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ゼミ紹介 2020
1)学習の目標とゼミでの学習姿勢
・これから長い社会生活を余裕を持って楽しんでいくためには「自ら学び続ける能力」を学生時代に養っておくことが求められる。そのためには,自分が知らないような新しいテーマ・課題を見つけ,自ら手を動かして調べて,仲間とディスカッションして仮説を作り,検証していく活動に慣れることがとても大事である。
・そこで,このゼミでは学生諸君も担当教員もよく知らないこと,難しくてメンドクサイと思うこと,わけのわからないことについてグループワークによって学習に取り組むことを目標としている。2年次・3年次での学習内容は参加者全員で相談して決めるが,ひとつのテーマを決めて研究してみる,データを集めて統計的な分析をしてみる,英語の分厚い本をたくさん読んでみるなどなんでもよい。3年次後半から4年次はその学習の集大成として卒業論文を作成する。
・ゼミでは担当教員が「キレイな体系的な知識」を教えることはないし,幼稚園から高校までの「生徒」としてセンセイに手取り足取りケアしてもらう場でもない。ホームルームはないし,モンスターペアレンツもいない。大学生諸君は自ら学習する「学生」であって,義務教育の延長で受け身で学習するだけの「生徒」とはまったく異なる存在である。そもそも大学教員の99%は教員免許を持っておらず,大学は高校以下の教員免許を付与するための機関であり,多くの教員の専門はさまざまな学問分野の「研究」である。高校以下のように学習指導要綱に沿って教えるというよりも,学生諸君と一緒に研究する中で考えたり悩んだりすることで何かを学んでもらうという姿勢で演習(ゼミなどの少人数の授業)に臨んでいる。マラソンのペースメーカー,コーチのような存在に近いといってもいいだろう。学習するのは学生諸君本人であり,各自の作業量10に対して担当教員のコメントは1程度である。筋トレと同じようなもので,理想的な効果的なダイエット方法は何か?ばかり聞かれても,まずは筋トレしたり走ってくれないと,コーチはコメントのしようはないのである。
・大学での学習において「何が役に立つか」という狭い視点は最も嫌悪すべきもので,すぐ役に立つことはすぐ役に立たなくなる,新しい知識はすぐ古くなる,いま役に立たないことが将来役に立つかもしれないと考えるべきである。むしろ,わからなくてもがき苦しんで解決した(解決しなかった)経験が役に立つと考えるべきだろう。何かを教えてもらおう,誰か他のひとがやってくれるだろうという受け身の姿勢では何も学べない。学生諸君が自らカラダとアタマを動かす意欲,時間をかけて学ぶ姿勢こそ大事で,グループワークにおける協調性や貢献が求められる。と同時に,ヤル気のない他の諸君を羨んだり,排除しないという寛容な姿勢,余裕のある姿勢を養うことも大事である。ちょっと自分が気に入らないことがあるとセンセイやご両親に泣きついて解決しているような「生徒」から卒業して,自らのアタマで考えて行動する「学生」,自覚と責任感を持って行動する「社会人」になるための修練の場である。
・ちなみに,このゼミは人数が少ないから自分だけで気楽に勉強できる,という考え方で登録すると失敗する。他のひとも同じことを考えていて,結局,複数人での共同学習になる。また,友人と誘いあって複数人でゼミに参加するのは他の諸君の迷惑になるので厳禁である。ゼミは各自の興味や意欲に基づいて決めること。仲間内で小グループを作るような行為をする場合は個別に課題を課し学習する方法を導入する。幼稚園から高校までのように,センセイに体系的な知識をキレイに教えてもらえる,家庭教師のように何でも教えてもらえる,という考え方で登録すると失敗する。
2)ゼミ2年
・開講時限:火曜2時間目
・前述のとおり,学習内容は学生諸君が皆で相談して決めるが,各自がたくさん自習しないと成立しない内容、英語を読んだりデータ分析を必要とする内容などに限る。日本語の経営に関する書籍や雑誌(日経ビジネスやビジネス書)の輪読、手作業を伴わない単なるディベート、企業との共同プロジェクトなどは行わない。
・経営戦略論(後述)の履修を必修とする。
・時々,4年生の卒論中間発表を開催するので、卒論作成の参考にすること。
3)ゼミ3年
・開講時限:未定(月曜・水曜の1時間目もしくは5・6時間目)
・前半は2年次の学習の続きや新たなテーマでの学習,後半は卒論のテーマを決めて調査・研究作業を進める。
4)ゼミ4年
・開講時限:火曜10:30-18:00頃
・卒業論文の作成作業を、毎週火曜日に集中して行う。朝や昼に担当教員と作業の打ち合わせを行ったうえで,午後は図書館などで作業を行い,夕方に成果を報告したり相談する。
5)経営戦略論
・開講時限:火曜3時間目(予定)
・戦略論の最新研究(英語)の輪読(分担を決めて発表)。海外の一流経済誌(The Economist,Financial Timesなど),MBA教材(Harvard Business School Case Material),実証研究の論文などを用いる。
・例年,少人数なので,サブゼミのような位置づけである。2年次に必ず履修すること。履修しない場合は別途レポートを課す。
6)履修を推奨する科目
・経営学科の専門科目:経営戦略論,財務会計論,管理会計・原価計算,企業評価論,人的資源論,会社法,商品開発論(または経営統計学),経営史など
