#黒猫一番乗り
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iktsarpok · 2 months ago
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友だちいないので、ひとり遊びの日々
いろいろ遊ぶけど、
名前(名称、名詞とか)というものに興味があるので、それを頭のなかで転がしていたり。
人の名前を見聞きしたとき
素敵だなあとか、ユニークだなあとか、つけた人の感性とか思いを感じてほんわかしたり、納得したり、えっ!と驚いたり。
耳に心地よい名前があるし
文字で楽しませてくれる名前もあり。
この間、少し面白かったのは
くろ◯ゆきこさんという名前を知ったとき。
耳にしたときは、賢そうで美人っぽい名前と思った
文字で黒◯雪子、と見ると
黒と雪(白)が並んでいる感じにアレ?となった。アクセント強め〜
私の好きな0655(ゼロロクゴーゴー)という番組は
名前を紹介、その後猫さん犬さんが写真で登場
名前をきいた瞬間に、どんな猫(犬)なんだと想像する
きなこ?
明るい茶色の柴犬かな?
当たったときは、ドヤ。
そういえば、だいぶ前、通りすがりの散歩中のわんこさんに会ったとき
チェリーっぽいなあ、と思っていたら、飼い主さんにシェリー(ほとんど当たり!でしょ?)だと教えてもらったときのドヤ。
また、ふわっとした存在(物事や気持ちとか)のものの名前を知ったときや、名前をつけられた瞬間、そのものにくっきりと、輪郭がつくように感じるのも興味深い…
だけど、時にはそんな輪郭つけたくないなあ
と思うこともあり…
誰かさんへの評価とかもそう
誰かのことを簡単に、真面目だとか優しいとか、キツいとか、
キャラクターを固定したくないなあ
そんな風に言ってしまった時からそんな風にしか見えなくなっちゃうように思うので
その人の内側はそう簡単にわからないはず
そういえば、コールセンターのバイトをしていたときは
電話の相手に名乗った瞬間、鎧を着るような感じがしたもんさ
相手にとって、コールセンターの数いるオペレーターでなく、私という存在になるってこと
誰かさんにかけられた言葉が1日の終わりになぜか思いだされて
あれって冗談?もしかしてイジワル?
いや、いたわりか?
どうジャンル分けするかで、明日が少し変わるかも。
ねえ、
ワタシたち、最近ずっと一緒にいるけど
あなたはワタシをどう思ってるの
友だち?彼女?
白黒はっきりつけてよ
ひとり遊びは結局妄想で終わる
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kaoriof · 10 months ago
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無題
平穏よりも胸のときめきをいちばんにしたら世界のぶあつい皮膚が一枚めくれたかのようになにもかもが歌い踊りかがやきはじめたのをいまでも覚えている。わたしは親が厳しくて外泊できないけれど、そのあいだに同級生の子たちはうつくしい島の海に反射する満月をみて、だれかと夜通しぴたりとからだをあわせて内緒話をするような、今にもぷつりと切れそうな糸のように細くて鋭い若さを世界の夢に浸らせている。感性を野放しにして、こどものころの感動をひとつずつ取り戻す時間がわたしにも必要だった。けれど思いどおりにいかないこともある、それも定めとおもって歯をぎゅっとくいしばる。わたしには必要だった。路上、白い廊下みたいに澄んだ朝霧をかんじる時間。薄いトップス。ズレた口紅。好きな男の子と寝て一限目をサボるとか、夜の街頭を走り抜け、くだらないことに時間とお金を費やすこと。「それだけじゃない、夜に遊ばなくても昼に釣りをしたりサッカーしたりそういう遊び方だってあるだろう。そっちのほうが幾分もまともだ」 おとうさんは夜遅くに帰ってきたわたしを叱りつけ、そう言った。わたしはけしてワルにあこがれているのではなくて、ただただ綺麗なものに飽きただけだった。わたしにとって祈りや信仰はさいしょから型があってそれに当て嵌めてハイ完成みたいなかわいいお菓子作りのようなものじゃなかった。昔も今も自分でうつくしい歌をつくれない。うつくしいものがたりをかけない。うつくしい絵を描けない。世の中にはフォロワーが万桁いる女子高生がいて、今、世界中では何千もの美術展が開催されていて、明日、いつかオリンピックに出るであろう少年がはじめてスケボーに乗るかもしれない。わたしには何もできないかもしれないけれど、彼らの生き様はわたしをわたしたらしめる微かなエッセンスとしてわたしに溶け込む。それを祈りという言葉で表象してはだめ?これからのことをかんがえると、ずっとどきどきする。目の前の光景が、訪れたことのない地の光が、風が、わたしを、わたしのからだを必要としてる気がする。世界中に張り巡らされた血管がわたしの心臓部にも繋がっているような心地。死ぬ5秒前ってどんな感覚なのかしらないけど、築き上げた塔が崩れてゆく感じなのかな、雪景色のような。
無題
朝起きたら腕に友達の噛み跡と身に覚えのない痣が3つくらいあった。耐え難い疲労がからだのあちこちにひっついて、入れ墨と化している。活字の海を、本をその背に背負えたらよかったのに、今のわたしを崖っぷちに引き止めているのはうつくしい言葉でもなくて、泥に塗れた重いカルマ。イヤホンの先から垂れ流れる音楽すらも風のように軽やかで自由なものではなくて、ねばねばした気持ちわるくてかなしいものに聴こえた。夏と、そのあつさと、その底知れぬ闇に街ゆくものすべてがこころのずっと奥の方で平伏している。昼過ぎにスクランブル交差点前の巨大スクリーンが薄青い空を泳いでいるようにみえたこと、街ゆく人の肌色が、シャボン玉のようにその熱を吸収して発光していたこと、ぜんぶなんか夢みたいにふわふわしているかんじがした。もうすぐでなつやすみなのに、大学入ってからそれまでもずーっと夏休みのような感じだったからあまりどきどきしない。みずみずしくずっと光っていたい。わたしもいつかデカい人間になりたい、いつかいつかいつかという文句ばかりが増えてゆくのを横目でみて、ぜんぶカサブタを剥がすように振り解いて拭ってくれる奇跡みたいな命、日々、音をどうしても期待してしまう。どうすればいいんだろーと思いながらまたあしたも友人と夜ご飯をたべにいく約束した。それでまた家に帰って、朝起きて虚無感に苛まされて、の繰り返しを大量の課題で中和する。薄暗い中でたべるごはんとか朝早起きして化粧をすることじゃない、今はなにもない海とか草原でなにも繕わずにその自然のデカさとか愛を仰向けになって享受するのがいちばんただしいきがする。たすけてと呼ぶには大袈裟すぎるし。
end
泣き出しそうに張り詰めた空気に鼻を啜る。世界の彩度が落ちて、ぶあつい服を着た街ゆく人たちが皆んなちっちゃな怪獣みたいにみえる。肌寒い。外はずっと灰色、モスグリーン、レモンみたいな匂い。大きな木が揺れて、木の葉の上に横たわっていた雨の滴が霧のように3秒間くらい降った。最近は毎日毎日やることが多くて、それをこなしているあいだに1日が終わる。3日連続で化粧を落とさずに寝てしまった。多くの人が電車にのっているときに外の景色に目をやらないのと同じ感覚で、わたしも生活の外側にひろがる微かな動きに鈍くなった。ずっと特別でありたかった、1番愛されたかった、そういった思春期的な熱望とどんどん��遠になっていく自分に日々焦ったり安堵したりしている。だけど同時に、わたしの中をまだ生きている17歳のわたしがその面影をときどき覗かせる。期待させる。突拍子もなく走ったり、ゲラゲ��笑ったりする。些細なことで泣いたり、理不尽な世界に怒っている。良くも悪くも変わっていくのなら、これからの自分に期待をしたい。アルバイト先では後輩が6人くらいできて、みんなわたしよりも仕事ができる。わたしはもともと注意をされると衝動的に泣いてしまうところがあったし、シンプルに忘れっぽかった。あまりにも器用に仕事ができないので、ある日店長とそのことについて話し合ったら意識の問題と言われた。その1、人からのアドバイスに劣っている自分を見出してはだめ。その2、素直に人からの意見を受けとる。その3、自分のためでなくだれかのために働く。この3つを約束した。夜の繁華街で50歳の男性に飲みにいきませんかと声をかけられたり、あした授業にどんな服でいくかを考えながら化粧品を見に薬局に寄り道したり、腕に点々とのこる虫刺され痕をみて、それを残した蚊のことを考える。あした、図書館で借りた本の返却期限。わたしもちっちゃな怪獣になって寒さをまるごと食べてしまいたい、寒い日の、霞んだ光やクリアな淋しさ、果実のようにぎゅうぎゅうに酸っぱい気持ちを。
slow burning
大学一年生というよりも、高校四年生というような振る舞いをしているなあ、と自分のことを客観視する。新宿の横断歩道橋から行き交う人々を眺める。つい最近まで、委員会の同期の仲の良さにムラができていて、グループとかカーストとかそういう言葉が浮上してきてしまうほど揉めそうになっていた。それでも、それぞれが居心地の良い場所にしようと歩み寄っている。こういう、諦めによる愛想ではなくて心からの気持ちに胸を打たれる。明大前の飲み屋で酔っ払って「俺みんなのこと愛してるよ」と照れ笑いする先輩に、わたしたちみんな、キモいねーなんて言って茶化した。そのあと夜の大学で騒いでいたら警備員に注意された。机の下に10円玉を落としたのを拾わないで帰る。いつまでも赦されていたい。山猫のような女の子でいたかった。すぐ隣、肌すれすれにだれかの温もりを感じて弱さを誤魔化すのではなくて弱さを共鳴しあっていたい。「東京の人は生き急いでいる」なんて言葉があるけれど、わたしは美しい光景がそこに広がっていれば必ず立ち止まる人でありたい。仕事に遅れそう、とか、終電が、とかじゃない、好きな人たちのためだけに忙しくありたい。恋人は待ち合わせをするとき、「どこでおちあう?」と聞くのだけど、高2の頃、初めて会う日、それを「(恋に)落ち合う」と勝手に解釈して勝手にどきどきしたのを思い出した。それからわたしも「どこで落ちあう?」と聞くようにしている。ドア窓の形に切り取られた青い影が電車のフロアに映って、がたんごとんという音に沿ってフィルム映画みたいに小刻みにうごいていた。池袋で新疆料理をたべて、お腹を下す。スペイン語の中間試験。渋谷で5分1000円の手相占いをしたら、鎖みたいにいくつもの線が絡まっていますね、と言われた。意外と気にしいなんじゃないですか?「そうですね」と答える。駄菓子屋で1000円使い切ったほうが幸せになれそうだとおもった。電車の隣の線路にカラスが一羽いた。こんなに近くでみるのははじめてだ、と思って、じーっとみつめた。黒なのに黒じゃなくて、光を受けて渋いグリーンや紫っぽくみえる羽毛に目を見張る。なんか、空はどこまでも真っ青なのに光の細部だけ色があたたかい夕方前みたい。ふわっとなにかに気付いて、じーっとそれを見つめて、そこになにかが“視える”とぜんぶ途端にスローモーションになって、焦燥感や虚しさがたちあがってくる瞬間がある。からっぽなのにぎゅうぎゅうな感じ。AirPodsをケースにしまう音が体感的に5秒間くらい耳に残ったり、自分の息遣いにどきどきしたり、すれ違う男子高校生の会話声や、鳥が羽をはためかせる様子がクリアに輪郭が保ったまま空中を転がる。ガムを買って噛みながら、心のもやもやしたなにかを同時に小さく噛み砕いてゆく。光の洪水。家に帰ってパスタをたべたあと、お風呂で下の毛をつるつるにする。夕方終わりにお風呂に入るの、とても好きだなあと思う。コンタクトレンズを外さないまま、化粧も落とさずベッドへダイブする。瞼の裏に東京タワーの赤がたましいの塊みたいにまあるく光っている、はやく何もかも諦められる年齢になりたいと思う。
無題
