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2024.10.13
映画『HAPPYEND』を見る。父の時代の学生運動のような雰囲気と、街の風景のクールな切り取り、存在感があり重厚な音楽の使い方から愛しいものとしてのテクノの使い方まで大変気に入り、今度会う人に渡そうと映画のパンフレットを2冊買う。その人と行った歌舞伎町時代のLIQUIDROOM、どんどん登らされた階段。小中学生の時に自分がした差別、あの分かっていなさ、別れた友人、まだ近くにいる人たち。
2024.10.14
銀座エルメスで内藤礼『生まれておいで 生きておいで』、ガラスの建築に細いテグスや色のついた毛糸が映える。日が落ちて小さなビーズが空間に溶けていくような時間に見るのも素敵だと思う。檜の「座」で鏡の前にいる小さな人を眺める。「世界に秘密を送り返す」を見つけるのは楽しい。黒目と同じだけの鏡、��の秘密と世界の秘密。今年の展示は上野・銀座ともに少し賑やかな雰囲気、外にいる小さい人たちや色とりどりの光の色を網膜に写してきたような展示。でも相変わらず目が慣れるまで何も見えてこない。銀座にはBillie Eilishもあったので嬉しくなる。
GINZA SIXのヤノベケンジ・スペースキャットと、ポーラアネックスでマティスを見てから歩行者天国で夜になっていく空を眺めた。小さい頃は銀座の初売りに家族で来ていたので、郷愁がある。地元に帰るよりも少しあたたかい気持ち、昔の銀座は磯部焼きのお餅を売っていたりしました。東京の楽しいところ。
2024.10.18
荷造り、指のネイル塗り。足は昨日塗り済み。年始の青森旅行時、2泊3日の持ち物リストを作成し、機内持ち込み可サイズのキャリーに入れ参照可能にしたところ、旅行のめんどくさい気持ちが軽減された。コンタクトや基礎化粧品・メイク用品のリスト、常備薬、安心できる着替えの量。持ち物が少ない人間にはなれそうにない。日常から多い。部屋に「読んでいない本」が多いと落ち着くような人間は持ち物少ない人になれない。
2024.10.19
早起きして羽田空港。8:30くらいに着いたらまだ眺めのいいカフェが開いておらず、とりあえず飛行機が見える屋上に行く。このあと雨が降るはずの曇り空からいきなり太陽が照り出して暑くなり、自販機でマカダミアのセブンティーンアイスを買い、食べる。突然の早朝外アイス。飛行機が整列し、飛び立つところをぼんやりと眺める。飛行機は綺麗。昨夜寝る前にKindleで『マイ・シスター、シリアルキラー』を買って「空港ではミステリー小説だろう」と浮かれて眠ったのに、100分de名著のサルトルを読み進める。実存主義を何も分かっていないことをこっそりとカバーしたい。すみませんでした。
10:15飛行機離陸。サンドイッチをぱくぱく食べたあとKindleを手に持ったまま眠ってしまい、11:55宇部空港着。
宇部空港、国内線のロビーは小さく、友人にすぐ会う。トンネルを抜ける時、窓が曇り、薄緑色の空間に虹色の天井のライトと車のライトがたくさん向かって来て流れる。動画を撮影しながら「綺麗くない?」と言うと「綺麗だけど本当は危ない」と言われる。かけるべきワイパーをしないで待っていてくれたんだと思う。
友人のソウルフードであるうどんの「どんどん」で天ぷら肉うどん、わかめのおにぎりを食べる。うどんは柔らかく、つゆが甘い。ネギが盛り放題。東京でパッと食べるうどんははなまる系になるので四国的であり、うどんのコシにもつゆにも違いがある。美味しい。
私は山口市のYCAMのことしか調べずに行ったので連れて行ってもらう。三宅唱監督の『ワイルドツアー』で見た場所だ。『ワイルドツアー』のポスターで見た正面玄関を見に芝生を横切ったが、芝生は雨でぐずぐずだった。でも全部楽しい。
広くて静かで素敵な図書館があり、心の底から羨ましい。小さな映画館もあり、途中入場できるか聞いたおじいちゃんが、「途中からだからタダにならない?」と言っていたがタダにはなっていなかった。一応言ってみた感が可愛らしい範囲。
YCAM内にあるのかと思っていたら違う倉庫にスペースのあった大友良英さんらの「without records」を見に行く。レコードの外された古いポータブルレコードプレーヤーのスピーカーから何がしかのノイズ音が鳴る。可愛い音のもの、大きく響く音のもの。木製や黄ばんだプラスチックの、もう存在しない電機メーカーの、それぞれのプレーヤーの回転を眺めて耳を澄ませてしばらくいると、たくさんのプレーヤーが大きな音で共鳴を始める。ずっと大きい音だと聞いていられないけれど、じっと待ってから大きな音が始まると嬉しくなる。プログラムの偶然でも、「盛り上がりだ」と思う。
山口県の道路はとても綺麗で(政治力)、道路の横は森がずっと続く。もとは農地だっただろう場所にも緑がどんどん増えている。私が映画で見るロードムービーはアメリカのものが多く、あちらで人の手が入っていない土地は平らな荒野で、日本の(少なくとも山口県の)土は放っておくとすぐに「森」になるのだ、ということを初めて実感する。本当の森の中にひらけた視界は無く、車でどんどん行けるような場所には絶対にならない。私がよく散歩をする所ですら、有料のグラウンドやイベント用の芝生でない場所には細い道を覆い隠す雑草がモコモコと飛び出して道がなくなってゆく。そして唐���に刈られて草の匂いだけを残す。私が「刈られたな」と思っているところも、誰かが何らかのスケジュールで刈ってくれているのだ。
山口県の日本海側の街では中原昌也と金子みすゞがそこかしこにドンとある。
災害から直っていないために路線が短くなっているローカルの汽車(電車じゃない、電車じゃないのか!)に乗って夜ご飯へ。終電が18:04。霧雨、暴風。一瞬傘をさすも無意味。
焼き鳥に挟まっているネギはタマネギで、つきだしは「けんちょう」という煮物だった。美味しい。砂肝、普段全然好きじゃないのに美味しかった。少し街の端っこへ行くとたまに道に鹿がいるらしく、夜見ると突然道路に木が���えているのかと思ったら鹿の角、ということになり怖いらしい。『悪は存在しない』のことを思う。
2024.10.20
雨は止んでいてよかった。海と山。暴風。人が入れるように少しだけ整えられた森に入り、キノコを眺める。
元乃隅神社、123基の鳥居をくぐり階段を降りて海の近くへ。暴風でiPhoneを構えてもぶれて、波は岩場を越え海の水を浴びる。鳥居の上にある賽銭箱に小銭を投げたけれど届くわけもない。車に戻ると唇がしょっぱかった。
山と海を眺めてとても素敵なギャラリー&カフェに。古い建物の改装で残された立派な梁、屋根の上部から太陽光が取り込まれるようになっていて素晴らしい建築。葉っぱに乗せられたおにぎりと金木犀のゼリーを食べる。美味しい。
更に山と海を眺めて角島へ。長い長い橋を通って島。古い灯台、暴風の神社。曇天の荒れた海も美しいと思う、恐ろしい風や崖を体感としてしっかりと知らない。構えたカメラも風でぶれるし、油断すると足元もふらつく風、窓につく塩の結晶。
山と海を眺めて香月泰男美術館へ。友人が見て良い展示だったからもう一度来て見せてくれたのだ。
全然知らなかったけれど、本当に素晴らしい絵だった。油彩なのだけど、質感が岩絵具のようで、フレームの内側に茶色のあやふやな四角が残っているのがとても良い。
フレーミングする、バチッと切り取ってしまう乱暴さから離れて、両手の人差し指と親指で四角を作って取り出したようなまなざしになる。
山口県の日本海側の山と畑と空の景色、荒い波、夜の静けさや月と雲、霧の色を見てから美術館へ連れて来てもらえたから色と色の境目の奥行きを知る。柿はずっしりと重く、花は鮮やかだ。香月泰男やシベリア抑留から帰ってきた画家で、この前読んだ『夜と霧』の暗さと冷たさを思い返した。絵の具箱を枕にして日本へ帰る画家が抱えていた希望、そのあとの色彩。
夕飯は友人の知り合いのハンバーガー屋��んへ。衝撃のうまさ。高校生の時に初めて食べたバーガーキングの玉ねぎの旨さ以来の衝撃、20年ぶりだ。そんなことがあるのか。
2024.10.21
晴天。海は穏やかで、深い青、テート美術館展で見たあの大きな横長の絵みたい。初めて見た海の光。
海と山を眺めて秋吉台へ。洞窟は時間がかかるので丘を散策、最高。
風光明媚な場所にしっかりとした情熱が無かったけれど、「好きな場所だから」と連れていってもらえる美しい場所は、友人が何度も見るたびに「好きだなぁ」と思っただろう何かが分かり、それは私が毎日毎日夕陽を眺めて「まだ飽きない」と思っている気持ちととても近く、感激する。
今までの観光旅行で一番素敵だった。
道々で「このあと窓を見て」と教えてもらい、味わう。
ススキが風に揺れて、黄色い花がずっとある。山が光で色を変え、岩に質感がある。
山口市、常栄寺、坂本龍一さんのインスタレーション。お寺の庭園が見られる場所の天井にスピーカーが吊るされ、シンセサイザーの音を演奏しているのは色々な都市の木の生体信号だ。鳥の声や風の音と展示の音は区別されない。砂利を踏む音、遠くから聞こえる今日の予定。豊かなグラデーションの苔に赤い葉っぱが落ちる。
宇部空港はエヴァの激推しだった。庵野さん、私も劇場で見届けましたよ。
行きの飛行機は揺れたけれど、帰りは穏やかに到着、家までの交通路がギリギリだったため爆走、滑り込む。
東京の車の1時間と山口の1時間は違う。
何人かの山口出身の友人が通った空と道と海と山の色を知ることができてとても嬉しい。
「好きな場所」「好きな風景」ってどういうものなんだろう。
私が通う場所、好きな建築、好きな季節と夕陽。あの人が大切にしている場所に吹く風、日が落ちる時刻が少し違う、友人のいる場所。
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【JWST M57 環状星雲】ウェッブ宇宙望遠鏡の驚異的な眺め!宇宙の眼を見つめる鮮やかな「こと座」惑星状星雲
⭐️環状星雲「M57」ってなんですか?⭐️

環状星雲M57は、私たちからとても遠くにある、カラフルな宇宙のドーナツのようなものです。それを見ると、リングのような丸い形が見えます。だからリング星雲とも呼ばれています。しかし、このドーナツは私たちが食べるおいしいドーナツとは違い、ガスときれいな光でできています。この天体が特別なのは、私たちが夜に見る大きくて明るい星とは違うからだ。
このドーナツは、昔は明るい星だったのですが、星が古くなってガスが吹き出した形なのです。ドーナツの真ん中には、輝く小さな星の残りカスがあります。残りカスといっても超小型で本当に熱いのだ。
ドーナツの中の光は虹の色のようだ!このドーナツを見るのに、超ド級の望遠鏡は必要ない。手のひらほどの大きさの望遠鏡でも、丸い形を見ることができる。もう少し大きな望遠鏡を使えば、円を引き伸ばしたような形に見え、少し大きな望遠鏡を使えば、真ん中に少し暗い点が見えることさえある。本当に大きな望遠鏡があれば、真ん中の小さな明るい星を見せることができる。
特殊なカメラではドーナツリングの写真を撮ることができ、その写真にはさらに多くの色を写しだすことができる。まるでドーナツが、内側と外側で色合いの違うカラフルなドレスを着ているようだ!
今度、夜空を見上げるときは、遠くにドーナツがあることを思い出してください。 ドーナツは、夏の大三角のこと座にあるから簡単に見つけることができるんだ!
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リング状に見えることで超有名な惑星状星雲「M57」の全容が明らかになろうとしています。わたしたちの太陽がその役目を終える未来の姿を見ているとも言われています。ウェッブ宇宙望遠鏡は、その元の中心星が何であるのか?どのようにして驚異的な複雑な星雲を形作ったのか?詳細な解明に乗り出しました!
さきに公開された近赤外線画像に加え、中間赤外線装置「MIRI」による星雲マジックをどうぞご覧ください!
