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from-the-edge-of-darkness · 5 years ago
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WH 海賊への道 第一話 「探検家を殺す」
1. 導入
 第零話では,W-Space とそれに関連する基礎的な知識,そして戦闘戦術の概略について解説した.前回述べたように,第壱話及び第弐話では,ソロで非武装の探検家を襲撃する方法について,具体的に述べていく.  最終目標は,Sisters of EVE のフリーゲート「Astero」を用いて,W-Space 内の探検サイト(遺物/データサイト)をハッキングしている探検家を撃墜できる知識・技量を習得することである.第壱話では,まず本チャプターで使用するFit の解説を行い,次に探検家を襲撃する際の具体的なプロセスを順番に沿って解説する.第弐話では,zkillboard の読み方を含む,探検家を襲撃する際に必要となる,より詳細な個々のプロセスについて解説する.
2. 序論
2-1. Astero とは
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   Astero とは,Sisters of EVE が開発した探検用フリーゲートである.Covert Ops Cloaking Device 2 を装備可能なフリーゲートの中で最もスキル要件が低い.Covert Ops Cloaking Device 2 を装備可能なフリーゲートは他にT2 のCovert Ops があり,値段はAstero の半分程度である.  しかしながら,前提スキルに各国フリーゲートスキルLv5 と Electronics Upgrades LV5 が必要であり,+3の属性インプラントを刺していても乗れるようになるまで20日近くかかる. Astero の前提スキルはガレンテ/アマーフリーゲートスキルLv3 であり,1日でスキルを習得できる. さらにAstero はロー/ミディアムスロットが共に4つあり,汎用性が高い.(値段にさえ目を瞑れば)その運用ハードルの低さと汎用性ゆえ,探検家によって広く愛用されている.また一方で,ガレンテ/アマーフリーゲートスキルのレベルに応じて,ドローンHP/アーマーレジスタンスが上昇するボーナスが付いているため,前述のスロットの多さとも相俟って,PVP艦としての適性が高い.
2-2. Astero のFit について
 Astero をPVP 艦として用いる場合,様々なFit が考えられるが,本記事では「非武装の探検家を殺す」という目的に特化するため,以下のようなFit を前提に記事を進める.
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2-2-1. ハイスロット
 Astero をソロで運用する場合,ハイスロットはCovert Ops Cloaking Device 2 とCore Probe Launcher 以外の選択肢は事実上ない. Probe Launcher はターゲットがいるサイトを特定する時間を極力短くするために,Sister Core Probe Launcher を搭載しているが,資金が足りなければT1 もしくはT2 でも構わない.なお,スキャン強度はT2 よりもSisters Core Probe Launcher のほうが強い.装填するプローブは,Sisters Core Scanner Probe を使用することを強く推奨する.1セットで5M ISK 程度だが,T1 に比べて大きくスキャン強度が変わる.
2-2-2. ミディアムスロット
 次にミディアムスロットだが,まずMWD で一つ埋まる.基本的にはどんな船であれ,推進モジュールは必ず搭載する必要がある.MWD を採用したのは,Stasis Webifier を搭載していないからである.またロースロットにArmor Repairer を2つ搭載する関係上,Capacitor Booster 2 を搭載する.これはCap Booster というものを装填してキャパシタを一瞬で回復してくれるモジュールだ.Cap Booster はサイズによって回復できるキャパシタ量が異なる.基本的には搭載できる最大のものを搭載する.このFitでは,Navy Cap Booster 400 を搭載している.Navy Cap Booster は,通常のCap Booster よりも値段が高いが,体積が小さく,より多く船に積むことができる.  残った2つのミディアムスロットにはWarp Scrambler 2 を2つ搭載する.このFitでは通常のWarp Scrambler 2 のうち1つを Caldari Navy Warp Scrambler に換装している.Warp Scrambler 2 のワープスクランブル強度は2 だが,Caldari Navy Warp Scrambler を含むFaction 品のWarp Scrambler は,ワープスクランブル強度が3 に設定されている.Astero 及び一部のT1 探検フリーゲートでは,ロースロットが4つのものがあり,これらの船のロースロット全てにWarp Core Stabilizer を搭載した場合,Warp Scrambler 2 2つではワープ妨害を振り切って逃走される恐れがある.  したがって,全ての探検船を確実に殺したい場合,Warp Scrambler のうち一つをFaction品にすることを推奨する.全ての探検家を逃がさないことにこだわらない場合はT2 又はT1 でよいだろう.
