#iPhone 雨に濡れた
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最近の天候は変わりやすいので水没には注意しておきましょう!
皆さんこんにちは! iPhone専門店i@Qです! 皆さんもかなり影響を受けているかと思いますが、さっきまで晴れていたのに急に雨が降ったりと天気がいまいち分からない状態ですよね。 ポツポツと降るくらいならまだしも、結構な量降るので油断できません! そんな状況の中修理でよくお持ちいただくのが”水没”です。 皆さんは携帯はどこにしまっていますか? 男性だとズボンのポケット、女性であればバックの中という方が多いかと思います。 しかし、雨の時はそこにしまうのはやめてください! ズボンやバッグは雨が溜まりやすく中で水没してしまうことが多いのです。 なので、できればジップロックなどを持ち歩いておくといいですよ! では、水没した時はどうしたらいいのでしょうか? よく乾燥剤と一緒に入れるとか、お米と一緒に入れるといいなど書いてありますが、あれほとんど意味ありません。 修理屋の中にもそれが一番というとこ…

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240804
朝、肩が重い。 起き上がりたくなくて、iPhoneの画面を眺めてしまう。 スーパーに行って、帰ってきたらだめになってしまっていた。 今日は新月。
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240805
アルバイト。 忙しかった。学生の頃にやっていた牛丼屋でのアルバイトを思い出す。とても疲れた。 帰宅してから、何をするわけでもなく過ごしていた。
何かやらなきゃ、頑張らなきゃ、と追い詰められるような糸から解放されてきた心地がする。 何かやらなきゃ、頑張らなきゃ、としなくても、私はきっと絵を描くし、詩を書く。
夜、昨日と同じ。だめになってしまった。 自分を上手く取り扱えない。
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240806
朝、仕方がないから起きる。 今の生活に何か不満があって、何か足りていないのだろう。 仕事とか家とか環境とかじゃないところにぶれない軸をもてるようになりたい。 どこにいても大丈夫って思いたい。よく分からない。 帯広にいながら帯広で生活できていない。
パンを作る。 過発酵させてしまって、生地がだれた。 でも、おいしかった。 自分で作った、という手作り補正がかかっているのかもしれない。
夜、起きていられない。
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240807
朝、雨が降っている。 カラスが鳴いている。
神奈川に住んでいたときは電車に乗っている間に詩を書いていた。 それがなくなっている。 毎日、詩を書くということ。
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240808
雨が降っていた。 カッパを着て、自転車でアルバイト。 案外快適だった。降られても、濡れなくて。
午後になって、晴れたから洗濯物を干したけれど、乾かなかった。
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240809
朝、身体が疲れている。 糸で編まれたネットが被さっているよう。 動きがとりにくい。 のろのろと着替える。濃い霧が立ち込めている。 こんなにも視界が悪いこと、はじめてだった。 少し先がまったく見えない。 雨が降っているわけではないのに、髪の毛が濡れる。 アルバイト。 始めてから1ヶ月が経ち、慣れてきたのだろうと思う。 仕事にも人にも。 それでもまだ北海道に仮住まいしている。
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Silent Jazz Case 5 Self Liner Notes
Twenty minutes, let me rest ちょうど1年前のre:plus中国ツアー2023年7月、蘇州にて。バス・タクシーの運転手が突然中央分離帯に横付けして「俺は4時間運転してきてるから、会社の決まりで20分休ませろ」と急に言い出して、、しょうがないからその間にiPhoneにメロを録音してできた曲。ウェザー・リポートの”Teen Town”のような、難しいパッセージでキメが多いAメロからの、サビはキャッチーみたいな曲をイメージしました。 この曲だけミックスは大津惇。以降曲のミックスの指針になり、大変感謝。
夜桜甘雨 (よざくらかんう) 桜のシーズン、わざわざ雨の日を選んで、車で出かけて桜見るのが好き。 甘雨とは草木に潤いを与える恵みの雨。 和風なフルート&バスフルート&フリューゲルによるメロディと、 フロントガラスが濡れて桜の木が印象派の絵画のようになる感じを、深いディレイのミュートトランペットで表現してみました。 ジャズミュージシャンならではのローファイヒップホップサウンドを感じていただけたら幸いです。
天神 be-bop この20年、半年ごとに福岡で何公演かするくらい縁のある街ですが、 割とbe-bopスタイルの曲を愛する人が多いなという印象。 be-bopとは1940年代後半、主にチャーリー・パーカーなどが築き上げた現代ジャズの基本スタイル、私のルーツ・ミュージックでもある。 メロディはbe-bopなオールドスクールだけど、高速ファンク16ビートなリズムをブレンドして、 古さと新しさがうまく融合された街「天神」を表現できたのではないかなと。 杉浦睦のグルーヴが美味しかったので、ミックスではかなりベースを前に出して、ほぼ全編ベースソロ状態です。
Museum in Green 私が好んでたまに行く「世田谷美術館」をイメージした曲。 砧公園の緑に囲まれた素敵な美術館。 とある日に行ったときに、ロビーで聞き覚えのある曲がかかっており、 「あれ?俺じゃん!」、なんと前作のNever Die Miles が流れておりました。 そんなサプライズも嬉しく、この曲を捧げました。 フリューゲルのワンホーンで柔らかなジャズサウンドに仕上げました。
雲仙霧中(うんぜんむちゅう) 長崎県雲仙は霧が深く、かなり視界が悪い。まさにツアー中に車で山登りのときに視界がものすごく悪く煙ったときがあり。 この曲は最初シンプルなAメロだけ作って、そのまま河野祐亮に「Bセクション」を作ってほしいと丸投げしてできた曲。突如の5拍子とトリッキーなコードワークは彼ならでは。不思議とループ感があり、なかなか刺激的かつシュールな曲になったなと。雲仙の深い霧の中を走行しているのがBセクション、その霧を抜ける感じがAセクションというイメージ。 あえてのピアノなしローズのみで、ネオソウル感もあり。
Chillin' 曽根崎 大阪梅田の曽根崎新地の名店「ミスターケリーズ」閉店に際して捧げた曲。 あらゆるプロジェクトで20年来お世話になりました。 Silent Jazz Case と、関西の超絶クリエイティブなボーカリストSOA(私プロデュースアルバム「Voice of Buoy」発売中)とのコラボ2Daysライブ、その日も大いに盛り上がりまして、 深夜は信じられないくらいの酒量でして(私は激弱なので、ほどほど)、、 翌日、ベースの杉浦睦、激二日酔い。Chillin' は酩酊状態のチルと受け止めていただければ、 ベースソロがよりグッと聴こえてくるのではないかと思います。 過去作品でも1曲はやってい��「島多重オーケストラ」、駆使しております。
Sunset like a persimmon にっぽん丸でシンガポールから横浜港まで9日間の演奏旅という、たまに調子の良いお仕事をいただけることには本当に感謝しております。 台湾海峡の悪天候荒波が落ち着いたあとの、「柿色」の美しい夕日はいまでも目に焼き付いています。 Silent Jazz Case のライブでは何回かゲスト出演していただいている辻本美博にはなにかで録音参加してほしいなという思いがあり、彼のクラリネットが映える曲が書けたのでオファーさせていただきました。クラリネット・フリューゲルホーンのアンサンブルが、壮大な夕日の叙情感を表現できたのではと。
Silent Dancer 長野県辰野町在住のフルート赤羽泉美(私プロデュースアルバム「羽色」発売中)の縁でたまに行くのですが、オトトという山奥の古民家リノベした面白い連中が集うハコがあり、Silent Jazz Case を気に入っていただき演奏させていただくようになりました。 Silent Jazz Case をバックに踊りまくってくれるのが嬉しく、この曲を捧げます。 ここに限らず、近年ダンサーうけが良くなっている気がする。 ドラム大津惇が4年前くらいからレギュラーでやってくれてますが、彼のダンサブルなグルーヴのおかげもあるな。
Whisper of Rain 今年の正月に書いた最新曲。 雨音が好きなんです。ミュージシャンに多いような気もします。 ツアー中にビジネスホテルや車中で、体力的にきつくどうしてもちゃんと休みたいとき、 SpotifyのRainプレイリストを爆音で聴き、心を落ち着けます。 昔、深夜のクラブに通い続けて、そこで爆音のビート聴きながら寝るのが心地よいって言ってた某女性ジャズボーカリストがいたけど、ちょっと気持ちがわかる気がする。。
Take the S line 河野祐亮が書き上げた、熱量高めの難曲。 有名な”Take the A train”はハーレム経由ですが、S lineはグランドセントラルからタイムズスクエアへの短線。NY在住時代の想い出と、前作の”Grand Central in NY”へのアンサーソングだそうです。 Bメロの高速7拍子しかもコードチェンジも容易でなく、、彼ならではのジャズに対する厳しさと熱意を感じる曲。 ちなみにこの曲は先行配信してますが、かつて配信ではウケなかった”熱い・速い・難い・長い”曲が3週間Spotifyで2万再生超えたというのは、ジャズのコアな演奏が配信でも受け入れるようになってきた、と感じられます。今後の指針となりますね。
Floating Ocean 昨年2023年秋リリースの”Wind Loop Case 1”より、セルフカバー。 ライブでやった感触がよく、バンドバージョンで再録しました。 前述のにっぽん丸で太平洋を浮遊しているイメージ。 通なら、途中「フリーダム・ジャズ・ダンス」っぽいリフにビクんと来るはず。
Sunrise on the Bell ”Silent Jazz Case 4”より、セルフカバー。 前作ではDUOテイクでしたが、今回はバンドバージョン。 あえてスタジオセッション感を出すために、ほぼノーリバーブでドライなミックスにしました。 ちょうどコロナ禍に書いた曲で、フリューゲルホーンのベルに陽が差している様子を、「コロナの夜明け」という思いも込めてタイトルにしました(お客様のアイデアよりタイトル付け、感謝)。
[後記] ”Silent Jazz Case”と名乗るようになってから、おそらく16年。 最初はライブやオリジナル作品を作る意識はまったくなく、各レーベルから請負ったジャズカヴァー・アルバムのプロデューサー名義でした(Silent Jazz Caseで検索したら謎の作品がヒットすると思いますが、私です)。 “Jazz in R&B”という2009年i-tunes限定作品がかなりヒットしたおかげもあり、当時のレーベル”Rambling Records”さんが予算を出してくれて、”Silent Jazz Case 1”を2010年にリリースさせていただきました。思えば当時大活躍中のたくさんの演者に参加していただき、豪華に作らせていただきました。 その後"2"からは”Playwright”(ディスクユニオン)さんにお世話になり、谷口氏とも長い付き合いとなりました。きっかけはImmigrant's Bossa Bandのレコーディング参加だったかなと。今としては、若手インストシーンの憧れのレーベルとなっていてなにより。私の主宰のレーベル「等々力ジャズレコーズ」もディスクユニオン流通なので、SJC以外の他作品をお世話になっており、本当に感謝。 今では名義は”島裕介”ですが、アルバム名として”Silent Jazz Case”に+番号をタイトルとしております(レッド・ツェッペリン風)。2020年初頭から現メンバー固定となり、ライブのたびに充実を重ねております。2021年7月発売”Silent Jazz Case 4”は、Spotify100万回再生超えるなど世界中で聴いていただき、自分の新たな視界が広がった感じを得ることができました、感謝です。 "4"を出した3年前の時点で「もう出し切った感」はあったのですが、メンバーの協力・進化に触発される形で、不思議とアイデアは湧いてくるもので、全12曲オリジナルの”Silent Jazz Case 5”が生まれました。もうリーダー・自分名義として18作目のリリースとなりますが、「過去最高」と思える作品をリリースできること���なんて幸せなことでしょう!
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2024.9.15のこと
2ヶ月ぶりに習いごと。
「おうちで復習しておいて下さいね、」と先生から連絡がくるも、
