Tumgik
kurenai-rosei · 3 years
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『え』(過去作)
※2013年ごろに書いた作品だった気がします。
「この後、あいてませんか?」
 私は小さく驚きの声を上げた。生まれて初めての体験だ。本当に、この世にはこんなセリフがあったのだ。そして、こんな声をかけられる機会が、自分にもめぐってくるのだ。わからないものである。目にかかった髪を薬指で払う。
「まあ、今日は予定も立てていませんし、あいてはいますけど」
 今日は、というよりここにいる間の予定など全く立てていないのだが。傍の道路を、車がビュンビュンと飛ばしていくのが、視界の端でちらつく。
「じゃあこの辺り、案内させてください。露木さんも久々でしょうし。お邪魔でなければですが」
 悪気のない、人のよさそうな笑顔で彼は言った。別段私に断る理由がなくとも、断ろうと思えば断れるのだろう。しかし、断る気がない自分も確かに存在していた。白く皺のない調理服の襟と、黒くすっきりとしている前掛けへ目線を行ったり来たりさせながら、私はたくさんのことを考える、フリをしばらくしていた。そうしている間も、彼は体の後ろで手を組んでにこやかに私の返答を待っている。その姿が私には、結構効いた。自分が嫌いになる気も同時にしたけれど、このホテルは当たりだったとさえ思った。
  オーシャンフロントの、いいホテルがとれた。私が住んでいたころには無かった建物である。ホームページで見る限りでは、内装は旅館に近いようで、のんびり一人旅するにはよさそうだ。色が濃く、幅の広い砂浜の画像を見るだけでも、小さいころの記憶がよみがえる。小学校を出るまでは、よくこの海に出て遊んだものだ。思い出した父母の顔も、ずいぶん若々しい。髪形や服装は、ちょっと古臭いけど。
 今はもう、私も両親もあちらを離れて暮らしているから、帰省とは言えないかもしれないが、一度くらいは帰ろうと思っていた。前に計画したときには、機会を逃してしまったし。しかし、考えてみれば一人旅などほとんど初めてである。気分よく荷造りなどしているときにやっとそんなことに思い当たった。
ホテルに着いた時には、昼はとうに過ぎていた。ムラのない青空の真ん中に、黄色い太陽が地面に熱を落としている。生垣のわきを通って、自動ドアをくぐる。外のうだるような暑さとは打って変わって、ホテルに入ると寒いくらいにクーラーが効いていた。ロビーにある大きな窓の向こうには、手前にアスファルトの一本道、その奥には堤防越のビーチと海がどこまでも広がっていて、砂浜にはもうすでにかなりの人がいた。その様子は、昔とあまり変わらない。
「あの、予約していた露木です」
 フロントへ声をかける。汗をかいていた体が冷えてゆくのが心地いい。手荷物をゆっくりカーペットの上に置いた。その間に、フロントの若い男性から部屋の準備がまだであることを告げられた。チェックインは午後四時かららしい。
「え、ああ、はい」
 と、意味もなく相槌を打つ。そういえば、私はこちらに来て何をするのか全然考えていなかった。ホテルでぼーっとビーチでも眺めるつもりだったのだろうか。声を漏らしたこともあって、冷えたはずの顔が勝手に火照る。
「お荷物だけなら、こちらでお預かりできますが」
 ふと、足元に置いたネイビーのボストンバッグを見る。スカスカなはずだが、その割に重い。持ち手はねじれてボタンが外れている。
「いえ、大丈夫です。軽いですから」
 四時ごろまた来ます、と言って私はバッグを持ち上げた。フロントの発した素っ頓狂な声を背に、私はまた日差しの下へと出て行った。向かう場所は、とりあえず決めた。バッグ、やっぱり重い。
 ホテルから一番近いバス停に向かっていると、もうバスが到着しようとしていた。小走りでそこへ向かう。カンカン照りの歩道を行くと、潮風が緩く吹き抜けて、私の周りの空気を入れ替えた。この鼻をつくしょっぱい匂いも久々だ。バス越しに見えるのは、青々とした木が茂っている島。ターコイズの海から突き出るようにあるその島には、ぴんと張った糸のような橋が架かっている。またその向こうには美しい三角の、霞がかった山も見える。
