2016shikaimai
2016shikaimai
詩小説家 今井 純志
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2016shikaimai · 4 hours ago
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poetry_0625_2025
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紙のように
全くもって
予想外な
時代になった
つくづく思う
紙のように
ノート要らず
いくら書いても
書き足らない
タップ一つ
ペン先でする
時代になった
つくづく思う
紙のような
画面上は
いくら書いても
書き飽きない
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2016shikaimai · 1 day ago
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kikimimi_22_10
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プリンアラモードに魅せられて (10)
この時間は童心になって女の子と楽しんだ。
ITな機材にはない、アナログだけど真に夢中になって一つの物を作る楽しさは人間の本質だろう。
この喫茶店を始めてから一番表情も怠け者だろうと思わせてしまうし、楓が見たら驚くだろう。
「出来たね」
「うん、食べていい?」
「はい、お客様。プリンアラモードです���
はたから見れば親子かと思ってしまう年の差のお客様は幸せに食べみせた。
私は視線を楓の方に向いた。
どうやら心配はないようだ。
彼方の畑は私には理解出来ない。
ただ結果が要るだけだ。
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2016shikaimai · 1 day ago
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poetry_0624_2025
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ごちゃごちゃ
雑にバラけた
乱雑した
部屋のよう
ごちゃごちゃ
少し痛む
頭痛は
きっと絶対
ごちゃごちゃ
ゴミは自然と
溜まるものと
昔から
決まっていて
少し痛む
頭痛は
きっと絶対
ごちゃごちゃ
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2016shikaimai · 2 days ago
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poetry_0623_2025
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巣立ち
初夏に
近づく頃
始まる
巣立ち
卒業の春
新たな場
馴染めば
一人前と
燕を
見ていた頃
離れた
巣立ち
卒業の春
新たな場
馴染めば
一人前と
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2016shikaimai · 5 days ago
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kuchibiru_26_3
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秘密 ⑶
「確か女子レスリング部の…」
「まぁ、まぁ…でも全力ではしていないから大丈夫かな」
少しばかりの罪悪感があった千枝に加奈は安堵した。
「でもなんで?」
「『北』の巫女が借りてきたんだよ、あたいに合わせて」
嗚呼、なるほど…ね。と唸る。
「でもバレたら退学どころじゃないからね。たまたま治癒できる私がいただけなんだから」
「ああ、ありがとな」
「まぁ、一時間かな。後で『記憶』も」
「何もなかった…か」
「でないと困るんですよ、私がさ」
「だよな…東を」
「うん」
加奈は気絶している身体に手を添えた。
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2016shikaimai · 5 days ago
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poetry_0620_2025
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陽射しで
梅雨時じゃない
この暑さは
年々と
厄介だ
陽射しで
熱中症か
自販機も
止まっていた
雲一つ無いけど
風も吹かず
カラカラな
昼時も
陽射しで
熱中症か
自販機も
止まっていた
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2016shikaimai · 6 days ago
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poetry_0619_2025
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バチバチ
じっと見つめて
それを見る
バチバチ
バチバチ
鳴る音は
何の知らせか
何の問いかけか
じっと見る
消えていくのか
更にかは
誰かと
言えない
燃やすのは
誰が決めたか
誰が動かすか
バチバチ
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2016shikaimai · 7 days ago
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poetry_0618_2025
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期待
田圃に
水がひかれ
鴨が濁す
田植え時期
癒しもあり
辛さもある
一喜一憂
来年もするか
流行りの
言葉に米
ある気がする
田植え見て
癒しもあり
辛さもある
一喜一憂
来年もするか
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2016shikaimai · 8 days ago
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kikimimi_22_9
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プリンアラモードに魅せられて ⑼
プリンの底蓋に空気が入りプリンはその弾力性も伴って落ちた。その揺れに女の子も私も唸る。
小さな成功だが大きな何かを成し遂げた感が強く出ていた。
「やった」
「やった」
二人とも同じ言葉を繰り返した。
この成功を目指して私は次々と材料を切っては更に配置していく。
苺、メロン、バナナにクッキーと。
なんだか楽しくなってきた。
絵を描くときより正直言って大きいかもしれない。
目の前の小さなお客様がそれに気づかせてくれたかもしれないし、違うかもしれない。
だがそんな小さな事はどうでもいいのだ。
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2016shikaimai · 8 days ago
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poetry_0617_2025
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いつしか
いつしか
梅雨時の
暑い日に
傘をさす
空は燦々
雨も無いが
我が身の為
傘をさす
いつしか
昼時は
外に出ず
部屋にいる
土はカラカラ
雨が降らず
地割れがある
雨よ降れ
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2016shikaimai · 9 days ago
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poetry_0616_2025
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いい手抜き
手抜きは
いやだと
思うのだが
真逆もある
いい手抜き
たまにはと
手短に
声で頼る
辛ければ
寝ていい
起きてもムダ
真逆もある
いい手抜き
たまにはと
手短に
声で頼る
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2016shikaimai · 12 days ago
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kuchibiru_26_2
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秘密 ⑵
眷属って認めやがった…やはり『巫女』の価値観はそうだったんだ!
私はもう力が抜けた抜け殻のようだ。
「加奈」
「…はいはい…千枝が来るんだって」
テンション下がるなぁ、そりゃあわかっていたけどさ、こうもあっさり言われたら落ち込むって言うの!
「怪我人は違うが、まぁ、上手くやってくれ」
『西』の巫女は逃げるように私の意識の奥に逃げた。
しばらくして千枝が玄関前で立っていた。
私は千枝の抱えている人を見てわかった。
「千枝、早く来て」
「簡単に言うか?」
「とにかく」
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2016shikaimai · 12 days ago
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poetry_0613_2025
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粉もん
おやつに
焼いた粉もん
夕飯前と
決まっていて
テレビ見ながら
雑誌読みながら
箸でつつく
ご飯も
焼いた粉もん
おかずとして
当たり前で
テレビ見ながら
家族話しながら
箸でつつく
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2016shikaimai · 13 days ago
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poetry_0612_2025
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一新
新しく
時代の変化
求める変化
歩み出す
一新する
ワクワク感
忘れずに
置き去りに
される変化
いれる変化
留む今
一新とは
目先よりも
気持ちだと
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2016shikaimai · 14 days ago
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poetry_0611_2025
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濡れて
朝から
降って
降って
降って
パーカーで
外に出る
濡れて
歩く
傘色
傘出さず
外に出る
濡れて
見てる
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2016shikaimai · 15 days ago
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poetry_0610_2025
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じめじめ
じめじめ
気が重くなる
梅雨という
日本の季語
終わるのは
始まるのは
曖昧すぎて
たまらない
じめじめ
湿気ありすぎて
干しにくい
洗濯の山
終わるのは
始まるのは
曖昧すぎて
たまらない
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2016shikaimai · 15 days ago
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poetry_0610_2025
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じめじめ
じめじめ
気が重くなる
梅雨という
日本の季語
終わるのは
始まるのは
曖昧すぎて
たまらない
じめじめ
湿気ありすぎて
干しにくい
洗濯の山
終わるのは
始まるのは
曖昧すぎて
たまらない
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