なんかまじでわたしが疲弊していて悲観しているのか、世界が残酷なのかわからなくなってきた。脳科学の講義を受講したあと、テキトーに混雑した休日の街をあるいていたら皆んなの脳みそが透けて浮きでてきそうで気持ち悪くなった。地球4周分の神経線維。そう、どでかい爆弾が街ゆく人々の頭蓋骨に葬られている。ニューロンが軸索を介してつながってゆく、放出と受容を繰り返してみんな手を繋ぎあってゆく。セール中でバイトの雰囲気がぴりぴりしていて、みんな資本主義の豚みたいに働いていた。うつくしくないとおもったし、私も美しくなかった。結いた髪に、ぴたっとあげられた前髪。なにを思っているのかを書くのがずっと怖かった。もしかしたら私の感じているこの欲望はとても汚らわしいもので、それゆえにだれかを傷つけてしまうかもしれない。でも、言葉にしなければすぐにわすれてしまう感情に名前をあげなくなって、水をあげなくなって、そうしたら、じぶんの脳みその溝をうめていたみずみずしい苔までもがすっかり枯れきってしまって虚構を連ねるようになった。空洞に哀しみの音だけが響き渡る。友達はいるけど、私はその友達の1番になれない。恋人みたいな人はいるけど、私はその恋人の1番にはなれない。1番っていうのはほんとうの意味での1番、2番とか3番とかがいない1番。圧倒的な2人の世界の中でのフェアで高貴な1番。有名になりたかった。文章でも外見でも写真でもなんでもいい、だれにも敵わない羽根で世界を羽ばたいてみたかった。わたしを選ばないで、そこらへんのそれっぽくかわいい女の子を選ぶかっこいい男の子たちを信じられないでいる。外国に行ったらモテるよ^_^と投げかけられた言葉について何回も考えるけど、考えるたびにかなしくなる。でもね、神様はいるとおもう。木漏れ日の首筋に、砂丘のしずけさに、広大な空の一枚下に、その温もりと永遠が芽吹いているのをしっている。そのたびに、わたしはこの世界に愛されていて、まだ19歳で、まだ何にでもなれて、そして世界を(気持ちがあふれてしまいそうなくらい)等身大で愛しているドラゴンみたいにかわいい女の子だとまじないを唱えるようにして心を強く保つ。アスファルトに散った桜が朽ちて、吐瀉物のようにグロテスクにぬるい光を浴びている。走り抜ける。だれかの憎悪の中に、疑念の中に、見下しの中に憧憬の眼差しを覚えながら。東京で灯される光の数だけ、アフリカの広原でつややかな花が咲けばいいのに。光の重さの分だけ、銃弾が軽くなればいいのに。帰り道、ひさしぶりにパンを買って帰った。
日記
弟がiPadのタッチペンを無くしたらしくて、それを聞いた母がすぐにAmazonで検索して新しいのを買った。こういうとき、ほんとうになんか小さなことだけれど、すごく心が愛にみちる。
大学の新校舎の建物のにおいが400人もの人が集まった大教室の縁をすべっていく。扉を開けた瞬間、目と目と目がわたしの顔を捉える。湿気漂うフロアにだれかがペンを落とす音、先生のマイクが吐息までもを拾って湿った熱を加速させる。「儚いって聞いて何を思い浮かべますか?蝶?蛍?蝉?トンボ?」 教授がそう聞くと、みんなのえらぶ選択肢がちょうど均等に分かれる。講義が終わるといつもすぐに帰るイケてる男の子が蛍を選んでいて、なおさらかっこよく見えた。わたし、インスタのフォロワーが490人いるんだけど、その人数って今見てるこの人たちよりももっともっと多いのかと思うとなんか心強いような息苦しいような、不思議な気持ちになるなーとぼんやり思った。君たちはぶっちゃけ勝ち組です、という先生がキモかった。海外の大学院に行きたい。わたしはもっともっと色々な人を知るべきだし、美しい景色にであうべきだし、貪欲に学ぶべきだとおもうから。聡明になって、お金を稼いで、将来だいすきなひとたちにたらふくご飯をたべさせてあげたい。お母さんとお父さんが育ててくれた、守ってくれたこの心の真ん中にそびえる愛情のかたまりを誰かに分け与えていきたい。でも、そうとも思うけど、逆にそれをこなごなにさせてくれる危険性や若さゆえの解放にも目が眩んでしまうの。「今しかできない」ってとてもずるい言葉だなあ。
19さい
19歳とかいちばん呪われていた1年だった。まだハタチじゃないけど、もうそうさせて、と思うくらいに、1年のあいだに10年分くらいの幸せと不幸せがぎゅうぎゅう詰めに、どっちがどっちかわからなくなるくらいに入り乱れててくるしくてさみしくて悲しかった。くるしかった。わたしと同じ純度で、等しく、あいしてほしい。あいされたい。
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tsumakoushika · 2 years ago
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(第一部)
衝動的に寂しくなって、夜道を誰かに声をかけられるまで、取り止めなくさまよい歩く習慣がついたのは二ヶ月前からで五回目だった。知らない街まで電車に乗って、治安の良くない場所を選んで歩く。命の危機に晒されて半死半生の目に合うこともあれば、何事もなく無事に帰って来ることもある。仕事に行き自宅に帰り、一人食事を取り寝るだけの繰り返し。誰かに求められることもなければ必要とされることもない。一度負った傷の瘡蓋を剥がす一時の甘い悦びに浸りたいだけの狂った夜間歩行。
現地でシェリー酒やブランデーの強いお酒を飲んで、ほろ酔いから次第に足取りが重くなってくるのに任せる。お酒の酔いの回りの早い私にとって、緊張する瞬間。身元のわかるものは一切持たず、頼るのは自分の意識次第だというのに、その意識すら混濁させながら、ふらふらする。街灯の点灯し始めるマジックアワーを闇に紛れながら、細い路地を歩く。袋小路になるところ、人一人しか通れないような家の隙間を選んで歩く。日中は光の差し込むだろう通路は、ただただ魑魅魍魎の通る獣道のように、鬱蒼として気味悪くなる。
白地に黒い猫の柄の入ったロングの巻きスカートに、一点もののデザイナーズセレクトの白地に赤の刺繡の入ったカットソーを着て、シルクの下着を身につける。巻きスカートの黒い猫の目は金色に光り、夜目にも輝いて見える。巻きスカートは一点もので、かつて愛した人にプレゼントされたものだった。よくこのスカートを身につけて一緒に歩いた思い出のぎっしり詰まったものだった。私は他の男性とSNSを通じてやり取りしていた事を彼に誤解されて、約束していた結婚を取りやめにされた。別れ際、愛する人に清らかな人だと思っていたのに、不潔だとまで言われて、ショックを受けた。ただメッセージのやり取りをしていて、なんの疑われる行為もしてなかったのに。彼はその数ヶ月後にSNSで知り合った人と一緒になったと聴いて、ダブルでショックを受けた。私は清らかではなく不潔な人間だというレッテルを貼られたまま、蛇の生殺しのようになって、数ヶ月泣きはらした。
誰も通らぬような通路を、ドキドキとしながら通り抜ける。空を見上げると、三日月が空に架かり、流れる雲に隠れては見え、隠れては見えする。明るい星たちから輝きだしている。知らない場所の闇の中、月の方角と光だけが頼り。既に刺すような冷たい風が吹き抜け、ただでさえ心細い私を不安にさせる。
30分ばかり歩いたろうか。後方に、私の後をつけている人を確認して、速足で歩こうとする。うまく歩を進めることのできない速足で歩くと速足になり、ゆっくりと歩くとゆっくりと歩く。私は頭が真っ白になるのと同時に、なんの目的でついてきているのか、逃げ切ることができるのか、頭をめぐらす。地の利のない場所で、自分がどこに行きつくのかも分からない通路をやみくもに歩いている愚かな自分。
この先には何があるのか、道すらもないのではないかという不安と、後ろから追いつかれて、腕を掴まれて更に人気のない場所に連れ込まれる妄想と闘いながら、ふらふらと先に進んでいく。
ふと、後ろからの気配が消える。安堵したのも束の間、カラスが群れて、泣き叫んで暴れている袋小路にたどり着く。心臓がどくどくと聞こえるぐらいに膨大な血流を全身に送り、高鳴っている。私は行き場を失い、来た道を戻るしかない。カラスはこれから起こる何かを暗示しているかのように、獰猛に暴れている。
自分が今どこにいるのかもわからない場所で、闇から闇を通り抜ける。人の気配のない場所で、月明かりだけが頼り。来た道かどうかも分からぬ不安と闘いつつ、���股に分かれている地点にたどり着いた。
どちらに進もうか立ち止まったところで、後をつけてきたと思われる男が待ち構えていて、口をタオルで覆われて、固く捕らえられた。タオルは汗臭い匂いがした。男は地の利のある場所で、一番いい場所で私を待ち構えていたのだ。抵抗する時間も与えられぬまま、竹藪の中に引きずり込まれる。腐った水の匂い、成長した竹の青臭い匂いの中に入っていく。
ちくちくと背中に痛みを覚える場所に引き倒されて、体中を弄られる。お洒落な格好も台無しで、スカートもカットソーも引きはがされて、巻きスカートの黒い猫も無惨に引き裂かれて、脱がされた。白い素肌が闇に浮かぶ。痩せた脇腹の肋骨が上下するだけで呼吸すらままならない。男は貪りつくように覆いかぶさり、欲望の限りを尽くしていく。
私は頭上で竹の葉の間で見え隠れする三日月を涙を流しながら、男の律動に突き動かされている。三日月は冴え冴えと妖しく光り、儚げに歪んでいた。快楽はどこにもない。身体の中を硬くなった虫が激しくうねり、大切な何かを剥奪された痕が残っていくだけ。なぜ私はこんなことをくり返しているのだろう?なぜ?なぜ?と自分に問うてみても、答えは返ってこない。私は私を放棄することで、自分に仕返ししているような気持ちになった。
自分を大切にできずに、汚されていく自分を俯瞰して見つめている。男は二度三度、繰り返し中で果てると、その場に私を残して立ち去って行った。私はぴくりとも動けないまま、竹藪の中で白い肌を晒している。体の芯まで冷えて、このままここで死ぬのではないかと思った。誰かが私を見つけ出して、救ってほしかった。こんな愚かな私でも大切に想って、抱き上げて介抱して、温かなスープを飲ましてくれる存在が欲しかった。しかし、そんな温もりはこの世の中にはどこにもなかった。
私は散らばった衣服をかき集めて、下着を見つけることのできないまま、震える手で身につけた。寒さと怖さで、ガタガタと歯が鳴っていた。お洒落な衣服は、泥で汚れて、竹の落ち葉が張り付き、ところどころ破られていた。巻きスカートに張り付いた猫まで無惨に足元から引き裂かれていた。金色の目には泥がこびりつき、輝きを失っていた。
私はふらふらと立ち上がり、西に傾いて地平に消えて確認できなくなった三日月を見失って、酔いが醒めて素面になって、呆然と闇の中をさまよい帰った。私は正気ではない行為をしているにも関わらず、冷静だった。汚れるだけ汚れて安堵したかった。
自宅に帰った時には0時を過ぎていた。鏡には変わり果てた私が映っていた。私は三日月のように、これから満ちて丸くなっていくのだろうか?限りなく欠けていき、空で真っ二つにぽきりと折れてどこまでも地の果てへ落下していくだけの月になってしまいそうだった。
果たして私は清らかではないのだろうか?ますます遠く離れた不潔で淫らな人間に染まる事で、人間としてのバランスを保てる気がしていた。
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chaukachawan · 7 months ago
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デスゲーム役者紹介
秋公お疲れ様でした。ゆにです。
役者紹介って、何書けばいいのか本当にわかんなくなってきますね。
というわけで、デスゲームに参加した時の皆さんについて考えてみました。
園堂香莉
いきなりでごめんなさい、内通者です。初回から登場し、巻き込まれて可哀想なヒロインのように描かれますが、最終話近辺でデスゲーム主催者と内通し様々な工作を行っていたことが判明します。いちばん身近でデスゲームを感じたかったようです。
近未来ミイラ
2話で脱落します。トラップに怯えつつなんやかんやクリアしていましたが、勇気をだして勝負に出たところで脱落します。後々、彼の手記がデスゲーム攻略の鍵を握ります。親父ギャグを言いながら溶鉱炉に沈んでいくところは、ネットミームとして有名です。
たぴおか太郎
4話で脱落します。独特のワードセンスや、パニックになりながらも奇跡的偶然により数々のトラップをクリアする姿で人気を集めます。しかし、クワッカワラビー神への信仰を捨てきれず、良心を試してくるタイプのミッションに失敗し、姿を消します。
帝京魂
1話で脱落します。主人公が最初に会話する参加者のひとりです。残り少ない命を使い、幼い妹のために大金を狙い参加したことが明かされますが、絶望的シーンを演出するため、冒頭で脱落してしまいます。
錫蘭リーフ
内通者です。主催者の忠実な部下として、参加者に紛れ込み工作を行っています。主人公には6話くらいから怪しまれ始めますが、あまりに人柄が良いので中々内通者と判明しません。最後は主人公を庇って死にます。
森々千入
6話で脱落します。6話くらいから新ステージに突入して、主人公は新たな参加��と対面するんですが、そのうちの一人です。複数の参加者から人気を集め、グループ戦でデスゲームを勝ち残ろうとしますが、不審に脱落します。リーダーを失ったグループは疑心暗鬼に陥り、内部分裂していきます。
最後まで生き残ります。冷静沈着で、周りがパニックに陥っているなか正しく状況を分析し、着々と勝ち進んでいきます。最終話まで特に誰かと行動を共にすることはありませんが、クライマックスで主人公の大きな味方となり、勝利へと導きます。
苔丸
主催者側です。元々は参加者でしたが、素質を見込まれ主催者にスカウトされ運営に回ります。参加者の観察が主な業務です。最初の方は謎の人物として意味深に画面に移りますが、後々その正体が分かってきます。
