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Best Albums of 2024+よく聴いた旧譜とか

Arthur Lyman – Island Vibes [Broad Records] (1980)
Apple / Spotify / Bandcamp

Baba Stiltz – Shame On Dry Land (Original Motion Picture Soundtrack) [Public Possession] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Bedouin Ascent - Science, Art And Ritual [Rising High Records] (1994)
Apple / Spotify / Bandcamp

Bton - 4th Floor [Source Records] (2005)
Bandcamp

Carlos Niño, Idris Ackamoor, Nate Mercereau – Free, Dancing… [New Dawn] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Earth To Infinity - S.T. [Source Records] (1992)
YouTube

Erika de Casier – Still [4AD] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Ezra Feinberg – Soft Power [Tonal Union] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Funcionário – Momento Claro [Glossy Mistakes] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Jonny From Space – Back Then I Didn't But Now I Do [Incienso] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

J Walker - Spectra! [Elations Recordings] (2021)
Apple / Spotify / Bandcamp

K. Yoshimatsu – Fossil Cocoon: The Music Of K. Yoshimatsu [Phantom Limb] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Laila! - Gap Year! [IIIXL Studio] (2024)
Apple / Spotify

富樫雅彦, 鈴木勲 - A Day Of The Sun [Paddle Wheel] (1979)
Bandcamp

Max Graef – Natural Element [Tartelet Records] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Nicolas Gaunin – Wormhole [Moon Glyph] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Puli - Swirling [Open Space] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp

Spacetime Continuum – Emit Ecaps [Reflective Records] (1996)
YouTube

YMC - Orange Peel [Source Records] (1998)
YouTube

V.A. – Lost Paradise: Blissed Out Breakbeat Hardcore 1991-94 [Blank Mind] (2024)
Apple / Spotify / Bandcamp
順位はつけていないの��すが、特にお気に入りだったEarth To InfinityとPuliから聴いてもらいたい。
00年代後半に愛した日本のバンドと同じ名前、LAのバンドPuliのデビューアルバムは、私のために作られたのかと錯覚するほど、ここ数年の気分にマッチしていた。カラッと軽やかで音数も少なく、アンビエント? チルアウト? バレアリック? Music From Memoryから出ていたThe Zenmennとも近い印象を受けるかわいらしさ……と思いきや、効果的なパーカッションとよく鳴る低音の扱いは完全に2020年代のダウンテンポのそれでかっこいい。こういう組み合わせはありそうで無かった。メンバーは、Damon Palermo(Magic Touch、Mi Ami――そう100% Silkの! 10年前に東京でライヴを観たなあ)、DJのPhil Cho、Suzanne KraftやBaba Stiltzのライヴでサポートとしてギターを弾いているJohn Jonesの3人。これまで聴いてきた音楽と繋がっていて納得がいった。
2月には、数年探していたSource RecordsのCDをたくさん手に入れた。90年代初め〜00年代中盤にかけて存在したこのレーベルについては、Resident Advisorの記事をDeepLを使って翻訳してみたり、サブスクにあるだけ全部入れたプレイリスト(Apple / Spotify)を作ったりしたが、多くが未だ再発されておらず日本では見つけにくいのもあいまってきちんと聴くことができずにいた。ドイツから届いた盤は30枚以上、途中で関連アーティストに寄り道しつつ、夏まで他の音楽を聴く暇があまりないほど、20〜30年遅れのSourceギャル気分(?)を満喫した。7月は灼熱の東京でAndrew Peklerの���昼夢のようなライヴを観た。実験的なエレクトロニック・ミュージックで知られる彼は、SourceからSad Rocketsとしてデビューしたときも、SG名義での現在も実はギターを弾いているのだ。私がApple Musicで2024年にいちばん聴いたアルバムは、昨年リリースのSG『For Lovers Only / Rain Suite』だったらしい。ギターはここしばらく惹きつけられる楽器である。

どれもこれも素晴らしいのでベストに入れるのはかなり迷った結果、直球に気分が良くなるものを選んだつもり。Earth To Infinityは、David Moufang(Move D)とJonas Grossmann(Bton)のふたりによるユニットで、CDのみで発売されたSource最初の作品だ。KLFの影響が感じられる、WarpのAIシリーズ以前に生み出された牧歌的なアンビエント・テクノ、知っているような知らないようなサンプリングされたネタが脳内の記憶の引き出しにそっと触れてくるように飛び交い、極上の没入、催眠、陶酔、ああ、こういうのが聴きたかったんだよね……という心地よさ。ここではDeep Space Network、I.F.と彼らの変名の作品を紹介してきて、当時の若者が作っていた音楽でもずっと大人っぽく聞こえる。ぼんやりとして風変わりなのがSourceの特色で、これから時間が経って聴くとまた別の聞こえ方がしてきそうだ。
そうやってSourceを経たのと、夏から高岡駅前のバーmonosでDJをするようになったのとで、音楽の好みが数年前から拡張しつつちょっと変わってきたかも、というのが他のアルバムの並びに反映されている。もともとビート主体ではなく全体像で音楽を聴いていることが多く、繋ぎは何年経ってもあまり自信がない(それってDJとしてどうなんとかは置いといて)。リスニングの延長として、テイストの近接、ジャンルを超えてみる、余白を楽しむなどあれこれ並べながら、即興でその空間と酒量に合わせることでレコードの良さが引き立つといいな〜というスタイルでターンテーブルとミキサーに向き合っています。
monosには通常営業におじゃまする感じで、月イチ平日(水曜か木曜が多いかな)にいますので、気軽に飲みに来ていただけたらうれしいです。告知は私のInstagramのストーリーズにて。
今年も寝る前の日記代わりに追加しているプレイリスト2024 Best 100+ Tracks(Apple / Spotify)を作ったので聴いてみてください。
※タイトル、レーベル、リリース年はオリジナルを表記。ジャケ画像はリイシューも使用しています。
(いりー)
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Best Albums of 2023+よく聴いた旧譜とか

Anagrams - Blue Voices [Balmat] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Avalon Emerson - & The Charm [Another Dove] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Baba Stiltz - Paid Testimony [Public Possession] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Beat Happening - We Are Beat Happening [Domino] (2019)
Apple / Spotify / Bamdcamp / Domino

DJ Trystero - Castillo [Incienso] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Doc Sleep - Birds (In My Mind Anyway) [Tartelet Records] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Earth Trax - Closer Now [Lapsus] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Greg Foat & Gigi Masin - Dolphin [Strut] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Herbie Hancock - Maiden Voyage [Blue Note] (1965)
Apple / Spotify

吉村弘 - Soundscape 1: Surround [Misawa Home] (1986)
Apple / Spotify / Bandcamp

Huerta - TV Slang [R&R] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Joe Zawinul - Zawinul [Atlantic] (1971)
Apple / Spotify

Khotin - Release Spirit [Ghostly International] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

Other Lands – Archipelagos [Athens Of The North] (2022)
Apple / Spotify / Bandcamp

Pharoah Sanders – Pharoah [India Navigation] (1977)
Apple / Spotify / Bandcamp

Sensorama - Where The Rabbit Sleeps [Bureau B] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

SG - For Lovers Only / Rain Suite [Faitiche] (2023)
Apple / Spotify / Bandcamp

本多信介 - サイレンス(夕映え) [ALTY] (1983)
Apple / Spotify / Bandcamp

Solitaire - S.T. [Fax +49-69/450464] (1995)
Bandcamp

Touch Of Noise - Percussionproject [Mikado Records] (1995)
Apple / Spotify / Bandcamp
吉村弘(未発送)のほかは、すべてレコードで手に入れた。特にお気に入りがSensoramaとBaba Stiltzなのでぜひ聴いていただきたい。
Roman FlügelとJörn Elling WuttkeによるSensoramaは、90年代後半〜00年代はじめにハンブルクのレーベルLadomat 2000からリリースしていた。Roman Flügelが複数の名義で多様な作品を産んできたのと同じく、SensoramaもAlter Ego、Acid Jesus、The Primitive Painterなどの変名を持っている。なかでもSensoramaはテンポはゆったり、音は少なめに手づくり感にあふれていて、優しい温もりがある、でもちょっと風変わり、ときどきとんがり。初めて聴いてすぐに魅せられリピートしまくった。
ふたりともハンブルク出身でも拠点でもないのだが、ライナーノーツを読むとこのアルバムはハンブルク人脈に愛されていたからこそ作られたようだ。Golden Pudel Club(いつか行きたい)のブッキング担当/DJであるRalf Kösterによってコンパイル、Bureau Bからリリースされた。リリース・パーティは当然Pudelで行われ、JörnのSoundcloudでは当日の楽しそうなmix(Part 1とPart 2)を聴くことができる。
待ちに待ったBaba Stiltzのセカンド・アルバムは、その名で人気を獲得したハウスから離れ、近年のシングルの延長で、The Folk ImplosionやBeckの地味目の曲を思い出させるローファイ・フォークという趣。それがほんっっと好み。彼はグランジ風の服装をしていて、Our Legacyのランウェイではモデルとして歩き、VOGUEにスナップされ、DAZEDで特集を組まれるおしゃれさんだ。2018年にInstagramでDinosaur Jr.(私がいちばん好きなバンドのひとつ!)のTシャツを着ているのを目撃して勝手に喜び、それはジョークでもハズしでもなく本当に好きらしく、レジデントを務めるNTS RadioではSonic YouthやPJ Harveyなどオルタナをたくさんかけていたのでずっと共感していたのだった。レーベルのPublic Possessionは、ハウスを通過しつつインディ~オルタナ的表現をするアーティストを紹介してくれるのでよくチェックしている。
このTumblrにお気に入りの音楽リストを投稿し始めたのは2014年だから、もう10年目になる。よく聴いていたアルバムにRoman Flügelの『Fatty Folders』(2011年)や『Happiness Is Happening』(2014年)、ベスト・トラックのひとつにBaba Stiltz“Palats”を挙げていた。それまで好んでいた王道のロックやインディ・ロック、ポップスにプラスして、同世代の友達が聴いてなさそうなエレクトロニック・ミュージックこそが、ひとり暮らしの日常の気分を整えてくれる居心地のよいものとなっていった時期だった。居心地のよさを知ったとして、たいていは自分もアーティストも年月を経て変わっていくことが多いだろう。変わっても認め��れる、ずっと好きで自分の核というか心の支えになる――大切な存在の音楽を作ってくれるアーティストがいるのはありがたいことだ。
旧譜では、そのうち聴くでしょとスルーしていたが世間的には名盤扱いの、ハービー・ハンコック、ファラオ・サンダース、ジョー・ザヴィヌルの上記のアルバムに今さらハマった。たまたま聴いたら、まるで私のための作品かと感じるほどスッと入ってくる不思議な体験だった。そのとき他に何を聴いていたとか、年齢、気候、体調などにもよるのかもしれない。
昨年書いた「レコードを手に入れたらじっくりリスニング」を心がけたおかげか、他にもお気に入りのレコードがたくさんできてしまったので、そのうちmixにできたらという感じです。
毎年恒例、FRENCH BLOOM NETのベスト音楽に寄稿しました。プレイリスト2023 Best 100+ Tracks(Apple / Spotify)を作ったので聴いてみてください。ライヴとDJ mix音源を詰め込んだプレイリスト2023 Fav Mix & Live(Soundcloud)もどうぞ。
※タイトル、レーベル、リリース年はオリジナルを表記。ジャケ画像はリイシューも使用。Beat Happeningは全部入り的BOXのため、サブスクのリンクはアーティストページにしています。
(いりー)
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Best Albums of 2022 + よく聴いた旧譜とか

Axel Boman - Luz / Quest For Fire [Studio Barnhus] (2022) Bandcamp Luz: Apple / Spotify Quest For Fire: Apple / Spotify

Betonkust - Concrete Coast [World Of Paint] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

“Blue” Gene Tyranny - Out Of The Blue [Lovely Music] (1978) Apple / Spotify / Bandcamp

Born Under A Rhyming Planet - Diagonals [DDS] (2022) Apple / Spotify / Boomkat

Dry Cleaning - Stumpwork [4AD] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

Horsegirl - Versions Of Modern Performance [Matador] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

ind_fris - Portfolio [Scaffolder Recordings] (2022) Bandcamp

Jack J - Opening The Door [Mood Hut] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

Loris S. Sarid, Innis Chonnel – Where The Round Things Live [12th Isle] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

Lucky Mereki - You Got Me Dancing [Accord Music] (1991) Apple / Spotify / Bandcamp

Ludwig A.F. - Air [Exo Recordings International] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

Metamatics - A Metamatics Production [Clear] (1997) Apple / Spotify / Bandcamp
Move D & Dman - All You Can Tweak [Smallville] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

The Other People Place – Lifestyles Of The Laptop Café [Warp Records] (2001) Apple / Spotify / Bandcamp

Palmbomen Ⅱ - Make A Film [World Of Paint] (2021) Apple / Spotify / Bandcamp

PinkPantheress - To Hell With It [Parlophone] (2021) Apple / Spotify

Rosalía - Motomami [Columbia] (2022) Apple / Spotify

Sonny Ism - Clock Without Hands [Northern Underground Records] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp

越智義朗 - Natural Sonic [Newsic] (1990) Apple / Spotify

V.A. - V4 Visions: Of Love & Androids [Numero Group] (2022) Apple / Spotify / Bandcamp
順位はつけていないけれど、ダントツでお気に入りがAxel BomanとBorn Under A Rhyming Planetなので、ぜひ聴いていただきたい!
ずっと推しているAxel Bomanの、夢見心地でミステリアス、小気味よいパーカッション感覚は相変わらず。ダンスミュージックとしても機能するだろうし、日常生活にも取り入れやすい朗らかさ、柔らかさがある。2枚同時リリースで、フィジカルは豪華な3LP。レコードのインナースリーヴにショートショートが書いてあって、ジャン=ジャック・アノー監督『人類創生』(原題:Quest for Fire、1981年)リブート版の撮影を計画する、映画監督のル��カス(って誰?)に雇われ、現代に旧石器時代を表現しようと……、というストーリーがおもしろい。いろいろな聴き方を試した結果、通しで聴けるBandcampが好きかな。ここ数年の趣味で園芸をしているので、10月にチューリップの球根を植えるときにかけたら、春に花が咲く脳内イメージと重なって至福の時間が過ごせた。
Born Under A Rhyming Planetは、Move DらとConjoint、Studio Pankowをやっていた、ジェイミー・ホッジのソロ・プロジェクトということから知る。リンクをつけているBoomkatの紹介によると、ティーンのとき、シカゴ音響派の代表格Gastr del Solのレコーディング・リハーサルを目撃、東海岸の大学見学ついでに寄り道してカナダのリッチー・ホウティンに会いに行き、リッチーのレーベルPlus 8からデビュー、その後ハイデルベルクにも行っちゃうなんてアツい男だ。未発表曲や未完成だった曲を仕上げて収録したこのアルバムは、新鮮な音像をもってテクノ、ディープハウス、ジャズ、アンビエントの絶妙なバランスにほれぼれする。短い曲が多いのでデモテープ的といえるが、その儚さが独特の魅力となっているし、ひとまとまりの作品として完成度が高く、意識が研ぎ澄まされる気がして何度もリピートしてしまう。私が今年 Apple Musicでいちばん再生した曲は“Menthol”だった。日本語の勉強をしているそうなので、来日お待ちしています。
年始にハマったLucky Merekiが掲載されているのをとっかかりとして、初夏にようやくSanshiro『ポスト ハウス・ミュージック ディスクガイド』をゲット。この本が出たあと再発された盤もあって、予言の書みたいだ。収録されているAntal(Rush Hour)のインタビューが腑に落ちた。彼は新譜やリイシューをチェックするほかにシャーデーなどクラシック(定番)なアルバムをよく聴いているらしく、
「ずっと聴くことによって、感情が生まれてくる。(中略)自分とレコードが感情的につながっていると、どこでどんな音楽をかければい��のか、心の中で湧いてくるんだ」
と語る。これを読み、最近はなんでも��単に聴けるから、うっかりすると消費が浅く加速しがちな状態がキツく感じていたので、レコードを手に入れたらじっくりリスニングするのを心がけたいと思う。今回紹介しているアルバムは、カセットのLoris S. Sarid, Innis Chonnel以外すべてレコードで購入した。購入したものを寝る前に気軽にApple Musicで再生することも多い。ベッドサイドに置いたSONYの小型Bluetoothスピーカーはなかなかに悪い音質で、小中学生の頃に使っていたCASIOのCDラジカセよりもひどい気がする。そんな環境でも良い音楽に感じたものは、いざレコードに針を落とすとほんとうに素晴らしく聴こえるのだ。
毎年恒例「FRENCH BLOOM NET」年末企画、2022年のベスト音楽に参加しました。好きだったものからフレンチしばりでPhoenix、Sweely、The Balek Bandについて書いています。プレイリスト 2022 Best 100+ Tracks(Apple / Spotify)も作ったので聴いてみてください。
※リリース年、レーベルはオリジナルを表記。ジャケ画像はリイシューも使っています。
(いりー)
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Best Albums of 2021
C.K – Tracking Patience [PRS]
SoundCloud (Snipped)

Dry Cleaning – New Long Leg [4AD]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Facta – Blush [Wisdom Teeth]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Fuga Ronto – Greatest Treasure [Phantom Island]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Mano Le Tough – At The Moment [Pampa Records]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Miljon – Don't They Know [Studio Barnhus]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Själen - Spirit High [Studio Barnhus]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Sven Wunder – Natura Morta [Piano Piano]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Suzanne Kraft – About You [Melody As Truth]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

The Zenmenn – Enter The Zenmenn [Music From Memory]
Spotify / Apple Music / Bandcamp
またまた「FRENCH BLOOM NET」年末企画、2021年のベスト音楽に参加しました。好きだったものからフレンチ寄りでAngèle、Myd、Yeahmanについて書いています。Spotifyでプレイリスト2021 Best 100+ Tracksも作ったので聴いてみてください。
(いりー)
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2021年よく聴いた旧譜とか

Deep Space Network – Big Rooms [Source Records] (1993)
Bandcamp

Denise Johnson – Where Does It Go [Adassa] (2020)
Spotify / Apple Music

Fabrizio Fattori – Mediterranean Africa [Best Record] (2019)
Apple Music / Bandcamp

Hugo Jasa – Estados De Ánimo [Ayuí] (1990)
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Manuel Göttsching – E2-E4 [Inteam GmbH] (1984)
Spotify / Apple Music

Ronald Langestraat – Searching [South of North] (2018)
Spotify / Apple Music / Bandcamp

PJ Harvey - Dry [Too Pure] (1992)
Spotify / Apple Music

A Positive Life – Synaesthetic [Beyond] (1995)
Spotify / Apple Music / Bandcamp
Tim Sweeney - Beats In Space 001: Tim Sweeney (2021)
Apple Music

V.A. - Chill Pill III [Public Possession] (2021)
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(いりー)
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Best Albums of 2020

Andras – Joyful [Beats In Space Records]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Cindy – I'm Cindy [World Of Paint]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Dan Kye – Small Moments [Rhythm Section International]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Dua Lipa – Future Nostalgia [Warner Records]
Spotify / Apple Music
Georgia – Seeking Thrills [Domino]
Spotify / Apple Music

Khotin – Finds You Well [Ghostly International]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

K-Lone – Cape Cira [Wisdom Teeth]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

MAÂT – Solar Mantra [Growing Bin Records]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Paul Cut – Le Bal Des Douaniers [Popcorn Records]
Spotify / Apple Music

Pejzaż – Blues [The Very Polish Cut-Outs]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Phillip Sollmann – Monophonie [A-TON]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Róisín Murphy – Róisín Machine [Skint]
Spotify / Apple Music
10枚選ぶつもりが12枚。ここ数年は新しい音楽は12インチを中心に聴いていたのですが、発売されてもレコードがなかなか日本に入ってこない状況があり、買ったLPをじっくり聴くことが増え、結局Spotifyでもレコードで買ったものを聴いていた。概念としてのアンビエントのような音楽ばかり買った気がする。
なぜかこれまで知らなかったK-Lone。Studio BarnhusのDJ配信で“Honey”がかかっていて、素敵な環境音とわくわくビートで密林に探検しに行くような楽しさがあった。iPhoneの��蔵スピーカーでも、お風呂のBluetoothスピーカーでも、ヘッドホンでも、(きっと)爆音のダンスフロアでも鳴りがいいと思う。
���ニマル・アンビエント・テクノのEfdemin名義も最高なPhillip Sollmannは、電子楽器は一切使用されていないそうで、方法としては現代音楽とか実験音楽のようでも、小難しいことは考えずに、無心になる、これが瞑想ってやつか? 響きに響きが加わる空間がお寺のよう、なんとも言えない美しさに引き込まれる。サンレコWEBに載ってた原雅明さんの解説は読み応えあり。
ノスタルジックなものでは、『X-ファイル』のマイナーな登場人物Cindyの世界観で、「Memories of Cindy」12インチ3部作(2017年)だけでは飽き足らず、追加でドリーミーなアルバムを作ってしまった、Palmbomen IIとCindy役のめっちゃかわいいBlue LoLãnちゃん(調べてたら母親が『ツイン・ピークス』に出演してたんだって)。レコードを買うと、zineにポスターにキスマークとサイン入り紙ナプキンまでつけてくる不気味なコンセプト勝ち。Kornél Kovácsがアンビエントmix(2014年)で『X-ファイル』のテーマをいきなりかけてたのを思い出した。Khotinも90s和製ホラーやら平成ゴジラでかかるような映画音楽みたいで童心に帰らせてくれる。このへんはMusic From Memoryから出たコンピ『Virtual Dreams(Ambient Explorations In The House & Techno Age, 1993-1997)』あたりに私の脳内で繋がっていく。
MAÂTはちょっと地味だけど、聴けば聴くほど安心できるオーガニック感。Radiohead『In Rainbows』の頃に近い雰囲気もあるような? Andrasが届いたのは春で、新芽のように小さくて柔らかさがあって、自分のために鳴らされるささやかなレイヴって感じにキュンときた。天才だと思っているポーランドのPejzażことBartosz Kruczyńskiさん、Shall Not FadeからEarth Traxとして2枚のアルバム、本名で過去ワークスもリリースしていたので多作すぎ。どれも良いのですがハウスとアンビエントなPejzażがいちばん好き。
ハウス側から名前だけは知っていたDan Kye、アルバムを聴いてみるといいな〜なんかジャズっぽいな〜と思ってたら、ジャズ寄りソウルなSSWのJordan Rakeiの変名だと理解。Larry Heardの最新ツアーでサポートを務め、2019年にはもうグラストンベリーのステージに立っていたPaul Cut。これまでのリリースではフランスのハウス人脈のようで、インタビューによると今はポルトガルにお住まいのよう。ジャズのテクニックで鍵盤を弾きまくることができる人だが、ブレイクビーツ疾走したりゆるボサノヴァになったり緩急つけたリズムで通して楽しめる、プロデューサーとして素晴らしいファースト・アルバムになっている。推していきたい。ジャズとエレクトロニック・ミュージックの接近は2021年も気になる。
今年アゲてくれた音楽といえば、やはりDua Lipa。The Blessed Madonnaのmix『Club Future Nostalgia』と2枚組になったデラックス・エディションが普通に地元のTSUTAYAで買えたのがうれしかった。ハウスからモロ影響を受けたポップスが楽しいGeorgiaや、私は止まることを知らないエレクトロ・ディスコ・マシーンRóisín Murphy(ってディスクユニオンの商品ページに書いてあった。Molokoは全然知りませんでした……)、Avalon Emersonの傑作mix『DJ-KICKS』、ついに出たThe XXのRomyソロ曲“Lifetime”とか、スーパーガールズグループZoomgals“生きてるだけで状態異常”あたりも並べて聴くと、問答無用で踊りたくなり、(ギャルっぽく)ウチらの音楽! という気分になれた。
フレンチ関係では「FRENCH BLOOM NET」年末企画に寄稿しました。Dua Lipa、MAÂT、D.K.について書いています。Spotifyで2020 Best 50 Tracksのプレイリストも作ったので聴いてみてください。
(いりー)
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2020年よく聴いた旧譜とかmixとか

Alex Rossi – Domani è un'altra notte [Kwaidan Records] (2019)
Spotify / Apple Music
フランス帰りのイタリア伊達オヤジが、ギラギラしたディスコで現実逃避させてくれる、アホっぽさ全開の快感。シャツのボタンは3つ以上開けて、ワインもアホみたいに飲んで何本も空けたいね。アルデンテ! こういうのDJでかけたかったのに、出番がほとんど無かったので、かけることはありませんでした……。

Avalon Emerson - DJ-Kicks [!K7 Records] (2020)
Spotify / Apple Music / Bandcamp
もっとも旬なDJのひとりである、アヴァロン・エマーソンによるmix。夕飯の準備しながら小さいグラスに注いだビールを飲んで、CDの再生ボタンを押し、ゆるっと始まって一気に勢いある楽しさに乗せられ、ボリュームを上げ、あっという間に最後の曲、夕飯ができる頃にはいい感じに酔っ払っている。これが今年いちばんよく聴いた1枚かも。ダンスミュージックのときめき、一晩踊りきったような爽快感が詰まっている。ああ、クラブに行きたい。インタビューをDeepL翻訳したのもブログに載せてます。

Chee Shimizu - A View Of The Ocean [Jet Set] (2020)
JET SETでポイント交換の景品になっていたので(いつも使い道がない!!! 普通にポイントで買い物割引してくれませんか?)、ゲットしたMIX CD。これさえ聴けば、お部屋の快適指数アップ間違いなし、極楽極楽〜

Dua Lipa & The Blessed Madonna – Club Future Nostalgia [Warner Records] (2020)
Spotify / Apple Music
Dua Lipaの新作のremixで構成されたmix。本編だけでおなかいっぱいのはずなのに。そういや、ついにBlack MadonnaがBlessed Madonnaに改名した、たしかに初めて音だけ聴いたときは黒人なのかと勘違いしたし、今年は改名するしかないタイミングだった。他にも彼女のいいmixはたくさんあるのになぜこれを選んだのか自分でも謎だが、ここまで豪華にされるとひれ伏すしかない。

Dykehouse – Midrange [Ghostly International] (2004)
Spotify / Apple Music
シューゲイザーとニューウェーヴに、アンビエントが粉砂糖みたいにまぶしてある。このかわいいジャケ、よく見たらキノコが描いてあるんですね、サイケデリック。2000年代中頃、ロックがかかるパーティ「LOVEBUZZ」でかかっていたというのを兄に教えられ、ティーンの私はCDを焼いてもらって聴いていた。ふと思い出して検索したら、TECHNIQUEでめっちゃ安く売られていたので購入。

