I can’t speak English well. But I’m trying to it.I like Godzilla and Evangelion.thank you.
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喉が爆発する。そんな予感に駆られて、私は窓を押し開けて体を空へと突き出した。世界が青い。深く青い。確か、小学生の頃見たラピスラズリの絵の具がこんな感じだったと思う。向こうから夜を運んできた風が、窓から宙ぶらりんの私の上半身を抱きしめる。私は母の乳房に顔を埋めるような気持ちになりながら、黙ってそれを感じていた。少し前まで雨が降っていたらしい。眼下に広がる赤い屋根は、濡れて沈んだ色をしている。喉が渇いている。喉の繊維一つ一つが逆撫でされたような感じがある。二時間止まらぬ咳は、自然の乳房の中で、穏やかに、諭されるように私の中から消えていった。ばいばい、そういうように最後の咳が一つ、顔を持ち上げた私の喉から出てきた。夜に向けて走り出した街には、それがひどく乾いて響いた。
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自分が垂れ流してきた文を一度見直してみようと思ったが、ある投稿の最初漢字一文字と、最後数行を読んで、その作業をすぐにやめた。他人から、異才異端特筆すべき感受性と思われたいという栗の匂いがする欲望が透けて見えてしんどい。タグに「ポエム」とかいっちょまえにつけているが、こんなの「ポエム」ではない。便所の落書きでもない。他人に見せていい段階に立てていない。だからこれはニキビを潰して飛び出してきた黄色で、さらに黄色い固くなったティッシュに書��た漢字練習である。
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惚れっぽいだけだ。浮気はしない。惚れっぽいのは常に一番落ち着ける先を探しているからなんだ。一度落ち着ける場所を見つけたら、余程のことがない限り、僕はそこから離れようとはしないと思う。僕は怠惰であるから、一度それでいいと思っ���ら、なかなかそれから剥がれない。シミ汚れも、白い生地に飛び散った最初は、水流でも使えばすぐに落とせるけど、しばらく落ち着かせてしまうと全く剥がれようとしなくなるだろう。それと同じだ。せっかくシミ汚れになって一生を過ごすのなら、その衣服、相手はできる限り素敵なものであってほしい、できる限り自分の色が馴染んで誤魔化される(逆に目立てることを望む汚れもいる)場所であってほしいと願うのは当然のことでないか。だから私は惚れっぽい。私のこの性質は一見すると落ち着きがない淫らな様に見えると思う。しかし違うのだ、私はむしろ落ち着きたいと願っているなんだ。これはシミ汚れと同じで、起こってしまったら仕方ない、受け入れるしかない現象なんだ。
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なぜかわからないけど君とのコミュニケーションを間違えれば間違えるほど、自分の人生は深んでくる感じがするんだ。
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鼓膜ならせ 音を上げろ
色をふやせ 点滅させろ
面白いと感じる心は仕組まれた化学反応である。
純粋な創作の喜びなどは死滅し、感動は感情ではなく、ドーパミンを指す。
解剖することは夢を破くことだ。知ることは現実から色を減らすことだ。
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celllook explosion test with Godzilla in blender
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嫌なものを見たくないから、アイマスクをつけて眠っている。
そうすると、自分を残してみんなが行ってしまう不安が腹の中で生まれる。
その不安が口から溢れる前に、腹に力入れて大声で歌うことで、喉に栓をしている。
不安な気持ちを口にすれば、さらに離れは加速する。
すると下手な歌が耳の穴から入ってきて、また吐きたくなってしまう。だからイヤホンをして、耳にも栓をしている。
僕は路傍の石ころになって、みんなの会話を聞いている。
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僕たちはもう会えない。それが別れるということだから。誰が決めているか、それは社会が許さないんだ。社会というのは母のことだ、父のことだ、友達のことだ、これから出会う恋人のことだ、倫理、社会、それは周りの人のことだ。僕らは社会が怖いんじゃない、人が怖いんだ。もっと言えば、僕らが怖いのは親しい人なんだ。距離が近ければ近いほど、僕らは恐怖することになる。周りに人が沢山いるということは、それだけ身動きができないということだ。繋がりすぎるというのも、きっとよくないんだ。いっそのこと、君だけが、君の中で僕だけが、親しい人ならよかったのかもね。バイバイ。
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このアニメを見終わるまでは、彼女のことを想ってもいい気がする。このアニメからは彼女の匂いがする。
最終回が近づくごとに、主人公が大人になるほどに、僕は子供じみた駄々を続けてしまう。主人公よ、変わるな、ずっと悩んで苦しんでいろ。
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次にぼくが、あなたはどうして、そう変らずにいるのかと聞くと、この顔の年、この服装の月、この髪の日がいちばん好きだから、こうしていると言う。それはいつの事かと聞くと、二十年まえ、あなたにお目にかかった時だという。それならぼくはなぜこう年を取ったんだろうと、自分で不思議がると、女が、あなたは、その時よりも、もっと美しいほうへほうへとお移りなさりたがるからだと教えてくれた。その時ぼくが女に、あなたは絵だと言うと、女がぼくに、あなたは詩だと言った。 三四郎
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今日も今日とて自分を慰める夜。
アボカドの種ほどの大きさに丸まったティッシュを、指で摘んでみる。
このティッシュを産み出すために、自分は今日まで生きてきた。
このティッシュを産み出すために、僕の母と父は必死に働いてくれた。
このティッシュを産み出すために、僕を構成する全ての遺伝子と、全ての運命と、全ての歴史があった。
そんなティッシュを、僕は今日もゴミ袋の中に放り投げた。
サンタクロースの夢袋ほどの大きさになった黄緑のゴミ袋からは、キノコが一本、ベッドの脇で生えていた。
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大好きな作品が大切になればなるほど、大好きな作品は過去のものになって時代遅れになるし、自分はその作品を見た時から少しも賢くなれていないのだけど、どういうことだ?
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すきぃ!
短歌ー雪片
あおぞらに雪降り止んで見上げたら一人で生まれて来たことを知る
届かない人の名前をなぞるとき一人で生まれる気持ちを知った
行きずりの百万人の人たちと冷たさのなかに雪片溶け出す
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