#X線検査装置
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株式会社菜根譚(本社:福岡市早良区、代表取締役社長:田中武明)は、より安全なお弁当をお客様に提供するため、新たにX線検査装置を導入しました。この新しい設備により、肉や魚に含まれる骨や骨片を従来以上に精度高く検出できる体制を整えました。まずは東区の工場において運用を開始し、今後はさらなる強化を図ります。
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カロウェが最初の1000カラット超え原石を産出したのは2015年。このクラスの大きな原石が採れたのは、世界的に見ても1905年以来のことだった。110年もの間採れなかった巨大な原石が、今なぜいくつも採れているのか。 理由は採掘における技術革新だ。以前は原石が含まれた鉱石をクラッシャーで破砕してから原石を取り出していた。つまり大粒の原石も気づかないうちに破砕していたのだ。現在、カロウェやレツェングでは、もっと穏やかに鉱石を砕く方法を導入し、X線透過装置で鉱石を検査している。おかげで昔は見逃されていたある種のカラーダイヤモンドも、破砕される前に見つけられるようになった。この革新が劇的な効果を上げているのだ。
巨大なダイヤモンド原石、続々発見 カラーダイヤも…鉱山で何が?(THE NIKKEI MAGAZINE) - Yahoo!ニュース
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タシュケント駅。
もっとも数日後にはまた帰ってくるため、乗り遅れないようすぐ駅舎内に入った。
事前の案内では「30分前に入場ゲートが閉じ、その後はどう頑張っても入れないため注意」と書いてあったが、結局旅の最後までその閉じるはずのゲートがどれなのかわからなかった。
一応それらしいものはあったが、脇から皆自由に出入りしており、出発直前に乗り込んでくる客もいた。
ウズベキスタン鉄道はこの地域の鉄道にしては珍しく、定刻発車・定刻到着を実現している。これを守るためだろう。
鉄道の駅であっても手荷物検査があり、駅舎内に入るにもX線透視装置を通さなければならなかった。
ただし、装置に通してゲートをくぐるだけだった。
反応したら一応金属探知機でさっと調べられはしたが、1~2秒もかからなかった。何のためにこれをやっているのかわからなかったほど短く、簡潔だった。
「アフラシヤブ」号。
イラン神話に登場する中央アジアの王、イラン王朝最大の敵であり邪神アンラ・マンユの使いとされる英雄の名を冠したこの超特急は、タシュケントーブハラ間550kmを4時間半で走る。スペインから中古車両を買って運行開始したらしいが、客車内はフランスやイタリアの超特急車両より格段に綺麗で、日本の車両なみに清潔だった。
直前に予約したため割高な席しか残っていなかったが、それでも3人合わせて片道2万円だった。
想定していなかったが、無料の軽食が出てきた。割高というより、残っていたのはビジネスシートらしかった。朝食のあてがなかったから助かった。
車内販売もやっていたが、こちらはホットサンドや冷やしたイチゴ、フルーツティーなどより生に近いものをじかに見せて売るスタイルであり、日本の車内販売より魅力的に見えた。
歴史的にこの地域は、ウズベキスタン東部を流れるシルダリヤ川、アフガニスタンとの国境を流れる南のアムダリヤ川にはさまれ、幾多の王朝・王国が興亡を繰り返してきた。
シルダリヤ川を越えてしばらくすると、窓の遠くに雪を被った山脈が見えた。ザーミン国立公園に連なるトルキスタン山脈かと思われたが、どうにもはっきりわからなかった。
この山脈を列車が進むのと逆方向、東側にたどっていくと、7000m級の山が連なる「世界の屋根」パミール高原に行き着く。
ヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、天山山脈、崑崙山脈、「インド人殺し」ヒンドゥークシュ山脈。いずれ劣らぬ歴史と知名度を誇る五つの山脈を従える、文句なしの世界の屋根だ。
チンギス・ハン、イスカンダール(アレキサンダー大王)、ティムールらはみな、野望のためにパミール高原を越えた。
マルコ・ポーロ、イブン・バットゥータら著名な商人・冒険家たちも、これらの山岳地帯を超えて旅をした。
歴史上の将軍たちが率いる軍勢、数多くのラクダの隊商が行き交った道なき平原を突き進むクーラーの効いた超特急のなかで、私はまだ見ぬ地のガイドブックを開き、あれこれ観光計画を考えていた。
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プログラマー求人、新着情報(2025-3-19)
求人
5月案件 基本リモート バックエンド開発「C#」 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38399
5月案件 基本リモート フロントエンド開発「Angular」 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38398
4月案件 フルリモート システム構築「Hinemos」 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38397
4月案件 維持運用 PL「PHP、MYSQL」 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38396
4月案件 面談1回 アプリケーション保守 六本木常駐 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38395
勘定系システム移行に向けた結合試験��務 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38394
システム作業支援 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38393
事業会社における開発案件 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38392
レジシステムの新規-既存機能開発 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38391
X線検査装置のフロントエンド開発Vue-React-TypeScript 東京都 https://www.seprogrammerjobs.com/job/show/38390
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2024年10月29日

東北電、女川原発2号機を再稼働 13年ぶり、大震災被災地で初(共同通信 10月29日)
東北電力は29日、運転停止中の女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉を起動し、再稼働させた。2011年3月11日の東日本大震災から13年7カ月、被災地に立地する原発の再稼働は初めて。過酷事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)としても全国初の再稼働となる。原発事故後、国内で再稼働した原発は13基目。
2号機は出力82万5千キロワット。東北電は29日午後7時、中央制御室で運転員が核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く作業を始め、原子炉を起動した。30日午前0時12分、核分裂反応が安定して続く「臨界」へ到達した。11月7日にも発電を再開し、12月ごろ営業運転を開始する計画。
林芳正官房長官は29日午前の記者会見で「原子力は再生可能エネルギーと共に、脱炭素電源として重要だ。安定供給の観点からも安全性の確保を大前提に最大限活用を進めていく」と述べた。
女川原発は東日本大震災の震源に最も近い原発で、最大約13メートルの津波が襲った。
伊方原発3号機 来月から営業運転で新しい核燃料運び込まれる(NHK松山放送局 10月29日)
来月から営業運転を始める予定の四国電力伊方原子力発電所3号機で、今後、使用する予定の核燃料38体が28日、原発の構内に運び込まれました。一方、使用済み核燃料を保管するプールは容量の9割あまりが埋まっていて今後、運転が継続されることでひっ迫するおそれが出ています。
伊方原発3号機はことし7月から定期検査に入り、今月16日には原子炉を起動して、来月12日ごろから営業運転が始まる見通しとなっています。
四国電力によりますと今後、3号機の原子炉で使う予定の「燃料集合体」と呼ばれる新しい核燃料38体が28日、伊方原発の構内に搬入されました。
新しい核燃料が搬入されるのはことし3月以来で県の職員も搬入作業に立ち会い、安全に行われたことを確認したということです。
3号機は、ことし12月で運転開始から30年を迎えますが、四国電力は30年を超えて原発を運転するために必要な管理方針などを策定し、今月、原子力規制委員会に認可されています。
一方、原発を運転するために使われた使用済み核燃料を保管するプールは、3号機では容量の92%が埋まっている状態で、今後、運転が継続されることでひっ迫するおそれが出ています。
このため、四国電力は使用済み核燃料をプール以外の構内で一時保管するための「乾式貯蔵施設」の設置工事を進めていて、来年7月からの運用を目指しています。
伊方原発2号機 冷却液体漏えい「原因は配管の弁に傷」(NHK松山放送局 10月10日)
ことし3月、廃炉作業が続く伊方町の伊方原子力発電所2号機で、使用済み核燃料を補助的に冷却する液体が漏れ出していた問題で、四国電力は、液体が通る配管の弁に傷が入っていたことが漏えいの原因とする報告をまとめました。
ことし3月、廃炉作業中の伊方原発2号機で使用済み核燃料を補助的に冷却するホウ酸水が、配管を開け閉めする弁の近くから漏れ出していたことが明らかになりました。
四国電力が原因を調べた結果、弁に圧力がかかり続けたことで弁の一部に20ミリほどの傷が入り、その隙間からホウ酸水が漏れ出たということです。
漏えいしたホウ酸水は150ミリリットルとみられ、弁の部品を交換したうえで配管の圧力を下げて、弁に負担がかからないよう対策したということです。
伊方原発をめぐっては定期検査中の3号機について、送電開始のために起動させたものの、原子炉内の中性子の量を測定する「炉内核計装装置」に不具合が見つかり、ふたたび停止させる対応を取っています。
現時点で運転再開のめどはたっておらず、定期検査の終了は、予定していた今月25日よりも遅れる見込みだということで、四国電力が原因を調べています。
伊方原発の低レベル放射性廃棄物を青森の専用施設へ(NHK松山放送局 10月11日)
伊方原子力発電所から出た低レベル放射性廃棄物を青森県にある専用の施設に向けて運び出す作業が11日に行われました。
低レベル放射性廃棄物は、原発の運転に伴って原子炉建物で使った金属など廃棄物の一部を圧縮して固めたもので、伊方原発にはことし7月時点で、200リットルのドラム缶、およそ2万4000本が保管されています。
この廃棄物について、四国電力は青森県六ヶ所村にある日本原燃の埋設センターに運び出していて、10日から2日間かけてドラム缶480本の搬出作業が行われました。
四国電力などの作業員がドラム缶が8本ずつ入ったコンテナをトラックに積み込んで放射線を測定したあと岸壁まで運び、クレーンを使って船に積み込んでいました。 伊方原発では、毎年、ドラム缶およそ1000本の低レベル放射性廃棄物が発生していて、今後、1号機と2号機の廃炉作業が本格化すれば、さらに廃棄物が増える見込みで、いかに処分を進めるかが課題となっています。 運搬船は、今月15日に青森県の港に到着し、廃棄物は、埋め立て施設に搬入される予定になっています。

伊方原発3号機 不具合の対策行い16日に原子炉再起動の予定(NHK松山放送局 10月11日)
今月、伊方原子力発電所3号機で装置の不具合によって原子炉を停止させた問題で、四国電力は不具合の原因を特定して対策を行ったとして、今月16日に原子炉をふたたび起動させる予定だと発表しました。
今月2日、定期検査中の伊方原発3号機で送電開始のため、停止していた原子炉を起動させたものの、原子炉内の中性子を測定する「炉内核計装装置」で不具合が見つかり、その5日後に停止させました。
四国電力が調べたところ、原子炉内の機器と制御室をつなぐ電気回路の接続方法が間違っていたため、不具合が生じていたということで、適切な接続方法に改修したということです。
このため今月16日に、ふたたび原子炉を起動させる予定で、装置が適切に稼働しているのが確認できれば、来月��旬ごろに定期検査が終了する見込みだということです。
四国電力は「今後も詳細な調査を行って、スケジュールありきでなく、安全最優先で定期検査の工程を進めたい」としています。

伊方原発 定期検査中の3号機原子炉再起動 18日発電再開へ(NHK松山放送局 10月16日)
定期検査中の伊方原子力発電所3号機は、装置の不具合で原子炉を停止していましたが、16日に原子炉を再起動し、18日に発電を再開する見通しです。3号機はことし12月で運転開始から30年を迎えますが、原子力規制委員会は16日、その後も運転を続ける四国電力の申請を認可しました。
定期検査中の伊方原発3号機は先月、発電を再開するため、停止していた原子炉を起動させましたが、今月に入って原子炉内の中性子を測定する装置に不具合が見つかり、再び原子炉を停止していました。
その後、必要な改修が終わり、16日正午、核燃料の間から制御棒を引き抜く操作を開始し、原子炉を再起動しました。
すでに核分裂反応が連続する臨界の状態に達していて、作業が順調に進めば、18日に発電と送電を開始し、その後、徐々に出力を上げながら最終的な検査などを行い、来月中旬に営業運転を再開する見通しです。
原子炉を停止したトラブルの影響で、営業運転の再開は当初の予定よりも3週間程度、遅れることとなりました。
伊方原発3号機はことし12月で運転開始から30年を迎えますが、四国電力は、その後も運転を続けるのに必要な管理計画を去年11月に原子力規制委員会に提出していて、16日、この申請が認可されました。
四国電力は、「さらなる安全性・信頼性向上に向けて不断の努力を重ね、一層の安全確保に万全を期してまいります」としています。
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こんにちは
あんなに暑かったのに本当に暑さ寒さも彼岸まで?!・・・お彼岸あたりから急にこざむくなってきましたね!
さて、前回もモノポリを再度投稿しました。
モノポリとはなんぞや?と気になる方は前の投稿を見てみてくださいね。
わかりやすく説明くださっているXからの投稿 BULLETさんから
◯全てを支配する帝国・・・

