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The Bitten Moon / Jon Hazilla
The Bitten Moon / Jon Hazilla https://ift.tt/MIUwZOg ジェームズ・ウィリアムス(1951-2004)は今思うと夭折と言って良いくらいに若死にだったんですねえ。なんと享年53である。1955年生まれで同じテネシー州メンフィス出身のマルグリュー・ミラーも2013年に57歳の若さで亡くなってしまい、フィニアス・ニューボーン・ジュニアやハロルド・メイバーンといった1930年代生まれの世代を彼らが継ぐはずだった「メンフィス・ピアノ・コネクション」は事実上絶えてしまったのだった。教会音楽やメンフィス・ブルーズの伝統とビバップ以降の洗練されたモダニティを絶妙にブレンドした彼らのコクのあるピアノ・スタイルが私の理想なのだが、なかなか真似ができるものでもない。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ May 07, 2025 at 08:47AM
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Pontius Pilate's Decision / Delfeayo Marsalis
Pontius Pilate's Decision / Delfeayo Marsalis https://ift.tt/5jhSiQC ブランフォード、ウィントンの次に来るマルサリス家の三男坊、デルフィーヨ・マルサリスは兄貴たちの活躍が派手なので今ひとつ注目を浴びることがないが(昔ウィントンがよくやっていた名曲、Delfeayo’s Dilemmaのデルフィーヨってなんのことだよというので知られているかもしれない)プロデューサーとして手腕があり、なかなかうまいトロンボーン奏者でもある。最近はUptown Jazz Orchestraというビッグバンドを率いて活動しているようだ。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 20, 2025 at 05:02PM
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ユニボールZENTOを買って微妙な気分になる
今どき水性ボールペン(ローラーボール)好きを公言している人間として、やはりこれは買わなければ男がすたる(ポリティカリーにコレクトではない表現)という、よくわからない義務感に駆られて買った。すでに家には売るほどローラーボールがあるのだが。 ユニボールZENTOは最近三菱鉛筆が出したローラーボールの新ラインで、なんと4種類も一挙発売である。10年以上新��品が出なかった(たぶんユニボールエアが最後?)ローラーボール界としてはうれしいニュースだ。 上から値段が高い順に シグネチャー(3000円くらい) フロー(1000円くらい) スタンダード(250円くらい) ベーシック(250円くらい) という感じ。芯径は0.38mmと0.5mmがある。 一番高いシグネチャーはものすごい売れているらしく、品薄が続いていて私はそもそも実物を見たことがない。今は技術的には(インクの耐乾性が上がったので)必須で…
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Together / Oregon
Together / Oregon https://ift.tt/cxGafIh オレゴンというグループには正直全く興味が無く、そもそも最近まで存在を知らなかったのだが、彼らの単独名義の作品は今聞いてみてもやはりそんなにはピンとこない。ジャズっぽさはともかく卓越した即興演奏家集団であることは誰の耳にも明らかなので、単純に個人的好みの問題ではある。 例外的に心からかっこいいなあと思うのはこのTogetherで、1976年の録音だがなぜかエルヴィン・ジョーンズと組んでいる。ジャケットでは卒業写真撮影の日に欠席した奴みたいな扱いではあるが、ドカドカとたたみ込むいつもの通りの容赦しないドラミングで、オレゴンのちょっとフュージョンというかニューエイジっぽいさわやかな飛翔感に強烈な推進力を与えている。不慮の死を遂げたコリン・ウォルコットのタブラとの相性も抜群だ。おそらくオレゴンの最もジャズっぽい作品でしょうね。前年のIn Conertあたりも悪くはないのだが…。 そういえば2曲目のLucifer’s Fallはここでギターやピアノを弾いているラルフ・タウナーの曲で、当時バリバリの新曲だったと思うのだが、なぜかスタン・ゲッツがレパートリーにしていた(録音としては1975年のLeft Bank Jazz Societyでのライヴなどが残っている)。天才ゲッツはどんな曲でもゲッツ流に吹きこなしてしまう人で、正直ここでのオレゴンのオリジナル・バージョンよりゲッツの解釈のほうが優れているような気がするが、まあ自分よりうまく演奏してもらうのは作曲者冥利に尽きるということですよね。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 15, 2025 at 08:55PM
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Movies / Holger Czukay
