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チョイノリ北海道ツーリング 1
トラブル編
今回、我孫子市から大洗フェリーターミナルまでの約90kmと、苫小牧フェリーターミナルから日勝峠を越えて鹿追町までの約170kmをチョイノリで走ったので、その中で起きたトラブル等を後の自分の為に書き記しておこうかと思います。

出発前に起きると予想していたトラブル
キャブ周りのネジの緩み
ガス欠
タペットクリアランスの狂い
キャブレターのオーバーフロー
プラグ被り
実際に起きたトラブル
エンジンの圧縮不良(シリンダヘッド締付け不良)
マフラーからの排気漏れ
エンジンの圧縮不良かどうかの判断についてはこちらを参照したのですが
リンク先の動画のような音がする
始動に大変時間がかかる
スロットルオフでバブリングする
エンジン音が大きくなる(90km走行後)
パワーダウン(エンジン音が"更に"大きくなった頃と同時期)
フルスロットルで逆に加速しなくなる(上同)
等の症状が出るので、排気漏れかな?と思ったら圧縮漏れも疑いましょう。因みに排気漏れでした。
出発前に、カムシャフトの交換を自分で行ったのですが、その際エンジンヘッドを固定するボルトがシリンダブロックのメネジをなめてしまう(アルミブロックなので簡単になめる)のを恐れて、規定トルクの14Nmをしっかり掛けずに締め、更にオイルストーンで面出しをせずガスケットの使い回しをした結果、上記のような状態になったのだと思われます。私は今回初めて、自分ひとりでバイクのエンジンの積み降ろしとカムシャフト部分までエンジンを分解したのですが、エキサイタコイル損傷や阿呆の刃・無限組み付け間違え編等様々な経験をしたので結果的に良かったと思います(しかも樹脂カムは減っておらず、不動の原因はただのキャブのオーバーフローだった)。

圧縮不良の症状は、今思えばシェイクダウン直後から起こっていたようですが、露骨なパワーダウンが起きたのは平取町の辺り(苫小牧から55km位)で、日勝峠もパワーダウンとフルスロットルでのボコ付きが出たまま登りましたが、車速は大体25~30km/h程で登り切ることができました。
チョイノリがいつもより遅くなってきたな?やフルスロットルだとモゴつくな?と思ったらキャブレターの点検、カチカチ音がうるさくなってきたらタペットクリアランスの確認、排気音がうるさくなってきたら圧縮の確認をしましょう。くれぐれも、最初から樹脂カムが原因だと決めつけて修理を始めると、結果的に時間とお金を沢山使ってしまうので気を付けましょう。
トラブルと言うほどではないですが、エンジンの始動に数分単位で時間がかかるので、乗船のときにエンジンが始動せずに焦り、下船のときにあまりのクランキングの長さに周りのライダーからガン見される事態になってました。恥ずかしいので、北海道に行くようなビッグイベントの時は、車体のコンディションを万全にしてから臨みましょう。

追記
圧縮漏れだと思ったら、まさかの最初に予想した通りマフラーの取り付け不良でした!!日勝峠で確認した時には気が付かなかったんですが......

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