mizuta01
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LIFE clip
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たんなる日常の駄弁り
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mizuta01 · 1 year ago
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密林/中国/像
彼は発話しようとする
口もとを気にしながら、
a…
それは密林の象…
中国のビル群
アメリカの旅客機、父親と母親
a…
それは、彼が相手にしているもの
Shi…
彼は、そうやって発話しようとする
彼がいつも優しさを身にまとってから来る
彼が見上げる世界に象使いのゾウがいる
戯れのとき蛇口の水はすりきれる
わたしはまだ彼も眠っているんだと思っていた
けれど、あのとき彼はたしかに
踊っていた
踊っていた
目が覚めるような騒ぎのなか
若い子達と同じに
わたしはそれを見ていた
a…
彼は恋人に話しかけるみたい
それでまだ、口元を気にしている
わたしは刹那のことはよく知っている
彼は自由のことをよく知っている
a….
二つの目はそれを映しつづける
それは、自分よりも大きなもの
わたしは、彼も未だ眠っているんだと思っていたけれど
彼は,踊り,
誰かに向けて口元を気にして言う「she…
確かにそれは自由のこと
a…
それはたったひとつのかたち
たぶん、嘘じゃない
それは、未だ嘘じゃないと思う
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mizuta01 · 1 year ago
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やよい
好きになるとその人が光って見えてくるのどうしてだろう
弥生くんは十五億光年先まで光っている
聖なるパンみたい
神さまがもたらした
沈没する船にもたらされた
聖なるパンと話してると楽しくてうふうふえへえへしてるのに、
いつものやよいくんがいつもと違うことしてるとびっくりしてわたし帰りたくなる
ときどきシャツだけ着てくるとか
短パンで来るとか
膝ぜんぶ出てて、隠してないとことか
名前の発音ちょっとちゃうねんってとき
……
多分グルグル回っている
タイミング
のせいで
わたしの気持ち,大嫌いってなる
私よりも10秒長く笑わないでょ
どっかで爆発が起こるみたい
「もうヤダ!」→「あっ‼️やっぱりすきすきすきすき」
わたしもよくわかんなぃ。
聖なるパンさま。きっと
ぁたしは多分そのパンに
齧り付くリスなんだょ
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mizuta01 · 1 year ago
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My
おんながおとこから抱きしめられているとき、
ねえ、こうやってることに意味はあるのと聞く。
本当に,意味はあるの
意味はあるの
意味はあるの
男はそれに応えて,意味はあるさという
意味はあるさ
意味はあるさ
意味はあるさ
けど二人ともそこまでちかづきながらまったく別のことを考えている
男は自分がマッチョな男に見えて欲しいとか
セックスのこととか
あたらしいゴルフクラブのこととか
それでいて、女もまったく別のことを考えている
自分が清楚で、多産系のおんなに見えていてほしいとか
生活のこととか,果てしないことばかり考えている
そうして二人が離れてしまって、他人と話すときなんかは、
おんなは、彼はまだ幼すぎるせいで
自分のことしか愛せないのと言う
それでいて男の方は,彼女はもう年を取り過ぎていて
身を守ることしか考えられないんだ
と言う
あれ程近づいていたのに彼ら,
愛がほんとうは幻想でしかないことを知らなかった
愛がまだ、赤ん坊のようにたよりないことに気づかなかった。
けどそれがもしかするといまも愛のうたに聞こえるのかもしれない
確かにそれは、愛のうたのように聞こえるのかもしれない
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mizuta01 · 1 year ago
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Love for YOU
なんてことのない
存在証明をしなきゃならないほど
自分のことがわかっていないわけじゃない
あてこするように
ひっかかるようにして
みせびらかして歌うあなたのいのち
ごくあたりまえに
トーゼンのようにおかあさんから生まれてきて
天才でもない
