Don't wanna be here? Send us removal request.
Text
現実逃避の先の現実を
消えた、何もかも消えた そう思っても残ってた 駆けた、遥か向こうに駆けた 転んでいたら見えかけた 現実逃避の先の現実を 突然変異の先の常識を 笑う、何もかも笑う そう思われても構わない 向かう、近くまで向かう 正解不正解関係ない 現実逃避の先の現実を 後光を差すような先端を どこまで行ってもどこから見ても トゲがある、距離がある、賭けになる、攻めになる どこかできっとつながりが出来て 大いなる、意味となる、果てにある、糧となる 現実逃避の先の現実を 現実逃避の先の現実を 見たくなった。それだけなんだ。
0 notes
Text
夜の腹心
心の中身なんて誰もわかるわけないだろう 見せようとしてどうとなる訳でもないし 照れや謙遜を脱ぎ捨てりゃ簡単だろう でもそうすると全てが壊れてしまうから 面倒だ、面倒だ、面倒だ、もう駄目だ。 心の中身なんて誰も見せたいわけがないだろう その瞬間モルモットにされてしまう訳だし 怒りや衝動で動かせんなら簡単だろう でもそうすると後に引きずってしまうから 面倒だ、面倒だ、面倒だ、もう駄目だ。 闇に呑まれるその前に明日の光が見たいだけ 過去に食われるその前に明日の光が見たいだけ 腹の底に沈んだ淀み、夜の形に似たへこみ 腹の底に浮かんだ気持ち、夜の向こうに似た香り
0 notes
Text
お月様登場
ぎんぎらぎんで満開 お月様登場 闇はひとたび逃げ出して 辺り一面紫色さ 昼間よりも暗い、真夜中より明るい 今日だけの空気、吸い込んで寒い 妖怪でも出て来そう もしそうなら挨拶しよう。 怖くはあるけど懐かしいな 声だけが鋭く耳に触れる 祭りも騒ぎもないけれど 今だけの夜を満喫したい ぎんぎらぎんで満開 お月様登場 闇をひとまずしまい込み 辺り一面紫色さ 明日よりも暗い、昨日より明るい プラスマイナスゼロ、吸い付いて寒い 幽霊たちが笑ってそう もしそうなら歓迎しよう 険しくはない穏やかでない ただ秒針がキリリと動く 煙も淀みも見えるけど 今だけの夜が恋しくなる前に 真ん丸だ。思いもよらず真ん丸だ 月光だ。いつも以上の月光だ ぎんぎらぎんで満開 お月様登場 闇はひとたび逃げ出して 辺り一面色めきだって ぎんぎらぎんに全開 プラスマイナスゼロ 不気味と神秘の真ん中で 今だけの夜を満喫したい
0 notes
Text
第何次思想大戦
教育が済んでいる鵜呑みソルジャーの群れ 隙間に入り込んだ報道ジャンキーの群れ 遠くに飛び火した極論モンキーのボス シーソーをガタガタさせておちおち寝てられない 第何次思想大戦だ?何度目の物言い合戦だ? 右左上下右右左、バランス崩して体調もボロボロ 方向指示器の暴走じゃ心を開くパスワードになんかなりそうもない 啖呵を切って来た鵜呑みソルジャーのオス 拡声器持ち込んだ報道ジャンキーのメス 燃料くべている極論モンキーのボス さっきから汗にまみれておちおち落ち着かない 第何次思想大戦だ?何度目の物言い合戦だ? 右左右右右右左、バランス偏り体調もボロボロ 一つしかない選択肢じゃ目的地まで行くルートが楽しくなりやしない 人が勝手に遠慮しただけ 人が勝手に制定しただけ 人が勝手に禁忌としただけ 人が勝手に侮辱としただけ それでどうなった?それでどうだった? それでもうなんか・・・・もういいや。 右左上下右前後ろ、前からあっち行ってこういう風にして 方向指示器は見てやらない、お前の言い分は少しだけわかる 第何次思想主義���は、思想主義者として自覚がない 私もお前も多分一緒だ、私の方が理解しているのかもしれない だからその証拠にスイッチを少しだけ切るから
0 notes
