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hdif · 4 years ago
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真冬の南西仏、美しい村々を巡る車旅
かの国が絶賛スト中の2020年1月末、一週間ほどフランス旅行をしてきました。そして、振り返ればそれはコロナ禍前夜の旅となりました。
トゥールーズに始まりパリを終着地とするルート
フランスは日本の1.5倍弱の面積に見どころのある都市が点在しているため、限られた時間の中でどこをどう巡るかを検討しました。また、「フランスの最も美しい村」と呼ばれる古い村がたくさんあり、それらもいくつかは訪れてみたいと思っていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/フランスの最も美しい村
協会ではブランドの信頼性と正当性を高めるために厳しい選考基準を設けている。協会の定めた基準はいくつもあるが要約すると以下の3点である。
・人口が2000人を超えないこと ・最低2つの遺産・遺跡(景観、芸術、科学、歴史の面で)があり土地利用計画で保護のための政策が行われていること ・コミューン議会で同意が得られていること
美しい村といえばこの本です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4062206900
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その一方で、フライトの都合上最終日には少なくともパリにいなければならないという制約も発生しました。こういった点を加味して様々なルートを検討した結果、南部のトゥールーズを起点とし、電車とレンタカーを使って北上し最終日にはパリにいる、というルートに決めました。大まかなルートは以下の通りです。
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青いルートが電車、赤いルートがレンタカーでの移動です。アルビからペリグー間を、小さな街や村を巡りながら3日かけてレンタカーで移動しました。
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1日目(トゥールーズ )
シャルルドゴールからの国内線で昼過ぎにトゥールーズ空港に到着です。トゥルーズはフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一つであるサンセルナン教会を中心に赤いレンガの建物が並ぶ、「バラ色の都市」と呼ばれるフランスで5番目に大きな都市です。
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2日目(コルドシュルシェル → コンク → フィジャック)
今回の旅では、2日目と3日目に本格的に美しい村巡りをしました。まずトゥールーズから電車で小一時間のところにある小さな街、アルビに移動です。アルビを選んだのは、小さな町なので運���しやすそうだったからです。
ストの影響でアルビ行きの電車が遅れに遅れ、終いにアルビの手前の町までしか運行しないというハプニングも発生しました。が、鉄道会社がバスの手配をしてくれ、なんとかアルビまで辿り着けました。フランス語がチンプンカンプンな自分に英語で状況を丁寧に教えてくれたヒューレットパッカードのリュックを背負った紳士に感謝です。
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レンタカーは事前に予約済みだったのでスムーズに借りることができ、ここから村巡りのスタートです。さすがに真冬の田舎道だけあって混むこともなく快適に走ることができました。なお、フランスは右側通行の左ハンドルです。
コルドシュルシェル
天空の村とも呼ばれるコルドシュルシェル。完全に閑散としており店もほとんど閉まっていたのですが、かえって幻想的な雰囲気を宿していました。
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コンク(美しい村)
山間に突如現れる美しい村、コンクです。こちらも夕暮れに訪れたこともあって人っ子ひとりおらず、かろうじて教会が見学できる程度でした。
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フィジャック
この日の宿泊場所に選んだ村はフィジャックです。こちらもフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のひとつの宿場町として栄えたそうです。
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3日目(ロカマドゥール→サルラカネダ→ドンム→ラロックガジャック→トレモラ)
ロカマドゥール
同じくフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のひとつ、ロカマドゥールは絶壁に突然現れ、圧倒的な存在感でした。しかし人っ子ひとりおらず、店もひとつも空いていませんでした。
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サルラカネダ
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ドンム(美しい村)
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ラロックガジャック(美しい村)
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トレモラ
この日は、トレモラにあるルレ・エ・シャトー加盟ホテルに宿泊しました。
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4日目(ペリグー→ボルドー)
丸二日車で移動してきたので、車旅は終了です。ペリグーまで車で向かい、ランチ後レンタカーを返却し、電車でボルドーに向かいました。
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ボルドー
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5日目(パリ)
昼過ぎに着いたパリは絶賛ストの影響を受けていました。デモ行進が予定されているということで街の至るところで道路が封鎖され、機動隊らしき人たちが動員されていました。
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6日目(パリ→東京)
フライトまでマルシェや街中をぶらぶらして時間を潰し、一週間弱のフランス旅行を終えました。
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戦利品
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2023年にはこの国でラグビーW杯が予定されています。果たしてそのとき世界はどうなっているのやら・・。また��も気にせず渡航できる日は来るのでしょうか。
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hdif · 5 years ago
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私の知らなかったインビクタス
shiumachi によるインビクタス原作のエントリを受けて、自分も思ったことを書き記しておこうと思いました。
https://shiumachi.hatenablog.com/entry/2020/04/13/080000
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本書を読み始めたのは2019年のラグビーワールドカップ大会で、南アフリカ代表が優勝を果たした翌日、11/3でした。本書の出版は2009年の暮れ、2019年の日本大会開催が決まった直後でした。私は本の全体像を掴むために最初に著者あとがきを読むことが多いのですが、本書の訳者あとがきに目を通して震え上がったことをよく覚えています。
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さて、映画版を何度か観たことのあった私にとって、この原作は非常に刺激的なものでした。というのも、映画の方は私のアパルトヘイトに関する無知も手伝い、クリント・イーストウッドの撮り方もあるのでしょうが「ラグビーを通じてマンデラが国を一致団結させた」という全体に漂うフワッとした物語しか入ってこなかったのです。しかし、原作ではその前後や文脈を補う物語が多分に語られていました。そのいくつかを紹介したいと思います。
特権階級に無自覚なアフリカーナー