また、ウェッブによる5つの初フルカラー画像で公開された南のリング星雲「サザンリング星雲」の中心星の最新研究情報もご紹介しています。
▼南のリング星雲はこちらから▼ 【JWST 本格始動】ウェッブ初のフルカラー画像公開:サザンリング星雲特集 https://youtu.be/v0iN5hG-auw
📝目次📝 --------- 0:00 M57環状星雲とは 0:50 南のリング星雲の比較 1:26 ウェッブ近赤外線で見たM57 2:50 元の中心星とは 4:00 中間赤外線装置で見たM57 5:05 M57の3D立体構造 6:27 サザンリング星雲の追跡観測 8:30 ガイア衛星データの中心星 9:00 サザンリング星雲の5つの中心星 12:00 総まとめ 12:40 M57の中心9連星シミュレーション
どうぞ、最後までお楽しみください。
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アンケートや感想、いいねボタンも大変励みになります。 お気軽にご参加ください。
日々の星空ライフを充実したものに。 今後、人類のさらなる宇宙への挑戦を見守っていきましょう。
📣割愛・こぼれ話📣 ------------------ ▼まとめると、これらはM57や環状星雲と呼ばれる特定の惑星状星雲に関するものです。 カタログや観測者によって、同じ天体を指すのに異なる名前が使われています。
●M 57 リング星雲としても知られるM 57は、こと座にある惑星状星雲である。 「M」はメシエ(Messier)の略で、フランスの天文学者シャルル・メシエが編纂した天体リスト「メシエ・カタログ」のこと。57という数字は、カタログでの番号を示しています。
●ドーナツ星雲 M57環状星雲の別名。中央に空洞のある丸いリング状の構造で、ドーナツや煙の輪に似ていることから、この名がついた。
●NGC 6720 M57としても知られる環状星雲の NGC (New General Catalog) 名称である。NGCカタログは、天文学者によって観測され、カタログ化された様々な天体をまとめたものである。
●惑星状星雲 赤色巨星から放出された電離ガスの殻が膨張したもの。名前とは裏腹に、惑星とは何の関係もない。「惑星」という言葉は、初期の望遠鏡による観測で、遠くの惑星と大きさが多少似ているように見えたことから生まれたが、両者はまったく別の天体である。
●環状星雲 M57またはNGC 6720として指定されている星雲の通称。この名前は、中心核を囲む明るいリングや円形の構造として見えることに由来する。中心核は、星雲を形成するために外層を脱ぎ捨てた星の残骸である。
●リング星雲 円形またはリング状の外観を持つ星雲を指す一般的な表現である。特定の天体を指すものではありません。M57や環状星雲など、より具体的で���それらの特徴を持つ個々の星雲を特定するために使われます。
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📘資料・出典📘 -------------- ・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ・天文学辞典:天体に関する用語を3,000語以上収録・解説。 https://astro-dic.jp/ 【公式】公衆のためのWebbホーム https://webbtelescope.org/ 【公式】ハッブル宇宙望遠鏡ホーム https://hubblesite.org/home 【公式】ガイア衛星ホーム https://www.cosmos.esa.int/web/gaia JWSTがとらえたリング星雲 - アストロアーツ https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13153_ring
📀使用ソフト📀 -------------- ▼Space Engine –宇宙シミュレーターソフト http://spaceengine.org/ ロシアの天文学者でプログラマによる独自の3D宇宙空間 シミュレーションソフトウェアおよびゲームエンジン。 ※当動画は、Proライセンスを取得して配信しています。
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遠近両用メガネを眼鏡市場で購入
元々近視なので、コンタクト生活をしておりましたが、最近近くのものが見えにくいなあとうすらうすら勘づいていました。 歳を取って「老眼になると近視が治る」とか「近視の人は老眼にならない」とかいうオカルトにほんの少し期待していましたが、現実には近視は全然治らないし、コンタクトやメガネで矯正しちゃうと近くが視えにくいという状態になったわけです。(いやまだ歳をとっていないという可能性はあるかもしれないが!!) このままだと目の疲れが取れないなあと思っていたところに、近視の娘のために訪れた眼鏡市場で、遠近両用メガネのパンフレットを手にとってしまった���が運の尽き。「不便さを実感してからではなく(40代からの?)早いタイミングでの使用がオススメ」という文言にコロリとやられてしまいました。 自分のメガネ事情なのですが、家で一日中パソコンと睨めっこしているのが主な仕事なのに、(JINSで購入した)メガネだと…

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当選しましたー(T∀T) マジ嬉しすぎて酸欠 泣きそう、いや泣くだろ😂 #初 #正面 #観戦 #レンズアップル さん #愛してます #ハードの #遠近両用コンタクト #置いていますか #おやすみなさい #gojets #千葉ジェッツ (船橋アリーナ) https://www.instagram.com/p/B8bQJy3ls9F/?igshid=144rkz8higsiz
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#おはよ #イマソラ 05/01(日) #曇 #日光浴 #日向ぼっこ #セロトニン #30分 #治療 #朝食後 今日の予定は特に無い 午後から雨らしい #遠近両用コンタクト は #明るい場所 で#座って見る 設計 #寝ながら #iPhone だとうまく見えない #期待外れ だった… #双極 #双極性障害1型 #ラピッド #浜松 #睡眠記録 #fitbit https://www.instagram.com/p/Cc_qgu-PH-m/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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2021年3月27日(土)
朝RUN。
脚の疲労がなかなか抜けないなぁ。
コンタクトを処方してもらう為に、眼科へ。初めて遠近両用を試す。これで近くも見えるようになるな。

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なくさないように、しまっておいて
これは、俺が17歳か18歳か……ともかく、25年くらい前に書いた小説です。完全にオリジナル。横書きだけど「小説」の体裁を気にしていたようで、数字は漢数字になっています。 もしも、「ひきこもり生活」のひまつぶしになれば、当時のJK俺氏も、公開に踏み切ったおばちゃん俺氏も、うれしいです。 なくさないように、しまっておいて 「一七歳か……いっつも俺の前を歩いてくよなぁおまえは」 互いに部活動を早引けして、よく行く喫茶店でケーキを頼んでささやかなお祝いをした後、家でもお祝いがあるからと言う彼女を送るため、俺たちは電車に乗っていた。彼女の耳には小さなピアス。 「嘘。そんなに早歩きしてないよ、私」 くすくす笑って彼女が答える。ふわりと視線を窓の外にやりながら、指先で軽く耳のイミテーションパールに触れる。気にいってくれたみたいだった。良かった。 まだそんなに遅い時間ではなかったけれど、もう外はだいぶ暗かった。冬の足音が聞こえてきました、そんなコピーが世の中に氾濫する季節。彼女の大きな瞳に、窓の外を流れるネオンの光が次から次へと映っては消える。俺はその光にしばし見入っていた。この、生まれて初めての恋人を、俺はそれはそれは大切に想っていた。 橋にさしかかる。足元から、さっきより乱暴な音が響く。 「ねぇ見て。……川に月が映ってる。綺麗」 急に言葉をかけられて、その瞳に見入っていた俺はちょっと動揺する。 彼女の視線は変わらず外へ向いていた。……綺麗だった。満月を二日ほど過ぎていただろうか、それでも輝きは衰えていない。いや、これから欠けていくことを知っているから、必死で光を放っているように見えた。 今度彼女の瞳に映るのは、……何もない、闇。月明りが包み込む、優しい闇だった。 おまえはあの時、なにを想ってたんだろう? そしてあの夜、なぜあの川へ消えてしまったんだろう? 水面に揺れる月が、おまえを呼んだのだろうか……。 俺は、結局大学へは行かなかった。高校一年の時親父に連れて行かれたバーで働いている。バーテンダーの見習い(もう見習い歴三年だ……はぁ)である。親父の友人であるマスターは優しいけれど、仕事にはとにかく厳しい。マスターの奥さん(一水〈いつみ〉さんっていう)は、静かな言葉で容赦なく叱るマスターと叱られる俺を横目で見ながら、料理を用意し��り気が向くとピアノを弾いたり。お客もいい人ばかりの、雰囲気のいい店だ。 「バーっていうより『溜まり場』っていう感じの、アットホームな店でな。俺の友達の店で、“サンクチュアリ”っていう店なんだけど。お前が行っても誰も咎めたりしないと思うんだ。どうせ初めて飲むなら、いい店でいい酒を飲むべきだっ」 そう力説した親父は、酒好きの遺伝子を俺にくださった(お袋もか)。 「瞳〈あきら〉くーん、バイオレットフィズ頂けるかしら」 「はい、かしこまりました。沢渡さん好きですねぇバイオレット」 「若い頃から好きでねー。必ずっていうほど飲んでたわ」 「あっ、やっぱり遊び回ってたんですか?」 なにーっ、と怒ってる沢渡さんは、思わずママー水割り頂戴っと言いたくなる風貌だけど、実は売れっ子の脚本家。この間のドラマも最高視聴率三〇パーセント!なんて出してたから、顔が知られてしまって迂闊に出歩けやしない、と嘆いている。“サンクチュアリ”は駅前の繁華街より少し奥まった所にあるから、そんな業界人もよく来る。(ちなみに俺も沢渡さんのドラマは好きで、欠かさず見ていたりするので、やっぱり嬉しい) 「一水さーん、ピアノ弾いてよー」 「あっオレも聴きたいーっ、弾いて弾いてー」 駅前公団住まいのサラリーマン二人が、ちょっと頬を赤くしてテーブル席から声をかけた。一水さんはそうねー今日は弾いてなかったぁねー、なんて言いなが���洗い物の手を止めてカウンターを出る。 “サンクチュアリ”のウリのひとつが、一水さんのピアノだ。音大を出てるだけあって、腕前は一級だし、レパートリーも幅広い。 広くはないはずの店内に置かれたグランドピアノ。これだけ大きいのに、それほど圧迫感がない。 紫色の飲物を沢渡さんの前に置くと、静かにピアノが鳴りだした。 「……あれ、これって天気予報?」 カウンターにいた二人連れの女性たちが、はたと顔を見合わせる。俺も好きな曲だけど、やっぱり天気予報のイメージが……。 「おっ、ジョージ・ウィンストン」 おっと、お客だ。先にマスターが声をかけた。 「いらっしゃいませ。久し振りだねー、林くん」 「えぇ、昨日だったんですよ初コレクション。忙しかったんで」 林さんも常連の一人だ。ファッションデザイナーをしていて、最近独立したそうだ。そっか、じゃあ顔見せないはずだ。 男の人がもう一人と、女の子……年は俺と同じ位、かな……? 強い瞳。誰かに、似てる? 「あらら、こんなところでひなたちゃんにお目にかかれるとはねぇ」 沢渡さんがそう言った。 「知ってる人ですか?」 「えっ瞳くん知らない��? 藍川ひなたっつったら今一番旬なモデルよ。そっか林小吉のコレクションに出たのねー。見たかったわー。ちょっと挨拶してこよっと」 沢渡さんはそう言って林さんのテーブルのほうへ行ってしまった。えーと……。 「瞳、暇なら林さんとこオーダー取って来て」 マスターに言われて、はっと我に返る。 誰に似てるんだろう? いや、そんなこと差し引いてもかなりの美人だ(モデルなんだから当たり前か)。 「ご注文はお決まりですか?」 「お、瞳くん久し振り! まだマスターに怒られてんの?」 「いいかげん回数は減りましたよぉ。林さんこそ忙しそうですね……あっ、独立おめでとうございます」 「サンキューっ。あ、オーダーか、ちょっと待ってくれよ……」 いつもは結構落ち着いたクールな雰囲気の人なのに、なんだか陽気だ。そりゃそうだ、ついに念願の独立! だし。 沢渡さんはいつの間にか例のひなたとかいう子と話し込んでた。 「あれ、じゃあひなたちゃんて瞳くんと同い年?」 「え、あきらくんて?」 「この方よー。ここのバーテン見習い」 「え?」 こちらを見上げたところに、思い切り視線を合わせてしまった。 あ。 わかった……誰に、似ているのか。 「あきらくんて、いうんだ?」 「あ、ええ……そうです」 ぎこちなくなっちまったかな。 「すごいのよー、漢字でヒトミと書いてあきらって読むの」 うわ、綺麗な名前ーっと彼女が驚く(大抵俺の名前を一発で読んでくれる人はいない)。 俺はどうしようもない想いに駆られていた。 そうだ、彼女、玲子に似てるんだ。俺の、今まででたった一人の恋人に。 玲子は一七歳の誕生日の夜、家族でお祝いをした後、皆寝静まった後に一人家を出た。もちろん翌朝は大騒ぎだった。家族が捜索願いを出した直後、この街を二分して流れる川に女性が浮かんでいると住民から通報があった。……玲子だった。 玲子は前の晩食事をしたときのまま、高校の制服を着ていた。着衣の乱れは全くなく、外傷なし、争った跡もないことから、自殺と断定された。遺書も日記も見付からず、理由は全く判らずじまいだった。 玲子は学校では人気者だった。明るくて芯の強い子だった。誰もが彼女のことが好きで、彼女も皆のことが好きだった。俺たちは同じクラスで、いつもクラスの中心にいて校内と教室を忙しく行き来する彼女に、俺も好感をおぼえていた。そんな彼女が俺に告白してきたのは、あれは夏休みが目の前に迫った頃。俺は剣道部の練習を早めに抜けて、誰もいない教室で荷物を片付けて休んでいた。(前の晩親父と飲んでいたから、暑さに負けて気分が悪かったんだ) 誰かが、開け放した後ろのドアから入ってきた。 「……西条くん? どうしたの、部活は?」 「あー勝海さんだー……駄目��、頭がくらくらする」 「大丈夫? 熱射病?」 玲子はそう言って心配そうに俺の顔を覗き込んだ。 「……ねぇ、いきなりだけど、西条くん今彼女いる?」 「へ?」 まさかあの人気者勝海玲子が俺なんかのことを好きだったなんて思わなかったから、間抜けな返事をしたっけな。玲子は二人のことを隠すこともなく、いつの間にかクラス公認、校内公認になってしまっていた。 玲子は成績も良かった。これなら六大学だって平気じゃないか、との評判だった。 だから、誰も信じられなかった。玲子が自殺するなんて。 今でも時折思い出す。水に濡れたおまえの耳に淡く光ってたイミテーションのパールと、あの夜水面に揺れていた月。 その度に怖くなる。あの偽物の宝石と、欠けていく月の光が、記憶の中で引かれ合い、繋がって、一つになっていくんだ。俺があのピアスをあげなかったら、おまえは月に呼ばれたりしなかったんじゃないか。馬鹿らしいといつも思い直すけれど、やっぱりそんな気がして、急いでしまい込む。 「瞳くん、なにか作って?」 あ。玲子の眼だ。 「瞳くん? おーい仕事中だぞ、ぼーっとするなー」 「……あっ、すみません」 ひなたさんだった。