2-2-3. ロースロット
 Damege Control 2 は推進モジュール同様,基本的にすべての船に搭載する.残ったロースロットにはArmor Repairer 2 を2つとEnergized Adaptive Membrane 2 を1つ搭載する.Energized Adaptive Nano Membrane 2 は全てのアーマーレジスタンスを上昇させるモジュールであり,敵の攻撃によって受けるダメージを減少させる.Armor Repairer 2 は,アーマーを回復させるモジュールであり,アーマーが回復するのはモジュールのサイクルが終了した瞬間 である. *この記事では基本的に,反撃能力を殆ど持たない探検家を一方的に殺すことを想定して執筆している.しかし,一部のAstero では,探検モジュールだけではなくスクラムとリペアラを装備して,PVP も出来るようなFit (具体例1, 具体例2 )で飛んでいる場合がある.この様なAsteroと戦闘になった場合,リペアラが無いとかなりの確率で詰む.このような状況に陥っても敵を撃破又は無力化し,生き残れるようにFitを組んでいる.
2-2-4. リグ
 次にリグである.Small Anti-Explosive Pump は,アーマーのExplosive レジスタンスを上昇させる.アーマーはデフォルトではExplosive 属性のレジスタンスが著しく低い為,リグやモジュールによって補ってやる必要がある.Small Auxiliary Nano Pump 2 はArmor Repairer 1サイクル辺りの回復量を増加させ,Small Nanobot Accelerator 2 はArmor Repairer のサイクル自体を早める.つまりアーマーが回復する間隔が早くなる.この2つのリグにより,アーマーの秒間回復量はリグを付けていない状態に比べて1.5倍になる.  もちろん,1秒あたりのキャパシタ消費量も増えるけどね.
2-2-5. 弾薬
 まずSister Core Probe Launcher とCapacitor Booster 2 にはあらかじめ,Sister Core Probe とNavy Cap Booster 400 を装填しておく.そして船のカーゴホールドにはSister Core Probe を8個入れ,残りのスペースすべてにNavy Cap Booster 400 を詰め込む.リペアラを2つ起動するとキャパシタがすごい勢いで減っていく.キャパシタが切れると,すべてのモジュールが使えなくなるため,Navy Cap Booster 400 はこの船の生命線と言える.
2-2-6. ドローン
 ライトスカウトドローンはお好みのものを10機搭載する.ここは好きに選べばよい.上のFit では,異なるドローンを5機ずつ搭載しているが,基本的には同じものを10機搭載しよう.更に5機のドローンを搭載するスペースがあるが,ここにはECMドローン を搭載する.上に書いたような思わぬ反撃に遭遇し,どうしても敵を倒し切れそうにない場合でも,ECMドローンを展開して逃げの一手に転じることが可能になる.
2-3. 補足
 このFit はCPU やPowerGrid 関係のスキルが5 であることを前提に組まれている.したがって,スキル次第ではリソース不足でFit が組めない場合がある.そのような場合は,まずミディアムスロットのモジュールをMeta 4 モジュールに換装してほしい.それでも足りない場合は,ロースロットもMeta 4 モジュールにすると良いだろう.また,スキル不足でT2 モジュールが使えない場合も,自分の判断でMeta 4 モジュールに換装すると良いだろう.財布事情が厳しい場合は,リグをT1 にするなどの工夫も有効だろう.
さて,ではこの様なアステロを実際にどのように運用するのか,見てみよう.
3. 本論
 W-Space に進入してから敵の位置を特定し,襲撃・帰投するまでの手順を解説していく.実際に敵Astero がW-Space 内で探検サイトをハッキングしていたという仮定のもと,どう行動するべきかシミュレートしていく.
3-1. W-Space への進入
 あなたはハイセクのシグネチャをプローブでスキャンし,ワームホールがあることを突き止めた.特定したWH にワープするわけだが,この時,原則としてクロークしたままWH 前までワープすることを推奨する.探検家がWH 前で待機しているケースが有り,その場合,姿を見られると中に入らずに帰ってしまうからである.
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 WHの目の前にワープしてきたあなたは,WHを通ってW-spaceに進入する.
