就活に向けて動き始めていたようなので、1ヶ月とちょっと経った計算になる。どうでもいい会社の説明会で、ゴールデンウィーク前後はちょこちょこ内定が出だす時期だと聞いた。焦る気持ちがないわけではないが、目の前のことをやるしかない。就活関連のことに取り組んでいるときって全然楽しくないけど、許されたような気持ちにはなる。「目の前のことをやるしかない」って言ってるときって本当に心が貧相な感じがして言ってて悲しくなるな。
・でも全く遊んでないわけでもなくて、資格試験受けた後に都現代美術館で展示を見たりしたし、最近MIU404全話見返したし、来月頭もイベント参加が控えていたりしてそれなりに文化的な娯楽を享受してるから、エントリー企業を増やしてもっと苦しむべきなような気もしている。私って働けるのかな。働か��てくれ〜〜〜〜。でも私の就職したさって社会集団の中の”普通の人”でありたいという気持ちから来てるものだなと思うから、現代の社会システムによって思わされているだけだなとも思う。そこから逸脱するだけの力もない。
・私がとても大切にし続けているものが、それを作った本人の中ではもうすでに意味をなくしており、簡単に放棄されるということはいつでも十分に起こり得るし、普段意識せず生活しているのでそういうことが起こるたびに(例えば好きなアーティストが活動をやめたりするときに)その事実に気づき直して驚くしショックを受ける。でも心はもうそこにないのに需要に応えるためだけに何かをやり続けている状況って悲しすぎるから、あなたがもうおしまいにしたいならおしまいにしてくれと思いつつ、私が見つけた輝きまでは否定しないでくれと思う。
・人と話すのって楽しすぎる。私は比較的抵抗なく自己開示ができるタイプなんだけど、私の周りには他者を傷つけてしまうことが怖くて自己開示することに抵抗感を持っている人が何人もいて、なんて優しい人たちなんだろうと思うと同時に、私は自分が自己開示することによって他者を傷つけてしまうかもしれないことをほとんどリスク視していないということに気づく。オーバーに言うならば「あなたも私も傷ついていいじゃん」と思っているし、関わりの中で傷つけられたいとも思っている。ただ、それは私にある程度の精神的なタフさがあるが故の生存バイアス的考えなのかもしれなくて、浅慮で暴力的だとも言える。でもとにかく今はあなたと話したいよ。あなたのペースで構わないから。
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9月より試験合格サポートします。 くれたけ心理相談室(名東ルーム)より介護・福祉サポート講座のお知らせでございます。 介護・福祉のお仕事、又は人材育成、共生社会に向けたお仕事に従事されていらっしゃる方へ、資格取得合格に向けたサポートをさせていただきます。 お仕事の合間に資格の勉強を効率よく、短時間でポイントに添った講義と問題に取り組むことができます。 お一人で勉強することが苦手な方、自宅学習がはかどらない方、精神的に不安になり取り組みに向かう事ができない方へサポート講座のご提案でございます。 これからの未来、介護・福祉を担う方々へお力添えさせていただけますと幸いです。 各資格講座の詳細、お申込は下記サイトよりご確認下さいませ。 #くれたけ心理相談室 #田中絵里 #介護福祉士試験対策講座 https://eri.counseling1.jp/kaigohukusishi-seminar/
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パワー、米、翼の者
32歳で完全に諦めて、その後一年その事で落ち込みからうつ状態を乱発し結局死の淵に近づきすぎて回復に3年もかかった。今もまたそこまで回復したとは言えない状況だが、32歳の時とは比べ物にならないほどに人間としての生活をしている。諦めた夢とは何か。大学進学である。バイトの掛け持ちで金を貯めようとしたが、酒の力と夜勤のリズムに体力的に敗北し、そのままコロナ禍となってしまい、何もかもが終わった。大学は日本史学専攻で卒業しているのだが、かなりうつ状態が酷く、ほとんど記憶がない。卒論の中間発表も、3日前まで完全に白紙で、友達が同行してくれて教授に怒られに行き、30分間教授の前で号泣して、そこから3日間で卒論の方向性と下調べと発表資料作りをし、合宿出発(合宿先で中間発表をするのである)の集合時間が6:45だったが、レジュメの印刷を自宅で終えたのが当日の6:20だったことだけは覚えている。ぼろぼろだった。卒論そのものも酷い出来で、とにかく恩情で卒業させてもらった。ぼろぼろの体でアルバイトをしながらなんとか50万貯めた。それでも私は生家と縁を切るためにはやはり正社員としての就職しか道がないと思い込んでおり、その50万は自動車学校(これもうつ状態により挫折)と就職先の岡山への引っ越し代で消えた。本当はその50万は、大学院進学のための学費にしたいという思いがあったのだと思う、不可能なことだとは思いながら、どこかで希望を捨てられずにいた。その後の就職先で見事に精神科に連行され、休職、退職、生家に引き戻され、療養しながらのアルバイト生活が始まる。私はいつかはどこかのタイミングで正社員になり、もう一度大学に行きたいと思っていた。大学院進学というよりは、日本史学以外の学部の勉強(その頃は言語学とその周辺の思想に興味があった)がしたかった。しかし病状の回復も、仕事も、そんなに上手くいくものではなく、さらに生家との関係から来るストレスでつねにぼろぼろだった。そこからやっと抜け出せそうになったのが30歳の頃だったが、それでも結局体力が続かず挫折してしまった。というか、1日計13時間立ち仕事、2時間移動をして、2つの仕事をこなし、休日は週に半日が2回あるかどうか、という生活が、病身には無理だということがなぜわからないのだろうか。今思えば単に「馬鹿だな」と思うが、どうしても諦められなかったのだと思う。夢を。勉強したい、というのが、幼少期からずっと変わらず持ち続けた思いだった。正直それ以外はどうでもよかった。
今、仕事が再びできなくなり、全てを白紙に戻して考え、自分は「本当は」なにがしたいのか。計画が崩壊した今、どうせ死ぬなら死ぬ前にやりたいことをやった方がいいのではないか、と思った結果、社会学で編入試験を受けることにした。福祉の資格を取って、東京福祉局か児童相談所の職員を目指すつもりだったが、やはりどう考えてもまだ自分の精神状態および病状が安定していない。もちろん資格取得までは2年あるわけだが、その前に、他人のために働くことを志す前に、まず自分の呪いを解くこと、本当にやりたかったことをやることのほうが先ではないのか、というかどうせ金が手に入ったんだから、やりたかったことをやればいいではないか?何を利口ぶって優等生らしく聞き分けよくなっているんだ。それは全く全然私らしくないし、全然「面白く」ないということに気づいた。私は、こ��なにうじうじと毎日息をするように死ぬことについて考えている場合ではなく、もっと「面白い人間」になることを目指すべきだと思う。やりたいことしかできず、やりたくないことは一切続かない私が、安牌を打っている場合ではない。金は使ったら戻ってこない。後悔は絶対にしたくない。すればいいじゃないか。勉強を。やりたい勉強をすればいいのではないか?