バスへ乗り込むと、ビーチの反対側へ向かう便だからか、二、三人が座っているだけだった。後ろの方の席に座り、バッグを通路側の席へ置く。ドアが閉まり、車内アナウンスが次の停留所を告げる。目的地はそのもう少し先だ。出発したバスの揺れを体で受け止めながら、窓の外に目をやると、人々が砂浜で寝そべったり走り回ったり、海に出ているのが見える。潮で薄ら汚れたガラスを通して見ると、それが遠くにあるように感じてしまって、早く戻ってきたくてたまらなくなった。
 二十分ほどバスに揺られると、住宅が立ち並ぶ一帯にある停留所に着いた。運賃を機械に流し込み、側溝と歩道の間に降り立った。右手には、ボストンバッグの持ち手が食い込んでいる。目線を上げた先は、懐かしい道だ。重たい体でそこをゆっくりと歩く。夏の海の湿り気を含んだ空気も、少し離れた海から漂う砂の匂いも、褪せた色の屋根とアンテナのあみだくじみたいな光景も、記憶とぴったり合っていく。次の角を曲がれば、三軒ずつ家が両脇に並んでいて、一本道をはさんで左手にはクリーニング屋があるはず。そしてそのクリーニング屋の斜向かいに、私が育った家がある。当然、今はもう別の人が住んでいるだろうが、せっかくここまで来たのだから、見ておいてもいいだろうと思った。
 角にたどり着き、曲がる。目線の先には茶色い壁が断続的に続いている。その先には、できるだけ目をやらないようにしていた。しかし、でも、やっぱり見えてしまう。見たことのない景色には、自然と意識が向いてしまうのだ。私の家があったはずの場所にはもう、見慣れた白壁も木の門扉もコンクリート塀も犬を飼っていた小さい庭も、何一つ見えない。二階建てという共通点だけを残して、すらりと建っている空色の家が二軒、そこにはあった。
踵を返す。サンダルの下で、砂がつぶれる音がした。私がバスでここまで来てしたことは、それだけだった。
 近くにあったそば屋に入って、ざるそばを食べた。空いた店内の端の四人席に一人座って、ぼーっと、ただただ麺をつゆにつけて、口へ運んだ。おいしいけど、しょっぱい。
 店を出て、時間を確認すると、二時半になろうとしていた。まだ全然時間が経っていない。考えた末、結局私はバスに乗って旅館に帰ることにした。本当に、何をしに来たのだか、わからない。
 ホテルの入口まで帰ってくると、あの大きな窓越しにこちらを窺う男性が目に付いた。すると私を待っていたかのようにこちらへ歩いてきた。自動ドアが開き、歩きながら男性が口を開く。
「どうも。失礼ですが、露木様はこちらのご出身でしょうか?」
 板前服を着たその男性は私と同じくらいの歳、三十歳そこそこと言ったところだろうか。低い声とおずおずとした物腰に、個人的な既視感を覚えたが、その男に対してではない。
「いえ、出身ではないですけど、だいぶ昔に住んではいました」
 言うと、男は途端に調子づいた声になった。
「じゃあ間違いなさそうですね。小学校は……」
と、聞き覚えのある学校の名をすらすらと言った。確かに、私が当時通っていた学校である。そのことを告げると、
「よかった。珍しい苗字なんで、そうじゃないかと思って。声かけて正解でした。僕、金子っていうんですが、覚えてませんか?」
 名前自体には、確かに聞き覚え、というか小学校の教室のどこかで見た覚えがあるような気がする。何年の時の先生だとか、組だとかを互いに照合する。
「ああ、なんとなく思い出したような」
「そりゃよかった。あの、それでですね……」
  到着した時よりも、少し曇った空の下、それと同じような色をした石畳の歩道を踏みしめて歩く。暑さも少しはましにはなったのだろうが、鼻の頭にじんわりと汗が浮いてくるのがわかる。バッグは相変わらず右手に持ったままだ。ホテルに預けるのも、金子に持ってもらうのも断った。堤防を越えて聞こえてくる波の音と喧騒が左耳を打っていることに意識を向けると、その暑さも少しは和らぐ。
「じゃあもうほんとに小学校卒業以来になりますか」