アパルトヘイト制度における最大の特権階級に位置していた、ヨーロッパから入植した白人層をアフリカーナーと呼びます。当時スプリングボクスのキャプテンを務めたフランソワ・ピナールもその層に位置します。しかし、彼(や彼の家族)は自分たちが持つ特権や非支配層から向けられる目線について無自覚のまま育ったことが紹介されています。そして、当時はそれが当たり前の環境であったことも。
それでもピナールは、黒人に倫理上の敵と見られていることに気づかないまま、その歴史はもとよりシャープヴィルの存在すら意識せずに大きくなった。黒人たちは、ピナール少年のただでさえ曖昧な意識の、さらに外側を彷徨っていたのだ。のちに本人が認めるように、一家は政治に疎い典型的なアフリカーナーの労働階級だった。政治について話し合ったことはないし、当時の政府のプロパガンダも頭から信じていたという。
ピナールの世界で成長した人間の家庭環境は、だいたいそんなものだった。白人が黒人より大きな家に住み、いい車をもち、いい学校に通い、いいスポーツ施設を使うのは正しいこと��のか、誰も考えてもみない。郵便局で並ぶ黒人の前に割り込む先祖伝来の権利について、疑問に思うこともない。白人が送る特権だらけの生活は手にした根拠があいまいで、いつ剥奪されてもおかしくないものだったが、ピナールを含めアフリカーナー労働者階級の大多数は、この認識から遠く離れてたところにいた。
p.94
自分が生まれながらに���いている下駄に自覚的かどうか、というのは昨今よく語られる話ではありますが、当時そのような意識をもつことが難しかったであろうことは想像に難くありません。また当時の白人社会にも序列はあり、ピナールはどちらかというと経済的に恵まれない方の出自だったそうです。このことが余計に、自分たちが支配層だという自覚を抱きにくくさせていたのかもしれません。
アパルトヘイトを忌み嫌うアフリカーナー
裁判沙汰になる黒人の弁護士を担当していたアントン・ルボウスキーというアフリカーナーが出てきます。彼は当時の社会では希有な存在で、
ルボウスキーのような人間は、この国の白人の一パーセントにも満たなかったが、南アフリカを世界の人びとと同じまなざしで見ていただけではなく、そうして得た情報に基づいて行動した - 危険を冒すことを厭わず、白人の社会通念という激しい流れに逆らうことを、自ら選択していたのだ。ルボウスキーは、ほんとうの意味で自分の国のすべてを知る稀な白人だった。黒人居住区で時間を過ごしながら、住民と付き合うだけでなく作戦も練ったし、彼らの言葉で初歩的な会話ができるよう、努力もしていた。
p.100
ルボウスキーに代表される人びとの存在があったからこそ、マンデラは黒人の同胞に自信をもって「白人だからすべて悪人というわけではない」と説くことができたのだ。
p.101
とあるようにマンデラにとって精神的にも実務的にも強い後押しとなる白人、アフリカーナーの存在があったのだということに気づかされます。
マーケティング材料としての非白人選手の存在
アパルトヘイト下における最悪の法の一つが人口登録法です。これは
国民を人種別に分けるもので、カテゴリーはおもに四つ。特権の多い順に上から白人、カラード、インド人、黒人
p.132
とするものでした。当時のスプリングボクスで唯一の非白人選手としてあたかも黒人の味方かのように登場するチェスター・ウィリアムズは、実際にはカラードと呼ばれる上から二番目の階級の出自でした。また、アパルトヘイト時代には国防軍の軍曹だったそうで、要は非支配層からすれば敵となる���象だったようです。どうやらウィリアムズは対外的な印象を良くするための宣伝材料として使われていたようなのです。
5月初めに行われたオークションで、ウィリアムズは驚き、困惑する。自分の肖像画に、当時の金で五万ドル相当の値がつけられたのだ。南アフリカが世界に売っていたのは、世界が求める南アフリカのイメージだった。
P.228
政治的ツールとして機能したラグビー
マンデラが民族融和のためにラグビーとワールドカップ開催に力を注いだのは映画でも描かれる通りなのですが、その実は巧みで現実的な政治戦略でした。
マンデラは、白人の不安を緩和し、差し迫った新体制を受け入れる動機となるものを、白人に与えなければならなかった。(略)つまりラグビーに関するボイコット運動をいっさいやめにしようというのだ。
(略)
「ラグビーは、われわれが南アフリカの白人に与えようとしたありきたりのアメとはわけが違う」
(略)
「これは政治じゃない。イデオロギーでもない。もっとずっと影響力が強くて、生きるのに欠かせない、個人に直接関わることなんです。国際試合の復活を申し入れるというのは、白人に『われわれと和解すれば、ヨーロッパ、アメリカ、あるいはオーストラリアの空港でも、パスポート検査のときにさげすんだ目で見られずにすむんですよ』と、言うのと同じ。仕事にも都合がいいし、なによりも、もう一度好意を持ってもらえる。この点が肝心なんです。(略)要するに、南アフリカの白人は、再び人間扱いされたと感じるんです。世界に市民権を得た、と」
p.146
当時の南アフリカは、アパルトヘイトのせいで世界中から非常に冷たい目線を注がれていたといいます。ラグビー選手も例外ではなく、国際試合のために遠征してもその先では蔑んだ眼差しで迎えられていたそうです。最終的に国際試合の申し出さえも断られていたようで、アフリカーナーはある種の生きがいを失いかけていたような状況だったそうです。その彼らからラグビーを奪いとるのは政治的に得策ではないとマンデラは考えたのです。
マンデラはラグビーをアパルトヘイトのアヘンと考えていた。この薬物のおかげで、南アフリカの白人は政治家のしていることに鈍感だった。手元にあれば重宝するはずだ。うまく使えば、南アフリカの白人は権力や特権を失う痛みを、感じなくてすむかもしれない。
p.171
また、ラグビーそのものだけではなく、「スプリングボクス」という名称を残したのも、当時の世情を俯瞰し最新の注意を払った結果のものだったようです。マンデラがラグビーナショナルチームの名称について検討していた当時、かつてアパルトヘイトを中心で指導したとされるアフリカーナーが暗殺される事件がある日起こりました。それをきっかけに社会全体に緊張が走っていたそうです。自分たちの権利��脅かされることを恐れ殺気立つ白人右翼層を見て、
当初マンデラは、スプリングボクを始末することに賛成だったと言う。(略)状況を俯瞰したマンデラは、なんらかの手を打って、苛立つ右翼を沈めなければならないと結論する。「行動を起こすことにしました。考えを明らかにしたのです。スプリングボクは使い続けるべきだ、と言いました」
p.214
という判断を下します。マンデラの行動指針は、
「大事なのは、白人を恐怖から開放すること」
p.279
だったのです。
以上、四つの観点から徒然と書き起こしてみました。いつの世も人間の考えること、やることにそう大きな違いはありませんね。
特権階級に無自覚なアフリカーナー
アパルトヘイトを忌み嫌うアフリカーナー
マーケティング材料としての非白人選手の存在
政治的ツールとして機能したラグビー
しかし、本書はマンデラの人柄の良さや指導力といった光の部分に限らず、周到な政治手腕、心の中で燃えたぎる支配者層への怨恨など、表向きあまり語られることのないある種の暗部と言ってもよいであろう点にも触れられており、あらためて良い本だったと思います。
残念ながらNHK出版では売り切れ、Amazonにも在庫がないようで購入できないのですが、どこか古本屋で見つけたらぜひ手にとってほしい一冊です。
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000814062009.html
「社会の分断」という課題そのものは今に始まったことではありません。少しでも過去から学んでいきたいものです。
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hdif · 5 years ago
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南アフリカ代表スプリングボクスは何を食べているか
この記事はpyspa Advent Calendar 2019の14日目です。昨日はshibukawaさんでした。
さて、今年はラグビーワールドカップイヤーでした。日本代表の活躍、みんな大好きニュージーランドの完敗、ニュージーランドを破ったイングランドを見事に封じ込めた南アフリカの三度目の優勝など、ラグビー好きにとって話し出したら尽きない夢のような期間でした。
特にスプリングボクスこと南アフリカにおいては、身長200cm超えの超大型選手によるガチガチのフィジカル合戦の一方で170cmほどの選手がフィールドをすばしっこく駆け回って相手を翻弄し、イケメンのキッカーがゲームメイクをする、個性豊かで見ていて楽しいチームでした。
そんなスプリングボクスは、公式ページでラグビー選手の栄養摂取についての手引きを公開しています(した)。
https://www.springboks.rugby/pages/boksmart
注: 10月頃にはPDFがあったのですが、今確認してみるとリンクが見当たりませんでした。代わりに、南アフリカでスポーツのドラッグフリーを目指す団体のウェブサイトからダウンロードできる模様です