俺はカウンターの中に戻っていたんだ。いつの間にかひなたさんと沢渡さんがトレードしている。沢渡さんは林さんたちと楽しげに談笑していた。 「なにかって言っても、俺たいしたもの作れないよ」 「いいよ、なにか得意なの作って」 得意なのって言ってもな、まだマスターのOK出るのも三分の一の確率だし……とりあえず、モスコミュールなら平気かな。 「はい、どうぞ」 ひなたさんはきれいな指でグラスを受け取って一口啜ると、満足そうに微笑んだ。あまりモデルっぽい笑い方じゃなくて、ただの女の子の顔だった。 「おいしい! たいしたものじゃないの、これって」 「マスターはまだまだだって言うけどな」 「ふぅん、厳しいんだね……」 また一口啜った。よく見ると、どうもノーメイクみたいだ。つまりそれは、素顔だって十分きれいだってことで……すごいな。 「ねぇ瞳くんて、結構もてるでしょ?」 「えーっ?」 「かっこいいもん。ねーねー、彼女は?」 彼女、か。そういや、作ろうとも思わなかったな……。 違う。いらなかったんだ。 「いないよ」 「あ、そうなんだ? なんだ、皆見る目ないなあ……」 この店気にいっちゃった、また来るね、なんて言ってひなたさんは帰っていった。 その三日後に来たのを皮切りに、ひなたさんは本当によく店に来た。ほとんど二日に一遍である。初めと違って、毎回一人だ。 その日は日曜日で、マスター夫妻が次の日から旅行に行くと言い出した。早春の京都に行くそうだ(いいなあ)。自然、店は二人のいない三日間休業である。 「こんばんわぁ!」 「おっ、いらっしゃいひなたちゃん。今日は仕事休みかい?」 「ええ、明日からまた雑誌の撮影ですわー」 ひなたさんは“サンクチュアリ”に来るときはいつもノーメイクだ。そしていつも、カウンターに立つ俺の前に座る。なんだかそれだけで、店��中の雰囲気が少し変わる。モデルだからかな、なんて思うけど、そうじゃない。ひなたさんだから、周りの空気を変えることができるのだと思う。そしてその空気は、日なたのように暖かく居心地がいい。店の常連さんたちとも、すっかり仲良くなってしまっていた。 「瞳くん、いつも作ってくれるの、頂戴」 「かしこまりました」 あの日作ったつたないモスコミュールを、ひなたさんは妙に気にいってくれていた。 ──ありゃ、空っぽだ。 「ごめんちょっと待っててくれる? 酒足りないから取ってくるわ」 カウンターの奥へ回ると、同じことをしていたマスターが声をかけてきた。 「なあ瞳、ひなたちゃんって可愛いよなあ?」 「そりゃあそう思いますけど……どうしたんですかいきなり」 「瞳は今彼女いないんだろ?」 「だからどうしたんですって」 「いや、ひなたちゃんて瞳のこと好きなんじゃないかなあ、なんてな」 「はぁ!? 嘘でしょー」 嘘でしょー、とマスターの手前そう言ったけど、……どうもそうらしい。俺が暇になってカウンターの内側でグラスを磨いたりし始めると、俺にいろんな話をさせる。昔のこと、今のこと、趣味、いろいろ……。ひなたさんは人に話をさせるのが上手くて、しかも聞き上手だから、喋るほうもつい気分が良くなっていろいろ喋ってしまう。 「はい、お待たせ」 「ありがとう。ねぇ、入り口のところに貼ってあったけど、明日から休みなの?」 「うん、そう。三日間ね。あれっでも明日から仕事なんでしょ?」 「夕方には終わるもん。なんだ、明日から瞳くんに会えなくなるのか……」 何も言えなくなってしまった。胸の中に、忘れていた暖かみが戻ってきたような気がした。 同時に、眼の奥に淡い光が蘇る。それは冷たくて、胸の暖かさはすうっと冷めていく。白く、水に濡れて光る。白く、白く、光る。 「残念?」 やっと口を開いた。 「うん……でも、瞳くんも休みたいもんね。そりゃー仕方ないし」 素直な子だな……なんて、妙に感心した。俺はその日、上手くすりぬけて他の客の相手をして、その後ずっとひなたさんとは目も合わせなかった。 街を流れる川は、俺の好きな場所でもある。 この街の大抵の人が、幼い頃にはあの川で遊んだという記憶を持つ。街中だから釣りをする大人たちもほとんどいない。なぜかこの街の小学校は川沿いにあることが多いので、暖かい季節になると子供たちは遊び場を校庭から川へと移す。俺も、そうだった。小さい頃からあの川で遊んでいて、当然のようにあの川が好きだった。 その川へ、玲子は消えた。 どんな風に? 制服を着たまま──紺のブレザーに同色のボックスプリーツのスカート、赤いリボン、玲子はそれがとても良く似合ってた──俺がプレゼントしたピアスも、つけたまま。裸足で。あの夜は冷たい風が吹いていた……。 堤防から、川べりへ降りる。手前の方はまだ浅い。本流から枝分かれして、川というか水溜まりを作っているんだ。そこを白く細い足が横切る。ぴちゃ、ぴちゃ。ぬめっとした陸地を通り過ぎると、目の前を川が流れる。足元の小石に���意しながら、水の中へ、一歩、一歩。そう、このあたりから急に深くなる、もっと進むと流れに巻き込まれる……。 玲子の髪が、揺れた。 「瞳く────ん!!」 「えっ?」 振り返る。堤防の上に、……ひなたさんがいた。俺は、川の中に立っていた。ジーパンが膝まで濡れていた。 「なにしてんのーっ、まだ寒いんだから、風邪ひくよーっっ!」 おかしいな、店しめて、帰ろうと思って、それで……いつの間にか、家へと向かう角を逆に曲がっていた。川へ、足が向いていた。 まだ春は遠いようで、本当に水は冷たかったから、俺はすぐに川から出て、堤防の上にいるひなたさんの所へ歩き始めた。川は俺を呼び戻そうともせず、ただ淡々と流れているようだった。 「どうしたの瞳くん? びっくりしちゃったよあたし」 「いや、俺もよくわかんない……」 ひなたさんの家は川沿いにある一軒家だそうで(こんな郊外にもモデルは住むのだなと妙なことを考えた)、あの後家に帰ってまた犬の散歩に出てきたのだと言った。ばくという名(笑)のその犬は、人懐っこく俺の足元にまとわりついてきた。 「いくらなんでも、こんな時間に散歩してたら危ないよひなたさん」 俺は、しゃがみこんでばくの頭をなでながら見上げて言った。 「……瞳くん、ほんとに今彼女いないんだ?」 「……いないよ」 今日は月が出ていない。良かった。 「あたし、瞳くんのこと好きだよ」 柔らかい風が吹いた。川の中に月がある。俺は立ち上がる。 「ごめんね」 「どうして? どうして謝るの? あたしはただ、瞳くんのことが好きなだけ。別に付き合ってなんて言わない、瞳くんが嫌なら」 「違うんだ。好きに、なれないんだ」 「……え?」 眼の奥の冷たい光を見ないようにして、俺は言葉を押し出した。 「昔、恋人を亡くしたんだ。一七歳の誕生日の夜、この川に入って自殺した」 大きいひなたさんの眼が俺を見ていた。俺はその眼を見返すことができなくて、川の向こう岸を走る車たちの流れるライトの光を見ていた。 「家族も、もちろん俺にも、理由が分からなかった。学校では人気者で、成績も良かったし。俺といる時にも、いつも笑ってた」 ばくが足元にじゃれつく。 「わからないんだ……あいつが、どうして死んだのか。それを考え始めると、もう眠れなくなるし……でも、考え続けなければいけない気がするから。だから、誰も、好きになれないんだろうなって」 「……でも答えはないんだよ?」 ひなたさんが言った。俺はその顔を見ないようにして、帰るために堤防を降りた。 正直なところ、そんなことひなたさんに言ってほしくなかった。玲子のことを、彼女は全く知らないのだから。──話した俺が悪いのだ。 「瞳くん!」 俺の背中へ、ばくも、寂しげに鳴いている。 「あたしは、遠慮なんかしないからね!」 今日の夜には、マスターたちはこっちに着くはずだ。駅まで迎えに行こう、と何十杯目かのカクテルの味を見ながら思う。“サンクチュアリ”で働き始めてもう三年が経とうとしている。もうなんだか、マスターと一水さんが親のように思えてしまう。生んでくれた両親とは別の、両親。 マスターからはいつからか店のスペアキーを貰っていた。最初��怖くて仕方なかったけど、だんだんその怖さは気持ちのいい熱い緊張感に変わった。信用してもらっていることが嬉しかった。 マスターには、二人のいない間カウンターに立って練習をしたい、と頼んでおいた。明日からまた店を開けるから、今日は一水さんが頼んでおいた料理の材料も届く。だからいてくれると助かるなぁ、と一水さんが言ったのもある。まぁ毎日来ていたりするのだけど。 半地下になっているせいで、この店の裏口はない。(強いて言えばマスター夫妻の居住スペースに通じるドアくらいか)だから入り口のドアは『CLOSED』の札を出して、天気もいいから開けっ放しにしておいた。 店にはBGMをかけられる設備がない。ピアノがあるからだけど、俺はピアノが弾けないし、弾きながらシェーカーを振るのは無理だ。だから家から小さいラジカセを引っ張り出してきた。古いラジカセは、必死に音を出してくれている。 おっ、今回はいいかもしんない。ちょっと気にいったので、一杯飲み干すことにした。 ピアノの前の椅子に座る。ここに座って後ろを見ると、店内が見渡せるんだ。背もたれつきの椅子にまたがるように後ろ向きに座った。 なんだか疲れた……。三日間、毎日このカウンターに立って練習をしていた。店を開けているときは必ずしもシェーカーを振り続けているわけじゃない。こんなに酒というものに向かい続けたのは初めてだ。それでも納得のいくものなんて、──あったかな? なかったかもしれない。もしかしたら、マスターだって自分にOKなんて出してないんじゃないか、そんな気がした。 ふわりと風が入ってきた。まだ寒いけど、必死でやっていたからそうは思わなかった。心地いい。 グラスを持ったまま、軽く目を閉じた。 「今日はお休みじゃないの?」 あったかい。 目を開けると、ドアのところにひなたさんが立っていた。青空のかけらを従えて。 「お休み。俺だけだよ」 柔らかい笑顔を俺に向けると、いつも通りカウンターに座った。そしていつも通り、 「瞳くん、いつも作ってくれるの、頂戴」 俺もいつも通り、カウンターに立つ。 「じゃあさ、これ飲んでみて。いままででいちばん、かもしれない」 ほんと? そう言って、嬉しそうにグラスを受け取る。一口含んで、ひなたさんは驚いた顔をした。 「これ、いつもの?」 「そ、いつもの」 「……別のものみたいだよ? ほんとにおいしい」 しばらく、俺たちはお互いに黙っていた。ひなたさんはゆっくり、ゆっくりグラスを空けた。そして、脇の椅子に置いたリュックから、一冊のアルバムを取り出して一枚一枚めくると、俺の前に置いた。 「この子でしょ、瞳くんの亡くなった彼女って」 ……控え目な笑顔を浮かべるひなたさんの隣で、──玲子が、笑っていた。ひなたさんの人差し指が指しているのは、玲子だった。 「……話聴いててさ、もしかして、って思ったんだ。玲子は彼氏ができたなんて一言も言わなかったから、違うかと思ったんだけど、あの川で自殺したなんて話他に聞いたことないし。で、気になっておととい玲子の家に行ったんだ。おばさんに会って、昔話なんかして、玲子って彼氏いたのって訊いたら、『あら、ひなたちゃん知らなかったの? 高校の同じクラスの子だって言ってたわよ』だって。それで、やっぱり玲子だったんだなって。 あたしと玲子って、幼馴染みなんだよ。幼馴染みどころか、誕生日も、生まれた病院も一緒でさ。だから親同士も仲いいの。でも家は遠くてね、同じ学校に行ったことはないんだ。 なのによく一緒に遊んでた。お互いの学校の話したりして。どっかで、似てたんだろうね。誕生日も、生まれたところも一緒だから、なんか、特別だったの、お互いが。好きな本だとか、音楽だとかも、よく似てた。 でもね、中学に上がった頃、玲子が物凄い反抗期になっちゃったの。家にいたくない、お父さんもお母さんも大嫌いだって、よくうちに逃げて来て、泊まっていったりしてた。一年くらいで落ち着いたけどね。そしたらあたしはそういう玲子を真近で見てたから、親に反抗なんてしなくなっちゃった。そこから、あたしたちの性格は正反対になった」 俺はじっと聴いていた。ひなたさんの遠い眼を見ながら、ゆっくりとカクテルを作り始めることにした。瞳くんも知ってるだろうけど、そう言って俺の眼を見返して話を続ける。 「玲子は明るくて元気で、強かった。二年生の後半だったかな、クラス委員に立候補したなんて聞いたから、驚いたよほんと。自分が楽しいことが一番だった玲子が、だもの。あたしは『世のため人のため』なんてカケラも考えなかったから、信じられなかった。そしたら玲子なんて言ったと思う?『皆が楽しければ私も楽しいよ』って。忙しいよ、疲れたよ、辛いよって言いながら、死ぬまで皆のために頑張ってた。それでも、充実してるっ! って顔してたもん、負けたわー、って思ったんだほんとに。 あたしは逆に、何もできなくなったの。玲子のそんな姿を見ていて、自分には何もできない、あんなに強くない、って諦めちゃった。とりあえず周りの皆と一緒のことしてれば生きていられる。そう思ってた。 そうしたら、玲子は急に自殺しちゃった。なんでだか、さーっぱりわかんなかったよ、あたしにも。 ……でもね、だんだん、わかったの。もしかしたら、玲子は疲れちゃったんじゃないかって。おばさんも言ってたけど、玲子、行きたい大学だとか、将来の話って全然しなかったんだよ。そうじゃなかった?」 氷をグラスに入れながら、俺は何も言わずに頷く。 「だよね。怖かったんだと思う。だって、自分は皆が、皆と、うまくやって行けるようにって、それだけやってきたんだもん。周りはそれに甘えて、玲子が頑張ってる間に、いろんな夢を見て、それに向けて歩き始めてる。玲子には、その時その時を頑張るだけで精一杯なんじゃなかったのかな。それで疲れて、怖くなったんじゃないかなって、そう思ったの。 ……瞳くんのこと、どうして教えてくれなかったのかなって考えた。なんでだと思う?」 さあ、わかんないな。俺は首を軽く傾けてみせた。 「悔しかったのかもね。あたしさ、高校に入った時に、少しでも自分を変えたくって、ロングヘアをばっさりショートにしたんだ。で、美容院で眼鏡外した時、美容師さんが『眼鏡、外したほうが可愛いじゃない!』って言うのよ。半分お世辞だったろうけど、妙に褒めてくれて、なんだか気分良くなっちゃって、コンタクトにしたんだ。んでその勢いでオーディション受けたらこれが大当たりしてさ。もしかしたら、そんなあたしが玲子を余計苦しめてたのかもしれないんだ……」 どこかで、玲子が笑った。 「そんなことないと思うな。玲子さ、死ぬちょっと前、俺と一緒にいたんだ��。その時、誕生日の同じ、大切な親友がいるんだって初めて教えてくれたんだ。じゃあ今日一緒にお祝いしたかったんじゃないのって言ったら、その子は今日暇が取れないから、──仕事だったんでしょ、ひなたさん。──昨日二人でお祝いしたの、特別だから二人きりで、って嬉しそうにしてたよ」 やわらかくて甘い桃のカクテルを作った。ピンク色の液体をグラスに注いで、ひなたさんの前に置く。 「ありがと。瞳くんは?」 「俺は、これ」 バーボンをロックで。きれいに調和したカクテルもいいけど、たまにはこんなシンプルな味もいい。 「乾杯、しようか」 「何に?」 ひなたさんの眼には、桃のカクテルと似たような涙が浮かんでいた。きっと、甘いだろうな。なぜかそう思った。 「玲子に」 次の日から、“サンクチュアリ”はまた営業を始めた。マスターは、時々俺に難しいカクテルも作らせてやる、と言った。一水さんも、モスコミュールは一級品だね、うちの旦那より上手いかも、なんて言った。そしてなんと、それは俺の特別カクテルにされてしまったのである。ひなたさんが『Eye's Cocktail』なんて名前をつけてくれた。瞳のカクテル──俺の、カクテル。そうさせたのは、ひなたさんだ。 そのひなたさんは、やっぱり二日に一遍は店に顔を出す。そして、いつもこう言う。 「瞳くんのカクテル、作って?」 ある日、ひなたさんがこう言った。 「ねぇ、今でも玲子のこと好き?」 俺は、全く迷うことなく答えた。 「好きだよ。きっと、いつまでもね」 「良かった。あたしも玲子のことずっと好き。でもね、瞳くんのことも好きなんだ」 ひなたさんはそう言って、日だまりのように笑った。そしてその日だまりが、眼の奥に冷たく光る白く淡い光を、ゆっくり、ゆっくりあたためていくのを、俺ははっきりと感じながら、より良い調和を作り出そうと、毎日を過ごす。 冷たい真珠色した月をあたたかい光で包むことができたら、それを心のいちばん大切なところにしまい込んで、俺はまた恋をしてみようと思う。 なくさないように、しまっておこう。