けどフツーじゃいけない
そんなふうにのびやかに
めざましくなる存在証明
わたしに
あてこするように
引っかかるようにして
みせびらかすあなたのいのち
燃えて燃えて
燃え尽きて
大炎上なんかしない
燃えて燃えて
ばかみたいになりたい
でもなれない
ばかみたいにかしこいから
存在証明を
いま、あるテンプレで う た う
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mizuta01 · 1 year ago
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勝者
仕事で忙しい人が家に帰って来たらもう物凄くダラダラしていて
片付けもしない
手伝いもしない
それでいて、愚痴ばっかりで
いうことも取り留めもない
色々聞いてたら,そんな風にして世界を見てるんだなーって意外な事ばかりで
おまえって、じゃあ
お前だけの都合のいい世界を作るためのキュレーションシステムみたいだな
って思った
そんなやつらが今日も世界をくらう
世界を喰らう…
大きくなって
あれこれいろんなことが起きているのに
自分にとってイイコト
自分にとって都合の悪いこと
きちんと仕分けして
そう、いつだってお前はキュレーションのなかでの
勝者
家ではダラダラ、
あちこち汚してもかまわない
話なんて
いつまでも取り留めがない
ゲームばっかりで
負けてるとか喚いたり
それでいて、愚痴ばっかりで誰かの
足を引っ張って
ずうっと、世界をくらってる
喰らってる…
僕も、もしきみのもつ
幸福のピッチャーから
ずうっとなにかを注がれつづけていたら
きっと周りのこともなにも見えなくなって
自分にとってだけ
都合の良い世界
誰かの足を引っ張って
誰かの手を借りたままで
誰かの幸福を喰らってても
いつまでも、
なんにも気がつかないのかも知れない。
きっと未だに
幸福の寵児がどこかにいて
いまだって、
そんなふうに僕たちの世界をくらう
世界を喰らう…
そんなふうに僕たちは世界をくらう
世界を喰らう…
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mizuta01 · 1 year ago
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ウンコ大好き=メンヘラソング
spotlightを浴びて歌っている
I'maliveって感じ
世界の中心に自分がいる
っていう感じが
わたしのsai no
に人が集まってきて、
自動的escalator Go Tooざ
spotlight
oh…浴びてreal息を吹き返すワタシ
(B)うたいたい…
うたいたい…それがわたしたちの生きている論理
歌いたい&
歌いたい&
歌いたい&
こうゆうDEMO Onlyで歌える歌
友達のUちゃんが病院へ行った
従兄弟のアルファくんは子供のおむつを変え
ミーちゃんはひと���でバスを待ち
クラスの皆が友人関係
や平和のこと
恋愛なんかで悩んでいる
(B)butワタシ=世間の愛児
そんなとき、自分より声のloudなManが現れた。
その人が自分の目の前に立ちはだかり
なんかジャマ?
けど
何かに飢えている
っていうかんじ
だからワタシ=子鹿みたいなフリ
をしていれば
そのloudなMan
も、泣いて(=ワタシの才能)
for me与えてくれる。
LOVE…=Too me
LOVE…=Too me
愛してる(もっともっとはたらいてはやく)
欲望、嫉妬、猜疑心
NO←→生命、恋愛、救済
劣等感、
NO←→優勢感
欲求、自己中心的
愛してる(この感じが心地いいから。早くね)
NO、NO NO
←→お行儀のよいワタシ
is all
いつかYOU世間的ICECREAMになる
致命的ジャイアンくん
皆がいやがるdirty人間部分
ダイベン して
for me何故か…
くれるようになった
それからは
DEMOやってるのalways
オブラートに包んだmoun tNight?
LOVE(お兄ちゃんがそうしろっていうから。)
ワタシが…NOこれは
all is know←→ワタシたち
歌いたいだけってバレないうちにfor YOU
なテイストで盗む
onICECREAMなtasteだけ。
JUMPする?
NOアイワズ 歌いたいの。絶対it's for me
(LOVE…それから超…でっけえダブリュー)
だからlet's goわたし( NO!タチ)
ダイベンの歌を歌う。
これからfor YOU
I LOVE きっとme
I LOVE きっとYOU
I LOVE きっとme
I LOVE きっと me(超でっけえダブリュー)
ありがとう
。ワタシのかわいいウンコちゃんsong
YOUare the space
LOVE NOT for me
going too themoon for Man!!!
