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きっと不特定多数の、世の中の大半の、普通の人ってやつにはなりきれなくて。 結局いつだって自尊心ばかりが高くて、そのくせ人に勝るものなんて特に持ち合わせてなんかない。無駄にこだわって変わってて気位だけ先行したただの独り善がり、我儘、或いは傲慢。 気に入らない。 たぶん、実際にはその程度のことで、でもなんか引くに引けない。引けないから当たり散らす。 要するに、まだまだ俺はガキ。 たった一言、俺が「いいよ」なんつって笑い流せれば済む話まで大きくしちゃうんだよな。わかってんだよ、本当はさ。でもそのときは思いついたことが先走るからなかなか上手く感情をコントロール出来ないんだって、こんなの言い訳なんだけど。 ハイ、反省してます。
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お前の言葉を借りるならきっと 「好きなだけじゃダメなんだ」 恋愛っつうものは。 恋愛中は一種の麻薬みたいな効果のもと、麻痺した感覚に支配されがちだ。嫌いなところまで愛おしく感じたり、普通に考えればありえない無理まで強いたり受け入れたり。 これだけ骨抜き状態になるってのに、結局、その好きだけじゃダメなんだって根拠はーーー。 だって、恋は人を傲慢にするだろ? 少なくとも俺はこの恋を始めてから我儘を重ねた。自分でも自覚せざるを得ないほどに明らかに。 好きだからって何でも許されるなんてことはなくて、だから嫌いなところも苦手なところもやっぱりあって、99の嫌いを超えるだけの1という好きもあって。 「好きなだけじゃダメなんだ」 痛感してる。 でも、ダメだけど。 「愛さえあれば大丈夫だから」 好きなだけじゃダメだけど、愛があるから乗り越えていけると感じる今は。 俺と生きること、無理してないですか? 一年前に重なった想いと、今の想いは同じだろうかと振り返るたびに思う。いや、想う。 涙を流して俺を受け入れてくれた一年前の4月3日。夜中だった。 もう恋なんてしないんだと思っていたお前が、俺を受け入れてくれた瞬間の感動と胸の高鳴りを、俺は今でも覚えてるよ。最初から三角関係を抱えて、悩んだり、恋人として初めて人を牽制したり、慌ただしかった春。そのあとのすれ違い。その果ての浮気。第三者の介入に別れを予感した夏、あのとき俺が諦めていたら、お前の手を離すことを受け入れていたら、きっと後悔だらけだったんだろう。初めて占いに頼ったり、当たり前が砕けた瞬間に俺の日常さえ崩壊して。でもお前は、あんなに弱虫のお前が、たくさんの罪を一緒に犯してくれた。公衆電話から毎日かかってきた電話、いつ切れてしまうかさえお互いにわからない赤い糸。そして乗り越えた秋には、またぎこちない手を繋いで新しい一歩を共に歩き出して。おざなりになり始めた冬にはあまりいい思い出がない。忙しさを理由に距離が開いていく感覚を毎日味わいながら、実質の距離より心の距離を感じながら通年のことながら喧嘩も絶えず、お互いに寝不足必至。 そして、新しい春。 11ヶ月目の記念日の夜、俺が倒れた。 お前にとっての当たり前が砕けた。それがお前にどんな影響を与えるのかなんて、俺にはわからなかったし、大したことないんだと思ってた。俺が居なくてもお前は平気なんだろうっつう考えが過ぎるほどには、きっちり冬のツケが回りきってて、しっかり心に距離が出来てた。 泣くなんて、思わなかったんだ。 お前が。俺が居ないことに。まさか、嘘だろ?って。 何度も俺の名前を呼んでは泣いて、音声という応えがないことを悲しんで、寂しいと言った。 十日以上、そんな毎日が続いて、それでもお前は何も変わらずに居てくれた。 一年という時間をかけて、ようやく辿り着いた答えは 「愛さえあれば大丈夫だから」 好きなだけじゃいつも失敗した。