Movies / Holger Czukay https://ift.tt/JEnR6l1 今ごろになって短波ラジオを買って喜んで聴いているのだが、音楽で短波というと思い出されるのはこれでしょうか。 ドイツのロックバンドCANを脱退したばかりのホルガー・シューカイが1979年に出したソロ2作目だが、イランかどこかの短波ラジオから偶然録音した男女ヴォーカルをサンプリングした(当時はサンプリングという言葉も無かったと思うけど)3曲目のPersian Loveが有名で、日本ではサントリーのCMにも使われるくらい売れたらしい。というか、どうやら当時は邦盤タイトルまで「ペルシアン・ラヴ」だったみたいですね。いずれにせよ曲名に負けない異国情緒が横溢した名曲だ。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 13, 2025 at 05:16PM
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2025年にもなってラジオ受信機TECSUN PL-380を買った
私のような陰気でダサく社会性に欠けるキモオタは、たいてい若いころに(深夜)ラジオの洗礼を受けるものらしいが、幸か不幸か私は今までほとんどラジオを聞いてこなかった。最近になってポッドキャストは洋の内外を問わず良く聞いているのですが…。 なので今までラジオには全く興味が無かったのだが、こういう不安定な世界情勢でもあるし、プレッパー趣味の一環としてラジオ受信機でもひとつ買ってみようかと思ったのである。ラジオを聞くだけなら今ではradikoやインターネットサイマル(というのもなんか古くさい言葉だが)放��があるわけだが、ネットが封じられたら結局情報収集は短波ラジオにでも頼るしかないでしょうしね。 かつてはラジオと言えば日本製という感じでSONYなどが世界を席巻していたわけだが、そんな時代はとうに過ぎ、今Amazonとか市場で手に入るのは中国製ラジオばかりである。その中でも安くて(6000円くらい)…
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景山民夫の「トラブル・バスター」
最近話題のフジテレビのスキャンダルは、中居正広という有名芸能人による性加害という事件そのものもひどい話だが、調査報告書では、自社社員である女性アナウンサーが襲われたにもかかわらず(特に上層部が)雑で無神経な対応に終始し、他にもセクハラ、パワハラの類が横行していたフジテレビの組織文化の問題が赤裸々に暴露されていて興味深かった。 逆に言えばお金の管理とかも含めてあの調子でなんとかなっていた時代というのもおそらくあったわけで、1980年代末から90年代にかけての昔のテレビ全盛期の雰囲気を伝える一種のドキュメントとして思い出したのがこの「トラブル・バスター」シリーズである。三つ子の魂百までというけれど、知識は増えても感覚は20代くらいで固まってしまうものだ。フジテレビの経営陣は大体が6~70歳くらいの男性のようだから、40年前の若き日の彼らがどういう環境で育ったのかを知るよすがになるように思う。…
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ビートジェネレーション / 宮間利之とニューハード
ビート・ジェネレーション / 宮間利之とニューハード https://ift.tt/nouYB9A 私の印象ではひとくちにジャズが好きと言っても小編成派とビッグバンド派があって、��者はあまりかぶっていないのである。前者は演奏者の個人芸というかソロにおける即興演奏の素晴らしさに関心があり、後者は一糸乱れぬアンサンブルや編曲の妙に魅力を感じている。なので、ソロはぶち切れていても調律はいい加減でテーマの合奏もぐだぐだみたいな演奏は後者には理解しがたいし、楽器はうまくて音はブリリアントだが没個性で即興がまるで出来ない人とかをありがたがるのは前者にとってはようわからんということになる。ただの音楽ファン vs. 吹奏楽部上がりみたいな出自の違いもあるのかもしれない。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 06, 2025 at 12:37PM
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The Crypt - 12th June 1968 / AMM
The Crypt - 12th June 1968 / AMM https://ift.tt/VFlaMKX フリージャズは好きだが純粋なノイズ・ミュージックはあまり馴染みがないのだけれど、イギリスの前衛音楽グループAMMが1968年に残したこの作品なんかは良く聴く。というか、60年近く前にこういうことをやっていたというのは一体どうなのよ。未だに音楽配信には載っていないようだ。本当に良いものは大体配信に無い…。昔出たCDも結構入手が難しいのではないかと思う。 一応人間たちが様々な楽器を生で弾いているライヴ(!)のはずなのだが、どの楽器もノイズ発生器としてしか使われておらず、ピーとかガーとかゴーとか飛行場の近くの騒音のようなものが延々と続くので、たぶん初めて聞く人は面食らうのではないかと思う。でも人間の業と言いますか、辛抱して聴いているとちゃんと音楽の構造というか、やっている連中の意図のようなものは聞き取れるのである。そうして轟音のうねりに身を任せると(ヘッドフォンを着けてでかい音量で聴くとよろしい)、なんだか気持ちよくなってくるというか、かなりトリップできる。内容がこれな割にえらいポップで意味不明なジャケット・デザイン(なんだか江口寿史のイラストみたい)も含めて、不朽の名作というか、まあノイズ界はそんなによく知りませんけど、たぶん現在まで含めてこの種のものの極北ではないかと思う。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 04, 2025 at 10:02PM