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ルパン小僧さんのXより
そう!現在罷り通っている医療システム自体もお金儲けのサイクルになっていることをお気づきでしょうか。
病院も経営してくとなると、患者さんが沢山来たほうがいいわけで・・
治してしまったらお客さん(患者)が減ってしまう。。。
というこは治すではなく、症状を抑えるシステムになっています。
根本的に治してしまったら、病院には来なくなるわけで・・・
それで、薬漬けにする���
やたらめったら薬局が増えた時になんか変だなと思いましたがそんなカラクリが・・・
また、健康診断で定期的に放射線を浴びせ
(要するに定期的に被曝させられています。外国ではびっくりされますよ。日本だけですから)
少しでも悪いところを指摘して、病院で再検査、検査料
(MRI や CT等)で儲ける。
定期的に装置を使っていないと、経営の方から指摘を受けたりするようです。
とにかく衣食住>が人体に有害なもので脅かされ未病者を増やしている現況です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
衣:化学繊維で皮膚がかぶれたりや静電 気で生体エネルギーに影響を及ぼしている
食:遺伝子組み換え商品や加工品や保存料・色んな添加物等の毒
住:塗装料、建材の接着剤等の化学薬品の毒
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
要するに、知っているいわゆるエリートと言われている人たちは真実を隠して今の社会システムを作り出しているということですね。
病院に依存するシステムが出来上がっていることを気づきましょう!
いつでも治しているのは自分
自分の自己治癒力で治しています!
衣食住がやられていたのは、庶民に本当の力を持たれると困るからなんです。
今までは権力者に追従、服従、ひれ伏せで当たり前の世界、一般庶民は奴隷でした。
ですが、水瓶座の時代
(地の時代から風の時代へ以降) で奴隷社会は終わります!
・・ということは
従う必要はない
宇宙時代「自由意志」が尊重される時代がやってまいりました。
なので、とりあえず自分の直感に従い、従来の反対のことをしていけばわたしたちは本当の力が発揮できるのではないでしょうか⁈
もう、自分の力を信じて、心の羅針盤にそぐわない意志に服従する必要はない
恐怖や依存でまわっていた世界から自立(自律)の時代へ本格的に移行します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
���:綿・麻・絹等の天然素材・周波数が高い本物を着る
食:加工品ではなく本物・旬のものを食べる
(医食同源・元々食べものは薬)
住:天然の本物素材のものを使う
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とりあえず、わたしは医療の専門でもないけどみんなに発酵食で健康になってほしくて始めたyoutube ですが、調べるうちにだんだんおかしいな。。。になって真実を探究するうちに今は陰謀論的な感じになっていますが・・・
明らかに陰謀ですから(笑)
では、医療の真実とは?
わたしがとっても腑に落ちて納得したのが
【千島説】
以前YouTubeでソマチッドの話も紹介したことがありますがそれです!
YouTube始めた頃のものなので、酔っ払いの話になっています・・(笑)
地球の中の共生微生物は(今現在人間は共生できていない)人間を含む地球上の生物全般ですが、フラクタルな関係になっています!
ミクロの世界でいうと、人間と共生関係にいる微生物はミトコンドリアやソマチッドを含むミクロのすごい方々が頑張ってくれているので、わたしたちは健康でいられているんです!
youtube
始めた頃の動画になります。恥ずかしかったのでだいぶ顔盛りまくりになっていますが、よかったらみてみてくださいね。
千島説について詳しくはまた次回〜!
#発酵は発光だよ#fermentedfoods#youtube#真実#千島説#ソマチッド#奴隷解放#ロスチャイルド#ロックフェラー#水瓶座時代#風の時代#宇宙の法則#衣食住改革#自由意志#微生物#フラクタル#fractal#Youtube#自己治癒力
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国内最大の検診グループである日本対がん協会の年次報告書によると、2021年度に自治体などの依頼で実施した集団胃がん検診は約170万人、そのうちバリウム検査は約163万人で圧倒的に多い。
同グループのひとつ、前出の群馬県の検診団体元幹部(医師)は、「バリウム検査を全面廃止して、内視鏡検査に切り替える計画を進めたが、強い抵抗にあって断念した」と語っていた。同グループでは、バリウムX線の撮影装置を積んだ高額な検診車を保有し、放射線技師などの専門スタッフを多数抱えている。さらに各検診団体は、莫大ながん検診の費用を支出する各県の幹部職員の天下り先となっているのだ。
胃がん検診に投入される税金は、全国で年間600億円とも言われ、「利権」となっている。人々の命よりも業界の事情や役人の天下りを優先して、バリウム検査が今も脈々と続いているのである。
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奈良地方裁判所に、宛先に安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也被告の名前の入った段ボール箱が届き、これが金属探知機に反応したことから、職員や来庁者たちを避難させる騒ぎとなったのは、先週12日のことだった。この日に予定されていた、山上被告が出席しての第1回公判前整理手続きは中止。挙句の果てに、中身は大量の書類で、山上被告の減刑を求める署名だったという、まさに“から騒ぎ”に終わっている。 そんな浮足立って大騒ぎする裁判所の対応を眺めていて思い起こされるのは、かねてから指摘される裁判所の常識の欠如だった。「裁判所、裁判官には一般常識がないのではないか」という声は20年近く以前に大きくなり、これが裁判員裁判の導入に繋がった経緯もある。 ■ 段ボール箱の中身に金属片など皆無だったが 今回の事の起こりは、12日の午前11時45分ごろ、奈良地裁に粘着テープで梱包された縦約33センチ、横約28センチ、高さ約26センチの段ボール箱が配達され、金属探知機が反応したことから、危険物の可能性がある不審物と判断。職員が県警に通報した。宛先は山上被告の公判前整理手続きの担当者で、送り主の住所は東京都内だった。 通報を受け、県警の爆発物処理班が回収。調べた結果、山上被告の量刑の減軽を求める約1万3000人の署名だった。送り主の女性はメディアの取材に対し「署名にはクリップやホチキスの針などは入っていない」と答えている。なぜ金属探知機に反応したのか、理由は不明としている。 そもそも、金属探知機に反応しただけで、どうして爆発の可能性を含めた「危険物」と判断したのだろうか。このサイズの箱なら��、空港の手荷物検査で使われるようなX線検査機に通せば、もっと詳しく確認できたはずだ。東京地裁には常設されている。奈良地裁にはなかったのか。あっても箱が通らないものだったのか。 宛先に山上被告の名前があったことから、過敏に反応したこともわかる。だが、それが殺傷能力のあるものだとして、誰を狙ったものと判断したのだろうか。山上被告だろうか。あるいは、山上被告を裁く側だろうか。それによっては対処も違ってくるはずだ。そこにも疑問の余地が残る。 ■ オウム真理教事件で厳重になった��判所の安全管理 東京地裁の入り口にX線検査機が置かれ、一般来庁者は空港と同じように手荷物を検査に預け、金属探知機のゲートを通らなければならなくなったのは、オウム真理教事件がきっかけだった。 いうまでもなく、オウム真理教は地下鉄サリン事件をはじめとする数々のテロ事件を引き起こしたまさにテロ組織で、教祖や幹部が裁かれる現場は、テロを警戒しなければならなくなった。信者が裁かれる法廷も限られ、傍聴には手荷物を預けて、全身に金属探知機をあてられた上に、裁判所職員からボディーチェックまで受けなければならなかった。 実際に、拘置されている教祖の麻原彰晃(本名・松本智津夫)を奪還するための武装蜂起を計画し、武器を集めていたロシア人信者のグループもいたが、こちらはロシア国内で逮捕され、裁かれている。 そのように裁判所が恐れたのは、拘束されている教祖や信者の解放や、裁判の妨害目的で起こされる教団関係者によるテロ行為だったはずだった。 ■ 「死刑囚を守る」ために手厚い措置 ところが、これが一転する出来事が起きる。教祖をはじめ教団幹部13人の死刑が確定して、一連のオウム裁判が一旦終結した2011年末に、それまで17年間も逃走していたオウム特別手配犯3人のうち平田信が警視庁に出頭したことだった。これを契機に残る2人も相次いで逮捕され、裁判が再開される。 そうすると、事件の共犯とされ、すでに死刑判決が確定している教祖や幹部の刑の執行が停止されるばかりでなく、証人として法廷に出廷して証言しなければならない、異例の事態となった。死刑囚は外部との接触は禁じられ、接見も家族だけに限られる。 そこで東京地裁は、証言台を遮蔽で囲んで証人からも傍聴席からも双方が一切見えないようにしたばかりでなく、傍聴席の最前列に厚い透明のアクリル板を設置して遮断したのだ。 そこまでした理由は、死刑囚を守るためだった。山上容疑者が安倍元首相を背後から銃撃したように、死刑囚が襲われることを防ぐためだった。 だが、そもそも、誰が死刑囚の命を狙うのだろうか。事件の被害者の遺族だろうか。しかし、犯罪被害者が望んだ死刑ならば、すでに確定している。あとは執行を待つだけだ。あえて急ぐこともない(実際にその後、13人は全員が執行されている)。とすると、誰から死刑囚を守るのか。意図がまったくわからなかった。 しかも、裁判所職員によるボディーチェックは厳しさを増した。ハラスメントと言えるほどに、激しい力で全身をまさぐる。不快だったし、それが嫌なら傍聴に来るなというのであれば、それももうひとつのハラスメントだった。そうまでして裁判所は何を恐れているのか、まったくわからなかった。的外れに無駄な費用と労力をかけて傍聴人に苦痛を与えているだけで、常識では理解しがたい。
山上被告の減刑嘆願署名入りの段ボール箱で大騒ぎ、常識欠如した裁判所の失態(JBpress) - Yahoo!ニュース
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兵庫県姫路市広畑区富士町の日本製鉄瀬戸内製鉄所広畑地区で、5月に作業をしていた男性社員2人が体調不良を訴え救急搬送され、検査の結果、エックス線を浴びて被ばくしていたことが3日、網干署などへの取材で分かった。現在も入院している。 署などによると、2人は5月29日午前、工場内で、エックス線を照射してめっきの厚さを測定する装置の点検をしていた。作業後に体調が悪くなり病院に搬送された。誤って装置から出たエックス線を浴びたとみて、原因を調べている。 同製鉄所によると、工場内はエックス線を遮る構造になっており、外部に漏れる心配はないという。
装置の点検中にX線を浴びた男性社員2人が入院 日本製鉄の工場内で - ライブドアニュース
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WH 海賊への道 第一話 「探検家を殺す」
1. 導入
第零話では,W-Space とそれに関連する基礎的な知識,そして戦闘戦術の概略について解説した.前回述べたように,第壱話及び第弐話では,ソロで非武装の探検家を襲撃する方法について,具体的に述べていく. 最終目標は,Sisters of EVE のフリーゲート「Astero」を用いて,W-Space 内の探検サイト(遺物/データサイト)をハッキングしている探検家を撃墜できる知識・技量を習得することである.第壱話では,まず本チャプターで使用するFit の解説を行い,次に探検家を襲撃する際の具体的なプロセスを順番に沿って解説する.第弐話では,zkillboard の読み方を含む,探検家を襲撃する際に必要となる,より詳細な個々のプロセスについて解説する.
2. 序論
2-1. Astero とは
Astero とは,Sisters of EVE が開発した探検用フリーゲートである.Covert Ops Cloaking Device 2 を装備可能なフリーゲートの中で最もスキル要件が低い.Covert Ops Cloaking Device 2 を装備可能なフリーゲートは他にT2 のCovert Ops があり,値段はAstero の半分程度である. しかしながら,前提スキルに各国フリーゲートスキルLv5 と Electronics Upgrades LV5 が必要であり,+3の属性インプラントを刺していても乗れるようになるまで20日近くかかる. Astero の前提スキルはガレンテ/アマーフリーゲートスキルLv3 であり,1日でスキルを習得できる. さらにAstero はロー/ミディアムスロットが共に4つあり,汎用性が高い.(値段にさえ目を瞑れば)その運用ハードルの低さと汎用性ゆえ,探検家���よって広く愛用されている.また一方で,ガレンテ/アマーフリーゲートスキルのレベルに応じて,ドローンHP/アーマーレジスタンスが上昇するボーナスが付いているため,前述のスロットの多さとも相俟って,PVP艦としての適性が高い.
2-2. Astero のFit について
Astero をPVP 艦として用いる場合,様々なFit が考えられるが,本記事では「非武装の探検家を殺す」という目的に特化するため,以下のようなFit を前提に記事を進める.
2-2-1. ハイスロット
Astero をソロで運用する場合,ハイスロットはCovert Ops Cloaking Device 2 とCore Probe Launcher 以外の選択肢は事実上ない. Probe Launcher はターゲットがいるサイトを特定する時間を極力短くするために,Sister Core Probe Launcher を搭載しているが,資金が足りなければT1 もしくはT2 でも構わない.なお,スキャン強度はT2 よりもSisters Core Probe Launcher のほうが強い.装填するプローブは,Sisters Core Scanner Probe を使用することを強く推奨する.1セットで5M ISK 程度だが,T1 に比べて大きくスキャン強度が変わる.
2-2-2. ミディアムスロット
次にミディアムスロットだが,まずMWD で一つ埋まる.基本的にはどんな船であれ,推進モジュールは必ず搭載する必要がある.MWD を採用したのは,Stasis Webifier を搭載していないからである.またロースロットにArmor Repairer を2つ搭載する関係上,Capacitor Booster 2 を搭載する.これはCap Booster というものを装填してキャパシタを一瞬で回復してくれるモジュールだ.Cap Booster はサイズによって回復できるキャパシタ量が異なる.基本的には搭載できる最大のものを搭載する.このFitでは,Navy Cap Booster 400 を搭載している.Navy Cap Booster は,通常のCap Booster よりも値段が高いが,体積が小さく,より多く船に積むことができる. 残った2つのミディアムスロットにはWarp Scrambler 2 を2つ搭載する.このFitでは通常のWarp Scrambler 2 のうち1つを Caldari Navy Warp Scrambler に換装している.Warp Scrambler 2 のワープスクランブル強度は2 だが,Caldari Navy Warp Scrambler を含むFaction 品のWarp Scrambler は,ワープスクランブル強度が3 に設定されている.Astero 及び一部のT1 探検フリーゲートでは,ロースロットが4つのものがあり,これらの船のロースロット全てにWarp Core Stabilizer を搭載した場合,Warp Scrambler 2 2つではワープ妨害を振り切って逃走される恐れがある. したがって,全ての探検船を確実に殺したい場合,Warp Scrambler のうち一つをFaction品にすることを推奨する.全ての探検家を逃がさないことにこだわらない場合はT2 又はT1 でよいだろう.
2-2-3. ロースロット
Damege Control 2 は推進モジュール同様,基本的にすべての船に搭載する.残ったロースロットにはArmor Repairer 2 を2つとEnergized Adaptive Membrane 2 を1つ搭載する.Energized Adaptive Nano Membrane 2 は全てのアーマーレジスタンスを上昇させるモジュールであり,敵の攻撃によって受けるダメージを減少させる.Armor Repairer 2 は,アーマーを回復させるモジュールであり,アーマーが回復するのはモジュールのサイクルが終了した瞬間 である. *この記事では基本的に,反撃能力を殆ど持たない探検家を一方的に殺すことを想定して執筆している.しかし,一部のAstero では,探検モジュールだけではなくスクラムとリペアラを装備して,PVP も出来るようなFit (具体例1, 具体例2 )で飛んでいる場合がある.この様なAsteroと戦闘になった場合,リペアラが無いとかなりの確率で詰む.このような状況に陥っても敵を撃破又は無力化し,生き残れるようにFitを組んでいる.
2-2-4. リグ
次にリグである.Small Anti-Explosive Pump は,アーマーのExplosive レジスタンスを上昇させる.アーマーはデフォルトではExplosive 属性のレジスタンスが著しく低い為,リグやモジュールによって補ってやる必要がある.Small Auxiliary Nano Pump 2 はArmor Repairer 1サイクル辺りの回復量を増加させ,Small Nanobot Accelerator 2 はArmor Repairer のサイクル自体を早める.つまりアーマーが回復する間隔が早くなる.この2つのリグにより,アーマーの秒間回復量はリグを付けていない状態に比べて1.5倍になる. もちろん,1秒あ��りのキャパシタ消費量も増えるけどね.
2-2-5. 弾薬
まずSister Core Probe Launcher とCapacitor Booster 2 にはあらかじめ,Sister Core Probe とNavy Cap Booster 400 を装填しておく.そして船のカーゴホールドにはSister Core Probe を8個入れ,残りのスペースすべてにNavy Cap Booster 400 を詰め込む.リペアラを2つ起動するとキャパシタがすごい勢いで減っていく.キャパシタが切れると,すべてのモジュールが使えなくなるため,Navy Cap Booster 400 はこの船の生命線と言える.
2-2-6. ドローン
ライトスカウトドローンはお好みのものを10機搭載する.ここは好きに選べばよい.上のFit では,異なるドローンを5機ずつ搭載しているが,基本的には同じものを10機搭載しよう.更に5機のドローンを搭載するスペースがあるが,ここにはECMドローン を搭載する.上に書いたような思わぬ反撃に遭遇し,どうしても敵を倒し切れそうにない場合でも,ECMドローンを展開して逃げの一手に転じることが可能になる.
2-3. 補足
このFit はCPU やPowerGrid 関係のスキルが5 であることを前提に組まれている.したがって,スキル次第ではリソース不足でFit が組めない場合がある.そのような場合は,まずミディアムスロットのモジュールをMeta 4 モジュールに換装してほしい.それでも足りない場合は,ロースロットもMeta 4 モジュールにすると良いだろう.また,スキル不足でT2 モジュールが使えない場合も,自分の判断でMeta 4 モジュールに換装すると良いだろう.財布事情が厳しい場合は,リグをT1 にするなどの工夫も有効だろう.