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mizuta01 · 2 years ago
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わたしたちのあいはまだめばえたばかりで
嵐が来るとすぐに壊れてしまいそうだったから
わたしは船がある方がいいと言った
でも彼はわたしのいうことは信じずに
自尊心を傷つけられたみたいだった
彼はわたしの言葉は聞かずに
自分の中に芽生えた愛に夢中になっていた
わたしは私たちの愛には保証人もなにもなく
そこに突如めばえたもので
誰かが許すはずのない
寂しいもので嵐が来るとすぐに壊れてしまうと思ったから
わたしは一人で
船を作るためにたくさんのものを集めた
ここからはじめるために
毎日、毎日
彼はそれを見ずに、他の人と
同じようなことを言ってわたしを笑った、
そんな心配をしなくて良いと言った
彼は自分の力に目が眩んでいた
船がなきゃだめなの。
立派でも優雅でもなくていい、皆が羨ましがらなくても
ただ船の形をしたものがなければ
いずれ来る嵐のせいで
保証人も誰もいないわたしたちの愛なんてすぐに壊れてしまうこと、知ってたから
愛なんてすぐ壊れてしまうのと言うと
わたしのやっていること余計なことだと、
単なる祈りや雨乞いのような物だとおもって
彼はわたしのすることを子どもみたいだと思って
目が眩んだ彼はいつも
自分を信用していないのだと、言って
自尊心を傷つけられたような顔をした
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mizuta01 · 2 years ago
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今日も奴が来る…
気を付けろ!こいつは止まった敵を「眠った!」「俺のせいで眠った!」とみなして、すかさず近くでブーメランを投げを始めるゾ!
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mizuta01 · 3 years ago
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「ごめんなさい。わたし、すきなひとができて…」
ガーンっ!
ウメハラ武太郎は、6月のある日彼女から振られてしまった。ウメハラは、悲しみを募らせてそこで地縛霊になることを決意した。(ゆるさん…)
一か月…
二か月。
三か月後「すみません!」
「いったい、どうした」ー神の声
「やっぱり,変えてください!
ここじゃ,…だれも通りません!せっかく地縛霊となって此処に定住することを決めたのに,だれも来ないんじゃ意味がありません!僕が取り付く先を今からチェンジしてもらいたいんです。」
「ふむ。まったく、意味のわからない願いじゃが,とりあえず言ってみよ」
「えーと、えーと。…」そこで、ウメハラは持ち前のしつこさを持ち出して考えに考えてみた。(皆がいつもいるところ…毎日,顔を合わせなければならない、場所……そうだ!)
「トイレ、です!」
「なぬ?」
「あ、違うっ…ト、水です、水がいい!
水になれば,流れ出る全体の体力のようになり、全員に取り憑くことが出来ます…!」
「ふむ…(コイツ,何を言ってるんだ…?)
もっとないのか。賢い選択は」
「‼️!」ウメハラは、改めてまともに賢さを問われるのが大嫌いだった。
「じ、じゃあ…コーヒーです!
コーヒーにチェンジしてください!」
「ふむ。」
ーーーー
からーん「いらっしゃいませー」
喫茶店に,一人の女性が入って来た。
「すみません,コーヒーお願いします」
「かしこまりました。」
カウンターの向こうでコーヒーが注文された。
女性は、それが出て来るのを待つ。
(きたぞ…俺の…出番だ…)
コーヒーの地縛霊となった、もはやだれだかわからないおっさんが出動を待っている。
ジャー!
しゅしゅしゅしゅ…
しゅわ!しゅわ!しゃわわわ!
「薬丸さん、お湯わきましたよ」
「ああ。」
とっとっとっとっ…
かたん。「コーヒーをお持ちしました。」
「あっ。はい」
女性が,抽出されたコーヒーを飲む。ごくり。
(ありがとう。)
「エッ?!…
なに?いまの…」
ーそれは、コーヒーの、イヤ、千の風のような存在感になったひとりのおじさんの呟きかもしれない。(※ナレーション)
こうしてウメハラ武太郎の魂は今日もイッテキずつ浄化されているのである。
〜未来的にホットコーヒーになった男
おわり
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mizuta01 · 3 years ago