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グッドフェローズ / 小林陽一
グッド・フェローズ / 小林陽一 https://ift.tt/g01EU9w 和ジャズとか言ってもてはやされていたけれど、個人的には日本人が演奏する、特に2000年代以前とかの昔のストレート・アヘッドなジャズにはあまり関心が持てなかった。それは結局ノリというかリズムに違和感があったからなのだが、まあこれは当方がハードバップとかファンクとか、要するに黒人的なノリに浸りすぎているからだろう。ヨーロッパもそうだったが、結局1960年代以降の非黒人のミュージシャンの多くはノリとかグルーヴをあまり必要としない(というのは語弊があって、分かりやすい定常ビートがなくとも内在的なリズム感というのは常にあるのだけれど)フリーの方向に向かったわけで、そちらの方面では日本人も大きな成果を挙げている。逆に最近ではドラムスの教育メソッドが確立されたということなのか、若い世代はどこの国でもほとんど同じリズム・フィールで演奏しているように思える。それはそれで個性という点で良いのかという気がしなくもないが…。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 03, 2025 at 09:57PM
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American Jazz Philharmonic
American Jazz Philharmonic https://ift.tt/cIfNWTd ジャズもクラシックも好きで良く聴くのだが、ジャズとクラシックの融合を目指した、昔で言うサード・ストリームものには今までどうも食指が伸びなかった。ジャズの躍動感とクラシックの構築美という、両者の良いところを打ち消し合っているような気がしたからである。 最近反省してその手のものにもいろいろ手を出してみるようにしたのだが(音楽配信で手軽に聴けるようになったというのが大きい。でもこれはCDしかないのだけど…)、このAmerican Jazz Philharmonicなんかは結構面白かった。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 02, 2025 at 11:13PM
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Lighthouse '68 / The Jazz Crusaders
Lighthouse '68 / The Jazz Crusaders https://ift.tt/KY1iSg7 前回の続き。タイトルから「ライブ・アット」すら無くなったライトハウスでのライヴ録音第3弾である。セルジオ・メンデス& ブラジル'66 とか、このころ「場所 ‘年」みたいなのが流行ったような気がするが、何の影響だったんだろう。 例によってベーシスト以外はメンバは代わっていないのだが(今回のベースはバスター・ウィリアムス)、時代の流れか録音のせいか、音楽的こってり具合が増しているような気はする。そもそもジャズ・クルセイダーズはトランペットがいなくてトロンボーンとテナーの2管という主流派ジャズにしては少し珍しい編成なのだが、腰を据えて低音をぶりぶり効かせるスタイルとよく合っている。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ April 01, 2025 at 09:05AM
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Live At The Lighthouse '66 / The Jazz Crusaders
Live At The Lighthouse '66 / The Jazz Crusaders https://ift.tt/d3LjVIy 前回の続き。4年後、また同じ「ライトハウス」でのライヴである。なんで4年も空いたのかはよく分からないが、スタジオ録音はコンスタントに発表していたのでそちらで忙しかったのかもしれない。 ジャズ・クルセイダーズはトロンボーンのウェイン・ヘンダーソン、テナーサックスのウィルトン・フェルダー、ピアノのジョー・サンプル、スティックス・フーパーのドラムスという4人は不動のコアメンバだったのだが、ベーシストにはあまりこだわりが無かったらしく(フェルダーがベースも弾けたから?)、当時西海岸で活躍していた人が誰か適当に入るという感じだったらしい。1962年はヴィクター・ガスキンだったが、今回はリロイ・ヴィネガーに代わっている。といってもザ・ウォーカーと異名を取ったウォーキング・ベースの達人ヴィネガーだけに、役に不足はない。8曲目はヴィネガー作曲で、ベースがフィーチャーされている。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ March 31, 2025 at 06:53PM