さて,ではこの様なアステロを実際にどのように運用するのか,見てみよう.
3. 本論
W-Space に進入してから敵の位置を特定し,襲撃・帰投するまでの手順を解説していく.実際に敵Astero がW-Space 内で探検サイトをハッキングしていたという仮定のもと,どう行動するべきかシミュレートしていく.
3-1. W-Space への進入
あなたはハイセクのシグネチャをプローブでスキャンし,ワームホールがあることを突き止めた.特定したWH にワープするわけだが,この時,原則としてクロークしたままWH 前までワープすることを推奨する.探検家がWH 前で待機しているケースが有り,その場合,姿を見られると中に入らずに帰ってしまうからである.
WHの目の前にワープしてきたあなたは,WHを通ってW-spaceに進入する.
「このWHを通ると,お前は遥か彼方の銀河系に飛ばされるが,そこで何かあってもCONCORD が助けに来ることはない.俺は警告したからな」と書いてある. ”Yes” ボタンを押してW-space に進入した時点で,何が起きても全て自己責任だ .覚悟を決めよう.
3-2. 状況の確認
「勝つ」為には,「勝てるかどうか」状況を事前に見極めることが肝要だ.特に,あなたが初心者で資金的に余裕がない場合,慎重すぎるに越したことは無い. WHを通ってW-Spaceに進入すると,1分間のジャンプクロークが付与される.
画面左上に表示されている水色のアイコンが,ジャンプクロークタイマーである.このタイマーが表示されている間,自艦を動かさない限り,他のプレーヤーからは一切不可視であり,他プレーヤーからのいかなる影響も受けない.このジャンプクロークが維持されている間に,以下の3つを実行する.
3-2-1. D-スキャンの確認
まず一番最初に,最大範囲(14.3AU),360度でD-スキャンを実行し,当該宙域に何があるのかを確認する.
ここでInterdictor や Stratios などの凶悪な船が映った場合,黙ってハイセクに引き返すべきだろう.これらの船は,99%,PVP のために使われる船であるし,Astero で対抗できるような船でもない.なお,D-Scan を見るまでもなく,オングリッド,つまりWH の目の前にこれらの船が鎮座していた場合,非常に危険である.直ちにハイセク側に戻ること. 今回は,Noob Name のAstero だけが写っている. (Noob Name:Katana Masen's Stratios といった具合に,登場しているカプセラの名前がそのままついている船.D-スキャンに映ると誰が乗っているかまでばれる為,普通は適当な名前に変更する) Astero 以外に何の船も見当たらない.この時点で,少なくとも襲撃の対象になりうる船がこのシステム内にいることがわかった.実際に襲撃プロセスに移行する前に,より詳細な状況の見極めを行っていこう.
3-2-2. zKillboard の確認
ジャンプクロークタイマーの下に,現在あなたがいるシステム名が表示されている.これをそのままGoogle の検索欄に打ち込むと,下の様な検索結果になる.
上から3つ目の検索結果がzKillboard である. このページにアクセスすると,このW-space で過去に行われたPVPの履歴を見ることができる.
これをみると,このW-spaceで最後にPVPが起こったのは今日(2017年5月25日時点)から数えて6日も前のことであり,少なくともキルボード上で見る限りは,今現在このW-spaceに危険な海賊が潜伏している可能性は高くないと言える.さらに,ここに住んでいる住民が定期的に探検家を殺しているようなログも無い.自分以外の脅威は今はいないということだ. あなたはこの探検家を抹殺することを決意する.
3-2-3. 帰り道のブックマークを取る
すべてのWH はスターゲートとは異なり,オングリッドでないとOV 上に表示されない.つまり,ブックマークをとらずにワープアウトした場合,再び戻ってくるためにはシグネチャを特定しなければならなくなる.プローブを射出するためにはクロークを解かなければならず,探検家にD-スキャン上で見られれば逃亡される恐れがあるし,自分よりも怖い海賊がいたら襲われる確率が上がる.何よりもブックマークを取っていないと時間が無駄になる. したがって,W-space に進入した後は,すぐに引き返すわけでない限り,必ず帰り道のブックマークを取る必要がある.
何があっても必ず帰り道のブックマークは取るようにしよう.
さて,ここまでを可能であれば,ジャンプクロークが続いている1分以内に完了できるのが理想だが,最初の頃は1分でこれらをこなすのは難しいだろう.何よりzKillboard を読みこなせるようになるには経験が必要なので,最初はゆっくりと確実にやればよい.zKillboard の詳細な読み方については,第弐話で具体的な事例と共に説明する. ジャンプクロークが切れたら,すかさずCovert Ops Cloaking Device 2 を起動し,クローク状態に入る.素早くこなせば,相手がよほどD-スキャンに敏感な探検家でない限り,ここまでで自らの存在が露呈することはない.
3-3. 接敵までの手順
状況を確認し,敵位置の特定を開始する.
3-3-1. D-スキャンを使ってターゲットの位置を特定する
次に,ターゲットの船がどこにいるのかをD-スキャンを駆使して特定していく.D-スキャンでターゲットの位置を絞り込んでから,そこにプローブを当ててサイトを特定すれば,ターゲットにこちらの存在を察知される可能性が格段に低くなる.D-スキャンの基礎的な情報及び使用法については,余裕があれば今後の記事で詳細を解説するが,現時点では次のページを参考にしてほしい.(参考記事) まずは,D-スキャンの範囲を1段階下の10.0AU に変更する.すると,ターゲットのAstero は映らなくなった.つまり敵は自艦を中心に,10.0 AU 以上,14.3 AU 以下の範囲のどこかにいるということである.これだけではあまりにもアバウトなので,更に距離を絞り込んでいく.距離を調節するスライダーの隣についているメモリをポチポチと押していくと,0.1AU 単位で範囲を変更できる. これを使って10.0AU から少しずつ範囲を広げていく.
10.6AU ではまだ写っていない.
10.7AU に変更すると,ターゲットのAstero が写った.つまりターゲットは10.6 AU 以上,10.7 AU 以下の範囲にいるということである. ここまで距離が絞り込めれば上等である.次に,方角を絞り込む. まず範囲を現状の半分,180度に設定する.
Astero はまだD-スキャン上で捉えられている.したがって,敵はこの半円状の範囲内のどこかにいるとわかる.ここでスキャン範囲は180度のまま,右方向に90度方角をずらして再スキャンを試みる.
Astero は映ったままである.つまり,このAstero は先程のスキャンと重複しているエリア,つまり第一象限の範囲のうちのいずれかにいるということになる.ここで,スキャンの方角を動かさないまま,スキャン範囲を90度に絞ってみる.
これでターゲットの位置はかなり絞れてきている.敵は先程の範囲と重複している第一象限のx軸上仰角45度の範囲上に居る.あとは同じ要領で更に範囲を絞っていく.
5度の範囲までターゲットの位置を絞り込めた.完璧である.後はターゲットがいると推定される位置にプローブをセットし,スキャンボタンを押すだけである.デクロークしてプローブを射出し,またすぐにクロークしよう.
D-スキャン上で見込んだ範囲にデータサイトが存在していることが分かった.もう一度プローブでスキャンをかければ,次でデータサイトを完全に特定できるはずだ.プローブをセットし直し,再スキャンする.
データサイトを完全に特定した.恐らく,ターゲットはこのデータサイトでハッキングを試みているであろう.実際にデータサイトにワープして,ターゲットを目視で確認する.このとき,サイトのビーコンに対して10km 離れた位置にワープすると,予期せずデクロークしてしまうリスクを低減できる.
データサイトに到着した.ターゲットはデータサイトのコンテナをハッキングしており,こちらの存在には気づいていないようである.さらに,D-スキャンで表示されていた通り,Astero に乗っているのはWakisashi Kodachi というカプセラである.ここでD-スキャン上の(noob Name の)船の名前と,実際に乗っているパイロットの名前が異なっていた場合,手を出さずに帰ったほうが良いだろう. さて,ここで一息つこう.
3-3-2. 敵の素性の調査
いきなりターゲットに襲いかかる前に,そのカプセラのzkillboard を確認する必要がある.既に述べたとおり,Astero で探検とPVP の双方を兼ねたFIT で飛んでいる者は少なくない上に,そもそもベイトの可能性も否定しきれない.もしかしたら敵に襲いかかった瞬間に,向こうからもワープスクランブルが飛んでくるかもしれないし,ターゲットの仲間の船がワープアウトしてくるかもしれない. Noob Name で飛んでいる時点でそのような可能性は低いだろうが,念には念を入れるべきである.
船に乗っているカプセラをzkillboardで検索する.
半年以上キルの履歴は無く,モバイルトラクターを焼いたログがあるだけである.ベイトであったり,少なくともW-Space でPVP を本業にしている可能性は低いと判断できる.
3-3-3. 接敵・交戦
オングリッドで敵の素性を確認,交戦を決意した後は,次の手順で接敵する. まず第一に,探検サイト内には多数のオブジェクトが存在しており,前回記事内で述べたようにオブジェクトの2000m 以内に接近すると,強制的にデクロークさせられる.したがって,これらのオブジェクトから距離を取りつつ,敵に接近しなければならない.更に,Covert Ops Cloaking Device 2 のSensor Recalibration Delay により,デクロークしてから6秒間は敵をロックオンできない.これらを考慮すると,次のようなプロセスを取れば良いとわかる.
まずオーバービュー上で任意のタブを選択し,すべてのオブジェクトが映るように設定する.この状態で距離別にソートし,オブジェクトと接触しないように注意しながら敵に接近する.そして,敵との距離が装備しているWarp Scrambler と同じ担った時点で,デクロークしてMWD を起動しながら,敵に接近する.MWDを起動しながら突撃すると,敵は大きく弾き飛ばされる.これによって,ワープ妨害をかかる前に,敵のワープインを阻害する. 接近しながらターゲットのロックオンボタンを連打し,ロックオンが始まったらドローンを射出,Warp Scrambler のボタンを両方共クリックして起動待機状態にする.こうすることで,ロックオンの完了とともに敵にワープ妨害がかかり,更に自動的にドローンの攻撃が始まる.
敵へのワープ妨害に成功した.Astero のロースロットはすでに述べたように4個であるから,仮にロースロットにWarp Core Stabilizer を満載していたとしても,Warp Scrambler 2 とCaldari Navy Warp Scrambler の起動に成功した時点で,敵は逃走できなくなった.あとは敵に密着してスクラムの射程範囲から逃さないようにしつつ,攻撃を当てていく.
敵からの反撃がなければ,そのまま撃破する.
無事に敵を撃墜した.この後,可能であればPod も捕まえて撃墜すると良い. 今回の場合,Pod には逃げられてしまった.戦果を確認するために入手したキルメールを見る.
敵のキルメールを見る限り,探検家としては一般的なFitであるといえる.ロースロットにWarp Core Stabilizer を満載するのは探検家として満点といえるが,スクラム強度が5のこちらのAstero から逃れることは不可能だ.
3-3-4. 帰投
敵を撃墜して戦術目標を達成した.これ以上このシステムに滞在する必要がないのであれば,ハイセクに帰投する.
帰投する前に忘れずに残骸の中身を調べる.必要な中身をすべて回収した後,まだこのW-Space に滞在するのであれば,敵の残骸を破壊すると,自らの痕跡を消去して更に探検家をキルできるチャンスが上がる.
残骸の中身を回収し終わったら右クリックメニューから出口のブックマークを選択し,ワープする.この間も忘れずにクロークしておく.W-space では,必要な時以外は原則として常にクロークしておくことを推奨する.出口のWH をくぐり,ハイセクに帰投すれば終了だ.
4. 総論
ここまで,WH への進入から索敵,接敵及び帰投までを簡単に解説した.今回の解説では最初にも述べたように,非武装の探検家を撃墜することが大前提の状況に基づいている.したがって,解説した手順の中で最も大事な部分は,敵の脅威度の判定である.記事が冗長化することを防ぐため,今回は敵の脅威度判定については簡単に述べるにとどまっている.この敵の脅威度判定については,第弐話で詳説する.
以上.
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#リハビリ|接続されたヒト(11)
無麻酔で歯肉切開の手術を2回した、という武勇伝(?)を友人から聞いた。しかも、海外出張中にE Rに運ばれた上での緊急手術という。感染リスクのために麻酔注射が出来なかったためらしい。なんとオソロシイ!
それに比べれば、全然大したことないのだが、急性期の入院中に私が最も緊張したのは、手術ではなく手術後の経過を観察する検査、脳内の血管を造影剤を使って「らせんC T」で撮影する検査である。
「らせんC T」の凄いところは、脳内の血管を平面的にではなく、立体的に捉えることが可能なこと。そのため、「らせんC T」で撮影した画像は、パソコンの画面上で360度回転させることもでき、脳内の複雑に入り組んだ血管を、上下左右から確認することができる。
この立体画像を撮影するためには、腕や足の付け根の太い動脈から1~2ミリぐらいの細い管(カテーテル)を血管の中に入れ、管の先を頸動脈まで進めて、そこで造影剤を流し、頭の周囲をグルグル回転するキャメラで撮影する。
と、こう書くと簡単そうなのだが、事前に同意書と共に渡された注意事項には、この検査に伴うリスクも書かれている。例えば、「カテーテルを血管に通す際に、血管の中に血の塊ができて脳の血管に飛ぶことがあります。脳の血管が詰まった場合脳梗塞となり、場合によっては手足の麻痺や感覚障害(熱さや痛みが分からない)、失語症(言葉が分からない、話せない)をきたすこともあります。脳梗塞の症状は時間がたっても残ってしまうこともあり、場合によっては命に関わることもあります」(注1)。
数日前に緊急手術で助かったばかりなのに、術後の検査が「命に関わることもある」とは、これ如何に?! 他にも「カテーテルの操作に伴って血管に傷がついたり血管の壁が剥がれたりしてしまうことがあります」(同前注)なんていう文言も。ビビリの私は、検査の説明をしてくれるネッシー先生に、すぐさま質問した。「脳血管撮影で何らかの合併症が起こる確率は、0.1〜1%程度って書いてあるんですけど、大丈夫ですか?」。失礼な質問である。だが、ネッシー先生はニヒルな笑いを浮かべた。ニヤリ。「わたし、失敗しないので」(©️ドクターX)とは言わなかったが、過去のこの病院での検査データ、自分の実施した検査の成功率データを見せてくれた。ちょっと「どや顔」だった気がする。ネッシー先生が示してくれた細かい数字は覚えていないが、先生の「どや」な感じに、ちょっと安心させられた。
だが、注意事項には、麻酔は局所だ���(つまり、意識がバッチリある状態でカテーテルを血管に入れられる、ということ)だとか、頭部を撮影する十数秒の間は身動きをしてはいけないだとか、検査後数時間はじっと身動きを止めていないと血栓が飛ぶ危険があるだとか、ビビらせる情報が盛り沢山で、検査前夜は緊張のため眠りにつけず、睡眠導入剤をもらった。
検査当日、点滴を入れられながらストレッチャーで検査室まで移動する。検査室には、ここは宇宙船の中かと見紛う機械装置が並んでいる。検査用のベッドに身体をベルトで固定され(これだけでも「逃げられない」感があって、けっこう怖い)、頭上にはグルグル回転する予定のキャメラが円形レールの先で待機している。
まずは、大腿部の付け根からカテーテルを挿入する。「そんな遠いところから頸動脈まで来るんですか?」思わず心の中でカテーテルさんに呟く。「頼むから、無事にたどり着いてくださいよ〜」。局所麻酔で意識があるので、「おおー、来てます、カテーテルが来てますよ」という自覚がある。しかも、このカテーテルが入っている状態で動いたら大変なことになる、という緊張感。気分としては、命綱なしバランス棒なしでドイツ最高峰の山頂、標高3000メートルのケーブル・カーのケーブル上を90分かけて全長995メートルの綱渡りに挑戦したスタントマン、フレディ・ノック氏である(注2)ブルブルしちゃいそうだが、それはダメ、絶対。で、余計に緊張。
ようやくカテーテルが頸動脈までたどり着いたところで、造影剤投入。「このあと、撮影してる時は、特にじっとしてて。唾液を飲むのも我慢して」。ネッシー先生、難度の高い要求をテキパキあっさり出してくる。「は、はい」。ブルブルしちゃいそうなのを堪えつつ、「らせんC T」キャメラがぐるぐる頭の周りを回転するのを感じる。「撮影してる血管の図像、こっちのモニターにも出てるから」とネッシー先生。いやいや、そんな視線を動かす余裕はないっすよーと思いながらも、映っているというモニターの方へそろそろ視線だけを動かすと、おお、確かに血管が映っている。自分の脳の血管を、ライブで観察する日が来ようとは。入院以来たびたび感じたことだが、昭和生まれの私にとって、21世紀の医療機器は、もはやS Fレベルである。
緊張の連続だった検査は、約1時間ほどで終了。だが、その後も、就寝時まで、身体を起こさず水平に保ったまま、健側の右手右足もじっと安静にして、横たわっていなければならなかった。食事もすこーしだけベッドを傾けた状態で、頭を動かさないように、おにぎりとストローで飲むお茶で済ませる。さすがに寝ている時には意識がないから、動いちゃうかもしれないわけで、だから検査は日中に済ませて、安静にする必要のある数時間を寝る前の時間帯に設定しているのだな。経験的な知見にもとづく素晴らしい時間配分である。
冒頭に紹介した友人の無麻酔の歯肉切開手術に比べればどうってことはないが、リスクのある医療処置を「意識のある状態」で受けるのは、麻酔下で手術を受けるより、ずっと緊張する体験であった。
(注1)入院当時に自分がもらった注意事項は見当たらなかったので、今回はウェブ上で見つけた以下のデータを参照した。岡山大学脳神経外科「主な検査・手術療法/頭部血管造影検査を受けられる患者さんへ」http://neuro.hospital.okayama-u.ac.jp/sub02_02/1592 (最終閲覧日:2020年7月20日)
(注2)さすがのフレディさんもこの時は渡り切って脚がブルブルしたそうだ。「命知らずの綱渡り冒険家フレディ・ノック氏がギネス記録を更新」(Text:Chie Odashima2011/09/22)http://www.faust-ag.jp/soul/challenge/soul082.php (最終閲覧日:2020年7月20日)
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NEWSLETTER vol.48
ニュースレターの第48号をお届けします。
今回は2018年6月8日に Art Jewelry Forum に掲載された、リン・チャン氏へのインタビューをお届けします。
翻訳をはじめたのはもう何か月も前ですが、思いのほか時間がかかって前回配信から10か月も経ってしまいました…今後も不定期の配信となりそうですが気長にお付き合いいただけますと嬉しいです。あいかわらず、メールに埋め込むと画像が小さくなってしまうので、ぜひ元の記事もご覧になってくださいね。
----------------------------------
https://artjewelryforum.org/lin-cheung-0
2018年6月8日
リン・チャン
日常性と非日常性 その共存を実現させるもの
アドリアーナ・G・ラドレスク