響夜
最終話まで生き残ります。あまりにギャンブルに出るバーサーカーなので、放送中ずっと考察タグで内通者だと思われていますが、一般の参加者です。賭けに出た時の強運が持ち味で、最後に主催者と相打ちになります。
ミル鍋
毒入りお菓子の差し入れに食いつき、1話で脱落。
あろハム権左衛門
9話で脱落します。登場時はデスゲームに戸惑う様子を見せるものの、着実にコツをつかみ、華麗なテクニックで勝負を勝ち抜いていきます。彼女の成長物語は視聴者の心を掴みますが、最後は小さな女の子を庇って脱落し、涙なしには見れません。
西���ケイ
5話で脱落します。最初はキツそうな印象から、主人公と敵対するかと思いきや、その姉御気質な性格やギャグセンで人気を集めます。あろハムと友情を築き、共に勝ち上がっていきますが、彼女を庇って脱落します。これにより、あろハムが覚醒します。
アリリ・オルタネイト
主催者側です。人間の参加者たちには冷酷に処分を下していきますが、実は参加者のかっていた猫を大事に保護している一面もあります。ちなみに、主催者側を辞めて一般社会に戻るには、拳銃ロシアンルーレットをしなければなりません。
〆切三日前
主催者側です。初回から主催者の部下として登場し、参加者を恐怖に陥れます。実は家族をこのデスゲームにより亡くしており、復讐のため綿密な計画を練ってゲームに参加し、スカウトされ主催者側にまで登りつめました。
黒井白子
6話で脱落します。序盤から登場し、時折主人公を励ましながら共にゲームを勝ち抜きます。5話くらいで主人公より先にミッションをクリアし、先で待っていると約束して次のステージに進みますが、6話ラストで既に脱落していることが判明するので、約束は果たされません。
中森ダリア
3話で脱落します。情に厚いギャルなので、時々おばあちゃんとか助けながらトラップをクリアします。主催者側の人間がおばあちゃんを騙して脱落させようとしている際、おばあちゃんを庇って口論になり、最終的にルール違反として理不尽に脱落させられます。出番は少ないが、視聴者人気高め。
きなこ
内通者です。癒しキャラとして人気を集めます。7話辺りから伏線回収パートに入りますが、そこで衝撃の裏切りが判明します。実は主催者の指示のもと参加者の不審な脱落に関わっていましたが、ほわほわした笑顔でそれを一切悟らせませんでした。
暁レミエル
2話で脱落します。夢を叶えるため大金を獲得することを夢見て参加しますが、人を騙して勝ち上がるタイプのミッションで罪悪感を隠し切ることが出来ず、1枚上手の相手に叶わず姿を消します。ちなみに相手はきなこです。
肆桜逸
4話で脱落します。灘で鍛えた数学力で緻密な計算を行い、生き残っていきます。しかし、得意の数学と大好きなポケモンカードのどちらで勝負するかという選択に迫られ、得意分野よりもポケカへの愛を優先した結果、あえなく敗北。
埖麦
8話で退場します。時には人を騙すことも厭わず、ゲームを勝ち抜いていきます。4話あたりでスカウトを受け、主催者側に。しかし旧知の友人であるらむだ・なつめの脱落に関わったことで気を病み、8話で主人公に情報を提供。契約違反で運営に消されます。
紫苑
6話で脱落します。何となくでデスゲームに参加した猛者。らむだと行動を共にしていたことで、彼がリーダーであったグループの分裂に巻き込まれますが、特に動じずしれっと生き残ります。しかし、主催者側に忠誠心を試されたむぎにより姿を消します。
水琴冬雪
2話で脱落します。最初は気が乗りませんが、ゲームに挑むうちに人を蹴落とす感覚に慣れていきます。しかし、小さな女の子を相手に勝負する際、何かしらポエミーなセリフを残して勝負を放棄し退場します。作中でポエミーになるのはこの人だけなので、若干浮きます。
主催者は誰かな🎶
こふくちゃんかな🎶
以上です。
妄言にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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ashi-yuri · 1 year ago
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トマス・M・ディッシュ「SFの気恥ずかしさ」
神を信じないあなたが贈るSFへの信仰告白
昨年国書刊行会から出たSF評論集。ディッシュのSF短編集「アジアの岸辺」をむかし読んで、すごく露悪的だし悪意に満ちてるけれど、どこかさわやかなところが印象に残っていたので買って積んでた。
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同業他者の本をこう評す文章が楽しめる人は楽しめるとおもう。わりと楽しかったです。
この本は小説ではなくて治療的読書の英語で書かれた空想である。それが私にはうまく働かない。
ディズニーランドに行った疑り深い人間のように、私はつい本物でない細部に目が向かう。つまり椰子の木のコンクリートの幹だ��か、すりきれた人工芝だとか、人造ライオンの生気のないうなり声だとか。しばらくすると旅行者ばかりが気にかかる。つまり、どこのどいつがこんなに手順通りのにせものを楽しめるのだろうか、楽しめるのだとしたら、本物でないから楽しいのだろうか、それとも、とても信じられないが、あえて虚構性に目をつぶっているのだろうか、と。
「SFの気恥ずかしさ」
実験・思弁小説としてではなく、いわゆる大衆小説としてのSF批判なんだと思う。現代日本に置き換えると需要層に向けてもっとピーキーになった「なろう小説」批判に近いように思える。
ただ、ここで批判される子供っぽい欲望や恨み��いう感情、さらにそれに対する複雑で変わりゆく眼差し自体を消費させながらすごい速度で大量の情報と欲望を集めて、メディアミックスを駆使しテキストをお金集約装置へと変えていくあまりにもファストなシステムを横目で見てると、本編は大衆小説批判としては少し古びてしまった印象
それとはまったく別にSFへの信仰告白としては100点
いまいったようなことは、どれも重要ではないと。そして、結局のところ、こういう調子で締めくくって、どこがいけないのでしょうか?たとえ完全な真実ではなくても、それは良い本をかこうとするものの信仰の祈りでなければならない。わたしはそれを信じます。みなさんもそれを信じるべきなのです。
「アイデア」「壮大なアイデアと行き止まりのスリル」
古今東西のさまざま文学と結びつけ、するどい言葉でさくさく刻んでいくのが読み物として楽しい。個別の作品がわからないので適切な批評かはよくわからない。ポーへの批判がすごい。ディックは高評価。
ポーは昔読んだきりだけど、これ聞いてなるほどと思うとともに、奇想と雰囲気いいのでポーっぽい一人称ホラー短編ゲームは楽しそうと思った。
「ポーのあきれた人生」「テーブルいっぱいのトゥインキー」
ポーとかブラッドベリとかに半分自己嫌悪に近い形で悪口言ってるときのが筆が乗ってていきいきしていて魅力的。以下、ブラッドベリの悪口から引用。
たくさんの大人たちにとってこうした短編は早すぎる埋葬をこうむった十一歳の自分に戻る戸口となり、子供たちは(ずっと昔、私がそうだったように)まるで本物であるかのようにこの魅力にとびつくのだろう。―ホステスのトゥインキーやキャンディー・コーンやストロベリーのクール・エイドが、どれもギラギラと火星のように赤色二号の怪しい光を放って並ぶビュッフェであるかのように。
「レイバーデイグループ」「聖ブラッドベリ祭」
二流作品(ディッシュ評)お焚き上げの会。文章も性格もわるくていいですね。
「ヴィレッジ・エイリアン」「最初の茶番」
ベストセラーとなったUFO連れ去り事件ノンフィクションor小説?についてのフィクション込みの論考。往年の高橋源一郎の文学探偵みたいで、嫌味と紙一重のもってまわった技巧含めて楽しかった。 ディッシュ、すごくSFを愛してるからこそSFづらして出てくるいい加減な作品のこと許せないんだろうな。
「『未知との遭遇』との遭遇」
スピルバーグの未知との遭遇の解題。宇宙戦争とかもそうだけど、結構宗教的だなあと思うスピルバーグをよく説明してくれている。最後の皮肉っぽさ、ディッシュだなという感じ。
それが本当に映画のサブテクストだとしたら、どうしてこんなにヒットしたのだろう。(中略)観客が映画の教訓に感銘を受けたからではなく、迫力ある映像、金色の仔牛としての神という、印象的な神の実像を描いてみせたからだ。我々は神の顔を見たいと渇望しても、神のために狂人��なる覚悟はない。大勢の宗教者が狂気は神にいたる道だとくり返し説いてきたが、凡人にできることではない。しかし、それを映画のシミュレーションで見るなら楽しめるし、しかもその映像がSFのお約束のイメージで無菌化されていれば、なおさら考える必要はない。SFはその定義からして、重要なことを決して意味しないのだから。
「SF ゲットーへの案内」
欧米SFをくさすレムに、もっとちゃんと現代欧米SFを読んでくれ!という訴え
ディッシュは無神論者だったらしいけど、全体的にSF信仰を強く感じる。SFの価値を信じてて、SFかくあるべしというのが強固にあるからこそ、各作品をきちんと読んだうえで駄作という批判も傑作という賛辞も強く示していくそういう文章はきらいじゃない。
ディッシュの破綻してしまった人生最後の支離滅裂な小説「The Word of God」が、SFへの殉教だったのかなとSFロマンチストとしては考えてしまうところ。参照Wiki
ところで、マンハッタンについてのインタラクティブテキストであるところの「アムネジア」というテキストADVゲームの脚本書いていたのははじめて知った。
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blue-aotan · 2 years ago
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ハロー(´ー∀ー`)2023.9.9
コロナ後遺症継続中のわたくしです。
たまに煙臭い→四六時中タバコ臭に変化して12日。味もにおいも少し戻ってきたのですが、まだ完全ではないようです。いつまで続くのでしょうか…たまに味がわかりません…
発症してから1カ月経過しましたが、クリニックで言われたように3カ月はかかるのかもしれませんね😞
そんな中…朝方4時にアリスがぶりぶり下痢をしている音で目が覚め、お尻を拭くと真っ赤で
「!?!?!?血!?」
と寝惚けた頭が即覚醒しました。
血便は初めてで、下痢のうんちが全て赤かったのでこれは…病院やなとなりました。ネットですぐに血便の情報を調べて、ペット保険が使用できる近くの動物病院を調べ血便持参で朝イチで駆け込みました。
30分〜1時間待ちですと告げられ、その間(腫瘍からの出血とかだったらどうしよう…今年16歳で高齢だからいつどうなってもおかしくないし覚悟は日々してるつもりだけど、、アリスが元気で長生きしてくれるのが1番いいよ😭)とぐるぐる考えておりました。
便検査は異常なし、食欲はあるみたいなので様子見でいいとは思いますが血液検査・エコー検査まで希望されますか?と言われました。
悩んだけれど採血の身体的負担などを考えると様子見に決めました。
整腸剤・下痢止めを6日分処方してもらい帰宅。
すぐに朝の分の薬を砕きチュールに混ぜて食べさせました。これで落ち着いたらいいけど、改善しない場合はまた病院へ行って検査してもらう必要があります。
その後薬のおかげか下痢は治りましたが色が黒炭のように黒かったりと、出血継続中かなとも思っていましたが今現在は元に戻りつつあります。
引き続き観察を続けていきます。
生き物だから突然の体調変化は仕方ないですね😞
人間だってそうだもん。
アリスに「猫生楽しかったー!」って思ってもらえるように飼い主の務めを果たしたいです。
ところで。
「トランスフォーマービースト覚醒」を映画館で観るのは諦めました←
吹替しかないのと一回しか上映されておらず、いい時間帯がないのでもう諦めました〜
ブログをあたためている間にいつも2〜3週間経過していたりするので、近況が変わったりその度にブログ書き直したりするので最近はブログに更に時間がかかってます😅
「マイ・エレメント」
を観に行ったのに感想ももう薄れてきているしね←
火の女の子エンバーの母親が、私的にはちょっと嫌悪感がありました。やっぱどうしても過干渉ババーに拒絶反応が出てしまいます。
でも映像はとっても綺麗で、エレメント達の生活をもっと見たいなぁと思うくらい街並みや乗り物の作り込みがすごかったです。
恋愛に興味を持てない私でも、2人がお互いを気遣う気持ちは素敵だなと思いました。興味はないけど←
途中でね、エンバーが「本当は私店なんか継ぎたくない!」って突然言い出した時は
(え???そうなの???)
