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Chilli Actor 塵芥
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chilliactor · 1 year ago
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Good booze
20代も後半に差し掛かり、何か大人な趣味や嗜みが欲しいと思った。年齢的には十分大人でも、「まだ大人になり切れていないと思い込んでいる子供」のような所は作曲していた当時は特に強く、そして未だに捨て切れずに残っている気がする。
ともあれ、そこで真っ先に手をつけたのはお酒、その中でもウィスキーだった。
樽の内側を焦がして、その燻された味を液体につけて残す。それも何年もかけて。なんだそれ、渋いぞ!目先のカッコよさに飛びつく僕は、すぐにウィスキーの虜となった。
非常に多岐にわたる選択肢が多いウィスキーの中でも、特に舌鼓を打って飲んだのはラフロイグ。飲んだ時に情景が浮かぶ。岬のサナトリウムと言う��きか、海と病院の味がする。かなりの曲者だけど、「ついて来られるヤツだけついて来い!」精神に惹かれ、「俺も着いて行きます!」と応えるようにそれはもう猛烈に好きになった。
日本のスーパーではあまり見かけない、紙の筒状の外装に入ったグリーンのシュッとしたボトルに、若者には簡単には良さが理解できないであろう強気な姿勢のラフロイグが、サビ歌詞のお酒に抜擢されたのでした。
タイトルは正直かなり迷いました。仮タイトルとしてlogicに保存していた時は、ラフロイグの産地である”Islay”としていましたが、もっと普遍的に親しまれたいと思いGood boozeとしました。
直訳でタイトルを「良いお酒」と言ったものの、お酒の尊卑貴賤を語るのではなく、お酒を飲む時のシチュエーションやモチベーションこそが味にスパイスを加える物だと思ってて、そのことはうまく歌詞に言語化できたように思います。僕は麻雀しながらとか、コタツで暖をとりながらとか、のんびりとリラックスしながらのお酒が特に好きです。(でもたまにはクラブでブチ上がるようなのも良いよね)
-Lyrics-
Green bottle of whiskey
She savours it now I savour it now too
Teenagers will never know
Her favourite one my favourite one too
Melting ice brings better QOL. Don’t think about someone else
Throughing dice lets continue the endless game. I don’t need any fame
Lean on couch and take a deep breath
Pull off brooch and join the warm hearth
Ease your mind and have a good rest
You’re so kind and best my dearest
Forgive yourself tonight
Melting ice brings better QOL. Don’t think about someone else
Throughing dice lets continue the endless game. I don’t need any fame
Green bottle of whiskey
She savours it now I savour it now too
Teenagers will never know
Her favourite one my favourite one too
対訳
緑色のボトルのウィスキー
彼女が今注ぐ1杯
10代には分りっこない
彼女のお気にり入りの1本
溶けかけの氷がQOLを高めてくれる
他の誰かのことは考えないでよ
サイコロをふって、終わらないゲームを続けよう
どんな名誉もいらないから
ソファで横になって深呼吸しなよ
ブローチを外して暖かい暖炉の前に集まってよ
気を緩めてゆっくりしなよ
君は優しくて最愛の人なんだ
今夜くらい自分のことは許してあげなよ
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chilliactor · 3 years ago
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In the Stream
理想として、人を好きになるときは五感の全てでその人のことを愛していたいと思う。
視覚で分かるその人の美しさ
触覚で分かるその人の温度
味覚で分かるその人の食のこだわり
嗅覚で分かるその人の香り
聴覚で分かるその人の声色
ごくたまにそのうちのどれか1つ、突出したもので一気に魅了される経験ある。「一目惚れ」がその例、でもそれは上っ面のとても浅いレベルでの好意であることは前提として、です。
ラジオのようにどこのどんな人ともしれない誰かの声を聞く、なんてことができて、僕もその類のサービスを楽しむ者の一人。前述で言う、聴覚の一点突破で心を掴まれる経験をした時のこと。
声の良さを形容する表現はかなり難しいけれど、声の高低、やわらかさ、温度感がとても心地良いと思う人がいた。その上で今まで聴いてきた音楽、今聴いている音楽が自分にとてもよく似ていて、その人の聴覚のセンスのこともなんだか好きだった。
その人に対する、僕のイメージは、理論よりは直感派。暖色系よりも寒色系が似合う人。
一時期流行ったバースデーカラーで、その人の色は「ディープロイヤルブルー」、色の持つ言葉は「直感力」そんなにピタリとイメージにはまることってある?って感動した。
もう声は聞くことができないけど、深い綺麗な青を見ると、その人のことが頭をよぎることもある。あくまでもこれは配信者とリスナーの関わりであって、それ以上の何かが交錯することは決してないことは明白だった。でももし、その人の存在を五感で感じることができたのならば、本気で心の底から愛することができたのだろうか?
-Lyrics-
Today is not the day our pass crossed
Royal blue intuition never caught in fool
I don’t know accurate words for her. For her awe.
I only know her voice 
Today is not the day our pass crossed
Liquid philosophy she has is vast as the ocean
Rapid flow of time we have is irreplaceable 
I only know her voice
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chilliactor · 3 years ago
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Night Shifts
学生時代、飲食のバイトをしていた時に一人の女性に出会った。彼女は月に2度くらい、夜の時間によく訪れては卒論を書きにパソコンに向かっていた。
オーダーはいつもレモンソーダ。その炭酸が抜けても飲み切らないほどに集中して資料とパソコンに意識を沈める姿がとてもかっこよかった。
卒論に煮詰まったとき、あるいは気まぐれで、カウンター席越しに話をしてくれた。彼女の話はいつも知的で、世界の広さや面白さを語ってくれた。
僕は時々、「最近つまんないです」なんて愚痴をこぼしたけど、いつも彼女は「つまらないのは君の感性が腐ってるだけよ。世界はちゃんと面白いんだから」と僕をからかうように、バカにして笑った。悪意まじりの優しさがいかにも彼女らしかった。
恋でもない、尊敬とも異なる気持ちに名前をつけられないまま、帰するところ、気の知れたお客さんとバイトの関係は彼女の大学卒業と共に静かに終了した。
「世界はいつだって面白い」彼女の嘲笑は今、僕の幸せに生きるための哲学を深いところで支えてくれている。
-Lyrics-
Lunar bitter chocolate stain are slightly washed out
Lemonade gone stale. It was lukewarm and pale
Thesis on her glasses I wonder how it changes her thought
Sunk into sleet’s gleam tonight she’s likely to skip sweet dream
Wisdom on this planet 
“When you feel so bored, it’s because your sense is boring.”
“Things are always fun” Her habits of the line.
Wisdom on this planet 
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