というようなことにやっと気づいた。これは、死ぬべきだ、もう死のう、今日死のう、と考えて、やっと「今日死ぬくらいならこの金を使ってあれをやりたい」と思って出てきた考えだった。本当にやりたいことをやればいい。その他のことはもはやどうでもいい。死ぬことに比べたら全然どうでもいい。これをやってから死ねばいい。ということで、金は若干足りないが、どうにかする方向性で行こう。どうにかする。とにかくなんとかするから、やりたいことをやれ。やってから死ね。そう思う。別に長生きする必要なんかないし、私が人を救わなければいけないという法律もない。それでも結局、私の関心は虐待や犯罪を生み出す社会にあるので、この進路選択はそこまでかけ離れた考えではないと思う。何を勉強したいのかというと、なかなか絞りきれないが、ともかく試験までに最低限の考えはまとめておきたいと思う。
あまり何もかもきつく考えすぎないことだ。小説も書きたい時に書けばいいし、あんスタもやりたい時にやればいい。読みたいものは読みたい時に読めばいいし、元気な時にしか私は動けない。いくら自分で自分を責めても、それで元気になるわけではない。精神の問題ではないのだ。脳の神経伝達物質のエラーなのだ。もちろん自分の中の思考のプロセスや傾向で改善しなければいけない部分は多くあるし、それでストレスを軽減できる可能性は大きい。しかしどの精神疾患者にも共通して言えることは、誰もなりたくてこんな病気になっているわけではないということだ。他人はどう思うか、何を言われるかはわからない、でも自分だけは、自分のことを責めてはいけない。過去を忘れ、目の前のことに集中し、一方で過去からの呪縛と向き合い、現在の自分に還元することでストレスを軽減し、脳内の神経物質の動きを正常化していく。投薬と並行してそれはもちろん必要な努力だが、それが思うように進まないからといって、即時に自分が悪いということにはならない。努力している。誰も彼もきちんと前を向いて足を踏み出して、変化して、周りよりは遅いとしても、絶対に成長している。それを自分に対しても他人に対しても肯定していきたいと思う。良くならない人間はいない。どんな人間でも、ものすごくわかりにくくても、生きている限り変化はする。
それはそれとしてやっぱり面白い人間にはなりたい。もう少し気楽な人間になりたい。そのためにはなんらかの技術をもう少し身につけたほうがいい。確かな足場を。と思っているが、まあ別にそれはできなくてもいい。一生口八丁手八丁と張ったりだけで生きていく人生でも別にいい。ただ、いい小説を書く、ということだけ目指していく。この世界を少しでも良くして、死にそうなほど苦しんでいる子供を一人でも多くその場から逃が��。そのためにできることをやる。でもそれは今すぐに実現できなくてもいい。そんなことがすぐに実現できる訳がない。でも絶対にする。私の道はその方向にだけ伸びているから。児童虐待をめぐる日本の状況は明らかに貧しい。ここには法律と行政の後進性が明らかに存在する。そしてその背後には日本の歴史、伝統的な家庭観、子育てに関する状況、儒教的な家父長制の後遺症、さまざまな連関がある。当然、貧困の問題、人格障害や発達障害など、精神に区分される障害とその対応についての問題にも関わってくる。教育の問題、人々の未成熟の問題、資本主義の弊害、民主主義の、国内政治の、国際政治の問題。全てが密接に関わっている。虐待されている子供が児相に通報され、親が親権を手放さず、そのまま家庭に戻され、中学生になってから親を殺害することの責任は、この社会に存在する全ての大人が負う。誰も、どの問題も無関係ではない。そういうことを考えています。本当にこういう傾向って、いわゆゆENFP(16診断)そのものだなあ、と思いますね。よくできている診断。
とにかくまずは、毎日3食食べ、運動し、8時間寝ることが先決だと思う。洗濯し、皿を洗い、掃除をし、米を炊く。この営みを「続ける」こと。こんなことは別に全然不完全でいい。完璧である必要はない。ただ続けること。できる範囲でできることをやる。できる生活をする。なれる人間になる。
2023.9.30
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終���果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻���巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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TEDにて
ガルリ・カスパロフ: 人工知性を持つ機械を恐れるな、協働せよ?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
注意!!現在、基本的人権を侵害するストーカーアルゴリズムしか能力のない人工知能です。
注意!!現在、基本的人権を侵害するストーカーアルゴリズムしか能力のない人工知能です。
テクノロジーを最大限に活かしたいなら、私たちは、自己の恐怖心と向き合わなければならないし、人間性の最善の部分を引き出したいなら、私たちは向き合った恐怖心を克服しなければならない!
とガルリ・カスパロフは言います。
史上最高のチェス・プレーヤーの1人であるカスパロフは、1997年、IBMのスーパーコンピュータであるディープ・ブルーとの記念すべき対局に破れました。
今回、カスパロフは、知的なマシンが私たちの大いなる夢を実現していく助けとなる未来を展望します。
この物語が始まるのは1985年です。私は22歳にしてチェスの世界チャンピオンになりました。破った相手は、アナトリー・カルポフです。その年、それに先だって、私は、公開同時対局というのをやって世界最強のチェスコンピューター32台と戦いました。
ドイツのハンブルグでのことです。私は全対局に勝利しましたが、当時は、32台のコンピュータを相手に同時対局して勝っても、それほど驚くに当たらないとされました。私にとって黄金時代でした。
そのほんの12年後、私はたった1台のコンピュータ相手に自分の��べてを賭けて対戦していました。
「Newsweek」の表紙タイトルは「人間の頭脳の最後の抵抗」です。
神話からSFまで、人間対マシンの戦いは、生死を分ける問題として、しばしば描かれてきました。ジョン・ヘンリーは「ハンマー使い」と呼ばれる19世紀アフリカ系アメリカ人の庶民的英雄ですが、蒸気ハンマーを相手に岩山にトンネルを通す競争に挑みました(今では無謀のように見えますが、当時は・・・)
ジョン・ヘンリーの伝説は、人類とテクノロジーの対決という長い歴史的な物語の一部です。この競争���レトリックは、今やありふれています。戦いであれ、戦争であれ、人類は機械と競争しています。人間の仕事は奪われ、人類は、地上から消えたかのように機械に取って代わられています。
「ターミネーター」や「マトリックス」みたいな映画がノンフィクションに思えるほどです。人間が肉体的・精神的にコンピューターやロボットと対等に競える領域というのはごくわずかです。
もう少しあれば、いいのにと思います。しかし私にとって祝福でもあり、災いでもあったのは、今でも皆が語り草にする人間対機械の競争における文字通り伝説的な人間になったことです。ジョン・ヘンリー以降、最も有名な人間対機械の競争で私は、2度、IBMのスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」と対戦しました。
誰も覚えていませんが、私は初戦に勝ったんです。負けたのは、翌年のニューヨークでの2戦目です。でも不平を言うつもりはありません。エドモンド・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイが、エベレストを初制覇する以前に登頂に挑んだ人たちだって歴史のカレンダーに刻まれてはいないのですから。
どの分野でも最初の壁を越えるまでが一番大変です。そして1997年には、私はまだ世界チャンピオンでした。その年にコンピュータのチェスが、ついに成熟期に達し、私というエベレストの山頂にディープ・ブルーが、たどり着いたのです。
もちろん成し遂げたのは、ディープ・ブルーではなく、その生みの親たちです。アナンサラマン、キャンベル、ホーン、スー、彼らに脱帽です。いつものことながら機械の勝利は人類の勝利なのです。人間が作ったものが人間を超えて時間が経つと、どうもそのことを忘れがちです。
