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気ままにひっそりと。
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chronome · 3 years ago
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恵みの寿司
節約したいからファミレスのような贅沢な事はやめておこう。
そう決心しつつも牛丼の気持ちになれず、あれこれ見ては「なにかが違う」とビルの中を徘徊したどり着いたバイキング。
寿司もある。何でもある。
ここならどう転んでも後悔しない。
なによりも空いている。人混みに疲れていたためか吸い込まれるようにアルコール消毒をし、席についた。
店内にいたのは私を入れて3組。夕飯時よりもやや���めの時間帯とはいえ「大丈夫?」と勝手に店の経営について心配しながらどんどん皿に盛っていった。少人数の割に料理が少しずつ新しく出てくるのだ。
その謎は15分ほどで解けた。
そう、団体客のお出ましである。
店員による「団体さん入りまーす」の掛け声と共に20名の若者達が静かに入ってきた。学生達だろうか、眩しい。
私は団体の恩恵を受けているのだと、感謝の念を持ちつつ足速に寿司をサーっと回収しにいった。
かぼちゃプリンも早めにキープした。
もっと食べたい、でもここで無理をして胃を壊すのは避けたい。
ストッパーがかかり、ちょっと頑張るところまで食べきって終了。
お会計はファミレス2回分になり、金銭的には最初からファミレスを選べば良かった結果となった。しかし唐揚げもプリンも美味しかったので悔いなき選択はできたと思う。明日から頑張ればいい。
翌日、気づいたら抹茶ソフトクリームとみたらし団子を手にしている自分がいた。
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chronome · 3 years ago
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ライアンガンダーの展示をかなり駆け足で歩いた。
ステートメント※を片手に展示室内を隈無く見ないと気付けない作品も点在しており、後日になってからいかに自分が周りを見ていないのか気付かされた。今でもじわじわときている。愚かにも唯一の手がかりをほぼ見ずに回ってしまったのだ。
展示室の外側で流れていた映像では、「Who are you?」という質問を深く本質に迫りながら答えていく作家の姿と、ダンサーが顔に酷い火傷を負ったことをSNSで公表するまでに長い時間を要する葛藤があった事を話す姿があった。この映像を見ている時に、もっと長くじっくりとこの展示に向き合いたいという気持ちが生まれたが、出ざるを得なかった。また行きたいと思いつつ会期は終わってしまった。ほんのひと時の間だったが、何度も思い出している。
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chronome · 3 years ago
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MEGRON vol.6 こぼれ話
あっという間に夏。
手袋はまだ玄関にいます。
いつものことながら「本当にでき上がるの?」と思いながらやってました。形になって良かったです。
今回は「作る」ことに軸を置いたので、創作も混ざっています。
これまで嘘はいけないなという気持ちがあり、ほぼ事実を並べていかなくてはと無意識に思い込んでいた事に気づきました。
脚色もいれてこう、と思ったら大分気楽になり、これまでに比べてほんの少しだけ重い腰が軽くなった感覚があります。
この調子でもっと作品数を増やして、少しずつ階段を上っていきたいです。
なので、ここの更新頻度ももっと増やしていきたい・・・と毎回書いてますね笑
最近は一つ、やりたいことが思い浮かびました。
これも形になるかまだまだ見えないところ。
ここから土地を耕す位の勢いで、春までにやってしまいたいなあと、
アイディアが湧いてくる間はとてもワクワクします。
2022.7.19
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chronome · 3 years ago
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MEGRON_vol.6制作中
4月中には…と思いながらうだうだと日々を過ごしてしまいました。
現在、制作中、いや、執筆中です。
きっと5月~6月には、できるでしょう。
春になり動きやすくなりました。
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chronome · 3 years ago
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カン
冬になると時間感覚がいつも以上におかしくなる。
5分も過ぎてないだろうと思いながら支度をしていたのに、家を出るころには15分経っていたということが珍しくない。
もう夕方だろうと時計を見るとまだ14時だったこともある。
毎日がそんな有様なので、今は重要なことを考えてはいけない。
分かっていても考えてしまうが、勘が戻ってくるまで待つ。
その間vol6の制作に着手する。
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chronome · 4 years ago