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<HTML> <HEAD> <TITLE>最初の働きアリが羽化してから</TITLE> </HEAD> <BODY TEXT="#000000" BGCOLOR="#FFFFFF" LINK="#2a04ff" VLINK="#ff0a11" ALINK="#FFFFFF"> <H1>最初の働きアリが羽化してから</H1> <IMG SRC="07041.jpg"><P> <TABLE BORDER=0> <TR><TD> 7月6日<BR> 朝、働きアリは3匹になっていた。穴は掘っていなかった。ベランダに出し、外界に通ずる穴を開放した。ガラスの内側に土がこびりついて中が見えにくくなっていたので、3枚目のガラスを横から入れ、元から付けていたガラスを押し出すようにして入れ替えた。横の木材が細かったので、容器全体がきしんでアリがあわてていた。働きアリのうち1匹は羽化したばかりらしく繭の上でじっとしていたが、他のアリは繭を持ち上げられるようになっていた。でも、女王アリを含め、繭をどこに集めるかとかどこに穴を掘るかとかは、1匹ごとにバラバラに仕事していた。外に通ずる穴の周りに砂糖をまき、放っておいた。<BR> <BR><HR> 7月7日<BR> 働きアリは3匹とも働いていた。女王アリは繭の上でじっとしている。穴は暗い方のガラスに沿って掘られていたが、途中らしく女王アリも繭も地面の上にある。砂糖の状態から、外にはまだ出ていないらしい。穴が小さかったかもしれない。ドクガとクロナガアリの女王アリの死骸を置いておいた。<BR> <BR><HR> 7月14日<BR> 巣の深さは5cmくらいで、幼虫がちらっと見られた。働きアリが巣の外を歩いていたが、外界には出ていなかったので、容器のふたを外した。そのままだとガラスが両脇に倒れてしまうので、洗濯ばさみでごまかした。そのうちふたの穴を広げて付け直そうと思う。<BR> <BR><HR> 7月18日<BR> 働きアリが5・6匹はいる。8mmくらいの大きめの働きアリもいる。どのアリも腹が膨れていたので、砂糖のところまでは餌取りに行ったのだろう。ガラスに土がこびりついて中が見にくかったので、反対側のガラスも換えようとしたら、土が一緒にスライドし巣がつぶれてしまった。あわてて戻したが、巣がぐちゃぐちゃになってしまった。<BR> <BR><HR> 7月20���<BR> ガラス換えに再挑戦した。巣は原形をとどめないくらいに破壊されたが、アリは無事だった。手のひらをガラスで切った。女王アリが土の下敷きになったが、働きアリは1匹を除いて掘り起こそうとしなかった。「女王アリが下敷きになっている」などという情報は伝達できないのだろう。結局自力で這い出した。<BR> <BR><HR> 7月21日<BR> 巣の元の入り口は18日のガラス替えでふさがっていたのだが、20日のガラス替えでできた巣と外をつなぐ割れ目が、働きアリによってふさがれていた。餌はどうするのだろうか。腹が減ったらまた掘り返すのだろうか。<BR> <BR><HR> 8月5日<BR> 久しぶりに水をやった。日陰に置いてあるためか、なかなか乾かない。働きアリは5匹ほど、繭や大きい幼虫もそれくらいいた。女王アリの腹が小さいのが気になる。外に砂糖をばらまいておいた。巣のそばのクモの巣は、一応壊しておいた。捕まえたクモはベランダの外に放り出した。<BR> <BR><HR> 8月13日<BR> 1週間ぶりに山から帰ると、土が少し乾いていた。本当は容器の下を水に沈めて毛細管現象で土を湿らす予定だったが、面倒なので上から水を流した。巣に浸水するとアリが土を巣の壁のあちこちに付けて、巣の中が見えにくくなってしまう。巣から離れたところに慎重に水を注いだ。巣が容器全体に広がるまではこの方法で水をやろう。繭や幼虫は何個も見えたし、女王アリの腹もそんなに小さくなかったが、働きアリが4匹しか見えなかったのが気になる。付近のクモの巣を掃除していったら、クモの巣にかかった働きアリを1匹見つけた。<BR> <BR><HR> 8月28日<BR> いつの間にか部屋が容器の一番底にあった。水をやっていないのに土が湿っていたので、大雨の時浸水して、慌てて掘ったのだと思う。働きアリは3匹。繭は1個。女王アリの腹は限界まで小さくなっている。1匹の働きアリが幼虫を咬んでいた。いつまでもつだろうか。一冬も越せずに終わるかもしれない。なんかいい手はないものか。<BR> <BR><HR> 9月14日<BR> 土がからからに乾いていたので、慌てて水をやる。働きアリ1匹。小さな幼虫2匹。女王アリの腹は何を食べたのか少し膨らんでいる。<BR> <BR><HR> 9月15日<BR> 玄関に落ちていたゴミムシの死骸を容器の中に入れておいた。もっと早くから餌をやっておけばよかったかもしれない。<BR> <BR><HR> 9月19日<BR> 女王アリも働きアリも消えていた。餌取りから帰らない働きアリを待てず、自ら餌取りに出掛けたと思われる。部屋の真ん中には小さな幼虫2匹がぽつんと。地表に通ずる穴は、女王アリが通れるぎりぎりの大きさに広げられていた。穴��ら10cmに置いたゴミムシの死骸は手が着けられていなかった。ひょっとして戻ってくるかもしれないので、幼虫が生きている間はそのままにしておく。<BR> <BR><HR> 9月23日<BR> やはり女王アリは帰らない。幼虫はそのまま。ゴミムシにはかびが生えていた。(だから餌はむやみと容器に入れるべきではない。土が腐ってアリが病気になる。)<BR> ここまで早く働きアリが減るとは思っていなかった。何が悪かったのだろうか。容器だろうか。餌のやり方だろうか。幼稚園の頃から何度も飼おうと試みてきたのに、未だに1年以上飼うことができない。難しいものだ。<BR> </TD></TR></TABLE> <BR><HR><ADDRESS>高橋 秀徳/[email protected]<BR> Mail:[email protected]</ADDRESS><P> </BODY> </HTML><HTML> <HEAD> <TITLE>クロオオアリとは</TITLE> </HEAD> <BODY TEXT="#000000" BGCOLOR="#FFFFFF" LINK="#2a04ff" VLINK="#ff0a11" ALINK="#FFFFFF"> <H1>クロオオアリ(アリ科・膜翅目)<ADDRESS>Camponotus japonicas Mayr</ADDRESS></H1> <IMG SRC="joouari.gif"><IMG SRC="haarimes.gif"><IMG SRC="haariosu.gif"><BR> <TABLE BORDER=0> <TR><TD> 左から、女王アリ・若い女王アリ・オスアリ。<P> 体は黒色で光沢は少ない。よく見ると褐色の剛毛が有り、特に腹部末端に多い。頭楯は円味を帯び、少し突出する。最も普通に見られるアリで、乾燥地を好み巣を作る。日本・朝鮮・中国等に広く分布する。羽蟻は5~6月に飛び出す。<P> 女王アリ 体長17mm 開張36mm<BR> オスアリ 体長10mm 開張21mm<BR> 働きアリ 体長7~13mm<BR> </TD></TR></TABLE> <BR><HR><ADDRESS>高橋 秀徳/[email protected]<BR> Mail:[email protected]</ADDRESS><P> </BODY> </HTML>
<HTML> <HEAD> <TITLE>最初の働きアリが羽化するまで</TITLE> </HEAD> <BODY TEXT="#000000" BGCOLOR="#FFFFFF" LINK="#2a04ff" VLINK="#ff0a11" ALINK="#FFFFFF"> <H1>最初の働きアリが羽化するまで</H1> <TABLE BORDER=0> <TR><TD> <A href="05250.jpg">5月25日</A><BR> 午後6時、家へ帰ろうとしていたら、目の前をクロオオアリの女王アリが歩いていた。結婚飛行を終え、羽を切って巣作りをする場所を探しているらしい。思わず捕まえてしまった。体をつままないように、両手で追い込んで手に登ってくるようにしむけた。ルーズソックスの女子高生がPHSでしゃべりながら脇を通り抜けていく。ちらちらとこちらを見るが、僕の知ったことではない。両手を合わせて空間を作り、そこに納めて家路についた。<BR> 小さな瓶に入れた。湿らせた脱脂綿を入れ、砂糖をひとかけら入れた。結婚飛行を終えた女王アリは、もう使うことのない胸の筋肉を溶かして子供を育てるが、餌を与えた方が子育てがしやすくなる。<BR> <A href="05251.jpg">触角の掃除</A>。<A href="05252.jpg">足の掃除</A>。<A href="05253.jpg">掃除で得た体表ワックスなどを口に運ぶ</A>。<BR> <BR><HR> 5月26日<BR> 朝、まだ卵を産んでいなかった。脱脂綿の余分な水分を取り、お椀をかぶせて暗くした。夜、まだ卵を産んでいなかった。よっぽど巣のえり好みの激しい個体だと思われる。ティッシュペーパーを軽く丸め、容器に詰めた。ティッシュを適当にかみちぎって部屋を作り、産卵してくれることを願う。写真撮影はあきらめた。<BR> <BR><HR> 5月27日<BR> 夜、まだ卵を産んでいなかった。ティッシュの余分な水分が逃げるようにした。<BR> <BR><HR> 5月28日<BR> 朝、まだ卵を産んでいなかったので、8割ほど土を入れたジャム瓶に移し、薄暗いところにおいた。夜、穴を掘らずに卵(長径1.2mm、短径0.6mmのソラマメ型。白色だが、中心から少しずれたところが1ヶ所黄色くぼんやりしている。)を2個産んでいた。もとの小さな瓶に入れ、今度は脱脂綿を堅く絞って入れた。卵はつるつるでお互いくっつかないため、針の先で移すのに苦労した。アリは目が悪いので、顎から落としてしまった卵を触角でさがす様子は、落としたコンタクトをさがす人に似ている。触角の先に触れないと認識できないらしい。<BR> <BR><HR> 5月29日<BR> 朝、卵はそのまま。小さな瓶は居心地が悪いと見えて出口を探していたが、時々戻って卵をなめていた。夜、卵が3個になっていた。<BR> <BR><HR> <A href="05301.jpg">5月30日</A><BR> 朝、卵が6個になっていた。落ち着いたようなので、撮影した。夜、卵は脱脂綿の上に移されていた。<BR> <BR><HR> 5月31日<BR> 夜、脱脂綿に水を2滴落とした。アリは卵をなめるとき、顎ではなく2本の前足で押さえながらなめている。<BR> <BR><HR> <A href="06010.jpg">6月1日</A><BR> 1:50頃、ふと見たら足を踏ん張り体を軽く曲げた状態で1回けいれんした。そのまま見ていたら、腹を曲げて触角で腹の先端を探りながら口でなめ始めた。ゆっくりと白い卵が出てきて、1~2分ほどで産卵し、顎でくわえて他の卵の所へ持っていった。数えたら卵は8個だった。<BR> <BR><HR> <A href="06030.jpg">6月3日</A><BR> 夜、外泊から帰ってきたら卵が11個になっていた。しかし女王アリの様子がおかしい。じっとして動かない。よく見ると脱脂綿が乾いていた。堅く絞ったので、保水量が足りないらしい。スポイトで水を与えたら与えすぎて、女王アリは浸水と思い、土のかたまりを移動したり脱脂綿にかみついたりと慌てだした。自然状態でも雨で浸水すると、掘った土で浸水箇所をふさぐのだろう。脱脂綿に吸収し切れていない水分を吸い取ったら卵の世話に戻った。<BR> <BR><HR> <A href="06040.jpg">6月4日</A><BR> 夜、卵は12個になっていた。全体が白い卵と、1/4ほどが透明で残りが黄色い卵がある。白い卵は産卵から1,2日以内である。<BR> <BR><HR> <A href="06050.jpg">6月5日</A><BR> 夜、卵は14個になっていた。一塊りになっているので、いい加減数えるのがつらくなってきた。中学の頃に飼った記録によると、最初に産む卵の数は十数個、産卵から孵化まで約2週間であった。いくつかの卵は、先に孵化した幼虫の餌になる。だったら初めから産まなければいいのにと思うが、早く成長した個体が死んだときのためだろう。<BR> <BR><HR> <A href="06060.jpg">6月6日</A><BR> 夜、卵は15個になっていた。15個も産んだのに、腹は捕まえてきたときより大きくなっている。砂糖は本当に少ししか与えていないので、溶けた胸の筋肉の成分が腹に蓄えられているのだろう。<BR> <BR><HR> <A href="06070.jpg">6月7日</A><BR> 夜、卵は17個になっていた。今までクロオオアリは十何回も飼ったような気がするが、こんなに産んだのは初めてだと思う。女王アリは普段は卵の上に覆い被さるような格好でじっとしている。撮影の時動いているのは、カメラをセットするときの震動で驚いているからだ。毎日のように驚かして申し訳ない。<BR> <BR><HR> <A href="06080.jpg">6月8日</A><BR> 夜、卵は17個のまま。ひょっとして1個産んで1個食べたりとかしているか��しれないが、1日中見ているわけではないので分からない。高校の頃、毎日ガラスケース内のアリの巣を2時間くらい見ていたことがあった。専門書にも載っていないようなアリの性質を発見できた反面、成績ががた落ちして大変だった。今ならビデオを使って観察できるが、もうそんなことまでする気にはなれない。<BR> <BR><HR> <A href="06090.jpg">6月9日</A><BR> 夜、卵は21個になっていた。条件も悪いはずなのにこんなに産むなんて信じられない。<BR> <BR><HR> <A href="06110.jpg">6月11日</A><BR> 夜、卵は23個になっていた。脱脂綿が乾きかけていたので、水をやった。一部の卵がしなびた感じになっている。卵は水分を周りの土や空気から得るらしい。女王アリがなめるから脱脂綿が乾いても大丈夫だと思っていたが、違うようだ。経験上孵化「予定日」は12日なのだが、遅れるかもしれない。<BR> <BR><HR> <A href="06120.jpg">6月12日</A><BR> 夜、卵は21個で、2匹が孵化して体長1.5mmほどの幼虫になっていた。幼虫は白いウジ虫型で、体の中心を貫く腸が黒く見える。細くなっている頭を折り曲げているので、ぱっと見卵と同じ形だが、頭が腹から少し浮いて突起状に見えることと、卵にはない体節を手がかりに見分けた。(<A href="06121.gif">こんな形</A>)卵の殻は他の卵と一緒にあった。食べれば少しでも栄養になるだろうに。卵を移動するときは一緒に移動しているので、区別できないのかもしれない。<BR> <BR><HR> <A href="06130.jpg">6月13日</A><BR> 夜、卵は22個で、幼虫は3匹だった。