ディープ・ブルーは勝者ですが、知的だったのでしょうか?いいえ、そうではありません。少なくとも、アラン・チューリングら、コンピュータ科学の開拓者たちが、望んだような知的さではありませんでした。
チェスは力技で組み伏せることができると分かったんです。ハードウェアが十分に速く、アルゴリズムが十分、洗練されていれば、出力で見る限り、グランドマスターレベルのチェスをする限定された点でディープ・ブルーは知的でしょう。
でも、その信じられないくらいのスピード毎秒2億手計算できてもディープ・ブルーの方式では、人間の知性の謎を洞察するなんて夢のまた夢だったのです。
概念が数値化されていません。
すぐに、機械がタクシーを運転し、医者や教授に取って代わるでしょう。でも、それは「知的」と言えるのか?この言葉の定義は、哲学者や辞書に委ねたいと思います。本当に大切なことは、私たち人類が、そういう機械と共存し協働することについてどう感じるかです。
1996年2月に初めてディープ・ブルーと出会った時、私は10年以上、世界チャンピオンを防衛していました。世界チャンピオンを賭けた対戦に182勝し、それ以外のトッププレイヤー相手の様々な対戦で何百勝もしました。私には、相手のことや自分のことが、予想できました。相手の身振りを観察し、目を覗き込むことで対戦相手の動きを推し量り心理状態を見極めたものです。
それから、ディープ・ブルーとチェス盤を挟むことになりました。すぐに、これまでとは、違うものを感じました。落ち着かない何かでした。自動運転車に初めて乗るときやコンピューターの上司から初めて仕事の指示を受けるときに似た感覚を経験するかもしれません。
でも初対局に挑んだ時、私にはディープ・ブルーに何ができるのかはっきりしませんでした。技術は飛躍的に進化しうるし、IBMは相当投資していました。私はその対局に敗れました。ディープ・ブルーは無敵かも知れないと思わずにいられませんでした。
私の大好きなゲームは終わってしまったのか?こういった思いは人間の持つ猜疑心であり恐怖心ですが、ただ一つ確実に分かっていたのは対戦者のディープ・ブルーの方は、そんな心配と無縁ということでした。
初対局での大打撃のあと、私は反撃に出ましたが、不吉な予感がしていました。結局、私は機械に負けましたが、ジョン・ヘンリーのように勝負に勝ちながらハンマーを手にしたまま命を落とす。羽目にはなりませんでした。
明らかになったのは、チェス界が、なおも生身の人間のチャンピオンを求めていたことでした。そして今日でさえも最新スマホ用の無料チェスアプリがディープ・ブルーを凌ぐ今でさえも人々は以前にもましてチェスをし続けているのです。
悲観論者は、機械に征服されたゲームなど誰も手に取らないだろうと予言しましたが、それは間違いだと示されました。もっともテクノロジーに関する限り、悲観的予言はいつも人気の娯楽なんです。
私が自分の経験から学んだことは、テクノロジーから最高の恩恵を享受したいなら恐怖心と向き合わなければ、ならないということ。
そして、人間性から最高の恩恵を享受したいなら、こういった恐怖心を克服しなければならないということです。自分の傷を舐めて癒す一方でディープ・ブルーとの対戦から多くのインスピレーションを得ました。
ロシアの古い諺に「勝てなければ仲間になれ(長いものには巻かれろ)」とあります。そこで考えました。コンピュータと一緒に戦うなら、コンピューターを味方にして力を合わせることができたとしたら?
人間の直感力とコンピューターの計算能力、人間の戦略とコンピューターの戦術、人間の経験とコンピューターの記憶力。そうすれば、かつてない最高のゲームができるのでは?今、ツールとして活用している機械製品のように。
私のアイデアが実現し、1998年「アドバンスト・チェス」の名の下、私は、他のチェスの名手を相手に人間��マシンのタグマッチをしました。
この最初の試みでは、両者とも人間とマシンのスキルを効果的に結びつけるのに失敗しましたが、アドバンスト・チェスは、ネットで盛んに行われるようになり、2005年のチェスのいわゆるフリースタイル・トーナメントで明らかになったことがあります。
グランドマスターや最速のマシンが、チームとして出場しましたが、勝者はグランドマスターではなく、スーパーコンピュターでもありませんでした。
勝ったのはアメリカ人のアマチュアプレイヤー2人が、普通のPC3台を同時に操作したチームでした。効果的にコンピューターをコーチする彼らのスキルが、対戦相手のグランドマスターのより深いチェスの知識や圧倒的に格上のコンピューターの計算能力に勝ったのです。
そこで到達した公式はこうです。「弱い人間プレイヤー」+「コンピュータ」+「優れたプロセス」は単体の非常に強力なマシンに勝りますが、さらに、すごいのはそれが「人間の名人」+「コンピューター」+「劣ったプロセス」にも勝るということです。
そこで私が確信したのは、コンピューターに有用な知性を与えるためには、コンピューターをコーチするための良いインターフェースが必要だということです。
人間+コンピュータというのは、未来ではなく現在です。
外国語の新聞記事の骨子を知るためにオンライン翻訳を使う人は誰でも、機械翻訳が完璧からほど遠いと分かっています。そして、人としての経験を駆使して機械翻訳から意味を取ろうとします。そして、機械は人間による修正から学習します。
このモデルは、投資や医学診断、セキュリティ分析の分野で広まっています。より人間の倫理や哲学が重要になります。
コンピューターがデータを処理し、確率を計算し、精度が80%とか90%になれば、人間による分析や意思決定が容易になります。でも自動運転車の場合は、精度が90%や99%であっても自分の子供の通学に使う親はいないでしょう。
そこで私たちに必要なのは、小数点以下の桁数をもっと追加することです。ディープ・ブルーとの2度目の対局から20年たった今「人間の頭脳の最後の抵抗」というセンセーショナルな見出しは、知的なストーカーアルゴリズム的なマシンが毎日のように様々な領域に進出する中でありふれたものになっています。
でも昔のような機械が家畜や手作業の労働に取って代わっていった時代とは異なり、今では、機械が学位や政治的影響力のある人間の後釜を狙う時代になっています。
マシンと戦って負けた人間として、これは素晴らしいニュースなんだとお知らせしたい。いつかは、どんな職業も同じようなプレッシャーを経験する運命にあり、そうでなければ、人類が進歩をやめたことを意味します。
技術的な進歩をいつ・どこでやめるかという選択は、私たちにはありません。ストーカーアルゴリズムは遅らせ廃止する必要がありますが、国家の悪用防止のための進歩の速度を遅らせることはできません。
実際、私たちは、国家の悪用防止のための速度を上げなければなりません。ストーカーアルゴリズムは遅らせ廃止する必要があります。
私たちのテクノロジーが得意なのは、生活の中から困難や不安定さを取り去ることです、だからこそ私たちは、より困難で不確かな課題を追求せねばならないのです。
マシンには計算能力があります。私たちには哲学や理解力があります。
マシンにはインス��ラクションがあります。私たちには目的があります。
マシンには客観性があります。私たちには情熱、倫理があります。
現在マシンが何をできるかについて私たちは懸念すべきではありません。懸念すべきは、現在マシンに何ができないかです。なぜなら、私たちには、大いなる夢を実現していくために新しい知的なマシンの力を借りねばならない日が来るからです。
そしてその夢に破れたら、破れるとしたら、それは、マシンの知能が高すぎたからでも低すぎたからでもありません。夢の実現に破れる理由があるとしたら、私たちが現状に甘んじて再分配という野心に制限をかけてしまったからです。
人間性、倫理、哲学は、ハンマーを振るうとか、チェスを指すというような特定のスキルで定義できるものではありません。
人間にしかできないことが1つあります。それは夢を見ることです。だから、大きな夢を見ましょう。
ありがとう。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、���勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地��を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーは保護)
(個人的なアイデア)
さらに・・・
勝手に警察が拡大解釈してしまうと・・・
こんな恐ろしいことが・・・
日本の警察は、2020年3月から防犯カメラやSNSの画像を顔認証システムで本人の許可なく照合していた!