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Megron vol.5 制作こぼれ話
4号のこぼれ話を書き忘れたりしているうちに、前回の投稿から約1年半が経ちました。
Megron第5号、なんとかできました。
今回は無理かなあと思いつつ、意味の分からない感じでもいいからやると決めて何となく形になりました。
表紙は公園で小さなお子さんからもらったぺんぺん草たちです。
一つ目をもらった友人が「ありがとう」と言ったらどんどん摘んできてくれました。
こんなに小さくても空気を読んで行動できるのだなあと面白かったです。
 
早いもので第5号ということは5年目になります。
10周年を目指してあと5号、地道に続けていきたいです。
(5号以上出せたら奇跡です。)
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chronome · 6 years ago
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開通
窓をふさぐようにベッドを配置していた。
以前から模様替えを計画していたが、まずは断捨離から…などと考えているうちに1ヶ月経ってしまった。
このままでは台風の音で眠れなくなりそうだったので、勢いに任せてエイヤと移動した。
部屋の中に一つの道ができたような、開放感ができた。
ベランダに出るには必ずベッドの上を乗り越えなくてはならなかったが、それが無くなっただけでかなり楽になった。
心なしか部屋も広く感じる。
その際に移動したブルーレイレコーダーが壊れてしまった。私の過失である。データが全て飛んだ。復旧はあまり期待できない。
失って悲しいけれど、その分また容量が空いたのだと思う。
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chronome · 6 years ago
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時をもつ
ひたすらに眠い。
10月だと言うのに30度。
季節の変わり目どころではない、異常気象だ。
加えて今度は大型台風の発生。
環境の変化に弱い性質の私にとって、自覚できない部分から負荷がかかっているのを感じる。
忙しくないのに睡眠時間���短い。何か勉強するでもなく、読書をするでもなく、ひたすらにYouTubeを見て気絶するのを待つ。
良くないな…と思いつつもやめられない。
常に未来のための行動を取りたがって、今を大事にできないのはもうやめようと決めた。
けれどやはり、これもやめられない。
何か保険をかけたがる自分がいる。
何気ない時間を丁寧に味わえるようになりたい。
という訳で100日分の時間記録ノートを買った。
荷物の重量が増えようと、今度はこれを持ち歩く。初めは持ち歩くだけで良い。時間を持ち歩いてみる。
やめられないのなら続ける方を考えよう。
そして続けられなかったら、また何かやめようとしてみれば良い。
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chronome · 6 years ago
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テンテン
全く思いもよらない急展開が起こり、引越しをした。これまでで3度目の引越しである。
そのスピードと自身の怠慢も重なり引越し作業はパニック状態だった。梱包ではガムテープと間違えて置時計を手にした。
やはり軽トラ一回で全てを運びきることは出来なかった。それは良いとして、ベッドやコタツのネジも入れた工具箱やドライヤー等、必要な物をピンポイントで忘れてきてしまい打ちひしがれている。
テレビもケーブルを置いてきたためつかない。ハンガーもない。スーツとパンプスとPCもない。だが何故か冬服は1袋分あるし、漫画や本に着る毛布もある。引越しが決まる前に買っていたカラーボックスも4つあるが、工具がないため未だ箱に包まれたままだ。
という訳で、自戒の念を込めて引越しの注意点を書いておきたい。
①引越しが決まった時点で段ボールを集め始めておく。
→ふと思い立った時にいつでも荷造りをできるようになる。
②引越し前日まで普段の生活必需品を段ボールに入れて使うようにする。
→今回のように一回で運びきれなくても生活できる最低限の物量が分かる。そして積み忘れ防止に繋がる。
③普段使っていない物を時間がある時にどんどん詰めておく。
→本や漫画類は先に詰めて部屋の奥に固めてしまうが吉。
④洗濯はこまめに行う。
→前々日に2回洗濯機を回��たものの、雨が続き乾ききらなかった。部屋干しで作業スペースも削られ不利な状況だった。
⑤荷造りに煮詰まった時は水周りの掃除や現状復帰を少しずつ進める。
→YouTubeを見ている時間はあるようでない。
⑥積み込み当日は優先順位が高い物を玄関側に置く。 クローゼット等収納スペースを空にする。
→今回の大きな要因の一つである。
他にも、運転免許の更新は通知が来たらすぐに行くようにしておく、断捨離をもっと短いスパンで行うようにしておく…等々、前提の部分で大きな差が出るなあ、と学び大き引越しとなった。
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chronome · 6 years ago
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Megron vol.3 制作こぼれ話
今年もギリギリMegronを出すことが出来ました。ギリギリなので誤植やレイアウトなど悔やまれる部分が多々あります。