幼虫のうち2匹はもう体長2mmくらいに成長していた。小さい幼虫がなぜか1匹だけ離れたところにいて女王アリに無視されていたので、針で他の卵の上に移した。ひょっとしたら余計なお節介だったかもしれない。今日の写真では、女王アリの左中足の上の方に、体が斜め右下を向き、頭を右上の方に曲げている幼虫がいます。見えるでしょうか…<BR> <BR><HR> <A href="06140.jpg">6月14日</A><BR> 夜、卵は19個で、幼虫は6匹だった。どうも、産卵から孵化までは正確に15日らしい。それから、卵と幼虫、幼虫の中でも体の大きさによって置き場所を分けて世話するようになった。1つの塊になっていたときに比べて、数えるのが楽になった。また、卵の殻は食べられているらしい。いくら探してもないので、12日に観察されたのは偶然だろう。おそらく、孵化できる状態になった卵は何らかの化学物質を出し、女王アリがそれを感知して顎で殻を破いて食べることで孵化するのだろう。自力で孵化したりする可能性もあるので、いつか観察したい。<BR> <BR><HR> <A href="06150.jpg">6月15日</A><BR> 夜、卵や幼虫の数はそのままだったが、幼虫のうち1匹が3mmほどにまで大きくなっていた。女王アリは、成虫を早く得るために、先に成長した幼虫を集中して育てるそうだ。<BR> <BR><HR> <A href="06160.jpg">6月16日</A><BR> 夜、卵や幼虫の数はそのままだったが、幼虫のうち1匹が4mmほどにまで大きくなっていた。逆に、最後に孵化した幼虫は体長1.5mmほどのまま変わっていなかった。餌をほとんどもらっていないのだと思う。ところで今までの写真を見てみたらぼんやりしてよく分からなかったので、今日はちょっと工夫してみました。今度こそ幼虫の形が分かると思います。<BR> <BR><HR> <A href="06170.jpg">6月17日</A><BR> 夜、卵は16個で、幼虫は9匹だった。一番大きい幼虫は5mmほどにまで大きくなっていた。働きアリが羽化したら、もっと大きくて外に餌取りに出られる容器に移さなければならない。設計図は頭の中に大体書いたので、早いうちに作りたい。<BR> <BR><HR> 6月19日<BR> 夜、1匹の幼虫が、底のガラスや周りに積まれた小さな幼虫を利用して繭を作っていた。幼虫の数を数えようとふたを外したら、女王アリが幼虫を移動し、作りかけの繭が壊れてしまった。今日は撮影はあきらめよう。6mm位の幼虫は他に2匹いて、その他の幼虫はみな2mm位の大きさだった。<BR> <BR><HR> <A href="06210.jpg">6月21日</A><BR> 夜、卵9個、幼虫11匹、繭3個、位かなあ。幼虫のうち、3匹が5mm位だった。繭はベージュで、頭側の方が少し太い。繭のうち1個は尾側が黒くなっていた。幼虫の間ずっとため込んでいた糞を、蛹化の際に一気に排泄したものだと思う。糞をため込むのは汚いと思うかもしれないが、羽化の後繭と一緒にまとめて捨てられるので衛生的なのである。カブトムシ幼虫の腹の先が黒いのも同じである。以前ハチ関係の本で読んだことなのだが、昆虫は先口動物なので、胚にできた最初の陥没が口や食道になるのだが、その反対側も陥没して後腸に、中胚葉性に中腸ができるそうだ。そして普通の、例えばチョウの幼虫は孵化の時点で全ての腸がつながるが、ハチの幼虫は中腸と後腸がつながらないまま孵化するそうだ。そして蛹化の際に中腸と後腸がつながり、中腸にため込まれてきた消化物が排泄されるそうだ。アリも同じだと思う。スズメバチではその排泄物があの6角形の部屋の底に押し固められて巣の強度向上に一役買っているそうだが、アリの場合は役には立っていないと思う。<BR> <BR><HR> <A href="06220.jpg">6月22日</A><BR> 夜、前日と余り変わらず。ただ、6mmほどの幼虫が1匹、頭を激しく動かしていた。繭を作っているのだと思う。早く新しい入れ物を作らねばならないが、なかなかハンズに行けない。それから更新が遅れたのは、パソコンの再インストールをやっていたからです。さっきFTPのソフトをインストールしたばかりです。<BR> <BR><HR> <A href="06230.jpg">6月23日</A><BR> 夜、前日の幼虫が1匹繭になった他は余り変わらず。女王アリの腹がなかなか小さくならないのが不思議だ。<BR> <BR><HR> <A href="06240.jpg">6月24日</A><BR> 夜、卵5個、幼虫14匹、繭5個。新しい繭ほど白い。容器の壁面に付いた水滴に土が付けられていた。水が壁からしみ出していると勘違いしているらしい。余計なストレスを避けるためにも何とかしてやりたい。今は容器をビデオデッキの上に置いているため、デッキの熱で容器の底面だけ暖まり、蒸発した水分がより温度の低い壁面やふたに結露していたのだと思う。容器の置き場所を変えてみた。<BR> <BR><HR> <A href="06260.jpg">6月26日</A><BR> 夜、繭が7個に増えていた。一番新しい繭は、中の幼虫が糸を8の字状に吐き出している様子が見えた。容器の壁面の水滴はあらかたが消えた。<BR> <BR><HR> <A href="06270.jpg">6月27日</A><BR> 夜、前日と変わらず。水を与えた。ハンズで板ガラス3枚と木材、締めて\1,921-買ってきた。でも疲れてすぐ眠ってしまったので、梱包してあるままである。そういえば、鋸を最後に使ったのは何年前だったろうか。ハンズの店員さんに頼んで切ってもらえば良かったかな。<BR> <BR><HR> <A href="06280.jpg">6月28日</A><BR> 夜、繭が9個に増えていた。幼虫が次々と大きくなっているので、これからも繭は増えそうだ。新しい容器を作った。後は接着剤が固まるのを待って、土を入れれば完成である。<BR> <BR><HR> <A href="06290.jpg">6月29日</A><BR> 朝、新しい容器の接着剤が乾いているかチェックしていたら、ガラスで指を切ってしまった。ガラスの角ってどうやって丸めるんだろうか。横浜のハンズでは「ステンドグラスを作ろう」とかいうコーナーにしか板ガラスがなかった。角の丸まったガラスは日曜大工の店で以前見かけたことがあるが、もう容器を作ってしまったので、角に気をつけながらこのままで行こうと思う。夜、繭や幼虫は前日と変わらず。働きアリが生まれたら、新しい容器に入れてベランダに出そうと思う。今までのような毎日の観察は不可能になる。本当は容器は家の中で、チューブで外界につなげて餌を外から自力で調達させるのが理想だが、親の家でそんなことはできない。かといって外界と完全に遮断して、虫の死骸を毎日拾ってくるというのはしんどい。高校の時、生き餌がいいと思って生きた虫を捕まえてやっていたときがあったが、餌の虫がかわいそうで、少ししか続かなかった。巣を外に出しておくと、今度はクモなどの外敵に食われたり他の巣のアリとの生存競争に敗れて、少ししかいない働きアリが全滅してしまうのである。だから、ベランダ周りのクモを全て捕まえて遠くに捨て、他のアリの巣にアリ用殺虫剤をまくなどすれば完璧なのだろうが、そこまで矛盾した行為は働きたくない。せいぜい家の玄関に虫の死骸が落ちていたら巣の側に持っていってやるぐらいにして、後は自然の摂理に任せるつもりだ。多分働きアリは1年ぐらいかけて全滅すると思う。そうすると女王アリ単独で餌探しに出てくるんだけど、そんなんで巣を立て直せるほど世の中甘くない。一度そういう女王アリを捕まえたことがあったが、カビに感染していたらしく、まもなく足の傷から胞子を出して死んでしまった。そんな結末は見たくはないのだが、そうなる方が普通で、でなければ地面がアリの巣だらけになってしまう。では、もしうまくいったら?...うーん、大きな容器に移したいのもやまやまなんでけど、大きな板ガラスって理不尽に高いんだよね。適当に自然に帰しちゃうのかな。<BR> <BR><HR> <A href="06300.jpg">6月30日</A><BR> 夜、卵4個、幼虫11匹、繭10個。いつの間にか女王アリの腹が、これ以上縮めないくらいにまで縮んでいた。幼虫に栄養を吸い取られたというよりは、卵巣の活動停止によると考えた方が自然だ。しかし今までも腹が縮んだり大きくなったりを繰り返したように思うので、今度はどうなのかじっくり見極めたい。<BR> <BR><HR> <A href="07010.jpg">7月1日</A><BR> 学校からの帰り道、気持ち悪くなって寄っかかった壁に大きめの昆虫の羽を認めた。さわったら、それにくっついて胸と頭が転がりでてきた。見覚えのある、クロオオアリの女王アリのそれだった。クモの巣にかかり、体液を全部吸い取られてしまったらしい。女王アリは、親の巣を出て飛び立つ間にそのほとんどがスズメやムクドリなどに食われる。その様は今年の結婚飛行の時に何時間も見てしまったので、ある意味慣れてしまっていたが、結婚飛行を終えてから巣を掘るまでも危険にさらされていることを痛感した。実際、他の巣のアリに襲われる女王アリはよく見かけてきた。転がり出てきた死骸から、トビムシがあわてて逃げていった。私はますます気持ち悪くな��、その場を立ち去った。夜、前日と余り変わらず。女王アリの腹は小さいまま。<BR> <BR><HR> 7月2日<BR> 夜、大きい幼虫が3匹になっている他は前日と余り変わらず。他の幼虫は皆1mmくらいで、繭の周りにくっついていたりする上、卵と同じ大きさなので数える気がしない。女王アリの腹が痛々しいほど小さく見える。<BR> <BR><HR> <A href="07030.jpg">7月3日</A><BR> 夜、繭が11個になっていた。繭のうち1個は透けて中の蛹が黒く見える<A href="07031.jpg">(矢印の先)</A>。明日羽化するだろう。撮影のため揺らしたら、まずその繭を持って移動するので、女王アリも羽化が近いことを認識していると思う。繭が透けるのは蛹から出る酵素のせいかと思っていたが、女王アリが唾液で溶かしているのかもしれない。それとも、単に蛹が黒くなるだけなのだろうか。<BR> <BR><HR> <A href="07040.jpg">7月4日</A><BR> 夕方、待望の働きアリが誕生した。体長6mm程の小さな働きアリである。クロオオアリの働きアリは多形で、体長7mmから13mmまで様々な大きさの働きアリが存在する。巣ができたばかりは栄養状態が悪いので、皆最小の大きさである。女王アリに付いて働いていたが、繭1個持ち上げられない状態だった。夜、卵9個、幼虫7匹、繭11個、働きアリ1匹。新しい容器に土を入れ、アリを移した。まず古い容器を冷凍庫に入れアリの動きを鈍くし、女王アリと働きアリを別の容器に移した上で、卵・幼虫・繭を新しい容器に入れた。女王アリと働きアリをさらに冷やして新しい容器に移したが、このとき冷やしすぎて働きアリがぐったりしてしまった。ひやっとしたが、しばらくしたら元に戻った。女王アリは散らばった繭や幼虫を1カ所にまとめ、土を掘り始めた。働きアリは繭の山の上に陣取って動こうとしない。どこが「働き」アリなのか。それとも羽化してすぐだからだろうか。しばらく様子を見てから外に出し、出入り口を開放しようと思う。<BR> </TD></TR></TABLE> <BR><HR><ADDRESS>高橋 秀徳/[email protected]<BR> Mail:[email protected]</ADDRESS><P> </BODY> </HTML>
<HTML> <HEAD> <TITLE>最初の働きアリが羽化してから</TITLE> </HEAD> <BODY TEXT="#000000" BGCOLOR="#FFFFFF" LINK="#2a04ff" VLINK="#ff0a11" ALINK="#FFFFFF"> <H1>最初の働きアリが羽化してから</H1> <IMG SRC="07041.jpg"><P> <TABLE BORDER=0> <TR><TD> 7月6日<BR> 朝、働きアリは3匹になっていた。穴は掘っていなかった。ベランダに出し、外界に通ずる穴を開放した。ガラスの内側に土がこびりついて中が見えにくくなっていたので、3枚目のガラスを横から入れ、元から付けていたガラスを押し出すようにして入れ替えた。横の木材が細かったので、容器全体がきしんでアリがあわてていた。働きアリのうち1匹は羽化したばかりらしく繭の上でじっとしていたが、他のアリは繭を持ち上げられるようになっていた。でも、女王アリを含め、繭をどこに集めるかとかどこに穴を掘るかとかは、1匹ごとにバラバラに仕事していた。外に通ずる穴の周りに砂糖をまき、放っておいた。<BR> <BR><HR> 7月7日<BR> 働きアリは3匹とも働いていた。女王アリは繭の上でじっとしている。穴は暗い方のガラスに沿って掘られていたが、途中らしく女王アリも繭も地面の上にある。砂糖の状態から、外にはまだ出ていないらしい。穴が小さかったかもしれない。ドクガとクロナガアリの女王アリの死骸を置いておいた。<BR> <BR><HR> 7月14日<BR> 巣の深さは5cmくらいで、幼虫がちらっと見られた。働きアリが巣の外を歩いていたが、外界には出ていなかったので、容器のふたを外した。そのままだとガラスが両脇に倒れてしまうので、洗濯ばさみでごまかした。そのうちふたの穴を広げて付け直そうと思う。<BR> <BR><HR> 7月18日<BR> 働きアリが5・6匹はいる。8mmくらいの大きめの働きアリもいる。どのアリも腹が膨れていたので、砂糖のところまでは餌取りに行ったのだろう。ガラスに土がこびりついて中が見にくかったので、反対側のガラスも換えようとしたら、土が一緒にスライドし巣がつぶれてしまった。あわてて戻したが、巣がぐちゃぐちゃになってしまった。<BR> <BR><HR> 7月20日<BR> ガラス換えに再挑戦した。巣は原形をとどめないくらいに破壊されたが、アリは無事だった。手のひらをガラスで切った。女王アリが土の下敷きになったが、働きアリは1匹を除いて掘り起こそうとしなかった。「女王アリが下敷きになっている」などという情報は伝達できないのだろう。結局自力で這い出した。<BR> <BR><HR> 7月21日<BR> 巣の元の入り口は18日のガラス替えでふさがっていたのだが、20日のガラス替えでできた巣と外をつなぐ割れ目が、働きアリによってふさがれていた。餌はどうするのだろうか。腹が減ったらまた掘り返すのだろうか。<BR> <BR><HR> 8月5日<BR> 久しぶりに水をやった。日陰に置いてあるためか、なかなか乾かない。働きアリは5匹ほど、繭や大きい幼虫もそれくらいいた。女王アリの腹が小さいのが気になる。外に砂糖をばらまいておいた。巣のそばのクモの巣は、一応壊しておいた。捕まえたクモはベランダの外に放り出した。<BR> <BR><HR> 8月13日<BR> 1週間ぶりに山から帰ると、土が少し乾いていた。本当は容器の下を水に沈めて毛細管現象で土を湿らす予定だったが、面倒なので上から水を流した。巣に浸水するとアリが土を巣の壁のあちこちに付けて、巣の中が見えにくくなってしまう。巣から離れたところに慎重に水を注いだ。巣が容器全体に広がるまではこの方法で水をやろう。繭や幼虫は何個も見えたし、女王アリの腹もそんなに小さくなかったが、働きアリが4匹しか見えなかったのが気になる。付近のクモの巣を掃除していったら、クモの巣にかかった働きアリを1匹見つけた。<BR> <BR><HR> 8月28日<BR> いつの間にか部屋が容器の一番底にあった。水をやっていないのに土が湿っていたので、大雨の時浸水して、慌てて掘ったのだと思う。働きアリは3匹。繭は1個。女王アリの腹は限界まで小さくなっている。1匹の働きアリが幼虫を咬んでいた。いつまでもつだろうか。一冬も越せずに終わるかもしれない。なんかいい手はないものか。<BR> <BR><HR> 9月14日<BR> 土がからからに乾いていたので、慌てて水をやる。働きアリ1匹。小さな幼虫2匹。女王アリの腹は何を食べたのか少し膨らんでいる。<BR> <BR><HR> 9月15日<BR> 玄関に落ちていたゴミムシの死骸を容器の中に入れておいた。もっと早くから餌をやっておけばよかったかもしれない。<BR> <BR><HR> 9月19日<BR> 女王アリも働きアリも消えていた。餌取りから帰らない働きアリを待てず、自ら餌取りに出掛けたと思われる。部屋の真ん中には小さな幼虫2匹がぽつんと。地表に通ずる穴は、女王アリが通れるぎりぎりの大きさに広げられていた。穴から10cmに置いたゴミムシの死骸は手が着けられていなかった。ひょっとして戻ってくるかもしれないので、幼虫が生きている間はそのままにしておく。<BR> <BR><HR> 9月23日<BR> やはり女王アリは帰らない。幼虫はそのまま。ゴミムシにはかびが生えていた。(だから餌はむやみと容器に入れるべきではない。土が腐ってアリが病気になる。)<BR> ここまで早く働きアリが減るとは思っていなかった。何が悪かったのだろうか。容器だろうか。餌のやり方だろうか。幼稚園の頃から何度も飼おうと試みてきたのに、未だに1年以上飼うことができない。難しいものだ。<BR> </TD></TR></TABLE> <BR><HR><ADDRESS>高橋 秀徳/[email protected]<BR> Mail:[email protected]</ADDRESS><P> </BODY> </HTML>



