Text
インターネット借り物競争
同じ四角を囲い合ってさ 「この映像は僕が見つけてきたんだ」 これだけで人気者っぽく見える 気休めの言葉をかけてほしかった 会話になんかならなくてもいい インターネットを使って 借り物競争を始めよう 互いにセンスを見せびらかして 仮面を付けながら踊るんだ 同じ資格を奪い合ってさ 「誰が一番センスがあるんだろうな」 教室の隅っこでうだうだやってさ 気の利いた言葉は悪人しか使わない そんなこと気にしちゃいられない インターネットを使って 借り物競争を始めよう 一番のスカウトに見つかるように 憧れの人まで巻き込むように 漁れども漁れども 見つかるのは食えない泥ばかり 拾っても拾っても 料理なんて覚えてられないし 眠っても眠っても 試験と親と友達のことばかり ネット消えネット消え 四角と資格が重く感じる 気休めの言葉をかけてほしかった 会話になんかならなくてもいい 電波が届かなくなっていた 周りに誰もいなくなっていた その時初めて気が付いたんだ 初めから何も持っちゃいなかった インターネットなんて 借りることしかできない 返すと自分しか残らないから デタラメに転びながら踊るんだ デタラメに転びながら踊るんだ
0 notes
Text
アンダーグラウンドに沈む
誰もが知るあの存在は 数年もすれば懐古の仲間入り それでも活動は続けている 続きを確かめている 今は光が差し込んでいるけど ここもいずれアンダーグラウンドに沈む 皆が驚く強烈さは 教科書にはない魅力のわだかまり それでも文句を言う人が居る 教科書にはないものだから 全盛期だと言われているけど ここもいずれ糾弾者の手に落ちる 大きな声で無駄に大きな声で 肩書付きで謎の肩書付きで 嫌いを正当化させて嫌いだと 言わないせいでまた世界が歪む 今は光が差し込んでいるけど ここもいずれアンダーグラウンドに沈む それならそれで好き勝手やればいい ガラパゴスならガラパゴスらしくやればいい
0 notes
Text
シールとルール
たった数人が喚き散らすから 面倒だ面倒だ、触りたくもない 黙らせようにも思い込んでるから フェイクだフェイクだ、さっさと出ていこう 誰も知らない、誰も知らない、 消えたことは誰も知りようがない 子供はシールを大人はレッテルを 後先考えず張るだけで満足する コンプレックス裏返した盾で 弱者代表となり鉄槌を手にした ここぞとばかりに。ここぞとばかりに。 正しさを正す理由の成り損ない 作家のアイツが喚き散らすから ニュースやネットで話題が尽きない 無関係さ、箱の中での出来事 覗き込んでわざわざ言うことじゃない。 別世界さ、規制の外での出来事 君の考えが違うとは考えないのか 子供はシールを大人はルールを 後先考えず張り付けて満足する コンプレックスバネにした結果 弱者代表となり鉄槌を手にした ここぞとばかりに。ここぞとばかりに。 暴力的な意思で押しつけがましく 無関係さ、箱の中での出来事 平和な心は細かい事気にしない 別世界さ、規制の外での出来事 広ければ広いほど縛りが増える たった数人が喚き散らすから 面倒だ面倒だ、触りたくもない 黙らせようにも思い込んでるから フェイクだフェイクだ、さっさと出ていこう
0 notes
Text
期限付きの未来