どうもすらすらできないので後回し、後回しにしていた。
(後回しにしてもいいことはないのに、後に回すほど重くなっていく)
それなら開き直って前日にやればいいと思って、始めるけどわからない。Youtubeで確認をする。なんかもう気持ちが違うなと思ってすぐにやめる。
レッスン当日に早起きしてyoutubeを見ながらちょっと悩みながらもう一度やってみるとすらすら��できる。
先生に教えてもらって、誰かに任せてじゃなくて、自分の頭で考えながらやると覚え方が違うなと思った。
あ、これは朝練。そう気づいたら朝練っていいよなーと思った。
時間がきたので1時間ほど歩いてバスに乗る。
先生が良くなってると言ってくれた。初めてお会いする生徒さんも多かったけど帰り際に声をかけてくれて嬉しかった。皆の会話をBGMに練習をしていた。
途中、トイレに行くと言って同じ施設内にあるお花屋さんを覗いていた。帰りに取り置いてもらってたお花をあわてて買ってバス停まで走った。
バスで三鷹に戻ってきてそこから歩いて気になっていたカレー屋さんに行ってみる。
先に一人並んでいてあとからお連れの男性が水を買って戻ってきた。
席が空いたとお店の方が声をかけてくれて、なぜかその男性が
「もしよかったら先にどうぞ」と言ってくれた。なんでそんなことを言ってくれたのかわからなくて、咄嗟に「お二人分空いたんじゃないですか?」と答えた。
しばらくして席が空いて入店。初めてのお店は照明が暗くて居心地が良かった。一人静かにカレーを食べるような場所。
スパイスが効いて、カレーおいしかったなぁ。お水をたくさん飲む。
カレーを食べながら、さっきの男性はなんであんなことを言ってくれたのか考えた。
あ、もしかしてこういうことかも?と考えた。考えても答えは聞かないとわからないけど、そうやって声をかけてくれたことがひとつ嬉しかったなと思ったからお店を出る時に「さっきはお気遣いくださって、ありがとうございました。」と伝えた。
会話は言葉だけではない時があるな、と思う。誰かを思うという気持ちが自分にも相手にもまあるくやんわりと響いていくものがあるなと思うようになった。
そのあと少し歩いてむさしの自然観察園へ。去年、散歩中にたまた���見つけた場所。
色々な植物、虫、水辺の生き物がいます。
黄色の彼岸花を見たり、大量の毛虫を見たり芋虫も見た。
毛虫にびっくりして、ひゃ!!と言ってしまった。「蜘蛛は大丈夫なんですが。」と言うと係の人は笑った。
「蜘蛛は日常でよく見るけど毛虫と芋虫は最近見ないのでびっくりしました、」と伝える。
園をあとにして気になっていた農園、野菜の直売所に行く。
農園なんてあるんかなぁと思って歩いてると広くて好きな光の差し方の場所があった。
端っこに採れたて野菜が売られてる。
色々欲しかったけど小銭がなくて唐辛子を買うのを諦める。
帰って少し眠る。
本を買いに荻窪のTitleさんへ。
買いたい本が3冊あった。在庫があればその中から選ぼうと思った。
お店の方に欲しい本を伝える。なんとなく一冊は今は違うなと思って言わなかった。
ハン・ガンさんの本も寺尾さんの本も在庫があった。
どっちを買おうかな、と思って本に触れてみる。
んー、こっちにしようと思った方を手に「これにします。」とレジへ。
先月くらいに新聞でインタビューを記事を拝見しました、とお店の方に伝える。
ブックカバーの話なんかもして短い会話。
一人で歩いていても誰かと話す。
そのあとは吉祥寺へ。
もう8年ぶりくらいに会う友達と顔を会わした。
びっくりしながら「久しぶりじゃーん」と言って彼女は持ってるタオルで私の腕をくるくるした。(どういう状態?笑)照れて、そうしたと彼女は言った。
短い時間の中で取るに足りないような話をして短く笑いあった。
他にも久しぶりに会う人がいて、なんて声をかければいいかなと思っていたら向こうから「久しぶりだね」と声をかけてもらった。
その時の表情や温度感がやさしくてすごく嬉しかった。
久しぶりに会うことも、話せることもすごく嬉しい事なんやと感じた。
楽器の音、演奏を聴くのが好き。楽しい。
帰りは気分がいいので気分をなじませるように歩いて帰りたかった。
急に土砂降りになった。日傘も持ってない。
せっかくなので雨に当たってもいいなと思って、びしょ濡れになりながら、それでも濡れないように高架下を歩いて帰った。
この日はよく歩いたなと思ってiPhoneで歩数を見ると3万歩歩いていて距離は20Km移動したみたい。これだけ歩くと体がじんわりと痛くて気持ち良い疲れ方をしたなと思った。自分次第で自分の足でどこまでも行けるし色んな景色が見える。
最近は夜から朝に変わっていく、暗い色から少し光さが差し込み始めるあんな時間に聞いていたいような心地のいい音をずっと聞いている。
電車で神戸と明石の間を走る時、視界一面に真っ白い海が見える。そんな景色を、生まれ育った兵庫の町のことも想っている。
2024.9.17 20:36
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こんな楽しいことの後は案の定でたーっ(´Д` ) 「災難4つ!」
①iPhone失くす(戻ってきたけど...)
②マンション廊下で泣きながら寝る(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
(みなみちゃん爆睡でインターフォン1万回鳴らしても聞こえなかったらしく💦ドアの前で1-5時まで...)
③腰痛で東京を歩き回れない😭(ゴルフ禁止って、それが商売なのにー😰)
④さっきの豪雨でずぶ濡れー(傘☂️さしてたけどタイミング悪すぎて💦)
ううう... 誰かの呪詛かもー😆
とまぁ、今回は一利一害が激しかった東京でしたが、スマホも無い環境でいっぱい我が身を振り返って反省できたので...😢 しばらくセンセー🧑⚕️のことは忘れて仕事に専念します🙇♀️
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日常生活に溶け込んじゃう。バケツにもなる耐水バッグ | ギズモード・ジャパン
・【楽天市場】【限定期間割引中 ~6/30まで】 バケツにもなる撥水バッグ
以下引用
“肩から下げられる”バケツという視点 災害時に必須な「水」の確保。普段は蛇口をひねれば出てくるので無意識ですが、飲み水、手洗い、洗顔、食器洗い、トイレ、お風呂と挙げれば至る所で水を使っています。被災した時に避難所に逃れて、お風呂やトイレはなんとかなったとしても、やっぱり家族で使う分や、個人で使う分の水は分配された物を溜めておく必要があります。 いざという時にバケツを偶然持っていた。なんて事ほとんどありません。そんな時に代替品や日常に水を溜めておけるアイテムを忍ばせておけばいざという時、役に立ちます。そんな非常用のバケツと必需品のバックを融合させた「バケツにもなる超撥水トートバッグ」を紹介します。
ちょっとした外出、買い物にほどよいサイズ感
ノートPC(MacBook Air 13インチ) iPhone 充電ケーブルとACアダプタ ×2(iPhone用とMacBook用) 財布 本3冊 タッパー 水筒 折り畳み傘
これらを入れてもまだまだ余裕のある収納力です。大きすぎずかと言って、小さすぎないそのサイズ感がちょうど良いです。買い物でのマイバックとして使うシーンではスマホや財布、水筒、折りたたみ傘を入れて出かけて、買ってきたもの入れても余裕の収納力です。空の状態なら2Lのペットボトル4本まで収納OK。
空っぽで持っていくなら、くるっと畳んでボタンでパチっと留めればコンパクトにできるので持ち運びにも便利です。
中も外も超撥水加工済み
本領の水を溜める内側だけでなく、外側もしっかり撥水加工が施されているので、雨で濡らしたくない書類なんかもしっかりと防ぐことができちゃいます。PCも収納できるのでサブバッグとしても強い味方になります。数週間の使用では感じなかったですが、撥水加工が衰えてきた場合は、アイロンがけで撥水効果が回復するようです。
レジャー用としても
バケツと銘打っていますから漏水対策も万全。アウトドアでもキャンプ場の給水バケツとして利用ができそう。さらに家庭菜園や洗車なんかも使えるので、お出かけ用のバックよりもバケツメインの方が使い勝手は広がりそうです。
水をこぼした直後でも荷物は入れられる?
→濡らしたくない物を入れるのはおすすめしません
撥水加工は施されていますが、水をこぼした直後には水滴(画像でわかりずらいですが、ほこりのような白い跡が水滴)が残っていて、裏返しても完全には取りきれません。そのため、荷物を入れる前に乾かす時間を設けるのがベター。水をこぼした直後にどうしても荷物を入れる場合は、濡れても大丈夫な物を選んだ方が良さそうです。
自立してくれない点は注意
日常にも使いやすい素材で軽いのがとてもメリットなんですが、もちろんバッグに骨が入っていないので、自立してくれません。なので使う時は肩に担ぐか、どこかに吊りさげて利用するのが良いかと思います。また、あくまでカバンなので、どこかに水を注ぐ時(的を向かって水をかけたい時)のかけにくさは若干感じました。
肩ひもが結構食い込む
水をぱんぱんにいれての運搬や、マイバックとして買い物した商品をぱんぱんに入れて肩に担ぐと、それなりに重量を感じ、ひもが肩に食い込みます。あくまで近場の運搬を想定した方がいいかもしれません。ただ日常に溶け込むフェーズフリーのアイテムとしてはとても優秀でした。色展開もコーデに合わせて使い分けられる、ネイビーとベージュが用意されています。1個はカバンに忍ばせていて損はありません。
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DIORブランドスーパーコピー vogvip.com/brand-15-c0.html ディオールダウンジャケットコピー ブランド
人目を惹くデザイン ディオールブランドコピー 2022秋冬 ディオール DIOR ベスト ダウンジャケット 肌寒い季節に欠かせない このダウンジャケットは高品質のダウン充填を採用して、優れた保温性能を提供することができます。ダウンは良好な保温性能を持って、効果的に冷たい空気の侵入を防ぐことができて、寒い冬に暖かく快適を維持します。DIORブランドスーパーコピー vogvip.com/brand-15-c0.html ディオールダウンジャケットコピー ブランド このダウンジャケットには防水機能があり、雨水や雪解け水の浸透を防いでくれます。雨や雪の日にずぶ濡れになることなく着用できるという意味です。この防水設計はダウンジャケットをより耐久性と実用的にします。このダウンジャケットはまた非常に軽くて、あなたに過重な負担を与えることはできません。それは先進的な軽量化技術を採用して、ダウンジャケット全体が保温性を確保すると同時に、重量は比較的軽くて、あなたが着ているときに快適さを感じます。コピー ブランド vogvip.com ダウンジャケットスーパーコピー 服専門店 DIORのダウンジャケットは、ファッション性とカジュアル性を重視したデザインになっています。シンプルでスタイリッシュな見た目なので、さまざまなシーンでの着こなしに適しています。カジュアルな日常に着ることもできますし、アウトドアでもファッションセンスを発揮することができます。DIORブランドの冬��カジュアル防寒ダウンジャケットは、保温性、防水性、軽さ、ファッション性などの特徴があり、快適で実用的でスタイリッシュな着用体験を提供します。 商品番号:vogvip2022dior234 在庫状況: 100 会員価格:31500円 商品ブランド:ディオール DIOR 出品時間:2022-11-05 商品カテゴリ:ダウンジャケット DIORブランド コピー vogvip.com/goods-6052.html ディオールブランドダウンジャケットコピー vogvip.com へようこそ。 ▲新規会員登録された方に色々な割引サービスを差し上げます。 ▲当店ではご注文日から翌営業日までに当店よりお客様宛てに必ずご注文のお礼メール・ご注文確認メールを送信させて頂いております。 ▲当店メールアドレスが届いていないお客様の中には、サーバーにて迷惑メールと判断され、迷惑メールフォルダにメールが届。 ▲もし本当に届かなかった場合には[email protected]までご連絡くださいませ。 vogvip.com専門店(最高級のディオール バッグ スーパーコピー): コピー ブランド ディオール DIOR コピー通販販売 当店販売実績NO.1のランキング商品 2023今話題の最新作 のバック,財布,靴,服,スウェットシャツ,ジャケット,ベルト,デニム,雑貨小物,iphone ケース カバー,dior homme コート,ディオールオム ブランド コピー,ディオール コピー,dior コピー,ディオール 財布,ディオール ブランド コピー,ディオール サングラス コピー,ディオール バッグ 偽物ブランドなどを提供しております,品質保証,安心してご購入ください! DIOR コピー通販販売 vogvip.com/brand-15-c0.html ディオールブランドコピー
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昨日は横浜にいました
昨日は、仕事の用事と音楽の用事があって1日横浜にいました。
毎回、横浜や東京に行く時は、夜行バスで行って夜行バスで帰ってきます。宿泊はしません。