Global Communication – 76:14 [Dedicated] (1994)
Spotify / Apple Music
90年代のアンビエント・テクノの名盤と言われ、アラフォー以上には「耳のジャケ」で通じるかもしれない。2014年にもよく聴いていたとブログに書いていて、たしかジャニスで借りてきたのをリッピングしたんじゃなかったかな? 定期的に無性に聴きたくなるのですが、リマスターされレコードで出るというのが嬉しくて、手に入れる前から寝る前にSpotifyでやたら再生していたら(だいたい3〜4曲目には入眠)、年末に今年いちばん聴いたアルバムと表示された。野田努さんのレビューも好きです。

Intergalactic Federation - I.F., I.F. 2 [Fax +49-69/450464] (1994)
Bandcamp
Deep Space Network(Move Dとジョナス・グロスマン)と、ドイツのアンビエントのパイオニアらしいDr. Atmoが融合したのが、このI.F.。94年にピート・ナムルックのFAXレーベルから2枚のアルバムをリリースしていた。Discogsを眺めながら、入手困難だな〜でも聴いてみたいな〜と思っていたら、Fantasy Enhancingから2枚組CD『1/2』としてリイシューされて、ありがたくBandcampで購入。Move Dさん関連作は今後もリイシューが続くとかで、夏にDeepLで翻訳した記事がかなり参考になっている。

Irv Teibel – Environments [Numero Group] (2018)
iOS / Android / Spotify / Apple Music / Bandcamp
60〜80年代にリリースされた、Irv Teibelによる環境音(フィールドレコーディング)の古典「Environments」シリーズ11枚のアルバムから、Numeroセレクトの23トラックが美しい写真とともに鑑賞できるアプリ。雷とか吹雪とか波の音とかいろいろあるなかで特に気に入っているのは“Dusk in the Okefenokee Swamp”(オケフェノキー沼の夕暮れ)で、夏の夜に真っ暗な水田から聞こえてくるカエルと虫の声に似ていて落ち着く。うちの近所は田んぼもほとんど住宅地になってしまい、もうこんな音は聴けなくなってしまったなあ。枕もとに置いておけばめっちゃ安眠できる。一応サブスクでも聴けるのでお試しください。

Kaytranada – Bubba [RCA] (2019)
Spotify / Apple Music
昨年末にリリースされたのがレコードになって、春頃にやっと日本に入ってきたのをディスクビートで見つけて購入。前作に引き続き、おしゃれな音ってこういうのだと思う。聴くものに迷ったらついついこれを聴いてしまう。

Larry Heard – Sceneries Not Songs, Volume One [Black Market International] (1994)
Spotify / Apple Music
再発でやっと手に入れた、きらめきまくっている。レコードの音がいい。アンビエントもだけどニューエイジとも捉えられる。ラリー・ハード聴いてるとめっちゃいいもの聴いてる感と、深海魚になった気分になるのですがおわかりいただけるだろうか。一家に一枚。

鈴木33回転正夫 - 不思議音声旅行 (2020)
民謡DJユニット俚謡山脈のツイートで知った。正夫さんという方かと思いきや、Katsuya Kndさんと楊楊坊さんの2人組。レコ屋でその他のコーナー、どころかリサイクルショップでホコリまみれになっているであろう観光案内ソノシートを洗盤して選盤したらしきmix(音楽ではない)。家族がインスタで買ってきたのをこっそり愛聴。ラジオの「JET STREAM」とか「音の風景」みたいな感じ。こちらのサンクラにアップされているmixもだんだん心が歪んでいくヤバみ。

Maze Featuring Frankie Beverly – Joy And Pain [Capitol Records] (1980)
Spotify / Apple Music ※9曲目“Changing Times”から
空前のMAZEブーム(?)が我が家に到来。私がインスタのストーリーにあげていたら、Move Dさんと会話が始まり、その直後の配信DJでかけてくれたのが“Joy And Pain”(ライヴ盤だったけど)。Spotifyで今年いちばん聴いた曲。レコードだとB面の1曲目なので、B面から聴いてみるのもいい。アートワークはEW&Fでもおなじみ長岡秀星。

濱瀬元彦 – 樹木の音階 ♯Notes Of Forestry [Newsic] (1988)
Spotify / Apple Music / Bandcamp
今年の夏は暑すぎて、ベランダで育てていたバジルが葉焼けしてしまい一気に瀕死になった。すべてのやる気がなくなったとき、アイスでも食べながら聴いていた。クリスマスに『風の谷のナウシカ』を観て、腐海の底には枯れたように見える木があり、ナウシカが耳を当ててみると中に水が通っていることがわかるシーン、このレコードのイメージに近いかも。

Nicolette Larson – Nicolette [Warner Bros. Records] (1978)
Spotify / Apple Music
富山の文化系のお正月みたいなもんだと勝手に思っている、古本+レコード市「BOOK DAY とやま」。毎年GWに開催されていたのが、今年は中止になってしまい、毎月富山駅で「BOOK DAY とやま駅」が開催されている。これは金沢のなんでもあるレコ屋レコード・ジャングルの箱に入っていたのを発見。ニール・ヤング提供の1曲目“Lotta Love”はバレアリック・クラシックらしいのですが、どこで知ったのか思い出せない。

The Radio Dept. – Pet Grief [Labrador] (2006)
Spotify / Apple Music / Bandcamp
高校生の頃に公開された、ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』劇中で使われていたので一躍有名になったと記憶している。たしかそのちょっと前に、このアルバムを焼いてもらったCDで毎日寝る前に聴いていた。よく寝れるなこんなので。改めてレコードで聴くと、A面が“The Worst Taste in Music”でしんみり終わって、ひっくり返してB面をかけると“Every Time”でTHE シューゲイザー!!! となる流れがめっちゃ良い。こういう、1枚のLPで、B面1曲目にガツンときたときが、レコードにして良かったと思う瞬間。

V.A. – Virtual Dreams (Ambient Explorations In The House & Techno Age, 1993-1997) [Music From Memory] (2020)
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ハウスとテクノのアゲではなく内省的な部分に魅力を感じていたし、どこの誰か顔もわからない人が作っていてちょっと手に入れにくいというのに神秘があり、大して聴いてもいないのにやたら憧れを抱いていたのは10代の頃だったか。そこから派生するアンビエントに美しさを感じて、意味のわからなさを引きずりながら少しずつ聴いていったら、落ち着くとか瞑想みたいなもんだけではなく、興奮もすることに気づく(聴きながら歌いたくなることだってある)。楽しみにしていたこのコンピが年末に届き、2021年はもっと意味のわからないところに吸い込まれていきたい。
※リリース年、レーベルはオリジナルを表記。ジャケ画像はリイシューも使ってます。
(いりー)
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アヴァロン・エマーソン、テックからテクノへの旅路を語る(DeepL翻訳)
留学、仕事、ワーホリなどで海外生活をしていたのに、コロナ渦で以前のような生活が続けられなくなって帰国した人が少なくない。アヴァロン・エマーソン(Avalon Emerson)は、人気DJによるmix作品シリーズ『DJ-Kicks』(!K7 Records)の最新作をリリースしたばかりだが、少し前までベルリンに住んでいると思っていたら、いつの間にかNYにいるようだ。
mixの最初にかかる、アヴァロンが歌うテクノポップ“Long-Forgotten Fairytale”は、The Magnetic Fieldsのカヴァー。MVはカラオケ風、バックにLA〜NYを旅した美しい景色が流れる。恋人とのキス。ちょっとしたプライベートを垣間見て、彼女がどんな人なのか興味がわいた。
以前はヨーロッパにいると簡単に国をまたいで移動できてすごいな〜、うらやましいな〜なんてぼんやり思っていたけれど、アーティストたちがそんなツアー生活を続けるのはハードだし、実際できなくなった。日本に来てもらうことだって、いつ可能になるのかわからない。作品を買うこと・聴くことが今できるいちばんのサポートだと思う。20曲71分、楽しくてあっという間のmixを何度もリピートしながら、公開されたばかりのGAY TIMESのインタビュー「Avalon Emerson on her journey from tech to techno」をDeepLで翻訳してみた。
※DAZEDには本人による全曲解説「Avalon Emerson’s track-by-track guide to her new DJ-Kicks mix」がアップされてます。
(いりー)

Avalon Emerson on her journey from tech to techno
Avalon EmersonがGAY TIMESに、最新のテクノ・リリースであるDJ Kicks、ツアーへの憧れ、そしてパンデミックの中でアイコン的なアーティストであることについて語っています。
発売日です Avalon Emersonはオフホワイトの小さな部屋に座って、変幻自在で抽象的なテクノポップビートの最新コレクション、DJ Kicksについて話している。 薄い金属製の金網メガネが彼女の顔を強調しています。 彼女はそれが好きではありませんが、公平に考えれば、流線型のアンセム的なクラブセットを専門的に制作するアーティストに、不器用な質問をするべきではありません。 それでも、エマーソンは答える前に優雅に熟考しています。
"描写と方法は全く違うもののように思える。 でも、私はクラブやユーロ中心のDJ的なものと、明らかに "アンダーグラウンド "なものとの間にある奇妙な場所にいると思うの。 "どこに自分がフィットするのか分からないわ。 自分がどこにフィットするのかわからないわ」とGAY TIMESに語っています。
Avalonにジャンルを限定するのは馬鹿げています。 結局のところ、ドリーミーなブレイクビーツから伸びやかなエクスペリメンタルシンセまで、あらゆるものを取り入れた幅広いクリエイティブな作品にはどのようにラベルを付けるのでしょうか? メソッドのマッチングに関しては、もう少し簡単です。 Avalonは配置をイメージし、細かい部分を把握する前にいくつかの質問をします。 "自分のオリジナルの話をしているときは、それがどこに行くのかを考えるところから始めることもあります」と彼女は説明します。 "ライブでやるのか? 私がDJをする曲になるのか? 大きなフェスティバルの曲になるのか、それとももっと繊細な曲になるのか?"
通常、いくつかの核となる質問をするだけで方向性が見えてきますが、必ずしもそうとは限りません。 "どこに向かっていくのか、明確なビジョンを持たずにリミックスプロジェクトを始めたことがありますが、それがうまくいかなかったことがあります。 "何かを得るためにジャングルをハックしようとするのではなく、リミックスがうまくいっていないと言うだけで、何も生まれてこないんだ。 僕はリミックスを始める前に、かなり強いビジョンを持っているんだ。 天気の良い日には、頭の中にアイデアが浮かんでくるんだ。 オリジナルの音楽も同じだよ。 ここ数年の私のプロセスは、アイデアを頭の中から完成品に変換するためのツールを合理化しようとしている。
彼女は自分の答えを意識して、真摯に正当化するようにフォローしています。 "私の答えは一種のメタ的なもので、私がしている様々なことに正直に答えようとしているからです。 私の答えはちょっと抽象的なものになってしまいました、ごめんなさい!」。
時間をかけてAvalonの音楽を聴くと、突然、彼女の広大なサウンドが意味をなすようになります。 それはまた、音楽と場所の間にある彼女の深い個人的で感情的なつながりを反映しています。 DJとしてスタートした当初は、サンフランシスコで商品写真家とウェブ開発者として活動していました。 しかし、突然、自分自身に余裕が出てきたことを知り、この業界を離れました。 旅と変化の物語には「ニュアンス」が���要であることを認めながら、彼女は前職での違和感について掘り下げています。
"その後、そして特に今、私たちは、巨大な破壊的なグロステックのようになったモンスター全体の蒸留と促進を見てきたような気がしています。 私がサンフランシスコで働いていた頃は、誰もが10億ドルを稼ごうとしていて、それをクソみたいな方法でやっているようなものでした。 誰もがクレイジーな神コンプレックスを持っていて、それは本当に奇妙なものでした。 だから出て行くつもりだった LAかニューヨークか ベルリンに引っ越すつもりだった" 結局 アバロンは3つの場所に 住んでいることに気づきました
ベルリンは、ほとんどの場合、すべてが始まった場所でした。 月に約300ユーロでどこかを見つけた後、彼女は音楽のフルタイムのキャリアが実現可能な選択肢になるまで、技術系の仕事を続け、新しいトラックをリリースし続けました。 "私は仕事を辞めなかったし、音楽家になるためにハッスルしようともしなかったのは、開発者として諦めるべきではないと常に思っていたからです。 いいキャリアだったんだから、なんでDJにならなきゃいけないんだ? 良くも悪くも自分で決めたことなんだと思います。"
旅行と国境はアヴァロンが執着し続けてきたものになりました。 "今年は、変な年だよ "と彼女はため息をつき、逸話を続ける前に続けました。 "いつの時代にも早送りして、フルタイムの仕事をしていた時でさえ、本当にヘビーなツアーをしてきたんだ。 過去5年間、私は狂ったような量のツアーをしていたので、家で過ごす時間をもっと多く取りたいと思ったし、家族の近くにいたいと思ったの。 音楽が世界中に彼女を連れて行き続けていたので、Avalonは自分の頭のスペースのために時間を分割しなければならないことを知っていました。 彼女は精巧な計画を立てました。 "私は時間の塊をLAで過ごし、夏にはヨーロッパに行き、そこからツアーをするつもりだったの。 1月に引っ越すつもりだったから、LAに引っ越したのはその時だったんだけど、その後コヴィドのクソみたいなことがあって、そこから抜け出せなくなってしまったんだ。 ヨーロッパに戻る予定だったが 実現しなかった パートナーとの個人的な問題が解決した後、ニューヨークの方が理にかなっていると思った。