リン・チャン《遅ればせながらの応答:混乱、言葉もない、意気消沈》、2017年、ブローチ、ラピスラズリ、金、各51 x 9 mm、撮影:リン・チャン
リン・チャンの作品は絶えず議論を呼ぶ。《敵か味方か》のネックレスや《室温》のオブジェ、書籍にインスタレーションから、最近作の《遅ればせながらの応答》のブローチや《保管》シリーズに至るまで、彼女の作品は、人のありように対する一解釈であり、作り手の思想や感情の運び手であり、ジュエリーの意味を模索する飽くなき探求である。
リン・チャンはこれまで、数多の賞を受賞してきた。最近では、2018年にフランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞とヘルベルト・ホフマン賞を受賞。2017年には英国のBBC Radio 4が主催するウーマンズ・アワー・クラフト・プライズにおいて、1500名の応募者から最終選考12名のうち1名に選出された。
youtube
アドリアーナ G. ラドレスク:あなたは今年、その作品と、コンテンポラリージュエリーの振興における国内外での示唆に富む役割が認められ、栄誉あるフランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞を受賞されましたね。そのすべてがどのように始まったのか、お聞かせいただけますか? いつごろからジュエリーを作りたいと思うようになりましたか? また、どこで勉強されましたか?
リン・チャン:ありがとうございます! 今年はこれまでのところとてもいい年で、フランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ財団には心から感謝しています。彼らは独立機関として、熱意をもって主体的に、人々の想像を超える優れた仕事をしています。これは今の時代にあって珍しいことで、それだけに特に光栄に感じています。