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「このWHを通ると,お前は遥か彼方の銀河系に飛ばされるが,そこで何かあってもCONCORD が助けに来ることはない.俺は警告したからな」と書いてある. ”Yes” ボタンを押してW-space に進入した時点で,何が起きても全て自己責任だ  .覚悟を決めよう.
3-2. 状況の確認
 「勝つ」為には,「勝てるかどうか」状況を事前に見極めることが肝要だ.特に,あなたが初心者で資金的に余裕がない場合,慎重すぎるに越したことは無い. WHを通ってW-Spaceに進入すると,1分間のジャンプクロークが付与される.
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 画面左上に表示されている水色のアイコンが,ジャンプクロークタイマーである.このタイマーが表示されている間,自艦を動かさない限り,他のプレーヤーからは一切不可視であり,他プレーヤーからのいかなる影響も受けない.このジャンプクロークが維持されている間に,以下の3つを実行する.
3-2-1. D-スキャンの確認
 まず一番最初に,最大範囲(14.3AU),360度でD-スキャンを実行し,当該宙域に何があるのかを確認する.
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 ここでInterdictor や Stratios などの凶悪な船が映った場合,黙ってハイセクに引き返すべきだろう.これらの船は,99%,PVP のために使われる船であるし,Astero で対抗できるような船でもない.なお,D-Scan を見るまでもなく,オングリッド,つまりWH の目の前にこれらの船が鎮座していた場合,非常に危険である.直ちにハイセク側に戻ること.  今回は,Noob Name のAstero だけが写っている. (Noob Name:Katana Masen's Stratios といった具合に,登場しているカプセラの名前がそのままついている船.D-スキャンに映ると誰が乗っているかまでばれる為,普通は適当な名前に変更する)  Astero 以外に何の船も見当たらない.この時点で,少なくとも襲撃の対象になりうる船がこのシステム内にいることがわかった.実際に襲撃プロセスに移行する前に,より詳細な状況の見極めを行っていこう.
3-2-2. zKillboard の確認
 ジャンプクロークタイマーの下に,現在あなたがいるシステム名が表示されている.これをそのままGoogle の検索欄に打ち込むと,下の様な検索結果になる.
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 上から3つ目の検索結果がzKillboard である. このページにアクセスすると,このW-space で過去に行われたPVPの履歴を見ることができる.
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 これをみると,このW-spaceで最後にPVPが起こったのは今日(2017年5月25日時点)から数えて6日も前のことであり,少なくともキルボード上で見る限りは,今現在このW-spaceに危険な海賊が潜伏している可能性は高くないと言える.さらに,ここに住んでいる住民が定期的に探検家を殺しているようなログも無い.自分以外の脅威は今はいないということだ.  あなたはこの探検家を抹殺することを決意する.
3-2-3. 帰り道のブックマークを取る
 すべてのWH はスターゲートとは異なり,オングリッドでないとOV 上に表示されない.つまり,ブックマークをとらずにワープアウトした場合,再び戻ってくるためにはシグネチャを特定しなければならなくなる.プローブを射出するためにはクロークを解かなければならず,探検家にD-スキャン上で見られれば逃亡される恐れがあるし,自分よりも怖い海賊がいたら襲われる確率が上がる.何よりもブックマークを取っていないと時間が無駄になる. したがって,W-space に進入した後は,すぐに引き返すわけでない限り,必ず帰り道のブックマークを取る必要がある.
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 何があっても必ず帰り道のブックマークは取るようにしよう.
 さて,ここまでを可能であれば,ジャンプクロークが続いている1分以内に完了できるのが理想だが,最初の頃は1分でこれらをこなすのは難しいだろう.何よりzKillboard を読みこなせるようになるには経験が必要なので,最初はゆっくりと確実にやればよい.zKillboard の詳細な読み方については,第弐話で具体的な事例と共に説明する.  ジャンプクロークが切れたら,すかさずCovert Ops Cloaking Device 2 を起動し,クローク状態に入る.素早くこなせば,相手がよほどD-スキャンに敏感な探検家でない限り,ここまでで自らの存在が露呈することはない.
3-3. 接敵までの手順
 状況を確認し,敵位置の特定を開始する.