http://drugfreesport.org.za/wp-content/uploads/2018/04/BokSmart-Practical-Nutrition-for-Rugby.pdf
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ラグビー選手は身体作りに人一倍気を使わなければなりません。前後半の80分ボールを持って当たり続け、かつ走り続けないといけないのです。しかも脳味噌を使いながら、です。さらに国を代表するようなトップ選手は海外遠征や怪我、シーズンのオンオフを適切に管理し、ベストなコンディションを維持しなければお金になりません。資料の導入部分ではこのように説明されています(抄訳)。
素晴らしい食事を摂取したからといって才能のないプレイヤーが世界有数のプレイヤーになることはないが、才能があるからといって適当な食事をしていれば効果的なトレーニングはできないし、パフォーマンスも上がるわけがないのは疑いようがないだろう。
この資料が、ラグビー界でもトップ中のトップのフィジカルエリートにむけたものであることがわかります(当然ですが)。しかしその中身を読んでみると意外と我々のような凡人でも参考になるもので、例えば試合前、試合後、怪我をしている時の栄養摂取について述べている一方で、スーパーでどんな食材を買うべきか、冷蔵庫や冷凍庫、キッチンの棚には何を常備しておくとよいか、海外遠征で訪れるであろうレストランでどういうものを注文すればよいか、といった手引きまで内容は多岐に渡ります。そこで、資料の面白かった箇所を抜粋しここで抄訳として紹介したいと思います(注: 2009年に発行されている資料です)。
まずは飲酒についての考え方からです。
飲酒について
試合後の飲み会が文化として存在していることは認める一方で、アルコール摂取が及ぼす負の側面についてはかなり厳しく指摘しています。
飲酒は反応時間を遅くし、バランス感覚や正確な判断、協調性、強度や動力、我慢強さに加えて体温調整機構の働きを低下させる。アルコールの摂取は酷い判断を下してしまうリスクを高め、抑制が効かなくなり、事故や怪我、ひいては死をも招きかねない。また、回復機構が適切に機能しなくなり、怪我の回復や睡眠を阻害してしまう。
そこで実践的なTipsとして以下の三つを掲げています。
24時間ルールを守ること。例えば、少しでも軟部組織損傷や打撲などの怪我を負っていたら試合の前後24時間は飲酒を控えるなど。チームによっては飲酒を禁止しているところもあるほどだ。
トレーニングや試合後にノンアルコールドリンクをたくさん用意しておくこと。飲酒を選択する選手は、飲む前に水分補給と炭水化物飲料で補給すること。そうすればアルコール摂取もある程度制限されるだろう。
ビールなどのアルコール飲料には炭水化物を含むものもあるが、アルコール自体に利尿作用や筋グリコーゲンの補給を妨げる効果があるため注意。これはパフォーマンスや回復に影響を及ぼすため、選手は炭水化物の摂取には他の適切な物を選ぶこと
目的に応じた栄養の摂取
原則として、筋量を増やすのと脂肪を減らすのは同時にはできないため、アプローチが異なります。
筋量を増やしたい選手は週あたり0.25–0.5kgの体重増加を目指すべきとし、これ以上増えていれば脂肪が蓄積されている可能性が高いので注意を促しています。
一方、脂肪を減らしたい選手は週あたり0.25kg-0.5kgの脂肪を減らすことを目標とし、さらに行動変容や心理面でのサポートが必要としています。
三大栄養素の摂取量の目安は以下の通りです。
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厚労省が出している日本人の食事摂取基準(2015年版)と比べれば多いのですが、筋トレしている人ができるだけ脂肪をつけずにバルクアップを目指す場合と比較すると摂取量の目安はほぼ同じとなるため、妥当な数字であることがわかります。
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買い物について
実践的なTips
週に摂取する食事を事前に計画し、必要な栄養を含む買い物リストをまとめて購入すると良い。飽きないように、炭水化物やタンパク質、野菜やフルーツは複数種類のものを用意すること。
ベストな選択
低脂肪(2%)あるいは徐脂肪の乳製品を選ぶこと
タンパク質の脂質は100gあたり10g以下とすること
炭水化物の脂質は、一食分(serving)あたり5g以下とすること
軽食の脂質は、炭水化物50gあたり6g以下とすること
新鮮な果物や野菜��選ぶこと
ラベルの専門用語について
パッケージに記載されている成分は、含まれる重さの順に並んでいる。脂肪が最初の方に並んでいる場合(ラードやバター、植物油、パーム油やクリーム、ココナッツミルクなど)、その食品は脂肪が多めと言えるだろう
コレステロールフリーは、ファットフリーを意味するわけではない。コレステロールは、動物由来の食品にのみ含まれる
"Health" と書かれた食品は防腐剤や食品添加物こそ含まれていないかもしれないが、脂肪過多なケースがあるし、"Light" と表記があるからといって必ずしも低カロリー/低脂肪とは限らないし体重を減らすのに適切なわけではない
食品同士を比較するときは一食分のサイズを比較し、またそれを摂取する量と関連づけること
消費期限や賞味期限をチェックすること
カロリー表記はkcalかkJである。kcalをkJに変換するには、4.2倍するとよい
外食について
個人的にはここが一番面白かったです。まずは実践的なTipsから。
多くのレストランは、炭水化物を付け合わせとしてタンパク質豊富なメニュー(肉、鶏、魚など)を用意しているものだ。炭水化物の摂取量を高めるため、ポテトなどの炭水化物豊富なメニュー(ポテトチップスはだめだ)を追加で一品注文しよう
battered, fried, deep-fried, sauteed, creamy, creamed, crumbed といった名のつくメニューを避けることで、脂質の摂取を制限すること。それよりは、steamed, grilled, stir-fried, baked, poached といったものを選ぶとよい。店の担当者に相談する場合は、「脂質抜き」とはオイルやマーガリン、バター、クリームを使用しないことであると伝えよう
“healthy” というのは低脂質を意味するわけではないので注意すること。例えばサラダは “healthy” だと思うかもしれないが、アボカドやチーズ、魚卵やクルトンを含めば高脂質となる。ドレッシングは別でオーダーするか、あるいは少量のオリーブオイルのみを合わせたバルサミコ酢にしよう
クリームソースやグレービー、ドレッシング、バター、クリームを使ったメニュー、大量のチーズを使ったメニューは避けよう。ラザニアやキャセロール、ムサカといった合わせ料理はだいたい高脂質なソースと合わせられる。なので、それよりはグリルした魚や肉、ベイクドポテト、炊いたご飯、野菜などを注文しよう。ミントソースやジェリー、フル���ツ、ムース、リンゴソースなどはどんな料理にでも合うぞ
デザートにはフルーツサラダか、フローズンヨーグルトのメレンゲかババロア、フルーツムース、プレーンのスポンジケーキ、カプチーノを選ぶこと
もしどのように調理しているのかわからなければ積極的に尋ねること
各国のレストランで具体的に注文すべきものまで指示が細���いです。よくわからない料理(特に南アフリカ料理)もありますが、わかる範囲で列挙します。
イタリアン
食べていいもの
バター抜きのイタリアパン
グリーンサラダあるいはカプレーゼ
ミネストローネ (多少のパルメザン)
イカのマリネ(marinated calamari)
パスタを選ぶなら、野菜やトマトベースのソース、あるいは赤身肉(ボロネーゼ)やチキン、クリーミーではないシーフードソースのもの
ピザを選ぶなら半分チーズ、半分野菜か果物をトッピングしているもの
デザートはイタリアンアイスクリームか新鮮な果物、カプチーノ
ダメなもの
クリーミーソースのパスタ(アルフレード、カルボナーラ) 
大量のチーズ、バジルソース、ラザニア、カネローニは脂質が多い
脂質の多い肉
チーズや脂質の多い肉が乗ったピザ
熟成肉や塩漬け肉(salted meats)、前菜のチーズ
中国/タイ/マレーシア料理
食べていいもの
炊いたご飯(steamed rice)、麺類に炒めた肉や野菜、豆腐をトッピングしたもの
チキンやエビを蒸して調理したもの
少量の油で炒めた料理をリクエストすること
透明な出汁のスープ
ダメなもの
油に注意!古い油で調理されたものや揚げ物
チャーハン
春巻き
揚げた軽食
ココナッツクリームやミルクで調理されたもの
ダック
インド料理
食べていいもの
炊いたご飯(steamed rice)を食事のベースとすること
レンズ豆
ヒヨコマメ
インドパン(チャパティ、ナンをバター抜きで) と、野菜やチキン、あるいは魚のカレー
マルガトーニ(mulligatawny)あるいはレンズ豆のスープ
デザートにはライスプディング
ダメなもの