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◯◯◯(丁度いい温度)
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mizuta01 · 3 years ago
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23. ーがたんごとん。
午後の昼下がりに会社が終わり、いまは電車に揺られていた。大きな駅が過ぎてからは車内の人はまばらになり、ぽつぽつと座っている人が見える位になる。それでも買い物帰りの学生や主婦が固まって話している姿も見えた。わたしは、窓の外を眺めながら午後一時過ぎに来る◯ちゃんに昼食何をつくってあげるか考えていた。中華の店、それから変な名前のコーヒー店の看板やカラオケ店のまだ点灯されていないネオンが目の前で流れていき、この会社と自宅という距離に囲まれた範囲の狭い空間がいま、自分が◯歳になってから生きている世界のすべてなのかと思う。ただそのどれもこれも◯ちゃんとかつて行ったことのある場所だったと思う。
◯ちゃんはどこまで知っていたんだろう。もしかすると本当は生ぬるい湯舟を眺めるように、彼も時折り苛立っていたんだろうかと思った。
「はい」
◯ちゃんが、わたしに向かって持ってきた土産を手渡してくれる。普段ならそれをあたりまえに受け取り、目の前でがさがさと開けてから時間があれば二人で食べていた。ーそれはいつもほんとうに、おいしかった。わたしは思い出してみるが、それはいつもてらいがなかった。
でもそのことの意味(それはその辺に生えてきたのではなく◯ちゃんがわざわざチョイスして来たものだということ)にほんとうに気づく事はいままではなかったのだった。
わたしは周りの声を聞いてみた。そうして目を閉じてそのことに◯ちゃんの裸を重ね合わせて想像してみた。
わたしはそのことが手元にある書類や荷物なんかと同じ質量になることがもしかしてこの先、あるんだろうかと思った。それは、相手によって違うのかもしれない。そう思い、もしかすると毎回誰に対してもそう感じていたのかもしれないと思うと笑ってしまいそうになった。
自分の友人やもう既に夫婦になったひとたち、その皆が皆、とりこぼしたドラゴンボールを、こんなふうにいきなり手渡されるようなことを経験しているのだろうか。わたしはそのことに未だに驚いていた。知らなかったことにではなく、◯ちゃんがそこに居座る時のさりげなさにずっと驚いていたのだった。たった一人になれば、それぞれの経験を知りもせずにわたしはそう思い、日常的にはそれは毎日のように立ち止まり、そこらじゅうに初めからあった◯ちゃんのまなざしを改めて思い出すことになった
「…」
わたしは電車を降り、家へとたどり着いた。鍵を開けて誰も居ない部屋の中へと入る。それから、リビングのテーブルの椅子を引いてそこに座る。
携帯電話を操作しながら暇潰しをしていたが、そのうちに眠くなって来てテーブルの上に突っ伏してしまう。
一昨日の夜、わたし達は12回目くらいのSEXをした。
服を取り去ってからいつものように◯ちゃんの匂いを嗅いでみる。それから届かない天井を見上げるみたいに手を出してみた。わたしも、とくに貪欲な方ではなかったけれど、◯ちゃんもよくいる男みたいに人のくぼみ全てを探り当てなくても満足するみたいに見えて、わたしも安心していた。けど時たま、今まで知らなかった事を補うために追いかけ合ってみたくなる。初めの期間はそんな感じだろうと思いながら、わたしは別に飢えてるのじゃないと思った。わたしは別に◯ちゃんがまた、いなくなっても構わないと何故か感じていて、それが私たちの当たり前みたいに感じている。そうしてぴったり寄り添いながらも、いつのまにか隣近くにいる◯ちゃんを見ていて、そうだった、いつもこの人はこういう人だった…と感じる。
「すきすき」
「ん」
それから、時々もっと深い所まで探り当てようとしてみた。◯ちゃんはいつも何も言わないでそれを受け止めてくれる。わたしは◯ちゃんのことを女みたいだと思い◯ちゃんを見るが、それが静かにわたしのことを見ているせいだと思った。わたしはそれが、草の香りがすると思い、いま一人でリビングにいながら、未だその香りを感じているような気がした。草の香り。草のうなばら。それがわたしが、◯ちゃんが男なんだと知ったときから、これまであったものごとにあらためて覆い被さってきている…
借りたCDや映画、それから本、これまで見てきた場所の方にも。
ぴんぽ〜ん
インターホンが鳴り、わたしは起き上がって玄関に駆けつけた。
ガチャ。
ドアを開けると、立って待っていた◯ちゃんが居た。
「おはよう」
「…」
「どうしたの」
◯ちゃんは、わたしの顔を見て言う。