ってすごい驚いたけど←
そんな素振りがなかったしむしろめちゃくちゃ店継ぐ為に小さい頃から努力してきたみたいな人生だったからびっくりして感情置いてけぼりにされちゃったよね←
唯一そこが引っかかってしょうがなかったです。
あとは水の男の子ウェイドは優しいよね。すぐ泣くし。なんかいいことを2回ほど言ってて感動したんだけど、もう何て言ってたかすら覚えていないよね。。。
(後遺症の記憶障害ということにしたい
私が1番印象に残ったシーンは、2人で花を見にいくところです。本当に美しかった。
それと最近アニメキングダムを第4シリーズまで見返しました。
毎週見るんじゃなくて、一気見した方が断然面白かった。
で、なんで第4シリーズ面白くなかったんだろうって考えたら、太后が謀反の張本人なのにロウアイが車裂きの刑になったからです。
私が嬴政なら、絶対に太后こそ車裂きの刑にします。絶対に許さない←
最後の最後まで身勝手に自分の子供だけは助けろと言い、それはできないと言うと嬴政を罵り言いたい放題して嬴政も実の息子なのに一言も謝りもせず…この母親は本当に腐ってます。
それ以外は本当に面白くて、騰の活躍も大将軍になったことも嬉しいしロクオミいじりもとっても面白いし🤣昌平君にはめちゃくちゃ痺れるし、セイキョウは泣けるし、王賁と紫伯の戦いもとても面白かった。
第5シリーズが楽しみすぎます〜
そんなこんなで他にブログに書きたいことあった気がするんだけど、一日掃除して疲れたのでこの辺で終わりにしたいと思いますw
最後に2番目の姉の渾身の手作りカチューシャを載せます。
(トイストーリーホテルに泊まったんだって
夢のホテルやーー
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shukiiflog · 2 years ago
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ある画家の手記if.39  告白
三人で家族旅行をして、香澄の睡眠も落ち着きだしてからしばらく経ったある日に、情香ちゃんは唐突にこの家を出て行った。 もともとこのままずっとここにいる気じゃないのは僕も香澄も分かってたし、出ていくことに変な他意はなくて、そろそろいつもの体を動かす忙しい仕事に戻りたくなったんだろうなと思った。
荷物もないし玄関まででいいというから、香澄と二人で玄関で見送る。 一人靴を履いた情香ちゃんは玄関で香澄の頭を髪が爆発したみたいになるまでわしわし撫でたあとで、満足したみたいに笑った。 「ん。もうそんな痩せこけてないな」 「…うん。ありがとう。情香さんの料理おいしかった」 情香ちゃんが香澄をまっすぐ見つめる。 「困ったらいつでも呼びなよ」 「うん」 「…香澄の目は綺麗だな」 そう言って情香ちゃんが香澄の頭を両手で挟んで持って引き寄せ て 「?!」 「ちょっ…」 香澄の目元に軽くキスしていった。香澄はフリーズして目をぱちくりさせてる。 僕は後ろから香澄を抱きしめて牽制する。 「…情香ちゃん、や、やめて…。香澄口説かないで」絶対僕が負けるから。 「そう思うならもう少しお前も大人になるんだな」 情香ちゃんは笑いながら颯爽と扉の向こうに消えていった。 「……。」 「………。」 室内に残された二人でしばらく同じ体勢のまま固まる。 「……香澄…情香ちゃんに心変わり「してないよ?!」 つっこまれるみたいに否定されてほっと息をつく。…へんな感じだ。前だったらそんな、香澄が誰を好きだって、こんなに焦ったりしなかったのに…今僕に気持ちの余裕がないのかな、家族になろうって言ったときだって僕は、香澄にほかに彼女とかがいるならそれで…って思ったり…してたのに。 ……もしかしてこれが独占欲ってやつかな。 もやもやを新鮮に感じながら、香澄に提案する。 「…ねえ香澄。僕はこれからどうしてもやりたいことがあるんだけど、香澄も手伝ってくれる?」 香澄は後ろから抱きしめてくる僕の腕の上に手を乗せて、僕の足の上に足を乗せて、僕もそれに合わせて足をぶらぶらさせたり体をゆらゆらさせて二人で玄関先で一緒に揺れる。 「いいよ。やりたいこと?」 僕はそのまま足の甲に香澄を乗せて二人羽織みたいな二足歩行を戯れにしながらリビングまで戻った。 香澄をソファに待機させると、家族旅行で買ったばかりの防寒具一式をすばやく取ってくる。 ソファに座った香澄にぐるぐるマフラーを巻いて頭に大きめのニット帽をしっかりかぶせて耳まで覆った。体にコートをかける。 僕は寒さに強いから適当なコート一枚でいいや。 「よし、出発」 二人で家を出て、すぐ隣のひらけた公園まできた。 まだ雪が積もったままで、隅のほうに少しだけ子供が雪で遊んだあとが残ってる。 一番綺麗に高く積もったあたりを二人で探して見つけた。 「…よし。香澄、雪だるま作るよ」 僕の真剣な声にとなりの香澄がふっと息を噴き出すみたいに笑った。 「…え。なにに笑ったの」 香澄は手袋をした手で口をおさえて笑いを堪えるみたいにしてる。 「な、なんでもないよ…作ろっか」 …また僕へんなことやらかしたのかな…でも香澄は嫌な気になってるわけじゃないみたいだ 「香澄…」 じと…と香澄を半目で見たら、香澄が笑って両手を掲げて降参しながら白状する。 「直人かわいいなと思ってつい、だってすごく気合い入ってて、ほんとに真剣にやりたいことみたいだったから、なにかと思ったら…」 まだ笑ってる。雪だるまは子供の遊びじゃないんだぞ。 二人で小さな雪玉を転がしながら、僕が胴体、香澄が頭を担当することになった。 香澄が凍った空気に白い息を吐く。 「はー…… 今日からもう情香さんいないんだね…」 「香澄が呼べばきっといつでもまた来てくれるよ。僕が呼んでもあんまり来てくれないけど…」 「そういえば直人は情香さんと一緒に暮らしたことないって言ってたけど、二人が一緒にいるのすごく自然だったよ。幸せそうだった。どうして別々に暮らしてたの?」 「………」 僕の返事がそこで途切れたから香澄は慌ててつけくわえた。 「ごめん、口出しなんて…「いや、なんでも聞いていいよ。香澄も家族なんだから」 笑って香澄が謝るのを遮ったものの、質問には答えられずに、話は自然と別のことにうつっていった。 かなり大きくなった雪玉を、バランスをとりながらふたつ重ねて、二人で支えてしっかり立たせる。 長身の男二人で丸め続けた雪だるまの身長はなかなかのものになった。少なくとも子供が集まって作れるサイズ感じゃない。 「僕は目を探してくるから、香澄は鼻か口を見つけてきてくれる?」 「なんでもいいの?」 「いいよ」 二人で手分けして公園内の木や石を見て回って、手頃なものを探す。僕は黒々としたつぶらな石の瞳と元気に広がった枝の腕二本を見つけた。香澄も尖った石を持ってきて、顔の真ん中に鼻にして刺した。 目も腕もついて、ちょっとだけ天を仰ぐ顔の角度で、かわいくできた。完成だ。 「香澄、ケータイ持ってきた?」 「持ってるよ。写真撮ろうか」 「うん、……誰か…撮ってくれる人がいたら…」公園内は平日だからか閑散としてる。香澄と僕と雪だるまを撮ってくれそうな人が通りがからないか待ってみる。 すると一匹の大きなシェパードが遠くから僕らのほうに向かって猛スピードで走り寄ってくるのが見えた。 人なつこいのか、雪だるまに興味があるのかな。 「首輪つけてるね、飼い主に写真が頼めないかな」 二人で飼い主の影がどこかにないか見回す。 すぐに体に触れられるほど近くにきた犬の頭を撫でる。吠えたり噛んだりもしない、よく躾けられたいい子だ。 「直人、犬には嫌われないんだ」 「ね、猫だけだよ…あんなに嫌われるのは」 「犬も好き?」 聞かれて一瞬ぼうっとする …似てるってよく言われるな 犬は好き 特に大きい犬は僕がぎゅって抱きしめても骨を折ったりしなくて安心だし 犬は好きだったよ 飼い主が …いや、飼い主のことだって別に嫌ってたわけじゃ その時、雪上に大きな指笛の音がまっすぐ空間を貫通するように響き渡った 「…あ、この子の飼い主さんかな」 香澄が音のしたほうに振り返って、丘の上の散策路に人影を見つけた。 笛の音で犬は全身をぴしっと引き締めてまた一直線に音のしたほうへ駆け出した。 犬の…首輪に下がってたあれは名札? BU…STER…? 「come,バスター」 散策路の人影が一言発した 介助犬とかの訓練用に共通で決められてる命令語だ 犬と一緒にすぐ木立の陰に消えていって僕にはほとんど見えなかった 襟を立てたロングコートだけちらりと見えた 「………人違い…」 …だと思う。あの人はこの時期に日本に滞在してることは滅多にないし ここに居るほうが変だ 「直人」 横から怪我してないほうの腕を香澄にひっぱられた。顔を覗き込まれる。 「変な顔してるよ。大丈夫?」 「…うん。なんでもない」 いつも通り笑ったつもりだったけど香澄に手袋をはめた手で顔を挟まれる。…心配かけちゃってる。 「…さっきの人、知り合いだった?」 「…ううん、人違いだよ」 今度こそうまくちゃんと笑って、香澄をぎゅっと抱きしめる。 「雪だるま…大きく作ったからきっと明日もまだちゃんと残ってる。今日は写真は諦めて帰ろうか」 「…うん」 二人で雪だるまを公園に残して家のほうへ歩き出す。 まだちょっと心配そうにする香澄の頭をわしゃわしゃ撫でて頭を胸に引き寄せてこめかみにキスした。 香澄の右手から手袋をすぽっと取ると、素手になった香澄の指に自分の指を絡めて、しっかり繋いだ手を僕のコートの左ポケットに突っ込んだ。 夜。久しぶりに二人だけで夕飯を作って食べる。 ひとり分の賑やかさが消えて、ほんの少しだけ寂しいような、不安なような。 それをかき消すように二人でいつもより手間をかけて凝った料理をいくつも作った。 食事が終わって片付けも済んで、僕がソファに座ったら香澄が横からするりと僕の膝の上に座った。…かわいいな。 香澄の体を包むように抱きしめる。 「…こういうの久しぶりだね」 って、自分で口に出しておいてだんだん恥ずかしくなる。 情香ちゃんもいたときはそういうことを意識して避けてたわけではなくて、自然とそういう気分にはならなかった。 「…香澄、こっち向いて」 僕の腕の中でゆったりリラックスしてた香澄が顔をあげて僕を見る、手で顎をとって軽く開かせると舌をさし入れて深くキスした。香澄も目を閉じて舌が口内でゆっくり絡み合う。一度少し唇を離してもう一度、角度を変えてもう一度、そうやって何度も深��キスを繰り返してるうちに、身体の芯からじんわり溶けそうになる。…気持ちよくて目が潤む。 一旦休憩。口を離すと少しだけあがった息が至近距離で混ざり合う。 「…香澄… …したい」 正直にこう言っても大丈夫。香澄はもう嫌なときはちゃんと嫌って言える。迫られても襲われても、意に沿わないときは自分の身を守れる。…帰ってきてくれた。それがすべてだった。 香澄の両腕が僕の背中に回って、ぎゅっと僕の体に絡められた。 「……うん…」 首元にあてられた香澄の顔は見えないけど、ちゃんと聞こえた、返事。 そのまま香澄の脚の下に腕を通してもう片腕で背中を支えて、横抱きにしてソファから抱え上げる。 左腕に少しだけ痛みがあった。負担がそっちにいかないように香澄の体の重心を少しずらす。 ドアを開けっぱなしだった僕の部屋に入ってベッドの上に香澄をおろすと、少し赤らんだ頰にキスを落とした。
続き
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teddyysblog · 10 days ago
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### 『蜜月の絆 - 深淵の愛情編 -』
#### 【朝もやの寝室】
薄青色の朝靄がカーテンの隙間から差し込み、乱れたシーツの上で重なり合う二人の輪郭を浮かび上がらせていた。瑠奈の黒髪が私の胸の上で波打ち、桜色の毛先が朝日に透けて輝いている。彼女の左腕が私の腰を強く抱き締めたまま、まるで逃がすまいとする野生動物のようだ。
「ん...もう朝?」
瑠奈が瞼を震わせながら顔を上げた。睡眠で少し腫れた目元に、昨夜の涙の跡がかすかに光る。枕に滲んだアイライナーが、私たちの過ちの深さを静かに物語っていた。
#### 【覚醒の瞬間】
私が身体を動かそうとした瞬間、瑠奈の指先が鋭く腕に食い込んだ。
「どこへ行くの...?」
その声は、朝のしゃがれ声の中に鋭い緊張を孕んでいた。瑠奈の右目だけがカーテン越しの光を受けて、琥珀色に輝いている。まるで獲物を狙う猫科動物のようだ。