揚げ物やバターを塗った料理(ギーやココナッツミルクで調理されたものも含む)
サモサ
揚げパン
肉のカレーや揚げ野菜
ライスや野菜の大盛は避けること
ソースは少なめに
分厚いチーズのプディングや蜂蜜のディニッシュ
メキシカン
食べていいもの
単品で頼むこと
米、ビーンズ、トルティーヤ - ファヒータがベストの選択肢
ガスパチョ(gazpacho)、ブラックビーンのスープ
デザートには果物を選ぶこと
ダメなもの
チーズ
サワークリーム
肉の脂身
コーンチップス
ナチョス
ギリシャ料理
食べていいもの
ドルマデス(dolmades)
イカの焼き物(grilled calamari)
ラムのガーリックマリネ
レモンジュース
ザジキ(tzaziki)
ハマス(hummus)
トマトソースで調理した魚
十分な量のライス
オルゾー(orzo)
ダメなもの
肉の脂身
ムサカ(moussaka)
ギリシャ風ラザニア(pastitsio)
オリーブオイルの使い過ぎには注意
卵やチーズを多く使ったキャセロール(Casseroles)
バクラヴァ(baklava)
日本料理
食べていいもの
"yaki" や "nimono" と付いた料理を選択することで脂質の摂取を調整すること。例えば "beef teriyaki" や "chicken yakitori"
"Sashimi" や "sushi"
刻み "wasabi"
豆腐料理
"miso" 汁は良い選択肢
ダメなもの
"tempura"
"agemono" や "katsu" は揚げ物を意味するので避けること
南アフリカ料理
食べていいもの
ダチョウ(ostrich)やシカ肉(venison)
ひき割りトウモロコシ(samp)や豆
粥(pap)
赤身肉のブレディー(bredies)やカレー
赤身肉のミンチ、ボーボーティ(bobotie)
Smoorsnoek
サゴプディング
生地なしのミルクタルト
パン
バタープディング
シナモンや砂糖
果物のパンケーキ
ダメなもの
パイ
サモサ
Ribbetjies
Boerewors
フリッター
Koeksisters
ファストフード
食べていいもの
サラダやチキンバーガー
ステーキサンドウィッチ(グリルした肉で) 
チャツネを添えたフィッシュバーガー
ソースはトマトソース、バーベキューソース、モンキーグランドソース 
低脂質のチーズや赤身肉を添えたベイクドポテト、チキン、マッシュルーム
サンドウィッチ、ラップ、サブ、ロール(赤身肉やチキン、カッテージチーズや魚、サラダと一緒に)
赤身肉や野菜カレー
コーンサラダや三種豆のサラダ
ダメなもの
フライドフィッシュ
チップス
ギャッツビー (gatsbies)
KFC
パイやペーストリー
キッシュ(ベーコンや大量のチーズを使用したもの)は脂質が高い 
シーザーサラダ
以上、資料の中から一般人にも参考になりそうな食事に注目して抜粋してみました。この手引きが一体どれぐらい厳守されているのかは不明ですが、基本的には脂質の摂取にかなり気をつけるよう案内されていますね。
明日はnikuyoshiさんです。
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hdif · 8 years ago
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ポンディシェリ
出張でインドはチェンナイに行ったついでに、ポンディシェリに行ってきた。
201612 Pondicherry in India
チェンナイは東南インドに位置するタミル・ナードゥ州の一都市で、20世紀終わりの1996年までマドラスと呼ばれた地域である。古くは17世紀半ばにイギリス東インド会社が貿易の拠点と定めたことからイギリスの風情が残る街並みとなっている。Clouderaのインドサポートチームはチェンナイにオフィスを構えており、今回は���製品のキャッチアップのために世界から自分を含めて5人のメンバーがチェンナイに集まって一週間のワークショップが開催された。
一方のポンディシェリはタミル・ナードゥ州に隣接するものの州からは独立しており、タミル・ナードゥ州が州首相 (Chief Minter と呼ばれる) をトップとして管轄しているのに対し、ポンディシェリはインド政府の直接管轄となっている。酒税がかからないため酒が非常に安くて有名で、国外はもちろん、国内からも飲みにやってくる旅行者でにぎわっている。
3年前初めてインドに出張したときに、同僚からこのポンディシェリをおすすめされ、いつか行ければなと思っていたのが今回ようやく一泊二日で実現した形となった。
ポンディシェリは、やはり17世紀半ばにフランス東インド会社により管轄の対象とされたことから、イギリスに統治されていたインドの大半の地域に比べて独特の雰囲気を保っている。フランスの趣を残す海岸沿いの地区は「ホワイトタウン」と呼ばれ、同僚いわく「つまりはレイシストタウン」ということらしい。
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とはいえ、海岸沿いは雰囲気のよいフランスの建物が立ち並ぶものの、少し内陸部に歩くとそこは何も変わらないインドの街並みである。
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週末を使ってAirbnbで手配した宿で、同僚と夜な夜なポーカー&テキーラにまみれ、一泊してチェンナイに戻ってきた。
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hdif · 9 years ago
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チェーザレ - 破壊の創造者
信用などしていない。奴は無意識に従っているだけだ -- ということはいずれ無意識に裏切る。意思を持たぬ者など誰が信じるか 
3巻 virtu 24 背信
ヨーロッパ人とはいったい何だ?同じ大陸にいながら、カタロニア人、バルバロイ…我々をそう呼び蔑んできた民族のことか?ふん!くだらん選民意識だな
4巻 virtu 28 継承する者
何事もほどほどということか… いや、得てしてそれが難しい
4巻 virtu 31 知と理
私はまだ父の庇護下にある子供にすぎなかった。私のやろうとしたことは善意ではない。ただの奢りだ。
10巻 virtu 89 空と海と
無知は罪なことではない。真の罪は何も学ばぬことだ。知ったつもりとなって探求を怠る。これほど愚かなことはない
10巻 virtu 89 空と海と
神は人間に迷いを与えた。だが自然には迷いというものがない。相手が誰であろうと容赦なく厳しく、時に優しく、そして美しい
10巻 virtu 89 空と海と
一度読んでもすぐ忘れてしまうほど複雑に入り組んだ物語なので、何度読み返しても面白い。12巻が出たらまた最初から読み直すことになるのだろう。
http://morning.moae.jp/lineup/19
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hdif · 9 years ago
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異文化理解力 - The Culture Map
インシアードに留学するからということで久しぶりに集まった元同僚との飲み会で話題となり、早速読んでみたのだが大変に面白かった。"一国籍が最大でも10%未満になるように学生の国籍をコントロールして" (http://singapore.keizai.biz/headline/5965/) いる世界有数のビジネススクール、インシアード��組織行動学の客員教授を務めるEric Meyer氏の著書である。
Erin氏は、かの専門家として十数年にわたり経営幹部にインタビューし、過去の様々な研究を考察した上で各国の文化の相対的な位置関係を示す見取り図を開発した。これをカルチャー・マップと呼ぶ。原題もこれがそのまま使われており、個人的には邦題よりも本書のエッセンスでもあるこの名前が気に入っている。本書は、文化の違いによって生じるビジネス上のコミュニケーションギャップを実例をもとに紹介し、カルチャー・マップと照らし合わせながらなぜそのようなギャップが発生したのかを解明する一冊である。
全八章から成る本書には、著者が見聞きした具体的なエピソードが盛りだくさんで、納得感があるものが多い。日本の事例には思わず笑ってしまうこともあるほどアジア圏、特に中国と日本の特異性については随所に指摘があり、よく研究していると感じる。海外で働く同僚にもぜひ読んでもらいたいものである。
まとめにもあるのだが、本書を元に自分の置かれている環境におけるカルチャー・マップを作成するのが有効と思われるので作成してみた。指標は八つあり、本書もこの順に様々な事例と考察が並ぶ。