お前の我慢の上に胡座をかいて我儘を重ね、何をしても好きだからって理由で全て貫こうとして泣かせて。 何かあれば疑うことも忘れなかった。 俺は愛されてんのかって。 でも、俺も気付いたんだ。 ちゃんと愛されていたこと。 ちゃんと泣いてくれる人が居たこと。 この愛さえあれば、もう大丈夫だと。 数々の思い出が、笑顔に満ちた楽しいものばかりじゃなくて。他の誰にこんな波瀾万丈な恋愛が出来るものかってくらいの試練を乗り越えてきた俺達だけど。 いつも我慢を重ねてきたお前は、今俺と生きる道を選んだこと、後悔していませんか? お前も、俺の愛さえあれば大丈夫だと言ってくれるんだろうか。 俺は完璧じゃない。 愛した分だけ愛されたいと願ってしまう欲深さは出会った頃から変わらずに健在で。でもそれは好きな相手にだから感じるもんだと言い訳ばかり用意周到で。 付き合い始めた頃は完璧だったってお前は俺を評価してたけど、あの頃から心の中にはこんな欲張りな俺が息を潜めていたんだぞ、と、まあ俺は思っているわけで。 最初は完璧だったんだ。 俺の計画も。 告白から始まり、自分好みにお前を変えていくことも、ある程度は計算されててさ。 どこから狂ったんだろう? 気付けば計画なんて崩壊してて、身も心も骨抜きにされていたのは俺の方だった。 やりたい放題に過ごしてきた一年を通しても、やっぱり俺にはお前しかありえなくてさ、もうダメだと思うたびにそれを超える愛おしさが俺を襲うんだ。 今日を精一杯愛して、また明日なって時間を重ねるたびに、それが未来を作ってきた。 共に歩んでいける明日をくれたのはお前だから、明日もまた隣にはお前が居るから。 「好きなだけじゃダメなんだ」 努力なくして上手くいくなんて言えるほどに、俺達は完璧に息の合ったカップルなんかじゃないんだから。 でも、この愛を今日も信じていこう。 伝えてくれる愛を、素直に感じられる男に、俺は変わっていこう。 今日も、俺はお前を愛してるよ。
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もう、離さねえから。 離した覚えはないんすけどね。だけど、お前が必要としてあんなに泣いてくれたことに今でも興奮を覚えてて、居場所が明確になった気がして、だから離すまいと思った。 俺の身体がこんなじゃなければ、もっと毎日笑い合えたし泣かせなかったのかもしれねえけど、もう治ったし、これからは占いでテンション上げちゃうような可愛いお前と幸せを増やせる日々を作っていくから。 明日はある。そう、俺達は同じ明日を生きる。
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心配をかけることは申し訳ないと思いつつも、こんな俺のために泣いてくれるコイツはなんてなんてなんて愛おしいんだと溺愛も程々にしとけよってくらい今日は愛を叫びたい気分なわけで。非常に俺らしくないのはわかってんだけども。 つうわけで、三日にめでたくまたひとつ記念日を迎えた矢先の俺が倒れる事態。「大したことないって」とか誤魔化し誤魔化しやってきたものがドパーンと溢れ出たかのような感じであれよあれよと管ばっか繋がれて検査のオンパレードの上泊まっていけと。 いやいやいや。俺さ、コイツが居ないと眠れないんですけど?とか思いつつ、そんなこと言えないつうか聞き届けられないっつうか。 …ああ、もうね、はい、わかりました。 けど、それでも声聞きたいってわがままを叶えてCASしてくれて、そこで涙を流す俺の恋人はマジで…。こんなときでも愛おしい。 サクッと元気になるからもうちょっと待ってて。寂しい思いはお互い最小限になるように帰るからさ。 あー。今日も愛してる。愛してるよ。