現在はニューヨークに定住しているダンスDJの彼女は、男性優位のジャンルでの彼女の出現とシーンがどのように変化しているかについて自省する時間を持っています。 "私は他の人ほど長くこの業界にいるわけではないけど、ここ数年で間違いなくオープンになってきているわ」と彼女は振り返る。 "良い音楽を発信し続けるためには、良い、面白いキュレーションのクラブやフェスティバル、レーベルが良い音楽を発信し続けたいと思うなら、自然と多様性を持たせる必要があると思うの。 最高の音楽とは、異なる視点、異なるジェンダー・アイデンティティ、人種の組み合わせから生まれるものなのです。 これこそが、世界的に見ても良いシーンのメイクアップなんだ。 停滞しているのは、あるタイプの人からリリースし続けることだけが最善の方法だ。
彼女は物事が良くなってきていると信じていましたが、業界にはまだ門限があることを認めています。 "多様性は、誰がどこへ、どのくらいの期間旅行することが許されているのか、というようなことがまだ本当に妨げになっていて、それが狂ったようなユーロセントリックさを保っているんだ。 EUのパスポートを持っている人は誰でも演奏することができ、旅をしたり、ショーのヘッドラインを務めたり、音楽をリリースしたり、大物になったりすることができます��� このアンダーグラウンドなダンスミュージックの世界から締め出された、本当に素晴らしい才能のある人たちがたくさんいるのに、本当に残念なことだよ。
Avalonの業界全体に対する鋭い意識は、フレッシュなミックス、カヴァー、オリジナル曲をモザイク状に収録した最新プロジェクトの背景にあります。 "DJ Kicks "は25年前から続いているシリーズの一部なんだ。 参加するのはとてもクールだし、とても光栄だよ」と彼女はGAY TIMESに語っている。 DJ Kicksがノスタルジックな時代と現代的なテクノを融合させた現代的なテクノを再構築しているのに対し、Avalonは不安な期待感と無限のエネルギーの間を飛び回るようなリバウンドしたサウンドを披露しています。 しかし、その恍惚としたサウンドとは裏腹に、DJはそれをすべてまとめるのに苦労しました。 "このシリーズの硬直化によって、いろいろな意味でクリエイティブな課題に直面しました。 コンパクトなディスクに収まる長さにしなければならないし、SoundCloudミックスの時代にしてはクレイジーなことだ。 すべての曲はライセンスを取得してクリアしなければならないし、ライセンスを取得したミックスのようなものだったからね。 だから、このような時代錯誤な枠組みの中で仕事をするというクリエイティブな挑戦は、間違いなく挑戦だった。 大変だったけど、いくつかのことについてはかなり良い解決策を思いついたと思うよ"
リリースに満足しているように見えたAvalonの頭の中は、パンデミックの最中に新しいセットを宣伝することの気まずさに必然的に目を向けていました。 だから、ツアーの現実についてどう感じているのかと尋ねると、「私たちはこれについて考える時間がたくさんあったでしょう? なぜなら、正直に言うと、そうなんです。 アンダーグラウンドのクラブ、ショー、フェスティバルでキャリアを築いてきたDJとして、Avalonはこのような不確実な時期にリリースに踏み切った数少ないアーティストの一人です。 "私にはたくさんの感情や考えがあるの "と彼女は笑う。 "何をするにしても、こんなにワッキーな時期なんだ。 何かを宣伝するのには、とてもおかしな時期なんだ。 今は一般的に、多くのことを楽観的に感じるのは難しいわ。 DJミックスのプロモーションなんて、優先順位の高いものではないような気がするんだ。 本当にクレイジーだよ。 時には敗北感を感じることもあるけど、人々は音楽の逃避性を評価してくれていると思うし、それは今でも重要なことだと思うんだ。 人々はこのことに興奮しているようだから、クラブが開いていなくてもダンスミュージックを聴いてくれるのは本当に嬉しいよ"

クラブは閉鎖されたままで、会場は収益を失い続けているため、今はライブミュージックの選択肢は多くありません。 "多くの意味で、他のことがどれだけ重要かを示してくれています」とアメリカ人アーティストは強調する。 "過去10年間、私たちはすべてがデジタル化されてい��、バーチャルでできるという思い込みに向かって身を任せてきましたが、実際にはできませんでした!」とアメリカ人アーティストは強調する。 クラブカルチャーや音楽文化の超産業化や、すべてが大げさになっている音楽文化や、狂ったように高いフェスティバルのチケット価格を嘆くことはできるが、それは産業であり、多くの人々の仕事なのだ。 だからこそ、この機械が回るんだよ。 それをオンラインのいくつかのストリームに置き換えることはできない"
アバロンは、彼女が「現実世界のフィードバックループ」と呼んでいるもののために、何度でもZoomコールのインタビューを喜んで交換することに疑いの���地はありません。 "ショーに出ていると、誰かが寄ってきて『新曲がいいね』と言ってくれたり、新しいレコードをかけてみんなが踊っているかどうかをフィードバックしてくれたりすることがあります」と彼女は振り返る。 "今は部屋に閉じこもっていて、音楽ストリーミングサービスで上がってくる数字を見て、『ああ、これだ』と気づく。 これが私が祝われるべきことなんだ』と気づくのです。 奇妙で難しいわ」と振り返る。
リリース日の成功がヘッドラインやレビュー、プラットフォーム上でのストリーム数にあるように、Avalonはこの新しい現実に落胆しているようです。 "私はこれらの小さなKPIの数字を評価するように訓練されていますが、あまり良いとは感じません」と彼女は告白しています。 "ストリーミングの数字の多くは、プレイリストの配置によって作られています。 人々がストリーミングサービスを聴く方法は、能動的なリスニングではなく、沈黙の充填機のようなものです。 100回のプレイリストを見たとして、そのうち何回が実際に座って聴いていて、何かを楽しんでいるのでしょうか? それはすべて同じリスニングの中にフラット化されているので、実際にはわかりません。"
COVID-19の悔しさと必然的にリリースが重なったので、私はアヴァロンに「こうなったことに満足しているか」と尋ねます。 "いい質問だね。 他の芸術作品と同じように、私は多くの感情的な記憶を連想しています。 その多くは余計な心配事ですが、それが出てきたことは嬉しいです。 何度か背中を押されたような感じでした。 周りのものは曲がりくねった道だったから船が港に入ってきてよかった"
大事な日を迎えた今、アバロンは休みを最大限に活用する計画です。 "少し冷静になって、新しい音楽を作るという非武装の分野を探ってみるつもりだよ。 私はそれに興奮しているの」と彼女はより楽観的に語っています。 "これは長い間、私の視野を占めてきたことなの。 今はホームベースができたので、家の外にスタジオスペースを設けようと思っています。 あ、隔離趣味として木工も拾ってきました。" アバロン・エマーソンはいつものように 創造的に自分の名前を 刻むことができることを証明しています
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Label Of The Month: Source Records(DeepL翻訳)
ここ半年のコロナ禍で、かつてのパーティ空間は失われてしまった。最後にDJしたのは2月末。ワクチンまではいかなくても、決定的な予防法が発見されない限り、室内でのパーティに出演したり遊びに行ったりするのは当面控えることにしました。理由はいろいろあるけど、私は電車で移動するし、パーティへ行くならやっぱり酒飲みたいし、マスクしながらとか、少しでも不安を抱えながら長い時間遊ぶのがやだなーと思うので。
配信の不思議な魅力
というのもあり、配信に癒される日々。3月末〜6月にかけては、pandemixと題して毎週日曜の夜(日本時間は月曜早朝)にMove Dさん(ダーヴィド・ムーファン、以下Dさん)がFacebookでDJを配信してくれていた。YouTubeにアーカイヴがアップされてます。
相変わらずチャーミングな人で、最近のエモーショナルでディープなハウス、ハウス・クラシック、ディスコを軸にしつつ、たまに変化球を入れてくるのがすごくいい。Dさんがタバコを巻いてワイン開けてたらうっかり曲が終わりそうになるくらい、ゆるくて気楽。NASAの宇宙服を着て登場した回もあった。
毎週のように観ていると、同じ曲が何度かかっても、毎回繋ぐ曲が違うのでよく考えてるなと感心してしまう。ある日、ジャック・タチの映画『ぼくの伯父さんの休暇』のテーマを思いっきりサンプリングした、ムーディーでかっこいい曲がかかった。いつかのmixでも聴いたことがあってずっと好きだった。Dさんが参加していたユニットDeep Space Networkの“A La Pulpe D'Orange”(オランジーナの宣伝文句なんですね)という曲だと教えてもらい、2012年の再発をTECHNIQUEで見つけて購入。
チャットで曲名を尋ねれば、Dさんかファンの誰かがすぐに教えてくれるのが嬉しい。非英語圏の人もみんな英語で会話していて、パッと言葉を出すのが難しいけれど伝わるのがおもしろくて、毎週チャットにもカタコトで参加していた。毎週となれば常連もいてキャラもわかってくる。これまで海外の人と配信を観ながらチャットすることなんてなかったので、いきなり心理的距離が近づいたような。このシリーズが終わっても、よく出張���信やら何やらやっているので楽しませてもらっている。
DeepL翻訳を使ってインタビューを読んでみよう
さて、今回の本題は、昨年末にResident Advisorで公開された記事「Label Of The Month: Source Records」。Source Recordsとは、Dさんと先述のDeep Space Networkの片割れであるジョナス・グロスマンが、90年代にドイツのハイデルベルクで始めたレーベルのこと。検索するとWEBがまだ残っていた。
ほとんど再発されない廃盤だし、12インチやCDオンリーも多いため入手しにくい。YouTubeのプレイリストやSpotifyで聴いてみると、テクノやジャズっぽさがありながら一貫して独特の儚い美しさがある、概念としてのアンビエントって感じだ。Dさんについて、最近のハウス寄りのDJ活動やいろんなアーティストとのコラボから生まれたリリースは知っているけれど、このへんの活動はまとまっていなかったのもあり詳しくは知らなかった。90年代のアンダーグラウンドなテクノが好きな人にとっては、Dさんのこっちサイドや、ピート・ナムルックとの作品群のほうが有名なのだろう。
記事は英語で5,700words超、読むのがなかなか難しく、日本版RAで訳が公開されるのを待ってみたのですが、そんな気配もなく、このままでは一生読めないのではと思い、最近Googleよりも正確だと話題のDeepLを使ってみることに。
普段こういうツールはあまり信用してなくて、自分の理解力じゃyesかnoかすら怪しいとか、他言語→日本語でだいたいわかればいいという場合にしか使っていない。自分で考えた英語→日本語にして、英語的な伝わる発想ができているかの確認をすることもある。チャットの気軽な文はうまいことくだけた感じに翻訳してくれるので結構おもしろい。自分で考えた日本語→他言語では、それで正解なのかわからなくなるからあまり使わないようにしている。全文を一気に自動翻訳かけるとめちゃくちゃ読みにくくなってしまいそうなので、段落ごとにチマチマやった。日本語になると全体で1万7,000字超えた。かなりうまく翻訳されてるなぁと思ったけど、人力の翻訳、編集、校正の素晴らしさにはまだまだ及ばない。
通して読むと、大きなシーンがない地方都市に、なぜ売れっ子のDさんが住み続けるのかわかった気がする。今はインターネットがあって、田舎に住んでいても他所の人とさらに繋がりやすくなった。音楽をシェアする精神がいきすぎてユニバーサルから訴えられたあたりはウケる。文中に出てくるハイデルベルクの街を確認したいのですが、ドイツの地方はGoogleストリートビューで見れないところが多く、コロナがおさまったらハイデルベルクへ行きたい気持ちが高まった。
RAのLabel Of The Monthシリーズは個性的なレーベルがたくさん特集されていて読み物としておもしろいし、書籍になってもいいんじゃないでしょうか。
(いりー)