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ここで非常に重要なのが、各文化の絶対的な位置を見るのではなく、二つの文化の相対的な位置関係に着目するということ。たとえばコミュニケーションの指標では、日本人が自分たちよりも韓国人を、それよりも中国人を、それよりもインド人をローコンテクストなコミュニケーションをとると感じている一方で、ローコンテクストの極みであるアメリカ人からは全員ハイコンテクストだと思われているということ。
あるいは、スケジューリングの指標では、中国人がインド人の時間感覚を柔軟だと感じる一方で、日本人、アメリカ人から見れば両者とも柔軟に過ぎると感じる、などなどである。
物差しをどこにおくかによって日本人の中でも違いが生まれそうだ。たとえば自分なんかは日本のビジネスマンの中では極端にアメリカナイズされているのだろうと感じる。つまり日本人の中ではローコンテクストを好むのだろう。しかし、ひとたびアメリカ人と比べるとハイコンテクストだと感じられるのだろうな、とうことである。
ある国の個人を、文化というひとくくりでまとめてしまっていいのだろうか?もちろん答えはNoなわけだが、ある個人の背景にある文化的コンテクストを学ぶ必要がない理由にはならないというのが本書の主張である。本書から抜粋すると、「文化の差は関係がないと思って人と接すると、自分の文化のレンズを通して相手を見ることが標準となってしまい、それをもとに判断をしたり判断を誤ったりしてしまう」ということである。これは自分も思い当たる節があって、社内、社外問わず海外の人との交渉時にはどうしても自分の物差しで相手の感情を測ってしまうことがままある。おそらく的はずれな読みも多いのだろう。そのようなときに一度立ち止まって文化的コンテクストを思い起こしてみるための本と言える。
最後に、著者の知人の母が残した言葉が印象的だったので。
「目はふたつ、耳もふたつ、でも口はひとつ。その数に応じて使いなさい」
異文化の人と交流する際は、いつもより多く目を使い、耳を使い、口を使うのは少なめに。
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hdif · 9 years ago
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柑橘類と文明 - The Land Where Lemons Grow
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柑橘類がルネッサンス期以降どのように人々の生活に根付き、貴族のコレクション欲を満たし、裕福な地主をマフィアに変貌させ、イギリス海軍をライミーと呼ばしめるに至ったかを、ヨーロッパ、特にイタリアを中心に描くノンフィクション。原題はゲーテの有名な詩の一節らしく、訳者の三木氏のあとがきで丁寧に説明されている。
http://tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1493-4.html
この原題と邦題の乖離についてはちらほらと指摘されているようだけど、個人的にはこの題名じゃないと手にとらなかっただろうし、三木氏の解説から背景含めて楽しめたのでよしとする。また、柑橘類を使用したレシピもところどころに散りばめられており、読んでるだけでよだれがでそうである。
装丁が綺麗で、表紙を外しても今にもオレンジの香りがしそうな橙色のハードカバーとなっており、スキャンするにはもったいないと思って紙で買った。
以下は適当に本文から。日本語訳もとても読みやすかった。
指のあるレモンのほか、奇形のある果物は、イタリアでは昔から、「奇妙なもの」という意味でビッザリーアと呼ばれてきた。優れた柑橘類コレクションであればあるほど、そこに含まれるビッザリーアも多かった(もっとも、柑橘類の気まぐれな生態のおかげで、コレクションは常に、本質的に不安定なものではあったが)。フィレンツェのメディチ家のコレクションがヨーロッパ随一のものであることは議論の余地がなかった。
P.24 奇妙な果実 - ルネッサンス時代のトスカーナ州の柑橘類コレクター達
彫刻家であり庭園の建築家であり技術者でもあったニッコロ・ペリコリがコジモのためにデザインした庭園には、さまざまな濃さの日陰が組み込まれていた。
P.25 奇妙な果実 - ルネッサンス時代のトスカーナ州の柑橘類コレクター達
こうした強烈な香辛料の組み合わせは、腐った肉の悪臭をごまかすためのものだった、とこれまで推測されてきたが、それは現代人の憶測だ。食の歴史の研究家は、香辛料が使われ始めた中世という時代、動物の解体処理は家に近いところで行われるのが一般的で、その肉はすぐに食されるか塩漬けにされたと指摘する。
P.53 教皇の食卓
ミカン属はもともとはとてもこぢんまりした属で、中国原産のマンダリン、マレーシアとマレー諸島に生えるブンタン、北インドのヒマラヤ山脈の斜面に育つシトロンという、広い地域に散らばったわずか三種があるだけだった
P.62 黄金の林檎 - 分類学の大混乱
オレンジはマンダリンとブンタンの交配種だし、グレープフルーツはブンタンとオレンジの交配によるもの、そしてレモンはシトロンとダイダイの交配種である。<略>数百年間にわたり、交配と突然変異によって、一般的な柑橘類の種類は世界各地でとどまるところを知らず増え続けた。オレンジだけで4000種である
P.62 黄金の林檎 - 分類学の大混乱
イスラム教徒の詩人、アブ・アル=ハサン・アリはオレンジのことを、純粋な金そのものが地上に降り注ぎ、そこで輝く球に形作られたもの、と描写している。
P.87 ヨーロッパで一番の日当たり - 「恋人たちの青白い顔のような」シチリア島のレモン
コンカドーロで採れた果物は昔からイタリア本土で売られていたが、十八世紀になると、北ヨーロッパにも輸出されるようになった。<略>十八世紀半ばになる頃には、中世まで遡るコンカドーロの土地所有権をもっていた貴族階級は、柑橘類の栽培で大きな利益をあげるようになった。<略>十八世紀が終わる頃には、柑橘類から得られる利益はほとんど想像を絶するほどになった。さまざまな出来事が重なって、レモンの栽培を一大産業に押し上げ、それがシチリア島で商業的に行われる農業の初めてのものになったのである。
P.95 ヨーロッパで一番の日当たり - 「恋人たちの青白い顔のような」シチリア島のレモン
レモン栽培の流行は、レモンの果汁、またはアグロと呼ばれる苦���濃縮液が、壊血病の予防および治療に使えるということを英国海軍が認めたことで始まった。
P.100 抗壊血病薬
マフィアという言葉は、パレルモの方言で「大胆な」「美しい」という意味の、mafiosoが語源だ。
P.108 黄金の鉢いっぱいの苦いレモン - シチリア島西海岸のとてつもない富
多額の投資が必要で回収に時間がかかるということが、地主たちを大いに神経質にさせた。<略>こういう不安感がコンカドーロのレモン農家を羽交締めにし、マフィアによる用心棒代の取り立てが始まるのに完璧な状況を作ったのだ。マフィアというのは、地域でもっとも裕福な地主だったのである。彼らは、自分の使用人に隣人の農園を見張らせ、農作業をさせ、武器を持って警備させて、隣人の利益を守った。自分の井戸を掘る金のない農家には、喜んで水を提供し、水道管を設置してやった。
P.112 黄金の鉢いっぱいの苦いレモン - シチリア島西海岸のとてつもない富
暴力が「おおっぴらに、平然と、日常的かつごく自然なこととして行われる」土地柄
P.116 黄金の鉢いっぱいの苦いレモン - シチリア島西海岸のとてつもない富
「オレンジやレモンの花の芳香が、まるで屍の匂いのように感じられるようになる」
P.117 黄金の鉢いっぱいの苦いレモン - シチリア島西海岸のとてつもない富
ヨーロッパのほとんどの国では「マーマレード」という言葉はあらゆる種類のジャムを指す一般名詞で、ほかのジャムと区別するために果物名を加えて使う。<略>オレンジのマーマレードが特別扱いされるのはイギリスだけなのだ。
P.134 シチリア島のマーマレード作り
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hdif · 9 years ago
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『WIRED』VOL.19 - 文学のイノヴェイション
http://wired.jp/magazine/vol_19/
カズオイシグロのインタビューより。
そもそも、国家の記憶とはいったいなんでしょう。それは正史として国民が教わるものであり、現代であればエンターテインメント映画などで表出されるような集合的な無意識のようなものでもあり、あるいは世代を超えて口伝えに教わるような何かでもあります。そして、それが意図的にある方向付けをされることで、人びとが戦争へと向かっていくようなことが起こります。
記憶の曖昧さ、不合理さ、そのリアリティを、ことばは、むしろ映像よりも的確に捉えることができるように思います
世界とつながっていることの、すべてがいいとは言えないように、いまは感じています。ことばというバリア���、何かを守っているのです
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hdif · 10 years ago