理由は、節約もありますが、それだけではありません。
新幹線に乗って行ったり、宿泊するとなると、私にとっては負担が多いことに気づきまして…
まず、節約面の話をすると、京都から新横浜までの新幹線代は往復で2万6000円位で、
夜行バスは、平日ですと、往復が5000円から6000円ですから
かなり違います。

しかも、夜行バスは京都駅まで行かなくても、近くの長岡京市から乗り降りできるようになってしまいましたので、移動も楽です。
そして、一時は事故が多くて勤務体制が指摘されていた夜行バスですが、現在は絶対に2名交代制になってます。
次に、新幹線に乗って東京や横浜に行く場合、私なりに感じる負担をあげてみます。
・朝早く起きなければいけない
・切符を買うのに駅まで行かなければいけない
・日帰りとなると滞在時間が少なくなる
・横浜の場合は、新横浜から横浜や石川町に移動しなければいけない
・宿泊するとなると宿泊代がかかる
・宿泊するとなると荷物の用意が面倒になる
こんな感じです。
さて、昨日は少しだけですが写真も撮りました。



しかしながら、昼過ぎまで��順調だったものの、雨風が強くなってきて、関内駅でベイスターズファンと一緒に雨宿りするはめに笑。

傘さしても、傘に風を受けて持つのが大変で、横殴りの雨が入り込んで結局濡れてるし、あんまり意味なしでしたね☔️
予定では、400枚くらい撮る予定だったのに、100枚くらいになってしまいました。
iPhoneでも撮りたかったのに、雨に濡れて壊れたら困るのでやめました。
雨宿りの間は、仕方なしにiPhone取り出してライターの仕事の記事をまとめてました。
アウトラインだけでも作成しておくと、後から楽なので♪
写真が撮れなかったのは非常に残念ですが、、、石川町にオープンした料亭屋さん経営のおにぎり屋さんと、桜木町のシアルの中のカフェに行けて、写真も撮れたのでよしとします。


それと、関東の仕事関係や音楽人と話せて楽しかったです♪
では、後日写真など投稿していきます。
こちらのブログも更新ペースが安定しつつありまして、最終的には短めの記事をメインに、1日1投稿になると思います。
Instagramは、2日に1投稿で、少しだけストーリーズやってます。
ぼちぼち。
では👋
2023/05/12
23:14
カナリヤ響子
#日記#眺め#ひとりごと#幸せ#おにぎり#ランチ#横浜市#横浜#横浜市中区#関内#桜木町駅#風景#yokohama love#yokohamacity#yokohama#my diary#diaryposting#出来事#diary#記録#日常#日常の記録
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2022/9/23〜

9月23日 今日はとにかくいろんなものを見過ぎて、 いろんな表情をつくり過ぎて、 いろんなことを喋り過ぎて、相槌を打ち過ぎて、 目と顔の筋肉と喉が痛い。
初めての逗子の町の、観光地と絶えないほどの、リゾートまで華やかではないけれど、海の町特有の小さいお店がある感じの町のつくりを中途半端に体験して、浜辺で波を見ても全然怖くなくて、気がついたら鎌倉で八幡宮のお参りをしれっとしてしていて、ばちが当たりそう。 人とお話して時間を過ごすことと、自分が街やその空間を楽しむことを両立できる日はくるのかしら。

アレック・ソスの展示は、思っていたのと違ったけれど楽しめた。 フライヤーの写真とデザインが、あまり今回の作品展と合っていない気がして、予告編だけ好きな映画ってあるかも、と思った。 山間部にハンガーかけやミラーボールをセットして生活している人のインタビュー記事の写真シリーズが好きだった。
とにかく長い時間だった気がする。 我に帰ったのは、行きも帰りも、日暮里駅の2階のサイゼリアの窓際のボックス席を車窓から見た時で「こんな時間(と、いうほどおかしな時間ではない)にサイゼリア…」と、思った時だった。 昔、雷雨で中断した花火大会の帰りに、びしょ濡れで入ったファミレスは、このサイゼリアな気がする!
一緒に展示を見た友人は、子供の話と動物の話をいつもしていて、今日も友達が子供を産んだ話をしたので、彼女自身がそろそろ子供を持つのかな〜、と思っていた。それと、動物が可愛いうんぬん、と言っていて、犬でも飼うんだろうか〜、とも思った(今日は子豚の話をしていたけれど)。
私は出産がどんなものなのか経験してみたいけれど、子育てはしたくないので、他人の子を産めば良いのかな、と考えて、でも倫理的にアウト?
帰り、旦那さんと合流して帰る友人と横浜駅で別れる。いつも私と遊ぶ時、私たちが遊んでいる場所の近くまで旦那さんが来ていたり、待ち合わせのラインを仕切りにしていたり、常に影が見え隠れする感じで、彼女との時間を過ごしている。私はいつか、彼女と2人で遊ぶ待ち合わせの場に、しれっと旦那さんもいて、今日は3人で……みたいなことになったりしないかドキドキしている。

9月24日 人付き合いがだめなターンなので、1時間くらいキュッとおしゃべりするだけでよかった。 今日は、クラシカルなメイド喫茶で本格紅茶を飲んで、人の物件探しに付き添った。
メイド喫茶は、電子ケトルで沸かしたお湯を、高い位置からティーポットへ注いでいて、やかんでなくてケトルで可愛い。
物件探しは、楽しそうなので付き添っちゃお!と思っていたのに、結果、不動産屋ってこの世の嫌い空間わりと上位に入るのでは!と気が付いたのと、人の生活に関わっている暇はない!と、自分の生活のタスクをいろいろ思い出して、先に帰ってきてしまった。
駅の広場でちいかわとサンリオのコラボグッズが売られていた。たくさんの女の子達が本当にちいかわを愛でている!と驚き、友人に報告のメッセージを送る。
メイド喫茶から不動産屋までの移動中、マンスーンさんとすれ違ったのかもしれない…でも人違いかもしれない…ちいかわグッズを見にきていたのかもしれない…テンションが上がっている、と久しぶりに実感した。


9月25日 このところの人間関係の悪態を反省して一日を過ごした。 昨日の雨で、川の水が増大していて、いつも野球やサッカーをしているところまで川が拡幅していた。ボートで何かを捜索している様子もあり、土手からたくさんの人が見ていた。
昨日投稿した日記を読み返すと、毎度のことながら誤字だらけ!最近はiPhoneで文字起こしをしているのだけれど、変換の精度が高すぎる(?)。 「うそみたい」→「朝みたい」、「かるいんで」→「辛いんで」、「ぶしょ」→「場所」、「きえないと」→「変えないと」。 読みと異なる変換を一番上に持ってくるのをやめてほしい。でもこれがiPhone的正解ワード。 30歳で変えないと!
9月26日 「落とし物が届いています」と、朝一で内線に電話が届く。ありがとうございます。まるっと落としたパスケース全部が手元に戻ってきた。
文化庁メディア芸術祭の展覧会が今日までだった!毎年、情報収集のために会場へ行っていたけれど、今年はネットで眺めよう、と、マンガ部門の大賞を確認する。北極百貨店?という素敵なタイトルの漫画をKindleでダウンロードしてみた。

9月27日 2日分の洗濯物を溜めて洗濯機を回してみた…!ドキドキ。確かにこちらの方が回し甲斐がありそう。
隣の席の���司から、アメリカのチョコレートをもらう。お姉さんが、アメリカ在住とのことで、日本に一時帰国されているらしい。最近のアメリカは、グルテンフリー 、パレオ、ケト、と健康志向の食事がブーム。マックにはあまり行かない(そもそもマックの値段が高い。ハッピーセットで1000円弱するとか。)とのこと。コーラもみんな飲んでないんだって! プレッツェルのお菓子のパッケージには“BIG TIME FLAVOR”とあり、大きい時間風味…? 大味ってこと?となった。
日本で言う、ハワイアンとかミラノ風とか清涼感とか、味覚以外で食べ物を感じる感覚の表現なのかな。
明日は出張(研修)で、乗ったことのない電車に乗って、行ったことのないところへ行くのでへとへとになってしまうと思う。

9月28日 研修のため、いつもより2時間遅い出勤。 朝にいろいろお掃除ができて精神衛生も良くなる。 空港へつながる路線、違う駅名だけど乗り換えできる駅間の30秒くらい歩く町、目印のデイリーヤマザキ、4匹の猫の親子、多分もう全部見ることはないんだと思うものばかりを通過して研修先へ行く。 (帰りに、オンライン研修でしか顔を合わせたことのなかった同期にこのことを話したら、めっちゃわかる、と言ってた。)
幼稚園や小学校の施設のにおいが苦手なので、気持ち悪くなりながら2時間歩き回った。 黒板に、前の授業の板書が残されていて“ゆでる→ものをやわらかくする。ゆで汁は捨てる。 煮る→味をしみこませる”とあり、思わずメモに書き写す。研修の報告レポートには使えない。
“BIG TIME”とは“すげーまじうまい��”的な意味らしい。
乗車駅でメロンくらいの巨大梨が売られていた。下車駅では行方不明の女の子を探すチラシを配っている人がいた。
9月29日 エドワード・レルフの場所性の本を冒頭から読み直し中。目次を見て、興味のある章から読んでいたけれど、ばかみたいに頭から読むと、ちゃんと点と点が繋がるように理解できるところが増えた。 ①物理的なもの②人々の動き③感覚 が、場所を構成していた、①と②は定量的なもので捉えやすいが、③は一概に言えるものがなく捉えにくい。そもそも①②③の相関関係を探ることが重要。 自分を中心とした同心円を描きながら人は移動をし、その円の内にいれるものに人は愛着を持つ。愛着の持てる場所には配慮があり“つつましさ”が、ある。……などなど。
研修のレポートを3枚提出した。 1から自分で文章を作り上げるのは、始めるまで気力がかかるけれど、始まってしまえば添削までずっと楽しいし、良い疲れかたができる。