憲法に完全違反!即刻停止措置をみんなで要求せよ。
日本の警察の悪用が酷いので、EUに合わせてストーカーアルゴリズムを規制しろ!
2021年に、EU、警察への初のAI規制案!公共空間の顔認証「原則禁止」
EUのAI規制は、リスクを四段階に分類制限!
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
禁止項目は、行動や人格的特性に基づき警察や政府が弱者個人の信頼性をスコア化や法執行を目的とする公共空間での顔認識を含む生体認証。
人間の行動、意思決定、または意見を有害な方向へ操るために設計されたAIシステム(ダークパターン設計のUIなど)も禁止対象にしている。
禁止対象の根拠は「人工知能が、特別に有害な新たな操作的、中毒的、社会統制的、および、無差別な監視プラクティスを生みかねないことは、一般に認知されるべきことである」
「これらのプラクティスは、人間の尊厳、自由、民主主義、法の支配、そして、基本的人権の尊重を重視する基準と矛盾しており、禁止されるべきである」
具体的には、人とやり取りをする目的で使用されるAIシステム(ボイスAI、チャットボットなど)
さらには、画像、オーディオ、または動画コンテンツを生成または操作する目的で使用されるAIシステム(ディープフェイク)について「透明性確保のための調和的な規定」を提案している。
高リスク項目は、法人の採用活動での利用など違反は刑事罰の罰金を売上高にかける。
など。他、多数で警察の規制を強化しています。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、��可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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250517 STRETCH
オタク陰キャが語る話題としちゃキモすぎる事いうけどさ
身体描く時って、それをちゃんと「ゲームステージ」や「食べ物」として描けているかがすげー大事なんだよね
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これは、ゼロ距離で、パースがむっちゃかかった状態で人体を何度も眺めて、触れて、味わって、楽しんだ人間じゃないとピンと来ない
要するに「リア充」じゃないと人体にシズルを持たせながら描くことはできない
「食事が大っきらいな映画監督」がいたんすよ、名前忘れましたけど
その人が撮る映画は食事のシーンに監督の「食べ物キモい」という視点が入っているから、撮り方や食べ方やライティングがすっげーキモいの
食事が好きな人までもが「食事という行為の負の側面」に気づいて頭がクラクラしてくるくらいに、食に対する「嫌悪」が込められてるのね、その人の作品は
陰キャオタクが描くウケないモチーフって無意識にその要素(嫌悪)入ってるっす
あー、この人コミュニケーション ド下手なんだろうな、少なくとも他人の人体を食べ物やゲームステージとして遊び倒した経験ないんだろうな、って
エロゲーとかディフォルメされすぎててダメっすよ。AVも重さと質感と味がないから全然ダメ。VR? カスっすよ。カス。全然なにかが足りません、たまりません、至りません
本物を毎日味わわないと
できれば異性も同性も
そしていずれはでっかくハンニバル
あの味、魅力、一緒に過ごした時の「楽しさ」を再現する為の「人体」
そういう気構えで描いた絵は大して描き込まずとも普通に「幸せな人々」から共感してもらえる
人間で遊んだことがない子供にとっちゃ「ハァ?」って感じなんだけどな
子供って押し並べてエロをバカにするじゃん。そんで童貞の厨房が無修正ポルノ観て「エロ全部わかった」みたいな顔していい気になってるだけの地獄じゃん
エロスとは愛
愛とは相手の存在そのものの許容
一部だけ切り出してコレクションしてーみてーな「吉良吉影めいた欲求」は愛じゃねぇっすよ
「花は愛しているけど植物は愛してない」みたいな傲慢さだよね。そういうやつは花も枯らすだろ、結局(少なくとも生きたまま保持はできない)
まあ、とにかく人間の形状も質感も味も、そこに宿る人格も全部好きになってから描けば、必然ポピュリズム(大衆性)は獲得できるって話でーー
絵を描いてるやつってそれへの理解が足りてないから絵というクソ遠回りな方法で他者とコミュニケーション試みたり、自慰行為にふけるわけで....
突き詰めると、絵、描かなくていいなってなるわそりゃ
精神が成長するに連れて「絵って実は低年齢層向けのおもちゃでは??」って感じるようになる
そりゃ当たり前。実利生む為の道のりクソ遠いし生産コストもすげーかかるんだから
だから絵を描いてみたいけど投資コストがなあ... って思ってた人達が今いっせいに生成●●で絵を量産して、しかも思考が一般人だからまず最初にマネタイズしようとしてるでしょ?
これ、凄く合理的だし変なバイアスもかかってない「純粋な状態」だと思いますよ、社会人として
ただし「狂人としては不誠実」ですけどね?
アスリートってのは狂人でなければいけませんので、はい
またブラジル人と日本人のサッカーに対する意気込みの違いの話する?