 金子は調理着から私服に着替えている。出勤時に着てきたのであろう、Tシャツと短パン姿である。案内するとは言っていたが、今のところホテル前とは反対側の歩道を二人で歩いて海を眺めているだけである。
「そうなりますね」
 小学校���業以来、確かにここには訪れてはいない。訪れようとしたことは、何度かあったのだが。
「じゃあ、お懐かしいでしょう、昔よりは小ぎれいになってはいますけど」
 金子が、はは、と低く笑った声に、さざ波が重なる。
「ええ、ほんとに。海を見るのだって久々ですし」
私が住んでいたころより、高い建物が増えたことは予想していたが、実際来てみるとやはりずいぶんと様子が変わっている。なんというか、潮風に当てられて錆びた感じがしなくなった。
「島の方へはもう行かれましたか?」
「いえ……」
 島。あの海上に浮かんでいる小さな島には、実はあまり行ったことがない。かつてこちらへ移り住んできた初めのころに、家族で行ったきりだ。そのこともあって、以前来ようと計画していた時に、一番楽しみにしていた場所でもあった。一度行った時はすでにシーズンは過ぎており、島の中で開いている店も少なかったが、そこから見る海岸線は、今でも覚えている。人のいない黒い砂浜が帯になって、潮でさらに濃くなった砂が白波をせき止めて、その上に空を支える柱のように建物が連なっていた。
「じゃあどうです、車、出せますよ」
 突然の申し出は、彼の得意技なのだろうか。驚きつつも、私は自分でも意外なくらいにあっさりと頷いていた。
  助手席に座る私の眼前には黒いワンボックスカーと、その陰から見える島の木々が、フロントガラスに描かれているだけである。上空から見れば、色とりどりのタイルが白く縁どられて一列に長く伸びているのだろうが。
「すみません、夏休みなのをすっかり……」
「あ、いえ、大丈夫ですよ」
 島へ向かうには、海上にかかる一本橋を車で行くか、脇の歩道を歩くしかない。普段なら当然車で行くのが早いのだが、今はお盆の時期にあたる。海がメインの観光地には当然交通量も多く、この暑さの中、徒歩で島に向かうには相当の体力が必要になる。しばらくはこの渋滞の波に身をゆだねるしかなさそうだ。
「結構かかりそうだなぁ」
 タバコの臭いを消そうとする、消臭剤の頭の痛くなるようなハーブの香りが、寄りかかった座席にまでしみ込んでいる。他人の車に乗った時の臭いの違いというものは、体臭にちょっと似ている気がする。
二の腕のあたりにずっと当たっていたエアコンの冷気を、窓の方に向けた。それを見ていたのだろう、金子が空調の温度を上げ、その動作と一緒に、また口を開く。
「露木さん、今は、お一人で?」
「ええ、まあ」
 金子のほうを見ると、いたって静かな顔をしている。短い前髪の下にある柔らかそうな眉はピクリとも動かない。視線をずらして、後部座席に置いてあるボストンバッグを視界に入れると、少し目頭がきゅっとなる。さっきまで当たっていた冷風のせいか。
「少し前に、いろいろと」
 出来事は、一つだけだけど。ここに来ようという予定は、そのせいで崩れた。今度は反対側の窓のほうを見る。歩道の白い手すりの向こうに見えるのは、少しだけ薄墨を塗ったようにくすんでいる黒い砂浜。記憶にある海岸線とほとんど同じように弧を描いて、青い海を抱いている。
「すみません」
 金子は同じ顔のままそう返した。耳に入ったその言葉が何の意味も持たないように、こちらもすまし顔でいようと思った。
「いえ」
 窓越しに見るこの景色は、なんだか自分の目を通して見ている気がしない。時間も思いも取り出せないまま、上から自分で塗った、勝手に想った事や気にしたことだけが見えている気がする。残してきたと思っていた物は、層の下の方に埋もれたままなのだ。
「金子さん」
 もう一度金子のほうを見て、声をかける。応じるように、彼もこちらをみて、少し笑う。目元の控えめな感じは嫌いじゃない。金子越しに、暗い雲間から覗く陽光が海を���らしているのが見える。夏休みが混んでいることくらい、私だって知っているのだ。
「はい」
「島、やっぱいいです、今度一人で行きます」
「え」