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OSX(10.9.5)のVimでScalaのシンタックスハイライト
Derek Wyatt氏が素晴らしいパッケージを公開してくれているので、READMEにあるコマンド一発で完了  https://github.com/derekwyatt/vim-scala
mkdir -p ~/.vim/{ftdetect,indent,syntax} && for d in ftdetect indent syntax ; do wget --no-check-certificate -O ~/.vim/$d/scala.vim https://raw.githubusercontent.com/derekwyatt/vim-scala/master/$d/scala.vim; done
このあとYosemiteにアップグレードしたけど問題なく使えてる。
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hdif · 10 years ago
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日本国最後の帰還兵 深谷善治とその家族
第二次世界大戦中から戦後にかけて日本軍のスパイとして中国で活動を続けた深谷氏とその家族の物語を、次男の敏雄氏が綴った一冊。
国際法によると、降伏後に軍を守る活動に従事することは違反であるらしく、戦中の活動以上に命懸けの任務だったそうだ。FBI秘録でもスパイ活動に触れる局面が多々あったが、比べ物にならないレベルのリアリティと悲惨なストーリーだった。
昭和十五年に、氏はスパイとしての活動を開始する。
十二月末、憲兵隊長K中佐から極秘の特殊任務を受けた。世間の目を逸らすため、憲兵手帳、軍中国の身分証を所持し、上海を拠点に活動を展開した。 それ移行、憲兵の制服をきることはなく、「大岡山」という名前で中国人の商人に成りすまし、中国の身分証を所持し、上海を拠点に活動を展開した。
当時のK隊長が後ほど週刊誌に語ったところによると、
「(略)カモフラージュのため憲兵隊を除隊したことにして居留民に偽装させ、上海の参謀と秘密で連絡すべく指示しました」 (略) 「一居留民としてフランス租界での情報収集ですが、そればかりでなくて方面軍の参謀の命令で”辺区銀行券”を偽造しては、綿花や食糧を大量に買いつけ、中国共産党支配下の貨幣相場を混乱させる役割を要求されていた」
この間、日本の家族とは直接の連絡も通信も行えなかったそうだ。また、特殊工作のため、人相を変える技術もあった模様。
人相を変えるために、入れ歯(特殊なマウスピース)を作った。それを入れると、昨日までそばで一緒に仕事をしてきた憲兵さえも、私だと見破ることが不可能になった。
また、いつ誰に密告されるかわからない状況において、日々の活動も神経質にならざるをえなかったエピソード。
日本と中国では生活習慣が異なることにも最新の注意を払わねばならなかった。例えばあいさつの時、日本人が当たり前のようにするお辞儀を中国人はしない。また、中国人はタオルを湯か水に浸してそれで顔を洗うが、日本人は手で掬った水を顔につけて洗い、乾いたタオルで顔を拭く。
些細なことが命取りになる状況下とはいえ、これほどの繊細な認識をもっていた深谷氏は本当に優秀な人材だったんだろうなと想像できる。
中国女性と偽装結婚をした後本格的なスパイ活動を始めた深谷氏は、戦後十三年が経った昭和三十三年、中国側親族の密告により中国公安当局に逮捕される。それ以来二十年以上にも及ぶ監獄生活を強いられたのだが、その模様は悲惨以外の何者でもない。同時に、元は偽装結婚であった中国人ご家族の悲惨な状況も綴られており読むに耐えない内容である。
日中の国交が回復した昭和五十三年、ついに深谷氏は中国政府から恩赦を与えられ釈放される。そして、中国人の家族と共に日本へ帰国したのだが、帰国後も日本政府の心ない対応や身近な人物の非情な行動など苦難は絶えない。それでも監獄生活に比べれば、、とやらである。
また、深谷氏逮捕にあたり当時の公安当局が把握していた氏のスパイ活動が三八五ページから十ページ弱にわたって紹介されるのだが、これがまた圧巻。当局も闇雲にいちゃもんをつけていただけではなく、詳細な調査が行われていたことが伺える。
というわけで、非常に面白かった。
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hdif · 10 years ago
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今日の英語
going south
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hdif · 10 years ago
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Apache Sentryで始めるアクセス制御 (Hive編)
この投稿はSpark, SQL on Hadoop etc. Advent Calendar 2014の5日目の記事です。
Apache Sentry(以下Sentry)を使えば、HiveやImpala、Cloudera Search(SolrCloudベース)を利用するユーザのアクセス制御を行うことができます。初期のバージョンではポリシーファイル(例:sentry-provider.ini)を作成して権限付与を記述する必要がありましたが、CDH5.2に含まれるSentry1.4からはRDBMSにポリシー情報を格納し、GRANT/REVOKE文を用いて定義できるようになりました(Hive/Impalaのみ)。
本エントリでは、簡単にSentryを試してみたいと思います。前提として、Cloudera Manager(以下CM)でHiveが使える環境を構築済みとします(参考: Hadoopを10分で試す)。
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SentryはAuthorization(認可)のための仕組みなので、前提としてAuthentication(認証)の仕組みが必要です。Hadoopクラスタにおける認証はKerberosが一般的でしょう。
http://hadoop.apache.org/docs/current/hadoop-project-dist/hadoop-common/SecureMode.html
今回はKerberos(KDC)のインストールを簡単に行えるkrb-bootstrapを使います。デフォルトでHADOOPというレルム名で各種セットアップを行ってくれ、以下のメッセージが表示されたら完了です。
※注 krb-bootstrapはパスワードがベタ貼りの、あくまで検証用途のスクリプトです
*** NEXT ***
KDC server is configured with realm "HADOOP". Please do the following steps here to configure KDC with a cluster managed by Cloudera Manager: http://www.cloudera.com/content/cloudera/en/documentation/core/latest/topics/cm_sg_s4_kerb_wizard.html
KDCのインストール後、Cloudera ManagerでHadoopクラスタとの連携を行います。Step 4: Enabling Kerberos Using the Wizardを参考にしてください。詳細ステップは省略しますが、ウィザード形式で簡単に連携できるようになっています(CMが用いる管理者権限をもつプリンシパルはcloudera-scm/admin@HADOOPで、パスワードはclouderaとなっています)。
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クラスタのKerberos連携が完了したので、次にSentryのセットアップです。「サービスの追加」メニューからSentryを追加しましょう。デフォルトではバックエンドのRDBMSに組み込みのPostgreSQLを使用しますが、MySQLやOracleを使用することも可能です。
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次に、Hiveサービスの設定画面からSentryサービスとの紐付けを行います。ぽちっとやるだけですが。
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※注 Sentry利用時は、HiveServer2のImpersonation(なりすまし)を無効にする必要があります
以上でSentryの基本設定は完了です。デフォルトの管理者であるhiveユーザで、beelineからHS2に接続しましょう(HiveCLIはサポートしていません)。