Label Of The Month: Source Records
Oli Warwickがハイデルベルクを訪れ、ジャジーなアンビエンスとエクスペリメンタル・テクノを得意とした先駆的なレーベルの豊かなカタログを掘り下げた。
90年代の最高のレコード・レーベルは、それぞれの特異性によって定義されていた。特定のサウンドに特化したレーベルもあれば、XL Recordings、Warp、Rephlexなどのように、自分たちの手を握っている人たちの気まぐれに従うレーベルもあった。その中には、ある種のレガシーステータスを享受し、今日も無残な健康状態が続いているものもあります。しかし、Source Recordsはそうではありません。このドイツの地味な運営会社のカタログを見てみると、15年の歴史の中で、どれだけ多くの著名な名前が登場しているかが印象的です。Lowtec、Alex Cortex、Roman Flügel、Baby Ford、Reagenz、Jan Jelinek、そしてレーベルの共同設立者であるMove Dは、今日のエレクトロニック・ミュージックの中である種の権威を持っていますが、彼らを設立したレーベルはそうではありません。
それは他のアーティストの影響もあるかもしれません。Source, Recordsにはお馴染みの名前があるにも関わらず、少なくとも2人以上の無名のアーティストがいる。スタイル的には、Sourceは探求的なマシンミュージックからジャズに根ざしたムードまで自由自在に動き回り、90年代には売れ行きが悪くなっていた。ディストリビューター関連の苦境から音楽誌の支持率の変化まで、彼らは多くの業界の嵐を乗り越えてきた。しかし、今思えば、彼らが出した音楽は一貫して素晴らしいものだった。それは、このささやかでホームスパンな活動が生まれた泉の上に霧のように漂っているように感じることができる。
ハイデルベルクに戻る
ソースとは何かをより明確に理解するために、私は列車に乗って葉の茂るハイデルベルクに行きました。フランクフルトから電車で1時間ほど南に行ったところにあるハイデルベルクは、絵に描いたように美しい街です。ドイツ・ロマン主義の偉大な象徴の一つであるハイデルベルクは、大学や学生の人口が多いだけでなく、自由奔放な快楽主義の幅広い遺産を持つ街です。この街には、特権的な雰囲気が漂っています。地元の大学はドイツのエリートを対象にしており、この街の自由で気楽な雰囲気は、他の都市部のスプロールに見られるようなプレッシャーの影響を受けないコミュニティを反映しています。しかし、広く穏やかなネッカー川と、パッチワークのように美しいハイデルベルク城跡を囲む丘陵地帯には、心を酔わせるような雰囲気が漂っています。アムステルダムからイスタンブールまでのヒッピーの旅の途中で、理想主義者の切ない魂がこの地に立ち寄った理由がよくわかります。
Source Recordsの創設者であるDavid Moufang(別名Move D)とJonas Grossmannはハイデルベルクで育ち、2005年に閉鎖されるまでこの石畳の街並みの中でレーベルを運営していた。ムーファンは現在もそこに住み、グロスマンはベルリンに移り住んでいる。Grossmannはスカイプで話しながら、この街のユニークな雰囲気、ひいてはSource自体にも影響を与えている文化的な文脈について考察しました。
"ハイデルベルクは、基本的に常に人々がたむろしたり、ドラッグを使ったりする場所でした。"ロマンチックな時代には、ハイデルベルクは、ドイツのロマン主義がどのようなものであるかを人々が考えたときの典型的なアイデアでした。人々はハイデルベルクに旅行して、川のほとりに座って、いかに美しいものかということにメランコリックな気分になっていた。このように世界を征服することはできません。"
ハイデルベルクの旧市街をムーファンと彼の家族と一緒に歩いていると、彼がここでくつろいでいる理由が簡単にわかりました。彼は「ハイデルベルクのフランク・ザッパにそっくりな年配の男性、アルフレードと話をするために足を止めた。数フィート先では、90年代にソースや関連する多くのジャム・セッションのハブとして活動していた伝説的なフラット、KM20の元住人であるオヴィに出くわした。人々は立ち止まり、ムーファンの2歳の息子ルイスの髪をなでたり、妻デニスの頬にキスをしたりしていました。
ムーファンは川沿いにあるカフェを指摘したが、そのカフェは90年代に牧歌的なアンビエントのたまり場として一時的に使われていた。私たちはクライネ・マンテルガッセを歩き、20番の外に立ち寄りました。ムーファンが最後に通り過ぎたのは久しぶりだったが、この地域の不動産市場が激しさを増していることを考えると、改装されていないことに驚いた。原始的なタウンハウスの通りにあって、その小ささと相対的な荒廃の両方で目立っていて、隣人の富と豪華さに影を落とされていた。1992年から1998年までの間、長髪のソースレコードの卒業生や、エレクトロニックミュージックの著名人たちのたまり場として全盛期を想像するのは難しいことではありませんでした。Moufangはスタジオのゲストとして、Baby Ford、Roman Flügel、Squarepusher、Aphex Twin、Chez Damierを挙げている。数え切れないほどの未発表ジャムと同様に、KM20でテープに収められたセッションの中には、Bedouin Ascentとのコラボレーションや、Off MinorからリリースされたMoufangのアーカイブジャムなど、時を経て日の目を見ることができるものもあります。
ソースのルーツ
Moufangは、Sourceのルーツがこの穏やかな街にあることがレーベルのサウンドに違いをもたらすかどうかは分からないという。"なぜなら、それはインターネットやレコード店から流通経由で出てくるもので、90パーセントの場合、レーベルがどこに拠点を置いているのかも知らないし、気にもしないからだ。
夕方、私たちは彼の地下スタジオのスモーキーな空間に腰を下ろした。ドアの前で待っていたのは、Dirk Mantei、通称D-Manで、Sourceと深いつながりのあるハイデルベルクの住人だった。このレーベルに関連した多くの人物と同様に、彼は必ずしも有名な人物ではないが、ドイツのこの地域での彼の影響力は大きい。1988年にはアシッドハウスパーティー「Planet Bass」を立ち上げ、Mannheimの有名なブレイクビーツクラブ「Milk! その後、彼はハイデルベルクとマンハイムでHD800クラブを運営していました。彼とMoufangの出会いは、白いグランドピアノにデッキがセットされたハイデルベルグのディスコでDJをしていた時だった。
"僕はもうずっと前からデヴィッドの大ファンだったんだ "とマンテイは言い、"特にザ・テンというバンドと一緒にね。私はオーディエンスの中にいました。彼らは本当に大きくて、本当に地元のヒーローだったんだ。彼らのステージショーはKissとは似ても似つかないものだったけど、とても似ていたよ。
Moufangは、彼が9つのクラスメートと一緒に演奏した高校のバンド、The Tenのトラックを私たちに演奏しました。サウンドは、80年代のニューウェーブのファンキーさが印象的で、Konkのようなものだった。Moufangはすでにスタジオを持ち、地元のミュージシャンのためにポップ、パンク、ヒップホップをプロデュースしていた。しかし、マンハイムのパーティーで80年代後半の典型的なレイヴのエピファニーを経験した後、彼はエレクトロニック・ミュージックに傾倒した。Manteiはまた、彼自身のスタジオを持っていました。彼の家族のパン屋の駐車場にある小さな小屋で、愛称 "青い部屋 "と呼ばれていました。ここでMoufangとManteiは初期のSource Recordsのカタログの一部となるトラックを制作しました。よく見ると、この初期のレイヴな12インチにはソースが刻印されている。
ディープスペースへの道筋を描く
Manteiは1年間サンフランシスコに滞在しましたが、その間にMoufangはスポーツクラブ内のテックスメックスレストラン「グリンゴス」��働いていたJonas Grossmannと出会い、毎週ライブコンサートを開催しました。Grossmannは「ヒッピーやジャズなどあらゆる種類のもの」に興味を持っていたが、当時はテクノを敬遠していたという。KLFのアルバム『Chill Out』と『Space』を使って自分の主張を主張したMoufangは、Grossmannにスタジオで何か作品を作ることを提案した。
"Transmatで聴いていたのを覚えています。"私が最初に思ったのは、もし誰かが今のジャズ音楽を本当にやっているとしたら、これはジャズのサウンドはこうあるべきだ、ということでした。私は自分のレコード・コレクションの中から、スタジオに持ち込むループを探して、それをサンプリングして、その上でトラックを演奏していました。最初の頃は、私はミュージシャンではないので、何も触ることを拒否していたんだけど、デイビッドが何かを作っている間は座っていたよ。気に入らないものがあれば、「これはあまりかっこよくないと思う」と言っていました。彼は私のことを本当に怒っていたのがわかるでしょう。
これらの初期のセッションから、MoufangとGrossmannは、1992年にSource Recordsからリリースされた初のセルフタイトルのアルバム『Earth To Infinity』を制作しました。
"ジョナスは『このアルバムをやるなら、自分たちでやるしかない』と言っていました。"だから『Earth To Infinity』をプレスしたんだけど、プレスがこのアルバムに飛びついてくれたのは本当にラッキーだったよ。The OrbやThe KLFからのリリースもあったし、ピート・ナムルークはFaxを始めたばかりだったけど、アルバムはなかった。それ以外はすべてシングルだった。だからアルバムを作るのは簡単だったし、みんなが注目してくれた。最初の流通では不運だったよ。1000枚のCDが1週間で売れてしまって、一銭も儲からなかったんだ。
フランクフルトの有名なClub XSのAmir Abadiは、最初にEarth To Infinityを発見した時に自分のクラブで2回プレイしたことを覚えているという。"夜は22時から始まって、最初のスリラーが入ってきたんだ」と彼はElectronic Beatsに語った。"23:00にアルバム全体を演奏し始めたら、一人の男が俺のところに来て、『これが俺のアルバムだ』って言ったんだ。それがDavid Moufangだった。この夜、僕は彼のアルバムを2回完全にプレイしたんだけど、観客は完全に狂っていたよ"
ムーファンとグロスマンはクラブXSで初のライブを行い、他にもいくつかの散発的な出演をした後、スタジオに直行して、1993年の『ビッグ・ルームズ』をディープ・スペース・ネットワークの名の下に制作した。このアルバムは、地元のハイデルベルクのキャラクターであるビル・ウィルソン、バージニア州出身の元アメリカ人GIのサウンドで始まる。彼が軍国主義的な、銃指向の話に戻るのに何時間もかかった後、アパラチア山脈の洞窟システムを横断した時の幼少期の経験を描写するように彼を説得し、アナログシンセのシーケンスとサイケデリックな倍音の重いダスキーなサンプルの繊細に彫刻された迷宮へとリスナーを導いた。
Earth To Infinity』よりも広い範囲とサウンドを持つ『Big Rooms』は、Source、Moufang、Grossmann、そして90年代のアンビエント全般にとって画期的な作品であることに変わりはない。The Orbの『Adventures Beyond The Ultraworld』やKLFレコードのような知名度はないものの、NME誌のアルバム・オブ・ザ・ウィークを獲得している。
"NME誌に2ページの特集が組まれ、Melody Maker誌にも2ページの特集が組まれたんだ。"その翌年にはMixmaster Morris(The Irresistible Force)のセカンドアルバムが出ていたので、イギリスのプレスは例外なく180度方向転換し、アンビエントはあなたが関わることができる中で最もクールではないものになっていました。それはほとんど呪いのようなものだった。
デザインによるホームスパン
SourceのDIY精神は、レーベルのビジュアル面にも及んでいた。Earth To Infinity』や『Big Rooms』のカバーは、スタジオのモニターに映し出された映像を操作して撮影したものでした。彼はアイデアをスケッチし始め、スリーブデザインを実現するためにフォトグラファーとより密接に仕事をするようになりました。暗いネガティブな空間に囲まれた建築物の形をシンプルに操作することは、最初の数年間でソースのスタイルの典型となりました。
"技術がアナログビデオから切り替わっていく中で、私はまだテープ機を使って編集していました。"プロセスがコンピュータに移行すると、私にとっては魅力が少し失われてしまいました。暗いスタジオで、テレリーや数百万ドルの価値のあるテクノロジーと一緒に座って、誰も意図していないようなくだらないことをするのが好きだったんだ。スタジオで写真を撮らずにビデオを作ってみたり、RGBケーブルを入れ替えてみたり、再生中にテープを取り出した時の映像を記録してみたり......そんなことをしていたので、当時の私にはコンピュータはかなりセクシーではないように思えました。"
グロスマンのビジュアルキャリアはグラフィックデザインの方に傾いていましたが、彼のビデオへの最後の進出は、Sourceからリリースされた3つのVHSでした。Synchronised Chaos TV、Liquid Screen、そしてsctv03からの3つのVHSリリースでした。当時、この種のリリースの小さな波がありましたが、Warpのコンピレーション作品『Artificial Intelligence II』の一部である『Motion』や、Prism Leisure Videoの『Future Shock and Cyberdelia』などがあり、これらの作品のほとんどは、レイバーたちが目を丸くして見ているようなトリッピーなビジュアルを作成するために、新興のデジタルアニメーション技術に焦点を当てていました。
"誰もがプロジェクタを持っていたが、それに映っているのはクソばかりだったからだ」とグロスマンは振り返る。"唯一のライバルは !K7だったと思います。彼らはこのレーベルを立ち上げたX-Mixシリーズをやっていたんじゃないか?僕はこのデジタルなものが好きじゃなかったんだ。でも、あちこちのレイブに行って、彼らは僕らのビデオを何度も流していたんだ。
"多くの人が2台のVHSレコーダーと安いミキサーでビデオを作っていましたが、私は放送用のスタジオを持っていました。"このようなDIYのようなクレイジーなことを、大規模なスケールで、しかもクオリティーの高い映像を作ることができるということに、私は本当に感激しました。私にとっての哲学は、テクノロジーへのアプローチであり、テクノロジーを当たり前のように使うのではないということだったんだ。全く逆のことをすると何が起こるか分かると思うよ。多くのテクノもそうだった。例えば303を見てください。
フォージマスターを探す
Deep Space Networkが気まぐれな業界の波に乗っている間、Manteiはサンフランシスコから戻ってきていた。彼とMoufangは1993年に発表したコンピレーション『Homeworks』でテクノの初期の作品を集めた。これらのトラックの深いムードは、フランクフルトなどで人気を博していたハードなテクノサウンドから一歩離れたレーベルとしてのSourceの方向性を示した。MoufangとManteiはWarp RecordsとForgemastersの共同設立者であるRob GordonにSourceのマスタリングを手伝ってもらえないかと連絡を取った。彼は旋盤が故障していたため、彼らのレコードのカットを手伝うことはできなかったが、彼の未発表曲はソースの方向性と一致していた。
"ロバートと一緒にワープ・レコードに行ったのは、彼が『彼らに会いに行くべきだ』と言ったからだ。"それはあまり良い経験ではなかった。ワープ・レコードを運営している二人のうちの一人が言ったんだ。"ふざけんな!"と思った"
ドイツのテレビチャンネルZDFのために90年代のエレクトロニック・ミュージック・シーンについてのドキュメンタリーシリーズ「Lost In Music」を制作しているテレビクルーが撮影した、シェフィールドへの旅の映像があります。MoufangとGrossmannがGordonの家に立ち寄り、FONのスタジオでジャムをしている様子が収められています。同じドキュメンタリーでは、砂岩の壁に囲まれたハイデルベルク城の廃墟でDeep Space Networkが演奏している様子が収められています。
ゴードンは1994年にSourceからBlack KnightとしてEPをリリース。彼とMoufangはシェフィールドとハイデルベルクでのコラボレーション・セッションも録音しており、同年にはView To Viewとしてリリースされている。その数年後、Sourceは未発表のForgemastersの作品やRichie Hawtin(from F.U.S.S.E)とのコラボレーションを含む貴重なGordonのトラックを集め、Rob Gordon Projectsのコンピレーション作品として発表した。この作品はUKテクノの中でも最も捉えどころのないアーキテクトの1人の決定的なドキュメントとなっている。
鍛造ネットワーク
レイブ指向のテクノに代わるこのオルタナティブなテクノをいち早く取り入れた人々は、インターネット以前の技術を使ってコミュニティを形成していた(Moufangは今日でもスタジオにファックスを置いている)が、Sourceはこの新興のグローバルなネットワークの真ん中にいた。イギリスではトーマス・メルキオール(Thomas Melchior)とティム・ハットン(Tim Hutton)が参加しており、彼らがレフレックス(Rephlex)からデビュー・アルバム「Vulva」をリリースしたのと同時に、ソースにYoniとして出演していた。また、Jonah Sharp(別名Spacetime Continuum)が運営するサンフランシスコのレーベル、ReflectiveからもVulvaがリリースされた。SFにいた時、Manteiはシャープとサイケデリックの提唱者テレンス・マッケンナの仕事に出会い、MoufangとGrossmannに報告し、Sourceのためにもう一つの重要なコネクションを築くきっかけとなった。シャープはその後、ソースから「Spacetime Continuum」の12インチをリリースした。さらに重要なことは、彼とムーファンがReagenzとして繋がったことだ。
"デイヴィッドがサンフランシ��コに来て、文字通りドアをノックしてきて、『ハイデルベルク出身のデイヴィッド・ムーファンだ。"最初のアルバムの半分を録音したのはその時でした」とシャープは振り返った。
Sourceのカタログの中でも画期的なアルバムの一つである『Reagenz』の後半は、1994年のInterference Festivalに続いてハイデルベルクで完成した。EFAディストリビューションのDr MotteとUwe Reineckeがアンビエント・テクノ・コミュニティのミーティングとして企画したこのイベントでは、Pan Sonic、Plastikman、Atom Heart、Spacetime Continuum、Deep Space Networkなどのパフォーマンスが披露された。
"Big Rooms』や『Homeworks』、『Redagain P』などの2作目のリリースで、ウーヴェはEFAとの配給契約を結んでくれた」とムーファンは振り返った。"少しずつですが、まだ何も売れていませんでした。そして、ウーヴェがこの『インターフェレンス』をまとめてくれたんだけど、同じ視点を持った人たちの大きなムーブメントの一部になったような気がしたよ。僕はもっと大きな寿命を期待していたんだ。