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第3章 【その日を摘め】
Dyan:翼がなくても飛べる。じっとしていられない
Nexsa:翼がなくても飛べる。一人になれる場所がある
Sympan:翼がなくても飛べる。平和と友愛の世界を模索している。拳は硬い方。
声とはいうが、潜水艇のソナーに近い。
ダイアンは広範囲に発した声がぶつかった光りを感じた。あちらからもダイアンの声はよく見えているはずだ。
その光に向かって再び跳ぶことが出来たたからダイアはラッキーだな、とグッと拳を握った。シンファンからネクサーの様子がおかしいがコンタクトが取れない、たどり着けないと聞かされて、もし石碑に引きこもっているのならさすがに干渉することができないし闇雲に彼のいるチャンネルを探すにも限界があると諦めるところだった。
他人の不調にちょっと怖いくらいにすぐ気づくシンファンだけれど“秘密の場所”に跳ぶことがでずに困り果ててダイアンに相談を持ち掛けて、座標さえわかればどこへでも跳べるダイアンがネクサーの元へ跳んだ。
これが結構手間なのだが、心優しく生真面目でけっこう気の短いシンファンの前でやる気のない素振りをするとたいてい痛い目にあう。苦しむ仲間を放っておくのかとビンタをされたり、負担を強いてすまないとエネルギーの過剰供給をされたり、ほかにもいろいろ。これは普段から余裕ぶってヘラヘラして余計な一言を言わないと気が済まないダイアンの性格のデメリットでもあるからシンファンを悪者にするわけにもいかないのだけれど。
“秘密の場所”だなんてもったいつけているけれど、世界を作り出すテクスチャーの割れ目だとか並行宇宙の隙間だとか、そういうよくわからない温かな光の差しこむ場所でネクサーは繭のなかでしずかに眠っていた。その繭すらところどころ傷ついて赤黒く濁っていて、これはシンファンが放っておくわけがない、と苦笑した。
「ネクス」
と呼びかけても応えはない。みっともなく視線が震えて緊張を思い知る。きっと放っておいてもしばらくすれば元気になるのだろう。シンファンだって、ダイアンには治療とか治癒とかそういう能力がからっきしだと知っているから、なにもできなくても納得してくれるはずだ。ここは安全だし、見捨てるのとはワケがちがう。
いくつかのためらいのあと、ダイアンはこの場に残ることを決めた。軽薄で軽率で思いつたら即行動のダイアンに根気強く付き合ってものごとの理屈をひとつひとつ教えてくれた人の側にいたいとおもうのは当然じゃないか、そう思って。
ネクサーにとってのダイアンはたくさんいる手のかかる若者の一人に過ぎないと冷静な部分はいうのだけれど、それはネクサーの都合で、ダイアンは関係がない。ダイアンのなかではネクサーは温かな手で背中を撫で手を引いてくれる人だ。半端なことをすると蹴り飛ばしてやり直しだというし、最善の最良を探して疲労困憊してもまだもっと良い方法があるはずだと静かに問い詰めてくる。時には一番危ない場所に飛び込んで一番つらい役回りを引き受けて、どうあるべきかを、つよく、指していた。
ダイアンはそういう遠回しで寛大なふるまいはできそうにないけれど、そうありたいとあの背中を追いかけている。とおいむかしにいなくなった父は教えてくれなかったことだ。
落ち着かない心と退屈を紛らわせるようにダイアンは鼻歌をくちずさんであたりを散策した。こういう空間はよくわからない破材が漂着していて、それが案外使えたりする。
根気強く探し回ったダイアンは意気揚々とミドリの樹の枝を拾ってくると傘のように振り回しながらネクサーの側に戻ってきて、枝の先を丹念に研いだ。鋭い切っ先に満足すると、枝先で自分の胸元で蒼穹色の光を放つ炉を突き破り、枝が溶けてできた穴のふさがらないうちに両手を突っ込んで充分に広げて、とろとろと滴をこぼれる黄金の体内に利き手を突っ込んで、片手にすこし余る、うつくしい、東雲色のボールをとりだした。
粒子に還元するはずの体液は気化するよりも多く流れ落ちるせいでダイアンの腹をつたい足を汚し、飛び散る燐光はネクサーの眠る繭をしとどにぬらしてゆく。
「俺っていい子じゃないからさ、やっちゃうんだよね。こう���う無茶。
いやぁ、痛みがないのはいいな、さすがの俺でもできねぇよ、てか、死んじまうし。あんたたちは、光があれば、光があるかぎり、何度だってやり直せるんだよな。トリニタスがそうだったもん。どんなに絶望的な状況だからって諦めなきゃ、戦ってたら、光はあるんだってさ。俺ひとりじゃこれっぽっちだけど、でも、ほら、さっきより明るいし?
場所、シンファンに伝えたから、来るのは難しくても、助けてくれるだろ、あいつ、器用だし、こういうのも、慣れてるかもじゃん」
くふくふ、と笑って拙くなる言葉にダイアンは薄れてゆく意識をはっきりと自覚した。
「みてみろよ、あれ、ミラーボールみたい。白色、オンリーの。あれがね、俺をねここまで、連れてきたんだぜ。空、どんな飛行機より早くて、飛べる。人、泣いてる人、助けてきたんだ。暖かいだろ。あれが、俺。あぁ。クソ、眠い。かあさんは、星に、星なんだって。おおぐまの、あしを、きた、に。いつつ、のばした、ところ。こぐま、の、ひたい、の、うへ、かあさんの、星。とうさん、は、銀、銀色の龍…」
ダイアンの開いた胸からこぼれる光は徐々に少なくなったが、それと同じだけダイアンの身体も小さくなってとうとう元の背丈の膝くらいになってふらふらとネクサーの繭を抱きしめた。
「まつのは、なれている」
ダイアンはすこし眠ることにした。
金色に輝く雨の街を泳ぐ、銀色のクジラを見て、ダイアンは最初、これは夢かとおもった。
ただ、寝る前にずいぶん気弱になってしまって、ネクサーに抱き付いたままだったことを思い出すと気恥ずかしくてたまらなかった。格好つけて助け出すつもりが、ネクサーの繭のなかに庇われてしまった。気をつかってもらわなくても大丈夫なようにわざわざ器を変えたのに、うたた寝なんてするからだ、と顔をおおってうなだれていても銀のクジラは降り注ぐ雨に全身を濡らし気持ちよさそうにしている。ダイアンはそのクジラにぴったりと寄り添っている小さなトンボらしかった。せめて、ハヤブサとかタカがよかったのだけれど力の大部分を分離させて、有機の肉体はこちらに持ち込めないとなるとこんなものだろう。並べるだけ、上出来。いややっぱりもっと強くてカッコイイやつがいいな。
��ネクサーはどうおもう」
ダイアンの問いかけにネクサーはなにも答えなかった。最初はクジラだと感じたけれどずいぶんと細長くてナマズとかハイギョにも見える。
「いい加減だな」
ネクサーは立ち並ぶ石造りの塔や神殿を避けながら降り注ぐ雨と柔らかな陽光に輝く街をひとしきりみてまわると、おおきな螺旋を描いてゆっくりと上昇して次の街に向かった。今度は、木と泥の建物が並んでいて、こちらにも雨は降り注いでいた。
しかもよくみてみれば、雨を受けた陽の光に照らされた部分だけが重厚なヴェールのような宵のとばりの平野から浮き上がっている。さっきの街も深い闇から雨と光の当たるところににょきにょきと生えていたのかもしれない。
夜と朝を同時に見ているような奇妙な光景だ。
ネクサーは何軒かの民家と石塀の物々しい城跡のような場所をしばらくみたあと、また街全体を見回して螺旋を描いて浮上した。
3つめの街も同じように雨のなかぼんやりとした暗闇のなかに浮かび上がっている。街の造りもちょっと近代的になったけれどダイアンはあまり興味がわかず黙ってネクサーについて行った。静かにしていると、この廃墟のなかに微かに、人の気配を感じ取った。もう姿も失って、やさしい手触りだけをネクサーに託した誰かの気配だ。触れればほどけてしまいそうな彼らのふるびた彼らの存在を、ネクサーはたいせつに大切に慈しんでいる
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私のメガネ事情。

私は、近視なので
仕事中は、コンタクトをしています。
・
コンタクトをしているので、
目がよく見える状態になっているのですが、
最近は、近くが見えづらくなってきました。
コンタクトを外せば、近くは見えますよ。
コンタクトをしてるから、近くがみえないんです。
だから、老眼ではないのかな??
・
けど、コンタクトしてると
自分の書いて字や携帯の文字でさえ、
見づらくて…
百均の老眼鏡を使うようになってます。
↑写真のやつね。
しかも、2種類も…使い分けー。
・
仕事が終わると、コンタクトを外します。
近くは、見えるのでそのままですが、
遠くを見るには近視用のメガネ。
・
もーやだー。
どちらにしても、メガネ必須の生活。
・
そのうち、遠近両用メガネを
つけるようになるんだと思います。
せつなーい。
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今日は春分の日でしたね。皆さまはどう過ごされましたでしょうか。私は昨日、今日と一日中、仕事とワークショップの準備に追われていました。ワークショップの準備は途中からノリノリになってきて、資料をまとめていたら25ページにもなってしまいました。今回もやりたいことが満載で、時間通りに終われるかどうか、ちょっと心配しています。今週もPrime90を2回、クラスが2回そしてカウンセリングがあり、とても充実していましたが、準備に追われていてあっという間に過ぎてゆき、桜をゆっくり鑑賞する余裕がありませんでした。来週からは、近所を散歩しながら春を満喫したいです。今週末からまた春の嵐、荒れ模様の天気になりそうですね。十分に注意してお過ごしください。
春学期最後のZoomクラスが終わり(まだ通信クラスがありますが)、しばらくは充電期間になりそうです。その間、誘導瞑想のBGMを作曲したり、まだカーテンも付いていない新居を整えながら過ごそうと思っています。新しい家はフローリングが真っ白!なのでホコリや髪の毛が落ちていると、すぐに気がつきます。引っ越して来てから、部屋や廊下に落ちているそれらをマメに拾ってゴミ箱に捨てる回数が増えました。心の中も常に浄化され、綺麗に透き通っていると、心配事などのネガティブな感情が現れたら、すぐに気がつくようになると思います。それらが溜まったりこびりついたりして、落としにくくなる前にその都度手放していけば、いつもスッキリ整頓されたポジティブな状態を保てるのではないかと思います。
夏学期から、新たなイベントが生まれます。ドロップイン・ナイトというデモンストレーション中心の企画で、会員の方限定で木曜日の夜に開催されます。アイイスのミディアムから参加者に必ずメッセージが伝えられます。まだご参加可能な日がありますので、ご興味のある方はどうぞお申し込みください。
画像は今週のサイキック・アートのセッションから。純粋で綺麗な光をまとった、素敵な修道女の指導霊が現れました。喜んでいただけたなら嬉しいです。(画像はお申し込みくださった方の承諾を得て掲載しています。)
明日は久しぶりにサンデー・サービスを担当いたします。お時間のある方は、どうぞお立ち寄りください。光と共に過ごすひとときが、参加者の方々に癒しをもたらしてくれますように…。
ご参加はこちらからどうぞ。5分前からご入室いただけます。
https://us02web.zoom.us/j/81095634104 ミーティングID: 810 9563 4104
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マイ・ミディアムシップ 〜オーリック・エネルギーの目覚め〜
3月22日(月)10:00〜17:00(お昼休憩1時間含む)
5月1日(土)10:00〜17:00(お昼休憩1時間含む)
両日ともに同じ内容です
料金(一回):会員 8,000円 非会員 10,000円
講師:森 梢
参加資格:どなたでもご参加できます
主にオーラに焦点を当てながらミディアムシップを学ぶ6時間ワークです。私たち誰もが持つオーラと呼ばれるライフ・フォースを浄化し、高め、進化させていく事で、自分だけのオリジナルなミディアムシップ、アウェアネスを目指します。
オーラの色や輝き、形や大きさは皆違います。それは、各自の魂の歴史が築き上げてきた履歴書でもあり、切り株の表面にある年輪のようなものです。その宝物をさらに輝かせ、活かしていくためのレクチャーと実習をご用意いたしました。
オーラについてもっと知りたい、オーラを感じたい、オーラを活かしたい、オーラを使ったミディアムシップを体験したい方へ、楽しく学んでいただけるワークショップです。
レクチャー・実習の主な内容:
・オーラの役割と働き
・オーラの色と7つの層
・オーラの中の形とシンボル
・人間が成長する過程とオーラの変化
・オーラを浄化し、高めるには
・Sitting in the Power
・オーラを使って周りの環境・空間を認知する
・オーラを使って自然と繋がる(春〜夏編)
・オーラを使って指導霊と繋がる
・オーラを広げる・元の状態に戻す各種テクニック
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Prime90 「A Night with Your Spirit Guide」
4/28(土)19:30〜21:00
料金:2,000円(会員1,500円)
講師:森 梢
あなたの人生に於いて、深い関わりを持つ指導霊(スピリット・ガイド)への理解を深め、繋がり、サインを受け取り、あなただけの光の道を歩いてゆきましょう。
英語版Wikiでは、指導霊(スピリット・ガイド)を以下のように説明しています。
A spirit guide, in western spiritualism, is an entity that remains as a disincarnate spirit to act as a guide or protector to a living incarnated human being.