リン・チャン、《遅ればせながらの応答:動揺》、2017年、ブローチ、ベルジャンブラックマーブル、ハウライト、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
私は、なんでも手作りしたり修理して使うことを良しとするごく堅実な家庭で育ちました。裁縫や編み物、刺繍にくわえ、ものが動く仕組みや素材に興味が湧いて、何かを分解したりもしました。でも、ジュエリーを作った記憶はありません。私は子ども時代とティーンエイジャーを経て成人してからも、もらったものも自分で買ったものも含め、たくさんのジュエリーを身に着けてきましたが、自分で作るようになったのはずいぶん後のことです。
私は、ブライトン大学の学士課程(通称WMCP、(訳注:木工、金工、陶芸、樹脂の英単語の頭文字をつなげたもの))で陶芸と金工を専攻しました。そこで偶然ラルフ・ターナーの著作である「ニュー・ジュエリー」を手に取りました。それからというもの、この道一筋です。それ以降、私が置かれたすべての環境や訪れた場所、出会った人々は何かしらこの本と結びついているので、遠い親戚のような縁を感じますし、それだけにこの本は私の考え方に深い影響を与えた存在です。作品の素材や技法は何なのか、思いを巡らせながら夢中になってページをめくっては「これはおもしろい!」と思っていました。
あなたは今年、石を彫ったブローチのシリーズ、《遅ればせながらの応答》でヘルベルト・ホフマン賞を受賞され、忘れがたい1年のスタートを切られました。