したっけ、これ、ここで.... 忘れた。まあいいや(日本人の方がはるかに強いし狂ってるって話ね、オチとしちゃ)
頑張れ、普通に美味しそうで舐め回して愛でたい、指を這わせたくなる人体ちゃんと描いてくれ、わたしアンド、デッサン力という宝あるのに持ち腐らせてる「寂しがり屋」のヒト
じゃ。
【✓】
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超富裕層が貧困層や中間層に自身の支配を政治的、経済的、文化的に支持または黙認させるために用いる手段には、社会的手段も重要な役割を果たします。社会的手段とは、権威主義、身分制、神聖性、憧れの対象化といった手法を通じて、富裕層の地位や富の偏在を「自然」「正当」「望ましい」と受け入れさせる仕組みです。これらは、社会の構造や価��観を操作し、被支配層の不満を逸らし、支配層への支持を維持する戦略です。以下に、これらの手段(権威主義、身分制、神聖性、憧れの対象化)を詳細に解説し、歴史的・現代的例、日本の文脈、構造的不満との関連を整理します。2025年6月時点のデータや分析を基に、体系的に説明します。
1. 権威主義
1.1 概要
権威主義は、富裕層や支配層が強力な権威や統制を通じて社会秩序を維持し、貧困層に格差や支配を「安定のための必要悪」と受け入れさせる手段です。国家、指導者、または制度が「絶対的権威」として振る舞い、経済的・社会的不平等への不満を抑圧または逸らす。
1.2 仕組みと効果
仕組み:富裕層は政府やエリートと結託し、権威ある指導者や制度を「社会の安定」「国家の繁栄」の象徴として提示。貧困層の不満は、権威への服従や「国家の敵」への攻撃でそらされる。
効果:貧困層が富裕層の富を批判するより、権威を支持し、格差を「秩序の一部」と受け入れる。抗議や反乱が抑圧され、支配層の地位が固定化。
1.3 歴史的例
ローマ帝国(紀元前27年~476年):
皇帝が「神聖な権威」として君臨。貧困層(プレブス)の経済的不満(例:失業、重税)は、「パンとサーカス」や蛮族への敵視で逸らされた。
例:ネロ皇帝は64年のローマ大火の責任をキリスト教徒に転嫁し、迫害を正当化。貧困層の不満を抑えた()。
中世ヨーロッパの封建制(5~15世紀):
教会と王権が「神の定めた秩序」を強調。農民の貧困(例:収穫の30~50%を領主に納税)は、教会の権威や十字軍で逸らされた。
例:第1次十字軍(1095年)で、農民が「聖地奪還」に動員され、領主への不満が抑圧()。
1.4 現代的例
ロシア(2000年~現在):
プーチン政権は、オリガルヒ(上位1%が富の40%超、2022年)と結託し、権威主義で支配。経済停滞や貧困(貧困率13%、2023年)の不満を、ウクライナや西側(NATO)への敵視で逸らす。
例:2022年のウクライナ侵攻で「ロシアの復権」を宣伝。民衆の経済的不満がナショナリズムで覆い隠された()。
中国(1989年~現在):
共産党は経済成長と「国家の安定」を権威の基盤に。上位1%が富の30%を占有(2023年)。貧困層の不満は、反日や反米感情、少数民族(ウイグル)への敵視でそらされる。
例:2012年の反日デモで、日本企業への攻撃が扇動され、格差問題が背景に押しやられた()。
日本:
権威主義は薄いが、経団連や自民党が「経済大国」の権威を背景に、富裕層優遇(例:金融所得課税20%)を正当化。外国人労働者への敵視(例:2023年入管法改正での「犯罪」誇張)が、非正規雇用(40%)の不満を逸らす()。
例:「日本の伝統」や「経済成長」を強調し、若者の貧困(貧困率15%)への不満を抑える。
1.5 構造的不満との関連
経済格差:上位1%が世界の富の37.8~45.5%を占有(2022年)。貧困層の生活苦(例:日本の非正規賃金は正規の60%)が、権威主義的な「安定」への服従で抑圧。
抑圧の効果:権威への挑戦(例:労働運動)が「秩序破壊」とされ、富裕層への批判が弱まる。
2. 身分制
2.1 概要
身分制は、社会を階級や地位に分断し、富裕層を「特権階級」として固定化する仕組み。貧困層は、身分の違いを「自然」または「不可避」と受け入れ、富裕層の支配を支持するよう誘導される。
2.2 仕組みと効果
仕組み:教育、職業、相続を通じて、富裕層の子弟に特権を継承。貧困層は下位身分に固定され、階級上昇の機会が制限される。「身分による成功」が正当化され、貧困層が抵抗を諦める。
効果:貧困層が「自分は下位身分」と内面化し、富裕層の地位を「当然」とみなす。階級間の分断が、団結や格差是正の動きを阻む。
2.3 歴史的例
中世ヨーロッパの封建制(5~15世紀):
貴族と農民の身分が固定化。土地所有者(上位1%)が富の80%を占有。農民は重税(収穫の30~50%)を払い、貴族の特権を「神の秩序」と受け入れた()。
例:フランスの三部会(1789年まで)で、貴族と聖職者が特権を維持。農民の不満は宗教や外部の敵(例:イングランド)で逸らされた。
江戸時代の日本(1603~1868年):
士農工商の身分制で、武士(上位5%)が富と権力を独占。農民(80%)は年貢(米の40~60%)を納め、武士の支配を「秩序」と受け入れた。
例:幕府は「異国禁制」を掲げ、外国を敵視。農民の不満を外部にそらし、身分制を維持()。
2.4 現代的例
米国:
エリート大学(例:ハーバード)の学生の70%が上位20%家庭出身(2023年)。教育やネットワークが富裕層の子弟に特権を継承。貧困層は「努力不足」とされ、階級固定化が進む()。
例:ウォール街やシリコンバレーのエリート職は、富裕層の子弟が独占。貧困層はギグエコノミー(労働者の15%)に追いやられる。
インド:
カースト制度の影響が残り、富裕層(上位1%が富の22%)が経済的・社会的特権を維持。貧困層(人口の30%)は低賃金労働に固定化()。
例:ヒンドゥー至上主義がカーストを正当化。モディ政権は宗教的ナショナリズムで貧困層の不満を逸らす()。
日本:
受験競争と私立大学(例:早慶)の高学費(年100万円超)が、富裕層の子弟に特権を継承。非正規雇用(40%)が貧困層を下位身分に固定。
例:相続税の抜け穴(生前贈与)が、富裕層の富(上位1%が20%)を世襲。貧困層は「努力で上昇可能」と信じ、抵抗が弱まる()。
2.5 構造的不満との関連
機会不平等:教育や雇用の不平等(例:日本の塾費用100万円超)が、貧困層の階級上昇を阻む。富裕層の特権が「身分」として���当化。
分断の効果:貧困層が「下位身分」を受け入れ、富裕層への批判より自己向上を優先。
3. 神聖性
3.1 概要
神聖性は、富裕層やその富を「神の祝福」「道徳的成功」「社会の必要性」と結びつけ、貧困層に支持または黙認させる手法。宗教、倫理、伝統を活用し、格差を「神聖な秩序」とみなさせる。
3.2 仕組みと効果
仕組み:宗教や道徳的価値観を通じて、富裕層の富を「神の恩寵」「努力の結果」と正当化。貧困層は、格差を批判するより、富裕層を「社会の指導者」とみなすよう誘導。
効果:貧困層が富裕層の富を道徳的に受け入れ、抵抗や再分配の要求を弱める。宗教的・倫理的価値観が、格差を「自然」とする。
3.3 歴史的例
中世ヨーロッパ(5~15世紀):
カトリック教会は、貴族の富を「神の定めた秩序」と宣伝。農民の貧困(年収の30~50%が税)は「神の試練」とされた。
例:教会は寄付や免罪符で富を蓄積。農民の不満を「来世の救済」で逸らした()。
インドのヒンドゥー社会(古代~近代):