「いや、ちょっと...水を...」
「だめ」
瑠奈の足が私の脚に絡みつく。その肌は驚くほど熱く、汗で湿っていた。
「私がいるでしょう...?」
彼女はゆっくりと上体を起こし、乱れた前髪の向こうから私を見下ろした。首筋に浮かんだ赤い痕は、私が昨夜つけたものだ。
#### 【朝の儀式】
瑠奈がベッドサイドの水差しに手を伸ばした。グラスに注ぐ水の音が、異常なほど大きく寝室に響く。
「はい...」
唇にグラスの縁を当てながら、瑠奈の視線が私の喉元を追う。飲み込むたびに動く喉仏を、彼女は貪るように見つめていた。
「ごくごく...音、可愛い」
瑠奈の指が私の首筋を撫でる。その動きは優雅だが、明らかに所有を確認するような感触だ。
#### 【鏡の中の二人】
洗面所の鏡に映る私たち。瑠奈が背後から私に抱きつき、顎を肩に乗せている。
「ほら...同じだよ」
彼女の指が、鏡の中の私の鎖骨をなぞる。確かに、同じ形の赤い痕が二人の肌に刻まれていた。
「これで...誰が見てもわかる」
瑠奈の笑顔が鏡に映る。その表情は、満足感とどこか危うい優越感が入り混じっていた。
#### 【朝食の支配】
キッチンで瑠奈が卵を割る音が鋭く響く。彼女の動きはいつもより大胆で、フライパンに油が跳ねるのも気にしない。
「全部食べてね?」
私の目の前に山盛りの料理が置かれる。栄養バランスを考えた品数は、明らかに過剰だ。
「こんなに...」
「成長期だもの」
瑠奈が私の膝の間にすっと入り込み、フォークに巻いたパスタを口元に運ぶ。
「あーん」
その目は、拒絶を許さないほどに輝いていた。
#### 【登校前の儀式】
玄関で瑠奈が私のネクタイを直す。いつもの仕草だが、今日は明らかに時間がかかる。
「今日は...帰りが遅くなるかも」
私が呟くと、瑠奈の指先が瞬間的に止まった。
「...用事?」
「いや、部活の...」
「嘘」
瑠奈の声が鋭く切り込む。彼女の指がネクタイの内側に滑り込み、急所をかすかに圧迫する。
「あの...女子と?」
その目には、昨夜の優しい姉の面影はなかった。黒い瞳孔が恐怖するほど大きく開いている。
#### 【狂気の愛情】
突然、瑠奈の表情が緩んだ。
「ごめんね...疑っちゃって」
彼女の唇が私の頬に触れる。一見優しいキスだが、その直後に耳元で囁かれた言葉は冷ややかだった。
「でも...約束したよね?私だけの...弟くん」
鞄の中からスマホを取り出すと、画面にはGPSアプリが表示されていた。
「心配だから...つけておいたの」
瑠奈の笑顔が、一瞬だけ本物の幼い姉のように見えた。
「いってらっしゃい。一番好きだよ...」
ドアが閉まる音が、奇妙に長く耳に残った。
#### 【教室の幻影】
授業中、窓ガラスに瑠奈の顔が浮かぶ。瞬きしても消えない。首筋の痕が疼く。
「大丈夫ですか?」
隣の女子が心配そうに聞く。その声と同時に、スマホが振動した。
[お昼、屋上で待ってる♡ お姉ちゃんより]
#### 【屋上の真実】
屋上の扉を開けると、瑠奈が手作りの弁当を広げていた。
「驚いた?」
彼女の制服の第一ボタンが外れ、昨夜私がつけた痕がかすかに覗いている。
「どうして...?」
「心配じゃない?」
瑠奈の指が私の制服のポケットに滑り込む。中から取り出したのは、女子からのメモだった。
「...これ」
彼女の目が一瞬だけ潤む。しかしすぐに、笑顔に変わる。
「大丈夫...私、怒ってないよ」
弁当箱のふたを開ける音が鋭く響く。中身はすべて赤い食材で統一されていた。
「ほら...食べて?全部...私が作ったの」
トマト、パプリカ、赤いフルーツ...その色彩は不自然に鮮やかで、どこか非現実的だった。
#### 【帰路の心理戦】
下校時、瑠奈が突然私の手を握る。人目を気にしない大胆さだ。
「今日...楽しかった?」
その問いには、複数の意味が込められていた。
「ん...」
「良かった��
瑠奈の指の力が強くなる。彼女のスマホには、私のクラスメイト全員のSNSが登録されている。
「今夜も...お勉強、続けようね?」
その囁きは、甘くも恐ろしい調べを奏でていた。
#### 【夜の儀式】
寝室のドアが静かに閉まる。瑠奈が今日も黒い下着姿でベッドに近づく。
「昨日より...上手にできるかな?」
彼女の手に握られたのは、なんと家庭科の教科書だった。
「ほら...『生殖と健康』の章...」
ページをめくる指先が、不自然に震えている。
「お姉ちゃんが...丁寧に教えてあげる」
その夜も、私たちは罪深い絆をさらに深めていった。瑠奈の熱い涙が教科書のページを濡らし、知識は実践へと昇華していくのだった。
[翌朝、瑠奈のスマホには新たなアプリがインストールされていた-基礎体温を記録するためのものだ。]
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kachoushi · 2 months ago
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各地句会報
花鳥誌 令和7年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和7年2月1日 色鳥句会
おのづから一幅の絵に冬木立 成子 すれ違ふ白秋の歌水の春 朝子 切り口は春へ向きたる粉砂糖 かおり 春隣夫あしらひに慣れもして 光子 春場所や塩撒く胸の真つ赤なり 睦子 ランドセルに入れては出して春を待つ 修二 豪快で情ある人の初便り 孝子 春の日を包みくるりと鉋屑 成子 個室へと移りし看取り寒に入る 朝子 背ナを向け手を振る別れ春の人 久美子 体温の抜けて重たき裘 かおり 雪降り込む家に育ちてつつましく 光子
………………………………………………………………
令和7年2月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
愛憎のかたちにねぢれゐて盆梅 和子 冬菫ボクシングジムある街に 美紀 春を呼ぶものにナショナルマーケット はるか うかれ猫仙台坂を駆け上る 六甲 十字架に最も遠き冬すみれ 和子 ポケットにテディベアちよこん春を待つ 美紀 春待つとカットモデルを募集中 はるか 少年の英語四温の池すべる 慶月 六階の麻布の蒲団干されをり 三郎 梅の香の白き流れとすれ違ふ 同 極楽を麻布で迎へ鳴雪忌 佑天
岡田順子選 特選句
十字架に最も遠き冬すみれ 和子 滿つること散りぬることもあたたかく 光子 三味線の糸道深しはん女の忌 佑天 水鏡のなかに春待つ木と空と 光子 ブランコの声讃美歌の声包む 俊樹 蝋梅の香を置きざりにこぼれゐて 季凜 野の起伏あたたかに飛び越ゆるなり 光子 ひかりとは蝋梅ふふみゆくことと 緋路
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月3日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
うす紅をちらり零して梅の花 笑子 風花の舞ひて揺蕩ふ思案橋 同 もてなしの干菓子の薄紙女正月 希子 白梅のふふめる蕾覚めやらず 同 水子観音野路に御立ちて鬼は外 数幸 青空を暫し塗り替へ春時雨 千加江 握手する手を手袋に温めて 雪 今はただ凍つる他なき蝶一つ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
風よ波尖るふるさと雪ごもり 百合子 頰なでる潮香近しき島の春 多美女 若布拾ふ旅の途中の相模湾 亜栄子 枡形は青春の地よ春間近 教子 鐘響く二月礼者の読経漏れ 亜栄子 観音の背ナ汚れなき白椿 三無 寒明けの陽射し従へ野を歩せり 和代 笹鳴きの途切れ途切れに囁き来 秋尚 潮の香の雫を砂へ若布干す 同 早春の軽き足音追ひ越され 亜栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
蕗の薹摘み来て地酒封を切る 三無 やはらかな色に膨らむ蕗の薹 秋尚 海苔干し場幾重に並び磯の風 ます江 引き締まる水に色濃き海苔を摘む 聰 景一変黄沙を喰らふ春一番 同 船べりに海苔の色付け戻りけり 秋尚 往診の医者にふるまふ海苔むすび 美貴 隠沼の水面の騒ぐ春一番 秋尚 海苔粗朶を育てる人に朝日さす ます江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月10日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
節分の夜も護摩火は衰へず あけみ 滑稽な鬼のお面へ豆撒かれ 実加 自転車の小さく見えて浅き春 裕子 過疎町に子等の声あり草青む 紀子 春の風邪流行の服を選りてをり 裕子 雪原を駆けづる犬の尾の黒き あけみ 生きること教へてくれる葱坊主 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月11日 萩花鳥会(二月十一日)
迷ひつつ卵焼く子や春隣 吉之 小春日や豆の蔓伸び膝の上 俊文 豪雪の屋根は死の渕雪をんな 健雄 枯れて見ゆ老木なれど梅ひらく 恒雄 恙無い日々願ひ食む恵方巻 綾子 父は言ふ運動後には梅干しを 健児 一点前終へれば消ゆる春の雪 美恵子
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令和7年2月13日 うづら三日の月句会(二月十三日) 坊城俊樹選 特選句
春立ちて夫生き生きと畑に出る 喜代子 艶話榾燃え尽きて夜も更けて 都 如月の老舗のポスター江戸火消し 同 ��戻る木々の梢の震へたり 同 窓辺にて春待つ唄を繰り返し 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月14日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
万両の姿万両外連なく 宇太郎 記憶より小さな橋よ蕗の薹 都 ポストにも小さな庇雪解風 美智子 浅利汁一人なれども音立てて 悦子 上京や春セーターと乗る列車 美紀
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
小流れの淵に盛られし春の泥 久子 篁を音なく撫でる春の風 秋尚 暗渠より出づるまぶしさ春の川 千種 薄紅梅枝垂れて空を深くせり 三無 星あまた大地に散らし犬ふぐり 芙佐子 園児らを森に攫ひし蜆蝶 経彦 石仏の陰から影へ猫の恋 月惑 閼伽桶を飛び出し春の水となり 三無 下萌や蹴上げしボール子に逸れて 久子 陽の中の砦の武士の春愁ひ 軽象
栗林圭魚選 特選句
輪になつて体操の声草青む ます江 句碑の辺に師の気配満ち梅開く 三無 記念樹の梅香拡げて年尾句碑 亜栄子 春の川翡翠の色映したる 久 蒲公英の黄の輝きて母の塔 文英 土ほこと梅見の客を迎へ入れ 千種 園児らを森に攫ひし蜆蝶 経彦 励めよと句碑の真白きしだれ梅 千種 富嶽より枡形山へ雪解風 月惑 鳥寄せて何処か揺れをり藪椿 芙佐子 句碑裏の蕗の薹三つ初々し 文英 梅林の香りの仄と径険し 斉
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
数多なる柚子も生家も売られけり 世詩明 此の路地に名も無く老いて冬籠 雪 それなりに良き事ありし古暦 同 水仙やかつて柏翠町春草 同 猫の恋北斗七星輝けり かづを しろがねの波砕け散る冬怒濤 笑子 ほうほうと訪ひ来る黒衣寒修行 同 大地より膨らむ兆し蕗の薹 希子 天空の霞流れて城遥か 同 紅椿あの人の地に咲いたろか 令子 早春の風やふんはり髪を梳く 千加江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月21日 さきたま花鳥句会 紀元選 特選句
畑打や夕日に長き鍬の翳 八草 冴返る秒針のなき外時計 紀花 春泥を跨ぐに足らぬ我が歩幅 久絵 揉みほぐし叩きほぐして春の土 順子 馬の目が笑つてゐたり春の蝶 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和7年2月16日・21日 柏翠館・鯖江花鳥合同句会 坊城俊樹選 特選句