9月30日 研修のレポートを上司に褒めてもらう。 内容というより、レポートの構成や読みやすさ、伝わりやすさ、独自の視点の効果的な入れどころなど。こういう場の書き物には正解がある気がしていて、それを叩き出してしまった複雑な気持ち。でも褒められるのは嬉しい。
一期下の方とロッカールーム前でおしゃべりした花金の終業後。やっぱり私はこの方がすごく好きなのだと思う。写真を撮りたい!とも思えて、その発見に嬉しくなり帰り道はなんだか明るい気分。
社会の人をみんな嫌いなわけではなくて、その人個人をみてしまって、それでもっと関わりたい!と思ってしまうこともある。
そして、昔からの友人達を撮りたいと思わなくなったのは、新鮮さがなくなってしまった���ともあると思う。 たぶん、今日ラインを交換して、「一緒に遊びましょう!」と言い合った時が、一番楽しい時だったかもしれない。 人と関わるときの新鮮さが好きなので、なるべく頻度や距離を、高めず詰め過ぎずにしたい。
やっと粗大ゴミセンターに電話を繋げ予約をした!え��い!
帰り道の遠くの茂みと、私が立っている道の間で、猫が何かを捕食していた。

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7/26(月)
朝の8時くらいに起床。この日も天気がよくて、窓外の向こうの丘の上の教会を眺める。iPhoneを開くとたくさんのメッセージが届いてる。LINEの中に世田谷美術館の映画講座を一緒にやってきた講師人のグループがあって、大学の時から一緒だった脚本家の保坂大輔さんが我がことのように喜んでくれてた。私が寝てる間もずっと一人で祝杯を上げてたみたい。それを見たら泣いた。ツイッターを開いたらたくさんの反響が届いてた。一つ一つのメッセージにお返しはできなかったけれど、ありがとう、ありがとうございますと心の中で思った。しばらくベッドに座ってた。お腹が空いた。シャワーを浴びて2階のビュッフェへ。3回も壇上に上がって挨拶したし、ほとんど見かけないアジア人でもあるし、すれ違う人がみんなすぐに誰か分かるみたいで笑顔で挨拶や会釈をしてくれる。トレイにコーヒーとフルーツとクロワッサンとハムとチーズとゆで卵とヨーグルトを載せる。いつもの席は他の誰かが座ってたのでちがうテーブルに。食べてたら一人の男性が声をかけてきて、見覚えがある人で、フレンチ・コンペティションの審査員の方だった。これからバイクに乗って遠くにある家に帰るから眠気覚ましのコーヒーを最後に飲みにきたとのことだった。テーブルの向かいに座った。受賞を讃えてくれた。
部屋に戻ってiPhoneを確認したら、送ったメッセージが既読になってなくて、荒木さんも槻舘さんも川村さんもまだ寝てるのがわかった。みなさんの荷造りを心配しつつ、自分も動けない。部屋のあちこちにある荷物を眺めるまま時間が過ぎていく。それでも立ち上がって少しずつ物の整理を始めた。額に入った賞状3枚はどうしようと思ってたけれど、割れませんようにと願いながら何とかトランクに押し込んだ。チェックアウトの時間は11時。パリに向かう電車は12時発。ロビーが混む前にと思って早めに部屋を出る。受付が空いててすぐにチェックアウトの支払いもできた。映画祭の車両が迎えに来てくれると聞いてたから表に確認に行く。車体に「FID」と書かれた一台があったので、声をかける。申し訳なさそうに、これは別の人を乗せる車だと教えてくれる。ロビーに戻ったところで川村さん、槻舘さん、荒木さんが順々に降り��きた。みなさんも無事に荷造りもできたようでほっとした。賞状を押し込むスペースを作るために出した荷物があって、それを槻舘さんが受け取ってくれた。槻舘さんから頼まれてたムシューダなどの生活品が入った袋。フランスでは手に入らないものたち。槻舘さんはカンヌからの長旅だし、パリに戻ってから渡すつもりだったけれどこのタイミングで受け取ってくれた。川村さんのチェックアウトも済んでみんなで表に出た。一緒に写真撮ってもらいますかと槻舘さんが小声で尋ねてくる。見ると縁石に『KIDS』のラリー・クラーク監督が杖に手を置きながら腰掛けてる。雰囲気がすごくて、大丈夫ですと伝える。10人乗りの車がドア前に停車した。どうやら私たちと、他の映画祭関係の人たちも同乗するみたいだった。その一人は私たちに賞をくれた審査員の一人だった。実は、サイトを見ても今回の審査員がどなたなのかいまだにわからなくて、お名前を書けない。滞在中にお世話になる人たちがきっとたくさんいるだろうと思って、小さなお土産をたくさん用意してた。タイミングが難しくて誰にも渡せないままだったけれど、その一つを審査員の方に渡せた。千代柄の手鏡と小さな便箋セット。運転手の方に相談したらまとめて映画祭スタッフのみなさんに渡してくれることになったので、残りを全部託した。車に乗り込んでホテルを後にした。
マルセイユ駅に到着。アジア料理のお店で昼食用のお弁当を買うことに。私と槻舘さんはバインミー、荒木さんはサラダと何か(サンドイッチ?)、川村さんは何かの丼。川村さんは急きょのマルセイユ参加だったので、同じ電車のチケットは取れたけれど別の車両。一旦お別れする。槻舘さんと荒木さんと私は通路を挟んで一列の席。行きと同じく棚に置いたトランクを常時チェックできる位置だった。電車が発車してから少ししてグループのメッセンジャーに川村さんから丼の写真が届く。海鮮丼だった。刺身のほかにフルーツが載ってる。びみょうと書かれてる。バインミーはおいしかった。荒木さんは食後にチョコレートも食べてた。槻舘さんと荒木さんのおかげで行きの電車では色々試しても使用できなかったWi-Fiを使えるようになった。行きは窓外の景色をずっと見てたけれど、帰りはiPhoneの画面ばかり見てた。本当にいろんな方が受賞を喜んでくれてたり、反応してくれてる。途中トイレに行った。流すためのボタンやレバーがどこにも見当たらず、ぐるぐる回ったりしゃがんだり隈なく全部を見るけれど分からず途方に暮れる。ようやく足でペダルを踏むタイプだと気づいて踏んだ。ほっとした。
パリのリヨン駅に到着。改札を出たところで川村さんと再会。トランクを引きながらみんなで槻舘さんに付いていく。地下鉄の券売機で回数券を購入して3人で分けた。パリの電車の改札は細身の人用に作られたみたいに狭い。ここから地下鉄を乗り��いで移動。フランスを知ってる人たちからスリに気をつけるように言われてたのと、やっぱり槻舘さんからも念押しされたのもあって、かなり注意深く荷物を持った。無事に何事もなく目的の駅に到着。地上に出ると整備されたとても綺麗な街並み。雰囲気も穏やか。このエリアはそれぞれの道に監視カメラがあるからだと槻舘さんが指差しながら教えてくれる。槻舘さんのお住まいに到着。この日から2泊お世話になることに。寝床のある部屋が3つあって、振り分け。川村さんは僕はここでいいですと言って一番布団が硬い部屋、荒木さんは小さくてかわいい部屋、私はソファベッドのあるリビング。テラスに出るとセーヌ川がすぐ下に見えた。見晴らしもよくて気持ちいい。槻舘さんがおもむろにココナッツの殻に入ったココナッツミルクのアイスを出してくれた。きっと荒木さんに食べさせたくなったのだと思う。スプーンですくって食べるとこれがまたおいしい。川村さんはこのあと私と荒木さんが行く予定だった病院に電話して追加の予約。槻舘さんはカンヌ国際映画祭の批評家週間スタッフの打ち上げパーティーがあるとのことで、支度を始める。鍵を受け取り、特殊な開け方を入念に教わる。いってきますを伝えてマンションを出る。歩いて15分くらいと言われてた病院の住所をGoogleマップに入力したけれど、方角に不具合が起きる。川村さんが代わりに地図を見てくれることに。少し歩いたところで突然の土砂降り。雨宿り。槻舘さんから「だ、大丈夫?」とメッセージ。川村さんが淡々とiPhoneでウーバーを起動してタクシーを呼んでくれる。川村さんは動揺しない。少し離れたところに表示される一台が一向にこっちに来てくれる様子を見せない。雨も少し弱まり、やっぱり歩いて向かうことに。川村さんが病院に電話して状況を伝えてくれる。少々濡れつつひたすら歩く。大きな病院に到着。入口に黒服の人たちや警備員の人たちがいて物々しい。病院のどこに行けばいいのか分からず、受付で自分たちが日本人であることを伝えるとすぐに了解して的確に道順を教えてくれた。廊下を曲がったり進んだりして予約をした先生の部屋に到着。17:00の予約で20分の遅れだった。となりのトトロやドラえもんや妖怪ウォッチなど日本のアニメ作品のポスターやおもちゃなどがきれいに飾られてる部屋。日本人の先生。まずは荒木さんと私がPCR検査を受けることに。先生、少し焦ってる。17時30分きっかりにPCRテストの検体を受け取る部署が閉まるらしく、急いで質問や書類の記入などを進めてくれる。焦ってるように思えるけれど、冷静で感情が顔に出ない先生。それだけでなんだかすごさが分かる方。無事に検査終了。じゃあ提出してくるので待っててくださいと言いながら先生が足早に出ていく。PCRテストは(多分保��が効かないから)現金払いで、155ユーロきっかりをそれぞれ用意してほしいと言われる。日本へ帰国するためには国から指定された陰性証明書を用意する必要があって、この病院に来たのはそのためだった。書類の用意などもあるので値段も高い。ほとんどカードで済ませるつもりで310ユーロも現金を持ってなかったので、ディスペンサーで下ろしてくることに。来たときの廊下の途中にあった。310ユーロを下ろす。5ユーロ札は出てこなかったから、みんなが持ってる小銭をかき集めるしかないと思う。財布にお札を入れて顔を上げたところで俳優のジャン・レノと目が合った。通り過ぎていった。待合スペースに戻って荒木さんにジャン・レノがいたよと伝える。だれ? という顔をしている。CMのドラえもんの人だと伝えたらわかってくれた。それぞれの5ユーロ分は無事にコインでなんとか集まり、先生に渡す。よかったですと少しだけ微笑んで小銭を受け取ってくれる。表情はあまり動かないから感情は読み取れなかったけれど最後までやさしい先生だった。無事に全員診察を終えて病院を出る。
夕飯をどうするかを3人で話す。疲れてた川村さんと私は帰り道の適当な店でいいんじゃないかと言う。荒木さんは槻舘さんが薦めてくれたステーキがおいしい店にやっぱり行ってみたいと提案してくれる。こういう時にちゃんと踏ん張れる人を尊敬する。タクシーに乗って移動。途中、凱旋門を通過してああこれが凱旋門と思う。工事中だった。予約はしてなかったけれど、目的のお店にすぐに入れた。入り口近くのテラス席。食事のメニューはなくて内容は一択。前菜のサラダとステーキとポテト。焼き具合だけ聞かれたので荒木さんと私はレア、川村さんはミディアムレアと伝える。やっぱりレアがいいかもと川村さんが迷ってたので代わりに伝えにいく。サラダもステーキもポテトもすこぶるおいしい。フライドポテトはこれまで食べたものの中で一番おいしかった。ステーキをあっという間に食べ終わる。検査も終えたし、ビールも飲んでようやく気持ちがほっとする。荒木さんが、あれエッフェル塔じゃないですかと気づく。確かに通りの向こうに先っちょだけ見えるのがエッフェル塔かもしれない。生まれて初めて見るエッフェル塔。記念に写真を撮る。お店の人がトレイを持って回ってきて、食べ終わったお皿にステーキを追加していった。お代わり自由のお店だった。ポテトが山盛りに載せられたトレイも持ってきて追加してくれる。炭水化物の取りすぎを心配しながらおいしいからとみんなどんどん食べてしまう。小さなメニューを渡される。筆記体のフランス語で何がなんだかわからないけれど、きっとデザートのメニュー。川村さんはデザートはいらないと言う。荒木さんと私で、勘だけで二つを選んでお店の人に伝える。英語も話せる人で、どんなデザートか説明する? ��れともサプライズにする? と聞いてくれる。サプライズでお願いしますと伝える。二人ともベストチョイスをしたよと言って去っていった。出されたデザートもまたおいしかった。名前は今もわからない。
食事を終えてまたタクシーに乗った。日本語が達者な人。五反田とか旗の台の話をしてくる。遠くの凱旋門の向こうに夕日が見えた。槻舘さんの部屋に着いて休憩。荒木さんが槻舘さんにお風呂に入ってもいいですかと確認のメッセージを送る。いいですよと返ってくる。荒木さんは湯をためて早速入る。荒木さんがお風呂から出てきた後もしばらくみんなでリビングでぼんやり過ごしてると槻舘さんからメッセージが届く。そろそろ終わって帰りますとのこと。続けて、私が帰るまでにどんどんお風呂を済ませてくださいとメッセージ。慌てて私から入って川村さんも済ませる。槻舘さんも無事に帰宅。色々と済んで、洗濯物をまとめて洗濯機で回してくれた。すぐれものの干し機があって、リビングの真ん中に置いてそれぞれの洗濯物を干す。この夜は川村さんと荒木さんと3人でずいぶん長く話したと思う。ワインも飲んでまぶたも閉じてきたところでおやすみなさいを言って就寝。
