・経済学科の専門科目:経済学史,ミクロ経済学,マクロ経済学,金融論,統計学
教養科目など:心理学,哲学,民法,体育,その他興味を持った科目
・いわゆる「楽勝科目」は2・3年次に履修せず,4年次に残しておくこと。単位数で履修するか否かを判断しないこと。
7)注意事項など
・成績評価は出席・学習状況から評価する。
・開講までに,メディアネットワークセンター(MNC)のアカウントを作り,ノートPCを用意し,学内無線LANに接続できる環境設定をしておくこと。
・他のゼミを落ちたから登録する,という場合でも,授業内容は変更しない。
・休講の場合、補講(7:30-9:00や18:00-19:30)を行うことがある。また数回分をまとめて休日に集中して行うことがある。バイトなどの用事を優先せず、出席すること。
・英語を読む、データを大量に処理する...と聞いた��けでヤル気がなくなる、という諸君の参加はオススメしない。
・とはいえ,昨今,他のひととの共同作業が精神的に非常に負担という諸君がいるのも事実なので,そのような場合はカウンセラーや精神科医などと相談のうえ,個別に対応する。
以上の内容を理解し納得した諸君のみ登録すること。
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ゼミの内容 2019
1)学習の目標
・ゼミでは,社会に出て恥ずかしくない基礎知識・基礎技術を身につけ,どのような状況においても「自ら学び続ける能力」を養うことが最大の目標である。
・そのために,学生諸君が知らないこと,難しいと思うこと,嫌なこと,わけのわからないことを学んでいく。具体的には,統計学,データ解析,プログラミング,英語の研究論文の読破などであり,その学習の集大成として卒業論文を作成する。
・何かを教えてもらう,という受け身の姿勢では何も学べない。学生諸君自らカラダとアタマを動かす意欲,時間をかけて学ぶ姿勢こそ大事である。
2)ゼミ2年
・開講時限:火曜3時間目
・学習計画は学生諸君が皆で相談して決めるが,各自がたくさん自習しないと成立しない内容、英語を読んだりデータ分析を必要とする内容などに限る。日本語の経営に関する雑誌(日経ビジネスなど)や書籍の輪読、手作業を伴わない単なるディベート、企業との共同プロジェクトなどは行わない。
・経営戦略論(月曜2時間目)の履修は必修とする。必ず履修登録すること。
・時々、4年生の卒論中間発表を開催するので、卒論作成の参考にすること。
3)ゼミ3年
・開講時限:月曜1or 5時間目
・2年次の学習の続きと,卒論のテーマを決めて調査・研究作業を進める。
4)ゼミ4年
・開講時限:火曜10:30-19:00
・卒業論文の作成作業を、毎週火曜日に集中して行う。に担当教員と作業の打ち合わせを行ったうえで,図書館などで作業を行い,夕方に成果を報告、相談する。
5)経営戦略論
・開講時限:月曜2時間目
・戦略論の最新研究(英語)の輪読(分担を決めて発表)。海外の一流経済誌(The Economist,Financial Timesなど),MBA教材(Harvard Business School Case Material),実証研究の論文などを用いる。
・例年,少人数なので,サブゼミのような位置づけである。2年次に必ず履修すること。
6)履修を推奨する科目
・経営学科の専門科目:経営戦略論,財務会計論,管理会計・原価計算,企業評価論,人的資源論,会社法,商品開発論(または経営統計学),経営史など
・経済学科の専門科目:経済学史,ミクロ経済学,マクロ経済学,金融論,統計学
教養科目など:心理学,哲学,民法,体育,その他興味を持った科目
・いわゆる「楽勝科目」は2・3年次に履修せず,4年次に残しておくこと。単位数で履修するか否かを判断しないこと。
7)注意事項など
・成績評価は出席・学習状況から評価する。
・開講までに,メディアネットワークセンター(MNC)のアカウントを作り,ノートPCを用意し,学内無線LANに接続できる環境設定をしておくこと。
・このゼミは人数が少ないから自分だけで気楽に勉強できる,という考え方で登録すると失敗する。他のひとも同じことを考えていて,結局,複数人での共同学��になる。また、友人と誘いあって複数人でゼミに参加するのは他の諸君の迷惑になるので厳禁である。ゼミは各自の興味や意欲に基づいて決めること。仲間内で小グループを作るような行為をする場合は個別に課題を課し学習する方法を導入する。
・センセイに家庭教師のように何でも教えてもらえる,という考え方で登録すると失敗する。学習するのは学生諸君本人であり,作業量10に対してコメントは1程度である。
・他のゼミを落ちたから登録する,という場合でも,授業内容は変更しない。
・休講の場合、補講(7:30-9:00や18:00-19:30)を行うことがある。また数回分をまとめて休日に集中して行うことがある。バイトなどの用事を優先せず、出席すること。
・英語を読む、データを大量に処理する...と聞いただけでヤル気がなくなる、という諸君の参加はオススメしない。
・とはいえ,他のひととの共同作業が精神的に非常に負担という諸君は,カウンセラーや精神科医などと相談のうえ,個別に対応する。
以上の内容を理解し納得した諸君のみ登録すること。
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