わたしは、未だマスクを付けていたのだ。
◯ちゃんはそのまま入ってきて雪をほろった。
「…また、あれなの?」
わたしはうなずく。
「おれに対しても?」
わたしは、良いから入れというジェスチャーをして◯ちゃんを促す。
◯ちゃんは友人だったから知っているが、わたしは時たまアレルギー発作を起こすことがあるのである。さっきから、スマートフォンからわんさか出てきた思い出の写真などを眺めながらすでに、◯ちゃんにあっちもこっちもあまりにも囲まれ過ぎていると言う事気がつき、それから非常に唐突に◯ちゃんのことを意識的に見るようになってしまったのだ。
ゴホッゴホッ。
「大丈夫?」
わたしは首を振る。
◯ちゃんは靴を脱ぎ、後ろからついて来た。
「ねえ」
「…」
「おい」
「なに」
「こっち見て」◯ちゃんが言ってくる。
「…」
「ねえってw」
「…」
仕方なく、振り向こうとすると◯ちゃんはふざけたのかそこで壁ドンをしてきた。わたしは◯ちゃんの顔をみる。◯ちゃんは、ずっと付けていたマーブル柄のマスクを取ってしまった。
詰問してくるみたいな態度になって迫り来る。
「ちゃんと、しゃべって」
「…」
「聞こえてる?」
わたしはうなづく。
「会話、しりとりでするぞ。いいの?」
わたしは手でつくった「W」を訴えかけてみる。
「ワラ。」
「…」
「…声出しなさい」
「…」
「ん?」
「…ひ」
「…」
「久しぶり」わたしは言う。
「うん」わたしたちは玄関のはじっこでハグし合った。
久しぶりといってもたった二日ぶりなのだが、…それで満足した。
「…」
「それから?」
しつこいなと思っていても◯ちゃんは、探究心あまたで突っ込んでくる。昔からこういうところがあり、わたしはそのあいだ◯ちゃんのオモチロミホルモンが収まるのをまつただの客みたいな気持ちになる。
それからその顔を見上げてみる。
「…」
「何か、言ってみることない。なんでも」
それでわたしも、考えてみた。
(なんでも」って…)
「…ど」
「ん?」
「どうして、そんなに…足が長いの」
「…父さんの足が長いからだよ。」◯ちゃんはこたえる。
「…」
「あとは」
「…」
「んん?」
「ど、どうしてそんなに、手が長いの」
「これは…」
「うん」
「これは、母さんの手が長いからだよ。www」
わたしはそこで、「W」をさりげなく流してみる。
◯ちゃんはわたしの頭をはたき、わたしのマスクを外してしまい「くち…」と言いかけたわたしのピーに唇を重ねて来る。
それ以降はちょっと今は、時間がなくて書けません。
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mizuta01 · 3 years ago
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ずっと昔に付き合いがあった人が飛び降りたと連絡が入り、その数日後にそのお葬式に出る。雨が降っている中でだらだらとそれは取り留めもなく行われて、いつまでもずっとそれが続くように思えた。多分そうなのだろう。死ぬ用意をして死ぬことよりも、寸断させられるようにして亡くなる場合、こう言うことは終わりがないようにずっとずっと誰かの頭の中で繰り返されて行くんだろうと思う。
そこに出ていた沢山の仕事上の人たちやわたしもわたしの知り合いと会う。皆が彼がまだ生きているみたいに話しているのが不思議だった。兄弟もそんなふうにして話していた。わたしはそれが儀式のひとつというよりも、生前の彼の生きたさが未だそうしているように見せているんだと思う。わたしも多分そうすると思う。まったく関わりがなければ枕詞をつけるみたいにして、彼の席をそこに用意しておく。わたしもそうなるまでずっと、というか兄弟から止められるまでずっと未だにそうしていた。
わたしは昨日と今日でまるきり変わってしまった世界にいてどういった言葉をかけるかとかどういう感情でいるのかなにも浮かんで来ない。ただ彼の葛藤、それから死に方のような自分が知らない部分をこんなふうに知る機会が社会の中であるんだということ、ふつうに生きていれば知る由もない部分を聞かされて、確かにこんなふうに、他人の在り方だけで世界は変わってしまうんだなと思った。それから誰にも言っていなかったが、わたしは彼のことを男だと意識したことが殆どない。彼のことを知れば知るほどにいつもそうなっていった。