Moufangは、ハキム・ベイの「一時的な自律地帯」と呼ばれる、政府や経済の干渉から独立して動作するグローバルな接続ノードのネットワークについて語った。"パンクが起きていた時に感じたような、特別な時代という概念があったんだ」と彼は言う。自分のレーベルを作り、志を同じくする仲間を見つけろと叫んでいた。お金はいらないし、お金ももらえないし、誰にもお金を払わない。その代わりにお互いにプレイする場所を提供するだけなんだ。
この接続性の精神は、ファックスのやりとり、ギグスワップ、コラボレーションレコードのすべてに存在していた。1996年、Source誌はAutechre関連のクルーであるGescomの本拠地であるSkamの外での数少ない活動の一つを発表した。このリリースはDeep Space Networkからのリリースとのスワップを目的としたものであったが、そのリターン・レコードは実現しなかった。Autechreと密接な関係を持つもう一つのイギリスのグループ、Higher Intelligence Agencyは、Deep Space Networkをバーミンガムで開催された彼らの伝説的なイベント「Oscillate」でのライヴに招待し、1996年にはSourceからのコラボレーション・アルバムを発表。彼らはDeep Space Networkをバーミンガムで開催された伝説的なオシレート・イベントに招待し、1996年にはSourceとのコラボレーション・アルバムを制作。
もっと身近なところでは、SourceがLowtecとMarvin Dashを擁する集団System 360から最初の音楽をリリースしたことがあります。4人組のマシンジャムである彼らは、自分たちの相互接続ネットワークのように活動していたが、そのネットワークは、ローテックのレーベル「Out To Lunch」や後の「Workshop」など、相互に関連した他の組織へと広がっていった。
また、Sourceがより実験的になった時期でもあり、Megoの卒業生であるGeneral MagicとPitaによるコンタクト・マイク・クラックルのLive And Final Fridge(1995年に開催されたInterferenceでのライブ録音)をリリースした。コバットの『Pieces For Prepared Piano』は、ジョン・ケージの実験的なテクニックに対するエレクトロニカ・シーンの関心を予感させるものであり、このアルバムの売れ行きは芳しくなかったが、スクウェアプッシャーなどのレーベルからも注目を集めていた。
その中で、SourceとMoufangにとって画期的なリリースとなったのが、Move Dのファーストアルバム『Kunststoff』だった。Deep Space Networkの活動が一服した後、Moufangは純粋に自分のために何かを作るためにスタジオに入りましたが、それがより広いシーンで受け入れられることはほとんど期待していませんでした。
"配給会社の人に渡したのですが、彼はいつも『本当に、もっといいものを考えてくれ』と言っていました」とMoufangは振り返った。"クンストstoffを聞いた彼は、『くそったれ、それは本当にクールだ』と言った。このようなクレイジーな感じで、誰もがこの作品を気に入っていたようです」とムファンは振り返った。クンストstoffはドイツのプレスで何かを成し遂げたのだが、これは本当に珍しいことだ。SpexのHans Nieswandtは彼らの年間チャートで2位を獲得した。
Kunststoffはシティ・センター・オフィスとアバから2度リイシューされています。Recordsから2度リリースされている。このアルバムは90年代半ばのアンビエント・テクノ時代の名盤として広く評価されており、Sourceからのリリースでは数少ない、真に突き抜けてエレクトロニカの範疇に収まった作品の一つである。同世代のマイナーコードのメランコリックな曲よりもメロディックな印象を受けるが、それでも冷静に切り離されていて、ポストレイヴのカウチサーファーたちのためのストンとしたサウンドに仕上がっているのが特徴だ。
不規則性
Kunststoff、Reagenz、Deep Space Networkのアルバムのサウンドを中心に一貫したレーベルのアイデンティティを構築することで、Sourceはレコード購入者が注目するより一貫した魅力を確立することができたかもしれない。イギリスのアーティスト(Rob Gordon, Vulva, Baby Ford)のよりあからさまなテクノ・サウンドや、Ro70としてのRoman Flügelのキャリア最高のスポットでさえ、この世界にフィットすることができたのだ。しかし、MoufangとGrossmannは計算された契約には興味がなかった。
"ドイツでは、『椅子の間にいる』ということわざがあります。"ドイツでは、『椅子の間に挟まれている』と言うことわざがあります。配給会社は私たちに苦労しました。彼らは私たちをあるシーンにはめ込んで、『OK、こいつらはアンビエントだ』と言って売ろうとしたんです。そうすると、ハウスのレコードを出したところで、それがすごく売れたんだよね。そうしたら、彼らは「いいものを作ったな、がんばれ」と言ってくれて、次はピアノのレコードを出して52枚売れたんだ。彼らが "やっと来たか "と思った時には、次の日には吹っ飛んでいました。もちろん、こんな風に考えたことはありませんでした。俺たちにとってはピアノのレコードはハウス・レコードと同じくらい良いものだったんだ"
リリースの間を振り返ってみると、Sourceの作品の多くは、すべてとは言わないまでも、統一された態度で結ばれていることがわかる。Grossmannが初めてデトロイトテクノやUKアンビエントを聴いた時に説明したジャズの現代的な表現という考え方は、160 BPMのRob Gordonのバンガー(Black Knightの "Rungatung")やAlex Cortexの素晴らしいデビューアルバム "Laconic "の洗練されたデジタルエコシステムのような角ばった狂いの中にも当てはまるようだ。
サド・ロケッツの『プレイズ』のように、時にはジャズが露骨なこともあった。Andrew Peklerのデビュー・アルバム(現在はJan JelinekのレーベルFaiticheからよく聴かれている)は、Sourceのような変化に富んだプラットフォームの中でも際立っている。彼が1995年に勉強のためにハイデルベルクに来た時に4トラックで録音された、赤々としたロードスのドラムと、部屋の中のドラムは、タバコの煙の後ろで目を細めながらも、ダイブバーの中でシャープな衣装を着た4人組が淡々とジャムっているような演奏であっても、その端々にDIYの荒々しさを感じることができます。
"でも1996年の夏のある時点で、ジョナスが自分の聴いたものが気に入ったと連絡をくれて、7インチとアルバムを出すようにソースに提案してきたんだ。それらが発表されたとき、反応はかなり混ざっていた。私のアルバムは一般的にソースがそれまでに知られるようになっていたものからの "出発 "だと考えられていた。しかし、それはデヴィッドとジョナスにとっては全く気にならなかったようで、彼らは期待に無関心で、私が他のレーベルからリリースを始めた後もサポートし続けてくれましたが、妥協せずに自分の音楽的な興味と本能に従うことの重要な初期の教訓となりました。
ムーファン自身のジャズへの愛は、ソース時代以降の彼の音楽キャリアの中で何度も明らかになっていますが、それは彼のアパートでも明らかでした。1997年には、ジェイミー・ホッジ(以前はBorn Under A Rhyming Planetとして知られていた)、ハイデルベルクのジャズ界のレジェンド、グンター・"ルイト"・クラウス、カール・ベルガーと共にConjointプロジェクトを結成した。主にヴィブラフォン奏者であるベルガーは、オーネット・コールマンやドン・チェリーなどと共演するなど、ジャズ・フュージョンの分野での長いキャリアを持っています。コンジョイントのファースト・アルバムはSourceのサブレーベルKM20からリリースされたが、2000年にリリースされたアルバム「Earprints」が最大の話題となり、2018年にはDemdike StareのレーベルDDSからリイシューされた。
"電子音楽とジャズをどうやって融合させるかなんて考えたこともありませんでした "とGrossmann氏。"私にとっては、それらは多かれ少なかれ一つのものなんだ。ジャズとは、サックスやトランペットを使うことではなく、そのアイデアで成り立っていました。これは、コンジョイントでカール・ベルガーと一緒に仕事をしていた時のことです。彼はとても伝統的なジャズミュージシャンでした。彼は電子音楽を聴いたことがなかったのですが、デビッドと一緒にスタジオに入って、そこで何が起こっているのかを見た途端、すっかり夢中になってしまったのです。彼は「素晴らしい!」と言っていました。昔、俺たちが「テクスチャを弾きたい!」と言っていたのと同じだ」と言っていました。この人の中には、2つの世界がいかに簡単に関連しているかがわかりました。
新しいネットワーク
ナップスターを燃料としたファイル共有ブームが確立された音楽業界の構造に猛烈な打撃を与える前に、Move DはMP3.comをいち早く採用していました。短期間の間、このプラットフォームは独立したアーティストが自分の音楽をアップロードしてリスナーや仲間のアーティストとつながり、広告収入から利益を得ることさえ可能にしていた。同社は、ユーザーがいつでも自分のCDコレクション���オンラインで聴くことができる方法を提供しようとした際に、行き過ぎてしまい、Universal Music Groupとの大規模な訴訟で敗北してしまいました。しかし、そのピークで、Moufangは世界中のプロデューサーと接続するためにサイトを使用し、最終的に彼が2001年に優れた、トリップホップを染められたopensource.prayerのコンピレーションに発見したものの最高をプールした。
Sourceに初期に登場したアーティストたちが素晴らしい成果を上げている一方で、Sourceの遺産を構成している無名のプロジェクトやプロデューサーも数多く存在しています。ケルンのElfish EchoやマルメのDeltidseskapism (Martin Abrahamsson)のように、エイリアスやネットレーベル、CD-Rのリリースなど、当時のアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージックの多くを代表するものが絡み合っています。
特に予想外だったのはYonder Kidsとの契約で、彼のArsequake LPはThe 2 Live Crewのためのスリーブが付いており、ミュータントなエレクトロ・ファンクとグリッチなテクノをSourceにもたらした。この音楽は、実はThomas Geissler (愛称:Geiss T)がクラウトロックのベテランKonstantin BommariusとUlrich Faehndrichと共同で制作したものでした。かつてKarthagoのドラマーだったBommariusは、彼が90年代にパーキンソン病を発症したときにアタリでシーケンシングをするようになりました。MoufangやGrossmann、そしてSourceのメンバーのほとんどよりも年上のYonder Kidsは、HD800の常連でした。Arsequakeは近年、ある種のカルト的な地位を確立しているが、ミニマルシーンでは見過ごされていた、デジタルのエッジの効いたクラブトラックが好まれていることを考えれば、それは驚くべきことではないだろう。Alex PiconeのSeekersのサブレーベルであるBaffling Noiseは、Arsequakeのオリジナルトラックの一部を、他のYonder Kidsの未発表曲と一緒に、2019年にダブル・ヴァイナルでリリースしました。
ノートからのスケッチ
Sourceの美学の2つの側面が流れるようなアナログテクノジャムとスモーキーなジャズであるとすれば、もう1つのスタイルはクリックンカットのデジタル精度であった。この言葉はMille Plateauxのコンピレーション・シリーズに由来するもので、ミレプラトーはミレニアムの変わり目に、ミニマルなサウンド・パレットとグリッチな信号処理に焦点を当てたコンピューター・ベースの制作方法に飛び込んだプロデューサー達を紹介していた。Poleの「〜scape」やAndy Vazの「Background」と共に、Sourceはこのサウンドの主要な支持者であった。
2002年のopensource.codeのコンパイルは、Sourceがマイクロサンプル実験に興味を持っていたことを端的に表しています。Abletonと共同でリリースされたこのCDには、Monolake、Akufen、Jan Jelinek、Robert Lippok、Thomas Brinkmann、Sutekh(現在はRroseとして知られています)が参加しています。
Sourceが10周年を迎えた頃で、MannheimのDer Alten Feuerwacheで週末に開催される祝賀会の話が持ち上がりました。初日の夜にはSutekhとSafety Scissors、2日目の夜にはLosoul、Veer、Benjamin Wildが出演した。もちろん、当時この種のラップトップ・ジョッキーのようなサウンド・マジックに興味を持っていた人なら誰でも知っているだろうが、そのファンキーな瞬間でさえ、大衆にアピールするために作られたものではなかった。ソースの10年に及ぶ祝賀会は、アーティストや親しい友人たちのスケルトンクルーが応援に駆けつけ、痛々しいほど広大で誰もいないコンサートスペースの周りを漂っていました。イベントの写真を見ながら、Moufangは「これは私の写真で、終わるのを待っています」と言いました。
黄昏の時代
Sourceは2005年まで新作をリリースし続けていたが、その中にも重要な作品がいくつか含まれている。2003年にリリースされたVeerの『Lideskape』はクランチーでダブ化されたミニマルなエレクトロニクスの驚異であり、同年にリリースされたBenjamin Wildの『Wie Es Sein Wollte』はマイクロハウスというジャンルに個性と深みをもたらしている。その後、Deep Space Networkの最後のアルバムであるRaise This Flapと、Grossmannのソロでサンプルを多用したBtonのリリースが行われた。Conjoint』に続くものとして、Studio Pankowの『Linienbusse』はSourceの旅の締めくくりとして完璧な作品になるはずだったが、MoufangとGrossmannがSourceの活動を終了した後、2005年にCity Centre Officesからリリースされた。
ソースは運営されていた年間を通して生産性を維持していたが、その存続は販売面で大きな成功を収めたというよりも、ディストリビューターの支援によるところが大きかった。EFAが崩壊したとき(他の多くの独立系ディストリビュータと一緒に)、彼らは、すでに不安定なビジネスの提案にしては多すぎる未払いの機械的権利の多額の請求書をソースに残しました。
"長い間やっていたから、まだやらなきゃいけないことがたくさんあるようには感じなかったんだ。"とグロスマンは語った。"僕にとっては、僕らが辞めた当時は、エレクトロニック・ミュージックへの興味を少し失っていたんだ。それに、15年も20年も何かをやっていると、何かしらの変化が必要になってくる。だから僕らにとっては、いつかはビジネスにならないといけないんじゃないかな。ある一定のレベルを超えて、Sourceを他の何かに変えるような発展はなかったと思う。
Grossmannは音楽を離れ、グラフィックデザインの分野でキャリアを積みました。現在はベルリンに住み、出版社で働いています。Moufangにとって、『Source』の終わりは、彼自身のキャリアにおける不確実性の時期を捉えています。
"Kunststoffは誇大広告だったし、フォローアップもしなかったし、レーベルはもっと実験的なものになっていったんだ」と彼は語った。"Conjointをやっていたんだけど、それが終わってしまって、ギグもできなくなって、誰もレーベルを好きになってくれなくなって、お金も全くなかったし、彼の母親がお金を稼いでいる間、僕は最初の子供の世話をする仕事をしていたから、それでよかったんだ。音楽の仕事はこれで終わりだと思っていた。
それはミシェル・バウマン(別名Soulphiction)からの提案で、MoufangはMySpaceにサインアップするようになり、90年代から彼が作った様々なコネクションからのブッキングの着実な流れへの扉が開かれました。自分のギグスケジュールを管理することが不可能になったとき、彼は代理店に再加入しました。今ではMove Dなしでは世界的なハウス・テクノ・クラブやフェスティバルは考えられません。DJとしてのMoufangは最近ではハウスやディスコに傾倒していますが、Magic Mountain High、現在も活動中のReagenz、The Mulholland Free Clinicなどの即興ライブプロジェクトには、Sourceのより実験的な精神が潜んでいます。
レガシー
多くの点で、Sourceの遺産は、90年代から00年代初頭のオルタナティブテクノシーンの多くと交差する、幽霊のようなオーバーレイのように感じられる。Moufang氏はウィーンのCheapやミュンヘンのDisko Bといった他のレーベルを同好の士と見なしている。また、少なくとも折衷主義という点では、Peacefrog、Rephlex、Warpなどとの類似性もある。多くのアーティストがこのレーベルからブレイクし、より大きな世界へと進んでいったが、Sourceが残したぼんやりとした印象を助長しているのは、一回限りの活動やあまり知られていない活動家が多いことだ。
"たぶんごく少数の例外を除いて、僕らはSourceからデビューした人たちを他のレーベルに移籍させたんだ」とMoufangは言った。"僕らはすでに確立されている人たちのデモをたくさん手に入れたんだけど、それが良いと思ったとしても、彼らはすでにキャリアを持っていて、僕の引き出しの中には誰も聴いたことのない曲がいっぱいあったから、十分に良いとは思わなかったんだ。"
確立された名前であっても、他の作品と比較して、レーベルに独自の何かをもたらしているような感覚があった。"ロバート・ゴードンやベイビー・フォードを例に挙げてみてください。"彼らが『Source』からリリースしたトラックは違った味わいを持っています。ロブ・ゴードンやベイビー・フォードのようなブランドではなく、彼らが期待しているようなことをしているわけではありません。その逆だよ...」とManteiは語った。
"それはあなたがSutekhについて言っていたことと同じです "とMoufangは同意した。"今回のリリースを聴き返してみて、彼が意図的にあのトラックを選んだのは、私たちが目指すものだと思っていたからだと気付いたんだ。彼は、他の多くの作品ほどテクニカルでクリーンではない何かを聴いていたんだ。そして、間違いなくRoman [Flügel]は自分が提供したものを考えてくれたんだ。Acid JesusやAlter EgoやSensoramaのためのものではなく、僕らのためのものだったんだ。
社会的な原動力がSourceの原動力となっているようです。未聴の音楽にプラットフォームを与え、才能ある友人たちの作品をサポートしていた。このレーベルは、それが生まれた街と同じように快適な遊び場だった。
"グロスマン氏は、「地球上の至る所からハイデルベルクにはたくさんの友人が来ていました。ここでは何もしていない、ただブラブラしているだけだ』と言って去っていく人もいました。"世界の問題から離れた楽な生活だった それは魅力的だが 罠にはまる人もいる"
彼は続けた。"私たちは本当に世界を征服しようと思っていたわけではありません。計画的な事業ではありませんでした。ここには大きなシーンがないんだ。あちこちのクラブに行って、彼らが何をしているかを見たり、自分たちを比較したりするようなものではないんだ。好きなことをするのは自由だ"
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The 10 Best Albums of 2019