胸中に温石と言ふ石一つ 雪 力瘤これ見よがしの冬木立 同 父の膝覚えて居りしお年玉 同 雪に生れ雪に老い行くだけの事 同 己が色使ひ果して枯るる草 同 口髭に豆撒く父の男振り 同 不器用を父の所為にしちやんちやんこ 同 初雀話はづんでゐるらしき 同 浅き春乗せ九頭竜は流るのみ かづを 風と来て風花風と去りゆけり 同 神の森三日三晩の大焚火 洋子 土の面ひたすら見たく雪を掻く 同 日脚伸ぶ硯の海に気を満す 真喜栄 樹には樹の忍ぶ月日や春の雪 同 野仏のやはらぐ笑みや水温む 同 道の辺の一花一仏風花す ただし 雑巾の縫目千鳥に針供養 嘉和 雪解水堰音荒き橋の下 英美子 ちらちらと降りて重たき雪の嵩 みす枝 雪地獄なる山からも海からも 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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quuyukadaisuki · 2 months ago
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狂える時のシャドウ・オブ・ソーサー
〜誰が為に時は鳴る〜
_6.ナシュと空賊のラプソディ_✍
レオファードたちは、目立たぬように追っていた。その視線の先には、いつものようにマイペースに歩く冒険者の姿がある。
「……やはりそう簡単にはいかぬな」
ケット・シーが尻尾を揺らしながらぼやく。
どうにかアガレスに気付かれず、監視の目がない頃合いを見計らって、話す機会を狙っているものの――アガレスの気配が冒険者に付き纏うのを感じる。しかも冒険者が接触を試みようとする者たちは操られているのだろう、必ず巧妙に特設ステージへと誘導されてしまう。
「やれやれ、だな」
レオファードが、半ば投げやりに告げた。
特設ステージから聞いたことのある賑やかな音楽が流れはじめた――筋肉美のアフタヌゥーンのショーである。
今日もまた、冒険者は迷いなくそこへ足を運んでいく。
「……まったくだ」
ケット・シーは眉をひそめたが、仕方なくレオファードに続く。尾行の手を緩めるわけにはいかなかった。
大勢の客で賑わう特設ステージ。
中心にいるのはマンダウィル親子、そしてステージを取り囲むかのように筋骨隆々の男たちがきらびやかな衣装に身を包み、これでもかと肉体美を誇示している。
それを盛り上げるように、観客たちの歓声が響く。
レオファードは、周囲を一瞥したあと、ステージ上に目を向けた。そこで、あるミコッテの女性に目を留める――彼女は舞台の助手役として動いていたが、どこか様子がおかしかった。
明らかに『流れを知っている者の戸惑い』を見せている。
動こうとするたび、筋肉パフォーマたちにマッスルゥと押し戻される。何かを探るような目で、客席のほうをちらりと見ること数回。そして一瞬だけ、心底うんざりしたような表情を浮かべた。
気付いているなと、レオファードは確信する。
「おい、ちょっと聞け」
小声で呼びかけると、隣の小さな相棒が耳を動かす。
「なんだ?」
「……あのお嬢ちゃんは、この繰り返しに気付いているみたいだぞ」
レオファードの視線の先をケット・シーが辿る。ゴーグル越しに見据えてるのは舞台に立つ助手役らしきミコッテの女性だ。
「何を言っておる。そんなバカなことがあるというのか。アガレスの支配から逃れるなど、奇跡でも起きぬ限り……」
ケット・シーは思わず声を上げたが、レオファードの真剣な目を見て、ぐっと言葉を飲み込んだ。あのミコッテの娘が感づいているとな――本当にそうなのか? しかしレオファードの観察眼は確かだと思い直し、確信はないが渋々ながら付き合う事にする。
「――作戦はだな、舞台裏に引��込むタイミングを狙うぞ」
レオファードは短く指示を出した。
「……そんで、ケット・シー、お前が潜り込め」
「小さいからって便利に使うな……!」
ぷんすかと文句を言いながらも、ケット・シーは小さな体を活かして、そっと動き出す。
「目立つ動きは絶対に避けろ。慎重にな」
「……私を誰だと思うておる」
レオファードの念押しに、ケット・シーはむっとしながら応じる。産まれたばかりの雛鳥でもあるまいに、レオファードは時折、親鳥の様に過保護な事がある。
「心配しちゃ悪いか? ネコじじい」
レオファードがニヤリとした。しれっと悪びれる事なく言うのだから、なおさら性質が悪い。
「ふん……余計なお世話だというものだ――それよりも」
「なんだ?」
「ネコじじいと呼ぶなと言うておろう!」
ショーは、一時小休止を挟んだ。
ミコッテの娘がそっと舞台裏に引っ込んでいくそのタイミングを逃さず、ケット・シーが忍び寄り、そして控室に入ったのを見計らい呼びかける。
「……おい、そこの娘よ。聞こえるか」
ミコッテの娘はかすかな呼びかけに、聞こえないふりをするかどうか、しばし葛藤する様子を見せたが――観念したのだろう。あたりをきょろきょろと見回して叫んだ。
「だ、誰ですかぁっ!? もしかしてオバケさんですかっ?!」
声を上ずらせながら、ミコッテの娘は背中から爆弾を取り出し、両手で構えた。完璧な警戒ポーズだ。ケット・シーはその光景に耳をぺたんと寝かせ、心の中で深いため息をつく。
レオファードのやつめ、見誤ったな――反応を見る限り、ループに気付いているとは思えぬ。ここで猫の姿である使い魔の自分が出て正体を現したところで、ますます混乱が大きくなるのは間違いなかった。
「にゃ……あとは頼む」
「ったく、そうはうまくはいかねぇか」
「ほう……初めて意見があったのう」
「一言多いぞ、……ネコじじい」
レオファードが軽口を叩きながら現れ、ケット・シーもそれに続いた。
「オバケさんじゃなかったのです……黒猫さん……です?」
初めて見る生き物に、虚を突かれたミコッテの娘。レオファードが両手を見せるジェスチャーで、できるだけ優しく声をかける。
「おっと、俺たちは敵じゃない。ループを止めるために動いている。そう……だから、まずはその爆弾をしまっちゃくれねえか」
「えっ、あ、そ、そうだったんですか!?」
ミコッテの娘は慌てて爆弾を抱きかかえ、ごまかすように後ろ手に隠した――が、まったく隠れていなかった。
「………………………………………………」
――全然信用できねえってか。
レオファードはケット・シーの咎めるような視線をひしひし背中に感じながら肩を竦めてみせた。
「あ〜っと………まずは、自己紹介からだな」
警戒を解こうとレオファードがこれまでの経緯を簡単に説明するうちに、ナシュと名乗ったミコッテの娘は段々と目をきらきら輝かせ始め、両手を胸の前でぱんと合わせた。顔の前に手を寄せ、嬉しそうに片足をぴょんと跳ね上げながら声をあげる。
「思っていた通りです〜! やはり事件だったんですね!」
その瞬間、彼女が抱えていた爆弾が手からすっぽーんと抜けて、くるりと宙を舞った。
「うぉっとぉ!」
レオファードが反射的に手を伸ばし、がっちりと爆弾をキャッチ。しかし、爆弾の重みでバランスを崩しかける。
「わぷっ――!」
すかさずケット・シーも跳びつき、小さな体でレオファードの腕にしがみつきながら、爆弾の端っこを押さえる。
二人(正確には一人と一匹)は、無言のうちに絶妙な連携でバランスを取り直し、なんとか爆弾を地面に落とさずに済んだ。
レオファードが目配せしながらケット・シーに頷き、ケット・シーも小さく「にゃ」と頷き返し、そのまま慎重に、そぉーっと爆弾を地面に置いた。
「爆弾落とすなぁぁぁ!」
「わわわっ、ごめんなさいです~!」
ナシュはぺこりと頭を下げ、反省しているのかしていないのか、ぴょんぴょんと跳ねながらあたふたするのだった。
「はぁ………ナシュ殿の言う通り、見方を変えれば事件とも言えるかの」
ケット・シーは耳をぴくぴくさせながら、ナシュの反応に若干の戸惑いを見せつつ、ぽつりと答えた。
ナシュはしばしの沈黙ののち、ぎゅっと両手を胸元で握りしめ、意を決したように前に一歩踏み出した。
「――あの! お願いしたい事があります〜。どうしても、ヒルディブランド様とゴットベルト様を正気に戻したいんです! ナシュにもお手伝いさせてください!」
「そいつぁ……頼もしい申し出だがな」
レオファードは腕を組み、ナシュを見下ろした。
「簡単な道じゃねぇぞ。相手は、アガレスの支配下にある。下手すりゃ、こっちが取り込まれる」
「それでもですっ!」
ナシュはぐっと拳を握り締めた。その小さな体のどこにそんな気迫があるのか。
「ナシュは……ヒルディブランド様に助けてもらったご恩があるんです! だから今度は……ナシュが助ける番なんですっ! それに事件屋���ルディブランド様の助手ナシュ・マカラッカとして何もせずに見過ごすなんてできないのです〜!」
真っ直ぐな瞳に、レオファードは一瞬、胸を衝かれるものを感じた。ケット・シーも、しっぽを一度ぱたりと振ったあと、ふっと笑みを浮かべる。
「……筋は通っておるな」
「だったら――」
レオファードはにやりと口角を上げた。
「――いっちょ、力を貸してやろうじゃねぇか」
「はいです〜!」
ナシュはぱぁっと顔を輝かせた。その拍子にまた爆弾を取り落としかけたが、レオファードがさっと腕を伸ばして押さえた。
「爆弾をしまえって言ったろうが……!」
「わわわっ、ご、ごめんなさい〜!」
ドタバタと騒ぎながらも、新たな協力者を得たレオファードたちは、次なる作戦に向けて、作戦会議を始めるのだった――。
「――それで、ショーに出ているマンダヴィル親子の事だったか」
レオファードがそう返すと全力でナシュ頷いた。
「そうですそうです〜」
「して、お主らはどうして巻き込まれたのだ?」
ケット・シーが何気なくナシュに質問をした。
「えっと、それはですね〜。ヒルディブランド様の壊れた懐中時計を直すために、ここへ来たんです〜それでそのぅゴットベルト様が修理しようとしたら、光ってぇ、宙に浮いて〜それで……うーん。そこからはよく覚えてないんですけど」
――懐中時計が光って、しかも浮いただと?
ケット・シーの目が光る。
「それだッ!!」
声を潜めながらも、興奮気味に話し出す。
「懐中時計こそ、アガレスの依代(よりしろ)、つまり要である可能性が高いぞ!」
一瞬、空気が引き締まった。懐中時計を破壊、あるいは封印すれば、アガレスの力は大きく削げる。
だが、恐らくそれを守る力もまた強大だろう。
「破壊するにも封印するにも俺たちだけじゃ無理だ。……あいつの力が要るな」
レオファードは、冷静に結論を下した。
「……? あいつとは誰のことなんですか?」
「ふっ、聞いて驚くなよ。竜詩戦争を終わらせ、ついでに世界も救った英雄。そんで俺達、レッドビル空賊団の団員でもある!」
「……正確には雇っただけであろう」
勝手に仲間だと吹聴されたら当の本人が困るのではと、ケット・シーがレオファードを嗜めるが、レオファード本人はどこ吹く風――むしろ、間違っているのはケット・シーだと言いたいらしい。
「なに言ってんだ。戦友ってこたぁ、つまり仲間だろ」
「ふむ……たしかに、その点においては違いないな」
ケット・シーもそこに関しては同意だ。
「だろ」
レオファードが不敵な笑みを浮かべる。
「なんだか聞いていると頼もしいです〜!」
「うむ。もしかしたらナシュ殿も会った事があるかもしれぬしの」
「うーん、どうですかね?でも是非会ってみたいです―――!」
ここに、事件屋の助手と空賊団の奇妙な共同戦線が爆誕したのであった。
――しばらくしてのち、ショーの控室にて。
夜の爆破ショーの開演まで時間があるからと、ナシュの控室は一時的に空賊団のアジトとなった。休める場所がなかった二人にとって、ありがたい申し出であった。
「そういや……嬢ちゃんはなぜ正気でいられたんだ?」
レオファードが何気なしに尋ねると、ナシュは困ったように首をかしげた。
「あの……もしかしたら、目を回して倒れてたから、かも……です〜」
彼女は恥ずかしそうに頬を赤らめる。
「気がついたら、ちょうどショーが始まるところでした……」
つまり、ループ現象の発生時、意識を失っていたため、運良く干渉を受けなかったということらしい。
ほれみたことかと言わんばかりのレオファード、恥ずかしそうに手で顔を覆って照れているナシュ。ケット・シーは、危うくズッコケそうになった。
「な、なるほど……まさかほんとうに奇跡とな――」
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naritamarchaiswebsite · 4 months ago
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暮らしの彩り~その192
今日は3月3日、ひな祭り!