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夏にやり取りしたときぶりに手紙を書いた。 夏以降にも何かを送ることあったけど、手紙までつけなかったからマジで久しぶりだったし、現代社会でサイン以外にペンを使うことも現代っ子の俺には久しぶりだったから何度か書き直してたのはここだけの話し。 完全にやりきった感を醸し出して今完了。明日にでも出しに行くとして、今回も手紙よりメインに送るものがあったから梱包。俺さ、梱包好きなんだよね。如何にこの中に上手く仕舞い込むかとか綺麗並べるかとかどれだけの容量を確保出来るかとか。思ってた以上には出来た、と思う。当初の予定より荷物増えたのに全部いけたかんね、うえーい。 開けたときにどんな顔してくれんのか楽しみにして、とりあえず明日。郵便局。
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朝、まだ覚醒しきったとは言い難い段階で電車に飛び乗った俺はサラリーマンでごった返した駅で降りて現場まで歩くのが最近の日課なんだけど、この駅はマジでサラリーマンだらけなわけよ。大きな企業のビルやホテルやテレビ局が建ち並ぶオフィス街ってやつだから。 駅のエスカレーターや階段にも人がひしめき合っててこれを抜けるのも流れに身を任せるしかないほどだっつうのに、今朝は膝裏に一瞬違和感を感じてその直後、俺は階段脇に崩れ落ちた。 振り返るとこっちを見て笑う小学生。何人かでってわけじゃなく、小綺麗で意志の強そうな母親らしき女性と一緒の所謂おぼっちゃまみたいな子、ひとり。母親は絶対に気付いてないんだけど、俺にはわかる。コイツが犯人。 マジかよ!今の小学生って見ず知らずの人にも膝カックンとかやる時代?とか思ってたら斜め隣のサラリーマンが被害に。うん、確定。 この駅に限らずだけど、特にこの駅は混雑する部類の駅でしかも人が押し寄せる階段。俺の転び方次第じゃ、ドミノ倒しになってたかもしれないわけじゃん?善悪の判断がつかない年齢でもないんだろうになんてやつ。子供だから仕方ないね、なんて甘いこと言えませんよ、ええ。 あー。朝から気分悪かった。 ここまでの経緯を中島に話したら笑いやがった。笑わすなとか言われたんだけど俺が何かしましたか?あとでたっぷり懲らしめてやろうと思います。まる。
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嫉妬とか憤りとか、ストレートに顔にも声にも態度にも出る俺はすげえ嫌なやつに成り下がるときがあるんだけど。 今朝方は不機嫌通り越して目が死んでるわ思考回路が爆発済みだわ眠れないわでマックスに限界振り切ってた俺。原因は夜中に切れた電話とそれに気付かない鈍感爆睡男と電話中の些細なことに対する後付けのイライラだったんだけどさ、うん。腹立ち具合が凄過ぎて自分でもこの調子じゃ眠れずに仕事かよってとこまできてたから朝連絡きたらどんな会話すりゃいいんだとかまた喧嘩になるのかとかいろいろ憂鬱だったわけよ。 でも、実際は想像してたよりは早い連絡に拍子抜けしたり、そのあとイライラしていた俺をあの場では最善の方法でもてなしてくれたあたりが予想外過ぎた。つまりちょっとびっくりしたわけで。 引っ込みのつかなくなった怒りはそれなりにぶつけはしたけど、ここまでしてくれるなら許さないといけないんだろうみたいな。何かに誘導されてる気分ではあったけど、じゃあ仲直りしませんなんて言える空気でもない。普段よりずっと責任感じてるのも伝わるから折れないといけないのは俺。でも引っ込みがつかない。 こういうときに、プライドの高さが邪魔するから自分の生き方の下手くそさに溜息を吐くんだけど。大したプライドでもないことは百も承知でそれに縋り付いて生きてる自分がちっぽけに見えたりもする。こと恋愛においては。 「俺は不器用だから」 なんて言葉はただの言い訳に過ぎないし、その言い訳に誰か相手を振り回すのは頂けない。