年明け辺りから構想を練り始めて少しずつ進めてようやくの完成です。
タイトル「錯」は試行錯誤も含め、半ば錯乱状態だった日々を表してもいます。記事も春夏秋冬で並べましたが時系列順ではありません。
また、今号で取り上げた旧神奈川県立近代美術館鎌倉本館は、「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」としてこの春リニューアルされるそうです。タイムリーな朗報に喜んでいます。行きます。
さて、今号の反省点として年々(と言ってもまだ3回ですが)中身が軽くなってきていることが挙げられます。次からは密度を上げていけるように精進します。そのためにもこのブログの更新回数を増やせたらいいな、と思います。
こうして平穏に過ごせていることに感謝して、恵まれていることの方へ目を向け出来ることをしていく所存です。
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chronome · 6 years ago
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オサナイ
ここ最近子どもによる劇を見る機会が数回あり、 小学4~5年生頃の学芸会を断片的に思い出した。
学年で行うため一人一人のセリフは短く、私も少しの台詞があった。役は学者か博士か、そんな感じだ。白いシャツに黒のスカート���黒の帽子を被った気がする。
世界中を壊してしまうボタンが皆の前に出てきて、押してしまおう、という流れを止める役だったと思う。
当時は私自身「押したい派」だったので、意味がわからず、先生に聞いても理解できなかった。不自然な流れだなあと思いながらも、とりあえずそのまま何となく台本に従っていた。その違和感が終わってもあった。
今、改めて台本を読めば少しは理解できるのだろうか。
もしも世界を終わらせるボタンが目の前にあったら、私はどうするのだろう。押せるのが1度だけなら、美しい景色が惜しくてきっと永遠に押せない。でも何か大きな衝動があったら押せるのかもしれない。
それから時々考えているが、今何よりも押したいのはやる気スイッチの方である。
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chronome · 7 years ago
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ハム
サンタクロースから貰ったプレゼントで一番嬉しかったのはなんだろう?と、ふと考えてみて真っ先にハムスターが浮かんだ。
幼い頃から動物が好きで常に何か飼いたいと両親に訴えては却下されていた。野良猫をこっそり家に入れてしまおうか画策しかけたこともある。友人の家で犬や猫を見れば羨ましくて仕方がなかった。
通っていた絵画教室で飼われていたモルモットの世話に熱中し、先生が「何か飼わせてあげたら?」と母へ打診して下さっていたそうだ。
中学年あたりから漫画の影響もあってハムスターにハ��り、本やネットで飼い方や種類について調べまくりハムスター博士を気取っていた。両親には全力で「ちゃんと自分で世話をします」アピールしていた。(結局母に頼ることになるのだが)紙でもパソコンでもハムスターの絵を描きまくっていた。
そして小学五年生の時についに、来たのである。
早朝、クリスマスツリーの下に大きな箱がまず目に入って少しガッカリした。しかしその直後、ソファーの上を見ると何やら黄色いプラスチックのカゴが包装紙の上に置いてあるではないか。その中に彼は綿に包まれていた。あの時の感動はすさまじかった。ついにハムスターが来た!可愛い!本物!動いてる!
そのまま学校に行ってもうわの空。早くまた会いたくて急ぎ足で帰宅した。
温厚で懐きやすい性格で、時々脱走しては家中を騒がせ見つかった後の巣箱の中にはちゃっかり調達された米があったり、新潟の祖母宅へ連れて行ったりと色んな思い出がある。
一人暮らしの今、時折ハムスターをまた迎え入れたくなるも我に帰ってやめる。やはり一人では心配であるし、何より実家には愛猫がいる。
今年はすっかり完全になんともないいつもの月曜日と火曜日になった。あの感動を越えるクリスマスはもうなかなか来ないだろう。
リス園に行きたい。
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chronome · 7 years ago
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オク
昨年あたりから奇妙な展開の日々を過ごしている。
想像していたものとは全く違っていても、元から知っていたような道を歩いてるように感じる。
たまに、ふとした瞬間に断片的なデジャブが降りてくるようになった。
あまりに一瞬の出来事なので詳細に記憶できないし、する気もない。
それらは未来に起こることかもしれないが「起こっても大丈夫」と不思議と受け入れられる。だから忘れられるのだと思う。
問題は山積みだが、自覚したものほど敢えて放置してみる、ということを始めてみた。
どうなるのかは分からない。けれど他のところから巡り巡って解消されていることも少し出始めてきている。
しばらくはこの調子でゆるやかにいく。
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chronome · 7 years ago
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カモン
先のことばかり考えては不安になり、動けなくなる、というのを繰り返していた時のこと。
自然に触れるとリフレッシュできると聞いてとりあえず川に行ってみた。水張りしてそのままになっていたF8号パネルとクレヨンを持って。