邪魔な雑草を抜いておこう そしたら炎で燃やしちまおう 繰り返し毎日続けていこう いつしか荒野が広がっていたんだ 監視と謝罪の嵐吹き荒れ 小さな落とし穴が形成されてる 添削と上げ足のつむじ風巻き どろりと赤いものが点在している 誰もそんなもの望んでなかったはずなのに 終わりなんて意識したくなかったのに 投げ遣りと諦めの墓場荒らして 人の形した穴を生産している 正論と暴論の拳かざして どろりと純粋が泥濘に変わる 誰もそんなもの望んでなかったはずなのに 終わりなんて意識したくなかったのに あの頃の未来は期限付きの夢だと言うの あの頃の未来は期限付きの夢だでも言うのか 邪魔な雑草を抜いておこう そしたら炎で燃やしちまおう たいまつ片手にやってしまおう 平和の名のもと灰に返そう 邪魔なあの木もやっておこう やっぱり炎で燃やしちまおう いつしか周りに同じ奴らが 「燃やしちまおう・・・」 「灰に返そう・・・」
0 notes
Text
ブラックジョークの効能
嫌なことがあったなら 表沙汰にする前に 合法的な方法で 大盛にしてあげよう 爆笑にはならずとも 印象的な方法で こんなことがなかったら考えることはなかっただろう 地に足付いた愚痴 目が覚めるような刺激 口角を上げさせる波 ささやかなる復讐 数多のよくある嫌みの 本音をほんの少しだけ 傍から見れば正攻法 こんなことがなかったら考えることはなかっただろう 池に投げ込んだ愚痴 足元に来たる火の粉 議論を繰り返す波 ささやかなる復讐
0 notes
Text
剣と盾
争いの火種がたちまち広がる 声の通る奴らが主導権を握る 聞くに耐えない即時に訴える 黙り通す奴らの目くらましが光る 昔の僕らはこんな風に見てなかったような 扇動されても負けない心が欲しい 剣を捨てよ、盾を捨てよ、鎧を捨てよ、さあ行こう。 匿名を理由に無茶苦茶なことを言う 声の通る奴らが拡声器を握る 昔の僕らなら知らないでも暮らせていたような 扇動されても負けない心が欲しい 剣を捨てよ、盾を捨てよ、鎧を捨てよ、さあ行こう。 ペンを捨てよ、書を捨てよ、不安を捨てよ、さあ行こう。
0 notes
Text
デビュー前夜
無垢な笑顔の看板娘と屋台に群がる疲れた男 寂れたガーデン��活気が戻ってきたんだって 見守り続ける野次馬達と考え巡らす管理団体 悪い害虫が付かないか心配なんだって 癒し癒され祭り祭られ あの盛り上がりは何だったのか ごめんね、私、このままじゃいられないみたい ごめんね、私、このままじゃいられないみたい 野蛮な返事の疲れた男と顔色変えない管理団体 平和なガーデンが殺気立ってきたんだって 嫌い嫌われ祭り祭られ この盛り上がりを何と呼ぶのか 黄昏、議論は続いた。 闇雲な議論が続いた。 夜が明けてきた。全容が見えてきた。 ごめんね、私、ぬけがらには興味がないの ごめんね、私、ぬけがらには興味がないの そう言って、見守る野次馬達は消えた。 ごめんね、私、このままじゃいられないみたい ごめんね、私、このままじゃいられないみたい 静かに頭の中で繰り返される ごめんね、私、このままじゃいられないみたい ごめんね、私、このままじゃいられないみたい
0 notes
Text
メロディアン
移動中、食事中、作業中、睡眠中 窓の外、耳の奥まで音が鳴る 楽しませたり、躍らせたり 浸らせたり、きら���いたり とにかく動かしてくるのさ 和み中、喧嘩中、祝い中、無我夢中 丸くして、耳の奥へと音をやる 馴染ませてたり、泣かせたり 浸らせたり、終わらせたり とにかく動かしに来るのさ 今日も、明日も、きっと、来年も 楽しませたり、躍らせたり わざと止めてはきらめかせたり 馴染ませてたり、泣かせたり 忘れたころに思い出したり とにかく動かしに来るのさ とにかく動かしにやって来るのさ
0 notes
Text
闇夜町の女
