junmonochrome-blog

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モノクロには色がないというが、本当にそうなんだろうか？

色即是空 空即是色 見る人それぞれが、各々の色で染めればいい。

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nikon FE ai 24mm f/2.8 tri-X400 SS1/90 f/8 駅のホームっていいよね。 1980年代後半から1990年代にかけての己の気持ちを思い出した・・・。 ・・・思い出させられた気がした。

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nikon FE ai 24mm f/2.8 kodak TRI-X400. 数年前に買って休眠中だったnikonFEを持ち出し、バスで駅に行った。 学生時代は、オートフォーカスも出たばかり。まして、デジタルなんてなかった。今から思えば、写真なんて面倒なことばかり。しかし、それが当たり前。 時が流れ、写真も撮らなくなった。忘れてしまっていた。 ある日、奴からの電話。曰く、デジカメやってみないか？ 中古のデジカメとレンズを買って、シャッターを切った。 写真を撮る事を思い出した。 それからデジカメになった。震災もあった。いろいろあった。 写真を撮ったり撮らなかったり。 写真館の中古の棚でnikonFEを見つけた。付属していた50mmのレンズ。 AFが当たり前になって、マニュアルフォーカスが面倒且つ自信が無くなっていた。手動のピントにも慣れてきた。 眠っていたFEを手にとって、しばらく遊んでいた。 ファインダーを覗き、フォーカスリングを廻した。 思い立って、モノクロネガフィルムを買った。 駅へ向かい、入場券を買ってホームへ。 4～5回シャッターを切る。腕に伝わるカメラの重さと鼻先にシボ革の感触。 唐突に蘇る。自分の中の写真。学生だった頃は、フィルムの現像も引き伸ばしも自分だったなぁ。 シャッターを切ってすぐに写真が確認できる。これは重要な事だが。不便さも写真撮影なんだ。枚数制限による緊張感。露出を決める緊張感。 フォーカスリングを廻す緊張感。緊張まみれ。 これが写真が上がった後の開放感。失敗の落胆。全部ひっくるめて写真。

あの頃を思い出した。 ああ神様、オレにFM3Aを下さい。すごく程度いいやつ。