運転席と助手席の間から手を伸ばして、バッグを引っ掴む。少し進みだした車の流れに、彼はあわてている。私は構わずドアを開けて、外の熱気と入れ替わるように車を出た。きっともうじき、後ろからクラクションが鳴る。その前に。
「バッグ、ホテルに預けてきます」
 ほっとけ、てめえ、と言う風に、ドアを強く閉めた。
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kurenai-rosei · 3 years
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2021年の方針発表会したやつの内容覚書
※2021/01/04に行った方針発表会の内容をざっくり書いたやつになります。
自分の覚書のため、また皆さんへの決意表明としてここに残しております。
いえい!!
以下原稿そのまま
・2020年までの
『我々について』
・2021年のスローガン
『「何者か」になろう』
・定期配信終了とその後。
『コンテンツをもうちょい絞ろう』
・アカスーペリアと紅井路星。
『「戦う場所」を決めよう』
・おわりに
『すべては心残りをなくすために』
ではまず1つ目2020年までの我々なんですが、2018年9月から活動を開始して今年で丸二年、3年目に突入と。もう成長早目の赤ちゃんやったらおむつ取れてるくらいの月日を過ごしてきたわけですけれども、何をやってきたかと言いますと、今のように生配信ばっかりする予定はなく、動画投稿から始まり、ゲーム実況動画を作ってといったような形態を想定しておりました。
ただある時期から他のVさんとの交流が増えたのをきっかけに配信が中心になってきて、定期配信が始まり、途中半分休止状態が挟まりながらもまあ週一回、何かしらの配信を行いますよという感じで続けてまいりました。ないようはまちまちですけども。また、現在では紅井路星での活動が中心になっています。正直子の姿のほうがしゃべりやすいし気楽なので。アカスーペリアのほうがまだハキハキしてて好きなんですけどね。
ただまあ実際アカスーペリアの影が薄くなってきた背景にはこんな理由があります。
まずそもそも使いづらい。これはまあのちでも述べますけども、変身してどうするみたいなのがふわっとしたままここまで来ちゃったというか、そういうのですね。次に、2年間ずっとキャラが定まっていない。まあ同じ感じですね。これと関連して、周りにヒーローとして扱ってもらっても、返しを用意していないから怖い。というのがあります。キャラが定まっていないので、「普段何と戦ってるんですか」みたいな感じで気を使っていただいても返しがすげーあいまいっていう軽い事故を起こしてしまっています。そしてこれが一番自分の中では大きいのですが、ヒーローなのにそこそこ口が悪いことに良心の呵責がある。ですね。要はヒーローと思ってみていただいた方の期待を裏切ってしまうのが怖い。という感じです。まあこの辺りが自分の中ではですけれどもアカスーペリアをなかなか使い切れていない理由となっています。
 まあ以上は余談としまして、おそらくですけれども、こういった今紅井路星でおこなっている雑談とゲームをやってみたいな形態をとっているVtuberさんは、配信頻度は違えどそれなりに多いのかなというのが私の印象です。また、その時期にはやっているパーティーゲームをコラボ配信といった形で行うというのも今となっては主流なのかなというのもあります。私はそんなにしないんですけれども。一般的に想像する「Vtuberっぽい」活動ではあるのかなあとは思ってます。
じゃあ次の章、今年のスローガン、というか目標ですね。『何者かになろう』
まあより正確に言うなら『そろそろ何者かになっとかないとなんかしんどくなりそうな気がする』ですね。
まあ、チャンネル登録者数も250くらいに到達してからというものそこからあまり変動がないのも、おそらく配信内容が特に目を引くでもなく、コラボが多いわけでもなく、特定のジャンルをとことんやっているわけでもなく、ファンサービスが徹底しているでもない割とふわっとした状態のままここまで来ているのが原因の一つかなというのが私なりの分析なわけです。別にそれが悪いと思っているわけではなく、むしろそれでもめげずにやってきた自分偉くない?とすら思ってるくらいなので、伸び悩むこと自体はまったく問題視していないです。