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> show databases; +----------------+--+ | database_name | +----------------+--+ | darsana | | default | | ingress | | secret | +----------------+--+
現在存在しているデータベースは4つです。アクセス制御のためのポリシーを定義しましょう。
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> create role admin;
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> grant all on server server1 to role admin;
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> grant role admin to group daisuke;
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> create role common;
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> grant all on database darsana to role common;
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> grant role common to group shiumachi;
adminロールを定義し、すべての作業を許可します(serverとはデータベース, テーブル/ビュー、URIを含むHiveサービス全体を論理的にまとめるエイリアスです)。adminロールはdaisukeグループに付与します。
もうひとつ、commonロールを定義し、darsanaデータベースへの操作のみすべて許可します。commonロールはshiumachiグループに付与しましょう。
ポリシー定義が終わったらdaisukeユーザでアクセスし、すべてのデータベースが見えていることを確認します。ingressデータベースに移り、portalsというテーブルも作成しましょう。
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> show databases; +----------------+--+ | database_name | +----------------+--+ | darsana | | default | | ingress | | secret | +----------------+--+
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> use ingress;
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> create table portals (address string, owner string);
一方、shiumachiユーザでhiveにアクセスしてみましょう。
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> show databases; +----------------+--+ | database_name | +----------------+--+ | darsana | | default | +----------------+--+
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> use ingress; Error: Error while compiling statement: FAILED: SemanticException No valid privileges Required privileges for this query: Server=server1->Db=ingress->Table=*->action=insert;Server=server1->Db=ingress->Table=*->action=select; (state=42000,code=40000)
0: jdbc:hive2://sentry-test.local:10000/> create database ingress; Error: Error while compiling statement: FAILED: SemanticException No valid privileges Required privileges for this query: Server=server1->action=*; (state=42000,code=40000)
もちろんingressデータベースは見えませんし使えません。また、データベースの新規作成も許可されていません。これでshiumachiに内緒でingressのデータ解析ができますね。
以上、簡単にKerberosとSentryのセットアップから、GRANT文を用いた権限の付与について紹介しました。今回は単純な権限付与のみでしたが、テーブル、ビュー、URIレベルでより細かい制御が可能です。詳細は下記リンクも参考にしてください。
Sentryを用いればImpalaも同様に制御が可能ですし、SolrCloudベースのCloudera Searchもアクセス制御が行えます。Hadoopクラスタが多くのユーザに使われる環境において非常に強力なコンポーネントとなるでしょう。
参考
Clouderaの公式ガイド: http://www.cloudera.com/content/cloudera/en/documentation/core/latest/topics/cm_sg_sentry_service.html
Apacheプロジェクトのブログ記事: https://blogs.apache.org/sentry/entry/apache_sentry_architecture_overview
IBM developerWorksのブログ記事: http://www.ibm.com/developerworks/jp/security/library/se-hadoop/
マルチテナントとセキュリティの話 http://hdif.tumblr.com/post/91326085984/at-hcj2014
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hdif · 11 years ago
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無料
無料で消費できるコンテンツの魅力の99%は「無料」の部分に過ぎない
via https://twitter.com/3_k_/status/518692924704313344
これはなかなか刺さる
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hdif · 11 years ago
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英語の誤用(英語文章ルールブック)
以前買った本を久しぶりに真面目に読んでいるのだが、4章の「小辞典:正用と誤用」が参考になったのでメモしておく。以下は章の始まりから。
この章で扱う語や表現は、悪い英語��いうより、むしろ悪い文体であって、不注意な文章にごく普通に見られるものである。
英語の形は決して固定したものではない。したがって、用法の問題に関して、私達に最終的な決定を下す立法者はいない。
この本では全体を通して「不明瞭な語を使わず簡潔に書くこと」を何よりも重要視しており、今の自分の仕事にぴったりの内容である。以下は特に気になった表現のリスト。
claim
claimを、declare(断言する)、maintain(主張する)、charge(責める)などの代わりに使ってはならない。
claimは、「(当然の権利として)要求する」、または「承認を求める」の意味である。
contact
この語は、他動詞として「・・・と連絡する」の意味に使うと、文意が不明瞭になり、もったいぶった感じになる。
これは
「連絡をつける」手段や方法が、はっきりしない
からで、代わりに
get in touch with(接触する)、look up(訪れる)、phone(電話する)、find(見つける)、meet(会う)などの動詞
で置き換えたほうが良いらしい。
currently
これは便利なのでしょっちゅう使ってしまうけれど
時が現在であることを強調する場合は、もっと正確に、時を示すべき
とのこと。at this momentなどが一例。
due to
これもよく使ってしまう。