3-3-1. D-スキャンを使ってターゲットの位置を特定する
 次に,ターゲットの船がどこにいるのかをD-スキャンを駆使して特定していく.D-スキャンでターゲットの位置を絞り込んでから,そこにプローブを当ててサイトを特定すれば,ターゲットにこちらの存在を察知される可能性が格段に低くなる.D-スキャンの基礎的な情報及び使用法については,余裕があれば今後の記事で詳細を解説するが,現時点では次のページを参考にしてほしい.(参考記事)  まずは,D-スキャンの範囲を1段階下の10.0AU に変更する.すると,ターゲットのAstero は映らなくなった.つまり敵は自艦を中心に,10.0 AU 以上,14.3 AU 以下の範囲のどこかにいるということである.これだけではあまりにもアバウトなので,更に距離を絞り込んでいく.距離を調節するスライダーの隣についているメモリをポチポチと押していくと,0.1AU 単位で範囲を変更できる. これを使って10.0AU から少しずつ範囲を広げていく.
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 10.6AU ではまだ写っていない.
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 10.7AU に変更すると,ターゲットのAstero が写った.つまりターゲットは10.6 AU 以上,10.7 AU 以下の範囲にいるということである. ここまで距離が絞り込めれば上等である.次に,方角を絞り込む.  まず範囲を現状の半分,180度に設定する.
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 Astero はまだD-スキャン上で捉えられている.したがって,敵はこの半円状の範囲内のどこかにいるとわかる.ここでスキャン範囲は180度のまま,右方向に90度方角をずらして再スキャンを試みる.
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 Astero は映ったままである.つまり,このAstero は先程のスキャンと重複しているエリア,つまり第一象限の範囲のうちのいずれかにいるということになる.ここで,スキャンの方角を動かさないまま,スキャン範囲を90度に絞ってみる.
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 これでターゲットの位置はかなり絞れてきている.敵は先程の範囲と重複している第一象限のx軸上仰角45度の範囲上に居る.あとは同じ要領で更に範囲を絞っていく.
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 5度の範囲までターゲットの位置を絞り込めた.完璧である.後はターゲットがいると推定される位置にプローブをセットし,スキャンボタンを押すだけである.デクロークしてプローブを射出し,またすぐにクロークしよう.
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 D-スキャン上で見込んだ範囲にデータサイトが存在していることが分かった.もう一度プローブでスキャンをかければ,次でデータサイトを完全に特定できるはずだ.プローブをセットし直し,再スキャンする.
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 データサイトを完全に特定した.恐らく,ターゲットはこのデータサイトでハッキングを試みているであろう.実際にデータサイトにワープして,ターゲットを目視で確認する.このとき,サイトのビーコンに対して10km 離れた位置にワープすると,予期せずデクロークしてしまうリスクを低減できる.
 データサイトに到着した.ターゲットはデータサイトのコンテナをハッキングしており,こちらの存在には気づいていないようである.さらに,D-スキャンで表示されていた通り,Astero に乗っているのはWakisashi Kodachi というカプセラである.ここでD-スキャン上の(noob Name の)船の名前と,実際に乗っているパイロットの名前が異なっていた場合,手を出さずに帰ったほうが良いだろう. さて,ここで一息つこう.
3-3-2. 敵の素性の調査
 いきなりターゲットに襲いかかる前に,そのカプセラのzkillboard を確認する必要がある.既に述べたとおり,Astero で探検とPVP の双方を兼ねたFIT で飛んでいる者は少なくない上に,そもそもベイトの可能性も否定しきれない.もしかしたら敵に襲いかかった瞬間に,向こうからもワープスクランブルが飛んでくるかもしれないし,ターゲットの仲間の船がワープアウトしてくるかもしれない. Noob Name で飛んでいる時点でそのような可能性は低いだろうが,念には念を入れるべきである.
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 船に乗っているカプセラをzkillboardで検索する.
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 半年以上キルの履歴は無く,モバイルトラクターを焼いたログがあるだけである.ベイトであったり,少なくともW-Space でPVP を本業にしている可能性は低いと判断できる.
3-3-3. 接敵・交戦
 オングリッドで敵の素性を確認,交戦を決意した後は,次の手順で接敵する. まず第一に,探検サイト内には多数のオブジェクトが存在しており,前回記事内で述べたようにオブジェクトの2000m 以内に接近すると,強制的にデクロークさせられる.したがって,これらのオブジェクトから距離を取りつつ,敵に接近しなければならない.更に,Covert Ops Cloaking Device 2 のSensor Recalibration Delay により,デクロークしてから6秒間は敵をロックオンできない.これらを考慮すると,次のようなプロセスを取れば良いとわかる.