リン・チャン、《遅ればせながらの応答:バラ色》、2017年、ブローチ、ローズクォーツ、金、43 x 8 mm、撮影:リン・チャン
審査員から「時事問題とその意味との関係性を表現した、政治的見解の表明」と評されたこの作品は、英国のEU離脱を決する国民投票と世界の政治情勢への個人的な応答として作られたとのことですね。この作品は缶バッジの形をしており、表面に絵文字やシンボルを思わせる顔が描かれていますが、一般の缶バッジのようにプレスした金属やプラスチックでできてはおらず、半貴石を研磨し、表面に金を点在させて作られています。政治キャンペーンで多用される、安価で息の長い定番アイテムであり、質素ともいえる装着型の伝達装置である缶バッジと、高価な素材とを結びつけようと思ったのはなぜですか? また、タイトルの「遅ればせながら」にはどのような意味が込められていますか?
リン・チャン:私が石という、硬くて容赦なく、永続する素材でこのブローチを作ることにしたのは、使い捨てで瞬時に作れるお手軽な金属製のバッジとの対比を表現しようと思ったからです。皮肉なことに、私は、メッセージの内容が浅いか深いかにかかわらず、一度使えば用済みとなるはずの缶バッジをいつも大事に取っておきます。手元に残しておくと、その時の気持ちや信条、出来事、気分を鮮明に覚えていられるので。これが、私が半貴石を使った理由のひとつです。つまり、一部の発言や行為はやり直しがきかないから、ほんの一瞬の出来事でも人の心に長く残りうるということを言いたかったのです。
タイトルの「遅ればせながら」は、すぐさま反応するのとは逆のリアクションの仕方を表しています。私は、国民投票の前後の情勢を目にして悲しくなったのをはっきりと覚えていますが、それをどう表現すればよいのかわかりませんでした。ただ、いつかこの思いを作品にすることだけはわかりました。後から行動に出るということは、蓄積された何かが、時間を経てから展開していくということです。私は、実際の出来事からかなり時間がたってからようやく、抑圧された思いやぐるぐると混乱した感情を、石の研磨を通じて解放できるようになりました。

リン・チャン、《遅ればせながらの応答:しかめ顔》、2018年、ブローチ、ラピスラズリ、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
また、「遅ればせながら」は、石の加工にともなう労力と、石や石の研磨から連想される隠喩的な意味も表しています。さらに、研磨や切削は、熟考や仕上げ、そぎ落としていく過程も意味します。つまり、考えを整理し、遅まきながら納得し決心が固まるまで時間を稼ぎ、じっと待つという、時間のかかる肉体的行為を表します。石の研磨はほぼ独学で習得しました(最初だけ、シャルロッテ・デ・シラスによる5日間の特別クラスで専門的な講義を受けました)。そのため、新しい素材に初挑戦する時の常として、時間こそ余計にかかりましたが、素人であったことがむしろ好都合に働きました。知識のなさに妨げられず、失うものがないまっさらな気持ちで制作に打ち込むことができました。
コンセプチャルなジュエリーは、政治的な意識の向上という点で、大衆を説得する力を持ちうると思いますか?
リン・チャン:ええ、その力があると信じています。また、すでに知られていたり、こうだと信じ込まれている方法以外のやり方で、そういった力を量る方法にも興味があります。ただ、《遅ればせながらの応答》シリーズが必ずしも「大衆の政治的な意識を向上させる」とは思いません。このシリーズはそれ自体が議論の一部をなす当事者性の強い作品で、すでに広く認識されている問題を扱っているため、意識の向上というよりはタイムリーなコメントとしての趣が強いでしょう。私は今も、この決定がもたらした損害を忘れてはならないと思いますし、今後は今以上に不確かな時代になるでしょう。だからこそ、ジュエリーには、自分たちの周囲で起きている出来事について考えさせる存在であり続けてほしいのです。大衆の政治に対する意識の向上という点では、エスナ・スーこそシリアの難民危機を表現した作品でそれを実行しているといえます。彼女は私たちに、時間とエネルギーを費やして作品について考えることで、難民危機の問題を忘れないよう促しています。

リン・チャン、《遅ればせながらの応答:逃げ腰》、2018年、両面装着式のブローチ、ハウライト、ベルジャンブラックマーブル、金、49 x 12 mm、撮影:リン・チャン
作品の持ち主がご自身の考えに共感してくれるかどうかは重視していますか?
リン・チャン:自分の考えや見解に共感してもらえるといつでもうれしいです。私の場合、それを知るのは直接人と会った時なので、会話ができたり、同じ考えを持っていることに気づいたりできるのは、私にとってはありがたいおまけです。私は時間の許す限り、工房にこもるようにしているので。外に出て別の視点から作品を見られるのはいいリフレッシュになりますが、共感してもらえなくても構いません。私は自分の考えが伝わるよう素材や大きさ、造形を制御しはしますが、作品は独立した存在です。私の手元を離れたら、自由の身です。勝手に別の意味や価値観を帯びたり、身につけてもらえたりもらえなかったり、好かれたり嫌われたりすればいいのです。それは自力では制御できない領域ですし、制御したいとも思いません。私は、最善の方法で考えや意見を表現することにやりがいや興奮を感じますし、そこが重要なポイントなのであって、自分が答えを知っていると思えるかどうかという点は重視していません。

リン・チャン、《真珠のネックレス:グラデーション》、2017年、ネックレス、淡水パール、金、ビンテージのケース(修繕済み)、ネックレスの長さ:406.5mm
あなたのウェブサイトには、「《真珠のネックレス》シリーズは、母親から譲り受けたものの使わずにいた真珠のネックレスをインスピレーションの源とした。このネックレスは自分に似合わないと思ったし、たった一種類の女性性を信じているわけでもない」と書かれています。男性モデルに着用させたこの作品は、淡水真珠を1粒1粒削り出し、ホイットビージェットのチェーンと同じ構造でつなげてネックレスにしたものです。このシリーズは、装飾品としてのジュエリーや、個性の形成におけるジュエリーの役割の探求の一環として作られたものですか? また、ジュエリーは新たな形のジェンダー表現を推し進める上で効果的な手立てだと思いますか? この作品には、どのようなメッセージや意図が込められていますか?
リン・チャン:後から思えば、この作品はずいぶん複雑な意味を帯びていますね。一方では、ごくシンプルな作品で、元のネックレスを手に取って加工するに至ったのも、チェーンにできるかどうか試したかったという単純明快な動機からです。実験が済んでチェーン全体が完成してはじめて、どんな意味を持ちうるか、なぜこんなことをしたのか、それがどうなったのかを考える時間を持てました。このネックレスは、身に着けるとお高く留まって見えるような気がして、長い間しまったまま使うことはありませんでした。
真珠にはさまざまな意味合いが込められています。そして、形状や機能の面で可能性の幅が広いダイヤモンドや金などと違って、ジュエリー素材としての革命がもっとも起こりづらい素材ではないでしょうか。その意味では、この真珠作品では、おそらくその形が一番の理由で、少しだけその遅れを取り戻せた気がします。真珠の「ジュエリーらしさ」は丸い形に生まれついた時点で既定路線であり、人はなぜかそこに女性らしさだと受け止めるのです。私が真珠を研磨してチェーンを作って、最初に、そして一番強く感じたのは、これはもはや真珠のネックレスではない、ということです。そのことで、真珠にまつわる意味合いを薄められましたし、おめかしや着飾ることを目的にジュエリーを着けていたのは過ぎ去った昔の話であって、ジュエリーとは単に着けたいから着けるものだという私自身のジュエリー観に沿った作品になったと思います。
私は女性性とは何であるかに興味を引かれます。それは必ずしもジェンダーと関連づいているわけではありません。私は女性性をもっと広義にとらえていて、体力とは別の、知的な精神力や思考、思いやりと関わるものだと考えています。作品を男性モデルに着用させて撮影したのは、実験的な見せ方をしたかったからです。そして、それが真珠のネックレスは女性的なものだという狭量な考えを打ち破ったと伝える上で有効な手段であるかどうか、そして、それでも依然として残る繊細な強さと多義的かつ対照的な複数の側面が、また別の女性性を表現しうるのかどうかを確認したかったのです。つまり、自分が身近に感じられ、さらに女性という自分のジェンダーも手放さずにいられるという形の女性性です。そうですね……この作品については、完成してからもそのインパクトについて考えていますが、今もまだ、的確に言い表すのが難しいです。が、そうやって考えるのも、とても面白いことですね。