我が家のお雛様たちはこちら。
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良く見ると、額の右上がちょっと壊れているんです。これは2011年3月11日の東日本大震災の時に下に落ちてしまったときの傷跡。あの時、3月いっぱいはこの額を飾ってあげようとまだ出していたことなど思い出します。
我が家の猫ベルが入り込まない場所にあちこち分けて飾っています。
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なんと昨日、夕方からNHKのEテレで放送されていた「365日の献立日記」という番組を見てびっくり!名女優だった沢村貞子さんの献立日記をもとに製作されている番組に、我が家にあるのとそっくりなお雛様が映ったんです。
その場面がこちら。
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そして我が家にあるのがこちら。
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我が家のお雛様は、学生時代に奈良出身の友人がくれた一刀彫の雛人形。箱さえ手のひらに乗る小さな小さな可愛い雛人形。
私はてっきり、番組に映し出されたものは沢村貞子さんの雛人形だと思っていたら実際は違ったみたいで、沢村さんの思い出をたどって番組が準備したものだったようです。
沢村さんがテレビ番組に出演した時の映像がその後流れました。そちらに映っているものが実際に持っていらした思い出深い大事なお雛様なのだそうです。
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修学旅行の時にお店の店先で見つけて、どうしてもどうしても欲しくて購入したものだとか。沢村さんが大事にしていたことを知っていたお母さんが戦時中、これを大事に持ち歩いてくださっていたのだそうです。
なんと胸にじーんとくる良いお話なんでしょう。沢村さん��ひな祭りの時だけでなく、1年じゅうこのお雛様を飾ることにしたそうです。
亡くなられてからは黒柳徹子さんが持っていらっしゃるとか。黒柳さんのインスタグラムから見つけた写真がこちら。
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このお雛様には愛され大事にされてきたエネルギーが宿っていると思います。これから先も、誰��がどうか大事にしてくれますように・・・そんな祈りの気持ちでいっぱいになりました。
そして我が家の一刀彫のお雛様も、大事にしていきたいとあらためて思いました。
そう、番組のおかげで、今年の「ひな祭り」はいつもに増して情緒豊かな気持ちで過ごせることに感謝しています。
みなさんもどうぞ、素敵な一日を・・・
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mementmr · 6 months ago
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#1_2024/12/31
終わりに始めるってどうなんだろう。衝動で動いている。
ブログ自体は日記のように書いていたけど下半期怒涛の体調不良を経て居た形跡を残したいなと思って
今年を振り返り
1月
猫の写真しかない ザファの復活上映に行ってるね
今年も心がくじけそうな時はスラムダンクの伴曲で乗り切った。
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猫の背中で風呂に入っている境井仁くん
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テレビに鳥が映ると狩りが始まるようになった
2月
初めてWFに一般参加!
そもそも大規模なイベントに行くことが初めてだったのでとても楽しかった。世の中ってこんなに作品を作っている人たちがいるんだ…の衝撃を受けてた。
月末、富山に行っている。この辺り仕事で悩みすぎてて暗澹たる三日になってしまったのでいつかリベンジしたい。
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寿司の椅子
3月
ROTH BART BARONのライブに行った
ドーナツ食べてバイキンマンの腕時計を手に入れている!良い
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SLに乗った! 音がめちゃめちゃでかい。黒くて無骨なボディとむき出しの配管が格好いい
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4月
マーブルアートのWS 生まれたてはつやつやぷるんとしていて美味しそう
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5月
唐組「泥人魚」観劇したりピクニックをしたり
ピクニック大好きだけど今年は全然できなかった。
健やかな感じがするから好き。
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祖母に会いに熊本へ行った。阿蘇や熊本城に連れて行ってもらったけど一番楽しかったのは、いとこの家の柴犬を散歩させてもらいながら田んぼ道を歩いている時だったかも。
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6月
ディズニーシー 今年は一回しか行ってない !? そんな…
初めてBelieve!のショーを見て少し泣いた。仕事中も聞いて泣きそうになる時がある
ニックコーデをしたくて髪の毛を明るいオレンジで毛先を黒のデザインカラーにしてもらった。可愛かったから年明けまた明るいオレンジにしたい
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ジョジョ4部の”あのコース”を再現した料理を食べに行った
ボリュームいっぱいで、解説も愛がたっぷりで、何より本当に美味しくて、またジョジョ好きな友人達を誘って行きたいな
7月
人生で初めて東京タワーにのぼった
見た目が好きで仕事帰りとかに見えると嬉しかったり何故かノスタルジックになったり。何も特に思い出はないんだけど
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ポケセンでベロンされていたマルマイン
夏のWFも一般参加で行った。けど人生で初めてキツめの熱中症になりトラウマを負った。夏のイベントはちょっと無理かもな…
8月
Bear Night 5 大好きな友達と良い音楽は心が豊かになる
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9月
TGS カイロソフトのエリアがとてもよかった
10月
シルクスクリーンのWSでいぬのこのトートバックとロンTを刷った
名刺にも流用したり シルクスクリーンで作らせていただき、とても可愛いので機会があればもらって下さい
11月
高校時代の友人に会いに仙台へ。
東北大学周辺を散歩して、せり鍋を食べた。
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オモコロで原宿さんが食べていたイメージ。確かに土だ。
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美味しいお寿司!湯呑が可愛い
12月
美味しいお団子 美味しいロシア料理
本物のボルシチをはじめて食べた。ロシア料理って寒いから香辛料ふんだんなのかなと思ってたけど、滋味深い野菜の味で美味しかった。
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可愛い星のぬいぐるみをげと
2024年は動いていないようでとても大きなきっかけをもらった年。
色々と運が無いことが多いけれど、相変わらず周囲の人々には恵まれた人生で沢山助けて頂いたり誘って頂いたり。感謝の尽きない日々でした。
2025年も周りの人に感謝しつつ、自分の制作をたくさんやっていきたい所存!
既に2025WFwと夏のデザフェスは参加が決まっているのでそれ以外でもイベントは積極的に出たいなと思います。
躍進します。
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shingoiwasaki-blog-blog · 7 months ago
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気まぐれ日記 📖
曇り、時々、雨。早朝、喉が、痛く、目が覚める。時計を、見ていないので、時間は、わからない。寝床に、入ったまま、片手で、カーテンを、開き、外の様子を、覗いて見る。まだ、真っ暗だ。もう一眠りしようとしたときに、飼い猫、ジジ🐱が、あお向けに寝ている、ちょうど、私の、お腹の当たりに、のっかってくる。じっと、私の顔を、ジジ🐱は、見つめる。一言二言、ジジ🐱に、声をかける。ジジ🐱は、いつも、部屋で、くつろいでいる、私の、顔を見ている。不思議そうな顔で、ジジ🐱は、いつも、私の顔を、飽きもせず、見つめてくるのだ。気づいたら、私は、眠りの中に、吸い込まれている。午前、七時、スマホの、アラームの音で、目が覚める。喉の、痛みが、先ほどより、強まっているので、食塩水で、うがいをする。ついでに、顔を洗い、歯を、磨く。喉の痛みと、風邪症状があるので、市販の、薬を、飲む。ベンザブロック、葛根湯、点鼻薬、胃腸薬。YouTubeの、動画で、音楽を、聴く。浅井健一の、作詞作曲した、ブラックジェニーが、かかる。続いて、YouTubeが、私のために、音楽プレイリストを、つくっている曲が、順番に、流れているので、素直に、その、選曲された、音楽を、聴く。ブリリアント・グリーン、ソフィア、あのちゃんの、普遍、最後は、尾崎豊の、卒業。ファッションセンターしまむらで、最近、購入した、腕に、白と黒の、ラインが、入った、フリースジャケットに、色落ちした、ブラックデニムに、紺色の、スリッポンを履き、アパートを出る。外は、寒く、ネックウォーマーを、身につける。近所の、野良猫のために、キャットフード😼を、置く。【二箇所】地下鉄に、乗り込み、先日から、働き出した、USENの、アウトバンド【電話発信】の、テレアポの、バイトへ、向かう。電車内の、優先席に、座り、日記を、つける。
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chaukachawan · 8 months ago
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役者ふぇーい紹介😧
なペりです。今回はオぽじゃなかったです。
もう、あれから1年経ったんですね。早すぎてびっくりです。私は少しでも成長できたのでしょうか。わかりませんが、強くもなったし弱くもなったような気がします。
書きました。
今回は真面目に。
🔖いつか栞を挟んで
以下、敬称略
・園堂香莉
わたし。寒くなると、思い出すものがありますね。四季の中では春が好きです。
・近未来ミイラ
震えているみーらの手からもらう切符とココアからは、緊張と努力が伝わってきました。私は全然緊張しないタイプなので、「みーら、震えてて草」とか思ってました。というのは半分冗談で、たくさん練習したんだろうなと思います。…………………………………………手品。
・たぴおか太郎
いやぁ、今回の役も本当にぴったりでした。恋バナ、楽しくできるようになって良かったです。たぶん、たぴおかさんが乙女になってくれたからだと思います。可愛かったです。でも、桃色サンゴの方が可愛いです。ピンクあんなに似合う人いないですよ、絶対イエベですよね。鯛焼き食べた時は、私のこと思い出してほしいです。
・錫蘭リーフ
髪切ってさっぱりしましたね。私のおばさんが今回の公演を見て推しって言ってました。順当にちゃうかのビジュ担になっていきそうですね。フックブックローの話してる時、まじでEテレでお兄さんやってそうだなとか思ってました。セイロンも緊張しないタイプなんでしょうか、すごい余裕そうに見えました。
・帝京魂
今公演で一番しっかりしていたと思います。結構何度も助けられました。ほんまに、ありがとう。演補として日に日に優秀になっています。コンちゃんは静かに周りをよく見てくれていて、気配りができる人だなあと改めて感じていました。でも、実はどこか欠落している部分があるんでしょうか。気になる。それから、もうあなたのネタでは笑いません。
・森々仙入
ずるいですよね、ああいう役。全部持っていっちゃうんですもん。ラムダはポテンシャルがすごくて、割と最初から完成系までできてたなという印象です。けど、たくさん自主練して試行錯誤するタイプで、動きもかなり練習したんじゃないですかね。私は全部の稽古に行きましたが、知らない間に過労キティというモンスターが完成してました。
・箏
私みたいに高校生を演じるのは、自分の年齢とほとんど差がないのでかなりやりやすいですが、おばさんって、普段そこまで関わらない年齢の人だし、めっちゃ難しかったと思います。一人で役と向き合った時間は、ルーベが一番長かったんじゃないでしょうか。楽ステのおばさんは一言一言がすごく心に刺さりました。
・苔丸
お母さんだ〜わぁ〜。ってなりました。すごくお母さんしてました。お母さんすぎてビビりました。子どもに対する優しさの表現が上手で、この家庭は幸せなんだろうなと、見ている誰もが思える演技でした。吹田に巻き込まれている母が意外とノリノリで、見ている人は困惑したことでしょう。
・響夜
かわいかった。めっちゃ。子どもの役って難しくないですか?私は新歓の時子どもの役で、あんまりうまく出来なかったなぁという思い出があります。だからなびやの子どもがうますぎて羨ましかったです。やっぱりなびやは声が良いので、その声質を活かして色々な役ができると思います。これからも色んなキャラクターになってほしいです。
・ミル鍋
あほになるのが誰よりもうまいです。面白すぎるよ、ゆにちゃん。そのくせ演技うまいし。もったいない、本当に。なんだあの役は。なんだあの革ジャンは。ぼろぼろすぎるだろ。でも、、、、、、、悪くなかったです。ゆにちゃんがあほになってる所を見たら、元気でました。ずっとずっと、このままでいてほしい。
・西峰ケイ
まず立て看すごすぎる。いつもセンスをありがとう。らびが、私たちには何の意味があるんですかって聞いて、ベガさんに意味はありませんって言われてた時、大丈夫かなって思ったけど、そんな演出に見事に反逆していてスカッとしました。ほな勝手に暴れさせてもらうわっていう感じがカッコよかったです。
・あろハム権左衛門
ずるいよ、吹田。面白いもん。印象に残るもん。だってあろハムがいるから。そこに、姐さんがいるから。演技、うっまいから。かっけぇから。無言でゆにちゃんをボコボコに殴るところが一番好きです。ハムの声が好きすぎる。ハムの子どもになりたい人生でした。あとキャスパかっこいい。難しいほど楽しいもんですね。
・アリリ・オルタネイト
この人もずるいですね、英語話しただけで面白くなるんですよ?ずるいです。イルルさんにしかできないキャラクターがいることで、脚本に味が出ます。猫撫でながら登場してくるの、最高すぎました。なんか異常にかっこいいし。幕裏でぎゅーしてくれて、ふわぁぁ〜ってなりました。
・〆切三日前
いじめられるのうまいね。いじめられるのって、本当に怖いと思うのがけっこう大事だと思います。いじめっ子怖すぎたし、みそかも怯える演技がうまくて、全体的に上手すぎてグロかったですね。私もそれに乗せられて演技できたような気がします。怖かったよね、よく考えたら四季ちゃんすごくないですか、あれに踏み込んでいくの。
・黒井白子
思ったより一緒に稽古しなかったね。白子のポテンシャルに頼りきってしまったかなあと少し反省しています。でも、白子だからさ。できると思っちゃったんだよね。最初は、奏多の立場がよくわからなくて困りましたね。脚本と真剣に向き合う白子は、今公演かなり悩んだんじゃないでしょうか。どれくらい納得できたかわからないけど、キャスパは楽しかったね。
・中森ダリア
ギャルだったね。みそか蹴ってたの怖すぎて思い出したくありません。ひらりにキモって言われたら立ち直れる自信ないです。怖かったあ。でも雑談してるときは素のひらりなのおもろかったです。四季ちゃんってaespaのカムバとか見てんのかな。周りのギャルたちに合わせてそうだなって思うよね。でも四季ちゃんはタッセルボブだから韓国好きかもしれん。どっちなんだろ。
・きなこ
myきなこ。実は豊高の後輩。部活も少しの間一緒だったね。きなこは私の制服姿を一番見たことがあるということです。体験稽古の時話しかけてくれて、私のこと覚えててくれてたの知って、嬉しかったです。私はどんな先輩に見えてたんでしょうか。今はいい先輩になれているでしょうか。きなこ美味しいよね。私、最近きなこもちとチョコもちハマってます。
・暁レミエル
演補お疲れ様でした。演補って難しそうだなって思います。初めてのことがたくさんあって大変だったと思うけど、負けずに最後まで役目を全うしたえるは偉いです。私は家遠い人を見る度に、すげぇ〜って尊敬してます。体調には気をつけて、これからも無理せず、自分のことを大切にしながら、頑張ってほしいなと思います。
・肆桜逸
すちにき。ガン飛ばさないでください。怖いです。仲良くしましょう。私が初めて役者をした時、すちにきはお兄ちゃんでしたね。あの時は叶わなかった共演が、こうして最後にできたのは感慨深かったです。スチルさんは何も変わっていなくて、あの時も今も、変わらない男子校の学生が、そこにはいました。すごく楽しかったです。またいつか鎧の巨人やらせてください。スチルさん見つけたらぶつかりに行ってもいいですか?