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 まずオーバービュー上で任意のタブを選択し,すべてのオブジェクトが映るように設定する.この状態で距離別にソートし,オブジェクトと接触しないように注意しながら敵に接近する.そして,敵との距離が装備しているWarp Scrambler と同じ担った時点で,デクロークしてMWD を起動しながら,敵に接近する.MWDを起動しながら突撃すると,敵は大きく弾き飛ばされる.これによって,ワープ妨害をかかる前に,敵のワープインを阻害する.  接近しながらターゲットのロックオンボタンを連打し,ロックオンが始まったらドローンを射出,Warp Scrambler のボタンを両方共クリックして起動待機状態にする.こうすることで,ロックオンの完了とともに敵にワープ妨害がかかり,更に自動的にドローンの攻撃が始まる.
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   敵へのワープ妨害に成功した.Astero のロースロットはすでに述べたように4個であるから,仮にロースロットにWarp Core Stabilizer を満載していたとしても,Warp Scrambler 2 とCaldari Navy Warp Scrambler の起動に成功した時点で,敵は逃走できなくなった.あとは敵に密着してスクラムの射程範囲から逃さないようにしつつ,攻撃を当てていく.
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 敵からの反撃がなければ,そのまま撃破する.
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 無事に敵を撃墜した.この後,可能であればPod も捕まえて撃墜すると良い. 今回の場合,Pod には逃げられてしまった.戦果を確認するために入手したキルメールを見る.
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 敵のキルメールを見る限り,探検家としては一般的なFitであるといえる.ロースロットにWarp Core Stabilizer を満載するのは探検家として満点といえるが,スクラム強度が5のこちらのAstero から逃れることは不可能だ.
3-3-4. 帰投
 敵を撃墜して戦術目標を達成した.これ以上このシステムに滞在する必要がないのであれば,ハイセクに帰投する.
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 帰投する前に忘れずに残骸の中身を調べる.必要な中身をすべて回収した後,まだこのW-Space に滞在するのであれば,敵の残骸を破壊すると,自らの痕跡を消去して更に探検家をキルできるチャンスが上がる.
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 残骸の中身を回収し終わったら右クリックメニューから出口のブックマークを選択し,ワープする.この間も忘れずにクロークしておく.W-space では,必要な時以外は原則として常にクロークしておくことを推奨する.出口のWH をくぐり,ハイセクに帰投すれば終了だ.
4. 総論
 ここまで,WH への進入から索敵,接敵及び帰投までを簡単に解説した.今回の解説では最初にも述べたように,非武装の探検家を撃墜することが大前提の状況に基づいている.したがって,解説した手順の中で最も大事な部分は,敵の脅威度の判定である.記事が冗長化することを防ぐため,今回は敵の脅威度判定については簡単に述べるにとどまっている.この敵の脅威度判定については,第弐話で詳説する.
以上.
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WH 海賊への道 第零話 「導入」
1.  導入
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   W-Space には二種類のカプセラしかいない. それは「狩られる側」と「狩���側」である.  前者になるのは簡単である.何でも良いから好きな船に乗ってW-space に入り,適当に浮いていれば,程なく達成できる. 一方で,後者になるのは一朝一夕には達成できない. 多くのカプセラは,前者よりも後者になりたいと思っているはずである. W-Space で後者になる為には,W-Space とWH に関する基礎的な知識を習得し,それらの特性を生かした独特の戦闘方を身に付ける必要がある.  そこで,この「WH 海賊への道」シリーズでは、基本的な操船を習得した初級~中級カプセラが,W-Space で満足なキルをあげられるようになる方法を,主にソロ又は小規模Brawl-Fleet を中心として解説していく.第一回目のにあたる本記事・第零話では,基本的なW-Space の知識とW-Space における戦闘思想の概略をはじめに解説する.後に続く第一話でSisters of EVE の探検用フリーゲート「Astero」を用いて,探検サイトを攻略している哀れな探検家どもをソロで撃墜する方法について述べる.
2. 序論
本論で展開する説明への理解を助けるため,序論ではW-Space の特性や,そこで必要とされるモジュールについての基礎的な知識を解説する. なお,W-Space について基礎的な知識をすでに習得している場合,このチャプターは読み飛ばしても問題ない.