午後の柔らかな光が反射する川面は、穏やかでいて激しかった。適当に座った河原で目の前の水と向こう岸をなんとなく描いてみる。相変わらずの下手くそで面白くもない画面にすぐ飽きて歩き出した。
うろうろしていたら木が横に倒れているのを発見した。普段なかなか見ることの出来ない根っこの中身が丸々見えた。中心に向かって穴が深くなっていて吸い込まれそうなパワーを感じた。木は倒れていても強い。
己の未熟さに打ちひしがれつつ、また川をぼーっと見ていたら、スマホが鳴った。反射的に出てみると、つい最近半ばヤケになって登録しかけた派遣会社からだった。いくつかの簡単な質問に答えつつ、説明会の案内をパネルの裏にクレヨンでメモする。途中でふっと顔を上げたら、いつの間にか水面から2匹のカモがやってきて上陸した。一体どこから来たんだろうか?つい先程まで微塵も感じさせなかった彼ら(彼女ら)の登場に驚き、この興奮を隠しつつ電話が終わるのを待った。スマホのカメラを起動し、近づいてみたところで初めて彼らは私の存在に気付いたようで、さりげなく逃げられてしまった。再び水上に浮かび、岸辺に沿って上流へ緩やかに向かっていく彼らはとても眩しかった。
ゆっくりでいいや、と派遣会社に登録するのを一旦やめた。
また何か描いてみたいと思う。
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chronome · 7 years ago
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コールド・ウィーク
気が付いたら4月が去り街中では鯉が掲げられていた。
のたうち回った4月だった。
やめるために始めることばかりしてきたが、始めるためにやめねば、と思ったりもした。でもそれにとらわれて動けなくなるのなら、そんな順番はどちらでもいい。ババ抜きだってカードをごちゃまぜにしてから配られる。
動く、休む、動く、動く、でもいいし、休む、休む、休む、動く、でもいい。
お手上げだ〜と思ったりもするけど今ある楽しさに目を向ける。助けてくれる人がいる有り難さを忘れない。全然詰んでない。積めてもない。まだ何も始めてすらいないことを拠り所にしている自分がいる。動こう。
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chronome · 7 years ago
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エンドブ
前回の更新から1年以上が経過した。アイボウはいつの間にかどこかへ旅立ってしまった。私のパワーも枯渇した。
2���間、一体なんだったんだろうと思う。恐らく自分のビジョンを得るためにあったんだろうけれど。特にこの1年は不安から逃げ続ける日々だった。逃げることばかり得意になっていく。なんて過去を悔やんでも仕方ないのでせめて前を向きたい。
まさにドブの中にハマってしまっている。これが、なにかしら微生物や土が豊潤なドブなら良い…。しばらくドブ暮しも楽しむ。自分の中で何かが発酵していくと信じて、次のステップを踏みたいと思う。
End of ドブ
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chronome · 8 years ago
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アイボウ
身体の不調につられて、気分も急降下したり急上昇したりと落ち着かなくなった。体調不良もストレスが原因かもしれなかった。とくると、卵が先か鶏が先か、の不毛な話になりそうなので、ここは根拠の無いものを信じてみようと思い至った。
てっとり早く手に入れられそうなものから始めよう。と、天然石、所謂パワーストーンに目を付けた。
家の近隣で取り扱っている店を探した。流石に自転車で行ける距離には無かったが、少し電車に乗ればたどり着ける店を発見した。店のブログから商品に目星を付けておいた。
行ってみたら想像以上の品揃えにおののいた。目星は意味をなさず、何を買ったらいいのかわからない。平日の昼間から何をやっているんだろうと思いつつ、しばらく店内を徘徊し、小さなカエルを見つけた。
緑色の丸いフォルムに愛らしい表情。艶のある表面はどこから光を当ててもきらりと光る。手に持っている透明な玉は水晶だろうか?こんなに可愛いものがあるなんて、パワーストーン業界も日々進化しているんだなあと感心した。しかもお財布に優しいお値段ときた。これだ。これを求めていたんだ。このカエルを心の相棒と思っていつも持ち歩こう。
意気揚々とレジへ持っていった。レジの近くに置いてあった石を入れるための巾着袋もさっと手に取った。支払いを済ませ、袋に包んでもらっている最中、 店員さんが言った。「こちらガラス製品ですのでお取り扱いにご注意ください」と。
ん?と思いつつ、「はい」と答えて店を後にした。はて、石はガラスだっただろうか、いやそんなはずは…。店のブログを見たところ、「ガラス細工」と表記されていた。手に持っている球もガラスで、よく見ると穴が開いており、そこに紐を通して天然石ビーズを繋げるということだった。
落ち着いて考えてみたら雑貨屋のガラス細工コーナーでよく見かけるものにそっくりだった。100%ガラス質である。
せっかく来たのに…と少しがっかりした。ここまでして手に入らなかったという事は、必要ないという事なのだろうか。ガラスだが、可愛いことには変わりないので机の上に飾っている。
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