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230913
朝、少し早起きできた。 絵をかく。 色えんぴつが楽しい。 絵の具よりもダイレクトに、絵を描いている感じがする。 ひさしぶりに使ったけれど、しっくりと馴染む画材で、さらさらと紙の上を撫でるたび、幼いわたしが呼び起こされる。 あの頃わたし、図書館で借りた色えんぴつの使い方の本を開きながら洋ナシを描いていた。水色の色えんぴつで、影を塗ると急に立体感がうまれて、感動した。夢中だった。 仕事。 げんきー?と尋ねられる。よく、尋ねてくれる。 わたしは、よく、上の空になっているらしい。 ここにいるけれど、意識はここになくて、ここにあるものをみていない、みたいなときがあるけれど、そうか、そういうとき、上の空の人になっているのか。 ファミレスでご飯を食べて、帰る。 ファミレスでの時間はいい時間ではなかった。 いい時間を過ごそうと思うとき、それはなかなかいい時間にはならなくて、わたしが期待しているいい時間って、何だろう。
夜、電気を消さずにねむってしまっていた。
- 230914
昨日、今日は残業だろうな、と思っていた。 わかっていたから、疲弊はしていない。
iPhoneがつまらない。 これまで、iPhoneの画面にしばられたように、いつだって、みていたのに。 ぱた、とやんだ。 『センス・オブ・ワンダー』を読んだ影響かもしれない。 iPhoneの画面に映る画は映えるようにされ、刺激がつよい、ということが妙にしっくりと体感として、腑に落ちたからかもしれない。 どのSNSも得たい情報だけ得ると、もう退屈だった。 その代わり、絵を描いたり、詩を書いたり、本を読んだりすることがずいぶんと魅力的で、そうして、時間をとばしている。
夜、足が重くてだるくて、動くために少しねていた。 それから、歯を磨いて、シャワーを浴びて、髪が乾くのを布団の上で待っていたら、ねていた。 また、電気消せなかった。
-
230915
朝、何度目かのアラームで目覚める。 ベランダの窓はあいているし、向かいの家には響いているだろうな、と思う。ごめんなさい、起きられないんです。 あまり時間はないけれど、冷蔵庫の梨が食べたくて、包丁とまな板。 シャクリ、と齧るとあまい。あまりにもおいしい水で、旨、と言いながら食べた。 アルバイト。 この、ひとり暮らしの日記をまとめたくて、読み返す。 今年の2月、切実だった。この暮らしに対して。 雨。 こんなに雨が降ってくるなんて、知らなかった。 ロングスカート、靴下にサンダル、雨には向いていない格好で、びしょ濡れになりながら本屋へいく。 目に、手に、ときめく本たちがぎゅっとつまっていた。 いつか、ここに置いてもらえるような本を作ろう、と思った。頑張ろう。 雨で重たいスカートをしたがえて、展示をみにいく。 しずかな絵だった。 白を白とするには白じゃない、をおかなきゃいけないんだ。
明日は一歩も外に出ない。
-
230916
朝、夢を見ていた。 赤と青で、これは灰色の中のあめ玉だ、と思っていた。
ばあちゃんにもらった外郎の箱をつかって、メモ帳をつくる。 思い付きでやってみた工夫がうまくいかなかった。紙も薄い。難しい。 けれど、紙がかたちになっていくのは楽しい。 こう、試作を繰り返すうちにわかってくること、たくさんありそう。たくさんつくろう。
夜、料理をしたい気持ちがうまれたけれど、スーパーへいくのがめんどうで、家にあるものでフルグラをつくる。 はちみつを少し入れたり、いつもクランベリーなのをレーズンにしてみたり。 色が秋みたいだった。 まだ食パンが残っているから、明日の朝には食べない。
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昨日はほんの少しだけお酒を飲んで眠った。
酔っ払うことが面倒に感じたんやった。こんなこと思ったことあったっけ。昨日の一日はあっという間に過ぎた。軽い軽い質量で過ぎた。いつかそのうちいなくなってしまうのにこんなもんでいいんか、と思う。
寝不足でもなんでもないのに今朝目が覚めた時、きつい眠気が残っていた。
体が異常に重かった。憂鬱は内側からくるのに外側が異常に重かった。なにか、あったのだろうか。
昼過ぎにたまらなく眠ってしまう。寝汗をかく、もうすぐ夏なんや。
夜は習い事に行こうと思っていたのに部屋から出れずやめることにした。考え事を続けていた。感覚が素直に、自由になってくれない。
羽がもげてはないとしても、偽物になってる。飛びたいよ。
なにがそんなに憂鬱なのかわからないが少し涙を流したら腑に落ちたよう。
先日、土砂降りの天気予報の日に初めてちゃんとkaiekaの真っ白なワンピースを着て出かけた。
新しい自分の写真が欲しかった。土砂降りやのにどうにかなるやろと考えることを放棄して歩いていたらどうしようもないくらい雨が降った。
もうこんだけ濡れたらどうでもいい。持ってるiPhoneと小さいデジカメが壊れないか心配になった。
雨の日は特有の冷たくてそこから生まれる綺麗さがあって、つんとした雰囲気がある。それがその日にもあってとても気に入った。
すれ違ったお蕎麦屋さんの配達のおじさんが傘を渡してくれた。
「いいから!いいから!またここにおいといてくれたらいいから」と言ってくれた。
10日ほど経ってやっと返すことができた。
余白はやっぱり内側にあるよ。
ずっと寝てれば、仕事をせずにいれば、余白ができてもそれに合った質量の出来事がなければ満足しない。
他にも書きたいことあったけどわせた。
週末、少し無理やりな時間から移動をする。
今回は人に会いにいく旅になりそう。
4月に重なった偶然をなぞるように、長野に行く。
こんな偶然に触れれる場所と時間があったこと、そういう気持ちをくれた方々に感謝をする。
考えることも大事、感覚も大事にしたい。
少し外側へ。
微熱のような疲労が内側にぽこぽこ
来週はしばし友達と過ごす。
2024.6.13 22:13
#日記
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2021.3.15 合図
・
地下倉庫の南京錠をカチリと開けるとき、牢屋の扉を解錠したような気持ちになるのはどうしてなんだろう。棚に雑然と積まれたコンテナや袋を開いては、置きっぱなしにしていた私物を探す。一番上の段は、脚立を使えばどうにかなるけど、埃っぽいし重そうだったので少し考えて、触れるのをやめた。ずっと無くしたと思っていた、サーモスの水筒だけ、結局見つかった。赤い塗装がところどころ擦れて剥がれていて、明らかに自分以外の誰かが使用した形跡があった。たぶん今後自分では使わないような気がしたのに持ち帰ったのは、外装の汚れに対して綺麗な内側を見て、こっそり盗んでしっかり使ってしっかり洗ってしっかり干して返しただろうそのいびつな優しさを覚えておこうと、嫌なことばかりじゃなかったと、思いたかったからだと思う��さようなら、いつもひんやりしてて狭くて、静かで、好きだったよ倉庫。扉の鍵を閉めてしまうと、さっきまでひとつひとつ影を持って、色とりどりに並んでいた備品たちの姿はぼんやりブラーがかって、記憶の隅へ歩いていく。反対側に歩いたり、階段を昇ったりして、のりこさんにも挨拶をしにゴミ集積室のドアをノックしてからそっと向こうに押す。良さげな粗大ゴミを持ってない様子を見て、なにしにきたんね、とのりこさんはいじわる女のふりをする。うそよ嘘って分かってること知ってておどけるのりこさんと、不燃ゴミと可燃ゴミとなんだか分からないくずとかにおいに囲まれて話すと、いつもしてる青いゴム手袋を片方外して、右手を差し出してくれた。のりこさんだから、きっと誰よりもこのビルで消毒している手だった。サコッシュに入れてた携帯用のジェルで濡らした手を、その手のひらに重ねる。年上の女の人の、少し薄い皮膚と冷たさ。のりこさんの手が湿っているのか、出しすぎたアルコールがだぶついているのか、よく分からないことがたぶん、悲しかった。これからこのビルを通り過ぎることがあれば、色んなことを思い出すだろうけど、集塵室に連れ込んでくれて、冷たい紅茶を自販機で買ってきてくれて、思う存分泣かせてくれた、何百人分かのごみくずの中で凛としてるのりこさんこと必ず思い出します。のりこさん、さようなら。わたしは次の待ち合わせがあるので帰ります。部屋を出てから、最後まで目がちゃんと合ったことなかったかもしれないなとぼんやり歩いて電車に乗る。何も示し合わせていないのに、同じ紺色のボーダーを落ち合ったときにはもうふたり着ていて、華子も青いボーダーを映画の中で着ている日があって、スクリーンの前ではなるべく自我をどろどろにしたかったのに、少し恥ずかしかった。とても嬉しかった。東京が舞台の映画が終わっても帰るのは東京だから、彼女たちもどうにか今日も生きているんだろうね、とかっこつけずにただ思って、新宿の駅前を風や車や人並みやに流されるまま、きっちり3周した。ショーウィンドウの向こうはもう暗くて、入り口も出口も施錠されたたくさんの店らしき建物たち。黒いガラスにボーダー柄がきっちり反射する。アスファルトの継ぎ目に誰かから舞った冬のほこりが引っかかっている。雨に降られて、自転車に轢かれて、硬くなった元ふわりの破片が、また誰かからまった春のほこりを捕まえる。そうした継ぎはぎを目線が辿っていくと、伊勢丹がライトアップされたまま眠っている。Apple Storeがいつでも最大明度でいることは、彼には関係がない。見えていても、見ていないことになっているかもしれない。変なところに、というのは、カラオケ館の前に、まだ若そうな桜の木が数本ぴかぴかに咲いていて、通りかか��うとしていた人が立ち止まってiPhoneをかざしているのを、それよりも話に夢中だったから通り過ぎてこの街のこととか話しながら歩き続けた。寝る前に古地図を見たら、明治にも江戸にも、わたしたちが桜の木を通り過ぎた大通りはどんと走っていた。新宿が新宿になったのは、大きな街道があって人があちらこちらから何のためか、やってきて、歩いてすれ違っていたからということを何となくいつも忘れている。思い出した途端に、幻の新宿通りが2倍速で動き出して自然といま目の前にある風景になる。そうはいかない場所も多いけど、今日はうまくいった。東京の背骨をずいずいなぞって降りた場所で、乗客2人のバスに追加で乗り込む。2段になった窓の上段がところどころ開いていて、2021年3月15日の柔らかくてとろりとした風が舞い込む。1人がけの椅子に深く身を預けちゃって、斜め上の半端に開けられた隙間を見やれば、星がひとつだけフレームに収まっている。やったー!パンチャパンチャだ!これは紛れもなく、そうでした、と韓国語の先生に반짝반짝を今度報告しようとなるべく静かに視線で光をなぞっていると、急に空が揺れて、郊外の白けた平日夜の道路に体が降りていった。次の下り電車が到着して、何人かがその足でバスステップを踏んだ。少しの揺れも、宇宙を壊しかねないということを、ここ2年くらいでよく学んだ。すべてが多様なものに変化していく過程に置かれている。いまは早く新しい土地に引っ越して、大きな春に思うまま会ってみたいです。
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スマホも鍵も入る!?本革でも防水仕様の最小級を目指した長財布「TIDY2.0 Noble」 | ギズモード・ジャパン
・TIDY2.0 Noble - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
youtube
以下一部引用
machi-yaでプロジェクトを実施中の「TIDY2.0 Noble」は、1万円札を折らずに収納可能なほぼスマホ並みのサイズ。“最小クラスの長財布”を目指して生まれた「TIDY」シリーズの最新モデルです。 機能性に優れたギミックが満載とのことですが、その実態はいかに?
濡れても拭くだけ&長財布としては超コンパクトな設計
本革といえば水に弱いデリケートな素材…といった常識は過去のものに! 革の深層まで浸透した防水加工により、雨がかかったり飲み物をこぼしてしまったりしても、「TIDY2.0 Noble」はさっと拭き取るだけでOKとメンテンナンス楽々です。シミを気にせず、安心して長〜く使えます。
「TIDY2.0 Noble」の本体サイズは、17.2×10cm。写真のiPhone 13 miniと比べるとやや大きく見えますが、それでも長財布としてはかなりコンパクトな仕上がりと言えそうです。
とにかく視認しやすく取り出しやすい。容量も十分です!
このコンパクトさを保ちながら、紙幣20枚/コイン20枚/カード15枚までまんべんなく収納できる点も見逃せません。それを超えるものがあれば、柔軟に対応するスペースが備わっています。出しやすい。容量も十分です!
しかも大きく口が開くので、たっぷり入れても中身を視認しやすくなっています。
縦型のカードポケットは、スッと必要なものが取り出しやすい構造。視認性にも優れます。
紙幣スペースにはフラップが設けられているので、金額ごとにわけて収納することも可能。片側に紙幣を、もう片側には領収書を…といった具合で使っても便利そうでした。
小銭入れは、深さがだいたい500円玉の直径程度。硬貨が1列になるように設計されており、厚みが出ないようになっていました。目当ての硬貨をサッと探し出せます。
スマホや鍵などの貴重品もまとめて持ち運び
カードや現金を少なく持ち歩く日は、サイドポケットにスマホを収納可能。
しかも、鍵を3本まで収納できるキーポケットまで備わっています。
オプションのハンドストラップを利用すれば、持ち運びもより便利に。
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思いをかたちにするスタイリスト、北村道子インタビュー portraits jan 14, 2019 7:10 pm
michiko kitamura
photographer & interviewer: chikashi suzuki writer: tomoko ogawa
portraits/
北村道子さんが手がける衣裳や彼女の言葉に触れると見えてくるのは、北村道子という生きる哲学のかっこよさだ。その哲学が、服になり、仕事になり、彼女そのものを形づくっている。唯一無二の個性を持ちながら、約40年、一切の妥協をすることなく、今目の前にある人物とその人が着る服と対峙してきた。そんな彼女が、前著『衣裳術』から10年ぶりに、俳優34人、写真家6人との10年にわたるコラボレーションを記録した『衣裳術2』をリリースした。2000年代初頭に角田純氏がアートディレクションを手がけていた雑誌『X-Knowledge HOME』にて、北村さんを撮影したことをきっかけに出会い、以降、コラボレーションを続けるフォトグラファーの鈴木親氏を聞き手に迎え、型破りで刺激的な北村道子さんの仕事術について語ってもらった。
portraits
jan 14, 2019 7:10 pm
北村道子さんが手がける衣裳や彼女の言葉に触れると見えてくるのは、北村道子という生きる哲学のかっこよさだ。その哲学が、服になり、仕事になり、彼女そのものを形づくっている。唯一無二の個性を持ちながら、約40年、一切の妥協をすることなく、今目の前にある人物とその人が着る服と対峙してきた。そんな彼女が、前著『衣裳術』から10年ぶりに、俳優34人、写真家6人との10年にわたるコラボレーションを記録した『衣裳術2』をリリースした。2000年代初頭に角田純氏がアートディレクションを手がけていた雑誌『X-Knowledge HOME』にて、北村さんを撮影したことをきっかけに出会い、以降、コラボレーションを続けるフォトグラファーの鈴木親氏を聞き手に迎え、型破りで刺激的な北村道子さんの仕事術について語ってもらった。