リン・チャン、《真珠のネックレス:マチネー》、2016年、ネックレス、淡水パール、金、長さ:560 mm、撮影:リン・チャン
《真珠のネックレス》シリーズの一部の作品は、修理を施したビンテージの真珠のネックレスの専用ケースがついていますね。このようにケースに手直しをして再利用するという行為には、どのような意味があるのでしょうか?
リン・チャン:アンティークのケースを再利用することで、過去の所有など、物語に歴史という側面が若干加味されます。最初に作ったネックレスと箱は母の所有物で、それ以降のネックレスと箱は、最初につくったものの形式を借用したものです。
作品が装着されることについては、どれくらい重要視していますか?
リン・チャン:どちらでも構いません。着用性の高いデザインであっても、実際につけるかどうかは別問題で各自が判断することです。私はどちらの考えも理解できます。私自身、身に着けないジュエリーをたくさん持っていますが、そのことが物への愛着に影響するわけではありません。手に取って眺めて、またしまうということも好んでやります。時に実用的でないジュエリーをじゃらじゃらつけることもあります。このようなアイテムは注意が必要ですし、つけている間ずっと気になってしまうものです。おまけに針先がとがっておらず、ブラウスやTシャツに大穴が開いてしまうこともあります。それでも、ジュエリーとしての出来がよければ、その価値はあるのです。同じものを数週間つけっぱなしにすることもあります。装着するしないにかかわらず、ジュエリーが喜びをもたらしてくれることに変わりありません。

リン・チャン、《保管:紙と輪ゴム》、2016年、ブローチ、合成石、金、輪ゴム、70 x 22 x 15 mm、撮影:リン・チャン
《保管》シリーズは、あなた自身のジュエリーの保管方法を扱った作品です。このシリーズは、こう言っては何ですがとても生活感があって、《紙》や《輪ゴム》と題されたブローチでありふれた物体を描写しています。この作品では、合成石や金という耐久性のある素材と、輪ゴムという長持ちしない素材が混在しています。この袋に何が入っていたのか、また、この作品のコンセプトは何なのか、興味を惹かれます。この素材の組み合わせには、どのような意味が込められていますか?
リン・チャン:私はよく、ティッシュやキッチンペーパーやトイレットペーパー、チャック式のビニール袋やただの紙など、その時手元にあるものにジュエリーをしまうことがよくあります。私はよく旅行をするので、ジュエリーに箱やケースがある場合はそこから出して、もっと実用に即した方法で収納するようにしています。《紙》と《輪ゴム》のブローチは、私が紙と輪ゴムで包装してきたすべてのブローチを表現していると言えるかもしれません。自分がつけるジュエリーはいつもこの方法で収納します(そのほとんどは自分で作ったものではありません。自分の作品はめったにつけません)。なので、この保管方法自体はごく普通で生活感がありますが、興味深いことに、それによってそのアイテムが私にとって特別な存在になるのです。この作品を白い合成石で彫り出して作ったのは、紙の質感を表現するためで、本物の輪ゴムを用いたのは日常性を加味するためです。ここにおいて私は、ジュエリーの秘密の生活を覗いてみませんか、作品を通じて価値や意味が表明されているさまを見てみませんか、と誘いかけているのだと思います。高価な素材や予期せぬ素材やプロセスを用いて日常のディテールを描写することで、単なる人工物を超えたジュエリーのおもしろみについて考えることを促しているのかもしれません。
この《保管》シリーズでは、特に私自身の持ち物であるジュエリーの私的な生活と公的な生活、そして、同じ作品でも配慮の度合いが変わりうるのかという点を考えました。紙やプチプチ、ビニール袋による収納方法は、退屈に見えるかもしれませんが、私にとってはとても便利で安全ですし、それによって自分だけのものになるのです。私は、ジュエリーを買った時ではなく、生活をともにしてはじめて、そのアイテムが自分にとってどんな意味を持つのかについて気にかけ、注意を払えるようになります。作り手やブランドによる包装は、提示方法や、その魅力、モノのコンセプトの延長、作り手の創造性や配慮を通じて、ジュエリーを商品とみなしています。購入後の私だけの管理方法は、所有、つまり自分の持ち物であり日々の生活の一部であることを表します。

リン・チャン、《保管:古い真珠のネックレス》、2018年、ペンダント、ロッククリスタル、62 x 42 x 20 mm、撮影:リン・チャン
同じシリーズの《古い真珠のネックレス》や《ベニータのブローチ》では、ジュエリーの形は見えません。そのかわり、それをしまうための(ロッククリスタルを研磨した)透明な袋が主役になっています。これは、姿は見えずとも存在する、あるいは過去に存在したジュエリーを示唆し、その記憶を保持する手立てということでしょうか? この作品の背景とはどのようなものでしょうか?
リン・チャン:おっしゃる通り、どちらも実在するジュエリーです。古い真珠のネックレスも、ベニータが作ったブローチも私の持ち物です。それらが小さなビニール袋の中で占める空間を観察し、石を研磨して造形しました。どちらも、空っぽであるようにも中身が入っているようにも見えます。また、モノが持つ日常的な側面と非日常的な側面との対比を考察した作品でもあります。ジュエリーはその両方の性質を兼ね備えられるところが、すごく好きです。

リン・チャン、《遅ればせながらの応答:困難な時代》、2018年、ブローチ、ロッククリスタル、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
あなたの作品の中には、パブリックな仕事も見られます。2012年ロンドンパラリンピック大会のメダルをデザインされましたし、2014年には唐奨のメダルデザインのコンペでファイナリスト10名の1人に選ばれました。2年前には、唐奨教育基金会から、2016年の賞状のデザインと制作を依頼されたそうですね。このようなパブリックな仕事と、個人の作品とでは、工程の面でどのような違いがありますか? また、どのようなことが課題になりましたか?
リン・チャン:特にパブリックな依頼は、往々にして極度のプレッシャーにさらされます。莫大な予算と、短い納期での納期厳守に対する���きな責任が常にのしかかります。株主や資金提供者、プロジェクトマネージャーやマーケティング部門、CEOやインターンなど、あらゆる立場の人たちとチームを組んで仕事をするのは一見怖そうですが、実際のところは共同作業について学ぶにはすばらしい方法です。アーティストという立場で一大プロジェクトに携わるということは、全体を見渡し、常時すべての場に存在するかのような独自の立場に置かれるということです。私はあらゆる視点からプロジェクトを眺め、はじまりから実現に至る過程を見るのを楽しめるタイプなのでしょうね。また、プロジェクトの一員になれることは、大きな見返りがあります。
こうした学びは有益ですが、多くの依頼は問題解決からプロトタイプの制作、完成品の仕上げが息をつく暇もなく、同時に進行する感じです。先を読んであらゆる結果を予想し、プロジェクト管理をやりこなし、チームのメンバーに仕事を任せて、仲間からも自分からも最高の力を引き出せるよう、短期間で学ぶわけです。こんなことまでできてしまうんだ! と自分でもよく驚きます。スタジオでの作業はそこまで込み入っていません。当然ですが、それは私ひとりだからです。プレッシャーもさほど強くかかりませんが、多くの場合プロセスは酷似しています。同じような悩みを抱え、大勢でやる時と同じような会話を自分とします。葛藤もありますが、最初から確固たる決まり事もないですし、委員会からの承認がないと次に進めないというわけでもありませんから、後戻りをしたり、手抜きをしたり、自分の意志で課題を設定したり、リスクのある道を選んだりできます。これは周囲からの許可が必要な場合はそう簡単にはできないことです。
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どのような流れでデザインを進めますか? スケッチやモデル、モックアップの制作から始めるのでしょうか? コンセプトを伝える上で素材の選択はどの程度重要なものですか?
リン・チャン:つい最近までは、最初にコンセプトやイメージを考えたら、そのまま制作に突入していました。私はすごく大雑把なスケッチ以外は紙にイメージを描きません。線画や、ひとつかふたつの���語、文章で十分な時もあります。その意味では、私は多くの作り手と違うのかもしれませんね。明快なプロセスでデザインを進めるわけではないですから。
素材の選択はとても重要です。アイデアを思いついたら、自分の考えや感覚と合致する素材を探します。可能性のある選択肢を考え抜いて「こうすれば思い通りの雰囲気になるかしら」とか「やっぱりこっちかもしれない」と迷いながら自分の仮説を検証します。石の加工をした時は、コンセプトよりも素材が先でした。それまで、具体的な素材や技術からアイデアを発展させていくことはあまりなかったので、新たな感覚で制作に燃え、手の中の素材の変化や自分が目にしているものを基にアイデアやコンセプトを練る間じゅう、強迫的なまでに熱心に打ち込みました。
外部からの特にパブリックな仕事の依頼の場合は、コンセプトや工程、プロトタイプの制作、実制作、情報の記録、納品に至るプロセスを厳守せねばならず、その順番が狂うことはめったにありません。

リン・チャン、《保管:ベッティーナのブローチ》、2018年、ペンダント、ロッククリスタル、52 x 34 x 23 mm、撮影:リン・チャン
あなたはアーティストとしてご活躍されているだけでなく、2009年以降、ロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズのジュエリーデザイン科の学士課程の上級講師として教鞭を執っていらっしゃいます。その傍ら、レクチャーやワークショップの講師や、書籍や記事の執筆活動もされていますが、限られた時間のなかでそれをどう両立されていらっしゃるのでしょうか? またそれらすべてをやりこなす強い意志はどこからきているのでしょうか?
リン・チャン:確かに、全部並べて見るとずいぶん抱え込んでいるように見えますね! あまりの多忙さに、混乱に陥ってしまう時があることは否めませんが、ジュエリーへの好奇心が、さまざまな魅力的な形をとって、私を突き動かすのです。
忘れないでいただきたいのは、プロジェクトによっては構想に何年もかかるという点です。ずっと前にまいた種を折に触れては世話してやり、立派に育て上げるのです。コラボレーションもありますし、自分がやりたくてやるものもあります。人に教える仕事は、どれもとても楽しいです。セントラル・セント・マーチンズで、いきがよくて一生懸命な学生たちを大勢相手にしていると、ジュエリー界の今後の行方が見えるような気がする時があります。これは役得ですね。また、コンテンポラリージュエリーをまるで知らない別分野の作り手の人たちと一緒に何かをするのも楽しいです。ザルツブルクで行われた国際芸術サマーアカデミーの際に行ったワークショップがその例です。ほかにも、近々コロンビアで開催されるEn Construcción IIIでワークショップを行う予定があり、とても楽しみにしています。

リン・チャン、《遅ればせながらの応答:無能(※)》、2018年、ブローチ、コーリアン、金、55 x 9 mm、撮影:リン・チャン(※訳注:英語タイトルはTwitで、Twitterとかけていると思われる)
私は、プレッシャーや日々の雑用に邪魔されることなく、スタジオや作業場でひとりになってジュエリーについて自分だけの考えに没頭したり、表面の具合を観察したり、何に注意を払ってやればよいのか、自分が何をしたいのかを考える、ユニークで貴重で特別な時間を確保するためならなんだってします。常にそれを達成できるとは限りませんが、いつも虎視眈々とそのタイミングを狙っています。
最近感銘を受けたり、作品に影響を与えたり、興味を引かれた映画や音楽、本、展覧会、ニュース、旅行などはありますか?
リン・チャン:《遅ればせながらの応答》シリーズの《しかめ顔》というブローチが今年度のロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの夏期展覧会に出品されたので何度か足を運びましたが、その時の作品の多様性には驚かされました。この展覧会は、優れた偉大なアーティストと一緒に、アーティストの卵や無名の作り手、「凡人」(グレイソン・ペリーが私たちのような人を親しみを込めて呼ぶ時の愛称です)の作品が一堂に並ぶことで有名です。目玉となる作品ばかりを見ないよう努めるうちに、若手作家のリー・カッターの作品に目が留まったのですが、この作品には心から感動しました。