2-1. Wormhole とW-Space
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  New Eden はSecurity Status に応じてHigh-Security Space (Hi-sec / ハイセク) , Low-Security Space (Low-sec / ローセク) , Null Security Space (Null-sec / ヌルセク) の3つに分類されている.これら既知宙域(K-Space)において,Wormhole と呼ばれる異なる2点間を繋ぐ亜空間トンネルが出現することがある.Wormhole はK-Space か,あるいはK-Space とは異なる非常に離れた未知の宇宙につながることがある.これらのK-Space とは異なる未知宙域をW-Space と呼び,K-Space とは区別する. W-Space は K-Space とはあらゆる面で,本質的に異なっている.  まず第一に,W-Space にはスターゲートが存在せず,W-Space 間及びK-Space との往来は,すべてWormhole を通じて行う必要がある.これらのWormhole はすべて不安定であり,形成されたのち24時間以上存続できない.したがって,W-Space とK-Space 間で安定的な航路を形成することは原理的に不可能である.  第二に,W-Space においてはプレーヤーに対するあらゆる攻撃的行動は制限されておらず,CONCORDが介入することはないし,Security Status が下がることもない.また,Interdiction Disrupt Probe や Micro Jump Field Generator の使用にも規制がなく,完全にPVP フリーな環境となっている.  第三に,W-Space はK-Space と異なり,ローカルチャットにオンラインプレーヤーリストが表示されない.したがって,その時点で誰がシステム内にいるのかは,目視,或いはD-Scan を使って確認するほかない.これがK-Space との最大の違いであり,戦闘方法にも大きな影響を及ぼしている.  これら以外にも多くのK-Space との差異が存在するが,今回の記事には必要ないため,省略する. さて,これらの知識を前提として,W-Space でPVP の第一歩を踏み出すために何をすればよいのか,一つずつ見ていくこととする.
2-2. クローク
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 これはCovert Ops Cloaking Device 2 というモジュールである. Cloaking Device と呼ばれる一連のモジュール群を船に装備して起動すると,他の船から完全に不可視となり,OverView やD-Scan にも表示されなくなる.この状態を一般的に,”クローク”と呼ぶ.通常,クローク中はワープが不可能になり,最大航行速度も大きく制限されるが,Covert Cloaking Device 2 はそれらの制限が一切なく,クローク中でもワープが可能である.  前述のとおり,W-Space ではローカルが表示されないため,他人の存在を感知するためには目視又はD-Scan に頼る必要がある.そこでこのCovert Ops Cloaking Device 2 を装備し,適切に使用すれば,敵に一切察知されることなく宙域を飛行したり,接近したりすることができる.
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Cloaking Device は非常に便利なモジュールだが万能ではなく,いくつか注意すべき欠点・仕様がある.  まず第一に,すべてのCloaking Device は1つ以上のカプセラ艦船,或いはNPC にロックされている状態では起動することができない.  第二に,クロークを解除した直後は,一定時間敵をロックオンできないSensor Recalibration Delay なる数値が設定されており,Cloaking Device のメタレベルが上がるにつれて短縮される.Covert Ops Cloaking Device 2 ではこの値は10秒に設定されているが,当該モジュールを使用するにはCloaking スキルを4まで上げる必要があるため,更に6秒まで短縮される.(Cloaking Lv.5 にした場合,5秒になる)  第三に,自艦の2000m 以内に何らかのオブジェクトが存在するとき,同様にモジュールを起動することができない.これは既に起動中のモジュールにも適用される.つまり,Cloaking Device を起動中にオブジェクトの2000m 以内に接近した場合,強制的にクロークが解除され,敵に姿を見られることとなる.
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 Cloaking Device を搭載した船を運用する際は,これらの点に常に注意を払いたい.
3. 本論
実践的なW-Space での戦闘方法を解説する前に,W-Space で行われる種々の戦闘についての包括的な説明を述べ,我々がこれから何をやろうとしているのか,なぜそれをやろうとするのかについて,理解を深める.