それどころかありがたいことに250名以上に登録していただいて、その上に最近ではミクチャの公認ライバーのお話までいただけるようになったんですから、こんなに恵まれている人そうそういないんじゃないかと思っていて、めちゃくちゃありがたいなあと思っています。
じゃあなんで今日こういった場を設けて、方針を転換していこうと思い立ったのかというところなんですけれども。
これははっきり言っておきたいんですけど私は「自分と、自分というバーチャルな存在のために」活動しています。
バーチャルの世界に寄与したいだとか・この活動で食っていきたいだとか、そういう確固たる意志や目標ではなく、「見せたい自分でいるため」「少しでも多くの人にこの美貌を見てもらうため」にVtuberをやっていますし、リアルな生活を大事にしながら活動しています。これははっきり言っておきます。活動の最初にも言ってますので。私はリアルの世界に生きる一人の人間であり、そのうえでなりたい姿がバーチャルにあるので変身したりイケメンぶったりしているわけです。
話がそれましたが、『何者かになる』というのは、具体的に言うと『この活動をしている人なんだな』とか『私はこれをしています』という肩書めいたものが『ヒーロー系V』を名乗るのをやめてからなくなってしまったんですね。まあ名乗り続けてたとて、イメージと私との乖離が激しいのであまりいい方向に向いてたとは思えないんですけども。
「だから活動方針を固めて伸びてやるぞ!」って���ったわけではなく、活動方針を固めて「こっちはバーチャルのこと」「こっちはリアルの生活で優先すべきこと」っていう線引きを自分の中でしないと、どっちつかずでダラダラやってしまいそうだなと思ったのが一番の理由です。その副産物的に「視聴する方が『これが見たいときはこいつをみればいいな』と覚えておいてくれる可能性がちょっと高くなる」っていうのがあると思いますので、それも一応狙いの一つになっています。めちゃくちゃ一応ですけど。
ではより具体的に今後の方針について話していこうかと思います。
まずは「定期配信の終了」
これにはね、多分惜しむ声があるかとは思うんですが、今後一切の定期的な生放送をやめます。ずっと見ていただいている方にとってはアカさんのメインコンテンツやったとは思うんですが、「週一回でもなんかしとけば活動してるっぽくなるかな」みたいな割と消極的な理由で始めていますし、帰宅時間が不安定な仕事をやっていますので自分にも負担がかかるときが増えてます。「毎週この日にこれします」っていうのは今後は一切しません。今日のこの放送をもって定期配信終了となります。楽しみにしてくださっていたには本当に申し訳ございません。
ただし、今後はYouTubeでの生配信は減るかもしれないし増えるかもしれないです。これは後で触れます。
じゃあもう次の項目になるんですが、アカスーペリアと紅井路星という二つの存在についてですね。簡単に言うと「この二つの姿での活動内容をしっかり分けます」ということです。
そのためにまずは、いま、この配信を行っているチャンネルは『超電戦士アカスーペリアch』となって、紅井路星の姿では配信、動画投稿を行わなくなります。そしてあらたに、というかもうすでにあるんですが、「KURENAI ROSEI」というチャンネルでの活動を路星くんが行います。どちらがメインというわけではなく、活動内容によって配信・投稿するチャンネルを分けるということですね。
なんでか、なんですけど、これに関しては「明らかに二人が持っている強みがむずびつかない」「結び付ける力がない」「結び付けるのがめんどくさい」というのが理由です。アカスーペリアがいいなと思って登録した方は紅井路星誰やねんとなりますし、紅井路星いいなと思って登録された方はこのヒーロー誰やねんとなるのも自分にとっても見る方にとってもよくないかなあと思っての決定です。