カースト制度が、富裕層(バラモンやクシャトリヤ)の富を「カルマの結果」と正当化。貧困層(シュードラ)の不満は宗教で抑圧。
例:19世紀まで、カースト上位者が富の70%超を占有()。
3.4 現代的例
米国:
「繁栄の神学」(プロテスタント)が、富を「神の祝福」と結びつけ。貧困層のキリスト教徒(人口の30%)が、億万長者(例:イーロン・マスク)を支持()。
例:2023年、保守派教会が富裕層への減税を「経済的自由」と擁護。貧困層の不満を「道徳的失敗」に転嫁。
インド:
ヒンドゥー至上主義が、富裕層の成功を「カルマ」と結びつけ。モディ政権は宗教を利用し、貧困層(人口の30%)の不満をムスリムに逸らす()。
例:2019年の市民権改正法(CAA)で、ムスリムをスケープゴートに。格差問題が覆い隠された。
日本:
宗教的影響は薄いが、儒教的価値観(勤勉=成功)が、富裕層の富を「努力の結果」と正当化。非正規労働者(40%)の低賃金(正規の60%)が「自己責任」とされる。
例:「和の精神」や「日本的秩序」が、富裕層の金融資産(上位1%が20%)を「経済の牽引力」とみなす()。
3.5 構造的不満との関連
貧困の道徳化:貧困が「神の試練」「努力不足」とされ、富裕層の富が「正当」とみなされる。
抑圧の効果:貧困層が格差を批判せず、富裕層を「社会の指導者」と支持。
4. 憧れの対象化
4.1 概要
憧れの対象化は、富裕層のライフスタイルや成功を「理想」「目標」とし、貧困層にその価値観を追うよう誘導する手法。メディア、文化、広告を通じて、富裕層の富を「憧れの象徴」とする。
4.2 仕組みと効果
仕組み:映画、テレビ、SNS、広告が、富裕層の豪華な生活(例:高級車、私邸、投資成功)を美化。貧困層は、抵抗するより富裕層のシステムに参加(例:消費、投資)するよう促される。
効果:貧困層が富裕層の価値観に同調し、格差是正より「成功」を目指す。富裕層の経済システム(資本主義)が支持される。
4.3 歴史的例
フランス絶対君主制(17~18世紀):
ルイ14世のヴェルサイユ宮殿が、貴族の豪華な生活を民衆に憧れさせた。農民の貧困(税負担50%超)は、宮廷の「栄光」で覆い隠された。
例:宮廷文化(舞踏会、ファッション)が民衆に広まり、貴族の特権が「理想」とされた()。
ビクトリア朝イギリス(19世紀):
産業革命の富裕層(資本家)が、豪邸や消費文化で民衆の憧れを誘う。労働者の貧困(賃金の30%が家賃)は、「帝国の繁栄」で正当化。
例:ロンドンの展示会(1851年)が、富裕層の富を「進歩の象徴」と喧伝()。
4.4 現代的例
米国:
ハリウッド映画(例:『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)やリアリティ番組(例:カーダシアン家)が、億万長者の生活を美化。貧困層(人口の15%)が「アメリカン・ドリーム」を追う。
例:2023年、SNSインフルエンサーが投資や高級消費を宣伝。貧困層のクレジット債務が1兆ドル超()。
日本:
テレビCMやドラマが、高級ブランドや投資(NISA)を「成功の象徴」と描く。非正規労働者(40%)が「自己責任での資産形成」を目指す。
例:2023年、NISAの広告が「億り人」を美化。富裕層の金融資産(上位1%が20%)への批判が弱まる()。
グローバル(SNS):
XやInstagramで、億万長者(例:イーロン・マスク)の生活や発言が拡散。「起業家精神」が憧れの対象に。
例:2024年、#BillionaireLifestyleがXで100万エンゲージメント。貧困層が富裕層のシステムに参加()。
4.5 構造的不満との関連
消費主義:貧困層が富裕層の生活に憧れ、消費や投資(例:日本のNISA)でシステムに参加。格差(ジニ係数0.33)への不満が弱まる。
分断の効果:貧困層が「成功」を個人で追うため、富裕層への集団的抵抗が減る。
5. 総合的システムと日本の文脈
5.1 社会的手段の統合的効果
権威主義:富裕層は「安定の指導者」として振る舞い、貧困層の不満を抑圧(例:日本の「経済大国」神話)。
身分制:教育や相続で特権を固定化。貧困層は「下位身分」を受け入れ、抵抗を諦める(例:日本の受験競争)。
神聖性:富を「努力」「秩序」と結びつけ、道徳的に正当化(例:日本の儒教的価値観)。
憧れの対象化:富裕層の生活を美化し、貧困層をシステムに組み込む(例:日本のNISAブーム)。
効果:貧困層が富裕層の支配を支持または黙認し、格差是正(例:資産税)を求めない。
5.2 日本の特化分析
権威主義:経団連や自民党が「経済成長」を権威に。外国人労働者への敵視(2023年入管法改正)が、非正規雇用(40%)の不満を逸らす。
身分制:受験競争(塾費用100万円超)や相続(上位1%が20%)が、富裕層の特権を固定。非正規労働者が下位身分に。
神聖性:儒教的「勤勉=成功」が、富裕層の富を正当化。貧困(若者貧困率15%)が「自己責任」とされる。
憧れの対象化:CMやドラマが投資や高級消費を美化。NISA参加者が1000万人超(2023年)、貧困層が富裕層のシステムに参加。
構造的不満:非正規雇用(40%)や低賃金(正規の60%)への不満が、外国人敵視や「自己責任」で逸らされる。
6. 対策と実現可能性
6.1 対策
権威主義への対抗:
政治の透明性向上(例:献金上限、カナダモデル)。
市民運動(Xで#TaxTheRich)で権威を批判。
身分制の打破:
教育の無料化(例:大学学費無償化、北欧モデル)。
相続税の抜け穴閉鎖(例:生前贈与の課税強化)。
神聖性の脱構築:
教育で格差の構造(r > g)を教える。
メディアの独立性強化(例:公共放送の改革)。
憧れの対象化の抑制:
広告規制(例:投資リスクの明確化)。
SNSでの格差啓発(例:#Inequalityキャンペーン)。
6.2 実現可能性
短期(~2030年):政治的抵抗で限定的(30~50%)。日本:金融所得課税25%(50%)。
中期(2030~2035年):市民運動や技術進歩で進展(50~70%)。日本:UBIパイロット(60%)。
長期(2035年以降):世代交代で構造変化(70~90%)。日本:ジニ係数0.28、UBI全国展開(80%)。
6.3 日本の展望
現状:権威主義(経団連)、身分制(受験・相続)、神聖性(自己責任)、憧れ(NISA)が、富裕層支持を維持。
未来:少子高齢化(2030年:社会保障費150兆円)やXでの若者運動が、改革を加速。2035年までに北欧型モデル(80%)。
7. 結論
超富裕層は、権威主義(安定の名目で抑圧)、身分制(特権の固定化)、神聖性(富の道徳化)、憧れの対象化(生活の美化)を通じて、貧困層に支配を支持させる。歴史的にはローマ帝国や封建制、現代では米国、ロシア、日本の例が顕著。日本では、経団連の権威、受験競争、自己責任論、NISAブームがこれを支える。対策として、政治・教育改革、メディア透明性、市民運動が必要で、2035年以降の構造変化(90%)が期待される。日本の高齢化と若者運動が鍵。
Social Mechanisms Supporting Ultra-Wealthy Dominance
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もし特定の手段(例:日本の儒教的価値観、憧れの対象化のメディア戦略)や他の国の事例、対策の詳細を深掘りしたい場合、または関連する歴史的分析が必要であれば、教えてください!