立っている、闇夜の中一人、 女の人が街灯に照らされて、他に気配はない 晴れている、不気味に平和な道、 女の人が黒い服をたなびかせ、風しか行き来しない 人なのかどうかさえここからはっきりしない だけど何だか興味を惹かれる後ろ姿 どこへ行くのだろう? ここはどこだろう? 何しに来たんだろう? 何しに来たんだっけ? 考えている間に闇はどんどん深くなって。 立っている、目立たない暗さ、 女の人の手招きするような、足音だけ響いてる 立ち去ろうと思えば立ち去ることはできる だけど簡単に無視なんて出来ない後ろ姿 どこへ行くのだろう? ここはどこだろう? 何しに来たんだろう? 何しに来たんだっけ? 忘れてしまったの? 忘れてしまったかも 仕方がないのかな? 仕方がないのかも 考えている間に闇はどんどん深くなって。
0 notes
Text
空白恐怖症
何もないと何かで埋め立ててしまいたい 余計なことを考えてしまう前に 何もないと何かで塗りつぶしてしまいたい 真実だとかを考えてしまう前に 無味が怖い。無臭が怖い。無音が怖い。無人が怖い。 箱の中に箱、その中身は空っぽ。 だからさらに箱、でも中身は空っぽ。 知ってるよ。でもなんか嫌なんだ。 無為が怖い。無視が怖い。無碍が怖い。無人が怖い。 何もないと何かで埋め立ててしまいたい 面倒なことを思いついてしまう前に 何もないと何かで塗りつぶしてしまいたい 本質だとかを思い出してしまう前に ハリボテの山でも、飾り付けていたい ガラクタの波でも、飾り付けていたい 箱の中に箱、その中身は空っぽ。 だからさらに箱、でも中身は空っぽ。 知ってるよ。でもなんか嫌なんだ。
0 notes
Text
私だけの宝物
何十何百時間とかけて作ったものを見せびらかそうたって 声がでかくて目立つ奴らのほうを誰だって見てしまうんだ。 私もそうだからすごくわかるし そうでないやつのほうが素晴らしいことだってある それでも また今日も有象無象の一部か そう簡単に終わらせてたまるか 私だけの宝物を作りに今日が始まっていく。 何十何百時間とかけて作ったものを見せびらかそうたって 不器用でマイペースな奴らは見て見ぬふりをされていくんだ 私もそうだからすごくわかるし 際立つやり方が気にくわない時だってある それでも また今日も深い地層の一部か そう簡単に終わらせてたまるか 私だけの宝物で構わないなんて終わらせたい。 また今日も終わっていくのか 何十何百時間が溶けて次になったのに また今日も見てくれないのか 何十何百番目の優先順位なんだろうな もう有り余るほどないから早く 誰か何でもいいから早く言ってくれ それでも また今日も無意識に作り始めてる そう簡単に終わらせてたまるか
0 notes
Text
全能
全てが私の掌の上 全てが私の思い通り 全ては私の優しさの元 全ては私の思いやり 間違っている訳がない 世界が私を試そうとしてる 世界が私を黙って見てる 世界は私の為にあるのだ 世界は私を壊せない 影響力なんて知らない 勝利を噛み締めた口内に広がる欲の味 夢の中で眠ったままで目を覚ます事が難しい それならいっそ、それならいっそ 邪魔者と聞かされた耳元に並ぶ蚤の声 夢の底に沈んだままで声は一層届きやしない それならいっそ、それならいっそ
0 notes
Text
××葬祭
同���生のアイツはいつの間にか栄光手にして 初恋のあの子はいつの間にか結婚していて ずっと前を見てきたつもりだったんだけど 勝ちと負けを意識してこなかったからとか 余計なことを振り払うことができないまま すっと静かに涙が流れる 同級生のアイツはいつの間にか天国に行って 喪服姿で顔を見合わせることで再会とした ずっと前を見てきたつもりだったけど 価値と無駄を意識してこなかったなあとか 時間配分を計算することができないまま すっと静かに涙が流れる それでも忘れずに年間行事だけ忘れずにして 変わらないはずの景色が少しずつ変わっていって ずっと前を見てきたつもりだったんだけど ずっと前を見てきたつもりだったんだけど 余計なことをを振り払うことができないまま すっと静かに涙が流れる
0 notes