そんなことはわかってるから変わりたいと願うし変わらなくちゃと努力もするけど、染み付いた思考や習慣はすぐには変わらないのも事実。 許すという行為に対する抵抗の度合いには自分でもマジでドン引きレベルにやばい。 「ごめんなさい」 何度も聞いた。俺が許せば済むのに、その一言が出ないから、何度も言わせた。そしてその度に俺自身が少し苦しくなる。 引っ込みもつかないまま、結局捨て台詞のように吐き捨てた「どうせ俺が許さないといけないんだろ」という言葉が何より自分に突き刺さったのは言うまでもない。 許したい。でも、まだ何かもやもやとする。 そんな感情と戦いながらそんな言葉しか返せない俺に、それでも聞こえた「ありがとう」の一言。いや、一度切りでなく何度も聞こえた。 ああ、勝てない、と思う。 鷲掴みにされた俺の心臓が早鐘を打ち始めた。不器用なんて言葉では補えないほどの毒の強い俺の心をここまで掴めるコイツは。コイツには。多分、俺は絶対に勝てない。 眠気マックスでそろそろやばいって頃、そう時刻は朝7時過ぎ。 コイツの「ありがとう」に素直に「ごめん」が言えない俺は心の中で何度も呟いてた。 (俺こそ、ありがとう) 最後まで言葉に出来ずに、でも何か伝えたくて、不安なままの心細さの中に置いておくのはどうしても嫌で、でも引っ込みのつかない俺のささやかな自分への抵抗。 「愛してる」 その言葉に、電話の向こうが少し震えた。 「愛してるよ」 今にも泣きそうな、嬉しそうな、その声を聞いてからの記憶はプツリと途切れた。 ああ、俺は落ちた。 夢の中へも、愛の中へも。
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喧嘩なんて呼べるほどの大した理由もない、憶測だけの喧嘩っつうのはふたりの間ではよくある話だ。 この一年の半分は大袈裟じゃなく喧嘩して過ごしたんじゃねえのって思うほど、まあ喧嘩の絶えないふたり。しかも大半はすぐに忘れてしまうようなどうでもいいほど小さなことをきっかけに始まって、忘れられないほど大きな問題にしちゃうのが俺達だったりすんだけど。 それでも、コツコツ積み重ねた一年のこの実績のおかげで誰かさんはすっかり凹み易くなったり不安に陥り易くなったりしてさ、あいつの不器用さが何倍増しにもなっていってる気がする。のはきっと俺だけではあるまい。 けど。どんなに傷付けたり傷付けられたりしても俺が曲げたくないのは、そんなあいつを受け入れていくことで。愛し抜くってことで。俺のために不器用になったり弱くなったりしたっていうならその責任は俺にもある。受け入れて「大丈夫だから」と請け合うのは俺の役目だと思ってる。そんなことが出来るのも、権利を持ってるのも俺だけだから。 以前といっても結構昔。俺達を見て「理想のカップル」と言ってくれた人が居たらしいけど、人には話せないほどに醜い喧嘩もしてるし、思い出したくないほどにやばい修羅場も乗り越えて、涙なくしては語れないほどの歴史を重ねてきたから今がある。見た目だけ誰かの理想になるならそれはそれできっといいんだろうけど、真実なんて蓋を開ければみんな同じなんだと思うわけよ。普通のカップルと何も変わらない、いろんな経験積んで今がある。すげえ仲良しとか喧嘩しなさそうとか、そんなことはまずもってねえから。 嫌いなところもあって当然。理解出来ないことも、変わりたくても変わらないところも、多分お互いあるんだろう。それでも好きだと思える部分があって、何かしてやりたいとか愛おしいとか思える今があることがすべての答えに繋がってるんだと、まあ俺は思うんだよね、うん。どれだけ許せるかって言えばかなり上から目線な気もするけど、つまりそういうこと。もちろんどちらかが優位に立つんじゃなくお互い同じ立場で、その都度その都度、相手を許容出来るのか出来ないのか。
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