Axel Boman - Le New Life [Mule Musiq]
Spotify / Apple Music

Brijean - Walkie Talkie [Native Cat]
Apple Music / Bandcamp

Folamour - Ordinary Drugs [FHUO]
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G.S. Schray - First Appearance [Last Resort]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

ind_fris - Sink In [Scaffolder]
Bandcamp

Kim Gordon - No Home Record [Matador]
Spotify / Apple Music

Kit Sebastian - Mantra Moderne [Mr Bongo]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Move D - Building Bridges [Aus Music]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Seb Wildblood - Sketches Of Transition [All My Thoughts]
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Toro Y Moi - Outer Peace [Carpark]
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すべてレコードで購入。新譜はハウスの12インチを中心に買っていて、アルバムを買うとしたら、家で聴いてゆっくりした時間を過ごしたいものを選んでいます。新しい音楽の主な情報源は、レコ屋のサイト、Spotifyプレイリスト、DJのmixとパーティ、InstagramとTwitterの評判。Apple系のサービスは5年くらい前あんなに使っていたのに、めったに触らなくなってしまった。ダウンロードもあまりしていない。ジャケ買いか、以前から好きなアーティストの新作がほとんど。
66歳にしてファースト・アルバムをリリースしたキム・ゴードン。あまり年齢のことは言いたくないんだけど、かつてパティ・スミスが29歳でデビューして、新人女性アーティストなのに年増だと言われた話を思い出した。(Sonic Youthをはじめこれまでのキャリアがあるにせよ)キムはフレッシュな作品を作って、今からでもなんでもできるんだよって勇気づけられた今年30歳の私です。
このなかで新しく知ったアーティストは、Toro Y MoiのパーカッショニストBrijean、ロンドンのインターネットラジオ局「NTS Radio」発アンビエント・レーベルLast ResortからG.S. Schray、共通の知人が何人かい���ようでSNSで見つけたind_frisさん、フレンチを通過した耳で聴くとしっくりきたKit Sebastian。
フレンチ縛りでは「FRENCH BLOOM NET」年末企画に寄稿し、Angèle、Kit Sebastian、Folamourについて書いています。2010年代まとめということで、Spotifyで2010 - 2019 Best Tracksのプレイリスト(100曲入り)も作ったので聴いてみてください。
(いりー)
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2019年よく聴いた旧譜

Angèle - Brol [Angèle VL] (2018)
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昨年フランス語圏で大ヒットしたらしいデビュー・アルバム。ベルギー人が歌う現代のフレンチ・ポップ、Stromaeに続く衝撃。パリのレコ屋からClaire LaffutのデビューEPとともにお取り寄せ。Angèleはかわいくて、おちゃめで、言いたいこと言って、かっこよくて、絶妙に今っぽく洗練されている音、才能の塊だと思う。もう夢中です。

Burnier & Cartier – S.T. [RCA] (1974)
Mr Bongoからの再発でブラジルのAORみたいなもの。レコ屋のサイトで見かけて気になっていたジャケ。私もラタンのチェアに座って犬といっしょに日光浴とか木陰でまったりとかしたい。3月にバー「ハナミズキノヘヤ」へ行ったとき、たまたまCDが置いてあるのを見つけてケントくんに尋ねたら、他のお客さんが持ってきた、というのでかけてもらったらすごく良くて購入に至る。

Don Ray – The Garden Of Love [Malligator] (1978)
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フレンチ・ディスコといえばのCerroneプロデュースで、アルバムは6曲入りの1枚しか出してない一発屋なのですが、“Got To Have Loving”に“Standing In The Rain”など誰もが爆踊りできるであろう大名曲ばかりで、シングルも集めたいところ。今年亡くなってしまって悲しい。

El Búho - Camino de Flores [Shika Shika Collective] (2018)
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春のジャケ買い。イギリス生まれのRobin Perkinsという人で、南米を経由して今はアムス在住らしい。Nicola Cruzみたいなエレクトリック・フォルクローレに通じるゾワゾワ感もありつつの、ゆったりバレアリックなバイブス。昼寝のBGMに最適。

Ernest Hood – Neighborhoods [Thistlefield] (1975)
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DJをしていると、アンビエント需要の高まりを感じます(トレンドってのもあるよね?)。誤解を恐れずに言えば、アンビエントのレコードはジャケ買いでいいと思う。アートワークも含めてイメージを楽しみたいから。これは70年代アメリカで出てたものが、Freedom To Spendからリイシューされたのを購入。日本人にもグッとくる音風景で、小さい頃の記憶……実家の裏庭、公園、砂利道、チャリで行った駄菓子屋、キャンプ、となりのトトロなんかが脳裏に浮かぶ。

Jean-Claude Vannier – L'Enfant Assassin Des Mouches [Suzelle] (1972)
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Finders Keepersからの再発。よくゲンズブールの編曲を担当していた人で、この作品ではゲンズブールの生涯を表現しているとか。サイケデリックな音響効果が楽しくて、デカい音で聴きたくなる。

Khotin - Beautiful You [Khotin Industries] (2018)
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昨年リリースされたカセットがレコードになってGhostlyからリリース。DJでかけるとお客さんからの反応が良くて驚いた。夏の晴れた昼間に窓を開けて、扇風機をつけ、電気を消した部屋で聴いたら最高ですよ。二日酔いの体にも優しく染みるLo-Fiアンビエント。

Pejzaż - Ostatni Dzień Lata [The Very Polish Cut-Outs] (2018)
Bandcamp
パーティでこんな女の子と目が合いたい、ジャケ買い。ポーランドの素敵プロデューサーBartosz Kruczyńskiの変名プロジェクト。タイトル「Ostatni Dzień Lata」は、タデウシュ・コンヴィツキ監督のポーランド映画「夏の終りの日」(英題:The Last Day of Summer)原題でもあるみたいです(観たことない)。全体的にフォーキーでバレアリックな雰囲気を帯びてて、ディープハウスやブレイクビーツもあり、突然のABBA“Chiquitita”ネタまで挿入。

Serge Gainsbourg – Anna [Philips] (1967)
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11月末にアンナ・カリーナ主演の映画『アンナ』が富山で上映され、その記念パーティ「VIVRE SA VIE 赤と青」(ゲストは野宮真貴さんとカジヒデキくん)でDJをしました。ゴダールを何本か観てアンナかわいいな〜と思いつつ、実はこれまで特にハマったことは無く、今年に入ってパーティの予習で立て続けに観ていたら、予測不可能で惚れてはいけない危険な女像がたまらなくて、一気に好きになった。『アンナ』を観ないうちからこのサントラをたくさん聴いてイメージをふくらませ、アンナの歌声もいいし、ゲンズブールの映画音楽仕事のなかでも良くできてると思う。そんなタイミングで彼女は12月にガンで亡くなってしまった。気付いたときに彼女はもういない、という劇中の状況とかぶる。