帰って部屋へ戻ると、夫が既にそこにいた。夫は、何も言わずにわたしのことを抱きしめてくれたが、その時未だわたしは自分がどんなふうにして生きていけば良いのかと言うことで頭がいっぱいだった。日常の中に唐突に落とされたみたいに、なんの理由も、意味も、家族もなく生きていける人間が果たして、居るだろうか。わたしは夫に聞いてみたかった。夫がわたしの世界で生きていくことに時折苦痛を感じるように、わたしも夫の育てられた世界で今から生きていけるようにはなれないように思った。わたしは自分の過去がこんなふうに蔑ろにされていく事に途方に暮れていて、例えばそれは業務の書類を書き込むとき、自分の所属を書き込むとき、友人と会う時、それは唐突にやってくるのだと思った。わたしはどうしても、寂しくて寂しくて仕方がなくなった。今まであったことや、わたしの感じることを、テレビでやっているような冗談のように、どうして話してはいけなくなったのか…そういうこと。
「それでも未来に向かって歩いて行かなきゃならない」わたしが、部屋でなんとなく黒糖寒天を煮ている時に彼が言い、わたしもそれに頷いた。それは食べてみると甘過ぎたので驚いてしまった。夫は用意されたものを食べずに雨が降るのを窓を開けて眺めていたが何度もわたしはレシピを見直してしまった。わたしもきっと現実はそういうところにあるのだろうなと思いながらも未だ上の空だった。
わたしは夫のことを考えていたのだが、夫のことをいい人と見做しているのはどうしてなんだろうと改めて思う。それというのもやはり周りの人間の振る舞いにあったのかもしれず、そもそもどうしてその人たちが来たのか、何をしたいと思っているのか、今更のようにそのことを思った。わたしが彼と会ったとき、まだわたしは相手のことをよく知らなかった。今もそうだと言ってもよく、わたしが彼と会っている間じゅう、わたしは殆ど病人みたいないでたちで居た。彼はいつもわたしのところに何かを持って来て、何も言わないで帰って言った。だからわたしが、兄弟や他の人の人格を勝手に推測するみたいに、彼が残していったものから彼の思うことを勝手に想像し、つなぎ合わせて彼を作っていくしかなかったんだと改めて思った。そんなふうにして想像は未だその二人きりのやり取りがあったときに戻る。彼はわたしに帰ってきて欲しいとははっきりと言わなかった。わたしがこれまでほんものだと勘違いしてきた数々のものに埋もれてそれが彼の願いのような形でそこにあるような気がした。わたしはいろんなことが誰かに塞がれている間もずっとここに、夫が作っている日常のほうへ戻って来るべきだと思っていたような気がする。
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mizuta01 · 3 years ago
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わたしのことを思い出してくれてありがとう
あなたの理想とは程遠いかもしれないのに
わたしのことを女の子みたいに扱ってくれてありがとう
わたしの声をあなたが生き返らせてくれた
もしあなたが、声を掛けてくれなければ
わたしは今もあちこちを歩き回っていたのかもしれない
どこにいるのかも分からず、自分が人なのかも分からないまま
それでもひとの声がたしかに返ってくるまで、
わたしが、わたしではなくなるまで
ずっとどこかへ行き当たるまで
たった一人うろつき回って、遠い遠い所を彷徨う
それはわたしがわたしじゃなくなるみたいな日々
わたしのことを思い出してくれてありがとう
わたしが生きている感触を、またあなたの勝手で思い出させてくれてありがとう
あのとき、わたしたちが過ごした時間はあっという間だったと思った
不確かさばかりの毎日だったとおもった
あなたは初めからわたしが隣に居るのが当たり前みたいに感じていて
わたしはそうじゃないのにと思うのに、
あなたはいつも皆と同じような場所にわたしを入れてくれた
理由もないようなことばかりに、わたしは一人で手のひらばかりを見つめていた
わたしは何もかも忘れ去ったあと、
当たり前を思い出していた
つまらない事に腹を立て
ごく普通の癖があり
一人でも楽しそうにしている
あなたのそういうところが日常に溶け込み
あなたを未だ縛り続けている当たり前の風景
あなたが当然と思っていることすべて。
あなたが当たり前を生きるとき
わたしも日常に縛られながら
その中に居たことを思い出す
あなたの香りを嗅いで
わたしは生きていることを思い出す
あの時そのことが心地よいと感じていた
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mizuta01 · 3 years ago
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mizuta01 · 3 years ago
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20
田中くんが出張から戻ってきて、また当たり前のようにしてわたしの部屋に上がって来た。
どす!