Photo by Chikashi Suzuki
鈴木親(以下、鈴木):僕が、北村道子さんという存在を初めて意識したのは、大学のときに観た映画、『幻の光』(95)なんですよね。北村さんの衣裳って、何という印象もなく普通に映画としてスーっと入ってくる。でも、もう1回観るときって、ディテールをよく見るじゃないですか。そうすると、衣裳がすごく綺麗だなと思う。変なリアルさもないんだけど、ファンタジーが入っていて。何%の嘘と何%の真実みたいなものの割合を、映画ごとに全部変えているというか。
北村道子(以下、北村):それは、いつも私が思ってる思いだよね。さすが親くん、大学で先生してるだけあるなぁ!
鈴木:映画の雰囲気に合うようにスタイリングしているから、絶対作品の邪魔はしないんです。『バットマン』(05-12)シリーズの衣裳と同じ方向性ですよね。Christopher Nolan (クリストファー・ノーラン)作品と一緒で、現実だと嘘っぽいけど完全に嘘にはならない。でも、映画の中ではちゃんと映えている。逆に、ガチガチにリアルにスタイリングをしちゃうと、たぶん映画としては全く面白くない。ノーランとかがやって「エポックメイキングだ!」と言われていたようなことを、偉ぶることもなく、普通にスッとやっていたというのが、北村さんなんですよ。
北村:でも、日本では叩かれているんですよ。
鈴木:『幻の光』が?
北村:そう。まず、私の関わった映画はみんな、日本の映画監督にも叩かれているんですよ。『幻の光』に関しては、誰が送ってくれたのかはわからないけど、フランスの『Figaro』をはじめ、ドイツ、イタリアのみんながメディアで取り上げてくれたんです。あまりに取り上げてくれるから評価されるようになってきて、ヴェネチア国際映画祭で賞を取って、逆輸入的に話題になったんです。当時、主役の江角マキコさんは、基本的にモデルだったじゃないですか。モデルが「自分のために何かやりたい」という雰囲気を出してくると、私、拒否感が出てくるの。だって、江角のためにやる映画というのは、おかしいじゃないですか。それまでに、10回くらい断ったんですよ。それで、引き受ける条件として、葛西薫と藤井保を突っ込んだんです。
鈴木:それで、あの本、『ESUMI』(リトルモア )ができた?
北村:そう。その二人を入れるならと、映画を受けたんですよ。衣裳合わせも自分で5トン車借りて、是枝さんと私でやったんですよ。
鈴木:是枝さんの中でも、『幻の光』は良かったですけどね。リアルさがあるんだけど、何となく違う。現実にいないけどいそうな人物という感じがすごくして。だから、正直に言うと、ストーリーというよりは、映像が綺麗だったという印象が残ってる。
北村:どの映画でも、私は孤独で独りぼっちなんです。黒澤明監督もドローイングや着色をやっていたのと同じように、洋服を作っている。それが当然だと思うのよね。自分の中でそういうものが映画だと思うじゃない。映画というものを私はミケランジェロ・アントニオーニから出発していて、女優で一番好きなのは、モニカ・ヴィッティなんです。だから、映画を観ていて、彼女は裸足で道を歩いているという表現から、シナリオがわかるじゃないですか。全部通して観たあとは、たとえば、あそこであの椅子がどうして出てくるのか、そこをもう1回観ることを何度もしていく。そういうふうに、自分で映画の洋服の表現力というものをマスターしていったんですよ。
鈴木:それが正しい見方ですよね。
北村:それから自分で衣裳をやるようになって、「監督が描いたドローイングはないの?」と聞くと、「え?」と返ってくる。しょうがないから、それを私がやっていく。役者には絵コンテがあったほうが、わかりやすいじゃないですか。それを元にみんなやっていくようになってきたの。『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(08)もそうだった。それはもう、孤独になっていくよね。
鈴木:北村さんが人物像をほとんど作っているんだと思ったのは、『メゾン・ド・ヒミコ』(05)の裏話を聞いたとき。採用されなかった設定なんだけど、主演の柴咲コウはゲイのための老人ホームにいて、白いシャツに薄く赤い下着が透けている。それが、「女性の性の部分をグッと抑えているけど、残っているという表現だ」と言われたとき、もう台詞は要らないなと思った。その服だけで人物像が成り立つじゃないですか。ビジュアルで表現することって、ビジュアルだけで一気に全てが入ってくることがあるから、言葉も超えてしまうことってあって。
北村:それ、正解です。小津安二郎監督がやっていた、原節子の二の腕から見えるブラジャーに私は辿り着いたんですよ。あの時代にそういうふうにやっていたなぁって。そうやって脚本を読み込んでで、ドローイングしていくタイプなんですよ。だから、プロデューサー側から「こういう普通の長袖で綿のシャツでこういうのにしてくれ」と言われるようになったときに、「じゃあ、どっち側をあなたたちは取るんですか?」という話になった。私は、そこから衣裳合わせに行かなくなったの。
鈴木:(笑)。
北村:アクセサリーも同じで、全く合わないアクセサリーや時計をみんな持ってくるのよ。美術の小道具さんがダンボール箱で持ってくる。そういう儀式なんですよ。「ここから選んで」と言われるんだけど、私は「え、なぜこれを使わなきゃいけないの?」って。長年ダンボールに入ってて、カビ臭いもん。それで喧嘩になって、「私は降ります」ということになる。思いをかたちにして表現するときに、役者側の意見が強いんだったら、監督は要らないんじゃないのと思っちゃうのよ。
鈴木:それじゃ、映画にならないですもんね。
北村:そう。『幻の光』も、その衣裳に対する思いみたいなものがあるわけ。石川県・能登で育った自分の子どもの時代の冬というのは、やっぱりモノトーンで世界が見えてた。私がアイスランドに行ったときに、能登と同じだなと思った。それを作品の中にフィードバックしたの。私、監督って、もし日本の作品だったら、あらかじめ役者を想定しながらシナリオを書いていると私は思っていたんです。ところが、私が衣裳をやるというとき、役者は誰も決まっていないんですよ。だから、想定してやってなきゃいけない。
鈴木:だいたいの当て書き、みたいな感じで進めますよね。
北村:うん。「例えばどういう人ですか? その人、私が交渉しますよ。あなたたちがしないんだったら」という話になってくるわけですよ。
鈴木:でも、以前は衣裳部の人がやるのが衣裳だったけど、北村さん以降、衣裳という考え方で映画にスタッフとして入る人たちが出てきた。伊賀(大介)くんとか三田(真一)くんとかは、北村さんのメソッドみたいなものがあったから、その後にスッと入れたんだと思う。