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2025/1/22 21:00:13現在のニュース
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今回の雇止めによって、会計年度任用制度には、もうひとつ、とんでもないデメリットが潜んでいることも判明した。 それが会計年度任用職員を退職した後、雇用保険が1円ももらえなくなるリスクである。 2020年4月からフルタイム勤務となった会計年度任用職員は、一般の公務員と同じ「退職手当」の支給対象となった(適用は半年後の10月1日から)。公務員は、雇用保険に加入しない代わりに、退職した際の退職手当が支給されるようになっている。 よって、フルタイム勤務者は、会計年度任用された時点で雇用保険を脱退することになるのだが、そのことに関する理解が決定的に不足していた。その結果、雇用保険がもらえると思って退職したら、もらえないことに気づくことになりかねない。 今回のケースでは、雇止め時点では、雇用保険を脱退してすでに3年経過しているため、退職後に失業手当の受給資格はない。失業手当が支給されるのは離職後1年間のみだからだ。 Yさんのように22年間も勤務してきた人なら、会社都合退職として240日分失業手当が支給されるはずだが、その権利がいつのまにか消えてなくなっていたのだ。 一方、公務員の退職手当については、一定の身分保障のもとで理論的には、雇用保険に加入していたらもらえる失業手当以上の条件が適用されるはずであるが、Yさんが加入している埼玉県の共済の場合、会計年度任用として採用されて以降の3年間のみを対象に算定されるため、雇用保険よりも極端に手取り額が少なくなってしまうのだ。 Yさんがもらえる退職手当は、雇用保険にそのまま加入していれば受給できる総額としてハローワークが試算してくれた金額の半額以下になるという。 そのような不都合が生じることは誰も想定しておらず、Yさんがハローワークに相談して初めてわかった。筆者も東京労働局に問い合わせてみたところ、「これまでにそのような事例は、一件も把握していない」とのことだった。 ちなみに、パートタイトムの会計年度任用ならば、雇用保険にそのまま加入し続けることになるため、このような不都合が生じることはないとされている。 自治労連・埼玉本部作成 ベテランスタッフを雇止めしたことで生じたデメリット 3時間の予備交渉を2回経て行われた団体交渉では、Yさんたちの雇止めを撤回させることはできなかった。都合9時間の交渉でも、市教委は頑なな姿勢を崩さなかったのだ。 退職後に雇用保険すらロクにもらえないことを知ったYさんは、仕方なく、4月からは他の仕事に就いたが、その結果、司書という仕事を奪われただけでなく、収入は3分の1に激減した。 雇止めを通告された後、精神的ショックで体調を崩したYさんは、2月に産業医からドクターストップがかかったにもかかわらず、狭山市の会計年度任用職員は病休も無給になるため、生活への不安から、医師からの報告は経過観察にとどめてもらったという。任期まで残りの期間、外部と約束していていた出前授業や講師の仕事を放りだすわけにはいかず、最後までこなしたという。 一方で、Yさんたちベテラン職員がいなくなった図書館は、公募の結果、市外からも多数応募があり、司書も含めて必要な人員は確保されたという。それは、全国的にも珍しいフルタイム勤務できる職だったからだ。 司書の募集は、専業主婦が家計補助的に従事することが想定されているためなのか、週3~4日、短時間勤務する募集が圧倒的に多い。時給もほぼ最低賃金なのが世間の通り相場だ。そうしたなか狭山市の募集は、フルタイムの週5日勤務で月給22万円という、図書館の募集では珍しく好条件だったため、市内外からの応募が殺到したのだという。 だが、その好条件は、何もせずに与えられたものではなかった。 「月給22万円は、3年前に私たちが市当局と交渉してようやく勝ち取ったものなんです。それまで17年間は最低賃金上昇時に少しづつ上がりながらも、週5日勤務で手取り14~15万円で、任用の最初のころは交通費すら出なかったんです。その頃は半休も忌引もない。もちろん退職金もない。なのに60歳定年。それをひとつずつ交渉で改善してもらって、ようやく勝ちとったものだったんです」 このように語るYさんの言葉には、自然と悔しさが滲み出る。 図書館は人手さえ集まればつつがなく運営できるわけではない。実際に、ベテランの司書がいなくなったことで、現場は大混乱した。おまけに今回の公募にかかわった館長をはじめたとした正規職員4名もゴッソリ入れ替えされたため、新任の職員は、図書館の経験不足。通常業務にも支障をきたしかねない状況だったのは想像にかたくない。 今回の雇止めによる、市民にとっての大きな損失は、それまでベテランの司書がコツコツと積み上げてきた、子どもたちへの読書支援サービスが大きく棄損されたことだろう。 「児童奉仕は、10年くらい続けないと見通しが立たない、完全な専門職なんです。数年で入れ替わる正規職員だけでは担えない部分を、われわれが引き受けてきたんです」(Yさん) 地元の小中学校や保護者と連携した各種イベントだけでなく、図書館ボランティアの研修、学童指導員の研修、家庭教育学級の講師なども引き受けてきたという。 「ここ数年、子どもたちが本を読めなくなっていることを、現場の皮膚感覚で感じていました。多くの児童が、物語の本を読めなくなっています。これは深刻な事態だと思い、コロナ禍に入る直前、家庭教育学級で保護者の方へ、司書の立場から直接お話しさせてもらう機会を増やしたいと図書館長に訴えました。そして今年2月にようやく実現し、手ごたえを感じました。また、地域で子どもと本をつなぐ担い手になる人材の育成に、長年取り組んできたんです。それが3月末でできなくなりました。読み聞かせの講師も16年間続けてきましたが、それも今年で終わりました」 こうしたベテラン司書による地元に密着した図書館のサービスの成果は、目に見えないだけに、市長や行政サイドが教育や文化の育成に著しく無理解だと、いとも簡単に切られてしまう。狭山市教委のようにベテランの雇止めが行われると、図書館の児童サービスの質が落ちてしまっていることすら市民は気づかない。 その意味で、会計年度任用制度による理不尽な雇止めによる最大の被害者は、せっかく長年積み上げてきた図書館の児童サービスの体制が大きく後退した市民ではないのか。 公共施設で非正規公務員が増えた背景 自治労連・埼玉本部の書記長は、非正規公務員が増えた背景について、こう解説する。 「本来、正規職員が市民サービスの基幹業務を担い、季節的・臨時的・補助的に助っ人が必要な部分のみ、非正規スタッフが担うものとされてきました。たとえば、確定申告シーズンのみ混雑する窓口対応や煩雑な事務作業をサポートするのが、本来の非正規スタッフです。 それがいつのまにか、基幹業務をも非正規の職員が担うようになりました。恒常的な業務のために、業務そのものが期間限定とはいかないのに、無理やり短期雇用を反復的に繰り返す脱法的な運用が当たり前のように行われることになったんです」。 