とボストンバックを床に下ろす。それから買ってきたお土産を山ほど、そのなかから取り出している。
「…」
「はい。これ」
田中くんはその中から牛柄のタペストリーと置物をわたしに手渡してくれた。
「ありがとう」わたしもそれを受け取る。
書き忘れていたが、田中くんは地方の農業大学を卒業してから、ずっと芸能事務所で勤めてきた都会人なのだ。
わたしは、彼のジャケットの背中から都会の麦畑みたいなにおいがしないか確かめてみようとした。
「田中くんだけだよ。こんなにわたしに「もの」くれるの」
「うん。」
それから私用にと買ってきてくれたお土産を見ながら(これがわたし用…)と思って立ち尽くしていた。
それは今にも、鳴きだしそうなタイプのイラストだった。
そうこうしてるまに、田中くんはいつもどおり勝手にわたしの家にある洗濯機に着替えを放り込んでいる。それからぴっとスイッチを入れて、それを回し始めた。
ごおんっごおんっっ
田中くんは我が物顔で、キッチンでコーヒーを入れている。わたしは隣で朝食のラーメンを食べ、田中くんは炭水化物をいったい何で取るのだろうと思いつつ見ている。
うちの父親…それから上司…皆、朝はガッツリ食べるのを忘れない。
田中くんはコーヒーにクリープを入れていた。
ー11時11分、わたしたちは着替えてから外に出る事にした。
これから、特にやることもない土日の時間を潰してみようという事になった。外は晴れ、わたしは新しいコートを着て足をぶらぶらとさせていた。途中でパン屋によってみる。
いろんなパンがあるのに、わたしは米粉のパンを買うことにする。「また、素パンかよ」田中くんは言い、わたしは素パンの良さを田中くんに説明してやる事にした。
「素パンだと、冷めてもあったかくても、どんな気分でも食べれるんだよ」
「本当?」
わたしはうなずく。「じゃあ、俺もそうしようかな。」田中くんは、馬鹿でかいフランスパンをトレイに載せていたので、店員さんがそれを見つめていた。
それから、出る。
「ウインナーパンも買ってるじゃないか」
田中くんは、わたしのビニール袋を覗き込んでいってきた。
「違うよ。これは、ソーセージパン」
「かかってるじゃないか。ケチャップとか、色んなもんが」
「そうだよ…」
わたしは昔の夏休みのことを思い出していた。あの時、毎日毎日これを食べながら、わたしたち話ていたっけ。
「思い出したの。どうして忘れてたんだろう」
田中くんは、とにかく隣で歩き続けている。
「尻取りしない?」
「良いけど、どうなるか分からないよ」
ー略
「北斗あきらのけ…け…けっこん。」
わたしは田中くんの方を一応見てみた。気づけば、田中くんはCOWCOWのボケてるひとのような伊勢丹のスーツを着ている。
「に…に…に…
肉まん食べたい」
田中くんはわたしの方を見る。わたしといえば、ユニクロの4000円のジャケットを着ている。
「カ
か…
か…カサブランカ」
「か…か…蚊取り線香」
わたしたちは、映画館へ向かう事にした。
その間も、田中くんはピポパポとスマホを操作しながら都会の友達と都会の方便で電話をしている。
(いっぱい、友達いるんだ。)
わたしはそれを見、後ろからついていく。例えばー川の流れがあるのだとして、ダムみたいのが魚坂さんだとしたら、田中くんは流れの部分にいるようなタイプなんだろう。わたしはそこで、決まり切って男と女についてみたいなことを考えさせられていた。それからデパートでショッピング、本屋など色々行ってみる。田中くんはそこで、ダンスダンスレボリューションを、見たことのないくらいの速さでかわしているのを見ていた。わたしはそれを、友達として写真に収めながら、自分の役割を、ひそかに彼女に変えて見てみることにした。田中くんは、すごい速さで足を入れ替えている。(スッゴイ…)わたしはそれで、「こういうのが、都会のやり方なんだ。」と思っていた。
「フランスパン。食う?」
わたしは首をふる。
田中くんは人目を気にしないでそれを往来で食っている。
一年前…二年前…三年前…田中くんもきっとそうやって女をひっかけ続けて来たんだろう。そう思い、わたしはそのイズ 田中ズルーティンの中に入れられてるのを許されている1匹の動物のようにならされる。
そうして、ま向かう相手のスパゲッティの食べ方を眺めている。わたしたちは横浜のマリンタワーが見えるカフェでランチを食べている。
「…あれが、東京ではスカイツリーなんだ。」
「で?」わたしは相槌を打つ。
「フランスではエッフェル塔」
「うん」
「すごく寂しい作業だった、て。」田中くんはパスタをくるくると回していた。
「そーかな…」
わたしもひと口、ご飯を食べる。
「あそこで仕事をしていて分かったんだ。」
「何が?」
「僕が一番大切にしているのが美意識だったていうこと」
「ふうん。」
「だから本当は、僕が武士なんだ。」
クルッ
「誰もそう言わないけど」
ビイシキ。