Photo by Chikashi Suzuki
北村:はじまりの話をすると、私は若い頃に、ものすごい広告業界に入って、300人を前にして恥をかいたんですよ。それは、メンズウェアが何たるかを知らなかったからです。イギリスの大物の撮影で恥をかいたから、そのギャランティをいただいて、「私、1年間この国に残ります」と言って、サビルロウのリージェントストリートとボンドストリートをくまなく調べたんです。洋服について全くわかってないお姉ちゃんがイギリスに行って、ボンドストリートを歩いていくと、ここでは全部揃うんだということがまずわかったの。
鈴木:シャツ屋も靴屋も帽子屋も時計屋も全部ありますもんね。
北村:そう。とにかく、メンズをマスターすればTPOがわかる。なぜって、メンズの人たちが、女の人たちをエスコートしていくわけじゃない。
鈴木:本当にそうなんですよね。CHANELの服も、基本的にニットは男性の下着だったり、ツイードは男性のスポーツウェアだったり、男性の生活に合わせて女性はどうするかということを考えて作られていたし。
北村:そうなんですよ。勉強してから日本に帰ると、飛行機でみんなロングホースの靴下を誰も履いていないんです。みんなカジュアルな靴下を履いて、モチャモチャしてて。こんなにひどい国なんだってわかって、そういうことを良しとしている自分がいたんだと。それが日本がアマチュアリズムなんじゃないかと私が言っているところなんですよ。普通は、何も知らないことを恥ずかしいと思わなきゃいけないじゃない。私がそれだったんです。そこからですね。
鈴木:コートもチェスターやステンカラーとチェスターの間みたいなローデンコートってのがあるんだけど、そういうタイプを着ているとあの人は貴族系なんだなとわかる。日本は、そういう習慣が一切ないですもんね。
北村:そうだよね。海軍にしても、デッキシューズを履いてないじゃないですか。そういう意味で、やっぱり、衣服にステートメントがないんですよ。
鈴木:日本人だと、良くも悪くもTPOにとらわれ過ぎて、コスプレ化しちゃう人はいますよね。生活の中で着ることは普通のことなのに、儀式になっちゃってる。それに関して、北村さんの上手さが際立っていたのが、『バベル』(06)のときにカンヌのレッドカーペットで菊地凛子ちゃんに CHANEL を着せたことです。ハリウッドに行って、ハリウッド俳優に囲まれているアジア人は目立たないことが多いけど、どんだけ目立ったかっていう(笑)。でも、悪目立ちだとブーイングものじゃないですか。賛否両論がちゃんとあるように、上手く北村さんはやってるんですよ。それは、どういうふうに着せるべきかをわかっているからですよね。あの後すぐですからね、Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)が凛子ちゃんをピックアップしたの。
北村:身も心も凛子ちゃんに尽くしました。カンヌに行くときに、まず1個だけココ・シャネルのバッグを持って行ったほうがいいと。それから、Karl LagerfeldのFENDIのバッグにドレスを詰めて、2カ月分のサングラスから靴までも全部トランクに入れて渡したんですよ。そうじゃないと、ランチやディナーのときに困るから。それで、カンヌを歩くときはこの中から着なさいって。全部、返してもらってないな(笑)。
鈴木:イブニングと昼間のドレスって全然違うけれど、日本ってそういう生活習慣はないじゃない。そのTPOは守られているのにアバンギャルドっていうのが格好いいんだけど、北村さんはそれを全部やってて。例えば、カンヌで浅野(忠信)さんが着ていたスーツ、どれだけサイズが合ってるのっていうくらい合ってた。でも、それだけじゃなくて、男性は目立ち過ぎちゃいけないんだけど、ちゃんと目につく。絶対に俳優さんに恥をかかせないんだけれど、映画と一緒で、ちょっとした違和感を出す。ネクタイだったりチーフだったりで一部だけ異物感を出してるんですよね。本当に上手い。俺が言うのも何だけど(笑)。たぶん、その人の個性をきちんと見抜いてるからできる。
北村:もう、その通り!
鈴木:それって、本当にわかってる人じゃないと絶対にスタイリングできないから。単純にTPOがわかればいいってことでもなくて、本人が着ている感じにプラスアルファで違和感を出していて。普通に見たらスッとはしてるんだけど、「なんか気になる」みたいな要素を探って、ズラしているというか。でも、他が完璧だから何も言えない。凛子ちゃんも未だにずっと CHANEL のファミリーだけど、アジア人でヨーロッパのいわゆる上流階級にいきなり入れるわけがないから、最初のインパクトがたぶんあったんだと思う。
北村:私、1回彼女を映画で降板させたことがあるんです。まだ菊地百合子でやっていたとき。そしたら、当時所属していた事務所の社長が凛子ちゃんを連れて、その理由を問いただしに来たんです、渋谷の私の事務所に。ちょうどそのときに、別の用事でカメラマンの小林響が偶然いたのよ。響は関係ないんだけど、あえて第三者がいたほうがいいやって思っていてもらったの。第三者によって今まで思ってなかった言葉が出てくることがあるのよ。それで、私は凛子ちゃんに、「今に絶対違う映画がやってくるから、そのオーディションを受けたほうがいい。そのために、名前はRで発音ができたほうがいい。外国では発音しやすいから」と言ったの。ハッタリだけど(笑)。「じゃあ、凛とした凛子にしよう」って。そうしたら、彼女が「私、変えます」って言ったのよ。それで社長が、「お前いい加減すぎる。この人、嘘ばっかり言ってる女なんだから」って。
鈴木:それで、菊地凛子が誕生したと。
北村:そう。彼女、その後、本当に『バベル』(06)が決まったのよ。オーディションに行くとき、「私が女優だったら、裸で行くよ!」って言ったら、「わかった! コートの下は裸にする」って言って、本当にそうしたかどうかはわからないけど、監督が「わかった、君の役を作るから」となったらしいのよね。意味あったよね、ちょっとした嘘も博打も。響がいなかったら、凛子という名前は出てこないのよ。あいつクソみたいな男だけど、よくいてくれたよ。
鈴木:写真家としてはワールドワイドなのに(笑)。
北村:凛子ちゃんって、どんな取材でも応じるよね。飛行機に乗って自分で行くんですよ。本当に少しのスペースしか露出がなくても、「大丈夫、行く!」って行くんだって。あれは見習うべき姿勢だと思うよ、女優たち。
鈴木:それは、北村さんが教育したからですよ。
北村:私はさ、親くんから洋服を学んでるよね。
鈴木:いやいや。

『衣装術2』(リトルモア)
北村:私の中で、渋谷の雑踏とか公園の隅っこで撮るというアイディアは全くないもん! もともと、『衣裳術2』(リトルモア )でまとめた雑誌『T.』の連載企画を持ってきたのは、親くんと門間雄介くんだったし。
鈴木:『T.』でもこの連載だけ、テンションが違いましたよね。でも、今なら特にそうだけど、雑誌を買ってもらうのに特別なコンテンツが絶対ほしいじゃない。昔から日本の雑誌で多いのは、だいたいプロモーション取材のタイミングで同じ顔の表紙がバーっと並んでて、独自のチョイスがない。アートディレクターの大橋 修さんはすごく抵抗して、独自のチョイスを作らないと意味がないって、北村さんという異物をページの中に放り込んだという(笑)。
北村:でも、二人とも先に辞めちゃって。そうしたら、大橋くんが「北村さん、俺は続けたいから、毎回カメラマンを変えていくというのはどう?」っていう話になって。
鈴木:北村さんは、「こういうふうにしよう」と強引には、自分から言わないタイプだからね。
北村:そう、言わないです。大橋くんから、「続けてほしい」と言われたときに、「ほかの記事もファッションにはならないの?」って聞いたの。映画雑誌だから、そこは変えられないということで、「じゃあこれが最終的に書籍になるんだったら、目的がある」ということで続けて、それでリトルモアに頼み込んだのよ。
鈴木:北村さんが撮影しているシリーズも面白かったです。『衣裳術2』の表紙になった写真とか。
北村:そのときは、カメラマンが誰もいなかったんですよ。タカムラダイスケと言われても、その人の写真知らないじゃない。そしたらタカムラくんが、「北村さん俺のこと知らないから、俺がアシスタントやります」って言って。それで、凛子ちゃんの旦那の染谷将太くんを最初に撮ったんですよ。この連載で、私は親くんとのゲリラ撮影を、ものすごく覚えてるんですよ。親くんとやった新井浩文くんの撮影が、私、相当ショックだったのよ。後ろに警察官が写ってるの知ってる? あれ5分後だったら、「君、何してるんだ!」って来るやつでしょう? もう笑っちゃうよね。あれは計算して撮ってるんでしょう?
鈴木:一般の人は基本的に肖像権があるじゃないですか。警官は、公務員だからないんですよ。
北村:すごいよね、実際に来るんだから。
鈴木:そういうのが好きなんですよ。
北村:やっぱりね。だから目立ったところで撮影するんだ。
鈴木:そう。

『衣装術2』(リトルモア)
鈴木:撮影時間をコンパクトにやるということは、考えてはいて。撮影って、下手に長時間やることが多いでしょう? でも、テンションってそんなに持たないじゃないですか。北村さんは瞬発力が半端ないから。持続力よりは瞬発力に北村さんのすごさがあるから、それは狭い範囲でぎゅっと終わるほうが、逆に良く出るというか。新井くんの撮影は、目黒の駅の線路を挟んで前後だけだから、実質半径300mとかの移動で終わったし。
北村:ああいう撮影をするのは、親くんだけですよ。まず皇居で撮るでしょ。渋谷は交差点で撮るじゃない。あとは御苑とかね。「こんなの平気で撮ってるの?」って思って。でも、ついていくと面白いんだよね。隅っこにいて、オロオロしてるのは私だけでさ。安藤政信くんの撮影なんて、ホームレスのいる隣に連れていくのよ。
鈴木:中央公園ですかね(笑)。
北村:あれカシミアのスーツよ?本当に場所を見つけるのが、上手いのよ。「こんなところあるの?」って感じで。