スピリット・ガイド:西洋のスピリチュアリズムに於けるスピリット・ガイドとは、肉体を持ってこの世に生きる人間に対して指南役、もしくは守護役をかって出た、肉体を持たないスピリットのことです。
主な内容
・指導霊(スピリット・ガイド)の種類と役割
・指導霊(スピリット・ガイド)とコンタクトを取るには
・指導霊(スピリット・ガイド)からのサイン
・指導霊(スピリット・ガイド)と繋がる実習
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ドロップイン・ナイト
5/13、5/20、5/27、6/3、6/10、6/17、6/24、7/1、7/8
19:00~20:00 料金:1回 会員 2,000円
参加資格:アイイス会員
講師:開堂 慈寛・森 梢・中村幸一・佐幸 靜
最少催行人数:3名
最大催行人数:7名
最少催行人数に達しない場合はキャンセルになります。前日15:00までにお支払いをお済ませください。 ドロップインとは「気楽に立ち寄る」という意味です。まるでミディアムの自宅に立ち寄る気分でご参加いただけます。 ドロップイン・ナイトは、日によって「先祖霊・友人知人の霊」の霊界通信のデモンストレーションのほか、「指導霊、過去世」などの特化された霊界通信が約50分行われます(開会の祈りと閉会の祈りもあり)。
定員は7名。参加した人全員が何らかのメッセージを受け取ることができます。 ※ただし、カウンセリングとは異なりますのでご質問はご遠慮ください。 ★日程★
5/13 佐幸ミディアム邸 先祖霊・友人知人の霊 (満枠となりました)
5/20 開堂ミディアム邸 指導霊(満枠となりました)
5/27 中村ミディアム邸 過去世
6/ 3 森 ミディアム邸 先祖霊・友人知人の霊
6/10 佐幸ミディアム邸 過去世(満枠となりました)
6/17 開堂ミディアム邸 先祖霊・友人知人の霊
6/24 中村ミディアム邸 先祖霊・友人知人の霊
7/ 1 森 ミディアム邸 指導霊
7/ 8 開堂ミディアム邸 指導霊(満枠となりました)
あなたの大好きなお茶などをご持参し、ご参加ください。また、それぞれのミディアムの「邸宅」(日替わりのバーチャル背景)もお楽しみください。
会員だけの特別な光の空間で癒され、励まされて、明日への英気を養ってください。
ワークショップのご案内
スピリチュアルリーディングのご案内
デモンストレーションのご案内
プロフィール
#awareness#mediumship#spirit communication#unfoldment#meditation#demonstration#spiritualism#spirit guide#psychic art
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֒𓈒𓏸𝙼𝚘𝚗𝚍𝚊𝚢.𝟸𝟶𝟸𝟷.𝟶𝟹.𝟶𝟽. ࿐𝙶𝚕𝚊𝚜𝚜𝚎𝚜 𓏬 子供の頃から目だけは良かった。 だけど𝟸𝟶代の頃、事務員として働いている時に パソコンでかな…目が悪くなって… いつもコンタクトか眼鏡をかけています·ᴥ· ここ最近、裸眼の時はさほど感じないけど コンタクトや眼鏡をかけていると 手元の文字とか、ぼやけてる?……?と… 新しく眼鏡を買いに行ってその時に みてもらいました。 やっぱり……⍤ꜝꜝ 軽い老眼…みたいです… なので今回の眼鏡は、 一番低い程度の遠近両用のレンズにして貰いました。 これで眼鏡かけてても 手元の文字も読めるようになりました𐤔𐤔𐤔 老いを…感じる…けど… ま、仕方ないか… 娘夫婦に子供出来たら、ばぁちゃんになるんやし… ま、良いか… 𝟺𝟸歳になってから急に歳とるのも嫌じゃ無くなった気もする𓆟 言い聞かせてるだけかもしれないけど… 逆に人生を楽しめるようになったとも思う𓅮 ⡱ 𓅺 #眼鏡 #メガネ #トラベラーズノート #トラベラーズノートパスポートサイズ #TNP #文房具 #文具 #腕時計 ·ᴥ· https://www.instagram.com/p/CMIBuSkDQSW/?igshid=1kfneccu2zp9p
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d/sユニバース左銃左
銃→Dom
左→Sub
ストレスの溜まった銃兎が左馬刻に当たったりする話
これは俺の持論なんだが――と、入間銃兎は、丁寧な手つきで肉を切り分けながら話し出した。低温で気が遠くなるほどの時間をかけてローストされたらしい鴨肉は、さほど力を入れていないだろうナイフでも難なくその断面を晒していく。美しいロゼ色だった。果たしてこんなに必要なのかと疑問に思う程多く置かれたカトラリーも、この男にかかればどれもが適切なタイミングで使用されていくようだった。内側から使うのか外側から使うのか、銃兎に教示されるまで迷い続けていた左馬刻とは違って。
「個々人のダイナミクスと人格には少なからず齟齬がある。むしろ、双方が完全に一致していることの方が稀だとすら言えるな。人を痛めつけることを好まないDomだっているし、指図されることを嫌悪するSubだっている」
そこでちらりと鋭い光を放つ瞳がこちらを見る。レンズ一枚を隔ててもなお輝くグリーンガーネットが、白いテーブルクロスと映えて眩しかった。左馬刻は努めて興味のないそぶりを見せながら、フォークに刺した肉片を口の中に放り込んだ。美味い物を食べているときに小難しい話をするな。
「だから」そんな左馬刻の願いも虚しく、スーツに身を包んだ男は淡々とした口調で続ける。「DomやSubにふさわしい環境や教育や職業なんて、あるはずもないんだ。Domだからこういうことが適していて、Subだからこういうことをさせた方がいいなんて。この社会で、一概にDomとSubで区別しようとすること自体が非効率的なんだよ。男か女かで教育や職業を変えるか?それと同じだ」
銃兎は、そこで初めて手元に注がれたワインに気付いたかのようにしゃべるのをやめた。いつもと違って革手袋の嵌まっていない、しなやかな指をワイングラスの脚に添えると、その優雅な動作とは反して勢いよくボルドー色の液体を煽った。
「機嫌が悪いな、銃兎」
柔らかな肉片を味わい、付け合わせのマッシュドポテトにまで手をつけたあとで左馬刻は目も合わせずに言った。「てめえが選んだ店だろ」
一日中仕事に忙殺されたことが伺える、疲れた顔をした男は――現に、この店の予約も一時間後ろ倒ししなければならなかった――ばつが悪そうに目を逸らすと、短くため息を吐いた。右手に持っていたフォークを音を立ててテーブルに置くと、前髪に指を差し入れて項垂れる。かろうじてセットの保たれていた髪も台無しになってしまった。これでもう、この男の中で完璧なものは、着る人間にはお構いなく何時間経とうともぱりっと糊を効かせ続ける、オーダーメイドのスーツだけだ。
「美味いな、ここのソース」
「そうだな」
「悪い、左馬刻」
「別に」
自分の前でこの男の機嫌が悪いことなんて今に始まったことではないので、本心からそう答えた。一緒に食事をする人間の様子によって口に入れるものの美味しさが左右されるほど繊細な神経をしているつもりもなかった。敢えて言うなら、うるさい環境音楽がなくなってやっと落ち着いたというくらいだ。左馬刻は無言で新しく肉を切り分けた。
「今日、俺が身柄を押さえた被疑者の尋問から外された」
口に入れる予定だったフォークが皿の上で止まる。ゆっくりと目を上げると、銃兎は先ほどより幾分かは落ち着いた様子で、ワイングラスを弄んでいた。
「被疑者の精神が不安定だっていう理由で。俺がDomだから、相手を威嚇して、混乱させて、言いたいことも言えなくさせちまう可能性があるんだってよ」
は、と諦めたように笑う。
「俺がいつ、そんなことをした?何年この仕事をやってると思ってるんだ。俺は、まともに相手の事情聴取ができないほどバカじゃない。Domだからとか以前の問題だ」
左馬刻は何も言わなかった。続きがないことを悟ると、伏せられた翡翠色の双眸から目を逸らし、残りの肉に集中することにした。左馬刻の皿が空になり、ウェイターがさりげなく水を追加しにくる頃になってようやく、銃兎はカトラリーを持ち直し、何事もなかったかのように、音もなく食事を再開した。
特別な日だったわけではない。銃兎が火貂組に便宜を図って、それは些細なことではあったのだけれど、義理を重んじる左馬刻が自分がホストとなる食事を提案したのだ。――表向きはそういうことになっているが、実際は借りを作るのが癪だったという方が正しい。そんな話が決まったのはかなり前で、二人が互いに都合を付けているうちに実現するまでに相当の時間が経ってしまった。今となっては、本当に意味や理由のないただの食事だ。
店からは、左馬刻のどのセーフハウスよりも銃兎の自宅の方が近かった。料金を全て左馬刻が持った代わりなのかどうかは知らないが、珍しく宿泊の許可が下りたので連れ立って歩く。エントランスに入るところで、銃兎は何かを思い出したように駐車場の方へと足を向けた。定位置に止めておいたレクサスから膨らんだビジネスバッグを引き出している。不思議そうに見ていると、歩み寄ってきた銃兎が仕事の書類とパソコンだと説明した。
「家に帰っても仕事すんのか?公僕はご苦労なこって」
多忙な警察官は肩を竦めただけだった。「商売繁盛なんだよ」
おかげさまでな、と続けなかったのは、しばらく目の前の男が面倒ごとを引き起こしていないことを思い出したからかもしれない。悪い気分はしない。左馬刻は腕を伸ばすと、銃兎の手から鞄をかすめ取った。
「あ?」不意を付かれて、銃兎は素っ頓狂な声を上げた。片手で鞄を上げ下げしてみて、無駄に重いことに呆れる。こんなに持ち帰っても、一晩では終わらないだろう。
「何するんだ?返せよ」
銃兎は全く意味が分からないという様子で、左���刻を見上げてくる。それを無言で睨みつけた。訝しそうに歪む顔は、空いている方の手でゆっくりと銃兎の寄れていたシャツの襟を直してやったところで、ようやく合点がいったように和らいだ。
「ああ、そういうこと……」
やっと大人しくなった男を置いてさっさとエレベーターに向かう。ボタンを押したところで追いつかれた。こうして気まぐれを起こすSubとしての行動に対しては、銃兎は最初こそ驚いた顔をするものの、やがてすぐに受け入れる。気まぐれの予測がつかないだけなのだろうと思われた。そして、それ以上を求めてくることもほとんどなかった。左馬刻がしたいときに、したい程度のことをそのままさせる。その距離感はこの上なく心地が良かった。
「お前って」到着したエレベーターに乗り込んだタイミングで、食事中とは打って変わって機嫌の良い声が言った。「けっこう、尽くすタイプだよな」
稀にこうしてからかってくることを除いては。
「気色悪いこと言ってんじゃねえわ」
**
入間銃兎という男は、いかにも処世術に長けていますといったスマートな見た目をしているが、その実、とことん組織とは相性の悪い人間だと左馬刻は思っている。大多数と足並みを揃えるという発想がそもそもなさそうであるし(これは「空気を読む」というのとは別の能力だ)、ルールや法は網目をかいくぐるものだと思っている。拘りが強いことに関しては頭に血が上りやすく、往々にして独断専行も辞さない。自分が入間銃兎なら、絶対に警察組織の中になどいられないな、と左馬刻は思う。本質を見れば、彼だってこちらの側なのだ、結局。
舎弟からの報告を聞き終えると、左馬刻は一度だけ頷いて、部屋から出ていくよう頭の動きだけで促した。付き合いの長い部下なので、すぐに察してその場を後にする。端末を取り出してすっかり馴染みとなった電話番号を呼び出した。呼び出し音は煙草に火を点け一服をする間のBGMにしかならなかった。何回鳴ったかも分からない音に飽き、呼び出しを終了させると革張りのソファに端末を投げ捨てた。
薬物の取引に関する情報を銃兎に売ったのは先週のことだ。中身を咀嚼し、少し考えるような仕草をしたあと、「分かった」と言って落ち合っていた路地裏を離れた。それが銃兎と会った最後だ。それから連絡もなければ、なんとかしてコンタクトを取ろうとしても応じる気配がない。先ほどの報告によれば、こちらが提供した情報を元に警察が動いていることは間違いないらしかった。左馬刻は面白くなかった。
左馬刻は待たされることと、指図されることと、抑圧されることが嫌いだった。そういう場面に遭遇するたびに、相手が誰であろうと構わず怒鳴ったし当たり散らした。我慢するということは覚えなかった。それが、周りからいつの間にか当然のごとくDomであるとみなされるようになった所以なのだと気付いたのは最近になってからだ。なんでだ?と、純粋に疑問に思う。自分のダイナミクスが何であろうが、嫌いなものは嫌いだし、好きなものは好きだと思って生きてきた。左馬刻はSubだったけれど、痛いことや苦しいことは苦手だし、なるべく避けて通りたかった。避けて通れないから、諦めているだけだ。
ふと、少し前に銃兎と食事をしたときの会話を思い起こした。やたら不機嫌な声で、眉間に深く皺を刻みながら、何かの仇であるかのように上等な肉にナイフを入れながらまくし立てていたこと。確かあいつも、DomがどうとかSubがどうとか言っていた。いつものように回りくどい言い方をするので癇に障ったが、なぜか、言っていることは理解できた。
「おい」左馬刻はドアのすぐ向こうで待機しているはずの舎弟を呼んだ。「車回せ」
「は」遠慮がちに重厚な扉が開いて、舎弟が顔を出す。その戸惑った表情に向かって「今日は終いだ」と言い、ジャケットを羽織る。ついでに放っておいた端末を拾い上げるが、もちろん折り返しのメッセージが届いているわけもない。裏口を出ると、迅速に用意されていた車に乗り込んだ。後部座席に身を預けながら、「行先は指示する」と低く言った。