わたしは繰り返して言う。それから、田中くんが細い体で目の前で肉を食べているのを見る。
「そうなの。」
「そうさ」
「ふうん」
わたしはそれで、わたしもその中に入ってるんだ。と思っていた。
その美意識の中に、わたしも入れてくれてありがとう…
そうして帰宅。わたし達は部屋着に着替えてそれぞれにくつろぐ事にする。夜ご飯、どうしようかとわたしがパントリーを見ていると、田中くんが来て「やるよ」と言ってくる。
「うん」
ジャーッジャーっ
田中くんがフライパンを振っている。
わたしはその音をテレビを見ながら聞いていた。
「ここに一年くらい居てもいい?」
「えーっ」
わたしはびっくりして田中くんを見る。
「だめなの?」田中くんは、半分切れて言う。
ハッそうか…わたしは思ったが、男の侵入を「ゆるす」とはこう言う事なのかと思う。
「別に良いけど、お互いに寂しくなるかもよ。やめとけばよかったって」
「なんで」
「だって」
わたしたち違いすぎるし…そう言おうとする。たとえば、レストラン。アウトレットモール。スーパー。そういうとこにいて、いちいちチョイスが違いすぎるっていうこと。そう言おうとしてみる。
「文化が違い過ぎるもん」
「文化?」
田中くんはフライパンをガッシャン!と置いて言うのでわたしびっくりする。
田中くんはそれから、そこに黒胡椒を入れまくっている。おいおい…わたしは思うが、いつものように怒っている人がいるということにわくわくし始めていた。
「うん。例えば、わたしがやっすい美容室とかカフェに行こうとするじゃん。そしたら、あなたが無意識で、なんでそんなところ行くの〜って言ってから、それを忘れるようなことをまいかいしたとするでしょ。」
「だったら俺が…こうやって中華料理も作ってやるよ。」
ジャーっ!
田中くんは火力を強めて言う。
わたしは田中くんはの顔を見ていて思ったが、きっといま、マリオカートでゴールラインが見えてるのでとりあえず、楽になりたいみたいな気持ちでボタンを押しまくっているんだろうなとかすかに思っていた。
楽になりたい…
それは世界の中で一番危険な感情としてある。
「好きとか、嫌いとかって何かな。」
わたしは言ってみる。
「食べれるか食べれないかとどう違うの。例えば、服って自分に合ってるものっていうより、所属のアピールだったりするじゃない」
「うるさい。」
田中くんは応える。
「じゃあどうやって選んでるの?」
「だから…確認すれば良いんでしょ。いちいち。」
わたしは頷く。
(確認…)
わたしは田中くんがわたしの部屋の鍵を針金でカチャカチャやりながら開けようとしている光景を思い浮かべる。
カチャ…カチャ…
田中くんはガチャ!と鍵が空いたのを見て、それからぴんぽ〜ん
とインターホンを押す。
「居ますか?」
居ますか、て…
(そうか。そういうこと、だったか)
「そういえばそうだったね」
「うん」
田中くんは応える。わたしもこれからは、いちいち確認をちゃんとしてから突っ込んでいこうと思っていた。
それから「◯ネンカンありがとう」みたいな気持ちを祝うために酒を飲んでみることにする。
わたしたちはグラスをはじくような音を立ててから、カンパイの代わりに「ありがとう」「ありがとう」と言い合う。
一応、それはウイスキーみたいな味がしてけっこうおいしかった。
「もっと、もっともっと…」
田中くんがキッチンに立ったままで歌い始める。田中くんは、都会ではバンドも組んでいるのだ。
「回ってまわって回って
回って
回ってそれから
まわ〜る〜ううううう」
わたしは今日一日、春休みとかに帰郷したときみたいな気分でいたなと思う。
ーーわたし達は生まれたとこもだいたい同じで、途中までは同じようなことを考えていたんだっけ。そんなことをソーセージパンを食べながら思う。
ルーツだけ同じで、顔がちがう人たちが山ほど集まるよつな夏休み…というより、帰郷。それから冬休みのおじいさんおばあさんの家…そこにいるあいだはいつも、目的も理由も剥奪されたままでただ息を吸い込んでいたっけ。
(そういうことか。)
わたしは思い、畳の部屋に、従兄弟が会社帰りで来て座っているような気がしてくる。
目の前にいる田中くんとはそういう人だった。
数分後。
田中くんはわたしの言った事にヒントを得てから
「寂しい 寂しい〜の」
と歌いはじめる。
わたしは、田中くんも結構、とんち魔だったなと思いながら、とにかくオチがよくわからないので、そのまま時が過ぎるのを待っていた。
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mizuta01 · 3 years ago
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mizuta01 · 3 years ago
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