副詞句として、through(・・・によって)、because of(・・・の理由から)、owing to(・・・のために)などの代わりに、いいかげんに使われている
そうだ。正しい用法は、attributable to(・・・に起因する)と同義とのこと。
farther, further
fartherは距離を表し、furtherは時間や量を表す場合に用いること。
get
getの過去分詞はgottenではなく、gotを用いるのが望ましい
however
「しかし」(nevertheless)の意味で、文頭にこの語を置かないこと。文頭に置かない方が役に立つ語である。
しかし、で文を始めたいは往々にして何を使えばいいのか悩む。でもそれぞれの詳しい意味を理解していないから、結局but、however、althoughに落ち着きがち。
howeverが文頭にくる場合は、in whatever way(どんな方法で・・・しても)、to whatever extent(どんな程度に・・・でも)
というニュアンスで使うとしっくりくるらしい。
kind of
something like(なにか・・のような)などの代わりに使わないこと
sort ofについても同様
less
lessは量に、fewerは数に関して使うこと
nice
意味があいまいで、いろいろな場合に使われるから、正式な文章では、できるだけ使わないこと
shall,will
正式な文章の中では、未来形として、一人称にはshallを、二人称(you)と、三人称(he, she, it)にはwillを使う。話者(書き手)が自分の未来の行為や状態に関する判断を表す決まり文句は、I shallであり、これに対して、I willの形は、話者(書き手)の決意、あるいは同意を表す
willの意味合いはbe going toとの違いでは意識していたが、shallとの比較はほとんど意識したことがなかった。次の例がまた面白い。
溺れかかった泳ぎ手は、I shall down; no one will save me!(溺れる。でも、誰も助けてくれない!)と叫び、一方、自殺者は、I will drown; no one shall save me!(溺れ死ぬんだ。誰にも助けさせないぞ!)と叫ぶ。
type
kind ofの同義語として使わないこと。
=====
ちなみに英語圏ではライティングの教科書として知られる原書は、初版が1918年に出版されており現在はパブリックドメインになっている。初版の日本語版もこちらで公開されている。
http://www.kt.rim.or.jp/~hisashim/elementsofstyle/
なお、原書の最新は4版で、日本語訳の最新版は3版。だが絶版になっており、Amazonでもかなりの高値がついている模様。以前はここまで高くなかったはずだが。
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hdif · 11 years ago
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1984
読んだとうそをついたことのある本の1位は、回答者の42%が挙げたジョージ・オーウェルの「1984年」
英国人の大半、読んでいない本も「読んだふり」=調査
昨今よく取り上げられるこの本だから、思うところはいろいろありつつも読んだ。旧訳の方。
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hdif · 11 years ago
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マルチテナントとセキュリティの話 at #hcj2014
Hadoop Conference Japan 2014で、「マルチテナント化に向けたHadoopの最新セキュリティ事情」というタイトルで講演してきました。
セキュリティと大きく括ってますが、実際にはApache SentryというHiveやImpalaで利用できる認可モジュールの紹介が半分でした。資料は以下で公開してます。
マルチテナント化に向けたHadoopの最新セキュリティ事情 #hcj2014 from Cloudera Japan
昨今のHadoop界隈は認可や監査、暗号化といったセキュリティ周りの強化(開発)が非常に活発です。にも関わらず、実際のセキュリティ関連プロダクトが話題になることは少ないのも事実です。必要とする人が限られているためだと想像しますが、Treasure Data太田さんの言葉にあるような時代において、Hadoopにおけるセキュリティは決して無視できないでしょう。Sentryは、データを誰に見せるか、誰に使わせるかを制御するためのプロダクトです(認可、Authorizationといいます)。
「データを把握してビジネスをわかっている人が自分でレポートを作れるようになる,そういう時代が本当にやってきている。ここの流れに取り残されてしまうと,Hadoopをうまく使えないというより,データを使いこなせないという事態に陥ってしまう」
日本よ,これが2014年のHadoopだ!─「Hadoop Conference Japan 2014」基調講演レポート
今回は、午前中のキーノート後の最初のセッション、しかもランチタイムという枠でした。他に講演者がいないのが功を奏したのか、事前の予想に反して多くの方にお越しいただきました。ありがとうございました。講演後もSentryに興味をもった方とちらほらとお話でき、今回の目的である(意外に知られていないであろう)Sentryの認知度を多少でも高めることには貢献できたのかなと思っています。
最後に、カンファレンス実行委員会の皆様、会場提供や後援を頂いた株式会社リクルートテクノロジーズの関係者の方々、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。
以下は参考リンクです。
(英語情報)
http://sentry.incubator.apache.org/ (Apacheの公式ページ)
https://github.com/apache/incubator-sentry (ソースコード)
http://www.cloudera.com/content/cloudera-content/cloudera-docs/CDH5/latest/CDH5-Security-Guide/cdh5sg_sentry.html (CDHでの使い方)
(日本語情報)
http://www.ibm.com/developerworks/jp/security/library/se-hadoop/ (Hadoop データのセキュリティーと Sentry)
http://hdif.tumblr.com/post/104400949099/apache-sentry-hive (Apache Sentryで始めるアクセス制御 (Hive編))
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hdif · 11 years ago
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森博嗣の道具箱
相変わらずの森博嗣節が炸裂している。
無駄なものを自身の内に抱えることが成熟であり、豊かさであり、そして、そういった豊かさに追い込まれた人間が、きっと絶望の末に「なにか新しいことをしなければ」と発想するのだと思う。でなければ、豊かになる意味がないではないか。
作業の「コツ」���多くは、この固定のしかたにあるといって良い。また、工作の中から得られるこれらの法則は、そのまま工作以外の事象にも応用ができる。
派手に動いている人が、組織を支えているのではない。じっと動かない人がどこかにいる。動かないから、なかなかその重要さは見えないだろう。
子供の僕は、「大人はなんでも知っている」と考えていたのだが、大人になってみると、「けっこう、なにも知らないでも生きていける」ことを知っただけだ。
カメラを買うときには、僕は写真機としての性能をまったくきにしない。そうではなくて、見た目の形で選んできた。カタログを見て格好が良ければ実物を見にいく。そして手に取ってみる。僕の手に馴染めば、それで決まり。レンズが幾つだとか、解像度がどうだとか、そんなことはまったく問題外だ。この評価基準は、カメラだけではなく、自動車やオーディオや、ようするに自分の近くに置きたいメカのすべてに対して共通している。
おそらく最適の讃辞とは、「よくこれを作ろうと思い立ちましたね」である。
道具や手法ではない。工夫や忍耐など、単なる道筋に過ぎない。人がものを作るときの最も大きなハードルとは、それを作る決心をすることだ。自分にそれが作れると信じることなのである。それさえ乗り越えれば、もうあとには、努力という誰にでもできる退屈なルーチンが待っているだけだ。そして、完成させることで証明されるのは、最初の決心の正しさにほかならない。
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