「え?ご自宅ではないんですか?」
振り向いた舎弟から目を逸らして、窓の外の暗闇に目をやった。そういえば今は何時だっただろうか。それなりにいい時間のはずだ。
「まあ、自宅と言えば……自宅だな」
路駐させた先のマンションを確認して、運転手は瞬時に理解したようだった。間違った方向に。車を降りた左馬刻に「ごゆっくり」と言って走り去っていく。それを見送るともなく眺めてから、勝手知ったエントランスに侵入した。
いるかどうかについて予測はなかった。ただ、警察署に乗り込むよりは建設的だと思っただけだ。まあ、そうすることも時間の問題のような気はしたが。目的の扉の前に立って呼び鈴を押す。中で微かに椅子を引くような音がした。左馬刻は仁王立ちのまま扉に空いた穴を睨み続けた。おそらくは数秒で痺れを切らした。
「オラァ銃兎、いるんなら開けろや」
エイトホールブーツの底で思い切り扉を蹴る。思いの他立派な音が外廊下に反響した。すぐさま焦ったように扉が開かれ、見慣れたダークグレーのスーツが視界に広がった。銃兎、と呼びかけようとした言葉が途中で止まる。目の前の男は想像していたよりもはるかに酷い顔をしていた。盆と正月と地獄が一緒に来たような。
「左馬刻」ざらついた声が言う。「帰ってくれ」
「あ?」
「帰ってくれ。頼む」
左馬刻は目を細めた。相手の意図を推し計ろうとする。「命令か?それ」
レンズ越しの瞳が歪んで、周囲を泳ぐ。左馬刻にはひどく長く感じられた逡巡のあと、良く知るDomの男は、喘ぐようにして「命令じゃない。お願いだ」と答えた。
「じゃあ聞けねえなあ」
扉を掴んで無理やり引くと、虚を突かれたのか銃兎がバランスを崩した。その隙に玄関に足を踏み入れ、自分よりはいくらか背の低い身体を押しのけると、後ろ手に扉を閉める。意図せず闖入者を迎え入れることとなった男は、不満を隠そうともせず左馬刻を見上げてきた。それに少なからず苛立ちを覚える。こっちはてめえにくれてやった情報が有効に活用されているのか、報告を受ける権利があるはずだが。
「ずい分とお疲れみてえだな、銃兎。でもその様子だと、俺からの電話を取る余裕くらいはあるんじゃねえか」
「悪かったよ」
「何がだ」左馬刻は銃兎の細い肩をつかんだ。「てめえの悪い癖だぜ。後ろめたいことがあるとすぐに謝る」
ぱしっと音を立てて腕が振り払われる。その瞳は、怒りとも哀しみとも取れる何かを湛えていた。
「お前の情報のおかげで、組対はちゃんと動いてるよ。だが、俺はその捜査から外されてる」
「はあ?」
「俺の……自業自得だ。でかい捕り物で、薬物が絡んでて……入れ込み過ぎた。私情を挟んでいると言われて反論ができなかったし、実際、間違いじゃない」
そう言って自嘲気味に笑みを浮かべる。
「そんなわけで、せっかくお前が提供してくれたネタなのに、捜査状況がどうなってるか俺には分からないんだよ。訊かれても答えられないんだ」
だから帰ってくれ。革手袋の嵌まったままの手が肩を押し返す。少し震えている気がした。この男のことだ、上層部の決定とはいえそう簡単に了承したとは思えない。一体どれだけの反論をして、どれだけの手段を試みた後なのだろうかと考えたら気が遠くなった。そうやって、今日もコントロールの効かない組織の中で信念を貫こうと躍起になっている。
「帰ってくれ。頼むから」
「聞けねえっつってんだろ」
「今の俺に命令させないでくれ」
「すればいいだろ」
はっとしたように伏せっていた顔が上げられる。意味が分からないという表情が乗っていた。
「なあ、ちょうどいいと思わねえのかよ。散々な目に遭って、溜まってんだろ?目の前にSubがいるんだから使えよ」
「左馬刻」
「遠慮してんだか何だか知らねえが、我慢なんて毒だぜ。今なら何でもしてやるよ。どんな命令でも――」
「うるさい!」
突然発された怒鳴り声に左馬刻の身体がびくりと跳ねた。大声など聞き慣れているはずなのに、普段の冷静で計算高い声音とも、相手を煽る高圧的なハイトーンとも違う銃兎の声に一瞬で身体が動かなくなった。
「黙ってくれ、左馬刻」
ゆらりと、獲物を追い詰めるような動きで銃兎が近づいてくる。左馬刻は後ずさろとして、玄関の固い扉に阻まれた。明らかなDomからの威嚇を受けて、両足から一気に力が抜けていくようだった。Subの本能と、自らの理性やプライドがせめぎ合ったのはほんの一瞬で、左馬刻の脳はさして時間をかけずにすべてを明け渡す方の選択を取った。冷たい扉に背をつけたままずるずると床に座り込む。まずい状況だな、と思った。Domが目の前でSubに跪かれているのだ。命令したくて仕方ないだろう。朦朧とした視界の中で、歩み寄ってくる銃兎の脚を捉える。それがすぐ目の前でしゃがんだ。
「顔を上げろ、左馬刻」
命令に身体が震える。Domからコマンドをもらっているはずなのに全く気分が良くなかった。むしろその逆だ。左馬刻は本来、人から指図を受けることを好まない。合意のない中でこのようなコマンドを受けたところで、脳はそれを苦痛としてしか認識しなかった。ぐっと床の上で握った拳に力を入れると、のろのろと上半身を起こした。赤い手が顎を掴んで無理やり銃兎の方を向かせた。
「何でもするって言ったな」
冷たい声が狭い玄関に響く。とっさに頭を振って手から逃れようとしたけれど、思った以上に強く掴まれていてびくともしなかった。
「言ったな?」
顎を掴む手に力を込められて痛かった。今自分はどんな顔をしているんだろうと思いながら、目の前の男を覗きこむ。眼鏡の奥の瞳が、晴れた日の木漏れ日を閉じ込めたように輝いていた色が今は見る影もなくて、左馬刻はそれが好きだったことに気付いた。
「ああ」ようやく喉から声を絞り出せた。「何でもするよ」
表情のなかった顔が不思議な感じに歪んだ。一瞬、その大きな瞳が水を這ったように光って、泣き出すんじゃないかと思った。なんて顔してんだよ。せっかく俺がここまで言ってやったんだ、有難く思えよ。ああ、でも、そんなにハードはプレイには自信がないからそこは多めに見て欲しい。そんなことを呑気に考えていて、気がついたら手は解かれて頬が床のタイルの冷たさを感じていた。
玄関の脇にかかっていたコートが乱暴に取り払われる音がした。視界の端で、上等な革靴に脚が突っ込まれる。大きな音を立ててドアが開け閉めされ、外の廊下を性急な足音が遠ざかって行った。待て、銃兎、逃げんな。声にならない悪態を吐きながら左馬刻は意識を手放した。
次に目を開けたとき、額にはひんやりとした何かが押し当てられていた。温度の低いそれは存外に気持ちがよく、自分の身体が熱を持っているのかもしれないと思った。触れているのが手のひらだと分かったのは、細い指が目にかかる前髪を遠慮がちにどかしたからだ。そのころには、自分の身体が玄関の固い床ではなくスプリングの効いたシングルベッドに横たえられていることに気が付いていた。白い天井から視線を移すと、ちょうどよくベッドの持ち主と目が合って、充血した瞳がばつが悪そうに泳いだ。ベッドの脇にあるカーテンはすっかり開けられていて、窓からは高く昇った陽射しが入ってきていた。左馬刻は腹筋に力を入れると、上半身を起こした。
「頭いてえ……」
起き上がったせいでずしりと重い感覚に襲われたが、少しの間じっとすることで幾分かマシになる。「おい、大丈夫か」隣で銃兎が心配そうな声を上げる。目線が変わらないことを怪訝に思ったら、台所からでも出してきたのだろう低いスツールに腰掛けているのだった。グレーのシャツは昨夜のままだが、いつもはきっちり絞められているネクタイが首から取り払われ、めちゃくちゃになって胸ポケットに突っ込まれていた。センスよく無造作にまとめられているはずの髪も、何度も乱雑に掻き回したのかあちこちで跳ねている。「悪かった」と明瞭な声が言った。
「昨日、怒鳴って悪かった。無理やり命令聞かせて、一人で残して悪かった」
「は」声に出して笑ってしまった。「本���だよ。あそこまでやっておいて放置するか?俺じゃなかったらサブドロップしてるぜ」
銃兎は言葉に詰まったようだった。唇を噛み締め、言うべき言葉を探して目をさまよわせている。何かを取り繕う術ならいくらでも用意している、普段のこの男からは考えられないことだった。左馬刻は口を開いた。
「まあ」努めて何でもないような声で言う。「俺も悪かった。お前を煽ったのは事実だしな」
驚いたような瞳が左馬刻を捉える。
「最初に帰れって言われたときに、素直に従っときゃ良かったんだ」
「お前は悪くない。左馬刻」何とも言い難い困惑したような顔が、一呼吸置いて、怒ったような表情を作った。「けどな……なんであんな風に言ったんだ。何でもしてやるなんて。お前は、そんなことしちゃだめなんだよ。何でもするなんて言うな。冗談でももう二度と」
左馬刻は返事をしなかった。黙って銃兎の眼を見つめていた。いつものようにそれは命令かと訊くこともできたが、そうしなかった。命令ではないことは分かっていた。この男がしたいのは契約ではなくて、約束なのだと思った。
「お前、どこにいたんだよ」
代わりにしたのはそんな質問だった。
「は?」
「部屋を出て、一晩中どこにいた。どっかの店で、相手してくれるSubでも探してたのか」
「なんでそうなるんだよ。ジムだよ」
は?と、今度は左馬刻が目を丸くする番だった。目の前の男はあっけらかんとして、「二十四時間営業のジムが近くにあるんだよ」と続ける。そこでずっとサンドバックを殴っていたのだと説明した。オーナーとは馴染みで、銃兎が警察官であることも知っているし、仕事などで行き詰ってむしゃくしゃした際に似たようなことをした前科があるため、特に気にもされなかったという。「まあさすがに、一晩中なんてのは初めてだったけど。おかげでずい分スッキリしたな」
「……ふっ」
左馬刻は我慢しきれずに噴き出した。身体を折ってベッドの上で肩を震わせる。
「お前……バカだバカだとは思っていたが、ここまでとは」
「なんだって?」
「健康的すぎんだろ。部活動やってる高校生か」
「それのどこが悪い。お前に首輪付けて契約書結ばせて、この先一生俺の命令しか聞けないようにするところだったんだ、こっちは」
さらりとなかなかにすごいことを言う。それを実現されたら、俺は確実に今の生活を送れなくなるが。一通り笑い終えて、ヘッドボードに背を預けて息を吐く。ちらりと銃兎を盗み見ると、先ほどより威勢は取り戻したようだったが、未だに居心地が悪そうにしている。ずっとジムにいたというし、帰って来てすぐに左馬刻のためにベッドを明け渡したのなら、おそらく一睡もしていないはずだった。心なしか香る石鹸の匂いは、ジムを出る際にシャワーだけでも浴びたからだろうと思われた。鋭さのない目元には疲労が見てとれる。
銃兎、と左馬刻は静かに名前を呼んだ。「コマンドくれよ」
「え?」眼鏡越しの瞳に困惑の色が浮かぶ。昨日の今日でそんなことを言われると思わなかったのか、探るようにじっと見つめてくる。左馬刻は肩を竦めた。
「なんでもいい。お前からのコマンドが欲しい」
もう一度はっきりと言うと、いよいよ困ったように身を引いた。もしかしたら、自分はもう二度と目の前の相手に命令をする権利などないと思っていたのかもしれなかった。そんな殊勝なことを考える奴だったかよ、と思う。無言のまま数秒が経ち、元来左馬刻と同様こらえ性のない男は、諦めたようにため息を吐いた。のろのろと胸元に手を伸ばすと、ポケットに突っ込んでいたものを引きずり出し、ベッドの上に置いた。
「ネクタイ」
「は?」
「ネクタイ、締めてくれ。出勤しないと」
「いや、寝ろよお前は」
思わず呆れた声を出してしまうと、銃兎は初めてリラックスしたような表情を見せた。
「一つ捜査から外されたって、仕事は無限にあるんだよ。心配しなくても、今抱えてるものを片付けたらちゃんと帰って休むさ」
別に心配しているわけじゃないと言いたかったが、言ったところで「そうか」と頷かれるだけなのでやめておいた。こんなところで些細な見栄を張っても仕方なかった。掛け布団の膝のあたりに放られたネクタイを見つめると、そっと手を伸ばす。いつもはこの男の首もとで存在感を発しているそれは、今は左馬刻の手のひらの上でやたら頼りなく見えた。目で合図すると、素直にこちらに向けて頭を傾ける。無防備になった頸にネクタイを回した。
襟の下をくぐらせ、両手で結び目を作る間、僅かに顎を上げた姿勢でじっとしているので、その従順さがおかしくなってしまった。「急所だぞ」と指摘してみる。
「いいのかよ、何するか分かんねえぞ。昨日の仕返しに」
「別にいい」
即答されて、手の動きが止まった。見ると、目の前の白い壁をぼんやりと眺めていた瞳がゆっくりと閉じられるところだった。気持ちよさそうに。刃が振り下ろされるのを待つ殉教者のような穏やかさだった。左馬刻は視線を手元に戻し、次の手順を思い出そうとした。感覚で覚えているはずの行為の続きが、考えなければできなかった。不自然なほど時間をかけてやっと出来上がった結び目を持ち、長さを調節する。ひどく緊張した。
「銃兎」聴こえるか聴こえないかの声で言う。「いいぜ。首輪くらいならしてやっても」
「あ?」
目を瞬かせた銃兎がこちらを見る。その口が何かを問う前に、左馬刻は完璧な角度で結ばれたネクタイを叩き、その身体を向こうへ押しやった。
「ばーか冗談だわ」
驚いた顔をしていた男は、呆けたように数秒固まった後、まるで子供みたいにくしゃりと表情を綻ばせた。何かを背負ったような重苦しさはもうなかった。すっかり生気を取り戻した目が、窓から差し込む黄金の光を受けて輝いた。水をはじく若葉のような鮮やかな緑。
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