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The Jazz Crusaders at the Lighthouse (1962)
The Jazz Crusaders at the Lighthouse (1962) https://ift.tt/5kF3Mfa クルセイダーズというとフュージョンの代表的グループという印象が強く、そもそもフュージョンにあまり興味が無かったので前身であるジャズ・クルセイダーズもほとんど聴いてこなかったのだが、改めて聴き直すととても良かった。分かりやすくかっこいいジャズをやるグループだったんですねえ。人気が出るのも当然だ。レパートリーは小技の効いたファンキーな名曲ばかりで、ベースがうなりを上げる演奏も最高。内容の良さと親しみやすさという点では、全盛期のホレス・シルバーに匹敵していたように思う。 当時の彼らはカリフォルニアはハーモサ・ビーチのライブハウス「ライトハウス」が根城だったようで、ここでのライヴ録音を何枚か残しているが、この1962年のがその嚆矢。収録されているのはどれも良い曲良い演奏だが、やはりジャッキー・マクリーンの名曲Appointment In Ghanaをやっているのが興味深い。そもそも���クリーンのバージョンもそうだが、なんなんですかねこの切迫感は。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ March 30, 2025 at 02:20PM
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The Jazz Crusaders at the Lighthouse (1962)
The Jazz Crusaders at the Lighthouse (1962) http://localhost:1313/blog/2025/03/30/the-jazz-crusaders-at-the-lighthouse-1962/ クルセイダーズというとフュージョンの代表的グループという印象が強く、そもそもフュージョンにあまり興味が無かったので前身であるジャズ・クルセイダーズもほとんど聴いてこなかったのだが、改めて聴き直すととても良かった。分かりやすくかっこいいジャズをやるグループだったんですねえ。人気が出るのも当然だ。レパートリーは小技の効いたファンキーな名曲ばかりで、ベースがうなりを上げる演奏も最高。内容の良さと親しみやすさという点では、全盛期のホレス・シルバーに匹敵していたように思う。 当時の彼らはカリフォルニアはハーモサ・ビーチのライブハウス「ライトハウス」が根城だったようで、ここでのライヴ録音を何枚か残しているが、この1962年のがその嚆矢。収録されているのはどれも良い曲良い演奏だが、やはりジャッキー・マクリーンの名曲Appointment In Ghanaをやっているのが興味深い。そもそもマクリーンのバージョンもそうだが、なんなんですかねこの切迫感は。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta http://localhost:1313/ March 30, 2025 at 02:20PM
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ウィリアム・ギブスンも太鼓判のダイソー・ミリウォッチ
何年かに一度誰かが気が付く(そしてすぐ忘れ去られる)というネタのようだが、今回は私の番らしい。 久しぶりに近所のダイソーへ買い物に行ったら、変な腕時計が売られていた。昔は100円均一の代名詞だったダイソーも最近は100円ではやっていけなくなったらしく、300円とか500円の商品も多いのだが、これは500円。商品の入れ替わりが激しいダイソーだが、ネットで検索してみるとずいぶん昔から絶えず売られているものらしい。人気があるんでしょうか。 これ、時計が好きな人間を釣るという点でよく出来ているというか、ようするに昔の米軍の支給品(「ミリ」はミリタリーのミリに違いない)、あるいはTIMEXのCamper のパクリ…
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Land Of Secrets / Max Middleton
Land Of Secrets / Max Middleton https://ift.tt/eWbicPn Spotifyに関してはいろいろ言いたいこともありますが、しかし定額聴き放題でないとなかなか手が出ない音楽というのもあるわけで、これなんかもSpotifyが無ければ聴かずに終わったような気がする。20年近く前の発表、それも自主制作みたいなものだったようですし…。いちおうBandcampでも売られている。この後ミドルトンが出した作品は日本にちなむものがいくつかあるが、ランド・オブ・シークレッツというのはもしかして日本のことなんですかね。Cherry Blossom Blueなんて曲もあるし…。 via Masayuki Hatta a.k.a. mhatta https://ja.mhatta.org/ February 18, 2025 at 11:34PM
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