U-I - S.T. [All My Thoughts] (2017)
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U-IことDan Moufangくんのカセット。たまたまインスタで知ったんですが、実はMove D(David Moufang)さんの長男で、まだ21歳。父ちゃん譲りの、脳みそを深く柔らかく包み込むようなシンセの音がほんとツボなアンビエント・ハウス。今年はChurchからリリースされたコンピ12インチにも参加していて、今後の活躍が期待される。Church、All My Thoughts、Coastal Hazeを運営しているSeb Wildbloodって、ナウくてエモい新世代を見つけてくるのがマジ素晴らしいなと思う。
※リリース年、レーベルはオリジナルを表記。ジャケ画像はリイシューも使ってます。
(いりー)
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The 10 Best Albums of 2018
ほとんどレコードで購入。家で通して聴くのが好きな10枚を選んでみました。なんやかんやでハウスが多い。

1. Earth Boys - The Eboys LP [Public Release]
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これぞ、エモーショナル&ポップ、2018年のディープハウス! ジャジー、ブレイクビーツ、ダウンテンポ、90年代っぽさ。流行らせたい。

2. Mr. Fingers - Cerebral Hemispheres [Alleviated]
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うま味たっぷり、いいもん聴いてる感がはんぱない。ボリューム満点の18曲。うっとりしてたらいつの間にか寝てしまい、なかなか最後までたどり着けないので2位。

3. Shinichi Atobe - Heat [DDS]
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テクノへの憧れ。聴くだけでかっこよくなれる(気がする)。

4. Shakarchi & Stranéus - Steal Chickens From Men And The Future From God [Studio Barnhus]
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今年No.1の多幸感。絶妙サンプリングの連続ときらめきで童心に帰る。突然のレゲエ。名前が読みにくいので、心のなかで「シャカチキ」と呼んでる。

5. Moomin - Yesterday's Tomorrow [Wolf]
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あたたかく繊細なメロディが泳ぐ、ビートの桃源郷。ゆるゆるしてたらドラムンベースに突入するので油断できない。

6. Aleksandir - Contrails [Church]
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7. Neu Balance - In My Life, I've Loved Them All [Budget Cuts]
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8. Onra - Nobody Has To Know [All City]
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9. Max Graef - Lo Siento Mucho Pero No Hablo Tu Idioma [Tartelet]
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10. Blood Orange - Negro Swan [Domino]
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<おまけ>

V.A. - Deserie - Doo Wop Nuggets Vol. 1 [Warner]

V.A. - Your Tender Lips - Doo Wop Nuggets Vol. 2 [Warner]

V.A. - That's My Desire - Doo Wop Nuggets Vol. 3 [Warner]

V.A. - "Get Down With The Philly Groove" Selected By Hiroshi Nagai [Sony]
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Kuniyuki Takahashi – Early Tape Works 1986 - 1993 Vol. 1 [Music From Memory]
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(いりー)
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2018年下半期よく聴いた旧譜

Astrud Gilberto - That Girl From Ipanema [Image] (1977)
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Conjoint - Earprints [Source] (2000)
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George Benson - Breezin’ [Warner] (1976)
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原田知世 - パヴァーヌ [Kadokawa] (1985)

Marcos Valle - S.T. [Som Livre] (1983)
Spotify / Apple Music

大貫妙子 - コパン [Dear Heart] (1985)
Spotify / Apple Music

Penguin Cafe Orchestra - S.T. [Editions EG] (1981)
Spotify / Apple Music

The Rolling Stones - Some Girls [Rolling Stones Records] (1978)
Spotify / Apple Music

Tochigi Canopy - Collecting Things [FHUO] (2017)
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休みの国 - S.T. [URC] (1972)
全部レコードで買ったのに、Spotifyでダラダラ聴くことが多かった。秋から体調があまり良くなかったので、刺激がどうのというより、楽に、楽しく、心地よいものを聴きたかった。
Move Dさん参加のConjointのリイシューを聴くとよく眠れました。曲がぜんぜん覚えられないのに、一音一音が美しくてうっとり。BRUTUSでD.A.N.の人もおすすめしてるのを見かけたような。
あと、DJではエモくて新しいハウスのシングルといっしょに、アゲすぎないゆるいディスコ感を求めて、上記のアルバムから、アストラッドさんの“All I’ve Got”、マルコス・ヴァーリ“Estrelar”、ストーンズの“Miss You”は何度もかけました。ド定番の曲だとは思うけど、どこでかけても世代問わず反応が良かった。もしかして今のムードなのかなと思う。
(いりー)
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2018年上半期よく聴いた旧譜

Auscultation - L’étreinte Imaginaire [100% Silk] (2015)
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Beckett - Primetime [InnerDark Studios] (2016)
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井上鑑 - Prophetic Dream-予言者の夢 [Express] (1982)
Spotify / Apple Music

Jacqueline Taïeb – Jacqueline Taïeb [RCA Victor] (1967)
Bandcamp

J. Lamotta すずめ - Conscious Tree [Jakarta] (2017)
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Saint Pepsi - Hit Vibes [KEATS//COLLECTIVE] (2013)
Bandcamp

Serge Gainsbourg – Gainsbourg Percussions [Philips] (1964)
Spotify / Apple Music
Spyro Gyra - Carnaval [MCA] (1980)
Spotify / Apple Music

松任谷由実 – Pearl Pierce [Express] (1982)

Macintosh Plus - Floral Shoppe [Beer On The Rug] (2011)
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Move D - Kunststoff [Source] (1994)
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今年の上半期は、とにかく、4月に金沢でMove Dに会えたのが本当に嬉しかった! ここ数年いちばんハマっているDJであり、プロデューサーです。
最近のDさんのDJプレイは、ディスコ&エモくてフレッシュなハウスの選曲がパーティ感あふれまくっていますが(今回のアジア・ツアーでは私が昨年ベストに挙げたFolamourのアルバムをかけまくっていたぞ!)、彼が作り出す音楽はまったく違う表情。実はシリアスというか、柔らかく、複雑で、美しくて、ベッドルームでしっとり聴くのにもぴったりな曲がたくさん。Resident Advisorのインタビューでこんなことを話していました。
僕は家ではもっと違う音楽を聴いている。Fela KutiやSerge Gainsbourgからインスピレーションを受けて、それを自分がやっているエレクトロニックミュージックに落とし込むんだ。
そうそう、ゲンズブールをサンプリングした曲まで作ってるし、昨年なぜか突然公開された、Dさんのゲンズブール・セットが素晴らしくて、これ聴きながらお出かけするのも大好きでした。
関連作品のリイシューが続いていて、90年代のハウス/テクノ名盤として語られることが多い代表作「椅子アルバム」こと『Kunststoff』をはじめ、Benjamin Brunnとの共作『Songs From The Beehive』、Conjoint『Earprints』などなど、ストリーミングでも聴けるものが多くておすすめです。
普段、特に通勤中は適当にSpotifyプレイリストで音楽を聴いていることが多いです。アルバム単位では、今年の上半期でCITY POP NIGHTを2回、CAFÉ CINÉMA ENCHANTÉではフレンチ・セットでDJしたこともあって、そこでかけていた感じの盤が多めな気がします。
HOTORIで2月と6月にやったCITY POP NIGHTでは、狭義の日本のシティ・ポップだけではなく、フュージョンやvaporwaveもたくさんかけました。DJそれぞれに任せたシティの解釈もおもしろかった〜 主催者としては反省点ありまくりなので、次回は未定です。
6月に出演した、NEW PORTでのCAFÉ CINÉMA ENCHANTÉは、フレンチ・ポップとシネマ・ジャズがテーマのパーティ。準備と称してフレンチ・ポップをいろいろ聴いていたなかで、ハマったのがJacqueline Taïebでした。彼女にロックンロールをやっているPJ Harvey的オルタナを感じるのは私だけでしょうか?
そして当日、共演した小西康陽さんとB2Bレコード・トークをすることになり、ひょんなことからレコードをトレードしたんです。私は映画『O嬢の物語』サントラの7インチを差し上げて、代わりにいただいたのがゲンズブールの“Goodbye Emmanuelle”の7インチだった。
なんだかゲンズブールで繋がってきてドキドキした、これからもっとゲンズブール聴こう。
※リリース年やレーベルはオリジナルを表記していますが、最近リイシューで買ったものが多くて、ジャケが違っているものもあります。
(いりー)
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2017年下半期よく聴いた旧譜

Chance The Rapper - Coloring Book [Not On Label] (2016)
Apple Music / Spotify

Johannes Albert – Hotel Novalis [Frank] (2013)
Apple Music / Spotify / Bandcamp

KinKi Kids - A album [Johnny's Entertainment] (1997)

St Germain - Tourist [Blue Note] (2000)
Apple Music / Spotify

Todd Terje & The Olsens – The Big Cover-Up [Olsen] (2016)
Apple Music / Spotify

竹内まりや - Request [Moon] (1987)

Mary J. Blige - My Life [Uptown] (1994)
Apple Music / Spotify

Noname - Telefone [Not On Label] (2016)
Apple Music / Spotify / Bandcamp

V.A. - Aloha Got Soul [Strut] (2016)
Apple Music / Spotify / Bandcamp

V.A. - まるまるぜんぶちびまる子ちゃん [Pony Canyon] (2004)
Apple Music ※一部の曲のみ
2017年上半期よく聴いた旧譜はこちら。
2016年末からの1年間で2回も入院したこともあり、音楽には刺激というよりも心地よさを求めていた気がします。
5月にCITY POP NIGHTというパーティに出演、8月にはユーミン(音でかかったな)と山下達郎(最前列でビビった)のコンサートへ行きました。ユーミン、達郎、まりやは、プロデュース作品やカヴァーも含めてCDや7インチで探してよく聴いていた気がします。まりやのRequestは30th Anniversary Editionを買いました。
まだまだプレイしたい曲が山ほどありますし、2018年の2月にHotoriでCITY POP NIGHTをふたたび開催することにしました。よろしくお願いします〜!
(いりー)
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The 10 Best Albums of 2017

1. Seb Wildblood - :~^ [Omena]
Apple Music / Spotify / Bandcamp

2. Thundercat - Drunk [Brainfeeder]
Apple Music / Spotify / Bandcamp

3. Jay Worthy / The Alchemist - Fantasy Island [ALC]
Apple Music / Spotify

4. Laurence Guy - Saw You for the First Time [Church]
Apple Music / Spotify / Bandcamp

5. Folamour - Umami [Moonrise Hill Material]
Apple Music / Spotify / Bandcamp

6. Drake - More Life [Young Money / Cash Money]
Apple Music / Spotify

7. Talaboman - The Night Land [R&S]
Apple Music / Spotify / Bandcamp

8. HNNY - Ta Paus [Omena]
Apple Music / Spotify / Bandcamp

9. Japan Blues - Sells His Record Collection [Japan Blues]
Bandcamp

10. Golden Teacher - No Luscious Life [Golden Teacher]
Apple Music / Spotify / Bandcamp
今年は基本的にレコ屋のホームページが情報源で、12インチばかり買っていました。アルバムを買ったのは、ほとんどもともと好きなアーティスト(アルバムなのかEPなのかよくわからんやつも多数)。トップ10のうちDrake以外はすべてレコードで購入。レコードで買ったものをSpotifyに保存しておいて外出時に聴くスタイルが定着しました。ダウンロード・コードがついてたときはダウンロードします。
相変わらずハウスが楽しくてしょうがないのですが、特筆すべきは1位のSeb Wildbloodが主宰するレーベル[Church]周辺。4位のLaurence Guy、5位のFolamourのほか、Chaos In The CBD、Mall Grabなどなど、ホットな新世代アーティストがここ数年でシングルをリリースしていてメロメロです。アルバム以外も要チェックやで。
ラウンジでDJをしていて、ヒップホップとかR&Bとハウスを繋ぎたいな〜ってときに、Moodymannの声がサンプリングされた、Drake“Passionfruit”(このアルバムの3曲目)をかけると毎回反応が良くてびっくりしました。アルバムではなくプレイリストと呼ぶらしいんですけど、通して聴くとすごく気持ちいいです。
3位のJay Worthy / The Alchemist(大滝詠一『A LONG VACATION』――永井博のイラストを反転させたジャケに全編和モノサンプリング!)、5位のFolamour(不穏な“リンゴの唄”歌詞朗読から一気にあちらの世界へ)、9位のJapan Blues(ここまでくると秘境っすね)のように、今年気に入って聴いていたのは不思議と日本テイストのものが多かったです。この感じ、ニュージャポニスムとでも名付けたら良いでしょうか? 日本人の私でも何ネタかわからないものが多くて、エキゾチックで新しいグルーヴにやみつきです。
(いりー)
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2017年上半期よく聴いた旧譜

尾崎亜美 - Hot Baby [F-Label] (1981)
Spotify / Apple Music

BadBadNotGood - IV [Innovative Leisure] (2016)
Spotify / Apple Music / Bandcamp

Blood Orange - Freetown Sound [Domino] (2016)
Spotify / Apple Music

Kan Sano - k is s [origami] (2016)
Spotify / Apple Music
Klubbhuset - Marathons [Let's Play House] (2016)
Spotify / Apple Music / Bandcamp
竹内まりや - Miss M [RCA] (1980)

Ned Doheny - Hard Candy [Columbia] (1976)
Spotify / Apple Music

Neneh Cherry - Raw Like Sushi [Virgin] (1988)
Spotify

Pedro Santos - Krishnanda [CBS] (1968)
松任谷由実 - No Side [Express] (1984)
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