・埖麦
むぎって、すごく、余裕を感じる人だなって思います。焦ってる感じが全然無くて、余裕で遅刻するし、余裕で締切過ぎてる感じがします。悪口じゃないよ。余裕がある人はモテるって言いますし、そのままでいてほしいです。むぎの、余裕のある感じが、周りを落ち着かせる効果を持っているような、そんな気がします。こっちまで心拍数が下がるような、落ち着いた感じ。不思議です。
・紫苑
この芸名の由来は何なんでしょうか。でも、なつめにぴったりな感じがしますね。なつめのイメージカラーって紫色な気がします。まさにシオン。外公のセールスマンもハマり役でしたが、今回の教師もかなりハマってたと思います。実は何でもできちゃうのかな。なつめの醸し出す雰囲気と、それにマッチするキャラクターが世界観に奥行きを出してくれている感じがして、かなり好きです。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
もう楽ステから1週間ですか、早いですね。
私は喉をやられてここ数日は布団くんとデートしてます。布団くんは私を優しく包んでくれます。そんな大きな体に惚れました。これからもずっと、私の傍にいてほしい。愛してる。
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ashi-yuri · 4 months ago
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奥泉光「虚傳集」
江戸時代関東近辺の嘘(フィクション)の歴史資料集とその語り。流行りに乗っかって言えばモキュメンタリー風歴史小説
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精緻な文体模写から各種資料の読み込み、それゆえの説得力の厚さと歴史的想像力の幅広さまで、とにかく筆力が段違いに高くて読めるだけで僥倖。古文や漢文書き下し文の文体・リズムが過去への想像力をかきたてて楽しい。語り手がべつにいることが、過去や記録と自在な距離感を生んでいて重苦しくならず、読者としても解説をしてくれて助かる。
絶賛厚さ10センチ以上の「虚史のリズム」積んでるので、短編集で読みやすいありがたい本でした。
以下、短編個別の雑感
『清心館小伝』
真のインディー剣術道場の極北
江戸時代に隆盛を極めた剣術道場のなかの風変わりな小規模個性派道場「清心館」にまつわる噂について。剣術道場なのに形と美だけを極めようとしたり、合理的という名の卑怯兵法を極めてくるの、嘘だけど筆致がたのしそうでたのしい。
薫陶を受けた師匠兼元主人の伊能にどこまでも忠実で客人に熱心に語ったりする釘沢はうい奴ですね。
非常にくだらないことしか書かれてないのに、最後感傷的でいい話に落とし込んでくるの上手くてずるい。でも、ほんとにこういうことあるから資料読むのはおもしろいんだよな。
伊能涼雲は云う。 兵は詭道なりと孫武の述ぶるところ即ち、卑怯といふに尽く。卑怯を侮りてはならじ。兵の本道は卑怯にあり。兵道は卑怯を本にうち立てられたる業なりて、凡そ戦に卑怯なし。抑々槍刀を用ふる事こそ卑怯の根元なりて、謂へらく、山の熊鹿より見らば、人の弓箭鉄砲を用ふるほどの卑怯はなし。
『印字打ち』
技巧の魔術
戦国時代の幻の戦闘術、石投げについての記録。
歴史という離れた時間との距離感のなかに異様なほど夢を見ていて、浪漫的にすぎるけれど、こういうのが好きだからこの人の本を読んでると言える。
鉄砲を手にした後も、印地の衆は意思を捨てることはなかった。あるいはヒノ根の者にとっての印地は、日常の技術である以上に、或る種の象徴性を帯びた技芸であったとも想像される。戦国の熾烈な生き残り競争のなかで戦闘が合理化されるにつれ、あるいは合戦の纏う呪術的な色彩が脱色されるにつれ、印地は過去のものとなり、それとともに軍事組織の下層に組み込まれていった印地の衆にとって、誰からの支配も命令も受けずに、自由に山野を駆けた昔日を象徴するものが印地であったかもしれない。
『寳井俊慶』
歴史の狭間に消えた仏師・寳井俊慶の彫った幻の仏像殺像事件の謎を追え!
多彩な資料探索ミステリ仕立てでモキュメンタリーらしく、一番読みやすいかも。著者のミステリのちあやしい幻想拡がり系の話としては珍しくちゃんとオチる。
登場人物や固有名詞の名前の絶妙なうさんくささが偽史っぽくてよかった!艶笑みのある話で宝井とか亀山董斎とか光沢寺とか、名前からしてうそくさくてひどい。KRZとおなじく、技巧派作品らしい作品内自己言及・自嘲も完備
龕駄羅はカンダーラであろうが、ふつうは健駄羅と漢字表記されるようだから、この当て字の選択も作者の虚構への傾斜を示すものと云ってよいだろう。
『江戸の錬金術師』
幻想ほとばしる本作のなかでは、わりと落ち着いてしっとりした話。
奥泉バースおなじみ、いつもの時空を超える光る猫ミッシングリンクのひとつかな?最後の一節しみじみよかったな。
まさしく江戸の錬金術師と呼ぶにふさはしい一個の怪人物が、慥かに在つた事だけは、兎にも角にも疑ひ得ない。黒木山裾に埋もれ、ぽつり妖しき色の花をつける一樹のやうに、その姿は江戸の陋巷に間違ひなく在した。ただそれ丈の事だ、と云つてしまへば、ただそれ丈の事ではあるのだけれど。
『桂跳ね』
ウルトラ・ロマンチック!
今までの技巧を詰め込んで、地味なテキストと時間・距離の遠さから生まれる渾身のロマンチシズム。しょうもなフィクションの百合のくだりは初期作と変わらずで笑った。
個人的に、仕事や趣味でいろんな報告書や議事録など、地味で物語性もなくてたいして残りもしないし注目もされない文書をたくさん読むしたくさん書くけれど、そんな文書・テキストの積み重なりを通して伝わる大事なこと、くだらないこと、広がる想像、残るもの、消えていくだろうもの、いろいろ改めて思い起こせてよかった。
事実でもフィクションでも、大作家のすばらしい文章でも市井のなんでもない記録でも、テキストの中にあるふしぎな力を信じられる、よい本だったと思う。
著者・作品インタビュー
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akitakuronekoya · 8 months ago
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【blog】山の楽市4日目(?)
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↑始まりました!山の楽市4日目!
通常は山楽終了した次の日にすぐ秋田へ帰るのですが、なぜまだ関東にいるのかというと、実は山の楽市直前、東京へ向かっている最中に車が故障(軽微)して修理中のため、秋田に帰れないでいるのでした。新幹線で帰るよりも1泊した方が節約になるので、帰りを1日伸ばして山の楽市4日目を満喫(?)しております。山楽荷物の引取りをお願いした仲間達、ごめんよお~~~!
今日は鳩サブレーの缶入りをゲットするため、鎌倉に来てみました!
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↑平日なのにものすごい人出。ここも山楽なのか。毎年のことながら都会の人の多さにビビっております。
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↑沢山歩いて喉が渇いたので、ちょっと休憩。こちらは蜂蜜屋さんです。
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↑ピンボケになってしまいましたが、ゆずはちみつドリンクをいただきました。つめたくて甘くておいしい~!乾いた体に染み渡るお味でした。
ここのお店のオーナーさんが鎌倉のことが大好きで、この通りだけで観測しただけでも3店舗お店を出されているそうです。すご!
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↑電車を乗り継いで次にやって来たのは、お目当ての鳩サブレー本店。まるでお城や!
鳩の目が赤いパトランプみたいになっているので、夜になったら光るのかしら。
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↑校外学習中なのか、黄色い帽子をかぶった小学生のみなさまが沢山お買い物していました。我らもここで鳩サブレー缶無事ゲット。
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↑小腹が空いたので、通りから少し奥まったところに発見したしらすたこ焼きでおやつタイム。今日は車じゃないのでハイボールも飲んじゃった!鎌倉を満喫しすぎな件。
お昼ご飯には回転寿司をいただきました。ネタが新鮮でんめがった!
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↑ずっと前から気になっていた江ノ電に乗り鉄するべく、鎌倉駅に来ました。
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↑レトロでかわいらしい江ノ電到着!一番後ろの車両に乗ったので、景色がよく見える席に座ることが出来ました。山楽終わりで疲れ果てていたので、残念ながら半分程眠ってしまったのですが、念願の江ノ電に乗ることが出来てとても楽しかったです。
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↑鎌倉でゲットしたねこねこアイテム達。ねこねこ手ぬぐい、ねこねこミニバッグ、ねこねこネックレス、そしてはちみつ屋さんのマンゴーはちみつ。
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↑ねこねこネックレスは、まるでくまちゃんそっくりでしたので、見つけた瞬間即決しました。
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↑しばらく休憩した後、山の楽市を開催していたぽっぽ町田へ戻ってきました。テントがないなっとる(笑)。山の楽市跡にて我らにはやり残したことがある。
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↑毎年いつもお世話になっている沖縄ショップ、沖縄宝島さんです!こちらでお土産を沢山ゲットすることが、今日の第2ミッションなのである。沖縄の地酒や麺もの、お菓子、グッズなど、沖縄を味わえまくる商品が盛り沢山です。
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↑沖縄宝島のお姉さん方にご挨拶することができました!(掲載許可を頂いております。)初めてぽっぽ町田におじゃました時からのご贔屓さま。毎年山楽の際に、秋田黒猫屋のブースにいつもいらしてくださいます。秋田黒猫屋も、沖縄宝島さんに毎度おじゃまして、お買い物を楽しませていただいております。初めて町田に出店した時に流れていたBGM「あ~いにゆくよ、あ~いにゆくよ」という歌が脳みそに刻み込まれて、今でも歌い出したら止まらなくなります。一度訪れたらやみつきになるお店、沖縄宝島さん。みなさまもぽっぽ町田へいらした際はぜひお立ち寄りください!
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