『衣装術2』(リトルモア)
鈴木:でも真面目な話、違和感を北村さんが入れてくれるから、街中でも成立するんですよ。ただ、普通に街で撮ったら、ただのストリート・フォトになっちゃう。北村さんとの撮影だから、普通のロケーションがちょうどいいんです。一瞬普通に見えるけど、よく見ると違和感があるのは、たぶん普通の服じゃないというのが一番大きい理由だから。北村さんと『Purple』を初めてやったときに、凛子ちゃんがモデルだったんだけど、普通のスタイリストなら100%絶対ダメって言うくらいの台風が来て。だって、80万円くらいするコートだし、濡れるに決まってるし。でも、北村さんが言ったことで忘れられないのは、「全部濡れちゃえばわからない」っていう(笑)。
北村:だから、親くんの手口で嵐の中の池松壮亮くんの撮影もやったのよ。
鈴木:俺、すげぇなと思って。ラッキーと。北村さんは、乱暴に扱うけど、最高に丁寧にも扱うというか。普通だったら濡らして買取だけど、ちゃんとカシミアの質をわかっているから。
北村:あれが日本の洋服ならびちゃびちゃですよ。池松くんの撮影のときも台風が来て、じゃあTOM FORDを借りてこようかって。そしたら、大森克己さんはiPhoneで撮ってたらしいの。
鈴木:iPhoneは雨でも大丈夫なんですよ。フィルムのカメラはダメだけど。
北村:親くんは、フィルムで撮ってたじゃない!
鈴木:そう。正直に言うと、カメラは別に壊れても買い換えられるじゃない。でもこの台風は過ぎ去ったらもう撮れないから。
北村:でもね、Balenciaga、濡らした写真を『Purple』で使ってくれたんだよね。決められたルック通りじゃなかったのに。
鈴木:しかもそのときってNicolas Ghesquiere (ニコラ・ジェスキエール)がデザインを始めたばかりだったから、崩すのはダメだった。洋服の着方も全部指定で、「確実にやってくれ」と言われていて。しかも、広告は『Vogue』と『Purple』にしか打っていない時期で。
北村:そういや、『Purple』で押井守もやったじゃない。日本テレビまで行ってさ。
鈴木:押井守さんがまだアニメ好きだけの支持を受けていた頃、今みたいな存在じゃなくて。ちょうど、日本のモデルで誰か面白いのがいないかと話していて、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』(08)を観てたから、北村さんに話したら、北村さんも押井さんが大好きで。『ブレードランナー』(82)の影響を受けてはいるけど、逆にハリウッドにも影響を与えたような人だから、立場上、凛子ちゃんと同じようなものだって。海外の評価が異常に高いから、これは北村さんがやるしかないでしょうと思って。
北村:会話が止まらなかったよね、二人で。『ブレードランナー』の話になって。Ridley Scott(リドリー・スコット)のことをようやく会話できる奴がいたって感じで。
鈴木:映画のプロデュ��サーからは、一切ファッションの要素はない人だと聞いていて、「着るかどうかはわからないですよ」と言われていて。事前に、スタッフの書かれたシートを渡しておいたら、たぶん北村さんの名前を見て押井さんはすぐわかったんだと思う。ボサボサの髪を期待してたら、髪の毛をきれいに切って待っててくれて(笑)。北村さんの用意したライダースを「これどこの?」とか言って、着る気満々で嬉しそうにしてましたよね。
北村:その後、同じのを買いに行ったんだよね。懐かしい。
鈴木:Maison MargielaのニットにMarc Jacobsのジャケットを着せたんだけど、本人が着てる感じを残すために、今だったらおしゃれなダッドスニーカーだけど、そのときは全然だった本人のスニーカーを履かせてた。
北村:私物みたいだったよね。
鈴木:北村さんって、本当にその場に生きている人だから。例えば、通常の撮影だと、俳優さんや女優さんが初めて仕事する人だったりすると、服をいっぱい持ってくるんです。逆に、僕が「これを外して」と言っても、外させなかったりする。それだけあったら、被写体本人が選びたいとなっちゃうじゃない。親切にしたら、その後の仕事��繋がる可能性があるじゃないですか。たぶん、そこまで考えてやっている。
北村:頭いいね。
鈴木:このシューティングというよりは、次の指名とかコマーシャルとかも考えてる。ビジネスとしてやってたらそれは正論なんだけど、カメラマンからすると、目の前の撮影が上手くいけばいいだけで、もしその後に被写体に嫌われようがかまわないと僕は考えてるタイプ。北村さんは俺よりもっとハードコアで、撮影で4コーディネートを使うと言ったら、4半くらいしか持ってこない。サイズが合わなかったときとか、場所によってちょっと変えるとかくらいですよね。
北村:だって重いし。
鈴木:それは、目の前のシューティングが上手くいくことをすごく考えてるから。カメラマンからすると本当に、正直に言うと超やりやすいんです。俳優さんに服について説明するのも、カメラマンがするよりも、北村さんがこれはこうだからいいって言ってくれたら、それで通っちゃう。
北村:上げるもんね。親くんはヘアメイクのAMANOくんをいびっているだけでさ。ロケバスの中、人の悪口ばっかりだからね、私たち。
鈴木:(笑)。人って、その場に生きることっていうのが、大人になればなるほどできない。子どもは単純に言うと、その一瞬を生きてるじゃない。だから、若い頃ってすごく瑞々しさもあって、大人になればなるほどその瑞々しさに憧れる。北村さんは、みんなよりも先輩なのに誰よりもその場に生きてて、その一瞬が良ければいいという考えですよね。
北村:そう思わない?
鈴木:本来、人生ってそういうものというか、その一瞬が積み重なっていくと良くなるし、すごく先のことを心配しても本当はしょうがないんだけど、それができる人っていうのは、立場ができればできるほど少なくなってくる。でも北村さんは、映画でも全部それをやってるから。
北村:ライブなんです。
鈴木:そう、その場を生きてる。好奇心と共に。
北村:好奇心がなくなったら、やることないんじゃないの? と思ってる。
鈴木:哲学もそうだし、最近の量子力学や物理学もそうなんだけど、結局人の思いみたいなものが全部の形を変えるとなってる。人の意思が介在したときに、実際の物が動くというのが最新の物理学の考えらしいの。北村さんって、たぶん、そういう意思が明確だから。
北村:私はけっこう若いときから三木成夫を読んでるじゃない。だから、生命って、水と油という相反するものが、実は心と体、脳と体として、そこにあるってことを最初から読んでるから、何というか、波動がどうやっても上手くいかないなというときは、「水と油だからしょうがないんじゃない?」という感じだし、素数を大事にしてるから。3とか5を。4になったら、どっかで乱したくなってくるんだよね。
鈴木:哲学と物理学が、今はほぼ一緒みたいになっている。北村さんの時代は哲学を学んで、その哲学が服になってる。実際、北村さんの思いみたいなものが衣裳に入るということは物理学が証明している。その場に強い意思がちゃんと介在している、観察者という人だからね、やっぱり。
北村:本当に先生だねぇ、親くん。
鈴木:「気持ちは伝わらない」ってよく言うけど、物理学上、今の量子学では本当に伝わっているとされていて、北村さんの撮影を見ていると、たとえ他の人と同じものを持ってきたとしても、何かが違く見える。その何かっていうのは、もしかしたら強い思いなのかもというのはすごくある。
北村:親くんと『GQ』の15年周年でTOM FORDのルックを撮影して、TOM FORDから絶賛のメールが来たんですよ。
鈴木:ヒップホップの男の子で、IOくんって子なんだけど、まぁ、きっとTOM FORDは着ないでしょ。それをポコっと着せて。普通の人が来たら、演歌歌手みたいになるのを。
北村:北島三郎だよね。TOM FORD側としては、ものすごくいいカシミアの服を用意していたんですよ。でも、私は行ったときに、「これしかないの?」って言って、ヘビメタみたいなのを使っちゃったのよ。
鈴木:やっぱり、着丈とか、スラックスの裾をブーツに入れるとか、そのバランスみたいなのが絶妙に上手い。もちろんサビルロウとかの着方がわかってるからなんだけど。本人が履いてきたブーツにそのまま入れちゃって、バッと出てきたみたいな格好良さがあって。
北村:またさ、ウィンドウにベースが並んでる、みたいな楽器屋にロケに行くんだもんね。あれは、トムちゃんが「Nice!」って言ったのわかる。
鈴木:さっき話した、同じ服でも北村さんが持ってくると違く見えるというその差って、もちろん北村さんって細かく見てるところもあるんだけど、コンセプトを全部を通して綺麗に見た後に、現場はライブにする。そこがすごく上手くて。たぶん、撮影の前までは全部緻密に考えてる。その準備がハード。写真や映像って、その場の偶然性みたいなものが入らなければ、広告になっていっちゃう。その偶然性が入ることで、エディトリアルとして一番美味しいところが撮れる。コマーシャルだったら絶対決めていくけど、北村さんはそこでも無茶苦茶するっていうのはよく聞いてるから(笑)。撮ってる側からすると、そこの要素っていうのが一番強いところ。ハプニングだけを入れるのはできるし、緻密にやれと言われたらできる人はいるけど、その両方は矛盾するじゃないですか。さっきの水と油じゃないけど、矛盾するものを両方入れられる。しかも自然に。そこが、北村さんにしかできないところですよね。
北村:ありがとうございます。
鈴木:例えばファッションって、1年か2年過ぎるとすごく古く見えちゃうところがある。30年とか過ぎるとまた新しく見えるけど、10年だとしょぼく見えやすい。でも北村さんのスタイリングって、わかりやすい表現をすると、強度があるんだよね。本人に合ってるとか、写真に合ってるとか、映画に合ってるスタイリングだから、もちろん時代性はちゃんと入ってるんだけど、いつの時代に見てもよく見えるというか。だから、10年前のものを今見ても、一切古く見えない。それがすごいなあと。
北村:それ、けっこう褒めてるよね?
鈴木:褒めてますよ。例えば、Joe McKenna(ジョー・マッケナ)というスタイリストも、北村さんと同じようなメソッドでやっている。海外でもそういう人って少ない。彼は、分厚いハードカバーの本とか出すような人だから。北村さんはヨーロッパで生まれていたら、ハードカバーの本をもう5冊くらい出してると思う。
北村:一応、2冊は出してるんだけどね(笑)。

Photo by Chikashi Suzuki
<プロフィール> 北村道子(きたむら・みちこ) 1949年、石川県生まれ。サハラ砂漠やアメリカ大陸、フランスなどを放浪ののち、30歳頃から、映画、 広告、雑誌等さまざまな媒体で衣裳を務める。映画衣裳のデビューは85年、『それから』(森田芳光監督)。07年に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(三池崇史監督)で第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞した。著書に『Tribe』(朝日出版社)、『COCUE』(コキュ)、『衣裳術 2』『衣裳術《新装版》』(リトルモア)がある。2019年1月21日(月) 、東京・文化学園にて、「北村道子さんトークショウ」(17:30入場/18:00開始)を開催予定。1月10日(木)より出版社・リトルモアHPで観覧予約開始。
<書籍情報> タイトル 衣裳術2 著者 北村道子 装幀 大橋修 価格 ¥2,000 判型 A5判 /192ページ 発行日 2018年12月 出版社 リトルモア HP: www.littlemore.co.jp
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michiko kitamura
思いをかたちにするスタイリスト、北村道子インタビュー
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