3-1. Wormhole での小規模~中規模戦闘についての考え方
 W-Space では敵を目視又はD-Scan でしか補足できないため,クロークすることによって,敵に姿を見せずに行動することができ,大きなア��バンテージとなる.しかしながら,これは相手にとっても同じことであり,原則的に敵もクロークしていると考えるべきである.したがって,いかに自らのクロークを維持して敵に存在を悟らせず,敵の隙をついてその存在を察知するかが非常に重要になる.  Covert Cloaking Device 2 が装備できる船にはStrategic Cruiser(T3 CL),Covert Ops,Astero,Storatios などがあるが,これらの船は一般的にアクティブタンクを想定した性能付けが行われている.アクティブタンクは耐えられる実効ダメージの上限に限界があり,せいぜい2-3隻の同クラスの船に襲われれば助かる道は,ほぼない.したがって,自らの防御が抜かれる前に相手を全て殺す必要があり,必然的にW-Space での戦闘は高火力・短射程の武器を使った短期決戦志向のBrawl Fight になる傾向がある.  Brawl Fight では一般的に,Warp Scrambler を用いて敵のMicro Warp Drive を停止させ,Stasis Webifier で速度を低下させて,敵が逃走できないようにした状態で戦闘に突入する.こちらが相手にワープスクランブルをかけるということは,相手もこちらをワープスクランブルの射程内に捉えてているということを意味しており,一度戦闘に突入した場合,双方ともに戦場から離脱することは容易ではなく,どちらかが死ぬまで戦闘が終わらないことが多い.  したがって,Brawl Fight を実行しようとする場合,彼我の戦力差を戦闘突入前に分析し,我が方の戦力で敵を封殺できるかどうかを考察する必要がある. Brawl Fight では十中八九,戦闘前の「オフグリッドでの戦い」で勝敗が決しており,これは忍耐と集中力の勝負である.  Brawl Fight における彼我の戦力差の分析を行うためには,敵を目視及びD-Scan で確認し,zkillboardを通して敵の戦績から仲間の有無,使用している戦術等を推測する必要がある.これはフリートを伴ったW-Space Brawl Fight に限らず,ソロでの戦闘やK-Space での戦闘でも通用する,PVP における極めて基礎的かつ重要なスキルである.  zKillboard の見方や,その活用方法については,第二話以降でその詳細を述べる.
 さて,この「WH 海賊への道」シリーズでは,冒頭でも述べたように,主にアクティブタンク主体のBrawl Fight を中心とした,ソロ及び小規模フリートについて解説していく.  W-Space での戦闘はやはりクロークによって特徴づけられており,またこれらのBrawl Small Fleet は初心者にとってハードルが低い.W-Space でSkirmish Fleet を実践しようとすると,組織立ったリーコン体制の構築と系統的なドクトリンの整備が必要であり,初心者にとってはハードルが高いものと思われる.  まず初めに全くW-Space でのPVP 経験がないカプセラにW-Space の作法を身に付けてもらう為に,非武装の探検家のフリーゲートをソロで一方的に殺すメソッドを解説する. 次のステップとして,武装した敵をソロで殺すメソッドを解説し,その後Brawl Small Fleet を運用するノウハウや,より実践的なオフグリッドの戦いについて述べていくものとする.
3-2. 探検家を狩る
 W-Space でのソロ及び小規模フリートPVP では,Covert Cloaking Device 2 が使える船が頻繁に使われるということはすでに述べた.これらの船は総じてTech2又はTech3,或いはFaction Ship であり,フリーゲートサイズでもFit 総額は優に 100 M 程度に達する.本シリーズが対象としているPVP 初心者にとっては,数百Mの船は大きな出費であると考えられ,そう何隻も戦闘で落とされるわけにはいかないだろう.  そこで,まずはじめに,W-Space で遺物/データサイトをフリーゲートで巡っているWH 探検家を,Sisters of EVE のフリーゲート「Astero」を用いて狩っていく手法について詳説を述べる. 通常,探検家の駆るフリーゲートは非武装であり,一般的なPVP に比べてこちらが撃墜されるリスクは極めて低いと言える.しかしながら,相手がたとえ探検家であってもzkillboard を用いて敵の脅威度を判定したり,適切なモジュール操作,手動操船等の技量を身につけなければ,襲撃を成功させることは容易ではない.  この手の訓練を繰り返すことにより,W-Space における立ち振る舞いを身をもって覚えることができ,後々の本格的なPVP へのステップアップとして最適であると筆者は考える.
4. 総論
 ここまで,W-Space の特性及び必要とされるモジュール,W-Space における戦闘思想の概略を述べた.具体的な方法論については,次回第一話以降で詳説する. 以上.
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