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最近見た映画、まとめて。
・ゲオルギー・ダネリア「不思議惑星キン・ザ・ザ」 ・ジェイソン・ライトマン「ジュノ」(ディアブロ・コーディの脚本が最高。) ・トム・ティクヴァ「パフューム」 ・フランソワ・オゾン「スイミング・プール」 ・フランソワ・オゾン「8人の女たち」 ・タンス・ブルメティス「タッチ・オブ・スパイス」
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イ・チャンドン「ペパーミント・キャンディ」
20170730 じわじわと良さがわかってくる映画。個人的な運命、を操る歴史の力、の逃れがたさ、どうしようもなく。
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通し狂言「仮名手本忠臣蔵」
20161121@国立劇場 錦之助・菊之助の勘平・おかるの道行から、菊五郎・菊之助の勘平・おかるの五段目〜六段目、吉右衛門の由良之助、雀右衛門のおかるで七段目。
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イサベル・アジェンデ『精霊たちの家』
20161116 「今にして思えば、すべてのことは偶然の所産ではなく、生まれる前からすでに定められていた運命の図式にほかならず、エステーバン・ガルシーアもその図式の一部でしかなかったのではないだろうかという気がする。たしかに歪みねじれた図にはちがいないが、すべての線はなんらかの意味を備えている。遂行されるべき一連の行為はすでに定められていた。……犬小屋の中でふと、自分はいま、それぞれの断片が収まるえきところに収まるはずのジグゾーパズルを組み立てているのだと考えた。完成するまでは不可解なものに思えたが、その一方で、もしできあがれば、それぞれの断片が意味をもち、全体としては調和のとれたものになるはずだという確信があった。ひとつひとつの断片は、ガルシーア大佐も含めて、あるがままのものとして存在理由をもっているのだ。」そして、運命の図を、その大きさのままに理解すること。 とにかく登場人物たちが魅力的。天使のような千里眼のクラーラ!彼女の透明な存在が清々しく全編を貫く縦糸のような感じ。災害、政治的不安、死が物語に暗い影を落とすときにも、クラーラが、その名前のもつ意味のまま、救いとして存在し続ける。どこまでも人間臭いエステーバン・トゥルエバは、父権的だし癇癪持ちでとってもマッチョで、決して好きなタイプじゃないと初めのうちは思う。のだけれど、儘ならないことに直面し続け、運命に翻弄され、そして老いる。彼が唯一の心の支えである孫娘アルバを救い出すために娼婦トランシト・ソトに切々と畳み掛けるように哀願するクライマックスのシーンは、最初のころの強権的・威圧的にまくしたてる姿とのコントラストで、より一層胸を打つものがある。 魅力は書きつくせないけれど、散りばめられた精霊たちやモラ三姉妹のようなマジカルな存在の醸し出す透明さや、陽光に包まれたイメージで思い出される農場ラス・トレス・マリーアスの確かさなどもまた、この小説を豊かなものにしている。
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