リー・カッター、《監獄文化》、彫刻、刑務所で支給されるバターミルク石鹸、画像はロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの厚意により掲載
それは《監獄文化》と題された、彫刻を施した大量の石鹸を何段もきれいに並べて額に収めた作品でした。私は、日常の素材を再評価させ、当たり前だと思われているものや状況を見直させてくれる作品や、想像する以外に知りようのない世界を見せてくれる作品が好きなのです。器用かつ無心に彫られているだけでなく、骨や象牙の細工や、木彫品、彫像、ストリートファニチャーを見た時と同じような感情を抱かせ、人生のおかしみと哀愁とが一体となって表れていました。

リン・チャン、《遅ればせながらの応答:無能》、2018年、ブローチ、コーリアン、金、55 x 9 mm、撮影:リン・チャン
現在はどのようなプロジェクトに取り組んでいらっしゃいますか?
コロンビアで行われるコンテンポラリージュエリーのシンポジウム、En Construcción IIIの一環として、マーク・モンゾとセス・パパック、テレーザ・エスタぺと一緒に1週間のワークショップを行う予定です。また、2019年のミュンヘン・ジュエリー・ウィークでMicheko Galerieで行う個展の準備も進めています。ほかには、通常の依頼品やリサーチ、構想に加え、フランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞の賞金で、2019年の年末か2020年の初頭からオランダで開催される個展に向けて作品を制作するという、刺激的なひとときを過ごしています。近いうちにまた皆さんに詳細をお知らせできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。
アドリアーナ・G・ラドゥレスク:建築家、ジュエリー作家。ワシントンD.C.在住。ルーマニア、ブカレストのイオン・ミンク建築都市大学にて建築と都市計画の修士号を取得。ワシントンD.C.のコーコラン・スクール・オブ・ジ・アート・アンド・デザインにて金工を学ぶ。2013年よりAJFに参加。
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本ニューズレターの本文・画像のすべてまたは一部を無断で転載することはかたくお断りいたします。今回の記事は、スーザン・カミンス氏(Art Jewelry Forum)の寛大なる許可をいただいて翻訳しています。配信停止をご希望の方は、このメールに返信する形でお知らせください。また個人名の表記につきましては一般的な発音を参考にカタカナ表記をしておりますが、もし本来の発音とは異なる表記にお気づきの場合は、お手数ですがお知らせください。
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TEDにて
ニック・ヴィーシー:見えない物を透かし出すテクノロジー
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
ニック・ヴィーシーが紹介するのは、特大サイズのX線写真。野生植物の幾何学的配列からボーイング777の骨格まで日常にありふれた物体の内側に存在する別世界を明らかにします。
こういった写真の撮影は、かなり危険であり、骨の折れる仕事ではあるが、そこから、得ることができるものは計り知れない。人の目では、見ることができないものを目にすることができるようになるのだ。
X線とは、原子力から出る放射線と同じようなもので、レントゲンが一般ではよく知られている名称です。ドイツのヴィルヘルム・レントゲンが発見したためにそう呼ばれてもいます。
電波やマイクロ波やX線やガンマ線が、今、まさに、エネルギーとして、体を通り抜けているにも関わらず、人間の感覚器官では、まったく、認知せずに、気付かないのです。
物理学では、これらも統合して「電磁波」と呼ばれています。
米国科学アカデミーに発表された論文によれば、人の癌リスクが増加するエックス線やガンマ線の最低線量は、瞬間的な被曝では10-50mSv。長期被曝では50-100mSvであることがわかっています。
もう少し大きな物を紹介しましょう。バスのX線写真です。バスは満員ですが、乗っているのは同じ人物、同じ骨格です。
規模の大きな物体を使うことで、ある種のドラマが生まれます。大きな物のX線写真を見る機会はありませんからテクノロジーは進歩しています。
こういった大規模のX線貨物検査装置は、デジタルなので性能はどんどん向上していきます。でも、やっぱり面白味を出すには、人間的な要素を加えることです。この写真が面白いのも人間がブルドーザを運転しているからです。
人の入っていないパーカー。ジャケットです。ポーズがいいですね。一番触発されるのは自然です。元の話に戻って自然と建造物の関連について話しましょう。
エデンプロジェクトや英国図書館の屋根は、すべてハニカム構造です。建築家たちは、私と同じく我々を取り巻く自然からヒントを得たのでしょう。池の上に浮かぶオオオニバスの葉です。立体に見えるアマリリスの花です。
カラー化することで、X線も違った印象を与えます。有機的で自然な感じになります。自分の好きなものを撮っています。実際の色を忠実に再現しているわけではありません。
この花は鮮やかなオレンジにはなりませんね。でも、鮮やかなオレンジが綺麗だと思いました。DJデッキのような機器も違った様相を見せてくれます。二次元のイメージが三次元のように見えます。
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と強力な暗号化は絶対必要です!
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が
望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジー
サイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
(個人的なアイデア)
Gravitational waves are also integrated into electromagnetic waves. They are currently considered to be higher frequency than gamma rays, but no one in the world has been able to determine the exact frequency.
重力波も電磁波の中に統合されます。2020年時点は、ガンマ線よりも高周波とされていますが、正確な周波数は世界中の誰一人として明らかにされていません。
Since they can be detected by LIGO in the United States, it seems to be only a matter of time before the frequency is identified.
アメリカのLIGOで検出できるので、周波数の特定は時間の問題と思われます。
重力波は、アインシュタインの一般相対性理論によって予測され、 アメリカのLIGO(ライゴ)というプロジェクト名でデータ観測されて、2017年ノーベル物理学賞を受賞しています。
現在の検出の主流は、強力なレーザー光によるマイケルソン干渉計があります。
これは、さかのぼって、量子力学が産まれ始めたころ、絶対時空間であるエーテルという概念が根強くあり、これは、中世ヨーロッパから長く信じられてきた考え方で、信じていたかはわかりませんが、ニュートンやデカルトもひとまず取り入れていました。
それから1900年代に、アインシュタインの特殊相対性理論とマイケルソン=モーリー(Michelson=Morley)の実験から、検証されエーテルは完全否定されています。
光速度は、物理学の本質と深く関わる重要な普遍的基礎定数です。
これからは、衛星を打ち上げ宇宙空間からレーザー干渉計にて、重力波を検出しようというLISA(Laser Interferometer Space Antenna)計画がNASAとESAによって進められている。
これは、3台の衛星がお互いを追跡(人間ではないので基本的人権に十分配慮しています)し、コンピューターの自動同期で、一辺が500万kmまで現在、拡張できる。
将来は、その距離を物理的限界があるが、無限大にまで大きくできるようになります。
さらに、ニュートリノも周波数はわかりません。
(20230630追記)
背景重力波について
最近の重力波についての研究に進展が見られ、背景重力波というLIGOで測定した従来の重力波とは、違う周波数で重力波が存在する可能性が示された。
電磁波は、電場と磁場の組み合わせで進行する波ですが、重力波は一般相対性理論から導かれる空間の歪みで波が進行する。
そのため、電磁波は、ガンマ線やX線、紫外線や可視光線など、様々な周波数の総称として電磁波と呼ばれるが・・・
重力に関しては、LIGOに示された重力波の周波数だけかと思いきや、背景重力波と言う周波数も存在することが示されたため
どうやら重力波のカテゴリーの中にも様々な時空の歪みに関する指標的な意味合いの周波数帯が存在する可能性があるかもしれません。
このことから重力波は、電磁波の一種ではなく、時空の歪みから来る性質の違う独立した波として電磁波とは別々と考えた方が腑に落ちます。
もしくは、場の量子論から電磁波と重力波がハイブリッドに融合して���しかも、周波数が近い場合には相互作用しつつ共鳴して時空やそれ以外に何かしらの影響を与えているメカニズムも考えられそうです。
今後の研究次第で背景重力波以外の他の周波数も見つかるかも知れません。
<おすすめサイト>
ガブリエラ・ゴンザレス:LIGOはどのように重力波を見つけたのか - そしてその先は
アラン・アダムス:重力波発見が意味すること
標準理論のすばらしさ
ガリレオのAngels & Demons(天使と悪魔)とCERN(セルン)
デイヴィッド・イーグルマン:人間に新たな感覚を作り出すことは可能か?
アラン・セイボリー:砂漠を緑地化させ気候変動を逆転させる方法
スチュワート・ブランドとマーク・Z・ヤコブソンが討論:原子力発電は必要か?
ロジェカイヨワ戦争論と日本の神仏習合との偶然の一致について2019
(原子力)
「フロート式原子力発電所」について
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劣化ウランゼロへのイノベーション:ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る
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ステルスって何? 日本の次期主力戦闘機は、F-35AライトニングIIにほぼ決定しました。日本の周辺国でもロシアがPAK-FA(T-50)、中国が殲20(J-20)というステルス機能を持つ航空機が現れ、F-35の選定は、将来これらに対抗するという思惑もあります。つまり、日本の防空の争点のひとつとして、ステルスはいまや不可欠な要因と言えるでしょう。事実、第4次F-Xの最終候補3機を比較する際、F-35の特徴として必ずステルスが紹介されてきました。最大の障害であるはずの開発の遅延も、このステルス性能によって相殺されんばかりの扱いを受けてきたといっても過言ではないでしょう。 ステルスステルスというのなら、ステルスのことについてある程度知っておかなければ、今後30年以上私たちの空を任せることになるF-35に対する理解も半端なものになってしまいます。本稿では、F-35が持っている一番の魅力である「ステルス」について取り上げてみたいと思います。 ステルスって何? ステルスとは、広く言ってしまうと、「敵に見つかりにくいこと」を指し、カメレオン、イカ、タコなんかが思い浮かびますね。トラの模様や昆虫の擬態も立派にステルスです。蚊のサイズが小さい、ということも見つけられる可能性(被観測性)を低くするのに役立っていますから、あれもステルスと言えます。もう少し話を軍事に絞れば、良く知られたステルス技術として迷彩があります。これらは基本的に視覚的(光学的)なステルスですが、他に赤外線や音響、磁気に対するステルスもあります。 では、航空機におけるステルスとは何に対するステルスか?というと、電波です※1。レーダーは、電波を送信し、目標に当たって返ってきた電波を解析することで、目標の位置や速度、進行方向などを数値化します。電波ステルスは、反射する電波をできる限り発信源へ戻らないようにする技術のことです。それゆえ、しばしば「ステルス戦闘機はレーダーに映らない」と言われますが、映らないわけではなく、実際にはレーダーに捉えられているけれ��も、レーダー反射波が少な過ぎて航空機と認識できないのです。電波を跳ね返す面積(RCS:Rader Cross Section)が小さくなると、レーダーは跳ね返ってきた電波を鳥などと誤認し、「航空機ではない」と処理してしまうということですね。 ステルス化する方法 レーダーに抽出されづらくする(=電波ステルス化する)ためには、いくつか方法があります。まずは、上述したように、RCSを小さくして、レーダーの発信源に電波を跳ね返さないように逸らしたり吸収したりする方法です。ここで重要になってくるのが、航空機の形状です。 航空機の形状 (航空機の形状 朝日新聞より転載) ステルス機と呼ばれるものは、外形によってRCSの低下を図り、計算された特定の角度にのみ電波を跳ね返すよう設計されています。下図は、そのパターンを示しています。タイフーンやF/A-18E/Fなどは正面のRCSに注意を払った「パックマン」型、F-22やF-35などは正面と後方のRCSを小さくした「ボウタイ(蝶ネクタイ)」型と呼ばれるような角度で電波を反射させ、その方向に受信機が置かれない限り、探知しづらくなっています。 RCS分布 (RCS分布例 airforce-magazine.comより転載) パックマン型は非ステルス設計の航空機を後から改造することによってある程度付与することができます。他方、ボウタイ型は、設計段階から綿密に計算される必要があり、機体の継ぎ目をなくすことから始まり、兵器類を機内搭載するために胴体内ウェポンベイを設けたり、アンテナやセンサーなどの小さな突起類を極力機体に埋め込んだり、電波を吸収するような素材やコーティングを各所に施すことなどが要求されます。 ステルス性能を考えた場合、設計段階でステルス外形にすることが最善ですが、形状以外にもレーダーをだます方法はあります。例えば、飛行パターン。レーダーの発信する電波を浴びるのは敵の航空機だけではありません。空には鳥や虫などがいて、これらが反射する電波をすべて拾っていたのでは計算処理が追いつきません。したがって、情報処理をする段階で、コンピューターにフィルターをかけ、余計なデータをカットしつつ探査するのですが、レーダーがその中から航空機らしいデータ(X)を抽出すると、移動速度や高度などの情報をもとに、Xが次に出現するであろう予測範囲のフィルターを解除して探査を継続するのです。ここでもし、その予想出現範囲にXが現れなければ、「最初の検出が誤差だった」と解析されるかもしれませんし、続けて探査することが困難になったりします。レーダーのこうした特性を逆利用し、飛行パターンや機動によって欺瞞するというステルス技術もあるんですね。これだと、それほど低RCSでない機体でも、やりようによっては「ステルス機」として振る舞えることになります。 ステルスを見破る方法ステルス機が撃墜された例があります。1999年3月27日、ユーゴ紛争のコソボ空爆任務に就いていた米国のF-117ステルス攻撃機が、セルビア防空軍の地対空ミサイルの攻撃を受けて墜落しました。F-117は毎回あらかじめ設定されたルートを自動操縦装置により飛行しており、機体のRCSデータを集められてしまっていたのです。ステルス機と言っても視覚的に消えるわけではありませんから、目視できる程度の近距離ではステルスを維持できませんし、RCSや飛行パターンといったデータを解析されてしまえば、レーダーを欺瞞することもできません。 しかしながら、今のところ、ステルス機を探知できる!と言い切れるレーダーはありません。開発中のもので有力候補とされているのが、バイスタティック・レーダーです。送信機と受信機が別々の場所に設置されたレーダーで、ステルス機が逸らした反射電波をとらえることを目的としています。ただ、送信側と受信側が高度に同期する必要があることや、探知範囲が両レーダーの交差点に限定されることなどから、まだ信頼度の高い手法とは言えないでしょう。 もうひとつの候補は赤外線探知ですが、赤外線誘導兵器の脅威を受けて、ステルス戦闘機はすでに赤外線ステルスも考慮されており、あまり効果を期待するほどには至っていません。例えば、B-2やF-117では、排気ノズルの下側を延長して後下方から隠し、排気熱を下げるべくタイルを張るなどの処理が施されています。そもそも、赤外線は大気中に吸収されやすいことから、探知距離も短いですしね。 日本でも対ステルス技術の配備・研究は進められています。J/FPS-5(通称:ガメラレーダー)※2は、2008年から配備が始まっていて、弾道ミサイル脅威に対する「目」としてその印象的な姿とともにご存知の方も多いかもしれません。ステルス機への探知も行えるとのことですが、実際のところは不明です。 防衛省では地上分散配置型レーダーの研究にも着手していて、「MIMO(マイモ=Multiple Input Multiple Output:複数入力・複数出力)」という複数の送受信アンテナで得た探知信号を合成する技術を開発中です。他にも防衛省技術研究本部(TRDI)を中心にいくつかの対ステルス技術の研究・開発が進行中ですが、現時点で実用段階のものはありません。 じゃあ、中国やロシアのステルス機が来たら知らないうちに侵入されるのか!?と思われるかもしれませんが、今すぐ騒ぎ立てるのは時期尚早です。「ステルス機を探知できるレーダーはない」、と言いましたが、それは、「米国ステルス機レベルの探知ができない」という意味です。形状などから見て、中露の初期ステルス機はいずれもステルス性能そのものについてはあまり高いものを目指してはいないようです。特にJ-20はカナード翼のどでかい図体で、あれがそのまま実機になったとしても米国の第五世代機レベルのステルス性能はありません。
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v0.2.0 の変更点 (v0.1.Xのオープンベータ参加者向け)
3/27(水/Wed)、v0.2.0のアップデートを予定しております。
このアップデートに伴い、劇的な変更を行う関係で、データワイプ(全削除・リセット)を行います。
調整予定の変更点について、個別に内容とその理由を説明させていただきます。
v0.2.0における仕様は、暫定版です。v0.2.X, v0.3.0以降において、変更される可能性があります。
キャラクターレベル
装備品に依存せず、キャラクターレベルは敵と戦闘することで上がるようになります。
ボスや高レベルの敵と上がると、より多くのレベルが1戦闘で上がるようになります。経験値は存在せず、各戦闘ごとにレベルが上昇します。(しない場合もあります)
装備品のレベルは、装備に付与される能力の強さに影響するようになります。
何故このような変更を行うのか?
v0.1.0のゲームプレイにおいては、『装備レベル』が何よりも重要で、装備レベルの重要度が高すぎました。
例えば、ある装備品を手に入れて現在のビルドに合う能力を多く付与できたとしても、それよりも5~10Lvが高い装備品が出てしまった場合、その他のあらゆる要素を差し引いても高レベル装備に変えてしまった方が強い、という状況にありました。
この状態がもたらすものは、ある側面においては『いかにして一定期間内に目標レベルまで上げるか』という攻略要素をもたらしましたが、しかし一方で、『キャラクタービルドなどに関わらず、とにかく高いレベルのものを選べば良い』という状況も生んでしまっています。(アタックやスペルといった基本パラメータすらも無視して、とにかくレベルを上げるために杖を戦士に、剣を魔導師にでもつけてしまうようなバランス)
この状況を是正し、『装備を選択するステップ』がより『キャラクタービルドに合致するものを採用する』ものになるよう、レベルは装備に依存せず、個別に上昇する形式に変更します。
絆連携奥義
『絆連携奥義』は、アビリティ習得前でも発動が可能になります。
ただし、条件がやや厳し目に設定されます。
絆レベル5になることで、『絆連携奥義』の発動条件が大幅に緩和される形になります。
何故このような変更を行うのか?
Ending Daysは2人パーティプレイで2人の組み合わせがゲームの醍醐味であり、『絆連携奥義』もその組み合わせに応じて異なるスキルに変化するように設定されています。場合によっては、どの『絆連携奥義』が発動するかに応じて2人の組み合わせを変える、というようなゲームプレイを想定しています。
しかし、現状では『絆連携奥義』が使用される事自体が少なく、『絆連携奥義』をパーティ編成を行う上で検討要素に上がる事がない状況です。
このため、絆レベルが上がる前からでも発動可能な形を取り、より積極的に『絆連携奥義』を活用するゲームプレイを目指します。
取引ラインナップとドロップアイテム
サポーターが伝説の武具以外にも通常装備品や使い魔を販売するようになります。
ダンジョン攻略などで、『~の指南書』(特定のアビリティセットを追加する消耗品)がドロップするようになります。
何故このような変更を行うのか?
Ending Daysでは、ゴールドを稼ぐプレイ、あるいはそれを放出して好成績を目指すプレイ、(そしてエンドゲームにおいては『高難度ダンジョンクリアを目指すプレイ』『対人戦好成績を目指すプレイ』)といったプレイごとのメリハリを用意しています。
こうした方針とは裏腹に、ゴールドを獲得した後、そのゴールドを積極的に使用する事を奨励する要素が不足しており、「貯めてばかりで使われない」傾向があります。
ゲームプレイ中に積極的にゴールドを使うには、「ある特定のタイミングで、現在のプレイの不利な状況をテコ入れする手段」が必要ですが、現在の取引内容は長期的な戦略に必要なアイテムが多く、現在のプレイ進行を補助する要素が少ないです。
そのため、『任意のタイミングで装備品を更新できる』『暗躍などに対処するために使い魔を補充できる』方法として、取引ラインナップに追加します。
また、『~の指南書』については、プレイを進めながらも現在のビルド構築を柔軟に変更できる余地(いい意味で『ゲームをかき混ぜる』)を持たせる要素として追加します。つまり、既に持っているもの以上に現状に適したアビリティの候補が想定外のタイミングで追加される事で、ゲームプレイの複雑さと、プレイごとの展開の違いを生みます。
『 祠と霊脈 』『集落とキャンプとイベント』の統合
霊脈・キャンプ・イベントマスを撤廃します。
代わりに、以下の変更を行います。
祠から1~3使い魔が入手されます。
集落を解放位したとき、HP・Braveが全回復します。
集落を解放したとき、 ランダムイベン��が1つ発生します。
何故このような変更を行うのか?
日数のバランス調整です。
(ゲームプレイ全体100日に対して、マップポイントの数が多すぎたため)
上述のキャラクターレベルの導入との兼ね合いもあり、戦闘のないマップポイントで過ごす日数が多いほどプレイヤーには不利になる要因がv0.2.0からさらに増えるため、相対的にマップポイントの総数を減らす調整となっています。
最終的には、『魔王の撃破』あるいはそれぞれの目的に向かって、過程に柔軟さを持たせられるだけの余地がある程度の難易度です。(その分、後半の難易度が相対的に上昇し、”難易度曲線の角度を急にする”ような調整は入る予定です)
暗躍・王国軍進攻の出現条件
暗躍・王国軍進行は新しいエリアを解放しても100%出現はせず、エリアのポイントを探索することでランダムで出現するようになります。
能力『調査』を持っていると、これらの要素も出現しやすくなります。(これまでが100%だったので、これまでよりは低いです)
何故このような変更を行うのか?
これも上述の日数バランス調整の一貫です。
現在の出現頻度では序盤に理不尽なレベルで暗躍が蔓延してしまう場合があり(運も絡みますが)、積極的なエリア解放を抑制してしまう形となっておりました。
序盤の理不尽さを緩和しつつ後半に処置を求める形が望ましいと考え、より段階的にこれらの要素がマップ上に出現するよう集落や祠と同様の出現ルールを適用します。
敵のスキルとBrave
敵はスキルを使用してもBraveを消耗しなくなりました。
何故このような変更を行うのか?
多くの敵は『アタックブースト』『スペルブースト』を所持しており、Braveが上昇する事で攻撃威力が上昇していきます。
また、ボス敵に関しては、BraveがMaxに達するとそれらを全消費して固有の必殺技を使用したり、Braveが増えるほど与えるダメージ・受けるダメージの双方が増えていく形を取っています。(Braveが高いタイミングで高威力攻撃や防御スキルを集中させる事で有利に立ち回れる)
現状でBraveを貯めずにスキルを即座に使用してしまう事で、これらの要素がゲームプレイに反映しづらい状況になっておりました。
このため、全ての敵通常スキルはクールダウン制に変更され、Braveが回復し続ける形となりました。
絆クエスト
一部の絆クエスト内容を変更し、達成条件を緩和しました。
何故このような変更を行うのか?
意識的に達成することが難しい条件が複数あり(仲間の炎上回数など)、絆クエスト自体がプレイ中に意識されづらい(存在する意味がない)状況だったため、より能動的に達成可能なものに条件を変更しました。
敵の攻撃対象・敵対心・回復スキル
多くの敵単体攻撃対象がランダムになりました。
『敵対心』という新パラメータが追加されます。(100%を持たせると、元々がランダムではない単体攻撃が全てそのキャラクターに集中するようになります)
多くの回復スキルが、パーティ全体に効果が発揮されるようになります。
何故このような変更を行うのか?
v0.1.1までのデザインにおいて、敵の攻撃はその種類に応じて対象が固定で、前後列のいずれかを集中攻撃し続ける仕様となっていました。
このデザインでは、前列にのみ攻撃が集中する場合においては違和感はありませんが、後列に集中した場合には、回復手段が必要になったり、後列への攻撃を前列側が阻止する手段がなく、パーティ構成次第では『セルフヒール』の習得が必須になってしまうなど、ゲームプレイの幅を狭める要素になっていました。
勿論、回復対象を選べる形式も検討しましたが、ゲームプレイを必要以上に複雑化してしまう事を避けるため、『対象を選ぶステップは挟まない』方針を優先し、『攻撃をランダム化する』事としました。
これに対して、回復手段が前後列の双方を対象とできるよう、多くの回復手段はパーティ全員を回復するようになります。(自己回復スキルや一部シールドスキルの対象はこれまでの通りです)
合わせて、絆アビリティなどを介さずに前列キャラクターがより”前列らしく”後列を守れる手段として、『敵対心』が追加されます。
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