その結果、69万人まで膨れ上がった非正規公務員に関する法規制は、いびつな状態に据え置かれ、ときには直営の公共施設スタッフのほうが民間よりもブラックではないかと指摘されるほど、深刻な事態に見舞われている。 かつて「役所の仕事なら、非正規でも、待遇は悪くなく、民間みたいに違法行為を平気で犯すことがないので安心」と思われてきたが、会計年度任用制度が導入されて以来、その常識は通用しなくなっている。 Yさんのように、もし民間企業で有期雇用を何度も繰り返した場合、労働者側に、今年も契約が更新されるものと期待する権利(期待権)が生じるとされて、契約更新にあたっては、正社員と同じく正当な理由がなければ解雇は無効とされる(労働契約法19条)。 また、5年勤務すれば、無期雇用への転換を申し込むことができる(労働契約法第18条)。いずれも強力な法規制のため、もし民間ならば、訴訟を提起すれば、かなり高い確率で労働者サイドが勝つだろう。 しかし、「任用」とされる公務員は、そうした労働法が適用されないのだ(ただし損害賠償を自治体に請求する訴訟は可能で、それが認められた判決もある)。 会計年度任用は、最初から1年ごとの契約であることを承知のうえで応募しているはずなのに、切られたからといって文句を言うほうがおかしいという意見がSNSで流れているが、おかしいどころか、もし民間企業でYさんのように22年も反復継続されていたなら、労働契約法違反として、裁判所は雇止めを無効とする判決を下すような事案である。 公務員は、もともと民間よりも手厚い待遇が得られるという前提のもとに、「任用」は労働法が適用されないとされてきた。その前提条件が大きく崩れてしまった以上、非正規公務員の待遇が見直されない限り、住民サービスの劣化は止まらないだろう。 ベテラン司書を切った狭山市の視野にあるのは、老朽化した図書館の建て替えではないかと囁かれている。将来的に、おしゃれなカフェと子供向けの絵本が大量に取り揃えられた素晴らしいハコモノができるかもしれないが、その運営も民間に丸投げすれば、Yさんたちベテラン司書が時間をかけて培ってきた、児童サービスのソフト面での中身が問われることはまずなく、空虚な賑わい創出だけをありがたがる風潮がますます蔓延するだろう。 2022年に東京・杉並区長に当選した岸本聡子氏は、「区立施設と区の職員はコストではなく、財産です」と述べて、多くの市民から喝采を浴びた。 コスト削減と運営の効率化が急務とされ、公務を担うスタッフの非正規化が急速に進められてきたなかで、目に見えない市民サービスがどれだけ劣化したのかを、われわれは知るすべを持たなかったが、会計年度任用制度というおかしな制度が、改めてそのことを、われわれに知らしめてくれているといえるのではないだろうか。 (文=日向咲嗣/ジャーナリスト)
狭山市、図書館職員を大量解雇…22年勤務のベテラン司書を雇止め、雇用保険も不支給の恐れ | ビジネスジャーナル
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冬 شتاء
新宿駅の西口の地下には、コロナ禍で住む場所を追われて、ダンボールの囲いで生活する野宿者の方が、去年よりぐっと多くなっていた。ときどき野宿者の方たちと夜ごはんを一緒に食べた。 貧困になってほうりこまれた精神病院から、ほとんど着の身着のまま逃げ出してきたその人は、ボストンバックいっぱいに詰めこんだビートルズのCDを、ちいさなプレーヤーと、ボロボロになった片方のイヤフォンで聴かせてくれた。
痛 ألم
お金がなくて、治験のアルバイトをうけに八王子の病院にいった。
翌日、その病院から何度も着信が入っていた。 電話をかけなおすと、看護師さんがたいへんあわてた声で私に告げた。 「血液中の白血球の数が異常ですから、今すぐにおおきな病院へいってください」とのことだった。
紹介された信濃町の大学病院へむかった。 その日の簡単な説明によれば、人の血液中の白血球は、正常であれば、おおよそ六〇〇〇から八〇〇〇個の値だという(一ulあたり)。炎症や免疫が下がっていると、一万をこえることもあり、二万をこえると意識がない場合もあると教わった。 私の白血球の数は、初診の日に、三万をこえていた。 それから、約三週間のあいだに、白血球の数値は、七万……九万二千……一三万とふえていった。私は階段を上がることができなくなった。
突然のことでうまくのみこめなかった。
「白血病」。
病気の正式な診断をうけるには、骨髄穿刺という処置をうけなくてはならない。医療用語で、通称「マルク」と呼ばれている。
インターネットで検索すると、マルク 魂を抜かれる、マルク 魂が壊れる、と多くの人が書かれているのを読むことができる。 骨髄穿刺とは、患者がうつ伏せの状態で、腸骨に太い針で穴を開け、骨髄液を吸引する検査のことである。
強烈な痛みをともなうが、麻酔は効かない。患者は歯を食いしばり、耐えるしかない。骨髄は、麻酔の効かない、皮膚の下の骨の奥にある血の工場だからだ。
骨髄穿刺をうけるまで、「魂とは何か」、私は知らなかった。 体に針が入ってくる痛みは、耐えることができる。それは熱を帯びた、小さな刃で刺されるような電気に似た痛みだ。
けれども、髄液を吸いあげる痛みを、耐えることはできない。
腸骨のある腰が、不快に重たくなって、足の指さき、それから全身が痙攣する。
吐き気に耐えながら、奥歯が割れるまで噛みしめる。脳みそを、素手で触られているような、屈辱的な痛み。それが全身を襲う。
わずかなあいだに信じがたいほどの汗が吹きだす。説明不能のうずき。数秒が、無限に長く感じる。
脊椎の骨の一つ一つが震えて、脳みそが割れてしまいそうになる。なぜか、足先に激痛が走る。 何かを想像する力、生きようとする力を、奪う痛み。
貧 فقر
お金もなく、仕事もなく、階段をあがることも、話すこともできなかった。本を読むことも。 もういちど勉強がしたくて、冬のあいだに友人にすすめてもらった放送大学に出願していた。 その友人も、札幌で貧困生活を送りながら、三つの仕事をかけもちして、資格の勉強をしていた。 放送大学を試しにうけてみたとき、最初の科目は、「人間にとって貧困とは何か」という題だった。西澤晃彦さんという方が教科書を書かれていた。
教科書には、経済的にゆとりのある人は、グローバルに「旅行」ができる時代である一方、弱い立場にいる人は、自らがとどまりたい場所にとどまることさえできない、と書かれていた。 貧困状態におかれた人は、自分がここにいたいと切望する場所から追放され、やがて「しゃがみこむ人」になる。 こうした文章を読んで放送大学の受講を決めた。
私は文字通り、「しゃがみこむ人」になっていたから。 マルクをうけたあと、しばらくことばを話せなくなっていた。とりよせてあった放送大学のいくつかのテキストをふたたび眺めてみた。 その中から、「世界文学への招待」という教科書を、なんとなく手にとり、開いてみた。 その瞬間。『魂の破壊に抗して――』という言葉が、心臓にとびこんできた。 パレスチナという国の、ある文学作品の紹介だった。 それが、私とパレスチナとの、出会いだった。
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