アカスーペリアの姿でやっていたこととかこれからやりたいちょっと挑戦的なことはこっちで、VRとかね。紅井路星のほうでは今までの活動に近い「今どきのVtuberっぽいこと」をやるってかんじです。
 紅井路星に関しては、チャンネルは変わりますが、ゲーム配信・ゲーム実況動画・雑談放送などを行うVtuberVtuberした活動はこちらでやっていこうと思っています。今までと近い形ですね。なので、ミクチャとの同時配信も今後はこちらのチャンネルで行います。ただ前項でも言った通り定期配信は負担が大きいので行わないですし、できれば動画での活動をメインにしていきたいと思っているので更新頻度は期待しないでくださいという感じです。また、やるゲームに関してもこれからはもっと絞っていこうと思います。今はいろいろやりすぎてキャパオーバーなので「今はこれをVtuber活動でやるぞ」というのをある程度決めて(コラボでやる分には別として)やっていこうと思います。雑談はできるときに、言いたいことがあるときに、気まぐれにやります。
 アカスーペリアに関しては今年3Dモデルを発表する予定です。その時はまたお知らせしますけども、その発表配信やら改めての自己紹介。またVRを使った配信や動画投稿を行っていこうと思っています。せっかくの3Dモデルなので、ふんだんに利用して面白いと思うことしてみたいなあと思ってますので、これはこれで楽しみにしておいてほしいです。また、アカスーペリアの姿で今までやっていた配信だったりコラボだったりは今まで通りこちらで行いたいと思います。アカスーペリアの姿で出会って、アカスーペリアのほうが好きだって言ってくださっている方もいるので、ここは残していきたいと思っています。
『何者かになろう』という点では、それぞれ『3DやVRの配信やっているヒーロー』と『ゲーム実況Vtuber』という役割分担で、まあまだふわっとはしているかもしれないですが、今までよりは『何者か』わかりやすくなるんじゃないかなあと思っています。
僕こう言う人ですよって言うのを公言して、実際そう言う人が出てくる。ラーメン屋に行ってラーメンが出てくるみたいな、真っ直ぐな活動を心がけたいなと思います。
また、『リアルとの切り分け』という点に関しては定期放送をやめることと、やることを絞ることでリアルでの負担を軽減出来たらなと思っています。
では、最後になります。おわりに。
まあ、いろいろまとまらないなりに言ってきたんですが、実は「アカスーペリアと紅井路星の二人に再スタートを切らせたい」というのが根幹にあります。
私がどっちつかずでやってきたばかりに、このままこの二人を腐らせておくのはあまりにももったいないなと思いました。なので自分とこの二人をちゃんと切り分けて、それぞれが伸び伸びやっていきたいというのが今年の真の目標なのかなと思います。
この活動も、これは本心から一生やめるつもりはないのですが、いつ、何があってできなくなるかわかりません。その時に「あの時はバーチャルの世界で自分はああいうことやってたな」「楽しかったな」と思えるように、無理なく、精一杯やっていくためにもこういう方針を決めました。
今まで長いこと観てくださっている方々、昔見てたよっていう人、これから出会う方々に「こういう面白い奴がおってな」ってどっかで話題にあげてもらえるように無理のない範囲でやっていこうと思っていますので、今後とも超電戦士アカスーペリア、紅井路星ともども、よろしくお願いいたします。
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kurenai-rosei · 4 years
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作ってみました。
Tumblr使うの久々なので、全然仕様が思い出せない。
よろしくお願い申し上げます。
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